JPH10154037A - 電子機器の入力装置 - Google Patents

電子機器の入力装置

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JPH10154037A
JPH10154037A JP32771896A JP32771896A JPH10154037A JP H10154037 A JPH10154037 A JP H10154037A JP 32771896 A JP32771896 A JP 32771896A JP 32771896 A JP32771896 A JP 32771896A JP H10154037 A JPH10154037 A JP H10154037A
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和也 佐古
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隆一 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の運転中などに機器操作をする場合の
視線移動を最小限にし、安全性を確保することができる
電子機器の入力装置を提供すること。さらに、機器操作
において特定の場所に固定されたスイッチの操作を必要
とせず、特定の範囲内において手などを動かすことで操
作が行なわれ、スイッチの物理的な配置制約を排除し、
操作しやすい範囲内に仮想的なスイッチ機能を装備する
ことができる電子機器の入力装置を提供すること。 【解決手段】 n次元(nは1〜3の整数)に配置され
た一つ又は複数の発光源16a、…と、発光源16a、
…に対向するようにn次元に配置された一つ又は複数の
受光部15a、…を有する検出手段10を備え、発光源
15a、…と受光部16a、…とに囲まれた検出領域1
7内において、使用者の身体又は使用者の所持する物体
の位置、大きさ、移動方向、移動量、移動量変化率にお
ける全ての情報、あるいは一部の情報の検出を行ない、
その検出結果を電子機器12への入力情報として用いる
処理手段11を装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器の入力装置
に関し、より詳細には自動車などの車両に搭載され、運
転中の機器操作をする場合において、視線移動を最小限
にし、安全性を確保するための電子機器の入力装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の選択機能及び調整機能の操作
においては、通常、特定の場所に固定されたスイッチを
操作することが必要であり、特定の箇所に視線を移動さ
せなければならないものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子機器と
してのナビゲーションシステムなどを利用する場合に、
本来は走行中に操作した方が効果的なものも、安全性の
確保のために、走行中の操作ができないものにしなけれ
ばならないという課題があった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、自動車の運転中などに機器操作をする場合の視線
移動を最小限にし、安全性を確保することができる電子
機器の入力装置を提供することを目的としている。
【0005】さらに、機器操作において特定の場所に固
定されたスイッチの操作を必要とせず、特定の範囲内に
おいて手などを動かすことで操作が行なわれ、スイッチ
の物理的な配置制約を排除し、操作しやすい範囲内に仮
想的なスイッチ機能を装備することができる電子機器の
入力装置を提供することを目的としている。但し、用途
は車載用に限定されるものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る電子機器の入力装置(1)
は、n次元(nは1〜3の整数)に配置された一つ又は
複数の発光源と、該発光源に対向するようにn次元に配
置された一つ又は複数の受光部を有する検出手段を備
え、前記発光源と前記受光部とに囲まれた範囲内におい
て、使用者の身体又は使用者の所持する物体の位置、大
きさ、移動方向、移動量、移動量変化率における全ての
情報、あるいは一部の情報の検出を行ない、その検出結
果を任意の電子機器への入力情報として用いる処理手段
を備えていることを特徴としている。
【0007】上記した電子機器の入力装置(1)によれ
ば、前記発光源と前記受光部とに囲まれた範囲内に、例
えば使用者が手を入れて動かすことによって、使用者の
手の位置、大きさ、移動方向、移動量、及び/又は移動
量変化率情報が検出されるので、その検出結果を任意の
電子機器の入力情報として用いることができる。従っ
て、この機器操作は特定の箇所に固定されたスイッチを
操作することとは異なり、特定の範囲内で手などを動か
すことによって行なわれるので、視線移動を最小限に抑
えることができ、自動車の運転中などに操作した場合に
も安全性を確保することができる。
【0008】また本発明に係る電子機器の入力装置
(2)は、上記電子機器の入力装置(1)において、n
が3であることを特徴としている。
【0009】上記した電子機器の入力装置(2)によれ
ば、発光源と受光部とが3次元に配置されているので、
前記発光源と前記受光部とに囲まれた範囲内に、例えば
使用者が手を入れて動かすことによって、使用者の手の
位置、大きさ、移動方向、移動量、及び/又は移動量変
化率情報を3次元の情報として検出することができる。
【0010】また本発明に係る電子機器の入力装置
(3)は、上記電子機器の入力装置(1)において、n
が2であることを特徴としている。
【0011】上記した電子機器の入力装置(3)によれ
ば、発光源と受光部とが2次元に配置されているので、
前記発光源と前記受光部とに囲まれた範囲内に、例えば
使用者が手を入れて動かすことによって、使用者の手の
位置、大きさ、移動方向、移動量、及び/又は移動量変
化率情報を2次元の情報として検出することができる。
【0012】また本発明に係る電子機器の入力装置
(4)は、上記電子機器の入力装置(1)において、n
が1であることを特徴としている。
【0013】上記した電子機器の入力装置(4)によれ
ば、発光源と受光部とが1次元に配置されているので、
前記発光源と前記受光部とに囲まれた範囲内に、例えば
使用者が手を入れて動かすことによって、使用者の手の
位置、大きさ、移動方向、移動量、及び/又は移動量変
化率情報を1次元の情報として検出することができる。
【0014】また本発明に係る電子機器の入力装置
(5)は、上記電子機器の入力装置(3)又は(4)に
おいて、検出手段から得られたm次元(mは1又は2の
整数)の情報において、一つ又は複数のしきい値を用い
て擬似的にm+1次元の情報に変換し、変換した結果を
任意の電子機器の入力情報として用いる処理手段を備え
ていることを特徴としている。
【0015】上記した電子機器の入力装置(5)によれ
ば、一つ又は複数のしきい値を用いることにより、m次
元までの情報を擬似的にm+1次元の情報に変換し、変
換した結果を任意の電子機器の入力情報として用いるこ
とができる。従って、m次元に発光源と受光部とを配置
するだけで、m+1次元の情報を入力情報として用いる
ことができるので、発光源及び受光部の配置数を少なく
することができ、車内などの限られた空間内で配置制約
を受ける場合には一層効果的であり、なおかつコストも
削減することができる。
【0016】また本発明に係る電子機器の入力装置
(6)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(5)にお
いて、複数の発光源を特定の順序で点灯及び消灯制御
し、受光部に入力される光の有無及び前記発光源の点灯
消灯状態により、所定の範囲内において使用者の身体又
は使用者の所持する物体の位置、大きさ、移動方向、移
動量、移動量変化率における全ての情報、あるいは一部
の情報の検出を行なう検出手段を備えていることを特徴
としている。
【0017】上記した電子機器の入力装置(6)によれ
ば、複数の前記発光源を特定の順序で点灯及び消灯させ
ることにより、前記受光部に入力される光の有無及び前
記発光源の点灯消灯状態から、前記発光源と前記受光部
とに囲まれた範囲内に、例えば使用者が手を入れて動か
すことによって、使用者の手の位置、大きさ、移動方
向、移動量、及び/又は移動量変化率情報を検出するこ
とができるので、前記発光源から出力される光を一つの
受光部で入力できるように形成されていれば、少なくと
も一つの受光部を有するだけで上記構成が実現される。
従って、受光部の配置数を少なくすることができ、車内
などの限られた空間内で配置制約を受ける場合には一層
効果的であり、なおかつコストも削減することができ
る。
【0018】また本発明に係る電子機器の入力装置
(7)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(5)にお
いて、複数の受光部と、これら受光部よりも少ない数の
発光源とを有し、所定の範囲内において使用者の身体又
は使用者の保持する物体の位置、大きさ、移動方向、移
動量、移動量変化率における全ての情報、あるいは一部
の情報の検出を行なう検出手段を備えていることを特徴
としている。
【0019】上記した電子機器の入力装置(7)によれ
ば、複数の受光部を有しているので、少なくとも一つの
発光源を有するだけで、前記発光源と前記受光部とに囲
まれた範囲内に、例えば使用者が手を入れて動かすこと
によって、使用者の手の位置、大きさ、移動方向、移動
量、及び/又は移動量変化率情報を検出することができ
る。従って、発光源の配置数を少なくすることができ、
車内などの限られた空間内で配置制約を受ける場合には
一層効果的であり、なおかつコストも削減することがで
きる。
【0020】また本発明に係る電子機器の入力装置
(8)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(7)にお
いて、発光源として赤外発光素子を用い、受光部として
赤外受光素子を用いていることを特徴としている。
【0021】上記した電子機器の入力装置(8)によれ
ば、発光源として赤外発光素子を、受光部として赤外受
光素子を用い、赤外という目に見えない光にすることに
より、視界の煩わしさをなくすことができる。また、赤
外発光素子と赤外受光素子とを対として用いた場合に
は、検出領域を確実に設定することができる。
【0022】また本発明に係る電子機器の入力装置
(9)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(8)にお
いて、発光源及び受光部として測距センサを用いている
ことを特徴としている。
【0023】上記した電子機器の入力装置(9)によれ
ば、発光源と受光部の役割を果たす測距センサを用いる
ことにより、発光源と受光部とが対向するように配置さ
れている場合よりも、発光源及び受光部の配置数を少な
くすることができ、車内などの限られた空間内で配置制
約を受ける場合には一層効果的である。
【0024】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
0)は、上記電子機器の入力装置(9)において、検出
精度を高めるために、測距センサが検出領域に対向する
位置の端又は隅に配置されていることを特徴としてい
る。
【0025】上記した電子機器の入力装置(10)によ
れば、測距センサが検出領域に対向する位置の端又は隅
に配置されることにより、前記検出領域に侵入した物体
の位置を正確に検出することができ、検出精度を高める
ことができる。
【0026】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
1)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(10)にお
いて、車両に搭載される場合において、検出手段が有す
る複数の発光源及び受光部が車両の乗員検知センサと共
用されていることを特徴としている。
【0027】上記した電子機器の入力装置(11)によ
れば、乗員検知システムにおける乗員検知センサを、一
乗車ごとに乗員を検知するために利用し、そのあとは入
力装置における検出手段として利用することができる。
従って、乗員検知センサが装備されている場合、前記検
出手段としての発光源及び受光部の配置数を少なくする
ことができ、限られた狭い空間の車内には効果的であ
る。
【0028】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
2)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(11)にお
いて、検出された位置情報を、電子機器への座標入力情
報として用いる処理手段を備えていることを特徴として
いる。
【0029】上記した電子機器の入力装置(12)によ
れば、検出された位置情報を電子機器への座標入力情報
として用いることができる。
【0030】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
3)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(12)にお
いて、検出された移動方向情報を、画面スクロール、ポ
インタ移動、特定の表示内容の移動、又は特定機能の制
御、をさせる電子機器への入力情報として用いる処理手
段を備えていることを特徴としている。
【0031】上記した電子機器の入力装置(13)によ
れば、検出された移動方向情報を画面スクロール、ポイ
ンタ移動、特定の表示内容の移動、又は特定機能の制
御、をさせる入力情報とすることができる。
【0032】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
4)は、上記電子機器の入力装置(13)において、検
出された移動方向情報だけでなく、移動量情報をも、画
面スクロール、ポインタ移動、特定の表示内容の移動、
又は特定機能の制御、をさせる電子機器への入力情報と
して用いる処理手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0033】上記した電子機器の入力装置(14)によ
れば、検出された移動方向情報だけでなく、移動量情報
をも画面スクロール、ポインタ移動、特定の表示内容の
移動、又は特定機能の制御、をさせる入力情報とするこ
とができる。
【0034】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
5)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(14)にお
いて、検出された物体の大きさ情報を、機能実行の制御
又は機能の選択をさせる電子機器への入力情報として用
いる処理手段を備えていることを特徴としている。
【0035】上記した電子機器の入力装置(15)によ
れば、検出された物体の大きさ情報を機能実行の制御又
は機能の選択をさせる入力情報とすることができる。例
えば検出領域で使用者が手を開いた状態(ジャンケンで
使用するパーの状態)から閉じた状態(ジャンケンで使
用するグーの状態)にすることによって、機能の実行又
は機能の選択を行なうようにする。これにより、使用者
は特定の場所に固定したスイッチを操作しなくても、特
定の範囲内で手などの状態を変えることによって、機能
の実行又は機能を選択することができる。
【0036】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
6)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(15)にお
いて、検出された位置情報及び移動量情報を、電子機器
へのグラフィック情報として用いる処理手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0037】上記した電子機器の入力装置(16)によ
れば、検出された位置情報及び移動量情報を、電子機器
へのグラフィック情報として用いることができる。
【0038】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
7)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(16)にお
いて、検出された位置情報及び移動量情報からなるグラ
フィック情報と予め登録されているパターンとを照合
し、照合累積誤差が所定の範囲内であるパターンが登録
されている場合には、その対象となるパターンを電子機
器へのグラフィック情報として用いる処理手段を備えて
いることを特徴としている。
【0039】上記した電子機器の入力装置(17)によ
れば、検出された位置情報及び移動量情報からなるグラ
フィック情報と照合累積誤差が所定の範囲内であるパタ
ーンをグラフィック情報として電子機器へ入力すること
ができる。
【0040】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
8)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(17)にお
いて、検出手段において使用者の身体又は使用者の所持
する物体が検出された場合に、使用者に検出されたこと
を知らせるために、音声及び/又は表示による告知を行
なう告知手段を備えていることを特徴としている。
【0041】上記した電子機器の入力装置(18)によ
れば、使用者の身体又は使用者の所持する物体が検出さ
れたことを、音声又は表示によって告知することによ
り、使用者に検出されたことを知らせることができる。
【0042】また本発明に係る電子機器の入力装置(1
9)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(18)にお
いて、電子機器の機能選択表示をその機能に対応したシ
ンボルとしてグラフィック表示し、さらに複数の機能選
択表示を仮想同一平面上に配置し、検出された情報に基
づいて前記仮想同一平面上の一部分をディスプレイに表
示する処理手段を備えていることを特徴としている。
【0043】上記した電子機器の入力装置(19)によ
れば、グラフィック表示された複数の機能選択表示が仮
想同一平面上に配置されているので、検出された情報に
基づいて、前記仮想同一平面を動かすことにより、その
一部分をディスプレイに表示することができる。従っ
て、特に自動車などの限られた空間内に搭載する場合に
おいて一層効果的である。
【0044】また本発明に係る電子機器の入力装置(2
0)は、上記電子機器の入力装置(19)において、仮
想同一平面上に配置されている機能選択表示が任意のカ
テゴリ別に分類され、仮想同一平面上に配置されててい
ることを特徴としている。
【0045】上記した電子機器の入力装置(20)によ
れば、機能選択表示が任意のカテゴリ別に分類され、仮
想同一平面上に配置されているので、ディスプレイに使
用者の所望の機能選択を表示するように、仮想同一平面
を移動させることが容易となる。
【0046】また本発明に係る電子機器の入力装置(2
1)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(20)にお
いて、電子機器の状態に応じて、使用者からの入力の可
否を判断して制御する可否制御手段を備えていることを
特徴としている。
【0047】上記した電子機器の入力装置(21)によ
れば、前記可否制御手段が電子機器の状態に応じて、使
用者からの入力の可否を判断制御するので、例えば車載
用電子機器の場合、走行中に入力可能状態になっている
と安全性が確保されないこともあるので、自動的に入力
不能状態にすることができる。
【0048】また本発明に係る電子機器の入力装置(2
2)は、上記電子機器の入力装置(1)〜(21)にお
いて、使用者からの入力の可否判断制御を使用者所望の
設定にするための可否制御設定手段を備えていることを
特徴としている。
【0049】上記した電子機器の入力装置(22)によ
れば、前記可否制御設定手段を備えているので、使用者
からの入力の可否判断制御を、使用者所望の設定にする
ことができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子機器の入
力装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0052】図1は実施の形態(1)に係る電子機器の
入力装置の要部を概略的に示したブロック図である。図
中10は検出手段を示している。処理手段11の一方の
出力側は検出手段10に形成されている出力回路13の
入力側に接続され、検出手段10に形成されている入力
回路14の出力側は処理手段11の入力側に接続されて
いる。出力回路13の出力側は複数の発光源15a、…
に接続され、複数の受光部16a、…は入力回路14の
入力側に接続されている。処理手段11の他方の出力側
は機器12の入力側に接続されている。また、発光源1
5a、…と受光部16a、…とで囲まれた斜線部は検出
領域17を示している。
【0053】発光源15a、…から発せられた光は、各
発光源15a、…に対向する位置に配置されているそれ
ぞれの受光部16a、…によって受光されるように形成
されている。また、発光源15a、…から発せられた光
が、受光部16a、…に受光されると入力回路14内の
フラグが1となるように入力回路14は構成されている
(もちろん、0となるように構成することも可能であ
る)。これにより、検出領域17に物体が侵入し、発光
源15a、…から発せられた光を遮断すれば、その発光
源15a、…に対応する入力回路14内のフラグが0と
なる。
【0054】図2(a)〜(c)は実施の形態(1)に
おける電子機器の入力装置の検出領域17に光を遮断す
る物体が侵入していない場合(a)と、物体18が侵入
している場合(b)、(c)とを示した概略図である。
図2(b)に示された物体18は受光部16b、16c
にて受光される光を遮断し、図2(c)に示された物体
18は受光部16c、16dにて受光される光を遮断し
ている。
【0055】表1は、図2(a)〜(c)で示された状
態における入力回路14内のフラグの値を示している。
【0056】
【表1】
【0057】図3(a)は入力回路14内のフラグを所
定時間毎に検出することにより得たデータである。図3
(b)には、そのデータより検出できる一部の情報が示
されている。物体の位置Pは、0であるフラグに対応す
る発光源15a、…と受光部16a、…とを結ぶ線上で
ある。各受光部16、a…間の距離をLとすると、物体
の大きさQ1 は図3(b)にも示してあるように受光部
16a、bを2か所分遮断する大きさであり、2L(1
次元なので長さを大きさとしている)となる。移動量S
も図3(b)に示してあるようにフラグの値の変化から
検出でき、移動量S2 はL、移動量S3 は2Lとなる。
移動量変化率Tは、移動量Sを時間tで微分した値であ
り、例えば移動量変化率T3 は移動量S3 を時間tで微
分した値となる。また、移動方向においては、物体の位
置Pより決定される。
【0058】上記の如く構成された実施の形態(1)に
おける電子機器の入力装置の処理手段11の動作を図4
に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0059】まずステップ1において、タイマtを0と
し、次にステップ2に移り、タイマtが所定時間t’に
達しているか否かを判断する。達していれば、ステップ
3に移り、達していなければ、ステップ2に戻る。これ
は、所定時間t’に一回、検出手段10からフラグの値
を取り込むようにするためである。
【0060】ステップ3では、上記したように検出手段
10からフラグの値を取り込み、次にステップ4におい
て、得られたデータから、位置P、大きさQ、移動量
S、移動量変化率Tを算出し、ステップ5に移る。
【0061】ステップ5では、算出された位置P、大き
さQ、移動量S、移動量変化率Tから必要な情報を機器
12に出力し、機器12を制御する。
【0062】本発明の実施の形態(1)に係る電子機器
の入力装置によれば、発光源15a、…と受光部16
a、…とに囲まれた検出領域17内に、例えば使用者が
手を入れて動かすことによって、使用者の手の位置、大
きさ、移動方向、移動量、及び/又は移動量変化率情報
が検出されるので、その検出結果を機器12の入力情報
として用いることができる。従って、この機器操作は特
定の箇所に固定されたスイッチを操作することとは異な
り、特定の範囲内で手などを動かすことによって行なわ
れるので、視線移動を最小限に抑えることができ、自動
車の運転中などに操作しても安全性を確保することがで
きる。
【0063】ここでは、発光源15a、…及び受光部1
6a、…の配置が1次元の場合だけを示したが、2次元
又は3次元に配置することによって、物体の位置、大き
さ、移動方向、移動量、及び/又は移動量変化率情報を
2次元又は3次元の情報として検出することもできる。
図5(a)は発光源20a、受光部20bが2次元に配
置された検出手段20の要部を概略的に示した斜視図で
あり、図5(b)は発光源20a、21a、及び受光部
20b、21bが3次元に配置された検出手段21の要
部を概略的に示した斜視図である。
【0064】図6は実施の形態(2)に係る電子機器の
入力装置の要部を概略的に示したブロック図である。図
中22は検出手段を示している。処理手段27の一方の
出力側は検出手段22に形成されている出力回路23の
入力側に接続され、検出手段22に形成されている入力
回路24の出力側は処理手段27の入力側に接続されて
いる。出力回路23の出力側は複数の発光源25に接続
され、複数の受光部26は入力回路24の入力側に接続
されている。処理手段27の他方の出力側は機器12の
入力側に接続されている。また図中28は、使用者の手
などの物体を示している。
【0065】次に、処理手段27における動作の説明を
する。発光源25及び受光部26の配置状態から、方
向への物体28の移動は確実に検出することができ、
方向に物体28が移動した場合においては、通常の方
向にも物体28がわずかながら動くことを利用し、しき
い値を設けることによって移動量Sが数1式を満たす場
合は方向、数2式を満たす場合は方向に移動があっ
たとする。また数3式を満たす場合は静止しているとす
る。但し、しきい値α1 <しきい値α2 とする。
【0066】
【数1】しきい値α2 ≦移動量S
【0067】
【数2】しきい値α1 ≦移動量S<しきい値α2
【0068】
【数3】移動量S<しきい値α1 本発明の実施の形態(2)に係る電子機器の入力装置に
よれば、検出手段22から得られた1次元の情報を、し
きい値を用いることにより、擬似的に2次元の情報に変
換し、変換した結果を機器12の入力情報として用いる
ことができる。ここでは、1次元の配置で2次元の擬似
的情報を得る場合を示したが、同様に2次元の配置で3
次元の擬似的情報を得ることも可能である。従って、m
次元(mは1又は2の整数)に発光源と受光部とを配置
するだけで、m+1次元の情報を入力情報として用いる
ことができるので、発光源及び受光部の配置数及び配置
範囲を抑えることができ、車内などの限られた空間内で
配置制約を受ける場合には一層効果的であり、なおかつ
コストも削減することができる。
【0069】図7(a)は実施の形態(3)に係る電子
機器の入力装置が有する検出手段の要部を概略的に示し
たブロック図である。図中30は検出手段を示してい
る。出力回路31の出力側は複数の発光源33a、…に
接続され、受光部34は入力回路32の入力側に接続さ
れている。また図中35は、使用者の手などの物体を示
している。図7(b)は横軸を時間とし、各発光源33
a、…の点灯及び消灯されている状態と、受光部34が
受光している状態を示した図である。凸部になっている
ところは、発光源33a、…ならば点灯していることを
示し、受光部34ならば光を入力していることを示して
いる。
【0070】出力回路31は、各発光源33a、…を特
定の順序で点灯及び消灯制御するようになっている。ま
た図7(b)に示した時間t2 、t3 、t7 、t8 、t
12、t13において、受光部34には光が入力されておら
ず、発光源33b、33cから発せられた光が遮断され
ていることを示している。
【0071】本発明の実施の形態(3)に係る電子機器
の入力装置によれば、各発光源33a、…を特定の順序
で点灯及び消灯制御し、所定時間毎に受光部34に入力
される光の有無を検出することによって、発光源33
a、…と受光部34とに囲まれた範囲内に侵入した、例
えば使用者の手の位置、大きさ、移動方向、移動量、及
び/又は移動量変化率情報を検出することができる。従
って、少なくとも一つの受光部34を有するだけで上記
構成が実現されるので、受光部の配置数を極めて少なく
することができ、車内などの限られた空間内で配置制約
を受ける場合には一層効果的であり、なおかつコストも
削減することができる。
【0072】図8は実施の形態(4)に係る電子機器の
入力装置が有する検出手段の要部を概略的に示したブロ
ック図である。図中36は検出手段を示している。出力
回路37の出力側は発光源39に接続され、複数の受光
部40a、…は入力回路38の入力側に接続されてい
る。また図中41は、使用者の手などの物体を示してい
る。
【0073】発光源39から発せられた光は、受光部4
0a、40b、40eには入力されているが、受光部4
0c、40dには入力されておらず、発光源39、受光
部40c、40dとに囲まれた範囲に物体41が侵入し
ていることが判明する。
【0074】本発明の実施の形態(4)に係る電子機器
の入力装置によれば、複数の受光部40a、…を有して
いるので、少なくとも一つの発光源39を有するだけ
で、発光源39と受光部40a、…とに囲まれた範囲内
に侵入した、例えば使用者の手の位置、大きさ、移動方
向、移動量、及び/又は移動量変化率情報を検出するこ
とができる。従って、発光源の配置数を極めて少なくす
ることができ、車内などの限られた空間内で配置制約を
受ける場合には一層効果的であり、なおかつコストも削
減することができる。
【0075】実施の形態(5)に係る電子機器の入力装
置は、赤外発光素子を用いた発光源、及び赤外受光素子
を用いた受光部を備えている。
【0076】本発明の実施の形態(5)に係る電子機器
の入力装置によれば、発光源として赤外発光素子を、受
光部として赤外受光素子を用い、赤外という目に見えな
い光にすることにより、視界の煩わしさをなくすことが
できる。また、赤外発光素子と赤外受光素子とを対とし
て用いた場合には、検出領域を確実に設定することがで
きる。
【0077】実施の形態(6)に係る電子機器の入力装
置は、発光源及び受光部として測距センサを用いてい
る。
【0078】本発明の実施の形態(6)に係る電子機器
の入力装置によれば、発光源と受光部の役割を果たす測
距センサを用いることにより、発光源と受光部とが対向
するように配置されている場合よりも、発光源及び受光
部の配置数を少なくすることができ、車内などの限られ
た空間内で配置制約を受ける場合には一層効果的であ
る。
【0079】図9(a)は実施の形態(7)に係る電子
機器の入力装置が有する検出手段と該検出手段の検出領
域との関係を示した概略図であり、図9(b)は実施の
形態(7)との比較例である。
【0080】図中42a、42bは検出手段が有する測
距センサを示している。測距センサ42a、42bの検
出領域は線分43a、43bである。検出領域43a、
43bには、物体44a、44b、44c、44dが侵
入していることを示し、測距センサ42aと物体44
a、44bとの距離はそれぞれl1 、l2 であり、測距
センサ42bと物体44c、44dとの距離はそれぞれ
3 、l4 である。比較例では、l3 とl4 の距離が等
しい場合があり、検出領域43bに侵入した物体44
c、44dの正確な位置を検出することが困難である。
【0081】本発明の実施の形態(7)に係る電子機器
の入力装置によれば、l1 とl2 が等しくなることはな
く、検出領域43aに侵入した物体44a、44bの位
置を正確に検出することができる。従って、測距センサ
42aが検出領域43aに対向する位置の端又は隅に配
置されることにより、検出精度を高めることができる。
【0082】図10は実施の形態(8)に係る電子機器
の入力装置が有する検出手段の要部と該検出手段から検
出される範囲とを示した概略図である。
【0083】図中45は乗員検知センサを示し、ステア
リングコラム付近に装備されている。乗員検知センサ4
5は、助手席47の乗員検知を行ない、乗員検知エリア
49の物体存否により検出する。図中48は、シフトレ
バーの位置を示し、その前付近が検出領域46となって
いる。
【0084】本発明の実施の形態(8)に係る電子機器
の入力装置によれば、乗員検知センサ45を一乗車毎に
乗員を検知するために利用し、そのあとは入力装置にお
ける検出手段として利用することができ、検出領域46
内の使用者の手などの動きを検出することができる。従
って、乗員検知センサ45が装備されている場合、前記
検出手段としての発光源及び受光部の配置数を少なくす
ることができ、限られた狭い空間の車内には効果的であ
る。
【0085】図11は実施の形態(9)に係る電子機器
の入力装置における処理手段11の動作を示したフロー
チャートである。
【0086】まずステップ6において、検出手段10か
らデータを取り込んで、次にステップ7において、検出
領域17内に侵入した物体があるか否かを判断し、侵入
があればステップ8に移り、一方、侵入がなければ前記
動作を終了する。
【0087】ステップ8では、取り込んだデータから位
置Pを算出し、次にステップ9において、位置Pに基づ
いて、機器12への座標入力情報として用いカーソルを
移動させる。
【0088】本発明の実施の形態(9)に係る電子機器
の入力装置によれば、検出された位置情報を電子機器へ
の座標入力情報として用いることができるので、ディス
プレイ上のカーソルなどを移動させることができる。
【0089】図12は実施の形態(10)に係る電子機
器の入力装置における処理手段11の動作を示したフロ
ーチャートである。
【0090】まずステップ11において、検出手段10
からデータを取り込んで、次にステップ12において、
検出領域17内に侵入した物体があるか否かを判断し、
侵入があればステップ13に移り、一方、侵入がなけれ
ば前記動作を終了する。
【0091】ステップ13では、取り込んだデータから
位置Pを算出し、次にステップ14において、位置Pの
変化から移動方向を算出し、次にステップ15におい
て、算出された移動方向に基づいて、機器12への移動
方向情報として用い、機器12に備えられた画面のスク
ロールを制御する。
【0092】本発明の実施の形態(10)に係る電子機
器の入力装置によれば、移動方向情報に基づいて、画面
スクロールの制御をすることができる。上記したのは、
画面スクロールの制御だけであるが、同様にポインタ移
動、特定の表示内容の移動、又は特定機能の制御などを
することができる。
【0093】図13は実施の形態(11)に係る電子機
器の入力装置におけるの処理手段11の動作を示したフ
ローチャートである。
【0094】まずステップ17において、検出手段10
からデータを取り込んで、次にステップ18において、
検出領域17内に侵入した物体があるか否かを判断し、
侵入があればステップ19に移り、一方、侵入がなけれ
ば前記動作を終了する。
【0095】ステップ19では、取り込んだデータから
位置P及び移動量Sを算出し、次にステップ20におい
て、位置Pの変化から移動方向を算出する。
【0096】次にステップ21において、移動量Sが所
定値S’以上かどうかを判断する。所定値S’以上であ
れば、ステップ22に移り、移動量Sの大きさに応じ
て、機器12に備えられた画面を算出された移動方向に
スクロールさせる。一方、所定値S’以上でなければ、
ステップ23に移り、前記画面を算出された方向に所定
の大きさ分をスクロールさせる。
【0097】本発明の実施の形態(11)に係る電子機
器の入力装置によれば、移動方向情報及び移動量情報に
基づいて、画面スクロールの制御をすることができる。
上記したのは、画面スクロールの制御だけであるが、同
様にポインタ移動、特定の表示内容の移動、又は特定機
能の制御などをすることができる。
【0098】例えば、特定機能の制御として、ラジオ音
量機能の制御の場合、検出領域17内で、音量アップの
方向に使用者が手などを大きく動かせば、大幅に音量を
アップし、小さければ所定の大きさ分の音量をアップす
ることができる。
【0099】図14は実施の形態(12)に係る電子機
器の入力装置における処理手段11の動作を示したフロ
ーチャートである。
【0100】まずステップ25において、検出手段10
からデータを取り込んで、次にステップ26において、
検出領域17内に侵入した物体があるか否かを判断し、
侵入があればステップ27に移り、一方、侵入がなけれ
ば前記動作を終了する。
【0101】ステップ27では、取り込んだデータから
大きさQを算出し、次にステップ28において、大きさ
Qに所定値以上の変化があるか否かを判断する。所定値
以上の変化があれば(例えば、検出領域17内に侵入し
た使用者の手が開いた状態から閉じた状態に変われば)
ステップ29に移り、一方、所定値以上の変化がなけれ
ば前記動作を終了する。
【0102】ステップ29では、ポインタのある位置の
機能を実行させる。例えば、テープの再生ボタン上にポ
インタがあれば、テープの再生が実行される。
【0103】本発明の実施の形態(12)に係る電子機
器の入力装置によれば、検出された物体の大きさ情報を
用いて、機能実行、又は機能選択をさせることができ
る。
【0104】図15(a)は実施の形態(13)に係る
電子機器の入力装置の要部を概略的に示したブロック図
である。
【0105】検出手段10の出力側は、処理手段11の
一方の入力側に接続され、グラフィックメモリ50の一
方の出力側は、処理手段11の他方の入力側に接続され
ている。グラフィックメモリ50の他方の出力側は、機
器12の一方の入力側に接続されている。処理手段11
の出力側は検出手段10、機器12、及びグラフィック
メモリ50のそれぞれの入力側に接続されている。
【0106】上記の如く構成された実施の形態(13)
における電子機器の入力装置の処理手段11の動作を図
15(b)に示したフローチャートに基づいて説明す
る。
【0107】まずステップ30において、グラフィック
メモリ50をクリアし、カウンタkを0とし、次にステ
ップ31において、検出手段10からデータを取り込ん
で、次にステップ32において、検出領域17内に侵入
した物体があるか否かを判断し、侵入があればステップ
33に移り、一方、侵入がなければステップ37に移
る。
【0108】ステップ33では、カウンタkに1を加
え、次にステップ34に移り、取り込んだデータから位
置Pk 及び移動量Sk を算出し、次にステップ35にお
いて、移動量Sk が所定値S’以上であるか否かを判断
する。所定値S’以上であればステップ36に移り、所
定値S’以上でなければ、前記物体が静止したとし、ス
テップ37に移る。
【0109】ステップ36では、位置Pk-1 と移動量S
k より得る線分をグラフィックメモリ47にメモリす
る。これによって、使用者が描いたグラフィックをメモ
リする。そしてステップ31に戻る。
【0110】ステップ37では、グラフィックメモリ5
0にメモリされている図形があるか否かを判断する。メ
モリされている図形があれば、ステップ38に移り、メ
モリされている図形がなければ、前記動作を終了する。
【0111】ステップ38では、グラフィックメモリ5
0よりメモリされている図形情報を読み出して、機器1
2へ図形情報として出力する。
【0112】本発明の実施の形態(13)に係る電子機
器の入力装置によれば、検出された位置情報、移動量情
報を、電子機器へのグラフィック情報として用いること
ができる。
【0113】図16(a)は実施の形態(14)に係る
電子機器の入力装置の要部を概略的に示したブロック図
である。
【0114】検出手段10、グラフィックメモリ50の
それぞれの出力側は、処理手段11の入力側に接続さ
れ、マッチングメモリ51の一方の出力側は、処理手段
11の入力側に接続され、マッチングメモリ51の他方
の出力側は、機器12の入力側に接続されている。処理
手段11の出力側は、検出手段10、機器12、グラフ
ィックメモリ50、マッチングメモリ51のそれぞれの
入力側に接続されている。
【0115】上記の如く構成された実施の形態(14)
における電子機器の入力装置の処理手段11の動作を図
16(b)に示したフローチャートに基づいて説明す
る。
【0116】まずステップ40において、グラフィック
メモリ50をクリアし、カウンタkを0とし、次にステ
ップ41において、検出手段10からデータを取り込ん
で、次にステップ42において、検出領域17内に侵入
した物体があるか否かを判断し、侵入があればステップ
43に移り、一方、侵入がなければステップ47に移
る。
【0117】ステップ43では、カウンタkに1を加
え、次にステップ44に移り、取り込んだデータから位
置Pk 及び移動量Sk を算出し、次にステップ45にお
いて、移動量Sk が所定値S’以上であるか否かを判断
する。所定値S’以上であればステップ46に移り、所
定値S’以上でなければ、前記物体が静止したとし、ス
テップ47に移る。
【0118】ステップ46では、位置Pk-1 と移動量S
k より得る線分をグラフィックメモリ50にメモリす
る。これによって、使用者が描いたグラフィックをメモ
リする。そしてステップ41に戻る。
【0119】ステップ47では、グラフィックメモリ5
0にメモリされている図形があるか否かを判断する。メ
モリされている図形があれば、ステップ48に移り、メ
モリされている図形がなければ、前記動作を終了する。
【0120】ステップ48では、グラフィックメモリ5
0にメモリされている図形とマッチングメモリ51に登
録されている図形とを照合し、次にステップ49におい
て、照合累積誤差が所定の範囲内の図形が登録されてい
るか否かを判断する。所定の範囲内の図形があれば、ス
テップ50に移り、所定の範囲内の図形がなければ、前
記動作を終了する。
【0121】ステップ50では、所定の範囲内の図形情
報をマッチングメモリ51から機器12へ出力させる。
【0122】本発明の実施の形態(14)に係る電子機
器の入力装置によれば、検出された位置情報、移動量情
報からなるグラフィック情報と照合累積誤差が所定の範
囲内であるパターンをグラフィック情報として電子機器
へ出力することができる。
【0123】図17(a)は実施の形態(15)に係る
電子機器の入力装置の要部を概略的に示したブロック図
である。
【0124】検出手段10の出力側は、処理手段11の
入力側に接続され、処理手段11の出力側は、検出手段
10、機器12、告知手段52のそれぞれの入力側に接
続されている。
【0125】上記の如く構成された実施の形態(15)
における電子機器の入力装置の処理手段11の動作を図
17(b)に示したフローチャートに基づいて説明す
る。
【0126】まずステップ51において、タイマtを0
とし、次にステップ52に移り、タイマtが所定時間
t’に達しているか否かを判断する。達していれば、ス
テップ53に移り、達していなければ、ステップ52に
戻る。これは、所定時間t’に一回、検出手段10から
フラグの値を取り込むようにするためである。
【0127】ステップ53では、上記したように検出手
段10からフラグの値を取り込み、次にステップ54に
おいて、得られたデータから、検出領域17内に侵入し
た物体があるか否かを判断する。侵入があれば、ステッ
プ55に移り、侵入がなければ、前記動作を終了する。
【0128】ステップ55では、検出領域17内に使用
者の手などが侵入したとし、使用者に検知されたことを
知らせるために、告知手段52から告知するように制御
する。
【0129】本発明の実施の形態(15)に係る電子機
器の入力装置によれば、使用者の身体又は使用者の所持
する物体が検出されたことを、音声又は表示によって告
知することにより、使用者に検出されたことを知らせる
ことができる。
【0130】図18は実施の形態(16)に係る電子機
器の入力装置に備えられたディスプレイの表示状態を示
した概略図である。
【0131】図53は仮想同一平面を示している。仮想
同一平面53は、物理的な平面板が存在するのではな
く、例えばマイコンのメモリ領域に記憶され、前記メモ
リ領域から取り出し、ディスプレイなどに表示すること
により表れる仮想平面である。また、仮想同一平面53
には、電子機器の機能選択表示(a1 〜a31)54がグ
ラフィック表示されている。
【0132】ディスプレイ55には、表示板56が備え
られている。表示板56の表示領域が仮想同一平面53
と同等以上あれば、仮想同一平面53を全て表示するこ
とができるが、表示板56には同等以上ないので、仮想
同一平面53上の一部分をディスプレイ55に表示でき
るようになっている。
【0133】表示板56aには機能選択表示54のa
1 、a2 、a6 、a7 、a10、a11が表示されている。
この後、移動方向情報が検出され、例えば検出された移
動方向が左上を指していれば、仮想同一平面53が左上
に動くように前記メモリ領域よりデータが取り出され、
ディスプレイ55の表示は56bのにようになる。
【0134】本発明の実施の形態(16)に係る電子機
器の入力装置によれば、グラフィック表示された複数の
機能選択表示54が仮想同一平面53上に配置されてい
るので検出された移動方向情報に基づいて、仮想同一平
面53を動かすことにより、その一部分をディスプレイ
55に表示することができる。従って、特に自動車など
の限られた空間内に搭載する場合には一層効果的であ
る。また、図19に示したように機能選択表示59をカ
テゴリ別に分類することにより、ディスプレイ55に使
用者の所望する機能選択を表示するように、仮想同一平
面58を移動させることが容易となる。
【0135】また、機器の機能選択におけるグラフィッ
ク表示をその機能に対応したシンボルとすることによ
り、すなわちアイコン化することにより小さなディスプ
レイであったとしても、容易に所望の機能選択表示を発
見することができるようになる。
【0136】図20は実施の形態(17)に係る電子機
器の入力装置の要部を概略的に示したブロック図であ
る。
【0137】検出手段10の出力側は、処理手段11の
一方の入力側に接続され、処理手段11の出力側は、検
出手段10、機器12のそれぞれの入力側に接続されて
いる。機器12の出力側は、可否制御手段60の入力側
に接続され、可否制御手段60の出力側は処理手段11
の他方の入力側に接続されている。
【0138】本発明の実施の形態(17)に係る電子機
器の入力装置によれば、機器12の状態を示す信号が可
否制御手段60に入力されることにより、機器12の状
態に応じて、使用者からの入力を可否制御できる。
【0139】図21は実施の形態(18)に係る電子機
器の入力装置の要部を概略的に示したブロック図であ
る。
【0140】検出手段10の出力側は、処理手段11の
一方の入力側に接続され、処理手段11の出力側は、検
出手段10、機器12のそれぞれの入力側に接続されて
いる。図中61は可否制御設定手段を示し、可否制御設
定手段61の出力側は処理手段11の他方の入力側に接
続されている。
【0141】本発明の実施の形態(18)に係る電子機
器の入力装置によれば、使用者からの入力の可否判断制
御を使用者が設定するための可否制御設定手段61を備
えているので、使用者所望の設定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る電子機器の入
力装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)における電子機器の入力装置
の検出領域に光を遮断する物体が侵入していない場合
(a)と、物体が侵入している場合(b、c)とを示し
た概略図である。
【図3】(a)は実施の形態(1)における電子機器の
入力装置の入力回路内のフラグを所定時間毎に検出する
ことにより得たデータである。(b)には、そのデータ
より検出できる一部の情報が示されている。
【図4】実施の形態(1)における電子機器の入力装置
の処理手段の動作を示したフローチャートである。
【図5】(a)は実施の形態(1)における電子機器の
入力装置の発光源及び受光部が2次元に配置された検出
手段の要部を概略的に示した斜視図であり、(b)は発
光源及び受光部が3次元に配置された検出手段の要部を
概略的に示した斜視図である。
【図6】実施の形態(2)に係る電子機器の入力装置の
要部を概略的に示したブロック図である。
【図7】(a)は実施の形態(3)に係る電子機器の入
力装置が有する検出手段の要部を概略的に示したブロッ
ク図である。(b)は横軸を時間とし、各発光源から点
灯及び消灯されている状態と、受光部が受光している状
態を示した図である。
【図8】実施の形態(4)に係る電子機器の入力装置が
有する検出手段の要部を概略的に示したブロック図であ
る。
【図9】(a)は実施の形態(7)に係る電子機器の入
力装置が有する検出手段と該検出手段の検出領域との関
係を示した概略図であり、(b)は実施の形態(7)と
の比較例である。
【図10】実施の形態(8)に係る電子機器の入力装置
が有する検出手段の要部と該検出手段から検出される範
囲とを示した概略図である。
【図11】実施の形態(9)に係る電子機器の入力装置
における処理手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図12】実施の形態(10)に係る電子機器の入力装
置における処理手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図13】実施の形態(11)に係る電子機器の入力装
置における処理手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図14】実施の形態(12)に係る電子機器の入力装
置における処理手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図15】(a)は実施の形態(13)に係る電子機器
の入力装置の要部を概略的に示したブロック図である。
(b)は実施の形態(13)における電子機器の入力装
置が有する処理手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図16】(a)は実施の形態(14)に係る電子機器
の入力装置の要部を概略的に示したブロック図である。
(b)は実施の形態(14)における電子機器の入力装
置が有する処理手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図17】(a)は実施の形態(15)に係る電子機器
の入力装置の要部を概略的に示したブロック図である。
(b)は実施の形態(15)における電子機器の入力装
置が有する処理手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図18】実施の形態(16)に係る電子機器の入力装
置に備えられたディスプレイの表示状態を示した概略図
である。
【図19】実施の形態(16)に係る電子機器の入力装
置の仮想同一平面を示した概略図である。
【図20】実施の形態(17)に係る電子機器の入力装
置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図21】実施の形態(18)に係る電子機器の入力装
置の要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
17、、43a、43b、46 検出領域 18、28、35、41、44a〜44d 物体 47 助手席 48 シフトレバー位置 49 乗員検知エリア 54、59 機能選択表示

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n次元(nは1〜3の整数)に配置され
    た一つ又は複数の発光源と、該発光源に対向するように
    n次元に配置された一つ又は複数の受光部を有する検出
    手段を備え、前記発光源と前記受光部とに囲まれた範囲
    内において、使用者の身体又は使用者の所持する物体の
    位置、大きさ、移動方向、移動量、移動量変化率におけ
    る全ての情報、あるいは一部の情報の検出を行ない、そ
    の検出結果を任意の電子機器への入力情報として用いる
    処理手段を備えていることを特徴とする電子機器の入力
    装置。
  2. 【請求項2】 nが3であることを特徴とする請求項1
    記載の電子機器の入力装置。
  3. 【請求項3】 nが2であることを特徴とする請求項1
    記載の電子機器の入力装置。
  4. 【請求項4】 nが1であることを特徴とする請求項1
    記載の電子機器の入力装置。
  5. 【請求項5】 検出手段から得られたm次元(mは1又
    は2の整数)の情報において、一つ又は複数のしきい値
    を用いて擬似的にm+1次元の情報に変換し、変換した
    結果を任意の電子機器の入力情報として用いる処理手段
    を備えていることを特徴とする請求項3又は請求項4記
    載の電子機器の入力装置。
  6. 【請求項6】 複数の発光源を特定の順序で点灯及び消
    灯制御し、受光部に入力される光の有無及び前記発光源
    の点灯消灯状態により、所定の範囲内において使用者の
    身体又は使用者の所持する物体の位置、大きさ、移動方
    向、移動量、移動量変化率における全ての情報、あるい
    は一部の情報の検出を行なう検出手段を備えていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の電子
    機器の入力装置。
  7. 【請求項7】 複数の受光部と、これら受光部よりも少
    ない数の発光源とを有し、所定の範囲内において使用者
    の身体又は使用者の保持する物体の位置、大きさ、移動
    方向、移動量、移動量変化率における全ての情報、ある
    いは一部の情報の検出を行なう検出手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の電
    子機器の入力装置。
  8. 【請求項8】 発光源として赤外発光素子を用い、受光
    部として赤外受光素子を用いていることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかの項に記載の電子機器の入力装
    置。
  9. 【請求項9】 発光源及び受光部として測距センサを用
    いていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項
    に記載の電子機器の入力装置。
  10. 【請求項10】 検出精度を高めるために、測距センサ
    が検出領域に対向する位置の端又は隅に配置されている
    ことを特徴とする請求項9記載の電子機器の入力装置。
  11. 【請求項11】 車両に搭載される場合において、検出
    手段が有する複数の発光源及び受光部が車両の乗員検知
    センサと共用されていることを特徴とする請求項1〜1
    0のいずれかの項に記載の電子機器の入力装置。
  12. 【請求項12】 検出された位置情報を、電子機器への
    座標入力情報として用いる処理手段を備えていることを
    特徴とする請求項1〜11のいずれかの項に記載の電子
    機器の入力装置。
  13. 【請求項13】 検出された移動方向情報を、画面スク
    ロール、ポインタ移動、特定の表示内容の移動、又は特
    定機能の制御、をさせる電子機器への入力情報として用
    いる処理手段を備えていることを特徴とする請求項1〜
    12のいずれかの項に記載の電子機器の入力装置。
  14. 【請求項14】 検出された移動方向情報だけでなく、
    移動量情報をも、画面スクロール、ポインタ移動、特定
    の表示内容の移動、又は特定機能の制御、をさせる電子
    機器への入力情報として用いる処理手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項13記載の電子機器の入力装置。
  15. 【請求項15】 検出された物体の大きさ情報を、機能
    実行の制御又は機能の選択をさせる電子機器への入力情
    報として用いる処理手段を備えていることを特徴とする
    請求項1〜14のいずれかの項に記載の電子機器の入力
    装置。
  16. 【請求項16】 検出された位置情報及び移動量情報
    を、電子機器へのグラフィック情報として用いる処理手
    段を備えていることを特徴とする請求項1〜15のいず
    れかの項に記載の電子機器の入力装置。
  17. 【請求項17】 検出された位置情報及び移動量情報か
    らなるグラフィック情報と予め登録されているパターン
    とを照合し、照合累積誤差が所定の範囲内であるパター
    ンが登録されている場合には、その対象となるパターン
    を電子機器へのグラフィック情報として用いる処理手段
    を備えていることを特徴とする請求項1〜16のいずれ
    かの項に記載の電子機器の入力装置。
  18. 【請求項18】 検出手段において使用者の身体又は使
    用者の所持する物体が検出された場合に、使用者に検出
    されたことを知らせるために、音声及び/又は表示によ
    る告知を行なう告知手段を備えていることを特徴とする
    請求項1〜17のいずれかの項に記載の電子機器の入力
    装置。
  19. 【請求項19】 電子機器の機能選択表示をその機能に
    対応したシンボルとしてグラフィック表示し、さらに複
    数の機能選択表示を仮想同一平面上に配置し、検出され
    た移動量情報に基づいて前記仮想同一平面上の一部分を
    ディスプレイに表示する処理手段を備えていることを特
    徴とする請求項1〜18のいずれかの項に記載の電子機
    器の入力装置。
  20. 【請求項20】 機能選択表示が任意のカテゴリ別に分
    類され、仮想同一平面上に配置されていることを特徴と
    する請求項19記載の電子機器の入力装置。
  21. 【請求項21】 電子機器の状態に応じて、使用者から
    の入力の可否を判断して制御する可否制御手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1〜20のいずれかの項に
    記載の電子機器の入力装置。
  22. 【請求項22】 使用者からの入力の可否判断制御を使
    用者所望の設定にするための可否制御設定手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1〜21のいずれかの項に
    記載の電子機器の入力装置。
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