JP2001228136A - 缶体の検査装置 - Google Patents
缶体の検査装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】第1の缶体および第2の缶体の少なくとも2種
類の缶体に関する複数種の検査項目について測定できる
ことで、省力化でき、しかも経済的に構成できかつスペ
ース効率を向上させることができる缶体の検査装置を提
供すること。 【解決手段】缶体1A,1Bは、判別載置手段40によ
り缶体1A,1Bの種類が判別されて保持手段20に載
置される。すると、ロータリテーブル10が所定角度ず
つ回転して停止し、この停止位置で缶体1A,1Bは、
測定機31〜36により複数検査項目について順次測定
される。従って、2種類の缶体1A,1Bを1つの検査
装置1で複数の検査項目について測定できるから、経済
的であるうえスペース効率も向上させることができる。
また、缶体1A,1Bの判別および保持手段20への載
置を判別載置手段40により行っているため省力化でき
る。
類の缶体に関する複数種の検査項目について測定できる
ことで、省力化でき、しかも経済的に構成できかつスペ
ース効率を向上させることができる缶体の検査装置を提
供すること。 【解決手段】缶体1A,1Bは、判別載置手段40によ
り缶体1A,1Bの種類が判別されて保持手段20に載
置される。すると、ロータリテーブル10が所定角度ず
つ回転して停止し、この停止位置で缶体1A,1Bは、
測定機31〜36により複数検査項目について順次測定
される。従って、2種類の缶体1A,1Bを1つの検査
装置1で複数の検査項目について測定できるから、経済
的であるうえスペース効率も向上させることができる。
また、缶体1A,1Bの判別および保持手段20への載
置を判別載置手段40により行っているため省力化でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶体の検査装置に
係り、第1の製造工程を経て得られる第1の缶体および
第1、第2の製造工程を経て得られる第2の缶体の少な
くとも2種類の缶体に関する複数種の検査項目について
測定する缶体の検査装置に関する。
係り、第1の製造工程を経て得られる第1の缶体および
第1、第2の製造工程を経て得られる第2の缶体の少な
くとも2種類の缶体に関する複数種の検査項目について
測定する缶体の検査装置に関する。
【0002】
【背景技術】缶体の製造ラインでは、製造された缶体を
測定、具体的には、各部寸法や形状等の複数種の検査項
目について測定を行い、その測定結果に基づいて良否の
評価を行うとともに、不良品であった場合、その情報を
製造ラインにフィードバックして製造ラインの調整に利
用している。
測定、具体的には、各部寸法や形状等の複数種の検査項
目について測定を行い、その測定結果に基づいて良否の
評価を行うとともに、不良品であった場合、その情報を
製造ラインにフィードバックして製造ラインの調整に利
用している。
【0003】ところで、ビール等の内容物が注入される
缶体と、この缶体に取り付けられる蓋部とからなる、い
わゆる2ピース缶の缶体の製造ラインを大きく分けると
2つの製造工程に分けられる。第1の製造工程では、打
抜き加工および絞り加工等を経てアルミニウム製のロー
ル板から缶体のおおまかな形状が成形されている。第1
の製造工程を経た第1の缶体は、第2の製造工程でさら
に絞り加工等を経て開口部フランジ等の細かい形状が成
形されている。そして、このような第1および第2の製
造工程を経た第2の缶体内に内容物が注入された後、第
2の缶体に蓋部が取り付けられる。
缶体と、この缶体に取り付けられる蓋部とからなる、い
わゆる2ピース缶の缶体の製造ラインを大きく分けると
2つの製造工程に分けられる。第1の製造工程では、打
抜き加工および絞り加工等を経てアルミニウム製のロー
ル板から缶体のおおまかな形状が成形されている。第1
の製造工程を経た第1の缶体は、第2の製造工程でさら
に絞り加工等を経て開口部フランジ等の細かい形状が成
形されている。そして、このような第1および第2の製
造工程を経た第2の缶体内に内容物が注入された後、第
2の缶体に蓋部が取り付けられる。
【0004】このような第1および第2の缶体は、複数
種の検査項目について測定される。具体的には、図14
に示すように、第1の缶体1Aは、板厚a、底部窪み量
b、全長c等の検査項目について、第2の缶体1Bで
は、開口部のフランジ幅d、全長e、開口部の内径f、
耐圧、耐荷重等の検査項目について、それぞれ別々の独
立した測定機、または、ゲージを用いて検査および測定
されている。そして、この測定結果に基づいて良品、不
良品の評価を行うとともに、不良品であった場合には、
その情報を缶体の製造ラインへフィードバックして製造
ラインの調整に利用している。
種の検査項目について測定される。具体的には、図14
に示すように、第1の缶体1Aは、板厚a、底部窪み量
b、全長c等の検査項目について、第2の缶体1Bで
は、開口部のフランジ幅d、全長e、開口部の内径f、
耐圧、耐荷重等の検査項目について、それぞれ別々の独
立した測定機、または、ゲージを用いて検査および測定
されている。そして、この測定結果に基づいて良品、不
良品の評価を行うとともに、不良品であった場合には、
その情報を缶体の製造ラインへフィードバックして製造
ラインの調整に利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような検
査方法では、各検査項目をそれぞれ別々の独立した測定
機で測定するため、各測定機毎の段取りに手間がかか
り、測定時間が長くなる。また、各測定が手作業による
ものなので、測定圧のばらつきや測定値の読取誤差等に
より、安定した測定値が得られないという問題がある。
このような問題を解決するために、これらの測定機を1
つのライン内に組み込み、全ての検査項目についての測
定をライン上の流れ作業で行うことが考えられる。
査方法では、各検査項目をそれぞれ別々の独立した測定
機で測定するため、各測定機毎の段取りに手間がかか
り、測定時間が長くなる。また、各測定が手作業による
ものなので、測定圧のばらつきや測定値の読取誤差等に
より、安定した測定値が得られないという問題がある。
このような問題を解決するために、これらの測定機を1
つのライン内に組み込み、全ての検査項目についての測
定をライン上の流れ作業で行うことが考えられる。
【0006】しかしながら、上述したような検査ライン
を設けた場合には、缶体の種類の数に対応した数の検査
ライン、すなわち第1の缶体用の検査ラインおよび第2
の缶体用の検査ラインを設けなければならず、コスト面
で不経済になるばかりでなく、2種類の検査ラインを設
置する大きな設置スペースが必要となる。また、缶体の
製造ラインから、第1の缶体を第1の缶体用の検査ライ
ンに、第2の缶体を第2の缶体の検査ラインにそれぞれ
分別して運び込む必要があり、手間がかかるという問題
がある。
を設けた場合には、缶体の種類の数に対応した数の検査
ライン、すなわち第1の缶体用の検査ラインおよび第2
の缶体用の検査ラインを設けなければならず、コスト面
で不経済になるばかりでなく、2種類の検査ラインを設
置する大きな設置スペースが必要となる。また、缶体の
製造ラインから、第1の缶体を第1の缶体用の検査ライ
ンに、第2の缶体を第2の缶体の検査ラインにそれぞれ
分別して運び込む必要があり、手間がかかるという問題
がある。
【0007】本発明の目的は、第1の缶体および第2の
缶体の少なくとも2種類の缶体に関する複数種の検査項
目について測定できることで、省力化でき、しかも経済
的に構成できかつスペース効率を向上させることができ
る缶体の検査装置を提供することにある。
缶体の少なくとも2種類の缶体に関する複数種の検査項
目について測定できることで、省力化でき、しかも経済
的に構成できかつスペース効率を向上させることができ
る缶体の検査装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の缶体の検査装置
は、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。
請求項1に記載の発明は、第1の製造工程を経て得られ
る第1の缶体および第1、第2の製造工程を経て得られ
る第2の缶体の少なくとも2種類の缶体に関する複数種
の検査項目について測定する缶体の検査装置であって、
所定角度ずつ回転して停止するロータリテーブルと、前
記所定角度間隔離れてロータリテーブルに配置されかつ
前記第1および第2の缶体の少なくとも2種類の缶体を
保持する保持部を有する保持手段と、前記ロータリテー
ブルの停止位置に割り振って設けられかつ前記検査項目
について測定する測定手段と、前記缶体の種類を判別し
て前記保持手段のいずれかの保持部に缶体を載置する判
別載置手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。
は、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。
請求項1に記載の発明は、第1の製造工程を経て得られ
る第1の缶体および第1、第2の製造工程を経て得られ
る第2の缶体の少なくとも2種類の缶体に関する複数種
の検査項目について測定する缶体の検査装置であって、
所定角度ずつ回転して停止するロータリテーブルと、前
記所定角度間隔離れてロータリテーブルに配置されかつ
前記第1および第2の缶体の少なくとも2種類の缶体を
保持する保持部を有する保持手段と、前記ロータリテー
ブルの停止位置に割り振って設けられかつ前記検査項目
について測定する測定手段と、前記缶体の種類を判別し
て前記保持手段のいずれかの保持部に缶体を載置する判
別載置手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0009】このような構成において、まず、缶体は、
判別載置手段により、缶体の種類が判別されて保持手段
の保持部に載置される。すると、この保持手段が配置さ
れたロータリテーブルが所定角度ずつ回転して停止し、
缶体は、ロータリテーブルの停止位置に割り振って設け
られた測定手段で複数種の検査項目について順次測定さ
れる。従って、複数種の缶体を1つの検査装置で複数種
の検査項目について測定できるから、缶体の種類毎に検
査装置を設ける必要がなく、経済的であるうえ、1つの
検査装置を設置するスペースがあればよいからスペース
効率も向上させることができる。また、缶体の判別およ
び保持部への載置を判別載置手段により行っているため
省力化できる。さらに、一連の測定を全自動化すれば、
手作業による測定をなくすことができ、作業者による測
定圧のばらつきや測定値の読取誤差による測定誤差をな
くすことができ、安定した測定値が得られる。
判別載置手段により、缶体の種類が判別されて保持手段
の保持部に載置される。すると、この保持手段が配置さ
れたロータリテーブルが所定角度ずつ回転して停止し、
缶体は、ロータリテーブルの停止位置に割り振って設け
られた測定手段で複数種の検査項目について順次測定さ
れる。従って、複数種の缶体を1つの検査装置で複数種
の検査項目について測定できるから、缶体の種類毎に検
査装置を設ける必要がなく、経済的であるうえ、1つの
検査装置を設置するスペースがあればよいからスペース
効率も向上させることができる。また、缶体の判別およ
び保持部への載置を判別載置手段により行っているため
省力化できる。さらに、一連の測定を全自動化すれば、
手作業による測定をなくすことができ、作業者による測
定圧のばらつきや測定値の読取誤差による測定誤差をな
くすことができ、安定した測定値が得られる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の缶体の検査装置において、前記保持部は、前記缶体の
開口部の内径に対応した径を有するガイドを備えている
ことを特徴とするものである。この発明によれば、保持
部は缶体の開口部の内径に対応した径を有するガイドを
備えているため、缶体をガイドに被せるだけで缶体がガ
イドにならって所定の姿勢をとり、その姿勢を維持す
る。つまり、缶体の姿勢を安定した状態で保持でき、こ
の状態で、各測定手段により複数種の検査項目について
測定するので、安定した測定結果を得ることができ、測
定結果の信頼性を向上させることができる。
の缶体の検査装置において、前記保持部は、前記缶体の
開口部の内径に対応した径を有するガイドを備えている
ことを特徴とするものである。この発明によれば、保持
部は缶体の開口部の内径に対応した径を有するガイドを
備えているため、缶体をガイドに被せるだけで缶体がガ
イドにならって所定の姿勢をとり、その姿勢を維持す
る。つまり、缶体の姿勢を安定した状態で保持でき、こ
の状態で、各測定手段により複数種の検査項目について
測定するので、安定した測定結果を得ることができ、測
定結果の信頼性を向上させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の缶体の検査装置において、前記保持手
段は、前記ロータリテーブルに設けられるプレートと、
このプレートに一端が固定されかつ垂直に配置される一
対のシャフトと、このシャフトに設けられかつ前記缶体
の開口部の内径に対応した径を有するガイドと、前記シ
ャフトの他端に回転自在に設けられかつ前記缶体の底部
を内側から受ける底受部とを備えていることを特徴とす
るものである。この発明によれば、保持手段は、缶体の
底部を内側から受ける底受部で缶体を保持している。つ
まり、底受部に缶体を被せ、底部が底受部に載置された
状態で缶体が保持されているため、缶体の形状を損なう
ことなく缶体を保持できる。
請求項2に記載の缶体の検査装置において、前記保持手
段は、前記ロータリテーブルに設けられるプレートと、
このプレートに一端が固定されかつ垂直に配置される一
対のシャフトと、このシャフトに設けられかつ前記缶体
の開口部の内径に対応した径を有するガイドと、前記シ
ャフトの他端に回転自在に設けられかつ前記缶体の底部
を内側から受ける底受部とを備えていることを特徴とす
るものである。この発明によれば、保持手段は、缶体の
底部を内側から受ける底受部で缶体を保持している。つ
まり、底受部に缶体を被せ、底部が底受部に載置された
状態で缶体が保持されているため、缶体の形状を損なう
ことなく缶体を保持できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の缶体の検査装置において、前記底受部は、缶体の底部
の凹部に対応した凹円錐面状の底受面を有していること
を特徴とするものである。この発明によれば、底受部
は、缶体底部の凹部に対応した凹円錐面状の底受面を有
しているから、底受部に缶体を被せると、底部が底受面
にならい、缶体が一定の姿勢をとるようになる。従っ
て、缶体の姿勢をより安定した状態に維持できる。
の缶体の検査装置において、前記底受部は、缶体の底部
の凹部に対応した凹円錐面状の底受面を有していること
を特徴とするものである。この発明によれば、底受部
は、缶体底部の凹部に対応した凹円錐面状の底受面を有
しているから、底受部に缶体を被せると、底部が底受面
にならい、缶体が一定の姿勢をとるようになる。従っ
て、缶体の姿勢をより安定した状態に維持できる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3または
請求項4に記載の缶体の検査装置において、前記保持手
段には、前記プレートを前記ロータリテーブルに対して
回転させる回転駆動手段が設けられていることを特徴と
するものである。この発明によれば、保持手段には、プ
レートをロータリテーブルに対して回転させる回転駆動
手段が設けられているから、たとえば、第1の缶体と第
2の缶体とを選択的に所定位置、すなわち各測定手段の
測定位置にまで移動させることができる。また、測定手
段を移動させるのではなく、測定手段よりも小さな缶体
の方を移動させているので経済的に構成できる。
請求項4に記載の缶体の検査装置において、前記保持手
段には、前記プレートを前記ロータリテーブルに対して
回転させる回転駆動手段が設けられていることを特徴と
するものである。この発明によれば、保持手段には、プ
レートをロータリテーブルに対して回転させる回転駆動
手段が設けられているから、たとえば、第1の缶体と第
2の缶体とを選択的に所定位置、すなわち各測定手段の
測定位置にまで移動させることができる。また、測定手
段を移動させるのではなく、測定手段よりも小さな缶体
の方を移動させているので経済的に構成できる。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の缶体の検査装置において、
前記ロータリテーブルは60度ずつ回転して停止し、こ
のロータリテーブルの停止位置には、第1の缶体の板厚
および第2の缶体の開口部のフランジ幅を測定する測定
機と、第1の缶体の底部窪み量を測定する測定機と、第
1および第2の缶体の全長を測定する測定機と、第2の
缶体の開口部の内径を測定する測定機と、第2の缶体の
耐圧を測定する測定機と、第2の缶体の耐荷重を測定す
る測定機とがそれぞれ割り振られて設置されていること
を特徴とするものである。この発明によれば、第1の缶
体の板厚、底部窪み量および全長と、第2の缶体の開口
部のフランジ幅、全長、開口部の内径、耐圧および耐荷
重を一連の測定によって測定することができるから、缶
体の検査を能率的に行うことができる。
請求項5のいずれかに記載の缶体の検査装置において、
前記ロータリテーブルは60度ずつ回転して停止し、こ
のロータリテーブルの停止位置には、第1の缶体の板厚
および第2の缶体の開口部のフランジ幅を測定する測定
機と、第1の缶体の底部窪み量を測定する測定機と、第
1および第2の缶体の全長を測定する測定機と、第2の
缶体の開口部の内径を測定する測定機と、第2の缶体の
耐圧を測定する測定機と、第2の缶体の耐荷重を測定す
る測定機とがそれぞれ割り振られて設置されていること
を特徴とするものである。この発明によれば、第1の缶
体の板厚、底部窪み量および全長と、第2の缶体の開口
部のフランジ幅、全長、開口部の内径、耐圧および耐荷
重を一連の測定によって測定することができるから、缶
体の検査を能率的に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 (全体構成)図1は本発明の一実施形態に係る缶体の検
査装置1を示す全体平面図である。検査装置1は、大き
く分けて、缶体1A,1Bについて予め設定された検査
項目を順次測定する測定装置3と、この測定装置3へ缶
体1A,1Bを搬入する搬入装置2と、これら搬入装置
2および測定装置3を遠隔制御しかつ測定装置3からの
測定結果が送信されるコンピュータ4とを備えている。
ここで、缶体1A,1Bの検査項目としては、図14に
示すように、第1の缶体1Aでは板厚a、底部窪み量b
および全長cであり、第2の缶体1Bでは、開口部のフ
ランジ幅d、全長e、開口部の内径f、耐圧および耐荷
重である。搬入装置2は、複数の缶体1A,1Bが載置
されるパレット2Aと、缶体1A,1Bを立てた姿勢で
測定装置3に搬入する搬入コンベア2Bと、パレット2
Aから缶体1A,1Bを搬入コンベア2Bに移送する缶
体移送装置2Cとを備えている。
に基づいて説明する。 (全体構成)図1は本発明の一実施形態に係る缶体の検
査装置1を示す全体平面図である。検査装置1は、大き
く分けて、缶体1A,1Bについて予め設定された検査
項目を順次測定する測定装置3と、この測定装置3へ缶
体1A,1Bを搬入する搬入装置2と、これら搬入装置
2および測定装置3を遠隔制御しかつ測定装置3からの
測定結果が送信されるコンピュータ4とを備えている。
ここで、缶体1A,1Bの検査項目としては、図14に
示すように、第1の缶体1Aでは板厚a、底部窪み量b
および全長cであり、第2の缶体1Bでは、開口部のフ
ランジ幅d、全長e、開口部の内径f、耐圧および耐荷
重である。搬入装置2は、複数の缶体1A,1Bが載置
されるパレット2Aと、缶体1A,1Bを立てた姿勢で
測定装置3に搬入する搬入コンベア2Bと、パレット2
Aから缶体1A,1Bを搬入コンベア2Bに移送する缶
体移送装置2Cとを備えている。
【0016】測定装置3は、60度ずつ回転して停止す
るロータリテーブル10と、ロータリテーブル10上に
配置された保持手段20と、ロータリテーブル10の停
止位置に割り振って設けられて予め設定された検査項目
について測定する測定手段と、缶体1A,1Bの種類を
判別して保持手段20に缶体1A,1Bを振り分けて載
置する判別載置手段40とを備えている。
るロータリテーブル10と、ロータリテーブル10上に
配置された保持手段20と、ロータリテーブル10の停
止位置に割り振って設けられて予め設定された検査項目
について測定する測定手段と、缶体1A,1Bの種類を
判別して保持手段20に缶体1A,1Bを振り分けて載
置する判別載置手段40とを備えている。
【0017】ロータリテーブル10は、円板状に形成さ
れ、その円周の中心を回転中心としている。ロータリテ
ーブル10の60度ずつ6分割した位置には、缶体1
A,1Bを保持する保持手段20が設けられている。
れ、その円周の中心を回転中心としている。ロータリテ
ーブル10の60度ずつ6分割した位置には、缶体1
A,1Bを保持する保持手段20が設けられている。
【0018】保持手段20は、図2に示すように、ロー
タリテーブル10に回転駆動手段21を介して水平方向
へ回転可能に設けられたプレート22と、プレート22
上に設けられかつ第1および第2の缶体1A,1Bが載
置される第1保持部20Aおよび第2保持部20Bとを
備えている。このうち、回転駆動手段21は、モータに
よって構成されている。
タリテーブル10に回転駆動手段21を介して水平方向
へ回転可能に設けられたプレート22と、プレート22
上に設けられかつ第1および第2の缶体1A,1Bが載
置される第1保持部20Aおよび第2保持部20Bとを
備えている。このうち、回転駆動手段21は、モータに
よって構成されている。
【0019】第1保持部20Aおよび第2保持部20B
は、一端がプレート22に固定された一対のシャフト2
3A,23Bと、これらシャフト23A,23Bに設け
られて缶体1A,1Bの開口部に対応した径を有する円
筒状のガイド24A,24Bと、各シャフト23A,2
3Bの他端にベアリング等を介して回転自在に設けられ
かつ缶体1A,1Bの底部を内側から受ける底受部25
A,25Bとを備えている。ガイド24A,24Bは、
側面がプレート22の上から若干突出した位置に配置さ
れており、その突出部位には、ガイド24Aに代表して
示されるように、長手方向に沿って溝241が形成され
ている。これにより、後述する第1寸法測定機31の測
定子53が缶体1A,2B内に挿入可能とされている。
また、底受部25A,25Bは、缶体1A,1Bの底部
の凹部に対応した凹円錐面状の底受面251を有してい
る。
は、一端がプレート22に固定された一対のシャフト2
3A,23Bと、これらシャフト23A,23Bに設け
られて缶体1A,1Bの開口部に対応した径を有する円
筒状のガイド24A,24Bと、各シャフト23A,2
3Bの他端にベアリング等を介して回転自在に設けられ
かつ缶体1A,1Bの底部を内側から受ける底受部25
A,25Bとを備えている。ガイド24A,24Bは、
側面がプレート22の上から若干突出した位置に配置さ
れており、その突出部位には、ガイド24Aに代表して
示されるように、長手方向に沿って溝241が形成され
ている。これにより、後述する第1寸法測定機31の測
定子53が缶体1A,2B内に挿入可能とされている。
また、底受部25A,25Bは、缶体1A,1Bの底部
の凹部に対応した凹円錐面状の底受面251を有してい
る。
【0020】保持手段20は、缶体1A,1Bが識別さ
れると、回転駆動手段21によってプレート22を回転
させ、識別された缶体1A,1Bに対応する保持部20
A,20Bをロータリテーブル10の外周側に移動させ
る。これにより、缶体1A,1Bは、常に同じ位置(ロ
ータリテーブル10の外周側)で、保持手段20の保持
部20A,20Bに載置されることとなる。
れると、回転駆動手段21によってプレート22を回転
させ、識別された缶体1A,1Bに対応する保持部20
A,20Bをロータリテーブル10の外周側に移動させ
る。これにより、缶体1A,1Bは、常に同じ位置(ロ
ータリテーブル10の外周側)で、保持手段20の保持
部20A,20Bに載置されることとなる。
【0021】図1に戻って、判別載置手段40は、搬入
コンベア2Bの終着位置に設けられて缶体1A,1Bの
大きさおよび種類を判別する缶体判別装置41と、この
缶体判別装置41で判別された缶体1A,1Bを所定の
保持部20A,20Bに載置する缶体載置装置42とを
備えている。缶体判別装置41は、たとえば、カメラか
ら得た画像の情報を元に缶体1A,1Bを判別する装置
によって構成されている。ここで、判別する缶体1A,
1Bの大きさには、250mlと350mlと500m
lとがあり、判別する缶体1A,1Bの種類には、前述
した第1の製造工程を経て得られる第1の缶体1Aと、
第1、第2の製造工程を経て得られる第2の缶体1Bと
がある。缶体判別装置41で得た缶体1A,1Bの大き
さの情報は後述する各測定機31〜36に送信され、缶
体1A,1Bの種類の情報は各測定機31〜36および
保持手段20に送信され、それぞれ測定機31〜36ま
たは保持手段20の調整に利用されている。缶体載置装
置42は、缶体1A,1Bを缶体判別装置41から保持
手段20のロータリテーブル10の外周側に位置する保
持部20A,20Bに移送するものであり、その移送ス
トロークは一定となっている。
コンベア2Bの終着位置に設けられて缶体1A,1Bの
大きさおよび種類を判別する缶体判別装置41と、この
缶体判別装置41で判別された缶体1A,1Bを所定の
保持部20A,20Bに載置する缶体載置装置42とを
備えている。缶体判別装置41は、たとえば、カメラか
ら得た画像の情報を元に缶体1A,1Bを判別する装置
によって構成されている。ここで、判別する缶体1A,
1Bの大きさには、250mlと350mlと500m
lとがあり、判別する缶体1A,1Bの種類には、前述
した第1の製造工程を経て得られる第1の缶体1Aと、
第1、第2の製造工程を経て得られる第2の缶体1Bと
がある。缶体判別装置41で得た缶体1A,1Bの大き
さの情報は後述する各測定機31〜36に送信され、缶
体1A,1Bの種類の情報は各測定機31〜36および
保持手段20に送信され、それぞれ測定機31〜36ま
たは保持手段20の調整に利用されている。缶体載置装
置42は、缶体1A,1Bを缶体判別装置41から保持
手段20のロータリテーブル10の外周側に位置する保
持部20A,20Bに移送するものであり、その移送ス
トロークは一定となっている。
【0022】ロータリテーブル10の各停止位置には、
複数のステーションST1〜6が設けられている。この
うち、第1ステーションST1では、缶体1A,1Bが
判別載置手段40による缶体1A,1Bの種類の判別お
よび保持手段20への載置が行われている。また、第2
から第6ステーションST2〜ST6には、缶体1A,
1Bの複数種の検査項目について測定する測定手段がそ
れぞれ割り振られて設置されている。具体的には、第2
ステーションST2には第1の缶体1Aの板厚aと第2
の缶体1Bの開口部のフランジ幅dとを測定する第1寸
法測定機31および第1の缶体1Aの底部窪み量bを測
定する第2寸法測定機32が、第3ステーションST3
には第1および第2の缶体1A,1Bの全長c,eを測
定する第3寸法測定機33が、第4ステーションST4
には第2の缶体1Bの開口部の内径fを測定する第4寸
法測定機34が、第5ステーションST5には第2の缶
体1Bの耐圧を測定する耐圧測定機35が、第6ステー
ションST6には第2の缶体1Bの耐荷重を測定する耐
荷重測定機36が、それぞれ割り振られて設置されてい
る。
複数のステーションST1〜6が設けられている。この
うち、第1ステーションST1では、缶体1A,1Bが
判別載置手段40による缶体1A,1Bの種類の判別お
よび保持手段20への載置が行われている。また、第2
から第6ステーションST2〜ST6には、缶体1A,
1Bの複数種の検査項目について測定する測定手段がそ
れぞれ割り振られて設置されている。具体的には、第2
ステーションST2には第1の缶体1Aの板厚aと第2
の缶体1Bの開口部のフランジ幅dとを測定する第1寸
法測定機31および第1の缶体1Aの底部窪み量bを測
定する第2寸法測定機32が、第3ステーションST3
には第1および第2の缶体1A,1Bの全長c,eを測
定する第3寸法測定機33が、第4ステーションST4
には第2の缶体1Bの開口部の内径fを測定する第4寸
法測定機34が、第5ステーションST5には第2の缶
体1Bの耐圧を測定する耐圧測定機35が、第6ステー
ションST6には第2の缶体1Bの耐荷重を測定する耐
荷重測定機36が、それぞれ割り振られて設置されてい
る。
【0023】(第1寸法測定機31)第1寸法測定機3
1(第2ステーションST2に設置された測定手段)
は、図3に示すように、ベース311上に昇降手段31
2を介して垂直方向へ昇降可能に設けられた昇降体31
3と、この昇降体313に送り機構314を介して水平
方向へ移動可能に設けられかつ缶体1A,1Bの板厚a
または開口部のフランジ幅dを測定する接触式測定器5
0とを備えている。このうち、昇降手段312および送
り機構314は、それぞれボールねじ送り機構によって
構成されている。
1(第2ステーションST2に設置された測定手段)
は、図3に示すように、ベース311上に昇降手段31
2を介して垂直方向へ昇降可能に設けられた昇降体31
3と、この昇降体313に送り機構314を介して水平
方向へ移動可能に設けられかつ缶体1A,1Bの板厚a
または開口部のフランジ幅dを測定する接触式測定器5
0とを備えている。このうち、昇降手段312および送
り機構314は、それぞれボールねじ送り機構によって
構成されている。
【0024】測定器50は、図4にも示すように、昇降
体313に送り機構314を介して水平方向へ移動可能
に設けられたプレート51と、このプレート51に垂直
に設けられかつ平行に配置された2組の一対の板ばね5
2と、これら一対の板ばね52の上端に跨って固定され
かつ上部に測定子53を有する一対のブロック54と、
これら一対のブロック54を互いに近づく方向へ常に付
勢する一対の付勢手段55と、一対のブロック54を互
いに離間させる離間手段56と、一対の測定子53(一
対のブロック54)の相対変位を検出する変位検出手段
57とを備えている。このうち、板ばね52の両側面に
は、補強板521が設けられ、これにより、板ばね52
の上端および下端のみが弾性変形可能、その他の部位が
弾性変形不能となっている。
体313に送り機構314を介して水平方向へ移動可能
に設けられたプレート51と、このプレート51に垂直
に設けられかつ平行に配置された2組の一対の板ばね5
2と、これら一対の板ばね52の上端に跨って固定され
かつ上部に測定子53を有する一対のブロック54と、
これら一対のブロック54を互いに近づく方向へ常に付
勢する一対の付勢手段55と、一対のブロック54を互
いに離間させる離間手段56と、一対の測定子53(一
対のブロック54)の相対変位を検出する変位検出手段
57とを備えている。このうち、板ばね52の両側面に
は、補強板521が設けられ、これにより、板ばね52
の上端および下端のみが弾性変形可能、その他の部位が
弾性変形不能となっている。
【0025】測定子53は上下方向に延びてその上端に
は、図5および図6に示すように、缶体1A,1Bに当
接する当接チップ53A,53Bが設けられている。こ
の当接チップ53A,53Bには、第1の缶体1Aを測
定するための第1当接チップ53Aと、この第1当接チ
ップ53Aの上方に設けられた第2の缶体1Bを測定す
るための第2当接チップ53Bとがある。第1当接チッ
プ53Aは、球状に形成されて第1の缶体1Aの板部に
点接触し(図5(a)参照)、第2当接チップ53B
は、円柱状に形成されて第2の缶体1Bのフランジ部に
点接触する(図5(b)参照)。
は、図5および図6に示すように、缶体1A,1Bに当
接する当接チップ53A,53Bが設けられている。こ
の当接チップ53A,53Bには、第1の缶体1Aを測
定するための第1当接チップ53Aと、この第1当接チ
ップ53Aの上方に設けられた第2の缶体1Bを測定す
るための第2当接チップ53Bとがある。第1当接チッ
プ53Aは、球状に形成されて第1の缶体1Aの板部に
点接触し(図5(a)参照)、第2当接チップ53B
は、円柱状に形成されて第2の缶体1Bのフランジ部に
点接触する(図5(b)参照)。
【0026】付勢手段55は、プレート51の一対の板
ばね52間に垂直に設けられたシャフト551と、ブロ
ック54の下部かつ内側の板ばね52側に設けられた付
勢板552と、これらシャフト551と付勢板552と
の間に介装された圧縮コイルばね553とを含んで構成
されている。離間手段56は、プレート51の側面に固
定されたL字状のブラケット561と、このブラケット
561の水平部位に昇降手段562を介して垂直方向へ
昇降可能に設けられかつ側面台形状に形成された昇降ブ
ロック563と、ブロック54に水平方向に突出して設
けられたガイド564と、このガイド564の下端に設
けられかつ昇降ブロック563の側面に当接する摺動部
材565とを含んで構成されている。
ばね52間に垂直に設けられたシャフト551と、ブロ
ック54の下部かつ内側の板ばね52側に設けられた付
勢板552と、これらシャフト551と付勢板552と
の間に介装された圧縮コイルばね553とを含んで構成
されている。離間手段56は、プレート51の側面に固
定されたL字状のブラケット561と、このブラケット
561の水平部位に昇降手段562を介して垂直方向へ
昇降可能に設けられかつ側面台形状に形成された昇降ブ
ロック563と、ブロック54に水平方向に突出して設
けられたガイド564と、このガイド564の下端に設
けられかつ昇降ブロック563の側面に当接する摺動部
材565とを含んで構成されている。
【0027】第2ステーションST2に缶体1A,1B
が搬入されると、昇降ブロック563が昇降手段562
によって上昇され、昇降ブロック563の側面がガイド
564の摺動部材565に当接する(図6(a)参
照)。昇降ブロック563がさらに上昇されると、ブロ
ック54は、圧縮コイルばね553および板ばね52に
抗して互いに離間する方向へ変位し、一対の測定子53
が所定間隔に開く(図6(b)参照)。この状態で、昇
降手段312および送り機構314により、測定器50
が移動されて一対の測定子53が、第1の缶体1Aの板
または第2の缶体1Bのフランジ部を挟んだ内側と外側
とに位置される。このとき、缶体1A,1Bの内側に位
置する測定子53は、前述したガイド24A,24Bの
溝241に挿入されている。この状態で、昇降ブロック
563が昇降手段562によって下降されると、付勢手
段55の圧縮コイルばね553によって一対のブロック
54が互いに近づく方向へ付勢される。すると、測定子
53間の間隔が狭くなり、当接チップ53A,53Bが
第1の缶体1Aの板または第2の缶体1Bのフランジ部
に内側と外側とから当接する。そして、一対の測定子5
3間の相対変位が変位検出手段57により検出されるこ
とで、第1の缶体1Aの板厚aまたは第2の缶体1Bの
開口部のフランジ幅dが測定される。
が搬入されると、昇降ブロック563が昇降手段562
によって上昇され、昇降ブロック563の側面がガイド
564の摺動部材565に当接する(図6(a)参
照)。昇降ブロック563がさらに上昇されると、ブロ
ック54は、圧縮コイルばね553および板ばね52に
抗して互いに離間する方向へ変位し、一対の測定子53
が所定間隔に開く(図6(b)参照)。この状態で、昇
降手段312および送り機構314により、測定器50
が移動されて一対の測定子53が、第1の缶体1Aの板
または第2の缶体1Bのフランジ部を挟んだ内側と外側
とに位置される。このとき、缶体1A,1Bの内側に位
置する測定子53は、前述したガイド24A,24Bの
溝241に挿入されている。この状態で、昇降ブロック
563が昇降手段562によって下降されると、付勢手
段55の圧縮コイルばね553によって一対のブロック
54が互いに近づく方向へ付勢される。すると、測定子
53間の間隔が狭くなり、当接チップ53A,53Bが
第1の缶体1Aの板または第2の缶体1Bのフランジ部
に内側と外側とから当接する。そして、一対の測定子5
3間の相対変位が変位検出手段57により検出されるこ
とで、第1の缶体1Aの板厚aまたは第2の缶体1Bの
開口部のフランジ幅dが測定される。
【0028】(第2寸法測定機32)第2寸法測定機3
2(第2ステーションST2に設置された測定手段)
は、図7に示すように、第1の缶体1Aの姿勢を所定の
姿勢にする芯出し機構321と、第1の缶体1Aの底部
窪み量bを測定する測定器322と、この測定器322
の零点設定に用いられる零点設定手段323とを備えて
いる。
2(第2ステーションST2に設置された測定手段)
は、図7に示すように、第1の缶体1Aの姿勢を所定の
姿勢にする芯出し機構321と、第1の缶体1Aの底部
窪み量bを測定する測定器322と、この測定器322
の零点設定に用いられる零点設定手段323とを備えて
いる。
【0029】芯出し機構321は、ベース324に固定
された支柱321Aと、この支柱321Aに昇降手段3
21Bを介して上下方向へ昇降可能に設けられた昇降体
321Cと、この昇降体321Cに固定されたL字状の
ブラケット321Dと、このブラケット321Dの垂直
部位に垂直方向へ昇降可能に挿通された中空筒321E
と、この中空筒321Eの下端に固定されかつ第1の缶
体1Aの底部上端に当接する押さえ板321Fとを備え
ている。このうち、昇降手段321Bは、エアシリンダ
によって構成されている。ここで、中空筒321Eおよ
び押さえ板321Fは、押さえ板321Fとブラケット
321Dとの間に介装された圧縮コイルばね321Gに
より、常に下方へ付勢されている。
された支柱321Aと、この支柱321Aに昇降手段3
21Bを介して上下方向へ昇降可能に設けられた昇降体
321Cと、この昇降体321Cに固定されたL字状の
ブラケット321Dと、このブラケット321Dの垂直
部位に垂直方向へ昇降可能に挿通された中空筒321E
と、この中空筒321Eの下端に固定されかつ第1の缶
体1Aの底部上端に当接する押さえ板321Fとを備え
ている。このうち、昇降手段321Bは、エアシリンダ
によって構成されている。ここで、中空筒321Eおよ
び押さえ板321Fは、押さえ板321Fとブラケット
321Dとの間に介装された圧縮コイルばね321Gに
より、常に下方へ付勢されている。
【0030】測定器322は、中空筒321E内に上下
方向へ移動可能に収納されかつ第1の缶体1Aの底部中
央に当接する第1測定子322Aと、この第1測定子3
22Aに当接する第2測定子322Bとを有する変位検
出手段322Cを備えている。
方向へ移動可能に収納されかつ第1の缶体1Aの底部中
央に当接する第1測定子322Aと、この第1測定子3
22Aに当接する第2測定子322Bとを有する変位検
出手段322Cを備えている。
【0031】零点設定手段323は、ベース324に駆
動手段323Aを介して水平方向へ移動可能に設けられ
たゲージプレート323Bを備えている。このうち、駆
動手段323Aは、エアシリンダによって構成されてい
る。このような零点設定手段323を用いて、測定器3
22の零点設定を行う場合には、図8に示すように、第
2ステーションST2に缶体1Bが搬入されていない状
態で行う。まず、昇降手段321Bによって芯出し機構
321の押さえ板321Fおよび測定器322を零点設
定手段323のゲージプレート323Bよりも上方に上
昇させる。次に、駆動手段323Aによってゲージプレ
ート323Bを押さえ板321Fの直下まで移動させ
る。この状態において、昇降手段321Bによって押さ
え板321Fおよび測定器322を下降させて、押さえ
板321Fの下面をゲージプレート323Bの上面に当
接させる。すると、押さえ板321Fの下面と、第1測
定子322Aの下端とが水平方向に同一位置となる。こ
のときの第2測定子322Bの位置を基点として、零点
設定を行う。
動手段323Aを介して水平方向へ移動可能に設けられ
たゲージプレート323Bを備えている。このうち、駆
動手段323Aは、エアシリンダによって構成されてい
る。このような零点設定手段323を用いて、測定器3
22の零点設定を行う場合には、図8に示すように、第
2ステーションST2に缶体1Bが搬入されていない状
態で行う。まず、昇降手段321Bによって芯出し機構
321の押さえ板321Fおよび測定器322を零点設
定手段323のゲージプレート323Bよりも上方に上
昇させる。次に、駆動手段323Aによってゲージプレ
ート323Bを押さえ板321Fの直下まで移動させ
る。この状態において、昇降手段321Bによって押さ
え板321Fおよび測定器322を下降させて、押さえ
板321Fの下面をゲージプレート323Bの上面に当
接させる。すると、押さえ板321Fの下面と、第1測
定子322Aの下端とが水平方向に同一位置となる。こ
のときの第2測定子322Bの位置を基点として、零点
設定を行う。
【0032】図7に戻って、まず、第2ステーションS
T2に缶体1Aが搬入されると、芯出し機構321の押
さえ板321Fが昇降手段321Bによって下降してい
く。やがて、押さえ板321Fの下面が缶体1Aの底部
上端に当接した後、さらに、押さえ板321Fを下降さ
せると、缶体1Aが保持部20B側に押圧され、缶体1
Aの底部が底受部25Aの底受面251にならい、缶体
1Aが所定の姿勢をとる。この状態において、変位検出
手段322Cにより第2測定子322Bの基点からの変
位が検出されて、缶体1Aの底部窪み量bが求められ
る。
T2に缶体1Aが搬入されると、芯出し機構321の押
さえ板321Fが昇降手段321Bによって下降してい
く。やがて、押さえ板321Fの下面が缶体1Aの底部
上端に当接した後、さらに、押さえ板321Fを下降さ
せると、缶体1Aが保持部20B側に押圧され、缶体1
Aの底部が底受部25Aの底受面251にならい、缶体
1Aが所定の姿勢をとる。この状態において、変位検出
手段322Cにより第2測定子322Bの基点からの変
位が検出されて、缶体1Aの底部窪み量bが求められ
る。
【0033】(第3寸法測定機33)第3寸法測定機3
3(第3ステーションST3に設置された測定手段)
は、図9に示すように、缶体1A,1Bの姿勢を所定の
姿勢にする芯出し機構60と、ベース331に駆動手段
332を介して水平方向へ移動可能に設けられたプレー
ト333と、このプレート333に垂直に立設された支
柱334と、この支柱334に昇降手段335を介して
上下方向へ昇降可能に設けられた昇降体336と、この
昇降体336に固定されて缶体1A,1Bの全長c,e
を測定する測定器337とを備えている。
3(第3ステーションST3に設置された測定手段)
は、図9に示すように、缶体1A,1Bの姿勢を所定の
姿勢にする芯出し機構60と、ベース331に駆動手段
332を介して水平方向へ移動可能に設けられたプレー
ト333と、このプレート333に垂直に立設された支
柱334と、この支柱334に昇降手段335を介して
上下方向へ昇降可能に設けられた昇降体336と、この
昇降体336に固定されて缶体1A,1Bの全長c,e
を測定する測定器337とを備えている。
【0034】芯出し機構60は、ベース331に固定さ
れた支柱61と、この支柱61に昇降手段62を介して
上下方向へ昇降可能に設けられたL字状のブラケット6
3と、このブラケット63の水平部位に設けられた円筒
状の第1ホルダ68Aと、この第1ホルダ68Aにベア
リング69を介して回転自在に設けられた円筒状の第2
ホルダ68Bと、この第2ホルダ68Bに垂直方向へ変
位可能かつ回転不能にに挿通された軸64と、この軸6
4の下端に固定されかつ缶体1A,1Bの底部上端に当
接する押さえ板65と、この押さえ板65と第2ホルダ
68Bとの間に介装された圧縮コイルばね67と、第2
ホルダ68B(軸64および押さえ板65)を回転させ
る回転駆動機構66とを備えている。このうち、昇降手
段62は、エアシリンダによって構成されている。回転
駆動機構66は、ブラケット63の垂直部位に固定され
たモータ66Aと、このモータ66Aの出力軸および第
2ホルダ68Bにそれぞれ固定されたタイミングギア6
6B,66Cと、これらタイミングギア66B,66C
間に掛け回されたタイミングベルト66Dとから構成さ
れている。
れた支柱61と、この支柱61に昇降手段62を介して
上下方向へ昇降可能に設けられたL字状のブラケット6
3と、このブラケット63の水平部位に設けられた円筒
状の第1ホルダ68Aと、この第1ホルダ68Aにベア
リング69を介して回転自在に設けられた円筒状の第2
ホルダ68Bと、この第2ホルダ68Bに垂直方向へ変
位可能かつ回転不能にに挿通された軸64と、この軸6
4の下端に固定されかつ缶体1A,1Bの底部上端に当
接する押さえ板65と、この押さえ板65と第2ホルダ
68Bとの間に介装された圧縮コイルばね67と、第2
ホルダ68B(軸64および押さえ板65)を回転させ
る回転駆動機構66とを備えている。このうち、昇降手
段62は、エアシリンダによって構成されている。回転
駆動機構66は、ブラケット63の垂直部位に固定され
たモータ66Aと、このモータ66Aの出力軸および第
2ホルダ68Bにそれぞれ固定されたタイミングギア6
6B,66Cと、これらタイミングギア66B,66C
間に掛け回されたタイミングベルト66Dとから構成さ
れている。
【0035】測定器337は、昇降体336の上部に設
けられかつ押さえ板65の上面に当接するアーム337
Aと、このアーム337Aに対して上下方向へ昇降可能
に設けられかつレーザ光を缶体1A,1Bに照射してそ
の下端の位置を検出するエッジ検出器337Bと、この
エッジ検出器337Bを上下方向へ昇降させる送り機構
337Cと、エッジ検出器337Bの変位を検出する変
位検出手段337Dとを備えている。このうち、送り機
構337Cは、ボールねじ送り機構によって構成されて
いる。
けられかつ押さえ板65の上面に当接するアーム337
Aと、このアーム337Aに対して上下方向へ昇降可能
に設けられかつレーザ光を缶体1A,1Bに照射してそ
の下端の位置を検出するエッジ検出器337Bと、この
エッジ検出器337Bを上下方向へ昇降させる送り機構
337Cと、エッジ検出器337Bの変位を検出する変
位検出手段337Dとを備えている。このうち、送り機
構337Cは、ボールねじ送り機構によって構成されて
いる。
【0036】まず、缶体1A,1Bが第3ステーション
ST3に搬入されると、芯出し機構60の押さえ板65
が昇降手段62によって下降される。やがて、押さえ板
65の下面が缶体1A,1Bの底部上端に当接した後、
さらに、押さえ板65が下降されると、缶体1A,1B
が保持部20A,20B側に押圧され、缶体1A,1B
の底部が底受部25A,25Bの底受面251になら
い、缶体1A,1Bが所定の姿勢をとる。次に、測定器
337のアーム337Aが駆動手段332および昇降手
段335によって移動されて、やがて、アーム337A
の下面が押さえ板65の上面に当接する。この後、測定
器337のエッジ検出器337Bが送り機構337Cに
よって缶体1A,1Bの下端付近の位置まで下降されて
缶体1A,1Bに向けてレーザ光を照射する。この状態
において、芯出し機構60の押さえ板65が回転駆動機
構66によって回転される。これにより、押さえ板65
と回転自在に設けられた底受部25A,25Bとの間に
底部が挟持された缶体1A,1Bが回転される。する
と、エッジ検出器337Bが送り機構337Cによって
上下動し、缶体1A,1Bからの反射光の有無で缶体1
A,1Bの下端の位置が検出される。このときのエッジ
検出器337Bのアーム337A下面からの変位が変位
検出手段337Dによって検出され、第1または第2の
缶体1A,1Bの全長c,eが求められる。
ST3に搬入されると、芯出し機構60の押さえ板65
が昇降手段62によって下降される。やがて、押さえ板
65の下面が缶体1A,1Bの底部上端に当接した後、
さらに、押さえ板65が下降されると、缶体1A,1B
が保持部20A,20B側に押圧され、缶体1A,1B
の底部が底受部25A,25Bの底受面251になら
い、缶体1A,1Bが所定の姿勢をとる。次に、測定器
337のアーム337Aが駆動手段332および昇降手
段335によって移動されて、やがて、アーム337A
の下面が押さえ板65の上面に当接する。この後、測定
器337のエッジ検出器337Bが送り機構337Cに
よって缶体1A,1Bの下端付近の位置まで下降されて
缶体1A,1Bに向けてレーザ光を照射する。この状態
において、芯出し機構60の押さえ板65が回転駆動機
構66によって回転される。これにより、押さえ板65
と回転自在に設けられた底受部25A,25Bとの間に
底部が挟持された缶体1A,1Bが回転される。する
と、エッジ検出器337Bが送り機構337Cによって
上下動し、缶体1A,1Bからの反射光の有無で缶体1
A,1Bの下端の位置が検出される。このときのエッジ
検出器337Bのアーム337A下面からの変位が変位
検出手段337Dによって検出され、第1または第2の
缶体1A,1Bの全長c,eが求められる。
【0037】(第4寸法測定機34)第4寸法測定機3
4(第4ステーションST4に設置された測定手段)
は、図10および図11に示すように、缶体1A,1B
の姿勢を所定の姿勢にする芯出し機構341と、缶体1
Bを保持部20Bから取り外して上方へ移動させる缶体
上下動機構342と、ベース343上に駆動手段344
を介して水平方向へ移動可能に設けられたプレート34
5と、このプレート345に固定されかつ第2の缶体1
Bの開口部の内径fを測定する測定器70とを備えてい
る。芯出し機構341は、前述した第2寸法測定機32
の芯出し機構321と同様な構成であるから、同一符号
を付してそれらの説明は省略する。なお、芯出し機構3
41の昇降手段321Bは、ボールねじ送り機構によっ
て構成されている。また、駆動手段344は、エアシリ
ンダによって構成されている。
4(第4ステーションST4に設置された測定手段)
は、図10および図11に示すように、缶体1A,1B
の姿勢を所定の姿勢にする芯出し機構341と、缶体1
Bを保持部20Bから取り外して上方へ移動させる缶体
上下動機構342と、ベース343上に駆動手段344
を介して水平方向へ移動可能に設けられたプレート34
5と、このプレート345に固定されかつ第2の缶体1
Bの開口部の内径fを測定する測定器70とを備えてい
る。芯出し機構341は、前述した第2寸法測定機32
の芯出し機構321と同様な構成であるから、同一符号
を付してそれらの説明は省略する。なお、芯出し機構3
41の昇降手段321Bは、ボールねじ送り機構によっ
て構成されている。また、駆動手段344は、エアシリ
ンダによって構成されている。
【0038】缶体上下動機構342は、中空筒321E
内に上下方向へ移動可能に収納されて下端にバキューム
リップ342Aを有する中空筒状のバキューム軸342
Bと、このバキューム軸342Bを垂直方向へ昇降させ
るバキューム昇降手段342Cとを含んで構成されてい
る。このうち、バキューム昇降手段342Cは、エアシ
リンダによって構成されている。
内に上下方向へ移動可能に収納されて下端にバキューム
リップ342Aを有する中空筒状のバキューム軸342
Bと、このバキューム軸342Bを垂直方向へ昇降させ
るバキューム昇降手段342Cとを含んで構成されてい
る。このうち、バキューム昇降手段342Cは、エアシ
リンダによって構成されている。
【0039】測定器70は、缶体1B内に挿入されかつ
回転して缶体1Bの内周にレーザ光を照射して缶体1B
からの反射光を受光する測定子71と、この測定子71
を回転させる回転駆動機構72と、測定子71が受光し
た缶体1Bからの反射光をもとに缶体1Bの開口部の内
径fを演算する演算手段(図示せず)とを備えている。
回転駆動機構72は、プレート345に固定されかつロ
ータリエンコーダ(図示せず)を備えたモータ72A
と、このモータ72Aの出力軸および測定子71の回転
軸にそれぞれ固定されたタイミングギア72B,72C
と、これらタイミングギア72B,72C間に掛け回さ
れたタイミングベルト72Dとから構成されている。
回転して缶体1Bの内周にレーザ光を照射して缶体1B
からの反射光を受光する測定子71と、この測定子71
を回転させる回転駆動機構72と、測定子71が受光し
た缶体1Bからの反射光をもとに缶体1Bの開口部の内
径fを演算する演算手段(図示せず)とを備えている。
回転駆動機構72は、プレート345に固定されかつロ
ータリエンコーダ(図示せず)を備えたモータ72A
と、このモータ72Aの出力軸および測定子71の回転
軸にそれぞれ固定されたタイミングギア72B,72C
と、これらタイミングギア72B,72C間に掛け回さ
れたタイミングベルト72Dとから構成されている。
【0040】まず、第4ステーションST4に缶体1B
が搬入されると、芯出し機構341の押さえ板321F
が昇降手段321Bによって下降される。やがて、押さ
え板321Fの下面が缶体1Bの底部上端に当接した
後、さらに、押さえ板321Fが下降されると、缶体1
Bが保持部20B側に押圧され、缶体1Bの底部が底受
部25Bの底受面251にならい、缶体1Bが所定の姿
勢をとる。次に、缶体上下動機構342のバキューム軸
342Bがバキューム昇降手段342Cによって下降さ
れる。バキュームリップ342Aが缶体1Bの底面に接
すると、缶体1Bがバキュームリップ342Aに吸着保
持される。すると、バキューム昇降手段342Cによっ
てバキュームリップ342Aが缶体1Bを吸着保持した
状態で上昇されて、缶体1Bの底部上端が押さえ板32
1Fに押し当てられる。これにより、バキュームリップ
342Aで缶体1Bを吸着保持してもぐらつくことなく
保持できるようになる。次に、昇降手段321Bによっ
て昇降体321Cが上昇される。すると、ブラケット3
21Dを介して中空筒321Eおよびバキューム軸34
2Bが上昇される。これにより、缶体1Bが上昇され、
缶体1Bが測定器70の測定子71よりも上方に達した
ときに停止される。この後、測定器70の測定子71が
駆動手段344によって缶体1Bの直下まで移動され
る。この状態において、バキュームリップ342Aに吸
着保持された缶体1Bが昇降手段321Bによって下降
され、測定子71が缶体1Bの開口内に挿入されたとこ
ろで停止する(図11参照)。測定子71が缶体1Bの
開口内に挿入された状態で、測定子71が回転駆動機構
72によって回転しながらレーザ光を缶体1Bの開口部
内側に向けて照射して反射光を受光する。そして、この
受光した反射光をもとに缶体1Bの開口部の内径fが求
められる。
が搬入されると、芯出し機構341の押さえ板321F
が昇降手段321Bによって下降される。やがて、押さ
え板321Fの下面が缶体1Bの底部上端に当接した
後、さらに、押さえ板321Fが下降されると、缶体1
Bが保持部20B側に押圧され、缶体1Bの底部が底受
部25Bの底受面251にならい、缶体1Bが所定の姿
勢をとる。次に、缶体上下動機構342のバキューム軸
342Bがバキューム昇降手段342Cによって下降さ
れる。バキュームリップ342Aが缶体1Bの底面に接
すると、缶体1Bがバキュームリップ342Aに吸着保
持される。すると、バキューム昇降手段342Cによっ
てバキュームリップ342Aが缶体1Bを吸着保持した
状態で上昇されて、缶体1Bの底部上端が押さえ板32
1Fに押し当てられる。これにより、バキュームリップ
342Aで缶体1Bを吸着保持してもぐらつくことなく
保持できるようになる。次に、昇降手段321Bによっ
て昇降体321Cが上昇される。すると、ブラケット3
21Dを介して中空筒321Eおよびバキューム軸34
2Bが上昇される。これにより、缶体1Bが上昇され、
缶体1Bが測定器70の測定子71よりも上方に達した
ときに停止される。この後、測定器70の測定子71が
駆動手段344によって缶体1Bの直下まで移動され
る。この状態において、バキュームリップ342Aに吸
着保持された缶体1Bが昇降手段321Bによって下降
され、測定子71が缶体1Bの開口内に挿入されたとこ
ろで停止する(図11参照)。測定子71が缶体1Bの
開口内に挿入された状態で、測定子71が回転駆動機構
72によって回転しながらレーザ光を缶体1Bの開口部
内側に向けて照射して反射光を受光する。そして、この
受光した反射光をもとに缶体1Bの開口部の内径fが求
められる。
【0041】(耐圧測定機35)耐圧測定機35(第5
ステーションST5に設置された測定手段)は、図12
に示すように、第1ベース351に駆動手段352を介
して水平方向へ移動可能に設けられかつ缶体1Bの開口
部の外側面に当接して缶体1Bを挟持する一対のホルダ
353と、第1ベース351よりも下方に位置したベー
ス354に昇降手段355を介して垂直方向へ昇降可能
に設けられた中空状の支持筒356と、支持筒356の
上端に設けられかつ缶体1B内に挿入されて空気を注入
する空気注入部357と、この空気注入部357の下方
で支持筒356の外周に設けられかつ缶体1Bの開口部
内周に当接して開口部を塞ぐストッパ358と、缶体1
B内に空気が注入されたときの缶体1Bの底部の膨らみ
を検出する非接触式検出器359とを備えている。この
うち、駆動手段352および昇降手段355は、エアシ
リンダによって構成されている。ここにおいて、耐圧測
定機35は、万一測定中に缶体1Bが破裂した場合に他
の測定機との干渉を避けるために、ロータリテーブル1
0から所定間隔離れて配置されている。このため、ロー
タリテーブル10から耐圧測定機35まで缶体1Bを移
送する缶体移送機構37が設けられている(図1参
照)。
ステーションST5に設置された測定手段)は、図12
に示すように、第1ベース351に駆動手段352を介
して水平方向へ移動可能に設けられかつ缶体1Bの開口
部の外側面に当接して缶体1Bを挟持する一対のホルダ
353と、第1ベース351よりも下方に位置したベー
ス354に昇降手段355を介して垂直方向へ昇降可能
に設けられた中空状の支持筒356と、支持筒356の
上端に設けられかつ缶体1B内に挿入されて空気を注入
する空気注入部357と、この空気注入部357の下方
で支持筒356の外周に設けられかつ缶体1Bの開口部
内周に当接して開口部を塞ぐストッパ358と、缶体1
B内に空気が注入されたときの缶体1Bの底部の膨らみ
を検出する非接触式検出器359とを備えている。この
うち、駆動手段352および昇降手段355は、エアシ
リンダによって構成されている。ここにおいて、耐圧測
定機35は、万一測定中に缶体1Bが破裂した場合に他
の測定機との干渉を避けるために、ロータリテーブル1
0から所定間隔離れて配置されている。このため、ロー
タリテーブル10から耐圧測定機35まで缶体1Bを移
送する缶体移送機構37が設けられている(図1参
照)。
【0042】各ホルダ353の缶体1Bに当接する面
は、半円筒状に形成されており、一対のホルダ353で
缶体1Bを挟持することにより、缶体1Bの開口部をス
トッパ358側に押さえつけて缶体1Bの開口部の隙間
を塞いでいる。検出器359は、缶体1Bを挟んだ一方
側に配置されレーザ光を缶体1Bへ向けてかつ径方向へ
照射する光照射ユニット359Aと、缶体1Bを挟んだ
他方側に配置され光照射ユニット359Aからのレーザ
光を受光する受光ユニット359Bと、この受光ユニッ
ト359Bで受光されたレーザ光の遮断から缶体1Bの
底部の膨らみを検出する検出手段(図示せず)とを含ん
で構成されている。
は、半円筒状に形成されており、一対のホルダ353で
缶体1Bを挟持することにより、缶体1Bの開口部をス
トッパ358側に押さえつけて缶体1Bの開口部の隙間
を塞いでいる。検出器359は、缶体1Bを挟んだ一方
側に配置されレーザ光を缶体1Bへ向けてかつ径方向へ
照射する光照射ユニット359Aと、缶体1Bを挟んだ
他方側に配置され光照射ユニット359Aからのレーザ
光を受光する受光ユニット359Bと、この受光ユニッ
ト359Bで受光されたレーザ光の遮断から缶体1Bの
底部の膨らみを検出する検出手段(図示せず)とを含ん
で構成されている。
【0043】まず、第5ステーションST5に缶体1B
が搬入されて、缶体移送機構37によって耐圧測定機3
5まで移送されると、一対のホルダ353が駆動手段3
52によって移動され缶体1Bの開口部外周を把持す
る。次に、昇降手段355によって支持筒356が上昇
される。これにより、空気注入部357およびストッパ
358が上昇され、空気注入部357が缶体1B内に挿
入され、ストッパ358が缶体1Bの開口部内周に当接
して開口部を塞ぐ。この状態において、空気注入部35
7から缶体1B内に空気が注入される。すると、注入さ
れた空気の圧力で缶体1Bの底部が上方へ膨らむ。缶体
1Bの底部がある程度膨らむと、検出器359の光が遮
断される。光が遮断されたときの缶体1B内の圧力が検
出されることで、缶体1Bの耐圧が求められる。なお、
耐圧が測定された缶体1Bには、金属疲労等が生じてい
るため、そのまま搬出シュート等で検査装置1から外部
へ搬出される。
が搬入されて、缶体移送機構37によって耐圧測定機3
5まで移送されると、一対のホルダ353が駆動手段3
52によって移動され缶体1Bの開口部外周を把持す
る。次に、昇降手段355によって支持筒356が上昇
される。これにより、空気注入部357およびストッパ
358が上昇され、空気注入部357が缶体1B内に挿
入され、ストッパ358が缶体1Bの開口部内周に当接
して開口部を塞ぐ。この状態において、空気注入部35
7から缶体1B内に空気が注入される。すると、注入さ
れた空気の圧力で缶体1Bの底部が上方へ膨らむ。缶体
1Bの底部がある程度膨らむと、検出器359の光が遮
断される。光が遮断されたときの缶体1B内の圧力が検
出されることで、缶体1Bの耐圧が求められる。なお、
耐圧が測定された缶体1Bには、金属疲労等が生じてい
るため、そのまま搬出シュート等で検査装置1から外部
へ搬出される。
【0044】(耐荷重測定機36)耐荷重測定機36
(第6ステーションST6に設置された測定手段)は、
図13に示すように、缶体1Bが載置される載置台36
1と、上方から缶体1Bに荷重をかける荷重ブロック3
62と、缶体1Bがクラッシュしたときの荷重ブロック
362の荷重を検出する荷重検出器(図示せず)とを備
えている。ここにおいて、耐荷重測定機36は、万一測
定中に缶体1Bが破裂した場合に他の測定機との干渉を
避けるために、ロータリテーブル10から所定間隔離れ
て配置されている。このため、ロータリテーブル10か
ら耐荷重測定機36まで缶体1Bを移送する缶体移送機
構38が設けられている(図1参照)。
(第6ステーションST6に設置された測定手段)は、
図13に示すように、缶体1Bが載置される載置台36
1と、上方から缶体1Bに荷重をかける荷重ブロック3
62と、缶体1Bがクラッシュしたときの荷重ブロック
362の荷重を検出する荷重検出器(図示せず)とを備
えている。ここにおいて、耐荷重測定機36は、万一測
定中に缶体1Bが破裂した場合に他の測定機との干渉を
避けるために、ロータリテーブル10から所定間隔離れ
て配置されている。このため、ロータリテーブル10か
ら耐荷重測定機36まで缶体1Bを移送する缶体移送機
構38が設けられている(図1参照)。
【0045】まず、第6ステーションST6に缶体1B
が搬入されて、缶体移送機構38によって耐荷重測定機
36の載置台361に載置される。すると、上方から荷
重ブロック362が下降され缶体1Bが押しつぶされ
る。缶体1Bがクラッシュしたときの荷重ブロック36
2の荷重が検出されることで、缶体1Bの耐圧が求めら
れる。
が搬入されて、缶体移送機構38によって耐荷重測定機
36の載置台361に載置される。すると、上方から荷
重ブロック362が下降され缶体1Bが押しつぶされ
る。缶体1Bがクラッシュしたときの荷重ブロック36
2の荷重が検出されることで、缶体1Bの耐圧が求めら
れる。
【0046】次に、本実施形態の作用を説明する。製造
ラインから搬入装置2のパレット2Aに移送されてきた
缶体1A,1Bは、缶体移送装置2Cによって搬入コン
ベア2Bに移送され、搬入コンベア2Bによって測定装
置3に搬入される。次に、搬入コンベア2Bの終着位置
において、缶体判別装置41により缶体1A,1Bの大
きさおよび種類が判別され、缶体1A,1Bが缶体載置
装置42によって保持手段20の保持部20A,20B
に載置される(第1ステーションST1)。保持部20
A,20Bに載置された缶体1A,1Bは、ロータリテ
ーブル10によって所定角度(60度)ずつ回転されな
がら、第2ステーションST2から第6ステーションS
T6まで順次搬送されてそれぞれの検査項目について測
定される。具体的には、第2ステーションST2におい
て、第1の缶体1Aは板厚aおよび底部窪み量b、第2
の缶体1Bは開口部のフランジ幅dについて測定され
る。第3ステーションST3において、第1および第2
の缶体1A,1Bは全長c,eについて測定される。第
4ステーションST4において、第2の缶体1Bは開口
部の内径fについて測定される。第5ステーションST
5において第2の缶体1Bは耐圧について測定される。
第6ステーションST6において第2の缶体1Bは耐荷
重について測定される。そして、各ステーションST2
〜ST6での測定結果がコンピュータ4に送信され、そ
の情報を元に缶体1A,1Bの良否の評価が行われ、不
良品があった場合には、その情報が製造ラインにフィー
ドバックされて製造ラインの調整が行われる。
ラインから搬入装置2のパレット2Aに移送されてきた
缶体1A,1Bは、缶体移送装置2Cによって搬入コン
ベア2Bに移送され、搬入コンベア2Bによって測定装
置3に搬入される。次に、搬入コンベア2Bの終着位置
において、缶体判別装置41により缶体1A,1Bの大
きさおよび種類が判別され、缶体1A,1Bが缶体載置
装置42によって保持手段20の保持部20A,20B
に載置される(第1ステーションST1)。保持部20
A,20Bに載置された缶体1A,1Bは、ロータリテ
ーブル10によって所定角度(60度)ずつ回転されな
がら、第2ステーションST2から第6ステーションS
T6まで順次搬送されてそれぞれの検査項目について測
定される。具体的には、第2ステーションST2におい
て、第1の缶体1Aは板厚aおよび底部窪み量b、第2
の缶体1Bは開口部のフランジ幅dについて測定され
る。第3ステーションST3において、第1および第2
の缶体1A,1Bは全長c,eについて測定される。第
4ステーションST4において、第2の缶体1Bは開口
部の内径fについて測定される。第5ステーションST
5において第2の缶体1Bは耐圧について測定される。
第6ステーションST6において第2の缶体1Bは耐荷
重について測定される。そして、各ステーションST2
〜ST6での測定結果がコンピュータ4に送信され、そ
の情報を元に缶体1A,1Bの良否の評価が行われ、不
良品があった場合には、その情報が製造ラインにフィー
ドバックされて製造ラインの調整が行われる。
【0047】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、本実施形態では、まず、缶
体1A,1Bは、判別載置手段40により、缶体1A,
1Bの種類が判別されて保持手段20の保持部20A,
20Bに載置される。すると、この保持手段20が配置
されたロータリテーブル10が所定角度ずつ回転して停
止し、缶体1A,1Bは、ロータリテーブル10の停止
位置に割り振って設けられた測定機31〜36で複数種
の検査項目について順次測定される。従って、複数種の
缶体1A,1Bを1つの検査装置1で複数種の検査項目
について測定できるから、缶体1A,1Bの種類毎に検
査装置を設ける必要がなく、経済的であるうえ、1つの
検査装置1を設置するスペースがあればよいからスペー
ス効率も向上させることができる。また、缶体1A,1
Bの判別および保持部20A,20Bへの載置を判別載
置手段40により行っているため省力化できる。さら
に、一連の測定を全自動化しているため、手作業による
測定をなくすことができ、作業者による測定圧のばらつ
きや測定値の読取誤差による測定誤差をなくすことがで
き、安定した測定値が得られる。
うな効果がある。すなわち、本実施形態では、まず、缶
体1A,1Bは、判別載置手段40により、缶体1A,
1Bの種類が判別されて保持手段20の保持部20A,
20Bに載置される。すると、この保持手段20が配置
されたロータリテーブル10が所定角度ずつ回転して停
止し、缶体1A,1Bは、ロータリテーブル10の停止
位置に割り振って設けられた測定機31〜36で複数種
の検査項目について順次測定される。従って、複数種の
缶体1A,1Bを1つの検査装置1で複数種の検査項目
について測定できるから、缶体1A,1Bの種類毎に検
査装置を設ける必要がなく、経済的であるうえ、1つの
検査装置1を設置するスペースがあればよいからスペー
ス効率も向上させることができる。また、缶体1A,1
Bの判別および保持部20A,20Bへの載置を判別載
置手段40により行っているため省力化できる。さら
に、一連の測定を全自動化しているため、手作業による
測定をなくすことができ、作業者による測定圧のばらつ
きや測定値の読取誤差による測定誤差をなくすことがで
き、安定した測定値が得られる。
【0048】保持部20A,20Bは缶体1A,1Bの
開口部の内径に対応した径を有するガイド24A,24
Bを備えているため、缶体1A,1Bをガイド24A,
24Bに被せるだけで缶体1A,1Bがガイド24A,
24Bにならって所定の姿勢をとり、その姿勢を維持す
る。つまり、缶体1A,1Bの姿勢を安定した状態で保
持でき、この状態で、各測定機31〜36によって複数
種の検査項目について測定するので、安定した測定結果
を得ることができ、測定結果の信頼性を向上させること
ができる。
開口部の内径に対応した径を有するガイド24A,24
Bを備えているため、缶体1A,1Bをガイド24A,
24Bに被せるだけで缶体1A,1Bがガイド24A,
24Bにならって所定の姿勢をとり、その姿勢を維持す
る。つまり、缶体1A,1Bの姿勢を安定した状態で保
持でき、この状態で、各測定機31〜36によって複数
種の検査項目について測定するので、安定した測定結果
を得ることができ、測定結果の信頼性を向上させること
ができる。
【0049】保持手段20は、缶体1A,1Bの底部を
内側から受ける底受部25A,25Bで缶体1A,1B
を保持している。つまり、底受部25A,25Bに缶体
1A,1Bを被せ、底部が底受部25A,25Bに載置
された状態で缶体1A,1Bが保持されているため、缶
体1A,1Bの形状を損なうことなく保持できる。
内側から受ける底受部25A,25Bで缶体1A,1B
を保持している。つまり、底受部25A,25Bに缶体
1A,1Bを被せ、底部が底受部25A,25Bに載置
された状態で缶体1A,1Bが保持されているため、缶
体1A,1Bの形状を損なうことなく保持できる。
【0050】底受部25A,25Bは、缶体1A,1B
の底部の凹部に対応した凹円錐面状の底受面251を有
しているから、底受部25A,25Bに缶体1A,1B
を被せると、缶体1A,1Bの底部が底受面にならい、
缶体1A,1Bが一定の姿勢をとるようになる。従っ
て、缶体1A,1Bの姿勢をより安定した状態に維持で
きる。
の底部の凹部に対応した凹円錐面状の底受面251を有
しているから、底受部25A,25Bに缶体1A,1B
を被せると、缶体1A,1Bの底部が底受面にならい、
缶体1A,1Bが一定の姿勢をとるようになる。従っ
て、缶体1A,1Bの姿勢をより安定した状態に維持で
きる。
【0051】保持手段20には、プレート22をロータ
リテーブル10に対して回転させる回転駆動手段21が
設けられているから、たとえば、第1の缶体1Aと第2
の缶体1Bとを選択的に所定位置、すなわち各測定機3
1〜36の測定位置にまで移動させることができる。ま
た、測定機31〜36を移動させるのではなく、測定機
31〜36よりも小さな缶体1A,1Bの方を移動させ
ているので経済的に構成できる。
リテーブル10に対して回転させる回転駆動手段21が
設けられているから、たとえば、第1の缶体1Aと第2
の缶体1Bとを選択的に所定位置、すなわち各測定機3
1〜36の測定位置にまで移動させることができる。ま
た、測定機31〜36を移動させるのではなく、測定機
31〜36よりも小さな缶体1A,1Bの方を移動させ
ているので経済的に構成できる。
【0052】第1の缶体1Aの板厚a、底部窪み量bお
よび全長cと、第2の缶体1Bの開口部のフランジ幅
d、全長e、開口部の内径f、耐圧および耐荷重を一連
の測定によって測定することができるから、缶体1A,
1Bの検査を能率的に行うことができる。
よび全長cと、第2の缶体1Bの開口部のフランジ幅
d、全長e、開口部の内径f、耐圧および耐荷重を一連
の測定によって測定することができるから、缶体1A,
1Bの検査を能率的に行うことができる。
【0053】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態では、第1の缶体1Aの板厚a、底部窪み
量bおよび全長cと、第2の缶体1Bの開口部のフラン
ジ幅d、全長e、開口部の内径f、耐圧および耐荷重と
を測定するようにしたが、必ずしもこれら全ての検査項
目について測定を行わなくてもよい。また、これらの検
査項目に限られるものではなく、他の検査項目を測定す
るものであってもよい。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態では、第1の缶体1Aの板厚a、底部窪み
量bおよび全長cと、第2の缶体1Bの開口部のフラン
ジ幅d、全長e、開口部の内径f、耐圧および耐荷重と
を測定するようにしたが、必ずしもこれら全ての検査項
目について測定を行わなくてもよい。また、これらの検
査項目に限られるものではなく、他の検査項目を測定す
るものであってもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明の缶体の検査装置によれば、第1
の缶体および第2の缶体の少なくとも2種類の缶体に関
する複数種の検査項目について測定できることで、省力
化でき、しかも経済的に構成できかつスペース効率を向
上させることができる。
の缶体および第2の缶体の少なくとも2種類の缶体に関
する複数種の検査項目について測定できることで、省力
化でき、しかも経済的に構成できかつスペース効率を向
上させることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る検査装置を示す全体
平面図である。
平面図である。
【図2】前記実施形態の保持手段を示す拡大斜視図であ
る。
る。
【図3】前記実施形態の第1寸法測定機を一部破断して
示す側面図である。
示す側面図である。
【図4】前記実施形態の第1寸法測定機の測定器を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】前記実施形態の第1寸法測定機の測定器の要部
を示す拡大側面図である。
を示す拡大側面図である。
【図6】前記実施形態の第1寸法測定機の測定器の作用
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図7】前記実施形態の第2寸法測定機を示す断面図で
ある。
ある。
【図8】前記実施形態の第2寸法測定機の零点設定手段
の作用を示す断面図である。
の作用を示す断面図である。
【図9】前記実施形態の第3寸法測定機を示す断面図で
ある。
ある。
【図10】前記実施形態の第4寸法測定機を示す断面図
である。
である。
【図11】前記実施形態の第4寸法測定機の作用を示す
断面図である。
断面図である。
【図12】前記実施形態の耐圧測定機を示す断面図であ
る。
る。
【図13】前記実施形態の耐荷重測定機を模式的に示す
側面図である。
側面図である。
【図14】缶体の検査項目を示す図である。
1 検査装置 1A 第1の缶体 1B 第2の缶体 10 ロータリテーブル 20 保持手段 20A,20B 保持部 24A,24B ガイド 22 プレート 23A,23B シャフト 25A,25B 底受部 31 第1寸法測定機(測定手段) 32 第2寸法測定機(測定手段) 33 第3寸法測定機(測定手段) 34 第4寸法測定機(測定手段) 35 耐圧測定機(測定手段) 36 耐荷重測定機(測定手段) 40 判別載置手段 251 底受面
フロントページの続き (72)発明者 中村 博典 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 松島 浩史 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 Fターム(参考) 2F062 AA21 AA26 AA27 AA34 AA41 AA99 BC17 CC22 CC23 CC26 CC27 DD26 EE00 EE04 EE09 EE63 FG08 FG10 GG38 GG71 NN02 NN04 3F079 AD13 CA18 CA19 CA20 CA21 CA41 CB21 CB25 CB29 DA03 DA12
Claims (6)
- 【請求項1】 第1の製造工程を経て得られる第1の缶
体および第1、第2の製造工程を経て得られる第2の缶
体の少なくとも2種類の缶体に関する複数種の検査項目
について測定する缶体の検査装置であって、 所定角度ずつ回転して停止するロータリテーブルと、前
記所定角度間隔離れてロータリテーブルに配置されかつ
前記第1および第2の缶体の少なくとも2種類の缶体を
保持する保持部を有する保持手段と、前記ロータリテー
ブルの停止位置に割り振って設けられかつ前記検査項目
について測定する測定手段と、前記缶体の種類を判別し
て前記保持手段のいずれかの保持部に缶体を載置する判
別載置手段とを備えていることを特徴とする缶体の検査
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の缶体の検査装置におい
て、前記保持部は、前記缶体の開口部の内径に対応した
径を有するガイドを備えていることを特徴とする缶体の
検査装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の缶体の
検査装置において、前記保持手段は、前記ロータリテー
ブルに設けられるプレートと、このプレートに一端が固
定されかつ垂直に配置される一対のシャフトと、このシ
ャフトに設けられかつ前記缶体の開口部の内径に対応し
た径を有するガイドと、前記シャフトの他端に回転自在
に設けられかつ前記缶体の底部を内側から受ける底受部
とを備えていることを特徴とする缶体の検査装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の缶体の検査装置におい
て、前記底受部は、缶体の底部の凹部に対応した凹円錐
面状の底受面を有していることを特徴とする缶体の検査
装置。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の缶体の
検査装置において、前記保持手段には、前記プレートを
前記ロータリテーブルに対して回転させる回転駆動手段
が設けられていることを特徴とする缶体の検査装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の缶体の検査装置において、前記ロータリテーブルは
60度ずつ回転して停止し、このロータリテーブルの停
止位置には、第1の缶体の板厚および第2の缶体の開口
部のフランジ幅を測定する測定機と、第1の缶体の底部
窪み量を測定する測定機と、第1および第2の缶体の全
長を測定する測定機と、第2の缶体の開口部の内径を測
定する測定機と、第2の缶体の耐圧を測定する測定機
と、第2の缶体の耐荷重を測定する測定機とがそれぞれ
割り振られて設置されていることを特徴とする缶体の検
査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000035172A JP2001228136A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 缶体の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000035172A JP2001228136A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 缶体の検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001228136A true JP2001228136A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18559412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000035172A Withdrawn JP2001228136A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 缶体の検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001228136A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104668201A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-06-03 | 周俊雄 | 挺柱体分组标刻设备 |
WO2017022901A1 (ko) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 삼인정보시스템(주) | 3차원 점군 데이터에 기반한 치수 측정 장치 및 방법 |
CN109990687A (zh) * | 2019-04-03 | 2019-07-09 | 安徽伊法拉电气有限公司 | 一种硅胶电缆接头的检测设备 |
CN112129756A (zh) * | 2020-10-12 | 2020-12-25 | 上海轶炫自动化科技有限公司 | 一种两片罐罐体印刷检测平台 |
-
2000
- 2000-02-14 JP JP2000035172A patent/JP2001228136A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104668201A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-06-03 | 周俊雄 | 挺柱体分组标刻设备 |
WO2017022901A1 (ko) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 삼인정보시스템(주) | 3차원 점군 데이터에 기반한 치수 측정 장치 및 방법 |
CN109990687A (zh) * | 2019-04-03 | 2019-07-09 | 安徽伊法拉电气有限公司 | 一种硅胶电缆接头的检测设备 |
CN109990687B (zh) * | 2019-04-03 | 2020-12-08 | 安徽伊法拉电气有限公司 | 一种硅胶电缆接头的检测设备 |
CN112129756A (zh) * | 2020-10-12 | 2020-12-25 | 上海轶炫自动化科技有限公司 | 一种两片罐罐体印刷检测平台 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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