JPH1186839A - バッテリポストと信号用電線の接続構造 - Google Patents
バッテリポストと信号用電線の接続構造Info
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- JPH1186839A JPH1186839A JP9242810A JP24281097A JPH1186839A JP H1186839 A JPH1186839 A JP H1186839A JP 9242810 A JP9242810 A JP 9242810A JP 24281097 A JP24281097 A JP 24281097A JP H1186839 A JPH1186839 A JP H1186839A
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- battery
- battery post
- signal wire
- signal
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッテリポストに信号用電線を接続したもの
においてその接続部分を確実に防水する。 【解決手段】 バッテリポストPと信号用電線28の接
続部分は有蓋筒部19によって覆われ、この有蓋筒部1
9とバッテリBの上面との間はシール部25によってシ
ールされている。信号用電線28はシール筒部26を水
密状態に嵌通して有蓋筒部19の外部へ引き出される。
したがって、バッテリポストPと信号用電線28との接
続部分は確実に防水される。
においてその接続部分を確実に防水する。 【解決手段】 バッテリポストPと信号用電線28の接
続部分は有蓋筒部19によって覆われ、この有蓋筒部1
9とバッテリBの上面との間はシール部25によってシ
ールされている。信号用電線28はシール筒部26を水
密状態に嵌通して有蓋筒部19の外部へ引き出される。
したがって、バッテリポストPと信号用電線28との接
続部分は確実に防水される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリポストと
信号用電線の接続構造に関する。
信号用電線の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のバッテリの上面に立設したバッテ
リポスト同士を接続する手段としては、図4に示すよう
に、バッテリポストP同士を接続する撚り線からなる導
体2Aを樹脂被覆2Bした導電部材2の両端に板状の端
子3を固着してなる接続具1と、軟質の樹脂材料により
下面が全体に亘って開放された細長い箱状に成形された
カバー4とが用いられる。両端子3の取付孔(図示せ
ず)をバッテリポストPに嵌合してナットNで固定する
ことによりバッテリポストP同士が接続される。さら
に、接続具1にはカバー4が上から被せられ、手がバッ
テリポストPや導電部材2に接触することが防止される
とともに、防水が図られる。
リポスト同士を接続する手段としては、図4に示すよう
に、バッテリポストP同士を接続する撚り線からなる導
体2Aを樹脂被覆2Bした導電部材2の両端に板状の端
子3を固着してなる接続具1と、軟質の樹脂材料により
下面が全体に亘って開放された細長い箱状に成形された
カバー4とが用いられる。両端子3の取付孔(図示せ
ず)をバッテリポストPに嵌合してナットNで固定する
ことによりバッテリポストP同士が接続される。さら
に、接続具1にはカバー4が上から被せられ、手がバッ
テリポストPや導電部材2に接触することが防止される
とともに、防水が図られる。
【0003】上記構造においてバッテリBの電圧を検知
するためには、電圧検知回路(図示せず)の信号用電線
5に固着した端子6をバッテリポストPに嵌合し、ナッ
トNにより接続具1の端子3と共締め固定する構造が採
用される。バッテリポストPに接続した信号用電線5
は、カバー4の切欠部4Aから外部へ引き出される。
するためには、電圧検知回路(図示せず)の信号用電線
5に固着した端子6をバッテリポストPに嵌合し、ナッ
トNにより接続具1の端子3と共締め固定する構造が採
用される。バッテリポストPに接続した信号用電線5
は、カバー4の切欠部4Aから外部へ引き出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
カバー4の下面が開放されていたため、横や下からの被
水に対して防水機能を発揮することができなかった。本
願発明は上記事情に鑑みて創案され、バッテリポストに
信号用電線を接続したものにおいてその接続部分を確実
に防水することを目的としている。
カバー4の下面が開放されていたため、横や下からの被
水に対して防水機能を発揮することができなかった。本
願発明は上記事情に鑑みて創案され、バッテリポストに
信号用電線を接続したものにおいてその接続部分を確実
に防水することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、バッ
テリの外面に立設したバッテリポストに、バッテリポス
ト同士接続するための接続具に固着した接続用端子と、
信号用電線に固着した信号用端子とをナットで共締め固
定し、前記バッテリポストと前記両端子との接続部分を
カバーで覆ったバッテリポストと信号用電線の接続構造
であって、前記カバーに設けられ、一端が開放されて前
記バッテリポストと前記両端子を包囲するゴム製の有蓋
筒部と、この有蓋筒部の開口縁に形成されて前記バッテ
リの外面に水密状に密着するシール部と、前記有蓋筒部
に外部へ細長く突出するように形成され、前記信号用電
線が水密状に嵌通されるシール筒部とを備えている構成
とした。
テリの外面に立設したバッテリポストに、バッテリポス
ト同士接続するための接続具に固着した接続用端子と、
信号用電線に固着した信号用端子とをナットで共締め固
定し、前記バッテリポストと前記両端子との接続部分を
カバーで覆ったバッテリポストと信号用電線の接続構造
であって、前記カバーに設けられ、一端が開放されて前
記バッテリポストと前記両端子を包囲するゴム製の有蓋
筒部と、この有蓋筒部の開口縁に形成されて前記バッテ
リの外面に水密状に密着するシール部と、前記有蓋筒部
に外部へ細長く突出するように形成され、前記信号用電
線が水密状に嵌通されるシール筒部とを備えている構成
とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記シール筒部の内周には、前記信号用電線の外周
に弾性接触する周方向の突条が形成されている構成とし
たところに特徴を有する。
て、前記シール筒部の内周には、前記信号用電線の外周
に弾性接触する周方向の突条が形成されている構成とし
たところに特徴を有する。
【0007】
<請求項1の発明>有蓋筒部の開口縁とバッテリの外面
との間はシール部により水密状態とされ、信号用電線の
引出経路ではその信号用電線がシール筒部に水密状に嵌
通されているので、有蓋筒部の内部、即ちバッテリポス
トと両端子との接続部分は確実に防水状態とされてい
る。
との間はシール部により水密状態とされ、信号用電線の
引出経路ではその信号用電線がシール筒部に水密状に嵌
通されているので、有蓋筒部の内部、即ちバッテリポス
トと両端子との接続部分は確実に防水状態とされてい
る。
【0008】<請求項2の発明>突条が全周に亘って信
号用電線の外周に密着することにより、高いシール性能
が発揮される。
号用電線の外周に密着することにより、高いシール性能
が発揮される。
【0009】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図3を参照して説明する。複数個並べられたバ
ッテリBの各々の上面に立設したバッテリポストP同士
は接続具10によって互いに接続され、各バッテリポス
トPには、夫々、電圧検出用回路(図示せず)の信号用
電線28が接続される。
図1乃至図3を参照して説明する。複数個並べられたバ
ッテリBの各々の上面に立設したバッテリポストP同士
は接続具10によって互いに接続され、各バッテリポス
トPには、夫々、電圧検出用回路(図示せず)の信号用
電線28が接続される。
【0010】まず、接続具10について説明する。接続
具10は、導電部材11と接続用端子12とカバー13
とから構成されている。導電部材11は金属線を撚り合
わせた導体14に樹脂被覆15を施したものとされ、湾
曲状の撓み変形を可能とされている。この導電部材11
が撓むことによってバッテリポストP間の距離のバラツ
キが吸収される。接続用端子12は、中心にバッテリポ
ストPに嵌合される取付孔17を有する円板形の端子本
体16と、この端子本体16の外周縁から立ち上げたバ
レル部18とからなり、このバレル部18には、導電部
材11の導体14の樹脂被覆15を剥いて露出させた端
末部が圧着されている。
具10は、導電部材11と接続用端子12とカバー13
とから構成されている。導電部材11は金属線を撚り合
わせた導体14に樹脂被覆15を施したものとされ、湾
曲状の撓み変形を可能とされている。この導電部材11
が撓むことによってバッテリポストP間の距離のバラツ
キが吸収される。接続用端子12は、中心にバッテリポ
ストPに嵌合される取付孔17を有する円板形の端子本
体16と、この端子本体16の外周縁から立ち上げたバ
レル部18とからなり、このバレル部18には、導電部
材11の導体14の樹脂被覆15を剥いて露出させた端
末部が圧着されている。
【0011】カバー13は、接続用端子12と同心の有
蓋筒部19と、この有蓋筒部19とは別体のチューブ2
0とから構成される。有蓋筒部19は、ゴム製の筒本体
21と、この筒本体21の上端の開口を塞ぐように取り
付けられる硬質樹脂製のキャップ22とからなる。筒本
体21は、モールド成型によって接続用端子12と一体
化され、この筒本体21の下端部に端子本体16が塞ぐ
ように配置されているとともに、筒本体21の上端外周
面からバレル部18が露出されている。バレル部18と
導電部材11の導体14との圧着部分はチューブ20に
よって覆われている。チューブ20は、熱収縮性の樹脂
からなり、その両端部は収縮変形により筒本体21のバ
レル引出部23の外周と樹脂被覆15の外周とに水密状
態に外嵌されている。
蓋筒部19と、この有蓋筒部19とは別体のチューブ2
0とから構成される。有蓋筒部19は、ゴム製の筒本体
21と、この筒本体21の上端の開口を塞ぐように取り
付けられる硬質樹脂製のキャップ22とからなる。筒本
体21は、モールド成型によって接続用端子12と一体
化され、この筒本体21の下端部に端子本体16が塞ぐ
ように配置されているとともに、筒本体21の上端外周
面からバレル部18が露出されている。バレル部18と
導電部材11の導体14との圧着部分はチューブ20に
よって覆われている。チューブ20は、熱収縮性の樹脂
からなり、その両端部は収縮変形により筒本体21のバ
レル引出部23の外周と樹脂被覆15の外周とに水密状
態に外嵌されている。
【0012】また、筒本体21の上端部内周には、キャ
ップ22に対して弾性変形しつつ水密状態に密着するリ
ップ部24が形成されている。ここでキャップ22につ
いて説明すると、キャップ22は全体として円板形をな
し、その下面には筒本体21に内嵌される内嵌合筒部2
2Aと筒本体21に外嵌される外嵌合筒部22Bとを備
えており、上記リップ部24は内嵌合筒部22Aの外周
に密着される。一方、筒本体21の下端縁には、スカー
ト状をなすシール部25が全周に亘って形成されてお
り、このシール部25は、接続用端子12がバッテリポ
ストPに固定されると、バッテリBの上面に対して弾性
変形しつつ水密状態に密着するようになっている。
ップ22に対して弾性変形しつつ水密状態に密着するリ
ップ部24が形成されている。ここでキャップ22につ
いて説明すると、キャップ22は全体として円板形をな
し、その下面には筒本体21に内嵌される内嵌合筒部2
2Aと筒本体21に外嵌される外嵌合筒部22Bとを備
えており、上記リップ部24は内嵌合筒部22Aの外周
に密着される。一方、筒本体21の下端縁には、スカー
ト状をなすシール部25が全周に亘って形成されてお
り、このシール部25は、接続用端子12がバッテリポ
ストPに固定されると、バッテリBの上面に対して弾性
変形しつつ水密状態に密着するようになっている。
【0013】筒本体21の下端部外周には、径方向外向
きに突出するシール筒部26が一体に形成されている。
このシール筒部26の内周においては、図3に拡大して
示すように、長さ方向に間隔を空けた複数位置(本実施
形態では3位置)に、夫々、周方向の突条27が全周に
亘って形成されている。この突条27の内径は、信号用
電線28の外径よりも小さく設定されている。信号用電
線28は、撚り線からなる導体29の外周を樹脂被覆3
0で覆った構成になり、その導体29の径は上記接続具
10の導体14の径よりも小さい寸法である。かかる信
号用電線28の端末部においては樹脂被覆30が剥かれ
て導体29が露出しており、ここに信号用端子31のバ
レル部32が圧着されている。この信号用端子31は、
接続具10の接続用端子12と同心の円形をなし、中心
にはバッテリポストPが嵌合される取付孔(図示せず)
が形成されている。また、この信号用端子31の板厚は
接続用端子12よりも薄い寸法とされている。
きに突出するシール筒部26が一体に形成されている。
このシール筒部26の内周においては、図3に拡大して
示すように、長さ方向に間隔を空けた複数位置(本実施
形態では3位置)に、夫々、周方向の突条27が全周に
亘って形成されている。この突条27の内径は、信号用
電線28の外径よりも小さく設定されている。信号用電
線28は、撚り線からなる導体29の外周を樹脂被覆3
0で覆った構成になり、その導体29の径は上記接続具
10の導体14の径よりも小さい寸法である。かかる信
号用電線28の端末部においては樹脂被覆30が剥かれ
て導体29が露出しており、ここに信号用端子31のバ
レル部32が圧着されている。この信号用端子31は、
接続具10の接続用端子12と同心の円形をなし、中心
にはバッテリポストPが嵌合される取付孔(図示せず)
が形成されている。また、この信号用端子31の板厚は
接続用端子12よりも薄い寸法とされている。
【0014】次に、本実施形態の作用について説明す
る。まず、接続具10の組付けについて説明する。組付
けは、筒本体21をモールド成型により接続用端子12
と一体化させるとともに、熱を加える前のチューブ20
を導電部材11に遊嵌しておき、その露出させた導体1
4を、接続用端子12のバレル部18に圧着する。この
後、チューブ20を圧着部分を覆う位置までスライドさ
せ、これに熱を加えて収縮させる。これにより、筒本体
21と樹脂被覆15との間が防水状態となる。
る。まず、接続具10の組付けについて説明する。組付
けは、筒本体21をモールド成型により接続用端子12
と一体化させるとともに、熱を加える前のチューブ20
を導電部材11に遊嵌しておき、その露出させた導体1
4を、接続用端子12のバレル部18に圧着する。この
後、チューブ20を圧着部分を覆う位置までスライドさ
せ、これに熱を加えて収縮させる。これにより、筒本体
21と樹脂被覆15との間が防水状態となる。
【0015】次に、この接続具10に対して信号用電線
28を組み付ける。この作業は、信号用端子31を圧着
する前の信号用電線28をシール筒部26に挿通し、そ
の信号用電線28の筒本体21の内側へ貫通された端末
部に信号用端子31が圧着される。圧着後は、信号用電
線28を外側へ引き戻し、信号用端子31を接続用端子
12と対応するように位置調節する。このようにして接
続具10に信号用電線28が組み付けられたら、接続用
端子12の取付孔17と信号用端子31の取付孔(図示
せず)とをバッテリポストPに嵌合し、筒本体21の上
端の開口からナットNを挿入してバッテリポストPに螺
合し、図示しない治具を筒本体21の内に差し入れてナ
ットNの締付け操作を行い、信号用端子31と接続用端
子12とを共締め固定する、この後、筒本体21の上端
の開口にキャップ22を嵌合すれば、接続具10により
バッテリポストP同士が接続されるとともに、バッテリ
ポストPに対して信号用電線28が接続される。
28を組み付ける。この作業は、信号用端子31を圧着
する前の信号用電線28をシール筒部26に挿通し、そ
の信号用電線28の筒本体21の内側へ貫通された端末
部に信号用端子31が圧着される。圧着後は、信号用電
線28を外側へ引き戻し、信号用端子31を接続用端子
12と対応するように位置調節する。このようにして接
続具10に信号用電線28が組み付けられたら、接続用
端子12の取付孔17と信号用端子31の取付孔(図示
せず)とをバッテリポストPに嵌合し、筒本体21の上
端の開口からナットNを挿入してバッテリポストPに螺
合し、図示しない治具を筒本体21の内に差し入れてナ
ットNの締付け操作を行い、信号用端子31と接続用端
子12とを共締め固定する、この後、筒本体21の上端
の開口にキャップ22を嵌合すれば、接続具10により
バッテリポストP同士が接続されるとともに、バッテリ
ポストPに対して信号用電線28が接続される。
【0016】この状態では、筒本体21の下端とバッテ
リBの上面との間は、シール部25によって防水されて
いる。筒本体21の上端とキャップ22との間は筒本体
21のリップ部24によって防水されている。導体14
とバレル部18との圧着部分はチューブ20で覆われ、
また、筒本体21のバレル引出部23の端末とチューブ
20との嵌合部分、及び導電部材11の樹脂被覆15の
端末とチューブ20との嵌合部分は、チューブ20の熱
収縮作用によって防水されている。さらに、シール筒部
26と信号用電線28との間は、シール筒部26の突条
27が弾性変形しつつ信号用電線28の外周に密着する
ことにより、防水されている。以上により、有蓋筒部1
9の内部への浸水が防止されている。又、接続具10の
樹脂被覆15の内部はチューブ20を介して筒本体21
の内部と連通しているだけであって、外部に対して直接
開口する部分がないため、この樹脂被覆15内も防水さ
れている。上述のように、本実施形態においては、バッ
テリポストPに外部からの信号用電線28を接続しなが
ら、この接続部分を確実に防水状態に保つことが実現さ
れている。
リBの上面との間は、シール部25によって防水されて
いる。筒本体21の上端とキャップ22との間は筒本体
21のリップ部24によって防水されている。導体14
とバレル部18との圧着部分はチューブ20で覆われ、
また、筒本体21のバレル引出部23の端末とチューブ
20との嵌合部分、及び導電部材11の樹脂被覆15の
端末とチューブ20との嵌合部分は、チューブ20の熱
収縮作用によって防水されている。さらに、シール筒部
26と信号用電線28との間は、シール筒部26の突条
27が弾性変形しつつ信号用電線28の外周に密着する
ことにより、防水されている。以上により、有蓋筒部1
9の内部への浸水が防止されている。又、接続具10の
樹脂被覆15の内部はチューブ20を介して筒本体21
の内部と連通しているだけであって、外部に対して直接
開口する部分がないため、この樹脂被覆15内も防水さ
れている。上述のように、本実施形態においては、バッ
テリポストPに外部からの信号用電線28を接続しなが
ら、この接続部分を確実に防水状態に保つことが実現さ
れている。
【0017】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では有蓋筒部19が筒本体21とこ
れとは別部品であるキャップ22とから構成されている
が、本発明によれば、有蓋筒部を一体部品としてもよ
い。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では有蓋筒部19が筒本体21とこ
れとは別部品であるキャップ22とから構成されている
が、本発明によれば、有蓋筒部を一体部品としてもよ
い。
【0018】(2)上記実施形態では信号用電線28を
接続具10のバレル部18が突出する方向とは反対側へ
引き出すようにしたが、本発明によれば、信号用電線の
引出方向は任意に設定することができる。 (3)上記実施形態ではシール筒部26の内周に突条2
7を形成することによって信号用電線28との間をシー
ルするようにしたが、本発明によれば、突条を設けずに
シール筒部の内径を信号用電線の外径よりも小さく設定
し、シール筒部の全体を弾性的に拡径変形させることに
よって防水を図るようにしてもよい。
接続具10のバレル部18が突出する方向とは反対側へ
引き出すようにしたが、本発明によれば、信号用電線の
引出方向は任意に設定することができる。 (3)上記実施形態ではシール筒部26の内周に突条2
7を形成することによって信号用電線28との間をシー
ルするようにしたが、本発明によれば、突条を設けずに
シール筒部の内径を信号用電線の外径よりも小さく設定
し、シール筒部の全体を弾性的に拡径変形させることに
よって防水を図るようにしてもよい。
【0019】(4)上記実施形態では信号用端子31を
圧着する前に信号用電線28を外側からシール筒部26
に挿通させ、その後に信号用端子31を圧着するように
したが、本発明によれば、信号用端子を圧着した後に信
号用電線を筒本体の内側からシール筒部を挿通させて外
部へ引き出すようにして組み付けてもよい。
圧着する前に信号用電線28を外側からシール筒部26
に挿通させ、その後に信号用端子31を圧着するように
したが、本発明によれば、信号用端子を圧着した後に信
号用電線を筒本体の内側からシール筒部を挿通させて外
部へ引き出すようにして組み付けてもよい。
【図1】実施形態1においてバッテリポストから信号用
電線を外した状態の断面図
電線を外した状態の断面図
【図2】実施形態1においてバッテリポストに信号用電
線を接続した状態の断面図
線を接続した状態の断面図
【図3】実施形態1におけるシール筒部の拡大断面図
【図4】従来例の断面図
B…バッテリ N…ナット P…バッテリポスト 10…接続具 12…接続用端子 13…カバー 19…有蓋筒部 25…シール部 26…シール筒部 27…突条 28…信号用電線 31…信号用端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩川 英彦 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 市川 宏和 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 深尾 泰祥 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 バッテリの外面に立設したバッテリポス
トに、バッテリポスト同士接続するための接続具に固着
した接続用端子と、信号用電線に固着した信号用端子と
をナットで共締め固定し、前記バッテリポストと前記両
端子との接続部分をカバーで覆ったバッテリポストと信
号用電線の接続構造であって、 前記カバーに設けられ、一端が開放されて前記バッテリ
ポストと前記両端子を包囲するゴム製の有蓋筒部と、 この有蓋筒部の開口縁に形成されて前記バッテリの外面
に水密状に密着するシール部と、 前記有蓋筒部に外部へ細長く突出するように形成され、
前記信号用電線が水密状に嵌通されるシール筒部とを備
えていることを特徴とするバッテリポストと信号用電線
の接続構造。 - 【請求項2】 前記シール筒部の内周には、前記信号用
電線の外周に弾性接触する周方向の突条が形成されてい
ることを特徴とする請求項1記載のバッテリポストと信
号用電線の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24281097A JP3373401B2 (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | バッテリポストと信号用電線の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24281097A JP3373401B2 (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | バッテリポストと信号用電線の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1186839A true JPH1186839A (ja) | 1999-03-30 |
JP3373401B2 JP3373401B2 (ja) | 2003-02-04 |
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ID=17094633
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JP24281097A Expired - Fee Related JP3373401B2 (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | バッテリポストと信号用電線の接続構造 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001256964A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-09-21 | Yazaki Corp | バッテリーターミナルの接続構造 |
JP2001257016A (ja) * | 2000-03-09 | 2001-09-21 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ブースタケーブルの誤接続防止構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-09-08 JP JP24281097A patent/JP3373401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
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JP3373401B2 (ja) | 2003-02-04 |
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