JP2001224691A - 一体型カテーテルのガス補助式製造方法および装置 - Google Patents

一体型カテーテルのガス補助式製造方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 チューブおよびハブを有する一体型カテーテ
ルを製造するための装置および方法を提供する。 【解決手段】 本発明の方法は溶融材料を成形用の空孔
部を有する成形型の中に供給する工程を含む。ガスのよ
うな流体をこの成形型の供給口の中に注入する。この処
理により、ガスがポリマーの溶融した中心部分を出口通
路から押し出す。実施形態の一例において、ガスは成形
型空孔部におけるハブ部分の中に注入される。また、別
の実施形態においては、ガスは成形型におけるカテーテ
ル部分の中に注入される。また、本発明の方法は第1の
成形型において第1の材料により脈管内装置の第1の部
分を形成する工程を含む。その後、この脈管内装置の第
1の部分を第2の成形型の中に挿入して第2の材料によ
り第2の部分を形成する。その後、ガスを導入して第2
の部分の中に中空の通路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に脈管内装置の
成形方法および装置に関し、特に、カテーテル装置を製
造するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カテーテル組立体のような脈管内装置は
一般に注射器や点滴装置のような装置と静脈または動脈
のような体内内腔またはその他の体内目的部位との間で
流体を流通させるために用いられる。このような組立体
は通常においてハブ、カテーテル・チューブ、および針
を備えている。さらに、アイレット・リングがカテーテ
ル・チューブの中に一般的に挿入される。その後、この
カテーテル・チューブは、アイレット・リングと共に、
ハブのノーズ部内の開口部の中に挿入されて、アイレッ
ト・リングをハブのノーズ部の中に押圧嵌合することに
よりハブに固定される。さらに、このようにして形成し
たハブおよびチューブの組立体をプラスチック・ハブに
取り付けた鋭い針に取り付ける。この針の鋭い先端部は
体内内腔に穴あけして針およびこれに続くカテーテルを
介してこの体内内腔の中に進入するために使用される。
カテーテルおよび針が体内内腔の中に配置されると、針
が取り外されて廃棄される一方で、カテーテル・チュー
ブがその体内内腔の中に残される。その後、注射器また
は点滴の管がハブに取り付けられて、流体が点滴または
注射器と体内内腔との間でハブおよびカテーテルを介し
て流通できるようになる。このハブは一般に点滴管を固
定するのに十分な剛性を有する材料により製造されてお
り、カテーテル・チューブは一般に体内における損傷を
最少にするように柔軟で軟質の材料により製造されてい
る。
【0003】カテーテル組立体において使用されるハブ
は一般に射出成形により製造される。しかしながら、針
に取り付けるカテーテル・チューブは一般に単一の射出
成形した部材片にするのではなく、二つの理由により、
押出し処理により製造して短い複数の部材片に切り出さ
れる。先ず第1の理由は、従来のコア・ピン式射出成形
法においてこのチューブと同一長のコア・ピンを使用す
ることは一般的に実用的でないと考えられることであ
る。このことは、コア・ピンが高速の製造環境において
屈曲したり破壊されて、製造の中断が頻繁になる場合が
多いためである。さらに、第2の理由は、当該技術分野
の熟練者により一般的に考えられるように、チューブの
薄い壁部の厚さに対する長さのアスペクト比が200以
上の一般的に許容される比率を超えるために、ガス補助
式の射出成形法が使用できないことである。このアスペ
クト比は円筒体またはチューブの長さをこの円筒体また
はチューブの壁厚で割った値である。
【0004】プラスチック製の針がStevens 他に発行さ
れた米国特許第5,620,639号に開示されるガス
補助式の製造技法を伴う射出成形により製造されている
が、プラスチックの針はカテーテルよりも極めて製造が
困難である。第1の理由は、針の形状が、例えば、静脈
内カテーテルの形状とは極めて異なっていることであ
る。すなわち、針の場合は、針の脈管系内への進入を容
易にするために針の先端部に鋭い針先を備えることが必
要であるが、針に取り付けるカテーテルの場合は、カテ
ーテルの脈管系の中への進入を円滑にするためにその先
端部にベベル状またはテーパ−状の部分を備えればよ
い。さらに、このベベル状の部分は針の外周に適正に嵌
合して患者が受ける外傷を最少にしながら脈管系内への
カテーテルの進入を円滑に行なえることが必要である。
第2の理由は、カテーテルが体内の損傷を最少にするた
めに柔軟で軟質な材料を必要とするのに対して、針が脈
管内への進入を効果的にするための高弾性率の材料の使
用を必要とすることである。すなわち、液晶ポリマーお
よび繊維入りポリアミドのような10,000メガパス
カル(MPa)以上の引張弾性率を有する材料が一般的
にプラスチック針の製造に適しているのに対して、30
0MPaよりも小さい引張弾性率を有する材料がカテー
テルに適している。さらに、針に取り付けるカテーテル
は患者に供給する流体の流速がISO国際基準1055
5−5に従うことが必要であるが、針に対しては基準が
何もない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、チューブの
先端部にベベル状の部分を備え、ハブの基端部にルア・
ロック部分を備えている脈管内装置用の相当に長くて、
軟質で柔軟なチューブを形成することのできる材料の使
用が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はガス補助式射出
成形法によりチューブおよびハブを有する一体型カテー
テルを製造するための方法および装置に関する。この方
法は一定の成形空孔部を有する成形型の中に溶融材料を
供給する工程から成る。実施形態の一例において、この
溶融材料は上記空孔部におけるハブ部分の中またはその
近傍に注入される。また、別の実施形態においては、溶
融材料は成形型におけるカテーテル・チューブ部分の中
に注入される。この方法においては、ポリマーを空孔部
の中に導入しながら、ガスのような流体を成形型の入口
から空孔部の中の材料の中に注入して注入されている材
料の中心部を貫通する経路を形成する。このようにする
ことにより、溶融ポリマーの一部分がガスにより溢れ出
口の中に移される。
【0007】本発明の別の実施形態は第1の成形型にお
いて第1の材料を用いて脈管内装置における第1の部分
を成形する工程を含む。その後、この脈管内装置の第1
の部分を第2の成形型の中に挿入して第2の材料により
第2の部分を成形する。この第2の成形型は第1の成形
型の上またはその周囲に形成されている。その後、ガス
のような流体を成形型の入口を通して空孔部の中に注入
してチューブの空孔部の中心を貫通する通路を形成す
る。このことにより、溶融ポリマーの一部分がガスによ
り溢れ出口領域内に移される。
【0008】本発明のさらに別の実施形態において、成
形型の第1の部分に第1の材料を注入し、この空孔部の
第1の部分に第1の材料を注入するのと同時またはほぼ
同時に当該空孔部における第2の部分に第2の材料を注
入する。その後、ガスのような流体を成形型の入口を通
してその空孔部の中に注入する。これにより、溶融ポリ
マーがガスにより成形型に一致すると共に、その過剰の
材料が溢れ出口領域内に移される。本発明の別の実施形
態において、注入したポリマーを正確に計量して溢れる
溶融ポリマーが過剰になることを防止する。上記の両方
の実施形態において、中空の通路がチューブの空孔部の
中心部を貫通して形成される。
【0009】本発明の上記およびその他の特徴、実施形
態、および利点が以下の図面およびこれに基づく詳細な
説明により明らかになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の特徴、諸態様、お
よび利点を図面に基づいて詳細に説明することにより明
らかにする。
【0011】以下の説明において、本発明をその特定の
実施形態に基づいて説明する。しかしながら、種々の変
形および変更が特許請求の範囲およびその実施態様に記
載する本発明の範囲および趣旨に逸脱することなくこれ
らの実施形態について行なえることは明らかであること
が理解されると考える。従って、以下の各実施形態につ
いての説明および図面は例示的なものに過ぎず、本発明
を何ら制限するものではない。
【0012】本発明の実施形態の一例は以下に説明する
ような材料によるガス補助式射出成形製造方法による一
体型カテーテルを形成することに関する。このカテーテ
ルは第1の部分および第2の部分を形成する2個の別々
の空孔部を使用することにより形成できる。加えて、第
1のポリマーおよび第2のポリマーを各空孔部の中に注
入できる。また、別の実施形態においては、1種類のポ
リマーによる単一の空孔部により一体型カテーテルを形
成できる。さらに、別の実施形態においては、ルア・ロ
ックのようなコネクターが形成できる。このルア・ロッ
クにより、例えば、静脈内装置のハブに外部供給用のチ
ューブを固定することができる。
【0013】ハブの射出成形し、チューブを押出成形し
て、これらの両方の構成要素をアイレットを用いて組み
立てる従来の方法に比して、一体型のカテーテル・チュ
ーブおよびハブを形成するためにガス補助式の射出成形
製造方法を利用することは大幅に有利である。この一体
型カテーテルのガス補助式射出成形製造方法は、一般
に、従来のカテーテル製造方法(すなわち、(a)ハブ
の射出成形、(b)カテーテル・チューブの押出成形、
および(c)アイレットによるこれら両方の構成部品の
組み立て)に要するコストに比して、コストが低コスト
である。さらに、一体型カテーテルを形成するのに要す
る時間は単一のガス補助式射出処理のみを利用する容易
さのために短縮できる。また、一体型カテーテルのガス
補助式射出成形法は上記の工程(a)乃至工程(c)か
ら成る従来の方法に比してその構成が簡単である。例え
ば、本発明の実施により形成される装置は2個以上の部
品の組み立て工程を必要としない。加えて、チューブの
先端部におけるベベル部分は、成形型自体の中にそのベ
ベル形状部分が含まれているために、後続の熱またはレ
ーザー処理により形成する必要がない。
【0014】品質および生産性もまた上記の一体型ガス
補助式製造方法により高められる。例えば、ハブおよび
チューブを別々に成形する場合は、ハブをチューブに取
り付けるまで認識し得ないハブのノーズ部分における欠
陥部が生じる可能性がある。従って、このような欠陥部
が見つからないまま、大量のハブが形成されて生産性が
低下するおそれがある。同様に、従来の製造方法におい
ては、寸法誤差を有して製造されたチューブにより多数
のチューブを廃棄しなければならない場合があった。こ
れに対して、一体型カテーテルは、特定のカテーテル装
置に必要な高精度の寸法で構成された成形型を用いて同
時またはほぼ同時に一体型カテーテルの全体を成形する
ことにより、このような問題を排除することができる。
【0015】以下の説明において、本発明を実施するこ
とにより製造することのできる一体型カテーテルの各部
分(例えば、ハブおよびチューブ)の寸法に従って、本
発明を実施するための諸材料および設備を備えた。その
後、本発明の多数の実施形態を行なった。
【0016】ハブ用の材料の選定 種々の材料を用いて本発明を実施した。ハブおよびチュ
ーブに用いる材料の選定は流動学的特性(例えば、粘度
対剪断速度)、曲げ弾性率、材料の硬度、およびメルト
フロー(溶融流れ率)のような幾つかのファクターに基
づいて行なった。図1乃至図6に示すように、粘度およ
び剪断速度の勾配が絶対値で約1.0(ポアズ×秒)以
上となるように各材料を選択した。例えば、図1はポリ
プロピレンの流動学的特性を示している図である。さら
に、図1は−0.433の勾配を示している図である。
図2はポリプロピレンと混合したC−FLEX(商標)
として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的
特性を示している図である。この場合、C−FLEX
(商標)対ポリプロピレンの重量比率は80:20であ
る。さらに、図2は−3.16の勾配を示している図で
ある。図3はポリプロピレンと混合したC−FLEX
(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの
流動学的特性を示している図である。この場合、C−F
LEX(商標)対ポリプロピレンの重量比率は85:1
5である。さらに、図3は−0.82の勾配を示してい
る図である。図4はポリプロピレンと混合したC−FL
EX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマ
ーの流動学的特性を示しており、この場合、C−FLE
X(商標)対ポリプロピレンの重量比率は90:10で
ある。さらに、図4は−2.49の勾配を示している図
である。図5はC−FLEX(商標)として販売されて
いる熱可塑性エラストマーの流動学的特性を示している
図である。さらに、図5は約−1.54および−2.2
6の勾配を示している図である。この結果、C−FLE
X(90A)またはSantoprene(登録商標)(流動学的
特性は図5に示さない)を使用することが好ましいこと
が分かった。さらに、絶対値が1以上の勾配のような急
な勾配により示される高い剪断感度(shear sensitivit
y)のメルトフローが好ましい。
【0017】また、図6はOCRILON(商標)ポリ
ウレタン(ジョンソン・アンド・ジョンソン・メディカ
ル社から専売されているポリウレタン)として入手可能
なポリウレタンの流動学的特性を示している図である。
この図6における勾配は−6.7である。
【0018】以下の表1は図1乃至図6に示す各曲線か
ら得た各勾配の値をまとめたものである。 表1:選択した各ポリマーの剪断感度 勾配データのまとめ 種類 ポリマー 温度(℃) 勾配 ナイロン ULTRAMID B3TM 250 −0.003 ポリプロピレン ポリプロピレン 210 −0.433 ポリプロピレン 80/20 C-FLEXTM/ 210 −3.16 混合物 ポリプロピレン 85/15 C-FLEXTM/ 210 −0.82 ポリプロピレン 90/10 C-FLEXTM/ 210 −2.49 ポリプロピレン 0/10 C-FLEXTM/ 175 −7.8 ポリプロピレン 熱可塑性 C-FLEXTM 90A(透明) 210 −1.54 エラストマー C-FLEXTM 90A(白色) 210 −2.26 ABS/ポリウレ PREVAILTM 3050 230 −0.073 タン混合物 220 −0.61 210 −1.95 エラストマー・ ポリエーテルアミド 265 −5.56 ポリアミド (PEBAXTM) 250 −5 ポリウレタン OCRILONTM 210 −6.7
【0019】流動学的特性に加えて、各材料の曲げ弾性
率を考慮してポリマーを選定した。すなわち、製造する
カテーテル・チューブの曲げ弾性率は当該カテーテル・
チューブの乾燥状態において約50,000psi以上
であって、その水和状態において35,000psi以
下である必要がある。さらに、約25,000psi以
下の範囲の曲げ弾性率が水和状態のカテーテル・チュー
ブの場合に好ましく、85,000psi乃至150,
000psiが乾燥状態のカテーテル・チューブの場合
に好ましい。
【0020】さらに、各材料の硬度を考慮してポリマー
を選定した。すなわち、約40ショアーD乃至75ショ
アーDの硬度を示す材料が好ましい。
【0021】ハブを製造するための成形処理において使
用できる従来の材料の例としては以下のものが含まれ
る。すなわち、ポリエチレン、ポリプロピレン、TEF
LON(商標)およびフッ素化エチレン・プロピレン・
コポリマー(FEP)のようなフッ素−オレフィン・コ
ポリマー、およびこれらの混合物、ポリアミド、ポリエ
ーテルアミド、ポリエステルアミド、およびこれらの混
合物、ポリエステル、テキサス州、アーリントンのジョ
ンソン・アンド・ジョンソン・メディカル社から専売さ
れている光学的に透明な放射線不透過性ポリウレタンで
あるOCRILON(商標)樹脂のようなポリウレタ
ン、マサチューセッツ州、ウォバーンのThermedics社か
ら市販されているTECOFLEX(商標)およびTE
COTHANE(商標)、およびOCRILON(商
標)樹脂、TECOFLEX(商標)およびTECOT
HANE(商標)の混合物、マサチューセッツ州、ウォ
バーンのThermedics社から市販されているCARBOT
HANE(商標)のようなポリカーボネートを基材とす
るポリウレタン、およびOCRILON(商標)、TE
COFLEX(商標)およびTECOTHANE(商
標)との混合物、合成熱可塑性エラストマー(例えば、
スチレン−エチレン、ブチレン−スチレン・ブロック・
コポリマーおよびポリジメチル・シロキサン等を充填し
たポリオレフィン)であって、その一例がフロリダ州、
ラルゴのConsolidated Polymer Technologies 社からC
−FLEX(商標)として市販されているようなもの、
オハイオ州、アクロンのAdvanced Elastomer Systems社
から市販されているSantoprene(登録商標)熱可塑性ゴ
ム(連続的な熱可塑性基材中に分散した高度に架橋した
ゴム粒子)等、ミシガン州、ミッドランドのダウ・ケミ
カル社、プラスチック部門から市販されているPREV
AIL(商標)のようなアクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン(ABS)ポリウレタン混合物、Hoechst社
(ニュージャージー州、サミット)の一部門であるTico
na社からVECTRA(商標)として市販されている液
晶ポリマー(例えば、2−ナフタレンカルボン酸、4
(アセチルオキシ)安息香酸による6−(アセチルオキ
シ)ポリマー、芳香族液晶ポリエステル等)、およびジ
ョージア州、アルファレッタのAmoco Polymers社による
XYDAR(商標)、例えば、ULTRAMID−B3
(商標)ナイロン6として市販されているナイロン、お
よびミシガン州、ワイアンドッテのBASF社から市販され
ているガラス繊維強化ナイロン6、およびペンシルベニ
ア州、フィラデルフィアのElf Atochem North America
社から市販されているPEBAX6333(商標)およ
びPEBAX2533(商標)
【0022】上記の各化合物は本明細書において記載す
る処理方法と共に一般的に使用できる種類の材料を提供
するが、本発明がこれらの化合物のみに制限されず、そ
の他の類似または同様の化合物または材料も使用できる
ことが理解されると考える。
【0023】なお、好ましいハブの材料はC−FLEX
(商標)およびSantoprene(登録商標)熱可塑性エラス
トマーである。この種類の材料の場合は、好ましいバレ
ル温度は175℃乃至300℃であり、好ましいガス圧
力は1,000psi乃至4,000psiである。な
お、上記化合物の特定の物の場合におけるバレル温度が
300℃を超えることがあることが理解されると考え
る。例えば、液晶ポリマーは350℃に加熱する場合が
ある。
【0024】チューブ用の材料の選定 チューブを形成するために使用できる好ましい材料とし
て、テフロン(Teflon)(商標)(例えば、フッ
素化エチレン・プロピレン・コポリマー)、ポリウレタ
ン、C−FLEX(商標)およびSantoprene(登録商
標)熱可塑性エラストマーのようなゴム入りポリオレフ
ィン等が含まれる。なお、タングステン、硫酸バリウ
ム、ビスマス化合物等の適当な化合物のような放射線不
透過性を有する薬剤をチューブ材料に混合できることが
理解されると考える。このような放射線不透過性を有す
る薬剤により、健康管理の作業者がチューブを破壊した
り、体内の目的部位以外の場所に移動することなく体内
に適正に配置することが可能になる。一体型カテーテル
を単一材料により製造する実施形態の場合において、最
適な材料は液晶ポリマーを除く上記のハブまたはチュー
ブ用の材料の内の任意のものから選択される。
【0025】設備 本発明を実施するために最も適当である成形装置はイリ
ノイ州、イタスカのDaiichi Jitsugyo(米国)から市販
されているNIIGATA−NN35MI(商標)のよ
うな高速/低圧射出成形の能力を有しており、遮断バル
ブが当該装置およびその他の装置と共に使用できる。こ
れらの装置は、一般に、対称形に配置されて互いに対角
状に対向し、且つ、当該射出成形装置の両側に備えられ
ている二組の異なる寸法の射出シリンダーを備えてい
る。このような射出成形装置は流量制御バルブが概ね開
口している際の圧力制御手段として有効な寸法(例え
ば、円筒形チャンバーの長さおよび内径により定まるチ
ャンバーの容積)の液圧式射出シリンダーを使用する。
単一空孔部式の装置は15トン乃至50トンの範囲の低
い型締めトン数の高速/低圧射出成形装置を使用する必
要がある。スクリューの直径は18mmが好ましい。ま
た、射出能力は4.0オンス以下とする必要がある。一
方、多数空孔部式の装置の場合は、4オンス以上の射出
能力を有する高い型締めトン数(例えば、150トンま
で)の成形装置が必要である。なお、遮断バルブを有す
る別の従来の装置も本発明の処理方法に適している。
【0026】さらに、射出成形装置と共に、NCU(バージ
ニア州、ノーフォークのBauer Compressors)社のBauer
プログラマブルのようなガス補助装置を使用する。好ま
しいガス補助装置は多数個のガス圧力相を制御すること
のできる装置である。
【0027】空孔部の寸法 空孔部の寸法は製造するカテーテルのゲージにより異な
る。例えば、本発明により製造されるカテーテル・チュ
ーブの外径は0.112インチのような大き目の12番
ゲージから0.0216インチのような小さ目の26番
ゲージまで含む。また、このカテーテル・チューブの内
径は0.1インチ乃至0.021インチの範囲である。
さらに、このチューブの長さは2.5インチ乃至0.5
インチである。また、ハブは0.159インチ乃至0.
179インチの範囲の内径および0.31インチ乃至
0.32インチの範囲の外径を有している。表2は異な
るカテーテル・チューブの各仕様の幾つかの例を示して
いる。しかしながら、別の寸法もまた本発明を実施する
ために使用できることが理解されると考える。 表2:製造したチューブの各寸法の例 (ミリメートル(mm)) チューブ チューブ チューブ チューブ ゲージ の外径 の内径 の長さ の壁厚 2.13 1.75 31 0.19 14 2.13 1.75 56 0.19 14 1.70 1.38 31 0.16 16 1.70 1.38 56 0.16 16 1.28 0.98 44 0.15 18 1.28 0.98 31 0.15 18 1.10 0.80 31 0.15 20 1.10 0.80 25 0.15 20 1.10 0.80 44 0.15 20 0.83 0.63 25 0.10 22 0.70 0.50 19 0.10 24
【0028】図7は本発明の実施により形成した一体型
カテーテル装置2を示している図である。この一体型カ
テーテル装置はチューブ部分4およびハブ部分6を有し
ている。なお、このカテーテル装置2のチューブ部分4
が中空の内部を有していることは理解されると考える。
この中空の中心部分はガス補助式射出成形処理により形
成される。また、ハブ部分はハブ部分6の中心部分にお
いて中空である。このハブ部分6の先端部にノーズ部分
7が備えられている。ノーズ部分7はチューブ部分4ま
で形状が遷移している。チューブ部分4は当該チューブ
部分4の先端部においてテーパー状のベベル部分5を有
している。
【0029】図8乃至図12は本発明の一実施形態を示
しており、この場合に、射出成形が行なわれ、不活性ガ
ス(例えば、窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等)
のような流体が成形型のハブ部分の中に導入されて一体
型カテーテルにおけるハブ構成部品を形成することを補
助する。溶融ポリマーが空孔部におけるハブ部分の中に
供給されるので、ハブが最初に概ね形成された後にチュ
ーブが形成される。以下に述べる動作条件下で使用する
C−FLEX(商標)およびSantoprene(登録商標)熱
可塑性エラストマーは一般に200よりも大きいアスペ
クト比を有するという既知の制限を解消できるだけでな
く、高信頼性の生産を行なうことができる。図8は一体
型カテーテルにおけるハブ構成部品を製造するのに使用
する成形型の半体部分を示している図である。さらに、
別の半体部分(図示せず)(第1の半体部分(15)お
よび第2の半体部分(20)とする)が図示の半体部分
に整合して成形型10を形成する。圧力を第2の半体部
分20に向けて第1の半体部分15に、第1の半体部分
15に向けて第2の半体部分20に、あるいは、両方の
半体部分に同時に加えることにより確実に空孔部25を
気密に固定して形成する。空孔部25はチューブを構成
する第1の部分およびハブを構成する第2の部分を有し
ている。
【0030】成形型10は溶融ポリマーを当該成形型1
0の中に供給できる入口30を有している。この溶融ポ
リマーはC−FLEX(商標)および/またはSantopre
ne(登録商標)熱可塑性エラストマーのようなポリマー
であって、約4,390psi乃至40,000psi
の範囲内の圧力で成形型10の中に導入される。加え
て、この溶融ポリマーは一般に175℃乃至220℃の
範囲の温度に維持される。なお、使用する材料に応じて
別の圧力および温度が使用可能であることが理解される
と考える。その後、ポリマーはランナー(または供給
路)50に沿って各ハブ16の方向に移動する。
【0031】2個の半体部分(15および20)は分割
線22において接合する。この分割線22において、成
形型10の中に窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等
の流体を供給するための流入口は開口していない。さら
に、図8は両方の装置用の各ハブ16に供給路50から
広がっているポリマーのような供給材料を示している図
である。
【0032】図9は図8と同一の成形型を示しており、
この場合において、ポリマーの層が空孔部の表面上に形
成されて固化し始めている。この固化したポリマーは図
8の成形型10において示す固化したポリマーに比較し
てより大きな空孔部の表面部分を被覆している。空孔部
25の中に導入されたポリマーの量は成形型10の空孔
部表面の中に流体によりポリマーを進行させることがで
きるように少量に制御される。
【0033】図10は成形型10における入口70に導
入されるガス(例えば、窒素ガス、空気、ヘリウム、ア
ルゴン等)のような流体を示している図である。このガ
スは、この射出成形処理中に導入される場合に、500
psi程度の低圧から9,000psiの高圧で導入さ
れる。ガスがチューブ75の中を通過する間に、後方に
おいてポリマーが注入されているハブ16の基端部にお
ける圧力が高まる。従って、この圧力によりポリマーは
チューブ空孔部18の先端側に向けて移動する。なお、
ガスはポリマーが空孔部の中に供給された後に導入され
るように説明したが、このガスは溶融ポリマーの空孔部
内への供給と同時またはほぼ同時に導入してもよい。
【0034】図11はガスによりチューブの中に形成さ
れる中空の通路を伴わないポリマーで満たされた状態の
ハブ16およびチューブ18を有する成形型10を示し
ている図である。この空孔部25をポリマーで充填する
のに一般に0.5秒乃至5秒かかる。この場合に、過剰
のポリマーは成形型の溢れ出口領域13の中に流出す
る。あるいは、正確な量の材料を使用することにより過
剰なポリマーを無くすこともできる。このような処理は
成形型に材料をショート−ショットの状態で供給しなが
ら必要なポリマーを計測することにより行なうことがで
きる。すなわち、空孔部25の中に導入するポリマーの
量を調節することにより、ポリマーが溢れ出ることを防
止するのに必要な量を決定する。
【0035】ポリマーが固化し始めた後に、図12に示
すように、成形型10の第1の半体部分15が第2の半
体部分20から分離される。この場合に、第1の半体部
分および第2の半体部分(15および20)は長手方向
または垂直方向に整合可能であることが考えられる。そ
の後、単一の一体型部品を成形型内の機構(図示せず)
により取り外す、または、取り出すことができる。この
図8乃至図12により示される処理サイクルは繰り返す
ことができる。この場合に、図8乃至図12は同時に製
造される2個の装置を示しているが、単一の装置または
3個以上、すなわち、多数個の装置を同時またはほぼ同
時に製造できることも考えられる。
【0036】好ましくは、成形型の一部分がチューブに
おけるベベル状の端部を形成する。このような本発明の
実施形態において、ポリマーは各ハブ空孔部におけるハ
ブ部分の中に注入される。その後、このポリマーは各チ
ューブ空孔部におけるチューブ部分およびベベル状部分
を満たす。
【0037】図13乃至図17は本発明の別の実施形態
を示しており、ガスが一体型カテーテルのチューブおよ
び成形型110のハブの中に導入されている。図13は
一体型カテーテルおよびハブを形成するために使用する
成形型110の上面図である。さらに、図13は2個の
装置用の各ハブ116およびチューブ118に対応する
空孔部を示している図である。温度がポリマーの融点に
到達するまでそのポリマー材料が加熱される。その後、
溶融したポリマーが成形型110の供給口130から空
孔部のチューブ側に供給される。さらに、図13は供給
路150に連通するガス・ピン140を示している図で
ある。この供給路150はさらにチューブ118の先端
部に連通している。加えて、図13はハブ116の後方
に過剰のポリマーのオーバーフロー用の溢れ領域113
を示している図である。
【0038】図14は供給口130から供給された溶融
材料と共に図13の装置を示しており、この場合に、溶
融材料は両方の装置用の空孔部125の中に広がり始め
ている。さらに、図14は溶融材料が各チューブ118
の基端側の方向に移動し始めている状態を示している図
である。
【0039】図15はポリマーが各チューブ118に沿
って継続的に進行している状態を示している図である。
ポリマーが空孔部125を満たす前に、空孔部125に
供給されるポリマーの全量が消費される。この時点で、
窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等の流体が供給口
170から供給されて、共有路150の方向に概ね沿っ
て移動して溶融材料に到達する。溶融材料に到達する
と、ガス圧が溶融材料の後方において高まり始めて、ガ
スが溶融材料を空孔部125の内部に沿って押し出す。
このガス圧はチューブおよびハブ空孔部の残りの部分の
中にポリマーを移動して空孔部を貫通する内部通路を形
成する要因の一つである。
【0040】図16はガスによりチューブの中に形成さ
れた中空の通路を伴わないポリマー材料で満たされた状
態の空孔部125を示している図である。3秒程度乃至
20秒程度の一定時間後に、成形体の2個の半体部分が
開いて部品が取り出される。図17は第1の半体部分1
15および第2の半体部分120が互いに分離して、一
体型のチューブおよびハブの各装置が成形型110から
分離できる状態を示している図である。このような図1
3乃至図17に示す処理はさらに繰り返すことができ
る。
【0041】図18乃至図29は本発明の別の実施形態
を示しており、この場合において、一体型カテーテル構
成部品の少なくとも2個の部分が少なくとも2種類の異
なる材料により構成されている。この第1の部分は1種
類の材料により形成されている。例えば、成形型210
はハブ部分を最初に形成するためのハブに対応する空孔
部を有している。この成形型210は回転するプラテン
により成形型装置(図示せず)において移動または回動
する。さらに、第2の材料(あるいは、同一の材料)を
第2の空孔部の中に注入してチューブのような脈管内装
置の第2の部分を形成することができる。
【0042】図18は基部またはコネクター235を有
するハブ216のような脈管内装置における第1の部分
を示している図である。コネクター235はオス形また
はメス形のルア・ロックのいずれでもよい。さらに、ノ
ーズ部分228がコネクター235と反対側の端部に形
成されている。このルア・ロックの寸法はISO国際基
準594/1および594/2に従っていなければなら
ない。その後、ノーズ部分228は脈管内装置における
チューブ部分に連結される。図18は位置232を示し
ており、この場所において、ポリマーがハブ空孔部の中
に供給できる。しかしながら、溶融ポリマーをハブに対
応する空孔部の中に供給するこのような供給口はハブ空
孔部に沿う任意の場所に定めることができることが理解
されると考える。例えば、溶融ポリマーを位置225に
おいて供給することもできる。図19は図18と同一の
第1の成形型210を示しているが、溶融ポリマーがハ
ブ空孔部216の中に注入されていて、このポリマーが
固化し始めている点で図18とは異なる。
【0043】図20は成形型210を示しており、この
場合において、溶融ポリマーはハブにおける中空の中心
部分を残してハブ空孔部216を満たしている。この処
理は一般に1秒程度乃至3秒程度の時間を要する。ガス
補助式射出成形処理はハブ空孔部と共に一般的に用いら
れないが、この処理はノーズ部分228を形成する場合
に用いることができる。
【0044】図21は実施形態の一例を示しており、こ
の場合において、ハブを成形した後に、第1の半体部分
202が第2の半体部分204から分離されている。こ
の第1の成形型210により形成したハブは、その後、
従来的な方法により第2の半体部分204から取り出さ
れる。しかしながら、このハブを成形型210の中に残
して、成形型210を図30に示すように、また、第2
の成形型218について説明するように移動または回動
することにより、ハブを第2の成形型218に挿入する
ことも可能である。図22は図18乃至図21において
説明した方法で形成したハブを、その後、第2の成形型
218の中に挿入した状態を示している図である。この
第2の成形型218はハブの先端部においてチューブを
形成するためのチューブ空孔部255を有している。図
22はさらに第2の成形型218における第1の半体部
分290および第2の半体部分280を示している図で
ある。これらの第1の半体部分290および第2の半体
部分280は一体に整合して、第2の成形型218の中
にできる空孔部の中に溶融ポリマーを確実に留まらせ
る。ハブの基端側の部分において、ガス・ピン250が
挿入されている。このガス・ピン250はハブの内径の
内側に配置されている。ガス(例えば、窒素ガス、空
気、ヘリウム、アルゴン等)のような流体がこのガス・
ピン250の基端部から注入されて、ガス・ピン250
の出口242から放出される。溶融ポリマーはチューブ
空孔部255における種々の場所の中に供給できる。す
なわち、供給口220はチューブ空孔部255の中に溶
融ポリマーを注入するために使用できる1個の場所を例
示している。
【0045】図23は溶融ポリマーがチューブ空孔部2
55の部分の中に供給された状態の第2の成形型218
を示している図である。なお、このカテーテルのチュー
ブに対応して使用できるポリマーの種類がハブの中に供
給されるポリマーとは異なっていてもよく、あるいは、
上記において説明したポリマーと同一であってもよいこ
とに注意されたい。チューブを形成するために使用する
材料については既に説明している。図24はチューブの
基端部からチューブの先端部まで移動する溶融ポリマー
の進行状態を示している図である。
【0046】図25乃至図27はチューブ空孔部におけ
る先端部分まで継続的に移動するポリマーを示している
図である。さらに、図25および図26に示すように、
ガスのような流体がガス・ピン250の基端側部分から
導入されている。このガスの圧力は500psi乃至
9,000psiの範囲内であり、ガスは窒素ガス、空
気、ヘリウム、アルゴン等である。このガスの導入によ
り、ポリマーがチューブの先端部に向けて押し出され
て、ポリマーの被膜または管壁が成形型の表面に隣接ま
たは近接して形成されることによりその中に内孔部が形
成される。既に説明したように、加圧ガスが溶融ポリマ
ーを押圧することにより、溶融ポリマーが空孔部の各領
域の中に進入して空孔部が図27に示すように溶融ポリ
マーにより被覆される。この結果、中空の通路がチュー
ブ空孔部の内側に形成される。なお、このガスの圧力は
選択される材料により変更されることが理解されると考
える。さらに、この一体型カテーテルを一般的に形成す
るために使用される材料によりその他の動作条件もまた
変更される場合がある。一般的に、溶融ポリマーが導入
されて第1の空孔部が満たされるまでに高々60秒の時
間(一般的に、15秒以下)しかかからない。図27は
ガス・ピン250におけるガス導入が終了して、チュー
ブ空孔部255がポリマーで満たされてその中心部に貫
通する中空部分が形成されている状態を示している図で
ある。
【0047】図28は形成中のチューブの断面を示して
いる図である。この場合に、ガス・ピン250における
ガスの注入により、このようなガス補助式射出成形製造
法の結果として、チューブの中に中空の中心部分256
が形成できる。
【0048】図29は第2の成形型218における第2
の半体部分280から分離した成形型218における第
1の半体部分290を示している図である。この場合、
チューブは形成されていて、第1の半体部分280から
部分的に分離している。なお、この図18乃至図29に
示した処理はさらに繰り返すことができる。
【0049】図30は一体型カテーテルの上記以外の部
分を形成するためにハブまたはチューブを形成するため
に使用する第1の成形型を第2の成形型に移動するため
に使用できる製造装置400を示している図である。実
施形態の一例において、回転機構(図示せず)がこの成
形型自体に内蔵されている。
【0050】一体型カテーテルにおける第1の部分
(A)および第2の部分(B)を形成するための2個の
成形型が備えられている。この製造動作は第1の部分
(A)を第1の成形型において形成することから始ま
る。この第1の成形型は互いに整合する2個の部分(4
10,412)により構成されている。ハブのような第
1の部分を形成した後に、この第1の成形型は位置Y1
から外されて位置Y2まで移動または回動する。その
後、互いに整合する2個の部分(420,422)によ
り構成される第2の成形型が従来技法により第1の成形
型に固定されて、当該第2の成形型により第2の部分が
形成可能になる。この場合に、第1の部分の形成後に第
2の成形型を第1の成形型に固定する代わりに、第1の
部分を従来技法により放出して、ロボット(図示せず)
がこの第1の部分(A)を取り上げて第2の成形型の中
に配置することも可能である。その後、第2の部分
(B)が本明細書に記載する成形処理方法により形成で
きる。さらに、第1の部分(A)をその形成後に移動す
るための別の装置として、成形型を1個の場所から別の
場所に回転するためのターンテーブルを有する装置が含
まれる。なお、上記の図18乃至図30により示される
処理方法はさらに繰り返すことができる。
【0051】図31乃至図36は本発明の別の実施形態
を示している図である。この実施形態においては、ハブ
およびチューブの成形型空孔部が、ハブの先端部および
チューブの基端部の間に配置されたインサートにより初
期的に互いに物理的に分離している。
【0052】図31は多数成分射出成形用の装置の一部
分、およびハブおよびチューブを形成するために使用す
る各空孔部を示している図である。コンテナ214およ
び215は粒状または顆粒状の固体ポリマーを保持する
ためのホッパーである。第1のポリマーは溶融されて二
重バレル型射出成形射出成形装置における第1のバレル
216の中に供給されて、ノズル217から流れ出る。
この溶融した第1のポリマーはスプルーおよび供給路を
介してゲート244およびハブ空孔部270の中に供給
される。ハブ空孔部270の先端部におけるインサート
219はその第1の位置(X1 )からその第2の位置
(X2 )まで移動できる。この第1の位置において、イ
ンサート219はハブ空孔部270をチューブ空孔部2
55から遮断する。さらに、ガス・ピン250が上記の
説明と同様にハブ空孔部270の中心部分に挿入されて
いる。図31は第1のポリマーがゲート244を通して
ハブ空孔部270の中に注入されて、この溶融ポリマー
がコネクター235よりも基端側の方向およびハブ・ノ
ーズ部分よりも先端側の方向の2方向に移動する状態を
示している図である。図32は溶融ポリマーがハブ空孔
部270を満たしている状態を示している図である。こ
の場合に、ハブの中心部分が中空であって、ハブの外側
の構造のみがポリマーで充填されていることが分かる。
【0053】図33はインサート219がその第1の位
置X1 からその第2の位置X2 に移動した状態を示して
いる図である。この移動により、ハブ空孔部270およ
びチューブ空孔部255が互いに連通して、物理的に分
離していない状態になる。この時点で、ハブが形成され
て、第2のポリマーの注入が第1のポリマーとの界面に
おいて混合される。図34は第2のポリマーがホッパー
215、バレル221、およびノズル223を介してチ
ューブ空孔部255の中に供給される状態を示している
図である。さらに、この第2のポリマーはゲート248
を介してチューブ空孔部255の先端側方向に移動し始
めている。図35において、ガス(例えば、空気、窒素
ガス、ヘリウム、アルゴン等)のような流体が供給口2
50において導入される。このガスはガス・ピンから参
照番号242に示す位置において流出する。このガス・
ピンはハブ空孔部270の中に挿入されていてハブ空孔
部270のノーズ部分240の先端部まで延在してい
る。さらに、供給されたガスはチューブ空孔部255の
先端部の方向に溶融ポリマーを押し出してチューブを形
成する。
【0054】図36はポリマーにより満たされたチュー
ブ空孔部を示している図である。しかしながら、ガスが
長手方向に沿う中空部分を形成して、チューブ構造が形
成されていることが理解されると考える。この中空部分
はチューブの基端部から先端部まで延在している。
【0055】その後、ハブおよびチューブは従来法によ
り単一部品として成形型から取り出される。この場合
に、チューブ空孔部255をハブ空孔部270よりも先
に充填することができるが、ハブ空孔部270をチュー
ブ空孔部255の充填処理よりも先に充填する方が好ま
しい。あるいは、ハブ空孔部270およびチューブ空孔
部255を異なるポリマーまたは同一のポリマーにより
同時またはほぼ同時に充填することができる。上記の図
31乃至図36に示した処理方法はさらに繰り返すこと
ができる。
【0056】図37は一体のハブおよびチューブを形成
するために複数の空孔部を使用できる別の成形型を示し
ている図である。ガス・ピン300が装置の各ハブ部分
310の中に挿入されている。この本発明の実施形態に
おいて、ポリマーは各空孔部におけるハブ部分の中に注
入される。さらに、ハブの形成中または形成後に、各脈
管内装置のチューブ部分320が形成される。この場合
に、ハブおよびチューブを形成するために単一のポリマ
ーを使用してもよく、また、2種類のポリマーを使用し
てハブをおよびチューブを別々に形成することにより単
一部品を製造してもよい。
【0057】図38は本発明を実施するために使用でき
るさらに別の成形型を示している図である。すなわち、
供給路50が複数のチューブ16およびハブ18に連通
している。ポリマーが溶融状態になるまで成形装置(図
示せず)の中で加熱される。このポリマーは参照番号2
4で示す位置において成形型の中に導入されて、全ての
空孔部の方向に同時またはほぼ同速度で全体的に移動す
る。ガス・ピン20はガスのような流体を成形型の空孔
部の中に導入するために使用される。この成形型は単一
のポリマーまたは2種類のポリマーを使用して動作でき
る。
【0058】以上の詳細な説明において、本発明をその
特定の実施形態に基づいて説明した。しかしながら、こ
の説明を参考にすることにより、これらの実施形態にお
ける種々の変形および変更が本発明の範囲および趣旨に
逸脱することなく行なえることが明らかである。なお、
本発明の範囲および趣旨は本明細書に記載する特許請求
の範囲およびその実施態様に定める。従って、上記の説
明および図面は本発明を例示するためだけのものであっ
て、本発明を何ら制限するものではない。
【0059】本発明の実施態様は以下の通りである。 (1)前記ポリマーが、エラストマー・ポリマー入りの
ポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、
ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステ
ル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、お
よび液晶ポリマーから成る群から選択される請求項1に
記載の方法。 (2)前記流体が、窒素ガス、空気、ヘリウム、および
アルゴンから成る群から選択される実施態様(1)に記
載の方法。 (3)前記成形型空孔部が第1の部分および第2の部分
を有していて、当該第1の部分がハブ空孔部であり、第
2の部分がチューブ空孔部である請求項1に記載の方
法。 (4)前記流体が前記空孔部の一部分の中に注入され、
当該空孔部の一部分が前記ハブ部分および前記チューブ
部分から成る群から選択される請求項1に記載の方法。 (5)前記溶融材料の温度が約175℃乃至300℃の
範囲内である請求項1に記載の方法。
【0060】(6)さらに、前記成形型の中に成形装置
から一定圧力下で供給路に沿って溶融ポリマーを供給す
る工程から成り、当該ポリマーの固化した層が成形型の
表面上に形成され、さらに、前記空孔部の中に流体を導
入して溶融したポリマーを空孔部の領域内に形成される
通路に沿って押し出すことにより当該通路を形成し、且
つ、ポリマーを空孔部の残りの長さの部分に沿って継続
的に流動させて成形型の表面上におけるポリマーの固化
した層の形成を完了する請求項1に記載の方法。 (7)前記ハブ部分が少なくとも1個のオス形のロック
部分またはメス形のロック部分を備えている請求項1に
記載の方法。 (8)前記ポリマーが約175℃乃至220℃の温度で
ある請求項1に記載の方法。 (9)前記ポリマーの流動速度が前記空孔部を約0.5
秒以内乃至5秒以内に満たすのに十分な速度である請求
項1に記載の方法。 (10)前記成形型の空孔部の中の圧力が約1,000
psi乃至40,000psiの範囲内である請求項1
に記載の方法。
【0061】(11)前記ポリマーを供給する工程が前
記空孔部を充満するまで継続して行なわれ、さらに、前
記流体が前記成形型の中に注入される請求項1に記載の
方法。 (12)前記チューブ部分がその先端部においてベベル
状になっている請求項1に記載の方法。 (13)前記チューブの外径が前記ハブに向かってその
長さに沿って増加しており、当該直径における増加が概
ね直線状のテーパー面を構成する程度にほぼ一定である
請求項1に記載の方法。 (14)さらに、前記流体を流出通路を通して排出する
工程から成る請求項1に記載の方法。 (15)前記選択されるポリマーが絶対値が1よりも大
きい剪断速度に対する粘度の負の勾配を示す請求項1に
記載の方法。
【0062】(16)前記ポリマーに放射線不透過性の
材料が混合されている請求項1に記載の方法。 (17)前記放射線不透過性の材料がタングステン、硫
酸バリウム、およびビスマス化合物から成る群から選択
される請求項1に記載の方法。 (18)前記ポリマーが、エラストマー・ポリマー入り
のポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタ
ン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエス
テル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、
および液晶ポリマーから成る群から選択される請求項2
に記載の方法。 (19)前記溶融材料の温度が約175℃乃至220℃
の範囲内である請求項2に記載の方法。 (20)前記成形処理における第1の相の圧力が約1,
000psi乃至40,000psiの範囲内である請
求項2に記載の方法。
【0063】(21)前記成形処理における第2の相の
圧力が約1,000psi乃至40,000psiの範
囲内である請求項2に記載の方法。 (22)前記チューブ部分が当該チューブの先端部にお
いてベベル状になっている請求項2に記載の方法。 (23)前記ハブおよび前記チューブの間にノーズ部分
を形成する請求項3に記載の方法。 (24)前記第1の部分が、エラストマー・ポリマー入
りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタ
ン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエス
テル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、
および液晶ポリマーから成る群から選択される材料によ
り構成される請求項3に記載の方法。 (25)前記第2の部分がポリウレタン、ポリフルオロ
ポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリプロ
ピレンから成る群から選択される材料により製造される
請求項3に記載の方法。
【0064】(26)前記第1の部分がハブである請求
項3に記載の方法。 (27)前記第2の部分がチューブである請求項3に記
載の方法。 (28)前記第1の部分が、エラストマー・ポリマー入
りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタ
ン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエス
テル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、
および液晶ポリマーから成る群から選択される材料によ
り構成される請求項4に記載の方法。 (29)前記第2の部分がエラストマー・ポリマー入り
ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリフルオロポリオレ
フィン、エラストマー成分を混合したポリプロピレンか
ら成る群から選択される材料により製造される請求項4
に記載の方法。 (30)前記溶融材料の温度が約175℃乃至220℃
の範囲内である請求項4に記載の方法。
【0065】(31)前記射出成形処理における第1の
相の圧力が約1,000psi乃至40,000psi
の範囲内である請求項4に記載の方法。 (32)前記射出成形処理における第2の相の圧力が約
1,000psi乃至40,000psiの範囲内であ
り、前記射出成形処理の第1の相がポリマーを溶融可能
にするチャンバー内の圧力に関係する請求項4に記載の
方法。 (33)前記第2の空孔部がそのチューブの先端部にお
いてベベル状になっている請求項4に記載の方法。 (34)前記成形型がその成形処理にそれぞれ適合する
第1の位置から第2の位置に移動し、当該第2の位置に
おいて第2のポリマーが成形型の中に注入できる請求項
5に記載の方法。 (35)前記第1のポリマーが、エラストマー・ポリマ
ー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウ
レタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリ
エステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマ
ー、および液晶ポリマーから成る群から選択される請求
項5に記載の方法。
【0066】(36)前記第2のポリマーがポリウレタ
ン、ポリフルオロポリオレフィン、エラストマー成分を
混合したポリプロピレンから成る群から選択される請求
項5に記載の方法。 (37)アスペクト比が約200である請求項5に記載
の方法。 (38)前記ポリマーが絶対値で1.0よりも大きい粘
度対剪断速度の比率値を有している請求項6に記載の方
法。 (39)前記チューブ部分がその先端部においてベベル
状になっている請求項6に記載の方法。 (40)さらに、インサートを第1の位置から第2の位
置に移動する工程から成る請求項7に記載の方法。
【0067】(41)前記第1のポリマーが、エラスト
マー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルア
ミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレ
ン・コポリマー、および液晶ポリマーから成る群から選
択される請求項7に記載の方法。 (42)前記ポリマーが絶対値で1.0よりも大きい粘
度対剪断速度の比率値を有している請求項7に記載の方
法。 (43)前記第2のポリマーがポリウレタン、ポリフル
オロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリ
プロピレンから成る群から選択される請求項7に記載の
方法。 (44)前記第1のポリマーが粘度対剪断速度の勾配に
基づいて選択され、当該負の勾配の絶対値が1.0より
も大きい請求項7に記載の方法。 (45)さらに、前記空孔部の中に注入されるポリマー
の計量してポリマーの過剰な溢れを防止する工程から成
る請求項7に記載の方法。
【0068】(46)前記第2の空孔部がその先端部に
おいてベベル状になっている請求項7に記載の方法。 (47)さらに、前記チューブにおける第3の位置から
第4の位置までを切断する工程から成る請求項8に記載
の方法。 (48)前記チューブ部分がベベル状の先端部を有して
いる請求項9に記載の装置。 (49)前記ハブ部分が当該ハブ部分の基端部において
ロック部分を形成するための空孔部を有しており、この
ロック部分はオス形ロック部分またはメス形ロック部分
のいずれかである請求項9に記載の装置。 (50)前記ポリマーにタングステン、硫酸バリウム、
およびビスマス化合物から成る群から選択される放射線
不透過性を有する材料が混合されている実施態様(4
9)に記載の装置。
【0069】(51)アスペクト比が200よりも大き
い実施態様(49)に記載の装置。 (52)前記ロック部分が概ね円筒形の形状である実施
態様(49)に記載の装置。 (53)前記供給口が前記空孔部におけるハブ部分に配
置されている実施態様(49)に記載の装置。 (54)前記供給口が前記空孔部におけるチューブ部分
に配置されている実施態様(49)に記載の装置。 (55)前記第2の部分がベベル状の先端部を有してい
る請求項10に記載の装置。
【0070】(56)前記第1の部分が当該第1の部分
の基端部においてロック部分を形成するための空孔部を
有している請求項10に記載の装置。 (57)前記ロック部分がオス形ロック部分またはメス
形ロック部分のいずれかである請求項10に記載の装
置。 (58)アスペクト比が200よりも大きい請求項10
に記載の装置。 (59)前記ロック部分が概ね円筒形の形状である請求
項10に記載の装置。 (60)前記供給口が前記空孔部における第1の部分に
配置されている請求項10に記載の装置。
【0071】(61)前記供給口が前記空孔部における
第2の部分に配置されている請求項10に記載の装置。 (62)前記第2の部分における第1の長さの部分が中
空である請求項10に記載の装置。 (63)前記第2の部分における第2の長さの部分が中
空である請求項10に記載の装置。 (64)前記第2の部分における第1の長さの部分が中
実である請求項10に記載の装置。 (65)前記第1の部分が第1の位置から第2の位置ま
で回動し、前記第1の部分が第2の成形型に固定される
請求項10に記載の装置。
【0072】(66)前記第1のポリマーが、エラスト
マー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルア
ミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレ
ン・コポリマー、および液晶ポリマー、またはこれらの
任意の混合物から成る群から選択される請求項10に記
載の方法。 (67)前記第2のポリマーがポリウレタン、ポリフル
オロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリ
プロピレンから成る群から選択される請求項10に記載
の方法。 (68)前記コネクター部分がオス形ロック部分または
メス形ロック部分のいずれかである請求項11の成形
型。 (69)アスペクト比が200よりも大きい請求項11
に記載の成形型。 (70)前記コネクター部分が概ね円筒形の形状を有し
ている請求項11に記載の成形型。
【0073】(71)前記供給口が前記空孔部における
ハブ部分およびチューブ部分の少なくとも一方に配置さ
れている請求項11に記載の成形型。 (72)前記成形型におけるハブ部分により形成される
ハブ部分がその第1の位置から第2の位置まで当該成形
型に連結した回転装置により回動されて、前記ハブ部分
が第2の成形型に固定される請求項11に記載の成形
型。 (73)前記第1のポリマーが、エラストマー・ポリマ
ー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウ
レタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリ
エステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマ
ー、および液晶ポリマー、またはこれらの任意の混合物
から成る群から選択される請求項11に記載の成形型。 (74)前記第2のポリマーがポリウレタン、ポリフル
オロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリ
プロピレンから成る群から選択される請求項11に記載
の成形型。
【0074】
【発明の効果】従って、本発明によれば、優れた性能の
チューブおよびハブを有する一体型カテーテルを製造す
るための方法および装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリプロピレンの流動学的特性(すなわち、粘
度対剪断速度)を示している図である。
【図2】80:20の重量%比率でポリプロピレンと混
合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可
塑性エラストマーの流動学的特性(すなわち、粘度対剪
断速度)を示している図である。
【図3】85:15の重量%比率でポリプロピレンと混
合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可
塑性エラストマーの流動学的特性(すなわち、粘度対剪
断速度)を示している図である。
【図4】90:10の重量%比率でポリプロピレンと混
合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可
塑性エラストマーの流動学的特性(すなわち、粘度対剪
断速度)を示している図である。
【図5】C−FLEX(商標)として販売されている熱
可塑性エラストマーの流動学的特性(すなわち、粘度対
剪断速度)を示している図である。
【図6】OCRILON(商標)ポリウレタンの流動学
的特性(すなわち、粘度対剪断速度)を示している図で
ある。
【図7】本発明を実施することにより形成される一体型
カテーテル装置を示している図である。
【図8】本発明の一実施形態に従う脈管内装置を形成す
るために使用する成形型の上面図である。
【図9】図8の成形型を示しており、この場合に、溶融
した材料が空孔部のハブ側を通して成形型の中に注入さ
れる図である。
【図10】図8の成形型を示しており、この場合に、ポ
リマーを空孔部のハブ側を通して移動するためにガスの
ような流体が成形型の中に供給される図である。
【図11】溶融材料で満たされて空孔部を通してガスを
流通させることにより形成した中空の通路を有している
図8の成形型を示している図である。
【図12】図8の成形型の断面図を示しており、この場
合に、この成形型の第1の半体部分および第2の半体部
分が分離されている図である。
【図13】成形型の上面図を示しており、この場合に、
流体が本発明の一実施形態によるカテーテル装置のチュ
ーブを通して導入される図である。
【図14】本発明の一実施形態による2個のカテーテル
を成形するために2個の空孔部の中に注入されている溶
融材料を示している図である。
【図15】本発明の一実施形態によるチューブを通過す
るガスの力によりカテーテルにおける空孔部のチューブ
を通して移動する溶融材料を示している図である。
【図16】溶融材料が成形型の各空孔部の中に充填され
た状態と、本発明の一実施形態による空孔部の中にガス
を流通させることにより形成した中空の通路を示してい
る図である。
【図17】本発明の一実施形態による成形型の第2の半
体部分から分離している第1の半体部分を示している図
である。
【図18】本発明の一実施形態による基部またはコネク
ターを有するハブのような脈管内装置における第1の部
分を示している図である。
【図19】図17と同一の成形型を示しており、この場
合は、本発明に従って溶融ポリマーがハブ空孔部の部分
の中に注入されていて固化し始めている図である。
【図20】本発明の一実施形態に従ってポリマーを充填
したハブ空孔部を示している図である。
【図21】本発明の一実施形態による成形型の第2の半
体部分から分離した成形型の第1の半体部分を示してい
る図である。
【図22】本発明の一実施形態による第2の成形型の中
に挿入した図18乃至図20において形成したハブを示
している図である。
【図23】成形型を示しており、この場合において、溶
融ポリマーが本発明の一実施形態によるチューブの空孔
部の部分の中に供給されている図である。
【図24】本発明の一実施形態に従ってチューブの基端
部からチューブの先端部まで溶融ポリマーを進行させる
移動状態を示している図である。
【図25】本発明の一実施形態に従ってチューブの先端
部までポリマーを継続して移動する状態を示している図
である。
【図26】本発明の一実施形態に従ってガスをガス・ピ
ンの中に注入して、ポリマーがチューブの空孔部にほと
んど充填されている状態を継続的に示している図であ
る。
【図27】本発明の一実施形態に従ってガス注入が終了
して、チューブの空孔部がポリマーにより満たされてい
る状態を示している図である。
【図28】本発明の一実施形態に従って脈管内チューブ
用に形成されたチューブの部分の破断面を示している図
である。
【図29】本発明の一実施形態に従って成形型の第2の
半体部分から分離した成形型の第1の半体部分を示して
いる図である。
【図30】成形型を異なる場所に回転させるために使用
する装置を示している図である。
【図31】本発明の一実施形態に従う一体型カテーテル
のハブおよびチューブ空孔部、および多成分射出成形に
使用する装置の部分を示している図である。
【図32】本発明の一実施形態に従うハブ空孔部の部分
の中に供給された溶融ポリマーを示している図である。
【図33】本発明の一実施形態に従う第1の空孔部およ
び第2の空孔部を互いに連通可能にする位置に移動して
いるインサートを示している図である。
【図34】成形型を示しており、本発明の一実施形態に
従ってハブがポリマーにより既に形成されていて、チュ
ーブの部分が形成されている図である。
【図35】本発明の一実施形態に従ってチューブ空孔部
の部分を充填するポリマーを示している図である。
【図36】ハブおよびチューブが本発明の一実施形態に
従って形成される状態を示している図である。
【図37】ハブおよびチューブを形成するために使用す
る成形型における複数の空孔部を示している図である。
【図38】脈管内装置を形成するための多数この空孔部
を有する成形型を示している図である。
【符号の説明】
2 一体型カテーテル装置 4 チューブ部分 5 テーパ−状のベベル部分 6 ハブ部分 7 ノーズ部分 10 成形型 15 第1の半体部分 20 第2の半体部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アデル・カフラウィ アメリカ合衆国、02364 マサチューセッ ツ州、キングストン、クック・アベニュー 16 (72)発明者 ウィリアム・エフ・ポレイ アメリカ合衆国、75137 テキサス州、ダ ンカンビル、エス・グリーンストン・レー ン 1622 (72)発明者 ジョセフ・アール・トーマス アメリカ合衆国、76092 テキサス州、サ ウスレイク、フォレスト・ヒルズ・コート 1319

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体型カテーテルおよびハブを製造する
    ための方法において、 溶融したポリマーをチューブ部分および当該チューブ部
    分から延出したハブ部分を有する成形型空孔部を備える
    成形型の中に供給する工程と、 ハブを形成する工程と、 前記空孔部のゲートの中に一定圧力下で流体を注入する
    工程と、 前記空孔部におけるチューブ部分の中にポリマーを供給
    する工程と、 貫通する内孔部を有するチューブを形成する工程とから
    成る方法。
  2. 【請求項2】 ハブおよびカテーテルを製造するための
    方法において、 溶融したポリマーをハブ空孔部およびチューブ空孔部を
    有する成形型空孔部を備える成形型の中に供給する工程
    から成り、当該ハブ空孔部がチューブ空孔部から延出し
    ており、溶融したポリマーが成形型の中に注入されて、
    供給口を介してハブ空孔部およびチューブ空孔部の一方
    に供給され、さらに、 前記ハブを通してガスを導入する工程と、 チューブを形成する工程とから成る方法。
  3. 【請求項3】 ハブおよびチューブを製造するための方
    法において、 第1のポリマーを第1の成形型の第1の空孔部の中に注
    入する工程と、 前記第1の成形型における第1の部分に対応する空孔部
    において当該第1の部分を成形する工程と、 前記第1の部分を第1の成形型の第1の空孔部から取り
    外す工程と、 前記第1の部分を第2の成形型の中に挿入する工程と、 第2のポリマーを第2の成形型の第2の空孔部の中に注
    入する工程と、 前記第2の成形型における第2の部分に対応する空孔部
    において当該第2の部分を成形する工程と、 前記第2の成形型の供給口から流体を注入する工程とか
    ら成り、当該流体が第2のポリマーを押し出して第1の
    長さから第2の長さまでチューブを形成する方法。
  4. 【請求項4】 射出成形により脈管内装置を製造するた
    めの方法において、 第1のポリマーを第1の成形型における第1の空孔部の
    中に注入する工程と、 第1の部分を成形する工程と、 前記第1の部分を第1の成形型から取り外す工程と、 前記第1の部分を第2の成形型の中に配置する工程と、 第2のポリマーを第2の成形型の中に注入する工程とか
    ら成り、当該第2のポリマーが第2の成形型における第
    2の空孔部の中で固化し始め、さらに、 流体供給口を通して流体を導入する工程から成り、当該
    流体が第2のポリマーを第2の空孔部の表面に沿って移
    動させる方法。
  5. 【請求項5】 射出成形およびガス補助式製造法により
    脈管内装置を製造するための方法において、 第1のポリマーを成形型における第1の空孔部の中に注
    入する工程と、 第2のポリマーを前記成形型における第2の空孔部の中
    に注入する工程と、 前記成形型の供給口を通して流体を導入してチューブを
    形成する工程とから成る方法。
  6. 【請求項6】 射出成形およびガス補助式製造法により
    脈管内装置を製造するための方法において、 成形型の空孔部の中にポリマーを注入する工程から成
    り、当該成形型が単一の空孔部を有していて、この空孔
    部がハブ部分およびチューブ部分を有しており、さら
    に、 前記成形型の供給口を通して流体を導入する工程から成
    り、当該成形型が脈管内装置の一部分を形成し、さら
    に、 前記射出成形により形成した脈管内装置が約200のア
    スペクト比を有している方法。
  7. 【請求項7】 一体型ハブおよびチューブを製造するた
    めの方法において、 第1のポリマーを第1の空孔部の中に注入する工程と、 第2のポリマーを第2の空孔部の中に注入する工程と、 前記第2のポリマーを注入した第2の空孔部の中に流体
    を導入する工程とから成る方法。
  8. 【請求項8】 ハブおよびチューブを製造するための方
    法において、 第1のポリマーを第1の成形型の第1の空孔部の中に注
    入する工程と、 前記第1の成形型の第1の部分に対応する空孔部におい
    て当該第1の部分を成形する工程と、 前記第1の部分を第1の成形型の第1の空孔部から取り
    外す工程と、 前記第1の部分を第2の成形型の中に挿入する工程と、 第2のポリマーを前記第2の成形型の第2の空孔部の中
    に注入する工程と、 前記第2の成形型の第2の部分に対応する空孔部におい
    て当該第2の部分を成形する工程と、 前記第2の成形型における供給口を通して流体を注入す
    る工程とから成り、当該流体が第2のポリマーを押し出
    して第1の位置から第2の位置まで一定の内径で貫通
    し、且つ、第3の位置から第4の位置まで中実のチュー
    ブを形成する方法。
  9. 【請求項9】 単一型カテーテルを形成するための装置
    において、 チューブ部分および当該チューブ部分から延出するハブ
    部分を有する成形型空孔部から成り、当該成形型空孔部
    が溶融したポリマーを受容する供給口を有しており、さ
    らに、 前記空孔部のゲートの中に一定の圧力下で注入される流
    体から成る装置。
  10. 【請求項10】 単一型カテーテルを製造するための装
    置において、 第1のポリマーを第1の成形型における第1の空孔部の
    中に注入して第1の部分を形成するための手段と、 前記第1の部分を第2の成形型の中に挿入するための手
    段と、 第2のポリマーを前記第2の成形型における第2の空孔
    部の中に注入して第2の部分を形成するための手段と、 前記第2の成形型の供給口を通して流体を注入するため
    の手段とから成り、当該流体が第2のポリマーを押し出
    して第1の長さから第2の長さまでチューブを形成する
    装置。
  11. 【請求項11】 単一型ハブおよびチューブを形成する
    ための成形型において、 チューブ部分および当該チューブ部分から延出するハブ
    部分を有する成形型空孔部から成り、当該成形型空孔部
    が溶融ポリマーを受容するための供給口を有しており、
    さらに、 前記ハブ部分が当該ハブ部分の基端部にコネクター部分
    を有しており、 前記チューブ部分がベベル状の先端部を有しており、さ
    らに、 前記ハブ部分の中に注入される第1のポリマーと、 前記チューブ部分の中に注入される第2のポリマーと、 前記空孔部のゲートの中に一定の圧力下で注入される流
    体とから成る成形型。
  12. 【請求項12】 ハブおよびチューブを製造するための
    方法において、 第1のポリマーを第1の成形型の第1の空孔部の中に注
    入する工程と、 前記第1の成形型における第1の部分に対応する空孔部
    において第1の部分を成形する工程と、 前記第1の部分を第1の成形型の第1の空孔部から取り
    外す工程と、 前記第1の部分を第2の成形型の中に挿入する工程と、 第2のポリマーを第2の成形型の第2の空孔部の中に注
    入する工程と、 前記第2の成形型における第2の部分に対応する空孔部
    において第2の部分を成形する工程と、 前記第2の成形型の供給口を通して流体を注入する工程
    とから成り、当該流体が第2のポリマーを押し出して第
    1の長さから第2の長さまで一定の内径で貫通し、且
    つ、第3の長さから第4の長さまで概ね中実のチューブ
    を形成する方法。
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