JP2001228016A - 計量セル用支持装置およびこの支持装置を備えた秤 - Google Patents

計量セル用支持装置およびこの支持装置を備えた秤

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JP2001228016A JP2001010488A JP2001010488A JP2001228016A JP 2001228016 A JP2001228016 A JP 2001228016A JP 2001010488 A JP2001010488 A JP 2001010488A JP 2001010488 A JP2001010488 A JP 2001010488A JP 2001228016 A JP2001228016 A JP 2001228016A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 下向きおよび上向きに垂直にかかる衝撃に対
して有効な、計量セルのための衝撃吸収装置を提供し機
器の構成を小型化すること。 【解決手段】 計量セル3の支持装置は、支持ばね11
が支持する一つまたはそれ以上の支持ポスト31を備
え、支持ポスト31は固定シャシーに接続され上向きの
予張力が与えられている。下向きの衝撃力がかかった場
合、支持ばね11に慣性衝撃力が加わり、計量セル3を
下方へ移動させる。支持ポスト31は、支持ばね11に
支持されている状態から離れて上方に移動することがで
きるが、上方への移動範囲が案内部材によって制限され
ている。支持装置を備えた秤1は、高さが低く抑えら
れ、下向きまたは上向きの衝撃力から計量セル3を保護
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、高感度の機器のための衝
撃防止装置の分野に属する。より具体的に言えば、計量
セルのための一種の支持装置、およびそのような支持装
置を備えた固定ハウジングを有する秤に関する。
【0002】
【発明の背景】本発明が改良しようとする公知の支持装
置において、計量セル(ロードセル)は一つまたはそれ
以上の支持ポストを有し、その支持ポストによって計量
セルが固定のベースまたはシャシー部分に固定されたば
ねの上に載置されているので、計量セルの一つまたはそ
れ以上の支持ポストが固定台に対してばねの力に抗して
ほぼ垂直の方向に動きうるようになっている。
【0003】精密な機構を有する計測装置が、たとえば
移動や輸送の間に、ぶつかったり、乱暴に置かれたり、
落とされたりして衝撃を受けた場合、損傷することがあ
りうる。衝撃による損傷は、特に、レバー、たわみ軸、
平行四辺形連結部、その他のデリケートな機械要素を備
えた高分解能の実験室用秤の場合、重大な影響を与え
る。これまでにも、過度の荷重を遮断し、それによって
計測機器の高感度の部品が損傷しないようにするため
に、特別の衝撃防止対策が講じられてきた。上記の実験
室用秤の場合、最も損傷しやすい部品は力導入機構を備
えた計量セルで、特に計測機器に対し垂直に下向きにか
かる衝撃、すなわち機器がその実際の計量機能を行うの
と同じ方向にかかる衝撃は大きな影響を与える。垂直方
向の衝撃の問題が最も頻繁に起こるのは、機器を移動さ
せた後や清掃するために持ち上げた後に、乱暴に置く場
合である。それゆえ、秤の分野では、下方にかかる垂直
の衝撃荷重が計量セルに達するのを防ぐ対策をとること
は非常に重要である。また、秤が輸送や清掃の際に逆さ
まの状態になる場合、逆方向に働く衝撃力が与える影響
もやはり大きい。
【0004】計量セルに対する衝撃を吸収する方法の一
つは、CH−A−680877が開示している。この公
報は、計量セルのための弾性を有する支持体としてプリ
ント基板を秤に用いること、すなわち、電子回路部品を
秤に含めることを開示している。この設計思想は、機器
を小型化し、衝撃荷重に対するクッションとするという
ものである。しかし、プリント基板が本来有する制振機
能にもかかわらず、装置は振動を感じやすい。たとえ
ば、建物が振動すると計量セルも振動することがある。
高分解能秤におけるこの問題を解消するためには、時間
がかかるフィルタリング工程が必要であり、計量結果の
表示が安定しないこともありうる。
【0005】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、下向きお
よび上向きに垂直にかかる衝撃に対して有効な計量セル
のための衝撃吸収手段を提供し、機器の構成を小型化
し、機器の高さを低く保ちながら、上記の問題を克服す
ることにある。
【0006】
【発明の要約】本発明によれば、上記の目的は、冒頭で
述べたような、計量セルに接続され計量セルを支持する
一つまたはそれ以上の支持ポストを有し、各支持ポスト
が固定シャシーに固定された支持ばねに支持され、この
支持ポストが支持ばねの力に抗してほぼ垂直に固定シャ
シーに対して移動可能になった支持装置で達成できる。
さらに、本発明の支持装置の特徴は、一つまたはそれ以
上の支持ポストを受ける支持ばねがそれぞれ、固定ベー
スまたは台の表面部分に当接して上向きの予張力で付勢
されていることと、支持ポストが支持ばねに支持されて
いる状態から離れて上方に移動することができるが、離
れる範囲は固定シャシーに取付けられた案内部材が上向
きに垂直に動く範囲内に制限されているということであ
る。また、本発明は、計量セルを収容する固定ハウジン
グを備えた秤に関する。このハウジングの底部あるいは
床部は、本発明の支持装置を収容している。より具体的
に言えば、ハウジングの底部あるいは床部は、ばねが固
定される固定シャシーを構成している。
【0007】予張力で上向きに付勢された支持ばねで支
持された一つまたはそれ以上の支持ポストによって計量
セルを支持するという本発明の思想により、支持ポスト
によって伝達された下向きの力が支持ばねの予張力を超
えない限り、計量セルの支持ベースは準剛性(quasi-ri
gid)を有する。
【0008】下向きの力が支持ばねの予張力を超えた場
合、すなわち、下向きの衝撃が弾性的に吸収される場
合、支持ポストの動きを制限している案内部材の働きに
より、計量セルはほぼ平行移動のモードでたわむ。つま
り計量セルは傾斜した状態にはならず、それゆえ横方向
のクリアランスはほとんど必要ないため、コンパクト化
が可能になる。さらに、ピーク力が静まった後、計量セ
ルが前の位置に正確に復帰するという利点がある。ま
た、計量セルは支持ばねに乗っている静止位置から離
れ、上向きの垂直の衝撃も吸収することができる。
【0009】本発明の実施例では、案内部材は上向きの
垂直の衝撃を弾性的に吸収することのできる案内ばねで
あり、追加の部品は必要なく、機器の高さが増すことは
ない。
【0010】一つまたはそれ以上の支持ばねを板ばねと
することによって、特にシンプルで、省スペースの構成
が得られる。計量セルを支持する各支持ポストを板ばね
が直接受けることが可能で、特に、支持ポストが厚さの
違う二つの部分を有する設計にすることにより、ポスト
を支持ばねが受けるための肩部が形成され、ボルトの細
い部分が支持ばねを貫通し、ポストの端部が案内部材に
固定される。本発明の好ましい実施例では、それぞれの
支持ばねは案内ばねと互いに平行な一対となって協働す
るように構成されているので、機器の高さを非常に低く
することができる。
【0011】案内部材を板ばねで形成することによっ
て、一つの支持装置で一緒に使われる複数の案内部材を
結合させ、打ち抜き加工した一体のユニットとすること
が可能である。また、板ばねに湾曲部を適切に形成する
ことによって、および板の大きさ(特に厚さと幅)を適
切に選択することによって、ばねの張力を所定の設計条
件(第一に、計量セルおよび関連部品の重量)と作動条
件(特に、ばねが吸収しなければならない衝撃の大き
さ)に適合させることが可能である。支持ばねの設計条
件は、案内ばねと同様である。
【0012】秤において、支持装置が取付けられる固定
ベースあるいはシャシーは、計量セルを収容する固定ハ
ウジングによって構成される。高い測定精度を有する秤
において、ハウジング内のスペースはしばしば複数の区
画に分けられ、秤の他の部品に起因する要因が計量セル
に影響を及ぼさないようにしている。したがって、たと
えば、セルを収容するスペースの大きさを最小限に設計
することが好ましい。本発明の支持装置を備えた秤の実
施例において、スペースの大きさを最小限にする設計
は、固定ハウジングの床部を異平面(split-level)、
すなわち、床面の一部分が他の部分と異なる高さにある
ようにすることにより、達成できる。このようにする目
的は、計量セルの下方の高くした床面の下方に中空スペ
ースを作り出すことである。この中空スペースは、カバ
ープレートで閉鎖可能であり、支持ばねと案内部材と秤
の他の部品を収容できる。高くした床面には開口部を設
け、それを貫いて支持装置のポストが中空スペースの中
へ延びる。支持ばねと案内部材は、板ばねとするのが好
ましく、中空スペース内に収容され、高くした床面に下
方から取付けられる。
【0013】別の実施例においては、秤ハウジングの固
定床は平坦な平面であり、支持ばねと案内部材はこの床
の上に配置される。この場合、組立と分解を容易にする
ため、案内部材が支持ポストに取付けられる床面の区域
に開口部を設けるのがよい。
【0014】以下に本発明を、微量分析秤と上部載置型
精密秤に組み込んだ場合を示す図面を参照しながら説明
する。しかし、本発明はここで説明する特定の構成に制
限されるものではなく、開示内容から考えられる変形や
応用は全体として本発明の範囲に含まれる。
【0015】
【好ましい実施例の詳細な説明】図1は、固定ハウジン
グ2を備えた微量分析秤1の断面を示す。ハウジング2
は、荷重受けアーム4を備えた計量セル3を収容するス
ペース7を形成している。荷重受けアーム4は、計量区
画6の中まで開口部を通って延び、計量皿5を支持す
る。固定ハウジング2は、計量テーブル(図示せず)な
どの固定された作業面に載る脚22を有する。計量セル
3の下の区域で、固定ハウジング2の床21は、他の床
区域(計量区画6の下方など)に比べ補強され、かつ床
面が高くなっている。計量セル3の詳細(計量機構、磁
石システムなど)は本発明に関係ないが、たとえばアメ
リカ特許3786884号や4489800号などの文
献に開示がある。計量セル3には支持ポスト31が取付
けられており、支持ポスト31は、この実施例の場合、
ハウジングの床の開口部23を貫いて、下方へ延びる円
筒形ボルトによって構成されている。各ボルトは支持ば
ね11に載り、各ボルトの端部は案内部材12に接続さ
れている。図示した実施例では、支持ポスト31は3本
である。第1のポストは、図1が示す断面より前方に位
置するため、図には表われない。第2のポストは、断面
で図示されている。第3のポストは、図1が示す断面よ
り後方に位置するため、正面図に図示されている。計量
セル3の下の区域にあるハウジングの床21の床面を高
くすることにより中空スペース24ができ、この中空ス
ペース24はカバープレート25によって閉鎖されてい
る。
【0016】図2は、第2のポスト(図1において断面
で図示したポスト)とその支持ばねと案内ばねを、拡大
してより詳細に示す。図2は、ボルト状のポスト31が
どのように計量セル3から下方に突き出し、ハウジング
床21の開口部23を貫いて横方向にクリアランスを取
って延びているかを明瞭に示している。このポストには
二つの部分があり、それらは直径の大きい上部31aと
直径の小さい下部31bである。これら二つの部分の中
間にある肩部31cは、予め張力を与えられた支持ばね
11を受けるポスト31の支持面の役割を果たす。ポス
ト31の細い方の部分31bは、支持ばね11の穴13
を通って下方へ突き出ており、細い部分31bの端部
は、ねじ36で案内ばね12に固定されている。クリア
ランス穴23のすぐ隣に、ハウジング床21の下方へ突
出した隆起部があって支持ばねの受け台27として働
き、この受け台27が支持ばね11が予張力を与えてい
る。
【0017】もちろん、支持ばねを受けるための特徴あ
るいは装置は、別の方法でもよい。支持ばね11のもう
一つの端部は、案内ばね12の端部と同様に、ハウジン
グ床21にしっかり固定されている。図2に示した好ま
しい実施例において、支持ばねと案内ばねは、一対の平
行な板ばねとして構成され、ともにハウジング床21の
同じ場所21aに取付けられている。場所21aにおい
て、ハウジング床は、受け台27とほぼ面一の、下方へ
突出した取付台28を有する。したがって、予め張力を
与えられた静止状態の支持ばね11は、ハウジング床2
1とほぼ水平かつ平行な位置にある。高さがポスト部分
31bにほぼ対応するが、支持ばね11の厚さ分だけ短
いブッシング15は、案内ばね12のスペーサーとして
働く。図示した実施例において、支持ばね11および案
内ばね12は、中間にスペーサーのブッシング15を介
在して、ねじ14によって取付台28に取付けられてい
る。したがって、案内ばね12も同様に、ハウジング床
21とほぼ水平かつ平行な位置にある。
【0018】案内ばね12にも同様に予め張力が与えら
れているが、支持ばね11とは対照的に、案内ばね12
は下方へ付勢されている。それゆえ、案内ばね12は支
持ばねに抗してポスト31の下向きの力(計量セル3と
その関連部品を合わせた自重と、計量皿に加わる計量し
ようとする荷重)に引っ張る力を加える。支持ばね11
に予め与えられた張力は、少なくとも、ポスト31が支
持ばね11にかける力によって支持ばね11自体が受け
台27から離れないようにするのに、十分な大きさであ
る必要がある。
【0019】図3は、図2の支持装置と同じ部分を(わ
ずかに異なる断面において)示しており、たとえば秤が
非常に乱暴に置かれた場合に発生するような下向きの衝
撃力を支持装置が弾性的に吸収する様子を示している。
突然の減速のために加わる慣性力がかかると支持ばね1
1は下方にたわみ、それによって、支持ばね11が受け
台27から離れる。案内ばね12はポスト31の動きを
制限し、もし支持ポスト31の肩部31cが支持ばね1
1上に均等に載っていなければ、ポスト31や計量セル
3に作用する横からのあるいは非対称な力の大きさに関
係なく、下向きにたわんでいる間もポストの縦軸が平行
なままであるようにしている。ピーク力が静まった後
に、支持ばね11はたわんでいない状態に復帰し、案内
ばね12の作用でポスト31は衝撃を受ける前と正確に
同一の状態に戻る。
【0020】図4は、図3と逆方向からの衝撃に支持装
置がどのように反応するかを示す。このようなことは、
装置が通常の右側を上にした状態では、まず起こらな
い。なぜなら、この状態では上方への動きが突然減速す
ることはめったに起こらないからである。しかし、秤が
逆さまになれば、このようなことも起こりうる。もっと
も、図4は装置が正立した状態で示しているが、案内ば
ねには予め十分な張力を与えておき、装置が逆さまの状
態になれば、重量が計量皿3に逆方向にかかる結果、支
持ポスト31の肩部31cが支持ばね11から離れない
ようにする必要がある。衝撃による追加の力は、案内ば
ね12によって弾性的に吸収される。この状況において
も、案内ばねの作用で、支持ポスト31はほぼポストの
縦軸方向へ動き、衝撃を受ける前と同じ位置に戻る。
【0021】図5は、本発明の特徴の好ましい実施例と
して、U字形の取付け部41を介して接続された板ばね
状支持ばね11.1、11.2、11.3である3つの平
行な舌状部を有する、支持装置の打ち抜き加工されたほ
ぼE字形の部材40を示す。U字形の脚部とベース部に
ある3個の穴42は、固定ベースにこの部材を取付ける
ためのものである。ベース44から穴42までの長さに
ついて言えば、脚41.1と41.3は非常に短い脚4
1.2より長いため、板ばねの固定端部が三角形の各コ
ーナーに相当する位置に来る。板ばね11.1、11.
2、11.3は各々、穴42からそれぞれの舌状部の自
由端へ延びている。それぞれの穴42の近くで、打ち抜
き部材40が永久的にわずかに上向きになるように曲げ
られ、そのため部材40が取付けられた状態で予め与え
られた張力あるいはばね力が生じるようになっている。
それぞれの舌状部には穴13があり、ボルト状のポスト
31の部分31b(図3参照)がこの穴を通って下方へ
延びている。ポスト31の肩部31cは、穴13の縁部
に当接する。
【0022】図6は、本発明の別の特徴の好ましい実施
例として、U字形の取付け部51を介して接続された案
内ばね12.1、12.2、12.3である3つの平行な
舌状部を有する、支持装置の打ち抜き加工されたほぼE
字形の部材50を示す。U字形の脚部とベース部にある
3個の穴52は、部材40の取付け部41と同じ位置2
1aにおいて、固定ベースにこの部材を取付けるための
ものである(図2と図5参照)。ベース54から穴52
までの長さについて言えば、脚51.1と51.3は非常
に短い脚51.2より長いため、固定された案内ばねの
端部が三角形の各コーナーに相当する位置に来る。案内
ばね12.1、12.2、12.3は各々、穴52からそ
れぞれの舌状部の自由端へ延びている。それぞれの穴5
2の近くで、打ち抜き部材50が永久的にわずかに上向
きになるように曲げられ、そのため部材50が取付けら
れた状態で予め与えられた張力あるいはばね力が生じる
ようになっている。それぞれの舌状部に穴55があり、
案内ばね12.1、12.2、12.3がそれぞれこの穴
によって対応するポスト31にねじで取付けられる(図
2参照)。
【0023】図5と図6が示す例において、二つの打ち
抜き部品40、50はそれぞれ、類似の場所に3つの板
ばねを有する。ベース取付け穴三個とポスト用穴三個
は、ほぼ等辺である三角形の各コーナーの位置にある。
この位置関係は、三点支持が支持方法として好ましいけ
れども、必ずしも必須ではない。計量システムの大きさ
や重量によっては、支持ポストが一つだけで十分である
という場合もあろう。ポストの配置および支持ばねと案
内ばねの強度は、計量セルの構成および重量分布によっ
て決まる。したがって、ポストの数を3未満または3以
上とすることは考えられるが、4以上とすることには実
用的な理由がないと考えられる。
【0024】図7は、秤の別の実施例を示す。図7の秤
において、図1の秤の場合と同じ機能を果たす部品に
は、同じ参照記号を付す。図7の秤は、上部載置型精密
秤1であり、計量区画がハウジング内に収容されていな
い。荷重受けアーム4を介して計量セル3に伝達される
被計量荷重を載せる計量皿5へは自由にアクセスでき
る。計量セル3は、本発明の支持装置とともに、ハウジ
ング2内のスペース7に配置される。支持装置に関する
本発明の思想により、ハウジング2のプロファイル高さ
を非常に低い状態にすることができる。秤は、支持面に
載る脚22を有する(図示せず)。床21の上側には、
支持ばね12と案内部材11が取付けられる取付台28
と、留め台27aとがあり、支持ばね11が留め台に当
接した状態で予め張力が与えられている。図7の支持装
置は、位置関係が異なることを除いて、図2の装置に類
似している。図7の装置では、ハウジング床21に支持
ポスト31を通すための開口部を設ける必要がない。そ
の代わり、案内ばねを支持ポストにねじで取付けるのを
容易にするためのアクセス穴29を設けるのが好まし
い。アクセス穴29は、図7に示すように、プラグ25
aで容易に閉じることができる。
【0025】本発明の範囲と主な思想において、予め張
力が与えられている支持ばねと案内ばねを備えた本発明
の多くの実施例が可能であることは明らかである。ま
た、説明および図示された実施例は単なる例であり、本
発明の範囲に制限を加えるものでないことも明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】微量分析秤の概略断面図
【図2】図1の詳細を示す拡大図
【図3】支持装置が下方へたわんだ状態の同様の拡大図
【図4】支持装置が上方へたわんだ状態の図2および図
3と同様の拡大図
【図5】板ばねである3つの支持ばねを有する打ち抜き
加工のユニットを示す図
【図6】案内ばねである3つの案内部材を有する打ち抜
き加工のユニットを示す図
【図7】上部載置型精密秤の断面図
【符号の説明】
2 固定ハウジング 3 計量セル 11 支持ばね 12 案内部材 21 ハウジング床 23 開口部 31 支持ポスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591079948 CH−8606 Greifensee Sc hweiz (72)発明者 エデュアルト フリンゲリ スイス ツェーハー8606 ブビコン バハ テルシュトラーセ 17 (72)発明者 ズィークフリート ツアイス スイス ツェーハー8630 ヴォルフハウゼ ン ツインケライシュトラーセ 24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量セルに接続され計量セルを支持す
    る少なくとも一つの支持ポストと、固定シャシーに接続
    され上記少なくとも一つの支持ポストを支持する少なく
    とも一つの支持ばねと、上記固定シャシーに接続された
    少なくとも一つの案内部材を備え、 上記支持ポストが、上記少なくとも一つの支持ばねの力
    に抗してほぼ垂直方向に、上記固定シャシーに対して移
    動可能であり、 上記少なくとも一つの支持ばねが、上記固定シャシーの
    表面に当接して上向きの予張力で付勢され、 上記少なくとも一つの支持ポストが、上記少なくとも一
    つの支持ばねに支持されている状態から離れて上方に移
    動することができるが、上記少なくとも一つの案内部材
    により上向きに垂直に動きうる範囲が制限されているこ
    とを特徴とする計量セル用支持装置。
  2. 【請求項2】 上記少なくとも一つの案内部材を下向
    きの予張力で付勢された案内ばねで形成することによ
    り、上記少なくとも一つの支持ばねの力に抗して上記支
    持ポストに加わる荷重を大きくした請求項1に記載の支
    持装置。
  3. 【請求項3】 上記少なくとも一つの支持ばねが板ば
    ねである請求項1に記載の支持装置。
  4. 【請求項4】 上記少なくとも一つの案内部材と上記
    少なくとも一つの支持ばねが、一対として協働し互いに
    平行に延びる板ばねである請求項1に記載の支持装置。
  5. 【請求項5】 上記少なくとも一つの支持ポストが円
    筒形であり、上記少なくとも一つの支持ばねが上記少な
    くとも一つの支持ポストを受ける肩部で大径部分と小径
    部分に分けられており、この小径部分が上記少なくとも
    一つの支持ばねを貫いて延び、その底部が上記少なくと
    も一つの案内部材に着脱自在に取り付けられている請求
    項4に記載の支持装置。
  6. 【請求項6】 複数の支持ポストと複数の案内部材を
    有し、上記複数の案内部材が一体に打ち抜き加工された
    ユニットである請求項2に記載の支持装置。
  7. 【請求項7】 複数の支持ポストと複数の支持ばねを
    有し、上記複数の支持ばねが一体に打ち抜き加工された
    ユニットである請求項3に記載の支持装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の上記支持装置で支持
    された上記計量セルを収容する固定ハウジングを有する
    秤において、上記固定ハウジングが上記固定シャシーを
    備えた床を有する秤。
  9. 【請求項9】 上記床の床面の一部分が他の部分より
    高くなっており、上記少なくとも一つの支持ポストが貫
    通する少なくとも一つの貫通穴を有し、さらに、上記少
    なくとも一つの支持ばねと上記少なくとも一つの案内部
    材が上記高くなった床面の下方に配置され、上記床の下
    方からアクセス可能な接続手段によって上記床に接続さ
    れている請求項8に記載の秤。
  10. 【請求項10】 上記少なくとも一つの支持ばねと上
    記少なくとも一つの案内部材が、上記床の上方に配置さ
    れ、上記床が、上記少なくとも一つの案内部材を上記少
    なくとも一つの支持ポストに接続するための少なくとも
    一つの開口部を有している請求項8に記載の秤。
JP2001010488A 2000-01-19 2001-01-18 計量セル用支持装置およびこの支持装置を備えた秤 Expired - Fee Related JP4012692B2 (ja)

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DE10001896A DE10001896A1 (de) 2000-01-19 2000-01-19 Abstützvorrichtung für eine Wägezelle und Waage mit einer Abstützvorrichtung

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