JP2004045449A - Sz溝付きロッドケーブルの集合におけるねじれ補正制御方法 - Google Patents

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Jiyunichi Kusakai
草階 淳一
Yoshimi Uchiyama
内山 義実
Masayoshi Yamanaka
山中 正義
Takao Fukute
福手 貴朗
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Fujikura Ltd
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Abstract

【課題】SZ溝付きロッドにねじれ等があって角位相が不規則変動したときのSZ溝付きロッドケーブルの集合装置における制御方法。
【解決手段】引き取られて走行するSZ溝付きロッドの周囲に、これと同軸的に回転できる複数の回転分線板を軸方向に適宜間隔をおいて配設し、集合口金位置のテープ心線の落し込み点におけるSZ溝の角位相の変化に対応して直近の回転分線板をSZ回転させ、残余の回転分線板をそのテープ心線の捌きのために適宜角度回転させるようにするSZ溝付きロッドケーブルの集合方法において、SZ溝付きロッド1のねじれ等によるSZ溝2の角位相の不規則変化が発生した場合にその角位相の不規則変動量eを検出し、回転分線板の全体をまとめて、前記不規則変動量eより適宜量の調整角度αだけ大きい角度(e+α)、前記ねじれに追随する方向に前記のSZ回転機能を保持したまま同軸的に回転し、その後にその調整角度αだけ逆方向に戻すようにすることを特徴とするSZ溝付きロッドケーブルの集合におけるねじれ補正制御方法である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はSZ溝付きロッドケーブルの集合におけるねじれ補正制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず図3について本発明の補正制御方法を適用するSZ溝付きロッドケーブルの集合方法を説明する。このSZ溝付きロッドケーブルの集合方法では、SZ溝に合わせて落し込み挿入すべきテープ心線(数本の光ファイバ心線をテープ状にまとめたもの)の群をそのSZ溝付きロッドの周りに左右に回転させながら、集合口金のところの挿入点において、溝の延びる方向にテープ心線の挿入方向を合致させるようにして行う。
【0003】
図3において、符号6はSZ溝付きロッド1の軸線のまわりに回転できる回転フレームを示し、左端には調整回転歯車6Aが固着されている。回転フレーム6上には、複数の回転分線板、この例では4枚の回転分線板61,62,…,64がSZ溝付きロッド1に同軸的に、軸方向に適宜離隔して設けられ、それぞれ駆動モータ61M,62M,…によって個別に回転される。
【0004】
集合口金4に一番近い回転分線板61は、テープ心線3をSZ溝付きロッド1のSZ溝2に挿入する位置において、それぞれの延びる方向が合致するように案内する役目をし、他の3枚の回転分線板62,…等は、回転分線板61が左右に回転する際に、数10本に及ぶテープ心線3の群がSZ溝付きロッド1に巻きつかないようにさばく役目をする。
【0005】
符号7に示すものはSZ溝2の角位相検出器であって、溝に係合する爪を介して回転入力を与えることによってSZ溝2のその時々の角位相を検出するものであり、この検出されたデータに基づいて回転分線板61の駆動モータ61Mに必要な回転角を指令するわけである。
【0006】
その他の回転分線板62,63等は回転分線板61より順次小さい角度づつ回転するように設定される。SZ溝2は普通角度でほぼ270度、左右に振れるものであるから、2番目の回転分線板62はたとえば200度づつ、次の3番目の回転分線板63は130度づつ、左右に回転させるようにしてある。
【0007】
以上が正常なSZ溝付きロッドの場合の工程の進行であるが、ここでSZ溝付きロッド1にねじれ部分が含まれ、このねじれ部が集合点に流れてきた時点ではどうするのか、という問題を検討してみる。
【0008】
これに先立ち、SZ溝付きロッド1のねじれの意味を図2について研究する。図2(a)はねじれ点Pにおいて、仮にSZ溝付きロッド1を切断して軸方向に二分した姿を想定して描いた斜視図であるが、これによるとねじれ角、つまり角位相の不規則変動量がeであれば、これは図中の角POE=eということであって、SZ溝2が一気に角eだけずれるということである。
【0009】
つまりこれは、図2(b)のグラフ(SZ溝付きロッドの軸方向の進みを横軸に、SZ溝の角度変化を縦軸に描いたもの)に示すように、ねじれ等のない正常のときにSZ溝の進行につれて角度変化曲線がPQR…と、+角度〜0〜−角度というように正負の角度変化をしていたものが、角度方向に一気にeだけ軸そのものが平行移動して、SZ反転のための角度の一定量の増加、その同量の減少という振れの中心がずれ、同図に破線で示すようにP…の軌跡をとって変化することになるということである。
【0010】
したがって図3に示した装置では点PにおけるSZ溝付きロッド1のねじれ、つまり不規則な角位相の変動に対して、回転フレーム6の全体を角eだけその変動に追随する方向に回転することによって対応する。すなわち角変動を検出した角位相検出器7からの信号が駆動モータ9に伝えられて駆動軸8から駆動ピニオン83を介して調整回転歯車6Aが回転され、回転フレーム6をSZ溝付きロッド1の軸線の周りに角eだけ回転させるのである。
【0011】
調整回転歯車6Aの中心に固着されている調整分線板73や、上流の対応する位置に設けられている同様の調整分線板72,71(それぞれ駆動軸8に固着される駆動ピニオン82,81によって回転される)はさきに述べた回転分線板62,63…の場合と同様に上流側にゆくにつれて小さい角度回転するように設定されており、これはテープ心線を捌くためである。
【0012】
ここで図2(b)のグラフに再び戻ると、実際はねじれ点PにおいてはSZ溝付きロッド1は図2(a)で説明したように切断されていないで長手方向に連続しているわけだから、SZ溝2の示す角度変化はP点から一足飛びにグラフPに移行する形ではなくて連続的に変化し、ここはたとえば破線PAによって接続される、たとえば折れ線PAQの形を取るであろう。図1は、このことを明示するために図2(b)の一部を拡大して示したものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように図3に示したテープ心線回転型装置において、SZ溝付きロッドが角位相の不規則変動量eを示したとき、その後の角度変化曲線に円滑に移行するため回転フレーム6を同じ角度eだけ回転したのでは、結局長手方向に下流にだれて破線PBに示す形となり、したがって実際の変化曲線PAと異なり、この結果SZ溝の実際に延びる方向とテープ心線が挿入される方向が不一致となって、その落し込み挿入が不確実となる欠点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明はこの課題を解決するためになされたものであって、請求項1に示すその手段は、引き取られて走行するSZ溝付きロッドの周囲に、これと同軸的に回転できる複数の回転分線板を軸方向に適宜間隔をおいて配設し、集合口金位置のテープ心線の落し込み点におけるSZ溝の角位相の変化に対応して直近の回転分線板をSZ回転させ、残余の回転分線板を前記テープ心線の捌きのために適宜角度回転させるようにするSZ溝付きロッドケーブルの集合方法において、前記SZ溝付きロッドのねじれ等によるSZ溝の角位相の不規則変化が発生した場合にその角位相の不規則変動量を検出し、前記回転分線板の全体をまとめて、前記不規則変動量より適宜量の調整角度だけ大きい角度、前記ねじれに追随する方向に前記のSZ回転機能を保持したまま同軸的に回転し、その後にその調整角度だけ逆方向に戻すようにすることを特徴とするSZ溝付きロッドケーブルの集合におけるねじれ補正制御方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以上に説明してきたことから分かるように、この課題解決に必要なことは、図2(b)に示したSZ溝付きロッド1の軸方向の進みに対するSZ溝2の角位相の変化曲線において、ねじれ点、一般的に言えば角位相の不規則変動を示す点Pにおいて、それまでの変化曲線PQR…から、新しい変化曲線Pにいかに迅速にかつ正確に移るかである。
【0016】
これまでの実験で分かったことは、P点において回転フレーム6を、SZ溝付きロッド1が走行している中で不規則な変動量eだけ回転させるのでは、角度の変化曲線は破線PBに示すように下流方向にだれてしまうことである。
【0017】
そこで本発明者らは、移動の際の直線PBの傾斜を大きくして直線PAに一致させるために、回転フレーム6の調整のための回転角度を、eより適宜量αだけ大きい(e+α)に一旦過回転することを着想した。
【0018】
そして新しい変化曲線Pに乗った時点で、回転フレーム6の回転を上記の調整角αだけ元に戻すことによって、その後の変化曲線が所望の変化曲線Pに一致したものとなるようにするわけである。もちろん回転分線板61等の制御については変更はない。
【0019】
【発明の効果】
この発明によれば、SZ溝付きロッドケーブルの集合において、ねじれ等の角位相の不規則な変化が生じたときに、集合口金に直近の回転分線板によるテープ心線のSZ溝への落し込み挿入方向を溝の延びる方向に正確にかつ迅速に一致させることができ、これによってテープ心線のSZ溝への確実な収納が得られる効果がある。またこの方法を実施するために他に特別な装置を必要としないから、コスト的にも大きい利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御方法を説明するための、図2(b)の一部拡大図である。
【図2】(a)はSZ溝付きロッドに生じるねじれ等の角位相の不規則変動を説明する斜視図、同(b)はSZ溝付きロッドの軸方向の進みを横軸に、SZ溝の角度変化を縦軸にとったグラフについて、その不規則変動を説明する図である。
【図3】本発明の制御方法を実施するSZ溝付きロッドケーブルの集合装置の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1  SZ溝付きロッド
2  SZ溝
3  テープ心線
4  集合口金
5  押さえ巻き糸
6  回転フレーム
6A 調整回転用歯車
61,62,… 回転分線板
61M,62M,… 駆動モータ
7  角位相検出器
71,72,… 調整用分線板
8  駆動軸
81,82,… 駆動ピニオン
9  駆動モータ

Claims (1)

  1. 引き取られて走行するSZ溝付きロッド(1)の周囲に、これと同軸的に回転できる複数の回転分線板(61,62,…)を軸方向に適宜間隔をおいて配設し、集合口金(4)位置のテープ心線(3)の落し込み点におけるSZ溝(2)の角位相の変化に対応して直近の回転分線板(61)をSZ回転させ、残余の回転分線板(62,63,…)を前記テープ心線(3)の捌きのために適宜角度回転させるようにするSZ溝付きロッドケーブルの集合方法において、前記SZ溝付きロッド(1)のねじれ等によるSZ溝(2)の角位相の不規則変化が発生した場合にその角位相の不規則変動量(e)を検出し、前記回転分線板(61,62,…)の全体をまとめて、前記不規則変動量(e)より適宜量の調整角度(α)だけ大きい角度(e+α)、前記ねじれに追随する方向に前記のSZ回転機能を保持したまま同軸的に回転し、その後にその調整角度(α)だけ逆方向に戻すようにすることを特徴とするSZ溝付きロッドケーブルの集合におけるねじれ補正制御方法。
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