JP2001228651A - トナー組成物の製造方法 - Google Patents

トナー組成物の製造方法

Info

Publication number
JP2001228651A
JP2001228651A JP2001006761A JP2001006761A JP2001228651A JP 2001228651 A JP2001228651 A JP 2001228651A JP 2001006761 A JP2001006761 A JP 2001006761A JP 2001006761 A JP2001006761 A JP 2001006761A JP 2001228651 A JP2001228651 A JP 2001228651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
pigment
latex
added
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001006761A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4570256B2 (ja
Inventor
Michael A Hopper
エー ホッパー マイケル
Raj D Patel
ディー パテル ラージ
Lori Ann Rettinger
アン レッティンガー ローリ
Tanya Jane Martin
ジェーン マーチン タニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2001228651A publication Critical patent/JP2001228651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4570256B2 publication Critical patent/JP4570256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0819Developers with toner particles characterised by the dimensions of the particles
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0802Preparation methods
    • G03G9/0804Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0825Developers with toner particles characterised by their structure; characterised by non-homogenuous distribution of components

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トナー組成物形成の乳化凝集法において、適
切な均質化および凝集を確保する。 【解決手段】 (i)水性イオン界面活性剤溶液中に樹
脂の樹脂ラテックス分散液を形成し、(ii)水と非イ
オン分散剤およびイオン界面活性剤に分散された顔料の
水中顔料分散液を調製し、(iii)前記樹脂ラテック
ス分散液の一部と、前記顔料分散液およびワックス分散
液とを配合して樹脂−顔料配合物を形成し、(iv)前
記混合物に高い剪断作用を連続的に受けさせつつ、対イ
オン凝集剤の一部を、添加して、前記樹脂−顔料配合物
の均質ゲルを誘発させ、(v)攪拌しつつ、ゲルを樹脂
のガラス転移温度未満に加熱して凝集粒子を形成し、
(vi)安定化時間後に、対イオン凝集剤の残部を添加
し、(vii)前記樹脂ラテックス分散液の残部を添加
し、(viii)pHを塩基で変化させてトナー組成物
の融着粒子を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトナープロセスに関
し、更に詳しくは、トナー組成物の製造のための凝集お
よび融着プロセスに関する。より特に、本発明は、均質
化中にイオン凝集剤を同時に全部でなく段階的にトナー
組成物に添加する乳化凝集技術によるトナー組成物の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写または電子写真プリント装置と
合わせて用いるためのトナー組成物の形成において、乳
化凝集プロセスは知られている。例えば、トナーの製造
のための乳化/凝集/融着プロセスは、米国特許第5,
290,654号、米国特許第5,278,020号、
米国特許第5,308,734号、米国特許第5,37
0,963号、米国特許第5,344,738号、米国
特許第5,403,693号、米国特許第5,418,
108号、米国特許第5,364,729号および米国
特許第5,346,797号などの多くのゼロックス
(Xerox)特許において示されている。それらの開
示は本願に引用して援用する。米国特許第5,348,
832号、第5,405,728号、第5,366,8
41号、第5,496,676号、第5,527,65
8号、第5,585,215号、第5,650,255
号、第5,650,256号および第5,501,93
5号(球状トナー)も興味深い。
【0003】さらに、以下の米国特許は、トナー組成物
を形成する乳化凝集プロセスに関する。それらの開示は
本願に引用して援用する。
【0004】米国特許第5,922,501号には、水
性着色剤分散液と、二量体アクリル酸、オリゴマーアク
リル酸またはそれらの混合物およびモノマーから生成さ
れるラテックス樹脂乳化液とを配合する工程と、得られ
た混合物をラテックス樹脂のおよそのガラス転移温度
(Tg)にほぼ等しいか、あるいはそれ未満の温度に加
熱して凝集体を形成する工程と、得られた凝集体をラテ
ックス樹脂のおよそのTgにほぼ等しいか、あるいはそ
れより高い温度に加熱して凝集体の融着および溶融を行
う工程と、必要に応じてトナー製品を単離し洗浄すると
共に乾燥する工程とを含むトナーの製造方法が記載され
ている。
【0005】米国特許第5,945,245号には、乳
化ラテックスと着色剤と有機錯化剤との混合物を加熱す
ることを含むトナーの製造のための界面活性剤不使用方
法が記載されている。
【0006】米国特許第5,391,456号には、
(i)イオン界面活性剤水溶液中の樹脂の分散液を形成
する工程と、(ii)それぞれが異なった色の三つの異
なる顔料のそれぞれが水に分散された顔料を含む水中顔
料分散液を非イオン分散剤および任意にイオン界面活性
剤を利用して調製する工程と、(iii)ラテックスと
して分散され調製された樹脂と、工程(ii)の二つま
たは三つの異なる色顔料分散液とを配合する工程と、
(iv)前記混合物に高い剪断作用を連続的に受けさせ
つつ、凝集剤としての対イオン界面活性剤の水溶液を、
形成された樹脂−顔料配合物に添加して、凝集した樹脂
−顔料配合物の均質ゲルを誘発させる工程と、(v)約
200〜約500回転/分の間の速度で連続的に攪拌し
つつ、前記剪断されたゲルを樹脂のガラス転移温度(T
g)より約20℃下〜約5℃下の間の温度に加熱して、
サイズ分散度が狭くサイズ幾何分布(GSD)が1.1
0〜1.25の間で平均体積直径約2〜約12μmの間
の静的に結合されたトナー粒径の(sized)凝集粒子を
形成する工程と、(vi)静的に結合された凝集粒子を
樹脂のTgの25℃上〜40℃上の間の温度に加熱し
て、高分子樹脂および顔料薬剤から成るトナー組成物の
融着硬粒子を形成する工程と、必要に応じてに(vi
i)前記トナーを分離し乾燥する工程と、を含むトナー
組成物の製造方法が記載されている。
【0007】米国特許第5,482,812号には、
(i)顔料、イオン界面活性剤および必要に応じて電荷
制御剤を含む水性顔料分散液を形成する工程と、(i
i)非イオン界面活性剤、イオン界面活性剤またはそれ
らの混合物から成る分散剤とワックスから成るワックス
分散液を形成する工程と、(iii)ワックス分散液と
顔料分散液との混合物を、前記イオン界面活性剤の符号
と反対符号の電荷極性を有する対イオン界面活性剤と、
非イオン界面活性剤と、樹脂から成るラテックスまたは
乳化配合物と、合わせて剪断変形させる工程と、(i
v)前記剪断変形された配合物を樹脂のおよそのガラス
転移温度(Tg)未満に加熱して、粒子サイズ分布が狭
い静電的に結合されたトナーサイズ凝集体を形成する工
程と、(v)前記凝集体を融着させてトナー粒子にする
ために温度を上昇させると、静電的に結合されたトナー
サイズ凝集体の追加の粒子成長が全く起きないか、ある
いはそれを最小にすることを確実にするために(iv)
の凝集した懸濁液に追加のイオン界面活性剤を添加する
工程と、(vi)樹脂のTgまたはTg付近で(v)の
混合物を前記結合された凝集体と合わせて加熱する工程
と、任意に(vii)濾過によって水性スラリーからト
ナー粒子を分離し、その後任意に洗浄する工程とを含む
トナー組成物またはトナー粒子の製造方法が記載されて
いる。
【0008】米国特許第5,403,693号には、
(i)顔料、水の重量に対して約0.5〜約10%の量
のイオン界面活性剤および任意の電荷制御剤から成る水
中顔料分散液を調製する工程と、(ii)前記顔料分散
液を、前記イオン界面活性剤の符号と反対符号の電荷極
性を有する対イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤お
よび樹脂粒子から成るラテックス混合物と合わせて剪断
変形させることにより、顔料、樹脂および電荷制御剤の
形成された粒子の凝集またはヘテロ凝集を生じさせる工
程と、(iii)約300〜約1000回転/分で(i
i)の剪断変形された生成粘性混合物を攪拌して、粒子
サイズ分布が狭い静電的に結合された実質的に安定なト
ナーサイズ凝集体を形成させる工程と、(iv)融着工
程(iii)における粒子の更なる成長または拡大を制
御し防ぐと共に最小にするために、約100から約60
0回転/分に(iii)における攪拌速度を低下させ、
その後水の重量に対して約0.1〜約10重量%の範囲
のアニオン界面活性剤または非イオン界面活性剤をさら
に添加する工程と、(v)静的に結合された凝集粒子を
約45℃〜約90℃の間、好ましくは約50℃〜約80
℃の間である、およその樹脂ガラス転移温度Tgより約
5℃上から約50℃上に加熱し融着させて、樹脂、顔料
および任意の電荷制御剤から成るトナー組成物を形成さ
せる工程とを含む粒子サイズが制御されたトナー組成物
の製造方法が記載されている。
【0009】米国特許第5,977,210号には、攪
拌および加熱しつつモノマー、水、界面活性剤および開
始剤を乳化重合してラテックスを形成する工程と、顔料
粒子、水およびカチオン界面活性剤の顔料分散液とラテ
ックスとを混合する工程と、混合物を配合する工程と、
その後混合物を攪拌する工程と、その後凝集粒子を安定
化させるために追加のアニオン界面活性剤を添加する工
程とを含むインキ組成物の製造方法が記載されている。
【0010】米国特許第6,622,806号には、
(i)顔料、水の重量に対して約0.5〜約10%の量
のイオン界面活性剤および任意の電荷制御剤から成る水
中の顔料分散液を調製する工程と、(ii)前記顔料分
散液を、前記イオン界面活性剤の符号と反対符号の電荷
極性を有する対イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤
および樹脂粒子から成るラテックス混合物と合わせて剪
断変形させることにより、顔料、樹脂および電荷制御剤
の形成された粒子の凝集またはヘテロ凝集を生じさせる
工程と、(iii)約300〜約1000回転/分で
(ii)の剪断変形された生成粘性混合物を攪拌して、
粒子サイズ分布が狭い静電的に結合された実質的に安定
なトナーサイズ凝集体を形成させる工程と、(iv)融
着工程(v)における粒子の更なる成長または拡大を制
御し防ぐと共に最小にするために、約100から約60
0回転/分に(iii)における攪拌速度を低下させ、
その後水の重量に対して約0.1〜約10重量%の範囲
のアニオン界面活性剤または非イオン界面活性剤をさら
に添加する工程と、(v)静的に結合された凝集粒子を
約45℃〜約90℃の間である、およその樹脂ガラス転
移温度Tgより約5℃上から約50℃上に加熱し融着さ
せて、樹脂、顔料および任意の電荷制御剤から成るトナ
ー組成物を形成させる工程と、(vi)樹脂のガラス転
移温度より約15℃下〜約5℃下の温度で凝集粒子を洗
浄し、その後、界面活性剤の実質的に全部が凝集粒子か
ら除去されるまで凝集粒子を濾過し、その後、樹脂のガ
ラス転移温度より約15℃下〜約5℃下の温度で粒子を
乾燥する工程と、(vii)その後、前記トナー製品に
親水性酸化物の第1の層および疎水性酸化物の第2の層
を加える工程とを含む粒子サイズが制御されたトナー組
成物の製造方法が記載されている。
【0011】米国特許第5,863,698号には、界
面活性剤を含有する着色剤と、樹脂および非イオン加水
分解性界面活性剤を含有するラテックス乳化液とを混合
する工程と、およその樹脂ラテックスガラス転移温度未
満に加熱し、その後、アニオン安定剤を添加し、その
後、およその樹脂ガラス転移温度より上に加熱する工程
と、およその前記樹脂ガラス転移温度より上に加熱中に
塩基を添加することにより約1.7〜約2.5から約6
〜約12にpHを上げて、アニオン界面活性剤、カチオ
ン界面活性剤および非イオン加水分解性界面活性剤を含
有する水相に懸濁した樹脂と着色剤粒子との生成混合物
のpHを調節し融着を実行する工程とを含むトナーの製
造方法が記載されている。
【0012】最後に、本願出願人の出願した__年__
月__日出願の米国特許出願第_____号(本願出願
人のシリアル番号:D/98588)には、着色剤、ラ
テックス乳化液および二種の凝集剤を混合し、その後、
凝集および融着によってトナーを形成する方法が記載さ
れており、この特許は本願に引用して援用する。二種の
凝集剤は、好ましくは、ポリアルミニウムヒドロキシク
ロリドおよびベンズアルコニウムクロリドである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】トナー組成物を形成す
るための乳化凝集法を記載している前述した参考文献の
いずれもが、逐次段階において必要な対イオン凝集剤を
添加することを記載しておらず、その代わりに、均質化
および凝集の前に凝集剤を同時に組成物中に混合するこ
とのみを教示している。しかし、凝集剤の全部を同時に
添加する場合、組成物の粘度を制御することが難しく且
つ時間がかかり、よって適切な均質化および凝集を確保
することが難しい。実際、組成物の粘度が高くなりすぎ
る場合、凝集を行うことが全くできず、組成物を処分し
なければならない。
【0014】本発明の目的は、凝集剤の添加中および添
加後に組成物の粘度を容易に制御する方法を開発し、よ
ってトナー組成物の適切な均質化および凝集を容易に確
保することである。本発明の更なる目的は、短時間で実
施できると共に容易に実施されるこうした方法を開発す
ることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらおよびそ
の他の目的は、本方法においてイオン凝集剤の全量を同
時に添加することを避け、その代わりに、添加しようと
する凝集剤の全量の一部を時間的に異なる点で添加する
ことにより達成される。すなわち、組成物に添加しよう
とする凝集剤は、異なる逐次段階において添加される。
【0016】本発明のこれらおよびその他の目的はま
た、ラテックスの全量の添加を異なる段階において逐次
行うことによっても達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1 詳しくは、本発明は、(i)イオン界面活性剤および任
意に非イオン界面活性剤を用いてラテックスからの水性
イオン界面活性剤溶液中の樹脂の樹脂ラテックス分散液
を形成する工程と、(ii)水と非イオン分散剤および
任意に工程(i)の樹脂ラテックス分散液の調製におい
て用いたイオン界面活性剤と同じ極性のイオン界面活性
剤に分散された顔料の水中顔料分散液を調製する工程
と、(iii)前記樹脂ラテックス分散液と、前記顔料
分散液および任意にワックス分散液とを配合して樹脂−
顔料配合物を形成する工程と、(iv)前記混合物に高
い剪断作用を連続的に受けさせつつ、水溶液中の対イオ
ン凝集剤の一部である本方法において添加しようとする
対イオン凝集剤の全量の25重量%〜90重量%を前記
樹脂−顔料配合物に添加して、前記樹脂−顔料配合物の
均質ゲルを誘発させる工程と、(v)連続的に攪拌しつ
つ、剪断されたゲルを樹脂のガラス転移温度(Tg)未
満の温度に加熱して凝集粒子を形成する工程と、(v
i)凝集粒子サイズの安定化を可能にする時間後に、一
つ以上の逐次段階において本方法で添加しようとする対
イオン凝集剤の全量の残部を添加する工程と、(vi
i)粒子を成長に対して安定化させるためにスラリーの
pHを5.5のpHより高く、好ましくは6〜9の範囲
に、より好ましくは6.1〜8に変化させる工程と、
(viii)樹脂のTgより高い温度に凝集粒子を加熱
した後、pHを約2.5〜4.5、好ましくは3.0〜
4.3に低下させてトナー組成物の融着粒子を形成する
工程と、(ix)必要に応じてトナー組成物を分離し乾
燥する工程とを含むトナー組成物の製造方法を提供す
る。
【0018】実施の形態2 前述した方法が対イオン凝集剤の一部の遅延添加にのみ
関する一方で、本方法は、最も好ましくは、本方法にお
いてラテックスの一部の遅延添加を行うことによっても
実施される。従って、本発明の最も好ましい実施形態に
おいて、トナー組成物の製造方法は、(i)イオン界面
活性剤および任意に非イオン界面活性剤を用いてラテッ
クスから水性イオン界面活性剤溶液中の樹脂の樹脂ラテ
ックス分散液を形成する工程と、(ii)水と非イオン
分散剤および任意に工程(i)の樹脂ラテックス分散液
の調製において用いたイオン界面活性剤と同じ極性のイ
オン界面活性剤に分散された顔料の水中顔料分散液を調
製する工程と、(iii)本方法において添加しようと
する樹脂ラテックス分散液の全量の70〜99重量%
と、前記顔料分散液および任意にワックス分散液とを配
合して樹脂−顔料配合物を形成する工程と、(iv)前
記混合物に高い剪断作用を連続的に受けさせつつ、水溶
液中の対イオン凝集剤の一部である本方法において添加
しようとする対イオン凝集剤の全量の25重量%〜90
重量%を前記樹脂−顔料配合物に添加して、前記樹脂−
顔料配合物の均質ゲルを誘発させる工程と、(v)連続
的に攪拌しつつ、剪断されたゲルを樹脂のガラス転移温
度(Tg)未満の温度に加熱して凝集粒子を形成する工
程と、(vi)凝集粒子サイズの安定化を可能にする時
間後に、一つ以上の逐次段階において本方法で添加しよ
うとする対イオン凝集剤の全量の残部を添加する工程
と、(vii)対イオン凝集剤の全部の添加の完了後、
本方法において添加しようとする樹脂ラテックス分散液
の全量の残部を添加する工程と、(viii)粒子を成
長に対して安定化させるためにスラリーのpHを5.5
のpHより高く、好ましくは6〜9の範囲に、より好ま
しくは6.1〜8に変化させる工程と、(ix)その
後、樹脂のTgより高い温度に凝集粒子を加熱した後、
pHを約2.5〜4.5、好ましくは3.0〜4.3に
低下させてトナー組成物の融着粒子を形成する工程と、
(x)必要に応じてトナー組成物を分離し乾燥する工程
とを含む。
【0019】後の方法におけるラテックスの遅延添加を
除き、本方法の工程の各々は似ている。従って、本発明
の方法の実施形態の工程を今から以下で一緒に説明す
る。
【0020】トナー組成物の樹脂はラテックスの形で用
いられる。好ましくは、樹脂ラテックス分散液は、イオ
ン界面活性剤、最も好ましくはアニオン界面活性剤も含
有する水性媒体に分散した樹脂粒子を含み、任意に非イ
オン界面活性剤も含有する。
【0021】本発明の方法のために選択される樹脂粒子
の説明のための例には、ポリ(スチレン−ブタジエ
ン)、ポリ(パラ−メチルスチレンブタジエン)、ポリ
(メタ−メチルスチレン−ブタジエン)、ポリ(アルフ
ァ−メチルスチレン−ブタジエン)、ポリ(メチルメタ
クリレート−ブタジエン)、ポリ(エチルメタクリレー
ト−ブタジエン)、ポリ(プロピルメタクリレート−ブ
タジエン)、ポリ(ブチルメタクリレート−ブタジエ
ン)、ポリ(メチルアクリレート−ブタジエン)、ポリ
(エチルアクリレート−ブタジエン)、ポリ(プロピル
アクリレート−ブタジエン)、ポリ(ブチルアクリレー
ト−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポ
リ(パラ−メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メタ
−メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(アルファ−メ
チルスチレン−イソプレン)、ポリ(メチルメタクリレ
ート−イソプレン)、ポリ(エチルメタクリレート−イ
ソプレン)、ポリ(プロピルメタクリレート−イソプレ
ン)、ポリ(ブチルメタクリレート−イソプレン)、ポ
リ(メチルアクリレート−イソプレン)、ポリ(エチル
アクリレート−イソプレン)、ポリ(プロピルアクリレ
ート−イソプレン)およびポリ(ブチルアクリレート−
イソプレン)、ならびにポリ(スチレン−ブタジエン−
アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−メタクリ
ル酸)などのターポリマー、グッドイヤー(Goody
ear)から入手できるPLIOTONE、ポリエチレ
ン−テレフタレート、ポリプロピレン−テレフタレー
ト、ポリブチレン−テレフタレート、ポリペンチレン−
テレフタレート、ポリヘキサレン−テレフタレート、ポ
リヘプタデン−テレフタレート、ポリオクタレン−テレ
フタレート、POLYLITE(ライヒホルドケミカル
(Reichhold Chemical In
c.))、PLASTHALL(ロームアンドハース
(Rohm& Haas))、CYGAL(アメリカン
シアナミッド(AmericanCyanami
d))、ARMCO(アームコ・コンポジッツ(Arm
coComposites))、ARPOL(アシュラ
ンド ケミカル(Ashland Chemica
l))、CELANEX(セラニーズエング(Cela
nese Eng))、RYNITE(DuPon
t))およびSTYPOLから成る群から選択される公
知のポリマーが挙げられる。
【0022】実施形態において広くはスチレン、アクリ
レート、スチレンブタジエン、スチレンメタクリレート
またはポリエステルであることが可能である選択された
樹脂粒子は、トナーの約70重量%〜約98重量%、好
ましくは80〜92%の間などの種々の有効量で存在
し、Brookhavenナノサイズ粒子分析計により
測定して平均体積直径約0.01μm〜約1μmなどの
小さい平均粒子サイズの粒子であることが可能である。
樹脂の他の有効量を選択することができる。
【0023】本発明の方法のために選択される樹脂粒子
は、好ましくは、例えば、半連続乳化重合法を含む乳化
重合技術によって製造され、こうした方法において用い
られるモノマーは、例えば、スチレン、アクリレート
類、メタクリレート類、ブタジエン、イソプレン、およ
び任意にアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、
メタクリルアミド、ジアルキルまたはトリアルキルアク
リルアミドあるいはメタクリルアミドのハロゲン化第四
アンモニウム、ビニルピリジン、ビニルピロリドンおよ
びビニル−N−メチルピリジニウムクロリドなどの酸ま
たは塩基オレフィンモノマーなどから選択することが可
能である。モノマーまたはポリマー樹脂中の酸性基また
は塩基性基の存在は任意であり、こうした基は、ポリマ
ー樹脂の約0.1〜約10重量%の種々の量で存在する
ことが可能である。ドデカンチオールまたは四臭化炭素
などの連鎖移動剤も、乳化重合によって樹脂粒子を製造
する時に選択することができる。約0.01μm〜約1
μmの樹脂粒子を得る他の方法は、その開示を本願に引
用して援用する米国特許第3,674,736号におい
て示されたようなポリマーミクロサスペンション法、そ
の開示を本願に引用して援用する米国特許第5,29
0,654号において開示されたようなポリマー溶液ミ
クロサスペンション法、機械的粉砕法または他の公知の
方法から選択することが可能である。
【0024】樹脂ラテックス分散液中で用いるための適
するアニオン界面活性剤の例には、例えば、ドデシル硫
酸ナトリウム(SDS)、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、ドデシルナフタレン硫酸ナトリウム、ジア
ルキルベンゼンアルキル、硫酸塩およびスルホン酸塩、
アルドリッチ(Aldrich)から入手できるアビエ
チン酸、および花王(Kao)からのNEOGEN R
K、NEOGEN SCが挙げられる。一般に用いられ
るアニオン界面活性剤の有効濃度は、トナーポリマー樹
脂を製造するために用いられるモノマーの、例えば、約
0.01〜約10重量%、好ましくは約0.1〜約5重
量%である。
【0025】樹脂ラテックス分散液中に含めることが可
能な非イオン界面活性剤の例には、例えば、ポリビニル
アルコール、ポリアクリル酸、メタロース、メチルセル
ロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチル
エーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル、ジアルキルフェノキシポリ(エチレンオ
キシ)エタノール(IGEPAL CA−210、IG
EPALCA−520、IGEPAL CA−720、
IGEPAL CO−890、IGEPAL CO−7
20、IGEPAL CO−290、IGEPAL C
A−210、ANTAROX890およびANTARO
X897としてローディア(Rhodia)から入手で
きる)が挙げられる。非イオン界面活性剤の適する濃度
は、トナーポリマー樹脂を製造するために用いられるモ
ノマーの、例えば、約0.01〜約10重量%、好まし
くは約0.1〜約5重量%である。
【0026】樹脂ラテックス分散液の固形物含有率は特
に限定されない。固形物含有率は、例えば、10〜90
%であることが可能である。
【0027】本発明の顔料分散液は、組成物においても
製造の方法においても特に限定されない。顔料分散液
は、最も好ましくは、非イオン分散剤/界面活性剤を含
む水性媒体に分散された顔料粒子を含むべきである。樹
脂ラテックス分散液の極性と同じ極性をもつ分散剤も用
いることができよう。
【0028】場合によって、顔料は、水を含有する湿り
ケーキまたは濃縮形態で利用でき、またホモジナイザを
用いて、あるいは単に攪拌によって容易に分散させるこ
とが可能である。別の例において、顔料は、乾燥形態で
のみ利用することができ、よって水への分散は、例え
ば、M−110ミクロ流動化剤または極限化剤を用いて
ミクロ流動化し顔料分散液をチャンバに1〜10回通す
ことにより、あるいはBranson700超音波処理
機を用いるなどの超音波処理によって、あるいは前述し
たイオン界面活性剤または非イオン界面活性剤などの分
散剤を任意に添加しつつホモジナイザによって行われ
る。
【0029】トナーの重量に対して例えば、約1〜約2
5%、好ましくは約1〜約15%の有効量でトナー中に
存在する選択することができる公知の種々の着色剤また
は顔料には、公知のシアン、マゼンタ、イエロー、レッ
ド、グリーンおよびブルー顔料が挙げられる。顔料の特
定の例には、ポール・ウーリッチ(Paul Uhli
ch & Company,Inc.)から入手できる
フタロシアニンHELIOGEN BLUE L690
0、D6840、D7080、D7020、PYLAM
OIL BLUE、PYLAM OIL YELLO
W、PIGMENT BLUE1、オンタリオ州トロン
トのドミニオンカラーコーポレーション(Domini
on Color Corporation,Lt
d.)から入手できるPIGMENT VIOLET
1、PIGMENT RED48、LEMON CHR
OME YELLOW DCC1026、E.D.TO
LUIDINE REDおよびBON RED C、ク
ラリアント(Clariant)からのNOVAper
m YELLOW FGL、HOSTAPERM PI
NK Eおよびデュポン・ヌムール(E.I.DuPo
nt de Nemours & Company)か
ら入手できるCINQUASIA MAGENTAなど
が挙げられる。一般に、選択することができる着色顔料
は、シアン、マゼンタまたはイエロー顔料およびそれら
の混合物である。顔料として選択することができるマゼ
ンタ材料の例には、例えば、CI60710としてカラ
ーインデックスにおいて識別される2,9−ジメチル−
置換キナクドリンおよびアントラキノン染料、CI D
ispersed Red15およびCI26050と
してカラーインデックスにおいて識別されるジアゾ染
料、CI Solvent Red19などが挙げられ
る。顔料として用いることができるシアン材料の説明の
ための例には、銅テトラ(オクタデシルスルホンアミ
ド)フタロシアニン、CI74160としてカラーイン
デックスにおいて記載されたx−銅フタロシアニン顔
料、CI Pigment BlueおよびCI698
10としてカラーインデックスにおいて識別されるAn
thrathrene Blue、Special B
lue X−2137などが挙げられる。選択すること
ができるイエロー顔料の説明のための例は、CI127
00としてカラーインデックスにおいて識別されるモノ
アゾ顔料であるジアリーリド(diarylide)イエロ−
3,3−ジクロロベンジデンアセトアセトアニリド、C
I Solvent Yellow16、Foron
Yellow SE/GLNとしてカラーインデックス
において識別されるニトロフェニルアミンスルホンアミ
ド、CI DispersedYellow33、2,
5−ジメトキシ−4−スルホンアニリドフェニルアゾ−
4’−クロロ−2,5−ジメトキシ−アセトアセトアニ
リドおよびPermanent Yellow FLG
である。選択される顔料は、トナーの約1重量%〜約6
5重量%、好ましくは約2〜約12重量%などの種々の
有効量において存在する。
【0030】前に特定された非イオン界面活性剤および
/またはアニオン界面活性剤を含む適するあらゆる分散
液を顔料分散液中で用いることができる。顔料分散液の
固形物含有率に対する特定の制限もない。固形物含有率
は、例えば、10〜90%の範囲であることが可能であ
る。
【0031】樹脂ラテックス分散液および顔料分散液は
最初に合わせて配合する。例えば、分散剤としてアニオ
ン界面活性剤を含有する水性ポリエチレンワックスを含
む周知のあらゆるタイプのワックス分散液を任意にこの
配合物中に含めることが可能であろう。配合すると樹脂
−顔料配合物を得る。配合は、攪拌を含む当該技術分野
において公知の適するあらゆる手段によって行うことが
可能である。
【0032】化学トナーを製造するための乳化凝集法
は、イオン界面活性剤、代表的にはアニオン界面活性剤
を含有するラテックスを完全に凝集させてトナー粒子に
することを確実にするために、ラテックス中のイオン界
面活性剤と反対の極性を有する特定量のイオン凝集剤
(対イオン凝集剤)、代表的にはカチオン凝集剤の利用
を必要とする。凝集剤のこの量は、最終スラリー中にト
ナー収率に悪い影響を及ぼしうる微粉、すなわち、平均
体積直径約1μm未満の小粒径の粒子が現れないように
するために存在しなければならない。
【0033】対イオン凝集剤は、樹脂ラテックス分散液
中で用いられるイオン界面活性剤と反対の極性を有する
有機物または無機物のいずれか、あるいは両方の混合物
から成ることが可能である。例えば、本発明の好ましい
実施形態において、樹脂ラテックス分散液のイオン界面
活性剤はアニオン界面活性剤であり、よって対イオン界
面活性剤凝集剤はカチオン界面活性剤である。しかし、
カチオン界面活性剤はラテックス中に存在することが可
能であり、アニオン界面活性剤はその時凝集剤として作
用することが可能である。
【0034】カチオン界面活性剤の例には、例えば、ジ
アルキルベンゼンアルキルアンモニウムクロリド、ラウ
リルトリメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジ
ルメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルジメ
チルアンモニウムブロミド、塩化ベンザルコニウム、セ
チルピリジニウムブロミド、C12、C15、C17ト
リメチルアンモニウムブロミド、第四化ポリオキシエチ
ルアルキルアミンのハロゲン化物塩、ドデシルベンジル
トリエチルアンモニウムクロリド、アルカリルケミカル
(Alkaril Chemical Compan
y)から入手できるMIRAPOLとALKAQUAT
および花王(Kao Chemicals)から入手で
きるSANIZOL B(塩化ベンザルコニウム)な
ど、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
【0035】好ましい無機カチオン凝集剤には、例え
ば、ポリ塩化アルミニウム(PAC)、硫酸アルミニウ
ム、硫酸亜鉛または硫酸マグネシウムが挙げられる。凝
集剤は、例えば、好ましくは0.05〜10重量%の量
で、より好ましくは0.075〜2.0重量%の範囲で
水性媒体中にある。凝集剤は、少量の他の成分、例えば
硝酸を含有することも可能である。
【0036】本発明の別の態様において、凝集剤は、例
えば、PACとSANIZOL B、硫酸アルミニウム
とSANIZOL Bなどを含む無機凝集剤と有機凝集
剤両方の混合物を含むことが可能である。例えば、それ
ぞれが0.05〜2.0重量%の量で存在する凝集剤の
こうした混合物も、好ましくは、水性媒体中で用いられ
る。
【0037】カチオン界面活性剤は、例えば、水の約
0.1〜約10%、好ましくは水の約0.1〜0.5重
量%の間などの種々の有効量で用いられる。好ましく
は、凝集のために用いられるカチオン界面活性剤のモル
比は、樹脂ラテックス分散液の調製において用いられる
アニオン界面活性剤の全量に関連しており、例えば、
0.5対4、好ましくは0.5対2の範囲である。
【0038】本発明の方法において、本方法において添
加しようとする凝集剤の全量の一部のみを本方法の初期
凝集工程に添加する。初期に添加される凝集剤の量は、
粘度が低すぎる、すなわち、不十分な量の凝集剤を初期
に添加する場合に発生しうる過剰量の微粉の形成を避け
ると共に、粘度が高すぎる、すなわち、多すぎる凝集剤
を初期に添加する場合に発生しうる不十分な均質化を避
けるように系に望ましい粘度を付与するために十分でな
ければならない。望ましい粘度の範囲は、例えば、50
〜1000センチポイズの範囲である。凝集工程のため
に本方法に初期に添加される凝集剤の量は、例えば、本
方法において添加しようとする凝集剤の全量の25〜9
0重量%である。凝集剤のこの初期量は、樹脂−顔料配
合物に配合される。
【0039】凝集剤は、好ましくは、1〜120分にわ
たり例えば、約3,000〜10,000rpm、最も
好ましくは約5,000rpmで攪拌翼を用いて攪拌す
ることにより配合物に高い剪断作用を連続的に受けさせ
つつ配合物に徐々に添加される。配合物が均質であると
共に均一に分散されることを確実にするために、高剪断
装置、例えば、インラインIKA SD−41などの強
力均質化装置を用いることができる。この高い剪断作用
は樹脂−顔料配合物の均質化をもたらす。
【0040】均質化後、均質化された組成物の凝集は、
組成物を攪拌しつつラテックスの樹脂のガラス転移温度
(Tg)未満の温度に組成物を加熱することにより行わ
れる。最も好ましくは、加熱の温度は、例えば、樹脂の
Tgの5℃下〜20℃下である。攪拌は、好ましくは、
例えば、200〜800rpmの間でメカニカルスター
ラーを用いて混合物を連続的に攪拌することを含む。
【0041】凝集は、凝集粒子サイズが安定化するまで
の時間にわたって行われ、その時間は、例えば、10分
〜6時間にわたることが可能である。
【0042】凝集粒子サイズの安定化後、凝集剤の残部
は、一回以上の添加段階において添加される。各段階に
おいて、当該段階において添加しようとする凝集剤の一
部は、再び、好ましくは組成物に徐々に計量して供給さ
れる。
【0043】ラテックス−顔料分散液の固形物含有率を
増加させることにより、すなわち、凝集の前にラテック
スを希釈するために、より少ない水を用いることによ
り、凝集剤の遅延添加を本発明において実施できること
が見出された。例えば、従来のプロセスが15%未満の
固形物含有率で行われるのに対して、本方法は、15%
より高い、好ましくは約17%の固形物含有率で行われ
る。より高い固形物含有率および初期凝集剤のより少な
い量の組合せは、微粉の発生が最小であると共に効果的
な均質化および凝集を見込んでいる。
【0044】凝集スラリーの粘度が低いままで制御可能
なままでありつつ不十分な凝集剤を初期ラテックス−顔
料分散液に添加するなら、好ましくない微粉が生成しう
るので、凝集剤を遅延添加することは、微粉レベルの低
下およびGSDの改善のみでなく粘度の問題の克服を助
ける。利用することが好ましいより高い固形物含有率
は、微粉の形成を軽減することを大いに助ける。しか
し、微粉含有率は、初期凝集工程後に若干なお高すぎる
ことがある。これは、初期に形成された凝集物が凝集サ
イズにおいて安定した後、残りの凝集剤を添加すること
により本発明において対処される。追加の凝集剤は、任
意の追加量の水に加えて一つ以上の添加段階において添
加される。これによって、初期凝集において形成された
微粉を完全に粒子に取り込むことが確実になる。許容で
きるGSDをこうして得ることができる。
【0045】初期または後続の一つの添加段階中の凝集
剤の添加中に必要ならば、許容限界内に組成物の粘度を
下げる、および/または維持するために必要ならば追加
の水を組成物に添加することが可能である。添加される
追加の水の量は、好ましくは最小に保たれる。こうした
添加水を後で除去しなければならず、その除去は、水の
量が多ければ多いほど長い時間を要するからである。
【0046】凝集し、残りの遅延成分のすべてを組成物
中に添加した後、先ず、凝集物を後続の成長から安定化
させるために組成物のpHを5.5より高いpH、好ま
しくは約6.0〜8.0に変化させ、その後、トナー粒
子中の樹脂のTgより高い温度に加熱することにより、
粒子は好ましくは融着する。好ましくは、融着のための
加熱は、樹脂のTgより10℃上〜50℃上、好ましく
は25℃上〜40℃上の温度で30分〜10時間にわた
り行われる。
【0047】融着中に好ましくは、適するいずれかのp
H増加剤、例えば、水酸化ナトリウムを用いて、例え
ば、約1.8〜3.0から約5.5〜8.0の範囲に、
好ましくは2.0〜2.8から約6.5〜7.8の範囲
にpHを上げる。pHの増加は、後続の加熱中、例え
ば、樹脂Tgより10〜50℃上に温度を上げる時、凝
集粒子を安定化するように作用すると共に、GSDのい
っそうの増大および低下を妨げる。融着温度において1
5〜60分後、pHは3.0〜4.5の範囲に徐々に戻
して低下される。pHの低下は融着または溶融プロセス
を可能にする。好ましいpH低下剤には、例えば、硝
酸、クエン酸、硫酸および塩酸などが挙げられる。
【0048】本発明の実施形態において、配合および凝
集工程を1.8〜3.0の範囲、好ましくは2.0〜
2.8の範囲で行う一方で、融着工程を6.5〜8.0
のpH範囲で初期に行い、その後、3.0〜4.5の範
囲にpHを低下させる化学トナーを製造する方法が存在
する。
【0049】本発明の好ましい実施形態において、ラテ
ックスの多段階添加が行われる。特に、組成物に添加し
ようとするラテックスの全量の一部のみが均質化および
凝集に供される組成物中に初期に存在する。この実施形
態において、ラテックスの大部分は始めに添加される一
方で、ラテックスの残部(遅延ラテックス)は、樹脂−
顔料凝集物の生成後に添加される。
【0050】ラテックスのこの遅延添加は、着色された
コア周囲への着色されていない材料の外殻の形成を改善
し、よってトナー粒子のコア中に粒子表面から遠ざけて
顔料をより良く封入し、顔料の存在が最終トナー粒子の
帯電挙動を改質することが可能である。換言すると、ラ
テックスの残部の添加は、既に凝集したコア粒子の周囲
に外殻を形成する。
【0051】しかし、凝集剤を遅延ラテックスより後に
添加するとすれば、元の凝集粒子から離れる微小な凝集
物が不都合に発生する傾向があろうから、あらゆる遅延
ラテックスの添加前に凝集剤の全部を初期ラテックス−
顔料配合物に添加しなければならないと考えられていた
ので、遅延ラテックス方式はラテックス凝集法の初期段
階(early phase)を複雑にする。
【0052】添加される遅延ラテックスの量は、例え
ば、添加しようとするラテックスの全量の30%程度で
あることが可能である。すなわち、ラテックスの70〜
99%のみが均質化および凝集のために配合物に初期に
添加される。これには、始めに対イオン凝集剤の全量を
添加することに関して問題がある。最終的に添加しよう
とするラテックスの全量に対する十分な凝集剤を初期ラ
テックス−顔料分散液に添加する時、粘度を制御するた
めに時間を要すると共に難しい手順を行わないかぎり系
の粘度が高くなりすぎ、適切な均質化を達成できないか
らである。これは、180nm未満の粒子サイズをもつ
ラテックスおよび半連続またはバッチ乳化重合法によっ
て形成されたラテックスに関して特にそうである。
【0053】均質化は、狭いサイズ幾何分布(GSD)
の粒子の形成を確実にするために必須であり、不十分な
均質化は、好ましくない大粒径凝集物の形成を引き起こ
しうる。
【0054】しかし、反面、凝集スラリーの粘度が低い
ままで制御可能なままでありつつ不足の凝集剤を初期ラ
テックス−顔料分散液に添加するなら、好ましくない微
粉が生成することが多い。
【0055】前述した凝集剤の遅延添加方式は、遅延ラ
テックス取り込み方式における初期凝集プロセス工程を
制御するために特に良く適する。
【0056】凝集剤の全部の添加後、遅延ラテックス
は、トナー粒子のラテックスの残りの殻を形成するため
に添加することができる。凝集剤の遅延添加によって、
ラテックスの遅延量の添加が既存粒子を被覆して、純ラ
テックスの微小な凝集物を形成するのではなく既存粒子
上に外殻を形成するような優れた条件下に粒子は置かれ
る。
【0057】上述したようなpH変更後、得られる融着
トナー粒子は、当該技術分野において公知のいずれかの
技術によって、必要に応じて分離し、乾燥することが可
能である。粒子は、界面活性剤を除去するために、例え
ば、熱水で洗浄することもでき、Aeromatic流
動層乾燥機の使用などによって乾燥することもできる。
【0058】本発明のトナー粒子は、ハロゲン化アルキ
ルピリジニウム、硫酸水素塩、米国特許第3,944,
493号、第4,007,293号、第4,079,0
14号、第4,394,430号および第4,560,
635号の電荷制御添加剤などの、例えば、0.1〜5
重量%の有効量における公知の電荷添加剤を含むことも
可能である。それらの開示は本願に引用して援用する。
洗浄および乾燥後にトナー組成物に添加できる表面添加
剤には、例えば、金属塩、脂肪酸の金属塩、コロイドシ
リカ、金属酸化物およびそれらの混合物などが挙げら
れ、こうした添加剤は、通常約0.1〜約2重量%の量
で存在する。米国特許第3,590,000号、第3,
720,617号、第3,655,374号および第
3,983,045号を参照すること。それらの開示は
本願に引用して援用する。好ましい添加剤には、凝集プ
ロセス中に添加できるか、あるいは生成トナー製品に配
合できる0.1〜2%の量の、ステアリン酸亜鉛および
デグッサ(Degussa)から入手できるAEROS
IL R972.Rが挙げられる。
【0059】現像剤組成物は、本発明の方法により得ら
れたトナーと、スチールおよびフェライトなどの、被覆
担体を含む公知の担体粒子とを混合することにより、例
えば、約2%トナー濃度から約8%トナー濃度まで製造
することができる。担体粒子については米国特許第4,
937,166号および第4,935,326号を参照
すること。それらの開示は本願に引用して援用する。
【0060】本発明の方法のもう一つの利点は、添加/
凝集段階(phase)(以下の手順(ii)参照)中に組
成物のpHを上げることにより凝集剤の添加中に組成物
の粘度を制御することを提案してきたけれども、本方法
は、こうした難しくて時間を要する粘度制御に対する必
要性をなくすことである。
【0061】本発明の方法によって、許容可能なサイズ
と狭い分散度のトナー粒子は、当該技術分野において過
去に実現された方法より迅速な方法において得られる。
トナー粒子は、好ましくは、約0.5〜約25、好まし
くは1〜約10μmの平均体積直径、およびクールター
カウンタで測定して約1.05〜約1.25、好ましく
は1.15〜1.25の狭いGSD特性を有する。トナ
ー粒子は、例えば、120以下の優れた形状係数も有す
る。形状係数は、平滑度と真円度の目安であり、通常は
顕微鏡で測定される。100の形状係数は、完全に球状
で平滑であると考えられる一方で、140の形状係数
は、表面形態学的に粗いと考えられると共に、形状はポ
テト様である。本発明のトナーの形状係数は、極めて球
形状のトナーが得られることを示している。得られたト
ナーは、カラープロセスを含む公知の電子写真画像形成
および印刷プロセスおよびリトグラフィのために選択す
ることができる。
【0062】以下の実施例は、本発明の実施形態および
利点を説明している。部および百分率は特に明記しない
かぎり重量による。
【0063】
【実施例】実施例および比較例において、以下の材料が
用いられている。
【0064】ラテックス形成手順:反応成分(ingredie
nts)としてスチレン、ブチルアクリレート、アクリル
酸を用い、開始剤として過硫酸アンモニウムおよび連鎖
移動剤としてドデカンチオールを用いて40%の固形物
含有率(loading)で半連続式ラテックスを合成する。
反応モノマーの質量比は、それぞれスチレン、ブチルア
クリレートおよびアクリル酸について81:17:1.
5である。ラテックスは、Mwが30k、Tgが53
℃、粒子サイズが100nm、pHが1.8であり、
1.0%のDOWFAXアニオン界面活性剤を含有して
いる。
【0065】ワックスおよび顔料分散液:これらの実施
例において用いた水性ワックス分散液をP725ポリエ
チレンワックスおよびアニオン界面活性剤/分散剤とし
てNeogen RKを用いて製造する。粒子サイズは
約200nmであると測定し、ワックススラリーは30
%の固形物含有率で供給する。
【0066】用いた顔料分散液は、サンケミカルズ(S
un Chemicals)から供給されたB15:3
シアン顔料の水性分散液である。この顔料分散液は専有
の非イオン分散剤を利用しており、供給状態の分散液の
顔料含有率は48%である。
【0067】実施例1−トナー凝集手順:500グラム
のラテックスは200グラムのポリマー樹脂を含有する
と共に、ラテックスのこの量が、ラテックスを最も効果
的に凝集させるために10%w/w PAC(ポリ塩化
アルミニウム)溶液3グラムを必要とすることが確立さ
れた。より少ないPACを用いると、遅延ラテックスの
取り込みが不足することになり、それは、着色された粒
子コアの周囲の殻としての材料に見合う量を添加する本
来の目的に反する。
【0068】以下の三つの手順は、本発明において概説
した方法の有効性に関する証拠を提示する。各場合にお
いて、最終の5.2μm粒径の粒子中で4%の顔料含有
率および8%のワックス含有率をもつと共に、樹脂体積
の30%が粒子の「殻」中にあるように粒子の初期形成
後にラテックスの30%を添加することが望ましい。三
つの手順は、比較手順(i):過去におけるEAトナー
粒子処理の大部分に対して実施されたような初期ラテッ
クス−顔料スラリーへのすべてのPAC凝集剤の添加、
比較手順(ii):ラテックス−顔料スラリーに対する
pH調節で始まり、必要なすべての凝集剤を同時に添加
し、凝集が進むにつれてpHを連続的に調節することを
含む手順、および実施例手順(iii):凝集が進むに
つれて凝集剤および水を添加することを含む本発明の手
順である。
【0069】比較手順(i):高粘度のゆえの凝集の失
敗:350グラムのラテックスおよび60グラムのワッ
クス分散液を500グラムの水に添加し、よく混合す
る。20グラムの顔料分散液を100グラムの水に添加
し、ラテックス−ワックス配合物に添加する。この段階
において、配合物の固形物含有率は14%w/wであ
る。5000rpmで均質化しつつ、20グラムの0.
2N硝酸中の3グラムの10%PAC溶液をワックス−
顔料−ラテックス配合物に徐々に添加する。
【0070】配合物の粘度は非常に高くなるので、均質
化は失敗し、配合物はカテージチーズ状である。この配
合物の粘度は非常に高いので攪拌することができない。
【0071】比較手順(ii)(5.2μmの粒子サイ
ズに達するために、48℃における凝集のための全時間
は6時間である):350グラムのラテックスおよび6
0グラムのワックス分散液を500グラムの水に添加
し、よく混合する。20グラムの顔料分散液を100グ
ラムの水に添加し、ラテックス−ワックス配合物に添加
する。この段階において、配合物の固形物含有率は14
%w/wである。この時点において、水酸化ナトリウム
(4%w/w溶液)を添加することにより配合物のpH
を1.8から4.0に変える。5000rpmで均質化
しつつ、20グラムの0.2N硝酸中の3グラムの10
%PAC溶液をワックス−顔料−ラテックス配合物に徐
々に添加する。この段階における配合物は全く低い粘度
であり、それを反応器に移し、48℃の温度に加熱す
る。温度が上昇するにつれてスラリーの粘度は増加する
が、スラリーの適切な温度均一性を確保するために十分
によく攪拌することが可能である。
【0072】一旦系が凝集温度に達すると、粒子サイズ
分析によれば、系中に多くの微粉が存在することが示さ
れると共に、希硝酸溶液の添加によってスラリーのpH
が3.8に低下する。これは、粘度の増加を引き起こ
し、その粘度は30分より長い間にわたり高いままであ
った後、若干低下する。
【0073】次の4時間にわたって、0.2単位の段階
でpHを3.8から3.2に連続的に低下させる。手順
のこの段階におけるpHの劇的な減少は、反応器内で適
切に攪拌できない過度に粘性のスラリーを形成させる。
この時間後、ラテックスの残部150グラム(pH3.
2に調節されたもの)を粒子スラリーに添加し、遅延ラ
テックスを最終凝集物に確実に取り込ませるためにさら
に90分にわたり加熱を続ける。
【0074】この複雑な手順後でさえ、粒子のGSD数
値は1.27より良くない。その後、スラリーのpHを
8.0に上げ、90℃に加熱する。90℃で30分後、
温度を93℃に上げ、30分後、5%w/wクエン酸溶
液の添加によってpHを下げる。
【0075】これらの条件下で、10時間加熱後に粒子
は殆ど球状の物体(形状係数125)を形成した。
【0076】実施例手順(iii)(5.2μmに達す
るために、48℃における全凝集時間が2時間30分で
ある):350グラムのラテックスおよび60グラムの
ワックス分散液を300グラムの水に添加し、よく混合
する。20グラムの顔料分散液を100グラムの水に添
加し、ラテックス−ワックス配合物に添加する。この段
階において、配合物の固形物含有率は17%w/wであ
る。5000rpmで均質化しつつ、10グラムの0.
2N硝酸中の1.5グラムの10%PAC溶液をワック
ス−顔料−ラテックス配合物に徐々に添加する。この段
階における配合物は中程度の粘度であり、それを反応器
に移し、48℃の温度に加熱する。温度が上昇するにつ
れてスラリーの粘度は増加するが、50グラムの水の添
加によって、スラリーの適切な温度均一性を確保するた
めに十分に配合物を攪拌することが可能になる。
【0077】凝集温度で30分後、粒子サイズ分析によ
れば、系中に多少の微粉が存在することが示されてい
る。その後、1.0グラムのPAC溶液および50グラ
ムの水を凝集配合物に添加する。さらに30分後、さら
に0.5グラムのPACをスラリーに添加する。
【0078】最後に、さらに30分後、150グラムの
遅延ラテックスを添加し、スラリーを1時間にわたり加
熱後に、pHを8.0に上げ、スラリーを90℃に加熱
する。この時のサンプルのGSD数値は1.23である
と測定される。90℃で1時間後に、スラリーのpHを
3.5に下げ、さらに1時間後に、pHを2.5にさら
に下げ、8時間後に、粒子は、形状係数が120の殆ど
球状の形であった。
【0079】実施例2−トナー製造:均質化しつつ、4
5.3%の固形物含有率を有する顔料分散液20グラム
と合わせて310グラムのラテックスを同時に600グ
ラムの水に添加する。5000rpmで均質化しつつ、
10グラムの0.2N硝酸中の1.5グラムの10%P
AC溶液をワックス−顔料−ラテックス配合物に徐々に
添加する。10グラムの水溶液中のカチオン界面活性剤
であるジアルキルベンゼンアルキルアンモニウムクロリ
ド1.5グラムをラテックス/顔料配合物に徐々に添加
する。粘度が増加し、ホモジナイザによってのみ制御可
能であるため、この共凝集剤の半分のみを添加する。こ
の段階における配合物は中程度の粘度であり、それを反
応器に移し、48℃の温度に加熱する。温度が上昇する
につれてスラリーの粘度は増加するが、48℃で1時間
後に徐々に低下する。粒子サイズ測定によると微粉が存
在することが示されている。その後、カチオン界面活性
剤の第2の半分を反応器に徐々に添加する。さらに1時
間後、測定された粒子サイズは5.2μmであり、GS
Dは1.18である。その後、80グラムの遅延ラテッ
クスを添加し、スラリーを48℃でさらに30分にわた
り加熱する。この段階において測定された粒子サイズは
5.4μmであり、GSDは1.17である。その後、
スラリーのpHを7.8に変え、スラリーを90℃に加
熱する。90℃で1時間後に、スラリーのpHを4.5
に下げ、6時間後に、粒子は、形状係数が120、粒子
サイズが5.5、GSDが1.19の殆ど球状の形であ
る。
【0080】実施例3−グリーントナーの製造:遅延ラ
テックス前の粒子サイズが5.7μmでGSDが1.1
9であることを除き、グリーントナー(Pigment
Green7)を実施例2により製造する。遅延ラテ
ックスを添加すると、サイズは6.0でありGSDは
1.18である。最終の融着粒子サイズは6.2であ
り、GSDは1.19である。
【0081】実施例4−マゼンタトナーの製造:遅延ラ
テックス前の粒子サイズが5.4μmでGSDが1.1
8であることを除き、マゼンタトナー(Pigment
Red81.2)を実施例2により製造する。遅延ラ
テックスを添加すると、サイズは5.5でありGSDは
1.16である。最終の融着粒子サイズは5.7であ
り、GSDは1.19である。
【0082】実施例5−オレンジトナーの製造:遅延ラ
テックス前の粒子サイズが5.5μmでGSDが1.1
7であることを除き、オレンジトナー(Pigment
Orange16)を実施例2により製造する。遅延
ラテックスを添加すると、サイズは5.6でありGSD
は1.16である。最終の融着粒子サイズは5.8であ
り、GSDは1.18である。
【0083】実施例6−グリーントナーの製造:遅延ラ
テックス前の粒子サイズが5.7μmでGSDが1.1
8であることを除き、グリーントナー(Pigment
Green36)を実施例2により製造する。遅延ラ
テックスを添加すると、サイズは5.7でありGSDは
1.17である。最終の融着粒子サイズは5.8であ
り、GSDは1.18である。
【0084】実施例7−イエロートナーの製造:遅延ラ
テックス前の粒子サイズが5.9μmでGSDが1.2
0であることを除き、イエロートナー(Pigment
Yellow14)を実施例2により製造する。遅延
ラテックスを添加すると、サイズは6.1でありGSD
は1.19である。最終の融着粒子サイズは6.3であ
り、GSDは1.20である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラージ ディー パテル カナダ オンタリオ州 オークビル ペン ストリート 2051 (72)発明者 ローリ アン レッティンガー カナダ オンタリオ州 ケンブリッジ フ ォックリッジ ドライブ 23 (72)発明者 タニア ジェーン マーチン カナダ オンタリオ州 バーリントン ア ッパー ミドル ロード 3480 ユニット 1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)イオン界面活性剤および任意に非
    イオン界面活性剤を用いるラテックスから水性イオン界
    面活性剤溶液中に樹脂の樹脂ラテックス分散液を形成す
    る工程と、 (ii)水と非イオン分散剤および任意に工程(i)の
    樹脂ラテックス分散液の調製において用いたイオン界面
    活性剤と同じ極性のイオン界面活性剤に分散された顔料
    の水中顔料分散液を調製する工程と、 (iii)前記樹脂ラテックス分散液と、前記顔料分散
    液および任意にワックス分散液とを配合して樹脂−顔料
    配合物を形成する工程と、 (iv)前記混合物に高い剪断作用を連続的に受けさせ
    つつ、水溶液中の対イオン凝集剤の一部である本方法中
    に添加しようとする対イオン凝集剤の全量の25重量%
    〜90重量%を前記樹脂−顔料配合物に添加して、前記
    樹脂−顔料配合物の均質ゲルを誘発させる工程と、 (v)連続的に攪拌しつつ、剪断されたゲルを樹脂のガ
    ラス転移温度(Tg)未満の温度に加熱して凝集粒子を
    形成する工程と、 (vi)凝集粒子サイズの安定化を可能にする時間後
    に、一つ以上の逐次段階において本方法中に添加しよう
    とする対イオン凝集剤の全量の残部を添加する工程と、 (vii)凝集粒子を安定化させるためにpHをpH増
    加剤で調節する工程と、 (viii)樹脂のTgより高い温度に凝集粒子を加熱
    した後、pHを低下させてトナー組成物の融着粒子を形
    成する工程と、 (ix)任意にトナー組成物を分離し乾燥する工程と、 を含むトナー組成物の製造方法。
JP2001006761A 2000-01-19 2001-01-15 トナー組成物の製造方法 Expired - Fee Related JP4570256B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/487598 2000-01-19
US09/487,598 US6120967A (en) 2000-01-19 2000-01-19 Sequenced addition of coagulant in toner aggregation process

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001228651A true JP2001228651A (ja) 2001-08-24
JP4570256B2 JP4570256B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=23936395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001006761A Expired - Fee Related JP4570256B2 (ja) 2000-01-19 2001-01-15 トナー組成物の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6120967A (ja)
JP (1) JP4570256B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213507A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Xerox Corp 硬化可能な粉体塗装組成物の製造方法、硬化可能な粉体塗装組成物、及びその使用法
WO2005116779A1 (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トナー、トナーの製造方法、二成分現像剤及び画像形成装置
JP2006146208A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Xerox Corp トナー組成物
JP2008065330A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Xerox Corp トナー及びその製造方法
JP2008097004A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Xerox Corp トナーを調製する方法
JP2008146063A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Xerox Corp トナーの製造方法及びトナー
WO2008078497A1 (ja) * 2006-12-26 2008-07-03 Panasonic Corporation トナー及びトナーの製造方法
US7659045B2 (en) 2006-02-20 2010-02-09 Sharp Kabushiki Kaisha Method for manufacturing toner and toner
US7704664B2 (en) 2006-02-20 2010-04-27 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing toner and toner
JP2014059558A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Xerox Corp トナーの形状係数を用いてトナー濃度を制御するシステムおよび方法

Families Citing this family (124)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6268103B1 (en) * 2000-08-24 2001-07-31 Xerox Corporation Toner processes
US6210853B1 (en) * 2000-09-07 2001-04-03 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US6190820B1 (en) * 2000-09-07 2001-02-20 Xerox Corporation Toner processes
US6395445B1 (en) * 2001-03-27 2002-05-28 Xerox Corporation Emulsion aggregation process for forming polyester toners
US6495302B1 (en) * 2001-06-11 2002-12-17 Xerox Corporation Toner coagulant processes
US6455219B1 (en) 2001-06-22 2002-09-24 Xerox Corporation Semicontinuous emulsion polymerization process for making silica-containing latex for toners
US6503677B1 (en) 2001-07-10 2003-01-07 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner particles coated with negatively chargeable and positively chargeable additives and method of making same
JP4344249B2 (ja) * 2002-04-10 2009-10-14 フジフィルム・イメイジング・カラランツ・リミテッド 化学的に製造したトナーとその製造プロセス
JP3980494B2 (ja) * 2002-04-18 2007-09-26 富士フイルム株式会社 電子写真用受像シート及び画像形成方法
US6849371B2 (en) * 2002-06-18 2005-02-01 Xerox Corporation Toner process
US20050136352A1 (en) * 2003-12-23 2005-06-23 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner having novel rheolgical and flow properties
US7041420B2 (en) * 2003-12-23 2006-05-09 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner having novel surface morphology properties
KR100532115B1 (ko) * 2004-01-20 2005-11-29 삼성전자주식회사 결정성 고분자가 공중합된 안료 함유 라텍스의 제조방법
US7041425B2 (en) * 2004-02-10 2006-05-09 Xerox Corporation Toner processes
KR100577707B1 (ko) * 2004-04-19 2006-05-10 삼성전자주식회사 왁스 및 착색제를 포함하는 고분자 라텍스의 제조 방법
US7157200B2 (en) 2004-05-06 2007-01-02 Xerox Corporation Emulsion aggregation black toner and developer with superior image quality
US7160661B2 (en) * 2004-06-28 2007-01-09 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner having gloss enhancement and toner release
US7166402B2 (en) * 2004-06-28 2007-01-23 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner having gloss enhancement and toner release with stable xerographic charging
US7179575B2 (en) * 2004-06-28 2007-02-20 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner having gloss enhancement and toner release
US7288347B2 (en) * 2004-08-31 2007-10-30 Xerox Corporation Method of applying spot varnish to xerographic image and emulsion aggregation toners for use therein
KR100602193B1 (ko) 2004-09-21 2006-07-19 삼성전자주식회사 폴리에스테르 수지 제조방법
KR20060035312A (ko) * 2004-10-22 2006-04-26 삼성전자주식회사 토너 조성물의 제조 방법
KR100603257B1 (ko) * 2004-11-26 2006-07-24 삼성전자주식회사 폴리에스테르 미립자 분산액 제조방법 및 제조된폴리에스테르 미립자 분산액
US7300734B2 (en) * 2004-12-03 2007-11-27 Xerox Corporation Toner compositions
US7279261B2 (en) * 2005-01-13 2007-10-09 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner compositions
KR100715851B1 (ko) * 2005-04-07 2007-05-11 삼성전자주식회사 코어/쉘 구조를 갖는 고분자 라텍스 입자의 제조 방법
US20060269859A1 (en) * 2005-05-31 2006-11-30 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner and developer
US7524602B2 (en) * 2005-06-20 2009-04-28 Xerox Corporation Low molecular weight latex and toner compositions comprising the same
US7759039B2 (en) 2005-07-01 2010-07-20 Xerox Corporation Toner containing silicate clay particles for improved relative humidity sensitivity
US20070020542A1 (en) * 2005-07-22 2007-01-25 Xerox Corporation Emulsion aggregation, developer, and method of making the same
US8080360B2 (en) * 2005-07-22 2011-12-20 Xerox Corporation Toner preparation processes
US7413842B2 (en) * 2005-08-22 2008-08-19 Xerox Corporation Toner processes
US7402370B2 (en) 2005-08-30 2008-07-22 Xerox Corporation Single component developer of emulsion aggregation toner
US7455943B2 (en) * 2005-10-17 2008-11-25 Xerox Corporation High gloss emulsion aggregation toner incorporating aluminized silica as a coagulating agent
US7390606B2 (en) * 2005-10-17 2008-06-24 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner incorporating aluminized silica as a coagulating agent
US7749670B2 (en) * 2005-11-14 2010-07-06 Xerox Corporation Toner having crystalline wax
US7553596B2 (en) 2005-11-14 2009-06-30 Xerox Corporation Toner having crystalline wax
US7662272B2 (en) 2005-11-14 2010-02-16 Xerox Corporation Crystalline wax
US7686939B2 (en) * 2005-11-14 2010-03-30 Xerox Corporation Crystalline wax
US7910275B2 (en) * 2005-11-14 2011-03-22 Xerox Corporation Toner having crystalline wax
JP2007147781A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤
JP4605045B2 (ja) * 2006-02-20 2011-01-05 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤および画像形成方法
US20070254230A1 (en) * 2006-04-28 2007-11-01 Xerox Corporation External additive composition and process
JP2007329153A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Fujitsu Ltd デバイスの製造方法、ダイシング方法、およびダイシング装置
US7858285B2 (en) * 2006-11-06 2010-12-28 Xerox Corporation Emulsion aggregation polyester toners
US20080197283A1 (en) * 2007-02-16 2008-08-21 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner compositions and developers
US8278018B2 (en) * 2007-03-14 2012-10-02 Xerox Corporation Process for producing dry ink colorants that will reduce metamerism
US7749673B2 (en) * 2007-03-29 2010-07-06 Xerox Corporation Toner processes
US7781135B2 (en) * 2007-11-16 2010-08-24 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner having zinc salicylic acid charge control agent
US8137884B2 (en) * 2007-12-14 2012-03-20 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US8367294B2 (en) * 2008-03-27 2013-02-05 Xerox Corporation Toner process
US8420286B2 (en) * 2008-03-27 2013-04-16 Xerox Corporation Toner process
US8360586B2 (en) 2008-03-27 2013-01-29 Aura Optical Systems, Lp Retroreflective film containing a polymeric face film and method of manufacture therefore
US20090280429A1 (en) 2008-05-08 2009-11-12 Xerox Corporation Polyester synthesis
JP4586899B2 (ja) * 2008-06-27 2010-11-24 ブラザー工業株式会社 トナーの製造方法
US20100055750A1 (en) * 2008-09-03 2010-03-04 Xerox Corporation Polyester synthesis
US8278020B2 (en) * 2008-09-10 2012-10-02 Xerox Corporation Polyester synthesis
US8541154B2 (en) 2008-10-06 2013-09-24 Xerox Corporation Toner containing fluorescent nanoparticles
US8222313B2 (en) * 2008-10-06 2012-07-17 Xerox Corporation Radiation curable ink containing fluorescent nanoparticles
US8586141B2 (en) * 2008-10-06 2013-11-19 Xerox Corporation Fluorescent solid ink made with fluorescent nanoparticles
US8236198B2 (en) * 2008-10-06 2012-08-07 Xerox Corporation Fluorescent nanoscale particles
US8147714B2 (en) * 2008-10-06 2012-04-03 Xerox Corporation Fluorescent organic nanoparticles and a process for producing fluorescent organic nanoparticles
US8187780B2 (en) 2008-10-21 2012-05-29 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US7985523B2 (en) 2008-12-18 2011-07-26 Xerox Corporation Toners containing polyhedral oligomeric silsesquioxanes
US8084177B2 (en) * 2008-12-18 2011-12-27 Xerox Corporation Toners containing polyhedral oligomeric silsesquioxanes
US8221948B2 (en) * 2009-02-06 2012-07-17 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US8318398B2 (en) * 2009-02-06 2012-11-27 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US8076048B2 (en) * 2009-03-17 2011-12-13 Xerox Corporation Toner having polyester resin
US8124307B2 (en) 2009-03-30 2012-02-28 Xerox Corporation Toner having polyester resin
US20100304287A1 (en) 2009-05-26 2010-12-02 Xerox Corporation Polyester synthesis
US8293444B2 (en) 2009-06-24 2012-10-23 Xerox Corporation Purified polyester resins for toner performance improvement
US8227168B2 (en) * 2009-07-14 2012-07-24 Xerox Corporation Polyester synthesis
US8586272B2 (en) * 2009-07-28 2013-11-19 Xerox Corporation Toner compositions
US7985526B2 (en) * 2009-08-25 2011-07-26 Xerox Corporation Supercritical fluid microencapsulation of dye into latex for improved emulsion aggregation toner
US8617780B2 (en) 2009-08-25 2013-12-31 Xerox Corporation Toner having titania and processes thereof
US8309293B2 (en) * 2009-09-21 2012-11-13 Xerox Corporation Coated carriers
US8354214B2 (en) * 2009-09-21 2013-01-15 Xerox Corporation Coated carriers
US8383311B2 (en) * 2009-10-08 2013-02-26 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner composition
US8389191B2 (en) * 2009-10-22 2013-03-05 Xerox Corporation Coated carriers
US20110123924A1 (en) * 2009-11-25 2011-05-26 Xerox Corporation Toner compositions
KR20110095652A (ko) 2010-02-19 2011-08-25 삼성정밀화학 주식회사 산성기 함유 알칼리 수용성 수지를 이용한 토너의 제조 방법
US8603720B2 (en) 2010-02-24 2013-12-10 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US8431306B2 (en) 2010-03-09 2013-04-30 Xerox Corporation Polyester resin containing toner
US8227163B2 (en) 2010-03-23 2012-07-24 Xerox Corporation Coated carriers
US8663886B2 (en) 2010-12-21 2014-03-04 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US8227159B1 (en) 2011-02-24 2012-07-24 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US8652723B2 (en) 2011-03-09 2014-02-18 Xerox Corporation Toner particles comprising colorant-polyesters
US8765345B2 (en) 2011-10-25 2014-07-01 Xerox Corporation Sustainable toners
US8574803B2 (en) * 2011-12-23 2013-11-05 Xerox Corporation Toner compositions of biodegradable amorphous polyester resins
US8841055B2 (en) 2012-04-04 2014-09-23 Xerox Corporation Super low melt emulsion aggregation toners comprising a trans-cinnamic di-ester
US8932792B2 (en) 2012-11-27 2015-01-13 Xerox Corporation Preparation of polyester latex emulsification by direct steam injection
US9291925B2 (en) 2013-03-08 2016-03-22 Xerox Corporation Phase immersion emulsification process and apparatus
US9329508B2 (en) 2013-03-26 2016-05-03 Xerox Corporation Emulsion aggregation process
US8871420B1 (en) 2013-04-10 2014-10-28 Xerox Corporation Method and system for magnetic actuated mixing to prepare latex emulsion
US9234090B2 (en) 2013-04-10 2016-01-12 Xerox Corporation Method and system for magnetic actuated milling for pigment dispersions
US9358513B2 (en) 2013-04-10 2016-06-07 Xerox Corporation Method and system for magnetic actuated mixing
US8951708B2 (en) 2013-06-05 2015-02-10 Xerox Corporation Method of making toners
US9086641B2 (en) 2013-07-11 2015-07-21 Xerox Corporation Toner particle processing
US9005867B2 (en) 2013-08-07 2015-04-14 Xerox Corporation Porous toner and process for making the same
US9195155B2 (en) 2013-10-07 2015-11-24 Xerox Corporation Toner processes
US20150104742A1 (en) 2013-10-11 2015-04-16 Xerox Corporation Emulsion aggregation toners
US9328260B2 (en) 2014-01-15 2016-05-03 Xerox Corporation Polyester processes
US20160008820A1 (en) 2014-07-10 2016-01-14 Xerox Corporation Magnetic actuated-milled pigment dispersions and process for making thereof
US9581924B2 (en) 2014-11-14 2017-02-28 Xerox Corporation Bio-based acrylate and (meth)acrylate resins
US9383666B1 (en) 2015-04-01 2016-07-05 Xerox Corporation Toner particles comprising both polyester and styrene acrylate polymers having a polyester shell
US9341968B1 (en) 2015-04-01 2016-05-17 Xerox Corporation Toner particles comprising both polyester and styrene acrylate polymers having a polyester shell
US9740124B2 (en) 2015-05-25 2017-08-22 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US10078282B2 (en) 2015-08-07 2018-09-18 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US9760032B1 (en) * 2016-02-25 2017-09-12 Xerox Corporation Toner composition and process
US9964883B2 (en) 2016-06-01 2018-05-08 Xerox Corporation White dry ink pulverized toner composition and formulation thereof
US10315409B2 (en) 2016-07-20 2019-06-11 Xerox Corporation Method of selective laser sintering
US10649355B2 (en) 2016-07-20 2020-05-12 Xerox Corporation Method of making a polymer composite
US9971265B1 (en) 2017-02-23 2018-05-15 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US9996019B1 (en) 2017-03-03 2018-06-12 Xerox Corporation Cold pressure fix toner compositions and processes
US10358557B1 (en) 2018-03-07 2019-07-23 Xerox Corporation Toner compositions and surface polymeric additives
US11001662B2 (en) 2019-03-29 2021-05-11 Xerox Corporation Surface additive for three-dimensional polymeric printing powders
US11628494B2 (en) 2019-03-29 2023-04-18 Xerox Corporation Surface additive for three-dimensional metal printing compositions
US11639053B2 (en) 2019-03-29 2023-05-02 Xerox Corporation Process for preparing a three-dimensional printing composition
US10725394B1 (en) 2019-03-29 2020-07-28 Xerox Corporation Cross-linked polymeric latex prepared with a low surface tension surfactant
US11150568B2 (en) 2019-03-29 2021-10-19 Xerox Corporation Toner compositions and processes having reduced or no titania surface additives
US11092906B1 (en) 2020-02-25 2021-08-17 Xerox Corporation Toner including toner additive formulation
US11086244B1 (en) 2020-02-25 2021-08-10 Xerox Corporation Titania-free toner additive formulation with cross-linked organic polymeric additive
US20230097294A1 (en) 2021-09-16 2023-03-30 Xerox Corporation Toner compositions and additives
US20230333495A1 (en) 2022-04-18 2023-10-19 Xerox Corporation Toner Composition

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3590000A (en) * 1967-06-05 1971-06-29 Xerox Corp Solid developer for latent electrostatic images
US3674736A (en) * 1969-04-15 1972-07-04 Nat Distillers Chem Corp Process for the preparation of pigmented polymer powders of controlled particle shape and size and size distribution and product
US3720617A (en) * 1970-05-20 1973-03-13 Xerox Corp An electrostatic developer containing modified silicon dioxide particles
US3983045A (en) * 1971-10-12 1976-09-28 Xerox Corporation Three component developer composition
US3944493A (en) * 1974-05-16 1976-03-16 Eastman Kodak Company Electrographic toner and developer composition
US4007293A (en) * 1976-03-01 1977-02-08 Xerox Corporation Mechanically viable developer materials
US4079014A (en) * 1976-07-21 1978-03-14 Eastman Kodak Company Electrographic toner and developer composition containing a 4-aza-1-azoniabicyclo(2.2.2) octane salt as a charge control agent
US4394430A (en) * 1981-04-14 1983-07-19 Eastman Kodak Company Electrophotographic dry toner and developer compositions
US4560635A (en) * 1984-08-30 1985-12-24 Xerox Corporation Toner compositions with ammonium sulfate charge enhancing additives
US4937166A (en) * 1985-10-30 1990-06-26 Xerox Corporation Polymer coated carrier particles for electrophotographic developers
US4935326A (en) * 1985-10-30 1990-06-19 Xerox Corporation Electrophotographic carrier particles coated with polymer mixture
US5290654A (en) * 1992-07-29 1994-03-01 Xerox Corporation Microsuspension processes for toner compositions
US5278020A (en) * 1992-08-28 1994-01-11 Xerox Corporation Toner composition and processes thereof
US5308734A (en) * 1992-12-14 1994-05-03 Xerox Corporation Toner processes
US5346797A (en) * 1993-02-25 1994-09-13 Xerox Corporation Toner processes
US5348832A (en) * 1993-06-01 1994-09-20 Xerox Corporation Toner compositions
US5370963A (en) * 1993-06-25 1994-12-06 Xerox Corporation Toner emulsion aggregation processes
US5364729A (en) * 1993-06-25 1994-11-15 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5403693A (en) * 1993-06-25 1995-04-04 Xerox Corporation Toner aggregation and coalescence processes
US5405728A (en) * 1993-06-25 1995-04-11 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5344738A (en) * 1993-06-25 1994-09-06 Xerox Corporation Process of making toner compositions
US5418108A (en) * 1993-06-25 1995-05-23 Xerox Corporation Toner emulsion aggregation process
US5366841A (en) * 1993-09-30 1994-11-22 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5391456A (en) * 1994-02-28 1995-02-21 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5482812A (en) * 1994-11-23 1996-01-09 Xerox Corporation Wax Containing toner aggregation processes
US5501935A (en) * 1995-01-17 1996-03-26 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5977210A (en) * 1995-01-30 1999-11-02 Xerox Corporation Modified emulsion aggregation processes
US5527658A (en) * 1995-03-13 1996-06-18 Xerox Corporation Toner aggregation processes using water insoluble transition metal containing powder
US5496676A (en) * 1995-03-27 1996-03-05 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5565296A (en) * 1995-07-03 1996-10-15 Xerox Corporation Coated carriers by aggregation processes
US5622806A (en) * 1995-12-21 1997-04-22 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5585215A (en) * 1996-06-13 1996-12-17 Xerox Corporation Toner compositions
US5650255A (en) * 1996-09-03 1997-07-22 Xerox Corporation Low shear toner aggregation processes
US5650256A (en) * 1996-10-02 1997-07-22 Xerox Corporation Toner processes
US5827633A (en) * 1997-07-31 1998-10-27 Xerox Corporation Toner processes
US5945245A (en) * 1998-01-13 1999-08-31 Xerox Corporation Toner processes
US5863698A (en) * 1998-04-13 1999-01-26 Xerox Corporation Toner processes
US5922501A (en) * 1998-12-10 1999-07-13 Xerox Corporation Toner processes

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213507A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Xerox Corp 硬化可能な粉体塗装組成物の製造方法、硬化可能な粉体塗装組成物、及びその使用法
WO2005116779A1 (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トナー、トナーの製造方法、二成分現像剤及び画像形成装置
US7560214B2 (en) 2004-05-27 2009-07-14 Panasonic Corporation Toner, process for producing toner, two-component developer and image forming apparatus
JP2006146208A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Xerox Corp トナー組成物
US7659045B2 (en) 2006-02-20 2010-02-09 Sharp Kabushiki Kaisha Method for manufacturing toner and toner
US7704664B2 (en) 2006-02-20 2010-04-27 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing toner and toner
JP2008065330A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Xerox Corp トナー及びその製造方法
JP2012226367A (ja) * 2006-09-05 2012-11-15 Xerox Corp トナー及びその製造方法
JP2008097004A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Xerox Corp トナーを調製する方法
JP2008146063A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Xerox Corp トナーの製造方法及びトナー
WO2008078497A1 (ja) * 2006-12-26 2008-07-03 Panasonic Corporation トナー及びトナーの製造方法
JP2014059558A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Xerox Corp トナーの形状係数を用いてトナー濃度を制御するシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6120967A (en) 2000-09-19
JP4570256B2 (ja) 2010-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4570256B2 (ja) トナー組成物の製造方法
JP3825060B2 (ja) トナー組成物の製造方法
JP4166388B2 (ja) トナーの調製方法
JP4278953B2 (ja) トナー凝固方法
JP3499289B2 (ja) トナー製造法
JP3492748B2 (ja) トナー組成物の製造方法
US6210853B1 (en) Toner aggregation processes
JP4150221B2 (ja) ラテックスポリマーを調製する方法
US5370963A (en) Toner emulsion aggregation processes
JP4466840B2 (ja) トナーの製造方法
JP4809063B2 (ja) トナー組成物
US5527658A (en) Toner aggregation processes using water insoluble transition metal containing powder
JP4773139B2 (ja) ワックスエマルジョンの製造方法
US6268103B1 (en) Toner processes
JPH07146588A (ja) トナーの製造法
JPH07160041A (ja) トナー組成物の製造方法
JPH07146586A (ja) トナー組成物の製造方法及びトナーの製造方法
JPH1090942A (ja) トナーの製法
KR20070042107A (ko) 알루미늄화 실리카를 응고제로서 함유하는 고광택 에멀젼응집 토너
JPH11338189A (ja) 着色剤を含むろう
JP4690557B2 (ja) トナーの調製法
JP2015087773A (ja) ハイブリッド乳化凝集トナー
JP2001131214A (ja) ラテックスポリマーの製造方法
JPH11305488A (ja) トナー調製プロセス
JP3662620B2 (ja) トナー組成物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080110

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees