JP2001215402A - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒

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JP2001215402A JP2000023512A JP2000023512A JP2001215402A JP 2001215402 A JP2001215402 A JP 2001215402A JP 2000023512 A JP2000023512 A JP 2000023512A JP 2000023512 A JP2000023512 A JP 2000023512A JP 2001215402 A JP2001215402 A JP 2001215402A
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cam groove
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Yoshihiro Yamazaki
伊広 山崎
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カム環へのレンズ枠の組み付けが容易なズー
ムレンズ鏡筒提供する。 【解決手段】 カム環17の内面に形成した2種類のカ
ム溝17c1,17c2と、各カム溝にカムフォロアを
嵌合させた第1と第2のレンズ枠と、直進案内環とを有
し、第1の軌跡のカム溝17c1は、カム環の回転に応
じて第1のレンズ枠を光軸方向に移動させるズーム撮影
領域と、カム環端面のカムフォロア挿脱口17c1xか
らズーム撮影領域までカムフォロアを導く導入部17c
1bと、カム溝終端部17c1cとを有し、第2の軌跡
のカム溝17c2は、ズーム撮影領域と、カムフォロア
を導く導入部17c2bとを有し、第1の軌跡のカム溝
のカム溝終端部と、第2の軌跡のカム溝のカムフォロア
挿脱口17c2xとは周方向の同一位置にあり、組み立
ての際には、第1のレンズ枠のカムフォロアを導入部に
進入させ、カムフォロアが直進案内環とカム環とを回転
させ、第2のレンズ枠のカムフォロアを第2の軌跡のカ
ムフォロア挿脱口から導入部内へ進入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ズームレンズ鏡筒に関してお
り、特に撮影光学系を構成するレンズ群を光軸方向に移
動させるためにカム溝を用いるズームレンズ鏡筒に関す
る。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ズームレンズ鏡筒におい
て、カム溝を有するカム環の回転運動によって、直進案
内されているレンズ群を所定の軌跡で光軸方向に移動さ
せる機構が知られている。こうしたカム溝による案内構
造では一般に、カム環と相対回転のみ可能に結合された
直進案内環に形成した直進案内溝によってレンズ群を有
するレンズ枠を直進案内しており、カム環に対するレン
ズ枠の組込時には、該レンズ枠に設けたカムフォロアと
直進案内突起に対して、カム溝の開口(カムフォロアの
挿脱口)と直進案内溝が一致するような回転位相に直進
案内環とカム環を合わせてからレンズ枠を組み込む。よ
って、カム環及び直進案内環が複数のレンズ枠を支持す
る場合には、各レンズ枠ごとに、組込前の準備段階とし
てカム環と直進案内環の回転位相を調整する手間がかか
り、組立性が悪かった。
【0003】
【発明の目的】本発明は以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、カム環へのレンズ枠の組み付けが容易なズ
ームレンズ鏡筒を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明のズームレンズ鏡筒は、回転駆動
されるカム環の内面に形成した、互いに軌跡の異なる少
なくとも2種類のカム溝と、この少なくとも2種類のカ
ム溝にそれぞれカムフォロアを嵌合させた第1と第2の
レンズ枠と、該第1と第2のレンズ枠を直進案内する直
進案内環とを有し、第1の軌跡のカム溝は、カム環の回
転に応じてカムフォロアを案内して第1のレンズ枠をテ
レ位置とワイド位置の間で光軸方向に移動させるズーム
撮影領域と、カム環の端面に連通するカムフォロア挿脱
口からズーム撮影領域までカムフォロアを導く導入部
と、この導入部とはズーム撮影領域を挟んで位置され、
ズームレンズ鏡筒の使用状態ではカムフォロアが通らな
いカム溝終端部とを有し、第2の軌跡のカム溝は、カム
環の回転に応じてカムフォロアを案内して第2のレンズ
枠をテレ位置とワイド位置の間で光軸方向に移動させる
ズーム撮影領域と、カム環の端面に連通するカムフォロ
ア挿脱口からズーム撮影領域までカムフォロアを導く導
入部を有し、第1の軌跡のカム溝のカム溝終端部と、第
2の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口とは周方向の同
一位置にあり、組み立ての際には、第1のレンズ枠のカ
ムフォロアを第1の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口
から導入部に進入させ、該カムフォロアがカム溝終端部
まで移動されるように直進案内環とカム環とを相対回転
させた後、第2のレンズ枠のカムフォロアを第2の軌跡
のカム溝のカムフォロア挿脱口から導入部内へ進入させ
ることを特徴としている。この構成によれば、第1の軌
跡のカム溝の終端部まで第1のレンズ枠のカムフォロア
を案内した状態で第2のレンズ枠が組込可能となるの
で、レンズ枠の組み付けが容易に行える。
【0005】このズームレンズ鏡筒では、直進案内環は
カム環の内側に位置し、光軸と平行な直進案内貫通溝を
有し、第1と第2のレンズ枠はそれぞれ、該直進案内貫
通溝に互いの光軸方向位置を異ならせた共用状態で嵌合
する直進案内突起を有し、この直進案内突起はカムフォ
ロアと周方向の同一位置に設けられており、該カムフォ
ロアは直進案内貫通溝を貫通して第1と第2の軌跡のカ
ム溝に嵌合していることが望ましい。この構成によれ
ば、直進案内環における直進案内溝の数を少なくでき、
かつ該直進案内環にカムフォロア専用の貫通逃げ溝を設
けなくて済む。よって強度的に優れた構成となる。
【0006】本発明のズームレンズ鏡筒はまた、回転駆
動されるカム環の内面に形成した、互いに軌跡の異なる
少なくとも2種類のカム溝と、この少なくとも2種類の
カム溝にそれぞれカムフォロアを嵌合させた第1と第2
のレンズ枠と、カム環の内側に位置する直進案内環に形
成され、該第1と第2のレンズ枠から径方向外方に突出
された直進案内突起が移動可能に嵌まる光軸と平行な直
進案内溝とを有し、第1の軌跡のカム溝は、カム環の回
転に応じてカムフォロアを案内して第1のレンズ枠をテ
レ位置とワイド位置の間で光軸方向に移動させるズーム
撮影領域と、カム環の端面に連通するカムフォロア挿脱
口からズーム撮影領域までカムフォロアを導く導入部
と、この導入部とはズーム撮影領域を挟んで位置され、
ズームレンズ鏡筒の使用状態ではカムフォロアが通らな
いカム溝終端部とを有し、第2の軌跡のカム溝は、カム
環の回転に応じてカムフォロアを案内して第2のレンズ
枠をテレ位置とワイド位置の間で光軸方向に移動させる
ズーム撮影領域と、カム環の端面に連通するカムフォロ
ア挿脱口からズーム撮影領域までカムフォロアを導く導
入部を有し、第1のレンズ枠のカムフォロアが第1の軌
跡のカム溝のカム溝終端部に位置するときに、周方向に
おいて第2の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口と直進
案内環の直進案内溝がそれぞれ、第2のレンズ枠のカム
フォロアと直進案内突起に対応して位置されることを特
徴としている。
【0007】このズームレンズ鏡筒では、第1の軌跡の
カム溝のカム溝終端部と、第2の軌跡のカム溝のカムフ
ォロア挿脱口は、周方向の同一位置にあることが望まし
い。また、直進案内溝は、直進案内環を径方向に貫通す
る直進案内貫通溝であり、第1と第2のレンズ枠の直進
案内突起は、該直進案内貫通溝に互いの光軸方向位置を
異ならせた共用状態で嵌合し、この直進案内突起はカム
フォロアと周方向の同一位置に設けられており、該カム
フォロアは直進案内貫通溝を貫通して第1と第2の軌跡
のカム溝に嵌合していることが望ましい。
【0008】本発明のズームレンズ鏡筒はさらに、回転
駆動されるカム環の内面に形成した、互いに軌跡の異な
る少なくとも2種類のカム溝と、この少なくとも2種類
のカム溝にそれぞれカムフォロアを嵌合させた第1と第
2のレンズ枠と、該第1と第2のレンズ枠を直進案内す
る直進案内環とを有し、第1と第2の軌跡のカム溝はそ
れぞれ、カム環の回転に応じてカムフォロアを案内して
第1と第2のレンズ枠をテレ位置とワイド位置の間で光
軸方向に移動させるズーム撮影領域と、カム環の端面に
連通するカムフォロア挿脱口からズーム撮影領域までカ
ムフォロアを導く導入部とを有し、第1の軌跡のカム溝
のカムフォロア挿脱口とズーム撮影領域とは、光軸方向
において、第2の軌跡のカム溝のズーム撮影領域を挟ん
で位置されており、この第1の軌跡のカム溝の導入部
は、周方向において第2の軌跡のカム溝と重ならない位
置で、光軸方向へ向けて該第2の軌跡のカム溝を跨いで
形成されていることを特徴としている。
【0009】このズームレンズ鏡筒では、第1の軌跡の
カム溝は、ズーム撮影領域の先に、ズームレンズ鏡筒の
使用状態ではカムフォロアが通らないカム溝終端部を有
し、この第1の軌跡のカム溝のカム溝終端部と、第2の
軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口とは周方向の同一位
置にあり、組み立ての際には、第1のレンズ枠のカムフ
ォロアを第1の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口から
導入部に進入させ、該カムフォロアが該第1の軌跡のカ
ム溝のカム溝終端部まで移動されるように直進案内環と
カム環とを相対回転させた後、第2のレンズ枠のカムフ
ォロアを第2の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口から
導入部内へ進入させることにより、レンズ枠の組み付け
が容易になる。また、直進案内環はカム環の内側に位置
し、光軸と平行な直進案内貫通溝を有し、第1と第2の
レンズ枠はそれぞれ、該直進案内貫通溝に互いの光軸方
向位置を異ならせた共用状態で嵌合する直進案内突起を
有し、この直進案内突起はカムフォロアと周方向の同一
位置に設けられており、該カムフォロアは直進案内貫通
溝を貫通して第1と第2の軌跡のカム溝に嵌合している
ことが望ましい。
【0010】以上の各態様のズームレンズ鏡筒では、第
2の軌跡のカム溝は、ズーム撮影領域より先のカム溝終
端部に撮影を行わない収納位置用の領域を有し、第1の
軌跡のカム溝は、導入部とズーム撮影領域の間に、この
第2の軌跡のカム溝の収納位置用の領域と周方向の同一
位置で、収納位置用の領域を有していることが好まし
い。また以上の各態様のズームレンズ鏡筒では、第2の
軌跡のカム溝の導入部の途中には、ズーム撮影領域より
も径方向に浅いカムフォロア抜止領域が形成され、該第
2のカム溝に第2のレンズ枠のカムフォロアが嵌合した
状態では、このカムフォロア抜止領域によって、カムフ
ォロア挿脱口側への該カムフォロアの移動が規制される
ことが好ましい。
【0011】
【発明の実施形態】本実施形態は、デジタルカメラ用ズ
ームレンズに本発明を適用したものである。最初に全体
構造を説明し、次に本発明の特徴部分を説明する。
【0012】
【本実施形態のレンズ鏡筒全体の説明】図1、図2を参
照して本実施形態のズームレンズ鏡筒の構成を説明す
る。以下の説明において、部材名称の次の数字の後の括
弧付き大文字(F)は、その部材が固定されていること
を示し、同(L)は光軸方向に直進移動することを示
し、同(RL)は回転しつつ光軸方向に移動することを
示す。
【0013】この実施形態のレンズ構成は、物体側から
順に、第1レンズ群L1(L)、第2レンズ群L2
(L)、及び第3レンズ群L3(L)からなり、第1レ
ンズ群L1と第2レンズ群L2をその間隔を変化させな
がら所定の軌跡で光軸方向に移動させることでズーミン
グが行われる。第3レンズ群L3は、第1レンズ群L
1、第2レンズ群L2の位置に拘わらず、フォーカシン
グレンズとして機能するもので、いわゆるリヤフォーカ
シングのズームレンズ系である。
【0014】カメラボディに固定される(あるいはカメ
ラボディの一部を構成する)ハウジング10(F)に
は、固定環11(F)が固定されている。固定環11
は、その外周面に細密雄ねじ11aを有し、内周面に、
雌ヘリコイド11bと、この雌ヘリコイド11bの一部
を切り欠いて形成した光軸と平行な方向の直進案内溝1
1cを有している。直進案内溝11cは、120゜間隔
で3本形成されている。
【0015】ハウジング10には、図2に示すように、
CCD挿入窓10a、フィルタ固定部10b、フォーカ
スレンズ群移動ガイド10cが備えられている。CCD
挿入窓10aには、基板12に固定されたCCD12a
が臨み、フィルタ固定部10bには、ローパスフィルタ
等のフィルタ10dが固定されている。フォーカスレン
ズ群移動ガイド10cには、光軸方向に移動可能に第3
レンズ群L3が支持されており、送りねじ10eの回転
方向と回転角度(量)によって、第3レンズ群L3の移
動位置が決定される。送りねじ10eの回転角度は、パ
ルスモータ(エンコーダ)によってパルス管理される。
【0016】固定環11の外側には回転環13(RL)
が位置し、この回転環13の内周面に形成した雌ねじ1
3aが固定環11の雄ねじ11aに螺合している。この
回転環13は、外周面にギヤ13b(図1)を有し、こ
のギヤ13bに噛み合うピニオン(図示せず)を介して
回転駆動される。回転環13は、回転駆動されると、雌
ねじ13aに従い、回転しながら光軸方向に移動する。
この回転環13の先端部の内面には、120゜間隔で、
回転伝達突起13cが形成されている。また、回転環1
3の外周面には、周方向に向けてコード板14(RL)
(図1)が固定されており、ハウジング10には、この
コード板14と摺接するブラシ15(F)(同)が固定
されている。コード板14とブラシ15は、雄ねじ11
a(雌ねじ13a)に従って光軸方向に進退するコード
板14(回転環13)の移動位置に拘わらず互いに接触
を維持し、回転環13の回転位置をデジタル情報及び
(又は)アナログ情報として検出するように設けられて
いる。回転環13の雌ねじ13aは、回転環13を固定
環11に回転自在に支持する手段であり、回転環13
は、固定環11に光軸方向の移動を規制して回転のみ可
能に支持してもよい。
【0017】固定環11の内側には、直進案内環16
(L)と、この直進案内環16の外周面に光軸方向移動
を規制し相対回転を可能にして嵌めたカム環17(R
L)と、このカム環17の先端部外周に回転方向には一
緒に回転し光軸方向には相対移動可能に嵌めた第2カム
環18(RL)との結合体が位置している。すなわち、
直進案内環16は、その後端部に外方フランジ16aを
有し、前端部には直進案内リング(フランジリング)1
9(L)がリテーナリング20(L)を介して固定され
ている。カム環17は、この外方フランジ16aと直進
案内リング19との間に挟着されて、直進案内環16に
対して相対回転は自由に光軸方向には一緒に移動するよ
うに支持されている。
【0018】カム環17の先端部に嵌めた第2カム環1
8は、カム環17の外周面に120゜間隔で形成したス
トッパ突起17aに摺動自在に係合する直進ガイド部1
8aを有していて、カム環17に対する相対回動は生ぜ
ず、光軸方向の相対移動のみ可能に支持されている。こ
のストッパ突起17aと直進ガイド部18aの近傍に
は、第2カム環18を前方に移動付勢する圧縮ばね21
が挿入されており、第2カム環18は常時は直進案内リ
ング19に当接している。第2カム環18は、ストッパ
突起17aと直進ガイド部18aの光軸方向のクリアラ
ンス分だけ、圧縮ばね21を撓ませながら後退すること
が可能である。また、径方向のクリアランスだけ傾くこ
ともできる。
【0019】カム環17の外周面には、固定環11の雌
ヘリコイド11bと螺合する雄ヘリコイド17bが形成
されており、この雄ヘリコイド17bの一部を切除し
て、回転環13の回転伝達突起13cが摺動可能に嵌ま
る光軸と平行な回転伝達溝17cが形成されている。一
方、直進案内環16の外方フランジ16aには、径方向
外方に突出して固定環11の直進案内溝11cに嵌まる
直進案内突起16bが120゜間隔で形成されている。
直進案内環16にはまた、直進案内突起16bと周方向
位置を同一にして、120゜間隔で光軸と平行な方向の
貫通した直進案内貫通溝16cが形成されている。
【0020】直進案内貫通溝16cは、図4、図5に示
すように、直進案内環16の後端面に開口しており、そ
の外径側は、外方フランジ16aと直進案内突起16b
によって閉塞されている。外方フランジ16aには、こ
の直進案内突起16bと周方向位置を同じくしてその内
径側にカムフォロアの挿入溝16hが形成されている。
【0021】直進案内環16、カム環17及び第2カム
環18の結合体を、固定環11と回転環13に係合させ
る際には、固定環11の各直進案内溝11cに導入部1
1dから直進案内環16の各直進案内突起16bを嵌め
るとともに、カム環17の各回転伝達溝17cに導入部
17dから回転環13の各回転伝達突起13cを嵌め、
その状態で固定環11の雌ヘリコイド11bとカム環1
7の雄ヘリコイド17bとを螺合させる。また、固定環
11の雄ねじ11aと回転環13の雌ねじ13aを螺合
させる。
【0022】こうして図2のように組立が完了した状態
では、ギヤ13bを介して回転環13を回転駆動する
と、回転環13は雌ねじ13aと雄ねじ11aの螺合関
係で回転しながら光軸方向に進退し、同時にカム環17
と該カム環17の外径側に載っている第2カム環18に
は、回転伝達突起13cと回転伝達溝17cの摺動関係
で回転が伝達され、雄ヘリコイド17bと雌ヘリコイド
11bとの螺合関係で光軸方向の移動が与えられる。こ
のとき、直進案内環16は、直進案内突起16bと直進
案内溝11cの摺動関係で回転することなく光軸方向に
進退し、直進案内環16に対して相対回転するカム環1
7、第2カム環18が直進案内環16と光軸方向に一緒
に移動する。
【0023】カム環17の内周面には、図3に展開形状
を示す1群用カム溝17C1と2群用カム溝17C2と
が形成されている。この1群用カム溝17C1と2群用
カム溝17C2は、同一形状を120゜間隔で3本形成
したもので、カム環17の回転方向に順に、収納位置、
テレ端位置、ワイド端位置を有している。収納位置から
ワイド端位置に至るカム環17の回転角度はAである。
【0024】第1レンズ群L1を保持した第1レンズ枠
22(L)と、第2レンズ群L2を保持した第2レンズ
枠23(L)とは、この1群用カム溝17C1と2群用
カム溝17C2、及び直進案内環16の直進案内貫通溝
16cによって案内され、光軸方向に直進移動する。第
1レンズ枠22は、筒状部22aから後方に突出する弾
性舌片22bを120゜間隔で3個備えており、この弾
性舌片22b上に、径方向に突出し直進案内貫通溝16
cに摺動自在に嵌まる角突起22cが形成され、この角
突起22c上に径方向に突出するフォロアピン22dが
植設固定されている。角突起22cは、直進案内溝16
cとの接触部が平行平面である突起であればよい。第1
レンズ群L1を固定したレンズ筒22eは、筒状部22
aの内周面にねじ22fで結合されており、螺合位置を
調節することで、第1レンズ枠22内での第1レンズ群
L1の光軸方向の位置調節ができる。レンズ筒22e
は、第1レンズ枠22のフランジ22gとの間にウェー
ブワッシャ22hを挟着しており、ウェーブワッシャ2
2hの弾性によって、レンズ筒22e(第1レンズ群L
1)の光軸方向の遊びを除去している。
【0025】第2レンズ枠23は、環状部23aから前
方に突出する弾性舌片23bを120゜間隔で3個備え
ており、この弾性舌片23b上に、径方向に突出し直進
案内貫通溝16cに摺動自在に嵌まる角突起23cが形
成され、この角突起23c上に径方向に突出するフォロ
アピン23dが植設固定されている。この角突起23c
とフォロアピン23dは、弾性舌片23bの方向が弾性
舌片22bの方向とは逆である点を除き、第1レンズ枠
22の角突起22cとフォロアピン22dと同様であ
る。第2レンズ群L2を固定したレンズ筒23eは、固
定ねじ23fを介して第2レンズ枠23のフランジ23
gに固定されている。この第2レンズ枠23のフランジ
23gには、シャッタブロック24が固定されている。
シャッタブロック24は、シャッタレリーズ時に、CC
D12aに与えられる光束を遮断する機能を持つ。
【0026】以上の第1レンズ枠22と第2レンズ枠2
3はそれぞれ、各角突起22cと角突起23cを直進案
内環16の対応する同一の直進案内貫通溝16cに嵌め
ることで直進案内されている。そして、フォロアピン2
2dとフォロアピン23dは、直進案内環16の直進案
内貫通溝16cから径方向に突出して、直進案内環16
の外周に相対摺動自在に嵌まっているカム環17の1群
用カム溝17C1と2群用カム溝17C2にそれぞれ嵌
まっている。なお、第1レンズ枠22と第2レンズ枠2
3を直進案内環16及びカム環17内に嵌めるときに
は、直進案内環16の後端面から、角突起22cと23
cを直進案内貫通溝16cに嵌め、フォロアピン22d
と23dをカムフォロア挿入溝16hを通過させてか
ら、カム溝17C1と17C2に嵌める。なお、図3に
おいて、カム溝17C1、17C2の輪郭内にハッチン
グを付した領域は、組立時に使用する(フォロアピン2
2d、23dが通過する)もので、使用状態では使用し
ない。
【0027】以上の案内構造により、回転環13に回転
が与えられると、カム環17と第2カム環18は回転し
ながら、直進案内環16は回転することなく、直進案内
環16、カム環17、第2カム環18の結合体が光軸方
向に進退する。その結果、第1レンズ枠22(第1レン
ズ群L1)と第2レンズ枠23(第2レンズ群L2)
が、1群用カム溝17C1と2群用カム溝17C2のカ
ムプロフィルに従い、互いの空気間隔を変化させながら
光軸方向に直進移動してズーミングがなされる。
【0028】次に、直進案内環16の先端部に対する直
進案内リング19とリテーナリング20の結合構造を図
6と図7について説明する。直進案内環16には、その
先端部に、径方向に突出させて120゜間隔で、3個の
バヨネット爪16dが形成されており、このバヨネット
爪16dの間に小径挿入部16eが位置している。バヨ
ネット爪16dの背面には、小径挿入部16eと同径の
小径部16fが形成されており、バヨネット爪16dの
背面に位置させて、小径部16fを軸と平行な方向に切
り欠いた回転規制凹部16gが形成されている。
【0029】一方、直進案内リング19には、その内周
面に、小径挿入部16eからバヨネット爪16dの間に
挿入可能で、挿入後小径部16fに対して相対回転可能
な回転規制凸部19aが120゜間隔で形成されてい
る。また、この直進案内リング19には、外周面に、回
転規制凸部19aとの周方向位置を定めた直進案内突起
19bが120゜間隔で形成されている。
【0030】リテーナリング20には、その内周面に、
直進案内環16の小径挿入部16eからバヨネット爪1
6dの間に挿入可能で、挿入後小径部16fに対し相対
回転可能な固定爪20aが120゜間隔で形成されてい
る。また前端面には、回転操作用のカニメ溝20bが形
成されている。
【0031】直進案内リング19を直進案内環16の先
端部に固定する際には、直進案内リング19をその回転
規制凸部19aを小径挿入部16eに嵌めて小径部16
f上で回転させ、回転規制凸部19aをバヨネット爪1
6dの背面に移動させて回転規制凹部16gに嵌合させ
る。この嵌合により、直進案内リング19の直進案内環
16に対する周方向位置が定まる。次に、リテーナリン
グ20をその固定爪20aを小径挿入部16eに嵌めて
小径部16f上で回転させ、回転規制凸部19aを回転
規制凹部16gに押し付けて、直進案内リング19の軸
方向の移動を抑える。このロック状態では、固定爪20
aがバヨネット爪16dと回転規制凸部19aの間に入
り、直進案内リング19の抜けを固定爪20aとバヨネ
ット爪16dが防止することになる。直進案内環16と
リテーナリング20の間には、ロック状態でリテーナリ
ング20の回転を防止する(クリック感を与える)凹凸
が設けられている。図6では、直進案内環16側の凹凸
16jのみを示した。
【0032】このようにして直進案内環16の先端に固
定された直進案内リング19の直進案内突起19bは、
直進案内環16の直進案内突起16bに対して予め定め
た特定の位置(角度関係)にある。この直進案内突起1
9bは、外観筒(フード筒)25(L)の内周面に12
0゜間隔で形成した光軸と平行な方向の直進ガイド溝2
5aに嵌まり、外観筒25を回転させることなく光軸方
向移動のみ可能に案内している。外観筒25には、12
0゜間隔で3本のガイドピン25bが植設されており、
このガイドピン25bは、第2カム環18の外周面に1
20゜間隔で形成した同一形状の進退ガイド溝18bに
嵌まっている。
【0033】進退ガイド溝18bは、図8、図9に示す
ように、ガイドピン25bを組立時に進入させる組立位
置と、カム環17の収納位置、テレ端位置、ワイド端位
置に対応する収納位置、テレ端位置、ワイド端位置を有
し、カム環17と一緒に回転する第2カム環18の回転
位置に応じて、外観筒25を光軸方向に進退させる。す
なわち、外観筒25を画角の狭いテレ端位置では第2カ
ム環18(第1レンズ群L1)に対して前進させ、画角
の広いワイド端位置では後退させることで、レンズフー
ドとしての役割を与えたものである。図10はワイド端
位置での外観筒25の位置、図11はテレ端位置で外観
筒25の位置を示している。
【0034】このように、外観筒25を案内する第2カ
ム環18と、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2を案
内するカム環17との間には、第2カム環18を前方に
移動付勢する圧縮ばね21が挿入されているため、使用
中に外観筒25に押し込み方向の外力が加わった場合に
は、その外力の少なくとも一部を圧縮ばね21によって
吸収することができる。つまり、外力は、圧縮ばね21
を圧縮した後、第2カム環18からカム環17に伝達さ
れるため、カム環17には大きな外力が加わることがな
い。よって、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2の位
置精度に対する影響を少なくすることができる。外観筒
25のより詳細な動き及び作用については、外観筒22
の先端に固定されるバリヤブロック27を説明した後、
さらに図12を用いて説明する。図1における符号29
(F)は、外観筒25がその内側を進退する、カメラボ
ディ側と一体のカバー筒である。
【0035】外観筒25には、その前端部内径に、バリ
ヤ駆動環26が回転自在に支持されている。このバリヤ
駆動環26は、その回転運動によりバリヤブロック27
のバリヤを開閉するものである。バリヤブロック27
は、図1、及び図13ないし図15に示すように、撮影
開口27aを有する化粧板27b、この化粧板27bに
撮影開口27aを開閉するように支持した二対のバリヤ
27c、27d、これらバリヤ27c、27dを撮影開
口27aを閉じる方向に付勢する一対のトーションばね
27e、化粧板27bとの間にこれら要素を挟着保持す
るバリヤ押え板27fとを有していて、予め別ユニット
として組み立てられる。バリヤ27c、27dは、化粧
板27bに設けた共通軸27gに同軸に回動自在であ
り、内側のバリヤ27dは、化粧板27bのばね掛け軸
27nに掛けとめたトーションばね27eにより閉方向
に回動付勢されている。バリヤ27dには、トーション
ばね27eの力に抗してバリヤ27dを開くための開閉
突起27hが突出形成されており、バリヤ27cには、
バリヤ27dが開方向に動くとき、バリヤ27dの縁部
に係合してバリヤ27dとともにバリヤ27cを開方向
に動かす連動突起27iが形成されている。また、バリ
ヤ27cと27dには、その対向面に、バリヤ27dが
閉方向に動くとき、バリヤ27dを一緒にバリヤ27c
を閉方向に動かす連動突起27jと27k(図15)が
形成されている。バリヤ押え板27fには開閉突起27
hをバリヤ駆動環26側に突出させる露出穴27mが形
成されている。
【0036】バリヤ駆動環26は、図16ないし図18
に示すように、バリヤ駆動環26自身に形成したばね掛
け突起26bと、外観筒25に形成したばね掛け突起2
5cとの間に張設した、トーションばね27eより強い
引張ばね28によって、バリア開方向に回動付勢されて
おり、このバリヤ駆動環26に、バリヤ27dの開閉突
起27hと係合してバリヤ27c、27dを開く開閉ダ
ボ26cが形成されている。バリヤ駆動環26は、引張
ばね28の力による回動端に位置するときには、その開
閉ダボ26cが開閉突起27hを押圧して、トーション
ばね27eの力に抗してバリヤ27dを開き、連動突起
27iを介して27cも開く(図15)。
【0037】一方、バリヤ駆動環26は、図16に示す
ように、その周方向の一部に、第2カム環18側に突出
する回転伝達突起26aを有しており、この回転伝達突
起26aは、第2カム環18に形成した回転付与凹部1
8c(図8、図9も参照)と係脱する。バリヤ駆動環2
6は、外観筒25に光軸方向の定位置で回転可能に支持
されているから、外観筒25が第2カム環18の進退ガ
イド溝18bに従って光軸方向に直進進退すると、図
8、図9に明らかなように、回転する第2カム環18に
対して接離する。回転伝達突起26aと回転付与凹部1
8cは、撮影位置(テレ端位置とワイド端位置の間)で
は図8のように互いに接触(係合)することがなく、テ
レ端位置から収納位置に移動する間に、図9のように互
いに係合して回転付与凹部18cによりバリヤ駆動環2
6に強制回転力が与えられるように形成されている。バ
リヤ駆動環26が引張ばね28に抗する移動端に回動す
ると、バリヤ駆動環26の開閉ダボ26cがバリヤ27
dの開閉突起27hから離れ、その結果トーションばね
27eの力によりバリヤ27dが開き、連動突起27
k、27jを介してバリヤ27cが閉じて撮影開口27
aが閉じる(図14)。逆に、収納位置からテレ端位置
に移行する間には、回転伝達突起26aが回転付与凹部
18cから徐々に離れ、引張ばね28によりバリヤ駆動
環26がバリヤ開放方向に回動する結果、開閉ダボ26
cが開閉突起27hを押し連動突起27iを介して、バ
リヤ27c、27dが開く。つまり、バリヤ27c、2
7dの開閉は、バリヤ駆動環26の回転によって行われ
る。なお、バリヤ駆動環26に形成された回転伝達突起
26aは唯一であるのに対し、第2カム環18に形成し
た回転付与凹部18cは、120°間隔で3個形成され
ていて、組立時にいずれかを選択できるようになってい
る。
【0038】上述のように、光軸方向に直進移動するよ
うに案内されている外観筒25は、第2カム環18の回
動によって前後移動する。一方、第1レンズ群L1と第
2レンズ群L2はカム環17の回動によって前後移動す
る。図12は、収納位置、テレ端位置からワイド端位置
における、CCD12aの像面、第1レンズ群L1と第
2レンズ群L2(の主点位置)、及び外観筒25の先端
のバリヤブロック27(の先端部の化粧板27bの撮影
開口27a)の位置変化を示したものである。カム環1
7のカム溝17C1と17C2、および第2カム環18
の進退カム溝18bは、このような移動軌跡が得られる
ように定められている。撮影開口27aは、正面略矩形
をなしていて、その短辺方向の画角、長辺方向の画角、
対角方向の画角の順に大きい。図10、図11では、撮
影開口27aの短辺方向から入射する光束S、長辺方向
から入射する光束M、及び対角方向から入射する光束L
の角度を示している。
【0039】なお、バリヤ駆動環26にはその内径部
に、バリヤ駆動環26から第1レンズ枠22の先端部外
周に延びる遮光筒26dが固定(接着)されている。遮
光筒26dは光軸を中心とする回転対称形状をしてお
り、バリヤ駆動環26の往復回動によって往復回動して
もその遮光機能は変化しない。
【0040】また、以上のズームレンズ鏡筒を構成する
部品は、各ばね、送りねじ10e、固定ねじ23f、フ
ォロアピン22d、23d、シャッタブロック24及び
ガイドピン25bを除き、すべて合成樹脂材料の成形品
からなっている。
【0041】また、以上の実施形態では、第3レンズ群
L3をフォーカスレンズ群としているが、別のレンズ
群、例えば第1レンズ群L1または第2レンズ群L2を
フォーカスレンズ群としてもよい。第2レンズ群L2を
フォーカスレンズ群とする場合、シャッタブロック24
に、フォーカシング機能を与えることができ、このよう
なシャッタブロックは周知である。
【0042】
【本発明の特徴部分の説明】上述のように、ズームレン
ズ鏡筒の使用状態において第1レンズ群L1と第2レン
ズ群L2は、カム環17の内周面に有底のカム溝として
形成した1群用カム溝17C1と2群用カム溝17C2
の形状に従って、テレ(TELE)位置とワイド(WI
DE)位置の間で光軸方向へ所定の軌跡で移動する。こ
の1群用カム溝17C1と2群用カム溝17C2の形状
を、図19を参照して説明する。図19は、本発明の特
徴部分を説明するための符号を図3に加えたものであ
り、同図では、図中右方が光軸方向の前方で、左方が後
方である。なお、1群用カム溝17C1と2群用カム溝
17C2はそれぞれ3本形成されているが、以下ではそ
のうちの一組の1群用カム溝17C1と2群用カム溝1
7C2を代表して説明する。
【0043】1群用カム溝17C1と2群用カム溝17
C2は互いに、テレ位置とワイド位置の間のズーム撮影
領域と、収納位置、すなわちズームレンズ鏡筒の使用状
態において使用される使用領域17C1aと17C2a
とが周方向における同一の位置に形成されている。
【0044】また、各カム溝で図19においてハッチン
グを付した領域は組立時に使用するもので、使用状態で
は使用しない。この組立用のカム溝領域は、1群用カム
溝17C1では、カム環17の後端部に連通するフォロ
アピン挿脱口17C1xからテレ位置の手前までの導入
部17C1bと、ワイド位置より先のカム溝終端部17
C2cとで構成されている。また2群用カム溝17C2
の組立用領域は、カム環17の後端部に連通するフォロ
アピン挿脱口17C2xからテレ位置の手前までの導入
部17C2bにより構成されている。1群用カム溝17
C1のカム溝終端部17C1cは、2群用カム溝17C
2のフォロアピン挿脱口17C2xと周方向位置が同一
である。各カム溝17C1と17C2のフォロアピン挿
脱口17C1xと17C2xは、互いの周方向位置が異
なっている。
【0045】2群用カム溝17C2は、フォロアピン挿
脱口17C2xからワイド位置までの導入部17C2b
が短く、使用領域17C2a(ワイド位置)は比較的カ
ム環17の後端部に近い位置から始まり、テレ位置付近
まで前方に向かいつつ周方向に進む傾斜形状をなしてい
る。さらに2群用カム溝17C2の使用領域17C2a
は、テレ位置を過ぎるとカム環17の後方に向かいつつ
周方向に若干進んで終端の収納位置へ至る。
【0046】1群用カム溝17C1は、この2群用カム
溝17C2の使用領域17C2aを光軸方向で挟むよう
に形成されている。1群用カム溝17C1の導入部17
C1bは、カム環17の後端側から、2群用カム溝17
C2のズーム撮影領域に沿って概ね線形の形状で前方に
傾斜しつつ周方向へ進む。2群用カム溝17C2の使用
領域17C2aよりも光軸後方に位置していた導入部1
7C1bは、周方向で2群用カム溝17C2の終端部
(収納位置)付近まで進むと、該2群用カム溝17C2
の終端部を囲むようにコ字状の屈曲部17C1dが形成
され、1群用カム溝17C1は2群用カム溝17C2と
交差することなく該2群用カム溝17C2よりも光軸前
方側の位置に移行する。つまり、導入部17C1bは、
2群用カム溝17C2に対して周方向に重ならない位置
で、光軸方向へ向けて該2群用カム溝17C2を跨いで
形成されている。1群用カム溝17C1では、この屈曲
部17C1dに続いて収納位置が形成され、さらにズー
ム撮影領域が形成されている。この収納位置とズーム撮
影領域からなる1群用カム溝17C1の使用領域17C
1aは、2群用カム溝17C2の使用領域17C2aよ
りも前方の位置で、所定の軌跡で周方向へ進んでいる。
1群用カム溝17C1のワイド位置より先には、ズーム
レンズ鏡筒の使用状態では用いないカム溝終端部17C
1cが形成されている。このカム溝終端部17C1c
が、2群用カム溝17C2のフォロアピン挿脱口17C
2xと周方向位置が同一であることは先に述べた通りで
ある。
【0047】つまり、1群用カム溝17C1は、ズーム
撮影領域を含む使用領域17C1aが2群用カム溝17
C2の使用領域17C2aよりも光軸方向の前方に形成
される一方、フォロアピン挿脱口17C1xを含む導入
部17C1bの大部分は、光軸方向において2群用カム
溝17C2の使用領域17C2bよりも後方に形成され
ている。この2群用カム溝17C2の使用領域17C2
bの前後に位置する使用領域17C1aと導入部17C
1bは互いに、該導入部17C1bの一部として形成さ
れた屈曲部17C1dによって、2群用カム溝17C2
とは交差しないように接続されている。
【0048】さらに、2群用カム溝17C2には、フォ
ロアピン挿脱口17C2xからワイド位置の手前までに
おける導入部17C2bの途中に、ズーム撮影領域より
も径方向に浅い抜止領域17C2cが形成されている。
少なくとも2群用カム溝17C2のズーム撮影領域にフ
ォロアピン23dが嵌合しているとき、フォロアピン2
3dは、該カム溝17C2に対して遊びなく嵌合するよ
うに径方向外方に向けて一定の力が加わっている。この
ような力は、フォロアピン23dを支持する弾性舌片2
3bが、フォロアピン23dがズーム撮影領域に嵌合し
ているときは径方向内方に弾性変形されるようにするこ
とで付与できる。そして、フォロアピン23dがズーム
撮影領域よりも浅い抜止領域17C2cを通るときに
は、この弾性舌片23dの径方向内方への弾性変形量が
多くなるため、フォロアピン23dと2群用カム溝17
C2の間の摺動抵抗が大きくなる。したがって、2群用
カム溝17C2内においてカム溝抜止領域17C2cよ
りも内方(終端側)にフォロアピン23dが位置すると
きには、フォロアピン挿脱口17C2x側へフォロアピ
ン23dが不用意に移動しないように、抜止領域17C
2cによって規制される。
【0049】第1レンズ枠22と第2レンズ枠23をカ
ム環17に対して組み付ける作業は、以下のように行
う。まず、上述の直進案内リング19とリテーナリング
20を用いて、直進案内環16とカム環17を相対回転
は可能で、光軸方向には相対移動しないように結合させ
ておく。そして、1群用カム溝17C1のフォロアピン
挿脱口17C1xと直進案内貫通溝16cとが重なるよ
うに直進案内環16とカム環17の回転位相を合わせ、
この重なって位置するフォロアピン挿脱口17C1x及
び直進案内貫通溝16cに対してフォロアピン22d及
び角突起22c(直進案内突起)が一致するように位置
を合わせてから、第1レンズ枠22を直進案内環16と
カム環17の後端側から押し込む。すると、1群用カム
溝17C1にに対してフォロアピン22dが進入して、
導入部17C1bにおけるP1位置(図19)まで移動
する。同時に、直進案内貫通溝16cには、角突起22
cが嵌合して第1レンズ枠22は直進案内される。続い
て、フォロアピン22dが屈曲部17C1dのP2位置
に達するまで直進案内環16とカム環17とを相対的に
回転させる。第1レンズ枠22は直進案内貫通溝16c
に直進案内されているため、直進案内環16とカム環1
7との回転位相が変化すると、第1レンズ枠22は光軸
方向位置を変化させながら1群用カム溝17C1に沿っ
て移動する。フォロアピン22dがP2位置まで達する
と、再び第1レンズ枠22を前方へ押し込み、フォロア
ピン22dをP3位置まで移動させる。続いて、フォロ
アピン22dがカム溝終端部17C1cのP4位置まで
移動されるように、直進案内環16とカム環17とを相
対的に回転させる。このときの直進案内環16とカム環
17の相対回転方向は、フォロアピン22dをP1位置
からP2位置へ移動させるときとは反対方向になる。
【0050】続いて、第2レンズ枠23のフォロアピン
23dを2群用カム溝17C2のフォロアピン挿脱口1
7C2xから進入させる。第1レンズ枠22の角突起2
2cと第2レンズ枠23の角突起23cはそれぞれ、共
通の直進案内貫通溝16cによって直進案内されるが、
第1レンズ枠22のフォロアピン22dがカム溝17C
1のカム溝終端部17C1c(P4位置)に位置すると
きには、直進案内環16とカム環17の回転位相は、直
進案内貫通溝16cが2群用カム溝17C2のフォロア
ピン挿脱口17C2xと重なるようになっている。換言
すれば、1群用カム溝17C1のカム溝終端部17C1
cと2群用カム溝17C2のフォロアピン挿脱口17C
2xとは周方向の同一位置にある。よって、第1レンズ
枠22のフォロアピン22dをカム溝17C1の終端部
まで移動させた状態において、そのまま第2レンズ枠2
3のフォロアピン23dをカム溝17C2内に嵌めるこ
とができる。フォロアピン23dがP5位置に達するま
で第2レンズ枠23を前方へ押し込み、続いて、フォロ
アピン23dが2群用カム溝17C2の終端部まで移動
されるようにカム環17と直進案内環16を相対的に回
転させる。このとき、第2レンズ枠23は角突起23c
で直進案内環16の直進案内貫通溝16cに直進案内さ
れるため、直進案内環16とカム環17の回転位相が変
化すると、第2レンズ枠23は光軸方向位置を変化させ
ながら2群用カム溝17C2に沿って移動する。フォロ
アピン23dが、2群用カム溝17C2の終端部に達す
るまで直進案内環16とカム環17が相対回転される
と、両レンズ枠のフォロアピン22dと23dがそれぞ
れのカム溝内での収納位置に位置され、第1レンズ枠2
2と第2レンズ枠23が鏡筒収納用の光軸方向位置で保
持される。
【0051】分解作業は以上と逆の手順で行い、まず2
群用カム溝17C2内におけるP5位置までフォロアピ
ン23dを移動させてから第2レンズ枠23を後方へ抜
き取り、続いて、フォロアピン22dを1群用カム溝1
7C1内におけるP1位置までフォロアピン22dを移
動させてから第1レンズ枠22を後方へ抜き取る。
【0052】上述のように、2群用カム溝17C2で
は、フォロアピン挿脱口17C2xの直後(光軸前方
側)に抜止領域17C2cが形成されているため、嵌合
後においてフォロアピン23dが2群用カム溝17C2
から不用意に脱落しないようになっている。フォロアピ
ン23dがカム溝17C2から脱落しなければ、カム環
17及び直進案内環16からの第2レンズ枠23の脱落
が防止される。第2レンズ枠23が脱落しなければ、該
第2レンズ枠23より前方に位置して直進案内貫通溝1
6を共用している第1レンズ枠22も、カム環17及び
直進案内環16から脱落されずに保持される。分解時に
は、フォロアピン23dが抜止領域17C2cに達した
ときに、弾性舌片23bを若干多く弾性変形させてから
フォロアピン23dをフォロアピン挿脱口17C2x側
に移動させればよい。つまり、カム環17、直進案内環
16、第1レンズ枠22、及び第2レンズ枠23の結合
体をレンズブロックと見なした場合に、抜止領域17C
2cを形成したことにより該レンズブロックの組立状態
を維持させることができ、組立作業性が向上する。
【0053】以上の説明から明らかなように、本実施形
態のズームレンズ鏡筒では、1群用カム溝17C1のカ
ム溝終端部17C1cと、2群用カム溝17C2のフォ
ロアピン17C2xを周方向の同一位置に形成し、第1
レンズ枠22のフォロアピン22dがカム溝終端部17
C1cまで移動された状態の直進案内環16とカム環1
7の回転位相で第2レンズ枠23を組込可能としたの
で、第2レンズ枠23を組み込む際に直進案内環16と
カム環17の相対回転位置を調整する必要がなく、組立
性が良い。別言すれば、第1レンズ枠22のフォロアピ
ン22dが1群用カム溝17C1の終端部に達したとき
の、直進案内環16とカム環17の回転位相(フォロア
ピン挿脱口17C2xと直進案内貫通溝16cの間の可
変である相対角度)が、第2レンズ枠23において固定
値として決められているフォロアピン23dと角突起2
3cの相対角度に対応しているので、第2レンズ枠23
を組み込むために直進案内環16とカム環17の回転位
置を調整しなくて済む。1群用カム溝17C1の形状
は、光軸方向において導入部17C1b(フォロアピン
挿脱口17C1x)と使用領域17C1a(ズーム使用
領域)とが、2群用カム溝17C2の使用領域17C2
a(ズーム使用領域)を挟むように位置されているが、
この2群用カム溝17C2とは交差しないように導入部
17C1bを取り廻して形成しているので、以上のよう
な組み立てが可能となっている。
【0054】本発明は図示実施形態に限定されるもので
はない。例えば、実施形態では第1レンズ枠22と第2
レンズ枠23は、それぞれのフォロアピン22d、23
dが角突起22c、23cと周方向の同位置に位置し、
角突起22cと23cは互いに共通の直進案内貫通溝1
6cによって直進案内されるものとした。該構成によれ
ば、直進案内環16における直進案内貫通溝16cの数
を少なくできるとともに、直進案内環16において、直
進案内用の溝(直進案内貫通溝16c)とは別にフォロ
アピン22d、23dを挿通させるための貫通逃げ溝を
形成する必要がないので、直進案内環16の強度が確保
でき、その製造も容易になるという利点がある。但し、
第1レンズ枠22を組み付けた状態でそのまま第2レン
ズ枠23を組み付け可能にして組立性を向上させるとい
う観点からは、第1レンズ枠22と第2レンズ枠23が
直進案内溝を共用していなくてもよいし、あるいは各レ
ンズ枠でのフォロアピン22d、23dと直進案内突起
(角突起22c、23c)とが、それぞれ周方向に位置
を異ならせていてもよい。上述のように、要は、第1の
レンズ枠のフォロアピンが1群用カム溝の終端部に達し
たときの、2群用カム溝のカムフォロア挿脱口と直進案
内溝の周方向の位相が、第2のレンズ枠におけるカムフ
ォロアと直進案内突起の相対角度に対応していればよい
のである。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、カム環
へのレンズ枠の組み付けが容易なズームレンズ鏡筒を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるズームレンズ鏡筒の全体構造を示
す分解状態の斜視図である。
【図2】同組立状態の上半断面図である。
【図3】カム環のカム溝の展開図である。
【図4】第1レンズ枠、第2レンズ枠、直進案内環及び
カム環の関係を示す分解斜視図である。
【図5】直進案内環の直進案内溝部分の背面図である。
【図6】直進案内環、直進案内リング、リテーナリング
の分解状態の拡大分解斜視図である。
【図7】同拡大分解展開図である。
【図8】第2カム環とバリヤ駆動環の撮影状態(テレ端
位置)における位置関係を示す展開図である。
【図9】同収納状態における位置関係を示す展開図であ
る。
【図10】ワイド撮影状態における外観筒と第2カム環
(第1レンズ群)との位置関係を示す上半断面図であ
る。
【図11】テレ撮影状態における外観筒と第2カム環
(第1レンズ群)との位置関係を示す上半断面図であ
る。
【図12】テレ撮影状態における外観筒と第2カム環
(第1レンズ群)との位置関係を実線で、ワイド撮影状
態におけるそれを鎖線で示す上半断面図である。
【図13】バリヤブロックを背面側からみた分解斜視図
である。
【図14】バリヤ押え板を除くバリヤブロックを組立状
態で背面側からみた斜視図である。
【図15】バリヤブロックのバリヤ開閉状態を示す正面
図である。
【図16】第2カム環の回転付与凹部とバリヤ駆動環の
回転伝達突起の関係を示す分解斜視図である。
【図17】外観筒に回転自在に支持されたバリヤ駆動環
の一方の回動端(バリア閉位置)での正面図である。
【図18】同バリヤ駆動環の他方の回動端(バリア開位
置)での正面図である。
【図19】本発明の特徴部分を説明するための、カム環
のカム溝の展開図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 10 ハウジング 11 固定環 11a 雄ねじ 11b 雌ヘリコイド 11c 直進案内溝 12 基板 12a CCD 13 回転環 13a 雌ねじ 13b ギヤ 13c 回転伝達突起 14 コード板 15 ブラシ 16 直進案内環 16a 外方フランジ 16b 直進案内突起 16c 直進案内貫通溝 16d バヨネット爪 16e 小径挿入部 16f 小径部 16g 回転規制凹部 16h カムフォロア挿入溝 17 カム環 17a ストッパ突起 17b 雄ヘリコイド 17c 回転伝達溝 17d 導入部 17C1x フォロアピン挿脱口(カムフォロア挿脱
口) 17C2x フォロアピン挿脱口(カムフォロア挿脱
口) 17C1a 使用領域 17C1b 導入部 17C1c カム溝終端部 17C1d 屈曲部 17C2a 使用領域 17C2b 導入部 17C2c 抜止領域 18 第2カム環 18a 直進ガイド部 18b 進退ガイド溝 18c 回転付与凹部 19 直進案内リング 19a 回転規制凸部 19b 直進案内突起 20 リテーナリング 20a 固定爪 20b カニメ溝 21 圧縮ばね 22 第1レンズ枠 22a 筒状部 22b 弾性舌片 22c 角突起(直進案内突起) 22d フォロアピン(カムフォロア) 22f ねじ 22g フランジ 22h ウェーブワッシャ 23 第2レンズ枠 23a 環状部 23b 弾性舌片 23c 角突起(直進案内突起) 23d フォロアピン(カムフォロア) 23e レンズ筒 23f 固定ねじ 23g フランジ 24 シャッタブロック 25 外観筒(フード筒) 25a 直進ガイド溝 25b ガイドピン 25c ばね掛け突起 26 バリヤ駆動環 26a 回転伝達突起 26b ばね掛け突起 26c 開閉ダボ 26d 遮光筒 27 バリヤブロック 27a 撮影開口 27b 化粧板 27c 27d バリヤ 27e トーションばね 27f バリヤ押え板 27g 共通軸 27h 開閉突起 27i 27j 27k 開閉突起 28 引張ばね 29 固定カバー筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 伊広 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 中村 聡 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H011 AA03 CA01 CA11 2H044 BD08 BD09 BD10 EF07 2H051 FA16 FA61

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるカム環の内面に形成し
    た、互いに軌跡の異なる少なくとも2種類のカム溝と、
    この少なくとも2種類のカム溝にそれぞれカムフォロア
    を嵌合させた第1と第2のレンズ枠と、該第1と第2の
    レンズ枠を直進案内する直進案内環とを有し、 第1の軌跡のカム溝は、カム環の回転に応じてカムフォ
    ロアを案内して上記第1のレンズ枠をテレ位置とワイド
    位置の間で光軸方向に移動させるズーム撮影領域と、カ
    ム環の端面に連通するカムフォロア挿脱口からズーム撮
    影領域までカムフォロアを導く導入部と、この導入部と
    はズーム撮影領域を挟んで位置され、ズームレンズ鏡筒
    の使用状態ではカムフォロアが通らないカム溝終端部と
    を有し、 第2の軌跡のカム溝は、カム環の回転に応じてカムフォ
    ロアを案内して上記第2のレンズ枠をテレ位置とワイド
    位置の間で光軸方向に移動させるズーム撮影領域と、カ
    ム環の端面に連通するカムフォロア挿脱口からズーム撮
    影領域までカムフォロアを導く導入部とを有し、 第1の軌跡のカム溝のカム溝終端部と、第2の軌跡のカ
    ム溝のカムフォロア挿脱口とは周方向の同一位置にあ
    り、 組み立ての際には、第1のレンズ枠のカムフォロアを第
    1の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口から上記導入部
    に進入させ、該カムフォロアがカム溝終端部まで移動さ
    れるように上記直進案内環とカム環とを相対回転させた
    後、第2のレンズ枠のカムフォロアを第2の軌跡のカム
    溝のカムフォロア挿脱口から上記導入部内へ進入させる
    ことを特徴とするズームレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のズームレンズ鏡筒におい
    て、 上記直進案内環は上記カム環の内側に位置し、光軸と平
    行な直進案内貫通溝を有し、 上記第1と第2のレンズ枠はそれぞれ、該直進案内貫通
    溝に互いの光軸方向位置を異ならせた共用状態で嵌合す
    る直進案内突起を有し、 この直進案内突起は上記カムフォロアと周方向の同一位
    置に設けられており、該カムフォロアは上記直進案内貫
    通溝を貫通して上記第1と第2の軌跡のカム溝に嵌合し
    ているズームレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のズームレンズ鏡
    筒において、 上記第2の軌跡のカム溝は、上記ズーム撮影領域より先
    のカム溝終端部に撮影を行わない収納位置用の領域を有
    し、 上記第1の軌跡のカム溝は、上記導入部とズーム撮影領
    域の間に、この第2の軌跡のカム溝の収納位置用の領域
    と周方向の同一位置で、収納位置用の領域を有している
    ズームレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1から3いずれか1項記載のズー
    ムレンズ鏡筒において、上記第2の軌跡のカム溝の導入
    部の途中には、ズーム撮影領域よりも径方向に浅いカム
    フォロア抜止領域が形成され、 該第2のカム溝に第2のレンズ枠のカムフォロアが嵌合
    した状態では、このカムフォロア抜止領域によって、カ
    ムフォロア挿脱口側への該カムフォロアの移動が規制さ
    れるズームレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 回転駆動されるカム環の内面に形成し
    た、互いに軌跡の異なる少なくとも2種類のカム溝と、
    この少なくとも2種類のカム溝にそれぞれカムフォロア
    を嵌合させた第1と第2のレンズ枠と、上記カム環の内
    側に位置する直進案内環に形成され、該第1と第2のレ
    ンズ枠から径方向外方に突出された直進案内突起が移動
    可能に嵌まる光軸と平行な直進案内溝とを有し、 第1の軌跡のカム溝は、カム環の回転に応じてカムフォ
    ロアを案内して上記第1のレンズ枠をテレ位置とワイド
    位置の間で光軸方向に移動させるズーム撮影領域と、カ
    ム環の端面に連通するカムフォロア挿脱口からズーム撮
    影領域までカムフォロアを導く導入部と、この導入部と
    はズーム撮影領域を挟んで位置され、ズームレンズ鏡筒
    の使用状態ではカムフォロアが通らないカム溝終端部と
    を有し、 第2の軌跡のカム溝は、カム環の回転に応じてカムフォ
    ロアを案内して上記第2のレンズ枠をテレ位置とワイド
    位置の間で光軸方向に移動させるズーム撮影領域と、カ
    ム環の端面に連通するカムフォロア挿脱口からズーム撮
    影領域までカムフォロアを導く導入部を有し、 第1のレンズ枠のカムフォロアが第1の軌跡のカム溝の
    カム溝終端部に位置するときに、周方向において第2の
    軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口と直進案内環の直進
    案内溝がそれぞれ、第2のレンズ枠のカムフォロアと直
    進案内突起に対応して位置されることを特徴とするズー
    ムレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のズームレンズ鏡筒におい
    て、上記第1の軌跡のカム溝のカム溝終端部と、上記第
    2の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口は、周方向の同
    一位置にあるズームレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のズームレンズ鏡
    筒において、 上記直進案内溝は、直進案内環を径方向に貫通する直進
    案内貫通溝であり、 上記第1と第2のレンズ枠の直進案内突起は、該直進案
    内貫通溝に互いの光軸方向位置を異ならせた共用状態で
    嵌合し、 この直進案内突起は上記カムフォロアと周方向の同一位
    置に設けられており、該カムフォロアは上記直進案内貫
    通溝を貫通して上記第1と第2の軌跡のカム溝に嵌合し
    ているズームレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 請求項5から7いずれか1項記載のズー
    ムレンズ鏡筒において 上記第2の軌跡のカム溝は、上記ズーム撮影領域より先
    のカム溝終端部に撮影を行わない収納位置用の領域を有
    し、 上記第1の軌跡のカム溝は、上記導入部とズーム撮影領
    域の間に、この第2の軌跡のカム溝の収納位置用の領域
    と周方向の同一位置で、収納位置用の領域を有している
    ズームレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 請求項5から8いずれか1項記載のズー
    ムレンズ鏡筒において、上記第2の軌跡のカム溝の導入
    部の途中には、ズーム撮影領域よりも径方向に浅いカム
    フォロア抜止領域が形成され、 該第2のカム溝に第2のレンズ枠のカムフォロアが嵌合
    した状態では、このカムフォロア抜止領域によって、カ
    ムフォロア挿脱口側への該カムフォロアの移動が規制さ
    れるズームレンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 回転駆動されるカム環の内面に形成し
    た、互いに軌跡の異なる少なくとも2種類のカム溝と、
    この少なくとも2種類のカム溝にそれぞれカムフォロア
    を嵌合させた第1と第2のレンズ枠と、該第1と第2の
    レンズ枠を直進案内する直進案内環とを有し、 第1と第2の軌跡のカム溝はそれぞれ、カム環の回転に
    応じてカムフォロアを案内して上記第1と第2のレンズ
    枠をテレ位置とワイド位置の間で光軸方向に移動させる
    ズーム撮影領域と、カム環の端面に連通するカムフォロ
    ア挿脱口からズーム撮影領域までカムフォロアを導く導
    入部とを有し、 第1の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口とズーム撮影
    領域とは、光軸方向において、上記第2の軌跡のカム溝
    のズーム撮影領域を挟んで位置されており、 この第1の軌跡のカム溝の導入部は、周方向において第
    2の軌跡のカム溝と重ならない位置で、光軸方向へ向け
    て該第2の軌跡のカム溝を跨いで形成されていることを
    特徴とするズームレンズ鏡筒。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のズームレンズ鏡筒に
    おいて、 上記第1の軌跡のカム溝は、ズーム撮影領域の先に、ズ
    ームレンズ鏡筒の使用状態ではカムフォロアが通らない
    カム溝終端部を有し、 この第1の軌跡のカム溝のカム溝終端部と、第2の軌跡
    のカム溝のカムフォロア挿脱口とは周方向の同一位置に
    あり、 組み立ての際には、第1のレンズ枠のカムフォロアを第
    1の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口から上記導入部
    に進入させ、該カムフォロアが該第1の軌跡のカム溝の
    カム溝終端部まで移動されるように上記直進案内環とカ
    ム環とを相対回転させた後、第2のレンズ枠のカムフォ
    ロアを第2の軌跡のカム溝のカムフォロア挿脱口から上
    記導入部内へ進入させるズームレンズ鏡筒。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のズームレンズ鏡筒に
    おいて、 上記直進案内環は上記カム環の内側に位置し、光軸と平
    行な直進案内貫通溝を有し、 上記第1と第2のレンズ枠はそれぞれ、該直進案内貫通
    溝に互いの光軸方向位置を異ならせた共用状態で嵌合す
    る直進案内突起を有し、 この直進案内突起は上記カムフォロアと周方向の同一位
    置に設けられており、 該カムフォロアは上記直進案内貫通溝を貫通して上記第
    1と第2の軌跡のカム溝に嵌合しているズームレンズ鏡
    筒。
  13. 【請求項13】 請求項10から12いずれか1項記載
    のズームレンズ鏡筒において、 上記第2の軌跡のカム溝は、上記ズーム撮影領域より先
    のカム溝終端部に撮影を行わない収納位置用の領域を有
    し、 上記第1の軌跡のカム溝は、上記導入部とズーム撮影領
    域の間に、この第2の軌跡のカム溝の収納位置用の領域
    と周方向の同一位置で、収納位置用の領域を有している
    ズームレンズ鏡筒。
  14. 【請求項14】 請求項10から13いずれか1項記載
    のズームレンズ鏡筒において、 上記第2の軌跡のカム溝は、上記ズーム撮影領域より先
    のカム溝終端部に撮影を行わない収納位置用の領域を有
    し、 上記第1の軌跡のカム溝は、上記導入部とズーム撮影領
    域の間に、この第2の軌跡のカム溝の収納位置用の領域
    と周方向の同一位置で、収納位置用の領域を有している
    ズームレンズ鏡筒。
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