JP2001215020A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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Abstract
の箇所に設けられた高周波加熱装置において、該湿度検
出部材により被加熱物の加熱具合を正確に検出すること
ができるものを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の高周波加熱装置は、端面に蒸気
取入れ穴21を有したケース19に空気中の水蒸気の濃
度を検出するサーミスタ22,23を収納して成る絶対
湿度センサー18を備えており、該絶対湿度センサー1
8はケース19の端面が加熱室2の側壁29に外側から
接するように取り付けられていて、該側壁29には蒸気
取入れ穴21と同じ配置で連通穴32が形成されてい
る。
Description
合を検出するために湿度検出部材が設けられた高周波加
熱装置に関する。
明する。図7は該高周波加熱装置の外箱の上壁及び左右
側壁を取り外して内部を示した斜視図である。外箱1内
には加熱室2が設けられている。また、外箱1の前面に
は扉3が取り付けられており、その右側には表示部やキ
ーから成る操作パネル4が設けられている。
発生させるマグネトロン5と、マグネトロン5に高電圧
を印加するための高圧トランス6及び高圧コンデンサ7
と、これらの電動部材を冷却するための空気流を発生さ
せるファン8及びファンモータ9と、マグネトロン5の
アンテナが貫通していて発生した高周波を加熱室2内に
導く導波管10と、ファン8によって発生した空気流を
加熱室2内に導く送風ダクト11とが配設されている。
る。図8は該高周波加熱装置の上面断面図であり、図9
は正面断面図である。加熱運転が開始すると、マグネト
ロン5は高圧トランス6及び高圧コンデンサ7より電力
が供給されて発振し、高周波を発生する。そして、この
高周波は導波管10によって加熱室2内に導かれる。タ
ーンテーブル12の回転により、その上の被加熱物13
には高周波がまんべんなく照射されてむらなく温まる。
ランス6、及び高圧コンデンサ7の運転開始と共に駆動
し、ファン8は空気流を発生させてこれらを冷却する。
熱交換により温められた空気流は送風ダクト11を通
り、加熱室2の右側壁の手前側に形成されたパンチング
穴(送風口)14より加熱室2内に流入する。
されたパンチング穴(排気口)15に向かって流れる(図
中、矢印A,A')。このとき、加熱により被加熱物13か
ら発せられた多量の水蒸気は、空気流によって拡散され
ながら排気口15へ送られ、該排気口15より排気ダク
ト16を通って外箱1外に排出される。
は、扉3に設けられた覗き窓のガラス17に当たってこ
れを温める(図中、矢印A')。これによって、被加熱物1
3から発せられた水蒸気は該ガラス17に結露せず、空
気中に拡散しながら排気口15へ送られる。
を通る空気の湿度を検出するための絶対湿度センサー1
8が設けられている。該絶対湿度センサー18の構成に
ついて説明する。図10は該絶対湿度センサー18の斜
視図である。絶対湿度センサー18は内部に検出部が収
納されたケース19と、該ケース19から延びて後述す
る制御装置に接続されるシールド線20とを備えてい
る。また、ケース19の円形の上面(端面)にはいずれも
同じ径の蒸気取入れ穴21が複数形成されている。
図11に示す。絶対湿度センサー18の検出部はTO5
型トランジスタケースに封入された密封型のサーミスタ
22と、該密封型のサーミスタ22のケースに開口を設
けて外気と接触可能にした開放型のサーミスタ23から
成る。
である。サーミスタ22,23、電流制限抵抗24、及
び直流電源25は直列に接続されている。これによっ
て、サーミスタ22,23は自己発熱しており、その温
度に応じた抵抗値を示す。また、これらのサーミスタ2
2,23は、固定抵抗R1及び可変抵抗R2と共にブリッジ
回路26を形成している。該ブリッジ回路26でのバラ
ンス電圧は増幅器27で増幅され、検出信号として制御
装置28に出力される。この制御装置28では、予め高
周波加熱装置の運転が停止している状態で可変抵抗R2の
抵抗値を制御することにより、基準となる初期電圧値を
設定してある。
加熱物13からは多量の水蒸気が発せられる。送風口1
4より加熱室2内に供給される単位時間当たりの空気量
は一定なので、排気口15より排気ダクト16に流入す
る空気量も一定である。従って、増加した水蒸気の量に
応じて排気ダクト16内の空気中の水蒸気の濃度も上昇
する。
が排気ダクト16内に露出するように取り付けられてお
り、排気ダクト16内の空気は蒸気取入れ穴21よりケ
ース19内に流入する。これによって、開放型のサーミ
スタ23では、水蒸気の蒸発により発熱部で奪われる熱
量が加熱運転前に比べて多くなるので、抵抗値が変化す
る。制御装置28ではこのときの電圧値と初期電圧値と
を比較して、排気ダクト16に流入した空気中の絶対湿
度の変化量を信号として得る。この信号を監視すること
で、被加熱物13の加熱具合を検出している。
スト低減を目的として、排気ダクト16を省略した高周
波加熱装置や小型化されて排気ダクト16に絶対湿度セ
ンサー18の取り付けスペースがない高周波加熱装置が
提案されている。このような高周波加熱装置では、上述
した従来の構成を適用することは困難である。
ー18を取り付けた高周波加熱装置が提案されている。
しかしながら、この高周波加熱装置では絶対湿度センサ
ー18が側壁の表面よりも突出するように設けられるの
で、側壁と絶対湿度センサー18との間で放電を起こし
たり、絶対湿度センサー18が外力により変形して検出
能力が低下するおそれがある。
させるために、加熱室2内にケース19を露出させてい
るので、オーブン調理やグリル調理時に絶対湿度センサ
ー18の限界を超えるほど高温になれば絶対湿度センサ
ー18は壊れるおそれがある。さらに、オーブン調理や
グリル調理の後に高周波加熱を行うと、急激な温度変化
によって密封型と開放型のサーミスタ22,23で温度
差が大きくなり、誤検知を起こす。さらに、絶対湿度セ
ンサー18は大きな電波エネルギーに直接さらされるの
で、検出信号に雑音が入って誤検知の原因となる。
て被加熱物13が位置を変えるたびに絶対湿度センサー
18の出力が変化する。図13は絶対湿度センサー18
の出力の変化を示すグラフである。絶対湿度センサー1
8の出力は被加熱物13が絶対湿度センサー18に近づ
くと大きくなり、離れると小さくなる。このように、絶
対湿度センサー18の出力にばらつきがあると、調理プ
ログラムの開発に大きな制約を与える。
のであり、湿度検出部材が排気ダクト内以外の箇所に設
けられた高周波加熱装置において、該湿度検出部材によ
り被加熱物の加熱具合を正確に検出することができるも
のを提供することを目的とする。
に、本発明の高周波加熱装置は、被加熱物を収納する加
熱室と、被加熱物を加熱するための高周波を発生させる
高周波発生装置と、該高周波発生装置を冷却するための
空気流を発生させる送風手段と、端面に蒸気取入れ穴を
有したケースに空気中の水蒸気の濃度を検出する検出部
を収納して成る湿度検出部材と、該湿度検出部材からの
出力信号により被加熱物の加熱具合を判断して高周波発
生装置の運転を制御する制御装置と、加熱室の側壁に形
成されていて送風手段で発生した空気流が加熱室に流入
する第1送風口と、加熱室の側壁に形成されていて該加
熱室内の空気が排出される排気口とを備えたものであ
る。ここで、湿度検出部材はケースの端面が加熱室の一
側壁に外側から接するように取り付けられており、該一
側壁には蒸気取入れ穴を所定の開口率で加熱室と連通さ
せる連通穴が形成されている。
多量の水蒸気を含む空気は、連通穴と蒸気取入れ穴とを
介して湿度検出部材のケース内に流入する。そして、検
出部で空気中の湿度が検出される。このとき、湿度検出
部材はケース全体が加熱室外に位置している。
取入れ穴は湿度検出部のケースの端面に複数個形成され
ており、連通穴は一側壁に蒸気取入れ穴と同じ配置とな
るように形成されている。つまり、湿度検出部のケース
に形成されている蒸気取入れ穴は全て加熱室と連通して
いる。特に、各連通穴が蒸気取入れ穴と同じ大きさ又は
それ以上に大きいと、蒸気取入れ穴の開口率は100%
となる。
取入れ穴は湿度検出部のケースの端面に複数個形成され
ており、連通穴は一側壁に一部の蒸気取入れ穴と同じ配
置となるように形成されている。つまり、湿度検出部の
ケースに形成されている複数個の蒸気取入れ穴のうち一
部は加熱室と貫通しており、残りは一側壁によって塞が
れている。
穴は第1送風口よりも高い位置に設けられている。この
場合、第1送風口より加熱室内に流入した空気流は排気
口へ向かって流れ、第1送風口と加熱室の天面との間に
は蒸気だまりができる。その蒸気だまりの空気が連通穴
及び蒸気取入れ穴を介して湿度検出部材のケース内に拡
散する。
室内は直方体状の空間であって、該空間の一隅に第1送
風口を設け該一隅と斜め方向に対向する隅に排気口を設
けており、残りの二隅のうちのいずれか一方に連通穴を
設けている。この場合、湿度検出部材が設けられた隅の
辺りは第1送風口から排気口へ向かって流れる空気流か
ら離れていて蒸気だまりが形成されている。その蒸気だ
まりの空気が連通穴及び蒸気取入れ穴を介して湿度検出
部材のケース内に拡散する。
室内は直方体状の空間であって、該空間の一隅に第1送
風口を設け該一隅と斜め方向に対向する隅に排気口を設
けており、残りの二隅のうち送風手段の近傍に位置する
隅に第2送風口を設けている。この場合、第1送風口か
ら流入した空気流は排気口へ向かって加熱室内を斜め方
向に横切る流れとなる。一方、第2送風口から流入した
空気流は第1送風口からの空気流と違う流れを形成する
ことで、加熱室内の空気を撹拌しながら排気口に向かっ
て流れる。
室の一側壁には内側へ僅かに突出するようにしぼり部が
形成されており、該しぼり部に加熱室の外側から湿度検
出部材が嵌合している。この嵌合によって、加熱室の一
側壁における湿度検出部材の位置決めがなされる。さら
に、しぼり部の段差部分と湿度検出部材のケースとが密
接して、加熱室外の空気流が連通穴より加熱室内に流入
することを防止する。
室の一側壁に形成された連通穴の周縁にはバーリング加
工によって加熱室の外側に延びるバーリング部が形成さ
れており、該バーリング部を湿度検出部材のケースの蒸
気取入れ穴に嵌合している。このように、一側壁のバー
リング部を湿度検出部材の蒸気取入れ穴に嵌合させるこ
とによって、湿度検出部材の回転方向の位置決めがなさ
れる。
室の一側壁に形成された連通穴の方が湿度検出部材のケ
ースに形成された蒸気取入れ穴よりも大きい。この場
合、連通穴と蒸気取入れ穴とに位置ずれが生じてもこの
ずれは大きさの差によって吸収され、蒸気取入れ穴が塞
がれることがない。
が開放していて後面に開口を形成した箱体状のアングル
部材が、加熱室の一側壁の外側に前面が接するように取
り付けられており、湿度検出部材は該アングル部材の開
口に嵌合されると共に固定されている。このアングル部
材によって、加熱室の一側壁に湿度検出部材のケースの
端面が接しているところへ送風手段で発生した空気流が
直接吹き付けない構成となっている。
室の一側壁のアングル部材で囲まれた部分に通気口を形
成している。この場合、送風手段で発生した空気流がア
ングル部材内に流入しても該通気口から加熱室内へ流入
する。
面を参照して説明する。尚、図7乃至図12に示す従来
技術と同じ名称の部材には同一の符号を付し、重複する
説明は省略する。
1は第1実施形態の高周波加熱装置の上面断面図であ
り、図2は正面断面図である。この高周波加熱装置では
加熱室2内の後壁の左側に排気口15が設けられてお
り、該排気口15から外箱1の背面に向かって排気ダク
ト16が延びている。本実施形態では絶対湿度センサー
18を設置するためのスペースを排気ダクト16に確保
していないので、図8に示す従来技術に比べて外箱1を
小さく構成することができる。
と同様に、ファン8及びファンモータ9により発生した
空気流はマグネトロン5、高圧トランス6、及び高圧コ
ンデンサ7に吹き付けられてこれを冷却する(図1中、矢
印B)。そして、送風ダクト11に導かれ(図1中、矢印
C)、第1送風口14より加熱室2内に吹き出す。
3から発せられる多量の水蒸気を拡散すると共に、扉3
のガラス17に当たってこれを温めながら排気口15に
向かって流れていく(図1及び図2中、矢印A,A')。そ
して、排気口15より排気ダクト16内に流入し、外箱
1外に排出される(図1中、矢印D)。
壁29の手前側に設けられた第1送風口14のすぐ近く
に設けられている。尚、本実施形態の絶対湿度センサー
18は図10乃至図12に示すものと同じ構成である。
について説明する。図3は加熱室2の側壁29に取り付
けられた絶対湿度センサー18の断面図である。アング
ル部材31は箱体状であって、前面が開放し後面に開口
が形成されている。このアングル部材31は絶対湿度セ
ンサー18が開口に嵌合した状態で側壁29の外側にに
取り付けられており、これによって絶対湿度センサー1
8のケース19の端面は側壁29に圧接する。
するようにしぼり部30が形成されており、絶対湿度セ
ンサー18のケース19が該しぼり部30に嵌合してい
る。また、しぼり部30にはケース19の端面に形成さ
れた蒸気取入れ穴21と同じ配置で連通穴32が形成さ
れており、加熱室2内とケース19内とは連通してい
る。この連通穴32の径は蒸気取入れ穴21の径よりも
大きい。これらの連通穴32及び蒸気取入れ穴21を加
熱室2側から正面に見たところを図14に示す。
のうちの1つには、バーリング加工によって加熱室2の
外側に延びるバーリング部33が形成されている。該バ
ーリング部33は蒸気取入れ穴21のうちの1つに嵌合
する。
度センサー18はケース19の端面が加熱室2の側壁2
9に外側から接するように取り付けられており、加熱室
2内に突出していない。従って、側壁29と絶対湿度セ
ンサー18との間で放電を起こしたり、絶対湿度センサ
ー18が外力を受けて変形するといった不都合がない。
また、絶対湿度センサー18は加熱室2内に露出してい
ないので、大きな電波エネルギーに直接さらされること
がなく、検出信号は悪影響を受けない。
発生した空気流が吹き付けられて冷却されるので、オー
ブン調理やグリル調理時に絶対湿度センサー18の温度
上昇が抑えられる。従って、絶対湿度センサー18は破
壊するおそれがない。また、この後に高周波加熱を行っ
ても、サーミスタ22,23の温度差が大きくて誤検知
を起こすといった不都合も生じない。
手前側右方に位置しており、操作パネル4の後方に設け
られた制御装置28(図示せず)の近くにある。制御装置
28の位置は図8に示す従来技術も同様なので、絶対湿
度センサー18と制御装置28との距離は本実施形態の
方が従来技術に比べて近い。従って、絶対湿度センサー
18と制御装置28と接続するためのシールド線20は
一般に高価であることから、本実施形態は従来技術に比
べてシールド線20の線長が短くなっただけコストが安
くすむ。
熱室2の天面との間は空気の流れが比較的遅く、加熱室
2内は閉空間なので蒸気だまりとなっている。本実施形
態では、第1送風口14から噴き出す空気流が絶対湿度
センサー18のケース19内に加熱室2内の空気が拡散
するのを妨げるのを防止すると共に、蒸気だまりの空気
を絶対湿度センサー18のケース19内に拡散させるた
めに、第1送風口14よりも高い位置に連通穴32(図
示せず)を形成し絶対湿度センサー18を設けている。
れて水蒸気の濃度が急激に変化するという不都合がない
ので、絶対湿度センサー18は、排気ダクト16内に絶
対湿度センサー18を設けた従来技術と遜色ないほど、
精度よい検出を行うことができる。また、ターンテーブ
ル12の回転によって絶対湿度センサー18の出力がば
らつくという不都合がない。
ー18のケース19をしぼり部30に嵌合することで、
側壁29における絶対湿度センサー18の位置決めを行
っている。さらに、連通穴32に形成されたバーリング
部33を蒸気取入れ穴21に嵌合することでケース19
の回転方向の位置決めを行っている。
りも径が大きく構成されており、連通穴32及び蒸気取
入れ穴21の位置がずれていてもそのずれが径の差によ
って吸収される。これによって、図14に示すように蒸
気取入れ穴21と連通穴32とは位置ずれすることなく
確実に対向でき、蒸気取入れ穴21が塞がれることはな
い。
穴21の開口率によって決まるため、蒸気取入れ穴21
が少しでも塞がれると同じ機種でも絶対湿度センサー1
8の感度が異なってしまい、加熱具合の検出に差が生じ
る。しかしながら、本実施形態では蒸気取入れ穴21の
開口率は確実に100%となるので、絶対湿度センサー
18は常に最大の感度が得られる。
配置になるように連通穴32を設けているが、必ずしも
全ての蒸気取入れ穴21に連通穴32を対応させる必要
はない。いくつかの蒸気取入れ穴21を塞ぐことでその
開口率を調整すると、所望の感度の絶対湿度センサー1
8を簡単に得ることができる。
ており、連通穴32及び蒸気取入れ穴21を加熱室2側
から正面に見たところである。ここでは、13個ある蒸
気取入れ穴21のうち4個を塞ぐことで開口率を変えて
おり、絶対湿度センサー18では本実施形態と異なる感
度が得られる。
とで、同一の絶対湿度センサー18を用いて湿度検出の
感度が異なる機種を製作することができる。もちろん、
蒸気取入れ穴21の開口率を変更するには連通穴32の
数だけでなく、例えば連通穴32を半円状としたり、複
数の蒸気取入れ穴21にまたがって開口させるなどして
もよい。
に、ケース19の端面周縁にあたる曲面部分としぼり部
30の段差部分とが密接することにより、ケース19が
側壁29に密接する面積が増える。その上、周囲は箱体
状のアングル部材31に囲まれているので、空気流が直
接吹き付けない構成となっている(図3中、矢印E)。従
って、側壁29とケース19の端面の間にはファン8で
発生した空気流が流れ込みにくい。
ン8で発生した空気流が流れ込むと、この空気流は連通
穴32から加熱室2内に流入するので、加熱室2内の水
蒸気がケース19内に拡散するのを妨げる。従って、検
出部では正確な検出がなされない。しかしながら、本実
施形態ではファン8で発生した空気流が側壁29とケー
ス19の端面との間に流れ込まない構成となっているの
で、このような不都合は生じない。
説明する。本実施形態は第1実施形態と側壁29の構成
が一部異なるだけであり、それ以外の構成は同様であ
る。
た絶対湿度センサー18の断面図である。本実施形態で
は、加熱室2の側壁29におけるアングル部材31で囲
まれた部分に通気口34が形成されている。この通気口
34は、側壁29と絶対湿度センサー18のケース19
の端面との間にできる隙間より十分に大きな開口率とな
るよう設計されている。
した空気流の風圧が高く、アングル部材31内に空気流
が流れ込んだとしても、この空気流は制圧の少ない通気
口34から加熱室2内に流れてゆく(図中、矢印F)。従
って、空気流が側壁29とケース19の端面との隙間を
通って連通穴34から加熱室2内へ流入するという不都
合が起きないので、ケース19内には加熱室2内の水蒸
気が十分に拡散でき、絶対湿度センサー18では精度よ
い検出を行うことができる。
圧の高いところに設けることができるので、この空気流
によって効果的に冷却される。従って、オーブン調理や
グリル調理時の絶対温度センサー18の温度上昇を低く
抑えることができ、オーブン調理やグリル調理直後の温
度ドリフトによる絶対湿度センサー18の性能低下を防
止できる。
説明する。本実施形態は第1実施形態と絶対湿度センサ
ー18の取付位置が異なるだけであり、それ以外の構成
は同様である。
面断面図である。本実施形態では、加熱室2の右側壁2
9の一方の隅に第1送風口14が設けられており、他方
の隅に連通穴32(図示せず)及び絶対湿度センサー18
が設けられている。この辺りは、第1送風口14から排
気口15に向かって加熱室2を斜め方向に横切って流れ
る空気流Aから離れているので、空気の流れが比較的遅
く、水蒸気の濃度が急激に変化するということがない。
従って、絶対湿度センサー18は精度よい検出を行うこ
とができる。
説明する。本実施形態は第3実施形態と加熱室2の側壁
29の構成が一部異なるだけであり、それ以外の構成は
同様である。
面断面図である。本実施形態では、加熱室2の右側壁2
9の一方の隅に第1送風後14が設けられており、他方
の隅に複数のパンチング穴35(第2送風口)が形成され
ている。これによって、ファン8の駆動により発生した
空気流は第1送風口14からだけでなく、第2送風口3
5からも加熱室2内に流れ込み(図中、矢印G)、加熱室
2内の空気を撹拌する。
散が促され、ターンテーブル12の回転により絶対湿度
センサー18の出力がばらつくことを防止する。また、
加熱室2内の水蒸気をより速やかに排出することができ
るので、連続して加熱運転を行っても絶対湿度センサー
18では精度よい検出を行うことができる。
共にパンチング穴の数を調整することで、絶対湿度セン
サー18の感度を制御できる。
熱装置では加熱室内の空気中の湿度を検出するための湿
度検出部材が加熱室外に設けられているので、該湿度検
出部材は加熱室内の大きな電波エネルギーの影響を受け
ることがない。また、該湿度検出部材は加熱室内に突出
していないので、側壁との間で放電を起こしたり、外力
を受けて破損するといったおそれがない。
響を受けないところに連通穴を設けることで、温度検出
部材では精度よい検出を行うことができる。
と、加熱室内には互いに異なる方向に流れる空気流が発
生して水蒸気の拡散を促すので、ターンテーブルの回転
が湿度検出部材の出力に影響することを防止する。湿度
検出部材の出力のばらつきが抑えられると、調理プログ
ラムの開発も容易になる。
検出部材の取り付け位置が決まり、バーリング部によっ
て湿度検出部材の回転方向の位置が決まる。さらに、連
通穴と蒸気取入れ穴との径の大きさが異なっているの
で、互いの穴の位置にずれが生じていても径の差に吸収
される。従って、蒸気取入れ穴は塞がれることがないの
で、その開口率にはばらつきがなく湿度検出部材の感度
は安定する。
る場合、そのうちの一部にだけ対応する連通穴を設ける
ことで開口率を制御できる。これによって、湿度検出部
では所望の感度が簡単に得られる。
検出部材の端面とを密接させる上、アングル部材により
その部分に空気流が直接吹き付けるのを防止する。これ
によって、加熱室外の空気流が側壁と湿度検出部材の端
面との隙間を通って連通穴より加熱室内に流入して、加
熱室内の水蒸気がケース内に拡散するのを空気流が妨げ
るという不都合が生じない。
た部分に通気口を設けると、空気流の風圧が高くてアン
グル部材内に空気流が流入したとしても該通気口から加
熱室内に空気流が抜けるので、ケース内への水蒸気の拡
散は妨げられない。これによって、湿度検出部材を空気
流の風圧の高いところに設置できるので、オーブン料理
やグリル調理時における湿度検出部材の温度上昇を抑え
られる。
図である。
り付け状態を示した断面図である。
り付け状態を示した断面図である。
図である。
図である。
である。
る。
変化を示すグラフである。
連通穴の正面図である。
連通穴の他の例を示した正面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、 前記被加熱物を加熱するための高周波を発生させる高周
波発生装置と、 該高周波発生装置を冷却するための空気流を発生させる
送風手段と、 端面に蒸気取入れ穴を有したケースに空気中の水蒸気の
濃度を検出する検出部を収納して成る湿度検出部材と、 該湿度検出部材からの出力信号により前記被加熱物の加
熱具合を判断して前記高周波発生装置の運転を制御する
制御装置と、 前記加熱室の側壁に形成されていて前記送風手段で発生
した空気流が前記加熱室に流入する第1送風口と、 前記加熱室の側壁に形成されていて該加熱室内の空気が
排出される排気口と、 を備えた高周波加熱装置において、 前記湿度検出部材は前記ケースの端面が前記加熱室の一
側壁に外側から接するように取り付けられており、該一
側壁には前記蒸気取入れ穴を所定の開口率で前記加熱室
と連通させる連通穴が形成されていることを特徴とする
高周波加熱装置。 - 【請求項2】 前記蒸気取入れ穴は前記湿度検出部のケ
ースの端面に複数個形成されており、前記連通穴は前記
一側壁に前記蒸気取入れ穴と同じ配置となるように形成
されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波加
熱装置。 - 【請求項3】 前記蒸気取入れ穴は前記湿度検出部のケ
ースの端面に複数個形成されており、前記連通穴は前記
一側壁に一部の前記蒸気取入れ穴と同じ配置となるよう
に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高
周波加熱装置。 - 【請求項4】 前記連通穴は前記第1送風口よりも高い
位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の高周波加熱装置。 - 【請求項5】 前記加熱室内は直方体状の空間であっ
て、該空間の一隅に前記第1送風口を設け該一隅と斜め
方向に対向する隅に前記排気口を設けており、残りの二
隅のうちのいずれか一方に前記連通穴を設けたことを特
徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の高周
波加熱装置。 - 【請求項6】 前記加熱室内は直方体状の空間であっ
て、該空間の一隅に前記第1送風口を設け該一隅と斜め
方向に対向する隅に前記排気口を設けており、残りの二
隅のうち前記送風手段の近傍に位置する隅に第2送風口
を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいず
れかに記載の高周波加熱装置。 - 【請求項7】 前記加熱室の一側壁には内側へ僅かに突
出するようにしぼり部が形成されており、該しぼり部に
前記加熱室の外側から前記湿度検出部材が嵌合している
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
載の高周波加熱装置。 - 【請求項8】 前記加熱室の一側壁に形成された前記連
通穴の周縁にはバーリング加工によって前記加熱室の外
側に延びるバーリング部が形成されており、該バーリン
グ部を前記湿度検出部材の前記蒸気取入れ穴に嵌合して
いることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
に記載の高周波加熱装置。 - 【請求項9】 前記加熱室の一側壁に形成された前記連
通穴の方が前記湿度検出部材の前記ケースに形成された
前記蒸気取入れ穴よりも大きいことを特徴とする請求項
1乃至請求項8のいずれかに記載の高周波加熱装置。 - 【請求項10】 前面が開放していて後面に開口を形成
した箱体状のアングル部材が前記加熱室の一側壁の外側
に前記前面が接するように取り付けられており、前記湿
度検出部材は該アングル部材の前記開口に嵌合されると
共に固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求
項9のいずれかに記載の高周波加熱装置。 - 【請求項11】 前記加熱室の一側壁の前記アングル部
材で囲まれた部分に通気口を形成したことを特徴とする
請求項10に記載の高周波加熱装置。
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