JP2001215130A - 歩行者用道案内文自動作成装置および方法並びに記録媒体 - Google Patents
歩行者用道案内文自動作成装置および方法並びに記録媒体Info
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Abstract
を受けずに正確かつ簡潔な道案内文を作成する歩行者用
道案内文自動作成装置を提供する。 【解決手段】出発地と目的地を入力する入力手段11
と、道路データを格納する道路データ記憶手段12と、
目印となるランドマークおよびその表現形式に関する情
報を格納するランドマーク情報格納手段13と、出発地
から目的地までの経路を道路データ記憶手段から得られ
る道路データから計算する経路計算手段14と、経路を
編集する経路編集手段15と、経路編集手段により得た
経路に基づき経路の各地点におけるランドマークを選択
する経路計算選択手段17と、経路編集手段で得た経路
とランドマーク選択手段で選択したランドマーク情報に
基づき道案内文を作成する道案内文作成手段18と、道
案内文作成手段で作成した道案内文を呈示する呈示手段
20とで構成される。
Description
点から目的地までの歩行経路を案内する歩行者用情報提
供システムに属し、特に経路に対する道案内文を自動的
に作成する装置に関する。
ては、端末の画面上に地図を表示するものがある。これ
らの多くは地図を自由にスクロールさせる事が可能で、
地図を見ながら目的地まで歩いていく事ができる。さら
に最近ではGPSやPHSの位置情報サービスを利用し
て現在位置を求めることで、現在地周辺の地図を自動的
に表示する装置も製品化されている。
ため、最近急速に普及している携帯電話やPHSなどの
小さな画面を持った装置で利用するのは難しいのが実状
である。
合も多く、歩行者の安全の面から音声を用いた情報提供
も期待されている。このような観点から道案内情報の言
語化、テキスト化が強く望まれている。道案内情報の言
語化の為には地図会社が出している汎用的な道路ネット
ワークデータなどを元に経路探索を行う必要がある。
部分や、中央分離帯や高架線の出入り口などで実際の道
路とは異なる成分の線分が混じっている場合が多く、こ
れらが探索経路に含まれる事が多々発生する。これらは
道案内の略地図を作成する際には大きな問題にならない
が、この経路を元に道案内文を作成する際には幾何的な
整形処理が必要である。この編集処理は経路の簡略化に
もつながり、生成されるテキストを単純化することにも
つながる。しかしながら、このような編集によって道案
内テキストを生成するシステムはこれまで存在しなかっ
た。
化されている物としては、カーナビゲーションシステム
での音声ガイダンス機能がある。しかし、このガイダン
スの多くは道路名と交差点名称を元に組み立てられてお
り、歩行者へのガイダンスには適さない。歩行者にはこ
れら道路や交差点の近くにある建物などの目標物、即ち
ランドマーク情報を元にガイダンスを行うのが望まし
い。このようなシステムも幾つか提案されているが、い
ずれもランドマーク情報の呈示にはその名称を直接用い
ている。しかし実際には、建物の側を歩いていてその建
物の名称まで特定できる目標物や、種別までしか認識で
きない目標物もある。そこで、ランドマークの種類に応
じて、ランドマークの表現方法を適切なものに切り替え
る必要があるが、これまでにそのようなシステムは存在
しなかった。
る為、システムが持っている情報と実際の情報とが異な
る場合がある。例えば建物が取り壊されたり、店舗名が
変っているなどのケースがある。また、周辺の環境の変
化により目標物が目立たなくなり、ランドマークとして
適さなくなるケースもある。しかし、従来のシステムで
は近くに位置する別のランドマークを表示させるといっ
た事はできなかった。
ステムでは、道案内図の言語化、即ち道案内文の生成が
強く望まれている。しかし、道案内のベースとなる経路
を求める際に、道路ネットワーク上にある実際の道路と
は異なる成分の線分の影響を受けてしまうため、求まっ
た経路からこれらの線分を除去するための編集を行う必
要があるが、このようなシステムはこれまで存在しなか
った。
じてその表現方法を適切なものに自動的に切り替えるよ
うなシステムが望ましい。しかし、今までそのようなシ
ステムは存在しなかった。また、ランドマーク自体の変
化や周辺の環境の変化から、システムが用意したランド
マークが目印にならないケースも生じる。このような場
合、別のランドマークを自由に呼び出せるようなシステ
ムが望ましいが、従来このようなシステムは存在しなか
った。
影響を受けずに正確かつ簡潔な道案内文を作成する歩行
者用道案内文自動作成装置を提供することを目的とす
る。
現を切り替えることで、歩行者に分かりやすい道案内文
を作成する歩行者用道案内文自動作成装置を提供するこ
とを目的とする。
つからない等の環境の変化にも柔軟に対応できるように
する歩行者用道案内文自動作成装置を提供することを目
的とする。
地を入力する入力手段と、道路データを出力する道路デ
ータ出力手段と、歩行者の目印となるランドマークおよ
びこのランドマークの表現形式に関する情報を出力する
ランドマーク情報出力手段と、前記入力手段から入力さ
れた出発地から目的地に至る経路を前記道路データ出力
手段から得られる道路データから計算する経路計算手段
と、前記経路計算手段で求まった経路から誤案内を招く
ノイズ要素を除去するために前記経路を編集する経路編
集手段と、前記経路編集手段によって求まった経路に基
づいて、経路上の各地点におけるランドマークを選択す
る経路計算選択手段と、前記経路編集手段で求めた経路
と前記ランドマーク選択手段で選択したランドマーク情
報に基づいて道案内文を作成する道案内文作成手段と、
前記道案内文作成手段で作成した道案内文を呈示する呈
示手段とを具備する歩行者用道案内文自動作成装置を提
供する。
一定距離範囲内にあるランドマークを抽出し、前記呈示
手段は複数のランドマークが抽出された時に抽出ランド
マークの少なくともーつを呈示する。
名称での呈示および特徴を表す表現での呈示の少なくと
も一方を利用して提示を行う。
した長さを越える場合には、前記直線区間の途中でのラ
ンドマーク情報を選択する。
上のある地点から次の地点までの距離を、絶対距離、所
要時間、所要歩数のうちの少なくともーつの表現を用い
て案内文を生成する。
上のある地点から次の地点までの距離あるいは進行方向
を歩行者に誤解を与えない範囲で丸めた表現を用いる。
の名称を強調して呈示する。
の種別をアイコンを付して呈示する。
道案内文の既に歩行済みの部分を消して呈示することが
できる。
るステップと、道路データおよび歩行者の目印となるラ
ンドマークおよびこのランドマークの表現形式に関する
ランドマーク情報を準備するステップと、設定された前
記出発地から前記目的地に至る経路を前記道路データか
ら計算するステップと、この計算により求まった経路か
ら誤案内を招くノイズ要素を除去するために前記経路を
編集するステップと、編集済み経路に基づいて経路上の
各地点におけるランドマークを選択するステップと、前
記編集済み経路と選択ランドマーク情報に基づいて道案
内文を作成するステップと、作成した道案内文を呈示す
るステップとを具備する歩行者用道案内文自動作成方法
を提供する。
定する手段と、道路データおよび歩行者の目印となるラ
ンドマークおよびこのランドマークの表現形式に関する
ランドマーク情報を取得する手段と、前記出発地から前
記目的地に至る経路を前記道路データに基づいて計算す
る手段と、この計算により求まった経路から誤案内を招
くノイズ要素を除去するために前記経路を編集する手段
と、編集済み経路に基づいて経路上の各地点におけるラ
ンドマークを選択する手段と、前記編集済み経路と選択
ランドマーク情報に基づいて道案内文を作成する手段
と、作成した道案内文を呈示する手段としてコンピュー
タを機能させるためのプログラムを格納した記録媒体を
提供する。
手段を更に設け、前記ランドマーク選択手段により求ま
るランドマークを第1候補から順番にリスト構造として
管理する。
ドマークIDの項目をランドマークリストIDに変更す
ることにより、第1候補以外にも第2、第3のランドマ
ークをリストを辿って取り出すことができる。
編集する手段を付加することにより、道路ネットワーク
上の短線分(ゴミ)の影響を軽減すると共に、簡潔でわ
かりやすい道案内文を作成するシステムを実現する。
にどのように表現するかという情報を付加し、そのよう
な情報が与えられない場合においても、ランドマークの
種別に応じたディフォルトの値を設定することにより、
ランドマークに応じてその表現方法を適切なものに切り
替え、歩行者にとって解りやすい道案内文を作成するシ
ステムを実現する。
て選択された各ランドマークについて、近くに位置する
別のランドマークを対応付けておくことにより、後から
これらのランドマークを自由に呼び出すことを可能と
し、環境の変化に柔軟に対応できるシステムを実現す
る。
る入力手段と、道路データを記憶する道路データ記億手
段と、目印となるランドマークと前記ランドマークをど
のように表現するかといった情報を蓄積するランドマー
ク記憶手段と、前記入力手段から入力された出発地から
目的地に至る経路を前記道路データ記億手段に蓄積され
た道路データから計算する経路計算手段と、前記経路計
算手段で求まった経路に対し誤案内を招く要素を編集す
る経路編集手段と、前記経路計算手段及び前記経路編集
手段によって求まった経路に基づいて経路上の各地点に
おけるランドマークを選択するランドマーク選択手段
と、前記選択されたランドマークの中から略地図に表示
するランドマークを選択する略地図表示ランドマーク選
択手段と、前記経路計算手段で求めた経路と前記略地図
表示ランドマーク選択手段で選択したランドマーク情報
に基づいて経路の略地図を作成する略地図作成手段と、
前記経路計算手段及び前記経路編集手段で求めた経路と
前記ランドマーク選択手段及び前記略地図表示ランドマ
ーク選択手段で選択したランドマーク情報に基づいて道
案内文を作成する道案内文作成手段と、前記道案内文作
成手段で作成した道案内文と前記略地図作成手段で作成
した略地図を呈示する呈示手段とを具備する歩行者用道
案内文自動作成装置を提供する。
実施形態の概略構成を示す。本実施形態の歩行者用道案
内文自動作成装置は、現在地と目的地の場所を指定する
入力手段11と、道路のネットワークデータを蓄積して
いる道路データ記憶手段12と、目印となるランドマー
ク情報およびこのランドマークをどのように表現するか
といった情報を蓄積するランドマーク記憶手段13と、
前記入力手段11から入力された出発地から目的地に至
る経路を前記道路データ記憶手段12に蓄積された道路
データから計算する経路計算手段14と、前記経路計算
手段14で求まった経路から道案内に不要な要素を取り
除いために編集をする経路編集手段15と、前記経路計
算手段14及び前記経路編集手段15によって求まった
経路を記憶する経路データ記憶手段16と、この経路デ
ータ記憶手段16上の経路に基づいて、経路上の各地点
におけるランドマークを選択し、選択結果を経路データ
記憶手段16に加える働きをするランドマーク選択手段
17と、経路データ記憶手段16上の経路とランドマー
ク表現方式定義テーブルとを元に歩行者用の道案内文を
作成する道案内文作成手段18と、この道案内文作成手
段18で作成した道案内文を格納する道案内文記憶手段
19と、この道案内文記憶手段19上の道案内文を利用
者に呈示する呈示手段20とから構成される。
手順を示している。本装置は利用者が道案内の実行を呼
び出すことにより実行が開始する。まず、出発地と目的
地が入力手段11を介して入力される(ステップ1)。
例えば図3のような画面を表示し、出発地、目的地が入
力される。出発地と目的地の指定方法としては、最寄り
の駅名やランドマーク名、住所、電話番号を入力する方
式や、地図を表示してボインテイングにより入力する方
式が可能である。なお出発地に関しては、GPSやPH
Sの位置情報サービスや、さらにこれらに歩数や加速度
を測定するセンサを組み合わせた位置補正手段を通し
て、自動的に現在位置を初期値として設定したり、自宅
や会杜、日常利用する駅などを登録しておくことができ
る。
この経路の計算は経路計算手段14において、入力手段
11により与えられた出発地点と目的地を元に、道路デ
ータ記憶手段12に格納された道路ネットワークデータ
(道路データ)を用いて行われ、求まった経路が経路デ
ータ記憶手段16に格納される。
のある経路を優先的に選択するなどの手法も考えられる
が、ここでは、経路の計算には例えば最短経路を解くア
ルゴリズムとして知られているDijkstraの方法
などを使用する。
点)では、それぞれから最も近い位置にある道路線分ま
での垂線を作り、道路線分と垂線との交点部分をそれぞ
れ起点、終点として経路探索を行い、探索結果に上記追
加の線分を加えて経路を作成するものとする。但し、線
分の長さが予め設定した長さに満たない場合、即ち出発
地点や目的地点が道路上にあると見なして問題ない場合
には、線分の追加は行わず、道路上にある起点及び終点
をそれぞれ出発地点、目的地点として以下の処理を実行
する。経路計算の結果として図4に示すような出発地か
ら目的地までのノ一ドとアークによって表現される経路
データが求められる。ノ一ドとアークは、それぞれ図5
の(a)、(b)に示すような項目からなる。ノ一ドI
D、アークIDはそれぞれのノ一ド、及びアークを識別
する為のキーであり、各ノ一ド及アーク毎にユニークに
与えられる。
プ2で生成された経路データ記憶手段16上の経路デー
タから誤案内の原因となるノイズ線分を除去するための
編集処理を行う(ステップ3)。整形処理は短い線分の
削除と、同方向の連続する線分のマージ処理(合成処
理)の2つからなり、前者は大きな道路の交差部分や、
あるいは道路上に中央分離帯や陸橋等が現れる部分など
において、ネットワークの継りを維持する為に実際の道
路の進行方向とは異なる短い線分が混じってしまう場合
への対策である。
認識処理によって自動生成している場合にも、このよう
な線分が混じるケースが多い。後者は道案内文をノ一ド
単位で生成する為に、同じ方向への進行を意味する線分
を互いにマージして、道案内文の量を、情報量を大きく
減らすこと無く軽減する為に行われる。図4の経路を編
集した例を図6に示す。編集処理の行われた経路は、経
路データ記憶手段16に格納され、ステップ2で求めら
れた経路から置き換えられる。なおそれぞれの処理手順
については後述する。
ステップ3で求めた経路沿いのランドマークを求める
(ステップ4)。ランドマーク情報記憶手段13には図
7の(a)に示すような項目が各ランドマーク毎に蓄積
されている。“ランドマークID”はランドマークを識
別するためのキーであり、ランドマーク毎にユニークに
与えられる。“名称”はランドマークの詳細な指定であ
り、その場所でそのランドマークがどれであるかを確定
するのに十分な情報である。“種別”はそのランドマー
クの種類を表す名称であり、ランドマークを大雑把に確
認するのに十分な程度の情報である。“優先度”は道案
内時のランドマークとして相応しいかを示す値で、デー
タ作成時には図7の(b)に示すように種別に応じて予
め設定されている値が初期値として設定される。“形状
表現”はそのランドマークの形状を表現した文字列字列
で、「白い大きな建物」「大きなグランドを持った学
校」「12階建てのマンシヨン」などの文字列が与えら
れる。“位置”はそのランドマークの位置情報であり、
緯度経度などで指定される。図7の(c)は、ランドマ
ークの種類に応じたディフォルトの“形状表現”の情報
である。形状表現を持っていないランドマークに対して
は種別からこのディフォルトの表現を参照して利用す
る。
データの位置情報を元に前記経路上の各地点の近傍に位
置するランドマークを取り出し、これらの中からそれぞ
れの地点において最適なランドマークを選択する。選択
されたランドマークは経路データ記憶手段16にある経
路データに加えられる。具体的なランドマークの選択方
法については後述する。
ップ4までで作られた経路データを元にして道案内文を
作成する(ステップ5)。生成された道案内文は道案内
文記憶手段19に格納される。具体的な道案内文の作成
方法については後述する。
憶手段19上に作成された道案内文を利用者に呈示する
(ステップ6)。以上のようにして道案内文を作成する
一通りの手順が終了する。
法について説明する。図8は画面表示装置に道案内文を
表示した例である。各例では各文の先頭に“▽”を付け
ることでさらに案内文が続く事を示し、最後の文だけは
先頭を“☆”として最後であることを示している。また
道路名称は“< >”の括弧で、交差点名は“( )”
の括弧で、建物名称は“[ ]”の括弧でそれぞれ括る
ことによって目立たせると共に、各名称が表している種
類をわかりやすくしている。これらの記号は別の記号に
置き換えても構わない。またこれ以外にもフォントを変
える、色を変えるなどの方法も可能である。
である。この例で示したように各交差点部分において、
左右のランドマークをそれぞれ1つづつ、名称や、ある
いは形状などの特徴を表す表現を用いて呈示する。(8
−2)は交差点で曲がる角度が小さい場合に『道なり
に』という表現を用いた道案内文の例である。(8−
3)は直進して進む部分がある長さを越えている場合
に、予め設定した長さで区切って案内文を呈示している
例である。区切った部分では他の交差点部分と同様に左
右のランドマークを呈示している。
表示にメートル以外を用いた例で、(8−4)は所要時
間で、(8−5)は歩数で表示した例をそれぞれ表して
いる。(8−6)はランドマークにランドマークの種類
に応じたアイコンを追加して表示した例である。アイコ
ンの位置はこの図の様にランドマーク名の前にある場合
の他、ランドマーク名の後にあっても構わない。
合成音による音声を用いても構わない。なお音声を用い
た場合のランドマーク部分の強調方法として、通常文を
男性の声、ランドマーク部分を女性の声、あるいはその
逆で出力するといった方法がある。以上のように呈示手
段20において道案内文が呈示される。
(ステップ3)について説明する。経路データの整形処
理は図10に示す手順で行う。まず出発地点及び目的地
点においてアークが追加されたかを調べる(ステップ3
−1)(ステップ3−2)。次にその結果に従って編集
を行う対象のアークを決定する。出発地点及び目的地点
で追加された場合には、2番目から最後の1つ前までの
アークを処理対象とし(ステップ3−3)、出発地点で
追加されたが目的地では追加されなかった場合には、2
番目から最後までのアークを処理対象とし(ステップ3
−4)、出発地点で追加されなかったが目的地点で追加
された場合には、1番目から最後の1つ前までのアーク
を処理対象とし(ステップ3−5)、出発地点及び目的
地点で追加されなかった場合には、1番目から最後まで
のアークを処理対象とする(ステップ3−6)。
によって求まった処理対象のアークの中から短いアーク
を削除し、前後のアークを互いに接続する(ステップ3
−7)。短いアークは、予め定めた基準の長さを越えて
いるかいないかで判断する。前記基準の長さは固定長と
しても良いし、あるいは周囲の状況に応じて、適当な値
を可変的に取るようにしても構わない。後者の場合は例
えば駅前や主要道路など道路幅が広く、実際の経路方向
とは異なる短い線分が発生しやすい場所では比較的長め
に設定し、逆に住宅地など道路幅の狭い道が多い場所で
は短く設定することができる。周囲の状況の判断は、例
えば当該線分の前後の線分の道路幅属性から判断する。
或は予め市街地区域、住宅地区域などのロケーションを
定義しておき、当該線が位置するロケーシヨンから判断
することも出来る。
−7での削除処理を行った残りのアークに対し、その2
番目の処理対象アークより順番に以下の処理を実行する
(ステップ3−8)。2番目から処理を行うのは、以下
の処理で1つ手前のアークとの間の計算処理が行われる
為である。
しているかを調べる(ステップ3−9)。大きな道路で
あるとの判断は、道路につけられた種別を表す属性が、
基準のもの以上であるかどうかで判断する。あるいは道
路幅の属性値から判断するようにしても構わない。大き
な道路と接している場合はステップ3−13に飛び、接
していない場合には次のステップ3−10に進む。
の間のなす角を調べ、この角度が予め設定した基準の角
度以上かを調べる。基準の角度以上の場合は次のステッ
プ3−11に進み、基準の角度を超えていない場合には
ステップ3−13に進む。
マージが行われている場合に、マージが行われた最初の
アークとのなす角度が、予め設定した角度以下であるか
を調べる。基準の角度以下の場合は次のステップ3−1
2に進み、基準の角度を超える場合にはステップ3−1
3に進む。
のアークとをマージする。この際、マージされたアーク
の始点と終点は、それぞれ1つ手前のアークの始点と現
アークの終点となるようにマージを行う。
るかを調べる(ステップ3−13)。処理対象のアーク
がある場合、アークに対してステップ3−9以降の処理
を繰り返す。処理対象アークが無い場合、編集処理を終
了する。このようにして経路編集手段15での編集処理
が実行される。
ランドマークの選択処理(ステップ4)について説明す
る。
行う。先ず経路データ記憶手段16よりステップ3で編
集された経路データを取り出す(ステップ4−1)。
のアークを取り出す(ステップ4−2)。
て、アークの進行方向に対して左側にあるランドマーク
と右側にあるランドマークをそれぞれ1つづつ選択する
(ステップ4−3)。なお各点におけるランドマークの
選択方法は後述する。
マークのIDをアークデータの終点部左側ランドマーク
ID、終点部右側ランドマークIDに設定する(ステッ
プ4−4)。
を計算し(ステップ4−5)、アークデータの終点左側
ランドマーク角度および終点右側ランドマーク角度に設
定する(ステップ4−6)。
あるかを調べる(ステップ4−7)。ある場合はステッ
プ4−3に戻って処理を続ける。無い場合は次に進む。
タを以上の処理を行った経路データで置き換える(ステ
ップ4−8)。以上のようにしてランドマーク選択手段
17での処理が実行される。
ステップ4−3での処理について説明する。
理が行われる。まず対象のアークに対して指定の方向に
あり、かつ各点から予め設定された距離内にある全ラン
ドマークをランドマーク記憶手段13から取り出す(ス
テップ5−1)。
クする(ステップ5−2)。取り出せた場合は次の処理
に進み、取り出せなかった場合は、探索範囲が予め設定
した上限に達しているかを調べ(ステップ5−3)、上
限に達していない場合には、探索範囲を広げて(ステッ
プ5ー4)ステップ5−1の処理に戻る。上限に達して
いる場合には対応するランドマークは無いとして処理を
終了する(ステップ5−5)。
に他の点において対応付けられた物を取り除く(ステッ
プ5−6)。選択されたランドマークが残っているかを
チェックし(ステップ5−7)、残っている場合には次
の処理に進み、残っていない場合には、探索範囲が予め
設定した上限に達しているかを調べ(ステップ5−
3)、上限に達していない場合には、探索範囲を広げて
(ステップ5−4)ステップ5−1の処理に戻る。上限
に達している場合には対応するランドマークは無いとし
て処理を終了する(ステップ5−5)。
順位が一番上のランドマークを選ぶ(ステップ5−
8)。続いて複数のランドマークが選ばれたかをチェッ
クし(ステップ5−9)、複数のランドマークが選ばれ
ていない、即ち1つだけ求まった場合には、このランド
マークを対応するランドマークとして処理を終了する
(ステップ5−10)。複数のランドマークが選ばれて
いる場合には、それらの中で一番距離が近いランドマー
クを選ぶ(ステップ5−11)。
ばれているかをチェックし(ステップ5−12)、1つ
だけになっていればそれを対応するランドマークとして
ステップ5−10の処理を終了する。距離も同じランド
マークが複数ある場合には、ランドマークIDの順番で
1つだけに絞り込む(ステップ5−13)。絞り込む方
法は例えば一番ID番号が大きいランドマークなどとす
る。以上の様にランドマーク選択手段17におけるステ
ップ4−3での処理が実行される。
内文の生成処理(ステップ5)について説明する。道案
内文の生成には2つの方式がある。一つは目印のランド
マークからの距離を指示する方式で、例えば次の様なも
のである。即ち、 1.100m先の右手に○○銀行、左手に□□商店のあ
るΔΔ交差点を右に曲がって50m進む。 2.右手に××書店、左手に12階建てのビルのある角
を左に曲がってΔΔ通りを200m進む。 3.左に曲がると目的地です。
を指示する方式で、先の同じ案内文をこの方式で表現す
ると次のようになる。 1.100m進み、右手に○○銀行、左手に□□商店の
あるΔΔ交差点を右に曲がる。 2.50m進み、右手に××書店、左手に12階建ての
ビルのある角を左に曲がる。 3.ΔΔ通りを200m進み、左に曲がると目的地で
す。
として、それぞれの案内文の生成手順を示す。最初にタ
イプAの道案内文の作成方法を図13に基づいて説明す
る。
プ4でランドマークが選択された経路データを取り出す
(ステップ5A−1)。
クの追加を行った場合には出発地点から2つ目のアーク
を、追加を行わなかった場合は出発地点から1つ目のア
ークを取り出す(ステップ5A−2)。
クの長さを計算し、その長さに応じて「〜m進む」とい
う表現を作る(ステップ5A−3)。この際、値を適当
な単位で丸めて表現する。例えば「138m進む」と言
う所を「150m進む」、「270m進む」という所を
「30Om進む」と表現する。さらに距離が短い場合に
は単位を小さく、距離が長い場合には単位を大きく取
る。例えば10m、20m、30m、50m、100
m、200m、300m、500m、Ikm、〜という
単位に丸めて表現する。なお距離の表現は、メートルで
の表示の他、図9の(8−4)で示したように「徒歩○
○分」といった表現を用いることもできる。また(8−
5)で示したように歩数を用いて「○○歩」といった表
現を使っても良い。次にステップ5A−2で取り出した
アークのーつ先のアークの属性から、道路名称を取り出
す(ステップ5A−4)。
クの終点に接続しているノ一ドの属性から、交差点名称
を取り出す(ステップ5A−5)。そして、ステップ5
A−2で取り出したアークの属性から、終点の左右に対
応付いたランドマークを取り出す(ステップ5A−
6)。これらランドマークのそれぞれについて、“名
称”、“種別”、“形状表現”から自身を表す表現を作
成する(ステップ5A−7)。この時“形状表現”が設
定されている場合には、その表現をそのまま利用する。
設定されていない場合は“種別”から図7(c)に示し
たディフォルトの形状表現を調べ、これを利用する。デ
ィフォルトの形状表現が設定されていない場合には“名
称”を利用する。なお“形状表現”の表現やディフォル
トの形状表現を利用する場合でも、同時に“名称”を利
用しても構わない。例えば「白い大きな建物(○×ビ
ル)」や、「12階建てのマンシヨン(コーポ××)」
といった表現が可能である。
クとーつ先のアークとの間のなす角を計算し、どちらに
曲がっているかを調べ、向き変化を表す表現を作成する
(ステップ5A−8)。この時、角度に応じて表現を変
える。例えば右側に曲がっている場合、その進行方向に
対する角度が0度〜10度の場合「直進する」、10度
〜30度の場合「道なりに進む」、30度〜60度の場
合「右に小さく曲がる」、60度〜120度の場合「右
に曲がる」、120度以上の場合「右に大きく曲がる」
というように表現を変える。
クのーつ先のアークの長さを計算し、その長さに応じて
「〜m進む」という表現を作る(ステップ5A−9)。
この際、ステップ5A−3と同様に値を適当な単位で丸
めて表現する。
ークがあるかを調べる(ステップ5A−10)。道案内
文を作成すべきアークとは、終点部分においてアークの
追加を行っている場合、即ち終点部分が道路上から離れ
ている場合には経路の最後から1つ前のアークを、追加
を行っていない場合、即ち終点部分が道路上にあるか、
あるいはあるとみなしても構わない位置にある場合には
経路の最後のアークを意味するものとする。
場合はステップ5A−11に、無い場合はステップ5A
−13に進む。ステップ5A−11では、ステップ5A
−4で求めた道路名称と、ステップ5Aー5で求めた交
差点名称と、ステップ5A−7で求めたランドマークの
表現と、ステップ5A−8で求めた向きを表す表現と、
ステップ5A−9で求めた距離を表す表現を組み合わせ
て、「左手に(終点左側のランドマーク)、右手に(終
点右側のランドマーク)のある交差点名称を(曲がる方
向の表現)、(道路名称)を(次の地点までの距離)進
む。」という構文の案内文を作成する。例えば「左手に
スーパ−○○、右手に10階建てのマンションのあるΔ
Δ交差点を左に曲がり、○Δ通りを100m進む。」と
いった案内文を作成する。但し、最初の案内文の場合の
み、頭にステップ5A−3で求めた距離を表す文字列を
用いて『(距離)先の』を加えるものとする。なお各項
目のなかに値が無い物がある場合、例えば道路名称が付
けられていないなどの場合には、その部分の表現を省い
た形での案内文を生成する。続いて次のアークを取り出
してステップ5A−4に戻り、以上の処理を続ける。
8で求めた向きを表す表現を用い、終点部分でノ一ドの
追加を行っている場合には「(曲がる方向の表現)と目
的地です。」という構文の案内文を作成する。例えば
「右に曲がると目的地です。」という案内文を作成す
る。ノードの追加を行っていない場合には、一つ手前の
アークで作成した案内文の語尾に「と目的地です。」を
加えて、例えばーつ手前の案内文が「左手にスーパー○
○、右手に10階建てのマンシヨンのあるΔΔ交差点を
左に曲がり、○Δ通りを100m進む。」の場合、これ
を「左手にスーパー○○、右手に10階建てのマンシヨ
ンのあるΔΔ交差点を左に曲がり、〇Δ通りを100m
進むと目的地です。」という案内文に置き換える。
1つにまとめ、道案内文記憶手段19に格納する(ステ
ップ5A−14)。このようにしてタイプAの道案内文
が作成される。
14を参照して説明する。先ず、経路データ記憶手段1
6より前記ステップ4でランドマークが選択された経路
データを取り出す(ステップ5Bー1)。この経路デー
タより、出発地点でのアークの追加を行った場合には出
発地点から2つ目のアークを、追加を行わなかった場合
は出発地点から1つ目のアークを取り出す(ステップ5
B−2)。このアークの属性から、道路名称を取り出す
(ステップ5B−3)。
の属性から、交差点名称を取り出す(ステップ5B−
4)。そして、アークの属性から、終点の左右に対応付
いたランドマークを取り出す(ステップ5B−5)。こ
れらランドマークのそれぞれについて、“名称”、“種
別”、“形状表現”から自身を表す表現を作成する(ス
テップ5B−6)。なお作成方法はタイプAの時と同様
である。
す角を計算し、どちらに曲がっているかを調べ、向き変
化を表す表現を作成する(ステップ5B−7)。この
時、タイプAの時と同様に前記角度に応じて表現を変え
るものとする。
に応じて「〜m先の」という表現を作る(ステップ5B
−8)。この際、タイプAの時と同様に値を適当な単位
で丸めて表現する。さらに距離が短い場合には前記単位
を小さく、距離が長い場合には前記単位を大きく取って
値を丸める。また距離の表現は、メートルでの表示の
他、「徒歩○○分」といった表現を用いても構わない。
また歩数で「○○歩」といった表現を使っても良い。
ークがあるかを調べる(ステップ5B−9)。道案内を
作成すべきアークとは、タイプAの時と同様に、終点部
分においてアークの追加を行っている場合、即ち終点部
分が道路上から離れている場合には経路の最後から1つ
前のアークを、追加を行っていない場合、即ち終点部分
が道路上にあるか、あるいはあるとみなしても構わない
位置にある場合には経路の最後のアークを意味するもの
とする。
場合はステップ5B−10に、無い場合はステップ5B
−12に進む。
3で求めた道路名称と、ステップ5B−4で求めた交差
点名称と、ステップ5B−6で求めたランドマークの表
現と、ステップ5B−7で求めた向きを表す表現と、ス
テップ5B−8で求めた距離を表す表現を組み合わせ
て、「(道路名称)を(距離)進み、左手に(終点左側
のランドマーク)右手に(終点右側のランドマーク)の
ある(交差点名称)を(曲がる方向の表現)。」という
構文の案内文を作成する。例えば「○○通りを150m
進み、左手に大きな本屋、右手にスーパー○○のあるΔ
Δ交差点を右に曲がる。」といった案内文を作成する。
なお各項目のなかに値が無い物がある場合、例えば道路
名称が付けられていないなどの場合には、その部分の表
現を省いた形での案内文を生成する。
B−3に戻り、以上の処理を続ける。ステップ5B−1
2では、ステップ5B−3で求めた道路名称と、ステッ
プ5B−7で求めた向きを表す表現を用い、終点部分で
ノ一ドの追加を行っている場合には「(道路名称)を
(距離)進み、(曲がる方向の表現)と目的地です。」
という構文の案内文を作成する。例えば「○○通りを5
0m進み、左に曲がると目的地です。」という案内文を
作成する。ノ一ドの追加を行っていない場合には、
「(道路名称)を(距離)進むと目的地です。」という
構文の案内文を作成する。例えば「○○通りを50m進
むと目的地です。」という案内文を作成する。なお各項
目のなかに値が無いものがある場合、例えば道路名称が
付けられていないなどの場合には、その部分の表現を省
いた形での案内文を生成する。
1つにまとめ、道案内文記憶手段19に格納する(ステ
ップ5B−13)。
成される。このような道案内文作成処理は道案内文生成
手段18によって実行される。
態の概略構成を示す。第2実施形態は、第1実施形態に
ランドマークリスト記憶手段21を加え、ランドマーク
選択手段17で求まるランドマークを第1候補から順番
にリスト構造として管理すると共に、経路データの各ラ
ンドマークIDの項目をそれぞれランドマークリストI
Dに変更することにより、第1候補以外にも第2、第3
のランドマークをリストを辿って取り出せるようによう
にしたものである。また呈示手段20に出力された結果
から、第2、第3のランドマークを呼び出せるように入
力手段11から呈示手段20が操作できるようになって
いる。
す。ランドマーク数はリストに登録されたランドマーク
の数を表す。ランドマーク1〜ランドマークNは第1候
補から第N候補までの各ランドマークのランドマークI
Dを表す。なおNは前記ランドマーク数と等しい。
候補のランドマークを呼び出して表示させている例であ
る。この例では、第1候補として選ばれた「上下書店」
の次候補として「2丁目ハイツ」「左右商店」「鈴木歯
科」の3つが表示されている。このようにテキスト上の
ランドマーク名称、あるいはそれを表す文字列の部分を
クリックすると、プルダウンメニューで第2候補以下の
ランドマーク名称が表示されるようにする。なおこの
際、各名称を選択するとその詳細情報が表示されるよう
にしても構わない。またこの他の実装例としてWEBペ
ージ用に、前記ランドマークの部分をハイパーリンクと
し、これをクリックすると次の文字列に置き換わる、あ
るいはそのランドマークを含んだ文全体が新たなランド
マークを用いた文に置き換わるようにしても構わない。
びランドマーク情報は道路データ記憶手段およびランド
マーク情報記憶手段13にそれぞれ格納された道路デー
タおよびランドマーク情報を用いているが、通信回線を
介して外部サーバから取り込んでも良い。
る道案内文と同時に経路の略地図を併せて呈示し、さら
に略地図の中に道案内文中に現れるランドマークを呈示
するようにした第3の実施形態の歩行者用道案内文自動
作成装置を図18を参照して説明する。
歩行者用道案内文自動作成装置に略地図表示ランドマー
ク選択手段22と略地図生成手段23と略地図記億手段
24とを加えた構成になっている。また、図19に示さ
れるように経路データのアークに新たな項目として終点
左側ランドマーク略地図表示IDおよび終点右側ランド
マーク略地図表示IDの2つの項目が新たに追加され
た。更に、道案内文作成手段18と呈示手段20の動作
に後述するように一部変更が加えられている。
動作手順を図20を参照して説明する。ステップ1から
ステップ4までは第1実施形態の歩行者用道案内文自動
作成装置の動作と同じである。即ち、まず、入力手段1
1を介して出発地、目的地を入力し(ステップ1)、続
いて経路計算手段14において歩行経路を求める(ステ
ップ2)。次に、経路編集手段15においてステップ2
で求まった経路を簡略化し(ステップ3)、ランドマー
ク選択手段17において、ステップ3で求まった経路沿
いのランドマークを求める(ステップ4)。
行者用道案内文自動作成装置とは異なる。このステップ
5では、略地図表示ランドマーク選択手段22におい
て、ステップ4で求まったランドマークの中から、予め
設定された上限値を越えない数のランドマークを選択す
る。この時、前記経路上の各地点からバランスよく選択
されるようにするため、各アーク毎に左右のランドマー
クのうち優先度の高いランドマークを1つ選び、それら
の中から優先度の高い順に選択するものとする。
にあるランドマークの優先度を下げ、ランドマークが同
じ場所に集中することを避けるようにする。なお前記上
限値に余裕がある場合にはこれらの処理は行わなくても
構わない。選択後、各経路データのアークの終点左側ラ
ンドマーク路地図表示IDおよび終点右側ランドマーク
略地図表示IDの該当する部分に、経路上に現れる順番
に「1,2,3,...」とID番号を付加する。なお
略地図表示ランドマーク選択手段22で選択されなかっ
たランドマークに該当する部分には「0」あるいは負の
値が付加されるものとする。
などから画面上に一度に表示する量としてこのぐらいが
適当であるとされた値である。この値は呈示状況に応じ
てダイナミックに変化しても構わない。例えば画面の解
像度に応じて、解像度が低い画面では少なく、大きな画
面では大きくすることが可能である。
ップ2で求まった経路とステップ5で求まったランドマ
ークを元に略地図を作成する(ステップ6)。このとき
前記ランドマークが存在する場所に前記ID番号が表示
されるものとする。番号は数字である必要はなく、
「(a),(b),(c)」、「(i),(ii),
(iii)」、「あ、い、う」、「イ、口、ハ」などい
ずれでもまたは何でも構わない。また略地図の作成方法
はどのような方法でも構わない。作成された略地図は路
地図記憶手段24に保存される。
案内文を作成する(ステップ7)。道案内文の作成方法
は第1実施形態の歩行者用道案内文自動作成装置と同じ
である。但しステップ5で求まったランドマークに対し
てはランドマーク名に“[1]毎朝銀行”、“[2]第
一商店”のように前記ID番号を略地図上の表記に併せ
て記載する。略地図上に“(a),(b)”と表示され
ている場合には、“(a)毎朝銀行”、“(b)第一商
店”のように記載する。なお前記IDは“毎朝銀行
[1]”、“第一商店[2]”のように名称の後にあっ
ても構わない。作成された道案内文は道案内文記億手段
19に記憶される。
6で作成した略地図とステップ7で作成した道案内文を
それぞれ略地図記憶手段24,道案内文記億手段19か
ら取得し、両者を併せて呈示する。即ち、図21に示さ
れるように、出発地点から目的地までID番号が付され
た略地図とランドマーク名が共に呈示手段によって呈示
(表示またはプリント)される。
案内文自動作成装置によって道案内文と略地図の呈示が
行われる。
段20を入力手段11から制御できるようにし、呈示手
段20に呈示された道案内文のうち、既に歩行した部分
に対応する部分を削除できるようにした第4実施形態の
歩行者用道案内文自動作成装置を説明する。
用部材により構成されているが、図22に示されるよう
に入力手段11は呈示手段20に結合され、呈示手段2
0を制御できるように構成されている。これにより、入
力手段11としてマウスなどのポインティングデバイス
を用いて、図23に示されるように案内文の既に歩行し
た部分を呈示手段20に指示することにより、その部分
を削除することができる。即ち、削除すべき部分をマウ
スによりクリックし、削除を指示することにより指定部
分は削除される。
内文の中の現在利用している各部分の色を変えてまたは
アンダーラインを付けて各部分が分かるようにし、色を
変えたあるいはアンダーラインを付けた部分を矢印キー
などで指定し、確定ボタンを押すことで削除すべき部分
を削除することができる。これにより、移動した部分な
どを簡単に削除することができる。
の操作で消せるようにしたものであるが、GPSやPH
S,B1uetooth等を元にした外部のセンサーに
よって現在位置を測定し、測定結果から案内文の歩行部
分を自動的に選択、あるいは自動的に削除しても構わな
い。
経路の編集により、誤案内の原因となる道路ネットワー
ク上のノイズ線分を除去することによりノイズ線分の影
響を軽減すると共に、簡潔でわかりやすい道案内文を作
成することができる。さらにランドマーク情報に、道案
内に利用する場合にどのように表現するかという情報を
付加し、ランドマークに応じてその表現方法を切り替え
ることにより、歩行者にとって解りやすい道案内文を作
成することができる。
選択された各ランドマークについて、次候補以降のラン
ドマークを対応付けておくことにより、後からこれらの
ランドマークを自由に呼び出すことができ、第1のラン
ドマークが見当たらない場合にも近くにある別のランド
マークを呼び出して確認でき、確実な道案内ができる。
道案内文とこの道案内文に対応付けられた略地図を併せ
て呈示する事により、それぞれの長所を生かすことが可
能となり、個別に呈示するよりもより正確で確実な道案
内ができるようになる。
文に対して既に歩行した部分を消せるようにすることに
より、道案内に必要な部分だけを呈示できるようにな
り、道案内文を分かり易くすることができる。
概略構成図
図
す図
す図
ローチャート
ローチャート
ャート
ャート
の概略構成図
置の概略構成図
置の動作手順を示す図
置による呈示例を示す図
置の概略構成図
置による第1の呈示例を示す図
置による第2の呈示例を示す図
Claims (15)
- 【請求項1】 出発地と目的地を入力する入力手段と、
道路データを出力する道路データ出力手段と、歩行者の
目印となるランドマークおよびこのランドマークの表現
形式に関する情報を出力するランドマーク情報出力手段
と、前記入力手段から入力された出発地から目的地に至
る経路を前記道路データ出力手段から得られる道路デー
タから計算する経路計算手段と、前記経路計算手段で求
まった経路から誤案内を招くノイズ要素を除去するため
に前記経路を編集する経路編集手段と、前記経路編集手
段によって求まった経路に基づいて、経路上の各地点に
おけるランドマークを選択するランドマーク選択手段
と、前記経路編集手段で求めた経路と前記ランドマーク
選択手段で選択したランドマーク情報に基づいて道案内
文を作成する道案内文作成手段と、前記道案内文作成手
段で作成した道案内文を呈示する呈示手段とを具備する
ことを特徴とする歩行者用道案内文自動作成装置。 - 【請求項2】 前記ランドマーク選択手段は、一定距離
範囲内にあるランドマークを抽出し、前記呈示手段は,
複数のランドマークが抽出された時には、抽出ランドマ
ークの少なくともーつを呈示することを特徴とする請求
項1に記載の歩行者用道案内文自動作成装置。 - 【請求項3】 前記呈示手段は,ランドマーク名称での
呈示および特徴を表す表現での呈示の少なくとも一方を
利用して提示を行う事を特徴とする、請求項1及び請求
項2に記載の歩行者用道案内文自動作成装置。 - 【請求項4】 経路上の直線区間が予め設定した長さを
越える場合には、前記直線区間の途中でのランドマーク
情報を選択することを特徴とする請求項1または2に記
載の歩行者用道案内文自動作成装置。 - 【請求項5】 前記道案内文作成手段は経路上のある地
点から次の地点までの距離を、絶対距離、所要時間、所
要歩数のうちの少なくともーつの表現を用いて案内文を
生成することを特徴とする請求項1に記載の歩行者用道
案内文自動作成装置。 - 【請求項6】 前記道案内文作成手段は経路上のある地
点から次の地点までの距離あるいは進行方向を歩行者に
誤解を与えない範囲で丸めた表現を用いることを特徴と
する請求項1または2に記載の歩行者用道案内文自動作
成装置。 - 【請求項7】 前記呈示手段は、ランドマークの名称を
強調して呈示することを特徴とする請求項1または2に
記載の歩行者用道案内文自動作成装置。 - 【請求項8】 前記呈示手段は、ランドマークの種別を
アイコンを付して呈示することを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の歩行者用道案内文自動作成装置。 - 【請求項9】 前記呈示手段は、呈示された道案内文の
既に歩行済みの部分を消して呈示することができる事を
特徴とする請求項1または2に記載の歩行者用道案文自
動作成装置。 - 【請求項10】 出発地と目的地を設定するステップ
と、道路データおよび歩行者の目印となるランドマーク
およびこのランドマークの表現形式に関するランドマー
ク情報を準備するステップと、設定された前記出発地か
ら前記目的地に至る経路を前記道路データから計算する
ステップと、この計算により求まった経路から誤案内を
招くノイズ要素を除去するために前記経路を編集するス
テップと、編集済み経路に基づいて経路上の各地点にお
けるランドマークを選択するステップと、前記編集済み
経路と選択ランドマーク情報に基づいて道案内文を作成
するステップと、作成した道案内文を呈示するステップ
とを具備することを特徴とする歩行者用道案内文自動作
成方法。 - 【請求項11】 出発地および目的地を設定する手段
と、道路データおよび歩行者の目印となるランドマーク
およびこのランドマークの表現形式に関するランドマー
ク情報を取得する手段と、前記出発地から前記目的地に
至る経路を前記道路データに基づいて計算する手段と、
この計算により求まった経路から誤案内を招くノイズ要
素を除去するために前記経路を編集する手段と、編集済
み経路に基づいて経路上の各地点におけるランドマーク
を選択する手段と、前記編集済み経路と選択ランドマー
ク情報に基づいて道案内文を作成する手段と、作成した
道案内文を呈示する手段としてコンピュータを機能させ
るためのプログラムを格納した記録媒体。 - 【請求項12】 出発地と目的地を入力する入力手段
と、道路データを記憶する道路データ記億手段と、目印
となるランドマークと前記ランドマークの表現形式に関
する情報を蓄積するランドマーク記憶手段と、前記入力
手段から入力された出発地から目的地に至る経路を前記
道路データ記億手段に蓄積された道路データから計算す
る経路計算手段と、前記経路計算手段で求まった経路に
対し誤案内を招く要素を除去するために前記経路を編集
する経路編集手段と、前記経路計算手段及び前記経路編
集手段によって求まった経路に基づいて経路上の各地点
におけるランドマークを選択するランドマーク選択手段
と、前記選択されたランドマークの中から略地図に表示
するランドマークを選択する略地図表示ランドマーク選
択手段と、前記経路計算手段で求めた経路と前記略地図
表示ランドマーク選択手段で選択したランドマーク情報
に基づいて経路の略地図を作成する略地図作成手段と、
前記経路計算手段及び前記経路編集手段で求めた経路と
前記ランドマーク選択手段及び前記略地図表示ランドマ
ーク選択手段で選択したランドマーク情報に基づいて道
案内文を作成する道案内文作成手段と、前記道案内文作
成手段で作成した道案内文と前記略地図作成手段で作成
した略地図を呈示する呈示手段とを具備することを特徴
とする歩行者用道案内文自動作成装置。 - 【請求項13】 前記略地図表示ランドマーク選択手段
は、前記経路編集手段によって求まった経路沿いにある
ランドマークの中から、ランドマークとしての優先度の
高い順番に前記ランドマークの選択を行うことを特徴と
する請求項12に記載の歩行者用道案内文自動作成装
置。 - 【請求項14】 前記略地図表示ランドマーク選択手段
は、選択したランドマークの近くに位置するランドマー
クの優先度を下げることにより、選択されたランドマー
クが同じ場所に集中することを避けることを特徴とする
請求項13に記載の歩行者用道案内文自動作成装置。 - 【請求項15】 前記呈示手段は、道案内文と略地図の
両方に呈示されたランドマークに対し、同じマークを付
けて呈示する事を特徴とする請求項12に記載の歩行者
用道案内文自動作成装置。
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