JP2007090184A - 超音波発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動部を大型化することなく、ホーンの放射面の振幅の分布を均一にすることができる超音波発生装置を提供する。
【解決手段】超音波振動を発生させる振動子10を有する振動部1と、振動部1の振動を増幅して伝達するホーン2とを備えた超音波発生装置であって、ホーン2の一端面を振動部1の振動の入射面21とすると共に他端面を放射面22とし、ホーン2にスリット23を少なくとも一つ以上形成することで該ホーン2にスリット23にて仕切られる複数の振動経路24を形成し、ホーン2と反対側の面が振動の反射面31、12となる反作用体3と振動部1とをホーン2の入射面21に並列に連結した。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波振動を発生させる振動子を設けた振動部と、振動部の振動を増幅して伝達するホーンとを備えた超音波発生装置に関するものである。
従来より、非加熱式のヘアスタイリング装置等の機器に超音波発生装置が使用されている。従来の超音波発生装置(例えば特許文献1参照)は、図16に示すように、振動(超音波振動)を発生させる振動部1と、この振動部1の振動を増幅して伝達すると共に毛髪等の対象物に振動エネルギーを伝播するホーン2とを備えている。
振動部1は、圧電素子や磁歪素子を備えており、電気振動を機械振動に変換するものである。ホーン2は略矩形板状をしたもので、一端面が振動部1に連結されて振動が入射される入射面21となると共に、他端面が前記入射面21から入射された振動を対象物に放射する放射面22となるものである。
そしてホーン2には、その入射面21の振動部1を連結した部分の両側に反作用体3を連結してあり、これによって寄生振動(この場合には入射面21から放射面22に向かう方向に直交する方向の振動)を抑制することができるものである。
しかしながら、この従来の超音波発生装置にあっては、ホーン2の放射面22の振幅の分布が均一にならず、振幅は端部から中央部へ行く程大きくなってしまい、対象物に向けて均一に放射することができないという問題があった。そこで、放射面22の振幅の分布を均一にすべく振動部1をホーン2の入射面21全体に設けようとすると、振動部1が大型化して消費電力が増大してしまうという問題が生じるものであった。
特開平7−2231号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、振動部を大型化することなく、ホーンの放射面の振幅の分布を均一にすることができる超音波発生装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る超音波発生装置は、超音波振動を発生させる振動子10を有する振動部1と、振動部1の振動を増幅して伝達するホーン2とを備えた超音波発生装置であって、ホーン2の一端面を振動部1の振動の入射面21とすると共に他端面を放射面22とし、ホーン2にスリット23を少なくとも一つ以上形成することで該ホーン2にスリット23にて仕切られる複数の振動経路24を形成し、ホーン2と反対側の面が振動の反射面31、12となる反作用体3と振動部1とをホーン2の入射面21に並列に連結して成ることを特徴とするものである。このように、反作用体3を振動部1と並列に連結したことで、ホーン2の振動部1を連結した部分のみならず振動部1を連結していない部分も反作用体3によって共振させることができると共に、複数の上下方向の振動経路24にて上下方向の振動を伝播させることで放射面22の振幅の分布を均一化することができ、これにあたり振動部1をホーン2の入射面21全体に設ける必要がないものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、ホーン2の放射面22から振動部1及び反作用体3の反射面31、12までの長さを振動の波長の略1/2として成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、放射面22における振幅を大きくすることができると共に、ホーン2の放射面22から振動部1及び反作用体3の反射面31、12までの略中央部に定在波節平面Sを形成することができて、この定在波節平面Sとなる部分を、ホーン2の機器のハウジングへの固定部とすることができるものである。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、ホーン2の入射面21の複数の振動経路24の一つ(振動経路24a)に対応する部分に振動部1を連結すると共に、残りの振動経路24(振動経路24b)に対応する部分に反作用体3を連結して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、振動経路24と振動部1及び反作用体3とで振動方向を上下方向として放射面22の振幅を均一にすることができる。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に係る発明において、スリット23をホーン2の中央部に形成して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、放射面22の中央部の振幅が大きくなるのを抑えることができて振幅を均一にすることが可能となる。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4に係る発明において、振動部1及び反作用体3の反射面31、12の端部を連結固定して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、振動部1及び反作用体3の反射面31、12の端部が自由端となって振動して寄生振動が発生するのを抑えることができると共に、連結固定した部分を介して振動部1の振動が反作用体3に伝播して、振動部1からの振動をより一層分散させて放射面22での振幅を均一にすることができる。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至5に係る発明において、ホーン2を放射面22側へ行く程その断面積が小さくなるように形成して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、放射面22側へ行く程振幅が増幅されるものである。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至6に係る発明において、ホーン2の放射面22と振動部1及び反作用体3の反射面31、12との略中央部に形成されるホーン2の定在波節平面Sにおけるホーン2の断面積、のホーン2の放射面22の面積に対する比である面積集中比を、ホーン2の放射面22の位置毎に変更して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、面積集中比を放射面22の左右方向の位置毎に適宜変更して、振幅を左右方向でバラつきなく均一となるように設定することができる。
また、請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明において、反作用体3に対応する振動経路24bの面積集中比を振動部1に対応する振動経路24aの面積集中比よりも大きくして成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、振動部1を連結している振動経路24aの放射面22での振幅が反作用体3を連結している振動経路24bの放射面22での振幅よりも大きくならないようにして、放射面22での振幅を均一にできる。
また、請求項9に係る発明は、請求項5に係る発明において、振動部1及び反作用体3の反射面31、12側の端部を連結固定した部分の反作用体3に対応する部分に周波数調整体6を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、周波数調整体6を設けて振動経路24の共振周波数を変更して振動部1の振動数と一致させれば振幅を大きくすることができ、これによって放射面22での振幅を調整して均一にすることができる。
本発明では、ホーンの振動部を連結した部分のみならず振動部を連結していない部分も反作用体によって共振させることができると共に、複数の上下方向の振動経路にて上下方向の振動を伝播させることで放射面の振幅の分布を均一化することができ、これにあたり振動部をホーンの入射面全体に設ける必要がないため、振動部が大型化して消費電力が増大してしまうこともない。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1、図2に示すように、振動部1は、伝導性金属シート(ニッケルまたはベリリウム銅からなるものが好ましい)を間に挟み込んだ圧電素子または磁歪素子からなる振動子10を駆動源とする円柱状に形成してあり、振動子10によって駆動回路(図示せず)からの電気振動を機械的な超音波振動(単に振動という)に変換するものである。
ホーン2は、正面視において略矩形状をしていると共に、平面視において前後方向よりも左右方向が長くなるように形成される大略板状をしたものである。このホーン2は、下端面が前記振動部1の振動が入射される入射面21となると共に、上端面が前記入射面21から入射された振動を放射する放射面22となるものである。ホーン2には、一つ以上のスリット23が形成してある。このスリット23は、ホーン2の前後に貫通する上下方向に長いもので、このスリット23によってホーン2は複数の上下方向の振動経路24に仕切られるものである。本実施形態では、ホーン2の左右方向の二箇所にスリット23を形成して三つの振動経路24(中央の振動経路24a、その両側の振動経路24b)に仕切られている。そしてホーン2の入射面21には、上記振動部1と、反作用体3とが並列に連結される。
本実施形態では、ホーン2の入射面21の前記三つの振動経路24のうちの中央の振動経路24aに対応する部分に振動部1を連結すると共に、その両側の振動経路24bにそれぞれ角柱状をした反作用体3が連結してある。本実施形態では、図1に示すようにスリット23の幅t1と、振動部1と反作用対との間の間隔t2とを略同じに形成して、振動経路24a、24bの幅と振動部1及び反作用体3の幅とをそれぞれ略同じとなるようにしてある。
反作用体3は、ホーン2の振動の際に生じた反作用力を吸収してホーン2と反作用体3との間に振動の定在波節平面S(図1参照)を形成すると共に、反作用体3の内部に振動が伝達されてそのホーン2と反対側の端面が振動の反射面31となるものである。定在波節平面Sは、ホーン2の放射面22から振動部1及び反作用体3の反射面31、12までの略中央部に形成されるもので、図1に示すように、ホーン2の放射面22と振動部1及び反作用体3の反射面31、12の部分が振動の腹となるように、ホーン2、振動部1、反作用体3の長さと振動の波長とを設定している。すなわち、ホーン2の放射面22から振動部1及び反作用体3の反射面31、12までの長さを振動の波長の略1/2としている。この場合、ホーン2の定在波節平面Sとなる部分を、超音波発生装置が設けられる機器のハウジング(図示せず)への固定部とすることができるものである。また更に、放射面22における振幅を大きくすることができ、結果的に装置の小型化に寄与するものである。
なお、図1に示す定在波はホーン2の水平断面が一様の場合について表しているが、ホーン2の水平断面における断面積が入射面21から放射面22側へ行く程小さくなるように形成した場合には、図3に示すように、放射面22側へ行く程振幅が増幅されるものである。この断面形状としては、図3に示すような双曲線関数型(カテノイダル型)の他に、図4(a)に示すような指数型(エクスポーネンシャル型)、図4(b)に示すような懸垂面型(コニカル型)、図4(c)に示すような段付型(ステップ型)があるが、振幅の増幅率は段付型>指数型>双曲線関数型>懸垂面型となり、この時の応力は段付型<指数型<双曲線関数型<懸垂面型となる。
上記振動部1、ホーン2、反作用体3は金属、特にアルミニウムのような軽金属によって形成されるが、ホーン2と振動部1・反作用体3との連結は、溶着や溶接による接合の他、図5、図6に示すようにボルトBにより締結固定するものであってもよい。図5に示すものは、振動部1の内部に貫通孔11を形成し(図5(a)参照)、この振動部1の貫通孔11に下方からボルトBを挿入すると共にホーン2の入射面21に形成した雌ねじ孔25に螺入して締結固定している(図5(b)参照)。図6に示すものは、振動部1だけでなく反作用体3にも内部に貫通孔32を形成し(図6(a)参照)、この反作用体3の貫通孔32に下方からボルトBを挿入すると共にホーン2の入射面21に形成した雌ねじ孔25に螺入して締結固定している(図6(b)参照)。これにより、振動部1及び反作用体3とホーン2とを強固に固定して振動の伝達効率を向上させることができる。なお、図6(c)に示すように振動部1とボルトB、反作用体3とボルトB、をそれぞれ一体化したボルトB、Bを用いてもよい。
この超音波発生装置の動作について説明する。図7に示すように、振動子10の機械振動により振動部1が振動すると、入射面21を介してホーン2へ振動(図中の矢印)が伝達される(図7(a)参照)。ホーン2へ伝達された振動は振動経路24aを上方へ伝播して放射面22より一部が放射され(図7(b)参照)、残りは放射面22にて反射して下方へ伝播する(図7(c)参照)。この時、振動部1を連結した振動経路24aだけでなく、スリット23が形成されておらず繋がっている部分を介して反作用体3を連結した振動経路24bにも振動が伝播し、全ての振動経路24a、24bを下方へ伝播する。そして、ホーン2の入射面21から振動部1及び反作用体3に振動が伝達されると共に更に下方に伝播され、下端の反射面31、12にて反射されて再び上方へ伝播されて共振が行われる(図7(d)参照)。これによって放射面22の振幅の分布は略均一となり、放射面22から超音波振動のエネルギーをムラのないように放射することができる。
以上のような構成によれば、ホーン2の入射面21に振動部1と反作用体3とを並列に連結すると共に、ホーン2にスリット23を少なくとも一つ以上形成して該スリット23にて仕切られる複数の上下方向の振動経路24a、24bを形成したことで、反作用体3によってホーン2の振動部1を連結していない部分も共振させることができると共に、複数の上下方向の振動経路24a、24bにて上下方向の振動を伝播させることで放射面22の振幅の分布を均一化することができ、これにあたって振動部1をホーン2の入射面21全体に設ける必要がないため、振動部1が大型化して消費電力が増大してしまうこともないものである。
また、ホーン2の入射面21の複数の振動経路24の一つ(振動経路24a)に対応する部分に振動部1を連結すると共に、残りの振動経路24(振動経路24b)に対応する部分に反作用体3を連結し、ホーン2の振動経路24の幅と振動部1及び反作用体3の幅とを略同じに形成したことで、幅が略同じである振動経路24と振動部1及び反作用体3とで振動方向を上下方向として放射面22の振幅を均一にすることができる。
次に、他の実施形態について図8に基いて説明する。なお、上実施形態と同様の部分については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、スリット23をホーン2の左右方向の中央部に一つ形成している。振動部1及び反作用体3は上実施形態と同様に連結してある。
振動部1を左右方向の中央部に連結したホーン2においては、振動部1の振動はホーン2の中央部を伝播し易いが、ホーン2の左右方向の中央部にスリット23を形成することで、振動部1からの振動がスリット23により左右に分断されて、放射面22の中央部の振幅が大きくなるのを抑えることができ、振幅を均一にすることができる。特に、図8(b)に示す例のようにスリット23の幅を大きくすることで、より一層放射面22の中央部の振幅を抑えて左右端部の振幅を大きくすることができる。
次に、更に他の実施形態について図9乃至12に基いて説明する。なお、上実施形態と同様の部分については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、振動部1及び反作用体3の反射面31、12側の端部を連結固定している。これは、図10(a)に示すように連結固定用部材4を振動部1及び反作用体3の反射面31、12に亘ってそれぞれ固定することで連結固定するものである。
振動部1、反作用体3の反射面31、12側の端部が連結固定されない場合、図9に示すようにこの端部が自由端となって上下方向の振動以外の左右方向の振動(図中の矢印)が発生してしまい、これが寄生振動となるが、振動部1、反作用体3の反射面31、12側の端部を連結固定すれば左右方向の振動の発生を抑えて寄生振動を抑えることができる。更に、連結固定している部分を介して振動部1の振動が反作用体3に伝播するため、振動部1からの振動をより一層分散させて放射面22での振幅を均一にすることができる。
また、この実施形態の他例として図10(b)に示すように、ホーン2のスリット23の下側の部分を除去してスリット23を下方に開口するように形成し、このスリット23と、振動部1と反作用体3との間の隙間とを連通させて一つのスリット23としてもよい。この場合でも同様に、寄生振動を抑えることができると共に、連結固定している部分を介して振動が伝播して放射面22での振幅をより一層均一にすることができる。
また、この実施形態の他例として図11に示す例のようにボルトBにより連結固定用部材40を締結固定するものであってもよい。この例における連結固定用部材40は、反作用体3と振動部1(但し振動子10を除く)を一体に形成して兼用するもので、この連結固定用部材40に形成した貫通孔41に下方よりボルトBを挿通させると共に、中央の経路24に対応するボルトBを振動子1に形成した貫通孔11に挿通させ、ホーン2に形成した雌ねじ孔25にボルトBを螺入して締結固定している。また、図12に示す例では、ホーン2、振動部1、反作用体3、連結固定用部材4とが一体部材5として形成してあり、振動子10のみを組み込むようになっている。一体部材5の振動子10が配置される部分に配置スペース50が形成してあり、この配置スペース50に振動子10を配置すると共に、一体部材5に形成した貫通孔51及び振動子10に形成した貫通孔11にボルトBを挿通させて配置スペース50の上側に形成した雌ねじ孔52に螺入して固定している。
次に、更に他の実施形態について図13、図14に基いて説明する。なお、上実施形態と同様の部分については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、(ホーン2に形成される定在波節平面Sにおける断面積)/(ホーン2の放射面22の面積)で表される面積集中比を、ホーン2の放射面22の左右方向の位置毎に変更するものである。面積集中比が大きい程、振動の振幅が増幅されるため、面積集中比を放射面22の左右方向の位置毎に適宜変更して、振幅を左右方向でバラつきなく均一となるように設定することができる。
図13に示す例では、振動部1を連結している振動経路24の幅を、同じ高さ(上下方向位置)において反作用体3を連結している振動経路24の幅よりも大きくして、振動部1を連結している振動経路24の面積集中比を小さくしている。これにより、振動部1を連結している振動経路24の放射面22での振幅が反作用体3を連結している振動経路24の放射面22での振幅よりも大きくならないようにして、放射面22での振幅を均一にできる。
また、図14に示す例では、スリット23の幅を大きくすると共にホーン2の端部を内側に段落して、振動部1を連結している振動経路24aの面積集中比S’/Sを、反作用体3を連結している振動経路24bの面積集中比S’/Sよりも小さくしている。これにより、振動部1を連結している振動経路24の放射面22での振幅が反作用体3を連結している振動経路24の放射面22での振幅よりも大きくならないようにして、放射面22での振幅を均一にできる。
次に、更に他の実施形態について図15に基いて説明する。なお、上実施形態と同様の部分については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、振動部1及び反作用体3の反射面31、12側の端部を連結固定した部分の反作用体3に対応する部分に周波数調整体6を設けてある。周波数調整体6は、反作用体3と同様の材質からなるものである。 図15(a)(b)には、超音波振動装置の正面図と振幅の分布図とを示す。
図15(a)は、反作用体3を連結していない振動経路24aの共振周波数に振動部1の振動周波数を合わせた場合を示し、図15(b)は、反作用体3を連結している振動経路24bの共振周波数に振動部1の振動周波数を合わせた場合を示す。図15(a)のものにおいては、放射面22における振幅の分布は反作用体3を連結している振動経路24bの振幅が小さくなり、図15(b)のものにおいては、放射面22における振幅の分布は反作用体3を連結してない振動経路24aの振幅が小さくなるものである。
反作用体3を設けた振動経路24においては、周波数調整体6を設けない場合には振動の周波数が変化すると共に振幅が小さくなるが、この周波数調整体6を設けて周波数を共振周波数とすることで振幅を大きくすることができ、放射面22での振幅を調整して均一にすることができる。
本発明の一実施形態の超音波発生装置の正面図と振動の定在波を示す図である。 同上の実施形態において放射面側に行く程厚みが薄くなる超音波発生装置の斜視図である。 (a)は同上の正面図であり、(b)は側面図と定在波を示す図である。 (a)(b)(c)は同上のホーンの種々の断面形状を示す図である。 同上においてボルトにて締結固定する一例を示し、(a)は締結前の正面図であり、(b)は締結後の正面図である。 同上においてボルトにて締結固定する他例を示し、(a)は締結前の正面図であり、(b)は締結後の正面図である。 (a)(b)(c)(d)は超音波発生装置の動作を説明する説明図である。 他の実施形態を示し、(a)はその一例の正面図及び振幅の分布図であり、(b)は他例の正面図及び振幅の分布図である。 更に他の実施形態における比較例の正面図である。 更に他の実施形態を示し、(a)はその一例の正面図であり、(b)は他例の正面図である。 同上の更に他例を示し、(a)は締結前の正面図であり、(b)は締結後の正面図である。 同上の更に他例を示し、(a)は締結前の正面図であり、(b)は締結後の正面図である。 更に他の実施形態を示し、(a)は正面図及び振幅の分布図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は(a)のB−B断面図である。 同上の更に他例の正面図及び振幅の分布図である。 更に他の実施形態の正面図を示し、(a)は反作用体を連結していない振動経路の共振周波数に振動部の振動周波数を合わせた場合であり、(b)は反作用体を連結している振動経路の共振周波数に振動部の振動周波数を合わせた場合である。 従来の超音波発生装置の斜視図である。
符号の説明
1 振動部
10 振動子
12 反射面
2 ホーン
21 入射面
22 放射面
23 スリット
24 振動経路
3 反作用体
31 反射面

Claims (9)

  1. 超音波振動を発生させる振動子を有する振動部と、振動部の振動を増幅して伝達するホーンとを備えた超音波発生装置であって、ホーンの一端面を振動部の振動の入射面とすると共に他端面を放射面とし、ホーンにスリットを少なくとも一つ以上形成することで該ホーンにスリットにて仕切られる複数の振動経路を形成し、ホーンと反対側の面が振動の反射面となる反作用体と振動部とをホーンの入射面に並列に連結して成ることを特徴とする超音波発生装置。
  2. ホーンの放射面から振動部及び反作用体の反射面までの長さを振動の波長の略1/2として成ることを特徴とする請求項1記載の超音波発生装置。
  3. ホーンの入射面の複数の振動経路の一つに対応する部分に振動部を連結すると共に、残りの振動経路に対応する部分に反作用体を連結して成ることを特徴とする請求項1又は2記載の超音波発生装置。
  4. スリットをホーンの中央部に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の超音波発生装置。
  5. 振動部及び反作用体の反射面側の端部を連結固定して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の超音波発生装置。
  6. ホーンを放射面側へ行く程その断面積が小さくなるように形成して成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の超音波発生装置。
  7. ホーンの放射面と振動部及び反作用体の反射面との略中央部に形成されるホーンの定在波節平面におけるホーンの断面積、のホーンの放射面の面積に対する比である面積集中比を、ホーンの放射面の位置毎に変更して成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の超音波発生装置。
  8. 反作用体に対応する振動経路の面積集中比を振動部に対応する振動経路の面積集中比よりも大きくして成ることを特徴とする請求項7記載の超音波発生装置。
  9. 振動部及び反作用体の反射面側の端部を連結固定した部分の反作用体に対応する部分に周波数調整体を設けて成ることを特徴とする請求項5記載の超音波発生装置。
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