JP2001218191A - 遊技場における監視装置 - Google Patents

遊技場における監視装置

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JP2001218191A
JP2001218191A JP2000167732A JP2000167732A JP2001218191A JP 2001218191 A JP2001218191 A JP 2001218191A JP 2000167732 A JP2000167732 A JP 2000167732A JP 2000167732 A JP2000167732 A JP 2000167732A JP 2001218191 A JP2001218191 A JP 2001218191A
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Yoshito Kin
吉東 金
Masahisa Konno
正久 今野
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来必要とされていたセンサを不要として監
視装置を簡素化かつ低コスト化するともに操作性を向上
させること。 【解決手段】 遊技機1が設置された遊技場における監
視装置10であって、前記遊技機1を含む遊技場内の所
定領域を撮像可能に遊技場内の所定位置に設置された撮
像手段5と、前記撮像手段にて撮影された画像中の変化
を検出する変化検出手段14と、前記撮像手段5にて撮
影された画像上において、前記画像変化の検出を実施す
る画像領域を指定可能な領域指定手段34と、前記領域
指定手段34における画像領域の指定を、前記撮像手段
5にて撮影された画像が表示される表示装置11の画面
上において実施可能なタッチパネル12と、前記撮像手
段5にて撮影された画像情報を記録可能な記録手段19
と、前記変化検出手段14にて画像中の変化が検出され
た際に、その時点で前記撮像手段5にて撮影された画像
情報を前記記録手段19に記憶する制御を行う制御手段
13と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機が設置され
た遊技場において、遊技機に不正等が実施されたりする
こと等の監視を簡便な構成にて実施可能であって、且つ
操作性に優れた監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技場における監視装置
としては、遊技場内の所定位置に撮像手段であるビデオ
カメラを設置し、ビデオカメラにより撮影された映像を
一義的にビデオテープに記録して保存するものがあった
が、これらビデオテープに記録する場合には、一義的に
録画を行うことから頻繁にビデオテープを交換するか、
記録装置の容量を膨大なものとする必要があることか
ら、特開平11−57175に提案されているように、
遊技場内に遊技機の扉の開閉等の各種事象の発生を検出
する事象検出手段(センサ)を設け、これら事象検出手
段(センサ)により各種事象の検出がなされた際に、ビ
デオカメラにより撮影された映像を録画して、ビデオテ
ープを長持ちさせて交換頻度を低減したり、記録装置の
容量を低減して安価なのもとしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た特開平11−57175に示されるような事象検出手
段(センサ)を用いる場合には、従来のように一義的に
録画するのに比較してビデオテープの交換頻度の低減や
記録装置の記憶容量の低減が可能となるものの、例えば
遊技機に不正なロム等を装着する等の不正を検知するた
めに、前記事象検出手段として、遊技島に設置されてい
る遊技機の開放を検出するセンサ等を遊技場内設置され
ている多数の遊技機毎に設置し、これら各センサと監視
装置本体とを接続する必要があり、これら接続に伴う配
線等により監視装置の設置の労力が増大してしまうばか
りか、監視装置が複雑化して高価なものとなってしまう
という問題があった。
【0004】このため、これらセンサ等を設けることな
く撮影画像の変化により撮影された映像を録画すること
が考えられるが、このような場合には、撮影画像の変化
が不正なものかの判定精度を高めるために、変化の観察
を行う対象領域を特定の領域として指定することが望ま
しく、更には運用中において判定精度の向上のために前
記対象領域を適宜に変更することが好ましいものの、遊
技場内を漏れなく監視するために通常において撮影を行
うカメラは多数設置されることから、これら対象領域の
指定或いは変更作業が非常に煩雑なものとなってしまう
という問題があった。
【0005】よって、本発明は前記した問題点に着目し
てなされたもので、前述のような事象検出手段を使用す
ることなしにビデオテープの交換頻度の低減や記録装置
の記憶容量の低減が可能であるとともに操作性に優れた
遊技場における監視装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の遊技場における監視装置は、遊技機が設置
された遊技場における監視装置であって、前記遊技機を
含む遊技場内の所定領域を撮像可能に遊技場内の所定位
置に設置された撮像手段と、前記撮像手段にて撮影され
た画像中の変化を検出する変化検出手段と、前記撮像手
段にて撮影された画像上において、前記画像変化の検出
を実施する画像領域を指定可能な領域指定手段と、前記
領域指定手段における画像領域の指定を、前記撮像手段
にて撮影された画像が表示される表示装置の画面上にお
いて実施可能なタッチパネルと、前記撮像手段にて撮影
された画像情報を記録可能な記録手段と、前記変化検出
手段にて画像中の変化が検出された際に、その時点で前
記撮像手段にて撮影された画像情報を前記記録手段に記
憶する制御を行う制御手段と、を具備することを特徴と
している。この特徴によれば、変化を検出したい所望の
被写体、例えば遊技機の画像を前記画像領域として指定
することにより、該画像領域内の画像の変化が前記変化
検出手段により検出され、該変化があった際の画像が制
御手段にて記録手段に記録されるようになることから不
必要な画像の記録を防止できるとともに、従来のように
遊技場内に各種事象を検出するための事象検出手段(セ
ンサ)を設置、並びにこれら事象検出手段(センサ)と
の接続を実施することなく、ビデオテープの交換頻度の
低減や記録装置の記憶容量の低減が可能となるばかり
か、監視装置を簡素化でき、且つその設置も容易に実施
できるようになる。更には、前記前記領域指定手段にお
ける画像領域の指定をタッチパネルにて撮影画像上にお
いて実施できるようにすることで、領域指定或いは変更
を簡便に実施できるようになる。
【0007】本発明の遊技場における監視装置は、同一
の撮影画像上において前記画像領域を複数指定可能とさ
れていることが好ましい。このようにすれば、例えば監
視を行いたい複数の遊技機を同一の撮像手段であるビデ
オカメラにより撮影し、個々の遊技機を個別の画像領域
として指定することにより、各遊技機における変化を監
視できるようになるため、撮像手段であるビデオカメラ
の設置台数を適宜に低減することができる。
【0008】本発明の遊技場における監視装置は、前記
領域指定手段にて指定された画像領域毎に対応する事象
を登録可能とされ、その指定された画像領域内において
前記画像の変化が検出された場合には、前記制御手段は
その画像領域に対応して登録されている事象情報を出力
することが好ましい。このようにすれば、画像に変化が
生じた画像領域に対応する事象、例えば画像領域を遊技
機の画像範囲とし、その画像領域に「遊技機の開放」の
事象を登録しておくことで、その画像領域に変化が生じ
た際に「遊技機の開放」の旨の情報が出力されるように
なるため、これら出力を発生した事象の把握に用いるこ
とが可能となる。
【0009】本発明の遊技場における監視装置は、前記
領域指定手段にて指定された画像領域毎に遊技機の台番
号が登録され、その指定された画像領域内において前記
画像の変化が検出された場合には、前記制御手段はその
画像領域に対応して登録されている台番号を出力するこ
とが好ましい。このようにすれば、画像に変化が生じた
遊技機を台番号にて把握することが可能となる。
【0010】本発明の遊技場における監視装置は、前記
制御手段は、前記画像の変化が所定時間に渡って検出さ
れた場合には、異常と判断して異常信号を出力または異
常の報知を行うことが好ましい。このようにすれば、例
えば遊技機を開放して不正なロム等を装着する場合等で
は、これらの不正が発見されないようにある程度の時間
に渡って複数の人間が遊技機の周囲を囲んで遊技機を隠
すようにすることから、これらの不正やその他の異常等
の見落としを著しく低減できる。
【0011】本発明の遊技場における監視装置は、前記
記録手段が、画像情報をデジタルデータとして記録可能
であって、各記録データにランダムアクセス可能とされ
ていることが好ましい。このようにすれば、画像情報が
デジタルにて記録されることで、記録・消去を繰り返し
実施しても記録画像の品位が低下することがないなかり
か、所望の記録画像を迅速に再生することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。 (実施例)図1は、本実施例の遊技場における監視装置
の構成を示すブロック図であり、図2は、本実施例の監
視装置を構成する主装置の構成を示すブロック図であ
り、図3は、前記主装置に装着された画像処理基板の回
路構成を示す図であり、図4は、前記主装置に接続され
た表示装置における監視状況の表示状態を示す図であ
り、図5は、前記主装置に接続された表示装置における
再生状況の表示状態を示す図であり、図6は、前記主装
置に接続された表示装置における領域指定状況の表示状
態を示す図である。
【0013】まず、本実施例の監視装置は、図1に示す
ように複数の遊技機であるパチンコ機1と、各パチンコ
機1毎に1対1にその前方位置に配置された椅子2とが
設置された遊技場に設置されており、その構成として
は、遊技場内の天井の所定位置に設置された撮像手段と
しての複数のビデオカメラ5と、これら各ビデオカメラ
5に接続ケーブル9を介して接続され、各ビデオカメラ
5により撮影された画像を収集可能な主装置10と、か
ら主に成っている。
【0014】この本実施例の主装置10は、前記遊技場
内の各パチンコ機の大当り発生やその回数、並びに可変
表示装置の始動回数や補給玉数、排出玉数等のい各デー
タを集中して管理可能なホールコンピュータ20に通信
ケーブル21にて接続されており、前記主装置10にお
いて異常事象が検出された場合には、該主装置10より
前記ホールコンピュータ20に対して異常発生の出力が
なされるようになっている。
【0015】また、本実施例の主装置10には、図1に
示すように、遊技場より離れた地域にある本部に設置さ
れたコンピュータ100と公衆回線101を介してデー
タ通信可能に接続されており、該コンピュータ100に
て主装置10を遠隔にて操作可能とされているととも
に、主装置10にて収集された画像をコンピュータ10
0のディスプレイ上においても、表示させることができ
るようになっている。
【0016】まず、遊技場内に設置された複数の前記ビ
デオカメラ5は、光学レンズと撮像素子(CCD)とを
搭載して目的の撮影エリアの画像を電気信号に変換し、
前記接続ケーブル9に高周波信号として出力可能とされ
た通常の小型固定式のビデオカメラとされており、各ビ
デオカメラ5に個別に番号が付与されている。
【0017】これらのビデオカメラ5は、遊技場内に設
置される台数が可能な限り少なくなるよう、図1に示す
ように遊技島の一面全体を一台のビデオカメラ5にて撮
影できるような天井位置に12台が設置されているとと
もに、遊技場への出入り口3を撮影できるような天井位
置に2台が、他に図示しない景品カウンターやパチンコ
玉の計数機であるジェットカウンターを撮影する2台、
合計16台のビデオカメラ5が前記主装置10に接続さ
れている。
【0018】次いで、本実施例にて用いた前記主装置1
0は、図1に示すように、外観的には前記ビデオカメラ
5にて撮影された画像等を表示可能な表示装置であるデ
ィスプレイ11を備えており、通常のデスクトップ型の
コンピュ−タに類似した外観を有している。
【0019】この主装置10の構成は、図2示すよう
に、主装置10内部にてデ−タの送受を行うデ−タバス
8に、制御手段としての中央演算処理装置(CPU)1
3、RAM16、表示装置である前記ディスプレイ1
1、日時情報を出力可能な時計装置18、キーボードや
マウス並びに前記ディスプレイ11において後述する領
域指定を実施可能な透明タッチパネルから成る入力装置
12、前記ディスプレイ11に表示された画像等を印刷
可能なプリンタ17、記録デ−タにランダムにてアクセ
ス可能な磁気ディスクを内蔵する記録手段としてのハ−
ドディスク(HDD)19、前記本部のコンピュ−タ1
00と公衆回線を通じてデ−タ通信を実施する通信モデ
ム15a、前記ホールコンピュータ20とのデ−タ通信
を行う通信インタ−フェイス15b、とが接続された通
常のコンピュ−タであり、本実施例においては、前記デ
−タバス8に接続された基板スロットに変化検出手段と
しての画像処理基板14を装着して主装置10としてい
て、この画像処理基板14に前記各ビデオカメラ5を接
続ケ−ブル9にて接続している。
【0020】また、本実施例の記憶手段であるハ−ドデ
ィスク(HDD)19には、前述のように各ビデオカメ
ラ5にて撮影された画像デ−タが記録されるとともに、
図8に示すように、各ビデオカメラ5にて撮影された画
像上において後述する領域指定画面34にて設定される
各内容(パチンコ機の台番号や事象、検出速度、録画速
度、異常出力の有無、異常判断の時間)が各領域に対応
付けて登録されている指定領域デ−タベ−ス(DB)
や、前記中央演算処理装置(CPU)13が実施する処
理プログラム等の各デ−タが記憶されている。
【0021】本実施例に用いた前記画像処理基板14に
は、図3に示すように、前記接続ケ−ブル9を介してビ
デオカメラ5に接続され、比較的高速の所定速度にて各
フレーム毎に画像をディジタル化して出力するビデオキ
ャプチャ回路や、このディジタル化された各フレーム毎
のディジタル画像デ−タが書き込まれるフレームメモリ
52、あらかじめ変化が生じていない通常状態で撮像さ
れた映像が予め登録されている登録画像メモリ53、前
記フレームメモリ52並びに登録画像メモリ53より出
力される2枚の画像の対応する画素同士を順次走査順に
読み出してフレームメモリ52からの出力画素値から登
録画像メモリ53の出力画素値を減算して得られる値
(絶対値)を出力する差分演算回路54、並びに差分演
算回路より出力される差分結果(絶対値)に基づく画像
の2階調(白黒)化を実施する2階調化回路55や、2
階調化回路55において黒色部分の割合が所定レベル以
上である場合において変化が生じたものとして変化発生
出力を前記中央演算処理装置(CPU)13へ出力する
変化判定回路56、とからなる画像処理回路が各ビデオ
カメラ5毎に設けられている。
【0022】また、本実施例では前記フレームメモリ5
2から出力される画像デ−タは、前記差分演算回路54
とともに前記デ−タバス8に出力され、各ビデオカメラ
5の画像として、図4に示すようにディスプレイ11上
に表示されるとともに、これら画像デ−タが前記変化発
生出力の出力時において前記RAM16に、一時的に記
憶されるようになっている。
【0023】これら変化検出手段である画像処理基板1
4に設けられた前記画像処理回路において画像に変化が
生じたことを検出する手法について、図7を例に説明す
ると、前記ビデオキャプチャ回路51にてデジタル化さ
れたフレ−ム画像デ−タはフレームメモリ52に書き込
まれて一時的に保存される。一方、前記登録画像メモリ
53には予め変化が生じていない通常状態で撮像された
通常画像デ−タが登録画像として記憶されている。差分
演算回路54は、この登録画像メモリ53並びに前記フ
レームメモリ52より2枚の画像の対応する画素同士を
順次走査順に読み出し、フレームメモリ52からの出力
画素値から登録画像メモリ53の出力画素値を減算して
その絶対値を算出、出力する。
【0024】これら出力値(絶対値)は、前記2階調化
回路55において所定のレベル以上で黒=1、所定のレ
ベル未満で白=0とされて2階調化が実施され、2階調
化された画像とされていくとともに各画素の値が積算さ
れていき、1フレ−ム全ての画素の走査終了時において
と該積算値と前記2階調化画像デ−タとが変化判定回路
56に出力され、積算値が所定レベル以上(これらレベ
ルの値は感度にて設定される)である場合に変化有りと
判断されて変化が検出されるようになっている。
【0025】この際、画像に変化が生じていない場合、
例えば図7において幕板が解放されていない通常の状態
と同一の状態である場合には、通常画像デ−タとフレ−
ム画像デ−タとがほぼ一致することから、差分演算回路
54における演算による各画素値は、いずれも0に近い
低い値となり、前記2階調化回路55における2階調化
にてほぼ全ての画素が白=0に変換されて積算値の値も
0または非常に低い値をとるようになるのに対し、画像
に変化が生じている場合、例えば図7の撮影画像のよう
に幕板が解放されている場合には、通常画像デ−タとフ
レ−ム画像デ−タとが手の存在や呼び出しランプの移動
により食い違いを生じていることから、これら食い違い
を生じている部分の各画素値はいずれも0以外の高い値
を取るようになり、前記2階調化回路55における2階
調化にて黒に変換されることで、これら食い違い(変
化)の生じた部分のみを画像として得ることができ、こ
れら黒=1とされた画素を積算した積算値から変化の有
無を判断することが可能となる。
【0026】次いで、本実施例の主装置10の動作につ
いて図4〜図6のディスプレイ11における表示状況に
沿って説明する。
【0027】まず、図4は、通常の監視状況における表
示状態を示した図である。ディスプレイ11には前述の
ように、入力ペン12’を用いて領域や選択入力を実施
できる入力装置12としての透明タッチパネルが装着さ
れており、ディスプレイ11より直接入力を実施できる
ようになっている。
【0028】このように入力装置12として透明タッチ
パネルを備えることは、後述する撮影画像上の領域指定
を実施する際の操作性を向上できることから好ましい
が、本発明はこれに限定されるものではなく、キ−ボ−
ドやマウス等の他の入力装置を用いても良い。
【0029】前記監視状況における表示画面は、図4に
示すようになっており、各ビデオカメラ5よりの画像を
分割表示可能とされた画像分割表示部29が設けられて
おり、分割された各領域に個々のビデオカメラ5にて撮
影された画像が表示されるようになっている。これら分
割表示される領域の数を幾つとするかは、前記画像分割
表示部29周囲下部位置に表示されている表示形態選択
部23にて選択することが可能とされており、本実施例
では4、6、9、13、16分割の表示を選択できるよ
うになっている。
【0030】また、この分割された各領域に表示される
ビデオカメラ5の画像は、例えば前記入力ペン12’に
て所望の分割領域を選択した後、画像分割表示部29の
外周下部位置に表示されているカメラ選択部22の番号
を選択、入力することで、その分割領域に該選択された
番号のビデオカメラ5の画像が表示されるようになって
いる。尚前記表示形態選択部23にて新たな表示形態を
選択した場合には、図4や図5に示すように、各分割領
域にデフォルトにて設定されている各番号のビデオカメ
ラ5の画像が表示されるようになっている。
【0031】また、前記画像分割表示部29の外周側部
位置には、現在時刻や再生されている画像が録画された
時刻が表示される時刻表示部24や、前記ハードディス
ク(HDD)19に記録されている録画画像の再生を行
う図5の再生画面への移行がなされる再生選択部25、
図6に示す領域指定画面34が表示されて領域指定が実
施可能となる領域指定選択部26、通常の監視状態にお
いて選択入力される監視実行選択部27、並びに前記ハ
ードディスク(HDD)19における記憶容量の使用状
況を示すインジケータ部28、とが表示されている。
【0032】次いで、図4に示す画面において再生選択
部25を選択した場合に移行する図5の再生画面につい
て説明すると、この再生画面にも前記図4に示す通常監
視画面と同様に画像分割表示部29や表示形態選択部2
3が設けられているとともに、前記カメラ選択部22は
横方向に縮小された状態のカメラ選択部22’として設
けられている。このカメラ選択部22’の側部位置に
は、再生される画像の明るさやズームを変更操作可能な
操作バー部34や、選択した分割領域の画像や画像分割
表示部29全体を前記プリンタ17にて印刷させるため
のプリント選択部33が設けられている。
【0033】また、画像分割表示部29の外周側部位置
には、再生されている画像の録画された時刻が表示され
る時刻表示部24とともに、再生したい画像が録画され
た日付並びに時刻の入力を行うための時間情報入力部3
1と、この時間情報入力部31に入力された日付並びに
時刻に録画された画像データの検索を実施させるための
検索選択部30と、が設けられており、操作者は前記時
間情報入力部31にて再生させて確認したい時刻を入力
ペン12’にて設定・入力した後、前記検索選択部30
を選択入力することにより、該設定・入力した時刻に録
画された画像若しくはその時間に最も近い時刻に録画さ
れた静止画像が画像分割表示部29に表示される。これ
ら静止画像の表示の後、前記時間情報入力部31の下部
位置に設けられている再生操作部32を操作すること
で、録画画像の再生や戻し、早送りや早戻し、スキップ
やデレイの各操作を適宜に実施できるようになってい
る。
【0034】次いで、図4に示す画面において領域指定
選択部26を選択した場合に表示される領域設定画面に
ついて図6を用いて説明する。まず、図4に示す画面に
おいて領域指定を行いたいビデオカメラ5の画像が表示
されている分割領域を選択するか、または前記カメラ選
択部22にて領域指定を行いたいビデオカメラ5の番号
を選択した後、前記領域指定選択部26を入力する。
【0035】この領域指定選択部26の入力に伴い、通
常監視画面上に重なる態様にて領域設定画面が配置され
る。この領域設定画面上には、前記にて選択されたビデ
オカメラ5により撮影されている現時点での画像が表示
される画像表示部35が設けられている。このように、
本実施例では領域指定において指定対象となるビデオカ
メラ5の現時点での画像を表示するようにしているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、前記画像処理
基板14の登録画像メモリ53に予め登録されている通
常画像を予め前記ハードディスク(HDD)19にも記
憶しておき、この通常画像を表示するようにしても良
い。
【0036】この画像表示部35の側部位置には、領域
番号表示部36が設けられており、該領域番号表示部3
6に未設定状態の領域番号が検索されて自動的に表示さ
れるようになっている。尚、本実施例の主装置10で
は、1つのビデオカメラ5の映像に関して最大20の領
域を指定、登録することができるようになっており、2
0領域全てが既に登録済である場合には、前記領域番号
表示部36に例えば「*****」が表示されて、新た
な領域設定ができないことを操作者に報知するようにな
っており、この場合には、既に登録済の領域の中からい
ずれかの領域を削除することで新たな領域の設定・登録
が可能となる。
【0037】また、この領域番号表示部36の下部位置
には、指定領域が該当または対応するパチンコ機1の台
番号を入力する該当台番号入力部37や、指定領域に変
化が生じた場合に表示画面上に表示される発生事象の入
力を行う登録事象入力部38や、変化の検出感度の設定
を行う検出感度設定部39並びに録画速度(1秒間に記
録されるフレームの数)の設定を行う録画速度設定部4
0や、異常の自動検出と異常発生をホールコンピュータ
20へ出力することの実施/非実施を選択する異常検出
選択部41と、異常検出選択部41において実施が選択
された際に入力可能となる異常判断時間入力部42と、
これら領域設定画面にて入力並びに設定された各内容を
登録する際に選択操作される決定入力部43、が設けら
れている。
【0038】これら領域設定画における領域指定の状況
について図6を例に詳述すると、例えば前記画像表示部
35にはカメラ番号1のビデオカメラ5の画像であるパ
チンコ機1と椅子2とが並設された遊技島の一面全体の
画像が表示されているとともに、領域番号表示部36に
はカメラ番号「1」における領域「1」を示す番号であ
る「C1−01」が自動的に表示される。この、画像表
示部35に画像が表示されている状態において、操作者
は前記入力ペン12’にて表示画像上の所望の領域、例
えば台番号101と102のパチンコ機1に股がり配置
されている幕板を指定することで、これら指定領域を示
すエリアガイドが表示される。このエリアガイドの四隅
並びに4辺の中央部位置には、それぞれアンカーポイン
トが配置されており、このアンカーポイントを選択して
適宜に指定領域の大きさや形状を変更することができる
ようになっている。
【0039】操作者は前記領域の指定を実施した後、キ
ーボードより台番号入力部37に該当または対応するパ
チンコ機1の台番号として「101.102」を、登録
事象入力部38に例えば「幕板開放」等の発生した事象
が解りやすい内容を入力するとともに、検出感度設定部
39並びに録画速度設定部40を適宜に操作して所望の
設定状態とする。
【0040】この検出感度設定部39において検出感度
を高い状態に設定した場合には、前記画像処理基板14
の変化判定回路56より変化発生出力が出力された際
に、後述する図9に示す処理フローに示すように、変化
発生と判断されてハードディスク19への録画が実施さ
れるまでのカウント時間として短い時間が設定されて、
短時間の変化が生じても変化発生と認識されて録画が実
施される一方、前記検出感度を低い状態に設定した場合
にはこのカウント時間として比較的長い時間が設定され
て、変化がある程度継続して発生することで録画が実施
されるようになっている。
【0041】また、録画速度設定部40は前記ハードデ
ィスク19に記録される録画画像の録画速度(1秒間に
記録されるフレームの数)の設定を行うもので、この設
定に基づき前記RAM16に一時記憶されたフレーム画
像から適宜に間引かれたフレーム画像がハードディスク
19にデータ圧縮されて記録される。
【0042】これら検出感度設定部39並びに録画速度
設定部40の設定の後、その指定領域に異常変化、例え
ば玉を抜き取るために幕板が不正に開放された場合に、
これら異常の発生を前記ホールコンピュータに出力させ
たい場合には、前記異常検出選択部41をチェックして
「実施」状態とし、前記変化発生出力が継続して出力さ
れて異常と判断されるまでの時間、例えば10秒を異常
判断時間入力部42に入力した後、決定入力部43を選
択入力することで領域設定画面が閉じられ、図4の通常
監視画面の表示に戻る。
【0043】これら領域設定画面にて入力・設定された
内容は、図8に示すように、各領域番号に対応付けて前
記ハードディスク19に指定領域データベースとして記
録されている。尚、指定領域データベースの異常出力の
項目は、前記異常検出選択部41にて「実施」とされて
いる場合には「1」が、「非実施」とされている場合に
は「0」が登録されている。
【0044】尚、前記の図6における領域指定の説明に
おいては、幕板の開放を例に説明しているが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、遊技機の扉
(前面枠)の開放や、遊技機のガラス扉の開放、遊技場
内の所定位置に設置された玉計数機への人の近接、景品
カウンタへの人の近接、景品交換所への人の近接、例え
ば一台の遊技機等の所定個所への複数人の近接、或いは
夜間であれば撮影された画像自体(全体)に人影等によ
る変化、の有無を監視するようにしても良く、これら監
視装置が監視する事象としては任意とされる。
【0045】また、前記ビデオカメラ5の設置位置とし
ては、これら監視する各事象に対応して、監視する各事
象に適した適宜位置にビデオカメラ5を設置して、前記
の領域指定を実施することが好ましい。
【0046】以下、本実施例の主装置10における監視
処理の動作を、図9のフロー図に基づき説明する。ま
ず、前記中央演算処理装置(CPU)13は、前記画像
処理基板14の変化判定回路56より出力される変化発
生出力を監視している(S1)。この段階において変化
発生出力がなされた場合には、該変化発生出力を実施し
た変化判定回路56が対応するビデオカメラ5の番号並
びに前記2階調化回路55にて2諧調化された2諧調化
画像の入手を実施する(S2)。
【0047】中央演算処理装置(CPU)13は、入手
した2諧調化画像において画素値が高い変化を生じた位
置が、入手したビデオカメラ5の番号に対応して登録さ
れている各領域内にあるかの判定を実施するステップS
3へ進む。このステップS3において「否」と判断され
た場合には前記変化発生出力の監視状態であるステップ
S1へ戻り、「可」と判断された場合には、タイマカウ
ントを開始するとともに前記画像処理基板14のフレー
ムメモリ52より出力されるフレーム画像データを前記
RAM16に一時記憶する(S4)。
【0048】次いで、この変化発生出力が継続している
か否かの判定であるステップS5並びに前記ステップS
4にて開始されたタイマカウントが、変化を生じた位置
に対応する領域に対応して設定されている前記検出感度
に基づく時間を経過しているかの判断であるステップS
6が実施され、ステップS6にて前記時間経過以前にお
いては前記ステップS5に戻るようになっている。この
ようにすることで、タイマカウントが検出感度に基づく
時間を経過する以前に変化発生出力が消失した場合に
は、前記ステップS5にて「否(No)」が判定されて
前記変化発生出力の監視状態であるステップS1へ戻
る。また、タイマカウントが検出感度に基づく時間を経
過した場合には、ステップS7に進み、その領域に対応
して前記指定領域DBに登録されている登録事象の内容
と台番号、例えばその領域が前述した「C1−01」で
ある場合には、番号「1」のビデオカメラ5の画像が表
示されている分割領域に、台番号である「101.10
2」と登録事象の内容である「幕板開放」の文字が表示
される(S7)。尚、この際において、分割領域に番号
「1」のビデオカメラ5の画像が表示されていない場合
には、前記画像分割表示部29上にビデオカメラ5の番
号である「カメラ番号1」とともに前記台番号である
「101.102」と登録事象の内容である「幕板開
放」の文字が表示される。
【0049】更に、これらの表示出力とともに、前記ス
テップS4にてRAM16に一時記憶されているフレー
ム画像データから、その領域に設定されている録画速度
に基づいて適宜間引きが実施されて前述のように各フレ
ーム画像データがデータ圧縮されてハードディスク19
に記録される。尚、本実施例では、これらデータ圧縮の
方式として画像データの圧縮方式として一般的なJPE
G方式に加えて独自の圧縮方式を実施することで、例え
ば600×400画素の画像データを数キロバイトの容
量まで圧縮して記録している。
【0050】これら画像の記録(録画)の実施に次い
で、前記ステップS4にて開始されたタイマカウント
が、その領域に対応して前記指定領域DBに登録されて
いる判断時間を経過しているか否かの判定を行うステッ
プS9が実施され、その判定結果が「否(No)」であ
る場合には前記ステップS5に戻り、その段階において
も変化発生出力が継続されている場合には、前記ステッ
プS7に基づく表示出力とステップS8に基づく録画処
理が繰り返し継続して実施されるようになり、前記ステ
ップS5に戻った段階において変化発生出力が消失して
いる場合には前記ステップS1の変化発生出力の監視状
態に戻って録画が終了されるようになっている。
【0051】一方、前記ステップS9の判定における判
定結果が「可(Yes)」である場合には、前記指定領
域DBにおいてその領域に対応する異常出力の設定が
「1(有り)」であるかの判定が実施され(S10)、
該判定結果が「可(Yes)」である場合には前記通信
モデム15a並びに通信インターフェイス15bより、
本部に設置されたコンピュータ100並びに前記ホール
コンピュータ20に対して、その領域に対応する事象内
容や台番号に基づく内容、例えば「101.102番
台、幕板開放、異常発生」等の出力を実施し(S1
1)、前記ステップS5に戻る。このステップS11に
て実施された異常発生出力の内容は、コンピュータ10
0並びにホールコンピュータ20のディスプレイに表示
される。また、前記ステップS10の判定結果が「否
(No)」である場合には、図9に示すように前記ステ
ップS5に戻り、前述と同様に変化発生出力が継続され
ているか否かの判定が再度実施され、変化発生出力が消
失している場合には前記ステップS1の変化発生出力の
監視状態に戻るようになっている。
【0052】以上に説明した本実施例に示す主装置10
は、ビデオカメラ5にて撮影された画像における変化を
検出し、その変化の発生時の画像を録画することから、
これら主装置10を監視装置として用いることで、従来
において必要とされていた各パチンコ機の開放や幕板の
開放等の各事象を検出するための多数のセンサ並びにこ
れら多数のセンサとの配線を不要とすることが可能とな
り、監視装置を簡素化かつ低コスト化することができる
ばかりか、これら監視装置の設置における労力を著しく
軽減できるようになる。
【0053】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。本発明の請求項1は、
遊技機(パチンコ機1)が設置された遊技場における監
視装置(主装置10)であって、前記遊技機(パチンコ
機1)を含む遊技場内の所定領域を撮像可能に遊技場内
の所定位置(天井)に設置された撮像手段(ビデオカメ
ラ5)と、前記撮像手段にて撮影された画像中の変化を
検出する変化検出手段(画像処理基板14)と、前記撮
像手段(ビデオカメラ5)にて撮影された画像上におい
て、前記画像変化の検出を実施する画像領域を指定可能
な領域指定手段(領域設定画面34)と、前記領域指定
手段(領域設定画面34)における画像領域の指定を、
前記撮像手段(ビデオカメラ5)にて撮影された画像が
表示される表示装置11の画面上において実施可能なタ
ッチパネル(入力装置12;透明タッチパネル)と、前
記撮像手段(ビデオカメラ5)にて撮影された画像情報
を記録可能な記録手段(ハードディスク19)と、前記
変化検出手段(画像処理基板14)にて画像中の変化が
検出された際に、その時点で前記撮像手段(ビデオカメ
ラ5)にて撮影された画像情報を前記記録手段(ハード
ディスク19)に記憶する制御を行う制御手段(中央演
算処理装置13)と、を具備している。
【0054】本発明の請求項2は、同一の撮影画像上に
おいて前記画像領域を複数指定可能とされている。
【0055】本発明の請求項3は、前記領域指定手段
(領域設定画面34)にて指定された画像領域毎に対応
する事象(「幕板開放」)を登録可能とされ、その指定
された画像領域内において画像の変化が検出された場合
には、前記制御手段は(中央演算処理装置13)その画
像領域に対応して登録されている事象情報(「幕板開
放」)を出力(表示)する。
【0056】本発明の請求項4は、前記領域指定手段
(領域設定画面34)にて指定された画像領域毎に遊技
機(パチンコ機1)の台番号が登録され、その指定され
た画像領域内において前記画像の変化が検出された場合
には、前記制御手段(中央演算処理装置13)はその画
像領域に対応して登録されている台番号を出力(表示)
する。
【0057】本発明の請求項5は、前記制御手段(中央
演算処理装置13)は、前記画像の変化が所定時間(判
断時間)に渡って検出された場合には、異常と判断して
異常信号(異常発生出力)を出力または異常の報知を行
う。
【0058】本発明の請求項6は、前記記録手段(ハー
ドディスク19)が、画像情報(フレーム画像データ)
をデジタルデータとして記録可能であって、各記録デー
タにランダムアクセス可能とされている。
【0059】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0060】例えば、前記実施例においては、遊技機と
してパチンコ機1を例に説明しているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、いかなる遊技機においても
本発明を適用可能なことは言うまでもない。
【0061】更に、前記実施例においてビデオカメラ5
は、撮影画像を高周波信号として主装置10に出力して
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、ビデ
オカメラ5をデジタルカメラとして撮影画像をデジタル
データとして主装置10に出力するようにしても良い。
【0062】また、前記実施例ではビデオカメラ5を固
定式のものとしているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、ビデオカメラを回動式または揺動式とした
りしても良く、これらビデオカメラを回動または揺動さ
せるための駆動装置等を前記主装置が適宜に制御するよ
うにしても良い。
【0063】また、前記実施例では、ビデオキャプチャ
回路やフレームメモリ、差分演算回路や2階調化回路等
から成る画像処理回路を各ビデオカメラ5毎に設けてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
ビデオカメラを切替可能な切替回路等を適宜に用いて複
数のビデオカメラにて1つの画像処理回路を共用するよ
うにしても良い。
【0064】また、前記実施例では、画像の変化に伴う
変化発生出力が所定の時間に渡って継続された際に、登
録されている事象の内容と台番号とを表示装置11に表
示するようにしているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、これらの表示内容を他の装置等に出力する
ようにしても良い。
【0065】また、前記実施例では、画像の変化の発生
を検出する変化検出手段を画像処理基板14にてハード
的に形成しているが本発明はこれに限定されるものでは
なく、画像処理基板は、画像の取り込みのみを実施して
前記中央演算処理装置(CPU)13が画像の変化の発
生を検出する変化検出処理プログラムを実施することに
より変化検出手段を構成するようにしても良く、これら
変化検出手段の形成手法等は任意とされる。
【0066】また、前記実施例では、画像データの記録
を行う記録手段として記録データへのランダムアクセス
が可能なことからハードディスクを使用しているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これらランダム
アクセスが可能な他の記録メディア、例えば光磁気ディ
スクであるDVD等を用いても良いし、更には従来より
使用されているビデオテープを用いて記録するようにし
ても良い。
【0067】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 (a)請求項1の発明によれば、変化を検出したい所望
の被写体、例えば遊技機の画像を前記画像領域として指
定することにより、該画像領域内の画像の変化が前記変
化検出手段により検出され、該変化があった際の画像が
制御手段にて記録手段に記録されるようになることから
不必要な画像の記録を防止できるとともに、従来のよう
に遊技場内に各種事象を検出するための事象検出手段
(センサ)を設置、並びにこれら事象検出手段(セン
サ)との接続を実施することなく、ビデオテープの交換
頻度の低減や記録装置の記憶容量の低減が可能となるば
かりか、監視装置を簡素化でき、且つその設置も容易に
実施できるようになる。更には、前記前記領域指定手段
における画像領域の指定をタッチパネルにて撮影画像上
において実施できるようにすることで、領域指定或いは
変更を簡便に実施できるようになる。
【0068】(b)請求項2の発明によれば、例えば監
視を行いたい複数の遊技機を同一の撮像手段であるビデ
オカメラにより撮影し、個々の遊技機を個別の画像領域
として指定することにより、各遊技機における変化を監
視できるようになるため、撮像手段であるビデオカメラ
の設置台数を適宜に低減することができる。
【0069】(c)請求項3の発明によれば、画像に変
化が生じた画像領域に対応する事象、例えば画像領域を
遊技機の画像範囲とし、その画像領域に「遊技機の開
放」の事象を登録しておくことで、その画像領域に変化
が生じた際に「遊技機の開放」の旨の情報が出力される
ようになるため、これら出力を発生した事象の把握に用
いることが可能となる。
【0070】(d)請求項4の発明によれば、画像に変
化が生じた遊技機を台番号にて把握することが可能とな
る。
【0071】(e)請求項5の発明によれば、例えば遊
技機を開放して不正なロム等を装着する場合等では、こ
れらの不正が発見されないようにある程度の時間に渡っ
て複数の人間が遊技機の周囲を囲んで遊技機を隠すよう
にすることから、これらの不正やその他の異常等の見落
としを著しく低減できる。
【0072】(f)請求項6の発明によれば、画像情報
がデジタルにて記録されることで、記録・消去を繰り返
し実施しても記録画像の品位が低下することがないなか
りか、所望の記録画像を迅速に再生することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の遊技場における監視装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に用いた主装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の実施例に用いた画像処理基板の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例に用いた主装置に接続された表
示装置における通常監視画面を示す図である。
【図5】本発明の実施例に用いた主装置に接続された表
示装置における再生画面を示す図である。
【図6】本発明の実施例に用いた主装置に接続された表
示装置における領域設定画面を示す図である。
【図7】本発明の実施例に用いた画像処理基板における
画像変化の検出手法を説明する図である。
【図8】本発明の実施例に用いた指定領域データベース
の構成を示す図である。
【図9】本発明の実施例に用いた主装置における監視処
理動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 椅子 3 出入り口 5 ビデオカメラ 8 データバス 9 接続ケーブル 10 主装置 11 ディスプレイ(表示装置) 12 入力装置 12’ 入力ペン 13 中央演算処理装置 14 画像処理基板 15a 通信モデム 15b 通信インターフェイス 16 RAM 17 プリンタ 18 時計装置 19 ハードディスク 20 ホールコンピュータ 21 通信ケーブル 22 カメラ選択部 23 表示形態選択部 24 時刻表示部 25 再生選択部 26 領域指定選択部 27 監視実行選択部 28 インジケータ部 29 画像分割表示部 30 検索選択部 31 時間情報入力部 32 再生操作部 34 操作バー部 33 プリント選択部 34 領域指定画面 35 画像表示部 36 領域番号表示部 37 台番号入力部 38 登録事象入力部 39 検出感度設定部 40 録画速度設定部 41 異常検出選択部 42 異常判断時間入力部 43 決定入力部 51 ビデオキャプチャ回路 52 フレームメモリ 53 登録画像メモリ 54 差分演算回路 55 2階調化回路 56 変化判定回路 100 コンピュータ 101 公衆回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BC45 CA09 CA21 CA28 CA31 5C054 AA01 CA04 CC02 CD03 CE02 CE16 CG02 CG08 CH01 DA08 EA01 EA05 EA07 FA09 FC13 FE02 FE12 FE23 FE26 FF02 FF03 GA01 GB02 GB15 GD04 GD07 GD09 HA15 HA18 HA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機が設置された遊技場における監視
    装置であって、前記遊技機を含む遊技場内の所定領域を
    撮像可能に遊技場内の所定位置に設置された撮像手段
    と、前記撮像手段にて撮影された画像中の変化を検出す
    る変化検出手段と、前記撮像手段にて撮影された画像上
    において、前記画像変化の検出を実施する画像領域を指
    定可能な領域指定手段と、前記領域指定手段における画
    像領域の指定を、前記撮像手段にて撮影された画像が表
    示される表示装置の画面上において実施可能なタッチパ
    ネルと、前記撮像手段にて撮影された画像情報を記録可
    能な記録手段と、前記変化検出手段にて画像中の変化が
    検出された際に、その時点で前記撮像手段にて撮影され
    た画像情報を前記記録手段に記憶する制御を行う制御手
    段と、を具備することを特徴とする遊技場における監視
    装置。
  2. 【請求項2】 同一の撮影画像上において前記画像領域
    を複数指定可能とされている請求項1に記載の遊技場に
    おける監視装置。
  3. 【請求項3】 前記領域指定手段にて指定された画像領
    域毎に対応する事象を登録可能とされ、その指定された
    画像領域内において前記画像の変化が検出された場合に
    は、前記制御手段はその画像領域に対応して登録されて
    いる事象情報を出力する請求項1または2に記載の遊技
    場における監視装置。
  4. 【請求項4】 前記領域指定手段にて指定された画像領
    域毎に遊技機の台番号が登録され、その指定された画像
    領域内において前記画像の変化が検出された場合には、
    前記制御手段はその画像領域に対応して登録されている
    台番号を出力する請求項1〜3のいずれかに記載の遊技
    場における監視装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記画像の変化が所定
    時間に渡って検出された場合には、異常と判断して異常
    信号を出力または異常の報知を行う請求項1〜4のいず
    れかに記載の遊技場における監視装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段が、画像情報をデジタルデ
    ータとして記録可能であって、各記録データにランダム
    アクセス可能とされている請求項1〜5のいずれかに記
    載の遊技場における監視装置。
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