JP2001225032A - 超音波励振装置及びこれを備えた超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波励振装置及びこれを備えた超音波洗浄装置

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JP2001225032A
JP2001225032A JP2000037959A JP2000037959A JP2001225032A JP 2001225032 A JP2001225032 A JP 2001225032A JP 2000037959 A JP2000037959 A JP 2000037959A JP 2000037959 A JP2000037959 A JP 2000037959A JP 2001225032 A JP2001225032 A JP 2001225032A
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ultrasonic
vibration
ultrasonic vibration
waveguide
excitation device
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JP2000037959A
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Norihiko Nakajima
憲彦 中島
Yoshiki Hashimoto
芳樹 橋本
Kyozo Yamatani
恭三 山谷
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Kaijo Corp
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Kaijo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺状基板の表裏両面を同時に洗浄可能で該
長尺状基板の厚みや搬送速度が大きい場合でも、高清浄
度を維持することができ、かつ小型化や洗浄液の使用量
を低減可能な超音波励振装置及びこれを備えた超音波洗
浄装置を提供すること。 【解決手段】 導波体13の振動子4を有する面からの
寸法が超音波振動の半波長の整数倍である位置又はその
近傍に貫通孔5を穿設し、超音波振動の半波長(λ/
2)の整数倍の高さH1をする上部導波部13aを設け
る。また、貫通孔5を挟んで上部導波部13aに連結さ
れ、超音波振動の1波長の4分の1(λ/4)以下の高
さH3を有するたわみ振動部13bを設ける。貫通孔5
内には、上部導波部13aからの縦振動及びたわみ振動
部13bからのたわみ振動が導かれ、少なくとも貫通孔
5の上端部5bの位置までを洗浄液50に浸漬し、貫通
孔5内に長尺状基板を挿通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム等
の長尺状基板の洗浄に用いられる超音波励振装置及びこ
れを備えた超音波洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波洗浄装置として、
例えば、特開平11−216436号公報に開示されて
いるものがある。図9は、従来の超音波洗浄装置を示す
一部断面を含む正面図である。以下、図9を参照して従
来の超音波洗浄装置について説明する。
【0003】図9に示すように、従来の超音波洗浄装置
は、洗浄液50を貯留する洗浄槽40と、洗浄槽40内
に配置されて超音波を集中して放射可能な金属ホーン型
超音波振動子121と、金属ホーン型超音波振動子12
1から放射された超音波を反射する超音波反射板122
と、洗浄槽40の周囲に配置された洗浄液回収槽45
と、被洗浄物である長尺状薄型基板を搬送する送りロー
ラ27及び送りローラ28等からなる。
【0004】前記洗浄槽40の対向する一対の壁面に
は、長尺状基板としてのリードフレーム26が洗浄槽4
0内を通過するための入口スリット41及び出口スリッ
ト42が互いに対向して形成されており、前記入口スリ
ット41及び前記出口スリット42からこぼれ落ちる前
記洗浄液50は、前記洗浄液回収槽45によって回収さ
れ、循環路30、ポンプ32、フィルタ31及びバルブ
33を介して再び前記洗浄槽40内に循環される。
【0005】前記金属ホーン型超音波振動子121と前
記超音波反射板122との間に挿通された長尺状基板と
してのリードフレーム26は、送りローラ27及び送り
ローラ28によって、前記リードフレーム26を前記入
口スリット41から前記出口スリット42に向けて送り
出されて、前記リードフレーム26の表裏両面が超音波
洗浄される。
【0006】図9に示す超音波洗浄装置は、前記金属ホ
ーン型超音波振動子121を前記リードフレーム26の
上面側に配置し、該リードフレーム26の下面側に前記
超音波反射板122を前記金属ホーン型超音波振動子1
21と対向して配置したものである。また、前記超音波
反射板122としては、例えばステンレス鋼などを用い
ればよい。
【0007】従来の超音波洗浄装置は、長尺状基板とし
ての前記リードフレーム26の上面を前記金属ホーン型
超音波振動子121から放射される超音波によって直接
洗浄することができるとともに、前記金属ホーン型超音
波振動子121から放射される強力な超音波の一部は前
記リードフレーム26の下面側に透過し、前記超音波反
射板122で反射されて前記リードフレーム26の下面
に当たることから、前記リードフレーム26の下面側を
超音波洗浄することができる。また、前記リードフレー
ム26には、半導体チップを載置するためのアイランド
と複数のリードが形成され、打ち抜き穴があるため、こ
の穴から通り抜けた超音波も前記超音波反射板122で
反射され、前記リードフレーム26の下面側を洗浄す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波洗浄装置
は、長尺状基板としてのリードフレーム26の下面側を
洗浄するために該下面側に前記金属ホーン型超音波振動
子121とは別の超音波振動子を設ける必要がなく、か
つ前記金属ホーン型超音波振動子121の先端部を前記
リードフレーム26の上面から10mm以内の距離に配
置した構成であることから、前記洗浄槽40を小型化す
ることができ、超音波洗浄槽全体の小型化及び使用する
前記洗浄液50の省液化を達成することができる。
【0009】しかしながら、従来の超音波洗浄装置は、
前記超音波反射板122を前記金属ホーン型超音波振動
子121から放射される超音波が長尺状基板としての前
記リードフレーム26の下面側に向けて効率よく反射さ
れる位置に調整して設置する必要があり、この調整作業
が煩雑になる傾向がある。
【0010】また、被洗浄物である長尺状基板としての
前記リードフレーム26の厚さが大きい場合には、前記
金属ホーン型超音波振動子121から放射される超音波
が前記リードフレーム26の下面側に十分に透過せず、
前記リードフレーム26の下面側に対する洗浄効果が低
下する可能性がある。また、前記リードフレーム26の
前記送りローラ27及び送りローラ28による搬送速度
が大きくなると、前記リードフレーム26の下面側の清
浄度が不十分になる可能性があり、被洗浄物である長尺
状基板の厚さや搬送速度を大きくしても、常に高清浄度
を維持することができる超音波洗浄装置が望まれてい
る。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、被洗浄物である長尺状基板の表裏両面を同時に
洗浄することができるとともに、該長尺状基板の厚みや
搬送速度が大きい場合でも、常に高い清浄度を維持する
ことができ、かつ小型化や使用する洗浄液の使用量の低
減を達成することが可能な超音波励振装置及びこれを備
えた超音波洗浄装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波励振装置
は、超音波振動を発生する振動子と、前記振動子が接合
されて前記超音波振動を外部負荷に導く導波体と、前記
振動子に所定の駆動周波数の電圧を印加する発振器とを
有する超音波励振装置であって、前記導波体は、前記振
動子を有する上面からの寸法が前記超音波振動の半波長
の整数倍である位置又はその近傍に形成された開口部
と、前記超音波振動の進行方向における寸法が前記超音
波振動の半波長の整数倍であって、前記超音波振動に対
して縦振動して前記開口部内に前記縦振動を導く上部導
波部と、前記開口部を挟んで前記上部導波部と連結さ
れ、前記超音波振動の進行方向における寸法が前記超音
波振動の半波長の整数倍であって、前記超音波振動に対
して縦振動して前記開口部内に前記縦振動を導く下部導
波部とを有するものである。
【0013】また、本発明の超音波励振装置は、超音波
振動を発生する振動子と、前記振動子が接合されて前記
超音波振動を外部負荷に導く導波体と、前記振動子に所
定の駆動周波数の電圧を印加する発振器とを有する超音
波励振装置であって、前記導波体は、前記振動子を有す
る上面からの寸法が前記超音波振動の半波長の整数倍で
ある位置又はその近傍に形成された開口部と、前記超音
波振動の進行方向における寸法が前記超音波振動の半波
長の整数倍であって、前記超音波振動に対して縦振動し
て前記開口部内に前記縦振動を導く上部導波部と、前記
開口部を挟んで前記上部導波部と連結され、前記超音波
振動に対してたわみ振動して前記開口部内に前記たわみ
振動を導くたわみ振動部とを有するものである。
【0014】また、前記たわみ振動部は、前記超音波振
動の進行方向における高さが、前記超音波振動の1波長
の4分の1以下であるものである。
【0015】また、前記開口部は、前記超音波振動の進
行方向における幅が前記超音波振動の1波長の10分の
1以下であるものである。
【0016】また、前記導波体は、前記超音波振動の進
行方向に直交する方向において前記超音波振動の1波長
の3分の1以下のピッチで形成されたスリットを有する
ものである。
【0017】また、前記開口部は、前記超音波振動の進
行方向に垂直な方向における一方の側端部が外部に向け
て開口する開放端部であるものである。
【0018】また、前記上部導波部及び前記たわみ振動
部は、一体に形成されているものである。
【0019】また、前記上部導波部及び前記たわみ振動
部は、各々別体として形成されているものである。
【0020】また、本発明の超音波洗浄装置は、洗浄液
を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽内に配置されて前記洗
浄液を励振する超音波励振装置と、被洗浄物を搬送して
前記洗浄槽内の前記洗浄液中を通過させる搬送手段とを
備えた超音波洗浄装置であって、前記超音波励振装置
は、超音波振動を発生する振動子と、前記振動子が接合
されて前記超音波振動を前記洗浄液に導く導波体と、前
記振動子に所定の駆動周波数の電圧を印加する発振器と
を有し、前記導波体は、前記振動子を有する上面からの
寸法が前記超音波振動の半波長の整数倍である位置又は
その近傍に形成された開口部と、前記超音波振動の進行
方向における寸法が前記超音波振動の半波長の整数倍で
あって、前記超音波振動に対して縦振動して前記開口部
内に前記縦振動を導く上部導波部と、前記開口部を挟ん
で前記上部導波部と連結され、前記超音波振動の進行方
向における寸法が前記超音波振動の半波長の整数倍であ
って、前記超音波振動に対して縦振動して前記開口部内
に前記縦振動を導く下部導波部とを有するものである。
【0021】また、本発明の超音波洗浄装置は、洗浄液
を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽内に配置されて前記洗
浄液を励振する超音波励振装置と、被洗浄物を搬送して
前記洗浄槽内の前記洗浄液中を通過させる搬送手段とを
備えた超音波洗浄装置であって、前記超音波励振装置
は、超音波振動を発生する振動子と、前記振動子が固着
されて前記超音波振動を前記洗浄液に導く導波体と、前
記振動子に所定の駆動周波数の電圧を印加する発振器と
を有し、前記導波体は、前記振動子を有する上面からの
寸法が前記超音波振動の半波長の整数倍である位置又は
その近傍に形成された開口部と、前記超音波振動の進行
方向における寸法が前記超音波振動の半波長の整数倍で
あって、前記超音波振動に対して縦振動して前記開口部
内に前記縦振動を導く上部導波部と、前記開口部を挟ん
で前記上部導波部と連結され、前記超音波振動に対して
たわみ振動して前記開口部内に前記たわみ振動を導くた
わみ振動部とを有するものである。
【0022】また、前記洗浄槽の周囲に配置された洗浄
液回収槽を有し、前記洗浄槽からこぼれ落ちる前記洗浄
液を再び循環させて使用するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明による超音波励振装
置及びこれを備えた超音波洗浄装置の実施の形態につい
て、図1乃至図8を参照して説明する。ただし、本発明
による超音波励振装置及びこれを備えた超音波洗浄装置
は、図9に示す従来の超音波洗浄装置とは、金属ホーン
型超音波振動子121の構成のみが異なるものであり、
他の構成は同一であることから、以下の説明においては
異なる部分の構成を中心に説明し、他の構成については
要部のみの説明とする。また、図1乃至図8において、
従来の超音波洗浄装置と同一の構成または機能を有する
部分には、同一の符号を付している。
【0024】まず、本発明による第1の実施の形態(以
下、便宜上第1実施例とも称する)について、図1を参
照して説明する。図1(a)は、本発明による超音波励
振装置を示す側面図、図1(b)は、図1(a)に示す
本発明による超音波励振装置の正面図、図1(c)は、
図1(a)及び図1(b)に示す本発明による超音波励
振装置の振動モードを示す模式図である。
【0025】図1(a)及び図1(b)に示すように、
超音波励振装置1aは、全体が略直方体状に形成された
導波体3と、導波体3の上端面中央部にネジ等により接
合された振動子4と、前記振動子4に所定の駆動周波数
の電圧を印加する発振器(図示せず)とからなる。
【0026】前記振動子4は、PZT(piezoel
ectric:圧電)素子等からなり、前記発振器(図
示せず)によって所定の駆動周波数の電圧が印加される
と、この周波数の超音波振動を発生する。前記発振器の
駆動周波数は、本実施例では、約20kHzのものを使
用しているが、使用条件によって変えることができる。
【0027】前記導波体3は、ジュラルミン、ステンレ
ス、アルミニウム等の金属から形成され、中央部に開口
部としての貫通孔5が穿設されている。前記貫通孔5
は、図1(b)に示す正面から見て断面略矩形形状に形
成され、その側端部5aがR状の曲面になっており、前
記断面は、図1(a)に示すように、垂直な方向、すな
わち奥行きにわたって形成されている。前記貫通孔5
は、前記側端部5aを端部がR状の曲面に形成すること
によって、前記振動子4から発生する超音波振動の縦振
動による応力集中を防止することができる。また、前記
導波体3は、外部負荷(例えば、洗浄液50)に前記振
動子4が発生する前記超音波振動を導く部材として作用
する。なお、前記側端部5a全面をR状の曲面に形成せ
ずに、断面略矩形形状である前記貫通孔5の四隅の角部
のみをR状に形成してもよい。
【0028】前記導波体3の前記振動子4を有する面
(上面とも称する)から前記貫通孔5の上端部5bまで
の高さH1及び該貫通孔5の下端部5cから前記振動子
4を有する面に対向する面(下面とも称する)までの高
さH1は、それぞれ、前記振動子4から発生する超音波
振動の半波長(λ/2)の略整数倍に設定され、共振長
になっている。すなわち、前記貫通孔5は、前記超音波
振動の進行方向において、前記導波体3の前記振動子4
を有する面(上面)からの寸法が該超音波振動の半波長
の整数倍である位置又はその近傍に形成されており、前
記貫通孔5を挟んで、それぞれ該超音波振動の共振長に
形成された上部導波部3a及び下部導波部3bが一体に
連結されている。
【0029】そして、前記導波体3を例えば、図9に示
す従来の超音波洗浄装置の金属ホーン型超音波振動子1
21及び反射板122に代えて適用して、少なくとも前
記貫通孔5の前記上端部5bの位置までを洗浄液50
(図9を参照)中に浸漬し、前記貫通孔5内に長尺状基
板としてのリードフレーム26(図9を参照)を挿通す
れば、前記導波体3の前記上部導波部3a及び下部導波
部3bは、それぞれ前記振動子4が発生する前記超音波
振動に共振して前記貫通孔5内の前記洗浄液50を励振
し、前記貫通孔5内に挿通されている被洗浄物である長
尺状基板としての前記リードフレーム26の表裏両面を
同時に洗浄することができる。
【0030】ここで、前記半波長(λ/2)は次のよう
に算出される。 λ/2=C/2f ただし、 λ:1波長 C:導波体の素材の音速度(ジュラルミン=5.15×
105cm/s) f:周波数=20×103Hz したがって、λ/2=128.8mmである。
【0031】本発明の第1実施例としての前記超音波励
振装置1aにおいては、前記高さH 1が128mmに設
定されている。すなわち、前記上部導波部3a及び下部
導波部3bは、それぞれ前記振動子4が発生する前記超
音波振動の進行方向における寸法(高さH1)が前記超
音波振動の半波長(λ/2)の整数倍(この場合、1
倍)に設定され、共振長であることから、図1(c)に
示すように、それぞれ同相ピストンモードで縦振動す
る。そして、前記貫通孔5の前記超音波振動の進行方向
における幅H2からなる振動伝播領域は、前記上部導波
部3aと前記下部導波部3bとの連結部の前記超音波振
動の進行方向における寸法を前記超音波振動の1波長の
10分の1(λ/10)以下に設定すれば、該連結部に
ついても同相で振動することが知られており、図1
(c)に示すように、縦振動の腹(ループ)Aの位置に
被洗浄物である長尺状基板が位置して洗浄される。した
がって、前記幅H2は、前記超音波振動の1波長の10
分の1(λ/10)以下であれば、被洗浄物である長尺
状基板の厚さに応じて適宜(例えば、10mm)設定可
能である。なお、前記貫通孔5の中央部、すなわち、前
記幅H2の2分の1(1/2)を含む位置までを前記超
音波振動の半波長(λ/2)の整数倍に設定してもよ
い。
【0032】また、前記導波体3の前記超音波振動の進
行方向に直交する方向における寸法(厚さD及び幅W)
についても、前記超音波振動の1波長の3分の1(λ/
3)以下の寸法であれば適宜設定することができる。こ
れは、前記厚さD及び幅Wがλ/3より大きくなると、
前記導波体3がポアソン(poisson)比の影響に
よって横振動して、導波体自体で振動エネルギーが消費
されるとともに、前記振動子4からの縦振動が該横振動
によって悪影響を受けるためである。本実施例では、幅
W=72mm、厚さD=20mmに設定されている。
【0033】上述の構成からなる前記超音波励振装置1
aは、前記導波体3の前記上部導波部3a及び下部導波
部3bが、それぞれ同相ピストンモードで縦振動するこ
とから、前記貫通孔5内に挿通される被洗浄物である長
尺状基板に対して至近距離から強力な超音波を照射して
洗浄することができる。すなわち、図1(c)に示すよ
うに、前記貫通孔5に挿通される被洗浄物は、近似的に
縦振動の腹(ループ)Aの位置で洗浄される構成である
ことから、洗浄効果が高い。
【0034】しかしながら、本発明の第1実施例である
前記超音波励振装置1aは、前記導波体3が、各々該超
音波振動の共振長に形成された上部導波部3a及び下部
導波部3bを前記貫通孔5を挟んで、一体に連結した状
態であることから、前記超音波励振装置1a及びこれを
適用する超音波洗浄装置全体が大型化し、使用する洗浄
液50の消費量も大きくなる傾向がある。そこで、本願
出願人は、本発明の第1実施例としての前記超音波励振
装置1aが有する課題を解決することができる超音波励
振装置及びこれを備えた超音波洗浄装置を発明した。以
下、図2乃至図8を参照して本発明による第1の実施の
形態とは別の実施の形態を第2実施例乃至第6実施例と
して説明する。
【0035】まず、本発明による第2実施例としての超
音波励振装置について、図2及び図3を参照して説明す
る。図2(a)は、本発明の第2実施例としての超音波
励振装置を示す側面図、図2(b)は、図2(a)に示
す超音波励振装置の正面図、図2(c)及び図2(d)
は、図2(a)及び図2(b)に示す超音波励振装置の
振動モードを示す模式図、図3は、図2(a)及び図2
(b)に示す本発明の超音波励振装置の部分拡大図であ
る。ただし、本発明の第2実施例としての超音波励振装
置は、図1に示す第1実施例としての超音波励振装置に
基づく課題を解決するものであり、基本的な構成は同一
であることから、以下の説明においては異なる部分の構
成を中心に説明し、他の構成については要部のみの説明
とする。また、図2及び図3において、本発明の第1実
施例としての超音波励振装置と同一の構成または機能を
有する部分には、同一の符号を付している。
【0036】図2(a)及び図2(b)に示すように、
超音波励振装置1bは、全体が略直方体状に形成された
導波体13と、前記導波体13の上端面中央部にネジ等
により接合された振動子4と、前記振動子4に所定の駆
動周波数の電圧を印加する発振器(図示せず)とからな
る。本実施例では、前記駆動周波数は20kHzになっ
ている。前記発振器の駆動周波数は、使用条件によって
変えることができる。
【0037】図3にも示すように、前記導波体13は、
ジュラルミン、ステンレス、アルミニウム等の金属(本
実施例ではジュラルミン)から形成され、前記振動子4
が発生する超音波振動の進行方向において、前記振動子
4を有する面(上面)からの寸法が該超音波振動の半波
長の整数倍である位置又はその近傍に開口部としての貫
通孔5が穿設されている。すなわち、前記振動子4を有
する面(上面)から前記貫通孔5の上端部5bまでの部
分が、前記超音波振動の半波長(λ/2)の整数倍の高
さH1を有しており、上部導波部13aとして作用す
る。また、開口部としての前記貫通孔5の下端部5cか
ら前記振動子4を有する面に対向する面(下面)までの
部分が前記上部導波部13aに対して薄肉状に形成され
た高さH3を有するたわみ振動部13bになっており、
開口部としての前記貫通孔5を挟んで前記上部導波部1
3aと前記たわみ振動部13bとが一体に連結された構
成になっている。
【0038】前記たわみ振動部13bの高さH3は、前
記超音波振動の1波長の4分の1(λ/4)以下に設定
することが好ましく、具体的には次式(1)及び式
(2)
【数1】 L≦LF≦W ・・・(2) ただし、 LF:たわみ振動部の幅(cm) mi:振動モードの次数に基づく規準定数(1次:4.
73、3次:10.9956) C:導波体の素材の音速度(ジュラルミンの音速度=
5.15×105cm/s) f:周波数=20×103Hz L:貫通孔の開口幅(cm) W:導波体の幅W(cm) により設定する。
【0039】すなわち、前記たわみ振動部13bの幅L
F(前記振動子4から発生する超音波振動の進行方向に
垂直な方向における幅)を上記式(2)の範囲に設定
し、この設定した幅LFに対応して、前記たわみ振動部
13bの高さH3を設定する。なお、本発明の各実施例
において、前記貫通孔5は、側端部5aがそれぞれ曲率
中心X(図3に図示)を中心とするR状の曲面であるこ
とから、前記曲率中心X同士の間の距離、すなわち、前
記高さH3を有する直線状の下端部5c及び上端部5b
の部分の幅を前記貫通孔5の開口幅L(前記振動子4か
ら発生する超音波振動の進行方向に垂直な方向における
開口幅)とする。したがって、前記貫通孔5の開口幅L
は、図3に示す二点鎖線で囲まれる矩形状の部分の幅と
なる。図2及び図3は、LF=Lに設定した状態を図示
しており、例えば、LF=5cm、振動モードが1次モ
ードである場合には、上記式(1)より、H3=9mm
になる。ただし、前記たわみ振動部13bの高さH
3は、エロージョンによる腐食の影響を防ぐため3mm
以上の大きさに設定することが好ましい。また、開口部
としての前記貫通孔5の開口幅Lは、被洗浄物である長
尺状基板としての前記リードフレーム26の大きさに応
じて適宜設定可能である。また、前記側端部5a全面を
R状に形成せずに、断面略矩形形状である前記貫通孔5
の四隅の角部のみをR状に形成することも可能であり、
前記側端部5aの端部をR状に形成することによって、
前記振動子4から発生する超音波振動による応力集中を
防止することができる。
【0040】また、前記導波体3の前記振動子4を有す
る面(上面)から前記貫通孔5の上端部5bまでの高さ
1、すなわち、前記上部導波部13aの高さH1は、本
発明の第1実施例である超音波励振装置1aと同一であ
り、前記振動子4から発生する超音波振動の半波長(λ
/2)の整数倍(本実施例では、128mm)に設定さ
れている。また、前記貫通孔5の前記超音波振動の進行
方向における幅H2及び前記導波体3の前記超音波振動
の進行方向に直交する方向における寸法(厚さD及び幅
W)についても、前記超音波励振装置1aと同一の条件
を満たす状態に設定されており、本実施例では、H2
10mm、幅W=72mm、厚さD=20mmになって
いる。なお、前記幅H2と前記高さH3との和の2分の1
((H2+H3)/2)を含む位置までを前記超音波振動
の半波長(λ/2)の整数倍に設定してもよい。
【0041】次に、上記の構成からなる前記超音波励振
装置1bの動作について、図4及び図5に示す該超音波
励振装置1bを備えた本発明の第3実施例としての超音
波洗浄装置に基づいて説明する。図4は、本発明の第3
実施例としての超音波洗浄装置を示す一部断面を含む正
面図、図5は、図4に示す本発明の第3実施例としての
超音波洗浄装置を示す斜視図である。ただし、本発明の
第3実施例としての超音波洗浄装置は、図8に示す従来
の超音波洗浄装置のうち、金属ホーン型超音波振動子1
21及び反射板122に代えて本発明の第2実施例とし
ての超音波励振装置1bを適用したものであり、他の構
成は同一であることから、以下の説明においては異なる
部分の構成を中心に説明し、他の構成については要部の
みの説明とする。また、図4及び図5において、従来の
超音波洗浄装置と同一の構成または機能を有する部分に
は、同一の符号を付している。
【0042】図4及び図5に示すように、本発明の第3
実施例としての超音波洗浄装置8は、外部負荷としての
洗浄液50を貯留する洗浄槽40と、前記洗浄槽40内
に配置されて前記洗浄液50を励振する前記超音波励振
装置13と、前記洗浄槽40の周囲に配置された洗浄液
回収槽45と、被洗浄物である長尺状薄型基板を搬送し
て前記洗浄槽40内の前記洗浄液50中を通過させる搬
送手段としての送りローラ27及び送りローラ28等か
らなる。
【0043】前記洗浄槽40の対向する一対の壁面に
は、長尺状基板としてのリードフレーム26が洗浄槽4
0内を通過するための入口スリット41及び出口スリッ
ト42が互いに対向して形成されており、前記導波体1
3は、前記貫通孔5と前記入口スリット41及び出口ス
リット42とが前記振動子4が発生する超音波振動の進
行方向(高さ方向)において同一の位置となる状態に設
けられている。
【0044】そして、前記振動子4に前記発振器(図示
せず)から所定の駆動周波数(本実施例では、20kH
z)の電圧が印加されると、前記導波体13は、前記振
動子4から発生する超音波振動に共振する。このとき、
前記導波体13の上部導波部13aは、前記振動子4が
発生する前記超音波振動の進行方向における寸法(高さ
1)が前記超音波振動の半波長(λ/2)の整数倍
(この場合、1倍)に設定され、共振長であることか
ら、図2(c)に示すように、同相ピストンモードで縦
振動する。また、前記貫通孔5の前記超音波振動の進行
方向における幅H2、すなわち、振動伝播領域である前
記上部導波部13aと前記たわみ振動部13bとの連結
部の前記超音波振動の進行方向における寸法は、前記超
音波振動の1波長の10分の1(λ/10)以下(例え
ば、10mm)に設定されていることから、該連結部も
同相ピストンモードで縦振動して、前記たわみ振動部1
3bに対して縦振動である前記超音波振動を伝達する。
【0045】一方、図2(d)に示すように、前記たわ
み振動部13bは、前記超音波振動の進行方向における
高さH3が上記式(1)及び式(2)を満たす状態(本
実施例では、9mm)であって、前記超音波振動の1波
長の4分の1(λ/4)以下に設定され、前記上部導波
部13aに対して薄肉であることから、前記縦振動をた
わみ振動に変換して、たわみ奇数モード(この場合、1
次モード)でたわみ振動する。
【0046】この状態で、開口部としての前記貫通孔5
内に被洗浄物である長尺状基板としてのリードフレーム
26を挿通し、送りローラ27及び送りローラ28によ
り、前記リードフレーム26を前記入口スリット41か
ら前記出口スリット42に向けて送り出していくことに
よって、前記リードフレーム26の表裏両面を非接触の
状態で同時に洗浄することができる。
【0047】このとき、図2(c)に示すように、開口
部としての前記貫通孔5に挿通される被洗浄物は、近似
的に縦振動の腹(ループ)Aの位置で洗浄される構成に
なっており、長尺状基板としての前記リードフレーム2
6の上面側に対しては、前記上部導波部13aからの縦
振動に基づく超音波振動が至近距離から照射され、前記
リードフレーム26の下面側に対しては、前記たわみ振
動部13bからのたわみ振動に基づく超音波振動が至近
距離から照射されて、被洗浄物である長尺状基板として
の前記リードフレーム26に対して高い洗浄効果を得る
ことができる。
【0048】また、前記導波体13は、少なくとも前記
貫通孔5の前記上端部5bの位置までが浸漬されていれ
ばよいことから、前記洗浄槽40を小型化することがで
き、該洗浄槽40内に貯留する前記洗浄液50の使用量
を小さくすることができる。なお、本実施例の前記超音
波洗浄装置8は、図8に示す従来の前記超音波洗浄装置
と同様に前記入口スリット41及び前記出口スリット4
2からこぼれ落ちる前記洗浄液50を前記洗浄液回収槽
45によって回収し、循環路30、ポンプ32、フィル
タ31及びバルブ33を介して再び前記洗浄槽40内に
循環される構成であることから、前記洗浄液50の消費
量を削減する効果が高いものになっている。また、前記
洗浄液50としては、炭化水素系洗浄液、純水及び種々
の薬液等を適宜選択して使用することができる。
【0049】したがって、前記超音波洗浄装置8は、被
洗浄物である長尺基板(例えば、リードフレーム)の厚
さや、搬送速度が大きい場合でも、常に被洗浄物を高清
浄度で維持することができ、例えば、前記搬送速度を大
きく設定して装置全体の処理効率を向上させることがで
きるとともに、装置全体の小型化や洗浄液の使用量を抑
制することができるものになっている。なお、本発明の
第3実施例としての前記超音波洗浄装置8は、図2に示
す本発明の第2実施例としての超音波励振装置1bを備
えたものになっているが、図1に示す本発明の第1実施
例としての超音波励振装置1a、後述する図6に示す第
4実施例としての超音波励振装置1c、図7に示す第5
実施例としての超音波励振装置1d及び図8に示す第6
実施例としての超音波励振装置1eのうちいずれか1を
備えたものであってもよい。
【0050】次に、本発明の第4実施例としての超音波
励振装置について、図6を参照して説明する。図6
(a)は、本発明の第4実施例としての超音波励振装置
を示す側面図、図6(b)は、図6(a)に示す超音波
励振装置の正面図、図6(c)及び図6(d)は、図6
(a)及び図6(b)に示す超音波励振装置の振動モー
ドを示す模式図である。ただし、本発明の第4実施例と
しての超音波励振装置は、図2に示す第2実施例として
の超音波励振装置と基本的な構成は同一であることか
ら、以下の説明においては異なる部分の構成を中心に説
明し、他の構成については要部のみの説明とする。ま
た、図6において、本発明の第2実施例としての超音波
励振装置と同一の構成または機能を有する部分には、同
一の符号を付している。
【0051】図6(a)及び図6(b)に示すように、
本発明の第4実施例としての超音波励振装置1cは、被
洗浄物である長尺状基板の幅が大きい場合に対応して、
導波体13の振動子4から発生する超音波振動の進行方
向に直交する方向における幅Wを大きくしたものであ
る。
【0052】本発明の第1実施例である前記超音波励振
装置1aにおいて説明したように、前記導波体13の前
記超音波振動の進行方向に直交する方向における寸法
(厚さD及び幅W)は、前記超音波振動の1波長の3分
の1(λ/3)以下の寸法に設定して、前記導波体3が
ポアソン(poisson)比の影響によって横振動す
ることを抑制する必要がある。そこで、本発明の第4実
施例としての前記超音波励振装置1cは、前記導波体1
3にλ/3以下のピッチPでスリット20を形成し、あ
たかもλ/3以下の寸法の小さな導波体が互いに振動の
影響を及ぼし合わない状態に結合されているように構成
したものである。
【0053】本実施例では、前記スリット20は、前記
超音波振動の進行方向と平行な方向に、この場合2条形
成されており、前記超音波振動の進行方向に直交する方
向におけるピッチPが、例えば、30mmに設定されて
いる。すなわち、前記超音波振動の1波長の3分の1
(λ/3)以下のピッチPで前記スリット20を設ける
ことによって、前記導波体13の前記超音波振動の進行
方向に直交する方向における寸法(厚さD及び幅W)を
任意の大きさに形成することが可能であり、被洗浄物と
しての長尺状基板の形状に合わせて設定することができ
る。
【0054】また、開口部である前記貫通孔5の開口幅
L(前記振動子4から発生する超音波振動の進行方向に
垂直な方向における開口幅)は、被洗浄物である長尺状
基板としての前記リードフレーム26の大きさに応じて
適宜設定可能である。例えば、図6に示すように、前記
開口幅L=たわみ振動部13bの幅LF(前記振動子4
から発生する超音波振動の進行方向に垂直な方向におけ
る幅)=11.5cmに設定した場合の前記たわみ振動
部13bの高さH3は、振動モードが3次モードになる
ことから、上記式(1)及び式(2)より、H3=9m
mになる。
【0055】上記の構成からなる前記超音波励振装置1
cも前記超音波励振装置1bと同様の作用効果を奏す
る。すなわち、前記振動子4に前記発振器(図示せず)
から所定の駆動周波数(本実施例では、20kHz)の
電圧が印加されると、前記導波体13は、前記振動子4
から発生する超音波振動に共振する。このとき、前記導
波体13の上部導波部13aは、前記振動子4が発生す
る前記超音波振動の進行方向における寸法(高さH1
が前記超音波振動の半波長(λ/2)の整数倍(この場
合、1倍)に設定され、共振長であることから、図6
(c)に示すように、同相ピストンモードで縦振動す
る。また、前記貫通孔5の前記超音波振動の進行方向に
おける幅H2、すなわち、振動伝播領域である前記上部
導波部13aと前記たわみ振動部13bとの連結部の前
記超音波振動の進行方向における寸法は、前記超音波振
動の1波長の10分の1(λ/10)以下(例えば、1
0mm)に設定されていることから、該連結部も同相ピ
ストンモードで縦振動して、前記たわみ振動部13bに
対して縦振動である前記超音波振動を伝達する。そし
て、図6(d)に示すように、前記たわみ振動部13b
は、前記超音波振動の進行方向における高さH3が上記
式(1)及び式(2)を満たす状態(本実施例では、9
mm)であって、前記超音波振動の1波長の4分の1
(λ/4)以下に設定され、前記上部導波部13aに対
して薄肉であることから、前記縦振動をたわみ振動に変
換して、たわみ奇数モード(この場合、3次モード)で
たわみ振動する。なお、前記幅H2と前記高さH3との和
の2分の1((H2+H3)/2)を含む位置までを前記
超音波振動の半波長(λ/2)の整数倍に設定してもよ
い。
【0056】したがって、図6(c)に示すように、開
口部としての前記貫通孔5に挿通される被洗浄物は、近
似的に縦振動の腹(ループ)Aの位置で洗浄され、長尺
状基板としての前記リードフレーム26の上面側に対し
ては、前記上部導波部13aからの縦振動に基づく超音
波振動が至近距離から照射され、前記リードフレーム2
6の下面側に対しては、前記たわみ振動部13bからの
たわみ振動に基づく超音波振動が至近距離から照射され
て、被洗浄物である長尺状基板としての前記リードフレ
ーム26に対して高い洗浄効果を得ることができる。
【0057】また、前記導波体13は、少なくとも前記
貫通孔5の前記上端部5bの位置までが浸漬されていれ
ばよいことから、前記超音波励振装置1cを適用する超
音波洗浄装置8の洗浄槽40を小型化することができ、
該洗浄槽40内に貯留する前記洗浄液50の使用量を小
さくすることができる。
【0058】次に、本発明の第5実施例としての超音波
励振装置について、図7を参照して説明する。図7
(a)は、本発明の第5実施例としての超音波励振装置
を示す側面図、図7(b)は、図7(a)に示す超音波
励振装置の正面図、図7(c)及び図7(d)は、図7
(a)及び図7(b)に示す超音波励振装置の振動モー
ドを示す模式図である。ただし、本発明の第5実施例と
しての超音波励振装置は、図2に示す第2実施例として
の超音波励振装置と基本的な構成は同一であることか
ら、以下の説明においては異なる部分の構成を中心に説
明し、他の構成については要部のみの説明とする。ま
た、図7において、本発明の第2実施例としての超音波
励振装置と同一の構成または機能を有する部分には、同
一の符号を付している。
【0059】図7(a)及び図7(b)に示すように、
本発明の第5実施例としての超音波励振装置1dは、導
波体13に形成された開口部としての貫通孔5の前記振
動子4から発生する超音波振動の進行方向に垂直な方向
における一方の側端部を外部に向けて開口する開放端部
5dとしたものである。すなわち、前記貫通孔5の一方
の側端部に前記開放端部5dを形成することによって、
前記貫通孔5内に対する被洗浄物である長尺状基板(例
えば、前記リードフレーム26)の挿通を容易化するこ
とができる。例えば、図4及び図5に示す前記超音波洗
浄装置8において、前記洗浄槽40に前記開放端部5d
に対応させてスリットを設け、該スリットから被洗浄物
である長尺状基板としての前記リードフレーム26を挿
通する構成にすれば、前記リードフレーム26を容易に
前記貫通孔5内に挿通することができる。
【0060】上記の構成からなる前記超音波励振装置1
cも前記超音波励振装置1bと同様の作用効果を奏す
る。すなわち、前記導波体13の上部導波部13aは、
前記振動子4が発生する前記超音波振動の進行方向にお
ける寸法(高さH1)が前記超音波振動の半波長(λ/
2)の整数倍(この場合、1倍)に設定され、共振長で
あることから、図7(c)に示すように、同相ピストン
モードで縦振動する。また、前記貫通孔5の前記超音波
振動の進行方向における幅H2、すなわち、振動伝播領
域である前記上部導波部13aと前記たわみ振動部13
bとの連結部の前記超音波振動の進行方向における寸法
は、前記超音波振動の1波長の10分の1(λ/10)
以下(例えば、10mm)に設定されていることから、
該連結部も同相ピストンモードで縦振動して、前記たわ
み振動部13bに対して縦振動である前記超音波振動を
伝達する。そして、図7(d)に示すように、前記たわ
み振動部13bは、前記超音波振動の進行方向における
高さH3が上記式(1)及び式(2)を満たす状態(本
実施例では、9mm)であって、前記超音波振動の1波
長の4分の1(λ/4)以下に設定され、前記上部導波
部13aに対して薄肉であることから、たわみ奇数モー
ド(この場合、1次モード)でたわみ振動する。なお、
前記幅H2と前記高さH3との和の2分の1((H2
3)/2)を含む位置までを前記超音波振動の半波長
(λ/2)の整数倍に設定してもよい。
【0061】したがって、図7(c)に示すように、開
口部としての前記貫通孔5に挿通される被洗浄物は、近
似的に縦振動の腹(ループ)Aの位置で洗浄され、長尺
状基板としての前記リードフレーム26の上面側に対し
ては、前記上部導波部13aからの縦振動に基づく超音
波振動が至近距離から照射され、前記リードフレーム2
6の下面側に対しては、前記たわみ振動部13bからの
たわみ振動に基づく超音波振動が至近距離から照射され
て、被洗浄物である長尺状基板としての前記リードフレ
ーム26に対して高い洗浄効果を得ることができる。
【0062】また、前記導波体13は、少なくとも前記
貫通孔5の前記上端部5bの位置までが浸漬されていれ
ばよいことから、前記超音波励振装置1dを適用する超
音波洗浄装置8の洗浄槽40を小型化することができ、
該洗浄槽40内に貯留する前記洗浄液50の使用量を小
さくすることができる。
【0063】次に、本発明の第6実施例としての超音波
励振装置について、図8を参照して説明する。図8は、
本発明の第6実施例としての超音波励振装置を示す正面
図である。ただし、本発明の第6実施例としての超音波
励振装置は、図2に示す第2実施例としての超音波励振
装置と基本的な構成は同一であることから、以下の説明
においては異なる部分の構成を中心に説明し、他の構成
については要部のみの説明とする。また、図8におい
て、本発明の第2実施例としての超音波励振装置と同一
の構成または機能を有する部分には、同一の符号を付し
ている。
【0064】図8に示すように、本発明の第6実施例と
しての超音波励振装置1eは、上部導波部13a及びた
わみ振動部13bを各々別体として形成し、前記たわみ
振動部13bをネジ25により前記上部導波部13aに
接合して連結した構成になっている。前記超音波励振装
置1eにおいても、前記上部導波部13aの前記振動子
4が発生する前記超音波振動の進行方向における寸法
(高さH1)、前記貫通孔5の前記超音波振動の進行方
向における幅H2及び前記たわみ振動部13bの前記超
音波振動の進行方向における高さH3は、前記超音波励
振装置1bと同一の条件に設定されている。
【0065】すなわち、前記上部導波部13aの高さH
1は、前記超音波振動の半波長(λ/2)の整数倍(こ
の場合、1倍)に設定され、共振長であることから、同
相ピストンモードで縦振動する。また、前記幅H2、す
なわち、振動伝播領域である前記上部導波部13aと前
記たわみ振動部13bとの連結部の前記超音波振動の進
行方向における寸法は、前記超音波振動の1波長の10
分の1(λ/10)以下(例えば、10mm)に設定さ
れていることから、該連結部も同相ピストンモードで縦
振動して、前記たわみ振動部13bに対して縦振動であ
る前記超音波振動を伝達する。そして、前記たわみ振動
部13bの高さH3が上記式(1)及び式(2)を満た
す状態(本実施例では、9mm)であって、前記超音波
振動の1波長の4分の1(λ/4)以下に設定され、前
記上部導波部13aに対して薄肉であることから、たわ
み奇数モード(この場合、1次モード)でたわみ振動す
る状態に設定されている。なお、前記幅H2と前記高さ
3との和の2分の1((H 2+H3)/2)を含む位置
までを前記超音波振動の半波長(λ/2)の整数倍に設
定してもよい。
【0066】前記超音波励振装置1eは、前記上部導波
部13a及び前記たわみ振動部13bを各々別体として
形成したものであることから、前記貫通孔5や前記たわ
み振動部13bの形成が容易であり、前記貫通孔5の開
口幅L(前記振動子4から発生する超音波振動の進行方
向に垂直な方向における開口幅)及び前記たわみ振動部
13bの幅LF(前記振動子4から発生する超音波振動
の進行方向に垂直な方向における幅)を任意の大きさに
容易、かつ低コストで形成することができる。
【0067】また、図8は、前記開口幅L=前記たわみ
振動部13bの幅LFに設定した状態を図示しており、
上記の構成からなる前記超音波励振装置1eにおいて
も、前記超音波励振装置1bと前記超音波励振装置1b
と同一の作用効果を得ることができる。
【0068】なお、本発明の超音波励振装置及びこれを
備えた超音波洗浄装置は、各実施例に記載の構成に限定
されるものではなく、第1実施例乃至第6実施例の構成
を適宜組み合わせた構成であってもよい。例えば、本発
明の第6実施例としての前記超音波励振装置1eの構成
を第4実施例としての前記超音波励振装置1c及び第5
実施例としての前記超音波励振装置1dに適用して、そ
れぞれ上部導波部13aとたわみ振動部13bとを別体
として形成してもよく、また、本発明の第5実施例とし
ての前記超音波励振装置1dの構成を本発明の第1実施
例としての前記超音波励振装置1a、第4実施例として
の前記超音波励振装置1c及び第6実施例としての前記
超音波励振装置1eに適用して、それぞれ、前記貫通孔
5に前記開放端部5dを設けた構成にしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波励
振装置及びこれを備えた超音波洗浄装置によれば、被洗
浄物である長尺状基板の表裏両面を同時に洗浄すること
ができるとともに、該長尺状基板の厚みや搬送速度が大
きい場合でも、常に高い清浄度を維持することができ、
かつ小型化や使用する洗浄液の使用量の低減を達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施例としての超音波
励振装置を示す側面図、(b)は、(a)に示す本発明
の超音波励振装置の正面図、(c)は、(a)及び
(b)に示す本発明の超音波励振装置の振動モードを示
す模式図である。
【図2】(a)は、本発明の第2実施例としての超音波
励振装置を示す側面図、(b)は、(a)に示す超音波
励振装置の正面図、(c)及び(d)は、(a)及び
(b)に示す超音波励振装置の振動モードを示す模式図
である。
【図3】図2(a)及び図2(b)に示す本発明の超音
波励振装置の部分拡大図である。
【図4】本発明の第3実施例としての超音波洗浄装置を
示す一部断面を含む正面図である。
【図5】本発明の第3実施例としての超音波洗浄装置を
示す斜視図である。
【図6】(a)は、本発明の第4実施例としての超音波
励振装置を示す側面図、(b)は、(a)に示す超音波
励振装置の正面図、(c)及び(d)は、(a)及び
(b)に示す超音波励振装置の振動モードを示す模式図
である。
【図7】(a)は、本発明の第5実施例としての超音波
励振装置を示す側面図、(b)は、(a)に示す超音波
励振装置の正面図、(c)及び(d)は、(a)及び
(b)に示す超音波励振装置の振動モードを示す模式図
である。
【図8】本発明の第6実施例としての超音波励振装置を
示す正面図である。
【図9】従来の超音波洗浄装置を示す一部断面を含む正
面図である。
【符号の説明】
1a 超音波励振装置(第1実施例) 1b 超音波励振装置(第2実施例) 1c 超音波励振装置(第4実施例) 1d 超音波励振装置(第5実施例) 1e 超音波励振装置(第6実施例) 3 導波体(第1実施例) 3a 上部導波部 3b 下部導波部 4 振動子 5 貫通孔(開口部) 5a 側端部 5b 上端部 5c 下端部 5d 開放端部 8 超音波洗浄装置(第3実施例) 13 導波体(第2実施例、第4実施例、
第5実施例、第6実施例) 13a 上部導波部 13b たわみ振動部 20 スリット 25 ネジ 26 リードフレーム(被洗浄物(長尺状
基板)) 27、28 送りローラ 30 循環路 31 フィルタ 32 ポンプ 33 バルブ 40 洗浄槽 41 入口スリット 42 出口スリット 45 洗浄液回収槽 50 洗浄液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山谷 恭三 東京都羽村市栄町3−1−5 株式会社カ イジョー内 Fターム(参考) 3B201 AA08 AB16 BB03 BB84 BB85 BB86 BB92 BB93 CB01 CD22 5F067 DA00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動を発生する振動子と、前記振
    動子が接合されて前記超音波振動を外部負荷に導く導波
    体と、前記振動子に所定の駆動周波数の電圧を印加する
    発振器とを有する超音波励振装置であって、 前記導波体は、前記振動子を有する上面からの寸法が前
    記超音波振動の半波長の整数倍である位置又はその近傍
    に形成された開口部と、 前記超音波振動の進行方向における寸法が前記超音波振
    動の半波長の整数倍であって、前記超音波振動に対して
    縦振動して前記開口部内に前記縦振動を導く上部導波部
    と、 前記開口部を挟んで前記上部導波部と連結され、前記超
    音波振動の進行方向における寸法が前記超音波振動の半
    波長の整数倍であって、前記超音波振動に対して縦振動
    して前記開口部内に前記縦振動を導く下部導波部とを有
    することを特徴とする超音波励振装置。
  2. 【請求項2】 超音波振動を発生する振動子と、前記振
    動子が接合されて前記超音波振動を外部負荷に導く導波
    体と、前記振動子に所定の駆動周波数の電圧を印加する
    発振器とを有する超音波励振装置であって、 前記導波体は、前記振動子を有する上面からの寸法が前
    記超音波振動の半波長の整数倍である位置又はその近傍
    に形成された開口部と、 前記超音波振動の進行方向における寸法が前記超音波振
    動の半波長の整数倍であって、前記超音波振動に対して
    縦振動して前記開口部内に前記縦振動を導く上部導波部
    と、 前記開口部を挟んで前記上部導波部と連結され、前記超
    音波振動に対してたわみ振動して前記開口部内に前記た
    わみ振動を導くたわみ振動部とを有することを特徴とす
    る超音波励振装置。
  3. 【請求項3】 前記たわみ振動部は、前記超音波振動の
    進行方向における高さが、前記超音波振動の1波長の4
    分の1以下であることを特徴とする請求項2記載の超音
    波励振装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部は、前記超音波振動の進行方
    向における幅が前記超音波振動の1波長の10分の1以
    下であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の
    超音波励振装置。
  5. 【請求項5】 前記導波体は、前記超音波振動の進行方
    向に直交する方向において前記超音波振動の1波長の3
    分の1以下のピッチで形成されたスリットを有すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか1記
    載の超音波励振装置。
  6. 【請求項6】 前記開口部は、前記超音波振動の進行方
    向に垂直な方向における一方の側端部が外部に向けて開
    口する開放端部であることを特徴とする請求項2乃至請
    求項5のうちいずれか1記載の超音波励振装置。
  7. 【請求項7】 前記上部導波部及び前記たわみ振動部
    は、一体に形成されていることを特徴とする請求項2乃
    至請求項6のうちいずれか1記載の超音波励振装置。
  8. 【請求項8】 前記上部導波部及び前記たわみ振動部
    は、各々別体として形成されていることを特徴とする請
    求項2乃至請求項6のうちいずれか1記載の超音波励振
    装置。
  9. 【請求項9】 洗浄液を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽
    内に配置されて前記洗浄液を励振する超音波励振装置
    と、被洗浄物を搬送して前記洗浄槽内の前記洗浄液中を
    通過させる搬送手段とを備えた超音波洗浄装置であっ
    て、 前記超音波励振装置は、超音波振動を発生する振動子
    と、前記振動子が接合されて前記超音波振動を前記洗浄
    液に導く導波体と、前記振動子に所定の駆動周波数の電
    圧を印加する発振器とを有し、 前記導波体は、前記振動子を有する上面からの寸法が前
    記超音波振動の半波長の整数倍である位置又はその近傍
    に形成された開口部と、 前記超音波振動の進行方向における寸法が前記超音波振
    動の半波長の整数倍であって、前記超音波振動に対して
    縦振動して前記開口部内に前記縦振動を導く上部導波部
    と、 前記開口部を挟んで前記上部導波部と連結され、前記超
    音波振動の進行方向における寸法が前記超音波振動の半
    波長の整数倍であって、前記超音波振動に対して縦振動
    して前記開口部内に前記縦振動を導く下部導波部とを有
    することを特徴とする超音波洗浄装置。
  10. 【請求項10】 洗浄液を貯留する洗浄槽と、前記洗浄
    槽内に配置されて前記洗浄液を励振する超音波励振装置
    と、被洗浄物を搬送して前記洗浄槽内の前記洗浄液中を
    通過させる搬送手段とを備えた超音波洗浄装置であっ
    て、 前記超音波励振装置は、超音波振動を発生する振動子
    と、前記振動子が固着されて前記超音波振動を前記洗浄
    液に導く導波体と、前記振動子に所定の駆動周波数の電
    圧を印加する発振器とを有し、 前記導波体は、前記振動子を有する上面からの寸法が前
    記超音波振動の半波長の整数倍である位置又はその近傍
    に形成された開口部と、 前記超音波振動の進行方向における寸法が前記超音波振
    動の半波長の整数倍であって、前記超音波振動に対して
    縦振動して前記開口部内に前記縦振動を導く上部導波部
    と、 前記開口部を挟んで前記上部導波部と連結され、前記超
    音波振動に対してたわみ振動して前記開口部内に前記た
    わみ振動を導くたわみ振動部とを有することを特徴とす
    る超音波洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記洗浄槽の周囲に配置された洗浄液
    回収槽を有し、前記洗浄槽からこぼれ落ちる前記洗浄液
    を再び循環させて使用することを特徴とする請求項10
    記載の超音波洗浄装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003037538A1 (de) * 2001-10-31 2003-05-08 Hielscher Systems Gmbh Anordnung zur ultraschallreinigung von mehreren nebeneinander verlaufenden, strangförmigen erzeugnissen, wie z.b. drähte, profile und rohre
JP2005019722A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Honda Electronic Co Ltd 超音波基板洗浄装置
US11858001B2 (en) 2019-05-31 2024-01-02 Altum Technologies Oy System and a method for cleaning a device

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