JP2001228036A - 荷重センサ、荷重センサユニットおよび挟込み検出装置 - Google Patents

荷重センサ、荷重センサユニットおよび挟込み検出装置

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JP2001228036A
JP2001228036A JP2000233347A JP2000233347A JP2001228036A JP 2001228036 A JP2001228036 A JP 2001228036A JP 2000233347 A JP2000233347 A JP 2000233347A JP 2000233347 A JP2000233347 A JP 2000233347A JP 2001228036 A JP2001228036 A JP 2001228036A
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JP
Japan
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load sensor
load
tube
electrode
elastic tube
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JP2000233347A
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English (en)
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Masahiro Kume
昌宏 粂
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単で安価な構造および回路構成で容
易に且つ正確に荷重を検出できる荷重センサを提供す
る。 【解決手段】 この荷重センサ10は、管状の弾性導電
チューブ21と、互いに離間されて長手方向に沿って設
けられた第一電極部材22および第二電極部材23を有
し、チューブ21内に挿入される長尺状の挿入部材24
と、長手方向に所定間隔をあけて挿入部材24を外囲す
るように設けられ、挿入部材24と一緒にチューブ21
内に挿入され、挿入部材24をチューブ21から離間さ
せる外囲部材25とを備える。そして、荷重印加により
チューブ21等の弾性変形により、両電極部材22,2
3がチューブ21に当接し、両電極部材22,23がチ
ューブ21を介して互いに導通することを検知すること
等により、荷重が検知されるようになっている。このセ
ンサ10の検知感度は、外囲部材25間の間隔や、厚さ
を調整することにより容易に調節できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷重センサ、荷
重センサユニットおよび挟込み検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】荷重センサに関しては、例えば、自動車
の運転席等の座面に配置され、その座面に乗員が座して
いるか否かを検出する技術がある。従来、この種の荷重
センサとしては、例えば図40に示すようなものがあ
る。
【0003】これは、座面に配置されるシートSの縦軸
1〜4と横軸A〜Eとの交点に圧力センサA1〜A4,
B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4を配
置し、この各圧力センサA1〜A4,B1〜B4,C1
〜C4,D1〜D4,E1〜E4からの検出結果に基づ
いて、制御回路5が荷重の判定を行い、その旨を所定の
駆動部6に伝達するようになっている。圧力センサA1
〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜
E4としては、圧力によって電気抵抗値が変化する感圧
導電材料が使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図40に示した荷重セ
ンサは、感圧導電材料からなる圧力センサA1〜A4,
B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4をマ
トリクス状に配置しなければならず、また、シートS上
の様々な点の圧力を検出するための多数の圧力センサA
1〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1
〜E4を使用しなければならない。このため、回路が複
雑になりコスト的に高価なものとなってしまっていた。
【0005】そこで、この発明の課題は、比較的簡単で
安価な構造および回路構成で容易に且つ正確に荷重を検
出できる荷重センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、周方向の少なくとも一部の区間が導電
性を有する導電部となっている管状の弾性チューブと、
互いに離間されて長手方向に沿って設けられた第一電極
部材および第二電極部材を有し、前記弾性チューブ内に
挿入される長尺状の挿入部材と、長手方向に所定間隔を
あけて前記挿入部材を外囲するように設けられ、前記挿
入部材と一緒に前記弾性チューブ内に挿入され、前記挿
入部材を前記弾性チューブから離間させる外囲部材と、
を備え、前記第一電極部材および前記第二電極部材は、
前記弾性チューブの自然状態で前記弾性チューブの前記
導電部から離間して配置される一方、前記弾性チューブ
が外部からの荷重により弾性変形したときに当該弾性チ
ューブの前記導電部を介して、あるいは前記導電部を介
さずに相互に電気的接続が可能に配置されることを特徴
とする。
【0007】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、周方向の少なくとも一部の区間が導電性を有する
導電部となっている管状の弾性チューブと、長手方向に
沿って設けられた電極部材を有し、前記弾性チューブ内
に挿入される長尺状の挿入部材と、前記挿入部材に、長
手方向に所定間隔をあけて前記挿入部材を外囲するよう
に設けられ、前記挿入部材と一緒に前記弾性チューブ内
に挿入され、前記挿入部材を前記弾性チューブから離間
させる外囲部材と、を備え、前記電極部材は、前記弾性
チューブの自然状態で前記弾性チューブの前記導電部か
ら離間して配置される一方、前記弾性チューブが外部か
らの荷重により弾性変形したときに当該弾性チューブの
前記導電部と電気的接続が可能に配置されることを特徴
とする。
【0008】さらに、好ましくは、前記外囲部材間の間
隔、前記外囲部材の厚さ、および前記挿入部材の長手方
向に沿った前記外囲部材の幅のうちの少なくともいずれ
か一つは、検出すべき前記荷重の大きさに応じて設定さ
れているのがよい。
【0009】また、好ましくは、前記外囲部材は、絶縁
体で構成されているのがよい。
【0010】さらに、好ましくは、前記外囲部材は、リ
ング状の形状を有し、前記挿入部材の外周に外嵌されて
いるのがよい。
【0011】また、好ましくは、前記外囲部材は、接着
剤を用いて前記挿入部材に固定されるのがよい。
【0012】さらに、好ましくは、前記外囲部材は、熱
収縮チューブであるのがよい。
【0013】また、好ましくは、前記外囲部材は、絶縁
テープが前記挿入部材に巻き付けられたものであるのが
よい。
【0014】さらに、好ましくは、前記絶遠テープは、
長手方向に所定間隔をあけて螺旋状に前記挿入部材に連
続的に巻き付けられているのがよい。
【0015】また、好ましくは、前記外囲部材は、所定
の絶縁部材を介して前記挿入部材の外周に嵌着される金
属固定部材と、前記金属固定部材を被覆するように、前
記金属固定部材の外周部に固定される被覆絶縁部材と、
を備えているのがよい。
【0016】さらに、好ましくは、前記外囲部材は、前
記挿入部材の外周に嵌着される金属固定部材と、前記金
属固定部材を被覆するように、前記金属固定部材の外周
部に固定される被覆絶縁部材と、を備えているのがよ
い。
【0017】また、好ましくは、前記挿入部材は、前記
第一電極部材および前記第二電極部材と、前記第一電極
部材および前記第二電極部材が外周部に設けられた弾性
を有する絶縁部材と、を備えているのがよい。
【0018】さらに、好ましくは、前記荷重センサは、
前記弾性チューブの一端部において、その導電体部が前
記外囲部材の外周部に巻き付けられた状態で前記弾性チ
ューブ内に押し込まれることにより、前記弾性チューブ
の前記導電部と電気的に接続された信号取出し用の出力
線を、さらに備えるのがよい。
【0019】また、好ましくは、前記電極部材は、弾性
導電部材によって形成され、長手方向に連通する中空部
を有するのがよい。
【0020】さらに、好ましくは、前記電極部材は、弾
性導電部材、金属導体、弾性導電部材と金属導体との複
合部材、または金属導体と絶縁体との複合部材によって
構成されているのがよい。
【0021】また、好ましくは、前記荷重センサは、前
記弾性チューブを外囲する弾性を有する外部チューブ
を、さらに備えるのがよい。
【0022】さらに、好ましくは、前記荷重センサは、
前記弾性チューブ、前記挿入部材および前記外囲部材を
備えた荷重センサ本体と、前記荷重センサ本体が配設さ
れる略板状の基台部材と、を備えて構成されるのがよ
い。
【0023】また、好ましくは、前記荷重センサは、前
記弾性チューブ、前記挿入部材および前記外囲部材を備
えた荷重センサ本体と、前記荷重センサ本体を上下から
挟込むようにして保持する略板状の二枚の押圧体と、を
備えているのがよい。
【0024】さらに、好ましくは、前記電極部材が可撓
性を有する部材によって形成され、前記電極部材自体に
よって前記挿入部材が構成されているのがよい。
【0025】また、好ましくは、前記電極部材が、その
長手方向に配設された金属線を備えて形成されているの
がよい。
【0026】さらに、好ましくは、前記電極部材は、細
長形状の可撓性の芯材と、前記芯材の外周にコイル状に
巻回された金属線と、を備えるのがよい。
【0027】また、好ましくは、前記芯材が、樹脂、ゴ
ム、繊維部材、あるいはこれらのうちのいくつかを組み
合わせて形成される複合部材から形成された絶縁部材で
あるのがよい。
【0028】さらに、好ましくは、前記芯材が、弾性部
材によって形成され、前記金属線が、前記芯材の外周面
にめり込むようにして巻回されているのがよい。
【0029】また、好ましくは、前記芯材の外周面に、
前記金属線が嵌まり込む螺旋状の溝が設けられ、前記金
属線が、前記溝に嵌まり込むようにして前記芯材に巻回
されるのがよい。
【0030】さらに、好ましくは、前記金属線として、
耐蝕性を有する金属線が用いられているのがよい。
【0031】また、好ましくは、前記外囲部材は、樹脂
またはゴムを用いてモールド成型により前記電極部材の
外周面上に一体に形成されるのがよい。
【0032】さらに、好ましくは、この荷重センサの前
記荷重の検出に対するセンサ感度が、前記電極部材を外
囲する前記外囲部材間の間隔、前記外囲部材の前記電極
部材の長手方向に対する幅、コイル状に巻回された前記
金属線と前記弾性チューブとの間の距離、前記弾性チュ
ーブの肉厚、および前記弾性チューブの外径のうちの少
なくともいずれか1つを調節することにより調節される
のがよい。
【0033】また、好ましくは、前記弾性チューブの一
端部または両端部に位置する前記導電部、および前記挿
入部材の一端部または両端部に位置する前記電極部材
に、信号取出し用の信号線が、直接電気接続される、あ
るいは所定の導電部材を介して電気接続されるのがよ
い。
【0034】さらに、好ましくは、前記弾性チューブの
内部空間は、前記弾性チューブの両端部にて所定の遮断
手段により外部から遮断されているのがよい。
【0035】また、好ましくは、前記挿入部材は、その
長手方向のいずれかの分割位置で2つの分割体に2分割
されているのがよい。
【0036】さらに、好ましくは、前記2つの分割体の
間は、所定間隔だけ離間されているのがよい。
【0037】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、請求項2および19ないし27のいずれかに記載
の1または複数の前記荷重センサと、1または複数の前
記荷重センサが配設された絶縁性の基台部材と、を備え
ることを特徴とする。
【0038】さらに、好ましくは、前記荷重センサは、
その端部、あるいは前記挿入部材と前記弾性チューブと
の間に前記外囲部材が挿入されている前記荷重センサの
部分において部分的に前記基台部材と固着されているの
がよい。
【0039】また、好ましくは、前記基台部材は、シー
ト部材であり、1または複数の前記荷重センサと、前記
基台部材とはシートユニットを構成しており、前記荷重
センサユニットは、前記シートユニットと、前記シート
ユニットが内包される絶縁性を有するシート状の袋部材
と、をさらに備えるのがよい。
【0040】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、開閉部材によって開閉される開口部が閉鎖され
る際の異物の挟込みを検出する挟込み検出装置であっ
て、前記開口部の内周部またはその内周部に対向する前
記開閉部材の外周部に配設される請求項19ないし29
のいずれかに記載の前記荷重センサと、所定の信号線を
介して前記弾性チューブの前記導電部と前記挿入部材の
前記電極部材との間の導通の有無を検出することによ
り、異物の挟込みを検出する検出回路と、を備えること
を特徴する。
【0041】
【発明の実施の形態】<第一実施形態>図1および図2
は本発明の第一実施形態に係る荷重センサ10の軸直角
断面図であり、図3は図1の荷重センサ10の軸平行断
面図であり、図4は図1の荷重センサ10に備えられる
挿入部材24および外囲部材25の平面図である。な
お、図1は、図3における切断線A−Aでの断面図であ
り、図2は、図3における切断線B−Bでの断面図であ
る。
【0042】荷重センサ10は、図1ないし図4に示す
ように、中空チューブ状の弾性導電チューブ(弾性チュ
ーブ)21と、この弾性導電チューブ21内に遊挿され
て正負の第一および第二の両電極部材22,23を備え
る細長状の弾性を有する長尺状の挿入部材24と、挿入
部材24の外周部に設けられる複数の外囲部材25とを
備える。
【0043】弾性導電チューブ21は、図1ないし図4
の如く、中空部28を有して形成された略円管形のチュ
ーブ体であり、全体が導電ゴム等の導電性を有する弾性
材料で成形され、ここでは、全体が導電部となってい
る。
【0044】挿入部材24は、図1ないし図4の如く、
断面視両側端部に形成された側端絶縁体部31,32
と、断面視中央部に配置される中央絶縁体部33と、片
側の側端絶縁体部31と中央絶縁体部33との間に形成
される第一電極部材22と、他側の側端絶縁体部32と
中央絶縁体部33との間に形成される第二電極部材23
とを備える。
【0045】各電極部材22,23は、弾性導電チュー
ブ21と同様の導電ゴム等の導電性を有する弾性材料を
用いてそれぞれ成形され、これらの両電極部材22,2
3同士は、中央絶縁体部33によって離間して配置され
る。また、各電極部材22,23のそれぞれにおいて、
当該各電極部材22,23の弾性を確保するための中空
部35,36が形成されている。これにより、外圧に対
して挿入部材24が変形しやすい状態にされている。
尚、図1および図2の例では、各電極部材22,23が
それぞれ中空部35,36によって上部電極部材22
a,23aと下部電極部材22b,23bとに分断され
ている例を示しているが、これらの上部電極部材22
a,23aと下部電極部材22b,23bとが中空部3
5,36の周りでそれぞれ上下につながって構成されて
も差し支えない。
【0046】ここで、図2に示すように、中央絶縁体部
33の上下方向(挿入部材24の厚さ方向)についての
高さ寸法(厚み寸法)H1は、各電極部材22,23の
高さ寸法(外径:厚み寸法)H2よりも小さく設定さ
れ、その結果、この中央絶縁体部33の部分が挿入部材
24において断面視凹状に形成されている。これによっ
て、挿入部材24の幅方向に荷重が与えられた際には、
後述する図8に示すように、両電極部材22,23が直
接当接するようになっている。
【0047】外囲部材25には、絶縁性を有し、加熱に
より収縮する熱収縮チューブが用いられており、図1な
いし図4に示すように、長手方向に所定間隔Dをあけて
挿入部材24の外周部に外挿されて固定されている。外
囲部材25の固定は、外囲部材25を挿入部材24の固
定位置に外挿し、加熱して挿入部材24を締め付けるよ
うに収縮させることにより行われる。このような外囲部
材25は、挿入部材24の外周部に装着された状態で挿
入部材24と一緒に弾性導電チューブ21内に挿入さ
れ、不用意に両電極部材22,23が弾性導電チューブ
21に当接しないように、挿入部材24を弾性導電チュ
ーブ21から適度に離間させる。ここで、外囲部材25
間の間隔D、厚さT1(図1参照)、および挿入部材2
4の長手方向に沿った幅Wのうちの少なくともいずれか
一つは、後述するように、この荷重センサ10が検出す
べき荷重の大きさに応じて設定されている。
【0048】このような構成により、図1および図2の
挿入部材24の厚み方向である上方から荷重が加えられ
たときには(図5中の矢示方向Dr1)、弾性導電チュ
ーブ21と挿入部材24は図5のように弾性変形し、よ
って第一電極部材22(22a,22b)と弾性導電チ
ューブ21および第二電極部材23(23a,23b)
と弾性導電チューブ21とがそれぞれ接触するようにな
り、よって第一電極部材22と第二電極部材23とは弾
性導電チューブ21を介して電気的に導通することにな
る。勿論、弾性導電チューブ21の形状が自然状態であ
る円管状に復帰した時点で、挿入部材24の形状は、そ
の元の状態に弾性復元するようになっている。
【0049】ここで、弾性変形により両電極部材22,
23が弾性導電チューブ21と当接するのに必要な荷重
の大きさ(すなわち、荷重センサ10の感度)は、外囲
部材25間の間隔D、外囲部材25の厚さT1および幅
Wに大きく関係している。例えば、外囲部材25間の間
隔Dを大きくすればするほど、弾性導電チューブ21の
外囲部材25間に位置する部分の距離が大きくなり、そ
の部分がより小さな押圧力で内方に弾性変形して両電極
部材22,23と当接するようになる。また、例えば、
外囲部材25の厚さT1を大きくすればするほど、自然
状態における両電極部材22,23と弾性導電チューブ
21との間の間隔が大きくなり、より大きな押圧力で弾
性導電チューブ21が内方に弾性変形されないと、両電
極部材22,23と当接しなくなる。また、例えば、荷
重印加により、弾性導電チューブ21と両電極部材2
2,23とが当接する際には、外囲部材25も荷重によ
り押し縮められるのであるが、外囲部材25の幅Wを大
きくすればするほど、外囲部材25を押し縮めるために
大きな押圧力が必要になり、弾性導電チューブ21と両
電極部材22,23とが当接しにくくなる。
【0050】そこで、本実施形態では、この外囲部材2
5の感度調節機能に着目し、外囲部材25間の間隔D、
外囲部材25の厚さT1および幅Wのうちの少なくとも
いずれか一つを調節することにより、荷重センサ10の
感度を所望とする感度に設定している。
【0051】尚、挿入部材24は、弾性導電チューブ2
1内での回動が許容されているが、例えば図6のよう
に、挿入部材24が弾性導電チューブ21の中空部28
内で左上から右下にかけて斜め姿勢をとっていたような
場合に、弾性導電チューブ21の上方(図6中の矢示方
向Dr2)から押圧力が加えられたときには、図6中の
矢示方向R1(反時計回り)に容易に回動し、結局は図
5の状態となって、第一電極部材22と第二電極部材2
3とが弾性導電チューブ21を介して電気的に導通する
ことになる。ただし、図7のように、挿入部材24が弾
性導電チューブ21の中空部28内で丁度90度回動し
て、両側端絶縁体部31,32および中央絶縁体部33
が上下方向に揃って配置された状態で、弾性導電チュー
ブ21の幅方向である上方(図7中の矢示方向Dr3)
から押圧力が加えられたときには、挿入部材24は時計
回りにも反時計回りにも回動しないことがある。この場
合は、図8の如く、そのままの状態で上下方向に押しつ
ぶされ、両側端絶縁体部31,32と中央絶縁体部33
とに挟まれた中空部35,36がつぶれた状態となり、
これにより両電極部材22,23が湾曲して、一方の第
一電極部材22aと一方の第二電極部材23aとが直接
接触するとともに、他方の第一電極部材22bと他方の
第二電極部材23bとが直接接触する。これにより、第
一電極部材22と第二電極部材23とが電気的に導通す
ることになる。
【0052】ここで、挿入部材24の一端部において
は、図9の如く、挿入部材24内の各中空部35,36
に、外部接続用の2芯型のリード線37の各接続端子3
8,39が挿入される。即ち、一方の接続端子38が第
一電極部材22(22a,22b)に接続され、他方の
接続端子39が第二電極部材23(23a,23b)に
接続されて、リード線37を通じて、外部の所定の検知
回路部41(図10参照)まで引き出される。尚、図9
中の符号40は防水用のシール部材(遮断手段)を示し
ている。ただし、特別に防水の必要がない場合は、防水
シール部材を省略してもよい。
【0053】一方、挿入部材24の他端部においては、
図10の如く、電極部材22,23の他端間を電気的に
接続するようにして所定の抵抗値RLの終端抵抗体42
が接続される。この終端抵抗体42は、電極部材22,
23で構成される導電路の断線に対し故障検知機能を持
たせるためのものである。
【0054】ここで、図10は、荷重印加がない場合に
おける両電極部材22,23と、検知回路部41と、終
端抵抗体42との接続関係を示した等価回路図である。
ここでは、荷重センサ10の第一電極部材22の一端が
接続端子38、リード線37aおよびプルダウン抵抗R
Oを通じて電源Eの正極側に接続され、また第二電極部
材23の一端が接続端子39およびリード線37bを通
じて電源Eの負極側に接続されている。また、両電極部
材22,23の他端は終端抵抗体42を介して互いに接
続されている。そして、検知回路部41では、プルダウ
ン抵抗ROに印加される分圧(図10中のV1、図12
および図13中のV2)を検出するようになっている。
なお、ここでは、プルダウン抵抗ROに印加される分圧
を検出するようにしたが、プルダウン抵抗ROと接続端
子39との間の中間電圧を検出するようにしてもよい。
【0055】ここで、図1等に示すように荷重印加がな
い場合には、挿入部材24の第一電極部材22,23
は、互いに離間させているとともに、挿入部材24の外
周部に設けられた外囲部材25によって弾性導電チュー
ブ21からも離間されている。したがって、この場合に
両電極部材22,23、検知回路部41および終端抵抗
体42で構成される回路は、図10のようになる。ここ
で、この荷重センサ10における導電路としての各電極
部材22,23の長さをL、この導電路(電極部材2
2,23)の単位長当たりの電気抵抗をrD、終端抵抗
体42での抵抗値をRLとした場合に、両電極部材2
2,23および終端抵抗体42によって構成される検知
回路部41から見た入力抵抗R1は、 R1=2rDL+RL …(1) であり、したがって、検知回路部41での検知電圧レベ
ルV1は次の(2)式のようになる。
【0056】 V1=ROE/(2rDL+RL+RO) …(2) 尚、ここでは、 RL>rDL …(3) RO<RL …(4) に設定されているものとする。
【0057】これに対し、図11の如く、荷重センサ1
0のX点からY点の間の領域(図11中の散点示部分)
で荷重の印可があった場合には、この領域において、図
5のように弾性導電チューブ21が撓んで第一電極部材
22および第二電極部材23に接触する。この場合の弾
性導電チューブ21の抵抗値をRDとし、図11中の荷
重センサ10の端部から点Xまでの距離をxとすると、
両電極部材22,23、検知回路部41および終端抵抗
体42で構成される回路は、図12のようになり、検知
回路部41から見た入力抵抗R2は、実質的に、 R2=2rDx+RD …(5) となる。ただし、(5)式においては、 RL>>RD …(6) に設定されているものとし、よって終端抵抗体42は近
似的に抵抗値が無限大となっている(断線している)も
のとして計算している。
【0058】この(5)式により、検知回路部41に出
力される出力電圧V2は、 V2=ROE/(2rDx+RD+RO) …(7) となる。ここで、図11中の荷重センサ10の端部から
点Xまでの距離xは、荷重の印加点が変化することによ
り0からLの間で様々に変化するので、出力電圧V2
は、 V2=ROE/(RD+RO) …(8) から V2=ROE/(2rDL+RD+RO) …(9) までの間で変化する。ただし、(7)ないし(9)式の
いずれも、(2)式と異なってRLの成分がなく、また
(6)式のようにRLがRDより遙かに大きな値となって
いるため、V1((2)式)とV2((7)ないし
(9)式)との間で大きな出力変化が得られる。これに
より、荷重印加を迅速に検知することが可能となる。
【0059】尚、荷重センサ10が図8に示す状態とな
った場合は、両電極部材22,23同士は弾性導電チュ
ーブ21を介さずに直接接続される。この場合の等価回
路は図13のようになる。この場合に流される電流は弾
性導電チューブ21を介在しないため、上記のRDがゼ
ロ値となることに等しく、したがって、検知回路部41
に出力される出力電圧V2は、(7)式の特殊解とし
て、実質的に、(10)式のようになる。
【0060】 V2=ROE/(2rDx+RO) …(10) この場合も、(7)式と同様に、V1((2)式)に対
して大きな出力変化が得られ、荷重印加を迅速に検知す
ることが可能となる。
【0061】尚、電極部材22,23からなる2つの導
電路の終端を結ぶ終端抵抗体42(RL)は、導電路の
断線に対し故障検知機能を有するものであり、所定の電
圧を加えた場合の終端抵抗体42での電圧降下を検知す
ることにより、非荷重状態であっても通電の有無を容易
に検出でき、特に通電がないときに断線である旨を容易
に検知できるものである。ただし、導電路に導電性弾性
体を用いる結果、断線などに対する信頼性が極めて高く
なるため、断線に対する故障検知機能を必要としない場
合は、終端抵抗体42を省略することも可能である。
【0062】尚、荷重センサ10に対して荷重印可が解
除されると、弾性導電チューブ21および挿入部材24
の弾性復元力により図1等のような元の状態に戻るた
め、導電路の接触は容易にオンからオフに切り替わる。
【0063】これによって、検出回路部41にて、電圧
値V2の状態を監視することにより、荷重印加の有無、
および電極部材22,23の断線の有無を検出できるよ
うになっている。
【0064】次に、図14を参照して、本実施形態に係
る荷重センサ10の適用例を示す。図14は、本実施形
態に係る荷重センサ10が適用された荷重検知シート4
3を示す平面図である。この荷重検知シート43は、複
数の荷重センサ10と、その複数の荷重センサ10が平
面的(ここでは、互いに平行に間隔をあけて)設置され
た弾性部材からなるシート体(基台部材)44と、検知
回路部41を備えた検知部45とを備えている。なお、
ここでは、荷重センサ10をシート体44上に設置する
ようにしたが、シート体44中に埋め込むようにしても
よい。また、ここでは、複数の荷重センサ10を平面的
に配設したのであるが、単一の荷重センサ10をU字形
等に平面的に湾曲させて配設するようにしてもよい。
【0065】各荷重センサ10と検知部45とは、リー
ド線37およびリード線46とによって接続されてい
る。リード線37は、荷重センサ10の両電極部材2
2,23と前述の検知回路部41(検知部45内に設け
られている)とを接続するためのものである。また、こ
こでは、各荷重センサ10の終端抵抗体42も、検知部
45内に配設されており、リード線46は、両電極部材
22,23の端部と、検知部45内の終端抵抗体42と
を接続するためのものであり、リード線37と同様にし
て両電極部材22,23に接続される。なお、電極部材
22,23と弾性導電チューブ21との導通状態を検出
することにより、荷重センサ10への荷重印加状態を検
出する場合には、各荷重センサ10の弾性導電チューブ
10の両端部と検知部45とをそれぞれ接続するリード
線を設ける必要がある。
【0066】また、検知部45内には、各荷重センサ1
0ごと個別に接続される複数の検知回路部41を設けて
もよく、あるいは、単一の検知回路部41を設け、この
検知回路部41に各荷重センサ10の両電極部材22,
23を並列的に接続するようにしてもよい。
【0067】そして、複数の荷重センサ10のいずれか
に荷重が印加されると、そのいずれかの荷重センサ10
の両電極部材22,23間が導通したことが、検知部4
5にて検知され、これによって、荷重が印加されたこと
が検知される。
【0068】以上のように、本実施形態によれば、第一
電極部材22と第二電極部材23との間の電気的接続の
有無を検出することにより、荷重の有無を検出すること
ができ、その結果、比較的簡単で安価な構造および回路
構成で容易に且つ正確に荷重を検出できる荷重センサを
提供することができる。
【0069】また、外囲部材25が、長手方向に所定間
隔Dをあけて挿入部材24を外囲するように設けられ、
挿入部材24と一緒に弾性導電チューブ21内に挿入さ
れて、挿入部材24を弾性導電チューブ21から離間さ
せるようになっているため、外囲部材25の厚さT1、
幅Wおよび外囲部材25間の間隔Dのうちの少なくとも
いずれか一つを調節することにより、荷重センサ10の
感度を容易に調節することができる。
【0070】さらに、外囲部材25がリング状の形状を
有しているため、外囲部材25の挿入部材24への装着
は、外囲部材25を挿入部材24に外挿するだけでよ
く、装着位置の調節も、外囲部材25を長手方向にスラ
イド移動させるだけで容易に行うことができる。
【0071】また、外囲部材25が熱収縮チューブであ
るため、外囲部材25を挿入部材24に外挿した後、加
熱するだけで外囲部材25が挿入部材24を締め付ける
ように収縮して挿入部材24に固定されるため、外囲部
材25の固定を容易に行うことができる。
【0072】さらに、挿入部材24を構成する絶縁体部
31ないし33だけでなく、両電極部材22,23も弾
性を有する部材で形成されているため、挿入部材24を
比較的容易に湾曲させることができ、その結果、荷重セ
ンサ10を湾曲させた状態で配設することが可能とな
り、荷重センサ10の配設形態の自由度を向上させるこ
とができる。
【0073】また、両電極部材22,23は、長手方向
に連通する中空部35,36を有しているため、荷重セ
ンサ10の変形に柔軟に対応することができるととも
に、中空部35,36にリード線37の端子部38,3
9を挿入するだけで、リード線37との接続を容易に行
うことができる。
【0074】さらに、弾性導電チューブ21の内部空間
は、両端部にてシール部材40により外部から遮断され
ているため、ゴミや液体等の異物が弾性導電チューブ2
1内に侵入するのを防止することができる。
【0075】<第二実施形態>図15は、本発明の第二
実施形態に係る荷重センサ10の直角断面図である。本
実施形態に係る荷重センサ10において、第一実施形態
に係る荷重センサ10と対応する部分には、同一の参照
符号を付して説明を省略する。
【0076】本実施形態に係る荷重センサ10が、第一
実施形態に係る荷重センサ10と大きく異なる点は、挿
入部材24には、正負のうちのいずれか一方の電極部材
51が設けられているとともに、弾性導電チューブ21
が正負のうちのいずれか他方の電極部材として機能する
ようになっている点である。
【0077】本実施形態では、導電ゴム等の弾性導電部
材で形成された長尺平板状の電極部材51自体が挿入部
材24となっている。なお、本実施形態では、柔軟性確
保の観点から、電極部材51を弾性導電部材で形成した
が、長尺平板状の金属導体で電極部材51を形成しても
よい。なお、本発明において、金属導体という場合に
は、銅等の低抵抗の金属材料からなるものも、ニクロム
合金等の比較的高い抵抗値を有する金属材料からなるも
の、およびそれらの低抵抗あるいは比較的抵抗値の高い
金属材料からなる導体線を撚り合わしてなる金属撚線を
含むものとする。
【0078】弾性導電チューブ21および外囲部材25
の構成は、第一実施形態と同様であり、ここでは、外囲
部材25は、熱収縮チューブで形成され、長手方向に所
定間隔Dをあけて挿入部材24(電極部材51)の外周
部に固定された状態で、挿入部材24と一緒に弾性導電
チューブ21内に挿入されるようになっている。これに
よって、荷重印加のない自然状態では、図15に示すよ
うに、電極部材51が外囲部材25によって弾性導電チ
ューブ21から離間されている。
【0079】電極部材51および弾性導電チューブ21
の一端部には、信号取出し用のリード線が接続されてお
り、荷重印加により、弾性導電チューブ21が押しつぶ
されるように弾性変形し、電極部材51と弾性導電チュ
ーブ21とが当接すると、両者の間が電気的に導通した
ことが前記リード線を介して検知されることにより、荷
重印加が検知されるようになっている。
【0080】また、第一実施形態に係る荷重センサ10
と同様に、弾性導電チューブ21の両端部は、シール部
材40等によってシールされている。
【0081】これによって、本実施形態においても、外
囲部材25の厚さT1、幅Wおよび外囲部材25間の間
隔Dのうちの少なくともいずれか一つを調節することに
より、荷重センサ10の感度を容易に調節することがで
きる等の第一実施形態と同様な効果が得られる。
【0082】あるいは、外囲部材25の厚さT1、幅W
および外囲部材25間の間隔D、電極部材51と弾性導
電チューブ21との間の距離、弾性導電チューブ21の
肉厚、および弾性導電チューブ21の外径のうちの少な
くともいずれか1つを調節することによっても、荷重セ
ンサ10の感度を容易に調節することができる。
【0083】また、電極部材51が弾性導電部材等の可
撓性を有する部材(ここでは弾性導電部材)で形成され
ているため、電極部材51を弾性導電チューブ21とと
もに柔軟に変形させることができ、その結果、種々の配
設形態に対応するように荷重センサ10を変形させて配
設することができるとともに、変形させても壊れない変
形に強い荷重センサ10を提供することができる。
【0084】さらに、電極部材51自体によって挿入部
材24が構成されているため、いずれの方向から荷重が
加わって弾性導電チューブ21が弾性変形されても、電
極部材51が弾性導電チューブ21に的確に電気接触
し、種々の方向から与えられる荷重を的確に検出するこ
とができるとともに、実質的に電極部材51の軸回りの
向きを意識せずに荷重センサ10の組み立ておよび配設
を容易に行うことができる。
【0085】また、電極部材24を金属線等の低抵抗材
料で形成した場合には、電極部材24の抵抗値を小さく
することができ、電極部材24を低ノイズの通電路とし
て構成することができ、その結果、検出回路をすべてデ
ィジタル型の回路構成とすることができる。
【0086】<第一および第二実施形態の変形例>図1
6に示す変形例は、第一実施形態に係る荷重センサ10
に対するものである。この変形例では、外囲部材25
が、絶縁材料からなるリング状の部材(熱収縮チューブ
でもよい)で形成され、接着剤52によって挿入部材2
4に固定されている。これによって、接着剤52により
外囲部材25の固定が簡単にかつより強固に行えるよう
になっている。
【0087】また、この変形例では、弾性導電チューブ
21の外側に、弾性導電チューブ21を外囲する弾性を
有する外部チューブ53が設けられている。これによっ
て、外部チューブ53によって弾性導電チューブ21が
保護されるとともに、弾性導電チューブ21の弾力性が
外部チューブ53によって補強されて、押圧力が解除さ
れた際の弾性導電チューブ21の自然状態への復帰性能
が向上され、これによって、押圧力解除時の電極部材2
2,23と弾性導電チューブ21との導通を確実に解除
することができる。
【0088】なお、この変形例に係る技術を第二実施形
態に係る荷重センサ10に適用してもよい。
【0089】図17に示す変形例は、第一実施形態に係
る荷重センサ10に対するものである。この変形例で
は、外囲部材25が、挿入部材24の外周部の外囲部材
25の設置個所に外囲されるシート状の絶縁部材54
と、その絶縁部材54を介して挿入部材25の外周に嵌
着(圧着固定)される金属固定部材55と、金属固定部
材55を被覆するように、金属固定部材55の外周部に
固定される絶縁性の被覆絶縁部材56(熱収縮チューブ
や粘着性の絶縁テープでもよい)とを備えて構成されて
いる。これによって、金属固定部材55により外囲部材
25の挿入部材24への固定を強固に行うことができる
ようになっている。ここで、この変形例では、両電極部
材22,23の上部電極部材22a,23aと下部電極
部材22b,23bとが、中央絶縁体部33に隣接する
中空部35,36の外周部分にて互いに繋げられてい
る。
【0090】なお、この変形例に係る技術を第二実施形
態に係る荷重センサ10に適用してもよい。ただし、こ
の場合には、絶縁部材54は省略してもよい。
【0091】図18に示す変形例は、第一実施形態に係
る荷重センサ10に対するものである。この変形例で
は、挿入部材24が、絶縁部材からなる長尺平板状の基
板57と、その基板57上に長手方向に沿って互いに離
間して配設された第一電極部材22および第二電極部材
23とを備えて構成されている。基板57は、必ずしも
弾性を有している必要はないが、柔軟性確保の観点から
弾性材料で形成するのがよい。また、両電極部材22,
23も、金属導体等で形成してもよいが、柔軟性確保の
観点から導電ゴム等の弾性導電材料で形成するのがよ
い。
【0092】図19および図20に示す変形例は、第一
実施形態に係る荷重センサ10に対するものである。こ
の変形例では、挿入部材24が、平行配置された長尺形
状の第一電極部材22および第二電極部材23によって
構成されているとともに、外囲部材25が、各電極部材
22,23の外囲部材25の設置個所における外周部を
覆うリング状の絶縁部材58,59と、絶縁部材58,
59の上から両電極部材22,23の外周部に嵌着固定
されるリング部材(好ましくは、絶縁性を有しているの
がよい)60とを備えて構成されている。絶縁部材5
8,59は、荷重印加のない自然状態において、弾性導
電チューブ21内で両電極部材22,23を互いに離間
させるためのものである。
【0093】両電極部材22,23は、図19の構成で
は長手方向に連通する中空部35,36を有する円筒形
の中空形状を有しており、図20の構成では中空部3
5,36を有さない中実の円柱形状を有している。ま
た、両電極部材22,23は、導電ゴム等の弾性導電部
材によって構成されているが、図20の構成の場合に
は、金属導体によって構成されていてもよい。
【0094】このような構成により、この変形例におい
ても、外囲部材25間の間隔D、絶縁部材58,59の
厚さT2、幅W、およびリング部材60の厚さT3のう
ちの少なくとも一つを調節することにより、荷重印加に
より両電極部材22,23が弾性導電チューブ21に当
接する際の感度を容易に調節することができるととも
に、この変形例では、外囲部材25間の間隔Dおよび絶
縁部材58,59の厚さT2のうちの少なくともいずれ
か一方を調節することにより、荷重印加により両電極部
材22,23が直接当接する際の感度も容易に調節する
ことができる。
【0095】図21に示す変形例は、第二実施形態に係
る荷重センサ10に対するものである。この変形例で
は、挿入部材24が、両側端絶縁体部31,32の中間
に、導電ゴム等の弾性導電部材からなる正負いずれか一
方の電極部材51(51a,51b)が設けられて構成
されている。ここで、図21の電極部材51は、断面円
弧状の上部電極部材51aおよび下部電極部材51bか
ら構成されており、これらの両電極部材51a,51b
がその間に中空部61を形成するようにして向き合った
状態で、両側端絶縁体部31,32の間を連結してい
る。
【0096】また、両側端絶縁体部31,32の外方端
部は、上下方向の高さ寸法H3が、電極部材51の上下
方向の高さ寸法H2厚さと実質的に等しくなるように設
定され、これによって、熱収縮チューブ等によって構成
される外囲部材25からの締め付け力が、両側端絶縁体
部31,32の外方端部にて受け止められ、その締め付
け力によって電極部材51が押しつぶされるのが防止さ
れるようになっている。
【0097】さらに、両側端絶縁体部31,32の弾性
導電チューブ21に対向する外方端面は、弾性導電チュ
ーブ21の内周面に対応した円弧形状を有しており、こ
れにより、挿入部材24が弾性導電チューブ21内でス
ムーズに回動可能となっている。
【0098】図22に示す変形例では、図21の変形例
をもとにして、弾性導電チューブ21の外周部に、弾性
導電チューブ21を外囲する弾性材料からなる外部チュ
ーブ62が設けられている。外部チューブ62は、周方
向の一区間が導電ゴム等の弾性導電材料によって形成さ
れた導電部63となっており、他の区間が絶縁性弾性材
料から形成された非導電部64となっている。導電部6
3には、リード線接続用の接続凸部63aが突設されて
おり、これによって、この接続凸部63aにリード線接
続用の圧着端子を圧着接続する等の簡単な手法でリード
線の接続が行えるようになっている。接続されたリード
線は、導電部63を介して弾性導電チューブ21に電気
的に接続される。
【0099】図23および図24に示す変形例は、第二
実施形態に係る荷重センサ10に対するものである。こ
の変形例では、挿入部材24が、長手方向に連通する中
空部65を有する円筒形状、あるいは中空部65を有さ
ない中実の円柱形状を有する電極部材51自体によって
構成されている。電極部材51は、導電ゴム等の弾性導
電部材によって構成されているが、図24の構成の場合
には、金属導体、あるいは金属導体と絶縁体との複合部
材によって構成されていてもよく、また、複数の金属線
を撚り合わせて得られる撚線によって構成されていても
よい。ただし、電極部材51をいずれの材料により形成
しても、形成される電極部材51が可撓性を有するよう
な材料を選択するのが望ましい。
【0100】また、この変形例では、外囲部材25は、
電極部材51の外周に密着しており、外囲部材25の外
周面と弾性導電チューブ21の内周面との間には、所定
の隙間(ここではわずかな隙間)が形成されている。外
囲部材25は、電極部材51の外周部にモールド成形に
より所定の絶縁樹脂を用いて形成されてもよい。
【0101】この変形例において、弾性導電チューブ2
1とリード線との接続は、以下のようにして行われる。
すなわち、図25に示すように、挿入部材24の長手方
向の端部に位置する外囲部材25の外周に、リード線6
6の導体部を巻き付けた状態で、その導体部の巻き付け
部67を挿入部材24および外囲部材25と一緒に弾性
導電チューブ21内に押し込み、巻き付け部67を外囲
部材25と弾性導電チューブ21との間で挟持固定する
ことにより、リード線66が弾性導電チューブ21に接
続されるとともに、リード線66が挟持固定されるよう
になっている。これによって、簡単な作業により、リー
ド線66の接続および固定を行うことができる。
【0102】図26に示す変形例では、図19、図2
0、図23および図24に示す変形例において、電極部
材22,23,51が、中空の円筒形あるいは中実の円
柱形の弾性部材(絶縁体)68と、その弾性部材68の
外周に螺旋状に巻き付けられた導体線(金属導体)69
とを備えて構成されている。
【0103】図27に示す変形例は、第一実施形態に係
る荷重センサ10に対するものである。この変形例で
は、外囲部材25が、長手方向に所定間隔Dをあけて挿
入部材24の外周に螺旋状に連続的に巻き付けられた絶
縁テープ(例えば、粘着式の絶縁テープ)によって形成
されている。これによって、絶縁テープを、長手方向に
所定間隔をあけて螺旋状に挿入部材に連続的に巻き付け
るだけで、外囲部材25としての機能を容易に得ること
ができる。
【0104】なお、この変形例に係る技術を第二実施形
態に係る荷重センサ10に適用してもよい。
【0105】図28に示す変形例は、第一実施形態に係
る荷重センサ10に対するものである。この変形例で
は、弾性導電チューブ21の周方向の一区間(ここで
は、上方部分21a)のみが導電部70とされ、他の区
間は、導電性を有さない非導電部71とされている。導
電部70も非導電部71も弾性材料によって一体成形さ
れているが、導電部70は、導電ゴム等の弾性導電材料
によって形成されている。
【0106】これに対応して、挿入部材24は、弾性導
電チューブ21の弾性変形に伴って両電極部材22,2
3が導電部70に当接可能なように、両電極部材22,
23が弾性導電チューブ21の導電部70に対向する姿
勢でチューブ21内おける回転が実質的に止められてい
る。
【0107】ここで、導電ゴム等により構成される導電
部70は、導電性含有物の影響等により硬度が高くなり
やすく、柔軟性に劣る場合があるのであるが、弾性導電
チューブ21に柔軟性を十分に確保できる非導電部71
を設けることにより、弾性導電チューブ21の柔軟性を
十分に確保することができ、これによって、小さな荷重
も敏感に検知することができる。特に、この変形例で
は、上方からの荷重印加時に大きく弾性変形し、特に柔
軟性が要求される弾性導電チューブ21の左右の側面部
分21b,21cが、柔軟性を十分に確保できる非導電
部71となっているため、小さな荷重に対しても弾性導
電チューブ21が敏感に弾性変形するようになってい
る。
【0108】図29に示す変形例は、図14に示す荷重
検知シート43の変形例であり、所定間隔をあけて互い
に平行に平面的に配置された複数(ここでは3つ)の荷
重センサ10と、その荷重センサ10を上下から挟み込
むようにして保持する弾性を有する略板状の二枚の押圧
体72,73とを備えて構成されている。
【0109】なお、上述の第1実施形態では、両電極部
材22,23の一方端に信号出力用のリード線37を介
して検知回路部41を接続し、他方端に終端抵抗体42
を接続するようにしたが、その他方端にも、リード線3
7を介して検知回路部41を接続し、両電極部材22,
23の両端を介して荷重検知を行うようにしてもよい。
これによって、一方の接続経路(リード線37等)に断
線が生じても、他方の接続経路を通じて荷重検知を行う
ことができ、信頼性の向上が図れる。
【0110】また、同様に、上述の第2実施形態では、
電極部材51および弾性導電チューブ21の一方端に信
号出力用のリード線を介し、その一方端を介して荷重検
知を行うことを想定したが、その他方端にも、信号出力
用のリード線を接続し、他方端からも荷重検知を行える
ようにしてもよい。
【0111】<第三実施形態>図30および図31は、
本発明の第三実施形態に係る荷重センサ10の互いに異
なる切断位置での断面図である。本実施形態に係る荷重
センサ10は、前述の図26に示す構成を実施形態とし
てより詳細に記載するものであり、第一および第二実施
形態に係る荷重センサ10と対応する部分には、同一の
参照符号を付して説明を省略する。
【0112】本実施形態では、電極部材81自体が挿入
部材を構成しており、図30ないし図32に示すよう
に、その電極部材81が、細長形状の可撓性の芯材83
と、その芯材83の外周にコイル状に巻回された金属線
85とを備えて構成されている。電極部材81が正負の
いずれか一方の電極を構成しており、弾性導電チューブ
21が正負のいずれか他方の電極を構成している。
【0113】芯材83は、樹脂、ゴム、繊維部材、ある
いはこれらのうちのいくつかを組み合わせて形成される
複合部材から形成された絶縁部材であり、本実施形態で
は、カーボンファイバ等の繊維状の中心補強線上に、シ
リコンゴム樹脂、フッ素樹脂、EPDM等の弾性絶縁部
材が押出被覆成形されて形成されている。
【0114】金属線85は、ニクロム線、ステンレス
線、錫メッキ銅線等の耐蝕性を有する金属線が用いら
れ、図33に示すように、芯材83の外周面にめり込む
ようにして(ここでは金属線85の断面の約半分適度が
めり込むようにして)巻回されている。あるいは、この
変形例として、芯材83の外周面に、金属線85が嵌ま
り込む螺旋状の溝を設け、金属線85を、その溝に嵌め
込むようにして芯材83に巻回してもよい。
【0115】また、本実施形態では、外囲部材25は、
樹脂またはゴムを用いてモールド成型により電極部材8
1の外周面上に一体に形成されている。外囲部材25の
配設形態としては、前述の図3に示すように、長手方向
に所定間隔をあけてリング状の外囲部材25を間欠的に
設ける形態や、あるいは図27に示すように、電極部材
81の外周上に螺旋状の外囲部材25を設ける形態等が
考えられる。
【0116】以上のように、本実施形態では、第二実施
形態と同様な効果が得られるとともに、電極部材81の
外周には、コイル状に巻回された金属線85が全周に渡
って露出しているため、いずれの方向から荷重が加わっ
て弾性導電チューブ21が弾性変形されても、金属線8
5を弾性導電チューブ21に的確に電気接触させること
ができ、種々の方向から与えられる荷重を的確に検出す
ることができるとともに、電極部材81の軸回りの向き
を意識せずに荷重センサの組み立ておよび配設を容易に
行うことができる。
【0117】また、芯材83に巻回された金属線85に
信号取り出し用のリード線を簡単に接続することができ
るとともに、小さな接触抵抗で金属線85にリード線を
接続することができる。
【0118】さらに、本実施形態明に係る電極部材81
では、芯材83の外周に金属線85がコイル状に巻回さ
れており、荷重印加時に弾性導電チューブ21にチュー
ブ21と異種材料からなる電極部材81の金属線85が
当接することとなるため、荷重印加解除時に電極部材8
1を弾性導電チューブ21から離反しやすくすることが
でき、荷重センサ10の信頼性の向上が図れる。
【0119】また、芯材83が絶縁部材により形成され
ているため、芯材83の外径を調節することにより、電
極部材81の単位長さ当たりの金属線85の巻回距離を
調節して電極部材81の単位長さ当たりのの抵抗値を容
易に調節することができる。
【0120】さらに、芯材83の外周に金属線85がコ
イル状に巻回されているため、荷重印加時にはコイル状
の金属線85と弾性導電チューブ21とが接触して導通
する際、荷重印加箇所においてコイル状の金属線85と
弾性導電チューブ21との導通ポイントを的確に形成す
ることができ、両者をより確実に導通させることができ
る。
【0121】また、金属線85が芯材83の外周面にめ
り込むようにして巻回されているため、芯材83の外周
面上での金属線85の移動を規制することができ、金属
線85の巻回状態を安定して保持することができる。
【0122】また、芯材83が弾性部材によって形成さ
れているため、電極部材81をより柔軟に変形させるこ
とができ、その結果、180°に折り曲げても、あるい
はくしゃくしゃに折り畳んでも壊れずにもとの形状に復
帰する変形に強い荷重センサ10を提供することができ
る。
【0123】さらに、金属線85として耐蝕性を有する
金属線が用いられているため、腐食に強く、信頼性の高
い荷重センサ10を提供することができる。
【0124】また、本実施形態では、外囲部材25は、
樹脂またはゴムを用いてモールド成型により電極部材8
1の外周面上に一体に形成されるため、外囲部材25の
電極部材81に面する内周部がコイル状に巻回された金
属線85の間に嵌まり込み、強固に外囲部材25を電極
部材81の外周面に固定することができるとともに、外
囲部材25により金属線85が押さえられるため、金属
線85が芯材83から乖離するのを防止することができ
る。
【0125】<第四実施形態>図34は本発明の第四実
施形態に係る荷重センサユニット90の構成を模式的に
示す平面図であり、図35は図34の荷重センサユニッ
ト90の断面図である。本実施形態に係る荷重センサユ
ニット90に用いられている荷重センサ10が前述の第
三実施形態に係る荷重センサ10と異なる点は、実質的
に電極部材81が2分割されている点のみであり、対応
する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0126】本実施形態に係る荷重センサ10では、図
34に示すように、弾性導電チューブ21内に挿入され
る電極部材81が、その長手方向のいずれかの分割位置
(ここでは中央部)で2つの分割体81a,81bに2
分割されている。そして、2つの分割体81a,81b
は、弾性導電チューブ21内において所定間隔D1だけ
離間されて配設されている。図34では、便宜上、外囲
部材25が省略されているが、各分割体81a,81b
ごとにその外周部に設けられている。あるいは、本実施
形態のように、第一および第二実施形態およびそれらの
変形例に係る荷重センサ10において、本実施形態のよ
うに挿入部材24を所定の分割位置で2分割してもよ
い。
【0127】なお、各分割体81a,81bは、弾性導
電チューブ21の端部に位置するその外方側端部のみに
おいて弾性導電チューブ21と固定されるのが好まし
い。
【0128】そして、本実施形態に係る荷重センサユニ
ット90は、このように構成される複数(ここでは4
つ)の荷重センサ10と、シート部材(基台部材)91
と、袋部材93とを備えて構成されている。
【0129】シート部材91は、柔軟に変形する絶縁性
のシート状の部材であり、その表面には、4つの荷重セ
ンサ10が配置されている。ここでは、4つの荷重セン
サ10は、シート部材91上に所定間隔をあけて平行配
置されている。そして、この4つの荷重センサ10とシ
ート部材91とによってシートユニット95が構成され
ている。あるいは、本実施形態の変形例として、本実施
形態に係る荷重センサ10の代わりに、第一および第二
実施形態およびそれらの変形例に係る荷重センサ10を
用いてシートユニット95を構成してもよい。
【0130】荷重センサ10は、接着剤、粘着テープ等
の固着手段を用いて、荷重センサ10の両端部、およ
び、必要に応じて電極部材81と弾性導電チューブ21
との間に外囲部材25が設けられている荷重センサ10
の部分において部分的にシート部材91に固着されるよ
うになっている。
【0131】袋部材93は、柔軟に変形する絶縁材料に
より形成されたシート状の袋部材であり、所定の開口部
から挿入されたシートユニット95を内包する。
【0132】また、シート部材91には、信号取り出し
用の複数のリード線97および複数のリード線99が配
設されている。各リード線97,99の一端部は、各荷
重センサ10における荷重センサ10の端部に位置する
分割体81a,81bの外方側端部に接続され、その他
端部は、袋部材93から引き出されて検出回路101に
それぞれ接続されている。なお、図34では省略されて
いるが、各荷重センサ10の弾性導電チューブ21の各
両端部と、検出回路101とをそれぞれ独立に接続する
複数のリード線もシート部材91に設けられている。
【0133】検出回路101は、リード線97,99等
を介して各荷重センサ10における分割体81a,81
bと弾性導電チューブ21との間の導通状態を検出する
ことにより、各荷重センサ10への荷重印加状態を各セ
ンサ10ごとに独立に検出する。
【0134】以上のように、本実施形態によれば、前述
の各実施形態の効果に加えて、荷重センサ10の電極部
材81が2つの分割体81a,81bに2分割されてい
るため、荷重印加等に伴ってシート部材95がその面に
対する法線方向に撓んで電極部材81に引っ張り張力が
与えられた場合に、電極部材81(分割体81a,81
b)を断絶しにくくすることができる。
【0135】また、弾性導電チューブ21の全長にわた
って必ずしも電極部材81を連続的に配設しなくとも、
荷重センサ10の十分な荷重検出機能を得ることができ
る場合が多いため、2つの分割体81a,81bを荷重
検出に支障のない範囲内で間隔Dをあけて弾性導電チュ
ーブ21内に配設することにより、分割体81a,81
bの間の間隔D1の大きさの分だけ電極部材81の材料
費を削減することができる。
【0136】さらに、複数の荷重センサ10をシート部
材91に配設しているため、複数の荷重センサ10とシ
ート部材91とを1つのユニットとして取り扱うことが
でき、部品管理および取り付けを容易に行うことができ
る。
【0137】また、荷重センサ10は、荷重センサ10
の両端部、および、必要に応じて電極部材81と弾性導
電チューブ21との間に外囲部材25が設けられている
荷重センサ10の部分において部分的にシート部材91
に固着されるようになっているため、荷重センサ10の
荷重検出機能の妨げとなることなく、荷重センサ10を
シート部材91に固定することができる。
【0138】さらに、複数の荷重センサ10とシート部
材91とを備えてなるシートユニット95が、袋部材9
3に内包されてるため、シートユニット95と袋部材9
3とを1つのユニットとして取り扱うことができ、部品
管理および取り付けを容易に行うことができる。
【0139】また、シートユニット95が袋部材93に
内包されるため、荷重センサ10を袋部材93により保
護することができる。
【0140】<第五実施形態>図36は本発明の第五実
施形態に係る挟込み検出装置のブロック図であり、図3
7は図36の挟込み検出装置に備えられる荷重センサの
構成および配設形態を示す断面図であり、図38は図3
6の挟込み検出装置の要部の回路構成を模式的に示す図
である。
【0141】本実施形態に係る挟込み検出装置は車両の
パワーウィンドウの挟込み防止に用いられるものであ
り、車窓111の内周部等に配設された荷重センサ10
と、荷重センサ10を介して挟込みを検出する検出部
(検出回路)113とを備えて構成されている。
【0142】車窓111は、駆動部115によって開閉
駆動される窓ガラス(開閉部材)117によって開閉さ
れる。駆動部115は、制御部119によって制御され
る。制御部119は、検出部113の検出結果を参照し
つつ、図示しない操作部からの入力に基づいて駆動部1
15を駆動制御して窓ガラス117を開閉駆動する。
【0143】荷重センサ10は、図37および図38に
示すように、前述の第三実施形態に係る構成に、外部チ
ューブ121を追加した構成となっている。外部チュー
ブ121は、ゴム等の弾性部材により形成されたチュー
ブ状の部材であり、その周方向の一部の区間が、導電ゴ
ム等の弾性導電部材により形成された導電部123とな
っている。その導電部123には、金属線125が挿入
される長手方向に延びる溝あるいは貫通孔(ここでは溝
127)が設けられている。そして、この外部チューブ
121の中空部129内には、弾性導電チューブ21が
挿入される。なお、本実施形態では、外部チューブ12
1の一部を弾性導電部材により形成したが、外部チュー
ブ121の全体を弾性導電部材で形成してその全体を導
電部123としてもよい。
【0144】ここで、金属線125は、複数の金属素線
を撚り合わせて構成された撚線を使用しているが、撚り
合わされてない複数の金属素線や、単一の金属線によっ
て構成してもよい。このような金属線125は、導電部
123の長手方向に対する抵抗値を下げるために備えら
れるものであるが、荷重センサ10の長さが短い場合
や、導電部123の長手方向に対する抵抗値を抑制する
必要性がない場合には、省略してもよい。あるいは、弾
性導電チューブ21にも金属線挿入用の長手方向に延び
る溝または貫通孔を設け、その溝または貫通孔に金属線
を挿入することにより、弾性導電チューブ21の長手方
向の抵抗値を低下させるようにしてもよい。
【0145】このような荷重センサ10の取付位置とし
ては、窓ガラス117の閉鎖方向下流側端部117aと
対向する車窓111の内周部の部分や、窓ガラス117
の閉鎖方向下流側端部117a等に配設される。荷重セ
ンサ10を車窓111の内周部に配設する場合の具体例
としては、例えば、図36に示すように車窓111のの
窓枠部や、図39に示すようにサイドバイザ131の内
周側縁部に荷重センサ10を配設することなどが考えら
れる。
【0146】また、本実施形態では、外部チューブ12
1(ここでは導電部123)の外周部には、この荷重セ
ンサ10が取り付けられる支持部材133が挿入されて
保持される保持溝135aが設けられた取付部135が
形成されている。
【0147】次に、図38を参照して荷重センサ10お
よび検出部113の回路構造を説明する。荷重センサ1
0と検出部113との間は、リード線137,139に
よって接続されている。リード線137の一端部は、電
極部材81の一端部に接続され、その他端部は検出部1
13に接続される。リード線139の一端部は、外部チ
ューブ121の導電部123に設けられる金属線125
の一端部に接続され、その他端部は検出部113に接続
される。
【0148】また、荷重センサ10内において、電極部
材81の他端部と金属線125の他端部とは終端抵抗1
41を介して互いに接続されており、弾性導電チューブ
21の一端部と金属線125の一端部とは互いに接続さ
れている。終端抵抗141は、電極部材81の抵抗値、
弾性導電チューブ21の抵抗値、外部チューブ121の
導電部123の抵抗値、金属線125の抵抗値、および
挟込みが生じた際のこれらの部材間の接触抵抗値よりも
十分に大きな値に設定されている。
【0149】さらに、検出部113内において、リード
線137の他端部は、基準抵抗143を介して電源線1
45に接続されており、リード線139の他端部は、グ
ランドに接地されている。
【0150】このような回路構成により、挟込みのない
状態では、電極部材81が弾性導電チューブ21から離
間されているため、電源線145から供給される電流
は、矢印147に示すように、基準抵抗143、リード
線137、電極部材81、終端抵抗141、金属線12
5およびリード線139を介してグランドに流れる。こ
の場合に、電源線145から基準抵抗143を介して荷
重センサ10に流れる電流は、終端抵抗141の抵抗値
が大きいため、微小なものとなっている。
【0151】そして、荷重センサ10の一端部から距離
xの位置(荷重印加位置)Pで異物の挟込みが生じ、異
物から与えられる荷重により、外部チューブ121およ
び弾性導電チューブ21が押しつぶされるようにして弾
性変形し、これによって、その荷重印加位置Pにて、電
極部材81が弾性導電チューブ21に接触するととも
に、弾性導電チューブ21が外部チューブ121の導体
部123に接触すると、荷重センサ10内において、矢
印147で示す回路の他に、矢印149で示すような回
路が生じる。この矢印149で示す回路により、電源線
145から供給される電流が、基準抵抗143、リード
線137、電極部材81、電極部材81と弾性導電チュ
ーブ21との接触部、弾性導電チューブ21、弾性導電
チューブ21と導電部123との接触部、導電部12
3、導電部123と金属線125との接触部、金属線1
25およびリード線139を介してグランドに流れる。
【0152】このとき、矢印147で示す回路の抵抗値
より、矢印149で示す回路の抵抗値が大幅に小さいた
め、電源線145から基準抵抗143を介して荷重セン
サ10に流れる電流が大幅に増大する。このため、挟込
みの有無により、電源線145から基準抵抗143に供
給される電流の値、および基準抵抗143で生じる電圧
降下の値が変化し、この電流値、あるいは電圧降下の変
化状況を検出することにより、挟込みの有無が検出でき
るようになっている。
【0153】本実施形態では、検出部113に備えられ
る判定部151が、基準抵抗143の荷重センサ10側
の端部Qの電位の変化を検出することにより、挟込み有
無を検出するようになっている。すなわち、端部Qのグ
ランドに対する電位は、挟込みの発生により大幅に低下
するため、その電位が所定の基準電圧に対して上か下か
を判定部151で判定することにより、挟込みの有無が
判定できるようになっている。また、この判定部151
は、その判定結果を制御部119に逐次出力するように
なっている。
【0154】制御部119は、判定部151から与えら
れる判定結果が挟込みがないことを示しているときは、
図示しない操作部から与えられる開閉指令に基づいて駆
動部115を駆動制御することにより、窓ガラス117
を開閉動作させる一方、判定部151によって挟込みが
検出されると、これに応答して、操作部から与えられる
指令内容にかかわらず、窓ガラス117の閉鎖動作を禁
止するとともに、望ましくは駆動部115を制御して窓
ガラス117を全開位置まで開動作させる。
【0155】以上のように、本実施形態によれば、荷重
センサ10が前述の第三実施形態に係る電極部材81を
用いて構成されているため、低コストの構成で種々の方
向から与えられる異物からの荷重を確実に検出すること
ができ、信頼性の高い挟込み検出装置を提供することが
できる。
【0156】また、弾性導電チューブ10が外部チュー
ブ121の中空部129内に挿入されているため、弾性
導電チューブ10および弾性導電チューブ10内の構成
を外部チューブ121により保護することができ、荷重
センサ10の耐久性を向上させることができる。
【0157】さらに、外部チューブ121の導電部12
3には金属線125が配設されているため、導電部12
3の長手方向に対する抵抗値を大幅に抑制することがで
き、導電部123を低ノイズの通電路として構成するこ
とができる。
【0158】なお、本実施形態では、弾性導電チューブ
21の外周に外部チューブ121を備える構成とした
が、外部チューブ121を省略して、弾性導電チューブ
21を車窓111の内周部に直接固定するようにしても
よい。
【0159】また、本実施形態では、本発明に係る挟込
み防止装置を車両のパワーウィンドウの挟込み防止に適
用したが、車両の電動スライドドアやサンルーフ開閉機
能における挟込み防止等に適用しもよく、あるいは車両
に限らず、建物の開閉扉等の任意の開閉部材により開閉
される開口部における挟込み防止に適用してもよい。
【0160】
【発明の効果】請求項1、および請求項3ないし18に
記載の発明によれば、第一電極部材および第二電極部材
は、弾性チューブの自然状態で弾性チューブの導電部か
ら離間して配置される一方、弾性チューブが外部からの
荷重により弾性変形したときに当該弾性チューブの導電
部を介して、あるいは導電部を介さずに相互に電気的接
続が可能に配置されているため、第一電極部材と第二電
極部材との間の電気的接続の有無を検出することによ
り、荷重の有無を検出することができ、その結果、比較
的簡単で安価な構造および回路構成で容易に且つ正確に
荷重を検出できる荷重センサを提供することができる。
【0161】また、外囲部材が、長手方向に所定間隔を
あけて挿入部材を外囲するように設けられ、挿入部材と
一緒に弾性チューブ内に挿入されて、挿入部材を弾性チ
ューブから離間させるようになっているため、外囲部材
の厚さ、挿入部材の長手方向に沿った外囲部材の幅、お
よび外囲部材間の間隔のうちの少なくともいずれか一つ
を調節することにより、弾性チューブを弾性変形させて
第一電極部材および第二電極部材を弾性チューブの導電
部を介して電気的に導通させるのに必要な荷重の大きさ
(すなわち、荷重センサの感度)を容易に調節すること
ができる。
【0162】請求項2、および請求項3ないし18に記
載の発明によれば、電極部材は、弾性チューブの自然状
態で弾性チューブの前記導電部から離間して配置される
一方、弾性チューブが外部からの荷重により弾性変形し
たときに当該弾性チューブの導電部と電気的接続が可能
に配置されているため、電極部材と弾性チューブとの間
の電気的接続の有無を検出することにより、荷重の有無
を検出することができ、その結果、比較的簡単で安価な
構造および回路構成で容易に且つ正確に荷重を検出でき
る荷重センサを提供することができる。
【0163】また、外囲部材が、長手方向に所定間隔を
あけて挿入部材を外囲するように設けられ、挿入部材と
一緒に弾性チューブ内に挿入されて、挿入部材を弾性チ
ューブから離間させるようになっているため、外囲部材
の厚さ、挿入部材の長手方向に沿った外囲部材の幅、お
よび外囲部材間の間隔のうちの少なくともいずれか一つ
を調節することにより、弾性チューブを弾性変形させて
その導電部と電極部材とを電気的に導通させるのに必要
な荷重の大きさ(すなわち、荷重センサの感度)を容易
に調節することができる。
【0164】請求項3に記載の発明によれば、外囲部材
間の間隔、囲部材の厚さ、および挿入部材の長手方向に
沿った外囲部材の幅のうちの少なくともいずれか一つ
は、検出すべき荷重の大きさに応じて設定されているた
め、所定の検出感度で確実に荷重を検出することができ
る。
【0165】請求項5に記載の発明によれば、外囲部材
がリング状の形状を有しているため、外囲部材の挿入部
材への装着は、外囲部材を挿入部材に外嵌させるだけで
よく、装着位置の調節も、外囲部材を長手方向にスライ
ド移動させるだけで容易に行うことができる。
【0166】請求項6に記載の発明によれば、外囲部材
が接着剤を用いて挿入部材に固定されるため、外囲部材
の挿入部材への固定を容易に行うことができる。
【0167】請求項7に記載の発明によれば、外囲部材
が熱収縮チューブであるため、外囲部材を挿入部材に外
挿した後、加熱するだけで外囲部材が挿入部材を締め付
けるように収縮して挿入部材に固定されるため、外囲部
材の固定を容易に行うことができる。
【0168】請求項8に記載の発明によれば、絶縁テー
プを挿入部材に巻き付けるだけで容易に外囲部材として
機能を得ることができる。
【0169】請求項9に記載の発明によれば、絶縁テー
プを、長手方向に所定間隔をあけて螺旋状に挿入部材に
連続的に巻き付けるだけで、外囲部材としての機能を容
易に得ることができる。
【0170】請求項10に記載の発明によれば、金属固
定部材により外囲部材の挿入部材への固定を強固に行う
ことができる。
【0171】請求項11に記載の発明によれば、金属固
定部材により外囲部材の挿入部材の固定を強固に行うこ
とができる。
【0172】請求項12に記載の発明によれば、第一電
極部材および第二電極部材が弾性を有する絶縁部材の外
周部に設けられているため、挿入部材を比較的容易に湾
曲させることができ、その結果、荷重センサを湾曲させ
た状態で配設することが可能となり、荷重センサの配設
形態の自由度を向上させることができる。
【0173】請求項13に記載の発明によれば、弾性チ
ューブと、信号取出し用の出力線との接続および固定
を、弾性チューブの一端部において、出力線の導電体部
を外囲部材の外周部に巻き付けた状態で挿入部材と一緒
に弾性チューブ内に押し込むという簡単な作業によって
行うことができる。
【0174】請求項14に記載の発明によれば、電極部
材は、弾性導電部材によって形成され、長手方向に連通
する中空部を有しているため、荷重センサの変形に柔軟
に対応することができるとともに、中空部に信号取出し
用の出力線の導電体部を挿入するなどして出力線との接
続を容易に行うことができる。
【0175】請求項16に記載の発明によれば、弾性チ
ューブの外側に弾性チューブを外囲する弾性を有する外
部チューブが設けられるため、外部チューブによって弾
性チューブが保護されるとともに、弾性チューブの弾力
性が外部チューブによって補強されて、押圧力が解除さ
れた際の弾性チューブの自然状態への復帰性能が向上さ
れ、これによって、押圧力解除時の電極部材と弾性チュ
ーブとの導通を確実に解除することができる。
【0176】請求項19ないし31に記載の発明によれ
ば、電極部材が可撓性を有する部材によって形成され、
その電極部材自体によって挿入部材が構成されているた
め、電極部材を弾性チューブとともに柔軟に変形させる
ことができ、その結果、種々の配設形態に対応するよう
に荷重センサを変形させて配設することができるととも
に、変形させても壊れない変形に強い荷重センサを提供
することができる。
【0177】また、電極部材自体によって挿入部材が構
成されているため、いずれの方向から荷重が加わって弾
性チューブが弾性変形されても、電極部材が弾性チュー
ブの導電部に的確に電気接触し、種々の方向から与えら
れる荷重を的確に検出することができるとともに、挿入
部材である電極部材の軸回りの向きを意識せずに荷重セ
ンサの組み立ておよび配設を容易に行うことができる。
【0178】請求項20に記載の発明によれば、電極部
材が、その長手方向に配設された金属線を備えて形成さ
れているため、電極部材の抵抗値を小さくすることがで
き、電極部材を低ノイズの通電路として構成することが
でき、その結果、検出回路をすべてディジタル型の回路
構成とすることができる。
【0179】請求項21に記載の発明によれば、電極部
材の外周には、コイル状に巻回された金属線が全周に渡
って露出しているため、いずれの方向から荷重が加わっ
て弾性チューブが弾性変形されても、金属線を弾性チュ
ーブの導電部に的確に電気接触させることができ、種々
の方向から与えられる荷重を的確に検出することができ
るとともに、電極部材の軸回りの向きを意識せずに荷重
センサの組み立ておよび配設を容易に行うことができ
る。
【0180】また、芯材に巻回された金属線に信号線を
簡単に接続することができるとともに、小さな接触抵抗
で金属線に信号線を接続することができる。
【0181】さらに、本発明に係る電極部材では、芯材
の外周に金属線がコイル状に巻回されており、荷重印加
時に弾性チューブにそのチューブと異種材料からなる電
極部材の金属線が当接することとなるため、荷重印加解
除時に電極部材を弾性チューブから離反しやすくするこ
とができ、荷重センサの信頼性の向上が図れる。
【0182】また、芯材に絶縁部材が使用された場合、
芯材の外径を調節することにより、電極部材の単位長さ
当たりの金属線の巻回距離を調節して電極部材の単位長
さ当たりの抵抗値を容易に調節することができる。
【0183】さらに、芯材の外周に金属線がコイル状に
巻回されているため、荷重印加時にはコイル状の金属線
と弾性チューブとが接触して導通する際、荷重印加箇所
においてコイル状の金属線と弾性導電チューブとの導通
ポイントを的確に形成することができ、両者をより確実
に導通させることができる。
【0184】請求項23に記載の発明によれば、芯材が
弾性部材によって形成され、金属線が芯材の外周面にめ
り込むようにして巻回されているため、芯材の外周面上
での金属線の移動を規制することができ、金属線の巻回
状態を安定して保持することができる。
【0185】また、芯材が弾性部材によって形成されて
いるため、電極部材をより柔軟に変形させることがで
き、その結果、180°に折り曲げても、あるいはくし
ゃくしゃに折り畳んでも壊れずにもとの形状に復帰する
変形に強い荷重センサを提供することができる。
【0186】請求項24に記載の発明によれば、芯材の
外周面に金属線が嵌まり込む螺旋状の溝が設けられ、金
属線がその溝に嵌まり込むようにして芯材に巻回されて
いるため、芯材の外周面上での金属線の移動を規正する
ことができ、金属線の巻回状態を安定して保持すること
ができる。
【0187】請求項25に記載の発明によれば、金属線
として耐蝕性を有する金属線が用いられているため、腐
食に強く、信頼性の高い荷重センサを提供することがで
きる。
【0188】請求項26に記載の発明によれば、外囲部
材は、樹脂またはゴムを用いてモールド成型により電極
部材の外周面上に一体に形成されるため、外囲部材の電
極部材に面する内周部がコイル状に巻回された金属線の
間に嵌まり込み、強固に外囲部材を電極部材の外周面に
固定することができるとともに、外囲部材により金属線
が押さえられるため、金属線が芯材から乖離するのを防
止することができる。
【0189】請求項27に記載の発明によれば、外囲部
材間の間隔、外囲部材の電極部材の長手方向に対する
幅、コイル状に巻回された金属線と弾性チューブとの間
の距離、弾性チューブの肉厚、および弾性チューブの外
径のうちの少なくともいずれか1つを調節することによ
って、荷重センサのセンサ感度を容易に調節することが
できる。
【0190】請求項29に記載の発明によれば、弾性チ
ューブの内部空間は、両端部にて所定の遮断手段により
外部から遮断されているため、ゴミや液体等の異物が弾
性チューブ内に侵入するのを防止することができる。
【0191】請求項30に記載の発明によれば、挿入部
材は、その長手方向のいずれかの分割位置で2つの分割
体に2分割されているため、荷重印加等に伴って挿入部
材に張力が与えられた場合に、挿入部材を断絶しにくく
することができる。
【0192】請求項31に記載の発明によれば、弾性チ
ューブの全長にわたって必ずしも挿入部材を連続的に配
設しなくとも、荷重センサの十分な荷重検出機能を得る
ことができる場合が多いため、2つの分割体を荷重検出
に支障のない範囲内で間隔をあけて弾性チューブ内に配
設することにより、分割体の間の間隔の大きさの分だけ
挿入部材の材料費を削減することができる。
【0193】請求項32に記載の発明によれば、1また
は複数の荷重センサを基台部材に配設しているため、1
または複数の荷重センサと基台部材を1つのユニットと
して取り扱うことができ、部品管理および取り付けを容
易に行うことができる。この利点は、複数の荷重センサ
を基台部材に配設する場合に特に顕著となる。
【0194】請求項33に記載の発明によれば、荷重セ
ンサは、その端部、あるいは挿入部材と弾性チューブと
の間に外囲部材が挿入されている荷重センサの部分にお
いて部分的に基台部材と固着されているため、荷重セン
サの荷重検出機能の妨げとなることなく、荷重センサを
基台部材に固定することができる。
【0195】請求項34に記載の発明によれば、1また
は複数の荷重センサと基台部材とを備えてなるシートユ
ニットが、袋部材に内包されてるため、シートユニット
と袋部材とを1つのユニットとして取り扱うことがで
き、部品管理および取り付けを容易に行うことができ
る。
【0196】また、シートユニットが袋部材に内包され
るため、荷重センサを袋部材により保護することができ
る。
【0197】請求項35に記載の発明によれば、請求項
19ないし29のいずれかに記載の荷重センサが用いら
れているため、低コストの構成で種々の方向から与えら
れる異物からの荷重を確実に検出することができ、信頼
性の高い挟込み検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る荷重センサの軸直
角断面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る荷重センサの軸直
角断面図である。
【図3】荷重センサの軸平行断面図である。
【図4】荷重センサに備えられる挿入部材および外囲部
材の平面図である。
【図5】荷重が印加された状態の荷重センサを示す断面
図である。
【図6】弾性導電チューブ内で挿入部材が斜め姿勢とな
っている状態を示す断面図である。
【図7】弾性導電チューブ内で挿入部材が90度回動し
た状態を示す断面図である。
【図8】荷重が印加された状態の荷重センサを示す断面
図である。
【図9】荷重センサの端部を示す側面図である。
【図10】荷重が印加されていない状態の荷重センサの
回路図である。
【図11】荷重センサを示す側面図である。
【図12】荷重が印加されて両電極部材が弾性導電チュ
ーブに接続された状態の荷重センサを示す回路図であ
る。
【図13】荷重が印加されて両電極部材が弾性導電チュ
ーブを介さずに直接接続された状態の荷重センサの回路
図である。
【図14】図1の荷重センサが適用された荷重検知シー
トの平面図である。
【図15】本発明の第二実施形態に係る荷重センサの軸
直角断面図である。
【図16】第一実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図17】第一実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図18】第一実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図19】第一実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図20】第一実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図21】第二実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図22】第二実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図23】第二実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図24】第二実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図25】第二実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図26】第一および第二実施形態に係る荷重センサの
変形例を示す図である。
【図27】第一実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図28】第一実施形態に係る荷重センサの変形例を示
す図である。
【図29】図14の荷重検知シートの変形例を示す図で
ある。
【図30】本発明の第三実施形態に係る荷重センサの断
面図である。
【図31】本発明の第三実施形態に係る荷重センサの断
面図である。
【図32】図30の荷重センサの電極部材および外囲部
材の平面図である。
【図33】図32の電極部材の要部拡大断面図である。
【図34】本発明の第四実施形態に係る荷重センサユニ
ットの構成を模式的に示す平面図である。
【図35】図34の荷重センサユニットの断面図であ
る。
【図36】本発明の第五実施形態に係る挟込み検出装置
のブロック図である。
【図37】図36の挟込み検出装置に備えられる荷重セ
ンサの構成および配設形態を示す断面図である。
【図38】図36の挟込み検出装置の要部の回路構成を
模式的に示す図である。
【図39】図37の荷重センサの配設形態の具体例を示
す斜視図である。
【図40】従来の荷重センサを示す図である。
【符号の説明】
10 荷重センサ 21 弾性導電チューブ 22,23 電極部材 24 挿入部材 25 外囲部材 28 中空部 31,32 側端絶縁体部 33 中央絶縁体部 35,36 中空部 37 リード線 38,39 接続端子 41 検知回路部 42 終端抵抗体 43 荷重検知シート 44 シート体 51 電極部材 52 接着剤 53 外部チューブ 54 絶縁部材 55 金属固定部材 56 被覆絶縁部材 57 基板 58,59 絶縁部材 60 リング部材 66 リード線 67 巻き付け部 68 弾性部材 69 導体線 72,73 押圧体 81 電極部材 83 芯材 85 金属線 81a,81b 分割体 90 荷重センサユニット 91 シート部材 93 袋部材 95 シートユニット 97,99 リード線 101 検出回路 121 外部チューブ 123 導電部 125 金属線 133 支持部材 137,139 リード線 141 終端抵抗 143 基準抵抗 D 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粂 昌宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 2E052 AA01 AA02 AA09 EA14 EA15 EB01 EC01 GA08 GB06 GC06 GD03 GD09 HA01 KA13 2F051 AA01 AB07 AC01 BA07

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向の少なくとも一部の区間が導電性
    を有する導電部となっている管状の弾性チューブと、 互いに離間されて長手方向に沿って設けられた第一電極
    部材および第二電極部材を有し、前記弾性チューブ内に
    挿入される長尺状の挿入部材と、 長手方向に所定間隔をあけて前記挿入部材を外囲するよ
    うに設けられ、前記挿入部材と一緒に前記弾性チューブ
    内に挿入され、前記挿入部材を前記弾性チューブから離
    間させる外囲部材と、を備え、 前記第一電極部材および前記第二電極部材は、前記弾性
    チューブの自然状態で前記弾性チューブの前記導電部か
    ら離間して配置される一方、前記弾性チューブが外部か
    らの荷重により弾性変形したときに当該弾性チューブの
    前記導電部を介して、あるいは前記導電部を介さずに相
    互に電気的接続が可能に配置されることを特徴とする荷
    重センサ。
  2. 【請求項2】 周方向の少なくとも一部の区間が導電性
    を有する導電部となっている管状の弾性チューブと、 長手方向に沿って設けられた電極部材を有し、前記弾性
    チューブ内に挿入される長尺状の挿入部材と、 前記挿入部材に、長手方向に所定間隔をあけて前記挿入
    部材を外囲するように設けられ、前記挿入部材と一緒に
    前記弾性チューブ内に挿入され、前記挿入部材を前記弾
    性チューブから離間させる外囲部材と、を備え、 前記電極部材は、前記弾性チューブの自然状態で前記弾
    性チューブの前記導電部から離間して配置される一方、
    前記弾性チューブが外部からの荷重により弾性変形した
    ときに当該弾性チューブの前記導電部と電気的接続が可
    能に配置されることを特徴とする荷重センサ。
  3. 【請求項3】 前記外囲部材間の間隔、前記外囲部材の
    厚さ、および前記挿入部材の長手方向に沿った前記外囲
    部材の幅のうちの少なくともいずれか一つは、検出すべ
    き前記荷重の大きさに応じて設定されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の荷重センサ。
  4. 【請求項4】 前記外囲部材は、絶縁体で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の荷重センサ。
  5. 【請求項5】 前記外囲部材は、リング状の形状を有
    し、前記挿入部材の外周に外嵌されていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の荷重センサ。
  6. 【請求項6】 前記外囲部材は、接着剤を用いて前記挿
    入部材に固定されることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の荷重センサ。
  7. 【請求項7】 前記外囲部材は、熱収縮チューブである
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    荷重センサ。
  8. 【請求項8】 前記外囲部材は、絶縁テープが前記挿入
    部材に巻き付けられたものであることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の荷重センサ。
  9. 【請求項9】 前記絶遠テープは、長手方向に所定間隔
    をあけて螺旋状に前記挿入部材に連続的に巻き付けられ
    ていることを特徴とする請求項8に記載の荷重センサ。
  10. 【請求項10】 前記外囲部材は、 所定の絶縁部材を介して前記挿入部材の外周に嵌着され
    る金属固定部材と、 前記金属固定部材を被覆するように、前記金属固定部材
    の外周部に固定される被覆絶縁部材と、を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の荷重センサ。
  11. 【請求項11】 前記外囲部材は、 前記挿入部材の外周に嵌着される金属固定部材と、 前記金属固定部材を被覆するように、前記金属固定部材
    の外周部に固定される被覆絶縁部材と、を備えているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の荷重センサ。
  12. 【請求項12】 前記挿入部材は、 前記第一電極部材および前記第二電極部材と、 前記第一電極部材および前記第二電極部材が外周部に設
    けられた弾性を有する絶縁部材と、を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の荷重センサ。
  13. 【請求項13】 前記荷重センサは、 前記弾性チューブの一端部において、その導電体部が前
    記外囲部材の外周部に巻き付けられた状態で前記弾性チ
    ューブ内に押し込まれることにより、前記弾性チューブ
    の前記導電部と電気的に接続された信号取出し用の出力
    線を、さらに備えることを特徴とする請求項2に記載の
    荷重センサ。
  14. 【請求項14】 前記電極部材は、弾性導電部材によっ
    て形成され、長手方向に連通する中空部を有することを
    特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の荷重
    センサ。
  15. 【請求項15】 前記電極部材は、弾性導電部材、金属
    導体、弾性導電部材と金属導体との複合部材、または金
    属導体と絶縁体との複合部材によって構成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の
    荷重センサ。
  16. 【請求項16】 前記荷重センサは、 前記弾性チューブを外囲する弾性を有する外部チューブ
    を、さらに備えることを特徴とする請求項1ないし15
    のいずれかに記載の荷重センサ。
  17. 【請求項17】 前記荷重センサは、 前記弾性チューブ、前記挿入部材および前記外囲部材を
    備えた荷重センサ本体と、 前記荷重センサ本体が配設される略板状の基台部材と、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項1ないし1
    6のいずれかに記載の荷重センサ。
  18. 【請求項18】 前記荷重センサは、 前記弾性チューブ、前記挿入部材および前記外囲部材を
    備えた荷重センサ本体と、 前記荷重センサ本体を上下から挟込むようにして保持す
    る略板状の二枚の押圧体と、を備えていることを特徴と
    する請求項1ないし16のいずれかに記載の荷重セン
    サ。
  19. 【請求項19】 前記電極部材が可撓性を有する部材に
    よって形成され、前記電極部材自体によって前記挿入部
    材が構成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    荷重センサ。
  20. 【請求項20】 前記電極部材が、その長手方向に配設
    された金属線を備えて形成されていることを特徴とする
    請求項19に記載の荷重センサ。
  21. 【請求項21】 前記電極部材は、 細長形状の可撓性の芯材と、 前記芯材の外周にコイル状に巻回された金属線と、を備
    えることを特徴とする請求項20に記載の荷重センサ。
  22. 【請求項22】 前記芯材が、樹脂、ゴム、繊維部材、
    あるいはこれらのうちのいくつかを組み合わせて形成さ
    れる複合部材から形成された絶縁部材であることを特徴
    とする請求項21に記載の荷重センサ。
  23. 【請求項23】 前記芯材が、弾性部材によって形成さ
    れ、 前記金属線が、前記芯材の外周面にめり込むようにして
    巻回されていることを特徴とする請求項21または22
    に記載の荷重センサ。
  24. 【請求項24】 前記芯材の外周面に、前記金属線が嵌
    まり込む螺旋状の溝が設けられ、 前記金属線が、前記溝に嵌まり込むようにして前記芯材
    に巻回されることを特徴とする請求項21または22に
    記載の荷重センサ。
  25. 【請求項25】 前記金属線として、耐蝕性を有する金
    属線が用いられていることを特徴とする請求項20ない
    し24のいずれかに記載の荷重センサ。
  26. 【請求項26】 前記外囲部材は、樹脂またはゴムを用
    いてモールド成型により前記電極部材の外周面上に一体
    に形成されることを特徴とする請求項21に記載の荷重
    センサ。
  27. 【請求項27】 この荷重センサの前記荷重の検出に対
    するセンサ感度が、 前記電極部材を外囲する前記外囲部材間の間隔、前記外
    囲部材の前記電極部材の長手方向に対する幅、コイル状
    に巻回された前記金属線と前記弾性チューブとの間の距
    離、前記弾性チューブの肉厚、および前記弾性チューブ
    の外径のうちの少なくともいずれか1つを調節すること
    により調節されることを特徴とする請求項21に記載の
    荷重センサ。
  28. 【請求項28】 前記弾性チューブの一端部または両端
    部に位置する前記導電部、および前記挿入部材の一端部
    または両端部に位置する前記電極部材に、信号取出し用
    の信号線が、直接電気接続される、あるいは所定の導電
    部材を介して電気接続されることを特徴とする請求項1
    ないし27のいずれかに記載の荷重センサ。
  29. 【請求項29】 前記弾性チューブの内部空間は、前記
    弾性チューブの両端部にて所定の遮断手段により外部か
    ら遮断されていることを特徴とする請求項1ないし28
    のいずれかに記載の荷重センサ。
  30. 【請求項30】 前記挿入部材は、その長手方向のいず
    れかの分割位置で2つの分割体に2分割されていること
    を特徴とする請求項1ないし29のいずれかに記載の荷
    重センサ。
  31. 【請求項31】 前記2つの分割体の間は、所定間隔だ
    け離間されていることを特徴とする請求項30に記載の
    荷重センサ。
  32. 【請求項32】 請求項2および19ないし27のいず
    れかに記載の1または複数の前記荷重センサと、 1または複数の前記荷重センサが配設された絶縁性の基
    台部材と、を備えることを特徴とする荷重センサユニッ
    ト。
  33. 【請求項33】 前記荷重センサは、その端部、あるい
    は前記挿入部材と前記弾性チューブとの間に前記外囲部
    材が挿入されている前記荷重センサの部分において部分
    的に前記基台部材と固着されていることを特徴とする請
    求項32に記載の荷重センサユニット。
  34. 【請求項34】 前記基台部材は、シート部材であり、 1または複数の前記荷重センサと、前記基台部材とはシ
    ートユニットを構成しており、 前記荷重センサユニットは、 前記シートユニットと、 前記シートユニットが内包される絶縁性を有するシート
    状の袋部材と、をさらに備えることを特徴とする請求項
    32または33に記載の荷重センサユニット。
  35. 【請求項35】 開閉部材によって開閉される開口部が
    閉鎖される際の異物の挟込みを検出する挟込み検出装置
    であって、 前記開口部の内周部またはその内周部に対向する前記開
    閉部材の外周部に配設される請求項19ないし29のい
    ずれかに記載の前記荷重センサと、 所定の信号線を介して前記弾性チューブの前記導電部と
    前記挿入部材の前記電極部材との間の導通の有無を検出
    することにより、異物の挟込みを検出する検出回路と、
    を備えることを特徴とする挟込み検出装置。
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