JP2001215776A - 帯電部材、帯電装置、作像ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

帯電部材、帯電装置、作像ユニットおよび画像形成装置

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JP2001215776A
JP2001215776A JP2000026004A JP2000026004A JP2001215776A JP 2001215776 A JP2001215776 A JP 2001215776A JP 2000026004 A JP2000026004 A JP 2000026004A JP 2000026004 A JP2000026004 A JP 2000026004A JP 2001215776 A JP2001215776 A JP 2001215776A
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image carrier
discharge
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Takahiko Tokumasu
貴彦 徳増
Masafumi Kadonaga
雅史 門永
Kenji Sugiura
健治 杉浦
Makoto Kobu
真 小夫
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電現象により発生する放電生成物であるオ
ゾン及びNOXの濃度低下をその放電場所付近で効率よ
く行える帯電部材を提供する。 【解決手段】 電子写真方式における潜像担持体の表面
の一様帯電に用いられて潜像担持体に接触させて設けら
れる帯電部材13の導電性部材16に、潜像担持体の表
面の一様帯電の際に生成される放電生成物を分解する光
触媒物質17aを配置する。これにより、潜像担持体と
導電性部材16とが接触することによる放電現象の発光
により光触媒物質17aを活性化させることで放電生成
物と反応させることができる。したがって、潜像担持体
近傍で発生する放電生成物を効率的に分解することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式にお
いて感光体等の潜像担持体の表面を一様に帯電するため
に用いられる帯電部材、この帯電部材を備える帯電装
置、この帯電装置を用いる作像ユニットおよび画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のプロセスを利用した複写
機、プリンタ及びファクシミリ装置等の画像形成装置に
おいては、潜像担持体である感光体を一様に帯電させる
帯電装置、及び感光体上に形成されたトナー画像を画像
形成部材に転写する転写装置等を備えており、帯電装置
等においてはコロナ放電を利用する場合が多い。
【0003】ところが、従来より、このようなコロナ放
電によれば、例えばオゾン、NOX等の放電生成物が生
成されてしまうという問題を生じている。オゾンは、高
濃度で画像形成装置内に滞留すると、感光体表面を酸化
し、感光体光感度の低下や帯電能の劣化を生じさせ、形
成画像を悪化させる。また、オゾンは、感光体以外の部
材の劣化を促進し、部品寿命が低下する等の不具合も発
生させる。加えて、このようなコロナ放電には、4〜1
0KV程度の高圧電源が必要となっている。
【0004】そこで、帯電装置においては、低オゾン、
低電力を目的とした接触帯電方式が実用化されてきてい
る。この接触帯電方式は、導電性のローラ、導電性のブ
ラシ、導電性の弾性ブレード等の帯電部材を感光体表面
に接触させ、この帯電部材に電圧を印加して感光体を帯
電させるものである(特開昭56−144453号公
報、特開平1−93762号公報等参照)。この中でも
特に帯電部材として導電性の弾性ローラを用いるローラ
帯電方式が、帯電の安定性という点から好ましく用いら
れている。このローラ帯電方式では、導電性のローラを
感光体表面に加圧当接させ、これに電圧を印加すること
によって感光体表面の帯電を行っている。
【0005】ところで、感光体の表面の体積抵抗率は、
暗所で静電潜像(潜像電荷)を保持するために、1012
Ω・cm以上と比較的高くなっている。従来の接触帯電方
式によるものでも、上述したような高抵抗率の感光体を
用いることを前提としており、現時点においては、帯電
部材と感光体との微小ギャップの間で行われる放電現象
によって、かかる高抵抗の感光体が、一様に帯電される
ものとされている。ここで、図9は帯電電位と印加電圧
との関係示すグラフである。図9に示すように、導電性
のローラやブラシなどの帯電部材に印加する電圧をゼロ
から漸次上げていった場合、ゼロからEなる電圧の間で
は感光体がほとんど帯電されることはなく、印加電圧が
Eになって、帯電電位が大きく立ち上がるようになる。
つまり、印加電圧Eが、帯電開始電圧である。
【0006】ローラ帯電方式に限らずに従来の接触帯電
方式においては、抵抗値の低い帯電部材を帯電装置に使
用した場合に感光体上にキズやピンホールがあると、帯
電部材から過大なリーク電流が流れ込み、周辺の帯電不
良やピンホールの拡大、帯電部材の通電破壊が生じる。
これを防止するためには、帯電部材の抵抗値を1×10
4Ω程度以上にする必要があるが、1×107Ω以上では
抵抗値が高過ぎ、帯電に必要な電流を流すことができな
くなってしまう。つまり、接触帯電方式における帯電部
材の抵抗値は、1×104Ω〜1×107Ωの範囲でなけ
ればならない。したがって、電子写真に必要とされる感
光体表面電位Vdを得るためには、帯電部材にはVd+
E以上のDC電圧が必要となる。このようにしてDC電
圧のみを帯電部材に印加して帯電を行う方法をDC帯電
方式と称する。
【0007】しかしながら、DC帯電方式においては環
境変動等によって接触帯電方式の帯電部材の抵抗値が変
動し、さらに、感光体の表面が帯電部材等により削られ
ることによって膜厚が変化することにより、帯電開始電
圧Eが変動してしまうために、感光体の電位を所望の値
にすることが難しかった。
【0008】いずれにしても、上述したような帯電方式
では、オゾンが少量ながら発生し、又、帯電開始電圧分
のロスがあり、帯電ムラを生じ易くなっている。そこ
で、このような帯電ムラを防ぐため、特開昭63−14
9669号公報において開示されているような、単なる
帯電の均一を図るために所望のVdに相当するDC電圧
に2×E以上のピーク間電圧を持つAC成分を重畳した
電圧を接触帯電方式における帯電部材に印加するAC帯
電方式が考えられている。AC帯電方式は、ACによる
電位のならし効果を目的としたものであり、感光体の電
位はAC電位のピークの中央であるVdに収束し、環境
変動の如き外乱には影響されることはない。
【0009】ところが、このようなAC帯電方式におい
ても、その本質的な帯電機構は、帯電部材から感光体へ
の放電現象を用いているため、先に述べたように帯電に
必要とされる電圧は感光体表面電位以上の値が必要とさ
れ、微量のオゾンは発生する。さらに、帯電均一化のた
めにAC帯電を行った場合も、オゾンは発生する。
【0010】一方、もう一つの主要な放電生成物である
NOXも、やはり画像形成装置内部の部材に悪影響を与
える。放電が発生すると、NOXが生成されることが知
られているが、空気中の水分と反応して硝酸が、また、
金属と反応して金属硝酸塩が生成される。感光体表面に
硝酸又は硝酸塩による薄い膜が形成されると、高湿環境
下では画像が流れたような異常画像が発生する。これは
硝酸・硝酸塩が吸湿することで低抵抗となり、感光体表
面の静電潜像が壊れてしまうためである。
【0011】このような感光体表面の付着物は、クリー
ニング時に感光体を少しずつ削りとることで除去すると
いった方法が取られている。しかしながら、コスト上昇
や経時による劣化問題が起こり、本質的な解決策とはな
っていない。
【0012】この他の従来例を列挙すると、以下のよう
なものがある。例えば、特開平5−303244号公報
によれば、定着装置の排熱を利用し、NOXが硝酸塩に
なるのを防ぐようにしている。特開平6−167857
号公報によれば、定着装置の排熱を利用し、オゾンの分
解を行うことで感光体の劣化を防ぐようにしている。特
開平6−317974号公報によれば、触媒を放電が生
じている付近に配置することで、オゾンの発生を抑える
ようにしている。特開平7−134473号公報によれ
ば、触媒、熱を利用することで、オゾンの発生を抑える
ようにしている。特開平9−114191号公報によれ
ば、帯電器の表面で、感光体の帯電用とは別に沿面グロ
ー放電を起こすことで、NOXを分解するようにしてい
る。特開平9−138619号公報によれば、オゾン吸
引用のダクト内でのオゾンを、光を照射することで分解
し、分解効率をよくすることでオゾン分解フィルタの長
寿命化を図るようにしている。特開平10−90974
号公報によれば、触媒を鋸歯電極に設けることで、オゾ
ンを分解するようにしている。特開平10−30136
4号公報によれば、放電部分にオゾン非発生ガスを流す
ことで、オゾンの発生を防ぐようにしている。さらに、
特公平8−23715号公報によれば、中和物質を放電
器の内側に被覆することで、NOXを中和し感光体の劣
化を防ぐようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置や放電生成物低減方法にあって
は、何れも帯電装置等から外に流出した放電生成物濃度
を低減させて、フィルタヘの負荷を少なくするようにし
ているに過ぎないものであり、なお改良の余地がある。
【0014】即ち、帯電装置等から外に流出した放電生
成物濃度を低減させるようにしているため、帯電装置等
から流出した放電生成物は、少なからず画像形成装置内
に拡散し、光触媒と反応する確率が低下するので、放電
生成物濃度の低減効率が低く、効率的な放電生成物濃度
の低減が要望されている。
【0015】本発明の目的は、放電現象により発生する
放電生成物であるオゾン及びNOXの濃度低下をその放
電場所付近で効率よく行える帯電部材、この帯電部材を
備える帯電装置、この帯電装置を用いる作像ユニットお
よび画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の帯
電部材は、電子写真方式における潜像担持体の表面の一
様帯電に用いられ、前記潜像担持体に接触させて設けら
れる導電性部材と、この導電性部材に配され、前記潜像
担持体の表面の一様帯電の際に生成される放電生成物を
分解する光触媒物質と、を有する。
【0017】したがって、導電性部材に放電生成物の分
解を行う光触媒物質が配され、潜像担持体と導電性部材
とが接触することによる放電現象の発光により光触媒物
質が活性化することで放電生成物と反応するので、潜像
担持体近傍で発生する放電生成物を効率的に分解するこ
とが可能になる。これにより、放電生成物の量が低減さ
れ、異常画像の発生等の潜像担持体における悪影響を防
止することが可能になるとともに、環境への悪影響を抑
制することが可能になる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の帯
電部材において、前記光触媒物質は、前記導電性部材の
表面に配設される。
【0019】したがって、潜像担持体の表面に接触する
導電性部材の表面に光触媒物質が配置されることによ
り、放電生成物の分解効率を向上させることが可能にな
る。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の帯電部材において、前記光触媒物質が、n型半導
体である。
【0021】したがって、光触媒物質としての分解効率
が高いn型半導体からなる光触媒物質を用いることによ
り、放電生成物の量をより低減化することが可能にな
る。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の帯
電部材において、前記n型半導体が、少なくとも酸化チ
タンを含む。
【0023】したがって、n型半導体の光触媒物質で、
一番安定して分解効率の良い酸化チタンを光触媒物質と
して用いることにより、さらに効率よく放電生成物の量
を低減化することが可能になる。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項4記載の帯
電部材において、前記酸化チタンの結晶構造は、少なく
ともアナターゼ型構造を含む。
【0025】したがって、結晶構造にアナターゼ型構造
を含む酸化チタンは分解効率が高いので、反応効率、耐
久性、安全性及び利用できる波長域の点から好適とな
る。
【0026】請求項6記載の発明の帯電装置は、所定の
電圧を印加する電源と、この電源に接続され、潜像担持
体の表面を一様に帯電させる請求項1ないし5のいずれ
か一記載の帯電部材と、を備える。
【0027】したがって、帯電部材に放電生成物の分解
を行う光触媒物質が配され、潜像担持体と導電性部材と
が接触することによる放電現象の発光により光触媒物質
が活性化することで放電生成物と反応するので、潜像担
持体近傍で発生する放電生成物を効率的に分解すること
が可能になる。これにより、放電生成物の量が低減さ
れ、異常画像の発生等の潜像担持体における悪影響を防
止することが可能になるとともに、環境への悪影響を抑
制することが可能になる。
【0028】請求項7記載の発明は、請求項6記載の帯
電装置において、前記帯電部材は、帯電ローラである。
【0029】したがって、帯電ローラに放電生成物の分
解を行う光触媒物質が配置されることにより、簡易な構
成で、放電生成物の量が低減され、異常画像の発生等の
潜像担持体における悪影響を防止することが可能になる
とともに、環境への悪影響を抑制することが可能にな
る。
【0030】請求項8記載の発明は、請求項6記載の帯
電装置において、前記帯電部材は、帯電ブレードであ
る。
【0031】したがって、帯電ブレードに放電生成物の
分解を行う光触媒物質が配置されることにより、簡易な
構成で、放電生成物の量が低減され、異常画像の発生等
の潜像担持体における悪影響を防止することが可能にな
るとともに、環境への悪影響を抑制することが可能にな
る。
【0032】請求項9記載の発明は、請求項6記載の帯
電装置において、前記帯電部材は、帯電ブラシである。
【0033】したがって、帯電ブラシに放電生成物の分
解を行う光触媒物質が配置されることにより、簡易な構
成で、放電生成物の量が低減され、異常画像の発生等の
潜像担持体における悪影響を防止することが可能になる
とともに、環境への悪影響を抑制することが可能にな
る。
【0034】請求項10記載の発明は、請求項6ないし
9のいずれか一記載の帯電装置において、前記帯電部材
の近傍に紫外線照射可能な発光体を設けた。
【0035】したがって、より放電生成物の分解効率を
向上させることが可能になる。
【0036】請求項11記載の発明は、請求項6ないし
9のいずれか一記載の帯電装置において、前記帯電部材
と前記潜像担持体との接触による放電場所の近傍に紫外
線照射可能な発光体を設けた。
【0037】したがって、請求項10記載の発明以上に
放電生成物の分解効率を向上させることが可能になる。
【0038】請求項12記載の発明は、請求項10また
は11記載の帯電装置において、前記発光体は、その発
光表面に光触媒物質を含む。
【0039】したがって、発光体に接触したオゾン等の
放電生成物を分解させることも可能になる。
【0040】請求項13記載の発明は、前請求項10な
いし12のいずれか一記載の帯電装置において、記発光
体が照射する紫外線は、300nm〜400nmの波長
の光を含む。
【0041】したがって、発光体による光触媒物質の励
起効率を向上させることが可能になる。
【0042】請求項14記載の発明の作像ユニットは、
潜像担持体と、この潜像担持体の表面を一様に帯電する
請求項6ないし13のいずれか一記載の帯電装置と、前
記潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置
と、を備える。
【0043】したがって、帯電装置の帯電部材と潜像担
持体との間或いはその近傍における放電現象により生成
された放電生成物は、帯電部材の近傍で光触媒物質によ
り効率的に分解されることになる。これにより、例えば
オゾンが潜像担持体の表面を酸化して、画像を悪化させ
ることを防止することが可能になり、また、外部にオゾ
ンが流出して、環境を悪化させることを防止することが
可能になる。また、NOXによる硝酸、硝酸塩が潜像担
持体の表面に付着することも防止することが可能にな
り、高湿環境での画像流れを防止することが可能にな
る。さらには、経時での硝酸や硝酸塩の付着が発生しに
くくなり、低湿環境での放電ムラを防止することが可能
となる。
【0044】請求項15記載の発明の画像形成装置は、
潜像担持体と、この潜像担持体の表面を一様に帯電する
請求項6ないし13のいずれか一記載の帯電装置と、一
様帯電後の前記潜像担持体を露光して静電潜像を形成す
る光書込装置と、前記潜像担持体に形成された静電潜像
を現像する現像装置と、前記潜像担持体から記録媒体に
現像像を転写する転写装置と、前記記録媒体に転写され
た前記現像像を定着する定着装置と、を備える。
【0045】したがって、帯電装置の帯電部材と潜像担
持体との間或いはその近傍における放電現象により生成
された放電生成物は、帯電部材の近傍で光触媒物質によ
り効率的に分解されることになる。これにより、例えば
オゾンが潜像担持体の表面を酸化して、画像を悪化させ
ることを防止することが可能になり、また、外部にオゾ
ンが流出して、環境を悪化させることを防止することが
可能になる。また、NOXによる硝酸、硝酸塩が潜像担
持体の表面に付着することも防止することが可能にな
り、高湿環境での画像流れを防止することが可能にな
る。さらには、経時での硝酸や硝酸塩の付着が発生しに
くくなり、低湿環境での放電ムラを防止することが可能
となる。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。なお、以下に述べる実
施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技
術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の
範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の
記載がない限り、これらの態様に限られるものではな
い。
【0047】ここで、図1は本発明の画像形成装置の一
実施の形態を適用した画像形成装置1の要部構成図であ
る。図1において、画像形成装置1においては、図示し
ない本体筐体内に、時計方向に回転駆動される潜像担持
体である感光体2が収納されている。この感光体2の周
囲には、電子写真プロセスに従い、帯電装置3、光書込
装置4、現像装置5、転写装置6及びクリーニング装置
7等が配設されている。
【0048】また、画像形成装置1は、記録媒体である
複数枚の転写紙Pを収納する給紙カセット(図示せず)を
備えており、給紙カセット内の転写紙Pは、給紙ローラ
(図示せず)により1枚ずつレジストローラ対(図示せず)
でタイミング調整された後、転写装置6と感光体2の間
に送り出される。
【0049】このような画像形成装置1において、ま
ず、感光体2を図1中時計方向に回転駆動して、感光体
2を帯電装置3による放電現象によって一様に帯電した
後、光書込装置4により画像データで変調されたレーザ
を照射して感光体2に静電潜像を形成し、静電潜像の形
成された感光体2に現像装置5でトナーを付着させて現
像する。ついで、現像装置5でトナーを付着してトナー
画像(現像像)を形成した感光体2を、転写装置6で感
光体2と転写装置6との間に搬送されてきた転写紙Pに
転写させ、トナー画像の転写された転写紙Pを定着装置
8に搬送する。
【0050】定着装置8は、内蔵ヒータにより所定の定
着温度に加熱される定着ローラ9と、定着ローラ9に所
定圧力で抑圧される加圧ローラ10とを備え、転写装置
6から搬送されてきた転写紙Pを加熱・加圧して、転写
紙P上のトナー画像を転写紙Pに定着させた後、図示し
ない排紙トレイ上に排出する。
【0051】一方、画像形成装置1は、転写装置6でト
ナー画像を転写紙Pに転写した感光体2をさらに回転し
て、クリーニング装置7で感光体2表面に残留するトナ
ーをブレード11により掻き落として除去する。その
後、画像形成装置1は、上述の場合と同様に、次の画像
形成を行う。なお、クリーニング装置7は、ブレード1
1で感光体2上の残留トナーを掻き落とすものに限ら
ず、例えば、ファーブラシで感光体2上の残留トナーを
掻き落とすものであってもよい。
【0052】なお、感光体2、帯電装置3、現像装置
5、転写装置6及びクリーニング装置7は、ユニットに
一体に収納されており、このユニットは画像形成装置1
に対して収納及び取出し自在な作像ユニット12とされ
ている。
【0053】ここで、本実施例において特長的な構成を
備えた帯電装置3について詳細に説明する。図2は、画
像形成装置1の帯電装置3付近を主体に示す構成図であ
る。帯電装置3には、帯電部材である帯電ローラ13が
感光体2に当接されて配設されており、この帯電ローラ
13は、感光体2とは反対方向である反時計方向に回転
駆動されている。また、帯電ローラ13には、帯電バイ
アス印加電源14により適宜バイアス電位が印加されて
おり、帯電ローラ13は感光体2を−960Vに一様帯
電する。
【0054】次いで、帯電ローラ13について説明す
る。ここで、図3は帯電ローラ13の構造を示す縦断側
面図である。図3に示すように、帯電ローラ13は、金
属製の芯金15と、この芯金15の外周部に設けられる
導電性部材16と、この導電性部材16の外周部に設け
られる光触媒含有層17との三層構造とされている。な
お、芯金15及び導電性部材16については、従来より
周知の帯電ローラを構成する芯金及び導電性部材と何ら
変わるものではないため説明は省略する。
【0055】光触媒含有層17には、光触媒物質17a
が含有されている。この光触媒物質17aは、酸化チタ
ン等のn型半導体が用いられており、n型半導体は、光
が照射された状態で、放電生成物、例えば、オゾンが接
触すると、オゾンを分解する作用を有している。即ち、
酸化チタン等のn型半導体は、バンドギャップに相当す
る波長の光が照射されると、電子が伝導帯に励起され、
価電子帯に正孔が生成される。このn型半導体の励起さ
れた電子は、還元作用を及ぼし、金属を担持している場
合には、価電子帯から金属に電子が流れて、そこで還元
作用を及ぼす。このように、n型半導体に適当な波長の
光を照射することにより、励起された電子の還元作用に
より、放電生成物が還元分解される。
【0056】光触媒物質17aとして用いる物質として
は、上述の酸化チタンの他に、酸化タングステン、酸化
亜鉛、酸化カドミウム、酸化錫、酸化インジウム、酸化
銀、酸化マンガン、酸化銅、酸化鉄、酸化バナジウム、
酸化ニオブ、酸化カドミウム、水酸化チタン、及び水酸
化亜鉛等を用いることができ、特に、酸化チタンは、反
応効率、耐久性、安全性及び利用できる波長域の点から
好適である。酸化チタンは、結晶構造によってルチル
型、アナターゼ型、ブルッカイト型の3つに分類される
が、アナターゼ型構造が光触媒としての効果が高いので
最適である。なお、このような光触媒物質17aは、上
記のものを2種類以上混合してもよく、またPt,P
d,Rh及びNb等を混合すると、光触媒作用をさらに
促進させることができる。
【0057】このような光触媒物質17a(光触媒含有
層17)は、化学的蒸着法、無機金属塩の中和や加水分
解、金属アルコキシドの加水分解及びゾルゲル法等によ
り、導電性部材16の外周部にコーティングされる。
【0058】なお、帯電ローラ13の変形例としては、
以下に示すような構造が挙げられる。まず、帯電ローラ
13の第一の変形例としては、図4に示すように、微粉
末状の光触媒物質17aを導電性部材16の表面上に接
着することで貼り付けるようにしても良い。さらに、帯
電ローラ13の第二の変形例としては、図5に示すよう
に、光触媒含有層17を構成せず、導電性部材16を構
成する材料に光触媒物質17aを混合して導電性部材1
6を形成するようにしても良い。但し、図5の場合にお
いては、光触媒物質17aが出来る限り導電性部材16
の表面に分布するようにした方が良いことは言うまでも
ない。
【0059】次に、本実施の形態における特長的な作用
について説明する。前述したように、帯電ローラ13は
感光体2の表面を一様に帯電する。このような電子写真
方式の作像プロセスにおいて、接触帯電方式を利用する
場合においても、放電現象によって少量のオゾン、NO
X等の放電生成物が発生する。
【0060】ところで、気中放電においては、紫色に近
い発光を伴い、紫外線が放射されていることが知られて
おり、この紫外線によって光触媒物質が励起され、光触
媒物質によって放電生成物(オゾンやNOX等)を分解
することができる。
【0061】したがって、本実施の形態においては、帯
電ローラ13に光触媒物質17aを配置していることに
より、帯電ローラ13と感光体2との間或いはその近傍
における放電現象により生成された放電生成物(オゾン
やNOX等)は、帯電ローラ13の近傍で光触媒物質1
7aにより効率的に分解されることになる。その結果、
例えばオゾンが感光体2の表面を酸化して、画像を悪化
させることを防止することができ、また、画像形成装置
1の外部にオゾンが流出して、環境を悪化させることを
防止することができる。また、NOXによる硝酸、硝酸
塩が感光体2の表面に付着することも防止することがで
き、高湿環境での画像流れを防止することができる。さ
らには、経時での硝酸や硝酸塩の付着が発生しにくくな
り、低湿環境での放電ムラを防止することが可能とな
る。
【0062】また、本実施の形態においてはクリーニン
グ装置7で感光体2表面に残留するトナーをブレード1
1により掻き落として除去するようにしているが、NO
Xによる硝酸、硝酸塩が感光体2の表面に付着すること
が防止されることにより、ブレード11の押し当て圧低
減によるブレード11の寿命の長期化および劣化の防止
が図られるとともに、トナーの感光体2への固着がなく
なる。加えて、経時による感光体2の厚さの減少量が少
なくなり、プロセスコントロール負荷の低減、感光体2
の寿命の長期化が可能となる。
【0063】なお、本実施の形態においては、帯電装置
3に帯電部材として帯電ローラ13を設けたが、これに
限るものではなく、種々の変形例が考えられる。例え
ば、帯電ローラ13に代えて、導電性部材である導電性
繊維の束をマトリックス状に並べた帯電ブラシ18(図
6参照)を用いてその導電性繊維の束に光触媒物質17
aを配置するようにしても良いし、導電性部材で構成さ
れる帯電ブレード19(図7参照)の表面若しくは表面
近くに光触媒物質17aを配置するようにしても良い。
【0064】次に、本発明の第二の実施の形態を図8に
基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態に
おいて説明した部分と同一部分については同一符号を用
い、説明も省略する。本発明の第二の実施の形態は、第
一の実施の形態の構成に加え、帯電装置3にランプ20
を備えた点でのみ異なるものである。
【0065】ここで、図8は画像形成装置1の帯電装置
3付近を主体に示す構成図である。図8に示すように、
帯電装置3の帯電ローラ13の近傍には、発光体である
ランプ20が配設されている。このランプ20は、光触
媒物質17aによる放電生成物の分解効率を向上させる
ために、光触媒物質17aを励起させる波長を含む光を
放射するものである。
【0066】このようなランプ20としては、光触媒物
質17aを励起させる波長を含む光を放射するものであ
れば良く、例えば光触媒物質17aとしてのn型半導体
が酸化チタンである場合には、300〜400nm程度
の波長が含まれていれば良い。従って、通常の蛍光灯や
ハロゲンランプ等を用いることができ、特に、紫外線ラ
ンプを用いればさらに効果的となる。
【0067】また、ランプ20の表面にn型半導体によ
る光触媒物質(図示せず)をコーティングすると、この
ランプ20にコーティングされた光触媒物質が励起さ
れ、ランプ20に接触した放電生成物(オゾンやNOX
等)を分解することもできる。
【0068】このようにランプ20を設けると、放電に
よる発光がない場合にも、ランプ20の光で帯電ローラ
13の光触媒物質17aを活性化して、放電生成物(オ
ゾンやNOX等)を分解することができ、放電生成物
(オゾンやNOX等)の分解効率を向上させることがで
きる。
【0069】なお、本実施の形態のように、帯電ローラ
13の近傍にランプ20を設けた場合には、ランプ20
の光照射により感光体2が帯電しなくなるため、画像形
成処理を行っていない、待機時のみ、ランプ20を点灯
させて、光照射し、放電生成物(オゾンやNOX等)の
分解を行うようにする。また、ランプ20から照射した
光が感光体2に届かないような配置にすれば、どのタイ
ミングでランプ20を点灯してもよい。画像形成処理を
行っている間、つまり、帯電装置3で放電が起きている
時、放電生成物(オゾンやNOX等)が最も多く生成さ
れる。よって、画像形成処理を行っている際にも、帯電
装置3のランプ20を点灯して光照射を行えるようにす
るほうが好ましい。
【0070】さらに、上述した構成では、ランプ20を
帯電ローラ13の近傍に配置したが、その配置場所が帯
電ローラ13と感光体2との接触場所である放電場所の
近傍であれば、さらに効果的である。
【0071】なお、本実施の形態においては、帯電装置
3に帯電部材として帯電ローラ13を設けたが、これに
限るものではなく、帯電ローラ13に代えて、前述した
帯電ブラシ18や帯電ブレード19を設けるようにして
も、帯電ローラ13を設けた場合と同様の作用効果が得
られる。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明の帯電部材によれ
ば、電子写真方式における潜像担持体の表面の一様帯電
に用いられ、前記潜像担持体に接触させて設けられる導
電性部材と、この導電性部材に配され、前記潜像担持体
の表面の一様帯電の際に生成される放電生成物を分解す
る光触媒物質と、を有し、潜像担持体と導電性部材とが
接触することによる放電現象の発光により光触媒物質を
活性化させることで放電生成物と反応させることによ
り、潜像担持体近傍で発生する放電生成物を効率的に分
解することができるので、放電生成物の量を低減するこ
とができ、異常画像の発生等の潜像担持体における悪影
響を防止することができるとともに、環境への悪影響を
抑制することができる。
【0073】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の帯電部材において、前記光触媒物質は、前記導電性
部材の表面に配設されることにより、放電生成物の分解
効率を向上させることができる。
【0074】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の帯電部材において、前記光触媒物質が、n
型半導体であることにより、光触媒物質としての分解効
率が高いn型半導体からなる光触媒物質を用いるので、
放電生成物の量をより低減化することができる。
【0075】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の帯電部材において、前記n型半導体が、少なくとも
酸化チタンを含むことにより、n型半導体の光触媒物質
で、一番安定して分解効率の良い酸化チタンを光触媒物
質として用いるので、さらに効率よく放電生成物の量を
低減化することができる。
【0076】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の帯電部材において、前記酸化チタンの結晶構造は、
少なくともアナターゼ型構造を含むことにより、結晶構
造にアナターゼ型構造を含む酸化チタンは分解効率が高
いので、反応効率、耐久性、安全性及び利用できる波長
域の点から好適となる。
【0077】請求項6記載の発明の帯電装置によれば、
所定の電圧を印加する電源と、この電源に接続され、潜
像担持体の表面を一様に帯電させる請求項1ないし5の
いずれか一記載の帯電部材と、を備え、潜像担持体と導
電性部材とが接触することによる放電現象の発光により
光触媒物質を活性化させることで放電生成物と反応させ
ることにより、潜像担持体近傍で発生する放電生成物を
効率的に分解することができるので、放電生成物の量を
低減することができ、異常画像の発生等の潜像担持体に
おける悪影響を防止することができるとともに、環境へ
の悪影響を抑制することができる。
【0078】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の帯電装置において、前記帯電部材は、帯電ローラで
あることにより、簡易な構成で、放電生成物の量を低減
することができるので、異常画像の発生等の潜像担持体
における悪影響を防止することが可できるとともに、環
境への悪影響を抑制することができる。
【0079】請求項8記載の発明によれば、請求項6記
載の帯電装置において、前記帯電部材は、帯電ブレード
であることにより、簡易な構成で、放電生成物の量を低
減することができるので、異常画像の発生等の潜像担持
体における悪影響を防止することができるとともに、環
境への悪影響を抑制することができる。
【0080】請求項9記載の発明によれば、請求項6記
載の帯電装置において、前記帯電部材は、帯電ブラシで
あることにより、簡易な構成で、放電生成物の量を低減
することができるので、異常画像の発生等の潜像担持体
における悪影響を防止することができるとともに、環境
への悪影響を抑制することができる。
【0081】請求項10記載の発明によれば、請求項6
ないし9のいずれか一記載の帯電装置において、前記帯
電部材の近傍に紫外線照射可能な発光体を設けたことに
より、より放電生成物の分解効率を向上させることがで
きる。
【0082】請求項11記載の発明によれば、請求項6
ないし9のいずれか一記載の帯電装置において、前記帯
電部材と前記潜像担持体との接触による放電場所の近傍
に紫外線照射可能な発光体を設けたことにより、請求項
10記載の発明以上に放電生成物の分解効率を向上させ
ることができる。
【0083】請求項12記載の発明によれば、請求項1
0または11記載の帯電装置において、前記発光体は、
その発光表面に光触媒物質を含むことにより、発光体に
接触したオゾン等の放電生成物を分解させることもでき
る。
【0084】請求項13記載の発明によれば、請求項1
0ないし12のいずれか一記載の帯電装置において、前
記発光体が照射する紫外線は、300nm〜400nm
の波長の光を含むことにより、発光体による光触媒物質
の励起効率を向上させることができる。
【0085】請求項14記載の発明の作像ユニットによ
れば、潜像担持体と、この潜像担持体の表面を一様に帯
電する請求項6ないし13のいずれか一記載の帯電装置
と、前記潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現
像装置と、を備え、帯電装置の帯電部材と潜像担持体と
の間或いはその近傍における放電現象により生成された
放電生成物を帯電部材の近傍で光触媒物質により効率的
に分解することにより、例えばオゾンが潜像担持体の表
面を酸化して、画像を悪化させることを防止することが
でき、また、外部にオゾンが流出して、環境を悪化させ
ることを防止することができる。さらに、NOXによる
硝酸、硝酸塩が潜像担持体の表面に付着することも防止
することができ、高湿環境での画像流れを防止すること
ができる。さらにまた、経時での硝酸や硝酸塩の付着が
発生しにくくなり、低湿環境での放電ムラを防止するこ
とができる。
【0086】請求項15記載の発明の画像形成装置によ
れば、潜像担持体と、この潜像担持体の表面を一様に帯
電する請求項6ないし13のいずれか一記載の帯電装置
と、一様帯電後の前記潜像担持体を露光して静電潜像を
形成する光書込装置と、前記潜像担持体に形成された静
電潜像を現像する現像装置と、前記潜像担持体から記録
媒体に現像像を転写する転写装置と、前記記録媒体に転
写された前記現像像を定着する定着装置と、を備え、帯
電装置の帯電部材と潜像担持体との間或いはその近傍に
おける放電現象により生成された放電生成物を帯電部材
の近傍で光触媒物質により効率的に分解することによ
り、例えばオゾンが潜像担持体の表面を酸化して、画像
を悪化させることを防止することができ、また、外部に
オゾンが流出して、環境を悪化させることを防止するこ
とができる。さらに、NOXによる硝酸、硝酸塩が潜像
担持体の表面に付着することも防止することができ、高
湿環境での画像流れを防止することができる。さらにま
た、経時での硝酸や硝酸塩の付着が発生しにくくなり、
低湿環境での放電ムラを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の画像形成装置の要
部構成図である。
【図2】画像形成装置の帯電装置付近を主体に示す構成
図である。
【図3】帯電ローラの構造を示す縦断側面図である。
【図4】帯電ローラの構造の別の一例を示す縦断側面図
である。
【図5】帯電ローラの構造のさらに別の一例を示す縦断
側面図である。
【図6】帯電部材に帯電ブレードを適用した変形例を示
す構成図である。
【図7】帯電部材に帯電ブラシを適用した変形例を示す
構成図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態の画像形成装置の帯
電装置付近を主体に示す構成図である。
【図9】帯電電位と印加電圧との関係示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 潜像担持体 3 帯電装置 4 光書込装置 5 現像装置 6 転写装置 8 定着装置 12 作像ユニット 13 帯電部材、帯電ローラ 14 電源 16 導電性部材 17a 光触媒物質 18 帯電部材、帯電ブラシ 19 帯電部材、帯電ブレード 20 発光体 P 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 健治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小夫 真 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 AA18 BB11 CC04 CC05 CC06 3J103 AA02 AA14 AA33 AA51 BA46 FA18 FA30 GA02 GA52 HA03 HA04 HA05 HA11 HA20 HA31 HA60 4G069 AA03 BA04A BA04B BA48A CA01 CA10 CA13 CA16 DA05 EA11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式における潜像担持体の表面
    の一様帯電に用いられ、前記潜像担持体に接触させて設
    けられる導電性部材と、 この導電性部材に配され、前記潜像担持体の表面の一様
    帯電の際に生成される放電生成物を分解する光触媒物質
    と、を有する帯電部材。
  2. 【請求項2】 前記光触媒物質は、前記導電性部材の表
    面に配設される請求項1記載の帯電部材。
  3. 【請求項3】 前記光触媒物質が、n型半導体である請
    求項1または2記載の帯電部材。
  4. 【請求項4】 前記n型半導体が、少なくとも酸化チタ
    ンを含む請求項3記載の帯電部材。
  5. 【請求項5】 前記酸化チタンの結晶構造は、少なくと
    もアナターゼ型構造を含む請求項4記載の帯電部材。
  6. 【請求項6】 所定の電圧を印加する電源と、 この電源に接続され、潜像担持体の表面を一様に帯電さ
    せる請求項1ないし5のいずれか一記載の帯電部材と、
    を備える帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記帯電部材は、帯電ローラである請求
    項6記載の帯電装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電部材は、帯電ブレードである請
    求項6記載の帯電装置。
  9. 【請求項9】 前記帯電部材は、帯電ブラシである請求
    項6記載の帯電装置。
  10. 【請求項10】前記帯電部材の近傍に紫外線照射可能な
    発光体を設けた請求項6ないし9のいずれか一記載の帯
    電装置。
  11. 【請求項11】前記帯電部材と前記潜像担持体との接触
    による放電場所の近傍に紫外線照射可能な発光体を設け
    た請求項6ないし9のいずれか一記載の帯電装置。
  12. 【請求項12】 前記発光体は、その発光表面に光触媒
    物質を含む請求項10または11記載の帯電装置。
  13. 【請求項13】 前記発光体が照射する紫外線は、30
    0nm〜400nmの波長の光を含む請求項10ないし
    12のいずれか一記載の帯電装置。
  14. 【請求項14】 潜像担持体と、 この潜像担持体の表面を一様に帯電する請求項6ないし
    13のいずれか一記載の帯電装置と、 前記潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装
    置と、を備える作像ユニット。
  15. 【請求項15】 潜像担持体と、 この潜像担持体の表面を一様に帯電する請求項6ないし
    13のいずれか一記載の帯電装置と、 一様帯電後の前記潜像担持体を露光して静電潜像を形成
    する光書込装置と、 前記潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装
    置と、 前記潜像担持体から記録媒体に現像像を転写する転写装
    置と、 前記記録媒体に転写された前記現像像を定着する定着装
    置と、を備える画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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