JP2001210560A - 導電性高分子材料および固体電解コンデンサ - Google Patents

導電性高分子材料および固体電解コンデンサ

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JP2001210560A
JP2001210560A JP2000349773A JP2000349773A JP2001210560A JP 2001210560 A JP2001210560 A JP 2001210560A JP 2000349773 A JP2000349773 A JP 2000349773A JP 2000349773 A JP2000349773 A JP 2000349773A JP 2001210560 A JP2001210560 A JP 2001210560A
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JP
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conductive polymer
polymer material
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material according
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Application number
JP2000349773A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kuwabara
昌宏 桑原
Shinichi Nishiyama
伸一 西山
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波領域まで良好なインピーダンス特
性を有し、しかも耐熱性に優れた、固体電解コンデンサ
の陰極導電材料として好適な導電性高分子材料、および
それを用いた固体電解コンデンサを提供すること。 【解決手段】 式(1)で表される化合物と発煙硫酸と
を接触させて得られる式(4)で表されるベンゼンスル
ホン酸誘導体と、π電子共役系の分子構造を有する高分
子化合物からなる導電性高分子材料、およびそれを陰極
導電性材料として含む固体電解コンデンサ。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、導電性を有する高分子材料およ
びそれを用いた固体電解コンデサに関する。更に詳しく
は、周波数特性および耐熱性に優れた固体電解コンデン
サ用に好適な導電性材料およびそれを用いた固体電解コ
ンデンサに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年、エレクトロニクスの発展に
伴って、新しいエレクトロニクス材料が開発されてい
る。特に機能性有機材料の分野においてめざましい技術
革新が進み、導電性高分子材料に限ってみても、ポリア
セチレン、ポリパラフェニレン、ポリピロール、ポリア
ニリンなどのπ電子共役系高分子物質に、電子受容性化
合物をドーパントとしてドープした導電性高分子材料が
開発され、例えば、キャパシタ電極材料、電池電極材
料、帯電防止材料等として既に実用化されている例もあ
る。
【0003】導電性高分子材料は、π電子共役系高分子
化合物に適当な電子受容体または電子供与体を組み合わ
せる(ドーピング)ことで得らる。代表的な導電性高分
子材料であるポリアセチレンは、ヨウ素をドーパントと
して組み合わせることで、グラファイトを上回る電気伝
導度を達成している。しかしながら、ポリアセチレン系
化合物は酸素や水、あるいは光に対して不安定であり、
実用化を妨げている。
【0004】ポリアニリンも代表的な導電性高分子化合
物であり、合成が容易なこと、原料であるアニリンが安
価であること、加工性の付与が可能であることから、極
めて多くの研究成果が報告されている。しかしながら、
電気伝導度が低いため、帯電防止材料等の電気伝導度が
低くても適用可能な分野での実用化に限られている。
【0005】一方、ピロールやチオフェンなどの複素五
員環化合物の重合体は、電気伝導度は高くないが、重合
体が酸素、水あるいは光に対して安定であることから、
実用的な材料として期待されている。
【0006】ポリピロールやポリチオフェンの電気伝導
度を高める試みとしては、ピロールの2量体を重合原料
として用いる方法、重合体を延伸・配向させる方法が報
告されている。
【0007】しかしながら、高電気伝導度の重合体を得
るには、上述のように、特殊な重合原料の合成や、ポリ
マーフィルム作製、ポリマーフィルムの延伸加工等の特
殊な工程がが必要であり、高電気伝導度を有する材料の
簡便な製造方法の提案が期待されている。
【0008】ところで、固体電解コンデンサには、タン
タル、アルミニウムなどの金属を陽極とし、この陽極表
面にタンタル、アルミニウムなどの酸化被膜を誘電体と
して形成させ、一方二酸化マンガンやテトラシアノキノ
ジメタン(TCNQ)錯塩を陰極とするものが開発され
ている。しかしながら、二酸化マンガンを陰極とする固
体電解コンデンサを使用すると、二酸化マンガンの誘電
率が小さいために高周波領域でのインピーダンスが大き
くなったり、またTCNQ錯塩が熱分解しやすいために
耐熱性が乏しいこと等が指摘されている。
【0009】そこで、前述したポリピロール、ポリアニ
リンなどの導電性高分子物質を陰極として用いると、こ
れら導電性高分子物質は、二酸化マンガンよりも誘電率
が高く、またTCNQ錯塩よりも耐熱性に優れるという
特性が見出されている。
【0010】この特性に注目して、これらの導電性高分
子物質を陰極として使用した固体電解コンデンサについ
て、多くの改良の提案がなされている。例えば、特開昭
60−37114号公報には、ドーパントがドープされ
た複素五員環化合物重合体を固体電解質とする固体電解
コンデンサが開示されおり、また、特開平6−2915
9号公報には、ポリアニリンを固体電解質とする固体電
解コンデンサが記載されている。
【0011】しかしながら、情報電子機器用素子には一
層の高性能化および高信頼性が求められてきているた
め、固体電解コンデンサには、さらに高周波領域まで良
好なインピーダンス特性を有し、しかも耐熱性に優れた
材料の開発が望まれている。
【0012】
【解決すべき課題】本発明は、高周波領域まで良好なイ
ンピーダンス特性を有し、しかも耐熱性に優れた、固体
電解コンデンサの陰極導電材料として好適な導電性高分
子材料、およびそれを用いた固体電解コンデンサの提供
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(1)で表される化合物と、
【化8】 (式中、R1,R2,R3およびR4は、互いに同一であっ
ても異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜20の
炭化水素基、または−OR5(但しR5は水素原子、アル
キル基またはアリール基を表す。また、R1とR2、R2
とR3は、互いに結合して環を形成していてもよい)で
あり、Qは下記一般式(2)または(3)で表される官
能基である。)
【0014】
【化9】 (式(2)中、R6およびR7は、互いに同一であっても
異なっていてもよい、水素原子、炭化水素基およびアミ
ノカルボニル基からなる群から選ばれた基である。)
【0015】
【化10】 (式(3)中、R8は、アルキル基およびアリール基か
らなる群から選ばれた基である。) 発煙硫酸とを接触させて得られる下記一般式(4)で表
されるベンゼンスルホン酸誘導体化合物と、
【化11】 (式中R1〜R4およびQは、前記と同じである。) π電子共役系の分子構造を有する高分子化合物とからな
る導電性高分子材料を提供する。
【0016】前記の導電性高分子材料において、前記一
般式(4)で表されるベンゼンスルホン酸誘導体化合物
が前記一般式(1)で表される化合物100重量部に対
して発煙硫酸500重量部以下が接触させられて得られ
るものである導電性高分子材料は本発明の好ましい態様
である。
【0017】前記の導電性高分子材料において、一般式
(1)で表される化合物と、発煙硫酸とを接触させた
後、硫酸溶液から生成物を酸析させる導電性高分子材料
も本発明の好ましい態様である。
【0018】前記の導電性高分子材料において、硫酸濃
度が50重量%以上である硫酸水溶液から酸析させる導
電性高分子材料も本発明の好ましい態様である。
【0019】前記の導電性高分子材料において、硫酸水
溶液から酸析して得られる生成物を有機溶剤で洗浄する
導電性高分子材料も本発明の好ましい態様である。
【0020】前記の導電性高分子材料において、π電子
共役系の分子構造を有する高分子化合物が、下記一般式
(5)、(6)または(7)で表される繰返し単位から
なる群から選ばれた少なくとも1種の繰返し単位を有す
るπ電子共役系高分子である導電性高分子材料は本発明
の好ましい態様である。。
【0021】
【化12】 (式中、R9およびR10は、互いに同一でも異なってい
てもよく、水素原子または炭化水素数1〜20の直鎖
状、環状または分岐状のアルキル基またはアルコキシ基
からなる群から選ばれた基である。)
【0022】
【化13】 (式中、R11およびR12は、互いに同一でも異なってい
てもよく、水素原子または炭化水素数1〜20の直鎖
状、環状または分岐状のアルキル基またはアルコキシ基
からなる群から選ばれた基である。)
【0023】
【化14】 (式中、R13、R14、R15およびR16は、互いに同一で
も異なっていてもよく、水素原子または炭化水素数1〜
20の直鎖状、環状または分岐状のアルキル基またはア
ルコキシ基からなる群から選ばれた基である。)
【0024】また本発明は、前記の導電性高分子材料
を、陰極材料として含む固体電解コンデンサを提供す
る。
【0025】
【発明実施の具体的説明】本発明のベンゼンスルホン酸
誘導体化合物を製造する方法は、下記一般式(1)で表
される化合物と、
【化15】 (式中、R1,R2,R3およびR4は、互いに同一であっ
ても異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜20の
炭化水素基、または−OR5(但しR5は水素原子、アル
キル基またはアリール基を表す。また、R1とR2、R2
とR3は、互いに結合して環を形成していてもよい)で
あり、Qは下記一般式(2)または(3)で表される官
能基である。)
【0026】
【化16】 (式(2)中、R6およびR7は、互いに同一であっても
異なっていてもよい、水素原子、炭化水素基およびアミ
ノカルボニル基からなる群から選ばれた基である。)
【0027】
【化17】 (式(3)中、R8は、アルキル基およびアリール基か
らなる群から選ばれた基である。) 発煙硫酸とを接触させて、下記一般式(4)で表される
ベンゼンスルホン酸誘導体化合物を製造する方法。
【0028】
【化18】 (式(4)中R1〜R4およびQは、前記と同じであ
る。)
【0029】炭素数1〜20の炭化水素基としては、炭
素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニ
ル基、炭素数6〜20アリール基を挙げることができ
る。これらの基は置換基を有していてもよい。炭化水素
基の具体的例としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基などのアルキル基、ビニル基、アルリル
基、cis-1,3−ブタジエン基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基、キシレニル基などのアリール基を挙
げることができる。これらのうちで好ましいのは、メチ
ル基、エチル基、ブチル基またはフェニル基などであ
る。
【0030】また、R1とR2またはR2とR3が互いに結
合して炭化水素環を形成していてもよい。互いに結合し
て形成する炭化水素環は、芳香族炭化水素環、脂環式炭
化水素環などである。
【0031】前記一般式(1)において、R1,R2およ
びR3が共に水素原子であるか、またはR1,R2および
3の少なくとも一つが−OR4であって、残りが水素原
子であることが好ましい。
【0032】前記一般式(1)において、官能基Qが前
記一般式(2)で表わされる場合は、R6およびR7は互
いに同一でも異なってもよく、水素原子、またはアルキ
ル基、アルコキシ基、アリール基およびアミノカルボニ
ル基からなる群から選ばれた基であり、特に水素原子ま
たはアミノカルボニル基が好ましい。
【0033】前記一般式(1)において、官能基Qが前
記一般式(3)で表わされる場合は、R8は水素原子、
アルキル基およびアリール基からなる群から選ばれた基
であり、特に水素原子原子が好ましい。
【0034】本発明において発煙硫酸と接触させる前記
一般式(1)で表わされる化合物の好ましい例として
は、安息香酸、2−メトキシ安息香酸、安息香酸フェニ
ル、ベンズアミド、ベンズアニリド、2−メトキシベン
ズアミド、N,N−ジメチルベンズアミド、サリチル
酸、サリチル酸メチル、サリチルアミド、ベンゾイル尿
素などを挙げることができる。
【0035】前記一般式(1)で表わされる化合物を発
煙硫酸と接触させる。一般式(1)で表わされる化合物
と接触させる発煙硫酸の三酸化硫黄含量は特に限定され
るものではないが、前記一般式(1)で表される化合物
100重量部に対して発煙硫酸500重量部以下、好ま
しくは400重量部以下、さらに好ましくは150重量
部〜300重量部を接触させる場合、得られたベンゼン
スルホン酸誘導体をドーパント剤として用いた場合導電
性高分子材料に高い電気伝導度を付与することができる
点で好ましい結果が得られる。
【0036】前記一般式(1)で表わされる化合物と発
煙硫酸接触させる際の温度は特に限定されるものではな
いが、好ましくは100℃以下、さらに好ましくは80
℃以下で接触させる。前記一般式(1)で表わされる化
合物と発煙硫酸とを接触させる際には、適当な希釈剤を
用いてもよく、希釈剤としては、クロロホルム、四塩化
炭素、ジエチルエーテル等、発煙硫酸と接触しても化学
的変化を生じない溶媒を用いることができる。
【0037】前記一般式(1)で表わされる化合物と発
煙硫酸とを接触させる時間は特に限定されるものではな
く、例えば10分以上させることによって、一般式
(1)で表わされる化合物に対応する前記一般式(4)
で表わされる化合物を得ることができる。
【0038】前記一般式(4)において、R1〜R4およ
びQは、前記一般式(1)と同じ意味を有する。
【0039】前記一般式(4)において、官能基Qが一
般式(2)で表される基である場合の化合物の具体的な
例示としては、m−スルホベンズアミド、3−スルホベ
ンゾイル尿素、m−スルホサリチルアミド、N−フェニ
ル−3−スルホベンズアミド、またはN,N−ジフェニ
ル−3−スルホベンズアミドなどを挙げることができ
る。
【0040】また、前記一般式(4)において、官能基
Qが一般式(3)で表される基である場合の化合物の具
体的な例示としては、m−スルホ安息香酸、5−スルホ
サリチル酸などを挙げることができる。
【0041】本発明において、前記一般式(4)で表わ
されるベンゼンスルホン酸誘導体化合物を製造するにあ
たり、一般式(1)で表わされる化合物と発煙硫酸とを
接触させた後、硫酸溶液から生成物を酸析させることに
より、不純物含有量のより少ないベンゼン酸誘導体化合
物が得ることができる。酸析とは反応液の硫酸濃度を調
整することによって、反応生成物を析出させることをい
う。さらに、酸析により析出した生成物を適当な有機溶
媒で洗浄すると、アルカリ金属、アルカリ土類金属、あ
るいは硫酸残存量が極めて少なくすることが可能であ
る。
【0042】芳香族スルホン酸の合成に際しては、アル
カリ金属塩あるいはアルカリ土類金属を経て単離・精製
する方法が一般的に知られている。しかしながら、この
ような方法では、アルカリ金属イオンあるいはアルカリ
土類金属イオンが残存し、ポリピロールの電気特性、熱
特性を著しく低下させることになる。したがって、本発
明の酸析を経るベンゼン酸誘導体化合物の製造方法は、
不純物含量の少ないベンゼン酸誘導体化合物を製造する
のに好適は方法である。
【0043】前記一般式(1)で表される化合物を発煙
硫酸と接触させる際に、接触後水もしくは氷を加えるこ
とで発煙硫酸中の過剰の三酸化硫黄を加水分解し硫酸水
溶液とすることができる。この際に加える水または氷の
量を調整し、得られる硫酸水溶液中の硫酸濃度を50重
量%以上、好ましくは60〜90重量%とすることで、
反応生成物、すなわち一般式(4)で表されるベンゼン
スルホン酸誘導体化合物を析出物として効率良く回収す
ることが可能である。
【0044】得られた析出物は適当なろ過装置、好まし
くは硫酸により腐食されない材質、例えばガラスやテフ
ロン(登録商標)製のろ過装置でろ別できる。しかしな
がら、該ろ過物には多量の硫酸水溶液が付着しており、
除去する必要がある。
【0045】硫酸を溶解し、かつ、前記一般式(4)で
表される化合物が溶解しない溶媒で洗浄することで、付
着した硫酸水溶液を除去することが可能である。このよ
うな有機溶剤として、ケトン系化合物あるいはエーテル
系化合物が適しており、具体的に例示すると、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエ
ーテル等を挙げることができる。
【0046】洗浄に用いる有機溶剤の量は特に限定され
るものではないが、少なすぎると硫酸の除去が不十分で
ある。前記一般式(4)で表されるベンゼンスルホン酸
誘導体化合物100重量部に対して有機溶剤100重量
部以上を用いるのが好ましい。洗浄する回数も特に限定
去れるものではないが、硫酸残存量を少なくするために
は少なくとも2回以上洗浄することが好ましい。洗浄を
行なう際の温度も特に限定されるものではないが、温度
が高いと、有機溶剤へのドーパント剤の溶解量が増加す
る。一方、低温では硫酸の溶解量が少なくなることが考
えられ、溶解温度は0〜50℃以下が好ましい。
【0047】本発明の方法によって、従来公知のベンゼ
ンスルホン酸誘導体化合物よりも不純物含有量の少ない
ベンゼンスルホン酸誘導体化合物を得ることができる。
さらに、上述した発煙硫酸との接触後に、硫酸溶液から
生成物を酸析する工程を経ることにより不純物含有量が
少ないベンゼンスルホン酸誘導体化合物を得ることがで
きる。
【0048】本発明のベンゼンスルホン酸誘導体化合物
においては、不純物含有量は3重量%以下であることが
好ましく、より好ましくは1重量%以下であることが望
ましい。本発明のベンゼンスルホン酸誘導体化合物とし
て最も望ましいのは、不純物を実質的に含まないもの、
すなわち不純物含有量が実質的に0%のものである。
【0049】前記したベンゼンスルホン酸誘導体化合物
は、特にπ電子共役系の分子構造を有する高分子化合物
に導電性を付与するドーパント剤用として有用である。
【0050】本発明は、前記ベンゼンスルホン酸誘導体
化合物からなるπ電子共役系の分子構造を有する高分子
化合物に導電性を付与するドーパント剤を提供する。
【0051】本発明に係わる導電性高分子材料を構成す
る電子共役系の分子構造を有する高分子物質としては、
下記一般式(5)で示されるピロール系、一般式(6)
で示されるチオフェン系、または一般式(7)で示され
るアニリン系の少なくとも1種を繰り返し単位として有
する共役高分子を挙げることができる。
【0052】
【化19】 (式(5)中、R9およびR10は、互いに同一でも異な
っていてもよく、水素原子または炭化水素数1〜20の
直鎖状、環状または分岐状のアルキル基またはアルコキ
シ基からなる群から選ばれた基である。)
【0053】
【化20】 (式(6)中、R11およびR12は、互いに同一でも異な
っていてもよく、水素原子または炭化水素数1〜20の
直鎖状、環状または分岐状のアルキル基またはアルコキ
シ基からなる群から選ばれた基である。)
【0054】
【化21】 (式(7)中、R13、R14、R15およびR16は、互いに
同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭化水素
数1〜20の直鎖状、環状または分岐状のアルキル基ま
たはアルコキシ基からなる群から選ばれた基である。)
【0055】アルキル基の好ましい例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの炭素数1〜
8の直鎖状アルキル基を例示することができる。
【0056】アルコキシ基の好ましい例としては、メト
キシ基、エトキシ基、ブトキシ基などの炭素数1〜8の
直鎖状アルコキシ基を例示することができる。
【0057】特に、一般式(5)、(6)または(7)
で示される繰り返し単位1種だけからなる、ポリピロー
ル、ポリチオフェン、ポリアニリンの使用が好ましい。
【0058】上記の繰り返し単位を含む高分子化合物
は、一般式(5)、(6)または(7)の少なくとも1
種を繰り返し単位として構成しうる単量体を酸化的に重
合することによって製造することができる。
【0059】単量体の具体例としては、ピロール、チオ
フェン、3−メチルチオフェン、3−オクチルチオフェ
ン、3−メトキシチオフェン、アニリン、ビチオフェ
ン、ターチオフェン、trans-ビチエニルエチレン、tran
s-ビチエニル-1,4-ブタジエン、ビピロール、ターピロ
ール、2,5-ビピロイルチオフェン、p,p'-ビピロイルベ
ンゼン、2,5"-ビフェニルターピロール、2,5'-ビチエニ
ルビピロール等を具体例として挙げることができる。
【0060】π電子共役系高分子化合物にベンゼンスル
ホン酸誘導体化合物をドーピングする方法としては、ベ
ンゼンスルホン酸誘導体化合物の溶液に浸漬する方法、
ベンゼンスルホン酸誘導体化合物を支持電解質に用いて
電解酸化重合する方法、ベンゼンスルホン酸誘導体化合
物の遷移金属塩を用い化学酸化重合する方法等の一般的
に用いられる方法が使用できる。
【0061】本発明において導電性高分子材料中に含ま
れるドーパント剤としてのベンゼンスルホン酸誘導体化
合物の含有量は、導電性高分子材料が高い電気伝導度を
発現する点で、π電子共役系高分子化合物とドーパント
剤の合計量に対して5〜95重量%が好ましく、30〜
70重量%がさらに好ましい。
【0062】浸漬法によるドーピングでは、ベンゼンス
ルホン酸誘導体化合物を溶解する際の溶媒としては、溶
解力のある溶媒であればいずれをも使用することがで
き、例えば、水、アセトニトリル、ニトロベンゼン等が
使用可能でる。
【0063】電解酸化重合法では、支持電解質としてベ
ンゼンスルホン酸誘導体化合物と繰り返し単位を構成し
うる単量体とからなる溶液に所定の電流あるいは電位を
印加することでドーピングされる。繰り返し単位を構成
しうる単量体としては、例えば、ピロール、チオフェ
ン、アニリン、trans-1,2-ジ(2-チエニル)エチレン、
trans-1,2-ジ(2−チエニル)ブタジエン等が挙げられ
る。
【0064】重合反応に使用される溶媒としては、ベン
ゼンスルホン酸誘導体化合物を溶解し、かつ繰り返し単
位を構成しうる単量体を溶解するものであればよく、例
えば、水、ジメチルフォルムアミド、アセトニトリル、
プロピレンカーボネート、等が挙げられる。電解酸化重
合は、−100〜150℃の温度範囲、好ましくは0〜
50℃の温度範囲で行うことが可能であり、定電流電解
法、定電位電解法のいずれの方法であってもよい。ま
た、電解酸化重合は、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰
囲気下で行うことが望ましい。
【0065】化学酸化重合法でのドーピングでは、ベン
ゼンスルホン酸誘導体化合物の共役塩基を配位子とする
遷移金属錯体と、電子共役系の分子構造を有する高分子
化合物を形成する繰り返し単位を持った単量体とを溶媒
中で接触させることで、重合と共にドーピングが行われ
る。遷移金属錯体を構成する中心金属としては、例えば
鉄、コバルト、ルテニウム等を挙げることができ、これ
らの中でも特に鉄が好ましい。遷移金属錯体は、通常単
量体1モルに対して1〜10モルの量で使用される。
【0066】繰り返し単位を構成しうる単量体として
は、前述した、ピロール、チオフェン、アニリン、tran
s-1,2-ジ(2-チエニル)エチレン、trans-1,2-ジ(2-チ
エニル)ブタジエン等を使用することができる。反応で
使用される溶媒は、上記遷移金属錯体ならびに単量体を
溶解するものであればよく、例えば、水、ジメチルフォ
ルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、プ
ロピレンカーボネート等を挙げることができる。重合温
度は0〜50℃が好ましく、反応時間は1〜48時間が
好ましい。また、重合は窒素やアルゴン等の不活性ガス
雰囲気下で行われることが望ましい。
【0067】また導電性高分子材料中に含有される前記
ベンゼンスルホン酸誘導体化合物の含有量は、その導電
性高分子材料(電子共役系高分子物質とドーパント剤で
あるベンゼンスルホン酸誘導体化合物の合計量)に対し
て5〜95重量%、特に30〜70重量%が好ましい。
【0068】本発明の導電性高分子材料は、50〜10
00S/cmの電気伝導度を有するものを得ることが可
能であり、さらに好ましくは100〜1000S/cm
を有する導電性高分子材料である。
【0069】次に本発明に関わる導電性高分子材料を、
固体電解コンデンサの陰極導電材料として利用する態様
について説明する。固体電解コンデンサは、一般に、陽
極金属と陰極導電材料とが誘電体層を介して接合した基
本構造となっており、それぞれ陽極金属および陰極導電
材料には電極リードが取り付けられている。
【0070】陽極金属を構成する金属としては、アルミ
ニウム、タンタルなどが挙げられ、通常箔の状態で使用
される。また、その表面はエッチングされていてもよ
い。一方、陰極導電材料は、一般に無機または有機導電
性材料を膜状に加工して使用されている。またその表面
に金属の陰極を設けてもよい。さらに、陰極導電材料と
金属陰極との間に、陰極導電材料と金属陰極の接触を良
好にするため、グラファイト層をもうけた構造にしても
よい。誘電体層は、一般人、陽極金属の酸化物層であ
り、陽極金属の表面を酸化することによって形成するこ
とができる。また、陽極金属の酸化物を含む塗布液を塗
布することによっても形成することができる。
【0071】本発明に関わる固体電解コンデンサは、陰
極導電材料として含むことを特徴として、前述した導電
材料を含むものであり、陽極金属としては一般に使用さ
れている材料がそのまま適用できる。陰極および陽極を
配置した固体電解コンデンサの形状としては、円筒形、
ディップ形などいかなる形状であってもかまわない。
【0072】
【実施例】以下、実施例によって本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定され
るものではない。
【0073】(実施例1)500mlの3口フラスコに
発煙硫酸(三酸化硫黄30%過剰品)360gを入れ
た。発煙硫酸を攪拌しながら、ベンズアミド121gを
室温でゆっくりと加えた後、さらに70℃で1時間攪拌
を継続し、その後、1晩、反応液を放置した。反応液を
氷100g中に投入し、未反応の三酸化硫黄を加水分解
した後、氷125gを加えて反応生成物を析出させた。
析出した反応生成物をグラスフィルターでろ別しアセト
ンで洗浄後、室温で12時間真空乾燥して3−スルホベ
ンズアミド53gを得た。
【0074】得られた3−スルホベンズアミド4.0g
とピロール1.3gを純水200mlに溶解し電解酸化
重合反応液を調整した。この反応液に窒素ガスを約10
分間バブリングし窒素置換した後、4cm四方のステレ
ンス304の板2枚(間隔1cm)を浸漬し作用極およ
び対極とした。
【0075】浸漬した2枚のステンレス電極を用い定電
流(2.5mA/cm2)で20分間電流を流し、電解
酸化重合を行なった。電極上に生成したポリピロールフ
ィルムは純水、アセトンで洗浄した後、電極から剥離
し、真空中で12時間乾燥した。得られたフィルムの電
気伝導度を四探針法で測定した結果、165S/cmの
電気伝導度が得られた。
【0076】(実施例2〜3)原料としてベンゾイル尿
素、サリチルアミドを用い、実施例1と同様にスルホン
化反応を行い、相当する3−スルホベンズアミド化合物
を得た。引き続き、実施例1と同様にピロールフィルム
を作成し電気伝導度を測定した。結果を表1に示した。
【0077】(実施例4)200mlの3口フラスコに
発煙硫酸(三酸化硫黄30%過剰品)90gを入れた。
発煙硫酸を攪拌しながら、N,N−ジメチルベンズアミ
ド22.5gを室温でゆっくり加えた後、さらに70℃
で2時間攪拌を継続し、その後放冷して室温に戻した。
この反応液を氷40g中に注いだ後、炭酸バリウムで中
和した。中和の際に生成した塩を除去した後、濃硫酸5
mlを加え加水分解し、加水分解の際に生じた塩を除去
した後、溶媒を減圧除去した。得られた固体をアセトン
で洗浄した後、室温で真空乾燥し、3−スルホ−N,N
−ジメチルベンズアミド26.1gを得た。
【0078】得られた3−スルホ−N,N−ジメチルベ
ンズアミド4.6gとピロール1.3gを純水200m
lに溶解し電解酸化重合反応液を調整した。この反応液
に窒素ガスを約10分間バブリングし窒素置換した後、
4cm四方のステンレス304の板2枚(間隔1cm)
を浸漬し作用極および対極とした。
【0079】浸漬した2枚のステレンス電極を用い定電
流(2.5mA/cm)で20分間電流を流し、電解酸化重合を
行った。電極上に生成したポリピロールフィルムは純
水、アセトンで洗浄した後、電極から剥離し、真空中で
12時間乾燥した。得られたフィルムの電気伝導度を四
探針法で測定した。結果は表1に示した。
【0080】(比較例1)p−トルエンスルホン酸3.
4gとピロール1.3gを純水200mlに溶解し電解
酸化重合反応液を調整した。この反応液に窒素ガスを約
10分間バブリングし窒素置換した後、4cm四方のス
テンレス304の板2枚(間隔1cm)を浸漬し作用極
および対極とした。
【0081】浸漬した2枚のステンレス電極を用い定電
流(1.25mA/cm2)で20分間電流を流し、電
解酸化重合を行なった。電極上に生成したポリピロール
フィルムは純水、アセトンで洗浄した後、電極から剥離
し、真空中で12時間乾燥した。得られたフィルムの電
気伝導度を四探針法で測定した。結果は表1に示した。
【0082】
【表1】
【0083】(実施例5)実施例1で得られたフィルム
を空気中150℃で8時間熱処理した。熱処理後の電気
伝導度は162S/cmを示した。熱処理前の電気伝導
度を基準にすると92%の伝導度保持率となった。
【0084】(実施例6〜8)実施例2〜4で得られた
ポリピロールフィルムを用い、実施例5と同様の操作を
行ない、伝導度保持率を調べた。その結果を表2に示し
た。
【0085】(比較例2)比較例1で得られたポリピロ
ールフィルムを用い、実施例5と同様の操作を行ない、
伝導度保持率を調べた。その結果を表2に示した。
【0086】
【表2】
【0087】
【発明の効果】本発明の製造法で得られるベンゼンスル
ホン酸誘導体化合物を電子共役系高分子物質中に含有さ
せることにより、極めて高い導電性と優れた耐熱性を示
す導電性高分子材料を得ることができる。また、この導
電性高分子材料を固体電解コンデンサの陰極導電材料と
して使用することにより、共振周波数におけるインピー
ダンス特性が良好であり、しかも高温での特性低下の少
ない固体電解コンデンサを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 1/12 H01B 1/12 E H01G 9/02 331G

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で表される化合物と、 【化1】 (式中、R1,R2,R3およびR4は、互いに同一であっ
    ても異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜20の
    炭化水素基、または−OR5(但しR5は水素原子、アル
    キル基またはアリ−ル基を表す。また、R1とR2、R2
    とR3は、互いに結合して環を形成していてもよい)で
    あり、Qは下記式(2)または式(3)で表される官能
    基である。) 【化2】 (式(2)中、R6およびR7は、互いに同一であっても
    異なっていてもよい、水素原子、炭化水素基およびアミ
    ノカルボニル基からなる群から選ばれた基である。) 【化3】 (式(3)中、R8は、アルキル基およびアリール基か
    らなる群から選ばれた基である。) 発煙硫酸とを接触させて、得られる下記一般式(4)で
    表されるベンゼンスルホン酸誘導体化合物と、 【化4】 (式中R1〜R4およびQは、前記と同じである。) π電子共役系の分子構造を有する高分子化合物とからな
    る導電性高分子材料。
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)R1,R2およびR3
    水素原子であるか、またはR1,R2およびR3の少なく
    とも一つが−OR5であって、残りが水素原子であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の導電性高分子材料。
  3. 【請求項3】 前記一般式(1)で表される化合物10
    0重量部に対して発煙硫酸500重量部以下を接触させ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の導電性高
    分子材料。。
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)で表される化合物と、
    発煙硫酸とを接触させた後、硫酸溶液から生成物を酸析
    させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の導電性高分子材料。。
  5. 【請求項5】 硫酸濃度が50重量%以上である硫酸水
    溶液から酸析することを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の導電性高分子材料。。
  6. 【請求項6】 硫酸水溶液から酸析して得られる生成物
    を有機溶剤で洗浄することを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれかに記載の導電性高分子材料。。
  7. 【請求項7】 洗浄に用いる有機溶剤がケトン類または
    エーテル類であることを特徴とする請求項6に記載の導
    電性高分子材料。。
  8. 【請求項8】 前記一般式(1)および(4)におい
    て、R5が水素原子またはメチル基であることを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれかに記載の導電性高分子
    材料。
  9. 【請求項9】前記一般式(1)および(4)において、
    Qが前記一般式(2)で表される官能基であって、その
    式(2)におけるR6およびR7が水素原子、フェニル
    基、アミノカルボニル基からなる群から選ばれた基であ
    ることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載
    の導電性高分子材料。
  10. 【請求項10】 前記一般式(4)で表わされる化合物
    が、m-スルホベンズアミド、3-スルホベンゾイル尿素、
    m-スルホサリチルアミド、N-フェニル-3-スルホベンズ
    アミド、N,N-ジフェニル-3-スルホベンズアミド、m−
    スルホ安息香酸または5−スルホサリチル酸であること
    を特徴とする請求項9に記載の導電性高分子材料。
  11. 【請求項11】 前記一般式(1)および(4)におい
    て、Qが前記式(3)で表される官能基であって、その
    式(3)におけるR8が水素原子、メチル基、フェニル
    基からなる群から選ばれた基であることを特徴とする請
    求項1ないし8のいずれかに記載の導電性高分子材料。
  12. 【請求項12】 前記一般式(4)で表わされる化合物
    が、m−スルホ安息香酸または5−スルホサリチル酸で
    あることを特徴とする請求項11に記載の導電性高分子
    材料。
  13. 【請求項13】 π電子共役系の分子構造を有する高分
    子化合物が、下記一般式(5)、(6)または(7)で
    表される繰返し単位からなる群から選ばれた少なくとも
    1種の繰返し単位を有するπ電子共役系高分子であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の
    導電性高分子材料。 【化5】 (式(5)中、R9およびR10は、互いに同一でも異な
    っていてもよく、水素原子または炭化水素数1〜20の
    直鎖状、環状または分岐状のアルキル基またはアルコキ
    シ基からなる群から選ばれた基である。) 【化6】 (式(6)中、R11およびR12は、互いに同一でも異な
    っていてもよく、水素原子または炭化水素数1〜20の
    直鎖状、環状または分岐状のアルキル基またはアルコキ
    シ基からなる群から選ばれた基である。) 【化7】 (式(7)中、R13、R14、R15およびR16は、互いに
    同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭化水素
    数1〜20の直鎖状、環状または分岐状のアルキル基ま
    たはアルコキシ基からなる群から選ばれた基である。)
  14. 【請求項14】 請求の範囲第1ないし13のいずれか
    に記載された導電性高分子材料を、陰極材料として含む
    固体電解コンデンサ。
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