JP2007210481A - パネル状部品の連結構造 - Google Patents

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礼男 溝口
Hiroaki Makino
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Abstract

【課題】2つのパネル状部品を連結するに当たり、位置決め及び固定用の構成部品の部品点数を低減させるとともに、位置決め及び固定の作業工数を低減させる。
【解決手段】第1の締付面50aが形成される第1の締付座部50と基部50bから突出されて第1の締付座部50に連結される連結壁50cとよりなるボス部50zを有する第1のパネル状部品2と、第2の締付面40aが形成される第2の締付座部40と第2の締付座部40に連結されるとともに第1のパネル状部品2の連結壁50cに対向して配設された側壁40dとを有する第2のパネル状部品3a,3bを備え、第2のパネル状部品に凹部40eを区画形成して、凹部40e内にボス部50zを配置し、締結具51,53での締付けにより第1の締付面50aと第2の締付面40aとが重ね合わされ、連結壁50cと凹部40eの側壁40dとが当接状態で締付け固定されるように構成している。
【選択図】図7

Description

本発明は、主として自動車のバンパーの中央下部に取付けられるバンパーエクステンションセンターと該バンパーエクステンションセンターの両側に取付けられるバンパーエクステンションサイドとの連結部に適用され、第1のパネル状部品の端部に形成された第1の締付面と第2のパネル状部品の端部に形成された第2の締付面とを重ね合わせて、締結具により締付け固定するように構成されたパネル状部品の連結構造に関する。
自動車のパネル同士を連結する連結構造に関しては、従来から多くの技術が提供されているが、2つのパネルの位置決めを適切に行なうことを可能とした手段の一つに特許文献1(特開2003−72483号公報)の技術がある。
この技術では、車体パネルとロアトリム及びセンタトリムとの連結構造において、ロアトリムからセンタトリムの裏面と基材との間に、該センタトリムの係止手段よりも車両後方まで延長した延設部を設け、該延設部に上記センタトリムの係止手段の基部が挿通される挿通孔を形成し、該基部と挿通孔の開口縁とを当接させて、センタトリムをロアトリムに位置決めし、さらにロアトリム及びセンタトリムの係止手段の先端の柔軟部を車体パネルの孔に挿入して該車体パネルとロアトリム及びセンタトリムとを連結することにより、ロアトリムに対するセンタトリムの位置決めを適切に行い得るとともに、上記ロアトリム縁部に形成した段差部とセンタトリムの端部との間に隙間が発生するのを抑え、品質を向上することを可能としている。
特開2003−72483号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、ロアトリムからセンタトリムの裏面と基材との間に、該センタトリムの係止手段よりも車両後方まで延長した延設部にセンタトリムの係止手段の基部が挿通される挿通孔を形成し、該基部と挿通孔の開口縁とを当接させてセンタトリムをロアトリムに位置決めし、さらにロアトリム及びセンタトリムの係止手段の先端の柔軟部を車体パネルの孔に挿入して該車体パネルとロアトリム及びセンタトリムとを連結するように構成されているため、センタトリム及びロアトリムの板面方向(軸直角方向)の位置決めは可能であるが、板面に直角方向(軸方向)の位置決めは実質的に不可能である。
また、上記従来技術にあっては、センタトリムの係止手段、ロアトリムの挿通孔等の位置決め手段を設けるのに加えて、センタトリムとロアトリムとの固定は、溶接等の位置決め手段とは別個の手段によって行っており、2つのパネル(センタトリム及びロアトリム)の位置決め及び固定のための構成部品の部品点数が増加するとともに、上記2つのパネルの位置決め及び固定の作業工数が多くなる、等の問題点を有している。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、第1、第2のパネル状部品からなる2つのパネル状部品を連結するに当たり、位置決め及び固定用の構成部品の部品点数を低減させるとともに、該2つのパネル状部品の位置決め及び固定の作業工数を低減させることが可能なパネル状部品の連結構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、第1のパネル状部品の端部に形成された第1の締付面と第2のパネル状部品の端部に形成された第2の締付面とを重ね合わせて、締結具により締付け固定するように構成されたパネル状部品の連結構造において、前記第1のパネル状部品は、前記第1の締付面が形成される第1の締付座部と基部から突出されて前記第1の締付座部に連結される連結壁とよりなるボス部を備え、前記第2のパネル状部品は、前記第2の締付面が形成される第2の締付座部と該第2の締付座部に連結されるとともに前記第1のパネル状部品の連結壁に対向して配設される側壁とを備え、さらに前記第2のパネル状部品における前記第2の締付座部及び側壁の内側に凹部を区画形成して、該凹部内に前記ボス部を配置し、前記締結具での締付けにより前記第1の締付面と第2の締付面とが重ね合わされるとともに、前記連結壁と前記凹部の側壁とが当接状態で締付け固定されるように構成している。
本発明において、具体的には次のように構成するのが好ましい。
(1)前記第1のパネル状部品は、前記ボス部の幅が前記第1の締付面に近づくに従い縮小するように前記連結壁が前記第1の締付面に対して傾斜して形成され、前記第2のパネル状部品は、前記凹部の幅が前記第2の締付面に近づくに従い縮小するように前記側壁が前記第2の締付面に対して傾斜して形成されている。
(2)前記連結壁または前記凹部の側壁の対向面のいずれか一方には、該対向面に沿ってリブが突設されている。
(3)前記リブは、前記連結壁または前記凹部の側壁の対向面と対応する傾斜面に形成されている。
また、本発明は、請求項1におけるパネル状部品の連結構造を、自動車のバンパーの中央下部に取付けられるバンパーエクステンションセンターと該バンパーエクステンションセンターの両側に取付けられるバンパーエクステンションサイドとの連結部に適用したものであり、請求項1において、第1のパネル状部品がバンパーの中央下部に取付けられるバンパーエクステンションセンターであり、前記第2のパネル状部品が前記バンパーエクステンションセンターの両側に取付けられるバンパーエクステンションサイドである。
上述の如く、本発明に係るパネル状部品の連結構造は、バンパーエクステンションセンター等の第1のパネル状部品を第1の締付座部と該パネル状部品の基部から突出されて前記第1の締付座部に連結される連結壁とよりなるボス部で構成し、バンパーエクステンションサイド等の第2のパネル状部品を第2の締付面が形成される第2の締付座部と該第2の締付座部に連結された連結壁に対向して配設された側壁とにより構成し、さらに第2の締付座部及び側壁の内側に凹部を区画形成して、該凹部内に前記ボス部を配置して、締結具での締付けにより第1の締付面と第2の締付面とを重ね合わせるとともに、連結壁と凹部の側壁とを当接状態で締付け固定したので、前記第2のパネル状部品の側壁を伴った凹部と第1のパネル状部品の連結壁を伴ったボス部とを、該凹部内にボス部を嵌め込むようにして、連結壁と凹部の側壁とを当接状態で第1の締付面と第2の締付面とを締付け固定することにより、第1のパネル状部品と第2のパネル状部品との位置決め及び固定を共通部材で行うことが可能となる。
従って、この発明によれば、上記のように第1のパネル状部品と第2のパネル状部品との位置決め及び固定を共通部材で行うことにより、上記従来技術のように、第1のパネル状部品と第2のパネル状部品との位置決め及び固定を別個の部材で行うことを要さず、また位置決めピン等の位置決め専用部品を用いることが不要であり、これらにより上記従来技術に比べて部品点数を低減させることができる。
また、凹部と第1のパネル状部品の連結壁を伴ったボス部とを、該凹部内にボス部を嵌め込むようにして連結壁と凹部の側壁とを当接状態で第1の締付面と第2の締付面とを締付け固定するという一つの動作で第1のパネル状部品と第2のパネル状部品との位置決め及び固定を行うことができ、その結果、上記従来技術に比べて2つのパネル状部品の位置決め及び固定の作業工数を低減できる。
さらに、前述のように、第2のパネル状部品の側壁を伴った凹部と第1のパネル状部品の連結壁を伴ったボス部とを、該凹部内にボス部を嵌め込むようにして連結壁と凹部の側壁とを当接状態で第1の締付面と第2の締付面とを締付け固定したので、第1のパネル状部品と第2のパネル状部品の部品相互間の位置決めを確実に行うことができるとともに、第1の締付座部及び連結壁を伴ったボス部を有する第1のパネル状部品と第2の締付座部及び側壁を有する第2のパネル状部品とを締付け固定することにより、強固な連結構造が得られることになり、外部から衝撃力が作用する自動車用バンパーの中央下部に取付けられるバンパーエクステンションセンターとバンパーエクステンションサイドとの連結部に適用すれば、位置決め構造部が安定的に位置決め状態を保持できる。
そして、前記第2のパネル状部品の側壁を伴った凹部と第1のパネル状部品の連結壁を伴ったボス部とを、該凹部内にボス部を嵌め込むようにして、連結壁と凹部の側壁とを当接状態で第1の締付面と第2の締付面とを締付け固定するという、構造全体で位置決めするので、第1のパネル状部品と第2のパネル状部品との組立時における位置決め作業が容易にできて組立作業性が向上するとともに、位置決め用のピン類を一切使用しないことから外観が良好になる。
また、前記第1のパネル状部品のボス部の幅が第1の締付面に近づくに従い縮小するように連結壁を該第1の締付面に対して傾斜して形成し、前記第2のパネル状部品の凹部の幅が第2の締付面に近づくに従い縮小するように側壁を該第2の締付面に対して傾斜して形成すれば、締付面に対して傾斜したボス部の連結壁を該連結壁と同一方向に傾斜した凹部の側壁に沿うようにして、前記ボス部を前記側壁を伴った凹部内に挿入して、最終的に連結壁と側壁とを当接させた状態で、第1のパネル状部品の第1の締付面と第2のパネル状部品の第2の締付面とを締付け固定するので、ボス部の凹部内への挿入初期には連結壁と側壁との隙間が大きくなって挿入性が良好である。しかも、第1の締付面と第2の締付面とが締着される挿入完了時には連結壁と側壁との隙間が小さくなりあるいは当接状態となるので、位置決め作業が簡単化されるとともに、確実に行われることになる。
さらには、第2のパネル状部品の側壁を伴った凹部と第1のパネル状部品の連結壁を伴ったボス部の形状が簡単であるので、簡単な型の構成で容易に成形できて、生産性が向上する。
また、前記連結壁または前記側壁の対向面のいずれか一方には、該対向面に沿ってリブが突設されているので、位置決め状態の調整時には、前記連結壁あるいは側壁の形状を変更することなくリブの高さを変更すればよく、位置決め状態の調整が容易になるとともに、第1、第2のパネル状部品連結部の成形型の修正、調整も容易となって、生産性が向上する。しかも、前記リブは、前記連結壁または前記凹部の側壁の対向面と対応する傾斜面に形成されているので、パネル状部品の挿入性向上を図ることができる。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る自動車のリヤバンパーとリヤバンパーエクステンションセンター及びリヤバンパーエクステンションサイドとの連結構造を示す車両後方から見た正面図、図2は上記実施形態における図1の分解図である。図3は上記実施形態におけるリヤバンパーエクステンションサイドの連結部を示し、(A)はリヤバンパーエクステンションサイドの斜視図、(B)は(A)におけるZ部拡大図である。また、図4は上記実施形態におけるリヤバンパーエクステンションセンターの斜視図である。
図1及び図2において、1はリヤバンパー、2はリヤバンパー1の後部に連結されるリヤバンパーエクステンションセンター、3a,3bはリヤバンパーエクステンションセンター2の左右両側に連結されるリヤバンパーエクステンションサイドである。センターとその両側に分割されたリヤバンパーエクステンション2,3a,3bは、連結状態にリヤバンパー1の外表面に取付けられ、リヤバンパーエクステンションを取付けない車両のリヤバンパーに対して、リヤバンパーの意匠(車両の外観意匠)および大きさを変更するものであり、本実施形態では、図2に分解図で示すように、リヤバンパー1の左右両端(ホイールハウス縁)を覆うように取付けられるとともに、その位置からリヤバンパー1の下部を覆うように取付けられている。図2及び図3(A),(B)において、4は上記リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bに設けられたリヤバンパーエクステンションセンター2の左右両側部との連結部である。
また、図4において、5はリヤバンパーエクステンションセンター2の左右両側に設けられる連結部であり、該連結部5は、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの連結部4に連結されるようになっている。
図5は、上記リヤバンパーエクステンションセンター2の連結部5とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの連結部4との連結状態を示す斜視図であり、(A)はリヤバンパーエクステンションセンター2の連結部5を示し、該連結部5にスタッドボルト51が取付けられた状態を示している。(B)はリヤバンパーエクステンションセンター2の連結部5とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの連結部4とを連結した状態(重ねた状態)を示し、(C)はリヤバンパーエクステンションセンター2の連結部5とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの連結部4とリヤバンパー1とを連結して(重ねて)最終的にナット53により固定することを示した状態の図である。但し、便宜上、共締めとなるリヤバンパー1は、透視状態となっている。
図6は、上記リヤバンパーエクステンションセンター2の連結部5とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの連結部4との連結後、この連結部4,5にリヤバンパー1を連結してナット53により固定した、連結部の最終的な組立状態の外観を示している。図7は、図6のA−A線断面図である。
上記リヤバンパー1、リヤバンパーエクステンションセンター2、及びリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bは、前記連結部において図5〜図7に示す如く、リヤバンパーエクステンションセンター2の端部のリヤバンパー1側(以下、リヤバンパー1側を内側、反リヤバンパー1側を外側という)に形成された第1の締付面50aとリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの端部の内側(リヤバンパー1側)に形成された第2の締付面40aとを重ね合わせ、これら重ね合わせ部をさらにリヤバンパー1に重ね合わせて、締結具であるスタッドボルト51及びナット53により締付け固定されている。なお、スタッドボルト51に代えて、ボルトまたは止めネジが用いられてもよい。
上記リヤバンパーエクステンションセンター2は、図4に示すように、左右方向に長尺な部材で、左右方向に沿った屈曲線を有することで垂直断面略くの字状に形成されている。
上記リヤバンパーエクステンションセンター2の端部(詳細には、端部でかつ屈曲線近傍)は、第1の締付面50aが形成される平坦な第1の締付座部50と、リヤバンパーエクステンションセンター2の外観部分となる基部50bから内側に突出されて前記第1の締付座部50に連結される連結壁50cとよりなるボス部50zを備えている。該ボス部50zには、スタッドボルト51が取付けられ、締付座部50にはスタッドボルト51を取付け可能とするスリット状の挿通孔51cが形成されている。また、前記連結壁50cは、略四角形状に形成された締付座部50の4辺の内車両の側方側を除く3辺に形成されている。こうすることで、ボス部50zの形成が容易になる。
上記リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bは、図2及び図3に示すように、リヤバンパーエクステンションセンター2に連続して車両の左右方向に延び、バンパーの下端を覆い、ホイールハウス縁を覆う形状に形成されている。
上記リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bのリヤバンパーエクステンションセンター2側の端部(詳細には、端部でかつ上方の角部)は、リヤバンパーエクステンションセンター2の内側(リヤバンパーエクステンションセンター2とリヤバンパー1の間)に入り込む第2の締付面40aが突出形成される平坦でかつ締付座部50に対応した形状の第2の締付座部40と、該第2の締付座部40の周囲から外側に延びる側壁40dとを備えている。
そして、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの端部には、第2の締付座部40と側壁40dとにより凹部40eが区画形成され、該凹部40e内にリヤバンパーエクステンションセンター2のボス部50zが入り込んで配置されるようになっている。
上記リヤバンパーエクステンションセンター2のボス部50zは、その幅が第1の締付面50aに近づくに従いつまり内側になるに従い縮小するように、連結壁50cが第1の締付面50aに対して鈍角αだけ傾斜して形成されている。また、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bは、凹部40eの内のり幅が前記第2の締付面40aに近づくに従い縮小し、かつ凹部40eの側壁40dが、連結壁50cに対向して、第2の締付面40aに対して該連結壁50cと略同一の鈍角αだけ傾斜して形成されている。
スタッドボルト51は、リヤバンパーエクステンションセンター2の内側に設けられたボス部50zに穿設された挿通孔51cに端縁側からボルト軸垂直方向にスライド挿入されて、リヤバンパー1側に向けて突出した状態でボス部50zに仮保持される。そして、該スタッドボルト51は、挿通孔51c及びリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの第2の締付座部40に穿設された挿通孔41及びリヤバンパー1に穿設された挿通孔1aを貫通し、先端のネジ部にナット53が螺合されている。この螺合により、リヤバンパーエクステンションセンター2、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3b及びリヤバンパー1が共締め固定される。このように締結固定されることによって、リヤバンパー1、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3b及びリヤバンパーエクステンションセンター2が強固に固定されるとともに、ボス部50zが端部でかつ屈曲線近傍に設けられていることと、締付座部40が端部でかつ上方の角部に設けられているので、剛性のある部分や端部に連結部が形成されて、各部品の位置決めをより効果的に可能とすることができる。
上記側壁40dの連結壁50cに対向する内面には、リブ40bが突設されている。このリブ40bは、連結壁50cの対向する面と対応した傾斜面に形成されており、当該リブ40bの高さは、側壁40dの内面から一定勾配の傾斜面で以って高くなってから該内面と平行に形成されている。なお、リブ40bは、連結壁50c側に設けられていてもよい。
かかるリブ40bを設けることにより、位置決め状態の調整時には、連結壁50cあるいは側壁40dの形状を変更することなくリブ40bの高さを変更すればよく、位置決め状態の調整が容易になるとともに、リヤバンパーエクステンションセンター2及びリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの成形型の修正、調整も容易となって、生産性が向上する。
以上のような、リヤバンパー1、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3b及びリヤバンパーエクステンションセンター2の配置によって、スタッドボルト51を挿通孔51c,41,1aを貫通して先端のネジ部に螺合したナット53によって締め付ける。かかる最終的な締付け状態では、リヤバンパーエクステンションセンター2の第1の締付面50aとリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの第2の締付面40a、及びリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの上面とリヤバンパー1の下面とが重ね合わされて圧接されるとともに、前記連結壁50cと側壁40dあるいはリブ40cとが当接状態で組付けられることになる。
次に、図8に基づき、本発明の実施形態におけるリヤバンパー1とリヤバンパーエクステンションセンター2とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bとの連結手順について説明する。
先ず、リヤバンパー1とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bとを固定し、リヤバンパーエクステンションセンター2の挿通孔51cにスタッドボルト51を挿通した状態で、図中の矢印のように、リヤバンパーエクステンションセンター2をリヤバンパー1に穿設された挿通孔1aにスタッドボルト51の先端が挿入されるように移動させる(図8(A))。
次いで、スタッドボルト51をリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの挿通孔41及びリヤバンパー1の挿通孔1aに挿通する。この際において、スタッドボルト51が傾斜した状態で挿通された場合には、リヤバンパーエクステンションセンター2のボス部50zとリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの凹部40eの内壁との間には間隙S1,S2が形成されているため、スタッドボルト51の中心位置は大きく動き、また、リヤバンパーエクステンションセンター2の端縁とリヤバンパーエクステンションサイド3aとの間隙mも外観上の美観を阻害するような大きさ(反対側のリヤバンパーエクステンションサイド3bについては、上記間隙mは小さく)になっている(図8(B))。
前述の状態で、スタッドボルト51にナット53を螺合させて、該ナット53を締めていくと、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bのリブ40bの傾斜面をガイドにして、リヤバンパーエクステンションセンター2の傾斜した連結壁50cが正規の位置に規制されていき、これにつれて上記間隙mも徐々に小さくなって(反対側の間隙mは徐々に大きくなって)、正規の値に近づく(図8(C))。
そして、スタッドボルト51にナット53を締め付けて、リヤバンパーエクステンションセンター2、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3b、及びリヤバンパー1の締付け面を圧接して、これら3部品を最終的に固定すると、上記間隙S2が狭くなって、リヤバンパーエクステンションセンター2の組付け位置が正規の位置に設定される。これによって、リヤバンパーエクステンションセンター2の端縁とリヤバンパーエクステンションサイド3aとの間隙mも正規の値になって外観上の美観が保持されることになる(図8(D))。
このように、本発明の実施形態によれば、リヤバンパーエクステンションセンター2を第1の締付座部50と該リヤバンパーエクステンションセンター2の基部50bからリヤバンパー1側に突出されて第1の締付座部50に連結される連結壁50cとよりなるボス部50zで構成し、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bを第2の締付面40aが形成される第2の締付座部40と該第2の締付座部40に連結され連結壁50cに対向して配設された側壁40dとにより構成し、さらに第2の締付座部40及び側壁40dのリヤバンパー1側に凹部40eを区画形成して、該凹部40e内にボス部50zを配置してスタッドボルト51及びナット53での締付けにより、第1の締付面50aと第2の締付面40aとを重ね合わせて圧接するとともに,連結壁50cと側壁40dとを当接状態で締付け固定したので、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの側壁40dを伴った凹部40eとリヤバンパーエクステンションセンター2の連結壁50cを伴ったボス部50zとを、凹部40e内にボス部50zを嵌め込むようにして連結壁50cと側壁40dとを当接状態で第1の締付面50aと第2の締付面40aとを締付け固定するように構成したことにより、リヤバンパーエクステンションセンター2とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bとの位置決め及び固定を共通部材で行うことができる。
従って、本実施形態によれば、上記のようにリヤバンパーエクステンションセンター2とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bとの位置決め及び固定を共通部材で行うことにより、上記従来技術のように、第1のパネル状部品と第2のパネル状部品との位置決め及び固定を別個の部材で行うことを要さず、また位置決めピン等の位置決め専用部品を用いることが不要であり、これらによって上記従来技術に比べて部品点数を低減できる。
また、上記凹部40eとリヤバンパーエクステンションセンター2の連結壁50cを伴ったボス部50zとを、該凹部40e内にボス部50zを嵌め込むようにして該連結壁50cと側壁40dとを当接状態で第1の締付面50aと第2の締付面40aとを締付け固定するという一つの動作で、リヤバンパーエクステンションセンター2とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bとの位置決め及び固定を行うことが可能となり、上記従来技術に比べて2つのリヤバンパーエクステンションの位置決め及び固定の作業工数を低減できる。
さらに、前述のように、上記リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの側壁40dを伴った凹部40eとリヤバンパーエクステンションセンター2の連結壁50cを伴ったボス部50zとを、該凹部40e内にボス部50zを嵌め込むようにして連結壁50cと側壁40dとを当接状態で第1の締付面50aと第2の締付面40aとを締付け固定したので、リヤバンパーエクステンションセンター2とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの部品相互間の位置決めが確実に行えるとともに、第1の締付座部50及び連結壁50cを伴ったボス部50zを有するリヤバンパーエクステンションセンター2と第2の締付座部40及び側壁40dを有するリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bとを締付け固定することにより、強固な連結構造が得られることになり、外部から衝撃力が作用する自動車用バンパーの中央下部に取り付けられるリヤバンパーエクステンションセンター2とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bとの連結部に適用することにより、位置決め構造部が安定的に位置決め状態を保持できる。
また、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの側壁40dを伴った凹部40eとリヤバンパーエクステンションセンター2の連結壁50cを伴ったボス部50zとを、該凹部40e内にボス部50zを嵌め込むようにして連結壁50cと側壁40dとを当接状態で第1の締付面50aと第2の締付面40aとを締付け固定するという、構造全体で位置決めするので、リヤバンパーエクステンションセンター2とリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bとの組立時における位置決め作業が容易にできて組立作業性が向上するとともに、位置決め用のピン類を一切使用しないことから外観が良好になる。
そして、上記リヤバンパーエクステンションセンター2のボス部50zの幅が第1の締付面50aに近づくに従い縮小するように連結壁50cを該第1の締付面50aに対して傾斜して形成し、リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの凹部40eの幅が第2の締付面40aに近づくに従い縮小するように側壁40dを該第2の締付面40aに対して傾斜して形成したので、締付面に対して傾斜したボス部50zの連結壁50cを連結壁50cと同一方向に傾斜した側壁40dに沿うようにして、ボス部50zを側壁40dを伴った凹部40e内に挿入して、最終的に連結壁50cと側壁40dとを当接させた状態で、リヤバンパーエクステンションセンター2の第1の締付面50aとリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの第2の締付面40aとを締付け固定するので、ボス部50zの凹部40e内への挿入初期には連結壁50cと側壁40dとの隙間S1(図8参照)が大きくなっており、挿入性が良好であり、第1の締付面50aと第2の締付面40aとが締着される挿入完了時には連結壁50cと側壁40dとの隙間S1が小さくなり、あるいは当接状態となるので、位置決め作業が簡単化される。
さらには、上記リヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの側壁40dを伴った凹部40eとリヤバンパーエクステンションセンター2の連結壁50cを伴ったボス部50zの形状が簡単であるので、簡単な型の構成で容易に成形でき、生産性が向上する。
また、上記連結壁50cまたは上記側壁40dの対向面のいずれか一方に、該対向面に沿ってリブ40bを突設しているので、位置決め状態の調整時には、連結壁50cあるいは側壁40dの形状を変更することなく傾斜面を有するリブ40bの高さを変更すればよく、位置決め状態の調整が容易になるとともに、第1、第2のパネル状部品であるリヤバンパーエクステンションセンター2及びリヤバンパーエクステンションサイド3a,3bの連結部の成形型の修正、調整も容易となって、生産性が向上する。しかも、ボス部50zの凹部40eへの挿入作業がより一層容易となる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態では、リヤバンパーエクステンションについて説明したが、本発明の連結構造は、リヤバンパー1に限らず、フロントバンパー、外装部品のアーチモール、スプラッシュガード等、すなわち、部品同士の隙間の確保が要求される複数部品であれば、適用することが可能である。
本発明の実施形態に係る自動車のバンパーとバンパーエクステンションセンターとバンパーエクステンションサイドとの連結構造を示す車両後方から見た正面図である。 上記実施形態における図1の分解図である。 上記実施形態におけるバンパーエクステンションサイドの連結部を示し、(A)はバンパーエクステンションサイドの斜視図、(B)は(A)におけるZ部拡大図である。 上記実施形態におけるバンパーエクステンションセンターの内側(バンパー側)から見た斜視図である。 (A),(B),(C)は、上記実施形態におけるバンパーエクステンションセンターとバンパーエクステンションサイドとの連結部の組立順の3態様を示す斜視図である。 上記実施形態における図1のX部拡大図である。 上記実施形態における図6のA−A線断面図である。 (A),(B),(C),(D)は、上記実施形態におけるバンパーエクステンションセンターとバンパーエクステンションサイドとの連結部の組立順序を示す図7に対応した図である。
符号の説明
1 リヤバンパー
2 リヤバンパーエクステンションセンター(第1のパネル状部品)
3a,3b リヤバンパーエクステンションサイド(第2のパネル状部品)
4 連結部
5 連結部
40 第2の締付座部
40a 第2の締付面
40b リブ
40d 側壁
40e 凹部
50 第1の締付座部
50a 第1の締付面
50b 基部
50c 連結壁
50z ボス部
51 スタッドボルト
53 ナット

Claims (5)

  1. 第1のパネル状部品の端部に形成された第1の締付面と第2のパネル状部品の端部に形成された第2の締付面とを重ね合わせて、締結具により締付け固定するように構成されたパネル状部品の連結構造において、前記第1のパネル状部品は、前記第1の締付面が形成される第1の締付座部と基部から突出されて前記第1の締付座部に連結される連結壁とよりなるボス部を備え、前記第2のパネル状部品は、前記第2の締付面が形成される第2の締付座部と該第2の締付座部に連結されるとともに前記第1のパネル状部品の連結壁に対向して配設される側壁とを備え、さらに前記第2のパネル状部品における前記第2の締付座部及び側壁の内側に凹部を区画形成して、該凹部内に前記ボス部を配置し、前記締結具での締付けにより前記第1の締付面と第2の締付面とが重ね合わされるとともに、前記連結壁と前記凹部の側壁とが当接状態で締付け固定されるように構成したことを特徴とするパネル状部品の連結構造。
  2. 前記第1のパネル状部品は、前記ボス部の幅が前記第1の締付面に近づくに従い縮小するように前記連結壁が前記第1の締付面に対して傾斜して形成され、前記第2のパネル状部品は、前記凹部の幅が前記第2の締付面に近づくに従い縮小するように前記側壁が前記第2の締付面に対して傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル状部品の連結構造。
  3. 前記連結壁または前記凹部の側壁の対向面のいずれか一方には、該対向面に沿ってリブが突設されていることを特徴とする請求項2に記載のパネル状部品の連結構造。
  4. 前記リブは、前記連結壁または前記凹部の側壁の対向面と対応する傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のパネル状部品の連結構造。
  5. 前記第1のパネル状部品がバンパーの中央下部に取付けられるバンパーエクステンションセンターであり、前記第2のパネル状部品が前記バンパーエクステンションセンターの両側に取付けられるバンパーエクステンションサイドであることを特徴とする請求項1に記載のパネル状部品の連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015045346A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 本田技研工業株式会社 樹脂部品の結合構造

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