JP2001219429A - 樹脂製型およびその製造方法 - Google Patents

樹脂製型およびその製造方法

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JP2001219429A JP2000029485A JP2000029485A JP2001219429A JP 2001219429 A JP2001219429 A JP 2001219429A JP 2000029485 A JP2000029485 A JP 2000029485A JP 2000029485 A JP2000029485 A JP 2000029485A JP 2001219429 A JP2001219429 A JP 2001219429A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】極めて高精度の電鋳金型を安価に製造すること
ができる樹脂製の型の製造方法を提供する。 【解決手段】キャビティーの形状転写面12,22の側
面部分に弾性体23の層が形成された金型21の、キャ
ビティー内に、硬化時に収縮する性質を有すると共にシ
リカ粉末が混入された第1の硬化性樹脂24Aを供給す
る第1の供給工程と、第1の硬化性樹脂24Aの上にシ
リカ粉末が混入されていない第2の硬化性樹脂24Bを
供給する第2の供給工程と、第1及び第2の硬化性樹脂
を硬化させる硬化工程と、第1及び第2の硬化性樹脂か
ら形成された樹脂製型を金型21から離型する離型工程
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製の型および
その製造方法に係り、さらに詳しくは、例えば、ガラス
基板上に反応硬化型樹脂から成る樹脂層を成形加工し、
それを樹脂製の電鋳マスターとして用いることにより、
精密な寸法精度が要求される小径非球面レンズ、マイク
ロレンズ、レンズアレー、回析格子等の光学部品や、機
械部品などの成形型を製造することができる樹脂製の型
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、小径非球面レンズ、マイクロレ
ンズ、レンズアレー、回析格子等の光学部品や、精密な
寸法精度が要求される機械部品を製造するための金型
は、高精度に機械加工されるために非常に高価なものと
なっている。
【0003】また、複数個の同じ金型を製造する方法と
しては、機械加工でマスター金型を製造して、それを基
にして電鋳加工で金型を製造する方法もある。しかし、
その電鋳加工はメッキ速度が遅いために非常に長い時間
を必要とし、そのため、このような製作方法では金型納
期が非常に遅くなってしまう。また、複数のマスター金
型を機械加工で製作することによって、同時に複数個の
マスター金型を基にして金型を電鋳加工すれば、このよ
うな納期の問題は解決されるが、必然的に、このように
して製作した金型は非常に高価になってしまう。
【0004】また、特開平3−202486号公報に記
載されているように、電子ビームにより原盤を製作し、
この原盤を基に電鋳を行なって第1の金型を製作し、こ
の第1の金型を用いて紫外線硬化型樹脂等の感光性樹脂
製のレプリカを製作し、このレプリカをマスターにして
電鋳を行なって第2の金型を製作する方法も知られてい
る。しかし、この方法では、紫外線硬化樹脂等の反応硬
化型樹脂が硬化時に収縮するため、電鋳用のマスターを
高精度に製作することが極めて困難である。特に、肉厚
がmm単位となる金型、または複雑な形状を有する金型
の製作は、ますます困難となってくる。
【0005】このような紫外線硬化樹脂の硬化収縮に対
する寸法補償の方法として、特開平9−277267号
公報に記載されている方法がある。
【0006】図8は、上記公報に開示されている方法を
示す図である。まず、図8(a)に示すように金型61
のキャビティー形成面62に反応硬化型樹脂63を表面
張力で盛り上がる程度にまで供給し、真空脱泡する。次
に、図8(b)に示すようにキャビティーの投影形状と
ほぼ同一形状の角穴64Aのあいたガラス基板64を反
応硬化型樹脂63の上に載置する。
【0007】次に図8(c)に示すように、上方から紫
外線を照射して反応硬化型樹脂63を硬化させる。この
時、樹脂63は、紫外線の照射により硬化収縮するもの
の、ガラス基板64の角穴64Aにより上方が開放され
ているため、キャビティー形成面62との密着を保った
まま硬化収縮することになり、高精度にキャビティー形
成面62を転写することができる。
【0008】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、図8の
ように上方の1面だけの収縮補償では、肉厚がmm単位
のキャビティーを精密に転写することは難しい。図9に
示すように肉厚がmm単位のキャビティーでは、側面方
向への収縮も発生するため、折角キャビティー形成面6
2に密着した樹脂63が側面方向に収縮するために中央
部分が浮いて、反った形で転写されてしまう。
【0009】また、キャビティー全体の収縮だけでな
く、キャビティー形成面に加工された形状部でも収縮が
おこり正確な転写ができない。例えば、図10に示すよ
うな溝形状の場合、個々の溝の両壁に樹脂が密着、収縮
して溝底が浮いてしまう。
【0010】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、肉厚がmm単位、また
は複雑な形状のキャビティーを形成する金型などから
も、高精度に製造することができて、例えば、電鋳マス
ターとして用いることにより、極めて高精度の電鋳金型
を安価に製造することができる樹脂製の型およびその製
造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる樹脂製型の製造
方法は、キャビティーの形状転写面の側面部分に弾性体
の層が形成された金型の、前記キャビティー内に、硬化
時に収縮する性質を有すると共にシリカ粉末が混入され
た第1の硬化性樹脂を供給する第1の供給工程と、前記
第1の硬化性樹脂の上にシリカ粉末が混入されていない
第2の硬化性樹脂を供給する第2の供給工程と、前記第
1及び第2の硬化性樹脂を硬化させる硬化工程と、前記
第1及び第2の硬化性樹脂から形成された樹脂製型を前
記金型から離型する離型工程とを具備することを特徴と
している。
【0012】また、この発明に係わる樹脂製型の製造方
法において、前記キャビティーの平面形状と略同形状の
穴を有する基板を、前記第2の硬化性樹脂の上にかぶせ
る工程を更に具備することを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる樹脂製型の製造方
法において、前記基板は、ガラスから形成されているこ
とを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わる樹脂製型の製造方
法において、前記第1の硬化性樹脂は、樹脂100重量
部に対して、30〜60重量部のシリカ粉末が混入され
て構成されていることを特徴としている。
【0015】また、本発明に係わる樹脂製型は、上記の
樹脂製型の製造方法により製造されたことを特徴として
いる。
【0016】また、この発明に係わる樹脂製型におい
て、電鋳により金型を製造する場合のマスター型として
使用されることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明するのであるが、その前に本発明の概要について説
明する。
【0018】本発明の樹脂製の型は、金型のキャビティ
ー内に供給した反応硬化型樹脂を硬化させてから離型す
ることによって製造される樹脂製の型において、前記樹
脂の硬化によって該樹脂に結合され、かつ前記キャビテ
ィーの投影形状とほば同一形状の穴が形成された基板を
有しており、金型のキャビティー形成面の外周部に、そ
れを拡大する拡大キャビティー形成面を設けることを前
提として、前記拡大キャビティー形成面の側面部の表面
に弾性体で構成された層を有することを特徴とする。ま
た、前記弾性体の弾性率は1×105kg/cm2以下の
材料とすると効果的である。
【0019】更に、キャビティーに供給する反応硬化型
樹脂としてシリカ粉末を混入させたものと、させていな
いものの2種類を用いて、キャビティーに供給する樹脂
を2層で構成する。1層目、すなわちキャビティー形成
面に密着する樹脂としてシリカ粉末を混入させたものを
用い、2層目として残りのキャビティー空間を埋めるた
めにシリカ粉末を混入させていないものを供給する。
【0020】本発明によれば、ガラス等の基板に設けた
穴によって反応硬化樹脂の表面の硬化収縮を許容すると
ともに、反応硬化樹脂の側面部の硬化収縮も拡大キャビ
ティー側面部に設けた弾性体層が伸びることにより許容
する。すなわち、金型のキャビティー形成面を除く全て
の面での固化収縮を許容することで、金型のキャビティ
ー形成面から樹脂層が剥離することを防止する。
【0021】また、キャビティー形成面に加工された形
状部内での樹脂の収縮を減少させるために、樹脂100
重量部に対して、シリカ粉末30〜60重量部を混入さ
せた樹脂を供給する。この時、肉厚がmm単位のキャビ
ティーに対してシリカ粉末30〜60重量部を混入させ
た樹脂のみを供給すると、UV光(紫外線)を照射して
も透過しきれず、キャビティー形成面付近の樹脂が固化
しない。
【0022】そのため、キャビティーに供給する樹脂を
2層に分けて、キャビティー形成面に接触する1層目に
シリカ粉末を混入した樹脂を供給して、2層目としてシ
リカ粉末の混入していない樹脂でキャビティーを満たす
ことで、肉厚がmm単位のキャビティーに対して、透過
性の悪いシリカ粉末を混入した樹脂の占める割合を減少
させることにより、UV光が十分透過でき、キャビティ
ー内の樹脂全体を固化させることが可能となる。
【0023】以上の手段により反応硬化型樹脂を金型の
キャビティー形成面の形状寸法どおりに精度良く成形す
ることができる。
【0024】以下、本発明の好適な一実施形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は樹脂製のレプリカ成形型を成形する
ための金型の側断面図、図2は図1に示す金型の成形面
の詳細図、図3は図1に示す金型を備える成形型の側断
面図、図4は図3に示す成形型を上方から見た平面図で
ある。
【0026】まず、図1に示すような機械部品の金型1
1を製作した。その金型11のキャビティー形成面12
は放電加工等の機械加工によって加工する。本実施形態
では、キャビティー形成面12には図2のような溝形状
(溝幅40μm、溝深さ40μm、溝ピッチ70μm)
が加工されている。次に、図3に示すように金型11を
枠体A、B、Cに組み込んだレプリカ成形型21を製作
した。この成形型21は標準化されていて、2〜3個の
部品を作り替えるだけで、種々の金型に適応することが
できる。このレプリカ成形型21では、金型11のキャ
ビティー形成面12の外周に、枠体A、Bのキャビティ
ー形成面22が位置している。そのキャビティー形成面
22は、金型11のキャビティー形成面12から水平方
向において外方に延在する拡大キャビティー形成面を構
成する。
【0027】この枠体A、Bの拡大キャビティー形成面
22の側面部に弾性体層23を設けている。
【0028】本実施形態における弾性体の材料として
は、種々の公知の無機材料、有機材料が使用できる。弾
性体の弾性率は1×105kg/cm2以下が好ましく、
それらの材料としては公知の合成高分子材料が好適に用
いられる。
【0029】合成高分子材料としては、例えば、スチレ
ン、塩化ビニル、アクリル酸エステル類、メタクリル酸
エステル類、などのビニル系モノマーの単一重合体又は
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタ
クリレート−ブタジエン共重合体などのブタジエン系共
重合体、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィ
ン系樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、ボリテトラ
フルオロエチレン、シリコン樹脂などの熱可塑性樹脂
や、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の
熱硬化性樹脂、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリ
ルゴム、シリコンゴム等のエラストマー樹脂が挙げら
れ、また上述の代表的な材料の弾性率は公知である。
【0030】上記の弾性体を枠体A、Bの拡大キャビテ
ィー形成面22の側面部に0.5mm以上、好ましくは
1〜2mm程度の厚みで強固に貼り付ける。
【0031】このようなレプリカ成形型21を用いて電
鋳型を製作する場合には、まず、キャビティー形成面1
2、22をイソプロピルアルコールに浸して超音波で洗
浄する。
【0032】次に図6(a)に示すように、キャビティ
ー形成面12,22によって形成されるキャビティー内
に、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化型樹脂100
重量部に対して大きさが10μm程度のシリカ粉末を5
0重量部混入させた樹脂24Aをキャビティー形成面が
隠れる程度に供給してから真空脱泡する。次に図6
(b)に示すように残りのキャビティー空間にシリカ粉
末の混入していない樹脂24Bを、その液面が表面張力
で盛り上がる程度にまで供給する。
【0033】本実施形態において使用できるシリカ粉末
は、形状、大きさに制限はない。
【0034】次に図6(c)に示すように、樹脂24B
の上に、角穴41Aのあいたガラス基板41(図5参
照)を載置して、その角穴41Aをキャビティー形成面
12の上方に位置させる。ガラス基板41は、シラン系
カップリング剤によるシラン処理が前処理として施され
た厚み5mmの透明体であり、その角穴41Aは、キャ
ビティー形成面12とほぼ同寸法に形成されている。
【0035】次に、図7(d)に示すように、照度が
0.4mW/cm2の紫外線を角穴41Aの上方から8
分間照射させた後、照度が18.0mW/cm2の紫外
線を7分間照射させて、キャビティー内の樹脂24A,
24Bを硬化させた。その際、キャビティー形成面12
上に位置する樹脂24の部分が角穴41Aによって上方
に開放されていることと、拡大キャビティー形成面22
の側面部に設けられた弾性体層23の作用により、樹脂
24A,24Bは、キャビティー形成面12との密着状
態を保ったまま硬化収縮する。更にキャビティー形成面
12を転写する樹脂24Aにはシリカ粉末を混入してい
るために収縮が小さくなる。
【0036】以上の方法で固化させた樹脂24A,24
Bは、キャビティー形成面12の形状および寸法を反り
やうねりが無く極めて高精度に転写することになる。
【0037】次に、図7(e)に示すように、離型を行
ない、電鋳加工用のレプリカマスター51を得た。離型
の際、樹脂24A,24Bの固化収縮に伴い弾性体層2
3がキャビティー形成面12の中心に向かって膨らむた
め離型を阻害するように見えるが、離型したレプリカマ
スター51の側面部の窪みが20μm程度であること
と、キャビティー形成面12の側面部の弾性体層23の
弾性率が1×105kg/cm2以下で構成されているた
め、問題無く離型できる。
【0038】このようにして得られたレプリカマスター
51と、金型11のキャビティー形成面12の寸法を精
密に測定したところ、極めて高精度に面状態や寸法が転
写されていることが確認できた。
【0039】次に、図7(f)に示すように、レプリカ
マスター51をマスターにした電鋳加工を行なった。こ
の際、レプリカマスター51の側面部に窪みが20μm
程度あるため、そのまま電鋳を行なうと電鋳層52Aが
レプリカマスター51から離型しづらくなるため、本実
施形態では導電ペースト53で窪み部分を埋めてから電
鋳を行なった。
【0040】その後、レプリカマスター51から電鋳層
52Aを離型した。
【0041】次に、図7(g)に示すように、電鋳層5
2Aを機械加工して電鋳型52Bを得た。この電鋳型5
2Bのキャビティー形成面54の寸法を精密に測定した
ところ、金型11のキャビティー形成面12の面精度や
寸法が極めて高精度に転写されていることが確認でき
た。
【0042】以上の工程により製造した電鋳型の製造コ
ストは、機械加工で製造された金型の半分以下であっ
た。
【0043】なお、本実施形態の説明では、樹脂24を
紫外線硬化型樹脂とし基板として透明なガラス基板41
を使用する場合について説明したが、樹脂材料としては
熱硬化型または、常温硬化型のエポキシ、シリコン、ポ
リエステル、ウレタン等や、紫外線以外の活性エネルギ
ー線、例えば赤外線、可視光線、電子線、X線等により
硬化する樹脂を用いてもよい。樹脂材料としては、ウレ
タンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステ
ルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、等のアク
リルや、エポキシ、シリコン、ポリエステル、ウレタン
などに光開始剤を混合した単一組成物あるいは数種のモ
ノマーをブレンドした混合組成物等が利用できる。また
基板としては、金属板、プラスチック板等でもよい。
【0044】また、電鋳においては、ニッケル、銅、鉄
等の単一金属の電鋳、または、ニッケル−コバルト、ニ
ッケル−リン等の複合金属の電鋳、あるいは、これらを
組み合わせて積層させることも可能である。さらに、電
鋳時間を短縮させて電鋳型を製作して不足部分を機械加
工で製作してつなぎ合わせて複製型として使用すること
も可能である。
【0045】また、樹脂材料100重量部にシリカ粉末
50重量部を混入するように説明したが、実際上は、3
0〜60重量部のシリカ粉末を混入させることが有効で
ある。
【0046】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、例えば、機械加工によって製造された肉厚がmm単
位、または複雑な形状のキャビティーを形成する金型な
どからでも、樹脂の硬化時の収縮の影響を受けることな
く、高精度の樹脂製の複製型を極めて安価に製造するこ
とができる。また、反応硬化型樹脂の成形工程は、機械
加工によって製造された金型を傷つけることがないた
め、極めて高精度かつ安価な樹脂製の複製型を数多く製
造することもできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
極めて高精度の電鋳金型を安価に製造することができる
樹脂製の型を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に用いられる金型の側断面
図である。
【図2】図1に示す金型のキャビティー形成面の詳細図
である。
【図3】図1に示す金型によって構成されたレプリカ成
形型の側断面図である。
【図4】図3に示すレプリカ成形型の平面図である。
【図5】レプリカ成形型にかぶせるガラス基板の平面図
である。
【図6】図3に示す金型による電鋳加工用レプリカマス
ターの製造過程の説明図である。
【図7】図3に示す金型による電鋳加工用レプリカマス
ター製造過程、さらに、そのレプリカマスターによる電
鋳型の製造過程の説明図である。
【図8】従来のレプリカ成形品を製造する手順の説明図
である。
【図9】従来のレプリカ成形品の固化収縮の説明図であ
る。
【図10】従来のレプリカ成形品のキャビティー形成面
での固化収縮の説明図である。
【符号の説明】
11 金型 12,22,62 キャビティー形成面 21,61 レプリカ成形型 23 弾性体層 24A 紫外線硬化型樹脂(シリカ粉末入り) 24B,63 紫外線硬化型樹脂 41,64 ガラス基板 51 電鋳加工用レプリカマスター 52A,52B 電鋳型 53 導電ペースト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティーの形状転写面の側面部分に
    弾性体の層が形成された金型の、前記キャビティー内
    に、硬化時に収縮する性質を有すると共にシリカ粉末が
    混入された第1の硬化性樹脂を供給する第1の供給工程
    と、 前記第1の硬化性樹脂の上にシリカ粉末が混入されてい
    ない第2の硬化性樹脂を供給する第2の供給工程と、 前記第1及び第2の硬化性樹脂を硬化させる硬化工程
    と、 前記第1及び第2の硬化性樹脂から形成された樹脂製型
    を前記金型から離型する離型工程とを具備することを特
    徴とする樹脂製型の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記キャビティーの平面形状と略同形状
    の穴を有する基板を、前記第2の硬化性樹脂の上にかぶ
    せる工程を更に具備することを特徴とする請求項1に記
    載の樹脂製型の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基板は、ガラスから形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の樹脂製型の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1の硬化性樹脂は、樹脂100重
    量部に対して、30〜60重量部のシリカ粉末が混入さ
    れて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    樹脂製型の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    樹脂製型の製造方法により製造されたことを特徴とする
    樹脂製型。
  6. 【請求項6】 電鋳により金型を製造する場合のマスタ
    ー型として使用されることを特徴とする請求項5に記載
    の樹脂製型。
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