JP3213994B2 - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

Info

Publication number
JP3213994B2
JP3213994B2 JP29553491A JP29553491A JP3213994B2 JP 3213994 B2 JP3213994 B2 JP 3213994B2 JP 29553491 A JP29553491 A JP 29553491A JP 29553491 A JP29553491 A JP 29553491A JP 3213994 B2 JP3213994 B2 JP 3213994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyaniline
film
acid
oxide film
electrolytic capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29553491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH053138A (ja
Inventor
秀二 土居
敏博 大西
辰男 舘野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP29553491A priority Critical patent/JP3213994B2/ja
Publication of JPH053138A publication Critical patent/JPH053138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213994B2 publication Critical patent/JP3213994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/22Electrodes
    • H01G11/30Electrodes characterised by their material
    • H01G11/48Conductive polymers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性ポリアニリンを電
解質として用いた固体電解コンデンサの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、固体電解コンデンサは、金属電極
とそれに積層された誘電体である金属酸化膜上に二酸化
マンガン等の電解質の層を設け、その上に電極を形成す
ることにより製造されている。また、最近において電解
酸化重合により得られるポリピロール、ポリアニリン等
の導電性高分子を固体電解コンデンサの電解質として用
いることが特開昭60−244017号、同60−23
15号および同63−173313号公報において提案
されている。それらにおいては表面が多孔質化された金
属酸化膜を有する金属電極上でピロールやアニリンの重
合体薄膜を電解酸化により作成し、導電性高分子の電解
質としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法で絶縁体で
ある酸化物膜上に導電性高分子電解質を電解重合で作成
するためには、予め該酸化物膜の上に化学重合で薄く導
電層を形成することが必要であった。また、個々のコン
デンサ素子上に重合する必要があり、工業的な量産性に
問題があった。このような実情から高導電性電解質とし
て使用できる導電性高分子膜のより簡便で、品質的にも
良好な固体電解コンデンサを与える工業的に有利な製造
方法が求められていた。また、本発明者らの検討による
と、塗布法により金属酸化膜上に形成したポリアニリン
膜をド−ピング処理すると剥離が生ずることが多々見ら
れ、また、低容量や高損失のコンデンサが得られること
があった。したがって該酸化物膜と固体電解質は密着性
が良いことが必要であり、悪い場合、生産における製品
の品質の劣化や均一性等に問題が生じ、製造上歩留りが
低下したり、また使用における耐久性に問題が生じる。
本発明者らは鋭意検討の結果、ポリアニリンに高分子バ
インダーを加えることによりコンデンサとしての性能を
損なうことなく、金属酸化膜上に形成したポリアニリン
膜の密着性が向上することを見出した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属電極の表
面を化成処理して形成した誘電体である金属酸化膜上に
固体電解質の層を形成し、次いでその上に電極を形成し
て固体電解コンデンサを製造する方法において、ポリア
ニリンに対して高分子バインダーを1〜25重量%を含
む溶液より該金属酸化膜上にポリアニリンと高分子バイ
ンダーの混合膜を形成し、次いで該ポリアニリンに陰イ
オンを添加することにより固体電解質の層を形成するこ
とを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法を提供す
るものである。
【0005】本発明は、固体電解コンデンサの導電性高
分子電解質膜の製造法について鋭意検討の結果、ポリア
ニリンを有機溶媒に溶解した溶液と高分子バインダーと
の混合溶液を用いて誘電体となる金属の酸化被膜の上に
ポリアニリン膜を作成し、陰イオンを添加することによ
り、優れた電解質となり、しかも、該酸化膜と良好な密
着性を有し、特性の良好な固体電解コンデンサを歩留り
よく製造できることを見い出し達成されたものである。
【0006】以下、本発明について詳述する。本発明に
おいて用いる金属電極は誘電体酸化皮膜を形成できるも
のであればよく、タンタル、アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金、ニオブ、チタニウムが例示される。表面に
誘電体である酸化被膜を形成する方法としては、公知の
方法、例えば陽極酸化法または空気酸化法が使用でき
る。表面積の大きい多孔質膜を得るには陽極酸化法が好
ましい。陽極酸化の前に有効な表面積を大きくするため
には、金属表面を電解エッチングする方法、金属粉を焼
結する方法など、公知の方法を利用することができる。
【0007】本発明に用いるポリアニリンの合成方法と
しては、酸化剤で酸化重合する方法(以下化学酸化重
合)、または電極を用いて電気化学的に重合する方法
(以下電解酸化重合)など公知の方法が採用できる。化
学酸化重合においてはポリアニリンの合成はアニリンの
酸性溶液と酸化剤とを混合することにより行なわれる。
用いる酸化剤は標準水素電極(NHE)に対する酸化還
元電位が0.6V以上のものを用いると重合収率や特性
の良好なアニリンを得ることができるので好ましい。こ
れ以下ではアニリンが重合しない。また、あまり電位が
高いとアニリンの分解が生じるのでNHEに対して2.
5V以上のものは好ましくない。
【0008】酸化剤の例としては、第二鉄塩、過硫酸
塩、過酸化水素、重クロム酸塩などを用いることができ
る。具体的には、第二鉄塩としては過塩素酸第二鉄、過
ヨウ素酸第二鉄、ホウフッ化第二鉄、ヘキサフルオロリ
ン酸第二鉄、硫酸第二鉄、硝酸第二鉄、塩化第二鉄等
が、過硫酸塩としては過硫酸アンモニウム、過硫酸ナト
リウム、過硫酸カリウムが、また重クロム酸塩としては
重クロム酸カリウム、重クロム酸ナトリウムが例示され
るが、これらに限定されるものではない。またこれらの
酸化剤のなかで過塩素酸第二鉄、過ヨウ素酸第二鉄、ホ
ウフッ化第二鉄、ヘキサフルオロリン酸第二鉄、過硫酸
アンモニウム、過酸化水素が良好な結果を与えるので特
に好ましい。これらの酸化剤は単独で用いてもよいし、
2種類以上混合して用いても良い。金属酸化膜を被覆す
るためには溶解性の優れたポリアニリンが必要であり、
用いる酸化剤の量はアニリンに対してモル数で0.1倍
〜5倍が好ましく、0.1倍〜2倍がより好ましく、
0.5倍〜2倍が特に好ましい。これらの過酸化水素以
外の酸化剤の陰イオンあるいは酸化反応後に生成する陰
イオンはポリアニリンに取り込まれるが、溶解する際に
除くので、特に制限はない。
【0009】電解酸化重合でポリアニリンを合成するに
は、電解条件で安定な酸の存在下でアニリンを電解重合
すれば良い。アニリンの酸性水溶液を用いて電解酸化重
合する方法として種々の方法を用いることができる。具
体的には定電流法、定電位法、定電圧法、電位走査法、
電位ステップ法を挙げることができるが、通電電気量を
制御するためには定電流法、定電位法が好ましい。電解
酸化重合における電流密度は、アニリン濃度、酸濃度、
重合温度によっても異なるが、通常0.001〜500
mA/cm2 の範囲である。特に、0.01〜50mA
/cm2 が好ましく、より好ましくは0.1〜20mA
/cm2 の範囲が特に好ましい。定電位法、定電圧法で
は電流密度が前記範囲に入るように条件を選べばよい。
例えば、定電位法の場合はAg/AgCl電極に対して
0.8〜10Vが好ましく、0.8〜2.0Vが特に好
ましい。
【0010】上記の両方法において、重合に用いられる
酸としては、アニリンの化学酸化重合や電解酸化重合下
で安定であり、アニリンと塩を形成し、アニリンを水溶
液中に溶解させるものであればいずれの酸でもよい。具
体的には過塩素酸、ホウフッ化水素酸、ヘキサフルオロ
リン酸、過ヨウ素酸、硫酸、塩酸、硝酸、p−トルエン
スルホン酸、メタンスルホン酸等が例示されるが、過塩
素酸、ホウフッ化水素酸、ヘキサフルオロリン酸、過ヨ
ウ素酸が良好な結果を与えるので好ましい。これらの酸
の濃度は用いるアニリンの当量以上使用すればよく、通
常は0.1規定以上で用いればよい。
【0011】反応に用いるアニリン濃度には特に限定は
ない。上限は、通常酸性溶液に溶解する濃度であるが、
反応によりアニリンは酸化されてポリアニリンとして析
出するため、溶解濃度以上用いても反応中に溶解し、反
応するために特に問題はない。下限も特に限定はない
が、あまり低濃度では効率的でないので通常は0.1モ
ル/リットル以上で用いるのが好ましい。使用されるア
ニリンの純度は特に限定されないが、95%以上のもの
が好ましい。反応はアニリンを含む酸性溶液、またはア
ニリン塩のスラリーを含む液を、化学酸化重合では酸化
剤をそのまま、あるいは酸化剤を含む溶液を加えて撹拌
すればよく、一方、電解酸化重合では上記の液を、電極
を有する電解槽に投入し、電解すればよい。反応温度、
反応時間には特に制限はないが、通常はアニリンを含む
溶液の凝固点以上沸点以下で行うが、溶解性の高いポリ
アニリンを得るためには50℃以下、より好ましくは4
0℃以下で反応するのがよい。反応時間は特に制限され
ず、用いる酸化剤や通電電流量を考慮して適宜決めるこ
とができるが、一般には5分から100時間の範囲であ
り、より好ましくは10分から50時間の範囲が実際的
である。
【0012】これらの合成方法の中では、溶解性の優れ
たポリアニリンがより容易に得られるということから化
学酸化重合が好ましい。重合して得たポリアニリンは反
応に用いた酸化剤あるいは酸から由来する陰イオンを取
り込んでおり、溶解性を上げるために溶解前に陰イオン
を取り除くことが好ましい。陰イオンを取り除く方法と
しては、ポリアニリン骨格と反応しないアルカリ性化合
物を接触させればよい。用いるアルカリとしては例え
ば、重合で得たポリアニリンを投入後に、溶液のpHが
11以上になるようなものであれば、特に制限はない
が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム、アンモニア水、ヒドラジン、アルキルアミンなどが
挙げられる。このようにして得られたポリアニリンは一
般に平均的には下記の繰り返し単位を主たる構造として
いると言われている。
【0013】
【化1】 (0≦m≦1、0≦n≦1、m+n=1)
【0014】ポリアニリンを溶かす溶媒としては、ポリ
アニリンを十分に溶解させることのできるものであれ
ば、特に制限はない。具体的にはN,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルス
ルホキシド、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラク
トン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノンが例示されるが、溶解性の大き
なN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルア
セトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノンが好ましい。溶解時にポ
リアニリンが完全に溶解せず不溶分がある場合には、そ
れを分離した方が好ましいが、必ずしも分離する必要は
ない。このとき、溶解したポリアニリンの濃度は、ポリ
アニリン膜成形時に形状を保つのに十分な粘度を持つよ
うな範囲であればよく、ポリアニリンの合成法と溶媒の
種類にもよるが、通常は0.1〜20重量%の範囲であ
り、好ましくは0.5〜15重量%、より好ましくは、
1〜10重量%である。
【0015】本発明において高分子バインダーとは、ポ
リアニリンに用いる溶媒に可溶であり、酸化膜と親和性
を持ち、ポリアニリンと良く混ざって、層にしたとき極
端に相分離しない、比較的親和性のある高分子物質を意
味する。このような高分子物質としては上記の性質を有
するものであれば、特に限定されるものではなく、例え
ば公知の芳香族ポリアミック酸(以下ポリアミック酸と
略す。)、可溶性の芳香族ポリイミド(以下可溶性ポリ
イミドと略す。)、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロ
ピレングリコール等のポリアルキレングリコール類、ビ
ニル化合物の重合体等が例示される。具体的にはポリア
ミック酸としては、下記化2
【0016】
【化2】 (Arは4価の芳香族基、Ar’2価の芳香族基を示
す。)で表される繰り返し単位を有するものであり、A
rとしては、下記化3で表される
【0017】
【化3】 等の4価の芳香族基が、Ar’としては、下記化4で表
される
【0018】
【化4】 等の2価の芳香族基が例示され、また、可溶性ポリイミ
ドとしては下記化5
【0019】
【化5】 (Arは上記と同じものを意味し、Ar" は複素環を有
する2価の芳香族基を示す。)で表される繰り返し単位
を有するポリイミドであり、Ar"としては下記化6で
表される
【0020】
【化6】 等の複素環を有する2価の芳香族基が挙げられる。な
お、Ar、Ar’、Ar"は上記芳香環に置換基を有し
ていてもよい。上記ポリアミック酸および可溶性ポリイ
ミドの重合度は特に限定されないが、通常10〜100
00の範囲、好ましくは20〜1000の範囲から適宜
選べばよい。また、ビニル化合物の重合体としてはポリ
メチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート等のア
クリル系樹脂が例示される。これらの高分子バインダー
の中では良好な密着性を与える分子量300〜10,0
00のポリエチレングリコ−ル、あるいはポリアミック
酸や可溶性ポリイミドが好ましく、さらに好ましくはポ
リエチレングリコ−ルあるいはポリアミック酸である。
高分子バインダーの量は少なすぎると密着性改善に十分
な効果がなく、また多すぎると得られる電解コンデンサ
の誘電特性に悪影響を及ぼすので好ましくない。高分子
バインダーの種類にもよるが、ポリアニリンに対して1
〜25重量%混合すればよく、より好ましくは2〜15
重量%であり、さらに好ましくは3〜10重量%であ
る。
【0021】得られた溶液から金属酸化被膜上にポリア
ニリンと上記高分子バインダーとの混合物の膜(以後ポ
リアニリン膜と略称する場合がある。)を形成する方法
としては、特に限定はないが、ポリアニリンと高分子バ
インダーとの混合溶液を金属酸化被膜上に塗布する方法
の他、キャスト法、ディッピング法などが用いられる。
これらの方法を1回または2回以上行って十分な厚さの
ポリアニリン膜を得ることができる。次いで溶媒を除い
て膜を形成するため乾燥するが、その方法としては公知
の方法が採用でき、例えば不活性雰囲気下で加熱乾燥す
る方法、減圧下で加熱乾燥する方法が一般的である。沸
点の高い溶媒を用いた場合、水、メタノール、アセトン
等の低沸点の溶媒で置換した後に加熱乾燥しても良い。
このようにして作成されるポリアニリンの膜厚は厚すぎ
ると膜内部への陰イオンの添加が困難となり、薄過ぎる
と強度が不足するため、0.1〜1000μmの範囲が
好ましく、0.5〜100μmの範囲がより好ましい。
【0022】得られたポリアニリン膜に陰イオンを添加
する方法、すなわち陰イオンをドープする方法として
は、加えたい陰イオンからなる酸の溶液にポリアニリン
膜を浸漬し、反応させる方法が例示される。この場合、
陰イオンは重合時のものと同一であることは必要なく、
他の陰イオンに交換してもよい。用いる酸は金属の酸化
被膜を容易に腐食せず、ポリアニリン膜に十分な導電性
を与えるものであり、pKaが4以下のプロトン酸が好
ましい。具体的には過塩素酸、ホウ弗化水素酸、硫酸、
硝酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ト
リフルオロメタンスルホン酸、ポリスチレンスルホン
酸、ポリビニルスルホン酸等が例示されるが、硫酸、p
−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ポリスチレ
ンスルホン酸が良好な結果を与えるので好ましい。ポリ
アニリン膜を付けた金属をこれらの溶液に浸漬すること
により、陰イオンをポリアニリンに添加できる。このと
きの温度、時間に特に制限はないが、通常1分以上、1
00時間以内、好ましくは5分以上24時間以内であ
り、温度は使用する溶液が凝固しない温度以上であり、
溶液の沸点以下である。例えば、水の場合は0℃から1
00℃である。酸処理の後は余分の酸を除去することが
金属電極を腐食させないことから好ましい。
【0023】ヒドラジンなどの還元性のアルカリ化合物
で脱イオン処理を行ったポリアニリンからポリアニリン
膜を作成した場合、陰イオン添加に加えて酸化を行う方
が高い導電性が得られるので好ましい。酸化方法には特
に制限はないが、化学酸化法、電解酸化法が例示され
る。具体的には、第二鉄塩、過硫酸塩、過酸化水素、重
クロム酸塩などの酸化剤による酸化、酸化電位以上での
電解酸化、空気による酸化が例示される。これらの方法
のうち、酸化剤による方法が実際的で好ましい。酸化剤
としては、過塩素酸第二鉄、ホウフッ化第二鉄、硝酸第
二鉄、硫酸第二鉄、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウ
ムが好ましい。酸化は、成膜後随時行うことができる
が、十分な電導度を得るためにはポリアニリンへの陰イ
オン追加の前、または同時に行うことが好ましい。
【0024】このようにして得られたポリアニリン膜は
10-2〜102 S/cmの電導度を示し、固体電解コン
デンサの電解質として優れた特性を示す。このポリアニ
リン膜に、カーボンペーストや銀ペーストなどの一般的
に使用される導電性ペーストで端子を形成し、電極 (対
極) とする。また、常法に従い、エポキシ樹脂等の高分
子封止材で封止、または金属容器に封入することにより
コンデンサとする。
【実施例】以下に実施例及び比較例により本発明をより
具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定される
ものではない。
【0025】参考例1(アニリンの重合) 0.015モルのアニリンを1規定の過塩素酸水溶液3
0mlに溶解させた。これに0.015モルの過硫酸ア
ンモニウムを20mlの1規定過塩素酸水溶液に溶かし
たものをゆっくりと滴下し、氷冷で1 時間反応させた。
生成した沈澱を濾過して水洗した。この沈澱を1規定水
酸化ナトリウム水溶液に添加して陰イオンを除く処理を
行った。処理後、十分に水洗、メタノール洗浄した。処
理されたポリアニリンを減圧乾燥機に入れ、60℃で6
時間真空乾燥して粉末状ポリアニリンを得た。得られた
粉末状ポリアニリンのうち0.08gを3.92gのN
−メチル−2−ピロリドンに溶解させた。その際、9
8.5%以上が溶解した。
【0026】実施例1 p−フェニレンジアミン0.005モルと4,4’−ビ
フタル酸二無水物0.005モルをN−メチル−2−ピ
ロリドン (NMP)に溶かして20.00gの溶液とし
た。この溶液を窒素雰囲気下、0℃で8時間攪拌し、反
応させてポリアミック酸のNMP溶液を得た。次にこの
ポリアミック酸溶液を参考例1で得られたポリアニリン
の溶液にポリアミック酸がポリアニリンに対して5重量
%となるように混合した。
【0027】250μm厚のアルミニウム板を用いホウ
酸アンモニウム水溶液を電解浴として化成処理を行って
形成した厚さ0.12μmの誘電体酸化被膜上に得られ
たポリアニリンとポリアミック酸混合膜を作成し、一部
(面積0.123cm2 )を1規定硫酸水溶液で3分間
処理して、酸処理を行った。水洗後、減圧乾燥し、カ−
ボンペ−ストで端子を取り、コンデンサを作成した。こ
の電解コンデンサの特性をLCRメーター(横河ヒュー
レットパッカード社製4274A)で測定したところ、
120Hzで静電容量が65nF/cm2 、tanδが
5.1%であり、1kHzで静電容量が62nF/cm
2 、tanδが3.2%であった。酸化膜とポリアニリ
ン膜の密着性は良好であり、セロハン粘着テ−プによる
剥離を調べたが、酸処理後でも殆ど剥離は見られなかっ
た。
【0028】実施例2 実施例1と同様に、0.12μmの誘電体酸化被膜を有
する250μm厚のアルミニウム板にポリアニリン−ポ
リアミック酸膜を形成し、一部(面積0.144cm
2 )を1規定ポリスチレンスルホン酸水溶液で3分間処
理した。水洗後、減圧乾燥し、カ−ボンペーストで端子
を取り、コンデンサを作成した。この電解コンデンサの
特性を測定したところ、120Hzで静電容量が71n
F/cm2 、tanδが3.6%であり、1kHzで静
電容量が66nF/cm 2 、tanδが7.5%であっ
た。なお、ポリアニリン−ポリアミック酸膜にセロハン
粘着テープを貼合後引き剥がしたが、該膜の剥離は見ら
れなかった。
【0029】実施例3 厚さ50μm、純度99.99%のタンタル板(2cm
×5cm)に常法の陽極酸化法に従い、1vol%のリ
ン酸水溶液を電解浴として、3mA/cm2 で100V
まで定電流化成処理し、その後定電圧化成処理を60分
行い、0.12μm厚の酸化被膜を形成した。この酸化
被膜を有するタンタル板上にポリアニリン溶液を流延
し、60℃で6時間真空乾燥した。参考例1で得たポリ
アニリン溶液にポリエチレングリコ−ル(和光純薬
(株)製、分子量2000)をポリアニリンに対して5
重量%混合して、タンタル板の酸化被膜上に形成したポ
リアニリン膜の一部(面積0.172cm2 )を、1規
定ポリスチレンスルホン酸水溶液で5分間処理してポリ
スチレンスルホン酸イオンを添加した後、水洗し、減圧
乾燥した。この処理により、ポリアニリン膜のドープ部
分は黒緑色になり電導度1.1×10-1S/cmの導体
となったが、ドープされていない部分は10-9S/cm
以下の絶縁体のままであった。次いで、カーボンペース
トでポリアニリン膜のドープされた部分上に端子を形成
し、コンデンサを作成した。この電解コンデンサの特性
を測定したところ、120Hzで静電容量が162nF
/cm2 、tanδが1.4%であり、1kHzで静電
容量が162nF/cm2 、tanδが1.3%であっ
た。酸化膜とポリアニリン膜の密着性は良好であり、実
施例1と同様にセロハン粘着テ−プによる剥離を調べた
が、ポリエチレングリコ−ル混合物薄膜では酸処理後で
も殆ど剥離は見られなかった。
【0030】実施例4 参考例1で得たポリアニリン溶液と実施例1で得たポリ
アミック酸溶液を混合した溶液を用い、実施例3と同様
にしてタンタル板の酸化被膜上にポリアニリン−ポリア
ミック酸混合膜を形成した。ポリアミック酸の混合割合
はポリアニリンに対して5重量%であった。この膜を1
規定ポリスチレンスルホン酸水溶液で5分間処理してポ
リスチレンスルホン酸イオンを添加した後、水洗し、減
圧乾燥した。次いで、カーボンペーストでポリアニリン
膜のドープされた部分上に端子を形成し、コンデンサを
作成した。この電解コンデンサの特性を測定したとこ
ろ、120Hzで静電容量が159nF/cm2 、ta
nδが6.5%であり、1kHzで静電容量が153n
F/cm2 、tanδが2.9%であった。酸化膜とポ
リアニリン膜の密着性は良好であり、実施例1と同様に
セロハン粘着テ−プによる剥離は見られなかった。
【0031】実施例5 200μm厚のチタニウム板を用い、ホウ酸アンモニウ
ムのエチレングリコール溶液を電解浴として75Vで化
成処理して形成した厚さ0.17μmの誘電体酸化被膜
上に、参考例1で得たポリアニリン溶液と、ポリエチレ
ングリコ−ル(和光純薬(株)製、分子量2000)を
ポリアニリンに対して5重量%混合して、ポリアニリン
−ポリエチレングリコ−ル混合膜を形成した。この一部
を、1規定ポリスチレンスルホン酸水溶液で5分間処理
してポリスチレンスルホン酸イオンを添加した後、水洗
し、減圧した。次にカーボンペーストでポリアニリン−
ポリエチレングリコ−ル膜上に端子を形成し、コンデン
サを作成した。この電解コンデンサの特性を測定したと
ころ、120Hzで静電容量が289nF/cm2、t
anδが3.3%であり、1kHzで静電容量が292
nF/cm2 、tanδが21%であった。酸化膜とポ
リアニリン膜の密着性は良好であり、実施例1と同様に
セロハン粘着テ−プによる剥離は見られなかった。
【0032】実施例6 実施例5と同様に、チタニウム板の酸化被膜上に参考例
1で得たポリアニリン溶液と実施例1で得たポリアミッ
ク酸溶液を混合した溶液を用いて、ポリアニリン−ポリ
アミック酸混合膜を形成した。ポリアミック酸の混合割
合はポリアニリンに対して5重量%であった。この膜を
1規定ポリスチレンスルホン酸水溶液で5分間処理して
ポリスチレンスルホン酸イオンを添加した後、水洗し、
減圧乾燥した。次いで、カーボンペーストでポリアニリ
ン膜のドープされた部分上に端子を形成し、コンデンサ
を作成した。この電解コンデンサの特性を測定したとこ
ろ、120Hzで静電容量が267nF/cm2 、ta
nδが24%であり、1kHzで静電容量が250nF
/cm2 、tanδが6.7%であった。酸化チタニウ
ム膜とポリアニリン膜の密着性は良好であり、実施例1
と同様にセロハン粘着テ−プによる剥離は見られなかっ
た。
【0033】比較例1 実施例1で得た厚さ0.12μmの誘電体酸化被膜を有する
アルミニウム板上に、参考例1で得たポリアニリン溶液
を用い、実施例1と同様にしてポリアニリン膜を形成
し、一部(面積0.144cm2)を1規定硫酸水溶液で3分間
処理した。ポリアニリン膜の一部が剥離していた。剥離
していない部分にカーボンペーストでポリアニリン上に
端子を形成し、コンデンサを作成した。この電解コンデ
ンサの特性を測定したところ、120Hzで静電容量が
71nF/cm2 、tanδが8.8%であり、1kH
zで静電容量が66nF/cm2 、tanδが7.1%
であった。酸化チタニウム膜とポリアニリン膜の密着性
は良くなく、セロハン粘着テ−プによる剥離が起こっ
た。
【0034】比較例2 実施例3で得た酸化被膜を有するタンタル板上に参考例
1で得たポリアニリン溶液を流延し、60℃で6時間真
空乾燥した。得られたポリアニリン膜の一部(面積0.
127cm2 )を、1規定硫酸水溶液で5分間処理して
硫酸イオンを添加した後、水洗し、減圧乾燥した。この
処理により、ポリアニリン膜のドープ部分は黒緑色にな
り電導度1.1×10-1S/cmの導体となったが、ド
ープされていない部分は10-9S/cm以下の絶縁体の
ままであった。次いで、カーボンペーストでポリアニリ
ン膜のドープされた部分上に端子を形成し、コンデンサ
を作成した。この電解コンデンサの特性を測定したとこ
ろ、120Hzで静電容量が142nF/cm2 、ta
nδが3.4%であり、1kHzで静電容量が137n
F/cm2 、tanδが2.9%であった。酸化膜とポ
リアニリン膜の密着性を、セロハン粘着テ−プによる剥
離により調べたが、所々に剥離が見られた。
【0035】比較例3 実施例3で得た0.12μm厚の酸化被膜を有するタン
タル板上に参考例1で得たポリアニリン溶液を流延し、
60℃で6時間真空乾燥した。この膜を1規定ポリスチ
レンスルホン酸水溶液で5分間処理してポリスチレンス
ルホン酸イオンを添加した後、水洗し、減圧乾燥した。
その過程で、 酸化被膜からの一部のポリアニリン膜の
剥がれが見られた。カーボンペーストで剥離の無いポリ
アニリン膜部分上に端子を形成し、コンデンサを作成し
た。この電解コンデンサの特性を測定したところ、12
0Hzで静電容量が125nF/cm2、tanδが
5.2%であり、1kHzで静電容量が121nF/c
2 、tanδが2.9%であった。酸化膜とポリアニ
リン膜の密着性を、セロハン粘着テ−プによる剥離によ
り調べたが、所々に剥離が見られた。
【0036】比較例4 ポリアニリンへのポリアミック酸の混合割合を30重量
%とした他は、実施例4と同様にしてタンタル板の酸化
被膜上にポリアニリンとポリアミック酸の混合膜を形成
した。この膜を1規定ポリスチレンスルホン酸水溶液で
5分間処理してポリスチレンスルホン酸イオンを添加し
た後、水洗し、減圧乾燥した。次いで、カーボンペース
トでポリアニリン膜のドープされた部分上に端子を形成
し、コンデンサを作成した。この電解コンデンサの特性
を測定したところ、120Hzで静電容量が179nF
/cm2 、tanδが36.9%であり、1kHzで静
電容量が40nF/cm2 、tanδが147%で、t
anδが非常に劣っていた。なお、酸化膜とポリアニリ
ン膜の密着性は良好であった。
【0037】比較例5 実施例6と同様に、チタニウム板の酸化被膜上に参考例
1で得たポリアニリン溶液と実施例1で得たポリアミッ
ク酸溶液を混合し、それらの混合膜を形成した。ポリア
ミック酸の混合割合はポリアニリンに対して30重量%
であった。この膜を1規定ポリスチレンスルホン酸水溶
液で5分間処理してポリスチレンスルホン酸イオンを添
加した後、水洗し、室温で72時間乾燥した。次いで、
カーボンペーストでポリアニリン膜のドープされた部分
上に端子を形成し、コンデンサを作成した。この電解コ
ンデンサの特性を測定したところ、120Hzで静電容
量が237nF/cm2 、tanδが61%であり、1
kHzで静電容量が39nF/cm 2 、tanδが17
5%であり、tanδが非常に劣っていた。なお、チタ
ニウム酸化膜とポリアニリン膜の密着性は良好であっ
た。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、誘電特性が良好で、誘
電体酸化膜とポリアニリン固体電解質との密着性が良好
な固体電解コンデンサを簡便で歩留りよく製造すること
ができ、工業的に極めて有用である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−292810(JP,A) 特開 昭64−66924(JP,A) 特開 昭63−253614(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/028

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属電極の表面を化成処理して形成した誘
    電体である金属酸化膜上に固体電解質の層を形成し、次
    いでその上に電極を形成して固体電解コンデンサを製造
    する方法において、ポリアニリンに対して高分子バイン
    ダーを1〜25重量%を含む溶液より該金属酸化膜上に
    ポリアニリンと高分子バインダーの混合膜を形成し、次
    いで該ポリアニリンに陰イオンを添加することにより固
    体電解質の層を形成することを特徴とする固体電解コン
    デンサの製造方法。
JP29553491A 1990-11-13 1991-11-12 固体電解コンデンサの製造方法 Expired - Fee Related JP3213994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29553491A JP3213994B2 (ja) 1990-11-13 1991-11-12 固体電解コンデンサの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-308347 1990-11-13
JP30834790 1990-11-13
JP29553491A JP3213994B2 (ja) 1990-11-13 1991-11-12 固体電解コンデンサの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH053138A JPH053138A (ja) 1993-01-08
JP3213994B2 true JP3213994B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=26560309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29553491A Expired - Fee Related JP3213994B2 (ja) 1990-11-13 1991-11-12 固体電解コンデンサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213994B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3694038B2 (ja) * 1993-09-09 2005-09-14 日東電工株式会社 固体電解コンデンサ
JPH08143771A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 Nec Corp 耐熱性ポリアニリンあるいはその誘導体及び固体電解コ ンデンサ並びにそれらの製造方法
US5716550A (en) * 1995-08-10 1998-02-10 Eastman Kodak Company Electrically conductive composition and elements containing solubilized polyaniline complex and solvent mixture
US6328874B1 (en) 1998-01-05 2001-12-11 Mcdonnell Douglas Corporation Anodically formed intrinsically conductive polymer-aluminum oxide composite as a coating on aluminum
US6381121B1 (en) 1999-05-24 2002-04-30 Showa Denko Kabushiki Kaisha Solid electrolytic capacitor
JP2007180260A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Showa Denko Kk 固体電解コンデンサの製造方法
JP5176683B2 (ja) * 2007-05-15 2013-04-03 パナソニック株式会社 固体電解コンデンサおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH053138A (ja) 1993-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5191171B2 (ja) 導電性高分子合成用分散剤兼ドーパント、それを用いて合成した導電性高分子、上記導電性高分子を含有する導電性組成物、上記導電性高分子または導電性組成物の分散液および上記導電性高分子または導電性組成物の応用物
JP2002524593A (ja) 安定化された前駆体溶液からの導電性ポリマーの製造
JPS63158829A (ja) 固体電解コンデンサ
JPS63173313A (ja) 固体電解コンデンサ
JP5062738B2 (ja) 導電性組成物、その製造方法、上記導電性組成物の分散液および上記導電性組成物の応用物
JP4776338B2 (ja) 導電性高分子用ドーパント溶液、導電性高分子用酸化剤兼ドーパント、導電性組成物、固体電解コンデンサおよびその製造方法
JPS61239617A (ja) 固体電解コンデンサ
JP3213994B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP3379766B2 (ja) アルミニウム電解コンデンサ
JPH05326338A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2909544B2 (ja) 水溶性導電性有機重合体組成物の溶液の製造方法
JPH1060234A (ja) 導電性高分子及びその製造方法並びにこの導電性高分子 を用いた固体電解コンデンサ
JPH1036687A (ja) 導電性高分子化合物とこれを用いた固体電解コンデンサ、およびその製造方法
JPH0583167B2 (ja)
JP3649526B2 (ja) 導電性ポリアニリン組成物及びこれを固体電解質とする固体電解コンデンサ
JPH0346214A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPH0645195A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPH0494109A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2612007B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPH04245166A (ja) 二次電池
JPH0298915A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2991408B2 (ja) ポリアニリンの製造方法ならびに固体電解コンデンサの製造方法
JP4126746B2 (ja) 固体電解コンデンサとその製造方法
JPH09148193A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP3299608B2 (ja) 導電性有機重合体の製造方法及びそれを用いる固体電解コンデンサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727

Year of fee payment: 7

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090727

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees