JP2001213251A - 自動車のバンパー装置 - Google Patents

自動車のバンパー装置

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JP2001213251A
JP2001213251A JP2000022489A JP2000022489A JP2001213251A JP 2001213251 A JP2001213251 A JP 2001213251A JP 2000022489 A JP2000022489 A JP 2000022489A JP 2000022489 A JP2000022489 A JP 2000022489A JP 2001213251 A JP2001213251 A JP 2001213251A
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JP
Japan
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bumper
mounting
mounting flange
rib
radiator
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JP2000022489A
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English (en)
Inventor
Yukio Yoshida
吉田  幸生
Sunao Sakamoto
直 坂本
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの低減を図る上で有効な取付構造を持
つ自動車のバンパー装置を提供する。 【解決手段】 バンパー本体2の後面側に一体に突設さ
れる上下の取付フランジ3,4を車体のラジエータアッ
パサポート11とラジエータロアサポート12とにそれ
ぞれ重ね合わせて締結することによって、前記バンパー
本体2を車体に固定する取付構造を備えた自動車のバン
パー装置において、下部の取付フランジ4を、前記ラジ
エータロアサポート12の下面部に重合される平面状の
取付面を有する締結部5と、該締結部5の下面に突出さ
れて前後方向に延在するリブ6とによって構成する。そ
して、リブ6の延在方向(組付け方向)の先端には、変
形矯正用の傾斜状のガイド面6aを設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のバンパー
装置に係り、詳しくは車体下部への取付技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形品からなるフロントバン
パーをボデーの前側下部へ取り付けるための取付構造の
1つとして、図5の概略縦断面図に実線で示すように、
バンパー本体51の後面(背面)側の上下に板状の取付
フランジ52,53を適数個ずつ設定し、その取付フラ
ンジ52,53を車体のフレーム上面部54とフレーム
下面部55にそれぞれ重ね合わせた状態でねじ56等に
よって締結する形式のものが知られている。
【0003】ところで、フロントバンパーは一般に射出
成形によって形成されるが、成形後のフロントバンパー
は、図5に仮想線で示すように、上下部が内側(背面
側)に巻き込むように変形して上下の取付フランジ5
2,53の間隔が狭められた形状を呈することが多い。
従って、フロントバンパーを組付ける場合には、上下の
取付フランジ52,53の間隔を広げる必要がある。
【0004】このため、従来は、図6に示すように、下
部の取付フランジ53の突出先端部(組付け方向先端
部)に下向きに折れ曲がる斜面部53aを設けることに
よって変形矯正用のガイド面を形成している。そして、
バンパー本体51を車体の前面下部に組付けるべく、図
5において、上部の取付フランジ52がフレーム上面部
54の上面に重なるように車両前方から車体側(仮想線
位置から実線位置)へ移動したとき、下部の取付フラン
ジ53の斜面部53aがフレーム下面部55の前面に当
接して押圧されることによって本来の形状に矯正され、
下部の取付フランジ53がフレーム下面部55に潜り込
む構成となっている。このことによって、一人の作業員
がバンパーを楽に組付けることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、下部の取付フランジ53の先端部を下向きに折り曲
げて変形矯正用の斜面部53aを構成したときは、図6
にa矢印で示す型抜き方向に対して斜面部53aがアン
ダーカットになるため、このアンダーカットを回避する
にはb矢印方向に移動するスライド型が必要になる。こ
のため、型構造が複雑化して型費が高価となり、結果的
にフロントバンパーのコストがアップしてしまうという
問題があった。
【0006】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、コスト
の低減を図る上で有効な取付構造を持つ自動車のバンパ
ー装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る自動車のフロントバンパーは、特許請
求の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備えた。従っ
て、請求項1に記載の発明によれば、バンパーを車体下
部に組付けるべく該バンパー本体を車体側へ移動したと
き、バンパーが湾曲状に変形していても、取付フランジ
に設定されたリブの変形矯正用のガイド面が車体側のフ
レーム水平面部に当接して押圧されることで本来の形状
に矯正される。このため、取付フランジはその取付面が
フレーム水平面部に重なり合うように案内される。この
ことによって、取付フランジを車体側のフレーム水平面
部に確実に重ね合わせることができる。
【0008】そして、請求項1の発明においては、取付
フランジにリブを設定し、そのリブに変形矯正用のガイ
ド面を設定する構成であり、リブを型抜き方向に沿う形
状に設定できるため、変形矯正用のガイド面の形成に関
してアンダーカットの問題が解消される。このため、従
来の構造では必要であったスライド型が不要となり、成
形型の型構造が簡素化されて型費が低減される。なお、
型抜き時のアンダーカット問題を考慮すると、傾斜状の
ガイド面は少なくともその下端がリブの突出端縁に一致
していることが好ましいが、下端が突出端縁まで達しな
い形態であっても問題はない。
【0009】この場合、請求項2に記載したように、取
付フランジに設定されるリブは、該取付フランジの取付
面に対して直角に突設されていることが望ましく、その
ときは取付フランジの剛性を高める上で有効となる。ま
た、請求項3に記載したように、取付フランジに設定さ
れるリブは、取付面を挟んで左右両側に備えられている
ことが望ましく、そのときは取付フランジの剛性をより
高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係るフロン
トバンパーの取付構造を示す縦断面図、図2は下部の取
付フランジを示す拡大断面図、図3は同じく下部の取付
フランジを示す斜視図である。図示のように、樹脂成形
品であるフロントバンパー1のバンパー本体2は、後面
側を開放方向とする断面略コ字形に形成されており、そ
のバンパー本体2の後面(背面)側の上下には、バンパ
ー本体2を車体の前面下部に固定するための取付フラン
ジ3,4を一体に備えている。上部の取付フランジ3及
び下部の取付フランジ4は、それぞれバンパー本体2の
長手方向(車幅方向)に適数個ずつ並設されている。
【0011】上部の各取付フランジ3は、車体のフレー
ム上面部、具体的にはラジエータアッパサポート11の
上面に重ねられた状態でねじ13とグロメット14で締
結され、また下部の各取付フランジ4は、車体のフレー
ム下面部、具体的にはラジエータロアサポート12の下
面に重ねられた状態で該ラジエータロアサポート12側
に溶接されたウエルドナット16にボルト15にて締結
される。
【0012】下部の各取付フランジ4は、ラジエータロ
アサポート12の下面に当接する水平な取付面5a及び
ボルト15の通し孔5bを有する平板状の締結部5と、
その締結部5の下面側一側縁から下向きに略直角に突出
するリブ6とを有している。リブ6はその突出下縁が締
結部5の取付面5aと平行になるように前後方向に延在
されており、その延在方向の先端(組付け方向先端)に
は、バンパー組付け時に前記ラジエータロアサポート1
2の前端縁に当接することによって取付フランジ4を正
規の形状に矯正するための下向きに傾斜する変形矯正用
のガイド面6aが形成されている。本実施の形態では、
ガイド面6aの下端は、リブ6の突出端縁に一致してい
る。なお、図示はしないが、バンパー本体2は鉄板製の
バンパーリインホースメントによって補強され、そのバ
ンパーリインホースメントは車体のフレーム側にボルト
等で締結される。
【0013】本実施の形態に係る自動車のバンパー装置
は、上記のように構成したものであり、フロントバンパ
ー1を車体前面下部に組付けるには、上部の取付フラン
ジ3がラジエータアッパサポート11の上面に重なるよ
うに、バンパー本体2を車両前方から車体前面下部に向
かって移動させる。このとき、バンパー本体2の上下部
が内側(背面側)に巻き込む如く変形して上下の取付フ
ランジ3,4の間隔が狭められた形状を呈していた場
合、下部の取付フランジ4は、図2に仮想線で示す如
く、本来の位置よりも上方へ変位していることになる。
従って、その状態でラジエータロアサポート12側(矢
印方向側)へ移動されると、リブ6の変形矯正用のガイ
ド面6aがラジエータロアサポート12の前端に当接し
て下向きに押圧される。このため、下部の取付フランジ
4が本来の形状に矯正(弾性変形)され、ラジエータロ
アサポート12の下面に潜り込み、締結部5の取付面5
aが重ねられる。
【0014】このように、本実施の形態によれば、射出
成形後のフロントバンパー1が内向きにカール状に変形
していても、その変形を矯正して上下の取付フランジ
3,4を所定の位置に位置決めすることができる。位置
決めされた上部の取付フランジ3は、ラジエータアッパ
サポート11にねじ13とグロメット14によって締結
され、また下部の取付フランジ4は、ラジエータロアサ
ポート12のウエルドナット16にボルト15にて締結
される。
【0015】さて、本実施の形態においては、下部の取
付フランジ4に組付け時の変形矯正用のガイド面を設定
するに際して、平板状の締結部5に対して直交するリブ
6を設け、そのリブ6の先端に変形矯正用のガイド面6
aを設定する構成としたものである。従って、フロント
バンパー1を射出成形によって形成する場合において、
取付フランジ4の締結部5及びリブ6を型抜き方向に対
してアンダーカットを生じない形状に設定することが可
能となる。すなわち、本実施の形態によれば、スライド
型を用いることなく変形矯正用のガイド面6aを射出成
形によって形成することが可能なことから、取付フラン
ジの先端を傾斜状に折れ曲がる斜面部を設けることによ
って変形矯正用のガイド面を形成していた関係でスライ
ド型が必要であって従来に比べて、成形型の構造が簡素
化される。このことにより、成形型の型費を低減するこ
とが可能となり、フロントバンパー1のコストを低減で
きる。また、本実施の形態においては、リブ6を設ける
に当たり、締結部5に対して直交させたので、該締結部
5の縦剛性を効率的に高めることができる。
【0016】次に、本発明の他の実施の形態を図4に基
づいて説明する。この実施の形態においては、下部の取
付フランジ4に関して、締結部5の下面両サイドにそれ
ぞれリブ6を設定するとともに、その両リブ6の先端に
変形矯正用ガイド面6aを設定したものであり、この点
を除いては前述と同様に構成される。従って、他の実施
の形態によれば、前述した実施の形態の場合と同様に、
組付け時における変形矯正機能及び射出成形によって形
成する場合のコストの低減効果が得られることに加え、
締結部5の縦剛性をより高めることが可能となる。
【0017】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変更することが可能である。例えば、実施の形態で
は、上下の取付フランジ3,4のうちの下部の取付フラ
ンジ4に適用した場合で説明したが、上部の取付フラン
ジ3に適用してもよい。また、フロントバンパーの場合
で説明しているが、リヤバンパーに適用してもよい。ま
た、取付フランジ4にリブ6を設定するに際し、締結部
5の取付面5aに対して直角に突設する構成としたが、
必ずしも直角である必要はない。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
バンパー本体を車体側に取り付けるために設けられる取
付フランジにリブを設け、そのリブに変形矯正用のガイ
ド面を設定する構成を採用したことにより、射出成形に
よって形成する場合に、その成形型の構造を簡素化でき
る。そのため、成形型の型費を低減し、コストを低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントバンパーの取付構造を示す縦断面図で
ある。
【図2】下部の取付フランジを示す拡大断面図である。
【図3】同じく下部の取付フランジを示す斜視図であ
る。
【図4】他の実施の形態に係る下部の取付フランジを示
す斜視図である。
【図5】従来のフロントバンパー取付構造例を示す概略
縦断面図である。
【図6】従来のバンパー組付け時における変形矯正用の
斜面部を備えた取付フランジの説明図である。
【符号の説明】
1…フロントバンパー 2…バンパー本体 3…上部の取付フランジ 4…下部の取付フランジ 5…締結部 5a…取付面 6…リブ 6a…変形矯正用のガイド面 11…ラジエータアッパサポート 12…ラジエータロアサポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパー本体の後面側に突設される取付
    フランジを車体のフレームの略水平面部に重ね合わせて
    締結することによって、前記バンパー本体を車体に固定
    する取付構造を備えた自動車のバンパー装置であって、 前記取付フランジは、前記フレームの水平面部に重合さ
    れる平面状の取付面を有する締結部と、該締結部の上下
    方向のいずれか一方にて前後方向に延在するリブとを備
    え、そのリブの延在方向の先端には傾斜状のガイド面が
    設定されていることを特徴とする自動車のバンパー装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車のバンパー装置
    であって、前記リブは前記取付面に対して直角に突設さ
    れている自動車のバンパー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の自動車のバンパ
    ー装置であって、前記リブは取付面を挟んで左右両側に
    設定されている自動車のバンパー装置。
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