JP2001214969A - 自動車の変速操作装置 - Google Patents

自動車の変速操作装置

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JP2001214969A
JP2001214969A JP2000028898A JP2000028898A JP2001214969A JP 2001214969 A JP2001214969 A JP 2001214969A JP 2000028898 A JP2000028898 A JP 2000028898A JP 2000028898 A JP2000028898 A JP 2000028898A JP 2001214969 A JP2001214969 A JP 2001214969A
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range
lane
lever
gear
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JP2000028898A
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Hiroshi Tokimoto
浩 時本
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連通路で接続された第1シフトレーンおよび
第2シフトレーンを備えた自動車の変速制御装置の操作
性を向上させ、特にエンジンブレーキのためのシフトダ
ウン操作を速やかに行えるようにする。 【解決手段】 シフトレバーLの操作により「P」、
「R」、「N」、「D5」の各レンジを選択し得る第1
シフトレーン11と、第1シフトレーン11の「D5」
レンジに連通路13を介して接続された第2シフトレー
ン12とを設ける。シフトレバーLを第1シフトレーン
11の「D5」レンジから第2シフトレーン12の
「I」レンジ(初期変速レンジ)に操作すると、「D
5」レンジから「D4」に自動的に切り換わってエンジ
ンブレーキを速やかに作動させることができる。またシ
フトレバーLを第2シフトレーン12の「I」レンジか
ら前後に操作すると、「D5」、「D4」、「D3」、
「2」、「1」の各レンジがシーケンシャルに変化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレバーの操
作により少なくともパーキングレンジ、後進レンジ、ニ
ュートラルレンジおよび前進自動変速レンジの何れかを
選択し得る第1シフトレーンと、第1シフトレーンの前
進自動変速レンジに連通路を介して接続された第2シフ
トレーンとを備えており、第2シフトレーンには前記連
通路を挟んで前記前進自動変速レンジに対峙する初期変
速レンジと、この初期変速レンジの両側に位置する第1
変速位置および第2変速位置とが設けられた自動車の変
速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる自動車の変速操作装置は、欧州特
許第0780600A1号公報、特開平2−8545号
公報により公知である。
【0003】上記両公報に記載された自動車の変速操作
装置は、「P」レンジ(パーキングレンジ)、「R」レ
ンジ(後進レンジ)、「N」レンジ(ニュートラルレン
ジ)、「D」レンジ(前進自動変速レンジ)、「3」レ
ンジ(前進3速自動変速レンジ)、「2」レンジ(2速
固定レンジ)および「1」レンジ(1速固定レンジ)を
選択する第1シフトレーンを備えており、この第1シフ
トレーンに沿ってシフトレバーを移動させることによ
り、前記7種類のシフトレンジの何れかを任意に選択す
ることができる。第1シフトレーンの横に平行に配置さ
れた第2シフトレーンは、中央の「I」レンジ(初期変
速レンジ)と、その前後両側の第1変速位置および第2
変速位置とを備えており、第1シフトレーンの「D」レ
ンジと第2シフトレーンの「I」レンジ(初期変速レン
ジ)とが連通路で接続されている。
【0004】第1シフトレーン、第2シフトレーンおよ
び連通路のレウアウトは両者で共通であるが、その機能
は異なっている。即ち、欧州特許第0780600A1
号公報に記載されたものは、シフトレバーが第1シフト
レーンの「D」レンジにあるときにエコノミーモードの
自動変速が行われるが、シフトレバーを第2シフトレー
ンの「I」レンジに移動させると、スポーツモードの自
動変速が行われる。つまり、シフトレバーが「D」レン
ジから「I」レンジに移動すると、車速およびスロット
ル開度パラメータとする変速マップが持ち換えられ、よ
りスポーティなスポーツモードの自動変速が行われる。
【0005】そしてシフトレバーを第2シフトレーンの
「I」レンジから第1変速位置(「+」位置)あるいは
第2変速位置(「−」位置)に移動させると自動変速か
ら手動変速に切り換えられる。つまり、シフトレバーを
「I」レンジから第1変速位置に操作する度にギヤ段が
1段ずつシフトアップし、「I」レンジから第2変速位
置に操作する度にギヤ段が1段ずつシフトダウンする。
【0006】一方、特開平2−8545号公報に記載さ
れたものは、シフトレバーが第1シフトレーンの「D」
レンジにあるときには自動変速が行われ、シフトレバー
を前記「D」レンジから第2シフトレーンの「I」レン
ジ(初期変速レンジ)に移動させると手動変速モードに
切り換えられる。そしてシフトレバーを「I」レンジか
ら第1変速位置に操作する度にギヤ段が1段ずつシフト
アップし、「I」レンジから第2変速位置に操作する度
にギヤ段が1段ずつシフトダウンする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】欧州特許第07806
00A1号公報に記載されたものは、シフトレバーを第
1シフトレーンから第2シフトレーンに操作してスポー
ツモードへの切り換えを実行した段階では依然として自
動変速モードが確立しており、その後にシフトレバーを
「I」レンジから第1変速位置あるいは第2変速位置に
操作した段階で自動変速モードから手動変速モードへの
切り換えが行われる。従って、シフトレバーが第2シフ
トレーンの「I」レンジにあるときに、ドライバーは現
在自動変速モードが確立しているのか手動変速モードが
確立しているのかを即座に判断できない場合がある。
【0008】ところで、ドライバーがシフトレバーを第
1シフトレーンから第2シフトレーンに操作する場合
は、山岳路における降坂時にエンジンブレーキを効かせ
る場合が多いため、シフトダウン操作をできるだけ速や
かに行えるようにすることが望ましい。
【0009】しかしながら、特開平2−8545号公報
に記載されたものは、シフトレバーを第1シフトレーン
から第2シフトレーンに操作してもシフトチェンジは行
われず、第2シフトレーンにおいてシフトレバーを
「I」レンジからから第2変速位置に操作して始めてシ
フトダウンが行われるため、その分だけエンジンブレー
キの効きにタイムラグが発生する問題がある。
【0010】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、連通路で接続された第1シフトレーンおよび第2シ
フトレーンを備えた自動車の変速制御装置の操作性を向
上させ、特にエンジンブレーキのためのシフトダウン操
作を速やかに行えるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、シフトレバー
の操作により少なくともパーキングレンジ、後進レン
ジ、ニュートラルレンジおよび前進自動変速レンジの何
れかを選択し得る第1シフトレーンと、第1シフトレー
ンの前進自動変速レンジに連通路を介して接続された第
2シフトレーンとを備えており、第2シフトレーンには
前記連通路を挟んで前記前進自動変速レンジに対峙する
初期変速レンジと、この初期変速レンジの両側に位置す
る第1変速位置および第2変速位置とが設けられた自動
車の変速操作装置において、シフトレバーを第1シフト
レーンの前進自動変速レンジから第2シフトレーンの初
期変速レンジに操作すると自動変速されるギヤ段の上限
が1段以上下がり、かつシフトレバーを第2シフトレー
ンの初期変速レンジから第1変速位置あるいは第2変速
位置へ操作することによって自動変速されるギヤ段の上
限が変化することを特徴とする自動車の変速操作装置が
提案される。
【0012】上記構成によれば、シフトレバーを第1シ
フトレーンの前進自動変速レンジから第2シフトレーン
の初期変速レンジに操作すると自動変速されるギヤ段の
上限が1段以上下がるので、シフトレバーを第1シフト
レーンから第2シフトレーンに移動させるだけのワンス
テップの操作でシフトダウンを実行してエンジンブレー
キを速やかに作動させることができ、シフトレバーの操
作性が向上する。しかもシフトレバーを第2シフトレー
ンの初期変速レンジから第1変速位置あるいは第2変速
位置へ操作することによって自動変速されるギヤ段の上
限が変化するので、複数のシフトレンジの選択を支障な
く行うことができる。
【0013】また請求項2に記載された発明によれば、
シフトレバーの操作により少なくともパーキングレン
ジ、後進レンジ、ニュートラルレンジおよび前進自動変
速レンジの何れかを選択し得る第1シフトレーンと、第
1シフトレーンの前進自動変速レンジに連通路を介して
接続された第2シフトレーンとを備えており、第2シフ
トレーンには前記連通路を挟んで前記前進自動変速レン
ジに対峙する初期変速レンジと、この初期変速レンジの
両側に位置する第1変速位置および第2変速位置とが設
けられた自動車の変速操作装置において、シフトレバー
を第1シフトレーンの前進自動変速レンジから第2シフ
トレーンの初期変速レンジに操作するとギヤ段が1段以
上下がり、かつシフトレバーを第2シフトレーンの初期
変速レンジから第1変速位置に操作するとギヤ段が1段
上がり、前記初期変速レンジから第2変速位置に操作す
るとギヤ段が1段下がることを特徴とする自動車の変速
操作装置が提案される。
【0014】上記構成によれば、シフトレバーを第1シ
フトレーンの前進自動変速レンジから第2シフトレーン
の初期変速レンジに操作するとギヤ段が1段以上下がる
ので、シフトレバーを第1シフトレーンから第2シフト
レーンに移動させるだけのワンステップの操作でシフト
ダウンを実行してエンジンブレーキを速やかに作動させ
ることができ、シフトレバーの操作性が向上する。しか
もシフトレバーを第2シフトレーンの初期変速レンジか
ら第1変速位置に操作するとギヤ段が1段上がり、前記
初期変速レンジから第2変速位置に操作するとギヤ段が
1段下がるので、ドライバーは手動変速操作によるスポ
ーティな走行を楽しむことができる。またシフトレバー
を第1シフトレーンから第2シフトレーンに操作した時
点で自動変速モードが手動変速モードに切り換わるの
で、シフトレバーが第2シフトレーンの初期変速レンジ
に在る状態で、ドライバーが現在自動変速モードである
のか手動変速モードであるのか迷うことがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0016】図1および図2は本発明の第1実施例を示
すもので、図1は自動車の変速操作装置の斜視図、図2
は作用を説明するフローチャートである。
【0017】図1は自動車の左右の前席間のフロアトン
ネル上に設けられた変速操作装置を示すもので、車体前
後方向に延びる第2シフトレーン12と、この第1シフ
トレーン11の右側に平行に延びる第1シフトレーン1
1と、車体左右方向に延びて第1、第2シフトレーン1
1,12を接続する短い連通路13とを備えており、こ
れら第1、第2シフトレーン11,12および連通路1
3に沿ってシフトレバーLが移動可能である。第1シフ
トレーン11には、車体前方から車体後方に向けて
「P」レンジ(パーキングレンジ)、「R」レンジ(後
進レンジ)、「N」レンジ(ニュートラルレンジ)およ
び「D5」レンジ(前進5速自動変速レンジ)が順次設
けられており、シフトレバーLは前記4つのレンジの何
れかに停止可能である。尚、図1にはシフトレバーLが
「D5」レンジに停止した状態が示されている。
【0018】車体前後方向に延びる第2シフトレーン1
2の中央には「I」レンジ(初期変速レンジ)が設けら
れており、その前方に第1変速位置(「+」位置)およ
び第2変速位置(「−」位置)がそれぞれ設けられる。
そして連通路13は第1シフトレーン11の「D」レン
ジと第2シフトレーン12の「I」レンジとを直接接続
するように配置される。
【0019】シフトレバーLが「P」レンジ、「R」レ
ンジ、「N」レンジ、「D5」レンジまたは「I」レン
ジに在るとき、そのシフトレンジが図示せぬセンサによ
り検出される。またシフトレバーLを「I」レンジから
第1変速位置(「+」位置)に操作すると、シフトレン
ジのアップ方向への変更指令を出力する「+」センサ
(図示せず)がONし、シフトレバーLを「I」レンジ
から第2変速位置(「−」位置)に操作すると、シフト
レンジのダウン方向への変更指令を出力する「−」セン
サ(図示せず)がONする。
【0020】尚、本実施例で第2シフトレーン12にお
いて選択可能なシフトレンジは、「D5」レンジ(前進
5速自動変速レンジ)、「D4」レンジ(前進4速自動
変速レンジ)、「D3」レンジ(前進3速自動変速レン
ジ)、「2」レンジ(2速固定レンジ、あるいは2速−
1速変速レンジ)および「1」レンジ(1速固定レン
ジ)の5種類である。
【0021】シフトレバーLは「I」レンジにおいて停
止可能であり、そこから前方の第1変速位置に操作した
後に力を抜くと、図示せぬスプリングの弾発力で自動的
に第1変速位置から「I」レンジに復帰し、またシフト
レバーLを「I」レンジから後方の第2変速位置に操作
した後に力を抜くと、図示せぬスプリングの弾発力で自
動的に第2変速位置から「I」レンジに復帰する。
【0022】次に、上記構成の変速操作装置の作用を、
図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0023】先ず、ステップS1でドライバーがシフト
レバーLを第1シフトレーン11の「D5」レンジから
連通路13を経て第2シフトレーン12の「I」レンジ
(初期変速レンジ)に操作すると、ステップS2でシフ
トレンジが「D5」レンジから「D4」レンジへと1段
ダウンする。従って、それまで「D5」レンジの5速ギ
ヤで走行していた場合には、「D4」レンジの4速ギヤ
で走行するようになるため、5速ギヤから4速ギヤへの
シフトダウンによりエンジンブレーキが自動的に作動す
る。このように、シフトレバーLを第1シフトレーン1
1の「D5」レンジから連通路13を経て第2シフトレ
ーン12の「I」レンジに移動させるだけのワンステッ
プの操作でエンジンブレーキを作動させることができる
ので、エンジンブレーキの応答性の向上および操作性の
向上を図ることができる。
【0024】その後、ステップS3でシフトレバーLを
第2シフトレーン12の「I」レンジから連通路13を
経て第1シフトレーン11の「D5」レンジに操作すれ
ば、ステップS4で「D5」レンジの自動変速モードに
復帰する。
【0025】一方、前記ステップS3でシフトレバーL
を第1シフトレーン11の「D5」レンジに戻すことな
く、ステップS5でシフトレバーLを前方の第1変速位
置に操作して「+」センサをONすると、ステップS6
でシフトレンジが1つアップする。即ち、第2シフトレ
ーン12において選択可能なシフトレンジは、「D5」
レンジ、「D4」レンジ、「D3」レンジ、「2」レン
ジおよび「1」レンジの5種類であり、現在の「D4」
レンジからシフトレンジが1つアップすれば「D5」レ
ンジになる。逆に、ステップS7でシフトレバーLを後
方の第2変速位置に操作して「−」センサをONする度
に、ステップS8でシフトレンジが1つずつダウンす
る。即ち、現在「D4」レンジが確立していれば、シフ
トレバーLを第2変速位置に操作する度に、「D4」レ
ンジ→「D3」レンジ→「2」レンジ→「1」レンジへ
とシフトレンジが1つずつダウンする。
【0026】このように、シフトレバーLが第2シフト
レーン12の「I」レンジに在る場合には、シフトレバ
ーLを前後に倒すだけで「D5」レンジ、「D4」レン
ジ、「D3」レンジ、「2」レンジおよび「1」レンジ
をシーケンシャルに変化させることができるため、シフ
トレバーLによる複数のシフトレンジの選択を支障なく
行うことができる。
【0027】その後、ステップS3でシフトレバーLを
第1シフトレーン11の「D5」レンジに操作すれば、
前述したようにステップS4で「D5」レンジの自動変
速モードに復帰する。
【0028】尚、現在のシフトレンジが「D5」レンジ
であるときに、シフトレバーLを第1変速位置に操作し
ても、その操作は無視され、また現在のシフトレンジが
「1」レンジであるときに、シフトレバーLを第2変速
位置に操作しても、その操作は無視される。更に、シフ
トレバーLを第2変速位置に操作した場合に、シフトダ
ウンによりエンジンにオーバーレブが発生する可能性が
ある場合には、その可能性が無くなるまで前記シフトレ
バーLの操作は無視される。
【0029】次に、図3および図4に基づいて本発明の
第2実施例を説明する。
【0030】図3に示すように、第2実施例の変速操作
装置も第1シフトレーン11、第2シフトレーン12お
よび連通路13を備えており、第1シフトレーン11に
は、車体前方から車体後方に向けて「P」レンジ(パー
キングレンジ)、「R」レンジ(後進レンジ)、「N」
レンジ(ニュートラルレンジ)、「D5」レンジ(前進
5速自動変速レンジ)、「D3」レンジ(前進3速自動
変速レンジ)、「2」レンジ(2速固定レンジ)および
「1」レンジ(1速固定レンジ)が順次設けられてお
り、シフトレバーLは前記7つのシフトレンジの何れか
に停止可能である。尚、図3にはシフトレバーLが「D
5」レンジに停止した状態が示されている。
【0031】第2シフトレーン12の形状は第1実施例
のそれと同じであり、中央には「I」レンジ(初期変速
レンジ)と、その前方および後方に第1変速位置
(「+」位置)および第2変速位置(「−」位置)がそ
れぞれ設けられる。そして連通路13は第1シフトレー
ン11の「D5」レンジと第2シフトレーン12の
「I」レンジとを接続するように配置される。
【0032】次に、上記構成の変速操作装置の作用を、
図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0033】先ず、ステップS11でドライバーがシフ
トレバーLを第1シフトレーン11の「D5」レンジか
ら連通路13を経て第2シフトレーン12の「I」レン
ジ(初期変速レンジ)に操作したとき、ステップS12
で現在のギヤ段がローギヤ(1速ギヤ段)であれば、そ
れ以上のシフトダウンは不可能であるために、ステップ
S13で現在のギヤ段(ローギヤ)が保持されるが、前
記ステップS12で現在のギヤ段がローギヤでなけれ
ば、ステップS14でギヤ段が現在のギヤ段から1段シ
フトダウンされる。而して、シフトレバーLを第1シフ
トレーン11の「D5」レンジから連通路13を経て第
2シフトレーン12の「I」レンジに移動させるだけの
ワンステップの操作でシフトダウンを行うことができる
ので、エンジンブレーキの応答性の向上および操作性の
向上を図ることができる。
【0034】しかも、シフトレバーLを第1シフトレー
ン11の「D5」レンジから第2シフトレーン12の
「I」レンジに操作した時点で自動変速モードが手動変
速モードに切り換わるので、シフトレバーLが「I」レ
ンジに在る状態で、自動変速モードであるのか手動変速
モードであるのか迷うことがなくなり、前記欧州特許第
0780600A1号公報に記載されたものが持つ問題
点が解消される。
【0035】その後、ステップS15でシフトレバーL
を第2シフトレーン12の「I」レンジから連通路13
を経て第1シフトレーン11の「D5」レンジに操作す
れば、ステップS16で「D5」レンジの自動変速モー
ドに復帰する。
【0036】一方、前記ステップS15でシフトレバー
Lを第1シフトレーン11の「D5」レンジに戻すこと
なく、ステップS17でシフトレバーLを前方の第1変
速位置に操作して「+」センサをONする度に、ステッ
プS18でギヤ段が1段ずつシフトアップする。逆に、
ステップS19でシフトレバーLを前方の第2変速位置
に操作して「−」センサをONする度に、ステップS2
0でギヤ段が1段ずつシフトダウンするため、ドライバ
ーは手動変速モードによるスポーティな走行を楽しむこ
とができる。
【0037】その後、ステップS15でシフトレバーL
を第1シフトレーン11の「D5」レンジに操作すれ
ば、前述したようにステップS16で「D5」レンジの
自動変速モードに復帰する。
【0038】尚、シフトレバーLが「I」レンジにある
とき、現在のギヤ段がトップギヤである場合にシフトレ
バーLを第1変速位置に操作してもその操作は無視さ
れ、また現在のギヤ段がローギヤである場合にシフトレ
バーLを第2変速位置に操作してもその操作は無視され
る。更に、シフトレバーLを第2変速位置に操作した場
合に、シフトダウンによりエンジンにオーバーレブが発
生する可能性がある場合には、その可能性が無くなるま
で前記シフトレバーLの操作は無視される。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0040】例えば、実施例では第1シフトレーン11
を左側に配置し、第2シフトレーン12を右側に配置し
ているが、それらの位置関係を左右反転しても良い。ま
た変速操作装置を設ける位置は実施例のフロアトンネル
上に限定されず、ステアリングホイールのコラム等の他
の位置であっても良い。また第1シフトレーン11の形
状は直線形状に限定されず、ジグザグ形状であっても良
い。また本発明は無段変速機(CVT)に対しても適用
することができる。またシフトレバーLを第1シフトレ
ーン11から第2シフトレーン12に移動させたとき
に、ギヤ段またはレンジを1段ではなく2段下げても良
い。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、シフトレバーを第1シフトレーンの前進自動
変速レンジから第2シフトレーンの初期変速レンジに操
作すると自動変速されるギヤ段の上限が1段以上下がる
ので、シフトレバーを第1シフトレーンから第2シフト
レーンに移動させるだけのワンステップの操作でシフト
ダウンを実行してエンジンブレーキを速やかに作動させ
ることができ、シフトレバーの操作性が向上する。しか
もシフトレバーを第2シフトレーンの初期変速レンジか
ら第1変速位置あるいは第2変速位置へ操作することに
よって自動変速されるギヤ段の上限が変化するので、複
数のシフトレンジの選択を支障なく行うことができる。
【0042】また請求項2に記載された発明によれば、
シフトレバーを第1シフトレーンの前進自動変速レンジ
から第2シフトレーンの初期変速レンジに操作するとギ
ヤ段が1段以上下がるので、シフトレバーを第1シフト
レーンから第2シフトレーンに移動させるだけのワンス
テップの操作でシフトダウンを実行してエンジンブレー
キを速やかに作動させることができ、シフトレバーの操
作性が向上する。しかもシフトレバーを第2シフトレー
ンの初期変速レンジから第1変速位置に操作するとギヤ
段が1段上がり、前記初期変速レンジから第2変速位置
に操作するとギヤ段が1段下がるので、ドライバーは手
動変速操作によるスポーティな走行を楽しむことができ
る。またシフトレバーを第1シフトレーンから第2シフ
トレーンに操作した時点で自動変速モードが手動変速モ
ードに切り換わるので、シフトレバーが第2シフトレー
ンの初期変速レンジに在る状態で、ドライバーが現在自
動変速モードであるのか手動変速モードであるのか迷う
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る自動車の変速操作装置の斜視
【図2】第1実施例の作用を説明するフローチャート
【図3】第2実施例に係る自動車の変速操作装置の斜視
【図4】第2実施例の作用を説明するフローチャート
【符号の説明】
L シフトレバー 11 第1シフトレーン 12 第2シフトレーン 13 連通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバー(L)の操作により少なく
    ともパーキングレンジ、後進レンジ、ニュートラルレン
    ジおよび前進自動変速レンジの何れかを選択し得る第1
    シフトレーン(11)と、第1シフトレーン(11)の
    前進自動変速レンジに連通路(13)を介して接続され
    た第2シフトレーン(12)とを備えており、第2シフ
    トレーン(12)には前記連通路(13)を挟んで前記
    前進自動変速レンジに対峙する初期変速レンジと、この
    初期変速レンジの両側に位置する第1変速位置および第
    2変速位置とが設けられた自動車の変速操作装置におい
    て、 シフトレバー(L)を第1シフトレーン(11)の前進
    自動変速レンジから第2シフトレーン(12)の初期変
    速レンジに操作すると自動変速されるギヤ段の上限が1
    段以上下がり、 かつシフトレバー(L)を第2シフトレーン(12)の
    初期変速レンジから第1変速位置あるいは第2変速位置
    へ操作することによって自動変速されるギヤ段の上限が
    変化することを特徴とする自動車の変速操作装置。
  2. 【請求項2】 シフトレバー(L)の操作により少なく
    ともパーキングレンジ、後進レンジ、ニュートラルレン
    ジおよび前進自動変速レンジの何れかを選択し得る第1
    シフトレーン(11)と、第1シフトレーン(11)の
    前進自動変速レンジに連通路(13)を介して接続され
    た第2シフトレーン(12)とを備えており、第2シフ
    トレーン(12)には前記連通路(13)を挟んで前記
    前進自動変速レンジに対峙する初期変速レンジと、この
    初期変速レンジの両側に位置する第1変速位置および第
    2変速位置とが設けられた自動車の変速操作装置におい
    て、 シフトレバー(L)を第1シフトレーン(11)の前進
    自動変速レンジから第2シフトレーン(12)の初期変
    速レンジに操作するとギヤ段が1段以上下がり、 かつシフトレバー(L)を第2シフトレーン(12)の
    初期変速レンジから第1変速位置に操作するとギヤ段が
    1段上がり、前記初期変速レンジから第2変速位置に操
    作するとギヤ段が1段下がることを特徴とする自動車の
    変速操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030018869A (ko) * 2001-08-31 2003-03-06 현대자동차주식회사 자동 변속 차량의 변속 모드 제어장치 및 방법

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