JP2861494B2 - 缶内面塗膜検査装置 - Google Patents

缶内面塗膜検査装置

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JP2861494B2
JP2861494B2 JP17703991A JP17703991A JP2861494B2 JP 2861494 B2 JP2861494 B2 JP 2861494B2 JP 17703991 A JP17703991 A JP 17703991A JP 17703991 A JP17703991 A JP 17703991A JP 2861494 B2 JP2861494 B2 JP 2861494B2
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JP
Japan
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measuring
coating
thickness
cans
coating film
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JP17703991A
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正実 田顔
正夫 川波
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Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有底円筒状の缶体の内
面に塗布された塗膜を検査する缶内面塗膜検査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミ製の缶体を製造する場合
には、缶体の内面に樹脂をコーティングして、缶体内部
に充填される内容物が直接缶体内面に触れないようにし
ている。そして、この缶体内面に塗布された塗膜が所望
の状態であるか否かを検査するために、缶体の内面に塗
布された塗膜の重量及び厚さをそれぞれサンプリング検
査している。この検査は次のようにして行われている。
すなわち、まず、樹脂コーティングを施す前の缶体を生
産ラインから取り出してきて重量を測定し、この測定し
た缶体を生産ラインに戻して、樹脂コーティングを施し
た後に、再度、この缶体を取り出してきて重量を測定
し、この測定重量と上記コーティングを施す前の缶体の
測定重量との差を計算して缶体の内面に塗布された塗膜
量を算出すると共に、膜厚測定器を用いて缶体の多数の
測定点における塗膜厚を測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記缶
体の内面の塗膜量及び塗膜厚の検査工程は、従来、すべ
て人手に頼って行われており、そのうちでも、塗膜量及
び塗膜厚の測定作業は、手間がかかり、作業性が悪いと
共に、細心の注意をはらって測定を行う必要があるた
め、測定員に多大な負担がかかるという問題がある。特
に、これらの問題は、測定点が多い塗膜厚の測定作業に
おいて顕著である。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、缶体の内面に塗布された
塗膜の状態を円滑にかつ確実に把握することができると
共に、検査効率の向上及び測定精度の向上を図ることが
できる缶内面塗膜検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の缶内面塗膜検査装置は、缶体の底部を吸着
して搬送する搬送機構と、この搬送機構によって搬送さ
れてきた缶体の開口部から内部に挿し込まれた第1の測
定子及び上記缶体の外周面に接触された第2の測定子に
よって缶体の内面の塗膜厚を測定する膜厚測定器とを備
えたものである。
【0006】
【作用】本発明の缶内面塗膜検査装置にあっては、搬送
機構によって底部を吸着されて搬送されてきた缶体の内
外面間に、膜厚測定器の第1,第2の測定子をそれぞれ
接触させることにより、缶体の内面の塗膜厚を測定す
る。
【0007】
【実施例】以下、図1ないし図3に基づいて本発明の一
実施例を説明する。
【0008】これらの図において符号1は測定機本体で
あり、この測定機本体1は、有底円筒状の缶体2の底部
を吸着して搬送するロボット3と、このロボット3の左
右に設けられ、かつ缶体2の位置合わせ用の多数の円形
状の突起4を有しているストッカ5と、一方のストッカ
5の前方側に設置された重量計6と、他方のストッカ5
及びロボット3の前方側に設置された膜厚測定器7とを
主体として構成されている。
【0009】上記ロボット3のハンド部30の先端に
は、真空吸着用の皿状のパッド31が、支持軸32に支
持された状態で下向きに配置されており、このパッド3
1は、上記ハンド部30の動きに応じて、水平移動自在
にかつ昇降自在にかつ支持軸32の軸線回りに回転自在
に設けられている。
【0010】上記膜厚測定器7は、上記缶体2の内外面
を挾持する測定端部70と、この測定端部70が缶体2
の内外面を挾持した際に缶体2の内面の塗膜厚を割り出
す測定本体部71とからなり、この測定端部70は、上
下方向に回転自在に設けられたアーム70aと、このア
ーム70aの先端に設けられた第1の測定子70bと、
上記アーム70aを回動自在に支持している固定部70
cと、この固定部70cに、上記第1の測定子70bに
対向して設けられた第2の測定子70dと、上記固定部
70cに設けられ、かつ上記アーム70aの基端を駆動
するシリンダ70eとから構成されている。そして、上
記シリンダ70eのピストンロッドを前進,後退するこ
とにより、アーム70aを介して、第1の測定子70b
を第2の測定子70dから離間,接触させるようになっ
ている。そして、上記第1,第2の測定子70b,70
d間に缶体2の内外面が挾持された状態において、上記
測定本体部71は、静電容量を測定することにより、缶
体2の内面の塗膜の単位面積当たりの厚さを算出するよ
うになっている。
【0011】上記ロボット3のハンド部30には位置合
わせ用のセンサ33が設けられており、このセンサ33
に対向して、上記各ストッカ5には、各缶体2の位置を
検出するためのセンサ50がそれぞれ設けられている。
また、上記センサ33に対向して固定部70cには、上
記パッド31に吸着された缶体2を第1,第2の測定子
70b,70d間に位置させるセンサ70fが設けられ
ている。
【0012】また、上記測定機本体1の下部には、上記
ロボット3を操作し、かつ重量計6のデータを採取する
と共に、膜厚測定器7を操作して塗膜厚を測定する制御
装置8が内蔵されている。なお、上記一対のストッカ5
は、2つの缶内面塗布ラインに対応して設けられたもの
であり、各ストッカ5において、2×7=14個の缶体
2が載置できるようになっているのは、1つのラインに
7台ずつのスプレーマシンが設置されているのに対応し
て1台のスプレーマシンから2個ずつの缶体を抜き出す
ようになっているからである。
【0013】上記のように構成された缶内面塗膜検査装
置にあっては、まず、第1,第2の缶内面塗布ラインか
ら、それぞれ、樹脂を内面に塗布する前の缶体2を抜き
出して、各ストッカ5の突起4に開口部を嵌合わせるよ
うに缶体4を立てていく。次いで、ロボット3を操作し
て、ロボット3のハンド部30に設けられたセンサ33
をストッカ5に設けられたセンサ50に対向させること
により、パッド31と缶体2の底部の中心線を一致させ
た後、上記パッド31によって缶体2の底部を吸着して
持ち上げて、重量計6上に該缶体2を載置しその重量を
計測する。次いで、計測の完了した缶体2をストッカ5
の元の位置に戻し、次の缶体2の重量測定を行う。
【0014】このようにして、全ての缶体2の重量測定
が完了すると、全ての缶体2を元の缶内面塗布ラインに
戻して、缶内面に樹脂を塗布する。続いて、上記各缶体
2を再度各ラインから抜き出して、一対のストッカ5上
に載置した後、上述したのと同様の操作によって、ロボ
ット3のハンド部30のパッド31により缶体2の底部
を吸着して持ち上げ、重量計6上に缶体2を載置してそ
の重量を計測する。そして、この計測値と、塗布前に計
測した重量値との差をとることにより、この缶体2の塗
膜量を算出する。次いで、重量計6上の缶体2をハンド
部30のパッド31によって吸着して持ち上げ、膜厚測
定器7の測定端部70の上方に搬送する。この際、測定
端部70のシリンダ70eのピストンロッドを前進させ
て、第1の測定子70bを第2の測定子70dから引き
離して両者の間に隙間をあけておく。さらに、上記ロボ
ット3のハンド部30のセンサ33をセンサ70fに対
向させることにより、パッド31に吸着させられている
缶体2の胴部を、第1,第2の測定子70b,70dの
間の上方に位置させるようにした後、パッド31を下降
させて、第1,第2の測定子70b,70dの間に缶体
2の胴部を挿入し、上記シリンダ70eのピストンロッ
ドを後退させて、第1,第2の測定子70b,70d間
に缶体2の胴部を挾み込んで、膜厚測定器7の測定本体
部71において、得られた静電容量値から、塗膜厚を割
り出す。
【0015】この塗膜厚の測定は、缶体2の円周方向に
4等分または8等分し、かつ長手方向(垂直方向)に缶
体2のトップの基準点より10mm間隔に全点(例えば
11点)、または4点(11点中の任意の4点)を選択
して行うものであり、1つの点における測定が終了する
と、シリンダ70eのピストンロッドを前進させて、第
1の測定子70bを第2の測定子70dから引き離し
て、パッド31に吸着された缶体2を第1,第2の測定
子70b,70dから自由にした状態で、支持軸32の
軸線を所定角度回転する操作及びまたは支持軸32を所
定距離下降させる操作を行って各点の塗膜厚を測定す
る。
【0016】このようにして、ラインから抜き取られた
缶体2の塗膜量及び缶体2の各点における塗膜厚を円滑
にかつ確実に検査することができ、このデータに基づい
て、缶体の内面に塗布された塗膜の状態を正確に管理で
きて、製品の良否の判定を迅速に行うことができると共
に、不良缶の排除を容易に行うことができる上に、不良
缶が発生した場合に、原因の究明等の処理を速やかに行
うことができる。また、特に、缶体2の内面の塗膜厚を
計測する場合に、皿状のパッド31によって缶体2の底
部を吸着することにより、パッド31の軸線と缶体2の
中心線とを容易に合致させることができ、従って、精度
良く、パッド31に吸着された缶体2を第1,第2の測
定子70b,70dの間に挾み込むことができ、各測定
点における両測定子70b,70dによる挾持状態を一
定に保持することができる。この結果、各測定点におい
て同一条件にて塗膜厚の測定を行うことができ、測定精
度の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の缶内面塗
膜検査装置は、缶体の底部を吸着して搬送する搬送機構
と、この搬送機構によって搬送されてきた缶体の開口部
から内部に挿し込まれた第1の測定子及び上記缶体の外
周面に接触された第2の測定子によって缶体の内面の塗
膜厚を測定する膜厚測定器とを備えたものであるから、
搬送機構によって底部を吸着されて搬送されてきた缶体
の内外面間に、膜厚測定器の第1,第2の測定子をそれ
ぞれ接触させることにより、缶体の内面に塗布された塗
膜の状態を円滑にかつ確実に把握することができると共
に、検査効率の向上及び測定精度の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【符号の説明】
2 缶体 3 ロボット(搬送機構) 7 膜厚測定器 70b 第1の測定子 70d 第2の測定子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 21/08 B21D 51/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶体の底部を吸着して搬送する搬送機構
    と、この搬送機構によって搬送されてきた缶体の開口部
    から内部に挿し込まれた第1の測定子及び上記缶体の外
    周面に接触された第2の測定子によって缶体の内面の塗
    膜厚を測定する膜厚測定器とを具備したことを特徴とす
    る缶内面塗膜検査装置。
JP17703991A 1991-07-17 1991-07-17 缶内面塗膜検査装置 Expired - Lifetime JP2861494B2 (ja)

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JPH0571942A JPH0571942A (ja) 1993-03-23
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