JP4878635B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ,複写機等の静電記録方式の画像形成装置に関し、感光ドラムなどの像担持体上のトナー像を、記録材や中間転写体などの別の像担持体に転写する方式の画像形成装置に関する。
従来の、例えば、電子写真方式の複写機やLBP(レーザービームプリンタ)等の画像形成装置は、図9に示すように感光ドラム1(像担持体、電子写真感光体)、帯電器2、露光装置3、現像器4などを備える。画像形成を行う場合には、感光ドラム1の表面を帯電器2により帯電した後、露光装置3によりこの感光ドラム1上に静電潜像を形成する。そして、磁性キャリアとトナーが混在する現像剤を内包する現像器4により、感光ドラム1上の静電潜像に対してトナー像を作像する。感光ドラム1上のトナー像は、感光ドラム1に対向配置されたベルト状の中間転写ベルト5(別の像担持体、中間転写体)に静電的に転写(一次転写)される。更に、中間転写ベルト5上のトナー像は、記録材Pへ静電的に転写(二次転写)される。このような転写は、それぞれの転写部(一次転写部T1、二次転写部T2)に、電源6a、6bから電圧を印加することにより行う。このために、それぞれの転写部に配置された転写ローラ7a、7b(転写手段)に電源6a、6bが接続されている。このような転写に使用される転写手段としては、近年、ローラタイプが使用されることが一般的であるが、ブレードタイプのものも使用可能である。
転写ローラ7a、7bは、その抵抗値が1×10〜1×1010(Ω)程度の値に調整されるが、近年、図10に示すように、導電性の芯金8の外周面に弾性層9を有し、この弾性層9に導電性フィラーを分散させたものが提案されている。例として、カーボンや金属酸化物等の導電性フィラーを分散させたEPDMローラやウレタンローラを挙げることができる。また、転写ローラ7a、7bとして、弾性層9にイオン導電系の材料を含むイオン導電性を有するものを使用する場合もある。例として、ウレタン等の材料自身に導電性を持たせたものや、界面活性剤を弾性層9に分散させたものが挙げられる。
このような転写ローラ7a、7bは、トナーと同様に機内の温湿度や通電時間に応じて、抵抗が変動しやすいことが知られている。転写ローラ7a、7bの抵抗変動が発生すると、転写部に適正な電荷を付与することができず、転写不良の発生を誘発することが懸念されている。即ち、印加する電圧が同じでも、抵抗変動により転写部に適正な電流が流れず、転写不良が発生する。このため、以下のように、転写時の転写バイアスを調整する構造が知られている。
まず、PTVC(Programable Transfer Voltage Control)方式の転写電圧調整方法がある。この方式の場合、プリント動作前に、定電圧制御された転写部に印加する電圧を段階的に振り、同時に転写部に流れる電流値をモニターする。このときの電流と電圧との関係から、目標電流に対する電圧値を導く。そして、その電圧を画像形成時の転写電圧として使用する(以下、定電圧制御の転写電圧調整方法と記す。特許文献1)。また、記録材が像担持体と転写部材との間を通過していない非通過期間である紙間で、順次電圧を増加させ、このときに検出した電流値と目標(ターゲット)電流値とを比較し、転写時の転写電圧を補正する方式も提案されている(特許文献2)。なお、連続プリント中の転写ローラの抵抗変動としては、短期的な変動としては昇温による抵抗低下、長期的には、転写ローラの通電劣化による抵抗上昇が挙げられる。
特開平5−6112号公報 特開平10−207262号公報
上述の定電圧制御の転写電圧調整方式を使用した特許文献1に記載された構造の場合、画像形成前の前回転中に転写電圧の調整を行うため、連続プリント中の転写ローラの抵抗変動に対応できない。このため、連続プリントを中断して定電圧制御の転写電圧調整を実行し、再び連続プリントに戻るという制御が考えられる。しかしながら、連続プリントを中断して定電圧制御の転写電圧調整方法を実行する方式では、連続プリントを中断するため、定電圧制御の転写電圧調整方法を実施する時間とその回数だけ生産性に影響を与えてしまう。
また。特許文献2には、紙間の電流値をモニターしてターゲット電流値との差分を補正するとの記述があるが、その補正量の決め方が詳細に記載されていない。つまり、電流の差分は分かるが、その差分から電圧値の補正量を決める目安に関して記載されていない。このような補正量は、例えば、画像形成前に行われる定電圧制御の転写電圧調整方法による電流と電圧との関係に基づいて、連続プリント中のモニター電流とターゲット電流の差分から導き出すことが考えられる。但し、機内の温湿度の変化などにより、転写ローラ自体が抵抗変動するため、電流と電圧との関係が、画像形成前に行われた関係に対して変化してしまっている事が考えられる。
この点について、図11により説明する。この図11は、初期状態での転写部での電流と電圧との関係、及び、連続プリント中に転写ローラが通電劣化の影響で抵抗上昇した場合の電圧と電流との関係を示したものである。まず、画像形成前(初期状態)の定電圧制御の転写電圧調整方法によって、ターゲット電流TrI1に対応するTrV1が画像形成中に印加されていたとする。その後、連続プリント中の転写ローラの抵抗上昇により、電流と電圧との関係が変化し、TrV1を印加したときの電流が低下しTrI2となったとする。この時、初期の電流と電圧との関係(図中のI−Vカーブ)から電圧値を補正する場合、次のようになる。即ち、初期のTrI1に対応する転写電圧TrV1と、連続プリント中の転写ローラの抵抗上昇で低下した電流TrI2に対応するTrV2との差分、つまりTrV1−TrV2=ΔV1を、TrV1に足して補正する。
しかしながら、このように転写電圧を補正しても、図11に示すように、初期の状態でのI−Vカーブと連続プリント中のI−Vカーブは変わってしまっているため、TrV1にΔV1を足したとしても、連続プリント中のI−Vカーブでは電流がTrI3となる。このため、上述のような補正をしても、目標電流値であるTrI1に対して不足してしまう。このような不足は、連続プリントが続き、抵抗変動が大きくなればなるほど大きな誤差を生む要因となる。
本発明は、上述のような事情に鑑み、生産性を低下させることなく、転写不良を防止できる構造を実現するものである。
本発明は、像担持体と、該像担持体に担持されたトナー像を転写部で別の像担持体に転写する転写手段と、該転写手段に電圧を印加する電源と、該電源の電圧を制御する制御部と、前記転写部に流れる電流値を検知する電流検知部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、前記別の像担持体に所定回連続して転写される各トナー像の間部分毎に、それぞれ異なる電圧を前記転写手段に印加し、トナー像を転写する際には、各トナー像の間部分毎でそれぞれ印加される電圧のうち、前記電流検知部により検知した電流値が目標電流値に最も近い値となる電圧を選択して印加するように、前記電源を制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、各トナー像の間部分毎に転写手段に印加したそれぞれ異なる電圧のうち、電流検知部により検知した電流値が目標電流に最も近い値となる電圧を選択して印加している。このため、転写手段の抵抗変化などにより、転写部に流れる電流値が目標電流値から外れても、プリントを中断することなく、電圧を適切に切り替えられる。この結果、生産性を低下させることなく、転写不良を防止できる構造を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略図。 第1の実施形態に係る転写電圧制御のうち、画像形成前の制御を含むタイムチャート。 同じく連続プリント中の制御を示すタイムチャート。 同じくN+Mイメージ間以降の制御を示すタイムチャート。 第1の実施形態の初期の状態とN+Mイメージ後との状態での電流と電圧との関係を示す図。 本発明の参考例に係る画像形成装置の概略図。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の概略図。 第2の実施形態の初期の状態と、N+Mイメージ後及びN+M+αイメージ後の状態とでの電流と電圧との関係を示す図。 画像形成装置の従来構造の1例を示す概略図。 転写ローラを示す概略斜視図。 従来構造で考えられる転写電圧制御を説明するために、初期の状態と連続プリント中の状態とでの電流と電圧との関係を示す図。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図5を用いて説明する。図1は、本実施形態を適用した画像形成装置の概略構成を示す。なお、図1において、基本的な構成は、図9で説明した従来構造とほぼ同じであるため、同等部分の説明を省略或は簡略にし、図9で説明していない部分を中心に説明する。感光ドラム1(像担持体)の表面には、この感光ドラム1の矢印A方向への回転に伴い、帯電器2による帯電、画像情報に基づく露光装置3の露光等の周知の電子写真プロセスによって、画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、感光ドラム1上に形成された静電潜像を現像器4で現像して、感光ドラム1上にトナー像を形成する。なお、符号10は感光ドラム1の表面電位を検出する電位検出手段である。また、図示は省略するが、感光ドラム1内にドラムヒータを設置し、感光ドラム1の表面付近の温度を一定に保つようにする場合もある。これにより、感光ドラム1の表面付近の雰囲気中の水分量を調整し、前述の静電潜像形成を安定して行える。
また、感光ドラム1の表面に当接されるように配設された、別の像担持体である中間転写ベルト5は、複数の張架ローラ11〜15に張架されて矢印Bの方向へ回動するようになっている。図示の例では、張架ローラ11、12は1次転写部T1の近傍に配置され、中間転写ベルト5の平坦な一次転写面の形成に用いられる金属製の従動ローラである。また、張架ローラ13は、中間転写ベルト5の張力を一定に制御するようにしたテンションローラである。また、張架ローラ14は、中間転写ベルト5の駆動ローラである。また、張架ローラ15は、二次転写用の対向ローラである。なお、符号16は、中間転写ベルト5上のトナー像の濃度を検出する濃度検出手段である。
上述の中間転写ベルト5としては、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル、塩化ビニル等の樹脂または各種ゴム等などを使用する。更に、これら各種樹脂またはゴムなどに帯電防止剤として、カーボンブラックを適当量含有させ、その体積抵抗率を1E+8〜1E+13(Ω・cm)としたものを使用しても良い。また、中間転写ベルト5の厚みは、0.07〜0.1(mm)としている。
また、中間転写ベルト5の感光ドラム1に対向する一次転写部T1において、中間転写ベルト5を挟んで感光ドラム1と反対側(中間転写ベルト5の内側)には、転写手段である一次転写ローラ17が配置されている。この一次転写ローラ17に、トナーの帯電極性と逆極性の正極性の一次転写バイアスを印加することで、感光ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト5上に1次転写される。一次転写後に感光ドラム1上に残留したトナーは、ドラムクリーナ18により除去される。なお、上述の一次転写ローラ17及び次述する二次転写ローラ19は、前述の図10に示したような構造としても良い。
また、別の像担持体である記録材Pの搬送経路に面した中間転写ベルト5の二次転写部T2は、転写手段である二次転写ローラ19と張架ローラ15とにより構成される。このうちの二次転写ローラ19は、中間転写ベルト5のトナー像担持面側(中間転写ベルト5の外側)に配置される。また、張架ローラ15は、中間転写ベルト5の内側に二次転写ローラ19と対向して配置される。また、二次転写ローラ19は、記録材Pの搬送方向に関して張架ローラ15よりも上流にずらして配置される。また、張架ローラ15は、接地され、二次転写ローラ19の対向電極をなす。また、二次転写ローラ19には、トナーの帯電極性と逆極性の二次転写バイアスが印加される。
また、二次転写部T2の下流には、二次転写後の中間転写ベルト5上に残留したトナーを除去するベルトクリーナ20が設けられている。尚、前記二次転写ローラ19及びベルトクリーナ20は、中間転写ベルト5に対して接離可能に配設されている。そして、複数色のカラー画像が形成される場合には、最終色前のトナー像が二次転写ローラ19及びベルトクリーナ20を通過するまで、これら二次転写ローラ19及びベルトクリーナ20が中間転写ベルト5から離間するようにしている。
更に、記録材Pは、図示しない搬送路から送られ、レジストローラ21で一旦位置決め停止させられた後、所定のタイミングで二次転写部T2へと送り込まれる。二次転写部T2で記録材Pにトナー像が転写された後は、この記録材Pを不図示の搬送手段により、二次転写部T2の下流に配置される不図示の定着器へ搬送し、記録材Pにトナー像を溶融固着(定着)する。トナー像を定着した後の記録材Pは、不図示の排紙手段により不図示の排紙トレイに排出されるか、両面印刷を行う場合には、不図示の反転搬送手段を介して、再度、画像形成部に送られる。
本実施形態では、上述のような構成を有する画像形成装置で連続印刷を行う場合に、適切に転写電圧を制御するため、次のような構成を備える。まず、転写手段である一次転写ローラ17と二次転写ローラ19とにそれぞれ電圧を印加する、電源(高圧電源HV)22a、22bを備える。また、これら各電源22a、22bの電圧を制御する制御部23a、23bと、一次転写部T1及び二次転写部T2に流れる電流値を検知する電流検知部24a、24bとを備える。このうちの制御部23a、23bは、電源22a、22bにそれぞれ設けても良いし、単一のCPU、例えば、画像形成装置全体を制御するCPUに設けても良い。
このような制御部23a、23bは、中間転写ベルト5又は記録材Pに所定回連続して転写される各トナー像の間部分毎に、それぞれ異なる電圧を一次転写ローラ17と二次転写ローラ19とに印加する。即ち、一次転写部T1では、連続してプリントを行う場合に、感光ドラム1からトナー像が中間転写ベルト5に転写された後、次のトナー像の転写を行うまでの間(イメージ間)毎に、それぞれ異なる電圧を印加するように、電源22aを制御する。一方、二次転写部T2では、連続してプリントを行う場合に、中間転写ベルト5からトナー像が記録材Pに転写された後、次のトナー像の転写を行うまでの間(紙間)毎に、それぞれ異なる電圧を印加するように、電源22bを制御する。このような異なる電圧の印加は、所定回(例えば5回)を1セットとして繰り返し行なう。この場合に、次のセットで印加する電圧とその前のセットで印加した電圧とが異なっても良い。なお、二次転写ローラ19に印加する電圧は、後述するように、記録材Pの分担電圧を差し引いた電圧値とする。これは、一次転写部T1では記録材Pが存在しないのに対して、二次転写部T2では記録材Pが存在するため、この記録材Pの分担電圧を考慮しなければならないためである。
このように、各トナー像の間部分毎に印加された電圧毎に、一次転写部T1又は二次転写部T2に流れる電流を、電流検知部24a、24bにより検知する。これら電流検知部24a、24bにより検知した電流値は、その時の電圧値と共に、制御部23a、23b内又は画像形成装置のCPU内のメモリなどの記憶部25a、25bに記憶される。これら記憶部25a、25bに記憶されるデータは、電圧値が変化する範囲が一回りした(1セットが終了した)場合や、トナー像を転写する際に印加する電圧を切り替えた場合などに更新される。
トナー像を中間転写ベルト5又は記録材Pに転写する際には、制御部23a、23bは、上述のように各イメージ間又は紙間毎でそれぞれ印加される電圧のうち、電流検知部24a、24bにより検知した電流値が目標電流値に最も近い値となる電圧を選択する。この電圧の選択は、一次転写部T1と二次転写部T2とで別々に行っても良いし、同じ値を選択するようにしても良い。即ち、一次転写ローラ17と二次転写ローラ19とは、別々の部材で設置される場所も異なるため、抵抗変化が一致するとは限らない。このため、一次転写部T1と二次転写部T2とで別々に電圧の選択を行なうことが好ましい。一方、一次転写ローラ17と二次転写ローラ19との抵抗変化に大きな差異がない場合や、これらの抵抗変化同士に所定の関係があれば、何れか一方の転写部でのみ電流検知や電圧の選択を行い、他方は同一の値或は所定の係数を掛けた値を使用しても良い。これにより、部品点数の削減などを図れ、低コスト化を図れる。何れにしても、トナー像を転写する際には、それぞれの転写部で選択した電圧、或は同一又は一定の係数を掛けた電圧、また、二次転写ローラ19には記録材Pの分担電圧を加算した電圧を印加するように、電源22a、22bを制御する。
上述のような制御について、より具体的に説明する。なお、一次転写部T1と二次転写部T2とでの制御は、記録材Pの分担電圧を考慮する以外、基本的に同じであるため、以下の説明では、一次転写部T1について行う。図2は、画像形成前に1イメージ(トナー像)目から、一次転写ローラ17に印加する転写電圧(バイアス)の調整を行う定電圧制御の転写電圧調整方法を説明するためのタイムチャートである。図2では、感光ドラム1表面の電位の推移(Dr電位推移)と、一次転写ローラ17に印加する電圧の推移(1転電圧推移)とを、並べて示している。即ち、図の上側の実線はDr電位の推移を、図の下側の実線は1転電圧の推移を、それぞれ示している。また、ここでは、デューティー比100%のベタ黒画像を連続でプリントしているため、画像(イメージ)部はベタ電位、トナー像の間部分はベタ白電位となる。なお、図の表示に関しては、後述する図3及び図4も同様である。
本実施形態では、まず、図2に示すように、Dr電位がベタ白電位になってから、図中のPTVC実施期間で電圧を段階的に変化させ、目標となる電流(目標電流値)に対する電圧(図中の転写電圧Vt1、ターゲット電圧)を算出する。例えば、画像形成前に、感光ドラム1の表面を帯電器2により一様に帯電させ、帯電した部分が一次転写部T1に到達した時点で、電源22aにより一次転写ローラ17に段階的に電圧を変化させて印加する。また、この際に流れる電流値をそれぞれ電流検知部24aにより検知する。そして、初期状態での一次転写部T1での電流と電圧との関係を導き出し、この関係から、目標電流値に対応した電圧値(ターゲット電圧Vt1)を求める。
図3は、連続プリント中のN番目イメージ(トナー像)間(Nイメージ間)以降の制御を示したタイムチャートである。即ち、図のNイメージ間、N+1イメージ間、N+2イメージ間・・・と矢印で記された期間が、其々連続プリント中のトナー像の間部分である。このとき、各イメージ間で一次転写ローラ17に印加する電圧は、イメージ間毎にVtb1〜Vtb5まで、段階的に電圧を変化させていく。即ち、制御部23aにより電源22aを制御し、一次転写ローラ17に印加する電圧を、Nイメージ間ではVtb1、N+1イメージ間ではVtb2・・・とする。
これらVtb1〜Vtb5の電圧は、それぞれ異なる電圧であり、Vtb1から予め定めた電圧差に基づいて段階的に上昇していく。また、その電圧差は、例えば、温湿度などの環境から一次転写ローラ17に含まれる水分量を考慮し、この一次転写ローラ17の抵抗を予測して定める。例えば、機内に設置された温湿度などを計測する環境センサにより、機内の湿度が高いと判断した場合には、一次転写ローラ17に含まれる水分量が多いと考えられるため、一次転写ローラ17の抵抗は低いと予測される。この場合、電圧差を大きく変化させると流れる電流値も大きく変化するため、ターゲット電流値から大幅に外れてしまう可能性がある。したがって、Vtb1〜Vtb5の電圧差を小さくする。一方、一次転写ローラ17に含まれる水分量が少なく、一次転写ローラ17の抵抗が高いと、電圧差が小さく変化させた場合に流れる電流値の変化が小さいため、ターゲット電流の変化に対応させにくいと考えられる。したがって、Vtb1〜Vtb5の電圧差を大きくする。このために、本実施形態では、温湿度環境に応じて、複数の電圧差に関するテーブルを有する。
また、本実施形態では、Vtb1〜Vtb5のうちのVtb3を、トナー像を転写する際に印加する電圧である初期の状態で定めたターゲット電圧Vt1と同じとしている。このように段階的に変化したVtb1〜Vtb5を印加した際に一次転写部T1に流れる電流は、電流検知部24aによりそれぞれ検知する。そして、それぞれの電圧値と電流値を記憶部25aに記憶する。
図4は、連続プリントが進みN+M番目イメージ間(N+Mイメージ間)以降の制御を示したタイムチャートである。この段階では、一次転写ローラ17の抵抗が低下し、ターゲット電圧Vt1(=Vtb3)を印加した場合に一次転写部T1に流れる電流値が、目標電流値よりも大きくなっている。この点について、図5を参照しつつ説明する。連続プリントが進み、短期的に機内昇温、更には一次転写ローラ17自体の昇温によって一次転写ローラ17の抵抗が低下した場合、図5に示すように、初期の状態での電流と電圧との関係と、N+Mイメージ後の電流と電圧との関係が異なる。具体的には、イメージ間及び画像部に印加する電圧をVtb3で定電圧制御した時の電流値が上昇する。図示の例では、仮の数値として目標電流値を50μAとしたとき、初期のI−VカーブからはVtb3で50μA流れていたものが、N+Mイメージ後のI−Vカーブでは、一次転写ローラ17の抵抗低下で60μAに上昇している事を示している。
このとき、N+Mイメージ後のI−Vカーブでは、イメージ間で段階的に変化させていた電圧のうち、Vtb2を印加したときに流れる電流が、50μAであるとする。この場合に、上述のVtb1〜Vtb5のうち、目標電流値に最も近い電流値(本実施形態では同じ電流値)となる電圧Vtb2を、このVtb2を印加した図4のN+M+1イメージ間以降で印加する。即ち、このVtb2を、N+M+1イメージ間以降のトナー像を転写する際に印加するように、制御部23aにより電源22aを制御する。言い換えれば、N+M+1イメージ間以降のトナー像の転写電圧をVtb3(Vt1)からVtb2(Vt2)に切り替える。したがって、これ以降は、ターゲット電圧がVtb2となる。
切り替えた後のN+M+2イメージ間以降では、Vtb1〜Vtb5をこれまで通りイメージ間毎で印加する。そして、転写電圧Vtb2を印加したときの電流値が目標電流値である50μAを外れたら、例えば、Vtb1或いはVtb3印加時の電流値のうち50μAに近い電流値に対応する電圧に切り替えるようにする。
なお、各トナー像の間部分毎に印加される電圧は、トナー像を転写する際に印加する電圧値を含むようにすることが好ましい。上述の場合、最初の段階ではVtb3を、次の段階ではVtb2を含むようにしている。これは、仮にVtb2を印加した場合に流れる電流値が目標電流値とは一致していないが、最も近い値である場合でも同様である。即ち、本実施形態では、複数種類の電圧を印加して、これらの電圧のうち、目標電流値に最も近い電流値となる電圧を選択するようにしている。したがって、選択した電圧を印加した場合でも目標電流値と一致しない場合がある。但し、連続プリントが進んでいくと、この電圧を印加した際に流れる電流値がより目標電流値に近づく場合が考えられる。また、環境の変化によっては、目標電流値に対する電圧が、一度この電圧から離れていく傾向となっても、再度近づくことも考えられる。したがって、次の段階で、各イメージ間毎に複数の電圧を印加する際に、トナー像を転写する際に印加する電圧を含むようにすることが好ましい。
また、各イメージ間毎に印加される電圧は、予め定めた電圧差に基づいて所定の回数変化し、電圧値が変化する範囲は、トナー像を転写する際に印加した電圧値を中心とする範囲に更新するようにしても良い。上述の説明では、各イメージ間毎に印加される電圧は、5回変化し、N+Mイメージ間まではVtb3を中心とする範囲としている。そして、N+M+1イメージ間以降でも、Vtb3を中心とした範囲としている。これに対して、N+M+1イメージ間以降は、トナー像を転写する際に印加した電圧値(ターゲット電圧)がVtb2となるため、電圧値が変化する範囲を、このVtb2を中心とする範囲に更新する。この場合、Vtb5は印加せず、Vtb1よりも小さい電圧(例えばVtb0)を印加する。このように、各イメージ間毎に印加される電圧の範囲を、ターゲット電圧を中心とする範囲とするように更新すれば、環境変化による目標電流値の変化に対応し易い。また、最終的に初期の目標電流値から大きくずれた場合でもその値に追従して目標電流値を切り替えられる。
上述のような本実施形態によれば、電流と電圧との関係(I−Vカーブ)が初期の状態から変化しても、目標電流値に最も近い電流値となる電圧を選択して印加するようにしている。このため、このI−Vカーブの変化に拘らず、その時点での一次転写部T1の抵抗に対して適正な転写電圧の補正を行う事ができる。この結果、機内の環境変化や一次転写ローラ17自体の温度変化によって、この一次転写ローラ17の抵抗が変化し、定電圧制御したときの電流値が変化しても、転写電圧を適切に切り替えられ、転写不良を防止できる。また、このような選択を行うための電圧と電流とのデータは、各トナー像の間部分(イメージ間)毎に一次転写ローラ17にそれぞれ異なる電圧を印加して得ているため、この動作を行うためにプリントを中断することがない。この結果、プリント中断による生産性の低下を防止できる。
なお、各イメージ間で段階的に変化させる電圧に関しては、その電圧の間隔、或いはステップ数は、上述の実施形態で説明したもの以外でも構わず、電圧の間隔を細かく、ステップ数を多く取れば、より細かい制御が可能となる。また、一次転写ローラ17の形状誤差などによる1周内での電流値の変化(周ムラ)を考慮する場合、周ムラを平均化するために、上記イメージ間で印加する電圧を任意の枚数(X枚)でホールドするようにしても良い。即ち、X枚印刷する間の各イメージ間で印加する電圧を一定とする。そして、その時の電流値の平均値を算出して、その電圧での電流値とする。この場合、上述の5種類の電圧を印加すると、5×X回のイメージ間での電圧印加が必要になるが、制御の精度をより向上させられる。
また、上述の説明では、イメージ間又は紙間の転写電圧を5点で変化させる構成について説明したが、その点数は複数であれば良く、例えば、一次転写ローラ17又は二次転写ローラ19に印加するVtb3を挟み込む2点があれば制御が可能である。但し、その場合は2点の電圧はVtb3を挟み込むことが重要となるので、挟み込む2点の電圧設定が重要となる。また、各イメージ間又は紙間で印加する複数の電圧は、上述のように段階的に上昇させる以外に、下降させるようにしても良い。また、このような電圧の段階的な変化は、予め定めた条件に基づいて行うが、この条件として、上昇或は下降以外に、ある電圧値に収束していくように定めても良い。例えば、初期の状態で求めた目標電流値に対する電圧値を収束値とし、この収束値に向かってこの収束値よりも大きい電圧値と小さい電圧値と交互に、且つ、振れ幅が小さくなるように印加することもできる。このような構成の場合も、段階的に上昇或は下降させた場合と同様に適切な電圧に切り替え可能である。また、このように段階的に変化させることにより、目標電流値の変化に対応した制御が行ない易く、時間的な影響を少なくできる。これに対して、例えば、任意に電圧を印加した場合、目標電流値に対応した電圧を得るのに時間がかかる場合がある。
また、上述の説明では、一次転写部T1について説明したが、二次転写部T2においても上述の場合と同様に行える。但し、二次転写部T2の場合には、記録材Pの抵抗を考慮する必要がある。即ち、二次転写部T2では、中間転写ベルト5上のトナー像を記録材Pに転写する際に、二次転写ローラ19に電圧を印加する。このため、二次転写ローラ19に印加する電圧は、記録材Pの抵抗を考慮して、記録材Pが存在しない状態(紙間)よりも大きくする必要がある。この紙間で電圧Vtを印加した場合に、二次転写部T2に電流Itが流れるとすると、記録材Pが存在する場合には、この記録材Pの抵抗を考慮して、Vt+Vpの電圧を印加しなければ同じ電流Itが流れない。このVpを記録材の分担電圧とする。
本実施形態では、記録材Pにトナー像を転写する際には、Vt+Vpを印加し、各紙間では、この記録材の分担電圧Vpを差し引いた電圧値Vtを印加する。このVtは二次転写ローラ19の抵抗の変化により変化するものであるため、上述した場合と同様に、各紙間毎に電圧値Vtを変化させ、その時の電流値を検知し、目標電流値に最も近い電圧を選択する。そして、トナー像を転写する際には、この選択した電圧に記録材の分担電圧Vpを加算して印加する。これにより、機内の環境変化や二次転写ローラ19自体の温度変化によって、この二次転写ローラ19の抵抗が変化して定電圧制御したときの電流値が変化しても、転写電圧を適切に切り替えられ、転写不良を防止できる。また、プリント中断による生産性の低下を防止できる。なお、記録材の分担電圧Vpも機内の温湿度環境による変化するため、この分担電圧Vpを環境の変化に応じて変化させれば、より適切な転写電圧を印加できる。この分担電圧Vpに関するデータは、予め実験などにより求め、例えば、CPU内に記憶しておく。
参考例
本発明の参考例について、図6を用いて説明する。上述の第1の実施形態では、定電圧制御の転写電圧調整方法で説明してきたが、画像形成時は定電圧で、転写電圧調整時のみ定電流制御に切り替えても良い。この場合、転写電圧調整時に、画像形成時に印加したい目標電流を印加して、モニターした電圧値を画像形成時に印加する。具体的には、電源22a、22bは、定電流制御と定電圧制御とを切り替え可能に構成される。また、定電流制御を行った場合に一次転写ローラ17及び二次転写ローラ19に印加される電圧値を検知する電圧検知部26a、26bを備える。制御部23a、23bは、各トナー像の間部分(イメージ間、紙間)毎に定電流制御により目標電流を印加するように、電源22a、22bを制御する。この時、電圧検知部26a、26bにより、各トナー像の間部分毎でそれぞれ印加される目標電流値に対応する電圧を検知する。また、この時の電圧を記憶部25a、25bに記憶する。そして、トナー像を転写する際には、記憶部25a、25bに記憶した電圧を定電圧制御により印加するように、電源22a、22bを制御する。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について図7、8を用いて説明する。本実施形態では、前述の第1の実施形態の構成に加えて、電流検知部24a、24bにより検知した複数の電流値及びその時に印加された電圧値に基づき、電流値と電圧値との関係を導き出す演算部27a、27bを備える。制御部23a、23bは、第1の実施形態と同様に、中間転写ベルト5又は記録材Pに連続して転写される各トナー像の間部分(イメージ間、紙間)毎に、それぞれ異なる電圧を一次転写ローラ17又は二次転写ローラ19に印加する。特に本実施形態では、電流検知部24a、24bにより検知した、各トナー像の間部分毎でそれぞれ印加される電圧値及びこの電圧値に対する電流値に基づいて、演算部27a、27bにより電流値と電圧値との関係を導き出す。また、この導き出した関係から目標電流値に対応した電圧値を求める。そして、トナー像を転写する際には、この電圧を印加するように、制御部23a、23bにより電源22a、22bを制御する。
即ち、図8に示すように、一次転写部T1で各イメージ間毎に印加した電圧Vtb1〜Vtb5と、この時の電流値との5点の電流及び電圧のデータから、初期にI−Vカーブを求めた場合と同様に、N+Mイメージ後のI−Vカーブを求める。次に、このような電流と電圧との関係から、目標電流値に対する電圧を導く。このとき、導かれた電圧(仮にVtb3’とする)が、初期のPTVCで決められた電圧Vtb3と異なる場合、一次転写ローラ17に印加する電圧をVtb3から新たにVtb3’とする。同様に、次のVtb1〜Vtb5の5点の電流及び電圧データから、目標電流に対する電圧(仮にVtb3”とする)がVtb3’と異なる場合に、新たにVtb3”を一次転写ローラ17に印加する。なお、二次転写部T2では、記録材Pの分担電圧Vpを考慮して、同様の制御を行う。本実施形態では、このように、電流と電圧との関係を随時求めて、それに応じた補正を繰り返す事で、より高精度な制御を行う事ができる。その他の構成及び作用は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、上述の各実施形態の説明では、1個の感光ドラムと中間転写ベルトとを備えた中間転写型の構成について説明したが、本発明は、トナー像の転写に伴って転写手段に電流が流れる画像形成装置であれば適用可能である。例えば、中間転写ベルトを備えずに、記録材を感光ドラムとの転写部に直接搬送する記録材搬送型や、感光ドラムを複数並べたタンデム型などにも適用可能である。
1・・・感光ドラム、5・・・中間転写ベルト、17・・・一次転写ローラ、19・・・二次転写ローラ、22a、22b・・・電源、23a、23b・・・制御部、24a、24b・・・電流検知部、26a、26b・・・電圧検知部、27a、27b・・・演算部、P・・・記録材、T1・・・一次転写部、T2・・・二次転写部

Claims (7)

  1. 像担持体と、該像担持体に担持されたトナー像を転写部で別の像担持体に転写する転写手段と、該転写手段に電圧を印加する電源と、該電源の電圧を制御する制御部と、前記転写部に流れる電流値を検知する電流検知部と、を備えた画像形成装置において、
    前記制御部は、前記別の像担持体に所定回連続して転写される各トナー像の間部分毎に、それぞれ異なる電圧を前記転写手段に印加し、トナー像を転写する際には、各トナー像の間部分毎でそれぞれ印加される電圧のうち、前記電流検知部により検知した電流値が目標電流値に最も近い値となる電圧を選択して印加するように、前記電源を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、該像担持体に担持されたトナー像を転写部で別の像担持体に転写する転写手段と、該転写手段に電圧を印加する電源と、該電源の電圧を制御する制御部と、前記転写部に流れる電流値を検知する電流検知部と、を備えた画像形成装置において、
    前記電流検知部により検知した複数の電流値及びその時に印加された電圧値に基づき、電流値と電圧値との関係を導き出す演算部を備え、
    前記制御部は、前記別の像担持体に所定回連続して転写される各トナー像の間部分毎に、それぞれ異なる電圧を前記転写手段に印加し、トナー像を転写する際には、前記電流検知部により検知した、各トナー像の間部分毎でそれぞれ印加される異なる電圧値及びこの電圧値に対する電流値に基づいて、前記演算部により導き出した電流値と電圧値との関係から、目標電流値に対応した電圧を印加するように、前記電源を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記別の像担持体に連続して転写される各トナー像の間部分毎に印加される電圧は、トナー像を転写する際に印加する電圧値を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記別の像担持体が記録材であり、前記別の像担持体に連続して転写される各トナー像の間部分毎に印加される電圧は、トナー像を転写する際に印加する記録材の分担電圧を差し引いた電圧値であることを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記別の像担持体に連続して転写される各トナー像の間部分毎に印加される電圧を、予め定めた条件に基づいて段階的に変化させていくことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記別の像担持体に連続して転写される各トナー像の間部分毎に印加される電圧を、段階的に上昇或は下降させていくことを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記別の像担持体に連続して転写される各トナー像の間部分毎に印加される電圧は、予め定めた電圧差に基づいて所定の回数変化し、電圧値が変化する範囲は、トナー像を転写する際に印加した電圧値を中心とする範囲に更新されることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
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