JP2020026198A - 建設機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】 追加カウンタウエイトの取付作業を地上で行う。【解決手段】 カウンタウエイト装置10は、標準カウンタウエイト11と、標準カウンタウエイト11を旋回フレーム6上に固定する標準ウエイト取付ボルト14と、標準カウンタウエイト11上に積層される追加カウンタウエイト16と、を含んで構成されている。標準カウンタウエイト11には、追加ボルト挿通孔12B,13Bが穿設され、追加カウンタウエイト16の下面16Aには、インサートナット17が開口している。追加ウエイト固定用ボルト18は、追加ボルト挿通孔12B,13Bを上向きに挿通され、追加カウンタウエイト16のインサートナット17に螺着される。従って、トルクレンチ等を用いて追加ウエイト固定用ボルト18を締付ける作業を、地面上の広い作業スペースで円滑に行うことができる。【選択図】 図4
Description
本発明は、フロント装置との重量バランスを取るカウンタウエイト装置を備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、前,後方向に自走可能なクローラ式の下部走行体と、下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に俯仰の動作が可能に設けられたフロント装置とを含んで構成されている。
上部旋回体は、ベースとなる旋回フレームと、旋回フレームの左側に位置して旋回フレーム上に設けられ、内部が運転室となったキャブと、旋回フレームの後端部に取り付けられ、フロント装置との重量バランスを取るカウンタウエイト装置と、カウンタウエイト装置の前側に設けられエンジン等の搭載機器を収容する外装カバーとを含んで構成されている。
また、フロント装置は、一般に土砂の掘削作業時等に使用されるもので、上部旋回体の前側に俯仰の動作が可能に連結されている。この標準的なフロント装置は、旋回フレームに回動可能に取り付けられたブームと、ブームの先端部に回動可能に取り付けられたアームと、アームの先端部に回動可能に取り付けられたバケットと、ブームを駆動するブームシリンダと、アームを駆動するアームシリンダと、バケットを駆動するバケットシリンダとにより構成されている。
一方で、油圧ショベルには、例えば高層建築物の解体作業に用いられるロングフロント装置を備えたマルチブーム仕様のものがあることが知られている。このロングフロント装置を備えた油圧ショベルは、標準的なフロント装置を備えたものに比較してフロント側のモーメントが大きくなる。
そこで、ロングフロント装置との重量バランスを取るために必要なカウンタウエイト装置として、旋回フレームの後側に取付けられた標準カウンタウエイトと、標準カウンタウエイトの上部に設けられた追加カウンタウエイトとを有するカウンタウエイト装置が知られている(特許文献1参照)。
ところで、標準カウンタウエイトおよび追加カウンタウエイトから構成されているカウンタウエイト装置は重量物であり、標準カウンタウエイトに対して追加カウンタウエイトを締結するためのボルトは、例えば直径30mm以上の大径なボルトが使用されている。このような大径なボルトを追加カウンタウエイトの上面側から締付ける作業は、地上高さが高い高所作業となる。具体的には、追加カウンタウエイト上に作業者が移動し、柄の長いトルクレンチを用いて大径ボルトの頭部を締付ける必要があるが、追加カウンタウエイトの上面は足場が狭く、作業性が悪い。よって、追加カウンタウエイトの取付作業が困難であるという問題が生じる。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、標準カウンタウエイトに対して追加カウンタウエイトを取付けるときの作業性の改善が図れる建設機械を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、旋回体の後部側に位置して旋回フレームに取付けられる標準カウンタウエイトと、前記標準カウンタウエイトを前記旋回フレームに取付ける標準ウエイト取付ボルトと、前記標準カウンタウエイトの上部に設けられる追加カウンタウエイトと、を備えた建設機械において、前記標準カウンタウエイトに設けられ、上,下方向に貫通した追加ボルト挿通孔と、前記追加ボルト挿通孔と同心上に配置され前記追加カウンタウエイトの下面に開口して設けられた雌ねじ穴と、前記標準カウンタウエイトの下側から前記追加ボルト挿通孔に挿通されて前記雌ねじ穴に螺着され、前記追加カウンタウエイトを前記標準カウンタウエイトに固定する追加ウエイト固定用ボルトと、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、追加カウンタウエイトの取付作業を、地上で行うことができ、その作業性を改善することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械として、油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。なお、本実施の形態では、油圧ショベルが自走する方向を前,後方向とし、この前,後方向に直交した水平方向を左,右方向として部材の構成および配置について説明する。
図1および図2において、油圧ショベル1は、前,後方向に自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4と、上部旋回体4に俯仰の動作が可能に設けられたロングフロント装置5とを含んで構成されている。この場合、下部走行体2と上部旋回体4は、油圧ショベル1の車体を構成している。
上部旋回体4は、ベースとなる旋回フレーム6と、旋回フレーム6の左前側に設けられ運転室(図示せず)を形成するキャブ7と、旋回フレーム6の後端部に取り付けられ、ロングフロント装置5との重量バランスを取る後述のカウンタウエイト装置10と、カウンタウエイト装置10の前側に設けられエンジン8等の搭載機器を収容する外装カバー9とを含んで構成されている。
ロングフロント装置5は、上部旋回体4の前側に俯仰の動作が可能に設けられている。ロングフロント装置5は、例えば、高層建造物の解体作業等に適したハイリフトフロント仕様の作業装置として構成されている。ロングフロント装置5は、マルチブーム仕様と呼ばれるもので、ツーピースブーム仕様にも変更することができる。
ここで、ロングフロント装置5は、キャブ7の後側に位置して旋回フレーム6の左,右の縦板6A(左側のみ図示)に俯仰の動作が可能に取付けられたロアブーム5Aと、ロアブーム5Aの先端部に一体的に取付けられたインサートブーム5Bと、インサートブーム5Bの先端部に一体的に取付けられたアッパブーム5Cと、アッパブーム5Cの先端部に回動可能に取付けられたミドルアーム5Dと、ミドルアーム5Dの先端部に回動可能に取付けられたアーム5Eと、アーム5Eの先端部に回動可能に取付けられた作業具としてのカッター5Fと、旋回フレーム6とロアブーム5Aとの間に設けられたブームシリンダ5Gと、アッパブーム5Cとミドルアーム5Dとの間に設けられた第1アームシリンダ5Hと、ミドルアーム5Dとアーム5Eとの間に設けられた第2アームシリンダ5Jと、アーム5Eとカッター5Fとの間に設けられた作業具シリンダ5Kとにより構成されている。
なお、アーム5Eの先端部には、鉄筋等を切断したり、掴んだりするカッター5Fが作業具として取り付けられているが、グラップル等の他の作業具に交換することもできる。さらに、ロングフロント装置5は、インサートブーム5Bを取外してフロント長を短くすることができる。一方、インサートブーム5Bを追加することでフロント長を長くすることも可能である。
ロングフロント装置5を備えた油圧ショベル1は、フロント側のモーメントが大きくなるため、大きな重量を有するカウンタウエイト装置10が搭載される。
次に、本実施の形態に用いられるカウンタウエイト装置10について、図3ないし図5を参照して説明する。
カウンタウエイト装置10は、旋回フレーム6の後端側に設けられたウエイト支持部6B上に搭載されている。カウンタウエイト装置10は、後述する標準カウンタウエイト11と、標準ウエイト取付ボルト14と、追加カウンタウエイト16と、追加ウエイト固定用ボルト18と、ウエイトカバー19とにより構成されている。
ここで、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bには、鉛直方向に延びる円筒状の4個の標準ウエイト用ボス6Cと、2個の追加ウエイト用ボス6Dとが、前,後方向および左,右方向に適度な間隔をもって立設されている。標準ウエイト用ボス6Cのうちウエイト支持部6Bの上面6B1から突出した上端部6C1と、追加ウエイト用ボス6Dのうちウエイト支持部6Bの上面6B1から突出した上端部6D1とは、それぞれ上方に向けて外径寸法が徐々に縮径する円錐台状に形成されている。
標準カウンタウエイト11は、下層ウエイト12と上層ウエイト13とにより構成されている。下層ウエイト12は、旋回フレーム6のウエイト支持部6B上に配置され、上層ウエイト13は、下層ウエイト12上に積層されている。
下層ウエイト12は、左,右方向に延びる直方体のブロック体からなり、例えば鋳造等により一体形成されている。下層ウエイト12には、旋回フレーム6の各標準ウエイト用ボス6Cと同心上に配置された4個の標準ボルト挿通孔12Aと、各追加ウエイト用ボス6Dと同心上に配置された2個の追加ボルト挿通孔12Bとが、それぞれ上,下方向に貫通して設けられている。
下層ウエイト12の下面12Cには、各標準ボルト挿通孔12Aと同心上に4個の標準用嵌合凹部12Dが設けられると共に、各追加ボルト挿通孔12Bと同心上に2個の追加用嵌合凹部12Eが設けられている。各標準用嵌合凹部12Dは、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bに設けられた各標準ウエイト用ボス6Cの上端部6C1に嵌合し、各追加用嵌合凹部12Eは、各追加ウエイト用ボス6Dの上端部6D1に嵌合する。これにより、下層ウエイト12を旋回フレーム6のウエイト支持部6B上に載置したときに、旋回フレーム6の各標準ウエイト用ボス6Cと下層ウエイト12の標準ボルト挿通孔12Aとが位置決めされると共に、旋回フレーム6の各追加ウエイト用ボス6Dと下層ウエイト12の追加ボルト挿通孔12Bとが位置決めされる。
一方、下層ウエイト12の上面12Fには、各標準ボルト挿通孔12Aと同心上に4個の標準用嵌合凸部12Gが設けられると共に、各追加ボルト挿通孔12Bと同心上に2個の追加用嵌合凸部12Hが設けられている。これら各標準用嵌合凸部12Gと各追加用嵌合凸部12Hは、それぞれ上方に向けて外径寸法が徐々に縮径する円錐台状に形成されている。これら各標準用嵌合凸部12Gは、上層ウエイト13の後述する各標準用嵌合凹部13Dに嵌合し、各追加用嵌合凸部12Hは、上層ウエイト13の後述する各追加用嵌合凹部13Eに嵌合する。
上層ウエイト13は、上述の下層ウエイト12と同様に、左,右方向に延びる直方体のブロック体からなり、例えば鋳造等により一体形成されている。上層ウエイト13には、下層ウエイト12の各標準ボルト挿通孔12Aと同心上に配置された4個の標準ボルト挿通孔13Aと、各追加ボルト挿通孔12Bと同心上に配置された2個の追加ボルト挿通孔13Bとが、それぞれ上,下方向に貫通して設けられている。
上層ウエイト13の下面13Cには、各標準ボルト挿通孔13Aと同心上に4個の標準用嵌合凹部13Dが設けられると共に、各追加ボルト挿通孔13Bと同心上に2個の追加用嵌合凹部13Eが設けられている。各標準用嵌合凹部13Dは、下層ウエイト12の上面12Fに設けられた各標準用嵌合凸部12Gに嵌合し、各追加用嵌合凹部13Eは、下層ウエイト12の各追加用嵌合凸部12Hに嵌合する。これにより、上層ウエイト13を下層ウエイト12上に載置したときに、下層ウエイト12の各標準ボルト挿通孔12Aと上層ウエイト13の各標準ボルト挿通孔13Aとが位置決めされると共に、下層ウエイト12の追加ボルト挿通孔12Bと上層ウエイト13の追加ボルト挿通孔13Bとが位置決めされる。
一方、上層ウエイト13の上面13Fには、各標準ボルト挿通孔13Aと同心上に4個の頭部収容室13Gが設けられると共に、各追加ボルト挿通孔13Bが開口している。各頭部収容室13Gは、標準ウエイト取付ボルト14の頭部14Aが収容される円柱状の浅底穴として形成されている。これら各頭部収容室13Gは、追加カウンタウエイト16の後述するリング部収容室16Bと同心上に配設されている。
4本の標準ウエイト取付ボルト14は、標準カウンタウエイト11を旋回フレーム6上に固定している。これら各標準ウエイト取付ボルト14は、頭部14Aにフックやロープ等(いずれも図示せず)により吊上げ可能なリング部14Bを有する長尺な六角ボルトからなっている。各標準ウエイト取付ボルト14のねじ部14Cは、上層ウエイト13の上面13F側から上層ウエイト13の各標準ボルト挿通孔13A、下層ウエイト12の各標準ボルト挿通孔12Aおよび旋回フレーム6の各標準ウエイト用ボス6Cに挿通される。そして、各標準ウエイト取付ボルト14のねじ部14Cは、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2から下方に突出し、六角ナット15が螺着される。これにより、下層ウエイト12と上層ウエイト13とからなる標準カウンタウエイト11が、4本の標準ウエイト取付ボルト14を用いて旋回フレーム6上に固定される。このとき、各標準ウエイト取付ボルト14の頭部14Aは、上層ウエイト13の頭部収容室13G内に収容される。
追加カウンタウエイト16は、標準カウンタウエイト11の上部に取付けられている。図3ないし図5に示すように、追加カウンタウエイト16は、上層ウエイト13よりも一廻り小さな直方体のブロック体からなり、鋳造等により一体形成され、上層ウエイト13上に配設されている。追加カウンタウエイト16の下面16Aには、上層ウエイト13の各標準ボルト挿通孔13Aと対応する4個のリング部収容室16Bが設けられている。これら各リング部収容室16Bは、追加カウンタウエイト16の下面16Aに開口した円錐台状の浅底穴からなり、上層ウエイト13に設けられた頭部収容室13Gと同心上に配設されることにより、標準ウエイト取付ボルト14のリング部14Bを収容している。
また、追加カウンタウエイト16の下面16Aには、上層ウエイト13の各追加ボルト挿通孔13Bと同心上となる2ヵ所に、下面16Aに開口する雌ねじ穴としてのインサートナット17がそれぞれ設けられている。各インサートナット17は、内周側に雌ねじが形成された筒体からなり、追加カウンタウエイト16に一体に鋳込まれている。これにより、追加カウンタウエイト16の下面16Aには、上層ウエイト13の追加ボルト挿通孔13Bと同心上に2個のインサートナット17が開口している。
2本の追加ウエイト固定用ボルト18は、追加カウンタウエイト16を標準カウンタウエイト11上に固定している。各追加ウエイト固定用ボルト18は、頭部18Aとねじ部18Bとを有する大径かつ長尺な六角ボルトからなっている。図4に示すように、ねじ部18Bの長さ寸法L1は、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2から上層ウエイト13の上面13Fまでの高さ寸法よりも長い寸法を有している。この場合、追加ウエイト固定用ボルト18の全長は、ウエイト支持部6Bの下面6B2の地上高さよりも小さく設定されている。
各追加ウエイト固定用ボルト18のねじ部18Bは、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2側から、追加ウエイト用ボス6D、下層ウエイト12の追加ボルト挿通孔12Bおよび上層ウエイト13の追加ボルト挿通孔13Bに上向きに挿通され、追加カウンタウエイト16の下面16Aに開口したインサートナット17に螺着される。この場合、各追加ウエイト固定用ボルト18の頭部18Aは、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2よりも下側に配置されている。従って、トルクレンチ等を用いて追加ウエイト固定用ボルト18を締付ける作業を、地面上の広い作業スペース内で円滑に行うことができる。
ウエイトカバー19は、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bおよび標準カウンタウエイト11を外周側から覆っている。ウエイトカバー19は、例えば薄肉な板材を用いて左,右方向に延びる直方体の筒状に形成されている。ウエイトカバー19は、ウエイト支持部6Bおよび標準カウンタウエイト11を外周側から覆うことにより、カウンタウエイト装置10の外観美を高めるものである。
第1の実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如きカウンタウエイト装置10を有するもので、次に、カウンタウエイト装置10の組立て作業について説明する。
まず、標準カウンタウエイト11の下層ウエイト12を旋回フレーム6のウエイト支持部6B上に載置する。この場合、下層ウエイト12の下面12Cには、各標準ボルト挿通孔12Aと同心上に標準用嵌合凹部12Dが設けられ、各標準用嵌合凹部12Dは、旋回フレーム6の各標準ウエイト用ボス6Cの上端部6C1に嵌合する。これにより、旋回フレーム6の各標準ウエイト用ボス6Cと下層ウエイト12の各標準ボルト挿通孔12Aとが位置決めされる。
一方、下層ウエイト12の下面12Cには、各追加ボルト挿通孔12Bと同心上に追加用嵌合凹部12Eが設けられ、各追加用嵌合凹部12Eは、旋回フレーム6の各追加ウエイト用ボス6Dの上端部6D1に嵌合する。これにより、旋回フレーム6の各追加ウエイト用ボス6Dと下層ウエイト12の各追加ボルト挿通孔12Bとが位置決めされる。
次に、標準カウンタウエイト11の上層ウエイト13を下層ウエイト12上に積層する。この場合、上層ウエイト13の下面13Cには、各標準ボルト挿通孔13Aと同心上に標準用嵌合凹部13Dが設けられ、各標準用嵌合凹部13Dは、下層ウエイト12の上面12Fに設けられた各標準用嵌合凸部12Gに嵌合する。これにより、下層ウエイト12の各標準ボルト挿通孔12Aと上層ウエイト13の各標準ボルト挿通孔13Aとが位置決めされる。
一方、上層ウエイト13の下面13Cには、各追加ボルト挿通孔13Bと同心上に追加用嵌合凹部13Eが設けられ、各追加用嵌合凹部13Eは、下層ウエイト12の上面12Fに設けられた各追加用嵌合凸部12Hに嵌合する。これにより、下層ウエイト12の各追加ボルト挿通孔12Bと上層ウエイト13の各追加ボルト挿通孔13Bとが位置決めされる。
次に、各標準ウエイト取付ボルト14を、上層ウエイト13の各標準ボルト挿通孔13Aから下層ウエイト12の各標準ボルト挿通孔12A、旋回フレーム6の標準ウエイト用ボス6Cに挿通する。これにより、各標準ウエイト取付ボルト14のねじ部14Cは、旋回フレームのウエイト支持部6Bの下面6B2から下方に突出する。この突出したねじ部14Cに六角ナット15を螺着させ、六角ナット15をトルクレンチ等(図示せず)を用いて締付けることにより、下層ウエイト12と上層ウエイト13とからなる標準カウンタウエイト11が、旋回フレーム6上に固定される(図7参照)。
次に、追加カウンタウエイト16を標準カウンタウエイト11上に載置する。このとき、追加カウンタウエイト16の下面16Aに設けられた各リング部収容室16Bと、上層ウエイト13の上面13Fに設けられた各頭部収容室13Gとを位置決めする。一方、追加カウンタウエイト16の下面16Aに開口している各インサートナット17と、上層ウエイト13の各追加ボルト挿通孔13Bとを位置決めする。
この状態で、各追加ウエイト固定用ボルト18を、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2側から上向きに追加ウエイト用ボス6D、下層ウエイト12の追加ボルト挿通孔12B、上層ウエイト13の追加ボルト挿通孔13Bに挿通する。そして、各追加ウエイト固定用ボルト18のねじ部18Bを、追加カウンタウエイト16のインサートナット17に螺着させた後、ウエイト支持部6Bの下面6B2側に突出した頭部18Aを、トルクレンチ、油圧レンチ等(図示せず)を用いて締付ける。これにより、追加カウンタウエイト16を、2本の追加ウエイト固定用ボルト18を用いて標準カウンタウエイト11上に固定することができる。
この場合、追加ウエイト固定用ボルト18は、例えばねじ部18Bの直径が30mm程度で20kg程度の重量を有しているため、締付けトルクが200kg以上にも及ぶ。しかし、本実施の形態によるカウンタウエイト装置10は、追加カウンタウエイト16の下面16Aにインサートナット17が開口することにより、追加ウエイト固定用ボルト18を旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2側から上向き挿通してインサートナット17に螺着させることができる。これにより、柄の長いトルクレンチ等(図示せず)を用いて追加ウエイト固定用ボルト18の頭部18Aを締付ける作業を地上で行うことができる。従って、従来技術のように、追加カウンタウエイトを固定するためのボルトを追加カウンタウエイト上の狭い作業スペース内で締付ける場合に比較して、安定した作業姿勢にて効率よく作業を行うことができる。
しかも、追加ウエイト固定用ボルト18の頭部18Aを地上で締付ける場合には、油圧を動力として大きなトルクを付加する油圧レンチを用いることができる。即ち、追加ウエイト固定用ボルト18の頭部18Aが、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2から突出するので、油圧レンチの反力受け(図示せず)をウエイト支持部6Bに係合させた状態で、油圧レンチによって追加ウエイト固定用ボルト18の頭部18Aを締付けることができる。これにより、追加カウンタウエイト16の取付作業の作業性をさらに向上することができる。
また、本実施の形態では、追加カウンタウエイト16の下面16Aにインサートナット17が開口することにより、追加ウエイト固定用ボルト18の頭部18Aを旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2側から締付けることができる。従って、従来技術のように、追加カウンタウエイトを固定するためのボルトを追加カウンタウエイトの上側から下方に挿通する場合に比較して、追加ウエイト固定用ボルト18の全長を短くすることができる。この結果、追加ウエイト固定用ボルト18の重量を軽減し、追加カウンタウエイト16の取付作業の作業性を高めることができる。
さらに、本実施の形態では、追加カウンタウエイト16の下面16Aに開口するインサートナット17を設け、このインサートナット17に追加ウエイト固定用ボルト18を下方から螺着するため、追加カウンタウエイト16に上,下方向に貫通する挿通孔を設ける必要がない。従って、雨水等がボルト挿通孔に浸入することがなく、カウンタウエイト装置10が錆等を生じるのを抑えることができるので、カウンタウエイト装置10の外観美を良好に保つことができる。
なお、油圧ショベル1のフロント装置として、例えば図6に示す掘削作業用の標準的なフロント装置20が搭載された場合には、ロングフロント装置5を搭載した場合に比較してフロント側のモーメントが低下する。この場合には、図7に示すように、追加カウンタウエイト16を取外すことにより、標準カウンタウエイト11とウエイトカバー19とによりカウンタウエイト装置10´を構成する。これにより、軽量化されたカウンタウエイト装置10´によって標準的なフロント装置20との重量バランスをとることができる。
次に、図8および図9は本発明の第2の実施の形態を示している。第2の実施の形態の特徴は、追加カウンタウエイトの下面に下方に突出した突出部が設けられ、標準カウンタウエイトには、突出部が嵌合する凹部が設けられていることにある。なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すカウンタウエイト装置21は、下層ウエイト12および上層ウエイト23からなる標準カウンタウエイト22と、標準ウエイト取付ボルト14と、追加カウンタウエイト24と、追加ウエイト固定用ボルト26とを含んで構成されている。
上層ウエイト23は、第1の実施の形態で用いられている上層ウエイト13と同様に、左,右方向に延びる直方体のブロック体からなり、例えば鋳造物等により一体形成されている。上層ウエイト23には、下層ウエイト12の各標準ボルト挿通孔12Aと同心上に配置された4個の標準ボルト挿通孔23Aと、各追加ボルト挿通孔12Bと同心上に配置された2個の追加ボルト挿通孔23Bとが、それぞれ上,下方向に貫通して設けられている。
上層ウエイト23の下面23Cには、各標準ボルト挿通孔23Aと同心上に4個の標準用嵌合凹部23Dが設けられると共に、各追加ボルト挿通孔23Bと同心上に2個の追加用嵌合凹部23Eが設けられている。各標準用嵌合凹部23Dは、下層ウエイト12の各標準用嵌合凸部12Gに嵌合し、上層ウエイト23の各標準ボルト挿通孔23Aと、下層ウエイト12の各標準ボルト挿通孔12Aとが位置決めされる。一方、各追加用嵌合凹部23Eは、下層ウエイト12の各追加用嵌合凸部12Hに嵌合し、上層ウエイト23の各追加ボルト挿通孔23Bと、下層ウエイト12の各追加ボルト挿通孔12Bとが位置決めされる。
一方、上層ウエイト23の上面23Fには、各標準ボルト挿通孔23Aと同心上に4個の頭部収容室23Gが設けられている。各頭部収容室23Gは、標準ウエイト取付ボルト14の頭部14Aが収容される円柱状の浅底穴として形成されている。これら各頭部収容室23Gは、追加カウンタウエイト24の後述するリング部収容室24Bと同心上に配設されている。
また、上層ウエイトの上面23Fには、各追加ボルト挿通孔23Bに対応する位置に1個の位置決め凹部23Hが左,右方向に延びて設けられている。位置決め凹部23Hは、前,後方向の幅寸法が下方に向けて徐々に小さくなる浅底溝として形成されている。位置決め凹部23Hは、追加カウンタウエイト24の後述する位置決め凸部24Cに嵌合する。
追加カウンタウエイト24は、標準カウンタウエイト22の上部に取付けられている。追加カウンタウエイト24は、図8および図9に示すように、上層ウエイト23よりも一廻り小さなブロック体からなり、鋳造物等により一体形成され、上層ウエイト23上に配設されている。追加カウンタウエイト24の下面24Aには、上層ウエイト23の標準ボルト挿通孔23Aと対応する4個のリング部収容室24Bが設けられている。これら各リング部収容室24Bは、追加カウンタウエイト24の下面24Aに開口した円錐台状の浅底穴からなり、上層ウエイト23に設けられた頭部収容室23Gと同心上に配設されることにより、標準ウエイト取付ボルト14のリング部14Bを収容している。
追加カウンタウエイト24の下面24Aには、上層ウエイト23の各追加ボルト挿通孔23Bと同心上となる2カ所に、下面24Aに開口する雌ねじ穴としてのインサートナット25が設けられている。各インサートナット25は、内周側に雌ねじが形成された筒体からなり、追加カウンタウエイト24に一体に鋳込まれている。これにより、追加カウンタウエイト24の下面24Aには、上層ウエイト23の追加ボルト挿通孔23Bと同心上に2個のインサートナット25が開口している。
また、追加カウンタウエイト24の下面24Aには、各インサートナット25に対応する位置で下方に突出する1個の位置決め凸部24Cが左,右方向に延びて設けられている。位置決め凸部24Cは、前,後方向の幅寸法が下方に向けて徐々に小さくなる突状体として形成され、位置決め凸部24Cの下面には各インサートナット25が開口している。位置決め凸部24Cは、上層ウエイト23の上面23Fに設けられた位置決め凹部23Hに嵌合する。これにより、追加カウンタウエイト24を上層ウエイト23上に載置したときに、上層ウエイト23の各追加ボルト挿通孔23Bと追加カウンタウエイト24のインサートナット25とが位置決めされる。
2本の追加ウエイト固定用ボルト26は、追加カウンタウエイト24を標準カウンタウエイト22上に固定している。各追加ウエイト固定用ボルト26は、頭部26Aとねじ部26Bとを有する大径かつ長尺な六角ボルトからなっている。図8に示すように、ねじ部26Bの長さ寸法L2は、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2から上層ウエイト23の位置決め凹部23Hの上面までの高さ寸法よりも長い寸法を有している。この場合、追加ウエイト固定用ボルト26の全長は、ウエイト支持部6Bの下面6B2の地上高さよりも小さく設定されている。
そして、追加ウエイト固定用ボルト26が、追加ウエイト用ボス6Dから、下層ウエイト12の追加ボルト挿通孔12B、上層ウエイト23の追加ボルト挿通孔23Bを通じてインサートナット25に螺着されることにより、追加カウンタウエイト24が固定される。このとき、第1の実施の形態で用いられる追加ウエイト固定用ボルト18のねじ部18Bの長さ寸法L1と、第2の実施の形態で用いられる追加ウエイト固定用ボルト26のねじ部26Bの長さ寸法L2との寸法差は、上層ウエイト23の位置決め凹部23Hの深さ寸法Lに相当する。言い換えれば、第2の実施の形態で用いられる追加ウエイト固定用ボルト26のねじ部26Bの長さ寸法L2は、第1の実施の形態で用いられる追加ウエイト固定用ボルト18のねじ部18Bの長さ寸法L1を、位置決め凹部23Hの深さ寸法L分だけ短縮したものである。従って、追加ウエイト固定用ボルト26は、第1の実施の形態に用いられるものに比較して軽量化され、追加カウンタウエイト24を固定する作業の作業性を向上できる。
第2の実施の形態に係るカウンタウエイト装置21は、上述の如き構成を有するもので、その基本的作用については第1の実施の形態によるものと格別差異はない。
然るに、第2の実施の形態によれば、追加カウンタウエイト24には、インサートナット25と対応した位置で下方に突出した位置決め凸部24Cが設けられ、標準カウンタウエイト22の上層ウエイト23には、位置決め凸部24Cが挿入される位置決め凹部23Hが設けられている。これにより、追加カウンタウエイト24を上層ウエイト23上に載置するときに、上層ウエイト23の位置決め凹部23Hが追加カウンタウエイト24の位置決め凸部24Cを案内し、上層ウエイト23の各追加ボルト挿通孔23Bと追加カウンタウエイト24の各インサートナット25とを位置決めすることができる。この結果、2本の追加ウエイト固定用ボルト26を用いて追加カウンタウエイト24を取付けるときの作業性を高めることができる。
しかも、位置決め凸部24Cの下面には、各インサートナット25が開口している。このため、追加ウエイト固定用ボルト26のねじ部26Bの長さ寸法L2は、第1の実施の形態に用いた追加ウエイト固定用ボルト18のねじ部18Bの長さ寸法L1に比較して、位置決め凸部24Cが嵌合する上層ウエイト23の位置決め凹部23Hの深さ寸法L分だけ短縮し、軽量化することができる。この結果、追加ウエイト固定用ボルト26を用いて、追加カウンタウエイト24を取付ける作業の効率を向上させることができる。
かくして、実施の形態によれば、上部旋回体4の後部側に位置して旋回フレーム6に取付けられる標準カウンタウエイト11と、標準カウンタウエイト11を旋回フレーム6に取付ける標準ウエイト取付ボルト14と、標準カウンタウエイト11の上部に設けられる追加カウンタウエイト16と、を備えた油圧ショベル1において、標準カウンタウエイト22に設けられ、上,下方向に貫通した追加ボルト挿通孔12B,23Bと、追加ボルト挿通孔12B,23Bと同心上に配置され追加カウンタウエイト24の下面24Aに開口して設けられたインサートナット25と、標準カウンタウエイト22の下側から追加ボルト挿通孔12B,23Bに挿通されてインサートナット25に螺着され、追加カウンタウエイト24を標準カウンタウエイト22に固定する追加ウエイト固定用ボルト26と、を備えたことを特徴としている。
これにより、追加ウエイト固定用ボルト18を、旋回フレーム6のウエイト支持部6Bの下面6B2側から上向き挿通してインサートナット17に螺着させることができ、追加ウエイト固定用ボルト18の頭部18Aを締付ける作業を地上で行うことができる。従って、従来技術のように、追加カウンタウエイトを固定するためのボルトを追加カウンタウエイト上の狭い作業スペース内で締付ける場合に比較して、追加カウンタウエイト24を取付ける作業を安定した作業姿勢にて効率よく行うことができる。
実施の形態によれば、追加カウンタウエイト24には、インサートナット25と対応した位置で下方に突出した位置決め凸部24Cが設けられ、標準カウンタウエイト22には、位置決め凸部24Cが挿入される位置決め凹部23Hが設けられたことを特徴としている。この構成によれば、追加カウンタウエイト24を上層ウエイト23上に載置するときに、上層ウエイト23の位置決め凹部23Hが、追加カウンタウエイト24の位置決め凸部24Cを案内することにより、上層ウエイト23の各追加ボルト挿通孔23Bと追加カウンタウエイト24の各インサートナット25とを位置決めすることができる。
なお、上述した第1の実施の形態によるカウンタウエイト装置10では、4本の標準ウエイト取付ボルト14を用いて標準カウンタウエイト11が旋回フレーム6に取付けられ、2本の追加ウエイト固定用ボルト18を用いて標準カウンタウエイト11に追加カウンタウエイト16が取付けられた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、標準ウエイト取付ボルト14および追加ウエイト固定用ボルト18の本数を変更してもよい。このことは、第2の実施の形態によるカウンタウエイト装置21についても同様である。
また、本実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、ホイール式の油圧ショベル、油圧クレーン等、上部旋回体と下部走行体とを備えた各種の建設機械に広く適用することできる。
1 油圧ショベル(建設機械)
4 上部旋回体(旋回体)
6 旋回フレーム
11,22 標準カウンタウエイト
12B,13B,23B 追加ボルト挿通孔
14 標準ウエイト取付ボルト
16,24 追加カウンタウエイト
17,25 インサートナット(雌ねじ穴)
18,26 追加ウエイト固定用ボルト
23H 位置決め凹部(凹部)
24C 位置決め凸部(突出部)
4 上部旋回体(旋回体)
6 旋回フレーム
11,22 標準カウンタウエイト
12B,13B,23B 追加ボルト挿通孔
14 標準ウエイト取付ボルト
16,24 追加カウンタウエイト
17,25 インサートナット(雌ねじ穴)
18,26 追加ウエイト固定用ボルト
23H 位置決め凹部(凹部)
24C 位置決め凸部(突出部)
Claims (2)
- 旋回体の後部側に位置して旋回フレームに取付けられる標準カウンタウエイトと、
前記標準カウンタウエイトを前記旋回フレームに取付ける標準ウエイト取付ボルトと、前記標準カウンタウエイトの上部に設けられる追加カウンタウエイトと、を備えた建設機械において、
前記標準カウンタウエイトに設けられ、上,下方向に貫通した追加ボルト挿通孔と、
前記追加ボルト挿通孔と同心上に配置され前記追加カウンタウエイトの下面に開口して設けられた雌ねじ穴と、
前記標準カウンタウエイトの下側から前記追加ボルト挿通孔に挿通されて前記雌ねじ穴に螺着され、前記追加カウンタウエイトを前記標準カウンタウエイトに固定する追加ウエイト固定用ボルトと、を備えたことを特徴とする建設機械。 - 前記追加カウンタウエイトには、前記雌ねじ穴と対応した位置で下方に突出した突出部が設けられ、
前記標準カウンタウエイトには、前記突出部が挿入される凹部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018151510A JP2020026198A (ja) | 2018-08-10 | 2018-08-10 | 建設機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018151510A JP2020026198A (ja) | 2018-08-10 | 2018-08-10 | 建設機械 |
Publications (1)
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---|---|
JP2020026198A true JP2020026198A (ja) | 2020-02-20 |
Family
ID=69621822
Family Applications (1)
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JP2018151510A Pending JP2020026198A (ja) | 2018-08-10 | 2018-08-10 | 建設機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020026198A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0431090U (ja) * | 1990-07-09 | 1992-03-12 | ||
JPH11180684A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-06 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械のカウンタウエイト装置 |
JP2001106479A (ja) * | 1999-01-20 | 2001-04-17 | Komatsu Ltd | 建設用車輌におけるカウンターウエイト |
JP2013007235A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-10 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
-
2018
- 2018-08-10 JP JP2018151510A patent/JP2020026198A/ja active Pending
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