JP2001224858A - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

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JP2001224858A
JP2001224858A JP2000040207A JP2000040207A JP2001224858A JP 2001224858 A JP2001224858 A JP 2001224858A JP 2000040207 A JP2000040207 A JP 2000040207A JP 2000040207 A JP2000040207 A JP 2000040207A JP 2001224858 A JP2001224858 A JP 2001224858A
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Hayato Ikeda
早人 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は種類の異なる複数のコントローラの
使用が可能なゲーム装置に関し、複数のコントローラを
同時に有効とすることを目的とする。 【解決手段】 ゲーム装置の筐体に固定された固定式コ
ントローラ18を設ける。着脱可能な外部コントローラ
32を接続するためのコネクタ28を設ける。固定式コ
ントローラ18の出力信号と、外部コントローラ32の
出力信号とを取り込んでプレイヤーによる入力操作の内
容を表す入力操作信号を生成するインターフェース制御
基板14を設ける。インターフェース制御基板14は、
固定式コントローラ18の出力信号、および外部コント
ローラ32の出力信号の双方を有効な信号として取り込
んで入力操作信号を生成する第1の状態を実現すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム装置に係
り、特に、種類の異なる複数のコントローラの使用が可
能なゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−148349号
公報に開示されるように、種類の異なる複数のコントロ
ーラの使用を可能としたゲーム装置が知られている。上
記従来のゲーム装置は、ゲームセンターなどに配置する
ことを目的とした業務用ゲーム装置であり、筐体に固定
されたコントロールパネル上に、入力ボタンやジョイス
ティックなどの入力操作機器(以下、「固定式コントロ
ーラ」と称す)を備えている。また、従来のゲーム装置
は、家庭用ゲーム装置と組み合わせて用いるためのコン
トローラ(以下、「外部コントローラ」と称す)を接続
するためのコネクタを備えている。
【0003】従来のゲーム装置において、コネクタに外
部コントローラが接続されていない場合は、固定式コン
トローラが有効とされる。従って、この場合プレイヤー
は、固定式コントローラを使ってゲームを楽しむことが
できる。一方、コネクタに外部コントローラが接続され
ると、固定式コントローラが無効となり、外部コントロ
ーラのみが有効となる。従って、この場合プレイヤー
は、固定式コントローラの代わりに外部コントローラを
使ってゲームを楽しむことができる。
【0004】このように、従来のゲーム装置によれば、
プレイヤーに対して外部コントローラを使用できる環境
を提供することができる。普段から使い慣れた外部コン
トローラを使用すれば、プレイヤーは、入力操作の違和
感などを覚えることなくゲームを楽しむことができる。
従って、従来のゲーム装置によれば、コントローラに起
因するプレイヤーの不満を低減させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゲーム装置
に複数のコントローラが接続されている場合、プレイヤ
ーは、実際にゲームを始めてみるまで、どのコントロー
ラが最も操作し易いかを判断できないことがある。この
ような場合は、ゲーム装置に接続されている複数のコン
トローラが全て有効であり、ゲームの途中でプレイヤー
が容易にコントローラを交換できることが望ましい。
【0006】また、ゲームの難易度が高く、2人のプレ
イヤーが協力してゲームを楽しみたいと考える場合に
は、2人のプレイヤーそれぞれに、同じ機能を有するコ
ントローラを提供できることが望ましい。ゲームに接続
されている複数のコントローラの全てを有効とすると、
このような要求にも応えることができる。このように、
複数のコントローラが接続可能なゲーム装置では、接続
されるコントローラの全てが有効に機能する状態が望ま
れることがある。
【0007】一方で、ゲーム装置に接続されている複数
のコントローラのうち、プレイヤーが使用したいコント
ローラが確定しているような場合には、他人の介入を確
実に回避する等の観点より、使用されるコントローラだ
けを有効にし、他のコントローラを無効とすることが適
切である。このように、複数のコントローラが接続可能
なゲーム装置では、単一のコントローラだけを有効とす
る状態と、複数のコントローラの全てを有効とする状態
の何れもが望まれることがある。
【0008】しかし、従来のゲーム装置では、ゲーム装
置に複数のコントローラが接続された場合に、単一のコ
ントローラを有効とする状態しか形成することができな
かった。この点、従来のゲーム装置は、複数のコントロ
ーラの使用方法に関して柔軟性を欠くものであった。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、複数のコントローラが接続された
場合に、複数のコントローラを有効にすることのできる
ゲーム装置を提供することを第1の目的とする。また、
本発明は、複数のコントローラが接続された場合に、複
数のコントローラが有効となる状態と、単一のコントロ
ーラだけが有効となる状態とを共に実現し得るゲーム装
置を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記第1の目的を達成するため、記憶媒体に記憶された
プログラムを実行することにより所定のゲームを進行さ
せるゲーム装置であって、ゲーム装置の筐体に固定され
た固定式コントローラと、着脱可能な外部コントローラ
を接続するためのコネクタと、前記固定式コントローラ
の出力信号と、前記コネクタに接続された外部コントロ
ーラの出力信号とを取り込んでプレイヤーによる入力操
作の内容を表す入力操作信号を生成するインターフェー
ス制御回路とを備え、前記インターフェース制御回路
は、前記固定式コントローラの出力信号、および前記外
部コントローラの出力信号の双方を有効な信号として取
り込んで前記入力操作信号を生成する第1の状態を実現
し得ることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、上記第2の目的を
達成するため、請求項1記載のゲーム装置であって、前
記インターフェース制御回路は、前記固定式コントロー
ラの出力信号、および前記外部コントローラの出力信号
のうち、一つの出力信号だけを有効な信号として取り込
んで前記入力操作信号を生成する単数有効状態を実現す
ることができ、当該ゲーム装置は、前記第1の状態と前
記単数有効状態とを切り替える切り替え機構を更に備え
ることを特徴とする。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のゲーム装置であって、前記切り替え機構は、人手に
よる操作に応じて前記第1の状態と前記単数有効状態と
を切り替える第1切り替え手段を備えることを特徴とす
る。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項2ま
たは3記載のゲーム装置であって、前記切り替え機構
は、前記記憶媒体に記憶されているプログラムに従っ
て、自動的に前記第1の状態と前記単数有効状態とを切
り替える第2切り替え手段を備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4の何れか1項記載のゲーム装置であって、前記第1
の状態は、前記固定式コントローラの出力信号と前記外
部コントローラの出力信号とが合成されることにより前
記入力操作信号が生成される複数有効状態を含むことを
特徴とする。
【0015】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至4の何れか1項記載のゲーム装置であって、前記第1
の状態は、前記固定式コントローラの出力信号と前記外
部コントローラの出力信号とを独立の信号として、前記
入力操作信号の基礎とする入力機器拡張状態を含むこと
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
して、本発明の実施の形態1のゲーム装置について説明
する。図1は、本実施形態のゲーム装置の構成を表す概
念図である。尚、本実施形態のゲーム装置は、ゲームセ
ンターなどに配置することを目的とした業務用の装置で
ある。
【0017】本実施形態のゲーム装置は、ゲームの実現
に必要な種々の回路が搭載されたゲームメイン基板10
を備えている。ゲームメイン基板10は、入力制御装置
11を介してハードディスクやCD−ROMなどの記憶
媒体12にアクセスし、記憶媒体12に記憶されている
ゲーム用プログラムを読み込むことができる。本実施形
態のゲーム装置は、ゲームメイン基板10が、上記の如
く読み込んだプログラムに沿った処理を行うことで所定
のゲームを実現する。
【0018】ゲームメイン基板10には、また、ディス
プレイ13とインターフェース制御基板14とが接続さ
れている。ディスプレイ13には、ゲームの進行に合わ
せて、ゲームメイン基板10で生成されたゲーム画面が
表示される。インターフェース制御基板14には、CP
Uなどを含むインターフェース回路16が搭載されてい
る。そのインターフェース回路16には、ゲーム装置の
筐体に固定された固定式コントローラ18と、外部コン
トローラ用コネクタ28(以下、単に「コネクタ28」
と称す)とが接続されている。
【0019】本実施形態において、固定式コントローラ
18には、第1プレイヤーに対応する入力操作機器と、
第2プレイヤーに対応する入力操作機器とが搭載されて
いる。図1は、第1プレイヤーの入力操作機器としてジ
ョイスティック20と複数の入力ボタン22が、また、
第2プレイヤーの入力操作機器としてジョイスティック
24と複数の入力ボタン26が、それぞれ準備されてい
る状態を示す。
【0020】コネクタ28には、複数の挿入口30が設
けられている。挿入口30は、それぞれ、家庭用ゲーム
装置と組み合わせて使用することを目的とする外部コン
トローラ32と接続可能に設けられている。図1は、コ
ネクタ28が2つの挿入口30を備え、かつ、それらの
一つに外部コントローラ32が接続された状態を示す。
図1において、外部コントローラ32には、複数の方向
キー34と複数の入力ボタン36とが設けられている。
【0021】上述したインターフェース回路16は、固
定式コントローラ18とゲームメイン基板10との間の
データ交換を可能とし、かつ、外部コントローラ32と
ゲームメイン基板10との間のデータ交換を可能とする
ために設けられている。尚、本実施形態におい、インタ
ーフェース回路16は、それら2種類のコントローラに
対応する処理を、必要に応じて同時並列的に実行し得る
ように構成されている。
【0022】本実施形態のゲーム装置では、コネクタ2
8を利用することにより、家庭用ゲーム装置との組み合
わせが想定されている外部コントローラ32を入力操作
機器として用いることができる。従って、本実施形態の
ゲーム装置によれば、プレイヤーに対して、普段から使
い慣れた外部コントローラを使用し得る環境を提供する
ことができる。
【0023】次に、図2を参照して、本実施形態のゲー
ム装置の特徴部について説明する。尚、図2(A)およ
び図2(B)は、それぞれ本実施形態のゲーム装置が実
現する状態を模式的に表した図である。
【0024】図2(A)において、インターフェース制
御基板14は、以下に示す2つの回路が搭載されている
のと同様に機能する。固定式コントローラ18の出力
と外部コントローラ32の出力との論理和を出力するO
R回路38、およびゲームメイン基板10からコント
ローラに向けて発せられる信号を固定式コントローラ1
8および外部コントローラ32の双方に供給する通信回
路。この場合、固定式コントローラ18と、外部コント
ローラ32とが、共に有効に機能する状態が形成され
る。以下、この状態を「複数有効状態」と称す。
【0025】図2(B)において、インターフェース制
御基板14は、スイッチ回路40が搭載されているのと
同様に機能する。スイッチ回路40は、コネクタ28に
外部コントローラ32が接続されていない場合は固定式
コントローラ18を有効とし、コネクタ28に外部コン
トローラ32が接続された場合は、それらの一方だけを
選択的に有効とする。以下、コネクタ28に外部コント
ローラ32が接続されており、かつ、固定式コントロー
ラ18と外部コントローラ32の一方だけが有効に機能
する状態を「単数有効状態」と称す。尚、単数有効状態
で有効とされるコントローラは、固定式コントローラ1
8であっても、外部コントローラ32であってもよい。
【0026】本実施形態のゲーム装置は、コネクタ28
に外部コントローラ32が接続された場合に、複数有効
状態と単数有効状態の何れを実現するかの選択、およ
び、単数有効状態が選択された場合に2つのコントロー
ラの何れを有効とするかの選択を、例えば以下に示す何
れかの手法で行うことができる。 ゲーム装置に機械的な切り替えスイッチを設けて、ゲ
ーム装置を設置している事業者(以下、単に「事業者」
と称す)またはプレイヤーに所望の状態を選択させる。 ゲーム装置に電気的な切り替え機構を設けて、事業者
またはプレイヤーに所望の状態を選択させる。 所定の入力操作に応じた電気的な切り替えを可能とす
るためのプログラムを記憶媒体12に記憶させ、事業者
またはプレイヤーに所望の状態を選択させる。 所望の状態を実現するためのプログラムを記憶媒体1
2に記憶させておき、上記の切り替えをゲーム装置に自
動的に行わせる。
【0027】次に、上述した単数有効状態が選択される
ことにより得られる利点について説明する。本実施形態
のゲーム装置は、上記の如く、固定式コントローラ18
を用いて入力操作が行い得る環境と、外部コントローラ
32を用いて入力操作を行い得る環境の双方を実現する
ことができる。プレイヤーが、それら2つの環境の何れ
を望むかを決定し終えている場合、すなわち、外部コン
トローラ32でゲームを行うことをプレイヤーが既に決
定している場合や、或いは、双方のコントローラを試し
た結果、結局は固定式コントローラ18が使い易いとプ
レイヤーが判断した場合などは、ゲームへの他人の介入
などを避けるうえで、使用されないコントローラの出力
は無効とされることが望ましい。本実施形態のゲーム装
置では、単数有効状態を選択することにより、その望ま
しい状態を実現することができる。
【0028】次いで、上記の複数有効状態が選択される
ことにより得られる利点について説明する。プレイヤー
が、固定式コントローラ18と外部コントローラ32の
何れか操作し易いかを決めかねている場合は、ゲームの
進行中に、使用するコントローラを容易に変更し得るこ
とが望ましい。本実施形態のゲーム装置では、複数有効
状態を選択し、固定式コントローラ18と外部コントロ
ーラ32とを1人のプレイヤーで操作することとすれ
ば、その望ましい状態を実現することができる。
【0029】複数有効状態では、外部コントローラ32
が例えば第1プレイヤーの入力機器としてコネクタ28
に接続されている場合、固定式コントローラ18のジョ
イスティック20や入力ボタン22と、外部コントロー
ラ32の方向キー34や入力ボタン36とは、同様の入
力機器として機能する。従って、この場合は、1人のプ
レイヤーがジョイスティック20と入力ボタン22を操
作し、もう1人のプレイヤーが方向キー34と入力ボタ
ン36を操作すれば、2人のプレイヤーで第1プレイヤ
ーの役割を分担することができる。このように、本実施
形態のゲーム装置では、複数有効状態が選択された場合
に、2人のプレイヤーによる協力プレイを可能とするこ
とができる。
【0030】また、複数有効状態では、外部コントロー
ラ32を例えば第1プレイヤーの入力機器として有効に
機能させながら、固定式コントローラ18のジョイステ
ィック24や入力ボタン26を、第2プレイヤー用のコ
ントローラとして有効に機能させることができる。2人
のプレイヤーが2Pモードでゲームを楽しもうとする場
合には、一方のプレイヤーは固定式コントローラ18を
好み、他方のプレイヤーが外部コントローラ32を好む
ことがある。複数有効状態によれば、そのような場合
に、双方のプレイヤーに対して所望の環境を提供するこ
とができる。
【0031】上述の如く、本実施形態のゲーム装置が実
現する単数有効状態および複数有効状態は、それぞれプ
レイヤーの要求に応えるうえで利点を有している。従っ
て、それら2つの状態を何れも実現することのできる本
実施形態のゲーム装置によれば、プレイヤーが不満を感
ずることなくゲームを楽しめる環境を、幅広く提供する
ことができる。
【0032】ところで、上述した実施の形態1では、複
数有効状態の際に、インターフェース制御基板14の中
に、固定式コントローラ18の出力と外部コントローラ
28の出力との論理和を取るOR回路38が形成される
こととしているが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。すなわち、複数有効状態では、固定式コントロー
ラ18の出力と外部コントローラ28の出力とが合成さ
れて、プレイヤーの入力操作の内容を表す入力操作信号
が生成されればよく、例えば、複数有効状態の際に、イ
ンターフェース制御基板14の中に、それら2つの出力
の論理積を取るAND回路を形成することとしてもよ
い。
【0033】実施の形態2.次に、図3を参照して、本
発明の実施の形態2のゲーム装置について説明する。図
3は、本実施形態のゲーム装置が、図2(A)および図
(B)に示す状態に加えて更に実現し得る状態を模式的
に表した図である。図3において、インターフェース制
御基板14は、固定式コントローラ18のジョイスティ
ック20,24や入力ボタン22,26と、外部コント
ローラ32の方向キー34や入力ボタン36を、別個独
立にゲームメイン基板10に接続させている。
【0034】この場合プレイヤーは、固定式コントロー
ラ18の入力機器と外部コントローラ32の入力機器と
を用いて、異なる指令を同時に入力することができる。
つまり、図3に示す状態によれば、外部コントローラ3
2をコネクタ28に接続することにより、外部コントロ
ーラ32の方向キー34や入力ボタン36を有効な入力
機器としてゲーム装置に追加すること、すなわち、ゲー
ム装置の入力機器を拡張することができる。以下、図3
に示すように、外部コントローラ32によってゲーム装
置の入力機器が拡張された状態を「入力機器拡張状態」
と称す。
【0035】ギターのパートをプレイヤーに担当させる
音楽ゲームなどでは、ギターの形状を模した特殊なコン
トローラが用いられることがある。本実施形態のゲーム
装置では、ギターを模した外部コントローラをコネクタ
28に接続し、かつ、上記の入力機器拡張状態を実現す
ることにより、そのような特殊なコントローラを容易に
既存のゲーム装置に追加することができる。また、この
場合に、固定式コントローラ18が備える入力ボタン2
2,26などを、例えばドラムを模した入力機器に改造
すれば、既存のゲーム装置に僅かな改造を加えるだけ
で、ギターパートに加えてドラムパートもプレイヤーの
パートとし得るゲーム装置が実現できる。このように、
本実施形態のゲーム装置によれば、図3に示す入力機器
拡張状態が実現できるため、実施の形態1のゲーム装置
に比して更に高い拡張性を確保することができる。
【0036】本実施形態のゲーム装置において、図2
(A)や図2(B)に示す状態から図3に示す入力機器
拡張状態への切り替えは、実施の形態1の場合と同様に
行うことができる。すなわち、上記の切り替えは、機械
的スイッチや電気的な切り替え機構を利用してプレイヤ
ーや事業者に実行させることとしてもよく、また、入力
機器拡張状態を実現するためのプログラムを準備してゲ
ーム装置に自動的に実行させることとしてもよい。
【0037】ところで、上述した実施の形態1および2
では、本発明を業務用ゲーム装置に適用することとして
いるが、本発明は、2つ以上のコントローラを同時に接
続することのできる家庭用ゲーム装置に適用してもよ
い。また、実施の形態1および2では、外部コントロー
ラが家庭用ゲーム装置との組み合わせを目的とするもの
として説明されているが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、外部コントローラは業務用として準備された
ものであってもよい。
【0038】尚、上述した実施の形態1または2におい
ては、インターフェース制御基板14からゲームメイン
基板10に供給される信号が前記請求項1記載の「入力
操作信号」に相当し、図2(A)に示す複数有効状態お
よび図3に示す入力機器拡張状態が前記請求項1記載の
「第1の状態」に相当している。
【0039】また、上述した実施の形態1または2にお
いては、複数有効状態、単数有効状態、および入力機器
拡張状態を切り替える機械的或いは電気的な切り替え機
構が前記請求項2記載の「切り替え機構」に相当してい
る。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、固定式コントローラを備えるゲー
ム装置に外部コントローラが接続された場合に、それら
2つのコントローラを共に有効とすることができる。こ
のため、本発明によれば、プレイヤーに対して、2つの
コントローラを自由に使用し得る環境を提供することが
できる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、固定式コン
トローラと外部コントローラが共に有効となる状態と、
それらの一方だけが有効となる状態とを切り替えること
ができる。従って、本発明によれば、コントローラの使
用方法に関して幅広い選択肢を提供することができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、人手による
入力操作によって、第1の状態と単数有効状態とを自由
に切り替えることができる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、ゲーム装置
が記憶するプログラムの内容に従って、第1の状態と単
数有効状態の何れかを自動的に選択することができる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、固定式コン
トローラの出力信号と外部コントローラの出力信号とを
合成して入力操作信号を生成することができる。
【0045】請求項6記載の発明によれば、固定式コン
トローラの出力信号と、外部コントローラの出力信号と
を別個独立に入力操作信号に反映させることができる。
従って、本発明によれば、外部コントローラを加えるこ
とで、入力機器の拡張を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のゲーム装置の全体構
成を表す概念図である。
【図2】 図1に示すゲーム装置で実行される複数有効
状態および単数有効状態を説明するための図である。
【図3】 図1に示すゲーム装置で実行される入力機器
拡張状態を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ゲームメイン基板 12 記憶媒体 13 ディスプレイ 14 インターフェース制御基板 16 インターフェース回路 18 固定式コントローラ 28 コネクタ 32 外部コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体に記憶されたプログラムを実行
    することにより所定のゲームを進行させるゲーム装置で
    あって、 ゲーム装置の筐体に固定された固定式コントローラと、 着脱可能な外部コントローラを接続するためのコネクタ
    と、 前記固定式コントローラの出力信号と、前記コネクタに
    接続された外部コントローラの出力信号とを取り込んで
    プレイヤーによる入力操作の内容を表す入力操作信号を
    生成するインターフェース制御回路とを備え、 前記インターフェース制御回路は、前記固定式コントロ
    ーラの出力信号、および前記外部コントローラの出力信
    号の双方を有効な信号として取り込んで前記入力操作信
    号を生成する第1の状態を実現し得ることを特徴とする
    ゲーム装置。
  2. 【請求項2】 前記インターフェース制御回路は、前記
    固定式コントローラの出力信号、および前記外部コント
    ローラの出力信号のうち、一つの出力信号だけを有効な
    信号として取り込んで前記入力操作信号を生成する単数
    有効状態を実現することができ、 当該ゲーム装置は、前記第1の状態と前記単数有効状態
    とを切り替える切り替え機構を更に備えることを特徴と
    する請求項1記載のゲーム装置。
  3. 【請求項3】 前記切り替え機構は、人手による操作に
    応じて前記第1の状態と前記単数有効状態とを切り替え
    る第1切り替え手段を備えることを特徴とする請求項2
    記載のゲーム装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替え機構は、前記記憶媒体に記
    憶されているプログラムに従って、自動的に前記第1の
    状態と前記単数有効状態とを切り替える第2切り替え手
    段を備えることを特徴とする請求項2または3記載のゲ
    ーム装置。記載のゲーム装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の状態は、前記固定式コントロ
    ーラの出力信号と前記外部コントローラの出力信号とが
    合成されることにより前記入力操作信号が生成される複
    数有効状態を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何
    れか1項記載のゲーム装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の状態は、前記固定式コントロ
    ーラの出力信号と前記外部コントローラの出力信号とを
    独立の信号として、前記入力操作信号の基礎とする入力
    機器拡張状態を含むことを特徴とする請求項1乃至4の
    何れか1項記載のゲーム装置。
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