JP2863912B2 - Szスロットスペーサへの心線落とし込み方法 - Google Patents

Szスロットスペーサへの心線落とし込み方法

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JP2863912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SZスロットス
ペーサへの心線落とし込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】わが国においては光ファイバケーブルと
して一つの典型的な形式が推奨され広く実用されてい
る。これはスペーサ型ケーブルと呼ばれ、外周部に複数
本のつるまき線状のスロット(溝)が穿設された、普通
は断面円形の合成樹脂成形のロッドを引張などの外力を
支えるものとし、このスロット内に光ファイバ心線を落
とし込み(挿入し)、テープなどによるおさえ巻きの
後、その外側に外部被覆を押し出して製造される。スペ
ーサという名称は、長い合成樹脂成形のロッドという形
状に対してはややそぐわないが、各スロットによって光
ファイバ心線が他のスロットの光ファイバ心線に対して
隔離収納されることからの命名であろう。
【0003】スロットには一つの定まった方向に巻くつ
るまき線状のものと、巻き方向が適宜の長さごとにS方
向、Z方向に交替する、いわゆるSZスロットの2種類
がある。一つの定まった方向に巻くつるまき線状のスロ
ットを持つスペーサへの光ファイバ心線落とし込みの方
法としてわが国でもっとも広く普及し、大方の電線会社
が実施している方法は、スペーサの送出部と巻取部とを
N回転の同速度でそのスロットのつるまき方向と逆方向
に回転させながら、速度V(=Np)をもって走行させ
(p:つるまき線のピッチ)、この状態で光ファイバ心
線をスロット内に落とし込んでゆくものである。
【0004】最近SZスロットがケーブルの途中から分
岐線を取り出しやすい等の理由で賞用されるようになっ
ており、この場合は上述の方法のようにスペーサ自体に
自身の軸線のまわりの回転を与えることなく適宜速度で
走行させ、光ファイバ心線の方をスペーサのまわりに正
逆回転させながら落とし込む方法がとられる。すなわ
ち、スペーサが回転することなく走行するときは、落と
し込み位置はSZスロットの左巻き、右巻きに従って変
化するするから、光ファイバ心線の方をこれに合わせて
左、右に正逆回転する必要があるわけである。
【0005】本発明者等はさきの出願(特開平6−94
953号、SZ巻きスロットスペーサ型光ケーブルの製
造方法))においてそれ以前のSZスロットスペーサへ
の落とし込み技術を大幅に改善した技術を提案した。ス
ペーサのねじれ等によるスロットの不規則な角度的変動
をありのままに最も正確に検出するために好適な方法は
落とし込みのその同じ点で検出爪をスロット内に差し込
んで検出することであることは分かっているが、この理
想的方法は検出爪と光ファイバ心線とが物理的に干渉し
て不可能なため、検出爪をスロットに差し込むことによ
ってある一定時間、つまりある一定距離先行して取った
スロットに関するデータを記憶させておき、スペーサの
走行につれてスペーサ上のその検出位置がちょうど落と
し込み点に到達したときにその予め測定しておいたデー
タを使用して制御するというのがこの提案技術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】SZスロットスペーサ
への光ファイバ心線落とし込み技術についてはこの技術
はかなり高度な精度を持つ優れたものであるが、この方
法によってもなお次のような問題が残る。それはスペー
サのねじれやスロットの加工誤差等によるスロットの不
規則性が経時的に累積してゆくことである。
【0007】具体的に言えば、たとえば図4において正
逆回転するSZ目板7を運転開始時に図示の各案内ロー
ラ10Aに対応する反転中立位置を境にして左、右に回
転するように設定しておいたのに、この反転中立位置が
だんだん角度的にずれてきて分線孔71の位置が各案内
ローラ10Aに対応しなくなったり、図1または図2の
巻付け案内筒61の外周部への巻き付き量が左、右の回
転時に互いにかなり異なってくるといった不都合が起き
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、その解決のため
に請求項1に示す発明がとる手段は、外周部に少なくと
も1本のSZ巻きスロットの形成されたスペーサを送り
出して巻き取る経路中に、適宜の長さにわたって前記ス
ペーサに適宜の張力を付与する区間を設ける工程と、前
記区間内において前記スペーサの周囲にこの走行方向と
同方向に前記スロットと同数の光ファイバ心線を送給
し、前記スペーサのまわりに回転自在に設けられるSZ
目板に等角的に穿設された前記スロット数と同数の分線
孔を通して、この光ファイバ心線を前記SZ目板の下流
に配設された集合ダイスにおいて前記スロット内に落と
し込む工程と、前記張力付与区間内の、前記集合ダイス
の光ファイバ心線落とし込み位置より適宜の距離だけ上
流側の点において前記スペーサの走行に伴う前記スロッ
トの円周方向の正負の角度変化を検出しそのデータを記
憶保存しておく工程とを有し、前記の光ファイバ心線落
とし込み工程をこの距離だけ先行して検出記憶させた角
度変化に従って前記SZ目板を倣い制御しながら正逆回
転させて前記各分線孔が前記スペーサの中心軸線から前
記各スロットに向かう直線上に位置するようにして前記
各分線孔と前記各スロットとを角度的に対応させると
もに、この角度的な対応位置が外部の固定された適宜基
準に対して生じる経時的な角度的変化を、スペーサの回
転型送出装置をスペーサの軸線の周りに回転することに
よって修正することを特徴とするSZスロットスペーサ
への心線落とし込み方法である。
【0009】またその解決のために請求項2に示す発明
がとる手段は、外周部に少なくとも1本のSZ巻きスロ
ットの形成されたスペーサを送り出して巻き取る経路中
に、適宜の長さにわたって前記スペーサに適宜の張力を
付与する区間を設ける工程と、前記区間内において前記
スペーサの周囲にこの走行方向と同方向に前記スロット
と同数の光ファイバ心線を送給し、前記スペーサのまわ
りに回転自在に設けられるSZ目板に等角的に穿設され
た前記スロット数と同数の分線孔を通して、この光ファ
イバ心線を前記SZ目板の下流に配設された集合ダイス
において前記スロット内に落とし込む工程と、前記張力
付与区間内の、前記集合ダイスの光ファイバ心線落とし
込み位置より適宜の距離だけ上流側の点において前記ス
ペーサの走行に伴う前記スロットの円周方向の正負の角
度変化を検出しそのデータを記憶保存しておく工程とを
有し、前記の光ファイバ心線落とし込み工程をこの距離
だけ先行して検出記憶させた角度変化に従って前記SZ
目板を倣い制御しながら正逆回転させて前記各分線孔が
前記スペーサの中心軸線から前記各スロットに向かう直
線上に位置するようにして前記各分線孔と前記各スロッ
トとを角度的に対応させるとともに、この角度的な対応
位置が外部の固定された適宜基準に対して生じる経時的
な角度的変化を、スペーサの送出装置の下流に設けられ
る強制撚回装置によってスペーサを軸線の周りに回転す
ることによって修正することを特徴とするSZスロット
スペーサへの心線落とし込み方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図3についてこの発明
の一実施例を説明する。この発明において用いられるス
ペーサは図3に示すように、スロット2がスペーサ1の
長手方向に交互に、S巻きのつるまき線状であったり、
Z巻きのそれであったりする、いわゆるSZ巻きスロッ
トを有するものである。S巻き、Z巻きのそれぞれの一
方向巻きのつるまき線の継続する長さは1ピッチないし
2ピッチ程度である。図3ではこれらのスロット2は1
本しか描かれていないが、実際は円周当分に複数本形成
されているものと理解されたい。
【0011】送出装置3Aは回転フレーム31を持つ回
転型送出装置であって、送り出されるスペーサ1には付
属しているダブルキャプスタン式の張力付与装置4Aに
よって所要のバックテンションをかけることができる。
符号41はこのバックテンションを調整するためのパウ
ダブレーキである。もちろん送出装置3Aはスペーサ1
の軸線の周りに回転できる形式のものである。
【0012】この装置の下流に配設される引取装置12
の引取力がこの張力付与装置4Aよって与えられる制動
力より遙に強大なために、スペーサ1は所定の走行方
向、つまりこの図1で右方向に走行することができるの
である。
【0013】符号5はスロット角度検出装置であって、
二つ割りの中空円柱半体51,52を合わせた中空円柱
状をなし、内壁部に半径方向内方に突出する検出ピン5
3を備えており、適宜のフレーム54に回転自在に支持
される。
【0014】この検出ピン53は中空円柱半体51,5
2の内側を走行するスペーサ1のスロット2の中に突出
係合し、スペーサ1の進行に伴って検出ピン53が係合
するスロット2の角度位相が変化するに従って中空円柱
半体51,52は軸線の周りに正逆に回転させられるこ
とになるから、この回転角度をロータリーエンコーダ1
5によって計測検出し、これを増幅装置16に伝えるよ
うにする。中空円柱半体とした理由は線掛け時にスペー
サ1のセットをしやすくするためである。
【0015】スロット角度検出装置5の下流には光ファ
イバ心線案内装置6が設けられるがこれはさきのフレー
ム54に一端が固着され、他端が後述するSZ目板7の
中心孔に回転自在に支持される中空円柱状のスペーサ保
護筒63と、この外側に同軸的に配置される巻付け案内
筒61との二重筒の形のものである。
【0016】巻付け案内筒61はフレーム54に一端を
固着されているコイルばね62の他端に取り付けられ、
このためコイルばね62の可変性なりに、長手方向にも
遊動できるとともにその軸線の周りの正逆回転も小角度
の範囲内では自在である。巻付け案内筒61はたとえば
セラミックス製とし、外周面を平滑に仕上げることが重
要である。
【0017】光ファイバ心線案内装置6の下流には円板
状のSZ目板7が回転自在に設けられる。これにはスロ
ット2と同数の分線孔71が円周等分に穿設され、スペ
ーサ1の進行方向と同方向に巻付け案内筒61の外側位
置を走行して供給されるスロット数と同数の光ファイバ
心線10を案内する。
【0018】SZ目板7は、増幅装置16からの信号を
受けて正逆回転するパルスモータ17により正逆回転駆
動される。すなわち、走行するスペーサ1のスロット2
の角度変化に倣って正、逆に回転されるわけである。
【0019】符号8は概してリング状の集合ダイスを示
し、スペーサ1のスロット2内に落とし込まれた光ファ
イバ心線10をそのスロット内に安定させるようにしご
くものである。
【0020】この集合ダイス8の直後に張力付与装置4
Bが設けられる。これは上流側に設けられている既述の
張力付与装置4Aと協働してこれら2つの装置4A,4
B間を走行するスペーサ部分に適度の張力を付与してぴ
んと張り、こうすることによってスロット角度の正確な
検出や光ファイバ心線の落とし込みを好適に実施できる
ようにするものである。
【0021】張力付与装置4Bに続いてテーピング装置
11および引取装置12が設けられる。この引取装置1
2は駆動モータ18により回転駆動され、既に述べたよ
うに張力付与装置4A,4Bによってスペーサ1に与え
られる引張力、つまり走行に対する抵抗力に打ち勝つ大
きさの牽引力をスペーサ1に与える。最後尾の符号13
は巻取装置を示す。
【0022】つぎに上述した装置による光ファイバケー
ブルの製造方法を説明する。スペーサ1をこの装置にセ
ットするとき、本格運転に入る前に準備作業としてスロ
ット角度検出装置5の検出ピン53の係合位置から集合
ダイス8の落とし込み位置Pまでの距離dだけスペーサ
1を走行させて(このときは手動でよい)、その間のス
ロット2の角度変化をコンピュータの記憶装置に記憶さ
せておき、それから本格運転を始めるものとする。
【0023】こうするとその記憶させたデータの最も古
い部分は、運転開始時にちようど集合ダイス8の落とし
込み位置Pに位置するスロット2の(距離dだけ先行し
た位置で前もって検出測定された)角度データというこ
とになる。
【0024】つまり運転開始時にはこのスロット2の角
度データに従ってSZ目板7をパルスモータ17によっ
て正逆回転させるようにするのである。以降、順次、常
に距離dだけ先行して検出測定されたスロット2の角度
データに従ってSZ目板7が正逆回転される。
【0025】このSZ目板7の調節回転運動は、図3に
示すように集合ダイス8の落とし込み位置Pにおけるス
ペーサ1の各スロット2に、分線孔71が角度的に対応
するようにすることである。このようにして、SZ目板
7から延びる光ファイバ心線10は正確にこれらスロッ
ト2の内部に収納されることになる。
【0026】いま使用しているスペーサが仮に同じ巻き
方向のスロット2が1ピッチ分続くスペーサであるとす
ると、スペーサ1がその1ピッチだけ進行する間にスロ
ット角度検出装置5は360度回転し、ここで巻き方向
が逆になるためスロット角度検出装置5は逆方向に回転
し始めてまた360度回転し、このような正逆方向の回
転が交互に繰り返されて続くことになる。
【0027】このときSZ目板7より上流側に位置する
光ファイバ心線10の部分は巻付け案内筒61の外周部
に巻きつき、また逆回転のときはこの巻きつきが解かれ
てこんどは逆方向に巻きつく、といった動作を繰り返す
のである。
【0028】この繰り返し動作の過程で光ファイバ心線
10によって巻付け案内筒61を長手方向に引っ張った
り、これを回転させたりする力が作用する(巻付け案内
筒61の外周面を平滑に仕上げることによってこの力を
軽減することに努めているけれども)ので、この力によ
り光ファイバ心線10に無理な力が作用しないようにす
ることが、巻付け案内筒61を上述のように自由度の高
い仕方で支持する構造をとる理由である。
【0029】さてこのようなSZ目板7の、反転中立位
置(図4)を中心にする正逆反転の運動が継続しつつ光
ファイバ心線10の落し込みが進行してゆく過程で、運
転開始時に外部の案内ローラ10Aに正対するように設
定した反転中立位置が、スロット2の加工誤差やスペー
サ1のねじれ等の理由によって累積し、その反転中立位
置が角度的にずれてしまう事態が当然生じてくるもので
ある。
【0030】こうなると既に段落〔0006〕、〔00
07〕で説明したような不都合が起きる。この不都合状
態はロータリーエンコーダ15によって検出できるの
で、この信号を増幅装置19によって増幅してサーボモ
ータ20に入力し、回転型送出装置3Aをスペーサの軸
線の周りに回転し、こうして送り出されるスペーサ1自
体をその軸線の周りに回転して調整できるのである。
【0031】つぎに図2についてこの発明方法を実施す
るための別の装置例を説明する。これは請求項2に対応
する方法を実施する装置であって、図中の符号について
は図1と同一のものは同一の要素を示し説明は省略す
る。この実施例装置ではスペーサ1を送り出す機械の冒
頭に位置する送出装置は、さきの実施例と異なってスペ
ーサ軸線のまわりに回転できない固定型の送出装置3で
ある。その代わりに送出装置3とスロット角度検出装置
5との間に強制撚回装置9を設けるのである。
【0032】この強制撚回装置9は1対の送りキャタピ
ラ装置91,92をスペーサ1の軸線のまわりに回転で
きるように構成したもので、増幅装置19からの信号を
受けて回転するサーボモータ21によって回転駆動され
る構成であり、この回転による調整の方法や仕方はさき
に説明した実施例の場合と全く変わらない。
【0033】つぎに以上に図を示して説明した実施例以
外でも本発明と同様の効果を得ることができる。たとえ
ば、巻取装置13を送出装置3Aと同様の、スペーサ1
の軸線のまわりの回転型としてこれを回転させて調整す
る方法、送出装置も巻取装置も共に回転型としてそれら
の両方を回転させて調整する方法、あるいは強制撚回装
置とこの回転型巻取装置とを併用して調整する方法等で
ある。
【0034】またこの発明の請求項1および2では、ス
ペーサ1をその軸線の周りに回転して調整する要素を、
SZ目板の正逆回転をある距離dだけ先行してとったス
ロットの角度データに従って倣い制御する要素と併記し
ているけれども、この要素をなくして、スペーサ1をそ
の軸線の周りに回転して調整する要素単独だけでもこの
発明明細書によって充分に開示されていると知るべきで
ある。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、スペーサのスロット
の角度変化の検出を光ファイバ心線の落し込み位置より
上流において先行しておこない、そのデータをそのデー
タ測定のスロット部分が現実に落し込み点に流下してき
たその時に使用してSZ目板を動かす方法であるから、
SZ目板の極めて精密な制御が可能となり、極めて正確
に落し込みができる効果があり、ひいては従来必要とし
た集合ダイスの長手方向の調節や、引取速度の調節など
が不要となり装置を大幅に簡略化できる利点がある。
【0036】また、スペーサ自体をその軸線のまわりに
回転できるから、スロットの加工誤差やスペーサのねじ
れなどによる誤差の集積による経時的な累積変化に対し
て容易に調整対応できる効果があり、光ファイバ心線に
過大な引張応力やねじり応力を与えないですむ利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を実施するための一装置例を示
す側断面図である。
【図2】この発明の方法を実施するための別の装置例を
示す側断面図である。
【図3】SZスロットスペーサを示す斜視図である。
【図4】図1および図2のA−A線断面矢視図である。
【符号の説明】
1 スペーサ 2 SZスロット 2 スロット 3 送出装置 3A 回転型送出装置 4A,4B 張力付与装置 5 スロット角度検出装置 51,52 中空円柱半体 6 光ファイバ心線巻付け案内装置 61 巻付け案内筒 62 支持ばね 63 スペーサ保護筒 7 SZ目板 71 分線孔 8 集合ダイス 9 強制撚回装置 10 光ファイバ心線 11 テーピング装置 12 引取装置 13 巻取装置 14 トルクモータ 15 ロータリーエンコーダ 16,19 増幅装置 17 パルスモータ 18 駆動モータ 20,21 サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−94953(JP,A) 特開 平6−148481(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/44 391

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に少なくとも1本のSZ巻きスロ
    ット(2)の形成されたスペーサ(1)を送り出して巻
    き取る経路中に、適宜の長さにわたって前記スペーサ
    (1)に適宜の張力を付与する区間を設ける工程と、前
    記区間内において前記スペーサ(1)の周囲にこの走行
    方向と同方向に前記スロット(2)と同数の光ファイバ
    心線(10)を送給し、前記スペーサ(1)のまわりに
    回転自在に設けられるSZ目板(7)に等角的に穿設さ
    れた前記スロット数と同数の分線孔(71)を通して、
    この光ファイバ心線(10)を前記SZ目板(7)の下
    流に配設された集合ダイス(8)において前記スロット
    (2)内に落とし込む工程と、前記張力付与区間内の、
    前記集合ダイス(8)の光ファイバ心線落とし込み位置
    (P)より適宜の距離(d)だけ上流側の点において前
    記スペーサ(1)の走行に伴う前記スロット(2)の円
    周方向の正負の角度変化を検出しそのデータを記憶保存
    しておく工程とを有し、前記の光ファイバ心線落とし込
    み工程をこの距離(d)だけ先行して検出記憶させた角
    度変化に従って前記SZ目板(7)を倣い制御しながら
    正逆回転させて前記各分線孔(71)が前記スペーサ
    (1)の中心軸線から前記各スロット(2)に向かう直
    線上に位置するようにして前記各分線孔(71)と前記
    各スロット(2)とを角度的に対応させるとともに、こ
    の角度的な対応位置が外部の固定された適宜基準に対し
    て生じる経時的な角度的変化を、スペーサ(1)の回転
    型送出装置(3A)をスペーサの軸線の周りに回転する
    ことによって修正することを特徴とするSZスロットス
    ペーサへの心線落とし込み方法。
  2. 【請求項2】 外周部に少なくとも1本のSZ巻きスロ
    ット(2)の形成されたスペーサ(1)を送り出して巻
    き取る経路中に、適宜の長さにわたって前記スペーサ
    (1)に適宜の張力を付与する区間を設ける工程と、前
    記区間内において前記スペーサ(1)の周囲にこの走行
    方向と同方向に前記スロット(2)と同数の光ファイバ
    心線(10)を送給し、前記スペーサ(1)のまわりに
    回転自在に設けられるSZ目板(7)に等角的に穿設さ
    れた前記スロット数と同数の分線孔(71)を通して、
    この光ファイバ心線(10)を前記SZ目板(7)の下
    流に配設された集合ダイス(8)において前記スロット
    (2)内に落とし込む工程 と、前記張力付与区間内の、
    前記集合ダイス(8)の光ファイバ心線落とし込み位置
    (P)より適宜の距離(d)だけ上流側の点において前
    記スペーサ(1)の走行に伴う前記スロット(2)の円
    周方向の正負の角度変化を検出しそのデータを記憶保存
    しておく工程とを有し、前記の光ファイバ心線落とし込
    み工程をこの距離(d)だけ先行して検出記憶させた角
    度変化に従って前記SZ目板(7)を倣い制御しながら
    正逆回転させて前記各分線孔(71)が前記スペーサ
    (1)の中心軸線から前記各スロット(2)に向かう直
    線上に位置するようにして前記各分線孔(71)と前記
    各スロット(2)とを角度的に対応させるとともに、こ
    の角度的な対応位置が外部の固定された適宜基準に対し
    て生じる経時的な角度的変化を、スペーサの送出装置
    (3)の下流に設けられる強制撚回装置(9)によって
    スペーサ(1)を軸線の周りに回転することによって修
    正することを特徴とするSZスロットスペーサへの心線
    落とし込み方法。
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