JP2001209233A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001209233A
JP2001209233A JP2000342320A JP2000342320A JP2001209233A JP 2001209233 A JP2001209233 A JP 2001209233A JP 2000342320 A JP2000342320 A JP 2000342320A JP 2000342320 A JP2000342320 A JP 2000342320A JP 2001209233 A JP2001209233 A JP 2001209233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transfer material
transfer
image
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000342320A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Yano
秀幸 矢野
Kazuhiro Funatani
和弘 船谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000342320A priority Critical patent/JP2001209233A/ja
Priority to DE60042959T priority patent/DE60042959D1/de
Priority to US09/713,231 priority patent/US6477339B1/en
Priority to EP00125000A priority patent/EP1102129B1/en
Publication of JP2001209233A publication Critical patent/JP2001209233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0105Details of unit
    • G03G15/0131Details of unit for transferring a pattern to a second base
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • G03G2215/0122Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt
    • G03G2215/0135Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being vertical
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • G03G2215/0138Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to a recording medium carried by a transport belt
    • G03G2215/0145Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to a recording medium carried by a transport belt the linear arrangement being vertical

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ベルト等のベルト体を用いたインライン
方式の装置の各画像形成ステーションにおいて最適な転
写効率を実現して、インライン方式に特有な転写効率の
違いによる色ムラ等を防止し、良好なカラー画像を得る
ことである。 【解決手段】 画像形成の前回転時に、第1ステーショ
ンよりも上流側の吸着ローラ7に高圧電源70から定電
流制御で電流(たとえば50μA)を印加し、そのとき
電源70に発生する電圧V0を電圧計73で検知する
と、得られた電流−電圧の関係は、そのときの環境(L
/L、H/HまたはJ/J)における転写ベルトの抵抗
を反映しているので、CPU74で検知した電圧V0に
基づき転写バイアスを設定する。これを各環境で行い、
たとえば、各環境のV0を2倍し、これに100Vを加
えた値V1=V0×2+100とすると、V1を最適転
写バイアスとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた画像形成装置に関し、例えば複写機、プリンタ、F
AX等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式を採用した画像形成
装置は、高速化、高機能化およびカラー化が進められて
おり、各種のプリンター、複写機等が市場に出ている。
【0003】これらの中でも、複数の画像形成部(画像
形成ステーション)を並列に配置してそれぞれ異なる色
のトナー像を形成し、転写材搬送手段としての転写ベル
トに担持した転写材、例えば紙を各画像形成ステーショ
ンに向けて順次搬送して、転写材に異なる色のトナー像
を順次重ね合わせて転写するインライン方式の画像形成
装置は、高速でカラー画像の形成が可能なことから、今
後のカラープリンタの主力になるものとして有望視され
ている。
【0004】インライン方式の装置は、上記のような転
写ベルトで搬送される転写材に異なる色のトナー像を直
接多重転写する直接転写方式の他に、異なる色のトナー
像を中間転写体(中間転写ベルト)に順次重ねて1次転
写してから、転写材に一括して2次転写する中間転写方
式とに分けられるが、装置の小型化、低コスト化のため
には、装置の構成要素が少ない点では直接転写方式を採
用することが有利である。
【0005】また、近年では、プリンターの高機能化の
観点から、転写材のサイズ、厚み(坪量)およびラフ紙
等など扱える用紙(メディア)の多様性、さらには両面
プリントの必要性などが益々要求されるようになってい
る。またプリンターが使用される環境も、従来のように
空調設備が完備されたオフィスばかりでなく、SOHO
(スモールオフィスホームオフィス)化の流れにより、
個人事務所や自宅等の種々の環境下においても、良好な
出力画像が得られることが望まれる。
【0006】このように、プリンター、複写機等にはメ
ディアフレキシビリティー、使用環境という観点から、
益々高い性能が求められるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インラ
イン装置では、環境(温度、湿度)の変化によって抵抗
値的に不安定な要素を有する転写材や転写ベルトを使用
して、フルカラー画像を形成するために転写材に4回転
写を行う構成のために、装置の置かれている環境変動や
転写材の種類によって画像不良が発生することがある。
【0008】転写ベルトは、樹脂に抵抗調整のためのカ
ーボンブラック等の電子導電剤やイオン導電剤を添加し
たフィルム状の部材であり、電子導電剤では製造時の分
散不良により抵抗値が不均一化してしまい、イオン導電
剤では環境変動により含有する水分量が変動して抵抗値
の環境ばらつきが発生する。
【0009】一方、紙の主成分は吸湿性の高いセルロー
スであり、その吸湿状態によって抵抗値が大きく変化す
る。たとえば、紙が水分を吸収する高温高湿環境(H/
H環境(30℃/80%RH))では、106Ωcm程
度まで低下して、付与された電荷がリークしやすくなっ
てしまい、一方、低温低湿環境(L/L環境(15℃/
10%RH))では、紙の抵抗が1012Ωcm程度にま
で上昇してしまい、紙に対する電荷注入が起こりづら
く、電荷付与が困難になる。
【0010】また、転写材の両面に画像形成するための
自動両面機構を持つ画像形成装置では、転写材の1面目
に転写されたトナー像を定着器により定着する際、転写
材中の水分が蒸発し、転写材の2面目にトナー像を転写
する段階では転写材の抵抗は非常に高い状態になってい
る。
【0011】このように抵抗の変動要因を有する転写ベ
ルト、紙等の転写材に対してトナー像の転写を行うと、
抵抗が高くなっている場合には転写電流が流れにくいこ
とによる転写不良が発生する。逆に抵抗が低くなってい
る場合には転写電流が流れすぎて、感光体から転写材に
転写されたトナー像が放電により逆帯電を受けて極性が
反転し、感光体に再転写して転写効率が低下する問題が
発生する。
【0012】また各画像形成ステーションの転写部で
も、転写材の抵抗が上昇するL/L環境や自動両面時に
は電荷注入が起きにくく、転写不良が発生しやすい問題
がある。
【0013】転写ベルトが抵抗の変動要因を有すること
による転写不良と同様な問題は、上述した転写ベルトと
同様な抵抗の変動要因を有する中間転写ベルトを複数の
画像形成ステーションに沿って配置し、その中間転写ベ
ルトに異なる色のトナー像を順次重ね合わせて一次転写
し、ついで転写材に一括して二次転写する画像形成装置
においても発生する。
【0014】従って、本発明の目的は、第1の像担持体
および第2の像担持体上のトナー像を転写材担持体に担
持された転写材に良好に順次転写して、色ムラのない画
像を形成することができる画像形成装置を提供すること
である。
【0015】本発明の他の目的は、第1の像担持体およ
び第2の像担持体上のトナー像を中間転写体に良好に順
次転写して、色ムラのない画像を形成することができる
画像形成装置を提供することである。
【0016】本発明の更なる目的は、添付図面を参照し
つつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるで
あろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
転写材を担持する転写材担持体と、前記転写材担持体に
よる転写材の搬送方向に沿って順に設けられ、異なる色
の像を担持する第1の像担持体及び第2の像担持体と、
前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体上の像を前
記転写材担持体に担持された転写材に順次重ねて転写す
るために前記転写材担持体に第1の電圧及び第2の電圧
をそれぞれ印加する第1の電圧印加手段及び第2の電圧
印加手段と、像転写が開始される前において、前記転写
材担持体の転写材が担持されている領域に所定の電圧を
印加したとき前記転写材担持体に流れる電流を検知する
検知手段と、前記検知手段による検知結果に基づいて前
記第1の電圧及び前記第2の電圧を制御する制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0018】本発明によれば、前記制御手段は前記検知
手段による検知結果に基づいて前記第1の電圧と前記第
2の電圧との差を制御する。前記制御手段は転写材の種
類に基づいて前記第1の電圧と前記第2の電圧との差を
制御する。転写材が光透過性樹脂である場合、前記第2
の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値よりも大き
い。転写材の第1の面に転写された像を加熱定着した
後、前記転写材担持体に担持された転写材の前記第1の
面とは反対の第2の面に像を転写する場合、前記第2の
電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値よりも大きい。
前記第1の電圧と前記第2の電圧との差はゼロである。
【0019】前記検知手段は、前記第1の電圧印加手段
により前記転写材担持体に前記所定の電圧を印加したと
き前記転写材担持体に流れる電流を検知する。前記検知
手段は、前記転写材担持体の転写材先端の非画像形成部
が担持されている領域に前記第1の電圧印加手段により
前記所定の電圧を印加したとき前記転写材担持体に流れ
る電流を検知する。前記制御手段は、前記検知手段によ
る検知結果に基づいて前記転写材担持体の転写材の画像
形成部が担持されている領域に印加される前記第1の電
圧及び前記第2の電圧を制御する。転写材を前記転写材
担持体に吸着する吸着帯電手段を更に有し、前記検知手
段は、前記吸着帯電手段により前記転写材担持体の転写
材が担持されている領域に前記所定の電圧を印加したと
き前記転写材担持体に流れる電流を検知する。前記第1
の電圧及び前記第2の電圧は定電圧制御される。
【0020】また本発明によれば、像転写が開始される
前において、前記転写材担持体の転写材が担持されてい
る領域に所定の電流を印加したとき発生する電圧を検知
して、検知結果に基づいて前記第1の電圧及び前記第2
の電圧を制御するようにすることができる。像転写が開
始される前において、前記転写材担持体の転写材が担持
されていない領域に所定の電圧を印加したとき前記転写
材担持体に流れる電流を検知して、検知結果に基づいて
前記第1の電圧及び前記第2の電圧を制御するようにす
ることができる。像転写が開始される前において、前記
転写材担持体の転写材が担持されていない領域に所定の
電流を印加したとき発生する電圧を検知して、検知結果
に基づいて前記第1の電圧及び前記第2の電圧を制御す
るようにすることができる。
【0021】また本発明は、転写材に転写する像を担持
する中間転写体と、前記中間転写体の移動方向に沿って
順に設けられ、異なる色の像を担持する第1の像担持体
及び第2の像担持体と、前記第1の像担持体及び前記第
2の像担持体上の像を前記中間転写体に順次重ねて転写
するために前記中間転写体に第1の電圧及び第2の電圧
をそれぞれ印加する第1の電圧印加手段及び第2の電圧
印加手段と、前記第1の像担持体及び前記第2の像担持
体から前記中間転写体への像転写が開始される前におい
て、前記中間転写体に所定の電圧を印加したとき前記中
間転写体に流れる電流を検知する検知手段と、前記検知
手段による検知結果に基づいて前記第1の電圧及び前記
第2の電圧を制御する制御手段とを有することを特徴と
する画像形成装置である。
【0022】本発明によれば、前記第1の像担持体及び
前記第2の像担持体から前記中間転写体への像転写が開
始される前において、前記中間転写体に所定の電流を印
加したとき発生する電圧を検知して、検知結果に基づい
て前記第1の電圧及び前記第2の電圧を制御するように
することができる。
【0023】また本発明は、像を担持する像担持体と、
転写材を担持する転写材担持体と、前記像担持体上の像
を前記転写材担持体に担持された転写材に転写するため
に前記転写材担持体に電圧を印加する電圧印加手段と、
像転写が開始される前において、前記転写材担持体の転
写材が担持されている領域に所定の電圧を印加したとき
前記転写材担持体に流れる電流を検知する検知手段と、
前記検知手段による検知結果に基づいて前記電圧印加手
段から前記転写材担持体に印加する電圧を制御する制御
手段とを有することを特徴とする画像形成装置である。
【0024】また本発明は、像を担持する像担持体と、
転写材を担持する転写材担持体と、前記像担持体上の像
を前記転写材担持体に担持された転写材に転写するため
に前記転写材担持体に電圧を印加する電圧印加手段と、
像転写が開始される前において、前記転写材担持体の転
写材が担持されている領域に所定の電流を印加したとき
発生する電圧を検知する検知手段と、前記検知手段によ
る検知結果に基づいて前記電圧印加手段から前記転写材
担持体に印加する電圧を制御する制御手段とを有するこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0026】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略断
面図である。本装置は、電子写真プロセスを利用した複
写機もしくはレーザープリンタとされるカラー画像形成
装置で、画像形成部として4つの独立した画像形成ステ
ーション(画像形成ユニット)を鉛直方向に並置してな
っている。
【0027】これは、4つの画像形成ユニットを横方向
に並べる構成にすると、装置の設置面積が大きくなり、
オフィスにおける装置の小型化の要求を満足し得なくな
る。またレーザースキャナー等の光学機器が装置本体の
上部に来るため、装置本体を上開きにして、用紙搬送路
や消耗部品にアクセスすることが難しく、トナーや感光
体の交換が難しい、用紙のジャム時の操作性が悪くなる
場合がある。
【0028】そこで、本実施例では、図1に示すよう
に、画像形成ステーションを縦方向に並べることによっ
て、装置の設置面積の低減を図り、また転写材搬送路に
沿って装置本体を分割可能な構成にすることによって、
ジャム処理性、消耗部品の交換性を向上させている。
【0029】4つの画像形成ユニットは下から、たとえ
ばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブ
ラック(K)の画像形成を担当しており、像担持体とし
て回転ドラム型の電子写真感光体、すなわち感光ドラム
11、12、13、14をそれぞれ有している。この感
光ドラム11〜14は、電気的に接地されたアルミシリ
ンダー等の基体上に有機感光層(OPC感光層)が表層
として形成されている。感光ドラム11〜14は、矢印
の反時計方向に所定の周速度(プロセススピード)で回
転駆動される。
【0030】感光ドラム11、12、13、14表面は
回転過程で、それぞれの一次帯電ローラ21、22、2
3、24により所定の極性(本実施例では負極性)の電
位に一様帯電され、ついで画像露光手段31、32、3
3、34により画像情報に基づいた画像露光を受けて、
それぞれ目的のカラー画像の第1、第2、第3、第4色
成分像、つまりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
成分像に対応した静電潜像が形成される。
【0031】ついで、感光ドラム11、12、13、1
4上の静電潜像は、現像器41、42、43、44によ
り各色のトナー(負帯電極性のトナー)で現像され、そ
れぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックトナー像
として可視化される。現像器41〜44は、一成分接触
現像方式を採用しており、感光ドラムに当接する現像ロ
ーラを有し、現像ローラ上にトナーを薄層担持して現像
部へ搬送し、現像ローラに印加した現像バイアス(本実
施例では負極性の電圧)により潜像を現像する。トナー
は磁性体を含まない所謂ノンマグトナーを使用した。
【0032】上記の4つの画像形成ユニットは、縦方向
(鉛直上方向)に転写材を搬送する転写材担持体として
の転写ベルト8の移動方向に沿って配置されている。転
写ベルト8は駆動ローラ102と2つのテンションロー
ラ101とに掛け回して設置され、矢印の反時計方向に
感光ドラム11〜14とほぼ同じ周速度で回転駆動され
る。
【0033】各画像形成ユニットには、電圧印加手段と
しての高圧電源51’〜54’(定電圧電源)に接続さ
れた転写ローラ51、52、53、54が設置され、そ
れぞれ転写ベルト8の背面から感光ドラム11、12、
13、14のニップ部(転写部)に当接している。本実
施例では、各転写ローラ51〜54は、カーボンブラッ
クで抵抗値を105Ωcmに調整したEPDMゴム製
の、直径12mmのソリッドゴムローラに形成されてい
る。後述するように、各転写ローラの抵抗値は転写ベル
トの抵抗値よりも充分に小さく、各転写部において、転
写ベルトの抵抗値からみると各転写ローラの抵抗値は無
視できる。
【0034】転写ベルト8には、図示しない用紙カセッ
トから給紙された転写材、例えば紙が図示しないレジス
トローラ対を介して供給され、転写ベルト8に当接する
吸着帯電手段としての吸着ローラ7とこれに対向するロ
ーラ101間に高圧電源(定電流電源)70より吸着電
流を印加して(図2参照)、転写ベルト8とのニップ部
(吸着部)において転写材が転写ベルト8の表面に静電
吸着され、転写ベルト8の回転にともない縦方向に搬送
される。なお、転写材を転写ベルトへ吸着する吸着工程
時を除いて吸着ローラ7を転写ベルトから離間させる離
間機構を有する構成としても良い。この場合、何らかの
原因で転写ベルトに付着したトナー等の異物が吸着ロー
ラに付着し、これが原因で転写材が汚れてしまうのを防
止することができる。
【0035】吸着ローラ7は芯金上にソリッドゴムを成
型してなっており、芯金に吸着用の高圧バイアスを印加
する。本実施例では、カーボンブラックを分散して抵抗
調整したEPDMゴムを成型した直径12mmのソリッ
ドゴムローラを用いた。その抵抗値は、幅1cmの金属
箔をローラ外周に巻き付け、これと芯金の間に500V
の電圧を印加したときの値で105Ωとした。後述する
ように、吸着ローラ7及び対向ローラ101の抵抗値は
転写ベルトの抵抗値よりも充分に小さく、吸着部におい
て、転写ベルトの抵抗値からみると吸着ローラ7及び対
向ローラ101の抵抗値は無視できる。
【0036】吸着バイアスは、装置本体が使用される環
境やプリント条件から制御手段としてのCPU74によ
り決定された信号によって高圧基板から発生される。所
定の吸着電流を印加したとき、この所定の電流を流すた
めに必要な電圧(ローラ101から吸着ローラ7間に発
生する電圧)を電圧検知手段としての電圧計73により
検知し、この検知結果を高圧基板上のA/Dコンバータ
ーによりA/D変換しCPUによりモニターされてい
る。
【0037】吸着ローラ7により静電吸着力を与えられ
て、最下端の1色目の画像形成ユニットの転写ニップ部
に転写ベルト8によって搬送された転写材は、高圧電源
51’から転写ローラ51に印加される転写電圧(本実
施例では正極性)により、感光ドラム11上の1色目の
イエロートナー像が転写される。
【0038】以下、転写材が2色目、3色目、4色目の
各画像形成ユニットの転写ニップ部を通過するごとに、
感光ドラム12上のマゼンタトナー像、感光ドラム13
上のシアントナー像、感光ドラム14上のブラックトナ
ー像が転写材に順次重ねて転写されて、転写材上にイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を
重畳したフルカラー画像が得られる。
【0039】全色の転写が終了した転写材は、転写ベル
ト8の上端からベルトの曲率によって分離され、ついで
定着器9(定着ローラ対)に搬送された転写材上にトナ
ー像を加熱定着することにより最終的なプリントとされ
た後、転写材は装置の機外に排出される。
【0040】転写が終了した感光ドラム11、12、1
3、14は、表面に残留した転写残りトナーをクリーニ
ング装置61、62、63、64に設けられたクリーニ
ングブレードで掻き取ってクリーニングされ、つぎの画
像形成に備える。
【0041】また、転写材の1面目に引き続いて転写材
の1面目とは反対の2面目に画像形成(両面画像形成)
を行う際には、一旦定着器9を通過した転写材の表裏を
反転して再度転写ベルト8に送り、感光ドラム11〜1
4側になった転写材の2面目に上述と同様に4色のトナ
ー像を多重転写しついで定着器9で定着する。
【0042】本実施例では、転写ベルト8は、イオン導
電剤を添加して109Ωcmに抵抗調整された厚さ10
0μmの無端のPVDF単層樹脂ベルトを用いた。転写
ベルトの体積抵抗率としては、チャージアップが過大と
なり結果として転写電圧が過大になってしまうのを防止
すると共に、転写工程終了後に転写ベルトを除電しなく
ても次の画像形成が開始されるまでに転写ベルトの帯電
電位を十分減衰させることができる(別途、転写ベルト
を除電する除電機構を設けなくてもよいので装置の小型
化、簡略化を図れる)という理由から、107〜1011
Ωcmに設定するのが好ましい。
【0043】なお、転写材を吸着する観点から、通常環
境において、転写材の体積抵抗率よりも転写ベルトの体
積抵抗率の方が大きくなるようなものを選択するのが好
ましく、上述したように本実施例では転写ベルトの体積
抵抗率として109Ωcmのものを採用している。
【0044】この転写ベルトの体積抵抗率は、JIS法
K6911に準拠した測定プローブを用い、ADVAN
TEST社製高抵抗計(モデルR8340)により10
0Vを印加して測定し、その値をベルトの厚さで割って
正規化したものである。なお、転写材(紙)等の体積抵
抗率も、ここで定義した方法により測定したものであ
る。
【0045】このようなイオン導電剤により抵抗調整を
行った転写ベルトを採用した場合、空気中の水分を転写
ベルトが吸収(吸湿)してしまうことにより抵抗値が変
動し易いという特性があることから転写不良が発生する
可能性がある。具体的には、転写ベルトの体積抵抗値
は、低温低湿環境L/L(15℃/10%RH)の場合
と高温高湿環境H/H(30℃/80%RH)の場合と
では約1桁異なる。
【0046】このように転写ベルトに大きな抵抗変動が
あると、実際に転写材に付与される転写電荷(電流)が
変化し、L/L環境では電流不足による転写不良、H/
H環境では放電により再転写現象が発生して転写効率
(感光体から転写材へのトナー像の転写効率)が低下し
色味ムラが発生する。
【0047】そこで、本実施例では、第1の接触部材と
しての対向ローラ101に所定の電流を印加し(このと
き、第2の接触部材としての吸着ローラ7は対向ローラ
101の対向電極としての役割を兼ねており転写ベルト
に接触するように構成される)、このとき電源70の入
力側と出力側の端子間に発生する電圧(電源70による
供給電圧)を電圧計73により検知する。そして、この
検知結果を電気信号に変換してCPUに送る構成となっ
ている。この検知結果から転写ベルト8の抵抗値を予測
する(求める)ことができる。そして、この検知結果に
基づいて各電源51’〜54’から転写ローラ51〜5
4に印加する転写電圧を制御するようにした。以下に、
具体例を示す。
【0048】本実施例では、吸着ローラ7、対向ローラ
101の抵抗値は転写ベルトの抵抗値と比較すると吸着
ローラ、対向ローラの抵抗値分は無視できるので(吸着
ローラ7及び対向ローラ101の体積抵抗率が転写ベル
トのそれよりも1桁以上小さいので)、対向ローラと転
写ベルトと吸着ローラとが直列に接続された状態で電圧
を検知することで、結果的に転写ベルトの抵抗を知るこ
とができる。
【0049】画像形成が開始される前の、所謂、前回転
時において、図2に示すように、高圧電源70から吸着
ローラ7と対向ローラ101間に所定の定電流を印加し
(このとき、転写ベルトと吸着ローラとの間に転写材は
存在しない)、電圧計73で転写ベルトを介して対向ロ
ーラ101と吸着ローラ7との間にかかる電圧(電源よ
り印加されている電圧)を検知する。このとき、CPU
は、検知された電圧値とROM等の記憶手段に記憶され
予め設定された電圧値とを比較して各転写電圧にフィー
ドバックする構成となっている。
【0050】吸着ローラ7と対向ローラ101との間に
は転写ベルト8のみが存在しているので、このときの電
流−電圧の関係は転写ベルトの特性(抵抗)を表してい
ることになる。
【0051】L/L、H/H、J/J(23℃/65%
RH)の異なった環境で、転写ベルトを介して対向ロー
ラ101と吸着ローラ7との間に50μAの定電流値を
印加した場合に検知される電圧をV0、同じ環境条件で
形成した画像の評価の結果から定めた各転写電源から各
転写ローラに印加するべき最適転写電圧をV1としたと
きの値を表1に示す。この最適転写電圧V1は、各環境
に放置した紙(ゼロックス社製4024用紙、坪量74
g/m2)で片面プリントを行ったときに最も転写効率
がよく、かつ画像不良が発生しない電圧である。
【0052】
【表1】
【0053】表1の結果から明らかなように、50μA
定電流制御時の電圧V0を2倍し、かつ100Vを加え
た値V1で各転写電圧を定電圧制御することによって、
最適な転写が行えることが分かった。すなわち、 V1[V]=V0×2+100 と表すことができる。
【0054】また、上記した紙の抵抗が比較的低い場合
で、片面プリントを行う場合、4色全ての転写電圧をV
1に設定して最適な転写効率を得ることができた。即
ち、転写工程を経る毎に転写電圧を順次増加させなくて
も良好に転写することができた。
【0055】なお、転写電源として定電圧電源を採用す
る理由は、転写ベルトの幅方向の長さに対して小さいサ
イズの転写材にトナー像を転写する場合、通紙部よりも
外側の非通紙部に転写電流が逃げてしまい転写電流不足
により転写不良が発生することを防止するためである。
【0056】本実施例では、環境変動により転写ベルト
の抵抗値が変動することにより発生する転写不良を防止
しているが、個々の転写ベルトの製造時に抵抗値のばら
つきが発生しても同様に転写不良が発生するのを防止す
ることができる。
【0057】即ち、従来のように、環境変動に依らず常
に一定の電圧で像転写を行った場合に発生していた画像
不良、転写不良を防止することができるようになった。
つまり、製造ばらつきによって転写ベルトの抵抗が設計
値と異なった場合にも、環境変動による転写ベルトの抵
抗変動と同じ挙動を示すことであるから、前記と同様の
手法で対応が可能となる。
【0058】また、第1画像形成ステーションの転写部
に転写材が到達する前の、所謂前回転時に、吸着部で上
記電圧を検知する構成であるので、第1〜4画像形成ス
テーションにおける転写工程時の転写電圧にフィードバ
ックを行うことが可能であるため、逐次的に検知結果を
すぐ後続のステーションの転写電圧に反映させることが
できる。
【0059】以上述べたように、本実施例では、吸着部
で上記電圧を検知することで転写ベルトの抵抗値を把握
でき、上記検知電圧に基づいて各転写電源から各転写ロ
ーラに印加する転写電圧をCPUにより制御するので、
各色のトナー像の転写効率を最適化、向上することがで
き、色ムラ(色味ムラ)のない良好なフルカラー画像を
得ることができる。
【0060】以上の実施例の別の例として、対向ローラ
101の代わりに転写ベルトに非接触のコロナ帯電器を
用いても良い。この場合、このコロナ帯電器に所定の電
流を印加して、コロナ帯電器と吸着ローラとの間に発生
する電圧(コロナ帯電器に電力を供給する電源電圧)を
検知する構成としても良い。
【0061】逆に、吸着ローラ7の代わりに転写ベルト
に非接触のコロナ帯電器を用いても良い。この場合、こ
のコロナ帯電器に所定の電流を印加して、コロナ帯電器
と対向ローラ101との間に発生する電圧(コロナ帯電
器に電力を供給する電源電圧)を検知する構成としても
良い。
【0062】また、以上の実施例では、吸着部で上記電
圧を検知する例を説明したが、図3に示すように吸着電
源(定電圧電源)75から対向ローラ101に所定の電
圧を印加し、このとき転写ベルトを介して対向ローラ1
01と吸着ローラ7との間を流れる電流(電源から対向
ローラに流れる電流)を電流計72にて検知し、この検
知電流に基づいてCPUにより各転写電圧を制御する構
成であっても良い。このとき、CPUは、検知した電流
値とROM等の記憶手段に記憶され予め設定された電流
値とを比較して各転写電圧にフィードバックする構成と
なっている。
【0063】また吸着ローラの代わりに吸着ブラシや吸
着ブレード等を用いてもよい。さらに、検知時、バイア
スを吸着ローラに印加する構成であってもよい。
【0064】実施例2 本実施例は、図1を用いて説明した画像形成装置に適用
できるものであり、上記実施例1とほぼ同様の構成であ
る。そこで、実施例1と異なる点について以下説明す
る。
【0065】上記実施例1では、吸着部で電圧又は電流
を検知して、各転写電圧の制御を行ったので、製造誤差
や環境変動による転写ベルトの抵抗変動が発生したとし
てもトナー像転写を良好に行うことができた。
【0066】これに対し、本実施例は、上流側と下流側
の画像形成ステーションの関係において、上流側のステ
ーションの転写部で電流または電圧を検知し、その上流
側、下流側の画像形成ステーションの転写電圧を決定す
るようにした。
【0067】つまり、上流側、下流側の画像形成ステー
ションの像担持体をそれぞれ第1、第2の像担持体、電
圧印加手段を第1、第2の電圧印加手段として、上流側
の画像形成ステーションの転写部での電流または電圧の
検知結果に基づき、第1、第2の像担持体上の画像を転
写材担持体上の転写材に転写する際の第1、第2の電圧
印加手段から転写材担持体に印加する第1、第2の転写
電圧を決定するものである。
【0068】本実施例では、図4、5に示すように、転
写材の搬送方向最上流の画像形成ステーション、即ち、
第1の画像形成ステーションの転写部において電流また
は電圧を検知して、転写ローラ51、転写ベルト8およ
び感光ドラム11のトータルの抵抗値を把握して、CP
Uによりこの検知結果に基づいて、第1の画像形成ステ
ーションの転写電圧、およびその下流側の第2、第3、
第4の画像形成ステーションの転写電圧を決定するよう
にした。
【0069】第1画像形成ステーションの転写部で電流
又は電圧の検知を行うことは、フィードバックを行う対
象そのものの抵抗を把握できるため検知精度を上げるこ
とができる。
【0070】さて、各画像形成ステーションの転写部で
は、感光ドラム、転写ベルト、転写ローラが電気的に直
列に接続された構成となっており、転写ローラに電圧を
印加する場合、この電圧は転写ローラ、転写ベルト、感
光ドラムのそれぞれに分担(分圧)されるが、本実施例
で用いた転写ローラ51〜54の抵抗値は前述のように
105Ωであるので、転写ローラによる電圧分担分をほ
とんど無視することができる。
【0071】しかしながら、OPC感光体である感光ド
ラム11〜14は、表層に誘電層としての電荷輸送層
(CT層)を有しており、非常に高い抵抗値を示す。感
光ドラム表面は帯電を受けながら回転移動することによ
って、静電容量を持つインピーダンスとして作用し、電
流を流すことができるが、そのインピーダンス値Zは、 Z=1/ω・C=t/(S・ε・ε0) (ω:感光ド
ラムの移動に関するパラメータ、S:単位時間あたりの
移動面積、ε:比誘電率、ε0:真空中の誘電率、t:
CT層の厚さ) で定まり、CT層の厚さtに比例する。
【0072】このようなことから、耐久するにつれて表
層が削れると、インピーダンスが低下して感光ドラムの
上記電圧分担分が低下し、その分、転写材に分担される
電圧が相対的に上昇する。このため転写材上のトナー像
が感光ドラムへ再転写してしまい転写効率が低下する可
能性がある。
【0073】そこで、本実施例では、実施例1と同様
に、画像形成が開始される前の、所謂前回転時に、転写
ローラ、転写ベルトおよび感光ドラムを電気的に直列接
続した状態で、転写電源51’から転写ローラ51に所
定の電圧を印加して、このとき転写ベルトを介して転写
ローラから感光ドラムに流れる電流を検知し、この検知
電流を示す信号がCPUに送られる。そして、CPU
は、ROM等の記憶手段に記憶され予め設定された電流
値と比較することにより、即ち、検知電流値に基づいて
各画像形成ステーションの転写電圧を決定するようにし
た。
【0074】本実施例の画像形成装置では、転写材が転
写部で転写帯電を受けて下流の画像形成ステーションの
転写部に移動するにしたがって、トナー像転写に必要と
される転写電圧を転写毎に順次大きく設定しなければな
らなくなる場合がある。
【0075】これは、転写帯電による転写ベルト及び転
写材のチャージアップに起因するもので、後続(下流)
の画像形成ステーションの転写部においては、転写ベル
ト及び転写材のチャージアップを考慮して、上流の画像
形成ステーションの転写部において印加される転写電圧
よりもかさ上げした転写電圧を印加しないと、各転写部
でほぼ同じ転写電流を流すことができない場合である。
【0076】本実施例は、転写ベルト8として実施例1
と同じ比較的低抵抗のものを用いたので、ある画像形成
ステーションの転写部での転写ベルトのチャージアップ
電荷は、つぎの画像形成ステーションの転写部に到達す
る前に減衰する。ただし、環境条件によっては転写ベル
トのチャージアップが無視できない場合があり、これに
ついては以下で述べる。
【0077】転写材は種類によっていろいろな抵抗値の
ものが存在するため、チャージアップを起こすものと、
それが無視できるものとに大別することができる。比較
的高抵抗のOHP(オーバーヘッドプロジェクター)用
フィルム(光透過性樹脂)や、一旦定着器を通過して水
分の蒸発により高抵抗化した両面画像形成時の紙は、転
写帯電により電荷が付与されるとその電荷は減衰し難い
ため、つぎの画像形成ステーションでの転写工程に影響
を及ぼす場合がある。
【0078】このことから、本実施例では、前回転時等
の非通紙時に、第1の画像形成ステーションの転写部に
おいて電流又は電圧を検知するようにした(転写ベルト
の抵抗値を把握するようにした)。そして、この検知結
果と、画像形成装置と通信回線等で接続されたホストコ
ンピューターあるいはユーザー等の指示から得られる転
写材の種類の情報とに基づいてCPUにより全ての転写
部で転写電圧を制御するようにした。
【0079】以下に、図4を用いて具体例を示す。
【0080】画像形成が開始される前の、所謂前回転時
において、第1画像形成ステーションの転写電源51’
から転写ローラ51に所定の定電圧、即ち500Vを印
加し、このとき転写ローラ51に流れる電流、即ち、転
写ベルトを介して転写ローラから感光ドラムへ流れる電
流を電流計78で検出して(転写部の抵抗値を把握する
ことができる)、A/D変換された検知電流値を示す信
号がCPUに送られる。この検知電流値は、転写ローラ
51と、転写ベルト8および感光ドラム11のインピー
ダンスを直列に合計したものである。
【0081】実施例1と同様に、CPUは、この検知信
号とROM等の記憶手段に記憶され予め設定された値と
を比較して、通紙時に必要な各転写電圧を制御する。こ
のような構成によって、転写ローラの抵抗値の環境変動
や製造ばらつきに依存しない転写バイアス制御が可能に
なるが、本実施例では、使用される転写材の状態を予測
して後続ステーションの転写バイアスを適宜変化させる
ことにより、さらに高精度のバイアス制御を行うように
した。
【0082】ホストコンピュータ等から得られる転写材
の種類の情報によって転写材がチャージアップしやすい
高抵抗のもの、つまりOHTフィルムや一旦定着器を通
った両面画像形成時の紙などである場合、CPUは、各
画像形成ステーションの転写バイアスを適宜変更し、下
流の画像形成ステーションに行くにしたがって転写バイ
アスを順次大きくなるように設定し、結果的に各転写部
においてほぼ同じ転写電流が流れるように制御する。
【0083】OHTフィルムを通紙した場合を例に挙げ
ると、OHTフィルムは、PETフィルムの表面に塗布
又はコーティング等の方法で帯電防止層を有する構成と
されているが、厚さ方向には絶縁物に近い非常に高い抵
抗値を示し、転写電荷を受けるとこの影響が下流の画像
形成ステーションまで影響を及ぼすことがある。
【0084】特に転写部のインピーダンスが高い場合
は、OHTの電荷減衰が阻害されるため、下流の画像形
成ステーションの転写電圧を上流の画像形成ステーショ
ンの転写電圧よりも充分にかさ上げするのが好ましい。
【0085】このような制御を行うことによって、転写
不良を防止でき、色ムラのないフルカラー画像を得るこ
とができる。
【0086】また、以上では転写部において電流を検知
する例について説明したが、図5に示すように、電圧を
検知する構成であっても良い。即ち、転写電源から転写
ベルトを介して転写ローラと感光ドラムとの間に流れる
電流が本来転写に必要な電流値、即ち、4μAとなるよ
うに制御して、このとき転写部(転写電源)で発生する
電圧を検知し、CPUはこの検知電圧に基づいて各画像
形成ステーションの転写電圧を決定する。
【0087】本来転写に必要な転写電流は、ε0=9.
95×10-12、ε=3、プロセススピードVp=10
0mm/秒、有効転写幅l=200mm、OPC感光層
のCT層厚さt=20μmを、I=ε×ε0×Vp×l
/tに代入して求められる。
【0088】表2に、前回転時に検知された電圧V0
と、実際の通紙時に各転写電源から各転写ローラ印加す
る第1、第2、第3、第4のステーションの転写電圧V
11、V12、V13、V14の関係を示す。これらの
関係は、それぞれの条件下で、各画像形成ステーション
の転写効率(感光体から転写材へのトナー像の転写効
率)が最大であり、かつ転写部での画像不良が発生しな
い転写電圧を実験で求めた値である。
【0089】
【表2】
【0090】表2から分かるように、検知結果から転写
部の抵抗値が低いと予想される場合は、第1画像形成ス
テーションで受けた転写ベルト及びOHTフィルム上の
表面電荷が減衰するため、第2ステーション以降の転写
電圧をかさ上げする必要はない。これは、実施例1で示
した普通紙の片面プリントの場合と同じである。
【0091】一方、OPC感光層の膜厚が厚いときや、
L/L環境等のために、検知結果から転写部(転写ロー
ラや転写ベルト)の抵抗値が高くと予想される場合、第
1画像形成ステーションの転写電圧を大きく設定するの
が好ましく、かつ転写材や転写ベルトのチャージアップ
による下流の画像形成ステーションの転写部における転
写電流の不足を補うため、下流の転写部に行くにしたが
って転写電圧をかさ上げする、いわゆる順次アップを行
うのが好ましい。
【0092】これら第1画像形成ステーションの転写バ
イアスや転写バイアスの順次アップ量の制御は、ホスト
コンピュータやユーザーの設定等から判断される転写材
の種類の情報と、上記前回転時において検知された結果
の情報から決定し、表2に示したような転写バイアスの
テーブルを、転写材の種類と検知結果(V0に相当)の
組み合わせによって複数個持つことによって、常に最適
な転写条件を得ることができるようになった。
【0093】以上述べたように、本実施例では、感光ド
ラム、転写ベルト、転写部材等を含む転写部のインピー
ダンスを測定することによって、インライン装置特有の
ステーションごとの転写不良を防止できるようになっ
た。
【0094】また、以上においては、転写ベルトを有す
るインライン方式の画像形成装置に本発明を適用する例
について説明したが、図6に示す中間転写体を有する画
像形成装置にも本発明を適用することができる。なお、
図6において図1と同じ符号を付したものは上記実施例
において説明したものと同じ機能を有しているので、詳
細な説明は省略する。次に、この画像形成装置の画像形
成プロセスを簡単に説明する。
【0095】中間転写体としての中間転写ベルト200
の移動方向に沿って配置された各画像形成ステーション
において、各感光ドラム上に各色のトナー像が形成され
る。各感光ドラム上の各色のトナー像は各画像形成ステ
ーションの各1次転写部において中間転写ベルトに順次
重ねて一次転写される。なお、各1次転写部の構成は、
図1の各画像形成ステーションの各転写部と同様であ
り、異なる点は、各1次転写部を転写材が通過しないこ
とである。そして、中間転写ベルト上のフルカラートナ
ー像は2次転写部に搬送され転写材に一括して2次転写
される。その後、定着器によりフルカラートナー像を転
写材に加熱定着し、転写材を機外に排出することで一連
の画像形成が終了する。
【0096】このような画像形成装置においても、図
7、8に示すように、上記実施例と同様な方法を用いて
検知工程を含む制御を行うことができる。即ち、1次転
写が開始される前(所謂、前回転時等)に、1次転写部
において所定の電圧又は電流を印加し、このとき流れる
電流又は発生する電圧を検知することで、中間転写体の
抵抗値を予測することができる。なお、このとき、この
検知結果に基づいて、CPUは、各1次転写部における
各1次転写電圧(1次転写電圧の順次アップ量(順次ア
ップ量がほぼゼロである場合もある))を制御すること
で、中間転写体上に色ムラのない良好なフルカラートナ
ー像を形成することができ、結果として、転写材上に良
好なフルカラートナー像を形成することができる。
【0097】実施例3 本実施例は、上記実施例1、2と同様に、図1の画像形
成装置に適用することができ、以下の点を除いてほとん
どの構成は実施例1、2で説明したものと同じである。
即ち、本実施例では、図2、3、4、5において、転写
材が担持されている転写ベルトの領域において、実施例
1、2と同様に、所定の電流又は電圧を印加したときに
電圧又は電流を検知する検知工程を行うことを特徴とし
ている。
【0098】本実施例では、通紙時、感光ドラム、転写
ベルト、転写ローラおよび転写材の抵抗を予測するため
に転写部において所定の電圧又は電流を印加したときに
電流又は電圧を検知し、又は、転写ベルトおよび転写材
の抵抗を予測するために吸着部において所定の電圧又は
電流を印加したときに電流又は電圧を検知し、この検知
結果に基づいて各転写バイアスを制御するようにした。
【0099】転写部で行う場合(図4、5)、転写材搬
送方向最上流に配置されている第1画像形成ステーショ
ンの転写部を転写材先端の非画像形成部(所謂、先端余
白部)が通過しているときに電流又は電圧を検知する。
そして、この検知結果に基づいて、検知工程の直後に第
1〜第4画像形成ステーションの各転写部で印加される
各転写電圧をCPUにより制御するようにした。
【0100】吸着部で行う場合(図2、3)、転写材先
端が第1画像形成ステーションの転写部に到達する前の
時点であって、転写ベルトに担持された転写材が吸着部
を通過するとき電流又は電圧を検知する。そして、この
検知結果に基づいて、検知工程の直後に第1〜第4画像
形成ステーションの各転写部で印加される転写電圧をC
PUにより制御するようにした。電流又は電圧を検知す
る検知工程において、対向ローラ101に印加する所定
の電圧又は電流を印加するタイミングとしては、転写材
の非画像形成部、即ち、転写材先端又は後端(転写材搬
送方向の長さが吸着部と第1画像形成ステーションの転
写部との間の距離よりも短い場合)の非画像形成部(余
白部)が吸着部を通過しているときが好ましい。
【0101】これは、その後の転写工程において、この
所定の電圧又は電流の印加による電位の履歴が転写材の
画像形成部に反映される場合があり、このような場合に
転写不良が発生するのを防止するためである。
【0102】ところで、環境変動により転写材、特に紙
の体積抵抗率は約106Ωcmから1012Ωcmまで変
動することから、転写ベルトの体積抵抗率よりも転写材
の体積抵抗率の方が大きくなる場合が存在する。そこ
で、本実施例では、実施例1、2とは異なり、電流又は
電圧を検知する検知工程を転写材が通過するときに行う
ことで、結果的に転写材の抵抗を予測することができ、
これをもって、転写材がチャージアップ型であるか否か
を判断することができる。従って、検知結果に基づい
て、CPUによりその後の各転写工程における各転写電
圧を良好に制御することができる。また、この検知結果
から、CPUは、転写材に良好な像転写を行うために必
要な転写電圧を転写工程を経るごとに順次増加させる
か、もしくは各転写電圧をほぼ同じとするかについて判
断している。本画像形成装置においても、上記実施例
1、2と同様に、検知結果に基づいて印加するべき各転
写電圧を記憶手段としてのROM(テーブル値)に予め
記憶させてあり、CPUは検知結果に基づいてテーブル
値を適宜選択する構成となっている。
【0103】また、画像形成開始信号が画像形成装置に
入力されてから1枚目の転写材が転写部又は吸着部を通
過するときに行った検知工程において得られた検知結果
を記憶手段としてのROMに記憶しておき、複数の転写
材に連続して画像形成を行う場合、CPUによりこの情
報に基づいて次の2枚目の転写材へのトナー像転写時の
転写電圧を制御することで、再度検知工程を行わなくて
も、紙種が変更されていない限り2枚目以降のプリント
の転写を最適に行うことができるようになる。
【0104】複数の転写材に連続して画像形成を行う場
合に、途中で紙種が変更されたかどうかは、例えば、給
紙カセットが装置から着脱されたかどうかを検知する手
段からの情報や、ホストコンピュータからの転写材の種
類の変更情報を用いることによって判断することができ
る。
【0105】以下、図5を用いて制御の具体例を示す。
【0106】第1画像形成ステーションの転写部を転写
材先端の余白部が通過するとき、電源51’から転写ロ
ーラ51に4μAの定電流を印加し、このとき、電源の
入出力端子間に発生する電圧(電源からの供給電圧)を
検知する。このとき、転写ベルトに担持された転写材は
感光ドラムに当接した状態になっている。
【0107】この検知結果に基づいて、CPUは、各転
写電圧、即ち、転写工程毎に転写電圧を順次増加させる
量を制御する。以下の表3は、検知電圧V0に基づいて
印加すべき転写電圧を示したものであり、また、この値
はROM(テーブル値)に記憶されており、CPUは検
知電圧V0から適正なテーブル値を選択する構成となっ
ている。なお、V11〜V14は、第1〜第4画像形成
ステーションの各転写部において印加すべき転写電圧を
表している。
【0108】このような検知、制御工程を行うことで、
環境変動により中国製の紙や表面処理を行ったコート紙
等の転写材の抵抗値が転写ベルトよりも大きくなる場合
であっても、転写材の種類を別途検知することなく、色
ムラのない良好なトナー像を形成(転写)することがで
きた。
【0109】また、表3に示すように、検知電圧が小さ
い場合は、電流過多による転写不良の防止のために、各
転写電圧を順次アップさせずにほぼ同じ転写電圧にして
いる。このような、各転写電圧が同じであっても、各転
写部においてほぼ同等の転写電流を流すことが可能にな
るからである。
【0110】
【表3】
【0111】また、上記制御を行った後、次の転写材へ
画像を形成するために転写ベルトに転写材が供給され担
持されているとき、再度、上記検知工程を行った結果、
CPUが各画像形成ステーションの各転写部において流
れる電流が目標とする4μAに到達していないと判断す
ると、表3に示す転写電圧よりもさらに100Vかさ上
げした転写電圧を各転写部において印加するようなフィ
ードバックループを行うことで、さらに転写電圧の適正
化を図ることが可能である。
【0112】以上述べたように、本実施例では、環境変
動により、転写ベルトの体積抵抗率よりも転写材の体積
抵抗率の方が大きくなるような場合であっても、各画像
形成ステーションにおいて印加される各転写電圧を適正
に設定することができる。従って、転写不良が発生して
転写効率が低下するのを防止することができるので、色
ムラのない高品質の画像を形成することができる。
【0113】また、上記のような通紙時に電圧を検知し
て、この検知結果から各転写電圧を制御する構成に限ら
ず、通紙時に電流を検知してこの検知結果から各転写電
圧を制御する構成(図4)であっても何ら問題はなく、
検知方法は実施例2と同様であるので詳しい説明は省略
する。さらに、図2、3のように、通紙時に吸着部にお
いて電圧又は電流を検知し、この検知結果から各転写電
圧を制御する構成であってもよく、検知方法は実施例1
と同様であるので詳しい説明は省略する。
【0114】以上の実施例では、いずれも、転写ベルト
による転写材の搬送方向が鉛直上方向、又は、中間転写
体による像の搬送方向が鉛直方向である場合を例に説明
したが、これに限られず、上記方向が水平方向等であっ
てもよい。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写ベルトや中間転写ベルト等のベルト体を用いたイン
ライン方式の画像形成装置において、転写材吸着部や画
像転写部において、転写に関与する部材の抵抗値を検知
し、この結果に基づいて各ステーションの転写バイア
ス、もしくは転写バイアスの順アップ量を決定するよう
にしたので、各ステーションで転写ベルト上の転写材も
しくは中間転写ベルトへの画像の転写に対し常に最適な
転写効率を得ることができ、インライン方式に特有の転
写効率の違いによる色ムラ等を防止して、転写材に良好
なカラー画像を得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置を説明する概略構
成図である。
【図2】図1の吸着部の詳細を説明する図である。
【図3】他の適用例としての吸着部の詳細を説明する図
である。
【図4】図1の転写部の詳細を説明する図である。
【図5】他の適用例としての転写部の詳細を説明する図
である。
【図6】本発明にかかる画像形成装置を説明する概略構
成図である。
【図7】図6の1次転写部の詳細を説明する図である。
【図8】他の適用例としての1次転写部の詳細を説明す
る図である。
【符号の説明】
7 吸着ローラ 8 転写ベルト 9 定着器 11〜14 感光ドラム 21〜24 帯電器 31〜34 露光手段 41〜44 現像器 51〜54 転写ローラ 101 テンションローラ 102 駆動ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DC02 DE04 DE07 DE10 EA03 EB04 EC06 EC11 EC19 ED24 EF06 2H030 AA03 AB02 AD16 BB44 BB46 BB54 2H032 AA02 AA05 AA15 BA09 BA18 BA23 CA02

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材を担持する転写材担持体と、 前記転写材担持体による転写材の搬送方向に沿って順に
    設けられ、異なる色の像を担持する第1の像担持体及び
    第2の像担持体と、 前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体上の像を前
    記転写材担持体に担持された転写材に順次重ねて転写す
    るために前記転写材担持体に第1の電圧及び第2の電圧
    をそれぞれ印加する第1の電圧印加手段及び第2の電圧
    印加手段と、 像転写が開始される前において、前記転写材担持体の転
    写材が担持されている領域に所定の電圧を印加したとき
    前記転写材担持体に流れる電流を検知する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて前記第1の電圧
    及び前記第2の電圧を制御する制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記検知手段による検知
    結果に基づいて前記第1の電圧と前記第2の電圧との差
    を制御することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は転写材の種類に基づいて
    前記第1の電圧と前記第2の電圧との差を制御すること
    を特徴とする請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 転写材が光透過性樹脂である場合、前記
    第2の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値よりも大
    きいことを特徴とする請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 転写材の第1の面に転写された像を加熱
    定着した後、前記転写材担持体に担持された転写材の前
    記第1の面とは反対の第2の面に像を転写する場合、前
    記第2の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値よりも
    大きいことを特徴とする請求項2の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の電圧と前記第2の電圧との差
    はゼロであることを特徴とする請求項2の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記検知手段は、前記第1の電圧印加手
    段により前記転写材担持体に前記所定の電圧を印加した
    とき前記転写材担持体に流れる電流を検知することを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記検知手段は、前記転写材担持体の転
    写材先端の非画像形成部が担持されている領域に前記第
    1の電圧印加手段により前記所定の電圧を印加したとき
    前記転写材担持体に流れる電流を検知することを特徴と
    する請求項7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記検知手段による検
    知結果に基づいて前記転写材担持体の転写材の画像形成
    部が担持されている領域に印加される前記第1の電圧及
    び前記第2の電圧を制御することを特徴とする請求項8
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 転写材を前記転写材担持体に吸着する
    吸着帯電手段を更に有し、前記検知手段は、前記吸着帯
    電手段により前記転写材担持体の転写材が担持されてい
    る領域に前記所定の電圧を印加したとき前記転写材担持
    体に流れる電流を検知することを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の電圧及び前記第2の電圧は
    定電圧制御されることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかの項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 転写材を担持する転写材担持体と、 前記転写材担持体による転写材の搬送方向に沿って順に
    設けられ、異なる色の像を担持する第1の像担持体及び
    第2の像担持体と、 前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体上の像を前
    記転写材担持体に担持された転写材に順次重ねて転写す
    るために前記転写材担持体に第1の電圧及び第2の電圧
    をそれぞれ印加する第1の電圧印加手段及び第2の電圧
    印加手段と、 像転写が開始される前において、前記転写材担持体の転
    写材が担持されている領域に所定の電流を印加したとき
    発生する電圧を検知する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて前記第1の電圧
    及び前記第2の電圧を制御する制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は前記検知手段による検
    知結果に基づいて前記第1の電圧と前記第2の電圧との
    差を制御することを特徴とする請求項12の画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は転写材の種類に基づい
    て前記第1の電圧と前記第2の電圧との差を制御するこ
    とを特徴とする請求項13の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 転写材が光透過性樹脂である場合、前
    記第2の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値よりも
    大きいことを特徴とする請求項14の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 転写材の第1の面に転写された像を加
    熱定着した後、前記転写材担持体に担持された転写材の
    前記第1の面とは反対の第2の面に像を転写する場合、
    前記第2の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値より
    も大きいことを特徴とする請求項13の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の電圧と前記第2の電圧との
    差はゼロであることを特徴とする請求項13の画像形成
    装置。
  18. 【請求項18】 前記検知手段は、前記第1の電圧印加
    手段により前記転写材担持体に前記所定の電流を印加し
    たとき発生する電圧を検知することを特徴とする請求項
    12〜17のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記検知手段は、前記転写材担持体の
    転写材先端の非画像形成部が担持されている領域に前記
    第1の電圧印加手段により前記所定の電流を印加したと
    き発生する電圧を検知することを特徴とする請求項18
    の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、前記検知手段による
    検知結果に基づいて前記転写材担持体の転写材の画像形
    成部が担持されている領域に印加される前記第1の電圧
    及び前記第2の電圧を制御することを特徴とする請求項
    19の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 転写材を前記転写材担持体に吸着する
    吸着帯電手段を更に有し、前記検知手段は、前記吸着帯
    電手段により前記転写材担持体の転写材が担持されてい
    る領域に前記所定の電流を印加したとき発生する電圧を
    検知することを特徴とする請求項12〜17のいずれか
    の項に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の電圧及び前記第2の電圧は
    定電圧制御されることを特徴とする請求項12〜17の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 転写材を担持する転写材担持体と、 前記転写材担持体による転写材の搬送方向に沿って順に
    設けられ、異なる色の像を担持する第1の像担持体及び
    第2の像担持体と、 前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体上の像を前
    記転写材担持体に担持された転写材に順次重ねて転写す
    るために前記転写材担持体に第1の電圧及び第2の電圧
    をそれぞれ印加する第1の電圧印加手段及び第2の電圧
    印加手段と、 像転写が開始される前において、前記転写材担持体の転
    写材が担持されていない領域に所定の電圧を印加したと
    き前記転写材担持体に流れる電流を検知する検知手段
    と、 前記検知手段による検知結果に基づいて前記第1の電圧
    及び前記第2の電圧を制御する制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記制御手段は前記検知手段による検
    知結果に基づいて前記第1の電圧と前記第2の電圧との
    差を制御することを特徴とする請求項23の画像形成装
    置。
  25. 【請求項25】 前記制御手段は転写材の種類に基づい
    て前記第1の電圧と前記第2の電圧との差を制御するこ
    とを特徴とする請求項24の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 転写材が光透過性樹脂である場合、前
    記第2の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値よりも
    大きいことを特徴とする請求項25の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 転写材の第1の面に転写された像を加
    熱定着した後、前記転写材担持体に担持された転写材の
    前記第1の面とは反対の第2の面に像を転写する場合、
    前記第2の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値より
    も大きいことを特徴とする請求項24の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記第1の電圧と前記第2の電圧との
    差はゼロであることを特徴とする請求項24の画像形成
    装置。
  29. 【請求項29】 前記検知手段は、前記第1の電圧印加
    手段により前記転写材担持体に前記所定の電圧を印加し
    たとき前記転写材担持体に流れる電流を検知することを
    特徴とする請求項23〜28のいずれかの項に記載の画
    像形成装置。
  30. 【請求項30】 転写材を前記転写材担持体に吸着する
    吸着帯電手段を更に有し、前記検知手段は、前記吸着帯
    電手段により前記転写材担持体の転写材が担持されてい
    ない領域に前記所定の電圧を印加したとき前記転写材担
    持体に流れる電流を検知することを特徴とする請求項2
    3〜28のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  31. 【請求項31】 前記第1の電圧及び前記第2の電圧は
    定電圧制御されることを特徴とする請求項23〜28の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 転写材を担持する転写材担持体と、 前記転写材担持体による転写材の搬送方向に沿って順に
    設けられ、異なる色の像を担持する第1の像担持体及び
    第2の像担持体と、 前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体上の像を前
    記転写材担持体に担持された転写材に順次重ねて転写す
    るために前記転写材担持体に第1の電圧及び第2の電圧
    をそれぞれ印加する第1の電圧印加手段及び第2の電圧
    印加手段と、 像転写が開始される前において、前記転写材担持体の転
    写材が担持されていない領域に所定の電流を印加したと
    き発生する電圧を検知する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて前記第1の電圧
    及び前記第2の電圧を制御する制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  33. 【請求項33】 前記制御手段は前記検知手段による検
    知結果に基づいて前記第1の電圧と前記第2の電圧との
    差を制御することを特徴とする請求項32の画像形成装
    置。
  34. 【請求項34】 前記制御手段は転写材の種類に基づい
    て前記第1の電圧と前記第2の電圧との差を制御するこ
    とを特徴とする請求項33の画像形成装置。
  35. 【請求項35】 転写材が光透過性樹脂である場合、前
    記第2の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値よりも
    大きいことを特徴とする請求項34の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 転写材の第1の面に転写された像を加
    熱定着した後、前記転写材担持体に担持された転写材の
    前記第1の面とは反対の第2の面に像を転写する場合、
    前記第2の電圧の絶対値は前記第1の電圧の絶対値より
    も大きいことを特徴とする請求項33の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 前記第1の電圧と前記第2の電圧との
    差はゼロであることを特徴とする請求項33の画像形成
    装置。
  38. 【請求項38】 前記検知手段は、前記第1の電圧印加
    手段により前記転写材担持体に前記所定の電圧を印加し
    たとき前記転写材担持体に流れる電流を検知することを
    特徴とする請求項32〜37のいずれかの項に記載の画
    像形成装置。
  39. 【請求項39】 転写材を前記転写材担持体に吸着する
    吸着帯電手段を更に有し、前記検知手段は、前記吸着帯
    電手段により前記転写材担持体の転写材が担持されてい
    ない領域に前記所定の電流を印加したとき発生する電圧
    を検知することを特徴とする請求項32〜37のいずれ
    かの項に記載の画像形成装置。
  40. 【請求項40】 前記第1の電圧及び前記第2の電圧は
    定電圧制御されることを特徴とする請求項32〜37の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  41. 【請求項41】 転写材に転写する像を担持する中間転
    写体と、 前記中間転写体の移動方向に沿って順に設けられ、異な
    る色の像を担持する第1の像担持体及び第2の像担持体
    と、 前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体上の像を前
    記中間転写体に順次重ねて転写するために前記中間転写
    体に第1の電圧及び第2の電圧をそれぞれ印加する第1
    の電圧印加手段及び第2の電圧印加手段と、 前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体から前記中
    間転写体への像転写が開始される前において、前記中間
    転写体に所定の電圧を印加したとき前記中間転写体に流
    れる電流を検知する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて前記第1の電圧
    及び前記第2の電圧を制御する制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  42. 【請求項42】 前記制御手段は前記検知手段による検
    知結果に基づいて前記第1の電圧と前記第2の電圧との
    差を制御することを特徴とする請求項41の画像形成装
    置。
  43. 【請求項43】 前記検知手段は、前記第1の電圧印加
    手段により前記中間転写体に前記所定の電圧を印加した
    とき前記中間転写体に流れる電流を検知することを特徴
    とする請求項42の画像形成装置。
  44. 【請求項44】 前記第1の電圧及び前記第2の電圧は
    定電圧制御されることを特徴とする請求項41〜43の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  45. 【請求項45】 転写材に転写する像を担持する中間転
    写体と、 前記中間転写体の移動方向に沿って順に設けられ、異な
    る色の像を担持する第1の像担持体及び第2の像担持体
    と、 前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体上の像を前
    記中間転写体に順次重ねて転写するために前記中間転写
    体に第1の電圧及び第2の電圧をそれぞれ印加する第1
    の電圧印加手段及び第2の電圧印加手段と、 前記第1の像担持体及び前記第2の像担持体から前記中
    間転写体への像転写が開始される前において、前記中間
    転写体に所定の電流を印加したとき発生する電圧を検知
    する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて前記第1の電圧
    及び前記第2の電圧を制御する制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  46. 【請求項46】 前記制御手段は前記検知手段による検
    知結果に基づいて前記第1の電圧と前記第2の電圧との
    差を制御することを特徴とする請求項45の画像形成装
    置。
  47. 【請求項47】 前記検知手段は、前記第1の電圧印加
    手段により前記中間転写体に前記所定の電流を印加した
    とき発生する電圧を検知することを特徴とする請求項4
    6の画像形成装置。
  48. 【請求項48】 前記第1の電圧及び前記第2の電圧は
    定電圧制御されることを特徴とする請求項45〜47の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  49. 【請求項49】 像を担持する像担持体と、 転写材を担持する転写材担持体と、 前記像担持体上の像を前記転写材担持体に担持された転
    写材に転写するために前記転写材担持体に電圧を印加す
    る電圧印加手段と、 像転写が開始される前において、前記転写材担持体の転
    写材が担持されている領域に所定の電圧を印加したとき
    前記転写材担持体に流れる電流を検知する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて前記電圧印加手
    段から前記転写材担持体に印加する電圧を制御する制御
    手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  50. 【請求項50】 像を担持する像担持体と、 転写材を担持する転写材担持体と、 前記像担持体上の像を前記転写材担持体に担持された転
    写材に転写するために前記転写材担持体に電圧を印加す
    る電圧印加手段と、 像転写が開始される前において、前記転写材担持体の転
    写材が担持されている領域に所定の電流を印加したとき
    発生する電圧を検知する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて前記電圧印加手
    段から前記転写材担持体に印加する電圧を制御する制御
    手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2000342320A 1999-11-19 2000-11-09 画像形成装置 Pending JP2001209233A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000342320A JP2001209233A (ja) 1999-11-19 2000-11-09 画像形成装置
DE60042959T DE60042959D1 (de) 1999-11-19 2000-11-16 Kontrolle der Übertragungsspannung in einem Farbbilderzeugungsgerät
US09/713,231 US6477339B1 (en) 1999-11-19 2000-11-16 Image forming apparatus with current detector and voltage control based on detection result
EP00125000A EP1102129B1 (en) 1999-11-19 2000-11-16 Control of the transfer voltage in a colour image forming apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-330438 1999-11-19
JP33043899 1999-11-19
JP2000342320A JP2001209233A (ja) 1999-11-19 2000-11-09 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001209233A true JP2001209233A (ja) 2001-08-03

Family

ID=26573529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000342320A Pending JP2001209233A (ja) 1999-11-19 2000-11-09 画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6477339B1 (ja)
EP (1) EP1102129B1 (ja)
JP (1) JP2001209233A (ja)
DE (1) DE60042959D1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057973A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Canon Inc 画像形成装置
JP2006145920A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Canon Inc 画像形成装置
US7778558B2 (en) 2006-11-24 2010-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus capable of controlling application voltage to adhering member
JP2015210281A (ja) * 2014-04-23 2015-11-24 シャープ株式会社 画像形成装置、転写電流制御方法および転写電流制御プログラム

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6629795B2 (en) * 2000-03-10 2003-10-07 Sharp Kabushiki Kaisha Image formation apparatus
US6766123B2 (en) * 2000-11-10 2004-07-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with detected-current transfer material charging voltage control feature
JP2003131498A (ja) * 2001-10-29 2003-05-09 Canon Inc 転写装置、及びこれを備えた画像形成装置
US6781880B2 (en) * 2002-07-19 2004-08-24 Micron Technology, Inc. Non-volatile memory erase circuitry
JP2004117509A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Canon Inc 画像形成装置
JP2004205872A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Canon Inc 画像形成装置
JP2005018029A (ja) * 2003-05-30 2005-01-20 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
JP2005195647A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Sharp Corp 転写装置
KR100611984B1 (ko) * 2004-07-19 2006-08-11 삼성전자주식회사 프린터의 정착 제어 방법 및 장치
JP4143587B2 (ja) * 2004-10-05 2008-09-03 シャープ株式会社 画像形成装置
KR100601716B1 (ko) * 2005-01-05 2006-07-18 삼성전자주식회사 고압 발생 장치 및 롤 저항 센싱 방법
KR100850712B1 (ko) * 2005-06-20 2008-08-06 삼성전자주식회사 화상 형성 장치의 전사 전압 제어 방법 및 장치
JP5028855B2 (ja) * 2006-04-27 2012-09-19 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
US8200105B2 (en) * 2007-08-31 2012-06-12 Ricoh Company, Ltd. First stage transfer bias of an image forming device
JP5279224B2 (ja) * 2007-09-21 2013-09-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2010054813A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US20100074641A1 (en) * 2008-09-24 2010-03-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and transfer bias compensation method of the same
JP2010128054A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US8737854B2 (en) 2012-03-27 2014-05-27 Eastman Kodak Company Printing system with receiver capacitance estimation
US9152095B1 (en) 2014-06-27 2015-10-06 Eastman Kodak Company Determining transfer bias settings in electrophotographic printing
EP3246760A1 (en) * 2016-05-18 2017-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP7005197B2 (ja) * 2017-07-07 2022-01-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
US20230280678A1 (en) * 2022-03-02 2023-09-07 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5179397A (en) * 1989-04-03 1993-01-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with constant voltage and constant current control
US5177549A (en) 1990-05-15 1993-01-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus supplied with controllable bias voltage
US5187536A (en) * 1990-11-30 1993-02-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US5264092A (en) 1991-10-02 1993-11-23 Moltech Corporation Redox polymer modified electrode for the electrochemical regeneration of coenzyme
JP3245240B2 (ja) * 1992-01-22 2002-01-07 株式会社リコー 画像形成装置の転写装置
JPH07134503A (ja) * 1993-09-17 1995-05-23 Canon Inc 画像形成装置
JPH07175287A (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 Hitachi Ltd カラー画像電子写真装置
JPH1097148A (ja) * 1996-08-02 1998-04-14 Canon Inc 画像形成装置
JP2901560B2 (ja) * 1996-12-24 1999-06-07 新潟日本電気株式会社 カラー画像形成装置
JP3376230B2 (ja) 1996-12-25 2003-02-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
US6226486B1 (en) * 1997-06-04 2001-05-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with electrically grounded roller
US5974281A (en) 1997-06-27 1999-10-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus using intermediate transfer member
JP3462739B2 (ja) * 1997-12-24 2003-11-05 シャープ株式会社 カラー画像形成装置
US6253038B1 (en) * 1998-08-31 2001-06-26 Canon Kabushiki Kaisha Image apparatus having an improved intermediate transfer system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057973A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Canon Inc 画像形成装置
JP2006145920A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Canon Inc 画像形成装置
US7778558B2 (en) 2006-11-24 2010-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus capable of controlling application voltage to adhering member
JP2015210281A (ja) * 2014-04-23 2015-11-24 シャープ株式会社 画像形成装置、転写電流制御方法および転写電流制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1102129B1 (en) 2009-09-16
EP1102129A2 (en) 2001-05-23
DE60042959D1 (de) 2009-10-29
US6477339B1 (en) 2002-11-05
EP1102129A3 (en) 2004-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001209233A (ja) 画像形成装置
US8045875B2 (en) Image forming apparatus and image forming method capable of generating stable transfer electric field
JP3268751B2 (ja) 画像形成装置
JP4878635B2 (ja) 画像形成装置
US8478152B2 (en) Image forming apparatus and method using different transfer voltages when recording material is heated in different image forming modes using different numbers of heating device
US5991555A (en) Image forming apparatus
JP3600102B2 (ja) カラー画像形成装置
JP6149512B2 (ja) 画像形成装置
JP2012032573A (ja) 画像形成装置
US20170060045A1 (en) Image forming apparatus
JP2003066742A (ja) 画像形成装置
JP2007101755A (ja) 画像形成装置
JP2002278307A (ja) 画像形成装置及びその除電手段のバイアス制御方法
JP7350536B2 (ja) 画像形成装置
JP2006106667A (ja) 転写装置及び画像形成装置
US9081334B2 (en) Image forming apparatus
JP3740333B2 (ja) 画像形成装置
JP2000098771A (ja) カラー電子写真画像形成装置
JP2006145920A (ja) 画像形成装置
JP4763932B2 (ja) 画像形成装置
JP2004144784A (ja) 画像形成装置
JP2003248384A (ja) 画像形成装置
US7020422B2 (en) Transferring roller, transfer device, and image forming apparatus
JP2021060535A (ja) 画像形成装置
JP2003195657A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404