JP4675476B2 - 一体型カテーテルのガス補助式製造方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に脈管内装置の成形方法および装置に関し、特に、カテーテル装置を製造するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カテーテル組立体のような脈管内装置は一般に注射器や点滴装置のような装置と静脈または動脈のような体内内腔またはその他の体内目的部位との間で流体を流通させるために用いられる。このような組立体は通常においてハブ、カテーテル・チューブ、および針を備えている。さらに、アイレット・リングがカテーテル・チューブの中に一般的に挿入される。その後、このカテーテル・チューブは、アイレット・リングと共に、ハブのノーズ部内の開口部の中に挿入されて、アイレット・リングをハブのノーズ部の中に押圧嵌合することによりハブに固定される。さらに、このようにして形成したハブおよびチューブの組立体をプラスチック・ハブに取り付けた鋭い針に取り付ける。この針の鋭い先端部は体内内腔に穴あけして針およびこれに続くカテーテルを介してこの体内内腔の中に進入するために使用される。カテーテルおよび針が体内内腔の中に配置されると、針が取り外されて廃棄される一方で、カテーテル・チューブがその体内内腔の中に残される。その後、注射器または点滴の管がハブに取り付けられて、流体が点滴または注射器と体内内腔との間でハブおよびカテーテルを介して流通できるようになる。このハブは一般に点滴管を固定するのに十分な剛性を有する材料により製造されており、カテーテル・チューブは一般に体内における損傷を最少にするように柔軟で軟質の材料により製造されている。
【0003】
カテーテル組立体において使用されるハブは一般に射出成形により製造される。しかしながら、針に取り付けるカテーテル・チューブは一般に単一の射出成形した部材片にするのではなく、二つの理由により、押出し処理により製造して短い複数の部材片に切り出される。先ず第1の理由は、従来のコア・ピン式射出成形法においてこのチューブと同一長のコア・ピンを使用することは一般的に実用的でないと考えられることである。このことは、コア・ピンが高速の製造環境において屈曲したり破壊されて、製造の中断が頻繁になる場合が多いためである。さらに、第2の理由は、当該技術分野の熟練者により一般的に考えられるように、チューブの薄い壁部の厚さに対する長さのアスペクト比が200以上の一般的に許容される比率を超えるために、ガス補助式の射出成形法が使用できないことである。このアスペクト比は円筒体またはチューブの長さをこの円筒体またはチューブの壁厚で割った値である。
【0004】
プラスチック製の針がStevens 他に発行された米国特許第5,620,639号に開示されるガス補助式の製造技法を伴う射出成形により製造されているが、プラスチックの針はカテーテルよりも極めて製造が困難である。第1の理由は、針の形状が、例えば、静脈内カテーテルの形状とは極めて異なっていることである。すなわち、針の場合は、針の脈管系内への進入を容易にするために針の先端部に鋭い針先を備えることが必要であるが、針に取り付けるカテーテルの場合は、カテーテルの脈管系の中への進入を円滑にするためにその先端部にベベル状またはテーパ−状の部分を備えればよい。さらに、このベベル状の部分は針の外周に適正に嵌合して患者が受ける外傷を最少にしながら脈管系内へのカテーテルの進入を円滑に行なえることが必要である。第2の理由は、カテーテルが体内の損傷を最少にするために柔軟で軟質な材料を必要とするのに対して、針が脈管内への進入を効果的にするための高弾性率の材料の使用を必要とすることである。すなわち、液晶ポリマーおよび繊維入りポリアミドのような10,000メガパスカル(MPa)以上の引張弾性率を有する材料が一般的にプラスチック針の製造に適しているのに対して、300MPaよりも小さい引張弾性率を有する材料がカテーテルに適している。さらに、針に取り付けるカテーテルは患者に供給する流体の流速がISO国際基準10555−5に従うことが必要であるが、針に対しては基準が何もない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
それゆえ、チューブの先端部にベベル状の部分を備え、ハブの基端部にルア・ロック部分を備えている脈管内装置用の相当に長くて、軟質で柔軟なチューブを形成することのできる材料の使用が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はガス補助式射出成形法によりチューブおよびハブを有する一体型カテーテルを製造するための方法および装置に関する。この方法は一定の成形空孔部を有する成形型の中に溶融材料を供給する工程から成る。実施形態の一例において、この溶融材料は上記空孔部におけるハブ部分の中またはその近傍に注入される。また、別の実施形態においては、溶融材料は成形型におけるカテーテル・チューブ部分の中に注入される。この方法においては、ポリマーを空孔部の中に導入しながら、ガスのような流体を成形型の入口から空孔部の中の材料の中に注入して注入されている材料の中心部を貫通する経路を形成する。このようにすることにより、溶融ポリマーの一部分がガスにより溢れ出口の中に移される。
【0007】
本発明の別の実施形態は第1の成形型において第1の材料を用いて脈管内装置における第1の部分を成形する工程を含む。その後、この脈管内装置の第1の部分を第2の成形型の中に挿入して第2の材料により第2の部分を成形する。この第2の成形型は第1の成形型の上またはその周囲に形成されている。その後、ガスのような流体を成形型の入口を通して空孔部の中に注入してチューブの空孔部の中心を貫通する通路を形成する。このことにより、溶融ポリマーの一部分がガスにより溢れ出口領域内に移される。
【0008】
本発明のさらに別の実施形態において、成形型の第1の部分に第1の材料を注入し、この空孔部の第1の部分に第1の材料を注入するのと同時またはほぼ同時に当該空孔部における第2の部分に第2の材料を注入する。その後、ガスのような流体を成形型の入口を通してその空孔部の中に注入する。これにより、溶融ポリマーがガスにより成形型に一致すると共に、その過剰の材料が溢れ出口領域内に移される。本発明の別の実施形態において、注入したポリマーを正確に計量して溢れる溶融ポリマーが過剰になることを防止する。上記の両方の実施形態において、中空の通路がチューブの空孔部の中心部を貫通して形成される。
【0009】
本発明の上記およびその他の特徴、実施形態、および利点が以下の図面およびこれに基づく詳細な説明により明らかになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の特徴、諸態様、および利点を図面に基づいて詳細に説明することにより明らかにする。
【0011】
以下の説明において、本発明をその特定の実施形態に基づいて説明する。しかしながら、種々の変形および変更が特許請求の範囲およびその実施態様に記載する本発明の範囲および趣旨に逸脱することなくこれらの実施形態について行なえることは明らかであることが理解されると考える。従って、以下の各実施形態についての説明および図面は例示的なものに過ぎず、本発明を何ら制限するものではない。
【0012】
本発明の実施形態の一例は以下に説明するような材料によるガス補助式射出成形製造方法による一体型カテーテルを形成することに関する。このカテーテルは第1の部分および第2の部分を形成する2個の別々の空孔部を使用することにより形成できる。加えて、第1のポリマーおよび第2のポリマーを各空孔部の中に注入できる。また、別の実施形態においては、1種類のポリマーによる単一の空孔部により一体型カテーテルを形成できる。さらに、別の実施形態においては、ルア・ロックのようなコネクターが形成できる。このルア・ロックにより、例えば、静脈内装置のハブに外部供給用のチューブを固定することができる。
【0013】
ハブの射出成形し、チューブを押出成形して、これらの両方の構成要素をアイレットを用いて組み立てる従来の方法に比して、一体型のカテーテル・チューブおよびハブを形成するためにガス補助式の射出成形製造方法を利用することは大幅に有利である。この一体型カテーテルのガス補助式射出成形製造方法は、一般に、従来のカテーテル製造方法(すなわち、(a)ハブの射出成形、(b)カテーテル・チューブの押出成形、および(c)アイレットによるこれら両方の構成部品の組み立て)に要するコストに比して、コストが低コストである。さらに、一体型カテーテルを形成するのに要する時間は単一のガス補助式射出処理のみを利用する容易さのために短縮できる。また、一体型カテーテルのガス補助式射出成形法は上記の工程(a)乃至工程(c)から成る従来の方法に比してその構成が簡単である。例えば、本発明の実施により形成される装置は2個以上の部品の組み立て工程を必要としない。加えて、チューブの先端部におけるベベル部分は、成形型自体の中にそのベベル形状部分が含まれているために、後続の熱またはレーザー処理により形成する必要がない。
【0014】
品質および生産性もまた上記の一体型ガス補助式製造方法により高められる。例えば、ハブおよびチューブを別々に成形する場合は、ハブをチューブに取り付けるまで認識し得ないハブのノーズ部分における欠陥部が生じる可能性がある。従って、このような欠陥部が見つからないまま、大量のハブが形成されて生産性が低下するおそれがある。同様に、従来の製造方法においては、寸法誤差を有して製造されたチューブにより多数のチューブを廃棄しなければならない場合があった。これに対して、一体型カテーテルは、特定のカテーテル装置に必要な高精度の寸法で構成された成形型を用いて同時またはほぼ同時に一体型カテーテルの全体を成形することにより、このような問題を排除することができる。
【0015】
以下の説明において、本発明を実施することにより製造することのできる一体型カテーテルの各部分(例えば、ハブおよびチューブ)の寸法に従って、本発明を実施するための諸材料および設備を備えた。その後、本発明の多数の実施形態を行なった。
【0016】
ハブ用の材料の選定
種々の材料を用いて本発明を実施した。ハブおよびチューブに用いる材料の選定は流動学的特性(例えば、粘度対剪断速度)、曲げ弾性率、材料の硬度、およびメルトフロー(溶融流れ率)のような幾つかのファクターに基づいて行なった。図1乃至図6に示すように、粘度および剪断速度の勾配が絶対値で約1.0(ポアズ×秒)以上となるように各材料を選択した。例えば、図1はポリプロピレンの流動学的特性を示している図である。さらに、図1は−0.433の勾配を示している図である。図2はポリプロピレンと混合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的特性を示している図である。この場合、C−FLEX(商標)対ポリプロピレンの重量比率は80:20である。さらに、図2は−3.16の勾配を示している図である。図3はポリプロピレンと混合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的特性を示している図である。この場合、C−FLEX(商標)対ポリプロピレンの重量比率は85:15である。さらに、図3は−0.82の勾配を示している図である。図4はポリプロピレンと混合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的特性を示しており、この場合、C−FLEX(商標)対ポリプロピレンの重量比率は90:10である。さらに、図4は−2.49の勾配を示している図である。図5はC−FLEX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的特性を示している図である。さらに、図5は約−1.54および−2.26の勾配を示している図である。この結果、C−FLEX(90A)またはSantoprene(登録商標)(流動学的特性は図5に示さない)を使用することが好ましいことが分かった。さらに、絶対値が1以上の勾配のような急な勾配により示される高い剪断感度(shear sensitivity)のメルトフローが好ましい。
【0017】
また、図6はOCRILON(商標)ポリウレタン(ジョンソン・アンド・ジョンソン・メディカル社から専売されているポリウレタン)として入手可能なポリウレタンの流動学的特性を示している図である。この図6における勾配は−6.7である。
【0018】
以下の表1は図1乃至図6に示す各曲線から得た各勾配の値をまとめたものである。
【0019】
流動学的特性に加えて、各材料の曲げ弾性率を考慮してポリマーを選定した。すなわち、製造するカテーテル・チューブの曲げ弾性率は当該カテーテル・チューブの乾燥状態において約50,000psi以上であって、その水和状態において35,000psi以下である必要がある。さらに、約25,000psi以下の範囲の曲げ弾性率が水和状態のカテーテル・チューブの場合に好ましく、85,000psi乃至150,000psiが乾燥状態のカテーテル・チューブの場合に好ましい。
【0020】
さらに、各材料の硬度を考慮してポリマーを選定した。すなわち、約40ショアーD乃至75ショアーDの硬度を示す材料が好ましい。
【0021】
ハブを製造するための成形処理において使用できる従来の材料の例としては以下のものが含まれる。すなわち、
ポリエチレン、ポリプロピレン、TEFLON(商標)およびフッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー(FEP)のようなフッ素−オレフィン・コポリマー、およびこれらの混合物、
ポリアミド、ポリエーテルアミド、ポリエステルアミド、およびこれらの混合物、
ポリエステル、
テキサス州、アーリントンのジョンソン・アンド・ジョンソン・メディカル社から専売されている光学的に透明な放射線不透過性ポリウレタンであるOCRILON(商標)樹脂のようなポリウレタン、マサチューセッツ州、ウォバーンのThermedics社から市販されているTECOFLEX(商標)およびTECOTHANE(商標)、およびOCRILON(商標)樹脂、TECOFLEX(商標)およびTECOTHANE(商標)の混合物、
マサチューセッツ州、ウォバーンのThermedics社から市販されているCARBOTHANE(商標)のようなポリカーボネートを基材とするポリウレタン、およびOCRILON(商標)、TECOFLEX(商標)およびTECOTHANE(商標)との混合物、
合成熱可塑性エラストマー(例えば、スチレン−エチレン、ブチレン−スチレン・ブロック・コポリマーおよびポリジメチル・シロキサン等を充填したポリオレフィン)であって、その一例がフロリダ州、ラルゴのConsolidated Polymer Technologies 社からC−FLEX(商標)として市販されているようなもの、オハイオ州、アクロンのAdvanced Elastomer Systems社から市販されているSantoprene(登録商標)熱可塑性ゴム(連続的な熱可塑性基材中に分散した高度に架橋したゴム粒子)等、
ミシガン州、ミッドランドのダウ・ケミカル社、プラスチック部門から市販されているPREVAIL(商標)のようなアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)ポリウレタン混合物、
Hoechst社(ニュージャージー州、サミット)の一部門であるTicona社からVECTRA(商標)として市販されている液晶ポリマー(例えば、2−ナフタレンカルボン酸、4(アセチルオキシ)安息香酸による6−(アセチルオキシ)ポリマー、芳香族液晶ポリエステル等)、およびジョージア州、アルファレッタのAmoco Polymers社によるXYDAR(商標)、
例えば、ULTRAMID−B3(商標)ナイロン6として市販されているナイロン、およびミシガン州、ワイアンドッテのBASF社から市販されているガラス繊維強化ナイロン6、および
ペンシルベニア州、フィラデルフィアのElf Atochem North America社から市販されているPEBAX6333(商標)およびPEBAX2533(商標)
【0022】
上記の各化合物は本明細書において記載する処理方法と共に一般的に使用できる種類の材料を提供するが、本発明がこれらの化合物のみに制限されず、その他の類似または同様の化合物または材料も使用できることが理解されると考える。
【0023】
なお、好ましいハブの材料はC−FLEX(商標)およびSantoprene(登録商標)熱可塑性エラストマーである。この種類の材料の場合は、好ましいバレル温度は175℃乃至300℃であり、好ましいガス圧力は1,000psi乃至4,000psiである。なお、上記化合物の特定の物の場合におけるバレル温度が300℃を超えることがあることが理解されると考える。例えば、液晶ポリマーは350℃に加熱する場合がある。
【0024】
チューブ用の材料の選定
チューブを形成するために使用できる好ましい材料として、テフロン(Teflon)(商標)(例えば、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー)、ポリウレタン、C−FLEX(商標)およびSantoprene(登録商標)熱可塑性エラストマーのようなゴム入りポリオレフィン等が含まれる。なお、タングステン、硫酸バリウム、ビスマス化合物等の適当な化合物のような放射線不透過性を有する薬剤をチューブ材料に混合できることが理解されると考える。このような放射線不透過性を有する薬剤により、健康管理の作業者がチューブを破壊したり、体内の目的部位以外の場所に移動することなく体内に適正に配置することが可能になる。一体型カテーテルを単一材料により製造する実施形態の場合において、最適な材料は液晶ポリマーを除く上記のハブまたはチューブ用の材料の内の任意のものから選択される。
【0025】
設備
本発明を実施するために最も適当である成形装置はイリノイ州、イタスカのDaiichi Jitsugyo(米国)から市販されているNIIGATA−NN35MI(商標)のような高速/低圧射出成形の能力を有しており、遮断バルブが当該装置およびその他の装置と共に使用できる。これらの装置は、一般に、対称形に配置されて互いに対角状に対向し、且つ、当該射出成形装置の両側に備えられている二組の異なる寸法の射出シリンダーを備えている。このような射出成形装置は流量制御バルブが概ね開口している際の圧力制御手段として有効な寸法(例えば、円筒形チャンバーの長さおよび内径により定まるチャンバーの容積)の液圧式射出シリンダーを使用する。単一空孔部式の装置は15トン乃至50トンの範囲の低い型締めトン数の高速/低圧射出成形装置を使用する必要がある。スクリューの直径は18mmが好ましい。また、射出能力は4.0オンス以下とする必要がある。一方、多数空孔部式の装置の場合は、4オンス以上の射出能力を有する高い型締めトン数(例えば、150トンまで)の成形装置が必要である。なお、遮断バルブを有する別の従来の装置も本発明の処理方法に適している。
【0026】
さらに、射出成形装置と共に、NCU(バージニア州、ノーフォークのBauer Compressors)社のBauer プログラマブルのようなガス補助装置を使用する。好ましいガス補助装置は多数個のガス圧力相を制御することのできる装置である。
【0027】
空孔部の寸法
空孔部の寸法は製造するカテーテルのゲージにより異なる。例えば、本発明により製造されるカテーテル・チューブの外径は0.112インチのような大き目の12番ゲージから0.0216インチのような小さ目の26番ゲージまで含む。また、このカテーテル・チューブの内径は0.1インチ乃至0.021インチの範囲である。さらに、このチューブの長さは2.5インチ乃至0.5インチである。また、ハブは0.159インチ乃至0.179インチの範囲の内径および0.31インチ乃至0.32インチの範囲の外径を有している。表2は異なるカテーテル・チューブの各仕様の幾つかの例を示している。しかしながら、別の寸法もまた本発明を実施するために使用できることが理解されると考える。
表2:製造したチューブの各寸法の例
(ミリメートル(mm))
チューブ チューブ チューブ チューブ ゲージ
の外径 の内径 の長さ の壁厚
2.13 1.75 31 0.19 14
2.13 1.75 56 0.19 14
1.70 1.38 31 0.16 16
1.70 1.38 56 0.16 16
1.28 0.98 44 0.15 18
1.28 0.98 31 0.15 18
1.10 0.80 31 0.15 20
1.10 0.80 25 0.15 20
1.10 0.80 44 0.15 20
0.83 0.63 25 0.10 22
0.70 0.50 19 0.10 24
【0028】
図7は本発明の実施により形成した一体型カテーテル装置2を示している図である。この一体型カテーテル装置はチューブ部分4およびハブ部分6を有している。なお、このカテーテル装置2のチューブ部分4が中空の内部を有していることは理解されると考える。この中空の中心部分はガス補助式射出成形処理により形成される。また、ハブ部分はハブ部分6の中心部分において中空である。このハブ部分6の先端部にノーズ部分7が備えられている。ノーズ部分7はチューブ部分4まで形状が遷移している。チューブ部分4は当該チューブ部分4の先端部においてテーパー状のベベル部分5を有している。
【0029】
図8乃至図12は本発明の一実施形態を示しており、この場合に、射出成形が行なわれ、不活性ガス(例えば、窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等)のような流体が成形型のハブ部分の中に導入されて一体型カテーテルにおけるハブ構成部品を形成することを補助する。溶融ポリマーが空孔部におけるハブ部分の中に供給されるので、ハブが最初に概ね形成された後にチューブが形成される。以下に述べる動作条件下で使用するC−FLEX(商標)およびSantoprene(登録商標)熱可塑性エラストマーは一般に200よりも大きいアスペクト比を有するという既知の制限を解消できるだけでなく、高信頼性の生産を行なうことができる。図8は一体型カテーテルにおけるハブ構成部品を製造するのに使用する成形型の半体部分を示している図である。さらに、別の半体部分(図示せず)(第1の半体部分(15)および第2の半体部分(20)とする)が図示の半体部分に整合して成形型10を形成する。圧力を第2の半体部分20に向けて第1の半体部分15に、第1の半体部分15に向けて第2の半体部分20に、あるいは、両方の半体部分に同時に加えることにより確実に空孔部25を気密に固定して形成する。空孔部25はチューブを構成する第1の部分およびハブを構成する第2の部分を有している。
【0030】
成形型10は溶融ポリマーを当該成形型10の中に供給できる入口30を有している。この溶融ポリマーはC−FLEX(商標)および/またはSantoprene(登録商標)熱可塑性エラストマーのようなポリマーであって、約4,390psi乃至40,000psiの範囲内の圧力で成形型10の中に導入される。加えて、この溶融ポリマーは一般に175℃乃至220℃の範囲の温度に維持される。なお、使用する材料に応じて別の圧力および温度が使用可能であることが理解されると考える。その後、ポリマーはランナー(または供給路)50に沿って各ハブ16の方向に移動する。
【0031】
2個の半体部分(15および20)は分割線22において接合する。この分割線22において、成形型10の中に窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等の流体を供給するための流入口は開口していない。さらに、図8は両方の装置用の各ハブ16に供給路50から広がっているポリマーのような供給材料を示している図である。
【0032】
図9は図8と同一の成形型を示しており、この場合において、ポリマーの層が空孔部の表面上に形成されて固化し始めている。この固化したポリマーは図8の成形型10において示す固化したポリマーに比較してより大きな空孔部の表面部分を被覆している。空孔部25の中に導入されたポリマーの量は成形型10の空孔部表面の中に流体によりポリマーを進行させることができるように少量に制御される。
【0033】
図10は成形型10における入口70に導入されるガス(例えば、窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等)のような流体を示している図である。このガスは、この射出成形処理中に導入される場合に、500psi程度の低圧から9,000psiの高圧で導入される。ガスがチューブ75の中を通過する間に、後方においてポリマーが注入されているハブ16の基端部における圧力が高まる。従って、この圧力によりポリマーはチューブ空孔部18の先端側に向けて移動する。なお、ガスはポリマーが空孔部の中に供給された後に導入されるように説明したが、このガスは溶融ポリマーの空孔部内への供給と同時またはほぼ同時に導入してもよい。
【0034】
図11はガスによりチューブの中に形成される中空の通路を伴わないポリマーで満たされた状態のハブ16およびチューブ18を有する成形型10を示している図である。この空孔部25をポリマーで充填するのに一般に0.5秒乃至5秒かかる。この場合に、過剰のポリマーは成形型の溢れ出口領域13の中に流出する。あるいは、正確な量の材料を使用することにより過剰なポリマーを無くすこともできる。このような処理は成形型に材料をショート−ショットの状態で供給しながら必要なポリマーを計測することにより行なうことができる。すなわち、空孔部25の中に導入するポリマーの量を調節することにより、ポリマーが溢れ出ることを防止するのに必要な量を決定する。
【0035】
ポリマーが固化し始めた後に、図12に示すように、成形型10の第1の半体部分15が第2の半体部分20から分離される。この場合に、第1の半体部分および第2の半体部分(15および20)は長手方向または垂直方向に整合可能であることが考えられる。その後、単一の一体型部品を成形型内の機構(図示せず)により取り外す、または、取り出すことができる。この図8乃至図12により示される処理サイクルは繰り返すことができる。この場合に、図8乃至図12は同時に製造される2個の装置を示しているが、単一の装置または3個以上、すなわち、多数個の装置を同時またはほぼ同時に製造できることも考えられる。
【0036】
好ましくは、成形型の一部分がチューブにおけるベベル状の端部を形成する。このような本発明の実施形態において、ポリマーは各ハブ空孔部におけるハブ部分の中に注入される。その後、このポリマーは各チューブ空孔部におけるチューブ部分およびベベル状部分を満たす。
【0037】
図13乃至図17は本発明の別の実施形態を示しており、ガスが一体型カテーテルのチューブおよび成形型110のハブの中に導入されている。図13は一体型カテーテルおよびハブを形成するために使用する成形型110の上面図である。さらに、図13は2個の装置用の各ハブ116およびチューブ118に対応する空孔部を示している図である。温度がポリマーの融点に到達するまでそのポリマー材料が加熱される。その後、溶融したポリマーが成形型110の供給口130から空孔部のチューブ側に供給される。さらに、図13は供給路150に連通するガス・ピン140を示している図である。この供給路150はさらにチューブ118の先端部に連通している。加えて、図13はハブ116の後方に過剰のポリマーのオーバーフロー用の溢れ領域113を示している図である。
【0038】
図14は供給口130から供給された溶融材料と共に図13の装置を示しており、この場合に、溶融材料は両方の装置用の空孔部125の中に広がり始めている。さらに、図14は溶融材料が各チューブ118の基端側の方向に移動し始めている状態を示している図である。
【0039】
図15はポリマーが各チューブ118に沿って継続的に進行している状態を示している図である。ポリマーが空孔部125を満たす前に、空孔部125に供給されるポリマーの全量が消費される。この時点で、窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等の流体が供給口170から供給されて、共有路150の方向に概ね沿って移動して溶融材料に到達する。溶融材料に到達すると、ガス圧が溶融材料の後方において高まり始めて、ガスが溶融材料を空孔部125の内部に沿って押し出す。このガス圧はチューブおよびハブ空孔部の残りの部分の中にポリマーを移動して空孔部を貫通する内部通路を形成する要因の一つである。
【0040】
図16はガスによりチューブの中に形成された中空の通路を伴わないポリマー材料で満たされた状態の空孔部125を示している図である。3秒程度乃至20秒程度の一定時間後に、成形体の2個の半体部分が開いて部品が取り出される。図17は第1の半体部分115および第2の半体部分120が互いに分離して、一体型のチューブおよびハブの各装置が成形型110から分離できる状態を示している図である。このような図13乃至図17に示す処理はさらに繰り返すことができる。
【0041】
図18乃至図29は本発明の別の実施形態を示しており、この場合において、一体型カテーテル構成部品の少なくとも2個の部分が少なくとも2種類の異なる材料により構成されている。この第1の部分は1種類の材料により形成されている。例えば、成形型210はハブ部分を最初に形成するためのハブに対応する空孔部を有している。この成形型210は回転するプラテンにより成形型装置(図示せず)において移動または回動する。さらに、第2の材料(あるいは、同一の材料)を第2の空孔部の中に注入してチューブのような脈管内装置の第2の部分を形成することができる。
【0042】
図18は基部またはコネクター235を有するハブ216のような脈管内装置における第1の部分を示している図である。コネクター235はオス形またはメス形のルア・ロックのいずれでもよい。さらに、ノーズ部分228がコネクター235と反対側の端部に形成されている。このルア・ロックの寸法はISO国際基準594/1および594/2に従っていなければならない。その後、ノーズ部分228は脈管内装置におけるチューブ部分に連結される。図18は位置232を示しており、この場所において、ポリマーがハブ空孔部の中に供給できる。しかしながら、溶融ポリマーをハブに対応する空孔部の中に供給するこのような供給口はハブ空孔部に沿う任意の場所に定めることができることが理解されると考える。例えば、溶融ポリマーを位置225において供給することもできる。図19は図18と同一の第1の成形型210を示しているが、溶融ポリマーがハブ空孔部216の中に注入されていて、このポリマーが固化し始めている点で図18とは異なる。
【0043】
図20は成形型210を示しており、この場合において、溶融ポリマーはハブにおける中空の中心部分を残してハブ空孔部216を満たしている。この処理は一般に1秒程度乃至3秒程度の時間を要する。ガス補助式射出成形処理はハブ空孔部と共に一般的に用いられないが、この処理はノーズ部分228を形成する場合に用いることができる。
【0044】
図21は実施形態の一例を示しており、この場合において、ハブを成形した後に、第1の半体部分202が第2の半体部分204から分離されている。この第1の成形型210により形成したハブは、その後、従来的な方法により第2の半体部分204から取り出される。しかしながら、このハブを成形型210の中に残して、成形型210を図30に示すように、また、第2の成形型218について説明するように移動または回動することにより、ハブを第2の成形型218に挿入することも可能である。図22は図18乃至図21において説明した方法で形成したハブを、その後、第2の成形型218の中に挿入した状態を示している図である。この第2の成形型218はハブの先端部においてチューブを形成するためのチューブ空孔部255を有している。図22はさらに第2の成形型218における第1の半体部分290および第2の半体部分280を示している図である。これらの第1の半体部分290および第2の半体部分280は一体に整合して、第2の成形型218の中にできる空孔部の中に溶融ポリマーを確実に留まらせる。ハブの基端側の部分において、ガス・ピン250が挿入されている。このガス・ピン250はハブの内径の内側に配置されている。ガス(例えば、窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等)のような流体がこのガス・ピン250の基端部から注入されて、ガス・ピン250の出口242から放出される。溶融ポリマーはチューブ空孔部255における種々の場所の中に供給できる。すなわち、供給口220はチューブ空孔部255の中に溶融ポリマーを注入するために使用できる1個の場所を例示している。
【0045】
図23は溶融ポリマーがチューブ空孔部255の部分の中に供給された状態の第2の成形型218を示している図である。なお、このカテーテルのチューブに対応して使用できるポリマーの種類がハブの中に供給されるポリマーとは異なっていてもよく、あるいは、上記において説明したポリマーと同一であってもよいことに注意されたい。チューブを形成するために使用する材料については既に説明している。図24はチューブの基端部からチューブの先端部まで移動する溶融ポリマーの進行状態を示している図である。
【0046】
図25乃至図27はチューブ空孔部における先端部分まで継続的に移動するポリマーを示している図である。さらに、図25および図26に示すように、ガスのような流体がガス・ピン250の基端側部分から導入されている。このガスの圧力は500psi乃至9,000psiの範囲内であり、ガスは窒素ガス、空気、ヘリウム、アルゴン等である。このガスの導入により、ポリマーがチューブの先端部に向けて押し出されて、ポリマーの被膜または管壁が成形型の表面に隣接または近接して形成されることによりその中に内孔部が形成される。既に説明したように、加圧ガスが溶融ポリマーを押圧することにより、溶融ポリマーが空孔部の各領域の中に進入して空孔部が図27に示すように溶融ポリマーにより被覆される。この結果、中空の通路がチューブ空孔部の内側に形成される。なお、このガスの圧力は選択される材料により変更されることが理解されると考える。さらに、この一体型カテーテルを一般的に形成するために使用される材料によりその他の動作条件もまた変更される場合がある。一般的に、溶融ポリマーが導入されて第1の空孔部が満たされるまでに高々60秒の時間(一般的に、15秒以下)しかかからない。図27はガス・ピン250におけるガス導入が終了して、チューブ空孔部255がポリマーで満たされてその中心部に貫通する中空部分が形成されている状態を示している図である。
【0047】
図28は形成中のチューブの断面を示している図である。この場合に、ガス・ピン250におけるガスの注入により、このようなガス補助式射出成形製造法の結果として、チューブの中に中空の中心部分256が形成できる。
【0048】
図29は第2の成形型218における第2の半体部分280から分離した成形型218における第1の半体部分290を示している図である。この場合、チューブは形成されていて、第1の半体部分280から部分的に分離している。なお、この図18乃至図29に示した処理はさらに繰り返すことができる。
【0049】
図30は一体型カテーテルの上記以外の部分を形成するためにハブまたはチューブを形成するために使用する第1の成形型を第2の成形型に移動するために使用できる製造装置400を示している図である。実施形態の一例において、回転機構(図示せず)がこの成形型自体に内蔵されている。
【0050】
一体型カテーテルにおける第1の部分(A)および第2の部分(B)を形成するための2個の成形型が備えられている。この製造動作は第1の部分(A)を第1の成形型において形成することから始まる。この第1の成形型は互いに整合する2個の部分(410,412)により構成されている。ハブのような第1の部分を形成した後に、この第1の成形型は位置Y1から外されて位置Y2まで移動または回動する。その後、互いに整合する2個の部分(420,422)により構成される第2の成形型が従来技法により第1の成形型に固定されて、当該第2の成形型により第2の部分が形成可能になる。この場合に、第1の部分の形成後に第2の成形型を第1の成形型に固定する代わりに、第1の部分を従来技法により放出して、ロボット(図示せず)がこの第1の部分(A)を取り上げて第2の成形型の中に配置することも可能である。その後、第2の部分(B)が本明細書に記載する成形処理方法により形成できる。さらに、第1の部分(A)をその形成後に移動するための別の装置として、成形型を1個の場所から別の場所に回転するためのターンテーブルを有する装置が含まれる。なお、上記の図18乃至図30により示される処理方法はさらに繰り返すことができる。
【0051】
図31乃至図36は本発明の別の実施形態を示している図である。この実施形態においては、ハブおよびチューブの成形型空孔部が、ハブの先端部およびチューブの基端部の間に配置されたインサートにより初期的に互いに物理的に分離している。
【0052】
図31は多数成分射出成形用の装置の一部分、およびハブおよびチューブを形成するために使用する各空孔部を示している図である。コンテナ214および215は粒状または顆粒状の固体ポリマーを保持するためのホッパーである。第1のポリマーは溶融されて二重バレル型射出成形射出成形装置における第1のバレル216の中に供給されて、ノズル217から流れ出る。この溶融した第1のポリマーはスプルーおよび供給路を介してゲート244およびハブ空孔部270の中に供給される。ハブ空孔部270の先端部におけるインサート219はその第1の位置(X1 )からその第2の位置(X2 )まで移動できる。この第1の位置において、インサート219はハブ空孔部270をチューブ空孔部255から遮断する。さらに、ガス・ピン250が上記の説明と同様にハブ空孔部270の中心部分に挿入されている。図31は第1のポリマーがゲート244を通してハブ空孔部270の中に注入されて、この溶融ポリマーがコネクター235よりも基端側の方向およびハブ・ノーズ部分よりも先端側の方向の2方向に移動する状態を示している図である。図32は溶融ポリマーがハブ空孔部270を満たしている状態を示している図である。この場合に、ハブの中心部分が中空であって、ハブの外側の構造のみがポリマーで充填されていることが分かる。
【0053】
図33はインサート219がその第1の位置X1 からその第2の位置X2 に移動した状態を示している図である。この移動により、ハブ空孔部270およびチューブ空孔部255が互いに連通して、物理的に分離していない状態になる。この時点で、ハブが形成されて、第2のポリマーの注入が第1のポリマーとの界面において混合される。図34は第2のポリマーがホッパー215、バレル221、およびノズル223を介してチューブ空孔部255の中に供給される状態を示している図である。さらに、この第2のポリマーはゲート248を介してチューブ空孔部255の先端側方向に移動し始めている。図35において、ガス(例えば、空気、窒素ガス、ヘリウム、アルゴン等)のような流体が供給口250において導入される。このガスはガス・ピンから参照番号242に示す位置において流出する。このガス・ピンはハブ空孔部270の中に挿入されていてハブ空孔部270のノーズ部分240の先端部まで延在している。さらに、供給されたガスはチューブ空孔部255の先端部の方向に溶融ポリマーを押し出してチューブを形成する。
【0054】
図36はポリマーにより満たされたチューブ空孔部を示している図である。しかしながら、ガスが長手方向に沿う中空部分を形成して、チューブ構造が形成されていることが理解されると考える。この中空部分はチューブの基端部から先端部まで延在している。
【0055】
その後、ハブおよびチューブは従来法により単一部品として成形型から取り出される。この場合に、チューブ空孔部255をハブ空孔部270よりも先に充填することができるが、ハブ空孔部270をチューブ空孔部255の充填処理よりも先に充填する方が好ましい。あるいは、ハブ空孔部270およびチューブ空孔部255を異なるポリマーまたは同一のポリマーにより同時またはほぼ同時に充填することができる。上記の図31乃至図36に示した処理方法はさらに繰り返すことができる。
【0056】
図37は一体のハブおよびチューブを形成するために複数の空孔部を使用できる別の成形型を示している図である。ガス・ピン300が装置の各ハブ部分310の中に挿入されている。この本発明の実施形態において、ポリマーは各空孔部におけるハブ部分の中に注入される。さらに、ハブの形成中または形成後に、各脈管内装置のチューブ部分320が形成される。この場合に、ハブおよびチューブを形成するために単一のポリマーを使用してもよく、また、2種類のポリマーを使用してハブをおよびチューブを別々に形成することにより単一部品を製造してもよい。
【0057】
図38は本発明を実施するために使用できるさらに別の成形型を示している図である。すなわち、供給路50が複数のチューブ16およびハブ18に連通している。ポリマーが溶融状態になるまで成形装置(図示せず)の中で加熱される。このポリマーは参照番号24で示す位置において成形型の中に導入されて、全ての空孔部の方向に同時またはほぼ同速度で全体的に移動する。ガス・ピン20はガスのような流体を成形型の空孔部の中に導入するために使用される。この成形型は単一のポリマーまたは2種類のポリマーを使用して動作できる。
【0058】
以上の詳細な説明において、本発明をその特定の実施形態に基づいて説明した。しかしながら、この説明を参考にすることにより、これらの実施形態における種々の変形および変更が本発明の範囲および趣旨に逸脱することなく行なえることが明らかである。なお、本発明の範囲および趣旨は本明細書に記載する特許請求の範囲およびその実施態様に定める。従って、上記の説明および図面は本発明を例示するためだけのものであって、本発明を何ら制限するものではない。
【0059】
本発明の実施態様は以下の通りである。
(1)前記ポリマーが、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、および液晶ポリマーから成る群から選択される請求項1に記載の方法。
(2)前記流体が、窒素ガス、空気、ヘリウム、およびアルゴンから成る群から選択される実施態様(1)に記載の方法。
(3)前記成形型空孔部が第1の部分および第2の部分を有していて、当該第1の部分がハブ空孔部であり、第2の部分がチューブ空孔部である請求項1に記載の方法。
(4)前記流体が前記空孔部の一部分の中に注入され、当該空孔部の一部分が前記ハブ部分および前記チューブ部分から成る群から選択される請求項1に記載の方法。
(5)前記溶融材料の温度が約175℃乃至300℃の範囲内である請求項1に記載の方法。
【0060】
(6)さらに、前記成形型の中に成形装置から一定圧力下で供給路に沿って溶融ポリマーを供給する工程から成り、当該ポリマーの固化した層が成形型の表面上に形成され、さらに、前記空孔部の中に流体を導入して溶融したポリマーを空孔部の領域内に形成される通路に沿って押し出すことにより当該通路を形成し、且つ、ポリマーを空孔部の残りの長さの部分に沿って継続的に流動させて成形型の表面上におけるポリマーの固化した層の形成を完了する請求項1に記載の方法。
(7)前記ハブ部分が少なくとも1個のオス形のロック部分またはメス形のロック部分を備えている請求項1に記載の方法。
(8)前記ポリマーが約175℃乃至220℃の温度である請求項1に記載の方法。
(9)前記ポリマーの流動速度が前記空孔部を約0.5秒以内乃至5秒以内に満たすのに十分な速度である請求項1に記載の方法。
(10)前記成形型の空孔部の中の圧力が約1,000psi乃至40,000psiの範囲内である請求項1に記載の方法。
【0061】
(11)前記ポリマーを供給する工程が前記空孔部を充満するまで継続して行なわれ、さらに、前記流体が前記成形型の中に注入される請求項1に記載の方法。
(12)前記チューブ部分がその先端部においてベベル状になっている請求項1に記載の方法。
(13)前記チューブの外径が前記ハブに向かってその長さに沿って増加しており、当該直径における増加が概ね直線状のテーパー面を構成する程度にほぼ一定である請求項1に記載の方法。
(14)さらに、前記流体を流出通路を通して排出する工程から成る請求項1に記載の方法。
(15)前記選択されるポリマーが絶対値が1よりも大きい剪断速度に対する粘度の負の勾配を示す請求項1に記載の方法。
【0062】
(16)前記ポリマーに放射線不透過性の材料が混合されている請求項1に記載の方法。
(17)前記放射線不透過性の材料がタングステン、硫酸バリウム、およびビスマス化合物から成る群から選択される請求項1に記載の方法。
(18)前記ポリマーが、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、および液晶ポリマーから成る群から選択される請求項2に記載の方法。
(19)前記溶融材料の温度が約175℃乃至220℃の範囲内である請求項2に記載の方法。
(20)前記成形処理における第1の相の圧力が約1,000psi乃至40,000psiの範囲内である請求項2に記載の方法。
【0063】
(21)前記成形処理における第2の相の圧力が約1,000psi乃至40,000psiの範囲内である請求項2に記載の方法。
(22)前記チューブ部分が当該チューブの先端部においてベベル状になっている請求項2に記載の方法。
(23)前記ハブおよび前記チューブの間にノーズ部分を形成する請求項3に記載の方法。
(24)前記第1の部分が、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、および液晶ポリマーから成る群から選択される材料により構成される請求項3に記載の方法。
(25)前記第2の部分がポリウレタン、ポリフルオロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリプロピレンから成る群から選択される材料により製造される請求項3に記載の方法。
【0064】
(26)前記第1の部分がハブである請求項3に記載の方法。
(27)前記第2の部分がチューブである請求項3に記載の方法。
(28)前記第1の部分が、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、および液晶ポリマーから成る群から選択される材料により構成される請求項4に記載の方法。
(29)前記第2の部分がエラストマー・ポリマー入りポリオレフィン、ポリウレタン、ポリフルオロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリプロピレンから成る群から選択される材料により製造される請求項4に記載の方法。
(30)前記溶融材料の温度が約175℃乃至220℃の範囲内である請求項4に記載の方法。
【0065】
(31)前記射出成形処理における第1の相の圧力が約1,000psi乃至40,000psiの範囲内である請求項4に記載の方法。
(32)前記射出成形処理における第2の相の圧力が約1,000psi乃至40,000psiの範囲内であり、前記射出成形処理の第1の相がポリマーを溶融可能にするチャンバー内の圧力に関係する請求項4に記載の方法。
(33)前記第2の空孔部がそのチューブの先端部においてベベル状になっている請求項4に記載の方法。
(34)前記成形型がその成形処理にそれぞれ適合する第1の位置から第2の位置に移動し、当該第2の位置において第2のポリマーが成形型の中に注入できる請求項5に記載の方法。
(35)前記第1のポリマーが、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、および液晶ポリマーから成る群から選択される請求項5に記載の方法。
【0066】
(36)前記第2のポリマーがポリウレタン、ポリフルオロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリプロピレンから成る群から選択される請求項5に記載の方法。
(37)アスペクト比が約200である請求項5に記載の方法。
(38)前記ポリマーが絶対値で1.0よりも大きい粘度対剪断速度の比率値を有している請求項6に記載の方法。
(39)前記チューブ部分がその先端部においてベベル状になっている請求項6に記載の方法。
(40)さらに、インサートを第1の位置から第2の位置に移動する工程から成る請求項7に記載の方法。
【0067】
(41)前記第1のポリマーが、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、および液晶ポリマーから成る群から選択される請求項7に記載の方法。
(42)前記ポリマーが絶対値で1.0よりも大きい粘度対剪断速度の比率値を有している請求項7に記載の方法。
(43)前記第2のポリマーがポリウレタン、ポリフルオロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリプロピレンから成る群から選択される請求項7に記載の方法。
(44)前記第1のポリマーが粘度対剪断速度の勾配に基づいて選択され、当該負の勾配の絶対値が1.0よりも大きい請求項7に記載の方法。
(45)さらに、前記空孔部の中に注入されるポリマーの計量してポリマーの過剰な溢れを防止する工程から成る請求項7に記載の方法。
【0068】
(46)前記第2の空孔部がその先端部においてベベル状になっている請求項7に記載の方法。
(47)さらに、前記チューブにおける第3の位置から第4の位置までを切断する工程から成る請求項8に記載の方法。
(48)前記チューブ部分がベベル状の先端部を有している請求項9に記載の装置。
(49)前記ハブ部分が当該ハブ部分の基端部においてロック部分を形成するための空孔部を有しており、このロック部分はオス形ロック部分またはメス形ロック部分のいずれかである請求項9に記載の装置。
(50)前記ポリマーにタングステン、硫酸バリウム、およびビスマス化合物から成る群から選択される放射線不透過性を有する材料が混合されている実施態様(49)に記載の装置。
【0069】
(51)アスペクト比が200よりも大きい実施態様(49)に記載の装置。
(52)前記ロック部分が概ね円筒形の形状である実施態様(49)に記載の装置。
(53)前記供給口が前記空孔部におけるハブ部分に配置されている実施態様(49)に記載の装置。
(54)前記供給口が前記空孔部におけるチューブ部分に配置されている実施態様(49)に記載の装置。
(55)前記第2の部分がベベル状の先端部を有している請求項10に記載の装置。
【0070】
(56)前記第1の部分が当該第1の部分の基端部においてロック部分を形成するための空孔部を有している請求項10に記載の装置。
(57)前記ロック部分がオス形ロック部分またはメス形ロック部分のいずれかである請求項10に記載の装置。
(58)アスペクト比が200よりも大きい請求項10に記載の装置。
(59)前記ロック部分が概ね円筒形の形状である請求項10に記載の装置。
(60)前記供給口が前記空孔部における第1の部分に配置されている請求項10に記載の装置。
【0071】
(61)前記供給口が前記空孔部における第2の部分に配置されている請求項10に記載の装置。
(62)前記第2の部分における第1の長さの部分が中空である請求項10に記載の装置。
(63)前記第2の部分における第2の長さの部分が中空である請求項10に記載の装置。
(64)前記第2の部分における第1の長さの部分が中実である請求項10に記載の装置。
(65)前記第1の部分が第1の位置から第2の位置まで回動し、前記第1の部分が第2の成形型に固定される請求項10に記載の装置。
【0072】
(66)前記第1のポリマーが、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、および液晶ポリマー、またはこれらの任意の混合物から成る群から選択される請求項10に記載の方法。
(67)前記第2のポリマーがポリウレタン、ポリフルオロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリプロピレンから成る群から選択される請求項10に記載の方法。
(68)前記コネクター部分がオス形ロック部分またはメス形ロック部分のいずれかである請求項11の成形型。
(69)アスペクト比が200よりも大きい請求項11に記載の成形型。
(70)前記コネクター部分が概ね円筒形の形状を有している請求項11に記載の成形型。
【0073】
(71)前記供給口が前記空孔部におけるハブ部分およびチューブ部分の少なくとも一方に配置されている請求項11に記載の成形型。
(72)前記成形型におけるハブ部分により形成されるハブ部分がその第1の位置から第2の位置まで当該成形型に連結した回転装置により回動されて、前記ハブ部分が第2の成形型に固定される請求項11に記載の成形型。
(73)前記第1のポリマーが、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマー、および液晶ポリマー、またはこれらの任意の混合物から成る群から選択される請求項11に記載の成形型。
(74)前記第2のポリマーがポリウレタン、ポリフルオロポリオレフィン、エラストマー成分を混合したポリプロピレンから成る群から選択される請求項11に記載の成形型。
【0074】
【発明の効果】
従って、本発明によれば、優れた性能のチューブおよびハブを有する一体型カテーテルを製造するための方法および装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリプロピレンの流動学的特性(すなわち、粘度対剪断速度)を示している図である。
【図2】80:20の重量%比率でポリプロピレンと混合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的特性(すなわち、粘度対剪断速度)を示している図である。
【図3】85:15の重量%比率でポリプロピレンと混合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的特性(すなわち、粘度対剪断速度)を示している図である。
【図4】90:10の重量%比率でポリプロピレンと混合したC−FLEX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的特性(すなわち、粘度対剪断速度)を示している図である。
【図5】C−FLEX(商標)として販売されている熱可塑性エラストマーの流動学的特性(すなわち、粘度対剪断速度)を示している図である。
【図6】OCRILON(商標)ポリウレタンの流動学的特性(すなわち、粘度対剪断速度)を示している図である。
【図7】本発明を実施することにより形成される一体型カテーテル装置を示している図である。
【図8】本発明の一実施形態に従う脈管内装置を形成するために使用する成形型の上面図である。
【図9】図8の成形型を示しており、この場合に、溶融した材料が空孔部のハブ側を通して成形型の中に注入される図である。
【図10】図8の成形型を示しており、この場合に、ポリマーを空孔部のハブ側を通して移動するためにガスのような流体が成形型の中に供給される図である。
【図11】溶融材料で満たされて空孔部を通してガスを流通させることにより形成した中空の通路を有している図8の成形型を示している図である。
【図12】図8の成形型の断面図を示しており、この場合に、この成形型の第1の半体部分および第2の半体部分が分離されている図である。
【図13】成形型の上面図を示しており、この場合に、流体が本発明の一実施形態によるカテーテル装置のチューブを通して導入される図である。
【図14】本発明の一実施形態による2個のカテーテルを成形するために2個の空孔部の中に注入されている溶融材料を示している図である。
【図15】本発明の一実施形態によるチューブを通過するガスの力によりカテーテルにおける空孔部のチューブを通して移動する溶融材料を示している図である。
【図16】溶融材料が成形型の各空孔部の中に充填された状態と、本発明の一実施形態による空孔部の中にガスを流通させることにより形成した中空の通路を示している図である。
【図17】本発明の一実施形態による成形型の第2の半体部分から分離している第1の半体部分を示している図である。
【図18】本発明の一実施形態による基部またはコネクターを有するハブのような脈管内装置における第1の部分を示している図である。
【図19】図17と同一の成形型を示しており、この場合は、本発明に従って溶融ポリマーがハブ空孔部の部分の中に注入されていて固化し始めている図である。
【図20】本発明の一実施形態に従ってポリマーを充填したハブ空孔部を示している図である。
【図21】本発明の一実施形態による成形型の第2の半体部分から分離した成形型の第1の半体部分を示している図である。
【図22】本発明の一実施形態による第2の成形型の中に挿入した図18乃至図20において形成したハブを示している図である。
【図23】成形型を示しており、この場合において、溶融ポリマーが本発明の一実施形態によるチューブの空孔部の部分の中に供給されている図である。
【図24】本発明の一実施形態に従ってチューブの基端部からチューブの先端部まで溶融ポリマーを進行させる移動状態を示している図である。
【図25】本発明の一実施形態に従ってチューブの先端部までポリマーを継続して移動する状態を示している図である。
【図26】本発明の一実施形態に従ってガスをガス・ピンの中に注入して、ポリマーがチューブの空孔部にほとんど充填されている状態を継続的に示している図である。
【図27】本発明の一実施形態に従ってガス注入が終了して、チューブの空孔部がポリマーにより満たされている状態を示している図である。
【図28】本発明の一実施形態に従って脈管内チューブ用に形成されたチューブの部分の破断面を示している図である。
【図29】本発明の一実施形態に従って成形型の第2の半体部分から分離した成形型の第1の半体部分を示している図である。
【図30】成形型を異なる場所に回転させるために使用する装置を示している図である。
【図31】本発明の一実施形態に従う一体型カテーテルのハブおよびチューブ空孔部、および多成分射出成形に使用する装置の部分を示している図である。
【図32】本発明の一実施形態に従うハブ空孔部の部分の中に供給された溶融ポリマーを示している図である。
【図33】本発明の一実施形態に従う第1の空孔部および第2の空孔部を互いに連通可能にする位置に移動しているインサートを示している図である。
【図34】成形型を示しており、本発明の一実施形態に従ってハブがポリマーにより既に形成されていて、チューブの部分が形成されている図である。
【図35】本発明の一実施形態に従ってチューブ空孔部の部分を充填するポリマーを示している図である。
【図36】ハブおよびチューブが本発明の一実施形態に従って形成される状態を示している図である。
【図37】ハブおよびチューブを形成するために使用する成形型における複数の空孔部を示している図である。
【図38】脈管内装置を形成するための多数この空孔部を有する成形型を示している図である。
【符号の説明】
2 一体型カテーテル装置
4 チューブ部分
5 テーパ−状のベベル部分
6 ハブ部分
7 ノーズ部分
10 成形型
15 第1の半体部分
20 第2の半体部分
Claims (26)
- チューブ(4)およびハブ(6)を有する単一一体型カテーテル(2)を製造するための方法において、
溶融ポリマーをチューブ部分(18)および当該チューブ部分(18)から延出したハブ部分(16)を有する成形型空孔部(25)を備える成形型(10)の中に供給する工程と、
前記空孔部(25)のゲートの中に一定圧力下で流体を注入し、前記流体が一定圧力下で前記溶融ポリマーを前記成形型空孔部に押し入れる工程であって、前記流体が前記溶融ポリマーをポリマー供給用入口から供給路を通って前記成形型空孔部に押し入れる工程と、
これにより、前記ハブ(6)および貫通するオリフィスを有する前記チューブ(4)を形成する工程と、
を具備する方法。 - 第1の溶融ポリマーを前記成形型(10)に供給した後、第2の溶融ポリマーが前記成形型に供給され、
当該カテーテル(2)のハブ(6)またはチューブ(4)が、前記第1のポリマーで形成され、
当該カテーテルの他方の部分が、前記第2のポリマーで形成される請求項1に記載の方法。 - 前記成形型空孔部(125)の中に成形装置から一定圧力下でランナー(150)に沿って溶融ポリマーを供給する工程であって、前記成形型の表面上に前記ポリマーの固化層が形成される工程と、
前記流体を前記空孔部内に導入して前記溶融ポリマーを前記空孔部の領域内に形成されたオリフィスに沿って押し出し、前記オリフィスを形成すると共に前記ポリマーの通路を前記空孔部の残りの長さ部分に沿って連続させ、且つ、前記成形型の表面におけるポリマーの前記固化層の形成を完了させる工程と、
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 前記溶融ポリマーを、供給口を通って前記成形型(10)に注入し、前記空孔部(25)の前記ハブ部分まで至らせ、
前記流体が前記空孔部の前記ハブ部分を通って導入され、前記チューブを形成する請求項1または3に記載の方法。 - チューブ(4)およびハブ(6)を有する単一一体型カテーテル(2)を製造するための方法において、
前記ハブ(6)を形成するための空孔部(216)を有する第1の成形型(210)と、前記ハブ(6)に取り付けられるチューブ(4)を形成するための空孔部(255)を形成する第2の成形型(218)とを用意する工程と、
第1の溶融ポリマーを前記第1の成形型(210)の前記空孔部(216)内に注入する工程と、
前記第1の成形型(210)の前記空孔部(216)内で前記ハブ(6)を成形する工程と、
前記ハブ(6)を前記第1の成形型(210)の前記空孔部(216)から取り外す工程と、
前記ハブ(6)を前記第2の成形型(218)内に挿入する工程と、
第2の溶融ポリマーを前記第2の成形型(218)の前記空孔部(255)内に注入する工程と、
流体を前記第2の成形型(218)の供給口(220)から注入し、前記流体が一定圧力下で前記溶融ポリマーを前記空孔部(220)に押し出し、これにより貫通するオリフィスを有する前記チューブ(4)を成形する工程であって、前記流体が前記溶融ポリマーをポリマー供給用入口から供給路を通って前記空孔部に押し入れる工程と、
を具備する方法。 - 前記第2のポリマーが、ポリウレタン、ポリフルオロポリオレフィンおよびエラストマー成分を混合したポリプロピレンのいずれかである請求項5に記載の方法。
- 前記流体が、窒素ガス、空気、ヘリウムおよびアルゴンのいずれかである請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ハブ部分(216)が、当該ハブ部分上に形成されたオス型ロック部分またはメス型ロック部分(235)を有する請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ポリマーの流動速度が、前記空孔部を約0.5秒から5秒の間で満たすのに十分な速度である請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ポリマーの供給が、前記空孔部(25、125)を満たすまで継続され、
前記流体が、前記成形型(10)の中に注入される請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。 - 前記チューブ(4)の外径が、その長さに沿って前記ハブに向けて増大し、
当該外径の増加が、概ね直線テーパを構成するようにほぼ一定である請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。 - 前記流体を流出通路を通して排出する工程をさらに含む請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ポリマーに、放射線不透過性の物質が混合されている請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
- 前記放射線不透過性の物質が、タングステン、硫酸バリウムおよびビスマス化合物のいずれかである請求項13に記載の方法。
- 前記ハブと前記チューブとの間にノーズ部分が形成されている請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
- 前記溶融材料の温度が、約175℃から300℃の範囲内であり、好ましくは約175℃から220℃の範囲内である請求項1から15のいずれか1項に記載の方法。
- 前記成形型の少なくとも1つの前記空孔部の圧力が、約6.9MPaから275MPa(1000psiから40000psi)の範囲内である請求項1から16のいずれか1項に記載の方法。
- 前記第2の空孔部が、その先端部においてベベル状である請求項1から17のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ポリマーまたは前記第1のポリマーが、エラストマー・ポリマー入りのポリオレフィン、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、フッ素化エチレン・プロピレン・コポリマーおよび液晶ポリマーのいずれかである請求項1から18のいずれか1項に記載の方法。
- 前記第1ポリマーの前記ポリマーが、粘度対剪断速度の勾配に基づいて選択され、
前記負の勾配の絶対値が、1.0よりも大きい請求項1から19のいずれか1項に記載の方法。 - チューブ(4)およびハブ(6)を有する単一一体型カテーテル(2)を製造するための成形型において、
成形型空孔部であって、ベベル状の先端部を有するチューブ部分(225)と、前記チューブ部分から延出するハブ部分(270)と、前記ハブ部分の基端部に形成されたコネクター部分とを有する成形型空孔部と、
前記成形型空孔部内の供給口であって、第1の溶融ポリマーを受容して前記ハブ部分に注入し、第2の溶融ポリマーを受容して前記チューブ部分に注入する供給口と、
前記成形型空孔部を通るゲートであって、一定圧力下で流体を前記成形型空孔部に注入するゲートと、
を含む成形型。 - 前記コネクター部分が、オス型ロック部分またはメス型ロック部分である請求項21に記載の成形型。
- アスペクト比が、200よりも大きい請求項21に記載の成形型。
- 前記コネクター部分が、略円筒形の形状を有している請求項21に記載の成形型。
- 前記供給口が、前記オリフィスの前記ハブ部分および前記チューブ部分の少なくとも一方に配置されている請求項21に記載の成形型。
- 当該成形型の前記ハブ部分により形成されたハブ部分が、第1の位置から第2の位置まで当該成形型内に連結した回転装置により回転され、
前記ハブ部分が、第2の成形型に固定される請求項21に記載の成形型。
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