JPH08123946A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JPH08123946A
JPH08123946A JP26394194A JP26394194A JPH08123946A JP H08123946 A JPH08123946 A JP H08123946A JP 26394194 A JP26394194 A JP 26394194A JP 26394194 A JP26394194 A JP 26394194A JP H08123946 A JPH08123946 A JP H08123946A
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drive
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JP26394194A
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Inventor
Tanemasa Chiba
葉 胤 正 千
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常発生箇所の特定を可及的に早く行うこと
を可能にする。 【構成】 本発明のプラント監視装置によれば、差分検
出手段によって一定程度の差分総和量が検出された場
合、異常判定結果を待たず、異常発生位置特定手段が起
動され、複数台(好ましくは3台以上)の撮影装置また
は1台の撮影装置にて複数回にわたり異常発生位置の近
辺を測定する。このとき撮影装置は特定の軌道上にあ
り、すべて異常の発生方向を向き、直線の軌道に対し直
角の方向に向けて、プラントの床面方向を監視している
ため、撮影装置視野の方向及びそれぞれの撮影装置から
見た異常の発生方向を直線としてそれぞれ定義できる。
これらの直線の通るプラント3次元モデル内の単位ブロ
ックを探し、このブロックを異常が発生した領域として
定義し、この定義された領域を異常発生位置と特定し、
これを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラントの監視・操作に
用い、プラントの現場において発生した異常を画像処理
技術を用いて検出し、プラント監視及び運転制御の省力
化に貢献するプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラント監視装置を図20を参照
して説明する。
【0003】プラント現場に設置されプラント現場の画
像情報を得るITVカメラ2はITVカメラ駆動部4に
据え付けられており、このITVカメラ駆動部4はIT
Vカメラ200aの視野や位置を手動変更し、監視対象
となるプラント現場に設置されているプラント機器に向
ける駆動部を持ち、またカメラレンズの視野角を調節す
る機能を有する。
【0004】このITVカメラ駆動部4を制御するカメ
ラ駆動制御装置6は、監視場所に応じて移動体に組み込
まれている。プラント監視装置側でカメラ位置検出手段
8においてカメラ駆動制御装置6から、通信によりIT
Vカメラ2の視野方向並びに位置及びカメラレンズの視
野角を検出する。
【0005】また、プラント監視装置から伝達されるカ
メラ駆動指令情報については、カメラ駆動指令通知手段
10により、あらかじめ設定されたスケジュールにした
がって、監視対象毎にこれもあらかじめ設定されている
ITVカメラ位置などのカメラ駆動指令情報を得て、通
信によりカメラ駆動制御装置6に送る。
【0006】一方、差分検出手段12においてITVカ
メラ2からの画像情報を一定時間間隔で取得した画像デ
ータを画像処理により、特定時間内での画像の変化を検
出する。
【0007】異常判定手段18ではこの変化量を総和
し、統計的処理により異常と見られる確率を計算し、こ
れが規定値以上であることをもって異常と判定する。異
常判定通知手段20は、異常判定処理手段18による判
定結果とともに監視箇所を明示するためカメラ位置格納
手段16から監視箇所を示すキャラクタ情報を取得し、
これらを融合して、CRT表示制御手段40に通知す
る。CRT表示制御手段40では、異常判定通知手段2
0において融合された情報をCRT表示信号に変換し、
中央操作室内の監視用CRT装置42に表示出力を行
う。
【0008】また、差分発生中心位置計算手段14で
は、差分検出手段12により得た画像中の差分発生領域
の中心点を測定し、これと画像中心の位置との差をグラ
フィック上のビット位置の差で測定し、カメラ駆動情報
としてカメラ駆動指令通知処理手段10に通知する。カ
メラ駆動指令通知手段10では、カメラ位置格納手段1
6内のカメラの位置情報と、差分発生中心位置計算手段
14において算出されたデータをもとにカメラ駆動制御
装置6にカメラ駆動情報を通知する。カメラ駆動制御装
置6では、受信したデータによりカメラ位置の制御を行
い、目的とする視野を得るためにカメラ位置を首振り動
作などによって変更する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラントで用い
られていたプラント監視装置では、プラント現場の異常
をITVカメラ2の画像情報により検出しようとすると
きには、プラント監視対象があらかじめ設定されてお
り、監視する視野は限定されたものになっていた。この
ため、ITVカメラ2を移動体上に据え付けていても異
常の発生に応じて監視用のITVカメラ2の位置を変え
るなどの操作は主に運転員の手動操作に依存しており、
また異常発生後に検知箇所の詳細な情報を得るためには
他の資料を検索するなどの時間がかかり、その利点を十
分には発揮できなかった。
【0010】また、従来のプラント現場で発生する異常
の監視において、画像処理技術を用いている装置では、
あらかじめ異常の発生を監視する対象をプラント機器に
より決定しておく必要があり、また各監視対象での監視
において異常発生の場所を特定して、運転員に通知する
ことができなかったため現象の把握に時間がかかるなど
のわずらわしさがあった。
【0011】また、従来のプラント現場で発生する異常
の監視を行うプラント監視装置では、異常の発生位置を
特定することができても、この異常を検出したITVカ
メラのほかに、その異常を検出し、監視するのに適当な
ITVカメラがあっても運転員などの手動操作によりI
TVカメラを切り換えることによるほかなく、わずらわ
しさがあった。
【0012】また、従来のプラント現場で発生する異常
の監視においては異常発生時において異常の状態に応じ
た視野を得るためには、あらかじめ監視視野が決まって
いるため運転員の知識により異常発生時の画像から判断
し、運転員が手動で操作することによっており、最適な
画像を運転員に提供することができなかった。
【0013】また、従来のプラント現場で発生する異常
の監視においては異常発生時の通知方法として、現場画
像と文字情報との組み合わせや処理後の画像と文字情報
の組み合わせのみによっており、限定された視野の情報
のみを提供するにとどまっていた。このため、異常の発
生箇所を検出しても、プラントの機器配置などを勘案し
て対策、処置を講ずる際には運転員にプラント配置に関
する知識が必要であるが、これに役立つプラントの機器
配置情報は、別の図面などの書類によっており、プラン
トの機器配置情報を同一の画像から提供することができ
なかったため運転員の迅速な判断が難しかった。
【0014】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであって、第1の発明は、プラント現場で発生する異
常を早く検出するとともに、異常発生箇所の特定を可及
的に早く行うことのできるプラント監視装置を提供する
ことを目的とし、第2の発明は、異常発生時、監視に最
適なカメラの選択を自動的に行うことのできるプラント
監視装置を提供することを目的とし、第3の発明は、プ
ラント現場で発生する異常を早く検出し、異常発生状況
の監視を容易にし、異常発生の検出精度を向上させるこ
とのできるプラント監視装置を提供することを目的と
し、第4の発明は、プラント現場で発生する異常を早く
検出し、異常発生状況への運転員の対処を迅速に行うこ
とのできるプラント監視装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるプラン
ト監視装置は、プラント現場に設置されプラント現場の
画像情報を得る撮影装置と、この撮影装置の視野方向並
びに位置及び視野角を調節する機能を有する駆動部と、
この駆動部を制御する駆動制御装置と、この駆動制御装
置との通信により前記撮影装置の視野方向並びに位置及
び視野角を検出する位置検出処理手段と、通信により前
記駆動制御装置に駆動指令情報を伝達する駆動指令通知
手段と、前記撮影装置からの画像情報を画像処理するこ
とにより、特定時間内での画像の変化を検出する差分検
出手段と、この差分検出手段により得た画像中の差分発
生領域の中心点を計算し、これを駆動情報として、前記
駆動指令通知手段に通知する差分発生中心位置計算手段
と、前記撮影装置の位置情報を格納する位置データ格納
手段と、前記差分検出手段により得られた差分発生量デ
ータをもとに異常発生か否かを判定する異常判定手段
と、この異常判定手段により判定された結果を表示する
ための表示装置と、前記異常判定手段による判定内容を
表示情報に変換し前記表示装置の表示制御を行う表示制
御手段と、プラントの機器配置情報や配管情報を3次元
の情報で有し、プラントの3次元グラフィック画像を表
示する情報を有するプラント3次元モデル格納手段と、
前記位置検出手段からの情報に基づいて異常が発生した
と考えられる位置を特定する異常発生位置特定手段と、
この異常発生位置特定手段により得た異常発生位置情報
を表示情報に変換し、前記表示制御手段に伝達する異常
発生位置通知手段と、前記異常発生位置特定手段によっ
て得られたプラント現場の異常発生中心位置の情報及び
前記プラント3次元モデルの情報に基づいて、前記撮影
装置を移動すべき移動先の情報を設定する駆動情報設定
手段と、この駆動情報設定手段により設定された移動先
情報を駆動情報として変換し前記駆動指令通知手段に伝
達する駆動情報変換手段と、を備えていることを特徴と
する。
【0016】第2の発明によるプラント監視装置は、プ
ラント現場に設置されプラント現場の画像情報を得る撮
影装置と、この撮影装置の視野方向並びに位置及び視野
角を調節する機能を有する駆動部と、この駆動部を制御
する駆動制御装置と、この駆動制御装置との通信により
前記撮影装置の視野方向並びに位置及び視野角を検出す
る位置検出手段と、通信により前記駆動制御装置に駆動
指令情報を伝達する駆動指令通知手段と、前記撮影装置
からの画像情報を画像処理することにより、特定時間内
での画像の変化を検出する差分検出手段と、この差分検
出手段により得た画像中の差分発生領域の中心点を計算
し、これを駆動情報として、前記駆動指令通知手段に通
知する差分発生中心位置計算手段と、前記撮影装置の位
置情報を格納する位置データ格納手段と、前記差分検出
処理手段により得られた差分発生量データをもとに異常
発生か否かを判定する異常判定手段と、前記異常判定手
段により判定された結果を表示するための表示装置と、
前記異常判定手段による判定内容を表示情報に変換し前
記表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、プラント
の機器配置情報や配管情報を3次元の情報で有し、プラ
ントの3次元グラフィック画像を表示する情報を有する
プラント3次元モデル格納手段と、このプラント3次元
モデル格納手段から、撮影装置の移動を行う軌道データ
を抽出し、監視に好適な撮影装置位置を算出するために
データ形式を変換する軌道データ抽出手段と、前記位置
検出手段から情報を得て異常が発生したと考えられる位
置を特定する異常発生位置特定手段と、この異常発生位
置特定手段によって得られたプラント現場の異常発生中
心位置の情報及び前記プラント3次元モデルの情報及び
前記カメラ軌道データに基づいて、前記撮影装置を移動
すべき移動先として好適な軌道上の位置を計算する位置
算出手段と、この位置算出手段により算出された移動先
データをもとに複数台にわたる撮影装置の相互の位置関
係の中から異常発生中心位置の監視に好適なものを選択
し、この選択された撮影装置を優先して移動させるため
の優先選択処理を行う位置選択手段と、前記異常発生位
置特定手段によって得られたプラント現場の異常発生中
心位置の情報及び前記プラント3次元モデルの情報によ
り、前記撮影装置を移動すべき移動先の情報を設定する
駆動情報設定手段と、この駆動情報処理手段により設定
された移動先情報を駆動情報に変換し前記駆動指令通知
手段に伝達する駆動情報変換手段と、を備えていること
を特徴とする。
【0017】第3の発明によるプラント監視装置は、プ
ラント現場に設置されプラント現場の画像情報を得る撮
影装置と、この撮影装置の視野方向並びに位置及び視野
角を調節する機能を有する駆動部と、この駆動部を制御
する駆動制御装置と、この駆動制御装置との通信により
前記撮影装置の視野方向並びに位置及び視野角を検出す
る位置検出手段と、通信により前記駆動制御装置に駆動
指令情報を伝達する駆動指令通知手段と、前記撮影装置
からの画像情報を画像処理することにより、特定時間内
での画像の変化を検出する差分検出手段と、この差分検
出手段により得た画像中の差分発生領域の中心点を計算
し、これを駆動情報として、前記駆動指令通知手段に通
知する差分発生中心位置計算手段と、前記撮影装置の位
置情報を格納する位置データ格納手段と、前記差分検出
手段により得られた差分発生量データをもとに異常発生
か否かを判定する異常判定手段と、前記異常判定手段に
より判定された結果を表示するための表示装置と、前記
異常判定手段による判定内容を表示情報に変換し前記表
示装置の表示制御を行う表示制御手段と、前記位置検出
手段により得た前記撮影装置のズーム量の現在値と差分
検出手段により差分検出処理を行った画像情報に基づい
て、この画像情報をゾーンに分割し、それぞれのゾーン
での明度平均値を取り出すゾーン明度算出手段と、ズー
ミング処理を行うための判定データや、ズーミング量を
計算するためのデータを格納しているズーミング判定デ
ータ格納手段と、前記ゾーン明度値算出手段により得ら
れた画像情報のゾーン毎の明度平均値を用いて前記ズー
ミング判定データ格納手段に格納されているズーミング
判定データをもとにズーミング処理を行うかどうかを判
定するズーミング判定手段と、前記ズーミング判定手段
の判定結果及びこれから伝達された撮影装置のズーム量
の現在値とからプラント現場の異常監視に適した画像情
報を得るために設定すべき視野角を計算するズーム量設
定手段と、このズーム量設定手段から伝達されたズーム
変更量を駆動情報として設定する駆動情報設定手段と、
前記駆動情報設定手段により設定された駆動情報を撮影
装置のズーム駆動量情報に変換し前記駆動指令通知手段
に伝達する駆動情報変換手段と、を備えていることを特
徴とする。
【0018】第4の発明によるプラント監視装置は、プ
ラント現場に設置されプラント現場の画像情報を得る撮
影装置と、この撮影装置の視野方向並びに位置及び視野
角を調節する機能を有する駆動部と、この駆動部を制御
する駆動制御装置と、この駆動制御装置との通信により
前記撮影装置の視野方向並びに位置及び視野角を検出す
る位置検出手段と、通信により前記駆動制御装置に駆動
指令情報を伝達する駆動指令通知手段と、前記撮影装置
からの画像情報を画像処理することにより、特定時間内
での画像の変化を検出する差分検出手段と、前記差分検
出手段により得た画像中の差分発生領域の中心点を計算
し、これを駆動情報として、前記駆動指令通知手段に通
知する差分発生中心位置計算手段と、前記撮影装置の位
置情報を格納する位置データ格納手段と、前記差分検出
手段により得られた差分発生量データをもとに異常発生
か否かを判定する異常判定手段と、この異常判定手段に
より判定された結果を表示するための表示装置と、前記
異常判定手段による判定内容を表示情報に変換し前記表
示装置の表示制御を行う表示制御手段と、プラントの機
器配置情報や配管情報を3次元の情報で有し、プラント
の3次元グラフィック画像を表示する情報を有するプラ
ント3次元モデル格納手段と、前記位置検出手段から情
報を得て異常が発生したと考えられる位置を特定する異
常発生位置特定手段と、この異常発生位置特定手段によ
り得た異常発生位置情報を表示情報に変換し、前記表示
制御手段に伝達する異常発生位置通知手段と、この異常
発生位置特定手段によって得られたプラント現場の異常
発生中心位置の情報及び前記プラント3次元モデルの情
報に基づいて、前記撮影装置を移動すべき移動先の情報
を設定する駆動情報設定手段と、前記駆動情報設定手段
により設定された移動先情報を駆動情報として変換し前
記駆動指令通知手段に伝達する駆動情報変換手段と、前
記異常発生位置特定手段により得られた異常発生位置デ
ータを用いて、中央操作室などの集中監視所に設置され
ている表示装置に表示する画像を提供する撮影装置の選
択を行う選択手段と、この選択手段により撮影装置の位
置情報によりプラント3次元モデルの該当する視野を計
算しそのグラフィック画像を生成するプラント3次元グ
ラフィック生成手段と、前記選択手段により選択された
撮影装置の現場の画像と前記プラント3次元グラフィッ
ク生成手段により生成されたグラフィック画像とを組み
合わせるスーパーインポーズ処理手段と、前記3次元グ
ラフィック画像の視点を操作するための操作手段と、を
備えていることを特徴とする。
【0019】
【作用】上述のように構成された第1の発明のプラント
監視装置によれば、差分検出手段によって一定程度の差
分総和量が検出された場合、異常判定結果を待たず、異
常発生位置特定手段が起動され、複数台(好ましくは3
台以上)の撮影装置または1台の撮影装置にて複数回に
わたり異常発生位置の近辺を測定する。
【0020】このとき撮影装置は特定の軌道上にあり、
すべて異常の発生方向を向き、直線の軌道に対し直角の
方向に向けて、プラントの床面方向を監視しているた
め、撮影装置視野の方向及びそれぞれの撮影装置から見
た異常の発生方向を直線としてそれぞれ定義できる。こ
れらの直線の通るプラント3次元モデル内の単位ブロッ
クを探し、このブロックを異常が発生した領域として定
義し、この定義された領域を異常発生位置と特定し、こ
れを表示する。
【0021】これにより異常状態を早く検出するととも
に、異常発生箇所の特定を可及的に早く行うことができ
る。
【0022】また上述のように構成された第2の発明の
プラント監視装置によれば、軌道データ抽出手段にて、
異常判定手段での異常判定の結果をうけて、プラント3
次元モデル格納手段から、撮影装置の移動を行う軌道デ
ータを抽出し、また撮影装置位置を算出するためにデー
タ形式を変換する。そして位置算出手段において、この
軌道データと異常発生位置特定手段によって得られたプ
ラント現場の異常発生中心位置の情報を得て撮影装置を
移動すべき移動先として最適な軌道上の位置を計算す
る。続いて位置算出手段により算出された撮影装置移動
先データをもとに複数台にわたる撮影装置の相互の位置
関係をもとに異常発生中心位置の監視に好適なものを選
択し、撮影装置を移動させるための優先選択処理を位置
選択手段で行い、これをもとに撮影装置の位置を軌道上
で変更する。
【0023】これにより、異常発生時、監視に最適な撮
影装置の選択を自動的に行うことができる。
【0024】また第3の発明のプラント監視装置によれ
ば、差分発生中心位置計算手段により算出された異常発
生領域の中心に撮影装置を向けておき画面の中心に異常
発生位置をとらえているとき、異常発生範囲を中心に画
像内をゾーンに分割し、ゾーン毎の平均明度値が規定の
範囲に収まるようにズーム量を調整し、画像全体として
異常発生検出に適当な質を持った画像となるようズーム
量を制御する。
【0025】これにより、異常発生状況の監視を容易に
できるとともに異常発生の検出精度を向上させることが
できる。
【0026】また第4の発明のプラント監視装置によれ
ば、撮影装置の選択、ズーム量、視野角を、3次元モデ
ルに基づいて算出し、監視画面を調整するとともに、プ
ラント3次元グラフィック像を現場の画像と組合せ、表
示する。
【0027】これにより異常発生状況への運転員の対処
を迅速に行わせることができる。
【0028】
【実施例】本発明によるプラント監視装置の実施例を図
面を参照して説明する。図1に第1の発明によるプラン
ト監視装置の一実施例の構成を示す。この実施例のプラ
ント監視装置は図20に示すプラント監視装置におい
て、プラント3次元モデル格納手段21と、異常発生位
置特定手段22と、カメラ駆動情報設定手段34と、カ
メラ駆動情報変換手段36と、異常発生位置通知手段3
8とを新たに設けたものである。
【0029】撮影装置であるITVカメラ2はプラント
現場に設置されてプラント現場の画像情報を得るのに用
いられる。ITVカメラ駆動部4はITVカメラ2の視
野方向並びに位置及びカメラレンズの視野角を調節す
る。カメラ駆動制御装置6はITVカメラ駆動部4を制
御する。カメラ位置検出手段8はカメラ駆動装置6との
通信によりITVカメラ2の視野方向並びに位置及びカ
メラレンズの視野角を検出する。カメラ駆動指令通知手
段10は通信によりカメラ駆動制御装置6にカメラ2の
駆動指令情報を伝達する。差分検出手段12はITVカ
メラ2からの画像情報を画像処理することにより特定時
間内での画像の変化を求め差分発生領域を検出する。差
分発生中心位置計算手段14は差分検出手段12によっ
て得られた画像中の差分発生領域の中心点を測定し、こ
れをカメラ駆動情報としてカメラ駆動指令通知手段10
に通知する。カメラ位置データ格納手段16はカメラ2
の位置情報を格納する。異常判定手段18は差分検出手
段12により得られた差分発生量データに基づいて異常
発生か否かを判定する。異常判定通知手段20は異常判
定手段18による判定結果およびカメラ位置格納手段1
6からのカメラ2の位置情報をCRT表示制御手段40
に送出する。プラント3次元モデル格納手段21はプラ
ントの機器配置情報や配管情報を3次元の情報で有し、
かつプラントの3次元グラフィック画像を表示するのに
充分なその他の情報をも有する。異常発生位置特定手段
22はカメラ位置検出手段8からの情報およびプラント
3次元モデル格納手段21からの情報に基づいて異常が
発生したと考えられる位置を特定する。カメラ駆動情報
設定手段34は異常発生位置特定手段22によって得ら
れたプラント現場の異常発生中心位置の情報およびプラ
ント3次元モデル格納手段21並びにカメラ位置データ
格納手段16からの情報に基づいてITVカメラ2を移
動すべき移動先の情報を設定する。カメラ駆動情報変換
手段36はカメラ駆動情報設定手段34により算出され
たITVカメラ2の移動先情報をカメラ駆動情報として
変換しカメラ駆動指令通知手段10に送出する。異常発
生位置通知手段38は異常発生位置特定手段22により
得られた異常発生位置情報を表示情報に変換し、CRT
表示制御手段40に送出する。CRT表示制御手段40
は異常判定通知手段20および異常発生位置通知手段3
8からの情報を表示装置であるCRT装置42に表示す
る。
【0030】次に上記実施例の動作を説明する。
【0031】ITVカメラ2は、プラント現場に設置さ
れプラント現場の画像情報を得るために用いられる。差
分検出手段12では、ITVカメラ2からの画像情報を
受け取りながら、一定の時間間隔をおいて2枚の静止画
像をビットマップに取り込む。これを重ね合わせる処理
を行って、その画像情報の間でビット毎の明度の差をと
り、この差と面積値を掛け合わせて差分発生量とする。
ここでは異常判定を待たずに2枚の画像間の差を取った
情報を差分発生中心位置計算手段14に引き渡す。差分
発生中心位置計算手段14では差分総和量が規定の値よ
り大きいと判断される場合、異常判定手段18による異
常判定をまたずにその画像情報内52(図2(a)参
照)で差分発生量の最大値をもつ連続領域54を対象と
してその連続領域に接する矩形55の重心位置を算出す
る(図2(b)参照)。この重心のビット位置と、画像
の中心のビット位置とのx−y座標の差をとり、これを
カメラの移動量に変換して変換後の値を保存し(図2
(c)参照)、またカメラ駆動指令通知手段10に引き
渡す。また、差分検出手段12において算出された差分
量のデータは、異常判定処理手段18に引き渡され、統
計的手法により、正常時の差分総和量の分布からどれだ
けはずれたのかを示す指標である異常確信度が計算さ
れ、これが規定値を越えた場合には異常と判定される。
異常判定の結果は異常判定通知手段18に引き渡され、
ここでその結果に従ったキャラクタ情報に変換され、C
RT表示用データとしてCRT表示制御手段20に渡さ
れ、CRT装置42に表示される。
【0032】一方、差分検出手段12によって一定程度
の差分総和量が検出された場合、異常判定結果を待た
ず、異常発生位置特定手段22が起動され、図3に示す
ように少なくとも3台のカメラまたは1台のカメラにて
3回にわたり異常発生位置の近辺を測定する。このとき
カメラは特定の直線の軌道59上にあってすべて異常の
発生方向を向き、直線の軌道59に対し直角の方向に向
いて、プラントの床面58方向を監視しているとする
と、カメラ位置を通りそれぞれのカメラ位置から見た異
常の発生方向を向く直線としてそれぞれ定義できる、こ
れらの直線上の点のうち少なくとも2つ以上の直線を含
むプラント3次元モデル内の単位ブロックを探し、この
ブロックを異常が発生した領域として定義できる。これ
を図4に示す異常発生位置特定手段22の処理手順にし
たがって説明する。
【0033】まず、カメラAで測定を行い(ステップF
1参照)、次にカメラ中心位置データ作成処理サブルー
チンによりカメラの画像の中心位置のデータを作成する
(ステップF2参照)。次にカメラ位置/直線定義処理
サブルーチンによりカメラAの位置から見た直線を定義
する(ステップF3参照)。続いてカメラBに切替えて
(ステップF4参照)、カメラBについてもカメラAと
同様の処理を行う(ステップF5,F6,F7参照)。
その後カメラCに切替えて(ステップF8参照)、カメ
ラCについても同様の処理を行い(ステップF9,F1
0,F11参照)、最後に異常発生領域限定処理を行う
(ステップF12参照)。
【0034】上述のカメラ中心位置作成処理サブルーチ
ンの処理手順を図5に示す。まず、差分の発生領域をラ
ベリング処理し(ステップF21参照)、連続領域毎に
面積を比較し(ステップF22参照)、最大の面積を持
つ連続領域を矩形で囲む(ステップF23参照)。矩形
の領域の重心点を求め(ステップF24参照)、画像の
中心点の座標との差を算出し(ステップF25参照)、
これと現在のカメラ位置からの床面の距離から、直線を
定義することができるので、画像中心点との平面座標で
の差を共有のメモリ領域にセットする。
【0035】上述のカメラ位置/直線定義処理サブルー
チンの処理手順を図6に示す。まずカメラの位置、視野
角、ズーム量等のデータを取得し(ステップF31参
照)、次に当該カメラの画像の中心位置からの平面座標
形での距離を前記共有メモリ領域から取得する(ステッ
プF32参照)。続いて、プラント3次元モデルからプ
ラントの機器の配置及び、カメラの軌道データを取得し
(ステップF33参照)、これから異常発生したとみら
れる位置すなわち想定位置の計算を行う(ステップF3
4参照)。これにより直線を定義し(ステップF35参
照)、この直線を定義するパラメータを共有のメモリ領
域にセットする(ステップF36参照)。これらを3台
のカメラのすべてについて繰り返し行うが、2台目以降
のカメラについては、高速化のため1台目での検出結果
をもとに行う。
【0036】3台のカメラの全てについて直線を定義し
終わると、前述の異常発生領域限定処理(ステップF1
2参照)を行う。この異常発生領域限定処理の処理手順
を図7に示す。まず、3台のカメラでそれぞれ求めた直
線のデータを取得する(ステップF41参照)。これら
の直線データをもとに、図8に示すように3次元プラン
トモデル内をブロック状に分割した領域ごとにこれらの
直線上の点を少なくとも2つの直線について含む領域6
0を選択し(ステップF42,F43参照)、領域60
を一つに絞れたらこの領域の重心位置のデータを発生位
置として共有メモリにセットする。絞りきれない場合は
複数の領域の重心を含む領域を選択し(ステップF4
4,F45参照)、この重心位置を異常発生位置として
データをセットする(ステップF46参照)。
【0037】再び図1に戻って異常発生位置通知手段2
0では、ここでセットされたデータをもとにデータベー
スを検索し、異常発生位置名称を取得し、CRT表示情
報に変換してCRT表示制御処理手段40に通知する。
CRT表示制御手段40においてはCRT出力信号にこ
れらを、変換しCRT装置42に出力する。
【0038】また、カメラ駆動情報設定手段34では異
常発生位置特定処理手段22からデータを取得した後、
カメラ駆動情報としてこのデータを共有のメモリ領域に
設定する。カメラ駆動情報変換手段36では、カメラ駆
動情報設定処理手段34からのデータをもとに、カメラ
の駆動量情報に変換したカメラ駆動データをカメラ駆動
指令通知手段10に通知する。カメラ駆動指令通知手段
10では、これを伝送データに変換し、カメラ駆動制御
装置6に通信する。
【0039】カメラ駆動制御装置6ではITVカメラ駆
動部4をカメラ駆動指令に基づきITVカメラ2の駆動
部を制御し、異常発生位置にカメラを向ける。
【0040】以上説明したように、中央操作室などの集
中監視所において、プラント現場で発生する異常をいち
早く検出し、異常の発生箇所を算出し、それをプラント
3次元モデルに位置づけることにより、異常発生箇所の
特定が可能となる。
【0041】なお、本実施例においては、異常発生の判
定を一定時間内の画像の変化を差分として捕らえること
により行っているが、正常時の画像データをもとに、経
時的な変化を差分の発生量として捕らえることによって
も異常発生位置を特定しても良い。
【0042】また、本実施例においては、異常発生位置
の特定方法を3台のカメラによる視差によりもとめてい
るが、2台以上のカメラであれば、例えば1台のカメラ
の位置を変えて2回以上の測定を行うことにより、異常
発生位置を特定しても良い。
【0043】次に第2の発明によるプラント監視装置の
一実施例の構成を図9に示す。この実施例のプラント監
視装置は図20に示す従来のプラント監視装置におい
て、プラント3次元モデル格納手段21と、異常発生位
置特定手段22と、カメラ位置算出手段23と、軌道デ
ータ抽出手段24と、カメラ位置選択手段25と、カメ
ラ駆動情報設定手段34と、カメラ駆動情報変換手段3
6とを新たに設けたものである。
【0044】カメラ位置算出手段23、軌道データ抽出
手段24、およびカメラ位置選択手段25以外は第1の
発明の実施例において説明済のため説明を省略する。
【0045】軌道データ抽出手段24は、プラント3次
元モデル格納手段21からITVカメラ2の移動を行う
カメラ軌道データを抽出し、監視に最適なカメラ位置を
算出するためにデータ形式を変換する。カメラ位置算出
手段23は上記カメラ軌道データと、異常発生位置特定
手段22によって得られたプラント現場の異常発生中心
位置の情報とに基づいて、ITVカメラ2の移動すべき
移動先として最適な軌道上の位置を計算する。
【0046】次に本実施例の動作を説明する。なお異常
検出及び異常判定は第1の発明の実施例と同様であるの
で説明を省略する。
【0047】カメラ位置算出手段23の処理手順を図1
0を参照して説明する。まず、異常発生位置データと共
をメモリ領域から取得する(ステップF51参照)。つ
ぎに、全台のカメラの現在の位置とカメラ位置検出手段
8の設定した情報を取得する(ステップF52参照)。
続いて図11に示すように異常発生点62からカメラ軌
道への垂線をひき、長さの短い順に3種類を選択する
(ステップF53参照)。これらの軌道上の点をカメラ
移動先データとして異常発生点からの距離の近い順に共
有メモリ領域に設定する(ステップF54参照)。
【0048】このカメラ位置算出手段23により算出さ
れたカメラ移動先データをもとに複数台にわたるカメラ
の相互の位置関係の中から異常発生中心位置の監視に好
適なものを選択し、このカメラを優先して移動させるた
めの優先選択処理を行うのがカメラ位置選択判断手段2
5である。
【0049】このカメラ位置選択手段25の処理手順を
図12に示す。図12において、まずカメラ移動先デー
タを共有メモリから取得する(ステップF61参照)。
次にこのデータは軌道上の位置データではないので、軌
道上の位置を示すデータに変換する(ステップF62参
照)。この変換されたデータをもとに、カメラ位置検出
手段8の設定情報と比較する。この処理は、それぞれの
カメラごとに行い、現在のカメラ位置とカメラ移動先デ
ータのなかからもっとも近いものを選択し、他のカメラ
の位置と重ならないことを確認し(ステップF63,F
64参照)、軌道上のデータの変更を行うためにそれぞ
れのカメラ毎に軌道上のカメラ位置データに変換してデ
ータをセットする(ステップF65,F66参照)。
【0050】カメラ駆動情報設定手段34ではカメラ位
置選択判断処理手段25のデータを取得した後、カメラ
駆動情報としてこのデータを共有のメモリ領域に設定す
る。
【0051】カメラ駆動情報変換手段36では、カメラ
の駆動量情報に変換したカメラ駆動データをカメラ駆動
指令通知手段10に通知する。カメラ駆動指令通知手段
10では、これを伝送データに変換し、カメラ駆動制御
装置6に通信する。カメラ駆動制御装置6ではITVカ
メラ駆動部4をカメラ駆動指令に基づきITVカメラ2
の駆動部を制御し、異常発生位置にカメラを向ける。
【0052】以上説明したように本実施例によれば、中
央操作室などの集中監視所において、プラント現場で発
生する異常の監視を現場に設置されたITVカメラ2か
らの画像情報によって行う際に、異常発生時、自動的に
監視に最適なカメラの選択を行うことができる。
【0053】なお、本実施例においては、異常発生の判
定を一定時間内の画像の変化を差分として捕らえること
により行っているが、正常時の画像データをもとに、経
時的な変化を差分の発生量として捕らえることによって
異常発生を検出するカメラの選択を行うことができる。
【0054】また、本実施例においては、カメラ位置の
選択方法を3台のカメラによりもとめているが、2台以
下のカメラであっても、本実施例と同様にカメラ位置を
選択することができる。さらに3台を越えるカメラの場
合においては、複数台のカメラのうち他の用途に用いて
いるものなど、当該の異常発生検出にどうしても用いる
ことができないものをのぞいて、最も近い位置にあるカ
メラを選択することにより本実施例と同様に目的とする
カメラ位置の選択は可能である。
【0055】次に第3の発明によるプラント監視装置の
一実施例の構成を図13に示す。この実施例のプラント
監視装置は図20に示す従来のプラント監視装置におい
て、ゾーン明度値算出手段26と、ズーミング判定デー
タ格納手段27と、ズーミング判定手段28と、ズーム
量設定手段29と、カメラ駆動情報設定手段34と、カ
メラ駆動情報変換手段36とを新たに設けたものであ
る。ゾーン明度値算出手段26、ズーミング判定データ
格納手段27、ズーミング判定手段28、およびズーム
量設定手段29以外は第1の発明の実施例において説明
済のため説明を省略する。
【0056】ゾーン明度値算出手段26はカメラ位置検
出手段8により得たITVカメラ2のズーム量の現在値
と差分検出手段12により差分処理を行った画像情報に
より、この画像情報をゾーンに分割し、各々のゾーンで
の明度平均値を算出する。ズーミング判定データ格納手
段27はズーミング処理を行うための判定データや、ズ
ーミング量を計算するためのデータを格納する。ズーミ
ンク判定手段28はゾーン明度値算出手段26により得
られた画像情報のゾーン毎の明度平均値とズーミング判
定データ格納手段27に格納されているズーミング判定
データとに基づいてズーミング処理を行うかどうか判定
する。ズーム量設定手段29はズーミング判定手段28
の判定結果及びITVカメラ2のズーム量の現在値に基
づいてプラント現場の異常監視に適した画像情報を得る
ために必要なズーム修正量を設定する。
【0057】次に本実施例の動作を説明する。なお、異
常状態の検出および判定は図1に示す第1の発明の一実
施例と同様であるので説明を省略する。
【0058】ITVカメラ2のズーム量の決定は、つぎ
のように行われる。
【0059】図14にズーム量決定の原理を示す。差分
発生中心位置計算手段14により算出された異常発生領
域の中心にITVカメラ2を向けておき画面の中心に異
常発生位置がとらえているとき、通常はズーム量が少な
い広範囲を写すことができる状態で検出するため、適正
な画角を持っていない。このため、異常発生位置を詳細
に映し出すことができない。また広い範囲を検出するた
めの画角では、検出に関係のない対象が写っているた
め、画面内の各所で明度差があり、例えば検知に関し明
る過ぎる物を映している場合等の時には必ずしも検出に
適当でないことがある。このため、図14(a)に示す
ように、異常発生範囲を中心に画像内をゾーンに分割
し、ゾーン毎の平均明度値が規定の範囲に収まるように
ズーム量を調整し、画像全体として異常発生検出に適当
な質を持った画像となるようズーム量を調整する。すな
わち、前記カメラ位置検出手段8により得たITVカメ
ラ2のズーム量の現在値と差分検出手段12により差分
検出処理を行った画像情報に基づいてゾーン明度値算出
手段26によって画像情報をゾーンに分割し、それぞれ
のゾーンでの明度平均値を取り出し、続いてズーミング
処理を行うめたの判定データや、ズーミング量を計算す
るためのズーミング判定データを格納しているズーミン
グ判定データ格納手段27から得られる情報をもとにズ
ーミング処理を行うかどうかをズーミング判定手段28
によって判定し、この結果とITVカメラ2のズーム量
の現在値とからプラント現場の異常監視に適した画像情
報を得るために設定すべき視野角をズーム量設定手段2
9により計算する。
【0060】ズーミング判定手段28の処理手順を図1
5を参照して説明する。ズーミング判定手段28におい
ては、まずズーム処理サブルーチンにより、ズーム量の
最大値データと初期ズーム量を設定する(ステップF7
1参照)。初期ズーム量の分だけズーム処理を行って
(ステップF72参照)、再度画像の取り込みを行い、
ゾーン毎に平均明度値を算出し(ステップF73参
照)、この算出値がズーミング処理を行うかどうかの判
定データで規定されている値の範囲内のものであるかど
うかを判定する(ステップF74参照)。もし、規定値
外であればズーム量を微増し(ステップF75参照)、
再度ゾーン毎の測定を行い、規定値の範囲に入るまで上
述のステップF71,F72,F73,F74を繰り返
す。
【0061】ただし、ズーム処理サブルーチンで計算し
た、差分発生領域を矩形で囲んだ領域の50パーセント
以下の範囲しか監視できないと判断される視野角になっ
た場合は処理を終了する。なお、この判定用のパラメー
タは、ズーミング判定データ格納手段27に納められて
おり、運転員などが任意に設定を変更することは容易で
ある。規定値の範囲内であれば、処理を終了する(ステ
ップF76参照)。
【0062】ズーム処理サブルーチンでは、図16に示
す処理を行っている。まず、異常発生位置のデータと、
カメラの現在位置データを取得し(ステップF81,F
82参照)、カメラから異常発生位置までの距離と、現
在のカメラのズーム量を求める(ステップF83参
照)。次に差分の発生領域を矩形で囲みこの面積を測定
する(ステップF84参照)。この矩形領域が視野に収
まる視野角を算出しズーミング量の最大値を設定し、ま
た、同時にこの矩形領域が視野の75パーセントに収ま
るようなズーミング量を算出し、初期ズーム量とする
(ステップF85)。これを返り値として設定し処理を
終了する(ステップF86)。この場合も、規定値は7
5パーセントをデフォルトとしてもつが、データ自体は
ズーミング判定データ格納手段27に持つ。
【0063】ズーミング判定手段28において設定され
たズーム量データはズーム量設定手段29によってズー
ムの変更量に変換され、カメラ駆動情報設定手段34に
送出される。また、カメラ駆動情報設定手段34ではこ
のデータを取得した後、カメラ駆動情報としてこのデー
タを共有のメモリ領域に設定する。カメラ駆動情報変換
手段36では、このデータをもとに、カメラのズーム駆
動量情報に変換したカメラ駆動データをカメラ駆動指令
通知手段10に通知する。
【0064】カメラ駆動指令通知手段10では、これを
伝送データに変換し、カメラ駆動制御装置6に通信す
る。カメラ駆動制御装置6ではITVカメラ2のズーム
駆動部をカメラ駆動指令に基づき制御し、カメラのズー
ム量を変更する。
【0065】以上説明したように本実施例によれば、中
央操作室などの集中監視所において、プラント現場で発
生する異常をいち早く検出し、異常の発生を監視するた
めに好適なITVカメラ視野角を自動的に算出し現場に
設置されたITVカメラ2からの画像で異常発生状況の
監視を容易に行うことができ、かつ異常発生の検出精度
を向上することができる。
【0066】なお、本実施例においては、異常発生の判
定を一定時間内の画像の変化を差分として捕らえる方法
により行っているが、正常時の画像データをもとに、経
時的な変化を差分の発生量として捕らえることによって
ズーム量を調節しても、異常の検出に好適な視野を得る
ことができる。
【0067】また、ズーム量の範囲を限定するパラメー
タはすべてをズーミング判定データ格納手段27に持つ
ため、これの設定変更により、監視場所や監視項目ごと
にズーミングできる量を設定しても良い。
【0068】次に第4の発明によるプラント監視装置の
一実施例の構成を図17に示す。この実施例のプラント
監視装置は図20に示す従来のプラント監視装置におい
て、プラント3次元モデル格納手段21と、異常発生位
置特定手段22と、カメラ選択手段30と、ポインティ
ングデバイス31と、プラント3次元グラフィック生成
手段32と、スーパーインポーズ処理手段33と、カメ
ラ駆動情報設定手段34と、カメラ駆動情報変換手段3
6と、異常発生位置通知手段38とを新たに設けたもの
である。カメラ選択判断手段30、ポインティングデバ
イス31、プラント3次元グラフィック生成手段32お
よびスーパーインポーズ処理手段33以外は図1に示す
第1の発明の一実施例で説明済のため説明を省略する。
【0069】カメラ選択判断手段30は異常発生位置特
定手段22によって得られた異常発生位置データを用い
て、中央操作室などの集中監視所に設置されているCR
T装置42に表示する画像を提供するITVカメラ2の
選択を行う。プラント3次元グラフィック生成手段32
はカメラ選択手段30により選択されたITVカメラ2
の位置情報によりプラント3次元モデルの該当する視野
を計算しそのグラフィック画像を生成する。ポインティ
ングデバイス31は例えばマウス、ジョイステック等で
あって上記3次元グラフィック画像の視点を操作するも
のである。スーパーインポーズ処理手段33はカメラ選
択手段30により選択されたITVカメラ2の現場リア
ルタイム画像と前記3次元グラフィック画像とを、現場
での異常発生状況が直感的に理解できるように組合せ
る。
【0070】次に本実施例の動作を説明する。なお異常
状態の検出および判定は図1に示す第1の発明の一実施
例と同様であるので説明を省略する。
【0071】異常と判定された場合、異常発生位置特定
手段22において求められた異常発生中心位置から、カ
メラ選択手段30により最も近いカメラを選択して、そ
の画像情報を取り込み、再度異常判定を行う。なお正常
時にはなんらの処理も行わない。なお、カメラ選択処理
の処理手順を図18に示す。この画像情報と異常判定の
結果は異常判定手段18から、スーパーインポーズ処理
手段33に渡される。
【0072】一方、プラント3次元グラフィック生成手
段32では、カメラ選択手段30によって選択されたカ
メラで、再度の異常判定を行った際のカメラ位置データ
と、カメラのズーム量データに基づいてプラント3次元
モデル格納手段21のデータを用いて該当する視野の3
次元グラフィック画像が生成される。また、すでにこの
画像を自動で生成した後では、ポインティングデバイス
31を使用して、視点を変更した3次元グラフィック画
像データを生成し直すことも行う。
【0073】生成された3次元グラフィック画像は、ス
ーパーインポーズ処理手段33により、カメラ選択手段
30によって選択されたITVカメラ2の現場リアルタ
イム画像と組合せられ、現場での異常発生状況が直感的
に理解できるように、CRT表示画面の中心部に異常を
検出した現場画像が置かれる。そしてその周囲をこの現
場画像に連続するように処理されて組み合わされ、異常
発生位置通知手段38を通じCRT表示用データとして
CRT表示制御手段40に渡される。CRT表示制御手
段40では、スーパーインポーズ処理された画像データ
を、CRT装置42に信号出力し、CRT装置42でこ
の画像をみることができる。なおスーパーインポーズ処
理の処理手順を図19に示す。
【0074】以上説明したように本実施例によれば、中
央操作室などの集中監視所において、プラント現場で発
生する異常をいち早く検出し、異常の発生状況を監視す
るために好適なCRT監視画像を提供するとともに現場
に設置されたITVカメラからの画像情報に加えてプラ
ント3次元グラフィック画像を融合することで異常発生
状況及び異常発生箇所を多面的に確認することが可能と
なり、異常発生状況への運転員の対処を迅速に行うこと
ができる。
【0075】なお、本実施例においては、グラフィック
画像生成処理の際に、トラックボールまたはマウスまた
はジョイスティックなどのポインティングデバイス31
を使用して手動で視点を変更し、実施例で説明した組み
合わせの背後に展開されるプラント3次元グラフィック
を描画しなおし、同時に、現場画像のCRT装置42上
の重ね合わせ表示位置を変更する等を行っても良い。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
プラント現場の異常を早く検出できるとともに、異常発
生箇所の特定を可及的に早く行うことができる。
【0077】また第2の発明によれば、異常発生時に監
視に最適な撮影装置の選択を自動的に行うことができ
る。
【0078】また第3の発明によれば、プラント現場の
異常を早く検出するとともに異常発生状況の監視を容易
にし、異常発生の検出精度を向上させることができる。
【0079】また、第4の発明によれば、プラント現場
の異常を早く検出し、異常発生状況への運転員の対処が
迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例の構成を示すブロック
図。
【図2】本発明にかかる差分発生中心位置計算処理の概
念を説明する説明図。
【図3】本発明にかかる異常発生位置特定処理の概念を
説明する説明図。
【図4】本発明にかかる異常発生位置特定処理の処理手
順を示すフローチャート。
【図5】本発明にかかる差分発生中心位置計算処理の処
理手順を示すフローチャート。
【図6】直線データ定義処理の処理手順を示すフローチ
ャート。
【図7】異常発生領域限定処理の処理手順を示すフロー
チャート。
【図8】異常発生位置データ作成処理の概念を説明する
説明図。
【図9】第2の発明の一実施例の構成を示すブロック
図。
【図10】カメラ位置算出処理の処理手順を示すフロー
チャート。
【図11】カメラ位置算出処理の概念を説明する説明
図。
【図12】カメラ位置選択処理の処理手順を示すフロー
チャート。
【図13】第3の発明の一実施例の構成を示すブロック
図。
【図14】ズーミング判定処理の概要を説明するための
説明図。
【図15】ズーミング判定処理の処理手順を示すフロー
チャート。
【図16】ズーム処理の処理手順を示すフローチャー
ト。
【図17】第4の発明の一実施例の構成を示すブロック
図。
【図18】カメラ選択処理の処理手順を示すフローチャ
ート。
【図19】スーパーインポーズ処理の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図20】従来のプラント監視装置の構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
2 ITVカメラ 4 ITVカメラ駆動部 6 カメラ駆動制御装置 8 カメラ位置検出手段 10 カメラ駆動指令通知手段 12 差分検出手段 14 差分発生中心位置計算手段 16 カメラ位置データ格納手段 18 異常判定手段 20 異常判定通知手段 21 プラント3次元モデル格納手段 22 異常発生位置特定手段 23 カメラ位置算出手段 24 軌道データ抽出手段 25 カメラ位置選択手段 26 ゾーン明度値算出手段 27 ズーミング判定データ格納手段 28 ズーミング判定手段 29 ズーム量設定手段 30 カメラ選択手段 31 ポインティングデバイス 32 プラント3次元グラフィック生成手段 33 スーパーインポーズ処理手段 34 カメラ駆動情報設定手段 36 カメラ駆動情報変換手段 38 異常発生位置通知手段 40 CRT表示制御手段 42 CRT装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/00 510 C 9377−5H H04N 7/18 D // G06F 17/60

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント現場に設置されプラント現場の画
    像情報を得る撮影装置と、この撮影装置の視野方向並び
    に位置及び視野角を調節する機能を有する駆動部と、こ
    の駆動部を制御する駆動制御装置と、この駆動制御装置
    との通信により前記撮影装置の視野方向並びに位置及び
    視野角を検出する位置検出手段と、通信により前記駆動
    制御装置に駆動指令情報を伝達する駆動指令通知手段
    と、前記撮影装置からの画像情報を画像処理することに
    より、特定時間内での画像の変化を検出する差分検出手
    段と、この差分検出手段により得た画像中の差分発生領
    域の中心点を計算し、これを駆動情報として、前記駆動
    指令通知手段に通知する差分発生中心位置計算手段と、
    前記撮影装置の位置情報を格納する位置データ格納手段
    と、前記差分検出手段により得られた差分発生量データ
    をもとに異常発生か否かを判定する異常判定手段と、こ
    の異常判定手段により判定された結果を表示する表示装
    置と、前記異常判定手段による判定内容を表示情報に変
    換し前記表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、プ
    ラントの機器配置情報や配管情報を3次元の情報で有
    し、プラントの3次元グラフィック画像を表示する情報
    を有するプラント3次元モデル格納手段と、前記位置検
    出手段からの情報に基づいて異常が発生したと考えられ
    る位置を特定する異常発生位置特定手段と、この異常発
    生位置特定手段により得た異常発生位置情報を表示情報
    に変換し、前記表示制御手段に伝達する異常発生位置通
    知手段と、前記異常発生位置特定手段によって得られた
    プラント現場の異常発生中心位置の情報及び前記プラン
    ト3次元モデルの情報に基づいて、前記撮影装置の移動
    先の情報を設定する駆動情報設定手段と、この駆動情報
    設定手段により設定された移動先情報を前記撮影装置の
    駆動情報として変換し前記駆動指令通知手段に伝達する
    駆動情報変換手段と、 を備えていることを特徴とするプラント監視装置。
  2. 【請求項2】プラント現場に設置されプラント現場の画
    像情報を得る撮影装置と、この撮影装置の視野方向並び
    に位置及び視野角を調節する機能を有する駆動部と、こ
    の駆動部を制御する駆動制御装置と、この駆動制御装置
    との通信により前記撮影装置の視野方向並びに位置及び
    視野角を検出する位置検出手段と、通信により前記駆動
    制御装置に駆動指令情報を伝達する駆動指令通知手段
    と、前記撮影装置からの画像情報を画像処理することに
    より、特定時間内での画像の変化を検出する差分検出手
    段と、この差分検出手段により得た画像中の差分発生領
    域の中心点を計算し、これを駆動情報として、前記駆動
    指令通知手段に通知する差分発生中心位置計算手段と、
    前記撮影装置の位置情報を格納する位置データ格納手段
    と、前記差分検出手段により得られた差分発生量データ
    をもとに異常発生か否かを判定する異常判定手段と、前
    記異常判定手段により判定された結果を表示する表示装
    置と、前記異常判定手段による判定内容を表示情報に変
    換し前記表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、プ
    ラントの機器配置情報や配管情報を3次元の情報で有
    し、プラントの3次元グラフィック画像を表示する情報
    を有するプラント3次元モデル格納手段と、このプラン
    ト3次元モデル格納手段から、前記撮影装置の移動を行
    う軌道データを抽出し、監視に好適な撮影装置位置を算
    出するためにデータ形式を変換する軌道データ抽出手段
    と、前記位置検出手段から情報を得て異常が発生したと
    考えられる位置を特定する異常発生位置特定手段と、こ
    の異常発生位置特定手段によって得られたプラント現場
    の異常発生中心位置の情報及び前記プラント3次元モデ
    ルの情報及び前記軌道データに基づいて、前記撮影装置
    を移動すべき移動先として好適な軌道上の位置を計算す
    る位置算出手段と、この位置算出手段により算出された
    移動先データをもとに複数台にわたる撮影装置の相互の
    位置関係の中から異常発生中心位置の監視に好適なもの
    を選択し、この選択された撮影装置を移動させるための
    選択処理を行う位置選択手段と、前記異常発生位置特定
    手段によって得られたプラント現場の異常発生中心位置
    の情報及び前記プラント3次元モデルの情報により、前
    記撮影装置を移動すべき移動先の情報を設定する駆動情
    報設定手段と、この駆動情報処理手段により設定された
    移動先情報を前記撮影装置の駆動情報に変換し前記駆動
    指令通知手段に伝達する駆動情報変換手段と、 を備えていることを特徴とするプラント監視装置。
  3. 【請求項3】プラント現場に設置されプラント現場の画
    像情報を得る撮影装置と、この撮影装置の視野方向並び
    に位置及び視野角を調節する機能を有する駆動部と、こ
    の駆動部を制御する駆動制御装置と、この駆動制御装置
    との通信により前記撮影装置の視野方向並びに位置及び
    視野角を検出する位置検出手段と、通信により前記駆動
    制御装置に駆動指令情報を伝達する駆動指令通知手段
    と、前記撮影装置からの画像情報を画像処理することに
    より、特定時間内での画像の変化を検出する差分検出手
    段と、この差分検出手段により得た画像中の差分発生領
    域の中心点を計算し、これを駆動情報として、前記駆動
    指令通知手段に通知する差分発生中心位置計算手段と、
    前記撮影装置の位置情報を格納する位置データ格納手段
    と、前記差分検出手段により得られた差分発生量データ
    をもとに異常発生か否かを判定する異常判定手段と、前
    記異常判定手段により判定された結果を表示するための
    表示装置と、前記異常判定手段による判定内容を表示情
    報に変換し前記表示装置の表示制御を行う表示制御手段
    と、前記位置検出手段により得た前記撮影装置のズーム
    量の現在値と差分検出手段により差分検出処理を行った
    画像情報に基づいて、この画像情報をゾーンに分割し、
    それぞれのゾーンでの明度平均値を取り出すゾーン明度
    算出手段と、ズーミング処理を行うための判定データ
    や、ズーミング量を計算するためのデータを格納してい
    るズーミング判定データ格納手段と、前記ゾーン明度値
    算出手段により得られた画像情報のゾーン毎の明度平均
    値を用いて前記ズーミング判定データ格納手段に格納さ
    れているズーミング判定データをもとにズーミング処理
    を行うかどうかを判定するズーミング判定手段と、前記
    ズーミング判定手段の判定結果及びこれから伝達された
    撮影装置のズーム量の現在値とからプラント現場の異常
    監視に適した画像情報を得るために設定すべき視野角を
    計算するズーム量設定手段と、このズーム量設定手段か
    ら伝達されたズーム変更量を駆動情報として設定する駆
    動情報設定手段と、前記駆動情報設定手段により設定さ
    れた駆動情報を撮影装置のズーム駆動量情報に変換し前
    記駆動指令通知手段に伝達する駆動情報変換手段と、 を備えていることを特徴とするプラント監視装置。
  4. 【請求項4】プラント現場に設置されプラント現場の画
    像情報を得る撮影装置と、この撮影装置の視野方向並び
    に位置及び視野角を調節する機能を有する駆動部と、こ
    の駆動部を制御する駆動制御装置と、この駆動制御装置
    との通信により前記撮影装置の視野方向並びに位置及び
    視野角を検出する位置検出手段と、通信により前記駆動
    制御装置に駆動指令情報を伝達する駆動指令通知手段
    と、前記撮影装置からの画像情報を画像処理することに
    より、特定時間内での画像の変化を検出する差分検出手
    段と、前記差分検出手段により得た画像中の差分発生領
    域の中心点を計算し、これを駆動情報として、前記駆動
    指令通知手段に通知する差分発生中心位置計算手段と、
    前記撮影装置の位置情報を格納する位置データ格納手段
    と、前記差分検出手段により得られた差分発生量データ
    をもとに異常発生か否かを判定する異常判定手段と、こ
    の異常判定手段により判定された結果を表示するための
    表示装置と、前記異常判定手段による判定内容を表示情
    報に変換し前記表示装置の表示制御を行う表示制御手段
    と、プラントの機器配置情報や配管情報を3次元の情報
    で有し、プラントの3次元グラフィック画像を表示する
    情報を有するプラント3次元モデル格納手段と、前記位
    置検出手段から情報を得て異常が発生したと考えられる
    位置を特定する異常発生位置特定手段と、この異常発生
    位置特定手段により得た異常発生位置情報を表示情報に
    変換し、前記表示制御手段に伝達する異常発生位置通知
    手段と、この異常発生位置特定手段によって得られたプ
    ラント現場の異常発生中心位置の情報及び前記プラント
    3次元モデルの情報に基づいて、前記撮影装置を移動す
    べき移動先の情報を設定する駆動情報設定手段と、前記
    駆動情報設定手段により設定された移動先情報を駆動情
    報として変換し前記駆動指令通知手段に伝達する駆動情
    報変換手段と、前記異常発生位置特定手段により得られ
    た異常発生位置データを用いて、中央操作室などの集中
    監視所に設置されている表示装置に表示する画像を提供
    する撮影装置の選択を行う選択手段と、この選択手段に
    より撮影装置の位置情報によりプラント3次元モデルの
    該当する視野を計算しそのグラフィック画像を生成する
    プラント3次元グラフィック生成手段と、前記選択手段
    により選択された撮影装置の現場の画像と前記プラント
    3次元グラフィック生成手段により生成されたグラフィ
    ック画像とを組み合わせるスーパーインポーズ処理手段
    と、前記3次元グラフィック画像の視点を操作するため
    の操作手段と、 を備えていることを特徴とするプラント監視装置。
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