JP2005069751A - 通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置、車載端末装置及びそのプログラム - Google Patents

通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置、車載端末装置及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 通信型車両ナビゲーションシステムにおいて、車両が当初の誘導経路から逸脱したときであっても、サーバ装置から新たな誘導経路の配信を受けることなく、車載端末装置1において新たな誘導経路を求め、表示することを可能にする。
【解決手段】 サーバ装置4において、走行開始時に表示する誘導経路を探索した後すぐに、最短経路アルゴリズムにより各ノードから目的地までの最短経路のデータ(復帰経路指示データ423)を求め、そのデータを、誘導経路を含む配信地図データ424とともに車載端末装置1へ配信する。車載端末装置1は、車両が誘導経路から逸脱すると、復帰経路指示データ423に基づき逸脱地点からの新たな誘導経路又は復帰経路を求め、表示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、GPS(Global Positioning System)による車両ナビゲーションシステムに係り、特に、公衆通信ネットワークを介して車載端末装置とサーバ装置との間でデータの授受を行う通信型車両ナビゲーションのサーバ装置、車載端末装置及びそのプログラムに関する。
近年、通信コストの低下や通信スピードの向上に伴い、通信型車両ナビゲーションシステムが注目を集めている。通信型車両ナビゲーションシステムでは、全国規模の広域の地図データがサーバ装置に保管され、サーバ装置が車載端末装置からの要求に応じて誘導経路を求め、その誘導経路及びその近傍地域の地図データが車載端末装置に配信される。そのため、全国規模の広域の地図データを保管するDVD(Digital Versatile Disk)等の大容量の記憶装置は、車載端末装置にとって不要のものとなる。また、誘導経路探索処理等も車載端末装置では実行する必要がなくなるので、車載端末装置のプロセッサの処理負荷は大幅に軽減される。その結果、車載端末装置のコストダウンを図ることができる。
一方で、通信型車両ナビゲーションシステムでは、誘導中の車両が誘導経路から逸脱したときに行う誘導経路の再探索(以下、「誘導経路の再探索」を「リルート」という。)後の処置において以下のような弱点が現れてくる。
車両ナビゲーションシステムでは、誘導中の車両が誘導経路から逸脱すると、リルートして新しい誘導経路なり、元の誘導経路へ復帰する経路なりをユーザへ知らせる必要がある。従って、通信型ナビゲーションシステムでは、サーバ装置でリルートして、その結果を車載端末装置へ配信する。しかし、車両の走行中にあっては通信不安定なエリアや通信不能なエリアなどが存在するために、その配信は必ずしも安定的にできるとは限らない。しかも、再配信のために余分な通信のコストがかかる。なお、その通信不安定又は通信不能の時間はわずかであっても、ユーザにとっては、通信型ナビゲーションシステムの使い勝手の悪さとなって印象付けられる。
この弱点を克服する試みはすでに開始されている。例えば、特許文献1には、差分データにより地図データを送信する、あるいは、地図に表現されている情報を粗くする等の方法によりリルート時の通信量を削減する技術が開示されている。通信量が削減されると、通信時間が短くて済むので、通信の安定性は向上し、通信コストも低減される。
また、特許文献2には、誘導経路情報を分割しトンネル等通信不能エリアを事前に検知することにより、通信不能エリアでの通信を避ける技術が開示されている。
さらに、特許文献2及び特許文献3には、通信不能などのためにリルート情報を車載端末装置に配信できない場合には、車載端末装置が独力で当初の誘導経路に復帰する経路を求め、それを表示する技術が開示されている。また、特許文献4には、最適な誘導経路の他に誘導経路に準ずる第2、第3の経路をあらかじめ求めておき、それらを表示することによって、利用者の経路選択の自由度を高め、かつ、走行時のリルートを回避する技術が開示されている。
特開2002−107169号公報(段落番号0054〜0105、図22〜図41) 特開2001−147132号公報(段落番号0025〜0099、図1〜図7) 特開2003−075180号公報(段落番号0118〜0159、図4〜図8) 特開2002−139336号公報(段落番号0044〜0069、図2〜図6)
しかしながら、前記特許文献1ないし特許文献3に開示されているいずれの技術においても、リルートに際してはサーバ装置と車載端末装置との間で通信がなされる。従って、これらの技術は、前記走行中での通信不安定性の問題又は通信コストが増加する問題のいずれに対しても、十分な解決手段とはなっていない。
また、特許文献2又は特許文献3に開示されている技術において、車載端末装置が独力で求める誘導経路は、最適経路という意味での精度は高いものではなく、ともかくも元の経路へ復帰できればいいという程度の経路である。さらに、特許文献4に開示されている技術で求められる第2、第3の誘導経路は、出発地からの準最適経路であって、逸脱が発生した位置からの最適経路ではない。
そこで、本発明の目的は、リルートの際に生じる走行中での通信不安定性の問題及び通信コストが増加する問題を根本的に解決するとともに、車載端末装置において独力でリルートのための最適な誘導経路を求めることが可能な通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置、端末装置及びそれらのプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明では、車両が誘導経路から逸脱してもサーバ装置と車載端末装置との間で通信をしなくても済むようにする。
そのために、サーバ装置には、現在位置から目的地までの誘導経路データを求める誘導経路探索手段(プログラム)に加えて、誘導経路近傍の地図を切り出し、それに含まれる誘導可能な道路リンクに対して目的地までの最短経路を探索し、復帰経路指示データを作成する手段(プログラム)を設ける。そして、サーバ装置は、誘導すべき経路を求めたすぐ後に、その復帰経路指示データを作成し、それを、誘導経路データを含む地図データに同伴させて又は組み込んで車載端末装置に配信するようにする。
一方、車載端末装置には、サーバ装置から配信される復帰経路指示データに基づきリルートのための復帰経路を求める手段(プログラム)、及び、それを表示する手段(プログラム)を設ける。そして、車載端末装置は、車両が走行途中で誘導経路から逸脱したときに、その復帰経路指示データに基づき独力でリルートのための復帰経路を求め、それを表示するようにする。
本発明によれば、車両が誘導経路から逸脱するようなときには、車載端末装置はすでに最短経路アルゴリズムに基づいた復帰経路指示データの配信を受けているので、実際に逸脱したときには、サーバ装置から何ら新しい情報の配信を受けなくとも、先に配信された復帰経路指示データをもとに目的地又は元の誘導経路までの復帰経路を求めることができ、それを表示することができる。従って、車両がいつどこで誘導経路から逸脱しようとも、車載装置とサーバ装置の間で通信をする必要はない。すなわち、従来、通信型車両ナビゲーションシステムの弱点とされてきた走行途中での通信の不安定性の問題、さらには、そのとき必要となる通信コストの問題には関わる必要がない。これらの問題は解決されたといってよい。
また、復帰経路指示データは、当初の誘導経路近傍の道路リンク各々から目的地までの最短経路を示すデータとなっているため、車両がどこで誘導経路から逸脱しようとも、車載装置は、目的地までの最適の経路を表示することができる。
<システムの構成>
以下、本発明の実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1及び図2に従い、本発明が適用される通信型車両ナビゲーションシステムの構成について説明する。ここで、図1は、通信型車両ナビゲーションシステムにおける車載端末装置1の構成例を示した図、図2は、通信型車両ナビゲーションシステムにおけるサーバ装置4の構成例を示した図である。
図1及び図2に示すように、通信型車両ナビゲーションシステムは、経路誘導を必要とする車両に積載される車載端末装置1と、その車載端末装置1と通信装置2及び公衆通信ネットワーク3を介して接続されるサーバ装置4により構成される。ここで、通信装置2とは携帯電話等であり、公衆通信ネットワーク3とは、電話回線のネットワークやインタネットプロトコルのネットワークを含んだものである。
図1において、車載端末装置1は、情報処理装置としての端末プロセッサ11に、入力と出力の機能を兼ね備えたタッチパネルディスプレイ12、人工衛星の電波を受信するGPS(Global Positioning System)受信機13、ジャイロスコープ等の方向センサ14、車輪の回転速度を入力する車速センサ15、スピーカ16、マイク17等が接続される構成となっている。また、端末プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)111に、端末ソフトウエア6を格納するフラッシュメモリ113、サーバ装置4から配信されるデータを格納するDRAM(Dynamic Random Access Memory)112、タッチパネルディスプレイ12の表示を制御するグラフィックスプロセッサ116とグラフィックスメモリ117、タッチパネルディスプレイからの入力を受けるシリアルI/F(I/Fはインタフェースの略。以下、この明細書において同じ。)118、GPS受信機13、方向センサ14及び車速センサ15とインタフェースするセンサ系I/F114、携帯電話等の通信装置2とインタフェースする通信装置I/F115等が接続された構成となっている。
図2において、また、サーバ装置4は、サーバコンピュータ41に、ハードディスク装置42、モニタディスプレイ43、キーボード44、マウス45等が接続された構成となっている。また、サーバコンピュータ41は、CPU411に、いわゆるBIOS(Basic Input Output System)を格納するフラッシュメモリ413、サーバソフトウエア7を格納するDRAM412、モニタディスプレイ43の表示を制御するグラフィックスプロセッサ418とグラフィックスメモリ419、ハードディスク装置42とインタフェースするSCSI(Small Computer System Interface)415、公衆通信ネットワーク3とインタフェースするネットワークI/F417、キーボード44やマウス45とインタフェースするUSB(Universal Serial Bus)I/F414等が接続された構成となっている。そして、ハードディスク装置42には、サーバソフトウエア7及び地図データベース421が保管され、必要に応じて経路探索データベース422、復帰経路指示データ423、配信地図データ424等が作成され、一時的に保管される。
図3は、端末ソフトウエア6及びサーバソフトウエア7の構成例を示した図である。
端末ソフトウエア6は、端末プロセッサ11のフラッシュメモリ113に格納され、その実行により端末プロセッサに種々の機能を実現するためのプログラムである。端末ソフトウエア6は、大きくは、ユーザーインタフェース61、ツール62、OS(Operating System)63により構成される。ここで、ツール62は、車載端末プロセッサ11を通信型車両ナビゲーションシステムの端末として機能するようにするために、地図管理621、ロケータ622、通信623、地図表示624、誘導経路表示625、復帰経路表示626、代替経路表示627等のアプリケーションプログラムを含んでいる。また、OS63は、ファイル管理ドライバ631、センサ系ドライバ632、通信装置ドライバ633、シリアルI/Fドライバ634、グラフィックスドライバ635、サウンドドライバ636等種々のインタフェースを制御するドライバを含んでいる。
サーバソフトウエア7は、大きくは、ナビゲーションアプリケーション71、サーバミドルウエア72、データベース管理ソフトウエア73、サーバOS74により構成される。ここで、ナビゲーションアプリケーション71は、サーバコンピュータ41を通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置4として機能するようにするためのアプリケーションプログラムであり、目的地検索711、誘導経路探索712、地図切り出し713、復帰経路探索714、配信地図変換715等のプログラムを含んでいる。また、サーバミドルウエア72は、そのナビゲーションアプリケーション71の各プログラムの記述と動作を容易にするためのプログラムであり、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバ721、CGI(Common Gateway Interface)722、データベースアクセス723等を含んでいる。
<サーバ装置の動作及び処理内容>
図4ないし図13に従って、通信型車両ナビゲーションシステムにおけるサーバ装置の動作及び処理内容について詳しく説明する。なお、このとき、図2のサーバ装置4の構成例、及び、図3のサーバソフトウエア7の構成例を適宜参照する。
通信型車両ナビゲーションシステムにおいては、車両の走行の開始つまりドライブ開始に当たって、ユーザは車載端末装置1で目的地を設定し、目的地までの誘導経路を得ようとする。そこで、車載端末装置1は、電源が投入されるとGPSにより現在位置の緯度及び経度のデータを取得し、タッチパネルディスプレイ12等によって入力される目的地や誘導経路を探索するときの条件(例えば、時間優先の最短時間経路、高速道路優先の経路等々)を取得する。そして、それら出発地の緯度・経度、目的地の緯度・経度、探索条件のデータをCGIパラメータテーブルとしてサーバ装置4へ配信する。ここで、このCGIパラメータテーブルには、復帰経路フラグ(リルートフラグ)が含まれている。この復帰経路フラグは、そのオン状態のときにサーバ装置4に対して復帰経路を求めることを要求する。なお、このようなCGIパラメータテーブルのデータは、車載端末装置1からサーバ装置4へのURL形式の要求として表現することができ、例えば、
HTTP://servername/route.cgi?src=N35.40.39,E139.46.20&dest=N35.32.52,E139.47.28
&cond=time,freeway&reroute=on のように記述され、"src=N35.40.39,E139.46.20"が出発地の緯度・経度を表し、"dest=N35.32.52,E139.47.28"が目的地の緯度・経度を表し、"cond=time,freeway"が探索条件を表し、"reroute=on"が復帰経路フラグに対応していて復帰経路を求めることを表す。また、探索条件の"time,freeway"は時間優先かつ高速道路優先の探索条件を表している。
図4は、サーバ装置4における誘導経路探索及び復帰経路探索処理のフローを示した図である。また、図5はその処理の内容を説明するための参考図である。
サーバ装置4は、車載端末装置1からCGIパラメータテーブルの配信を受けると、現在位置から目的地までの誘導経路の探索を開始する。まず、現在位置及び目的地の緯度、経度のデータに基づき地図データベース421をアクセスし、現在位置すなわち出発地および目的地近傍の探索可能な道路を抽出し、出発地リンクLsと目的地リンクLeを決定する(S7120)。また、この処理において経路探索データベース422を作成する。ここで、探索可能な道路とは、誘導経路になりうる道路をいい、地図に表示されていても幅の狭い側道等は含まれない。ここで、リンクとはノードによって区切られる道路をいい、ノードとは交差点のことをいう(ただし、現実には道路の途中であってもノードが設定されることがある)。
次に、経路探索データベース422にアクセスし、出発地リンクLsから目的地リンクLeまでの経路探索処理を行い、その中から最適の経路を誘導経路として抽出する(S7121)。ここで、最適の経路とは、CGIパラメータテーブルの検索条件によって指定される条件について最適となる経路である。そして、抽出した誘導経路に従い地図データベース421にアクセスし、その誘導経路を道路形状に現す点列に変換する(S7122)。さらに、誘導経路の道路形状の点列に沿うように、地図の切り出し範囲Rを決定し(S7123)、地図データベース421にアクセスし、その中から切り出し範囲R内の地図を切り出す(S7124)。図5に、地図切り出し範囲R及び誘導経路の例が示されている。
次に、CGIパラメータテーブルにおける復帰経路フラグの状態をチェックし、復帰経路フラグがオフの場合は(S7125でNo)、経路探索処理(S7121)の結果得られた誘導経路及び切り出した地図を配信地図データ424に変換する(S7126)。そして、その配信地図データ424を車載端末装置1へ配信する。
また、復帰経路フラグがオンの場合は(S7125でYes)、切り出し範囲R内の探索可能道路に対して復帰経路探索処理を実行する(S7127)。そして、経路探索処理(S7121)の結果得られた誘導経路及び切り出した地図を配信地図データ424に変換し(S7128)、さらに、復帰経路探索処理(S7127)の結果得られる復帰経路の情報を、配信地図データ424中の道路リンク列のデータに付属する復帰フラグデータとして、その付加処理を行う(S7129)。そして、その復帰フラグデータが付加された配信地図データ424を車載端末装置1へ配信する。
図6は、配信地図データ424のデータ構造の例を示した図である。配信地図データ424は、誘導経路データ4241、地図データ4242によって構成され、地図データ4242は複数のメッシュデータ4243から成り、メッシュデータ4243は、複数の道路データ4244、複数の背景データ4245及び複数の名称データ4246から成る。さらに、道路データ4244は複数の道路リンク列データ4247から成り、道路リンク列データ4247は複数の点データ4248から成る。なお、図6において*印を付したデータは、複数個あることを示している。
図7は、道路データ4244の詳細な構造の例を示した図である。道路データ4244は、複数の道路リンク列データ4247によって構成され、各道路リンク列データ4247には、復帰方向有無フラグ及び代替誘導有無フラグが付されるとともに、点データ4248が並んでいる構造となっている。ここで、点データは基本的には位置座標の並びのデータをいい、交差点だけでなく、交差点の間の点も含む。ただし、ここでは説明の都合上、点データは交差点に付されたデータをいうものとし、以後ノードデータと呼ぶ。従って、ノードデータ4248は、図7に示すように、交差点ID、位置座標、同一交差点ID(その交差点が他の道路リンク列データに含まれるとき、その交差点に付される交差点ID)、道路の種別(県道2号線、昭和通り等のデータ)、その他道路情報、復帰方向フラグ及び代替誘導フラグが並んだ構造となっている。ここで、復帰方向有無フラグ、代替誘導有無フラグ、復帰方向フラグ及び代替誘導フラグは、図4の処理フローの復帰フラグ付加処理(S7129)において付加される。
次に、図4の処理フローにおける復帰経路探索処理(S7127)及び復帰フラグ付加処理(S7129)について以下さらに詳しく説明する。
なお、復帰フラグのオン/オフにより処理のフローを変えているのは、サーバ装置4が従来型の車載端末装置にも対応できるようにするためである。すなわち、従来型の車載端末装置から配信されるCGIパラメータテーブルにおいては復帰経路フラグがオンになることはない(S7125でNo)ので、復帰経路探索処理(S7127)及び復帰フラグ付加処理(S7129)は行われない。それらの処理は、本実施の形態の車載端末装置1においてこの復帰経路フラグがオンに設定され、そのフラグがサーバ装置4に配信されたとき実行される。
まず、復帰経路探索処理(S7127)について説明をする。この処理は、先に求められた誘導経路に対応して設定された地図の切り出し範囲内の探索可能道路に対して復帰経路または代替経路を求める処理である。ここで、復帰経路とは、車両が当初の誘導経路から逸脱したときの位置から目的地又は当初の誘導経路までに到達する経路をいう。また、代替経路とは誘導経路の中で目的地に到達する最適経路をいう。ここで、最適の条件は車載端末装置1から配信されるCGIテーブルの検索条件によって決定される。
目的地までの最適経路は、いわゆる最短経路アルゴリズムによって求められる。最短経路アルゴリズムでは、道路網をノードとリンクで構成し、各々のリンクにコストを定義し、任意の2点間をつなぐリンクのコストの総和が最小になるものを求める。従って、ノードは交差点に相当し、リンクは交差点間をつなぐ道路に相当する。また、リンクコストは、交差点間の距離や交差点間の走行時間に相当し、最適化の条件によって定められる。
なお、本実施の形態においては出発地および目的地はリンクとしているので、この最短経路アルゴリズム適用に当たっては、それらをノードに変換する必要がある。ここでは、簡単のために、車両の現在位置に近いノードが選択されるものとする。
図8は、最短経路アルゴリズムを説明するための道路網におけるノード、リンク及びリンクコストの例を示した図である。ここで、丸の節点はノードを表し、丸の中にノード番号が付されている。また、ノードをつなぐ線がリンクを表し、そのそばに記載されている矢印と数字は、その矢印方向へ進行するときのリンクコストを表す。また、道路が一方通行の場合には、片方向のみにリンクコストが定義され、定義されていない方向のリンクコストは∞である。これらリンクコストを、リンクコスト行列(dij )として表記する。ここで、dij は、ノードiからノードj 方向のリンクコストであり、つながりのないノード間のリンクコストは∞である。
最短経路アルゴリズムで最もよく用いられるのは、ダイクストラ法である。図9は、ダイクストラ法による最短経路探索処理のフローを示した図である。通常、最短経路は、出発点から目的地に向かって最短の経路を求めるが、ここでは、経路探索の際に設定された目的地を逆に処理の出発地と見立てることにより、地図の切り出し範囲内の探索可能道路に対して目的地から全ノードまでの最短経路を求める。すなわち、全ノードについて目的地までの最短経路が得られることになる。
図9のダイクストラ法において与えられるデータは、リンクコスト行列(dij )であり、求めるデータは、ノード番号の集合{pi}と経路コストの集合{vi}である。ここで、pi は、ノードiから目的地ノードに至る最短経路上の一つ先方のノード番号を表し、vi は、ノードiから目的地ノードに至る最短経路のリンクコストの和を表す。
以下、全ノードの集合をN、全ノード数をn、未処理ノードの集合をMとして、図9の処理フローについて説明をする。
まず、目的地の番号をeとすれば、ve=0、vj=∞(j=1,…,n, j≠e)、M=N−[e]、i=e を初期値として設定する(S7140)。
次に、dij <∞であるj∈Mに対してvj<vi+dijならば、vj=vi+dijとおき、pj=i とおく(S7141)。これは、ノードi につながるノードjを求めて、ノードj についてすでに求められている目的地ノードまでのリンクコストの和ノードvj と、ノードjからノードiを経由して目的地に至る経路のリンクコストの和vi+djiを比較し、もし、ノードiを経由するリンクコストの和が小さければ、ノードjまでの最短経路をノードiを経由するものに変更することを意味している。
次に、未処理ノードの集合Mに含まれる全てのノードjについてvjを取り出し、その中から最小になるvjを求め、そのときのjをj0とする(S7142)。そして、ノードj0を未処理ノード集合Mから除外し、それを新たな未処理ノードの集合Mとし、ステップS7141を処理するときの基準となるノードiを、i=j0とする(S7143)。
これらステップS7141〜ステップ7143までを、未処理ノードの集合Mが空になるまで繰り返し、最終的に得られるpiとvi(j=1,…,n, j≠e)が、ダイクストラ法で求める最短経路ノードの集合{pi}と最短経路コストの集合{vi}となる。
図10は、図8の道路網の例についてダイクストラ法によって求めた目的地までの最短経路(太線で示した経路)を示した図である。ここで、各ノードのそばの括弧内に記載した数字は、それぞれ各ノードについて求められたpiとviを(vi,pi)として示している。また、枠外に{pi}と{vi}を示している。piは、ノードiから目的地ノードに至る最短経路上の一つ先方のノード番号を示しているので、この番号をたどることによって、目的地まで到達することができる。ちなみに、この例では、p2=4であるので、ノード2から目的地までの最短経路はノード4へ延び、また、p4=6であるのでその経路が目的地ノードに到達したことがわかる。すなわち、ダイクストラ法によって全てのノードについて目的地に至る最短経路を求めることができる。
従って、最短経路ノードの集合{pi}と最短経路コストの集合{vi}のデータがあれば、車両が道路網上のどこで当初の誘導経路から逸脱しようとも、車両の現在位置から最も近いノードに行きさえすれば、目的地ノードまで到達する経路を示すことができる。ただ、誘導経路から逸脱したとき、走行している経路が前記のダイクストラ法で求めた誘導経路上にない場合、例えば、図10の例でノード1から2へ行く道路に逸脱した場合には、前方に進んだほうがいいのか、引き返したほうがいいのかすぐには分からない。そこで、それを直感的に分かるようにするために、復帰方向行列(rij )を導入する。rij は、リンクijに逸脱した場合、ノードiとノードjのどちらへ進むべきかを方向によって示したものであり、その進むべき方向が、リンクijの方向(ノードi からノードj への方向)と同一方向の場合にrij= 1 と定義し、逆方向の場合にrij = -1 と定義する。この復帰方向行列における各リンクに対して定められた進行方向を、推奨針路と呼ぶことにする。
図11は、復帰方向行列の成分rij を設定する規則を示した図である。その規則は、前記定義によるが、設定の基本的な考え方は、ノードiとノードjをつなぐリンクijに対して、vi<vjならば、rij = -1, rji= 1 と設定する。すなわち、ノードi の目的地までのリンクコストの和viがノードj の目的地までのリンクコストの和vjより小さければ、ノードjからノードi へ行った方が最適経路を選択することになる。また、当然ながら、dij =∞、dji =∞ならば、ノードi とノードj にはリンクがないので、rij =rji= 0とする。また、片方向だけリンクが存在するdij =∞、dji <∞の場合は、vi 、vj の値に関わらず、rij = -1、rji= 1 とする。さらに、vi=vjならば、どちらへ行っても同じなので、リンクijが当初の誘導経路に近くなる方向のとき、rij= 1 とし、遠くなる方向のとき、rij = -1と定める。なお、図示していないが、始点と終点が同じノードのリンクrii= 0 とする。
図12は、図8の道路網の例に対して求めた復帰方向行列(rij )である。図12の各リンクに付された矢印は、rij に対応する推奨針路の方向である。すなわち、この矢印に沿って進めば、車両が誘導経路と共に配信される地図上のどこで誘導経路を逸脱しようとも、目的地まで到達することができる。なお、目的地を除く各ノードに付されている黒丸は、その付されているリンクが、前記ダイクストラ法で求めた{pi}によるリンクipi であることを示している。すなわち、その黒丸側のリンクを辿って行けば、そのノードからの最適経路に従って目的地に到達することができる。
以上の説明から分かるように、最短経路ノードの集合{pi}と復帰方向行列(rij )があれば、復帰経路及び代替経路を求めることができる。従って、車両走行開始時すなわちドライブ開始時に、誘導経路を含む配信地図データ424とともにこれらのデータを車載端末装置1へ配信しておけば、車両がどこで誘導経路から逸脱しようとも、車載端末装置1は、最短経路ノードの集合{pi}と復帰方向行列(rij )のデータを用いて復帰経路及び代替経路を求めることができる。そこで、最短経路ノードの集合{pi}と復帰方向行列(rij )のデータを総称して復帰経路指示データ423という。
図13は、復帰フラグ付加処理S7129におけるフラグデータ付加処理のフローを示した図である。フラグデータ付加処理は、復帰経路指示データ423のデータに基づき配信地図データ424の道路リンク列データ4247にフラグデータを付加する処理である。従って、この処理に対する入力データは、最短経路ノードの集合{pi}、復帰方向行列(rij )及び図7の道路リンク列データ4247において復帰方向有無フラグ、代替誘導有無フラグ、復帰方向フラグ及び代替誘導フラグを除いたデータである。図13に示すフラグデータ付加処理において、これらのフラグデータを作成し、付加する。
なお、図13に示すフラグ付加処理のフローは、一つの道路リンク列データ4247を取り出し、その道路リンク列データ4247にフラグを付ける処理のフローである。道路リンク列データ4247は通常複数個あるので、全ての道路リンク列データ4247にフラグを付けるには、複数回この処理を実行する。
まず前処理として、処理対象とする道路リンクの各ノードデータから交差点IDを取り出し、これを、{pi}及び(rij )を求めたときのノード番号に変換し、それらを順にk(1),k(2),…,k(n) とする。そして、道路リンク列データ4247の各道路リンクに付属する復帰方向有無フラグ及び代替誘導有無フラグをオンにして、この道路リンクには復帰方向フラグと代替誘導フラグが設定されていることを表すとともに、カウンタをi=1に初期化する(S71520)。
次に、与えられたiに対してrk(i)k(i+1) =1ならば(S71521でYes)、交差点k(i)に対する復帰方向フラグをオンにし(S71522)、さらに、pk(i) =k(i+1) ならば、代替誘導フラグもオンにする(S71523)。一方、rk(i)k(i+1) =-1ならば(S71525でYes)、交差点k(i)に対する復帰方向フラグをオフにし(S71526)、さらに、pk(i+1) =k(i) ならば、代替誘導フラグもオフにする(S71527)。
次に、カウンタiを+1して(S71524)、ステップS71521からステップS71528までの処理をiがnになるまで繰り返す(S71528)。この処理により、各ノードに推奨針路の起点となるノードか否かを表す復帰方向フラグと、あるノードがそのノードを含むリンクにおいて代替経路の起点となるか(図7における黒丸となるか)否かを表す代替誘導フラグが設定される。
以上の処理によって、図7における各道路リンク列データ4247に復帰方向有無フラグ及び代替誘導有無フラグ、並びに、復帰方向フラグ及び代替誘導フラグが付加され、そのデータが配信地図データ424として車載端末装置1へ配信される。従って、車載端末装置1は、これらのフラグを参照することによって、復帰方向や代替誘導経路を表示することになる。
<車載端末装置の動作及び処理内容>
以下、図14ないし図20に従って、通信型車両ナビゲーションシステムにおける車載端末装置1の動作及び処理内容について詳しく説明する。
図14は、走行開始時に車載端末装置1に表示される誘導経路の例である。
車載端末装置1は、以上に説明したサーバ装置4によって、走行開始時点において復帰方向フラグ及び代替誘導フラグが付加された配信地図データ424の配信を受ける。この
データに基づき、図14に示すような現在位置(出発地)及び誘導経路を含む地図を表示することができる。
図14の表示例の場合、出発地は、誘導可能な道路のリンク上に乗っておらず、小さな路地か側道かあるいは広大な駐車場の中にいるものと推定される。このようなときは、出発地リンクは出発の現在位置から最も近いリンクが選ばれる。ここでは、出発地に隣接する北東側リンクの道路が選ばれている。そして、そのリンクから目的地までの誘導経路が例えば太線で表示されている。
図15は、車載端末装置1において誘導経路とともに復帰方向を表示した例である。ここで、実線の矢印は、代替誘導フラグによる復帰方向であり、破線の矢印は、復帰方向フラグによる復帰方向である。なお、矢印は、道路の側に表示するのではなく、道路の上に表示してもよく、実線の矢印と破線の矢印の区別は、異なる色によってしてもよい。
車両が誘導経路から逸脱するのは、必ずしも走行途中だけとは限らない。図14のように、出発地が誘導可能な道路上に乗っていないときも、逸脱しているとみなすことができる。このような場合に、復帰方向を表示するとドライバにとって非常に便利である。ちなみに、出発地にある車両が経路探索の結果設定された誘導経路の誘導開始地点となる北東側リンクの道路へ出ようとしても、実際にその道路への出口がなければ、例えば北西側リンクの道路など実際に出口が設けられている他のリンクへ出ざるを得ない。このとき、北西側リンクには、復帰方向が表示されているので、どのように進めば元の誘導経路に戻ることができるか、容易に判断することができる。また、実線の矢印に沿って進めば、最適経路に従って目的地まで到達することができる。このように、現在位置から誘導経路に向かう方向のみならず、現在位置周辺の道路についても復帰方向を表示することにより、誘導経路に至る経路を容易に判断し選択することが出来るようになる。
なお、この時点で、車載端末装置1は、復帰方向フラグ及び代替誘導フラグが付加された配信地図データ424の配信を受けているので、復帰方向を求め、地図と共に復帰方向を表示することができる。また、走行途中において、誘導経路から逸脱した場合にも、同様の復帰方向を表示することができ、ドライバは道に迷うこともなく、適切な経路に従って、目的地又は元の誘導経路へ達することができる。しかも、そのとき車載端末装置1はサーバ装置4と通信する必要はない。
復帰方向フラグの表示は、次のようにして行う。図7の道路リンク列データ4247において、ノードデータ4248を取り出し、その中の復帰方向フラグ及び代替誘導フラグを参照する。そして、もし、代替誘導フラグがオンであれば、その道路リンク列の方向に実線の矢印を表示し、もし、代替誘導フラグがオフであれば、復帰方向フラグがオンのときに、道路リンク列の方向に破線の矢印を表示し、復帰方向フラグがオフのときに、道路リンク列の逆方向に破線の矢印を表示する。ここで、道路リンク列データの方向とは、道路リンク列データ4247において、交差点IDが示すノードの連なりが構成するリンク列の方向である。
ここで、車両が走行中に誘導経路から逸脱した場合について補足説明をしておく。
車両が走行中に誘導経路から外れると、「経路から外れました」という警告のメッセージに続き、いわゆる「ターン・バイ・ターン方式」における誘導のように、現在走行している道路のリンクに対応した復帰方向フラグの情報に基づいて、運転者に対して元の誘導経路に復帰するための進行方向を提示する。この時の進行方向の指示は、以上に説明した復帰方向フラグに基づいて行われる。
なお、通常、運転を誤って誘導経路からそれてしまった直後、あるいは運転者が意図して一時的に誘導経路から逸脱した直後には、走行している経路が一方通行ではない場合、そのリンクに設定された推奨針路に基づき、運転者に対してそのリンクを引き返すように指示が出されてしまう。この様な場合には、誘導経路から外れた直後に出される復帰方向の指示は、経路からの逸脱を通知する性格を備えているが、推奨針路と逆の方向に走ってしまい常に引き返すように指示されていると、引き返すために方向転換をすることが難しい道路を運転している場合などには、運転者がこの指示を煩わしく感じることが考えられる。
そこで、推奨針路と逆の方向に走行している場合には、現在走行しているリンクの終端のノードが他のリンクに繋がっている場合、現在走行しているリンクが次に来るノード(つまり、現在走行しているリンクの終点のノード)において図12に示すような黒丸が付されたリンクでない場合、走行中のリンクに終端から復帰経路を提示しても良いことになる。そこで、現在走行中のリンクに対して推奨針路とは逆の向きに走行している場合、リンクの中間点を通過してしまったら、今度はそのままの向きで走行するように指示するようにしても良い。そして、次のノードから所定距離内に接近した時には、次にノードにおける代替誘導フラグに基づいて、進行方向を指示するようにする。
さらに、道路データの各ノードに対して復帰方向ラグや代替誘導フラグと共に復帰経路探索処理S7127において求めた各ノードにおけるリンクコストの和viが付された形式で配信地図データ424が車載端末装置1に配信されてくるのであれば、リンク両端のノードにおけるリンクコストの内分比で分けられた区間を通過してしまった後は、現在走行中のリンクにおける推奨針路とは逆の向きに走行している場合でも、そのまま走行するように指示を出すようにしても良い。
図16は、車載端末装置1において代替経路を求めるフローを示した図である。
まず、ロケータ622により車両が道路に乗っているか否かを判定する(S6270)。その結果、車両が道路に乗っている場合は(S6270でYes)、ロケータ622のマップマッチング処理により道路リンクLを決定し、それを代替経路の開始リンクL0とし、リンクのカウンタi=1とする(S6272)。また、車両が道路に乗っていない場合は(S6270でNo)、全ての道路リンク列データ4247から車両位置に最近傍の道路リンクLを抽出し、それを代替経路の開始リンクL0とし、リンクのカウンタi=1とする(S6271)。
次に、道路リンクLiの両端のノード(N1,N2)を求め、N1の復帰方向フラグがオンならN=N2、オフならN=N1とする(S6273)。ここで、Nは、図7におけるノードデータ4248の交差点IDに相当する。
さらに、そのNのノードデータ4248の代替誘導フラグがオフのときには、そのノードデータ4248中の同一交差点IDに記載されているデータと同一の交差点IDを持つノードデータ4248を、他の道路リンク列データ4247の中から抽出する。ここで、同一交差点IDは1つとは限定されないので、抽出されるノードデータも2以上あることもある。そこで、抽出されたノードデータ4248のうち、さらに、その代替誘導フラグがオンであるものを見つけ、Nをその交差点IDで置き換える(S6274)。
次に、Nを含む道路リンクに対し、Nのノードデータ4248の復帰方向フラグがオンならば、L=(N,Nの順方向ノード)とし、オフならば、L=(N,Nの逆方向ノード)とする(S6275)。
そして、Lが目的地リンクであるか否かをチェックし、目的地リンクでない場合は(S6276でNo)、Li=L、i=i+1とし(S6277)、ステップS6273ないしステップS6276の処理を繰り返す。また、Lが目的地リンクである場合は(S6276でYes)、それまでに求められたリンク列L0,…,Liを代替経路として出力する(S6278)。
図17は、車載端末装置1において代替経路を表示した例である。この例においては、代替経路は元の誘導経路と同じように表示されているが、実際には、元の誘導経路の表示がされたまま、元の誘導経路の表示とは異なる目立つ色で、代替経路が表示される。また、元の誘導経路は、消去する表示としてもよく、目立たない薄い表示としてもよい。
また、代替経路が表示されるタイミングは、車両が誘導経路から逸脱したときである。この例の場合、車両は、図14の出発時に路地にあって、出発リンクを出発地に最も近い北東側の道路リンクに定められ、目的地までの誘導経路が表示されたものの、路地から北東側の道路リンクへ出ることができず、やむなく路地を西北上した状況にあるものとする。この場合、車両が北西側の道路リンクに接近し、北東側の道路リンクよりも近いと判断されると、車両は北西側の道路リンクにあるとみなされる。その時点で、車両は誘導経路を逸脱したことになり、代替経路が表示される。
ナビゲーションシステムのユーザにとって、図17のように誘導経路をシステムが勝手に変更すると戸惑うこともある。そのため図15に示すように単に復帰方向のみを表示して、実際の復帰経路の選択は運転者にゆだねる方が都合がよいこともあるし、また、この後に説明する図19に示すように元の誘導経路につながる経路を表示する方が都合がよいこともある。そこで、どのような表示の方法を選択するかは、ユーザによって指定できるようにする。そのために、車載端末装置1に表示モード選択専用のボタンを付けておく。あるいは、代わりにタッチパネルによるソフトボタンを設けておく。また、マイクによる音声入力で、表示モードを選択できるようにしておいてもよい。
図18は、車載端末装置1において誘導経路までの復帰経路を求めるフローを示した図である。誘導経路までの復帰経路を求めるフローは、代替誘導フラグを利用しない点で、図16の代替経路を求めるフローと異なるが、多くの部分は同じである。即ち、図16に示したフローでは、リンクを探索する際に、代替経路フラグがオンになっているノードを持つリンクを辿っていったが、このフローでは、より誘導経路に近くなる様に復帰経路が設定されるリンクを選択するようにして、当初の誘導経路に繋がるリンクを求めてゆく。まず、前処理部分のステップS62710ないしステップS62713は、代替経路を求めるフローにおけるステップS6270ないしステップS6273に同じである。
これらの処理によってノードNが与えられると、そのノードデータに記載されている同一交差点IDと同一の交差点IDを持つノードデータを、他の道路リンク列データ4247の中から検索、抽出する。そして、抽出されたノードの復帰方向フラグがオンならば、L’=(N,Nの順方向のノード)とし、復帰方向フラグがオフならば、L’=(N,Nの逆方向のノード)とする。ここで、前記同一交差点IDが複数ある場合には、同様のL’が複数個得られるので、その場合は、誘導経路に最も近いものを、Lとして選択する(S62714)。
次に、Lが誘導経路に含まれるか否かチェックし、誘導経路に含まれない場合は(S62715でNo)、Li=L、i=i+1とし(S62716)、ステップS62713ないしステップS62715の処理を繰り返す。また、Lが誘導経路である場合は(S62715でYes)、それまでに求められたリンク列L0,…,Liを誘導経路までの復帰経路として出力する(S62718)。
図19は、誘導経路までの復帰経路を表示した例である。この図に示すように、図17の代替経路の表示とは異なり、誘導経路までの復帰経路が表示されるため、いずれ当初の誘導経路又は目的地に到達することが分かっていても、誘導経路とは異なる経路となりうる代替経路の場合に比べ、運転者に安心感を与えることが出来る。
図20は、同一交差点IDを補足説明するための図である。図20に示す道路網において道路リンク列とは、例えば、(1,2,4,6)のノード列をつなぐリンク列、(1,3,5,6)のノード列をつなぐリンク列、(2,3,4)のノード列をつなぐリンク列をいう。このとき、各ノードには、交差点IDが付されるが、その交差点IDは、リンク列ごとに別個に付される。そのため、多くの場合、各ノードは複数の交差点IDを持つことになる。図20において、交差点IDは各ノードの下に記載された番号であり、例えば、ノード2は、交差点IDとして102と302を持っている。そこで、図7におけるノードデータ4248には、そのリンク列データとして与えられる交差点IDと、その交差点と同一の交差点IDを記憶するフィールドが確保されている。なお、同一交差点IDの数は必ずしも1とは限らない。
以上説明した実施の形態において、サーバ装置4は、初めに求めた誘導経路に対して定める地図の切り出し範囲内に含まれる角度迂路について、あらかじめ最短経路アルゴリズムに基づいた復帰経路指示データ423を作成し、その復帰経路指示データ423を、目的地までの誘導経路を含む配信地図データ424にフラグデータという形で組み込んで、車載端末装置に配信する。この復帰経路指示データ423により、地図の切り出し範囲内の各道路についてどの方向に走行すれば目的地に接近するのか、そして交差点ではどの道を選択すればより目的地に近くなるのかを求めることが出来る。また、車載端末装置1は、配信された配信地図データ424をもとに独力で目的地までの代替経路又は元の誘導経路までの復帰経路を求めることができる。そのため、車載端末装置1は、車両がどこで誘導経路から逸脱しようとも、サーバ装置4と新たな通信をすることなく、最適経路に基づいた代替経路なり、復帰経路なりを表示することができる。
また、当然ながら、車両がさらに逸脱を繰り返して、車載端末装置1が当初に配信を受けた配信地図データ424の範囲外に出たときには、車載端末装置1は、サーバ装置4に通信し、リルートを要求する。
<その他の実施の形態>
以上、本発明について好適な実施の形態について一例を示したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前記実施の形態においては、サーバ装置4は、復帰経路指示データ423を、配信地図データ424にフラグデータという形で組み込んで、車載端末装置に配信したが、復帰経路指示データ423をそのままの形で車載端末装置1へ配信してもよい。この場合、最短経路ノードの集合{pi}と復帰方向行列(rij )を、フラグデータを含まない配信地図データとともに車載端末装置1へ配信する。
車載装置1においては、最短経路ノードの集合{pi}と復帰方向行列(rij )の配信を受ければ、図15ないし図19で説明した復帰方向の表示、代替経路の表示及び誘導経路までの復帰経路の表示は問題なく行うことができる。ちなみに、図15に示す復帰方向フラグは、配信地図データ424の道路リンク列データ427から各道路リンクの両端のノード番号(交差点ID)を取り出し、それに基づき復帰方向行列(rij )を参照すれば、容易に表示することができる。また、図17のような代替経路の表示については、図16の処理フローで示したステップS6270ないしS6273と同様にして開始リンクのノードNさえ求めれば、代替経路は、最短経路ノードの集合{pi}によって容易に求めることができる。さらに、図19の誘導経路につながる復帰経路を求める図18の処理については、ステップS62713及びステップS62714においてリンクの両端のノードが求められているので、そのリンクの復帰方向フラグは、復帰方向行列(rij )によって容易に求めることができる。
本発明が適用される通信型車両ナビゲーションシステムにおける車載端末装置の構成例を示した図である。 本発明が適用される通信型車両ナビゲーションシステムにおけるサーバ装置の構成例を示した図である。 端末ソフトウエア及びサーバソフトウエアの構成例を示した図である。 サーバ装置における誘導経路探索及び復帰経路探索処理のフローを示した図である。 サーバ装置における誘導経路探索及び復帰経路探索処理の内容を説明するための参考図である。 配信地図データのデータ構造の例を示した図である。 配信地図データにおける道路データの詳細な構造の例を示した図である。 最短経路アルゴリズムを説明するための道路網におけるノード、リンク及びリンクコストの例を示した図である。 ダイクストラ法による最短経路探索処理のフローを示した図である。 ダイクストラ法によって求めた目的地までの最短経路を示した図である。 復帰方向行列の成分rij を設定する規則を示した図である。 図11の道路網の例に対して求めた復帰方向行列(rij )を示した図である。 フラグデータ付加処理のフローを示した図である。 走行開始時に車載端末装置に表示される誘導経路の例を示した図である。 車載端末装置に誘導経路とともに復帰方向を表示した例である。 車載端末装置において代替経路を求めるフローを示した図である。 車載端末装置に代替経路を表示した例を示した図である。 車載端末装置において誘導経路までの復帰経路を求めるフローを示した図である。 車載端末装置に誘導経路までの復帰経路を表示した例を示した図である。 同一交差点IDについて補足説明するための図である。
符号の説明
1 車載端末装置
2 通信装置
3 公衆通信ネットワーク
4 サーバ装置
421 地図データベース
423 復帰経路指示データ
424 配信地図データ
712 誘導経路探索プログラム
713 地図切り出しプログラム
714 復帰経路探索プログラム
715 配信地図変換プログラム
622 ロケータプログラム
625 誘導経路表示プログラム
626 復帰経路表示プログラム
627 代替経路表示プログラム

Claims (10)

  1. 車載端末装置と通信ネットワークを介して接続された通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置であって、
    前記車載端末装置から配信される現在位置と目的地のデータに基づき、地図データベースを参照し、現在位置から目的地までの誘導経路データを求める誘導経路探索手段と、
    前記地図データベースから前記誘導経路近傍の領域について誘導可能な道路を含む地図データを切り出す地図切り出し手段と、
    前記切り出した誘導可能な道路により構成される道路網について、最短経路アルゴリズムに基づき、前記道路網の各々のリンクから目的地までの復帰経路指示データを求める復帰経路探索手段と、
    前記誘導経路データ及び切り出された地図データを配信地図データへ変換する手段と、
    前記復帰経路指示データを前記配信地図データに同伴させて車載端末装置へ配信する手段と、
    を備えることを特徴とする通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置。
  2. 車載端末装置と通信ネットワークを介して接続された通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置であって、
    前記車載端末装置から配信される現在位置と目的地のデータに基づき、地図データベースを参照し、現在位置から目的地までの誘導経路データを求める誘導経路探索手段と、
    前記地図データベースから前記誘導経路近傍の領域について誘導可能な道路を含む地図データを切り出す地図切り出し手段と、
    前記切り出した誘導可能な道路により構成される道路網について、最短経路アルゴリズムに基づき、前記道路網の各々のリンクから目的地までの復帰経路指示データを求める復帰経路探索手段と、
    前記誘導経路データ及び切り出された地図データを配信地図データへ変換する手段と、
    前記復帰経路指示データを、前記配信地図データにおけるリンク列データに付属するフラグデータへ変換し、前記変換したフラグデータを、前記配信地図データに付加するフラグ付加手段と、
    前記配信地図データを車載端末装置へ配信する手段と、
    を備えることを特徴とする通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置。
  3. 車載端末装置と通信ネットワークを介して接続された通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置において、そのサーバ装置のコンピュータを、
    前記車載端末装置から配信される現在位置と目的地のデータに基づき、地図データベースを参照し、現在位置から目的地までの誘導経路データを求める誘導経路探索手段、
    前記地図データベースから前記誘導経路近傍の領域について誘導可能な道路を含む地図データを切り出す地図切り出し手段、
    前記切り出した誘導可能な道路により構成される道路網について、最短経路アルゴリズムに基づき、前記道路網の各々のリンクから目的地までの復帰経路指示データを求める復帰経路探索手段、
    前記誘導経路データ及び切り出された地図データを配信地図データへ変換する手段、
    前記復帰経路指示データを前記配信地図データに同伴させて車載端末装置へ配信する手段、
    として機能させることを特徴とする通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置のプログラム。
  4. 車載端末装置と通信ネットワークを介して接続された通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置において、そのサーバ装置のコンピュータを、
    前記車載端末装置から配信される現在位置と目的地のデータに基づき、地図データベースを参照し、現在位置から目的地までの誘導経路データを求める誘導経路探索手段、
    前記地図データベースから前記誘導経路近傍の領域について誘導可能な道路を含む地図データを切り出す地図切り出し手段、
    前記切り出した誘導可能な道路により構成される道路網について、最短経路アルゴリズムに基づき、前記道路網の各々のリンクから目的地までの復帰経路指示データを求める復帰経路探索手段、
    前記誘導経路データ及び切り出された地図データを配信地図データへ変換する手段、
    前記復帰経路指示データを、前記配信地図データにおけるリンク列データに付属するフラグデータへ変換し、前記変換したフラグデータを、前記配信地図データに付加するフラグ付加手段、
    前記配信地図データを車載端末装置へ配信する手段、
    として機能させることを特徴とする通信型車両ナビゲーションシステムのサーバ装置のプログラム。
  5. 請求項1に記載のサーバ装置と通信ネットワークを介して接続された通信型車両ナビゲーションシステムの車載端末装置であって、
    前記サーバ装置から配信される前記配信地図データに基づき、誘導経路及びその近傍の地図を表示する誘導経路表示手段と、
    GPSを含む車両位置センサからの入力データに基づき、当該車両の現在位置を求め、その現在位置が前記誘導経路から逸脱しているか否かを判定するロケータ手段と、
    前記ロケータ手段により当該車両の現在位置が前記誘導経路から逸脱していると判定されたときに、前記サーバ装置からすでに配信されている前記復帰経路指示データに基づき前記復帰経路を求め、前記復帰経路を前記誘導経路及びその近傍の地図中に表示する復帰経路表示手段と、
    を備えることを特徴とする通信型ナビゲーションシステムの車載端末装置。
  6. 請求項2に記載のサーバ装置と通信ネットワークを介して接続された通信型車両ナビゲーションシステムの車載端末装置であって、
    前記サーバ装置から配信される前記配信地図データに基づき、誘導経路及びその近傍の地図を表示する誘導経路表示手段と、
    GPSを含む車両位置センサからの入力データに基づき、当該車両の現在位置を求め、その現在位置が前記誘導経路から逸脱しているか否かを判定するロケータ手段と、
    前記ロケータ手段により当該車両の現在位置が前記誘導経路から逸脱していると判定されたときに、前記サーバ装置からすでに配信されている前記配信地図データ中のフラグデータに基づき前記復帰経路を求め、前記復帰経路を前記誘導経路及びその近傍の地図中に表示する復帰経路表示手段と、
    を備えることを特徴とする通信型ナビゲーションシステムの車載端末装置。
  7. 前記表示された誘導経路を消去し、前記復帰経路の中で前記当該車両の現在位置から目的地に至る最適経路である代替経路を表示する代替経路表示手段を、
    さらに備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の通信型ナビゲーションシステムの車載端末装置。
  8. 請求項1に記載のサーバ装置と通信ネットワークを介して接続された通信型車両ナビゲーションシステムの車載端末装置において、その車載端末装置のプロセッサに、
    前記サーバ装置から配信される前記配信地図データに基づき、誘導経路及びその近傍の地図を表示する誘導経路表示手段、
    GPSを含む車両位置センサからの入力データに基づき、当該車両の現在位置を求め、その現在位置が前記誘導経路から逸脱しているか否かを判定するロケータ手段、
    前記ロケータ手段により当該車両の現在位置が前記誘導経路から逸脱していると判定されたときに、前記サーバ装置からすでに配信されている前記復帰経路指示データに基づき、前記復帰経路を求め、前記復帰経路を前記誘導経路及びその近傍の地図中に表示する復帰経路表示手段、
    として機能させることを特徴とする通信型車両ナビゲーションシステムの車載端末装置のプログラム。
  9. 請求項2に記載のサーバ装置と通信ネットワークを介して接続された通信型車両ナビゲーションシステムの車載端末装置において、その車載端末装置のプロセッサに、
    前記サーバ装置から配信される前記配信地図データに基づき、誘導経路及びその近傍の地図を表示する誘導経路表示手段、
    GPSを含む車両位置センサからの入力データに基づき、当該車両の現在位置を求め、その現在位置が前記誘導経路から逸脱しているか否かを判定するロケータ手段、
    前記ロケータ手段により当該車両の現在位置が前記誘導経路から逸脱していると判定されたときに、前記サーバ装置からすでに配信されている前記配信地図データ中のフラグデータに基づき、前記復帰経路を求め、前記復帰経路を前記誘導経路及びその近傍の地図中に表示する復帰経路表示手段、
    として機能させることを特徴とする通信型車両ナビゲーションシステムの車載端末装置のプログラム。
  10. 前記車載端末装置のプロセッサに、さらに、
    前記表示された誘導経路を消去し、前記復帰経路の中で前記当該車両の現在位置から目的地に至る最適経路である代替経路を表示する代替経路表示手段、
    として機能させることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の通信型車両ナビゲーションシステムの車載端末装置のプログラム。
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