JP2001223832A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2001223832A
JP2001223832A JP2000028789A JP2000028789A JP2001223832A JP 2001223832 A JP2001223832 A JP 2001223832A JP 2000028789 A JP2000028789 A JP 2000028789A JP 2000028789 A JP2000028789 A JP 2000028789A JP 2001223832 A JP2001223832 A JP 2001223832A
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JP2000028789A
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Takuya Ito
拓也 伊藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮遊ゴミ等の異物による画像不良の発生を有
効に防止する。 【解決手段】 原稿Mを搬送する原稿搬送手段1と、原
稿搬送経路Rに沿って配設される透明あるいは半透明の
読取基準部材2と、前記読取基準部材2の前記原稿搬送
経路Rとは反対側に配設され、前記読取基準部材2を介
して原稿Mに読取光を照射すると共に当該原稿からの反
射光を基に原稿Mの画像を読み取る読取手段3とを備え
る原稿読取装置において、前記読取光あるいは反射光が
透過する前記読取基準部材2の読取位置Pの上流側に、
当該読取位置Pと搬送される原稿Mとを非接触にする段
差形成部材4を配設すると共に、前記段差形成部材4と
前記読取基準部材2の読取位置Pとの間には、異物を捕
獲する捕獲部材5を具備させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、スキャ
ナ、ファクシミリ等において画像入力装置として用いら
れる原稿読取装置に係り、詳細には、原稿を移動させな
がら当該原稿上に形成された画像を読み取る方式の原稿
読取装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿読取装置における画像読取方
式としては、原稿を固定しておきながらその画像を読み
取る方式のものと、原稿を移動させながらその画像を読
み取る方式のものとがある。
【0003】そして、前者の方式は一般的にはプラテン
方式と呼ばれ、当該方式による原稿読取方式としては、
例えば、原稿用紙が載置されるプラテンガラスと、当該
プラテンガラスの上側に回転可能に固定されたプラテン
カバーと、前記プラテンガラスの下側に移動可能に配設
された照明ランプと、多数の光電変換素子が配列された
CCDセンサと、原稿からの反射光を前記CCDセンサ
に入力するミラー等の光学素子とを有し、前記照明ラン
プを移動させながらCCDセンサからの画像情報を出力
させることで、前記原稿の画像を読み取るようにしたも
のがある。
【0004】他方、後者の方式は、一般的にはCons
tant Velocity Transporet方
式(以下、CVT方式と呼ぶ)と呼ばれ、当該方式によ
る原稿読取装置としては、例えば、原稿が載置される原
稿トレイと、原稿が排出される排出トレイと、原稿トレ
イから原稿排出トレイまで原稿を一枚ずつ搬送する搬送
手段と、当該原稿配送経路に沿って配設された読取ガラ
スと、当該読取ガラスの前記原稿搬送経路とは反対側に
配設された照明ランプと、当該照明ランプに並設された
CCDセンサとを有し、前記原稿を移動させながらCC
Dセンサから画像情報を出力させることで、前記原稿の
画像を読み取るようにしたものがある。以下、これらの
読み取った画像を読取画像と呼ぶ。
【0005】尚、これらの原稿読取装置では、原稿の画
像を読み取るために、すなわち原稿からの反射光がCC
Dセンサにおいて結像するようにCCDセンサの焦点位
置を通過させる必要があり、そのための基準板として前
記プラテンガラスや前記読取ガラスは機能している。以
下の説明において、前記読取ガラス等の原稿搬送経路側
の側面であって、且つ、前記照明ランプの照射光や原稿
からの反射光が通過する部位を当該読取ガラス等の読取
位置と呼ぶ。
【0006】ところで、前記原稿読取装置では、修正液
やボールペン用インク等が未定着のまま原稿トレイ等に
載置され、読取起動がかけられてしまった場合には、当
該未定着材料(修正液やインク)が前記読取ガラス等に
付着してしまうという事態が生じる。そして、前記読取
ガラス等の読取位置に前記未定着材料が付着してしまっ
た場合には、当該未定着材料により光が遮られてしまう
ので、読取画像に黒点や白抜けが発生してしまうことに
なる。特に、上述したCVT方式の原稿読取装置では、
読取位置に未定着材料が付着してしまうと、付着部位に
対応する画像全体が読みとれなくなり、その結果、黒筋
や線状の像抜けが発生してしまうこととなるため、当該
未定着材料による読取画像の劣化は無視することができ
ないものであった。
【0007】そこで、本出願人は、前記読取位置の上流
側に段差形成部材を配設することで、当該読取位置と搬
送される原稿とを非接触にし、当該読取位置に未定着材
料が付着しないようにした技術について提案を行った
(特開平9−307695号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな原稿読取装置では、搬送経路中で搬送ロール等との
擦れによって原稿から剥離した紙粉やトナー、鉛筆粉、
ゴムロールの削れ粉や樹脂製ギアの摩耗粉等のDriv
eの削れ粉(以下、浮遊ゴミと呼ぶ)が原稿の搬送に伴
って読取位置へと搬送されてしまうことがあり、このよ
うな状況下では、浮遊ゴミが存在する部位に対応する画
像が読みとれなくなり、その結果、黒筋や線状の画像抜
けが発生してしまうという技術的課題がみられた。そし
て、このような浮遊ゴミの存在によって生じる黒筋は、
上述した未定着材料が読取位置に付着して生じる黒筋と
は異なり、時間の経過と共に浮遊ゴミが排出されると消
えるすなわち断続的な発生形態をとるため、読取画像の
劣化に伴う画像不良の発見が遅れてしまうという技術的
課題がみられた。
【0009】ここで、読取ガラスに特開平10−164
297号公報や特開平9−294193号公報に示すよ
うな清掃機構を設け、読取位置をクリーニングする手法
が考えられるが、このような態様にあっては、装置の複
雑化及び大型化、更にはコストアップを招いてしまうと
いう技術的課題がみられた。また、読取画像に所定の黒
線(黒筋)がある場合に、当該黒線の部位を白線に画像
処理するようにした技術(特開平9−247391号公
報)が提案されているが、黒い線よりは目立たないもの
の、画像に白い線が残ってしまうため、画質の低下は免
れないという技術的課題がみられた。
【0010】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、浮遊ゴミ等の異物による画
像不良の発生を有効に防止することのできる原稿読取装
置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、原稿Mを搬送する原稿搬送手段1と、
原稿搬送経路Rに沿って配設される透明あるいは半透明
の読取基準部材2と、前記読取基準部材2の前記原稿搬
送経路Rとは反対側に配設され、前記読取基準部材2を
介して原稿Mに読取光を照射すると共に当該原稿からの
反射光を基に原稿Mの画像を読み取る読取手段3とを備
える原稿読取装置において、前記読取光あるいは反射光
が透過する前記読取基準部材2の読取位置Pの上流側
に、当該読取位置Pと搬送される原稿Mとを非接触にす
る段差形成部材4を配設すると共に、前記段差形成部材
4と前記読取基準部材2の読取位置Pとの間には、異物
を捕獲する捕獲部材5を具備させたことを特徴とする。
【0012】このような技術的手段において、原稿搬送
手段1は、原稿Mを搬送することができるものであれば
適宜選定して差し支えなく、例えば複数の搬送ロールで
構成することができる。
【0013】また、読取基準部材2は、原稿Mが搬送さ
れる原稿搬送経路Rに沿って配設される、透明あるいは
半透明の材料で形成されたものであればよく、例えば、
長尺な平板形状に形成された読取ガラスを用いることが
できる。
【0014】更に、読取手段3は、前記読取基準部材2
の前記原稿搬送経路Rとは反対側に配設され、当該読取
基準部材2を介して原稿Mに読取光を照射すると共に、
当該原稿からの反射光を基に原稿Mの画像を読み取るこ
とができるものであればよく、例えば、並べて配設され
る照明ランプ及びCCDセンサで構成することができ
る。
【0015】また、段差形成部材4は、前記読取基準部
材2の原稿搬送経路R側の側面との間に段差を形成でき
るものであればよく、例えば、所定の厚さを有する板材
を前記読取基準部材2上に配設すればよい。尚、このよ
うな態様において、前記板材は、前記読取基準部材2と
は別体に形成されて当該読取基準部材2上に貼着される
ことで読取基準部材2上に配設されていても、読取基準
部材2と一体的に成型されて読取基準部材2上に配設さ
れていてもよい。ここで、上記段差は、最もこしのない
原稿が読取位置に当接しないように、その大きさ及び読
取位置との間隔を設定すればよい。
【0016】更に、捕獲部材5は、異物を捕獲可能なも
のであれば適宜選定して差し支えなく、例えば、凹形状
を有する溝部材で構成することができる。このような態
様において、溝部材は、板材に溝部を形成することで構
成しても差し支えないが、構成の簡易化という観点から
すれば、複数の部材を接合して構成することが好まし
い。そして、捕獲部材5としては、上述したものの他、
例えば、表面に凹凸を有しているもの、繊維からなるも
の、粘着物からなるもの等で構成することができる。
【0017】また、捕獲部材5で捕獲された異物を除去
する際、原稿読取装置に捕獲部材5を取り付けた状態で
清掃を行うようにしても差し支えないが、メンテナンス
の容易さを確保するという観点からすれば、捕獲部材5
を着脱自在に構成することが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明に係る原稿読取装置としての自動原稿送
り装置の実施の形態1の概略構成を示したものである。
ここで、本実施の形態に係る自動原稿送り装置は、例え
ば電子写真複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置
で使用されるものである。
【0019】同図において、本実施の形態に係る自動原
稿送り装置は、原稿Mが載置される原稿セットトレイ2
1と、この原稿セットトレイ21にセットされた原稿M
を一枚ずつ搬送しながらこの原稿M上の画像を読み取る
搬送読取部50と、画像読み取り後の原稿Mが排出され
る原稿排出トレイ40とを備えている。
【0020】そして、搬送読取部50には、原稿Mの搬
送経路に沿って種々のロールが配設されている。まず、
原稿セットトレイ21にセットされた原稿Mの先端上部
側に対応する位置には、最上部の原稿Mと当接し且つこ
の原稿Mを送り出すナジャーロール(送り出しロール)
22が配設されている。尚、符号23は、原稿Mのセッ
ト時に原稿Mの先端部を揃えるストッパであり、原稿M
の搬送時には矢印方向に移動して搬送を妨げることがな
いようになっている。
【0021】また、ナジャーロール22の下流側の原稿
搬入経路αには、フィードロール24とリタードパッド
25とからなり、この原稿搬入経路αに沿って搬送され
る原稿Mを一枚に捌く捌き機構が設けられている。
【0022】更に、前記捌き機構の下流側には、原稿M
を搬送するテイクアウェイロール26,27が配設さ
れ、更にこのテイクアウェイロール26,27の下流側
には、原稿読取経路βに沿って、搬送される原稿Mを一
旦せき止めることで原稿Mのスキュー(斜め送り)を除
去するレジストロール(レジロール)28,29、原稿
Mの画像を読み取る画像読取装置としての画像読取部3
0、及び画像読取後の原稿Mを搬送するアウトロール3
3,34が配設されている。
【0023】ここで、画像読取部30は、原稿読取経路
βに対向して固定配置される読取基準部材としての移動
原稿用プラテンガラス31と、原稿読取経路βを挟んで
前記移動原稿用プラテンガラス31に対向配置されるプ
ラテンロール32と、このプラテンロール32の下流側
に配設され、画像読取部30を搬送される原稿Mの浮き
上がりを防止する押さえ部材32aとを有している。
尚、符号Bmは、原稿Mの画像を読み取る画像読取ユニ
ット60からの画像読取ビームを示している。この画像
読取部30については、後で詳細に説明する。
【0024】そして、前記アウトロール33,34の下
流側には、原稿Mを原稿排出トレイ40に排出するため
の原稿排出経路γが設けられ、この原稿排出経路γに
は、原稿排出トレイ40に原稿Mを排出する排出ロール
35,36が配設されている。
【0025】また、本実施の形態に係る自動原稿送り装
置では、両面に画像が形成された原稿M(両面原稿)を
読み取る場合において、両面の画像を1プロセスで読み
取ることができるよう、原稿反転経路δが設けられてい
る。この原稿反転経路δは、前記アウトロール33,3
4の出口側と前記テイクアウェイロール26,27の入
口側との間に設けられており、この原稿反転経路δには
反転ロール33,37が配設されている。ここで、本実
施の形態では、前記アウトロール33を反転ロールとし
ても用いることで、装置をコンパクト化している。
【0026】更に、原稿Mが両面原稿であった場合に、
原稿排出時に再度原稿Mを反転させて原稿排出トレイ4
0に排出するための反転原稿排出経路εが設けられてい
る。この反転原稿排出経路εは、前記原稿排出経路γの
上部側に設けられており、この反転原稿排出経路εには
反転排出ロール38,39が配設されている。このよう
にすることで、本実施の形態に係る自動原稿送り装置で
は、片面にのみ画像が形成されている原稿Mの(片面)
画像読取を行う際も、両面に画像が形成されている原稿
Mの(両面)画像読取を行う際も、画像読取を終了した
原稿Mが、共に原稿セットトレイ21上にセットした状
態と表裏の関係が同じ順序で原稿排出トレイ40に排出
されるようになっている。尚、図2において、各ロール
のうち●は駆動ロールであり、○は従動ロールであるこ
とを示している。
【0027】また、前記各原稿搬送経路α〜εには、種
々の原稿検知センサが設けられている。ここで、符号4
1は原稿セットトレイ21への原稿Mのセットを検知す
るセットセンサ、42は原稿搬入経路αの捌き機構(フ
ィードロール24及びリタードパッド25)下流側に設
けられるフィードセンサ、43は原稿読取経路βのレジ
ロール28,29の上流側に設けられるレジセンサ、4
4は原稿読取経路βのアウトロール33,34の上流側
に設けられるアウトセンサ、45は原稿排出経路γの排
出ロール35,36の上流側に設けられる排出センサ、
46は原稿反転経路δの反転ロール33,37の下流側
に設けられる反転センサ、47は反転原稿排出経路εの
反転排出ロール38,39上流側に設けられる反転排出
センサである。
【0028】尚、符号48は原稿読取経路βに沿って設
けられる原稿ガイド、49はフィードセンサ42と並列
に複数設けられ、原稿Mの搬送方向に直交する方向の長
さ(原稿幅)を検出するためのサイズセンサ、51は原
稿Mを固定してその原稿M上の画像を読み取るための固
定原稿用プラテンガラス、52は前記固定原稿用プラテ
ンガラス51上に載置された原稿Mを押さえる原稿カバ
ーである。
【0029】次に、画像読取部30について詳細に説明
する。本実施の形態において、前記画像読取ビームBm
が前記移動原稿用プラテンガラス31を透過する位置
(原稿Mの画像読取位置)の原稿M搬送方向上流側であ
って前記移動原稿用プラテンガラス31と前記プラテン
ロール32との間には、図3(a)に示すように、段差
形成部材61が配設されている。ここで、前記プラテン
ロール32は、前記段差形成部材61に接触あるいは微
小間隔をもって配設されている。また、段差形成部材6
1は、前記移動原稿用プラテンガラス31に貼り付けら
れており、この段差形成部材61の原稿読取経路β側側
面は、摩擦係数の低い例えばガラス、高分子量ポリエチ
レン、フッ素樹脂、ポリアセタール(POM)、ナイロ
ン等の材料で構成されている。これにより、原稿Mと段
差形成部材61との間の摩擦で原稿Mがよれるという事
態が抑制されるようになっている。
【0030】更に、前記移動原稿用プラテンガラス31
のうち、前記段差形成部材61の段差部と前記画像読取
位置との間には、捕獲部材として断面凹状の溝部71が
形成されている。ここで、段差形成部材61の段差部と
画像読取位置との間及び溝71と画像読取位置との間の
距離は、近い方が好ましいが、近すぎると画質劣化を招
くおそれがあることから、適切な距離に設定することが
好ましい。また、溝71は深い方がよい。
【0031】次に本実施の形態に係る自動原稿送り装置
の画像読取部30における原稿Mの読取動作について説
明する。図3(a)において、原稿Mは、プラテンロー
ル32と段差形成部材61との対向部を通過し、画像読
取位置との対向部へと搬送される。ここで、段差形成部
材61を通過した原稿Mは、形成される段差により、移
動原稿用プラテンガラス31と所定の間隔をもって搬送
される。次に、図3(b)に示すように、原稿Mが画像
読取位置すなわち画像読取ビームBmの照射部に到達
し、原稿Mの画像読取が行われる。ここでも、画像読取
が行われる間、原稿Mは移動原稿用プラテンガラス31
から離間したままである。従って、仮に原稿Mに修正液
やボールペンインク等が未定着のまま付着していたとし
ても、これら未定着材料が移動原稿用プラテンガラス3
1に付着するという事態は生じず、これに伴う読取画像
の劣化は有効に防止されることとなる。
【0032】また、図3(c)に示すように、搬送経路
中で原稿Mから紙粉やトナー等の異物Dが剥がれ落ち、
原稿Mと一緒に運ばれてきたとしても、異物Dは段差形
成部材61を通過した後に溝部71にはまり込んで捕獲
されることとなるため、当該異物Dが画像読取位置に一
時的に滞留することに伴う読取画像の劣化も有効に防止
されることとなる。
【0033】尚、本実施の形態では、移動原稿用プラテ
ンガラス31表面に切り込みを入れて溝部71を形成す
るようにしていたが、これに限られるものではなく、例
えば図4(a)に示すように、段差形成部材61の支持
部材81を別個に設け、この支持部材81と移動原稿用
プラテンガラス31との間にこれら両者より高さの低い
隙間部材82を挟み込むことで溝部71を形成するよう
にしてもよい。また、図4(b)に示すように、段差形
成部材61の支持部材83及び移動原稿用プラテンガラ
ス31の接合部側に、夫々(どちらか一方でもよい)切
欠部を設け、これによって溝部71を形成するようにし
てもよい。ここで、支持部材81、83については、移
動原稿用プラテンガラス31と同じ材質のもので構成し
てもよいし、異なる材質のもので構成してもよい。
【0034】◎実施の形態2 本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、図
5(a)に示すように、捕獲部材として、人工芝91を
配設するようにしたものである。尚、本実施の形態に係
る自動原稿送り装置の構成要素のうち、実施の形態1に
係る自動原稿送り装置と同様のものについては、実施の
形態1と同様の符号を付してここではその詳細な説明を
省略する。
【0035】本実施の形態では、人工芝91が移動原稿
用プラテンガラス31に対して着脱自在に取り付けられ
ており、その交換が容易となっている。また、人工芝9
1の芝の高さは、段差形成部材61を通過した原稿Mと
接触しない程度に設定されている。
【0036】次に本実施の形態に係る自動原稿送り装置
の画像読取部30における原稿Mの読取動作について説
明する。図5(a)において、原稿Mは、プラテンロー
ル32と段差形成部材61との対向部を通過し、画像読
取ビームBmが照射される画像読取位置との対向部へと
搬送される。ここで、段差形成部材61を通過した原稿
Mは、形成される段差により、移動原稿用プラテンガラ
ス31と所定の間隔をもって搬送される。次に、図5
(b)に示すように、原稿Mが画像読取位置すなわち画
像読取ビームBmの照射部に到達し、原稿Mの画像読取
が行われる。ここでも、画像読取が行われる間、原稿M
は移動原稿用プラテンガラス31から離間したままであ
る。従って、仮に原稿Mに修正液やボールペンインク等
が未定着のまま付着していたとしても、これら未定着材
料が移動原稿用プラテンガラス31に付着するという事
態は生じず、これに伴う読取画像の劣化は有効に防止さ
れることとなる。
【0037】また、図5(c)に示すように、搬送経路
中で原稿Mから紙粉やトナー等の異物Dが剥がれ落ち、
原稿Mと一緒に運ばれてきたとしても、異物Dは段差形
成部材61を通過した後に人工芝91に捕獲されること
となるため、当該異物Dが画像読取位置に一時的に滞留
することに伴う読取画像の劣化も有効に防止されること
となる。
【0038】更に、本実施の形態では、人工芝91を着
脱自在に構成しているので、メンテナンス性の向上を図
ることができる。
【0039】尚、本実施の形態では、段差形成部材61
を通過した原稿Mが接触しない程度に人工芝91の芝の
高さを設定していたが、これに限られるものではなく、
両者を接触させるようにしてもよい。ただし、このよう
な態様にあっては、原稿Mのジャムを防止するという観
点からすれば、図6に示すように、原稿Mの搬送方向に
沿って人工芝91の芝を傾斜配置することが好ましい。
【0040】また、本実施の形態では、捕獲部材として
人工芝91を用いていたが、これに限られるものではな
く、異物Dを絡み取る繊維、異物Dを粘着させる粘着物
等で構成するようにしても差し支えない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿の画像を読み取る読取位置の上流側で、原稿Mの搬
送に伴って生じる異物を捕獲するようにしたので、この
異物による画像不良の発生を有効に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る原稿読取装置の概要を示す説明
図である。
【図2】 本発明に係る原稿読取装置が適用された自動
原稿送り装置の実施の形態1を示す概略構成図である。
【図3】 (a)〜(c)は実施の形態1に係る画像読
取部の拡大図である。
【図4】 (a)(b)は実施の形態1の変形例を示す
説明図である。
【図5】 (a)〜(c)は実施の形態2に係る画像読
取部の拡大図である。
【図6】 実施の形態2の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…原稿搬送手段,2…読取基準部材,3…読取手段,
4…段差形成部材,5…捕獲部材,P…読取位置,R…
原稿搬送経路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を搬送する原稿搬送手段と、 原稿搬送経路に沿って配設される透明あるいは半透明の
    読取基準部材と、 前記読取基準部材の前記原稿搬送経路とは反対側に配設
    され、前記読取基準部材を介して原稿に読取光を照射す
    ると共に当該原稿からの反射光を基に原稿の画像を読み
    取る読取手段とを備える原稿読取装置において、 前記読取光あるいは反射光が透過する前記読取基準部材
    の読取位置の上流側に、当該読取位置と搬送される原稿
    とを非接触にする段差形成部材を配設すると共に、 前記段差形成部材と前記読取基準部材の読取位置との間
    には、異物を捕獲する捕獲部材を具備させたことを特徴
    とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の原稿読取装置におい
    て、 前記捕獲部材は、凹形状を有する溝部材からなることを
    特徴とする原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の原稿読取装置におい
    て、 前記溝部材は、複数の部材を接合したものからなること
    を特徴とする原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の原稿読取装置におい
    て、 前記捕獲部材は、表面に凹凸を有したものからなること
    を特徴とする原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の原稿読取装置におい
    て、 前記捕獲部材は、繊維からなることを特徴とする原稿読
    取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の原稿読取装置におい
    て、 前記捕獲部材は、粘着物からなることを特徴とする原稿
    読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の原稿読取装置におい
    て、 前記捕獲部材は、着脱自在に構成されることを特徴とす
    る原稿読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7755813B2 (en) 2006-02-27 2010-07-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus
US8300282B2 (en) 2009-03-31 2012-10-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

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