JP2001210867A - 窒化ガリウム系半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents
窒化ガリウム系半導体発光素子及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械的強度に優れ、高温高湿度環境下でも劣
化しにくく、光の外部への取り出し効率の高い窒化ガリ
ウム系半導体発光素子とする。 【構成】 窒化ガリウム系半導体発光素子において、P
型GaN半導体層の上に少なくとも一層目が真空蒸着法
によって形成された電流拡散層としての膜厚が100Å
以上のITO膜を有する。
化しにくく、光の外部への取り出し効率の高い窒化ガリ
ウム系半導体発光素子とする。 【構成】 窒化ガリウム系半導体発光素子において、P
型GaN半導体層の上に少なくとも一層目が真空蒸着法
によって形成された電流拡散層としての膜厚が100Å
以上のITO膜を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、青色発光が可能な
発光ダイオード、レーザーダイオードの窒化ガリウム系
半導体発光素子と、この窒化ガリウム系半導体発光素子
の製造方法とに関する。
発光ダイオード、レーザーダイオードの窒化ガリウム系
半導体発光素子と、この窒化ガリウム系半導体発光素子
の製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】窒化ガリウム系半導体(GaN系半導
体)は、かねてから困難であった青色発光を実現して発
光ダイオード素子に用いられるものである。P型GaN
系半導体は実現可能ではあるものの、比抵抗が2Ωcm
程度と他の半導体に比べて非常に大きい。なお、P型G
aAs系半導体型では、比抵抗が0.001Ωcm程度
と低いものが簡単に得られる。
体)は、かねてから困難であった青色発光を実現して発
光ダイオード素子に用いられるものである。P型GaN
系半導体は実現可能ではあるものの、比抵抗が2Ωcm
程度と他の半導体に比べて非常に大きい。なお、P型G
aAs系半導体型では、比抵抗が0.001Ωcm程度
と低いものが簡単に得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の発光ダ
イオードのようなボンディングパッド兼用の金属電極を
付けると、その金属電極の真下部分しか発光しない。さ
らに金属電極に遮られるため、取り出させる光はごく僅
かになってしまう。そこで、例えば、Ni/Au薄膜か
らなる半透明補助電極を使用して取り出せる光を多くし
ようとしているが、Ni/Au薄膜も50%程度の透過
率であるので、光の外部への取り出し効率はそれほど高
くない。また、Ni/Au薄膜の膜厚は100Å程度と
非常に薄いため、機械的強度も弱く、高温高湿度環境下
での劣化等の問題点を有している。
イオードのようなボンディングパッド兼用の金属電極を
付けると、その金属電極の真下部分しか発光しない。さ
らに金属電極に遮られるため、取り出させる光はごく僅
かになってしまう。そこで、例えば、Ni/Au薄膜か
らなる半透明補助電極を使用して取り出せる光を多くし
ようとしているが、Ni/Au薄膜も50%程度の透過
率であるので、光の外部への取り出し効率はそれほど高
くない。また、Ni/Au薄膜の膜厚は100Å程度と
非常に薄いため、機械的強度も弱く、高温高湿度環境下
での劣化等の問題点を有している。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みて創案されたも
ので、機械的強度に優れ、高温高湿度環境下でも劣化し
にくく、光の外部への取り出し効率の高い窒化ガリウム
系半導体発光素子と、その製造方法とを提供することを
目的としている。
ので、機械的強度に優れ、高温高湿度環境下でも劣化し
にくく、光の外部への取り出し効率の高い窒化ガリウム
系半導体発光素子と、その製造方法とを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る窒化ガリウ
ム系半導体発光素子は、P型GaN半導体層の上に電流
拡散層として少なくとも一層目をスパッタリング法以外
の方法によって透明導電膜を形成している。
ム系半導体発光素子は、P型GaN半導体層の上に電流
拡散層として少なくとも一層目をスパッタリング法以外
の方法によって透明導電膜を形成している。
【0006】また、前記スパッタリング法以外の方法
が、真空蒸着法、レーザーアブレーション法又はゾルゲ
ル法のいずれかであることが望ましい。
が、真空蒸着法、レーザーアブレーション法又はゾルゲ
ル法のいずれかであることが望ましい。
【0007】さらに、前記透明導電膜は、ITO膜、酸
化錫膜、酸化インジウム膜又は酸化亜鉛膜のいずれかか
らなることが望ましい。
化錫膜、酸化インジウム膜又は酸化亜鉛膜のいずれかか
らなることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る窒化ガリウム系半導体発光素子の概略的断面図、
図2は本発明の第3の実施の形態に係る窒化ガリウム系
半導体発光素子の概略的断面図である。
に係る窒化ガリウム系半導体発光素子の概略的断面図、
図2は本発明の第3の実施の形態に係る窒化ガリウム系
半導体発光素子の概略的断面図である。
【0009】まず、GaN系半導体発光素子のP型Ga
N半導体層用の電流拡散層として要求される条件は、
P型GaN半導体層との密着性が優れていること、P
型GaN半導体層との接触抵抗が小さいこと、膜形成
時にP型GaN半導体層を高抵抗化させないこと、比
抵抗値が低く薄いものでも電流を拡散できること、光
の透過率が高いこと、等が挙げられる。
N半導体層用の電流拡散層として要求される条件は、
P型GaN半導体層との密着性が優れていること、P
型GaN半導体層との接触抵抗が小さいこと、膜形成
時にP型GaN半導体層を高抵抗化させないこと、比
抵抗値が低く薄いものでも電流を拡散できること、光
の透過率が高いこと、等が挙げられる。
【0010】そこで、透過率が高く、導電性もよく、す
でに液晶ディスプレイパネル等で実用化されているIT
O膜であるならば、前記条件及びは充足できると考
えられる。しかし、ITO膜を形成する手法として現在
一般的に用いられているスパッタリング法では、前記条
件は充足できるが、プラズマの高エネルギー状態に晒
されるP型GaN半導体層が損傷を受けるためか、接触
抵抗が高いためか、低動作電圧の素子を得ることはでき
なかった。
でに液晶ディスプレイパネル等で実用化されているIT
O膜であるならば、前記条件及びは充足できると考
えられる。しかし、ITO膜を形成する手法として現在
一般的に用いられているスパッタリング法では、前記条
件は充足できるが、プラズマの高エネルギー状態に晒
されるP型GaN半導体層が損傷を受けるためか、接触
抵抗が高いためか、低動作電圧の素子を得ることはでき
なかった。
【0011】ゾルゲル法でITO膜を形成してみたとこ
ろ、ITO膜自体の比抵抗は、スパッタリング法で形成
されたITO膜より10倍以上高いものの、動作電圧の
低い素子を得ることができた。かかる実験結果から、前
記条件のP型GaN半導体層とITO膜との間の接触
抵抗が低いものができているのではないかと推測した。
ろ、ITO膜自体の比抵抗は、スパッタリング法で形成
されたITO膜より10倍以上高いものの、動作電圧の
低い素子を得ることができた。かかる実験結果から、前
記条件のP型GaN半導体層とITO膜との間の接触
抵抗が低いものができているのではないかと推測した。
【0012】そこで、スパッタリング法は前記条件を
充足させられないと考えられた。そこで、スパッタリン
グ法以外で比抵抗の十分低いITO膜の形成方法を検討
したところ、真空蒸着法により可能であることが判明し
た。この真空蒸着法で形成されたITO膜は動作電圧が
十分低いものであることが確認できた。
充足させられないと考えられた。そこで、スパッタリン
グ法以外で比抵抗の十分低いITO膜の形成方法を検討
したところ、真空蒸着法により可能であることが判明し
た。この真空蒸着法で形成されたITO膜は動作電圧が
十分低いものであることが確認できた。
【0013】また、膜厚が約100Å以上のITO膜を
真空蒸着膜で形成しておき、その上に比抵抗の小さいI
TO膜をスパッタリング法でさらに形成してみたとこ
ろ、動作電圧が十分に低いものを得ることができた。
真空蒸着膜で形成しておき、その上に比抵抗の小さいI
TO膜をスパッタリング法でさらに形成してみたとこ
ろ、動作電圧が十分に低いものを得ることができた。
【0014】以下に、実際に実験によって判明した事実
を説明する。
を説明する。
【0015】次に、本発明の第1の実施の形態に係る窒
化ガリウム系半導体発光素子の製造方法について説明す
る。まず、サファイア基板100にサーマルクリーニン
グを施す。すなわち、減圧MOCVD装置(減圧有機金
属気相成長装置)内で水素を供給しながら、サファイア
基板100を1050℃に加熱することでクリーニング
するのである。
化ガリウム系半導体発光素子の製造方法について説明す
る。まず、サファイア基板100にサーマルクリーニン
グを施す。すなわち、減圧MOCVD装置(減圧有機金
属気相成長装置)内で水素を供給しながら、サファイア
基板100を1050℃に加熱することでクリーニング
するのである。
【0016】次に、サファイア基板100の温度を51
0℃にまで低下させ、窒素、水素をキャリアガスとして
アンモニア、トリメチルアルミニウムを供給してサファ
イア基板100の表面に低温AlNバッファ層200を
形成する。このAlNバッファ層200は約200Åで
ある。
0℃にまで低下させ、窒素、水素をキャリアガスとして
アンモニア、トリメチルアルミニウムを供給してサファ
イア基板100の表面に低温AlNバッファ層200を
形成する。このAlNバッファ層200は約200Åで
ある。
【0017】次に、サファイア基板100の温度を10
00℃に上昇させて、前記キャリアガスを用いてアンモ
ニア、トリメチルガリウムを流す。この時、同時にN型
不純物としてのシリコンを用いてN型GaNであるSi
ドープGaN層300を約1.2μm成長させる。
00℃に上昇させて、前記キャリアガスを用いてアンモ
ニア、トリメチルガリウムを流す。この時、同時にN型
不純物としてのシリコンを用いてN型GaNであるSi
ドープGaN層300を約1.2μm成長させる。
【0018】次に、トリメチルインジウムを断続的に流
しつつ、N型GaNとN型InGaNの多重量子井戸
(MQW)からなる活性層400をSiドープGaN層
300の上に約400Å成長させる。
しつつ、N型GaNとN型InGaNの多重量子井戸
(MQW)からなる活性層400をSiドープGaN層
300の上に約400Å成長させる。
【0019】さらに、サファイア基板100の温度を9
50℃として、AlNとP型GaNの超格子からなるキ
ャップ層500を前記活性層400の上に成長させる。
このキャップ層500は約200Åの厚さである。
50℃として、AlNとP型GaNの超格子からなるキ
ャップ層500を前記活性層400の上に成長させる。
このキャップ層500は約200Åの厚さである。
【0020】次に、キャリアガスに不純物としてマグネ
シウムを加え、MgドープGaN層600を約0.2μ
m成長させる。
シウムを加え、MgドープGaN層600を約0.2μ
m成長させる。
【0021】次に、サファイア基板100の温度を80
0℃にし、減圧MOCVD装置内の圧力を6650Pa
(50torr)とする。これと同時に、アンモニア等
の水素原子を含む混合ガスの雰囲気から、速やかに減圧
MOCVD装置内の雰囲気を不活性ガスである窒素ガス
に切り替える。
0℃にし、減圧MOCVD装置内の圧力を6650Pa
(50torr)とする。これと同時に、アンモニア等
の水素原子を含む混合ガスの雰囲気から、速やかに減圧
MOCVD装置内の雰囲気を不活性ガスである窒素ガス
に切り替える。
【0022】そして、キャリアガスとして窒素ガスを用
い、トリメチルジンクを流して、膜厚が数十ÅのZn膜
700を形成する。そして、このままの状態、すなわち
窒素雰囲気下でサファイア基板100の温度を約100
℃以下にまで低下させる。
い、トリメチルジンクを流して、膜厚が数十ÅのZn膜
700を形成する。そして、このままの状態、すなわち
窒素雰囲気下でサファイア基板100の温度を約100
℃以下にまで低下させる。
【0023】この後、真空蒸着装置にZn膜700まで
が形成されたサファイア基板100を入れ、SnO2 が
10%のITOを電子銃で加熱、蒸発させて膜厚が約
0.5μmITO膜800をZn膜700の上に形成す
る。この際のサファイア基板100の温度は200℃に
した。
が形成されたサファイア基板100を入れ、SnO2 が
10%のITOを電子銃で加熱、蒸発させて膜厚が約
0.5μmITO膜800をZn膜700の上に形成す
る。この際のサファイア基板100の温度は200℃に
した。
【0024】このようにして形成されたITO膜800
の比抵抗は、0.0005Ωcm以下になっていること
が確認された。
の比抵抗は、0.0005Ωcm以下になっていること
が確認された。
【0025】次に、ITO膜800の一部をドライエッ
チングし、SiドープGaN層300の一部を露出させ
る。この露出したSiドープGaN層300にN型電極
910を、前記ITO膜800の一部にP型電極920
を形成する。この両電極910、920は、Ti/Au
薄膜を約500Å/5000Å程度蒸着したものであ
る。
チングし、SiドープGaN層300の一部を露出させ
る。この露出したSiドープGaN層300にN型電極
910を、前記ITO膜800の一部にP型電極920
を形成する。この両電極910、920は、Ti/Au
薄膜を約500Å/5000Å程度蒸着したものであ
る。
【0026】このようにして製造された窒化ガリウム系
半導体発光素子は、20mAの電流で動作電圧が3.5
Vと非常に低く、光の外部への取り出し効率も、従来の
Ni/Au薄膜からなる半透明補助電極よりも約60%
向上していることが確認された。
半導体発光素子は、20mAの電流で動作電圧が3.5
Vと非常に低く、光の外部への取り出し効率も、従来の
Ni/Au薄膜からなる半透明補助電極よりも約60%
向上していることが確認された。
【0027】上述した第1の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系半導体発光素子の製造方法では、ITO膜800
を形成する際にサファイア基板100の温度を200℃
にしたが、ITO膜800を形成する際にサファイア基
板100の温度を室温とすることも可能である(第2の
実施の形態に係る窒化ガリウム系半導体発光素子の製造
方法)。ただし、ITO膜800を形成する際のサファ
イア基板100の温度を室温とすると、形成されるIT
O膜800は不透明になるため、ITO膜800を透明
化するための後工程としての加熱が必要になる。この後
工程は、空気雰囲気中において、サファイア基板100
の温度を約300℃で10分間程度加熱処理すれば、結
晶化して透明になる。透明化した後、空気雰囲気を窒素
雰囲気に換えて降温すれば、より比抵抗の小さい膜が得
られる。
ウム系半導体発光素子の製造方法では、ITO膜800
を形成する際にサファイア基板100の温度を200℃
にしたが、ITO膜800を形成する際にサファイア基
板100の温度を室温とすることも可能である(第2の
実施の形態に係る窒化ガリウム系半導体発光素子の製造
方法)。ただし、ITO膜800を形成する際のサファ
イア基板100の温度を室温とすると、形成されるIT
O膜800は不透明になるため、ITO膜800を透明
化するための後工程としての加熱が必要になる。この後
工程は、空気雰囲気中において、サファイア基板100
の温度を約300℃で10分間程度加熱処理すれば、結
晶化して透明になる。透明化した後、空気雰囲気を窒素
雰囲気に換えて降温すれば、より比抵抗の小さい膜が得
られる。
【0028】なお、この第2の実施の形態に係る製造方
法では、ITO膜800を形成するまでの工程は、上述
した第1の実施の形態に係る製造方法と同一であるので
再度の説明は省略する。
法では、ITO膜800を形成するまでの工程は、上述
した第1の実施の形態に係る製造方法と同一であるので
再度の説明は省略する。
【0029】このような第2の実施の形態に係る製造方
法で製造された窒化ガリウム系半導体発光素子のITO
膜800の比抵抗は、0.0005Ωcm以下になって
いることが確認された。しかも、上述したものと同様の
N型電極910とP型電極920とを形成すると、20
mAの電流で動作電圧が3.5Vと非常に低く、光の外
部への取り出し効率も、従来のNi/Au薄膜からなる
半透明補助電極よりも約60%向上していることが確認
された。この点も上述した製造方法のものと同様であ
る。
法で製造された窒化ガリウム系半導体発光素子のITO
膜800の比抵抗は、0.0005Ωcm以下になって
いることが確認された。しかも、上述したものと同様の
N型電極910とP型電極920とを形成すると、20
mAの電流で動作電圧が3.5Vと非常に低く、光の外
部への取り出し効率も、従来のNi/Au薄膜からなる
半透明補助電極よりも約60%向上していることが確認
された。この点も上述した製造方法のものと同様であ
る。
【0030】なお、この第2の実施の形態に係る製造方
法では、室温でITO膜800を形成するため、フォト
レジストを利用したリフト・オフでのパターン形成が可
能になるという利点がある。なお、第1の実施の形態に
係る製造方法では、フォトレジストが加熱で変質するた
めに、リフト・オフでのパターン形成ができないため、
ITO膜800の形成後にエッチング等の手段によって
パターンを形成する必要があるが、ITO膜800を透
明化するための加熱工程は不要になる。いずれの方法で
も、高品質なITO膜800を形成することができるの
で、前後の工程や他の部分への熱や薬品等の影響との兼
ね合いから方法を選択することが望ましい。
法では、室温でITO膜800を形成するため、フォト
レジストを利用したリフト・オフでのパターン形成が可
能になるという利点がある。なお、第1の実施の形態に
係る製造方法では、フォトレジストが加熱で変質するた
めに、リフト・オフでのパターン形成ができないため、
ITO膜800の形成後にエッチング等の手段によって
パターンを形成する必要があるが、ITO膜800を透
明化するための加熱工程は不要になる。いずれの方法で
も、高品質なITO膜800を形成することができるの
で、前後の工程や他の部分への熱や薬品等の影響との兼
ね合いから方法を選択することが望ましい。
【0031】本発明の第3の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系半導体発光素子の製造方法は、ITO膜800を
形成するまでの工程は、上述した第1の実施の形態に係
る製造方法と同一であるので再度の説明は省略する。
ウム系半導体発光素子の製造方法は、ITO膜800を
形成するまでの工程は、上述した第1の実施の形態に係
る製造方法と同一であるので再度の説明は省略する。
【0032】この第3の実施の形態に係る製造方法で
は、ITO膜800を2回に分けて形成する。すなわ
ち、真空蒸着法にて形成された約100Åの下側ITO
膜810の上に、スパッタリング法で約0.5μmの上
側ITO膜820を形成するのである。
は、ITO膜800を2回に分けて形成する。すなわ
ち、真空蒸着法にて形成された約100Åの下側ITO
膜810の上に、スパッタリング法で約0.5μmの上
側ITO膜820を形成するのである。
【0033】この方法で製造された窒化ガリウム系半導
体発光素子のITO膜800の比抵抗は、0.0002
Ωcm以下になっていることが確認された。しかも、上
述したものと同様のN型電極910とP型電極920と
を形成すると、20mAの電流で動作電圧が3.4Vと
非常に低く、光の外部への取り出し効率も、従来のNi
/Au薄膜からなる半透明補助電極よりも約60%以上
も向上していることが確認された。
体発光素子のITO膜800の比抵抗は、0.0002
Ωcm以下になっていることが確認された。しかも、上
述したものと同様のN型電極910とP型電極920と
を形成すると、20mAの電流で動作電圧が3.4Vと
非常に低く、光の外部への取り出し効率も、従来のNi
/Au薄膜からなる半透明補助電極よりも約60%以上
も向上していることが確認された。
【0034】このように、単にスパッタリング法のみで
ITO膜を形成すると良質な電流拡散層が形成されず、
真空蒸着法や、真空蒸着法の後にスパッタリング法によ
る2層構造のITO膜とすると良質なものとなる理由は
以下のようなものと考えることができる。
ITO膜を形成すると良質な電流拡散層が形成されず、
真空蒸着法や、真空蒸着法の後にスパッタリング法によ
る2層構造のITO膜とすると良質なものとなる理由は
以下のようなものと考えることができる。
【0035】すなわち、スパッタリング法では、Mgが
ドープされたMgドープGaN層600がプラズマとい
う高エネルギー状態に晒されるため、結晶欠陥が生じ、
その結果、MgドープGaN層600の表層が高抵抗化
するためと考えられる。また、P型Ga層であるMgド
ープGaN層600の表面からプラズマ中の水素イオン
が侵入し、高抵抗化するためと考えることもできる。
ドープされたMgドープGaN層600がプラズマとい
う高エネルギー状態に晒されるため、結晶欠陥が生じ、
その結果、MgドープGaN層600の表層が高抵抗化
するためと考えられる。また、P型Ga層であるMgド
ープGaN層600の表面からプラズマ中の水素イオン
が侵入し、高抵抗化するためと考えることもできる。
【0036】一方、真空蒸着法では、スパッタリング法
よりはるかに低いエネルギー状態の粒子が衝突するだけ
であり、しかも水素イオンも存在しない。このため、M
gドープGaN層600の表層等の高抵抗化が生じない
ために、良質な電流拡散層が形成されると考えれらる。
特に、2層構造のITO膜800では、先に真空蒸着法
によって下側ITO膜810を形成するため、スパッタ
リング法によって上側ITO膜820を形成しても、下
側ITO膜810のプラズマの内部への侵入を防ぐた
め、MgドープGaN層600の表層の結晶欠陥等が生
じないためと考えられる。
よりはるかに低いエネルギー状態の粒子が衝突するだけ
であり、しかも水素イオンも存在しない。このため、M
gドープGaN層600の表層等の高抵抗化が生じない
ために、良質な電流拡散層が形成されると考えれらる。
特に、2層構造のITO膜800では、先に真空蒸着法
によって下側ITO膜810を形成するため、スパッタ
リング法によって上側ITO膜820を形成しても、下
側ITO膜810のプラズマの内部への侵入を防ぐた
め、MgドープGaN層600の表層の結晶欠陥等が生
じないためと考えられる。
【0037】この考察から、ITO膜800の形成にあ
たっては、プラズマのような高エネルギー状態の粒子を
P型GaN層であるMgドープGaN層600を直撃し
ないようなすればよいと考えられる。従って、必ずしも
電子銃によって蒸着源を加熱する真空蒸着法ではなく、
レーザーアブレーション法やCVD法であってもよいと
考えられる。
たっては、プラズマのような高エネルギー状態の粒子を
P型GaN層であるMgドープGaN層600を直撃し
ないようなすればよいと考えられる。従って、必ずしも
電子銃によって蒸着源を加熱する真空蒸着法ではなく、
レーザーアブレーション法やCVD法であってもよいと
考えられる。
【0038】本発明の第4の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系半導体発光素子の製造方法は、ITO膜800を
形成するまでの工程は、上述した第1の実施の形態に係
る製造方法と同一であるので再度の説明は省略する。
ウム系半導体発光素子の製造方法は、ITO膜800を
形成するまでの工程は、上述した第1の実施の形態に係
る製造方法と同一であるので再度の説明は省略する。
【0039】この方法でのITO膜800の形成は、ゾ
ルゲル法で行った。すなわち、膜厚約1μmとし、焼成
温度を550℃、焼成時間を1時間とした。このソルゲ
ル法で製造されたITO膜800の比抵抗は、0.00
5Ωcm以下になっていることが確認された。これは、
上述した蒸着法やスパッタリング法よりも若干大きい。
上述したものと同様のN型電極910とP型電極920
とを形成すると、20mAの電流で動作電圧が3.6〜
4.0Vと十分に低く、光の外部への取り出し効率も、
従来のNi/Au薄膜からなる半透明補助電極よりも約
50%以上も向上していることが確認された。
ルゲル法で行った。すなわち、膜厚約1μmとし、焼成
温度を550℃、焼成時間を1時間とした。このソルゲ
ル法で製造されたITO膜800の比抵抗は、0.00
5Ωcm以下になっていることが確認された。これは、
上述した蒸着法やスパッタリング法よりも若干大きい。
上述したものと同様のN型電極910とP型電極920
とを形成すると、20mAの電流で動作電圧が3.6〜
4.0Vと十分に低く、光の外部への取り出し効率も、
従来のNi/Au薄膜からなる半透明補助電極よりも約
50%以上も向上していることが確認された。
【0040】なお、このゾルゲル法の場合、焼成温度が
400℃以下であると、良好なITO膜800が形成さ
れない。また、蒸着法やスパッタリング法による方法よ
りも再現性に劣るという問題点もある。
400℃以下であると、良好なITO膜800が形成さ
れない。また、蒸着法やスパッタリング法による方法よ
りも再現性に劣るという問題点もある。
【0041】なお、上述した4つの実施の形態では、透
明導電膜としてITO膜800を用いているが、本発明
がこれに限定されることはない。例えば、第2の実施の
形態において下側ITO膜810の代わりに、膜厚が約
100ÅのZnOやSnO2を真空蒸着法で形成し、そ
の上にSnO2 が10%の上側ITO膜820を真空蒸
着法で約0.5μm程度形成することでもよい。この場
合、動作電圧が0.1〜0.2V程度増加しただけであ
り、実用上はまったく問題がないことが実験で確認され
ている。なお、この実験では、下側ITO膜810の代
わりに形成したZnOやSnO2 にまったくドーピング
を施していないので、ZnOの場合にはAl等の、Sn
O2 の場合にはSb等の適当なドーピングを施してやれ
ば通常のITO膜800と変わらない動作電圧を有する
ものができると考えられる。
明導電膜としてITO膜800を用いているが、本発明
がこれに限定されることはない。例えば、第2の実施の
形態において下側ITO膜810の代わりに、膜厚が約
100ÅのZnOやSnO2を真空蒸着法で形成し、そ
の上にSnO2 が10%の上側ITO膜820を真空蒸
着法で約0.5μm程度形成することでもよい。この場
合、動作電圧が0.1〜0.2V程度増加しただけであ
り、実用上はまったく問題がないことが実験で確認され
ている。なお、この実験では、下側ITO膜810の代
わりに形成したZnOやSnO2 にまったくドーピング
を施していないので、ZnOの場合にはAl等の、Sn
O2 の場合にはSb等の適当なドーピングを施してやれ
ば通常のITO膜800と変わらない動作電圧を有する
ものができると考えられる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る窒化ガリウム系半導体発光
素子は、窒化ガリウム系半導体発光素子において、P型
GaN半導体層の上に少なくとも一層目がスパッタリン
グ法以外の方法によって形成された透明導電膜からなる
電流拡散層を有する。
素子は、窒化ガリウム系半導体発光素子において、P型
GaN半導体層の上に少なくとも一層目がスパッタリン
グ法以外の方法によって形成された透明導電膜からなる
電流拡散層を有する。
【0043】スパッタリング法以外の方法で形成された
透明導電膜からなる電流拡散層を有する窒化ガリウム系
半導体発光素子は、動作電圧が十分に低く、光の取り出
し効率も従来のものより高いことが確認されている。
透明導電膜からなる電流拡散層を有する窒化ガリウム系
半導体発光素子は、動作電圧が十分に低く、光の取り出
し効率も従来のものより高いことが確認されている。
【0044】また、前記スパッタリング法以外の方法と
しては、真空蒸着法、レーザーアブレーション法又はゾ
ルゲル法のいずれかが望ましい。すなわち、P型GaN
半導体層に結晶欠陥等を発生させない方法である真空蒸
着法、レーザーアブレーション法又はゾルゲル法のいず
れかが望ましいのである。
しては、真空蒸着法、レーザーアブレーション法又はゾ
ルゲル法のいずれかが望ましい。すなわち、P型GaN
半導体層に結晶欠陥等を発生させない方法である真空蒸
着法、レーザーアブレーション法又はゾルゲル法のいず
れかが望ましいのである。
【0045】また、前記電流拡散層は、ITO膜、酸化
錫膜、酸化インジウム膜又は酸化亜鉛膜のいずれかから
なることが望ましい。
錫膜、酸化インジウム膜又は酸化亜鉛膜のいずれかから
なることが望ましい。
【0046】特に、前記電流拡散層は、少なくとも一層
目が真空蒸着法により形成されたITO膜であり、この
ITO膜はSnO2 が2〜20%であることが望まし
い。
目が真空蒸着法により形成されたITO膜であり、この
ITO膜はSnO2 が2〜20%であることが望まし
い。
【0047】前記透明導電膜の一層目を真空蒸着法で成
膜し、その膜厚を100Å以上とすると、その上にさら
にスパッタリング法で二層目以降を成膜しても、動作電
圧は低く、また機械的強度や高温高湿度環境下であって
も耐久性に優れているものになっていることが確認でき
た。
膜し、その膜厚を100Å以上とすると、その上にさら
にスパッタリング法で二層目以降を成膜しても、動作電
圧は低く、また機械的強度や高温高湿度環境下であって
も耐久性に優れているものになっていることが確認でき
た。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る窒化ガリウム
系半導体発光素子の概略的断面図である。
系半導体発光素子の概略的断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る窒化ガリウム
系半導体発光素子の概略的断面図である。
系半導体発光素子の概略的断面図である。
100 サファイア基板 200 AlNバッファ層 300 SiドープGaN層 400 活性層 500 キャップ層 600 MgドープGaN層 700 Zn層 800 N型電極 900 P型電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/285 301 H01L 21/285 301Z H01S 5/343 H01S 5/343 Fターム(参考) 4M104 AA04 BB04 BB14 BB36 CC01 DD34 DD35 DD37 DD51 FF13 GG04 5F041 CA05 CA34 CA40 CA46 CA49 CA57 CA65 CA74 CA77 CA82 CA88 CA92 5F073 AA55 AA61 AA74 CA07 CB07 CB10 CB22 DA05 DA35 EA29
Claims (10)
- 【請求項1】 窒化ガリウム系半導体発光素子におい
て、P型GaN半導体層の上に電流拡散層として少なく
とも一層目がスパッタリング法以外の方法によって形成
された透明導電膜を有することを特徴とする窒化ガリウ
ム系半導体発光素子。 - 【請求項2】 前記スパッタリング法以外の方法が、真
空蒸着法、レーザーアブレーション法又はゾルゲル法の
いずれかであることを特徴とする請求項1記載の窒化ガ
リウム系半導体発光素子。 - 【請求項3】 前記電流拡散膜の一層目は、ITO膜、
酸化錫膜、酸化インジウム膜又は酸化亜鉛膜のいずれか
からなることを特徴とする請求項1又は2記載の窒化ガ
リウム系半導体発光素子。 - 【請求項4】 前記電流拡散膜の一層目は、膜厚が約1
00Å以上であることを特徴とする請求項1、2又は3
記載の窒化ガリウム系半導体発光素子。 - 【請求項5】 前記電流拡散層の一層目は、真空蒸着法
により形成されたITO膜であり、このITO膜はSn
O2 が2〜20%であることを特徴とする請求項1記載
の窒化ガリウム系半導体発光素子。 - 【請求項6】 前記電流拡散層の一層目は、膜厚が約1
00Å以上であり、その上にスパッタリング法でITO
膜を積層したことを特徴とする請求項5記載の窒化ガリ
ウム系半導体発光素子。 - 【請求項7】 窒化ガリウム系半導体発光素子の製造方
法において、P型GaN半導体層の上に電流拡散層とし
て少なくとも一層目がスパッタリング法以外の方法によ
って透明導電膜を形成することを特徴とする窒化ガリウ
ム系半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項8】 前記スパッタリング法以外の方法が、真
空蒸着法、レーザーアブレーション法又はゾルゲル法の
いずれかであることを特徴とする請求項7記載の窒化ガ
リウム系半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項9】 前記透明導電膜は、ITO膜、酸化錫
膜、酸化インジウム膜又は酸化亜鉛膜のいずれかからな
ることを特徴とする請求項7又は8記載の窒化ガリウム
系半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項10】 窒化ガリウム系半導体発光素子の製造
方法において、P型GaN半導体層の上に真空蒸着法に
よりSnO2 が2〜20%であるITO膜を室温で形成
した後、加熱処理することで透明導電膜とすることを特
徴とする窒化ガリウム系半導体発光素子の製造方法。
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