JPH1123922A - Sz溝付き線条体へのテープ心線挿入方法および装置 - Google Patents

Sz溝付き線条体へのテープ心線挿入方法および装置

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JPH1123922A
JPH1123922A JP9193271A JP19327197A JPH1123922A JP H1123922 A JPH1123922 A JP H1123922A JP 9193271 A JP9193271 A JP 9193271A JP 19327197 A JP19327197 A JP 19327197A JP H1123922 A JPH1123922 A JP H1123922A
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JP
Japan
Prior art keywords
grooved
tape core
tape
angle
plate
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Pending
Application number
JP9193271A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Uchiyama
義実 内山
Hiroyuki Sato
広行 佐藤
Naoki Okada
直樹 岡田
Masayoshi Yamanaka
正義 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1123922A publication Critical patent/JPH1123922A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SZ溝付き線条体のSZ溝へテープ心線を効
率的に挿入し、ケーブルとしての伝送特性も損なわな
い。 【解決手段】 テープ心線3のSZ溝付き線条体1のS
Z溝2への挿入集合位置の近傍における集合分線板8の
回転角度を検出する工程と、挿入集合位置の適宜上流位
置において、回転角度の大きさに対応してその回転方向
と同じ方向にテープ心線群をSZ溝付き線条体1のまわ
りに回転させる工程と、このテープ心線群の回転方向と
逆方向に各テープ心線3に1対1の撚返しを付与する工
程とを有するSZ溝付き線条体へのテープ心線の挿入方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はSZ溝付き線条体
へのテープ心線挿入方法および装置、特に挿入されるテ
ープ心線に撚返しを付与することを特徴とするテープ心
線挿入方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3(a)に示すものはテープ心線をS
Z溝付き線条体1のSZ溝2の中に挿入した状態を示す
横断面図である。これはSZ溝に限らず、一方向巻きの
つるまき線状溝についても同様である。図から明白なよ
うにテープ心線3に描かれている横線(これはテープの
積層面を示すものとする)はいずれの断面を取っても常
に溝の底面に平行になるようにされ、このことが溝付き
線条体にテープ心線を落し込み挿入する場合に推奨され
ていたやり方であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の、積層面を
底面に平行にするという方法は溝の中にテープ状のもの
を配置する姿勢として確かに常識的である。しかしSZ
溝付き線条体の場合は落とし込みに際して回転分線板が
SZ溝のSZ反転角度だけ左、右に回転するためにテー
プ心線にかなりの大きさのねじり応力が蓄積され、この
結果ねじり弾性のために跳ねてSZ溝内への挿入がうま
くいかなかったり、テープ心線自体の伝送特性が損なわ
れるおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するために最近の知見に基づいてなされたものであ
って、請求項1の発明によるその解決手段は、テープ心
線のSZ溝付き線条体のSZ溝への挿入集合位置の近傍
における集合分線板の回転角度を検出する工程と、前記
挿入集合位置の適宜上流位置において、前記回転角度の
大きさに対応して前記テープ心線群を前記SZ溝付き線
条体のまわりに回転させる工程と、このテープ心線群の
回転方向と逆方向に各テープ心線に適宜の撚返しを付与
する工程とを有するSZ溝付き線条体へのテープ心線挿
入方法である。
【0005】また請求項2に示すその解決手段は、テー
プ心線のSZ溝付き線条体への挿入集合位置の上流側近
傍に配置される集合分線板と、前記集合分線板の適宜上
流側に配設される撚返し付分線板と、この撚返し付分線
板の円周等分位置に回転可能に設けられ、前記テープ心
線を通過走行させるが相対回転がない心線案内筒と、前
記SZ溝付き線条体の走行に従って前記集合分線板が回
転する回転角度を検出する角度検出器と、前記撚返し付
分線板を前記SZ溝付き線条体の周りに回転駆動するモ
ータと、前記撚返し付分線板の回転角度に応じてこれと
逆方向に前記心線案内筒を所定の角度回転させる機構
と、前記角度検出器の検出する角度および方向に対応し
て前記モータを作動させる制御信号ラインとを有するS
Z溝付き線条体へのテープ心線挿入装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1および図2を参照してこの発
明の一実施例を説明する。SZ溝付き線条体1は図1の
左方から右方に送られ、上流側から順に、テープ心線3
を等角度的に整理する固定分線板12、撚返し付き分線
板4が設けられ、続いて集合ダイス9の直ぐ上流側に集
合分線板8が配設される。
【0007】集合分線板8は、その中心を通過走行する
SZ溝付き線条体1のまわりに回転できるように回転可
能に支持され、内周部から突出する爪(図示していな
い)がSZ溝付き線条体1のSZ溝2に係合することに
よって、SZ溝付き線条体1の走行に連れてSZ溝2の
形のままに左、右の回転を繰り返す。
【0008】集合分線板8の外周部には歯車81が取り
付けられ、これに平歯車82が噛み合い、この平歯車8
2の軸は、たとえばロータリエンコーダやポテンショメ
ータのような角度検出器11に直結される。こうして集
合分線板8の回転方向と回転角度の大きさは常時計測さ
れる。
【0009】集合分線板8から適宜上流側には撚返し付
き分線板4が設けられる。この外周部に近く円周等分的
に挿入すべきテープ心線3の数だけの、概して中空円柱
状の心線案内筒5がそれぞれ回転可能に設けられる。
【0010】心線案内筒5の入口部分にはテープ心線3
を分線するための分線ピンが直径方向に差し渡されて複
数本取り付けられており、ここを通過後は1本にまとめ
られる。このためテープ心線3は心線案内筒5を通過走
行できるが、両者間に相対回転はあり得ない。つまりテ
ープ心線3の角度的位相はこの心線案内筒5を回転する
ことによって所望通りに変える(つまり撚返しを付与す
ることができる)ことができる。
【0011】この実施例においてはこの心線案内筒5を
回転させる機構は遊星歯車機構である。すなわち、心線
案内筒5の外周部に設けられる歯車はアイドル歯車6を
介して、撚返し付き分線板4の内周部にこれと独立に固
定されている太陽歯車7と噛み合い、撚返し付き分線板
4の回転につれてこれと逆方向に回転されるように構成
されている。
【0012】太陽歯車7の中心にはもちろんSZ溝付き
線条体1を通過させる中心孔が設けられており、また遊
星歯車との歯数比は所望の撚返し率が得られるように適
宜に設定される。
【0013】撚返し付き分線板4の外周部には歯車部分
41が設けられれ、これにサーボモータのような逆転可
能な適宜のモータ10によって回転駆動される平歯車4
2が噛み合ってこれによって回転される。
【0014】心線案内筒5を回転させる機構としてはも
ちろん遊星歯車機構に限らない。たとえば別に駆動され
るタイミングベルトを各心線案内筒5に掛け回すことに
よっても可能である。
【0015】心線案内筒5は撚返し付き分線板4の回転
角度に応じてこれと逆方向に回転する。つまり図3
(b)に示すように、テープ心線3の角度的位相は常に
同一で、SZ溝付き線条体1の長手方向のいずれの断面
を見ても、テープ心線の積層面の方向はある決まった位
相、この図の例で言えば水平方向を取るのである。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、SZ溝付き線条体の
SZ溝に挿入されるべきテープ心線は撚返し付き分線板
によって集合分線板の回転と逆方向に適宜の撚返しが付
与されるから、SZ溝への落とし込み挿入が無理なく実
施できるとともに、テープ心線内にねじり応力が生成蓄
積されることなく、光ファイバケーブルとしても伝送特
性の優れたものが製造できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す側断面図であ
る。
【図2】撚返し付き分線板を示す平面図である。
【図3】一つのSZ溝内に納まったテープ心線の断面
を、SZ溝付き線条体の長手方向に位置の異なるA,
B,C各断面を例に挙げて描いたもので、(a)は従来
のもの、(b)は本発明のものを示す。
【符号の説明】
1 SZ溝付き線条体 2 SZ溝 3 テープ心線 4 撚返し付き分線板 5 心線案内筒 51 案内孔 6 中間歯車 7 太陽歯車 9 集合ダイス 10 モータ 11 角度検出器 12 固定分線板 13 増幅装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 正義 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ心線(3)のSZ溝付き線条体
    (1)のSZ溝(2)への挿入集合位置の近傍における
    集合分線板(8)の回転角度を検出する工程と、前記挿
    入集合位置の適宜上流位置において、前記回転角度の大
    きさに対応して前記テープ心線群を前記SZ溝付き線条
    体(1)のまわりに回転させる工程と、このテープ心線
    群の回転方向と逆方向に各テープ心線(3)に適宜の撚
    返しを付与する工程とを有するSZ溝付き線条体へのテ
    ープ心線挿入方法。
  2. 【請求項2】 テープ心線(3)のSZ溝付き線条体
    (1)への挿入集合位置の上流側近傍に配置される集合
    分線板(8)と、前記集合分線板(8)の適宜上流側に
    配設される撚返し付分線板(4)と、この撚返し付分線
    板(4)の円周等分位置に回転可能に設けられ、前記テ
    ープ心線(1)を通過走行させるが相対回転しない心線
    案内筒(5)と、前記SZ溝付き線条体(1)の走行に
    従って前記集合分線板(8)が回転する回転角度を検出
    する角度検出器(11)と、前記撚返し付分線板(4)
    を前記SZ溝付き線条体(1)の周りに回転駆動するモ
    ータ(10)と、前記撚返し付分線板(4)の回転角度
    に応じてこれと逆方向に前記心線案内筒(5)を所定の
    角度回転させる機構(6,7)と、前記角度検出器(1
    1)の検出する角度および方向に対応して前記モータ
    (10)を作動させる制御信号ラインとを有するSZ溝
    付き線条体へのテープ心線挿入装置。
JP9193271A 1997-07-02 1997-07-02 Sz溝付き線条体へのテープ心線挿入方法および装置 Pending JPH1123922A (ja)

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