JP2004037933A - Sz溝付きロッドケーブルの集合方法および装置 - Google Patents

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rod
grooved rod
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Jiyunichi Kusakai
草階 淳一
Yoshimi Uchiyama
内山 義実
Masayoshi Yamanaka
山中 正義
Takao Fukute
福手 貴朗
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Fujikura Ltd
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Abstract

【課題】SZ溝付きロッドにねじれ等があって角位相が不規則変動したときのSZ溝付きロッドケーブルの集合方法および装置。
【解決手段】集合口金4を通してSZ溝付きロッド1を引き取り走行させる装置と、SZ溝付きロッド1の周囲にこれと同軸的に回転可能に設けられ、個別に所定のSZ回転量を与えられる複数の回転分線板61,62,…と、これら回転分線板61,62,…の全体を回転可能に支持する回転フレーム6と、SZ溝付きロッド1のSZ溝2の角位相を検出する角位相検出器7と、角位相検出器7の検出した角位相の変動量に応じて回転フレーム6を回転駆動する装置とを有するSZ溝付きロッドケーブルの集合装置である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はSZ溝付きロッドケーブルの集合方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず図2についてSZ溝付きロッドケーブルの集合という概念を説明する。これはSZ溝付きロッド1の外周部に穿設されている複数本のSZ溝2の中に、集合口金4の位置において所定数のテープ心線3を落し込み挿入し、集合口金4を出たところで押さえ巻き5を施してケーブルとしてまとめる工程を言う。
【0003】
この場合SZ溝付きロッド1はそれ自身回転させることなく矢印の方向に引き取られるから、落し込み点PはSZ溝付きロッド1の進行に従ってSZ溝2の実際の形状のままにSZ溝付きロッド1の外周円に沿って回転運動する。
【0004】
SZ溝付きロッド1のSZ溝2は普通、角度的にほぼ270度の周期をもってS部とZ部が交替するように形成されている。図2ではSZ溝2の今ちょうどZ部に当たる点Pにおいてテープ心線3が挿入される状況が描かれている。
【0005】
つまり落し込み点PはSZ溝付きロッド1の走行につれて、その位置が外周円に沿って270度づつ交互に右回りに、あるいは左回りに変わる。このため数10本というテープ心線3は同じようにSZ溝付きロッド1の周囲をほぼ270度づつ左右に追随回転しなければならない。
【0006】
いま本発明のための図1を流用して従来の方法を解説する。符号61から64までは回転分線板であって、それぞれ直結されている駆動モータ61M、…64Mによって所定の回転が与えられる。
【0007】
符号7で示したものは、SZ溝2の角位相検出器であって、これは通常はSZ溝2に係合する爪(図示していない)によってSZ溝付きロッド1の走行に従う回転量と回転方向を取り出し、角度量を知る装置である。なお角位相検出器7より上流、すなわち図の左側にはテープ心線3の流入を案内する固定された分線板があるだけと想定していただきたい。
【0008】
角位相検出のためにSZ溝2に係合する爪の係合位置は、SZ溝2に関して落し込み点Pに位相的に正確に対応する位置でなければならず、このため落し込み点PからSZ溝付きロッド1の長手方向にSZ溝のSZ反転周期のピッチの整数倍離れた上流位置に設けられていなければならない。
【0009】
落し込み点PがSZ溝付きロッド1の外周円に沿って回転するにつれて、テープ心線3がその点Pに真っ直ぐに向かうように回転分線板61を回転するようにこの角位相検出器7から駆動モータ61Mに指令が与えられるのである。
【0010】
回転分線板61は上述したようにほぼ270度づつ左右に回転することになるから、仮に回転分線板61の1枚だけでは数10本のテープ心線3はざわざわと音を立てるほどにSZ溝付きロッド1に巻きつき、また巻きほどかれて今度は逆方向に巻きつくという事態を引き起し、円滑な落し込み工程が得られない。
【0011】
これを防ぐのが2枚目以降の回転分線板62,63…の役目である。これらはテープ心線3がSZ溝付きロッド1に巻きつく(絡みつく)ことを防止して整理する、いわゆる捌く役目である。
【0012】
このため2枚目の回転分線板62は先頭の回転分線板61の270度よりは少ない、たとえば200度づつ、またその次の3枚目の回転分線板63はさらに少ないたとえば130度づつというように、回転分線板61の回転量より順次小さい角度づつ回転させ、最後に回転量ゼロの固定分線板(図示していない)に至るわけである。
【0013】
さて以上に説明したような、テープ心線側をSZ溝に合わせて回転させるSZ溝付きロッドケーブルの集合方法において、もしSZ溝付きロッドのねじれ等によるSZ溝の角位相の不規則な変動があらわれた場合はどうするかという問題がある。
【0014】
従来はSZ溝付きロッド1を落し込み点Pを挟む2個所においてSZ溝付きロッド1をその軸方向の走行は許すがその回転は抑止するようにクランプし、こうしてSZ溝付きロッド1を強制的に捩じってこの不規則変動分をゼロにする修正方法を実施していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのSZ溝付きロッドを捩じる修正方法は、正規の状態になるまでにある程度の時間がかかり、このため完全に修正されるまでの経過時間中に落し込み挿入されるテープ心線では溝への進入角度にバラツキを生じて安定した落し込み収納が得られない欠点があった。
【0016】
またこのような従来方法による場合は、SZ溝付きロッドがクランプ点を通過した後にロッドのねじれ弾性によって元の形に戻ろうとし、このときSZ溝の溝に沿う実長が必ず変化するために溝内に納められたテープ心線に有害な引張応力あるいは圧縮応力がかかり、テープ心線の光ファイバ心線の伝送特性を著しく損なう不都合もあった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明は上述の課題をすべて解決するためになされたものであって、請求項1の発明によるその解決手段は、走行するSZ溝付きロッドの周囲に、これと同軸的に回転できる複数の回転分線板を軸方向に適宜間隔をおいて配設し、集合口金位置のテープ心線の落し込み点におけるSZ溝の角位相の変化に対応して直近の回転分線板をSZ回転させ、残余の回転分線板を前記テープ心線の捌きのために適宜角度回転させるようにするSZ溝付きロッドケーブルの集合方法において、前記SZ溝付きロッドのねじれ等によるSZ溝の角位相の不規則変化が発生した場合に、その角位相の変動量を検出し、その変動量に対応して前記回転分線板の全体をまとめて、前記のSZ回転機能を保持したまま、前記SZ溝付きロッドの走行にともなう前記SZ溝の実際の形状変化を倣うように同軸的に回転調整することを特徴とするSZ溝付きロッドケーブルの集合方法である。
【0018】
また請求項2の発明によるその解決手段は、集合口金を通してSZ溝付きロッドを引き取り走行させる装置と、前記SZ溝付きロッドの周囲にこれと同軸的に回転可能に設けられ、個別に所定のSZ回転量を与えられる複数の回転分線板と、前記回転分線板の全体を回転可能に支持する回転フレームと、前記SZ溝付きロッドのSZ溝の角位相を検出する角位相検出器と、前記角位相検出器の検出した角位相の変動量に応じて前記回転フレームを回転駆動する装置とを有するSZ溝付きロッドケーブルの集合装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1を参照してこの発明の一実施例装置を説明する。従来技術の説明に用いた符号はそのままこの発明の説明に使用されるから、重複する説明は省略する。
【0020】
SZ溝付きロッド1にテープ心線3を回転させながら落とし込むための各回転分線板61,62,63,…と、それらをそれぞれ所定角度づつ回転駆動する駆動モータ61M,62M,63M,…については以上の従来技術説明のものと同じであるからこれをそのまま用いる。
【0021】
本発明が従来技術と異なる点は、上述の各回転分線板機構が全部一つの回転フレーム6の上にまとめられていることである。そして回転フレーム6にはSZ溝付きロッド1の走行線を中心軸線とする調整回転用歯車6Aが固着される。すなわち回転分線板61,62…や、それらの駆動モータ61M,…等の全体は、調整回転用歯車6Aの回転にしたがって全部一緒に、SZ溝付きロッド1の軸線の周りに回転できる構成である。
【0022】
調整回転用歯車6Aの中心部には調整用分線板73が同軸的に固着される。従来技術で言えば、これが装置の入口に配置され、テープ心線の流入を案内する固定分線板に相当する部分である。
【0023】
調整用分線板73の上流(図1の左方)には、この実施例では2枚の調整用分線板72,71が適宜の間隔をおいて配置され、それぞれ外周部に回転駆動用の歯車が固着される。
【0024】
別に1本の駆動軸8がSZ溝付きロッド1の走行方向と平行に延び、駆動モータ9によって回転される。この駆動軸8には駆動ピニオン81,82,83が共通に取り付けられる。この駆動ピニオン81,82,83はそれぞれ調整用分線板71,72,73の固着歯車に噛み合い、これらを回転駆動する。
【0025】
各駆動ピニオン81,…と各調整用分線板71,…の固着歯車の歯数比は、調整用分線板71,72,73の回転量が順次1、2,3倍となるように選定されている。
【0026】
次にこの発明装置の作動を説明する。SZ溝付きロッド1にねじれなどがなくSZ溝2の角位相変化が正規の状態で推移している間は、回転フレーム6は不動のままとどまり、従来技術の項で説明したように回転分線板61,62,…だけがSZ溝2のSZ反転周期に合った左、右の回転を繰り返してテープ心線3の落し込み挿入作用を継続してゆく。
【0027】
さて今、SZ溝付きロッド1の走行につれてそのねじれ等によってSZ溝2の角位相変化に不規則な部分が角位相検出器7によって検出されたとする。このときはその角度変化の信号が駆動モータ9に伝えられ、そのねじれ角度分だけSZ溝に追随する方向に回転フレーム6を調整回転すべく駆動ピニオン83を回転させるのである。
【0028】
もちろん回転フレーム6の調整回転は、角位相検出器7によって上記の不規則変化を検出した時刻から、SZ溝付きロッド1が角位相検出器7からP点まで走行するまでに要する時間を見込んで、それだけ遅れた時刻に実行されるよう設定されるのである。
【0029】
ここで調整用分線板がこの例では3枚設けられている理由は、回転分線板61等がこの例では4枚使用されているのと同じ理由、つまりSZ溝付きロッドに絡みつくのを防止するためである。
【0030】
したがって調整用分線板72、同71と上流側にゆくに従ってその回転角度は3:2:1の割合で減らされる。このことは既に〔0024〕項で説明したように、それらに一体的に結合された歯車の歯数比によって実現される。
【0031】
【発明の効果】
この発明によれば、SZ溝付きロッドケーブルの集合に際してSZ溝付きロッドそのものを捩じって修正する工程ではないから、捩じって正規状態に戻るまでの時間遅れがなくて直ちに最適な落し込み挿入角度が達成できて確実な収納が得られる効果がある。
【0032】
またこの発明によれば、SZ溝付きロッドは供給源から送り出される形のままにテープ心線を落とし込むのであるから、集合工程の後にSZ溝付きロッドが元の形に戻ろうとしてSZ溝内のテープ心線、すなわち光ファイバ素線に引張や圧縮などの、その伝送特性を損なうような応力を与えることがない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSZ溝付きロッドケーブルの集合装置を示す側断面図である。
【図2】テープ心線をSZ溝付きロッドのSZ溝に挿入する状況を説明する簡略図である。
【符号の説明】
1  SZ溝付きロッド
2  SZ溝
3  テープ心線
4  集合口金
5  押さえ巻き糸
6  回転フレーム
6A 調整回転用歯車
61,62,… 回転分線板
61M,62M,… 駆動モータ
7  角位相検出器
71,72,… 調整用分線板
8  駆動軸
81,82,… 駆動ピニオン
9  駆動モータ

Claims (2)

  1. 走行するSZ溝付きロッド(1)の周囲に、これと同軸的に回転できる複数の回転分線板(61,62,…)を軸方向に適宜間隔をおいて配設し、集合口金(4)位置のテープ心線(3)の落し込み点(P)におけるSZ溝(2)の角位相の変化に対応して直近の回転分線板(61)をSZ回転させ、残余の回転分線板(62,63,…)を前記テープ心線(3)の捌きのために適宜角度回転させるようにするSZ溝付きロッドケーブルの集合方法において、前記SZ溝付きロッド(1)のねじれ等によるSZ溝(2)の角位相の不規則変化が発生した場合に、その角位相の変動量を検出し、その変動量に対応して前記回転分線板(61,62,…)の全体をまとめて、前記のSZ回転機能を保持したまま、前記SZ溝付きロッド(1)の走行にともなう前記SZ溝(2)の実際の形状変化を倣うように同軸的に回転調整することを特徴とするSZ溝付きロッドケーブルの集合方法。
  2. 集合口金(4)を通してSZ溝付きロッド(1)を引き取り走行させる装置と、前記SZ溝付きロッド(1)の周囲にこれと同軸的に回転可能に設けられ、個別に所定のSZ回転量を与えられる複数の回転分線板(61,62,…)と、前記回転分線板(61,62,…)の全体を回転可能に支持する回転フレーム(6)と、前記SZ溝付きロッド(1)のSZ溝(2)の角位相を検出する角位相検出器(7)と、前記角位相検出器(7)の検出した角位相の変動量に応じて前記回転フレーム(6)を回転駆動する装置とを有するSZ溝付きロッドケーブルの集合装置。
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