JP3893323B2 - ナビゲーションの入力表示装置及びナビゲーションの入力表示方法 - Google Patents

ナビゲーションの入力表示装置及びナビゲーションの入力表示方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーションの入力表示装置及びナビゲーションの入力表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ナビゲーション装置は、GPS(Global Positioning Systems)衛星から送信される信号を受信して現在位置を検出し、ナビゲーション装置の有する自律航法センサにより検出される情報、及びナビゲーション装置の記憶装置に記憶されている地図情報に基づいて、車両の現在位置と地図情報の道路形状とをマッチングさせて、地図上に車両の現在位置を表示している。
【0003】
このようなナビゲーション装置においては、予め複数の縮尺率に対応した地図情報を格納する記憶装置を備えており、この記憶装置からデフォルトで設定された縮尺率の地図情報が選択されて読み出され、所定の縮尺率の地図がナビゲーション画面に表示されている。そこで、ユーザは、必要に応じて手動操作により、地図を拡大または縮小して、ユーザの用途に応じた広域地図または詳細地図を表示させていた。ここで、ユーザの手動操作により、地図を縮小、拡大して表示させる方法としては、例えば、タッチパネルが備えられる入力表示装置である場合、ナビゲーション画面上に表示されている拡大・縮小キーを、希望する縮尺率に応じて複数回タッチ指示することにより、タッチ指示の回数に応じた縮尺率の地図情報が記憶装置から読み出され、目的とする縮尺率の地図が表示される構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のナビゲーションの入力表示装置にあっては、拡大・縮小キーがタッチ指示された場合、タッチ指示の回数に応じて、例えば、2倍、4倍、8倍、…、1/2倍、1/4倍、1/8倍、…というように、予め設定された所定間隔にて段階的に拡大、縮小が行われるため、ユーザが希望する正確な縮尺率にて地図を表示できない場合があった。また、目的とする縮尺率に到達するまでに、何度もタッチ指示を行わなければならず、手間がかかるという問題があった。或いは、縮尺率を大幅に変更する場合、ユーザは、拡大、縮小キーを連続してタッチ指示する必要があるため、目的とする縮尺率を通りすぎてしまう場合があり、操作性が悪いという問題があった。
【0005】
さらに、ユーザは、1回のタッチ指示で切り替えられる縮尺率を感覚的につかみにくいため、段階的に縮尺率を切り替える場合、その都度地図を表示させて確認する必要がある。ここで、1回のタッチ指示で縮尺率が切り替えられ、地図情報が読み込まれるのに数秒間を要するため、目的とする縮尺率の地図を表示させるまでにかなりの時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、ナビゲーション画面に表示される地図の縮尺率を容易かつ素早く切り替えて表示することが可能なナビゲーションの入力表示装置およびナビゲーションの入力表示方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、複数の縮尺率に対応する地図情報を記憶する記憶手段から前記地図情報を読み出して表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段を覆うように設けられ、前記表示手段の表面における入力操作に応じた位置座標を検出する位置検出手段と、を備えるナビゲーションの入力表示装置であって、前記位置検出手段は、少なくとも2点において、連続した入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標を検出し、前記位置検出手段により検出された入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標から当該入力操作の操作方向及び当該入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標から当該入力操作の平均操作量を演算する演算手段を備え、前記表示制御手段は、前記演算手段により演算された少なくとも2点における入力操作の操作方向及び平均操作量に応じて、前記複数の縮尺率に対応する地図情報を記憶する記憶手段から所定の縮尺率の地図情報を読み出して表示手段に表示させることを特徴としている。
【0009】
また、本発明において、
前記演算手段により算出された少なくとも2点における入力操作の操作方向が互いに近づく方向であるか否かを判別する判別手段を備え、
前記表示制御手段は、前記判別手段により、当該操作方向が互いに近づく方向であると判別された場合に、前記表示手段に表示されている地図情報の縮尺率より、小さい縮尺率の地図情報を前記記憶手段から読み出して前記表示部に表示させることが好ましい。
【0010】
また、本発明において、
前記演算手段により算出された少なくとも2点における入力操作の操作方向が互いに離れる方向であるか否かを判別する第2の判別手段を備え、
前記表示制御手段は、前記第2の判別手段により、当該操作方向が互いに離れる方向であると判別された場合に、前記表示手段に表示されている地図情報の縮尺率より、大きい縮尺率の地図情報を前記記憶手段から読み出して前記表示部に表示させることが好ましい。
【0013】
複数の縮尺率に対応する地図情報を記憶する記憶手段から前記地図情報を読み出して表示手段に表示させる工程と、前記表示手段を覆うように設けられ、前記表示手段の表面における入力操作に応じた位置座標を検出する工程と、を含むナビゲーションの入力表示方法であって、少なくとも2点において、連続した入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標を検出する工程と、前記検出された入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標から当該入力操作の操作方向及び当該入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標から当該入力操作の平均操作量を演算する工程と、前記演算された少なくとも2点における入力操作の操作方向及び平均操作量に応じて、前記複数の縮尺率に対応する地図情報を記憶する記憶手段から所定の縮尺率の地図情報を読み出して表示手段に表示させる工程と、を含むことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0015】
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態におけるナビゲーション装置1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すようにナビゲーション装置1は、CPU11、GPSユニット12、自律航法ユニット13、メモリ14、表示部15aおよびタッチパネル15bを供える入力表示装置15、地図情報DB16aを備える記憶装置16等から構成され、各部はバスにより接続されている。
【0016】
CPU11は、記憶装置16に記憶されている各種システムプログラムを読み出して実行し、ナビゲーション装置1の各部を駆動制御する。また、GPSユニット12、自律航法ユニット13、入力表示装置15等を介して入力されるデータに基づいて、記憶装置16に記憶されたナビゲーション用の各種アプリケーションプログラムを読み出して、現在位置検出処理、経路探索処理、縮尺表示処理等の各種処理を実行し、処理結果を表示部15aに表示させる。なお、CPU11は、本発明の表示制御手段、演算手段、判別手段、第2の判別手段としての機能を有している。
【0017】
具体的に、CPU11は、本実施の形態に特徴的な処理である縮尺表示処理(図4参照)を実行する。この縮尺表示処理を実行するに際して、CPU11は、入力表示装置15により入力操作が検出されると、入力操作に対応する位置座標を取得して、複数点において同時に入力操作が行われたか否かを判別し、複数点において入力操作が行われている場合、それぞれの入力操作について取得された位置座標に基づいて解析を行う。まず、CPU11は、検出された入力操作が連続して行われた操作であるか否かを判別する。すなわち、CPU11は、入力表示装置から入力される位置座標が連続して検出されているか否かを判別し、位置座標が連続して検出されている場合、入力操作が連続して行われたと判別する。
【0018】
また、CPU11は、入力操作が連続して行われた場合、この入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標に基づいて、操作開始点と操作終了点とのベクトル差を求めることにより、入力操作の操作方向および操作量を取得する。そして、CPU11は、同時に検出された複数点における全ての入力操作について上記解析を行い、それぞれの操作方向および操作量を取得して、RAMに記憶する。
【0019】
また、CPU11は、複数点における入力操作の操作方向が互いに近づく方向であるか否かを判別し、それぞれの操作方向が互いに近づく方向である場合、入力操作が地図を縮小して表示させる指示を示していると判別する。そして、CPU11は、複数の入力操作の中から任意の入力操作における操作量を取得するか、複数の入力操作の平均操作量を算出して、この操作量と、現在表示されている地図の縮尺率とに基づいて、地図を縮小表示させるための縮尺率を決定する。
【0020】
ここで、縮尺率の決定方法を具体的な例を挙げて説明すると、例えば、予め縮尺率を決定するための閾値a、b(ただし、a<b)が設定されており、入力操作の操作量Lがaより小さい場合(L<a)、縮尺率は現在表示されている地図の1/2に決定される。また、操作量Lがa以上b以下である場合(a<L<b)、縮尺率は現在表示されている地図の1/4に決定され、操作量Lがbより大きい場合(L>b)、縮尺率は現在表示されている地図の1/8に決定される。そして、CPU11は、上記のように決定された縮尺率に対応する地図情報を地図情報データベース16aから読み出して、表示部15aに地図を表示させる。
【0021】
また、CPU11は、複数点における入力操作の操作方向が互いに離れる方向である場合、入力操作が地図を拡大して表示させる指示を示していると判別する。そして、CPU11は、複数の入力操作から任意の操作量を取得するか、複数の入力操作の平均操作量を算出して、この操作量と、現在表示されている地図の縮尺率とに基づいて、上述した方法と同様に、地図を拡大表示させるための縮尺率を決定する。そして、CPU11は、決定された縮尺率に対応する地図情報を地図情報データベース16aから読み出して、表示部15aに地図を表示させる。
【0022】
なお、CPU11は、上述した縮尺表示処理において、拡大、縮小表示を行う際に、複数点における入力操作の操作終了点で囲まれる領域を中心に配置して、表示部15aに地図を表示させることが好ましい。
【0023】
GPSユニット12は、GPSアンテナ12aを備え、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPSアンテナ12aは、少なくとも3個のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて車両の絶対的な現在位置(緯度、経度)を検出して、CPU11に出力する。
【0024】
自律航法ユニット13は、角度センサ、距離センサ等を備えて構成される。角度センサは、車の角速度(単位時間あたりの水平方向への回転角度)を検出して、移動方位の変化量を算出する。距離センサは、車輪の回転に応じて出力されるパルス信号を検出して、車両の移動量を算出する。自律航法ユニット13は、これら角速度信号および車速パルス信号により、車両の相対的な位置変化を算出してCPU11に出力する。
【0025】
メモリ14は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成され、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムにかかるデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0026】
入力表示装置15は、表示部15a、タッチパネル15bを備えて構成されている。表示部15aは、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU11から入力されるナビゲーション用の表示情報や、タッチパネル15bを介して入力される入力内容を表示する。タッチパネル15bは、光学式、赤外線走査式、再帰反射式の座標読み取り原理でタッチ指示された位置座標を検出し、検出した位置座標を位置信号としてCPU11に出力する。すなわち、表示部15aは、本発明の表示手段としての機能を有しており、タッチパネル15bは、本発明の位置検出手段としての機能を有している。
【0027】
図2を参照して、入力表示装置15について詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、タッチパネル15bが、光学式タッチパネルにより構成される場合を例として説明を行うが、これに限らず種々の方式により座標読み取りが行える構成であれば良い。
【0028】
図2は、入力表示装置15の全体構成を示す平面図である。図2に示すように、入力表示装置15は、表示部15a周辺のX軸方向(横軸)の一辺(上辺)、及びY軸(縦軸)方向の一辺(左辺)に、それぞれLED(Light Emitting Diode)等の複数の発光素子15L1〜15L15、15l1〜15l13が配設されている。また、これらLEDに向かい合う位置となるX軸方向の他辺(下辺)、及びY軸方向の他辺(右辺)には、それぞれPD(Photo Detector)等の複数の受光素子15P1〜15P15、15p1〜15p13が配設されている。
【0029】
この入力表示装置15の表面で入力操作された位置座標を検出する場合、複数の発光素子、及び受光素子を同時に動作させ、発光素子から出力される出力光を対向する受光素子が検出する。受光素子は、検出した出力光の光量に応じた出力信号を位置検出回路(図示せず)に出力し、位置検出回路にて出力信号の解析処理が行われる。ここで、ユーザにより、点Aが入力操作された場合、発光素子15L3、15l2から出力される出力光の経路が遮られ、受光素子15P3、15p2からの出力信号の出力が低下する。したがって、位置検出回路にて、出力信号の低下が検出され、出力が低下した受光素子15P3、15p2の位置から表示部15aにおける入力操作の位置座標が検出され、位置信号がCPU11に出力される。
【0030】
また、この入力表示装置15は、異なる複数点において同時に入力操作が行われた場合であっても、複数点における入力操作の位置座標を検出することが可能である。すなわち、位置検出回路は、X軸、Y軸の交点を解析して、位置座標を検出するため、異なる2点以上を同時に検出することができる。
【0031】
次に、図3を参照して、入力表示装置15における拡大表示指示、及び縮小表示指示の入力操作方法を説明する。図3(a)に示すように、入力表示装置15の表面において、例えば、2本の手指により、拡大表示を行いたい領域をタッチし、そのまま2本の手指が離れるように移動させて、連続した入力操作を行うことにより、拡大表示指示を入力することができる。この際、手指の移動量を大きくすることにより、大幅な縮尺を行うことができ、手指の移動量を小さくすることにより、小幅な縮尺を行うことができる。これにより、ユーザは、表示させたい地図の縮尺率を感覚的に入力することができるため、容易に目的の縮尺率にて地図を表示させることができる。
【0032】
また、図3(b)に示すように、入力表示装置15の表面において、同様に2本の手指により、縮小表示を行いたい領域をタッチし、そのまま2本の手指が近づくように移動させて、連続した入力操作を行うことにより、縮小表示指示を入力することができる。また、縮小表示指示においても、手指の移動量に応じた縮尺率により地図を表示させることができる。
【0033】
なお、入力表示装置15は、タッチパネル15bの他に、文字キー、数字キー、検索キーの他、ナビゲーション利用等の各種機能に対応付けられた各種キーを備えており、さらには、リモコン、マイク等の入力手段を備える構成としてもよい。
【0034】
記憶装置16は、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を備え、この記録媒体内に、CPU11により実行されるナビゲーション装置1の各種アプリケーション、およびこれらのプログラムにかかるデータ等を記憶する。例えば、記録媒体には、上記処理を行うための現在位置検出処理、経路探索処理、縮尺表示処理等の各種プログラムや、ナビゲーション装置1の動作に関する各種設定内容が記録された設定データ、或いは、複数の縮尺率に対応する地図情報がそれぞれ格納される地図情報データベース(DB)16aが記憶されている。
【0035】
具体的に、地図情報DB16aは、例えば、縮尺率1/100万程度に日本地図が描画された全国図、縮尺率1/40万程度の近隣3県前後を含む地方図、縮尺率1/20万程度の県単位の地域図、縮尺率1/10万程度の市単位の市街図、縮尺率1/5万程度の詳細市街図、縮尺率1/2万〜1/1500程度の詳細拡大図等を地図情報として記憶している。また、地図情報には、車両の現在位置の検出、マップマッチング、ナビゲーションの表示等に使用する地図データ、道路の属性(例えば、道路名、国道、県道、有料道路、あるいは、一方通行路等)、道路のつながり(例えば、三叉路、十字路、T字路等)、道路、施設、海、湖等の各種シンボルデータ等が含まれている。即ち、地図情報DB16aは、本発明の記憶手段としての機能を有している。
【0036】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、以下に示す図3のフローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶装置16に格納されており、CPU11は、このプログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、図示しないCD−ROM、DVD―ROM等から外部供給されるプログラム/データを利用してこの実施の形態特有の動作を実行することも可能である。
【0037】
図4は、CPU11により実行される縮尺表示処理を示すフローチャートである。なお、以下の縮尺表示処理においては、入力表示装置15において、2点の入力操作が検出された場合を例として説明を行う。図4に示すように、CPU3は、入力表示装置15において入力操作が行われ、入力表示装置15から入力操作に対応する位置座標が入力されると(ステップS1;YES)、位置座標に基づいて、入力操作が異なる2点で行われたか否かを判別する(ステップS2)。
【0038】
ここで、入力操作が1点で行われたと判別された場合(ステップS2;NO)、PCU11は、入力操作に応じた他の処理を実行し(ステップS11)、入力操作が異なる2点で行われたと判別された場合(ステップS2;YES)、CPU11は、入力操作が連続して行われたか否かを判別する(ステップS3)。また、入力操作が連続して行われていない場合(ステップS3;NO)、CPU11は、入力操作に応じた他の処理を実行し(ステップS11)、入力操作が連続して行われた場合(ステップS3;YES)、CPU11は、取得した位置座標に基づいて、2点における入力操作の解析を行う。
【0039】
CPU11は、入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標を取得して(ステップS4)、得られた操作開始点および操作終了点の位置座標から入力操作の操作方向および操作量を算出して、RAMに記憶させる(ステップS5)。また、CPU11は、他の入力操作について解析を行ったか否かを判別し、他の入力操作について解析を行っていない場合(ステップS6;NO)、ステップS3に戻って、上述した処理を繰り返して実行し、他の入力操作についても解析を行う。
【0040】
また、2点の入力操作について解析を終了した場合(ステップS6;YES)、CPU11は、RAMに記憶させた操作方向を読み出して、2点の入力操作の操作方向が、互いに近づく方向であるか否かを判別する(ステップS7)。ここで、2点の操作方向が互いに近づく方向である場合(ステップS7;YES)、CPU11は、入力操作が地図を縮小表示させる指示を示していると判別して、RAMに記憶させた操作量と、現在表示されている地図の縮尺率とに基づいて縮尺率を決定し、現在表示されている地図の縮尺率より小さい縮尺率の地図情報を地図情報DB16aから取得する(ステップS8)。そして、取得した地図情報を表示部15aに表示させて(ステップS10)、本縮尺表示処理を終了する。
【0041】
一方、2点の操作方向が互いに離れる方向である場合(ステップS7;NO)、CPU11は、入力操作が地図を拡大表示させる指示を示していると判別して、RAMに記憶させた操作量と、現在表示されている地図の縮尺率とに基づいて縮尺率を決定し、現在表示されている地図の縮尺率より大きい縮尺率の地図情報を地図情報DB16aから取得する(ステップS9)。そして、取得した地図情報を表示部15aに表示させて(ステップS10)、本縮尺表示処理を終了する。
【0042】
以上のように、本実施の形態の入力表示装置15は、ナビゲーション画面上において、少なくとも2点における連続した入力操作をタッチパネル15bにより検出し、検出した入力操作を解析することにより、入力操作の操作方向および操作量を算出する。そして、2点における入力操作の操作方向が互いに近づく方向である場合、操作量に基づいて、現在表示されている地図よりも小さい縮尺率を決定し、この縮尺率に対応する地図情報を地図情報DB16aから取得して、表示部15aに表示させる。また、2点における入力操作の操作方向が互いに離れる方向である場合、操作量に基づいて、現在表示されている地図よりも大きい縮尺率を決定し、この縮尺率に対応する地図情報を地図情報DB16aから取得して、表示部15aに表示させる。
【0043】
したがって、ユーザは、地図が表示されているナビゲーション画面上において、拡大または縮小したい領域をタッチして、拡大または縮小させたい方向に手指を移動させるといった簡単な入力操作により、拡大または縮小の指示を入力させる事ができる。また、入力操作を行う際に、入力操作の操作量に応じて、縮尺率を決定することができるため、ユーザは感覚的に地図の縮尺率を認識することができ、容易に目的とする縮尺率の地図をナビゲーション画面に表示させることができる。
【0044】
これにより、目的とする縮尺率にて地図を表示するために何度も入力操作を行う手間を省くことができる。また、目的とする縮尺率を的確に設定することができるため、操作性のよい入力表示装置を提供することができる。
【0045】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適なナビゲーション装置1の一例であり、これに限定されるものではない。
図5を参照して、本発明を適用した他の実施例について説明を行う。図5(a)に示すように、ナビゲーション画面上の2点において手指を回転させる入力操作が行われた場合、入力操作の操作量に応じて地図を回転させて表示する構成であっても良い。
【0046】
また、図5(b)に示すように、ナビゲーション画面上で2点が略同時に入力操作された場合、2点間の距離を表示したり、2点間のルートを検索してルートを表示させる構成であっても良い。さらに、ナビゲーション画面上で3点が略同時に入力操作された場合、3点で囲まれる領域を検出して、この領域を避けたルートを検索してルートを表示させる構成であっても良い。
【0047】
その他、本実施の形態におけるナビゲーション装置1の細部構成、および詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、煩雑な操作を必要とすることなく、表示手段の表面における簡易な入力操作により、ユーザの所望する縮尺率に切り替えて地図情報を素早く表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態におけるナビゲーション装置1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す入力表示装置15の全体構成を示す図である。
【図3】図2に示す入力表示装置15における入力操作方法を示す図である。
【図4】図1のCPU11により実行される縮尺表示処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明を適用した他の実施例における入力操作方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置
11 CPU
12 GPSユニット
12a GPSアンテナ
13 自律航法ユニット
14 メモリ
15 入力表示装置
15a 表示部
15b タッチパネル
16 記憶装置
16a 地図情報DB

Claims (4)

  1. 複数の縮尺率に対応する地図情報を記憶する記憶手段から前記地図情報を読み出して表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段を覆うように設けられ、前記表示手段の表面における入力操作に応じた位置座標を検出する位置検出手段と、を備えるナビゲーションの入力表示装置であって、前記位置検出手段は、少なくとも2点において、連続した入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標を検出し、前記位置検出手段により検出された入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標から当該入力操作の操作方向及び当該入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標から当該入力操作の平均操作量を演算する演算手段を備え、前記表示制御手段は、前記演算手段により演算された少なくとも2点における入力操作の操作方向及び平均操作量に応じて、前記複数の縮尺率に対応する地図情報を記憶する記憶手段から所定の縮尺率の地図情報を読み出して表示手段に表示させることを特徴とするナビゲーションの入力表示装置。
  2. 前記演算手段により算出された少なくとも2点における入力操作の操作方向が互いに近づく方向であるか否かを判別する判別手段を備え、前記表示制御手段は、前記判別手段により、当該操作方向が互いに近づく方向であると判別された場合に、前記表示手段に表示されている地図情報の縮尺率より、小さい縮尺率の地図情報を前記記憶手段から読み出して前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載のナビゲーションの入力表示装置。
  3. 前記演算手段により算出された少なくとも2点における入力操作の操作方向が互いに離れる方向であるか否かを判別する第2の判別手段を備え、前記表示制御手段は、前記第2の判別手段により、当該操作方向が互いに離れる方向であると判別された場合に、前記表示手段に表示されている地図情報の縮尺率より、大きい縮尺率の地図情報を前記記憶手段から読み出して前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1または2の何れか一項に記載のナビゲーションの入力表示装置。
  4. 複数の縮尺率に対応する地図情報を記憶する記憶手段から前記地図情報を読み出して表示手段に表示させる工程と、前記表示手段を覆うように設けられ、前記表示手段の表面における入力操作に応じた位置座標を検出する工程と、を含むナビゲーションの入力表示方法であって、少なくとも2点において、連続した入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標を検出する工程と、前記検出された入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標から当該入力操作の操作方向及び当該入力操作の操作開始点および操作終了点の位置座標から当該入力操作の平均操作量を演算する工程と、前記演算された少なくとも2点における入力操作の操作方向及び平均操作量に応じて、前記複数の縮尺率に対応する地図情報を記憶する記憶手段から所定の縮尺率の地図情報を読み出して表示手段に表示させる工程と、を含むことを特徴とするナビゲーションの入力表示方法。
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