JPS6120403Y2 - - Google Patents

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JPS6120403Y2
JPS6120403Y2 JP1978029997U JP2999778U JPS6120403Y2 JP S6120403 Y2 JPS6120403 Y2 JP S6120403Y2 JP 1978029997 U JP1978029997 U JP 1978029997U JP 2999778 U JP2999778 U JP 2999778U JP S6120403 Y2 JPS6120403 Y2 JP S6120403Y2
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machine room
outer box
heating chamber
air
cooling
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は機械室の電気部品の冷却構造に改良を
加えたヒータによる加熱と高周波加熱の両機能を
有する高周波加熱装置に関する。
従来例の構成とその問題点 電波で食品等を加熱して調理する電子レンジは
調理時間が短い等の反面、調理物の種類によつて
は焦げ目が付かないので見栄えが悪い等の欠点も
ある。そこで、最近調理の用途を広めるため、第
1図に示すようにドア1の開いている加熱室2内
にはヒータ3,4が上下に設けられ、このヒータ
による加熱でクツキーやパンも焼けるようにした
ヒータ付の電子レンジが実現されている。
しかし、上記のようなヒータ付の高周波加熱装
置にも次のような問題点がある。これを第2図、
第3図に示す従来例で説明する。1は外箱7内に
内装した加熱室で、その前面開口部を開閉するド
ア2を有する。31は加熱室1内に高周波エネル
ギーを供給するマグネトロン、32はマグネトロ
ン31からの高周波エネルギーを加熱室1内に導
く導波管、5はマグネトロン31に高圧を印加さ
せる電源トランスで、加熱室1と外箱7の側壁間
に形成した機械室33の底壁に設けてある。6は
エアガイド14を介してマグネトロン31を冷却
するシロツコフアンで、機械室33内に設けてあ
る。8は機械室33に通じて外箱7の底に設けた
吸気口で、シロツコフアン6の回転で外気が吸引
されて機械室33内に入り、この吸気流で電源ト
ランス5が冷却される。9はマグネトロン31に
一端が接続され、他端が加熱室1の側壁に設けた
吸気用のパンチング孔10を介して加熱室1内に
通じるエアーダクト、11は加熱室1内に一端が
通じ、他端が排気ガイド12に通じる排気ダクト
で、加熱室内の蒸気等の排気を案内する。13は
第3図のように機械室33に通じて外箱7の側壁
上部に設けた排気口である。
このような構成で、マグネトロン31による高
周波加熱時はシロツコフアン6が回転する。そし
て、外気は吸気口8と排気口13から機械室33
内に入り、図中白矢印で示すように電源トランス
5等の電気部品を冷却しながらシロツコフアン6
に入り、その吐出風によりエアーガイド14を介
してマグネトロン31内に流れて冷却し、その後
エアーダクト9の導かれ、パンチング孔10より
加熱室1内に入り、高周波加熱で調理物から発生
した蒸気を排気ダクト11、排気ガイド12を通
じ外部に排出する。
また、ヒータによる加熱時はシロツコフアン6
を回転させると加熱室内を流れる気流で加熱室1
内の温度上昇がさまたげられるので、シロツコフ
アン6を停止させる。そして、このヒータによる
加熱は操作ツマミによつて30℃〜250℃程度に加
熱室内の温度が調節できるので、最高温度で長時
間使用した場合は加熱室の側壁を介して機械室3
3の温度が高温になる。すると、この高温の空気
が第3図に示す排気口13から排出され、一方、
機械室33の底の吸気口8から外気が機械室33
に流入して自然空冷により機械室33内の温度上
昇を低くおさえ、電気部品への悪影響をさける。
以上のように高周波加熱とヒータ加熱の両機能
を備えると、ヒータ加熱時における機械室33内
の自然空冷用として設けた排気口13(第3図に
示す)が、高周波加熱時には吸気口8とともに吸
気口を兼ねてしまうので、シロツコフアン6によ
る吸気流が分散され、吸気口8からの吸気量が減
少し、電源トランス5等の冷却効果が悪くなる。
そして、このために電源トランス5等はコイルの
線径を太くして温度上昇を抑えたり、電気部品の
絶縁度を高めたりしてコストアツプと大型化につ
ながつていた。
また、ヒータ加熱の終了後、直ちに高周波加熱
を行なうと、機械室33内の比較的に高い温度の
空気が第2図黒矢印で示すようにシロツコフアン
6が吸引してマグネトロン31に吹きつけるた
め、始めは冷却効果を悪くするのであつた。
考案の目的 本考案は上記従来例の欠点を解決するもので、
機械室内の冷却効率の向上とコストダウンを図る
ことを目的とする。
考案の構成 本考案は前記シロツコフアンに代えプロペラフ
アン用いるとともに機械室の外箱底面の前側およ
び機械室の外箱側面上部の前側にそれぞれ排気口
A(第4図の25に相当する)およびB(第4図
の30に相当する)を、そして加熱室内に空気流
を安内するエアダクトを介して機械室に通じる加
熱室の排気口C(第4図の29に相当する)を設
け、かつ機械室の外箱後面に吸気口を設けたもの
で、3つの排気経路によりプロペラフアンの特性
をいかし、このフアン吹きつけ風により機械室内
の電気部品等を冷却する。
実施例の説明 以下、実施例を示す図面に基づき本考案を説明
する。
第4図において、15は加熱室、16はドア
ー、17はマグネトロン、18は導波管、19は
電源トランス、20は外箱、21は本考案の特徴
とする冷却用プロペラフアンで、駆動用モータ2
2のシヤフトに固定され回転せしめられる。駆動
用モータ22は固定金具23を介して本体に固定
されている。プロペラフアン21の後部外箱部分
には吸気口24が設けられている。高周波加熱時
にはプロペラフアン21の回転により図中白矢印
で示すように外箱吸気口24より冷却風を吸気
し、吸気された冷却風はマグネトロン17、電源
トランス19等に送風されそれぞれ冷却する。電
源トランス19方向に吹きつけられた風は電源ト
ランス19を冷却し、外箱底部排気口25より排
出される。またマグネトロン17に吹きつけられ
た風はマグネトロン17を冷却通過し、エアーダ
クト26に導かれ、加熱室側壁小孔群27から加
熱室15内に入り、加熱室15内の蒸気等と共に
排気ダクト28を通じ、排気口29より排出され
る。なお、前記電源トランス19、マグネトロン
17、導波管18、プロペラフアン21、吸気口
24、排気口25,30、エアダクト26等は加
熱室15と外箱20の側壁間に形成された機械室
33に設けられている。
上記のように本考案は、プロペラフアン21の
後部に設けた吸気口24より室温の冷却風を吸い
込み、吸気風により駆動モータ22を冷却し、駆
動モータ22以外の要冷却部品、例えばマグネト
ロン17、電源トランス19等は吹きつけ風によ
り冷却するという様に構成したものである。ヒー
タ加熱時は、従来例と同様に外箱上部に設けた排
気口30より熱を逃がす自然空冷となる。プロペ
ラフアン特性は低圧、大風量という事で知られて
おり、風圧が小さい為、冷却回路の吸気抵抗、排
気抵抗を小さくする事がプロペラフアン冷却の要
点でもある。第4図に示す実施例では、外箱底部
排気口25と、排気口29の両方から排気するよ
うにし、排気抵抗を小さくしている。前述したよ
うにヒータ内蔵の高周波加熱装置の場合、ヒータ
加熱時の自然空冷用の排気口を外箱上部に必要と
する従来のシロツコフアンによる冷却の場合、こ
の排気口が電源トランス等の部品の冷却効果を悪
くする原因となつていたが、プロペラフアン冷却
の場合はこの排気口を高周波加熱時にも生かすこ
とが出来る。即ち高周波加熱時にはこの排気口か
らも冷却風が排出される為、排気抵抗が小さくな
り、排気抵抗が小さくなつた分だけ吸気風量が増
加し、吸気風で冷却されている駆動用モータ22
は勿論のこと、マグネトロン17、電源トランス
19等への吹きつけ風量も増え、又全体の風の流
れが良くなる為、機械室内の雰囲気も下げること
が出来、部品全体の冷却効果を上げることが出来
る。又、吹きつけ冷却である為、ヒータ加熱の直
後、高周波加熱を行なう場合も、ヒータ加熱時に
温度上昇した機械室内の高温の雰囲気を、第4図
黒矢印で示すように数箇所の排気口から瞬時に排
出する為、少しも冷却効果を低下せしめることは
ない。更に加熱室側壁等にも風が当たり冷却され
る為、ヒータ加熱時に高温となつていた加熱室側
壁等の温度が下がり、高周波加熱を行なう際の食
品の出し入れを容易にさせる。
又加熱室側壁等に設けられている吸気口等にシ
ヤツター機構を有しないものは、ヒータ加熱時に
加熱室内から熱気が逆流してくるが、第2図の従
来例の場合であると、吸気口10から出て来た熱
気はエアーダクト9、マグネトロン3、エアーガ
イド14を通じて集中してシロツコフアン6内に
逆流してくる為、シロツコフアン6のケース、羽
根等を耐熱温度の高いもので構成する必要があ
る。ところが、本考案のプロペラフアン冷却の場
合であると第4図で示すようにプロペラフアン2
1はマグネトロン17と適当な距離を隔てて、エ
アーガイド等を必要としない為、加熱室15内か
ら逆流して来た熱気はエアーダクト26、マグネ
トロン17を通じ、そこから分散されて外箱上部
排気口30より出ていく為、プロペラフアン21
に熱気が集中することがなく、耐熱的に有利にな
る。
考案の効果 以上説明したようにヒータ内蔵の高周波加熱装
置の冷却装置としてプロペラフアンを用いると、
シロツコフアン冷却に比べ、種々の利点を得る事
が出来、又冷却効果も極めて良いものとなり、コ
ストダウン、部品の小型化を図ることが出来る。
また冷却装置自体も、駆動用モータにプロペラフ
アンを固定しただけの簡単な構成であり、従来の
シロツコフアンのような渦巻ケーシングとかが不
要な為、コストダウンが図れる。
さらにオーブンレンジの場合、オーブン機能使
用時の機械室内の熱気抜きの為に外箱全体にルー
バ等の多数の開口を必要とするが、この開口が従
来のシロツコフアン冷却方式においては悪影響を
及ぼし、逆にプロペラフアン冷却方式においては
好都合となる。
すなわちシロツコフアン冷却の場合、電子レン
ジ使用時には上記開口が吸気口となり、吸気風路
が分散してしまう結果、主要冷却部品である高圧
トランス等に当たる冷却風量が減少してしまい高
圧トランスの冷却効果が悪くなり、大型化し、コ
ストアツプしてしまう。
一方プロペラフアン冷却の場合は上記開口が排
気口となり、プロペラフアンから四方に吐き出さ
れる冷却風が上記開口よりスムーズに排出され、
機械室内での風の乱れが少なくなり、全体的に冷
却効果はアツプし、高圧トランス等についても、
シロツコフアンによる冷却方式に比べて格段に小
型化することが出来る。
またオーブン機能使用後、引続きすぐに電子レ
ンジとして使用する場合、オーブン加熱の為に高
温化された機械室内の雰囲気を電子レンジ使用時
のプロペラフアンの回転により一気に四散させて
しまう為、通常使用時の冷却効果は何ら変わるこ
とはない。特に本考案では排気路を、機械室の外
箱底面の前側に排気口A、外箱側面上部の前側に
排気口B、加熱室内に空気流を案内するエアダク
トを介して機械室に通じる加熱室の排気口Cの3
経路にしているので、低圧、大風量のプロペラフ
アンの特性を効率よく生かし、確実な冷却作用と
速やかに熱気を排出できる。
またヒータ加熱時は排気口Aが排気口Bに対し
吸気口の働らきをするので、機械室にドラフト作
用が生じて熱気を確実に排出でき、かつ吸気口を
兼ねて構成を簡単にできる。一方シロツコフアン
による場合は高温の雰囲気をフアンに集めてマグ
ネトロンに吹きつける為、マグネトロンに対して
悪い影響を与える。又プロペラフアンによる冷却
の場合は熱くなつた加熱室壁面にも風が当たり壁
面が冷却されるので使い勝手の面でも有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒータ内蔵の高周波加熱装置の正面
図、第2図は従来のヒータ内蔵の高周波加熱装置
の断面図、第3図は同側面図、第4図は本考案の
一実施例におけるヒータ内蔵の高周波加熱装置の
断面図である。 15……加熱室、17……マグネトロン、18
……導波管、19……電源トランス、21……プ
ロペラフアン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外箱と、この外箱内に設け、被加熱物を入れる
    加熱室と、この加熱室と外箱の側壁間に形成した
    機械室と、この機械室に設けられ、前記加熱室内
    に空気流を案内するエアダクトと、前記機械室内
    に設けられ前記エアダクトの手前に位置し、加熱
    室内に高周波エネルギーを供給する高周波発振器
    および電気部品と、前記高周波発振器と間隔をお
    いて前記機械室の後面側に設けた冷却用のプロペ
    ラフアンと、前記外箱に開口した加熱室の排気口
    Cと、前記プロペラフアンに対向して機械室の外
    箱後面に設けた吸気口と、前記機械室の外箱底面
    の前側に設けた排気口Aおよび前記機械室の外箱
    側面上部の前側に設けた排気口Bとを備え、ヒー
    タによる加熱時は前記排気口Aが排気口Bに対す
    る吸気口となし、高周波加熱時は前記プロペラフ
    アンが高周波発振器、エアダクトおよび排気口
    A,Bに吐出気流が流れるようにした高周波加熱
    装置。
JP1978029997U 1978-03-08 1978-03-08 Expired JPS6120403Y2 (ja)

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JP1978029997U JPS6120403Y2 (ja) 1978-03-08 1978-03-08

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JP1978029997U JPS6120403Y2 (ja) 1978-03-08 1978-03-08

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JPS54134652U JPS54134652U (ja) 1979-09-18
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JPS5317961B2 (ja) * 1973-01-31 1978-06-12

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JPS5317961B2 (ja) * 1973-01-31 1978-06-12

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