JP2001225822A - ラベル発行装置 - Google Patents

ラベル発行装置

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JP2001225822A
JP2001225822A JP2000038975A JP2000038975A JP2001225822A JP 2001225822 A JP2001225822 A JP 2001225822A JP 2000038975 A JP2000038975 A JP 2000038975A JP 2000038975 A JP2000038975 A JP 2000038975A JP 2001225822 A JP2001225822 A JP 2001225822A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4075Tape printers; Label printers

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  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の粘着状態でラベルを発行することので
きる装置を提供する。 【解決手段】 ラベルプリンタは、感熱糊の活性化によ
り貼り付けを行うラベルを発行する装置であって、第2
サーマルヘッドと、制御コンピュータとを備えている。
第2サーマルヘッドは、ラベルの感熱糊を加熱する手段
であって、複数の発熱素子を有している。制御コンピュ
ータは、複数の発熱素子の発熱制御を行い、ラベルの加
熱部位の密度を変えて粘着力を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベル発行装置、
特に、感熱糊の活性化により貼り付けを行うラベルを発
行するラベル発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】貼付を目的とするラベルには、普通、そ
の裏面に貼付用の糊が塗布され、その上に保護用の台紙
が貼着されている。ラベルを貼付する際には、台紙が剥
がされ、糊が塗布された裏面が貼付する対象物に貼り付
けられる。このような従来からのラベルに加え、最近で
は、台紙の無駄をなくすために、台紙を不要とする台紙
レスのラベルが登場してきている。この台紙レスのラベ
ルの裏面には、熱によって活性化する感熱糊が塗布され
ている。このため、台紙レスのラベルは、常温では普通
の紙と同様に取り扱うことができ、感熱糊を活性化させ
れば裏面が粘着面となるという利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】台紙レスのラベルを貼
付のために熱活性させる従来の装置は、加熱ローラや加
熱ランプなどの加熱手段を用いて、その裏面を加熱する
構成を採っている。しかし、一口にラベルといっても、
配送用のコンテナなどに貼付するためのラベルであって
剥がし易さが求められるコンテナラベルや、片側にクー
ポンとなる部分を有するクーポンラベルなど、要求され
る粘着力が異なる種々のラベルが存在する。これらのラ
ベルに対して、適切な粘着力が発生するように感熱糊を
活性化させることができれば便利である。
【0004】また、従来のラベル発行装置はラベルの裏
面全体を加熱する構成を採っているが、位置制御の精度
を欠くと、ラベルが存在しないときに加熱手段が加熱を
行う恐れが出てくる。この場合には、加熱手段の焼き切
れや故障などが発生する危険性が高くなる。特に、サー
マルヘッドなどの発熱素子を用いた加熱手段の場合に
は、焼き切れや故障が発生し易い。
【0005】本発明の課題は、感熱糊の活性化により貼
り付けを行うラベルを発行するラベル発行装置であっ
て、所望の粘着状態でラベルを発行することのできる装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るラベル発
行装置は、感熱糊の活性化により貼り付けを行うラベル
を発行するラベル発行装置であって、加熱手段と、制御
手段とを備えている。加熱手段は、ラベルの感熱糊を加
熱する手段であって、複数の発熱部を有している。制御
手段は、複数の発熱部の発熱制御を行う手段であって、
ラベルの加熱部位の密度を変えて粘着力を変更すること
ができる。
【0007】本請求項に係る装置では、加熱手段が複数
の発熱部を有しているため、ラベルの感熱糊のうち、ど
の部分を加熱してどの部分を加熱しないのかを制御する
ことができる。そして、加熱する部位(加熱部位)の密
度を変更する制御を制御手段に行わせている。すなわ
ち、加熱されて活性化する感熱糊をどれくらいの密度で
存在させるのかを、制御することができる。具体的に
は、加熱部位の密度を高くする制御を行えばラベルの粘
着力を高くすることができ、加熱部位の密度を粗くする
制御を行えばラベルの粘着力を小さくすることができ
る。
【0008】このように、本装置では、加熱部位の密度
の制御によってラベルの粘着力を変えることができ、要
求される粘着状態が異なる種々のラベルに対応すること
が可能となる。なお、複数の発熱部を有する加熱手段と
しては、例えば複数の発熱素子を有するサーマルヘッド
が考えられる。
【0009】請求項2に係るラベル発行装置は、感熱糊
の活性化により貼り付けを行うラベルを発行するラベル
発行装置であって、加熱手段と、制御手段とを備えてい
る。ラベルには、活性化温度及び粘着力が異なる複数の
感熱糊が形成されている。加熱手段は、複数の発熱部を
有しており、ラベルの感熱糊を加熱する。制御手段は、
複数の発熱部の温度制御を行い、少なくとも1つの感熱
糊を活性化させてラベルの粘着力を変更することができ
る。
【0010】本請求項に係る装置では、制御手段が複数
の発熱部の温度制御を行うことができるため、ラベルに
形成された複数の感熱糊のうち、どれを活性化させるの
かを制御することができる。すなわち、温度を高くして
複数の感熱糊を活性化させる制御を行ったり、どれか1
つだけを活性化させる制御を行ったり、部位によっては
どの感熱糊も活性化させない制御を行ったりすることが
できる。このような制御を切り替えることによって、本
装置では、ラベルの粘着力を変えることが可能となる。
【0011】請求項3に係るラベル発行装置は、請求項
2に記載の装置であって、ラベルに形成されている複数
の感熱糊には、第1感熱糊及び第2感熱糊が含まれてい
る。第2感熱糊は、活性化する温度が第1感熱糊よりも
高く、活性化したときの粘着力が第1感熱糊よりも強
い。ここでは、制御手段の温度制御において発熱部の温
度を高く設定すれば、第2感熱糊が活性化して強い粘着
力が得られる。一方、制御手段の温度制御において発熱
部の温度を低く設定すれば、第2感熱糊が活性化せず第
1感熱糊が活性化して、その部分の粘着力が比較的弱い
ものとなる。
【0012】請求項4に係るラベル発行装置は、請求項
1から3のいずれかに記載の装置であって、制御手段
は、ラベルを複数のエリアに区分して、それぞれのエリ
アに対して複数の発熱部の制御を行うことができる。こ
こでは、エリア別に制御を行うことができるため、ラベ
ル周囲の粘着力を弱くしたり、ラベルの片側の粘着力を
弱くしたりすることが容易にできるようになる。
【0013】請求項5に係るラベル発行装置は、請求項
1から4のいずれかに記載の装置であって、加熱手段
は、加熱部と非加熱部とから成る所定の加熱パターンに
よって、ラベルの加熱するエリア全体を均一に加熱す
る。ここでは、加熱を行い粘着力を発生させる必要のあ
るエリア全体を均一に加熱しつつ、そのエリアに対する
加熱は、加熱部と非加熱部とから成る所定の加熱パター
ンを用いて行っている。したがって、制御手段は、所定
の加熱パターンを変えることによって、ラベルの加熱部
位の密度を制御することができる。例えば、加熱部1に
対して非加熱部1の加熱パターンにするとラベルの粘着
力が強すぎる場合には、加熱部1に対して非加熱部2や
非加熱部5などの加熱パターンに変更して、ラベルの粘
着力を落とすことが可能である。
【0014】請求項6に係るラベル発行装置は、請求項
5に記載の装置であって、加熱パターンは、複数の加熱
パターンから選択可能である。請求項7に係るラベル発
行装置は、請求項6に記載の装置であって、制御手段
は、ラベルを複数のエリアに区分して、それぞれのエリ
アに対して複数の発熱部の制御を行うことができる。ま
た、加熱パターンは、複数のエリアそれぞれに対して設
定することができるようにされている。
【0015】請求項8に係るラベル発行装置は、請求項
6又は7に記載の装置であって、選択可能な複数の加熱
パターンは、非加熱パターンを含んでいる。請求項9に
係るラベル発行装置は、請求項8に記載の装置であっ
て、ラベルの周辺エリアに非加熱パターンが選択され
る。ここでは、ラベルの周辺エリアに非加熱パターンが
選択されているため、発行されるラベルの周辺について
は、感熱糊が活性化しておらず粘着力が生じていない状
態となる。このラベルを対象物に貼付した場合には、ラ
ベル周辺からラベルを剥がすことが容易となる。
【0016】請求項10に係るラベル発行装置は、請求
項7に記載の装置であって、複数のエリアの少なくとも
1つが他のエリアと異なる加熱パターンに設定される。
請求項11に係るラベル発行装置は、請求項1から10
のいずれかに記載の装置であって、ラベルは、商品情報
印字部分とクーポン印字部分とに分かれている。そし
て、制御手段は、ラベルのクーポン印字部分に対応する
エリアの粘着力がラベルの商品情報印字部分に対応する
エリアの粘着力よりも弱くなるように、加熱手段を制御
する。
【0017】本請求項に係る装置では、商品情報印字部
分とクーポン印字部分とが分かれているラベル、いわゆ
るクーポンラベルを、適切な粘着力を持った状態で発行
させることができる。このようなクーポンラベルが対象
物に貼付されれば、クーポン印字部分だけをクーポンと
して所有するために対象物から剥がすことが容易にでき
るようになる。
【0018】請求項12に係るラベル発行装置は、感熱
糊の活性化により貼り付けを行うラベルを発行するラベ
ル発行装置であって、加熱手段と、制御手段とを備えて
いる。加熱手段は、ラベルの感熱糊を複数のエリア別に
加熱し得る。制御手段は、非粘着エリアの入力に基づ
き、非粘着エリアを除くエリアに対して加熱手段による
加熱を行わせる。非粘着エリアとは、エリアのうち粘着
力を発生させたくないエリアである。
【0019】本請求項に係る装置では、ラベルの感熱糊
をエリア別に加熱することができる加熱手段を用いてお
り、粘着力を発生させたくないエリア(非粘着エリア)
を設定することが可能である。そして、制御手段には、
非粘着エリアを除くエリアに対して加熱手段による加熱
を行わせている。したがって、この装置を操作する操作
者は、積極的に非粘着エリアを設定して、その非粘着エ
リアにある感熱糊が活性化しないように非粘着エリアの
加熱を抑えさせる(あるいは完全に加熱を止めさせる)
ことができるようになる。
【0020】例えば、ラベルがないところで加熱手段が
加熱を行って過熱損傷してしまうことを防止する場合に
は、操作者は、ラベルの端部周辺を非粘着エリアに設定
すればよい。こうすれば、加熱手段がラベルのないとこ
ろで過熱損傷する恐れが極めて少なくなる。また、剥が
す必要のあるラベルを発行したい場合には、例えばラベ
ル周辺部やラベルの片側などを非粘着エリアに設定すれ
ばよい。こうすれば、ラベルの端を持ってラベルを剥が
すことができるようになり、ラベルを剥がす作業が容易
となる。
【0021】請求項13に係るラベル発行装置は、請求
項12に記載の装置であって、ラベルの周辺エリアを非
粘着エリアに設定することができる。この装置でラベル
の周辺エリアを非粘着エリアに選択すれば、ラベルがな
いところで加熱手段が加熱を行って過熱損傷してしまう
不具合が防止されるとともに、ラベルを剥がす作業も容
易となる。
【0022】請求項14に係る請求項12又は13に記
載の装置であって、制御手段は、加熱手段を制御して、
非粘着エリアに対し、非粘着エリアを除くエリアに対す
る加熱よりも弱い加熱を行う。ここでは、非粘着エリア
に対しても、加熱手段によってある程度の加熱(弱い加
熱)を行う。これにより、ラベル全面の接着が要求され
る場合にも対応できるようになるとともに、非粘着エリ
アに対する加熱を少なくしていることで、ラベルがない
ところで加熱手段が加熱を行って過熱損傷してしまう不
具合が防止される。また、ラベルの剥がし易さも、非粘
着エリアの粘着力が小さくなるため、全面を均一に加熱
する場合に較べて向上する。
【0023】請求項15に係るラベル発行装置は、請求
項12から14のいずれかに記載の装置であって、加熱
手段は、複数の発熱部を有している。制御手段は、複数
の発熱部の発熱制御を行う手段であって、ラベルの加熱
部位の密度を変更することができる。本請求項に係る装
置では、加熱手段が複数の発熱部を有しているため、ラ
ベルの感熱糊のうち、どの部分を加熱してどの部分を加
熱しないのかを制御することができる。そして、加熱す
る部位(加熱部位)の密度を変更する制御を制御手段に
行わせている。すなわち、加熱されて活性化する感熱糊
をどれくらいの密度で存在させるのかを、制御すること
ができる。したがって、加熱部位の密度を高くする制御
を行えばラベルの粘着力を高くすることができ、加熱部
位の密度を粗くする制御を行えばラベルの粘着力を小さ
くすることができる。
【0024】このように、本装置では、積極的に非粘着
エリアを入力させ、その非粘着エリアにある感熱糊が活
性化しないように非粘着エリアへの加熱を抑えるととも
に、非粘着エリア以外のエリアにおいて加熱部位の密度
の制御によって粘着力を変えているため、要求される粘
着力が異なる種々のラベルに対応させることができる。
すなわち、本装置では、ラベルの粘着力を発生させる範
囲及び粘着力の強さを任意に変えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】<ラベルプリンタの概要>本発明
の一実施形態に係るラベルプリンタ(ラベル発行装置)
を図1に示す。このラベルプリンタは、商品の価格情
報、商品情報、お料理方法等、店舗から消費者に伝える
メッセ−ジをラベルに印字して発行する装置であり、ラ
ベルフォーマットを数十種類設定することができ、商品
ごとに自動的に切り替える機能を有している。
【0026】ラベルプリンタ1は、外観上は、図1に示
すように、本体2と、操作盤3とから構成されている。 <操作盤>操作盤3には、表示画面45と、操作入力部
46とが設けられている。表示画面45には、バックラ
イト付大型液晶表示部を採用している。操作入力部46
には、ソフトなタッチでスムーズな入力が可能なラバー
キーが採用されている。また、操作盤3は、作業環境に
応じて角度調整が可能とされている。
【0027】<本体、及びラベルロール>本体2内に
は、図2に示すような構成部品とともに、ラベルロール
Rがセットされている。すなわち、本体2の内部はラベ
ルロールRの収容部となっており、ラベルロールRは、
用紙セット軸20に通され、本体2にセットされる。図
2は、ラベルプリンタ1の本体2内部の縦断面図であ
る。ラベルロールRは、ラベル用紙90が巻かれたもの
である。ラベル用紙90の表面90aには加熱によって
印字が可能な感熱記録層が形成されており、裏面90b
には加熱によって活性化して粘着力を発生させる感熱糊
が塗布されている。
【0028】また、本体2の正面には、本体2内で印字
及び粘着力発生の処理を終えたラベルを発行するための
ラベル発行口2aが形成されている。 <本体内の構成部品>図2に示すように、ラベルプリン
タ1は、本体2内に、第1サーマルヘッド4と、第1ロ
ーラ5と、カッター6と、第2サーマルヘッド7と、第
2ローラ8と、ガイド9と、出口ローラ10とを備えて
いる。
【0029】第1サーマルヘッド4は、ラベルロールR
から引き出した帯状のラベル用紙90の表面90aに商
品情報等を印字するものである。第1ローラ5は、ラベ
ル用紙90を挟んで第1サーマルヘッド4に対向するよ
うに配置されている。これらの第1サーマルヘッド4及
び第1ローラ5は、ラベル用紙90を間に挟み込んで、
第1ローラ5の回転駆動によってラベル用紙90を送り
ながら表面90aに所定の印字を行う。印字項目として
は、例えば、品名、添加物、広告文、レジコード、バー
コード、記号、単価、内容量、金額、個数、加工日、加
工時刻、賞味期限、賞味時刻、カロリー、品種、保存方
法、店名、住所などが挙げられる。
【0030】カッター6は、印字後のラベル用紙90を
所定位置で切断し、切断部分から先をラベル91に仕上
げる(図2参照)。第2サーマルヘッド7は、ラベル9
1の裏面91bを加熱し、ラベル91の裏面91bの感
熱糊を活性化させて、ラベル91に粘着力を発生させ
る。第2ローラ8は、ラベル用紙90(ラベル91)を
挟んで第2サーマルヘッド7に対向している。これらの
第2サーマルヘッド7及び第2ローラ8は、ラベル用紙
90を間に挟み込んで、第2ローラ8の回転駆動によっ
てラベル用紙90を送りながら裏面90bに対して加熱
を行う。第2サーマルヘッド7に対するラベル用紙90
の位置制御は、図示しないセンサーを利用して行う。
【0031】第2サーマルヘッド7は、多数の発熱素子
から構成されている。発熱素子は、ラベル用紙90の送
り方向に垂直な方向に、直線上に多数列で配置されてい
る。また、発熱素子は、第2サーマルヘッド7が8ドッ
ト/mmとなるような大きさのもので、四辺が0.1m
m強の薄膜発熱素子である。各発熱素子は、後述する制
御コンピュータ11によって、それぞれ制御される。
【0032】ガイド9は、ラベル用紙90の先端が第2
サーマルヘッド7と第2ローラ8との間に導かれるよう
に設置されているものである。出口ローラ10は、第2
サーマルヘッド7により加熱されたラベル91をラベル
発行口2a(図1参照)へと送るもので、複数のローラ
から構成されている。 <制御コンピュータ>本体2内には、各駆動部品の制御
を司る制御コンピュータ11が配備されている。制御コ
ンピュータ(制御手段)11は、図3に示すように、C
PU41、ROM42、RAM43、HDD(ハードデ
ィスク)44を備えており、操作盤3の表示画面45や
操作入力部46に接続されている。HDD44には、数
十種類のラベルフォーマットを記憶するフォーマットフ
ァイル、店舗から消費者に伝える商品情報を記憶する商
品情報ファイル、ラベルの発行に関する条件を記憶する
発行条件ファイル48などが存在している。
【0033】また、制御コンピュータ11には、制御対
象である第1サーマルヘッド4、第1ローラ、カッター
6、第2サーマルヘッド7、第2ローラ8、及びその他
の駆動部品やセンサーなどが接続されている。 (ラベル発行制御)この制御コンピュータ11は、操作
入力部46から入力された商品番号等の印字するデータ
や印字フォーマットデータ等を基にラベルに印字する内
容を決定し、第1サーマルヘッド4によってラベル表面
の印字を行う。また、操作入力部46から入力されたラ
ベル裏面の粘着化に関する設定にしたがって、第2サー
マルヘッド7を制御してラベル裏面を加熱・活性化す
る。これらのラベル印字やラベル裏面の感熱糊活性化を
行う際には、同時に第1及び第2ローラ5,8やカッタ
ー6の制御が行われ、生成されたラベル91がラベル発
行口2aから発行されるようになっている。
【0034】具体的に説明すると、ラベルロールRから
引き出されたラベル用紙90は、まず第1ローラ5によ
って送られながら、第1サーマルヘッド4の加熱によっ
て表面90aに所定の印字がされる。ラベル1枚分の印
字が終了してラベル用紙90の先端が第2サーマルヘッ
ド7と第2ローラ8との間に到達すると、第2ローラ8
が回転してラベル用紙90を送り始める。そして、適当
な位置でカッター6によりラベル用紙90が切断され、
ラベル91が生成される。
【0035】ラベル91は、第2ローラ8によって送ら
れながら、裏面91bが第2サーマルヘッド7による加
熱を受ける。このときの加熱パターンは、後述する複数
の加熱パターンから操作者が選択したものが用いられ
る。また、このときの加熱は、操作者により選択された
非粘着エリア(後述)を除いたエリアについて行われ
る。なお、第2サーマルヘッド7に対するラベル91の
当接位置は、図示しないセンサーによって位置決めされ
る。
【0036】一方、ラベルロールRとつながっているラ
ベル用紙90は、第1ローラ5の逆転によって、表面9
0aの印字位置が第1サーマルヘッド4に対して位置決
めされる。そして、次のラベルとなる部分に対して、第
1サーマルヘッド4による印字が行われる。 (ラベル発行条件の設定)HDD44内には、ラベルの
発行に関する条件を記憶した発行条件ファイル48が存
在する。この発行条件ファイル48には、図4に示すよ
うに、ラベル種類毎に、印字濃度、発行速度、粘着力、
カッター使用の有無、バックフィードの有無などのデー
タが記憶されている。これらのデータのうち、幾つかの
項目については、操作者による設定が可能である。以下
に、操作者により設定可能な項目のうち、ラベル裏面の
加熱に関する項目について説明する。
【0037】まず、操作者は、ラベル裏面のうち粘着力
を発生させたくない非粘着エリアを設定することができ
る。表示画面45において「感熱糊の活性化に関する設
定」を選択し、さらに「エリア設定」を選択すると、図
5(a)に示す「粘着化させないラベル裏面のエリア設
定」という画面が立ち上がる。ここでは、ラベルの四辺
周辺エリアA,B,C,Dと、ラベルの片側エリアEと
を選択することができる。例えば、図5(a)に示すよ
うにエリアA,B,C,Dを非粘着エリアに設定した場
合には、図6に示すようにラベル裏面の周辺エリアが加
熱されずに感熱糊が活性化されない状態でラベルが発行
されることになる。また、エリアA,B,C,D,E全
てを選択した場合には、図7(a)に示すように、ラベ
ル裏面の周辺エリアとラベル裏面の片側(図7(a)の
右側)とが、感熱糊が活性化されない状態で残る。
【0038】また、操作者は、ラベル裏面の粘着力の大
きさ(粘着度)を設定することができる。表示画面45
において「感熱糊の活性化に関する設定」を選択し、さ
らに「粘着度設定」を選択すると、図5(b)に示す
「ラベル裏面の粘着エリアの粘着度設定」という画面が
立ち上がる。ここでは、第2サーマルヘッド7による加
熱で用いる加熱パターンを選択することによって、発行
されるラベルの粘着力の大きさを設定することができ
る。この加熱パターンは、加熱部と非加熱部とから成る
ものであって、ドットパターンによって決められてい
る。図5(b)の加熱パターンAを選択すれば、8ドッ
トに1つの割合で加熱部位が存するようになる。図5
(b)の加熱パターンEを選択すれば、3ドットに1つ
の割合で加熱部位が存するようになる。すなわち、操作
者は、加熱部位の密度の高いものから粗いものまで、段
階的に加熱パターンを設定することが可能である。そし
て、加熱部位の密度の高いものは当然粘着度も大きくな
り、密度の粗いものは粘着度が小さくなる。例えば、図
5(b)の加熱パターンAを選択すると、図6(a)に
示すように加熱部位がラベル裏面に粗く形成される。図
5(b)の加熱パターンDを選択すると、図6(b)に
示すように加熱部位がラベル裏面に密に形成される。
【0039】なお、加熱されるエリアは、選択した所定
の加熱パターンによって、全体が均一に加熱される(図
6及び図7参照)。また、操作者は、表示画面45にお
いて「感熱糊の活性化に関する設定」を選択し、さらに
「クーポンラベル」を選択した場合には、そこでクーポ
ンラベルCPの商品情報印字部分CP1(図7(b)参
照)及びクーポン印字部分CP2のそれぞれの裏面につ
いて、図5(b)に示すような加熱パターンを選ぶこと
が可能である。クーポンラベルCPは、片側が商品情報
を伝えるために使用され、片側がクーポンとして消費者
に使用してもらうために使われるラベルであり、図7
(b)に示すように、間に切り込み線が入れられるもの
が多い。ここでは、標準設定として、商品情報印字部分
CP1の裏面の加熱パターンを粘着力が大きくなる加熱
パターンD(図5(b)参照)に、クーポン印字部分C
P2の裏面の加熱パターンを粘着力が小さくなる加熱パ
ターンAに定めるとともに、操作者による設定変更を可
能としている。
【0040】(その他の制御) (1)予めラベル表面に印字がされている用紙を用いる
場合は、第1サーマルヘッド4による印字処理を省略す
るような選択を行うことも可能である。 (2)ラベルロールRのラベル用紙90の先端部分に
は、ラベル種類番号がバーコード形式で印字されてい
る。ラベルロールRが交換された直後には、ラベル発行
口2a近傍に装着されているバーコードスキャナ(図示
せず)によりラベル種類番号が読み取られ、商品情報フ
ァイルに登録されているラベル種類番号との照合が行わ
れる。この照合で交換されたラベルロールR(ラベル用
紙90)の間違いが発見されれば、制御コンピュータ1
1は、警告音を発し、ラベルプリンタ1をエラー停止さ
せる。
【0041】ラベルプリンタ1では、大量に同じ商品ア
イテムのラベルを連続発行する場合もあるが、50個や
100個単位で商品アイテムが変わる場合もある。ラベ
ルは、商品アイテム毎に種類が異なっていることが多
く、ベテランの作業者であっても類似するラベル用紙を
間違えて装置にセットしてしまう恐れがある。しかし、
上記のように、ラベルロールRが交換された直後にラベ
ル発行口2aのバーコードスキャナによってラベル種類
番号の読み取り及び照合が行われるため、すぐに操作者
がエラーに気づくことができる。
【0042】(3)制御コンピュータ11は、ラベルを
連続発行しているときには、所定の単位時間内に発行さ
れるラベルの枚数を自動的に数え、表示画面45に現在
の発行能力を表示する。また、発行能力と、残りの必要
発行ラベル枚数とから、完了予定時間を自動計算し、表
示画面45に表示する。さらに、HDD44には、各発
行時における上記発行能力が記憶される。そして、制御
コンピュータ11は、それらの実績データを基にして、
ラベルの連続発行開始時においても、完了予定時間を予
測して表示画面45に表示させる。例えば、「約10分
で発行完了」や「19:10頃に発行完了」といった表
示が行われる。
【0043】(4)本ラベルプリンタ1では、電気的印
字調整が可能となっている。印字テストにおいて調整で
きる全ての印字パターンを印字させるときに、印字に応
じた電気制御レベルを記号を添えて同時に印刷させる
(図8参照)。この図8に示すような記号と電気的調整
レベルを対比することによって、誰もが調整を行うこと
ができるようになっている。すなわち、印字テストにお
ける電気制御レベルが視覚化・数値記号化されているた
め、誰もが所望の調整を行えるようになっている。ま
た、標準レベルの確定によって、構造的な印字位置のず
れも、印字テストにより視覚化することが可能である。
【0044】<本実施形態のラベルプリンタの特徴> (1)本実施形態のラベルプリンタ1では、第2サーマ
ルヘッド7が複数の発熱素子を有しているため、制御コ
ンピュータ11により細かい加熱パターンを設定するこ
とができる。そして、ラベル裏面のうち加熱する部位
(加熱部位)をどれくらいの密度にするかを、図5
(b)に示すように操作者に設定させている。
【0045】したがって、操作者は、ラベル裏面の加熱
部位の密度が高くなるような加熱パターンを選べばラベ
ルの粘着力を高くすることができ、ラベル裏面の加熱部
位の密度が粗くなるような加熱パターンを選べばラベル
の粘着力を小さくすることができる。これにより、要求
される粘着力が異なる種々のラベルに対応することが可
能となり、操作者によって使い易い装置(ラベルプリン
タ)となっている。
【0046】(2)本実施形態のラベルプリンタ1で
は、クーポンラベルCPを、適切な粘着力を持った状態
で発行させることができる。上記のように、標準設定で
は、商品情報印字部分CP1の裏面の加熱パターンを粘
着力が大きくなる加熱パターンD(図5(b)参照)
に、クーポン印字部分CP2の裏面の加熱パターンを粘
着力が小さくなる加熱パターンAに定めている。したが
って、発行されるクーポンラベルCPは、商品情報印字
部分CP1の裏面の粘着力が強くクーポン印字部分CP
2の粘着力が弱くなる。このようなクーポンラベルCP
が商品に貼付されれば、消費者は、クーポン印字部分C
P2だけをクーポンとして所有するために商品から剥が
すことが容易にできるようになる。
【0047】(3)本実施形態のラベルプリンタ1で
は、図5(a)に示すように、操作者にラベル裏面のう
ち粘着力を発生させたくないエリア(非粘着エリア)を
設定させる。そして、制御コンピュータ11は、非粘着
エリアを除くラベルの裏面のエリアに対して第2サーマ
ルヘッド7による加熱を行う。
【0048】このように、ラベルプリンタ1では操作者
に積極的に非粘着エリアを設定させ、その非粘着エリア
にある感熱糊が活性化しないように、非粘着エリアが加
熱されない制御を行っている。したがって、第2サーマ
ルヘッド7がラベル91のないところで作動して過熱に
よって損傷してしまうことを防止することができる。ラ
ベルの四辺周辺エリアA,B,C,D(図5(a)参
照)を非粘着エリアに設定すれば、第2サーマルヘッド
7がラベル91のないところで過熱損傷する恐れが極め
て少なくなる。
【0049】また、コンテナラベルのように後で必ず剥
がさなければならないラベルを発行したい場合には、例
えば図5(a)のエリアA,B,C,D,E全てを選択
し、図7(a)に示すように剥がれやすいラベルを発行
すればよい。こうすれば、ラベルの片側を持ってラベル
を剥がすことができるようになり、ラベルを剥がす作業
が容易となる。
【0050】[他の実施形態] (A)上記実施形態では、図5(a)に示す「粘着化さ
せないラベル裏面のエリア設定」という画面で、ラベル
の四辺周辺エリアA,B,C,Dと、ラベルの片側エリ
アEとを選択することができるようになっているが、こ
れ以外のエリアを選択することができるようにしてもよ
い。また、各エリアの寸法を細かく設定できるようにプ
ログラムすることも可能である。
【0051】(B)上記実施形態のラベルプリンタ1は
ラベルロールRを1つだけセットするものであるが、ラ
ベル用紙を供給するために用紙カセットを複数用意する
ことも考えられる。この場合には、対応するラベル用紙
に応じて用紙カセットの色分けを行い、セットされてい
る用紙カセットを判別するために、色識別センサーを用
いることが望ましい。近接スイッチや光電センサー等の
ON/OFFセンサーを用いることもできるが、その場
合には、用紙カセットの挿入具合やセンサー位置の調整
ミスにより誤認識が発生し易い。この点、色識別センサ
ーを用いれば、用紙カセットの識別ミスが殆ど発生しな
くなる。
【0052】(C)上記実施形態では、非粘着エリアを
一切加熱しない制御を行っているが、非粘着エリアに対
して、非粘着エリアを除くエリア(以下、粘着エリアと
いう。)への加熱よりも少ない加熱を行うように制御し
てもよい。具体的には、非粘着エリアを粘着エリアより
も密度の粗い加熱パターンで加熱したり、加熱出力を落
として加熱したりすることが考えられる。
【0053】非粘着エリアA,B,C,D(図5(a)
参照)を粘着エリアよりも密度の粗い加熱パターンで加
熱したときのラベル裏面の様子を図9に示す。このよう
に加熱した場合にも、周囲の粘着力が弱く剥がれやすい
ため、トータルとして剥がれやすいラベルとなる。 (D)上記実施形態では、ラベルプリンタ1に本発明を
適用したが、本発明は、ラベルプリンタに限らず、ラベ
ル発行機能を有する計量ラベラー、商品包装ラベル貼付
装置、自動計量値付装置、包装計量値付装置など、種々
の装置に適用することができる。
【0054】(E)上記実施形態の第2サーマルヘッド
7に、ペルチェ素子などの冷却素子を取り付けることも
考えられる。ペルチェ素子は、電流を流すと片側が温ま
り反対側が冷える性質を有しており、また電流を流す方
向を逆にすれば温まる面と冷える面とが切り替わる。こ
の性質を利用すれば、制御コンピュータ11は、第2サ
ーマルヘッド7に内蔵されているサーミスタからサーマ
ルヘッド温度を検知した上で、その温度が最適温度より
も低い場合にはペルチェ素子の第2サーマルヘッド7に
接している面を温め、その温度が最適温度よりも高い場
合にはペルチェ素子の第2サーマルヘッド7に接してい
る面を冷やすように電流の向きを制御することができ
る。これにより、第2サーマルヘッド7の温度を一定範
囲に保つことが容易となる。
【0055】(F)上記実施形態では、裏面90bに感
熱糊が一層だけ塗布されているラベル用紙90を用いる
ことを前提とした制御の説明を行っているが、裏面に異
なる粘着力を持った複数の感熱糊が塗布されているラベ
ル用紙を用いる場合には、下記のような制御を行うこと
によって発行されるラベルの粘着力を変えることが可能
である。
【0056】ここでは、ラベル用紙として、表面に印字
のための感熱記録層が形成されており裏面に2層の感熱
糊が塗布されているラベル用紙を用いる。1層目(内
側)の感熱糊は、多数の球状殻の中に粘着力の強い糊が
閉じこめられているものであり、2層目(外側)の感熱
糊は、多数の球状殻の中に粘着力の弱い糊が閉じこめら
れているものである。1層目の感熱糊の球状殻は比較的
高い温度で破れるものであり、2層目の感熱糊の球状殻
は比較的低い温度で破れるものである。
【0057】そして、上記実施形態ではラベル裏面の粘
着度を設定する際に加熱パターンを選択させる制御が行
われているが、ここでは、ラベル裏面の粘着度の強弱を
選択させて、第2サーマルヘッド7の温度制御につなげ
る制御が行われる。操作者は、加熱して粘着力を発生さ
せたいエリアに対して、その粘着度の強弱を選択するこ
とができる。強い粘着度が選択された場合には、制御コ
ンピュータ11は、第2サーマルヘッド7の温度を1層
目の感熱糊の球状殻が破れる高い温度として、ラベル裏
面のそのエリアに対して加熱を行う。すると、そのエリ
アでは1層目の粘着力の強い糊が活性化し、強い粘着力
が発生する。反対に、弱い粘着度が選択された場合に
は、制御コンピュータ11は、第2サーマルヘッド7の
温度を2層目の感熱糊の球状殻が破れる程度の低い温度
として、ラベル裏面のそのエリアに対して加熱を行う。
すると、そのエリアでは2層目の粘着力の弱い糊が活性
化し、弱い粘着力が発生する。
【0058】なお、上記のように粘着力の強い感熱糊と
弱い感熱糊とを2層として裏面に塗布するのではなく、
それぞれの感熱糊を閉じこめた球状殻を混在させたもの
を裏面に塗布したラベル用紙を用いることもできる。
【0059】
【発明の効果】本発明では、加熱手段に複数の発熱部を
持たせ、加熱部位の密度を変更する制御を行わせるた
め、加熱部位の密度を高く制御してラベルの粘着力を高
くしたり、加熱部位の密度を粗く制御して粘着力を小さ
くすることができ、要求される粘着状態が異なる種々の
ラベルに対応することが可能となる。
【0060】また、別の本発明では、第1及び第2感熱
糊が形成されたラベルを用いつつ、加熱手段の温度制御
を行っているため、温度を高くして両方の感熱糊を活性
化させる制御を行ったり、どちらか一方だけを活性化さ
せる制御を行ったり、部位によってどちらの感熱糊も活
性化させない制御を行ったりすることができる。このよ
うな制御を切り替えることにより、本発明では、ラベル
の粘着力を変えることが可能となる。
【0061】また、別の本発明では、粘着力を発生させ
たくないエリア(非粘着エリア)を設定することを可能
とし、非粘着エリアを除くエリアに対して加熱手段によ
る加熱を行わせる制御を行っているため、この装置を操
作する操作者は、積極的に非粘着エリアを設定して、そ
の非粘着エリアにある感熱糊が活性化しないように非粘
着エリアの加熱を抑えさせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるラベルプリンタの外
観斜視図。
【図2】ラベルプリンタ内部の縦断面概略図。
【図3】制御コンピュータのブロック構成図。
【図4】発行条件ファイルのデータ構成図。
【図5】表示画面の一例。
【図6】ラベル裏面の加熱部位の密度及び非加熱エリア
を表す図。
【図7】ラベル裏面の加熱部位の密度及び非加熱エリア
を表す図。
【図8】電気制御レベルを記号で表したテスト印字を表
す図。
【図9】ラベル裏面のエリア別の加熱部位の密度を表す
図。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ(ラベル発行装置) 7 第2サーマルヘッド(加熱手段) 11 制御コンピュータ(制御手段) 90 ラベル用紙 91 ラベル A,B,C,D,E エリア R ラベルロール CP クーポンラベル CP1 商品情報印字部分 CP2 クーポン印字部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 弘 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3E095 BA02 CA02 DA55 DA59 EA22 EA24 EA34 FA01 FA12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱糊の活性化により貼り付けを行うラベ
    ルを発行するラベル発行装置であって、 複数の発熱部を有し、前記ラベルの感熱糊を加熱する加
    熱手段と、 前記複数の発熱部の発熱制御を行い、前記ラベルの加熱
    部位の密度を変えて粘着力を変更することのできる制御
    手段と、を備えたラベル発行装置。
  2. 【請求項2】感熱糊の活性化により貼り付けを行うラベ
    ルを発行するラベル発行装置であって、 前記ラベルには、活性化温度及び粘着力が異なる複数の
    感熱糊が形成されており、 複数の発熱部を有し、前記ラベルの感熱糊を加熱する加
    熱手段と、 前記複数の発熱部の温度制御を行い、少なくとも1つの
    感熱糊を活性化させて前記ラベルの粘着力を変更するこ
    とのできる制御手段と、を備えたラベル発行装置。
  3. 【請求項3】前記複数の感熱糊には、第1感熱糊及び第
    2感熱糊が含まれており、 前記第2感熱糊は、活性化する温度が前記第1感熱糊よ
    りも高く、活性化したときの粘着力が前記第1感熱糊よ
    りも強い、請求項2に記載のラベル発行装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記ラベルを複数のエリ
    アに区分して、それぞれのエリアに対して前記複数の発
    熱部の制御を行うことができる、請求項1から3のいず
    れかに記載のラベル発行装置。
  5. 【請求項5】前記加熱手段は、加熱部と非加熱部とから
    成る所定の加熱パターンによって、前記ラベルの加熱す
    るエリア全体を均一に加熱する、請求項1から4のいず
    れかに記載のラベル発行装置。
  6. 【請求項6】前記加熱パターンは、複数の加熱パターン
    から選択可能である、請求項5に記載のラベル発行装
    置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記ラベルを複数のエリ
    アに区分して、それぞれのエリアに対して前記複数の発
    熱部の制御を行うことができ、 前記加熱パターンは、前記複数のエリアそれぞれに対し
    て設定することができる、請求項6に記載のラベル発行
    装置。
  8. 【請求項8】選択可能な前記複数の加熱パターンは、非
    加熱パターンを含む、請求項6又は7に記載のラベル発
    行装置。
  9. 【請求項9】前記ラベルの周辺エリアに前記非加熱パタ
    ーンが選択される、請求項8に記載のラベル発行装置。
  10. 【請求項10】前記複数のエリアの少なくとも1つが他
    のエリアと異なる加熱パターンに設定される、請求項7
    に記載のラベル発行装置。
  11. 【請求項11】前記ラベルは、商品情報印字部分とクー
    ポン印字部分とに分かれており、 前記制御手段は、前記ラベルのクーポン印字部分に対応
    するエリアの粘着力が前記ラベルの商品情報印字部分に
    対応するエリアの粘着力よりも弱くなるように、加熱手
    段を制御する、請求項1から10のいずれかに記載のラ
    ベル発行装置。
  12. 【請求項12】感熱糊の活性化により貼り付けを行うラ
    ベルを発行するラベル発行装置であって、 前記ラベルの感熱糊を複数のエリア別に加熱し得る加熱
    手段と、 前記エリアのうち粘着力を発生させたくない非粘着エリ
    アの入力に基づき、前記非粘着エリアを除くエリアに対
    して前記加熱手段による加熱を行わせる制御手段と、を
    備えたラベル発行装置。
  13. 【請求項13】前記ラベルの周辺エリアを前記非粘着エ
    リアに設定することができる、請求項12に記載のラベ
    ル発行装置。
  14. 【請求項14】前記制御手段は、前記加熱手段を制御し
    て、前記非粘着エリアに対し、前記非粘着エリアを除く
    エリアに対する加熱よりも弱い加熱を行う、請求項12
    又は13に記載のラベル発行装置。
  15. 【請求項15】前記加熱手段は、複数の発熱部を有して
    おり、 前記制御手段は、前記複数の発熱部の発熱制御を行い、
    前記ラベルの加熱部位の密度を変更することができる、
    請求項12から14のいずれかに記載のラベル発行装
    置。
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