JP2001213589A - カウンタウエイトの取付構造 - Google Patents

カウンタウエイトの取付構造

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JP2001213589A
JP2001213589A JP2000030228A JP2000030228A JP2001213589A JP 2001213589 A JP2001213589 A JP 2001213589A JP 2000030228 A JP2000030228 A JP 2000030228A JP 2000030228 A JP2000030228 A JP 2000030228A JP 2001213589 A JP2001213589 A JP 2001213589A
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JP
Japan
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counterweight
body frame
nut
insertion hole
bolt
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Pending
Application number
JP2000030228A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Okane
宏明 大鐘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カウンタウエイトの車体フレームに対する位置
決め、取付が容易となるカウンタウエイトの取付構造を
提供する。 【解決手段】作業機の車体フレーム1に上下に貫通する
ボルト挿通孔5を設ける。カウンタウエイト6の下部内
にナット9Aを固定する。ナット9Aの下部をカウンタ
ウエイト6の下面から突出させる。ボルト挿通孔5の上
端部にナット9Aの突出部9bを嵌める孔16を設け
る。ナット9Aの下部の突出部9bを、ボルト挿通孔5
の上端に設けた孔16に嵌めてカウンタウエイト6を車
体フレーム1に対して位置決めする。ボルト挿通孔5に
ボルト19を下から挿入してナット9Aに螺合してカウ
ンタウエイト6を車体フレーム1に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行体上に設置す
る車体フレームを設置し、該車体フレームの後部にカウ
ンタウエイトを取付けてなる作業機において、カウンタ
ウエイトを車体フレームに取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル、クレーンあるいはその応
用機械は、走行体上に旋回装置を介して旋回体を設置
し、該旋回体に伸縮あるいは非伸縮ブーム、多関節アー
ム、リーダ等を取付け、これらに作業具や作業台を取付
けてなる。このような作業機においては、作業具等や積
荷の荷重や掘削土砂の荷重あるいは掘削反力等とのバラ
ンスをとるため、旋回体の後部にカウンタウエイトが取
付けられる。このようなカウンタウエイトとして鋳物を
用いるか、あるいは鉄板でなる箱体内にコンクリートを
充填して固化させたもの等が用いられている。
【0003】図5(A)は従来のカウンタウエイトの取
付構造を示す分解断面図、図5(B)はカウンタウエイ
トの取付状態を示す断面図である。旋回体のフレームで
ある車体フレーム1はボックス型またはI型断面を有す
るもので、図示例はI型断面のものを示す。2は車体フ
レーム1のウェブ1aに設けた欠開部に嵌めて溶接した
パイプであり、該パイプ2は車体フレーム1の上下のフ
ランジ1b、1cに設けた孔3、4と共にボルト挿通孔
5を構成する。
【0004】6はカウンタウエイトであり、本例におい
ては、図示の下板7や不図示の他の鉄板でなる箱内にコ
ンクリートや鉄片等の充填材8を充填してなるものを示
しているが、鋳物でなるものもある。下板7上にはナッ
ト9を溶接し、下板7のナット9の下に位置する部分に
はボルト10を挿通する孔11を設けている。カウンタ
ウエイト6の固定は、該ボルト10を前記ボルト挿通孔
5に挿通してナット9に螺合して締め付けることにより
行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】比較的大型の油圧ショ
ベルの場合、前記カウンタウエイト6は、重量の関係か
ら輸送時に分解することが多く、現場で再度車体フレー
ム1に再度組み付けることになる。その際、クレーンに
よりカウンタウエイト6を吊り上げ、作業員が車体フレ
ーム1の上にセットするが、その場合、ボルト10によ
る取付のためにボルト挿通孔5の位置にナット9を合わ
せる必要がある。このための位置決めは、車体フレーム
1の下からボルト10を通し、該ボルト10を人が保持
しておくかまたはテープ等で止めておき、そのボルト1
0にナット9の孔が合うようにカウンタウエイト6を吊
り込むことにより行っている。しかし、カウンタウエイ
ト6の重量が重い上、現場によっては足場が水平でな
く、位置決め作業がしにくいという問題点がある。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑み、カウンタウエイトの車体フレームに対する位置決
め、取付が容易となるカウンタウエイトの取付構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のカウンタウエ
イトの取付構造は、作業機の車体フレームに上下に貫通
するボルト挿通孔を設け、該ボルト挿通孔に下から挿入
するボルトを、カウンタウエイトの下部内に固定したナ
ットに螺合してカウンタウエイトを取付ける構造であっ
て、前記ナットの下部を前記カウンタウエイトの下面か
ら突出させ、前記ボルト挿通孔の上端部に前記ナットの
突出部を嵌める孔を設け、前記ナットの下部の突出部
を、前記ボルト挿通孔の上端に設けた孔に嵌めてカウン
タウエイトを車体フレームに対して位置決めしたことを
特徴とする。
【0008】このように、ナットに下方への突出部を設
けてその突出部を車体フレームの孔に嵌合してカウンタ
ウエイトの位置決めを行えば、ボルトを保持しておく必
要がなく、位置合わせが容易に行え、カウンタウエイト
の取付が容易となる。
【0009】請求項2のカウンタウエイトの取付構造
は、作業機の車体フレームに上下に貫通するボルト挿通
孔を設け、該ボルト挿通孔に下から挿入するボルトを、
カウンタウエイトの下部内に固定したナットに螺合して
カウンタウエイトを取付ける構造であって、前記ボルト
挿通孔を前記カウンタウエイトに溶接したパイプにより
構成し、前記パイプの上端部を前記車体フレームの上面
より上方に突出させ、前記パイプの上端の突出部に、前
記カウンタウエイトにおけるナットの下部となる位置に
設けた孔を嵌合してカウンタウエイトを車体フレームに
対して位置決めしたことを特徴とする。
【0010】このように、ボルト挿通孔を構成するパイ
プを車体フレームの上面より突出させ、該突出部にカウ
ンタウエイトの孔を嵌合してカウンタウエイトを位置決
めすれば、ボルトを保持しておく必要がなく、位置合わ
せが容易に行え、カウンタウエイトの取付が容易とな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(A)、(B)はそれぞれ本
発明を適用する作業機の一例である油圧ショベルの平面
図、側面図であり、作業用フロントを省略して示す。1
2は走行体、13は走行体12に設置した旋回装置、1
4は旋回装置13上に設置した旋回体である。1は旋回
体14の主フレームとなる車体フレームである。6は車
体フレーム1上に搭載されるカウンタウエイトである。
【0012】図2(A)、(B)はそれぞれ前記カウン
タウエイトの取付構造の一実施の形態を示す一部断面側
面図および一部断面背面図である。本例においては、車
体フレーム1は2本のI型鋼により構成しているが、ボ
ックス状の断面形状のものを用いる場合もある。2は車
体フレーム1のウェブ1aに設けた欠開部に嵌めて溶接
したパイプ、6はカウンタウエイトであり、その下部は
車体フレーム1への搭載部において凹ませて形成してあ
り、該凹部6aを車体フレーム1に嵌めてセットする構
造を有する。本例のカウンタウエイト6は下板7等から
なる箱体15内にコンクリートや鉄片等でなる充填材8
を充填した構造を有するが、鋳物からなる場合もある。
9Aはカウンタウエイト6の下部に埋設したナット、1
0はカウンタウエイト取付用のボルトである。
【0013】図3(A)の分解断面図と、図3(B)の
断面図に示すように、ナット9Aはカウンタウエイト6
の下面から突出する円形の突出部9bを有する。該突出
部9bの先端はテーパー状または断面形状がR状をな
す。該ナット9Aには段部9cを設けて該段部9cを下
板7の孔7aの周囲に載せて溶接することにより、ボル
ト10による締め付け時に溶接部へ締め付け力がかから
ないように構成している。
【0014】一方、車体フレーム1の上部フランジ1b
には前記ナット9Aの突出部9bを嵌める孔16を設け
ている。該孔16は、前記パイプ2と車体フレーム1の
下部フランジ1cに設ける孔4とにより構成されるボル
ト挿通孔5の上端に、該ボルト挿通孔5と同心に円形に
形成される。
【0015】カウンタウエイト6の取付は、クレーンに
よりカウンタウエイト6を吊り、カウンタウエイト6の
下面の凹部6aを車体フレーム1に合わせ、さらにカウ
ンタウエイト6を降ろしてナット9Aの突出部9bを車
体フレーム1の上面の孔16に合わせて位置決めした
後、ボルト10をボルト挿通孔5に下から挿入してナッ
ト9Aに螺合し締め付けることにより行う。
【0016】このカウンタウエイト6の取付の際に、ナ
ット9Aの突出部9bを車体フレーム1の孔16に嵌め
ることによって位置決めするため、ボルト10を人が保
持する等の手段が必要なく、位置決めが容易となり、カ
ウンタウエイト6の取付が容易となる。また、ナット9
Aが下方に突出するので、ボルト10を短くすることが
できる。
【0017】図5(A)、(B)はそれぞれ本発明の他
の実施の形態を示す分解断面図および組立状態を示す断
面図である。本実施の形態においては、パイプ2の上端
部を前記車体フレーム1の上面より上方に突出させ、該
突出部2aに、カウンタウエイト6におけるナット9の
下部となる下板7に設けた孔17に嵌合してカウンタウ
エイト6を車体フレーム1に対して位置決めしたもので
ある。なお、突出部2aとなる部分はパイプ2の主部よ
り小径とし、主部と小径部との間の段部2bを上フラン
ジ1bの下面に当接させることにより、締め付け力がパ
イプ2の溶接部にかからないように構成している。な
お、該段部2bより上の小径部はパイプ2の主部と別体
として溶接により上フランジ1bに固定する構造として
もよい。
【0018】図5の実施の形態においても、カウンタウ
エイト6の取付において、ボルト10を人が保持する等
の必要がなく、位置決めが容易となり、カウンタウエイ
ト6の取付が容易となる。
【0019】本発明は、油圧ショベルやクレーンあるい
はこれらの応用機械に適用することができ、車体フレー
ムが非旋回式のものである場合にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、カウンタウエイトの車
体フレームに対する位置決めが容易となり、カウンタウ
エイトの取付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ本発明によるカウン
タウエイトの取付構造を適用する作業機の一例である油
圧ショベルの平面図および側面図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ本発明によるカウン
タウエイトの取付構造の一実施の形態を示す一部断面側
面図、一部断面背面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ本発明によるカウン
タウエイトの取付構造の一実施の形態を示す分解断面
図、カウンタウエイトの取付状態を示す断面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ本発明によるカウン
タウエイトの取付構造の他の実施の形態を示す分解断面
図、カウンタウエイトの取付状態を示す断面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ従来のカウンタウエ
イトの取付構造を示す分解断面図、カウンタウエイトの
取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】 1:車体フレーム、2:パイプ、4:孔、5:ボルト挿
通孔、6:カウンタウエイト、7:下板、8:充填物、
9、9A:ナット、9b:突出部、10:ボルト、1
2:走行体、13:旋回装置、14:旋回体、16、1
7:孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業機の車体フレームに上下に貫通するボ
    ルト挿通孔を設け、該ボルト挿通孔に下から挿入するボ
    ルトを、カウンタウエイトの下部内に固定したナットに
    螺合してカウンタウエイトを取付ける構造であって、 前記ナットの下部を前記カウンタウエイトの下面から突
    出させ、 前記ボルト挿通孔の上端部に前記ナットの突出部を嵌め
    る孔を設け、 前記ナットの下部の突出部を、前記ボルト挿通孔の上端
    に設けた孔に嵌めてカウンタウエイトを車体フレームに
    対して位置決めしたことを特徴とするカウンタウエイト
    の取付構造。
  2. 【請求項2】作業機の車体フレームに上下に貫通するボ
    ルト挿通孔を設け、該ボルト挿通孔に下から挿入するボ
    ルトを、カウンタウエイトの下部内に固定したナットに
    螺合してカウンタウエイトを取付ける構造であって、 前記ボルト挿通孔を前記カウンタウエイトに溶接したパ
    イプにより構成し、 前記パイプの上端部を前記車体フレームの上面より上方
    に突出させ、 前記パイプの上端の突出部に、前記カウンタウエイトに
    おけるナットの下部となる位置に設けた孔を嵌合してカ
    ウンタウエイトを車体フレームに対して位置決めしたこ
    とを特徴とするカウンタウエイトの取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240328A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Caterpillar Japan Ltd カウンタウエイトの位置決め具
CN102556205A (zh) * 2012-02-03 2012-07-11 中联重科股份有限公司 工程机械车辆及其配重组件
EP3178999A1 (en) * 2015-12-08 2017-06-14 Caterpillar Global Mining LLC Mounting block for hydraulic mining shovel

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JP2008240328A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Caterpillar Japan Ltd カウンタウエイトの位置決め具
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