JP2001228376A - 溝付き線条体への光ファイバ心線挿入案内方法 - Google Patents

溝付き線条体への光ファイバ心線挿入案内方法

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JP2001228376A
JP2001228376A JP2000037026A JP2000037026A JP2001228376A JP 2001228376 A JP2001228376 A JP 2001228376A JP 2000037026 A JP2000037026 A JP 2000037026A JP 2000037026 A JP2000037026 A JP 2000037026A JP 2001228376 A JP2001228376 A JP 2001228376A
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JP
Japan
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grooved
optical fiber
linear body
grooves
groove
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JP2000037026A
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Yoshimi Uchiyama
義実 内山
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向巻きつるまき線状溝を有する溝付き線
条体に光ファイバ心線を確実に落し込み挿入する。 【解決手段】 ピッチpの一方向巻きつるまき線状の溝
2の穿設された溝付き線条体1を、自身の中心軸線の周
りに該つるまき線の巻き方向と同じ方向に回転数Nをも
って回転させながら、V=pNの速度で引き取り、光フ
ァイバ心線3を前記溝2内に案内挿入させる方法であっ
て、溝付き線条体1に沿う集合ダイス7の挿入落し込み
点Aより距離dだけ上流側においてこの溝2の位相誤差
に伴う位相角度変動をパルスエンコーダ9によって計測
してその変動量をパルス数として取り出す工程と、この
計測時点より所定の時間t=d/Vの経過後に、この計
測されたパルス数に応じて心線導入ガイド5を回転制御
する工程とを有する溝付き線条体への光ファイバ心線挿
入案内方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は溝付き線条体への
光ファイバ心線挿入案内方法、特に一方向巻きのつるま
き線状溝を持つ溝付き線条体への光ファイバ心線の落し
込み挿入調整を、集合ダイスを線条体方向に前後移動す
ることなく、これに固着された心線導入ガイドを回転す
ることによっておこなう光ファイバ心線挿入案内方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2について、従来の一般的な光ファイ
バ心線挿入案内方法を説明する。複数本の一方向巻きの
つるまき線状の溝2が外周面に穿設された溝付き線条体
1は、矢印の方向につるまき線の巻き方向と同方向に回
転されながら引き取られ、この間に所要数の光ファイバ
心線3が集合ダイス7の入口のA点において溝2内に落
し込み挿入される。
【0003】符号4は検出つめ板であって検出つめ板保
持板41に固着担持され、中心に溝付き線条体1を走行
通過させるための中心孔を備えた円板状をなし、検出つ
め42が少なくとも1個(図示の例では2個)半径方向
内方に突出して溝2に係合する。
【0004】符号7は検出つめ板4の下流に設けられる
集合ダイスであって、その上流側端部には溝付き線条体
1の溝2の数に等しい心線導入ガイド5が線条体1を取
り巻いて等角的に取り付けられる。
【0005】心線導入ガイド5は図示から自明なよう
に、そこに穿設されている導入孔51から光ファイバ心
線3を個々に分線して集合ダイス7の内側に導き、Aで
示す落し込み点に案内して溝2内に挿入する手段であ
り、集合ダイス7および心線導入ガイド5の全体は溝付
き線条体1の周りに回転可能にフレーム73に支持され
ている。
【0006】検出つめ板4と落し込み点Aとは、溝2の
つるまき線のピッチpの整数倍だけ離隔するように、検
出つめ板保持板41は集合ダイス7に少なくとも等角的
位置の2本の連結ロッド101によって固着される。つ
まり、検出つめ板4と集合ダイス7とは溝付き線条体1
の周りに一体的に回転できるようにフレーム73に支持
されるわけである。
【0007】集合ダイス7の回転は歯車列71,72を
介してポテンショメータ102に伝えられ、その際のこ
のポテンショメータ102の出力電圧は、図2には図示
していないが、溝付き線条体1の局部的なねじれなどに
よる溝2の位相誤差に対応する補正をするためにフレー
ム73を溝付き線条体1の走行方向に前後移動させる装
置のための所要の制御信号となる。
【0008】以上の事項説明から従来方法を簡単にまと
めると、溝付き線条体1の走行途中にはその局部的なね
じれなどがあるため、光ファイバ心線3の挿入位置を決
める心線導入ガイド5の角度的位置が溝2の位置と正確
に合致しない場合が生じるときに、集合ダイス7を溝付
き線条体1の長手方向に移動調整し、これによって溝2
内への確実な落し込み挿入を図るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来方法において
は、溝付き線条体1のねじれ等による溝2の位相誤差
を実際の落し込み点Aよりある距離だけ上流側で検出し
ているため、実際の落し込み点の位相とは正確に一致し
ていない、検出つめ板4と集合ダイス7とを連結する
連結ロッド101が光ファイバ心線3の供給経路の途中
を横切って存在するため、これと光ファイバ心線3が機
械的に干渉して光ファイバ心線3を損傷する恐れがあ
り、特に光ファイバ心線の実装密度が増大している最近
の光ファイバケーブルの製造には極めて不適当と言わね
ばならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に示し
たその解決手段は、ピッチpの一方向巻きつるまき線状
の溝の穿設された溝付き線条体を、自身の中心軸線の周
りに該つるまき線の巻き方向と同じ方向に回転数Nをも
って回転させながら、V=pNの速度で引き取り、光フ
ァイバ心線を前記溝内に案内挿入させる方法であって、
前記溝付き線条体に沿う集合ダイスの挿入落し込み点A
より距離dだけ上流側において前記溝の位相誤差に伴う
位相角度変動をパルスエンコーダによって計測してその
変動量をパルス数として取り出す工程と、この計測時点
より所定の時間t=d/Vの経過後に、この計測された
パルス数に応じて心線導入ガイドを回転制御する工程と
を有する溝付き線条体への光ファイバ心線挿入案内方法
である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1についてこの発明の方法を実
施するための装置例を説明する。同図中、図2に示した
従来装置と同じ要素は同じ符号をもって示してあるか
ら、改めての説明は省略する。
【0012】歯車72の軸にはこれを回転駆動すべき駆
動モータ12が直結される。駆動モータ12としては、
微小な角度の回転ができるような、たとえばパルスモー
タが好ましい。
【0013】集合ダイス7の上流側に距離dだけ離隔し
た位置に、検出つめ板4を太陽歯車8に固着して溝付き
線条体1の周りに回転可能に設ける。検出つめ42を溝
付き線条体1の溝2に係合させることは従来と同様であ
る。注目すべきことは、検出つめ板4と集合ダイス7と
の間に連結ロッドのような邪魔物が存在しないことであ
る。
【0014】太陽歯車8に噛み合うように設けた歯車の
軸にパルスエンコーダ9を取付け、これから発信するパ
ルス信号を駆動信号回路10によって駆動制御装置11
に伝達するように構成する。また駆動制御装置11から
の制御信号は集合ダイス7の回転駆動モータ12に伝達
される。
【0015】ここで再び注目すべきことは、この駆動制
御装置11がパルスエンコーダ9からの信号に従って直
ちに駆動モータ12を制御する即時制御ではなく、わざ
と所定の時間だけ遅れさせておこなう、いわば遅延制御
であることである。
【0016】この遅れの時間tは、検出つめ板4で位相
情報を検出した溝2の部分が集合ダイス7の落し込み点
Aに到達するまでに見込まれる時間、つまり溝付き線条
体1の走行速度がVであるからt=d/Vである。
【0017】この構成から明白なように本発明は、検出
つめ板4で検出した正にその部分に対応するように心線
導入ガイド5を回転制御するやり方である。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、集合ダイスと
検出つめ板との間に連結ロッドが介在しないため、光フ
ァイバ心線を損傷する恐れがなく、特に実装密度の高い
光ファイバケーブルの製造に最適である。
【0019】また請求項1の発明によれば、溝付き線条
体の溝の位相情報に従って、正確にその溝の状態に対応
して心線導入ガイドを回転調整するものであるから、光
ファイバ心線を常に正確に溝の真上に案内することがで
き、確実な落し込み挿入が可能となる効果がある。
【0020】また概して言えば、集合ダイスを溝付き線
条体の長手方向に前後動させる装置よりも構造が簡単で
コスト低減でき、落し込み点の合致調整が直接的である
利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置例を示す側
断面図である。
【図2】従来の方法を説明するための側断面図である。
【符号の説明】
1 溝付き線条体 2 溝(一方向巻きつるまき線状) 3 光ファイバ心線 4 検出つめ板 41 検出つめ板保持板 42 検出つめ 5 心線導入ガイド 51 導入孔 7 集合ダイス 71,72 歯車 8 太陽歯車 9 パルスエンコーダ 10 駆動信号回路 11 駆動制御装置 12 駆動モータ(パルスモータ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッチ(p)の一方向巻きつるまき線状
    の溝(2)の穿設された溝付き線条体(1)を、自身の
    中心軸線の周りに該つるまき線の巻き方向と同じ方向に
    回転数Nをもって回転させながら、V=pNの速度で引
    き取り、光ファイバ心線(3)を前記溝(2)内に案内
    挿入させる方法であって、前記溝付き線条体(1)に沿
    う集合ダイス(7)の挿入落し込み点(A)より距離
    (d)だけ上流側において前記溝(2)の位相誤差に伴
    う位相角度変動をパルスエンコーダ(9)によって計測
    してその変動量をパルス数として取り出す工程と、この
    計測時点より所定の時間(t=d/V)の経過後に、こ
    の計測されたパルス数に応じて心線導入ガイド(5)を
    回転制御する工程とを有する溝付き線条体への光ファイ
    バ心線挿入案内方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111473951A (zh) * 2020-01-10 2020-07-31 长飞光纤光缆股份有限公司 一种光纤预制棒的自动检测系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111473951A (zh) * 2020-01-10 2020-07-31 长飞光纤光缆股份有限公司 一种光纤预制棒的自动检测系统
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