JP2001224944A - フィルタ装填部構造 - Google Patents

フィルタ装填部構造

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JP2001224944A
JP2001224944A JP2000035241A JP2000035241A JP2001224944A JP 2001224944 A JP2001224944 A JP 2001224944A JP 2000035241 A JP2000035241 A JP 2000035241A JP 2000035241 A JP2000035241 A JP 2000035241A JP 2001224944 A JP2001224944 A JP 2001224944A
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filter unit
tank
dissolving
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JP2000035241A
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English (en)
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Kenji Inoue
井上  健治
Takayuki Yoshizaki
孝行 吉崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタユニットとフィルタユニットが装填
される収容部との間に、溶けずに残っている処理剤の粒
子が入り込むのを防止する。 【解決手段】 フィルタユニット48は、フィルタユニ
ット装填部40の挿入口40Aから挿入されてフィルタ
ユニット挿入部124とフィルタユニット収容部122
に配置される。このフィルタユニットには、フィルタユ
ニット挿入部の内面124Aに対向してリブ132が形
成され、フィルタ部126と筒体部128の間でフィル
タユニット収容部の内面122Aから離間する方向へ反
っている。また、挿入口は開口部38側に傾斜されてい
る。これにより、フィルタユニット装填部に装填された
フィルタユニットが、内面122Aに密接して、溶け残
った処理剤の粒子が入り込むのが抑えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末状ないし顆粒
状の処理剤を水等の溶媒に溶かして所定濃度の処理液を
生成する処理剤溶解装置に伴い、詳細には、生成した処
理液を排出するときに透過させるフィルタが装填される
フィルタ装填部構造。
【0002】
【従来の技術】写真処理に用いられる処理液には、粉末
状ないし顆粒状の処理剤を水で溶解して生成するものが
ある。このような処理剤は、例えばPET製の専用ボト
ルに封入されており、これを水に溶かすことにより感光
材料を処理する所定濃度の処理となる。
【0003】処理剤を用いて処理液を生成するには、専
用の自動化した溶解装置を用いると便利である。このよ
うな溶解装置は、溶解タンク内でボトル内の一定量の処
理剤を、この処理剤の量に応じた量の水に溶解する。こ
の際、溶解タンクへの給水量の計測は、溶解タンク内に
液面検出用の電極を配置して、この電極によって水の液
面が所定レベルに達したか否かを検出するなどの方法が
用いられている。また、溶解装置では、溶解タンク内に
貯留している水を攪拌することにより、溶解タンク内に
投入した処理剤が均一に解けるのを促進するようにして
いる。
【0004】このような溶解装置では、溶解タンク内で
処理剤の溶解を行った後、溶解タンクの底部の排出口に
連結した配管に設けたバルブを開いて、ストックタンク
等へ移送して貯留するようにしたり、生成した処理液を
使用する自動現像装置等の処理装置へ送り出す。
【0005】溶解タンクには、処理剤が水に溶けきれず
に粒子状となって残ることがある。このような処理剤が
バルブ等に送られると、バルブの内壁面と弁体との間に
入り込み、バブルを完全に閉じることができないなどの
作動不良を引き起こしてしまう。
【0006】このため、溶解装置の溶解タンクにフィル
タを設け、このフィルタを介して処理液を溶解タンクの
排出口からストックタンクに排出するようにして、未溶
解の処理剤がバルブを作動不良にしてしまうことがない
ようにすることが考えられる。このフィルタは時々清掃
したり、交換して処理液の透過性を維持する必要がある
ため、装填及び取外しが容易なようにユニット化してお
くことが好ましい。そして、このようなフィルタユニッ
トを溶解タンクに装填した状態で、溶解タンク内で攪拌
される水・処理液の流れの中にフィルタがあると、溶解
不充分な状態の処理剤粒子が速度をもってフィルタに衝
突し、フィルタを構成するメッシュに押し込まれて引っ
かかり、そこに蓄積するため、早々に濾過性能が低下す
る。また、フィルタユニットを溶解タンクの内壁面と小
さな隙間もって装填すると、同様にその隙間に処理剤粒
子が蓄積する。
【0007】したがって、溶解タンク内にてフィルタは
攪拌による水と処理剤の流れを妨げない位置に、しかも
溶解タンクの内壁面に密接するように配置して、処理剤
が十分に溶けた状態となった処理液を、フィルタを介し
て排出するようにすることが好ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、フィルタ装填部の内面とフィ
ルタユニットエレメントの間あるいはフィルタユニット
のメッシュに処理剤が入り込んでしまうことにより、溶
解すべき処理剤が少なくなり、溶解タンク内で生成する
処理液の濃度が低下してしまうのを防止したフィルタ装
填部構造を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、溶解タンク内にて粉末状ないし顆粒状の処
理剤を液体に溶解することによって生成した処理液を、
溶解タンクの底壁に形成された排出口から排出する際に
透過させるフィルタを溶解タンクに装填するためのフィ
ルタ装填部構造であって、前記溶解タンクに設けられ、
その内側壁の近傍に前記排出口と、該排出口の上方の溶
解タンクの上面壁に形成された略円孔状のフィルタ挿入
部と、フィルタ挿入部と排出口の間の溶解タンクの内側
壁に形成された略半円筒形の凹内面部と、をもつフィル
タ装填部、及び、外周面の一部がフィルタで形成され、
このフィルタを介して外部と連通する内部空間を有する
外形形状が略円筒形状のフィルタユニットからなり、前
記フィルタユニットを前記溶解タンク内へ縦方向に前記
フィルタ挿入部から挿入したときに、一部がフィルタで
形成されたフィルタユニットの外周面部分の反対側の面
を溶解タンクのフィルタ装填部の略半円筒形の凹内面部
に密接し、かつフィルタユニットの内部空間の下端開口
が前記排出口に接した状態でフィルタユニットをフィル
タ装填部に保持することを特徴とする。
【0010】この発明によれば、フィルタ装填部の凹内
面部にフィルタユニットを配置する。このとき、フィル
タユニットを略円筒形状に形成していることにより、フ
ィルタユニットの外周面が凹内面部に密接するように
し、フィルタエレメントと凹内面部の間に未溶解の処理
剤が入り込むのを防止している。
【0011】このようにフィルタエレメントとフィルタ
エレメントが装填される凹内面部との間に未溶解の処理
剤が入り込むのを防止することにより、溶解タンク内で
生成する処理液の濃度が低くなるのを防止し、適正な濃
度の処理液を生成することができる。
【0012】請求項2に係る発明は、前記フィルタ装填
部へ前記フィルタユニットを装填する際に、フィルタユ
ニットの反対側の面を前記溶解タンクのフィルタ装填部
の略半円筒形凹内面部に接近させるように案内するフィ
ルタ装填部の内面構造及びフィルタユニットの外面構造
からなることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、フィルタエレメントを
フィルタ挿入部から挿入するときに、フィルタエレメン
トを凹内面部へ接近するようにして、フィルタエレメン
トを装填したときに、フィルタエレメントの外周面が、
凹内面部に確実に密接するようにしている。
【0014】これにより、フィルタユニットと凹内面部
との間に溶けずに残っている処理剤が入り込んで堆積し
てしまうのを、より確実に抑えることができる。
【0015】このようなフィルタエレメント及びフィル
タ装填部の構造としては、例えば、フィルタエレメント
の外周部にリブを形成し、このリブがフィルタ挿入部の
円孔の縁に当接することにより、フィルタエレメントの
外周面が凹内面部へ押し付けられるようにしても良く、
さらに、フィルタユニットの中間部を反らすことによ
り、フィルタエレメントをフィルタ挿入部から挿入した
ときに、外周面が凹内面部へ向くようにしても良い。
【0016】請求項3に係る発明は、前記フィルタユニ
ットの外周面の一部が、フィルタを備えた略平面状をな
しており、フィルタユニットを前記フィルタ装填部へ装
填した状態で、フィルタユニットの略平面状の外周面部
分が前記溶解タンクの内面と滑らかに繋がる面を構成す
るようになっていることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、フィルタユニットが凹
内面部に装填されることにより、フィルタが溶解タンク
の内面と滑らかに繋がる面を形成するようにしている。
これにより、攪拌したときに、フィルタに水や処理剤の
流れが衝突するのを防止できき、処理剤が溶解した処理
液のみを透過させて排出することができる。
【0018】請求項4に係る発明は、前記フィルタユニ
ットを前記フィルタ装填部に保持した状態で、フィルタ
ユニットのフィルタが、前記溶解タンクの底面の高さに
あることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、フィルタユニットに設
けているフィルタのメッシュの下端が少なくとも溶解タ
ンクの底面の高さとなるようにしている。これにより、
溶解タンク内の処理液の全量を確実に溶解タンクから排
出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1には、本実施の形態である処
理剤溶解装置10を示している。
【0021】処理剤溶解装置10は、直方体状に組まれ
たフレーム12をもち、その上側に2つの溶解タンク1
4、16が、下側にストックタンク18、20がそれぞ
れ配置される。図1において装置奥側(図1の紙面奥
側)には、給水タンク22が設けられている。給水タン
ク22には、図示しない水道配管等が接続されるように
なっており、水道配管を介して供給される水を貯留す
る。
【0022】給水タンク22の下方側には、給水ポンプ
24、26が設けられている。給水ポンプ24、26
は、吸引側が給水タンク22に開口し、吐出側が溶解タ
ンク14、16内に接続されている。これにより、処理
剤溶解装置10では、給水ポンプ24によって給水タン
ク22から溶解タンク14へ給水し、給水ポンプ26に
よって給水タンク22から溶解タンク16へ給水する。
【0023】処理剤溶解装置10の上面の所定位置に例
えば処理剤として写真フィルムなどの写真感光材料の現
像及び定着処理を行うために使用する現像液、定着液の
元となる粉末状ないし顆粒状の現像剤、定着剤が収容さ
れているそれぞれのボトル28を装填する。なお、ボト
ル28は、例えばボトル口28Aが図示しないシール材
によってシールされることにより内部が密閉されてい
る。
【0024】このボトル28内の現像剤、定着剤を溶解
タンク14、16で水に溶かし、現像液及び定着液を生
成する。溶解タンク14、16内で生成された現像液及
び定着液は、溶解タンク14、16からそれぞれの下方
のストックタンク18、20に移されて貯留される。す
なわち、処理剤溶解装置10は、溶解タンク14、16
内で現像剤及び定着剤を水に溶かして現像液及び定着液
を生成するのに用いることができる。なお、処理剤溶解
装置10では、溶解タンク14、16の一方で現像液を
生成し、他方で定着液を生成するようになっている。
【0025】また、処理剤溶解装置10には、補充ポン
プ30、32が設けられている。この補充ポンプ30、
32の吸引側には、ストックタンク18、20に挿入さ
れている配管34A、34Bが接続されている。補充ポ
ンプ30、32の吐出側には、処理剤溶解装置10によ
って生成した処理液(現像液及び定着液)を使用する自
動現像装置(図示省略)の各処理槽へ現像液または定着
液を供給するための供給ノズルが接続されるようになっ
ている。
【0026】このような構成により、処理剤溶解装置1
0は、自動現像装置からの要求に応じて補充ポンプ3
0、32を作動させて、ストックタンク18、20に貯
留している現像液及び定着液を、自動現像装置へ供給す
るようになっている。さらに、この処理剤溶解装置10
には、水補充ポンプ36が設けられており、この水補充
ポンプ36を自動現像装置からの給水要求によって作動
させることにより、現像液及び定着液と共に、水を自動
現像装置へ補充可能となっている。
【0027】以下に、この処理剤溶解装置10の要部を
説明する。なお、現像剤及び定着剤を特に区別せずに処
理剤として表現し、この処理剤を水に溶かして処理液を
生成するものとして説明する。また、処理剤現像装置1
0では、溶解タンク14及びストックタンク18側と、
溶解タンク16とストックタンク20側が略同じ構成と
なっており、以下では、主に溶解タンク14とストック
タンク18を例に説明し、溶解タンク16及びストック
タンク20の説明を省略する。
【0028】図2に示すように、溶解タンク14は、外
形形状が略立方体のブロー成形された中空の容器であ
り、上面に略矩形の開口部38が形成され、この開口部
38を上向きにしてフレーム12に支持されている(図
1参照)。
【0029】図1及び図2に示すように、溶解タンク1
4の側壁の一部は突出しており、この突出した側壁の先
端部に、縦に半円筒内面形状のフィルタユニット装填部
40が形成されている。また、溶解タンク14は、底面
がフィルタユニット装填部40の下方へ向けて傾斜し、
さらに、フィルタユニット装填部40の底部には、溶解
タンク14内で生成した処理液を溶解タンク14から排
出するために管状に下方へ突出した開口42が形成され
ている。
【0030】図1に示すように、溶解タンク14には、
開口42に配管44の一端が接続されている。この配管
44の他端は、ストックタンク18の上部に開口してお
り、また、配管44には、中間部にボールバルブ等を用
いた電動式のバルブ46が設けられている。これによ
り、処理剤溶解装置10では、バルブ46を開くことに
より、溶解タンク14内の処理液をがフィルタユニット
装填部40を通過させてストックタンク18に流し落と
すようにしている。
【0031】ストックタンク18、20内には、液面セ
ンサ58が設けられている。液面センサ58は、ストッ
クタンク18、20内に配置された一対の電極60A、
60Bから構成されている。処理剤溶解装置10では、
一対の電極60A、60Bのそれぞれでストックタンク
18、20内の処理液(現像液及び定着液)の液面が所
定のレベルより低下したか否かを検出し、低下したとき
に新たな現像液、定着液の生成を促し、自動現像装置へ
供給する現像液、定着液に不足が生じるのを防止してい
る。
【0032】処理剤溶解装置10では、フレーム12の
上端部に上板62が設けられている。図3に示すよう
に、この上板62には、溶解タンク14の開口部38の
上方の位置に、開口部38よりも広い矩形孔62Aが穿
設されている。このような構成により、処理剤溶解装置
10では、溶解タンク14の開口部38が開放されてい
る。
【0033】この上板62には、矩形孔62Aを覆う位
置と覆わない位置とを取りうる蓋体64が設けられてい
る。図4に示すように、蓋体64は、一端がヒンジ10
0によって上板62に回動可能に連結され、他端側が図
示しないネジによって適宜外れるように上板62に固定
されている。なお、図3及び図4に示すように、蓋体6
4は、矩形孔62Aを覆ったときに上板62の矩形孔6
2A内に入り込んで開口部38を覆うようになってい
る。
【0034】図1及び図4に示すように、この蓋体64
には、ボトル28が装填される装填口66が2個所に形
成されている。処理剤溶解装置10では、この装填口6
6にボトル28を、そのボトル口28Aを下向きにして
装填することにより、ボトル28内の処理剤を開口部3
8から溶解タンク14内に投入可能となっている。な
お、本実施の形態では、蓋体64の2箇所に装填口66
を設けており、例えば一方の装填口66には、現像剤を
収容しているボトル28のみを装填可能となっており、
他方の装填口66には、定着剤を収容しているボトル2
8のみを装填可能となっている。
【0035】図3及び図4に示すように、蓋体64に
は、サポートバー106が取り付けられている。サポー
トバー106は、その長手方向の一端がピン108を介
して蓋体64に軸支されている。また、図3に示すよう
に、蓋体64によって矩形孔62Aを覆ったときに、サ
ポートバー106が収容される収容孔110が形成され
ている。サポートバー106は、蓋体64を、溶解タン
ク14の開口部38を開放する方向へ回動することによ
り蓋体64と共に移動して収容孔110から引き出され
る。
【0036】図4に示すように、サポートバー106に
は、ピン108と反対側の端部に切り欠き112が形成
されており、この切り欠き112の奥部がロック部11
4となっている。サポートバー106は、収容孔110
から引き出されたときに、切り欠き112に対向して収
容孔110の周縁部に形成されている図示しない掛かり
部がこの切り欠き112からロック部114へ入り込む
ことにより、蓋体64の重さによる下方移動が上板62
に阻止される。これにより、蓋体64は、サポートバー
106によって所定の回動位置に保持される。
【0037】また、図1及び図3に示すように、処理剤
溶解装置10の上面には、蓋体64の上方をさらに覆う
カバー68が設けられている。このカバー68には、蓋
体64に設けられている装填口66に対向する位置に挿
入口70が形成されている。各ボトル28は、ボトル口
28Aを下方にしてカバー68の挿入口70から挿入さ
れることにより、蓋体64の装填口66に装填される。
【0038】図3に示すように、蓋体64には、装填口
66のそれぞれに対して、穿孔機構72が設けられてい
る(図1及び図4では、図示省略)。この穿孔機構72
は、穿孔刃74を備えており、この穿孔刃74を図示し
ないアクチュエータによってボトル口28Aへ向けて揺
動させることにより、ボトル口28Aを閉塞しているシ
ール材を破断させる。シール材が破断すると、装填口6
6に装填されたボトル28のボトル口28Aから処理剤
が溶解タンク14、16内に落下する。
【0039】なお、穿孔刃74はシール材の一部を残し
て破断するような形状をもち、シール材が破断される前
には、このシール材が、処理剤が溶解タンク14、16
内に落下するのを防止している。穿孔機構72及び穿孔
刃74として、従来公知の構成を用いることができ、本
実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0040】図3及び図4に示すように、蓋体64に
は、装填口66に装填されたボトル28の内方に向けて
ボトル洗浄ノズル76が設けられている。図1に示すよ
うに、フレーム12内には、ボトル洗浄ポンプ78が設
けられている。ボトル洗浄ポンプ78は、吸引側が給水
タンク22に接続され、吐出側がボトル洗浄ノズル76
に接続されており、ボトル洗浄ノズル76は、ボトル洗
浄ポンプ78の作動によってボトル28内へ向けて水を
噴出するようになっている。
【0041】ボトル28には、一定量の処理剤が封入さ
れており、このボトル1本分の処理剤を溶解タンク14
内に供給した所定量の水で溶解することにより、所定濃
度の処理液が生成される。このために、ボトル28内の
処理剤を溶解タンク14、16内に落下させた後に、所
定のタイミングでボトル洗浄ポンプ78を作動させて、
ボトル洗浄ノズル76からボトル28の内部へ水を噴出
し、ボトル28の内部を洗浄する。これにより、落下せ
ずにボトル28内に残っている処理剤を溶解タンク1
4、16へ流すようにし、また、ボトル口28Aのシー
ル材が確実に穿孔されずにボトル口28Aを塞いでいる
ときには、洗浄ノズル76から噴出する水でシール材を
ボトル28内に押し込み、ボトル28内の全量の処理剤
が溶解タンク14、16内に確実に落下するようにして
いる。
【0042】また、図1、図3及び図4に示すように、
蓋体64には、液面センサ82と共に、攪拌装置80が
設けられている。液面センサ82は、複数本の電極92
を備えており、これらの電極92の各上端は図示しない
ブラケットに取付けられており、このブラケットが蓋体
64に取付けられていることにより、蓋体64が溶解タ
ンク14の開口部38を覆う位置となったときに、各電
極92は、先端が溶解タンク14内の所定位置に位置す
る。
【0043】図4に示すように、例えば電極92は、4
本の電極92C、92L、92M、92Hからなる。電
極92Mは、処理剤を溶解タンク14内に落下させる前
に給水ポンプ24(又は給水ポンプ26)を作動させて
溶解タンク14(又は溶解タンク16)へ供給した水の
量が、予め設定した所定レベルに至ったか否かの検出用
となっている。また、電極92C、92Lは、溶解タン
ク14の底面近傍に達する長さとなっている。電極92
Hは、溶解タンク14内の水位(液面レベル)が1本の
ボトル28に収容されている処理剤を溶解して所定濃度
の処理液を得るのに必要十分な量に達したときに、この
水の液面に先端が接する長さとなっている。
【0044】処理剤溶解装置10では、検出センサ82
の検出状態を確認しながら溶解タンク14への給水を行
い、処理剤を適切な量の水に溶かすようにしている。な
お、図3乃至図5に示すように、蓋体64の底面には、
電極92を一体で囲う筒体状の電極カバー96が取り付
けられている。検出センサ82では、電極92が電極カ
バー94に囲まれることにより、溶解タンク14への給
水や攪拌等によって電極カバー96の周囲が波立って
も、この液面の変動が電極カバー96で囲っている電極
の周囲の液面に波及するのをできるだけ小さくするよう
にしている。
【0045】攪拌手段80は、攪拌モータ84で駆動さ
れるようになっており、この攪拌モータ84が蓋体64
の上面に取り付けられている。この攪拌モータ84の駆
動軸84Aは、蓋体64を介して反対側に延び、下端に
攪拌フィン88が取り付けられているシャフト86の上
端が固定されている。
【0046】図5及び図6に示すように、シャフト86
は、駆動軸84A側の端部が蓋体64に軸支され、蓋体
64が溶解タンク14の開口部38を覆う位置にあると
き、開口部38を介して溶解タンク14内に延びてお
り、シャフト86に取付けられた攪拌フィン88が、溶
解タンク14の底に近い位置に存在するようになってい
る。
【0047】この攪拌フィン88より上方の液面下のシ
ャフト86には、円盤状の抑制板98が取り付けられて
いる。抑制板98が取付けられていない場合、攪拌モー
タ84を駆動すると、攪拌フィン88が回転して、溶解
タンク14内を攪拌する際に液面が変動したり泡立った
りする。抑制板98が取付けられていると、液面近傍の
水が攪拌フィン88によって吸引されるのを抑え、液面
が変動したり泡立つのを小さくすることができる。
【0048】なお、図3及び図4に示すように、シャフ
ト86の上方には、蓋体64の近傍にフランジ90が設
けられている。このフランジ90は、溶解タンク14内
に処理剤を溶解するための所定量の水を投入したときの
液面よりも上方に位置し、シャフト86が回転したとき
に、液面近傍の水がシャフト86に沿って上昇してしま
うのを防止している。
【0049】ところで、図2及び図6に示すように、溶
解タンク14は、フィルタユニット装填部40側の側壁
120が、平面視で略山形形状に突設されており、先端
部にフィルタユニット装填部40を形成するフィルタユ
ニット収容部122が形成されている。このフィルタユ
ニット収容部122は、内面が略半円筒状の凹面となっ
ており、軸線方向が上下方向となるように形成されてい
る。
【0050】また、溶解タンク14は、フィルタユニッ
ト収容部122の上方にフィルタユニット挿入部124
が形成されている。このフィルタユニット挿入部124
は、内面の半径がフィルタユニット収容部122の内面
の半径に略合わせ、フィルタユニット収容部122から
延設された形状となる略円筒状に形成されている。
【0051】また、図7(A)及び図7(B)に示され
るように、フィルタユニット挿入部124の上端部は、
溶解タンク14の開口部38側に僅かに傾斜され、先端
に円孔となる挿入口40Aが形成されている。
【0052】フィルタユニット48は、挿入口40Aか
ら挿入されることによりフィルタユニット収容部122
とフィルタユニット挿入部124に収容されて装填され
る。このときに、フィルタユニット挿入部124の挿入
口40A側が開口部38側に傾けられていることによ
り、フィルタユニット48は、フィルタユニット収容部
122の内面122A側へ向けて挿入される。なお、フ
ィルタユニット挿入部124の上端の傾斜角度φ(図7
(A)参照)としては、3°〜5°(3°≦φ≦5°)
の範囲が、大きからずかつ少なからず好ましい。
【0053】図2、図5(A)及び図5(B)に示すよ
うに、フィルタユニット48は、外形形状が略円筒状に
形成されており、軸線方向の一端側がフィルタ部126
となっており、他端側が筒体部128となっており、フ
ィルタ部126からフィルタユニット装填部40に挿入
されるようになっている。
【0054】このフィルタ部126の先端には、突出部
50が形成されている。図7(B)に示されるように、
この突出部50は、フィルタユニット48をフィルタユ
ニット装填部40に装填することにより、溶解タンク1
4の開口42に入り込むようになっている。また、図5
(B)に示されるように、突出部50は、先端の開口が
フィルタユニット48の内部と連通している。
【0055】このような構成により、溶解タンク14内
の処理液は、フィルタユニット48を通過して配管44
(図1参照)へ流れ込む。なお。図2、図7(A)及び
図7(B)に示すように、突出部50には、パッキン1
30が取り付けられ、処理液がフィルタユニット48内
を通過せずに突出部50の周囲から開口42に流れこむ
のを防止している。
【0056】図2、図5(A)、図5(B)及び図6に
示すように、フィルタユニット48のフィルタ部126
は、略半円状の断面となるように形成されており、これ
により形成された凸面となっている外周面が、凹面とな
っているフィルタユニット収容部122の内面122A
に対向するようになっている。
【0057】フィルタ部126は、内面122Aに対向
する側と反対側が平面部52となっており、この平面部
52にフィルタエレメント54が取り付けられている。
このフィルタエレメント54が、フィルタユニット収容
部122側から溶解タンク14の内方側へ向けられてお
り、溶解タンク14内の処理液がフィルタエレメント5
4を透過してフィルタユニット48内に流れ込む。
【0058】一方、図2、図5(A)、図5(B)に示
すように、フィルタユニット48の筒体部128には、
外周部に複数のリブ132が形成されている。それぞれ
のリブ132は、フィルタ部126の平面部52側の面
に、長手方向がフィルタユニット48の長手方向に沿う
ように形成されている。
【0059】リブ132は、フィルタ部126側から上
方へ向けて徐々に高くなっており、上端部が、フィルタ
ユニット48をフィルタユニット装填部40に装填した
ときにフィルタユニット挿入部124の開口部38側の
内面124Aに対向するようになっている(図7(B)
参照)。
【0060】また、図5(B)に示すように、フィルタ
ユニット48は、長手方向の中間部が、フィルタユニッ
ト収容部122の内面122Aから離間する方向へ僅か
に反っている。すなわち、フィルタユニット48は、フ
ィルタ部126の平面部52と反対側の面に接し、フィ
ルタ部126の軸線方向に沿った線の延長線134が、
筒体部128の内部に入り込むように反っている。
【0061】このような構成により、フィルタユニット
48は、フィルタユニット装填部40に装填されたとき
に、リブ132がフィルタユニット挿入部124の内面
124Aに当接し、フィルタ部126の外周面がフィル
タユニット収容部122の内面112Aに緊密に密着す
るように押し付けられる。
【0062】また、フィルタユニット48は、フィルタ
部126と筒体部128の間がフィルタユニット収容部
122の内面122Aから離間する方向に反っているこ
とにより、リブ132がフィルタユニット挿入部124
の内面124Aに当接したときに、フィルタ部126と
筒体部124の間がフィルタユニット収容部122の内
面122Aへ密着する方向へ振られる。このときに、フ
ィルタユニット48の下端の突出部50が開口42に入
り込んで固定されることにより、フィルタ部126側も
フィルタユニット収容部122の内面122Aから離れ
るのを抑えられる。すなわち、フィルタユニット48
は、フィルタ部126と筒体部128の間で反っている
ことにより、フィルタ部126がフィルタユニット収容
部122の内面122Aに押し付けられるようになって
いる。
【0063】このフィルタユニット48の反り角度θ
(図5(B)参照)としては、0°〜5°(0°≦θ≦
5°)であることが好ましく、より好ましくは、3°〜
5°(3°≦θ≦5°)の範囲である。
【0064】なお、図2、図5(A)及び図5(B)に
示すように、フィルタユニット48は、上端部に弾性部
材等によって形成したパッキン136を介してブラケッ
ト138が取り付けられている。フィルタユニット48
は、フィルタユニット装填部40に装填されたときに、
上側がブラケット138を介して上板62に固定され
(図示省略)、下側の突出部50がパッキン136の付
勢力によって開口42に嵌り込んで固定される。
【0065】図5(A)に示すように、フィルタエレメ
ント54は、フィルタ部126の下端に達しており、フ
ィルタユニット48をフィルタユニット装填部40に装
填したときに、フィルタエレメント54に形成している
メッシュの下端が溶解タンク14の底面に達するように
なっている。
【0066】これにより、溶解タンク14から処理液を
排出するときに、溶解タンク14の底面とフィルタエレ
メント54の高さの差によって溶解タンク14内に処理
液が残ってしまうのを防止し、溶解タンク14で生成し
た処理液の全量を確実にストックタンク14に移すこと
ができるようになっている。
【0067】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0068】溶解タンク14、16に対向して設けられ
た蓋体64の装填口66、現像剤及び定着剤が収容され
ているボトル28が装填する。このとき、ボトル28
は、シール材によって閉塞されているボトル口28Aを
カバー68に形成している挿入口70から挿入する。
【0069】装填口66にボトル28を装填して、処理
を開始すると、所定のタイミングで穿孔機構72を作動
させ、穿孔刃74によってボトル口28Aを閉塞してい
るシール材を破断する。これにより、ボトル28に収容
されている現像剤及び定着剤のそれぞれが、溶解タンク
14、16に落下する。
【0070】また、穿孔機構72によってシール材を判
断すると、所定のタイミングで洗浄ポンプ78を作動さ
せ、ボトル洗浄ノズル76からボトル28内へ向けて水
を噴出し、ボトル28の内面に付着している残っている
現像剤及び定着剤を溶解タンク14、16内に流し落と
す。なお、ボトル28を洗浄した水は、溶解タンク1
4、16のそれぞれに回収され、処理剤(現像剤及び定
着剤)を溶解する水として用いられる。
【0071】一方、溶解タンク14、16への現像剤及
び定着剤の投入に合わせて、給水ポンプ24、26が作
動し、溶解タンク14、16に1本のボトル28に収容
している現像剤及び定着剤の溶解に必要な量の水を供給
する。これにより、処理剤溶解装置10では、1本分の
ボトル28に収容されてい一定量の処理剤を所定量の水
に溶かして、所定濃度の処理液を生成する。
【0072】このようにして溶解タンク14、16で現
像剤及び定着剤を水に溶かして現像液及び定着液を生成
すると、バルブ46を開放する。これにより、溶解タン
ク14、16内の現像液及び定着液は、フィルタユニッ
ト48のフィルタエレメント54を透過して、ストッタ
ンク18、20に流れ落ち、ストックタンク18、20
に貯留される。
【0073】ところで、フィルタユニット48は、溶解
タンク14に形成したフィルタユニット装填部40に合
わせて外形形状が略円筒状に形成されている。このフィ
ルタユニット48は、フィルタユニット挿入部124の
上端の挿入口40Aから溶解タンク14のフィルタユニ
ット装填部40に挿入されて装填される。
【0074】このフィルタユニット挿入部124の上部
は、開口部38側へ向けて傾斜されており、これによ
り、フィルタユニット48は、フィルタ部126がフィ
ルタユニット収容部122の内面122Aに緊密に接し
ながら挿入される。また、フィルタユニット48には、
フィルタユニット挿入部124の内面124Aに対向し
てリブ132が形成されている。これにより、フィルタ
ユニット48は、フィルタユニット収容部124の内面
124Aへ押し付けられた状態でフィルタユニット装填
部40に装填される。
【0075】さらに、フィルタユニット48は、フィル
タ部126と筒体部128の間で、フィルタユニット収
容部124の内面124Aから離間する方向へ反ってい
る。これにより、フィルタユニット48は、フィルタ部
126の下端がフィルタユニット収容部122の内面1
22Aに当接し、突出部50が溶解タンク14の開口4
2に確実に嵌り込む。また、フィルタ部126の上部
は、突出部50が開口42に嵌り込むことにより、フィ
ルタユニット収容部122の内面122Aに押し付けら
れ、フィルタ部126の周面がフィルタユニット収容部
122の内面122Aに緊密に接する。
【0076】これにより、フィルタユニット48は、フ
ィルタユニット収容部122の内面122Aに対向する
全面が内面122Aに密着し、溶解タンク14の中で水
に溶けずに残っている処理剤の入り込む隙間が生じない
ようになっている。
【0077】このように、フィルタユニット48とフィ
ルタユニット収容部122の内面122Aとに隙間が生
じないようにすることにより、水に溶けていない処理剤
の粒子がフィルタユニット48とフィルタユニット収容
部122の隙間に入り込むのが抑えられ、処理剤の粒子
がこの隙間に入り込んで水に溶けずに残ることにより、
溶解タンク14内で生成する処理液の濃度が低くなるの
を防止でき、適正な濃度の処理液を生成することができ
る。
【0078】また、フィルタユニット48とフィルタユ
ニット収容部122の内面122Aの隙間に入り込んだ
処理剤が堆積して析出すると、フィルタユニット48を
フィルタユニット収容部122から引き出すときや装填
するときに、フィルタユニット48の周面やフィルタユ
ニット収容部122の内面122Aを損傷させてしま
う。このような損傷は、フィルタユニット48をフィル
タユニット収容部122に装填したときに、フィルタユ
ニット48とフィルタユニット収容部122の内面12
2Aの間に、処理剤の粒子が入り込む隙間を生じさせて
しまう。したがって、フィルタユニット48とフィルタ
ユニット収容部122の内面122Aの間に処理剤が溜
まり、溶解タンク14で生成する処理液の濃度が下がっ
たり、フィルタユニット48の着脱に支障をきたすなど
の悪循環を繰り返すことになってしまう。
【0079】これに対して、溶解タンク14に形成した
フィルタユニット装填部40及びフィルタユニット装填
部40に装填されるフィルタユニット48は、フィルタ
ユニット48とフィルタユニット収容部122の内面1
22Aとの間に水に溶けずに残っている処理剤の粒子が
入り込む隙間が生じないようにしているため、溶解タン
ク14内で生成する処理液の濃度の低下を防止し、長期
にわたって所望の濃度の処理液を生成することができ
る。
【0080】溶解タンク14では、略半円筒状に形成し
た凹内面部であるフィルタユニット収容部122にフィ
ルタユニット48が収容される。また、フィルタユニッ
ト48のフィルタ部126は、半円筒状に形成されてい
る。これにより、フィルタエレメント54は、フィルタ
ユニット収容部122の開口を塞ぐように配置され、フ
ィルタユニット収容部122を挟む両側の槽壁を滑らか
に連結する。
【0081】したがって、溶解タンク14内で攪拌され
る水及び処理液の流れがフィルタエレメント54の表面
に沿い、溶解タンク14内で流れる水や処理液がフィル
タエレメント54の表面に衝突するのが抑えられ、水が
衝突することによるフィルタエレメント54の耐久性の
低下を防止できる。また、処理剤の粒子が衝突すること
によりフィルタエレメント54のメッシュを透過して、
フィルタエレメント48内に入り込んで、処理液を排出
するときに水に溶けずに残っている処理液の粒子が溶解
タンク14から流れ出してしまうのを防止することがで
きる。
【0082】フィルタユニット48は、フィルタユニッ
ト装填部40に装填されたときに、フィルタエレメント
54の下端が溶解タンク14の底面に達する。これによ
り、処理液を排出するときに、溶解タンク14の底部に
処理液が残ってしまうことがなく、溶解タンク14内で
生成した所定濃度の処理液の全量を確実に溶解タンク1
4から排出して、ストックタンク18に移すことができ
る。また、溶解タンク14の底部に処理液が残ることに
より、次に溶解タンク14で生成する処理液の濃度の影
響を及ぼすのを防止することができる。
【0083】このような処理剤溶解装置10では、長期
にわたって適正な濃度の処理液の生成が可能となる。
【0084】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の一例を示すものであり、本発明が適用される溶解タ
ンクの構成及び、溶解タンクが用いられる処理剤溶解装
置の構成を限定するものではない。本発明は、現像剤や
定着剤等の処理剤を水等の液体に溶解して処理液を生成
する任意の構成の溶解タンクおよび処理剤溶解装置に適
用することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルタユニットの周面とフィルタ収容部の内面とを密接
させることにより、長期に亘って適切な濃度の処理液を
生成することができると言う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態適用した処理剤溶解装置の概略構
成図である。
【図2】本実施の形態に適用した溶解タンクと溶解タン
クに装着されるフィルタエレメントを示す概略斜視図で
ある。
【図3】蓋体に設けている穿設機構を示す溶解タンクの
上部の概略構成図である。
【図4】溶解タンクの図3とは異なる方向から見た溶解
タンクの概略構成図である。
【図5】(A)は溶解タンクの内方側となるフィルタ側
から見たフィルタユニットの概略正面図、(B)は図5
(A)の5B−5B線に沿ったフィルタユニットの概略
断面図である。
【図6】水平方向に沿って切断して上方側から見た溶解
タンクの概略断面図である。
【図7】(A)は、溶解タンクに形成したフィルタユニ
ット装填部にフィルタユニットのフィルタ部側を挿入し
た概略図であり、(B)はフィルタユニット装填部にフ
ィルタユニットを挿入して装填した状態を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
10 処理剤溶解装置 14、16 溶解タンク 18、20 ストックタンク 40 フィルタユニット装填部 40A 挿入口 42 開口(排出口) 48 フィルタユニット 50 突出部 52 平面部 54 フィルタエレメント 120 側壁 122 フィルタユニット収容部(収容部) 124 フィルタユニット挿入部(挿入部) 124A 内面 126 フィルタ部 128 筒体部 132 リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解タンク内にて粉末状ないし顆粒状の
    処理剤を液体に溶解することによって生成した処理液
    を、溶解タンクの底壁に形成された排出口から排出する
    際に透過させるフィルタを溶解タンクに装填するための
    フィルタ装填部構造であって、前記溶解タンクに設けら
    れ、その内側壁の近傍に前記排出口と、該排出口の上方
    の溶解タンクの上面壁に形成された略円孔状のフィルタ
    挿入部と、フィルタ挿入部と排出口の間の溶解タンクの
    内側壁に形成された略半円筒形の凹内面部と、をもつフ
    ィルタ装填部、及び、外周面の一部がフィルタで形成さ
    れ、このフィルタを介して外部と連通する内部空間を有
    する外形形状が略円筒形状のフィルタユニットからな
    り、前記フィルタユニットを前記溶解タンク内へ縦方向
    に前記フィルタ挿入部から挿入したときに、一部がフィ
    ルタで形成されたフィルタユニットの外周面部分の反対
    側の面を溶解タンクのフィルタ装填部の略半円筒形の凹
    内面部に密接し、かつフィルタユニットの内部空間の下
    端開口が前記排出口に接した状態でフィルタユニットを
    フィルタ装填部に保持することを特徴とするフィルタ装
    填部構造。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ装填部へ前記フィルタユニ
    ットを装填する際に、フィルタユニットの反対側の面を
    前記溶解タンクのフィルタ装填部の略半円筒形凹内面部
    に接近させるように案内するフィルタ装填部の内面構造
    及びフィルタユニットの外面構造からなることを特徴と
    する請求項1に記載のフィルタ装填部構造。
  3. 【請求項3】 前記フィルタユニットの外周面の一部
    が、フィルタを備えた略平面状をなしており、フィルタ
    ユニットを前記フィルタ装填部へ装填した状態で、フィ
    ルタユニットの略平面状の外周面部分が前記溶解タンク
    の内面と滑らかに繋がる面を構成するようになっている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィル
    タ装填部構造。
  4. 【請求項4】 前記フィルタユニットを前記フィルタ装
    填部に保持した状態で、フィルタユニットのフィルタ
    が、前記溶解タンクの底面の高さにあることを特徴とす
    る請求項1から請求項3の何れかに記載のフィルタ装填
    部構造。
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