JP2001209149A - 写真記録材料 - Google Patents

写真記録材料

Info

Publication number
JP2001209149A
JP2001209149A JP2000014432A JP2000014432A JP2001209149A JP 2001209149 A JP2001209149 A JP 2001209149A JP 2000014432 A JP2000014432 A JP 2000014432A JP 2000014432 A JP2000014432 A JP 2000014432A JP 2001209149 A JP2001209149 A JP 2001209149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
photographic recording
recording material
support
image receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000014432A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nakamura
岳司 中村
Chikamasa Yamazaki
力正 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000014432A priority Critical patent/JP2001209149A/ja
Publication of JP2001209149A publication Critical patent/JP2001209149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真記録面とインクジェット面の白地の差が
小さく、生試料の保存性に優れ、更に経時での写真記録
面とインクジェット面の白地の差が小さい写真記録材料
を提供する。 【解決手段】 支持体上の片面に写真記録層を有し、そ
の反対の面に少なくとも一層の親水性コロイド層から成
るインクジェット受像層を設けた写真記録材料におい
て、該インクジェット受像層の少なくとも一層が親水性
バインダーと無機微粒子の軟凝集で形成された空隙層を
有しており、かつ該支持体が基紙の両面に白色顔料を含
有する耐水性樹脂被覆層を持つことを特徴とする写真記
録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真記録層の反対の
面にインクジェット受像層を設けた写真記録材料に関
し、より詳しくは写真記録面とインクジェット面の白地
の差が小さく、生試料の保存性に優れた写真記録材料に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン市場の普及により、デジ
タルスチールカメラで撮影した画像やコンパクトディス
ク等に記録された画像をインクジェットで印刷するケー
スが極めて増えている。一方で、写真記録材料として昔
からハロゲン化銀写真感光材料が用いられている。これ
ら両方の技術を一体にした写真記録材料、即ち写真の反
対面にインクジェットで写真画像やイラスト画像や文字
等を印刷できるというタイプの写真記録材料を開発する
ことが非常に望まれている。
【0003】特開平9−230532号では、インクジ
ェット印字適性層を有する写真記録材料に関して記載さ
れているが、この種のタイプでは写真記録層とインクジ
ェット受像層の白地の差が大きく、見た目で美しさが損
なわれるという問題があった。また高温で保存してもこ
れら両面の白地の差が小さいということが望ましいもの
であり、その様なものを開発されることが望まれてい
る。特にインクジェット面に写真画像を印刷した場合
は、透明な袋があるファイルやアルバムに保存すると、
両面プリントとして保存することができ、極めて両面の
白地の差が小さいということが重要である。
【0004】またハロゲン化銀写真感光材料は、生試料
の状態で長期間保存しているとカブリが上昇してくると
いうケースも希にあり、この改善も非常に強く望まれて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、写真記録層側とインクジェット受像層側の白地の差
が小さく、生試料の保存性に優れた写真記録材料の提供
にある。更に、本発明は写真記録層側とインクジェット
受像層側の高温での保存時の白地の差が小さく優れた写
真記録材料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成された。
【0007】(1) 支持体上の片面に写真記録層を有
し、その反対の面に少なくとも一層の親水性コロイド層
から成るインクジェット受像層を設けた写真記録材料に
おいて、該インクジェット受像層の少なくとも一層が親
水性バインダーと無機微粒子の軟凝集で形成された空隙
層を有しており、かつ該支持体が基紙の両面に白色顔料
を含有する耐水性樹脂被覆層を持つことを特徴とする写
真記録材料。
【0008】(2) 支持体上の片面に写真記録層を有
し、その反対の面に少なくとも一層の親水性コロイド層
から成るインクジェット受像層を設けた写真記録材料に
おいて、該インクジェット受像層の少なくとも一層が親
水性バインダーと無機微粒子の軟凝集で形成された空隙
層を有しており、かつ該インクジェット受像層の少なく
とも1層に白色顔料を含有することを特徴とする写真記
録材料。
【0009】(3) 支持体上の片面に写真記録層を有
し、その反対の面に少なくとも一層の親水性コロイド層
から成るインクジェット受像層を設けた写真記録材料に
おいて、該インクジェット受像層の少なくとも一層が親
水性バインダーと無機微粒子の軟凝集で形成された空隙
層を有しており、かつ該支持体が基紙の両面に耐水性樹
脂被覆層を持っており、かつ該写真記録層側の少なくと
も1層または耐水性樹脂被覆層に蛍光増白剤を含有する
ことを特徴とする写真記録材料。
【0010】(4) インクジェット受像層のうち支持
体に最も近い層に白色顔料を含有することを特徴とする
前記(2)記載の写真記録材料。
【0011】(5) 支持体が基紙の両面に白色顔料を
含有する耐水性樹脂被覆層を有することを特徴とする前
記(2)又は(4)記載の写真記録材料。
【0012】(6) 白色顔料が酸化チタンであること
を特徴とする前記(1)、(2)、(4)又は(5)記
載の写真記録材料。
【0013】(7) 写真記録層側に少なくとも1層の
蛍光増白剤を含有した親水性コロイド層を有することを
特徴とする前記(3)記載の写真記録材料。
【0014】(8) インクジェット受像層側の少なく
とも1層またはインクジェット受像層側の支持体の耐水
性樹脂被覆層の少なくとも1層に蛍光増白剤を含有する
ことを特徴とする前記(3)又は(7)記載の写真記録
材料。
【0015】(9) インクジェット受像層側の少なく
とも1層に蛍光増白剤を含有することを特徴とする前記
(7)又は(8)記載の写真記録材料。
【0016】(10) 少なくとも1層の感光性ハロゲ
ン化銀粒子を含有する感光層を有することを特徴とする
前記(1)〜(9)のいずれか1項記載の写真記録材
料。
【0017】以下に本発明を更に詳しく説明する。本発
明の写真記録材料のインクジェット受像層を形成する親
水性コロイド層のバインダーとしては、ゼラチン、ゼラ
チン誘導体、カゼイン、澱粉、アルギン酸、ポリビニル
アルコール、ポリビニルアセタール、各種の変性ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン
グリコール、キサンテンゴム、アラビヤゴム、カラギー
ナン、ローカストビーンガム、ポリエチレンオキシド、
ポリプロピレンオキシド、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、デキストラン、プル
ラン等を用いることが出来るが、本発明においては、ゼ
ラチン、ゼラチン誘導体、ポリビニルアルコール、各種
の変性ポリビニルアルコールが好ましい。
【0018】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層に含有される親水性バインダー量の総和は、インク
ジェットの印字性、処理工程の迅速化、乾燥工程の迅速
化から1g/m2〜20g/m2の範囲が好ましい。
【0019】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層は、単層構造であっても、バインダー種、添加物の
種類や量等が異なる2層以上の複層のいずれでもかまわ
ない。
【0020】本発明は、実施的には硬膜剤が用いられ
る。硬膜剤としては、一般的には前記親水性バインダー
と反応し得る基を有する化合物あるいは親水性バインダ
ーが有する異なる基同士の反応を促進する様な化合物で
あり、親水性バインダーの種類に応じて適宜選択して用
いる。
【0021】硬膜剤の具体例としては、例えば、ビニル
スルホン系硬膜剤(ビス(ビニルスルホニル)メタン、
ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル、テトラキス
(ビニルスルホニルメチル)メタン等)、活性ハロゲン
系硬膜剤(2,4−ジクロロ−4−ヒドロキシ−1,
3,5−s−トリアジン等)、カルボキシル基活性型硬
膜剤、エポキシ系硬膜剤、アルデヒド系硬膜剤、活性ハ
ロゲン系硬膜剤、活性ビニル系化合物、高分子硬膜剤、
ホウ酸及びその塩、ホウ砂、アルミ明礬等が挙げられ
る。
【0022】好ましい親水性バインダーとして用いられ
るゼラチン、ゼラチン誘導体の硬膜剤としてはビニルス
ルホン系硬膜剤、活性ハロゲン系硬膜剤、高分子硬膜
剤、カルボキシル基活性型硬膜剤を単独または併用して
使用する事が好ましい。特開昭61−249054号、
同61−245153号公報記載の化合物を使用する事
が好ましい。
【0023】他に好ましい親水性バインダーとして用い
られるポリビニルアルコール、各種の変性ポリビニルア
ルコールの硬膜剤としては、ホウ酸及びその塩、エポシ
キ系硬膜剤が好ましく用いられる。
【0024】また本発明の写真記録材料のインクジェッ
ト受像層には、性能に悪影響するカビや細菌の繁殖を防
ぐためコロイド層中に特開平3−157646号公報記
載のような防腐剤および抗カビ剤を添加することが好ま
しい。
【0025】本発明の請求項1の発明及び請求項3の発
明の写真記録材料に用いる支持体としては、原紙の両面
に耐水性樹脂被覆層を有する支持体が用いられる。
【0026】本発明の請求項1の発明の写真記録材料に
用いられる支持体の両面の耐水性樹脂被覆層には白色顔
料を含有している。
【0027】本発明の請求項3の発明の写真記録材料に
用いられる支持体の写真記録層側の耐水性樹脂被覆層に
は白色顔料を含有していることが好ましく、更に支持体
の両面の耐水性樹脂被覆層に白色顔料を含有しているこ
とが特に好ましい。
【0028】本発明の請求項2の発明の写真記録材料に
用いられる支持体としては、どのような材質を用いても
よく、ポリエチレンやポリエチレンテレフタレートで被
覆した紙、天然パルプや合成パルプからなる紙支持体、
塩化ビニルシート、白色顔料を含有してもよいポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレート支持体、バライタ
紙などを用いることができる。このうち、原紙の両面に
耐水性樹脂被覆層を有する支持体が好ましく、更に、こ
の両面の耐水性樹脂被覆層に白色顔料を含有しているこ
とが好ましい。
【0029】これら耐水性樹脂としてはポリエチレンや
ポリエチレンテレフタレートまたはそれらのコポリマー
が好ましい。
【0030】耐水性樹脂被覆層に用いられる白色顔料と
しては、無機及び/または有機の白色顔料を用いること
ができ、好ましくは無機の白色顔料が用いられる。例え
ば硫酸バリウム等のアルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸カ
ルシウム等のアルカリ土類金属の炭酸塩、微粉ケイ酸、
合成ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ酸カルシウム、アルミ
ナ、アルミナ水和物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、
クレイ等があげられる。白色顔料は好ましくは硫酸バリ
ウム、酸化チタンであり、更に好ましくは酸化チタンで
ある。支持体の表面の耐水性樹脂層中に含有される白色
顔料の量は、鮮鋭性を改良するうえで10質量%以上が
好ましく、さらには13質量%が好ましい。
【0031】紙支持体の耐水性樹脂被覆層中の白色顔料
の分散度は、特開平2−28640号公報に記載の方法
で測定することができる。この方法で測定したときに、
白色顔料の分散度が前記公報に記載の変動係数として
0.20以下であることが好ましく、0.15以下であ
ることがより好ましい。
【0032】本発明の請求項2の発明の写真記録材料に
おける少なくとも1層のインクジェット受像層には白色
顔料が含有されており、支持体に最も近い層に含有され
ていることが好ましい。白色顔料としては前記記載のも
のがあげられ、好ましくは酸化チタンである。
【0033】本発明の請求項3の発明の写真記録材料に
用いられる支持体の写真記録層側の耐水性樹脂被覆層に
は、場合よっては蛍光増白剤を含有している。またイン
クジェット層側の耐水性樹脂被覆層に場合によっては蛍
光増白剤を含有していることが好ましい。この耐水性樹
脂被覆層に含有される好ましい蛍光増白剤としては、ス
チルベン系蛍光増白剤、クマリン系蛍光増白剤、チオフ
ェン系蛍光増白剤等があげられる。
【0034】本発明の請求項3の発明の写真記録材料に
は、写真記録層の少なくとも1層に場合によっては蛍光
増白剤を含有しているが、実質的には写真記録層の少な
くとも1層に蛍光増白剤を含有していることが好まし
い。写真記録層に含有される蛍光増白剤としては、好ま
しくはスチルベン系蛍光増白剤である。
【0035】本発明の請求項3の発明の写真記録材料に
は、インクジェット受像層の少なくとも1層またはイン
クジェット層側の耐水性樹脂被覆層に蛍光増白剤を含有
しているが、インクジェット層に蛍光増白剤を含有して
いることが更に好ましい。
【0036】本発明でインクジェット受像層に蛍光増白
剤が用いられる場合、蛍光増白効果を有する微粒子につ
いては、実質的に水に不溶性の蛍光増白効果を有する微
粒子であることが好ましく、実質的に水不溶で常温の蛍
光増白効果を有する微粒子ならば、どのタイプの化合物
も適用出来る。本発明に用いられる蛍光増白効果を有す
る微粒子は常温で固体であることが好ましい。ここで実
質的に水不溶とは、25℃において純水100gに対す
る溶解度が1.0g以下であることを表す。
【0037】実質的に水不溶の蛍光増白効果を有する微
粒子としては、一般的な水不溶性の蛍光増白剤を用いる
ことが出来るが、本発明においては、下記一般式〔I〕
で表される実質的に水不溶性の有機塩が好ましく用いら
れ、下記一般式〔II〕で表される実質的に水不溶性の有
機塩が更に好ましく用いられる。
【0038】一般式〔I〕 An-n〔B+〕 Aはカルボキシル基等のアニオン性基を有する蛍光増白
剤成分を表し、Bは合計の炭素数を15以上有するアン
モニウム、ピリジニウム等の有機カチオン化合物を表
し、nは1〜9の整数を表す。ここでアニオン性基を有
する蛍光増白剤成分としては、アニオン基を有する置換
スチルベン系蛍光増白剤、置換クマリン系蛍光増白剤、
置換チオフェン系蛍光増白剤が好ましい。
【0039】一般式〔II〕 Cn-n〔D+〕 Cはスルホン酸基を有する蛍光増白剤成分を表し、Dは
合計の炭素数を15以上有するアンモニウム、ピリジニ
ウムの有機カチオン化合物を表し、nは1〜9の整数を
表す。ここでスルホン酸基を有する蛍光増白剤成分とし
ては、スルホン酸基を有する置換スチルベン系蛍光増白
剤、置換クマリン系蛍光増白剤、置換チオフェン系蛍光
増白剤が好ましい。
【0040】本発明に用いられる一般式〔I〕のA、一
般式〔II〕のCにあたる蛍光増白剤成分としては、例え
ば化成品工業会編「蛍光増白剤」、英国特許第920,
988号、独特許第1,065,838号、米国特許第
2,610,152号等を参照して合成することが出来
る。
【0041】本発明に用いられる蛍光増白効果を有する
化合物は、一般式〔I〕のA、一般式〔II〕のCにあた
る蛍光増白剤成分と一般式〔I〕のB、一般式〔II〕の
Dにあたる合計の炭素数を15以上有するアンモニウ
ム、ピリジニウム等の有機カチオン化合物とを各々、混
合することで、合成することが出来る。
【0042】有機カチオン化合物としては、合計の炭素
数を15以上有するアンモニウムが好ましく用いられ
る。
【0043】本発明に用いられる一般式〔I〕のB、一
般式〔II〕のDにあたる合計の炭素数を15以上有する
アンモニウムの有機カチオン化合物としては、下記一般
式〔III〕で表される化合物が好ましい。
【0044】 一般式〔III〕 N+(R1)(R2)(R3)(R4) 式中、R1、R2、R3及びR4は、各々、アルキル基また
はフェニル基を表すが、R1、R2、R3及びR4の炭素数
の合計が15以上が好ましく、更に好ましくは、20以
上である。
【0045】本発明に用いられる一般式〔I〕のB、一
般式〔II〕のDにあたる合計の炭素数を15以上有する
ピリジニウムの有機カチオン化合物としては、下記一般
式〔IV〕で表される化合物が好ましく用いられる。
【0046】
【化1】
【0047】次に本発明に用いられる実質的に水不溶な
蛍光増白効果を有する微粒子の具体例を挙げるが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0048】
【化2】
【0049】
【化3】
【0050】
【化4】
【0051】
【化5】
【0052】
【化6】
【0053】本発明の蛍光増白効果を有する微粒子は、
微粒子分散液で添加させることができる。
【0054】本発明の蛍光増白効果を有する化合物の微
粒子分散方法は、高速攪拌型分散機を用いて水中やゼラ
チン等の親水性コロイド水溶液中に分散する方法、ボー
ルミルやサンドミルで水中やゼラチン等の親水性コロイ
ド水溶液中に粉砕し分散する方法、マントンゴーリング
分散機の様な高セン断力を有する分散機を用いて水中や
ゼラチン等の親水性コロイド水溶液中に分散する方法、
超音波分散機を用いて分散する方法等が挙げられる。
【0055】本発明の蛍光増白効果を有する微粒子の分
散を行う際に、分散性を上げたり、分散安定性を良くす
る目的で、界面活性剤を用いることが出来る。好ましい
界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面
活性剤、ベタイン型両性界面活性剤が挙げられる。
【0056】本発明の蛍光増白効果を有する微粒子の分
散物の平均粒径は、0.05〜5μmであり、好ましく
は、0.1〜2μmであり、より好ましくは0.2〜1
μmである。
【0057】本発明の蛍光増白効果を有する化合物の使
用量は、本発明のインクジェット受像層中に10〜20
00mg/m2存在するように添加することが好まし
い。
【0058】また支持体の耐水性樹脂被覆層中や塗布さ
れた親水性コロイド層中に、処理後の白地部の分光反射
濃度バランスを調整し白色性を改良するため群青、油溶
性染料等の微量の青味付剤や赤味付剤を添加することが
好ましい。
【0059】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層が有する空隙層は、親水性のバインダーと無機微粒
子の軟凝集により形成されるものである。
【0060】空隙層を有するインクジェット受像層は、
皮膜中に形成させた空隙にインクを吸収させるものであ
り、皮膜自体はインク吸収時には殆ど膨潤しないインク
ジェット受像層とするのが一般的である。このため、イ
ンクジェット受像層空隙量のインク吸収量により求める
ことが出来る。
【0061】従来、皮膜中に空隙を形成する方法は種々
知られており、例えば 2種以上のポリマーを含有する均一な塗布液を支持体
上に塗布し、乾燥過程でこれらのポリマーを互いに相分
離させて空隙を形成する方法、 固体微粒子および親水性または疎水性バインダーを含
有する塗布液を支持体上に塗布し、乾燥後にインクジェ
ット記録用紙を水或いは適当な有機溶媒を含有する液に
浸漬して固体微粒子を溶解させて空隙を作製する方法、 皮膜形成時に発泡する性質を有する化合物を含有する
塗布液を塗布後、乾燥過程でこの化合物を発泡させて皮
膜中に空隙を形成する方法、 多孔質固体微粒子と親水性バインダーを含有する塗布
液を支持体上に塗布し、多孔質微粒子中や微粒子間に空
隙を形成する方法、 親水性バインダーに対する概ね等量以上(好ましく
1.0倍以上)の容積を有する固体微粒子及びまたは微
粒子油滴と親水性バインダーを含有する塗布液を支持体
上に塗布して固体微粒子の間に空隙を形成する方法、 平均粒径が約0.1μm程度以下の無機超微粒子を塗
布液調製時または皮膜形成時に軟凝集させて2次粒子ま
たは3次元構造を形成して空隙を形成する方法等が知ら
れている。
【0062】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層においては、上記の中でもの軟凝集を形成する方
法による空隙形成方法が用いられる。
【0063】本発明で用いられる軟凝集を形成して空隙
構造を皮膜中に形成する方法は、好ましくは親水性バイ
ンダーを含有する水溶液中に分散状態にある一次超微粒
子が、接触点が比較的制限された状態でお互いに凝集し
合う状態を経由して形成される。
【0064】このような軟凝集構造は直線的もしくは分
岐状に凝集体を形成したものが水溶液中に分散された状
態や、あるいはこれらの凝集体が更に凝集し合って水溶
液中で3次元網目構造を形成することで出来る。
【0065】いずれの場合であっても、この水溶液を支
持体上に塗布乾燥することによって、形成された皮膜中
に微細な空隙構造を形成することが出来る。
【0066】この様にして得られた皮膜中の微細な空隙
の大きさは、概ね1次粒子の大きさからそれらの数倍程
度の大きさであり、微細な大きさの空隙である特徴があ
る。
【0067】この様な軟凝集構造を形成する方法として
は、例えば1次粒子がお互いに凝集しにくく、安定に存
在できるような親水性バインダーを含有する水溶液中
に、粒子の凝集を加速するような親水性ポリマーを極微
量添加して僅かに凝集を形成する方法、あるいは一次粒
子表面と弱い結合が出来るような水溶性バインダーを含
有する水溶液中で形成される。
【0068】本発明では、特に後者の方法が空隙量をコ
ントロールしやすく安定に形成しやすいこと、使用する
微粒子の量に比較してより多い空隙量が得られること、
更には皮膜の光沢性がより高い皮膜が得られることから
好ましい。
【0069】後者の方法により空隙を形成する場合、1
次粒子の粒径としては概ね0.003〜0.05μmの
1次粒子を用いることが好ましく、特に好ましい一次粒
子は、0.004〜0.02μmのものである。
【0070】空隙層を形成するのに好ましい親水性バイ
ンダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニルア
セタール、各種の変性ポリビニルアルコールが挙げられ
る。
【0071】空隙層を形成するのに好ましく用いられる
無機超微粒子としては、例えば、シリカ、珪酸マグネシ
ウムや珪酸カルシウム等の珪酸塩、水酸化アルミニウ
ム、水酸化亜鉛、合成ヘクトライト等の各種スメクタイ
ト粘土等が挙げられる。
【0072】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層には、無機微粒子を添加しても構わない。無機微粒
子としては、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、
酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグ
ネシウム、硝子ビーズ、合成マイカ等が挙げられるが、
これらの中で最も好ましいのはシリカである。
【0073】これらの無機微粒子は、水中あるいは水溶
性ポリマー中に、0.5〜20μm、好ましくは1〜1
0μmの平均粒子サイズに分散された状態で用いられる
のが好ましい。
【0074】本発明の写真記録材料に関し、感光層と反
対側のインクジェット受像層に含まれる無機微粒子の付
量は、全量で0.7g/m2以上であり、好ましくは
0.8g/m2〜5g/m2の範囲である。
【0075】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層の塗布方法としては、通常用いられる塗布方法(例
えば、カーテン方式、エクストルージョン方式、エアナ
イフ方式、ロールコーティング方式、ロッドバーコーテ
ィング方式等)が用いられる。
【0076】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層には、白地調整のために、各種の染料や色味剤を添
加しても構わない。
【0077】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層には、媒染剤を使用することがが好ましく、媒染剤
としてカチオンポリマー等が挙げられる。
【0078】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層へのインクジェット記録方法は、通常のインクジェ
ットプリンターにより行うことが出来る。
【0079】本発明のインクジェット記録方法に適用さ
れる記録液として染料タイプの記録液及び顔料タイプの
記録液がいずれも使用可能である。染料タイプの記録液
は、直接染料、酸性染料、反応性染料、塩基性染料等の
水溶性染料を含有する記録液がある。
【0080】染料タイプの記録液は、通常は以下に示す
4色の記録液が用いられる。イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラック記録液の調製にはそれぞれの色の記録液
において、1種又は2種以上の水溶性染料を全インク組
成物質量に対して0.2〜15質量部添加することが好
ましく、最も好適には2〜9質量部である。
【0081】本発明の写真記録材料のインクジェット受
像層へのインクジェット記録は、インクジェットインク
の現像処理液中への溶出を防ぐために、感光層の現像処
理後に行うことが好ましい。
【0082】本発明の写真記録材料には、ハロゲン化銀
写真感光材料を用いることが極めて好ましい。このハロ
ゲン化銀写真感光材料の感光層に用いるハロゲン化銀写
真乳剤の組成は、塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化
銀、塩沃臭化銀、塩沃化銀等任意のハロゲン組成を有す
るものであってもよい。
【0083】本発明に係わるハロゲン化銀乳剤を得るに
は重金属イオンを含有させるのが有利である。このよう
な目的に用いることの出来る重金属イオンとしては、
鉄、イリジウム、白金、パラジウム、ニッケル、ロジウ
ム、オスミウム、ルテニウム、コバルト等の第8〜10
族金属や、カドミウム、亜鉛、水銀などの第12族遷移
金属や、鉛、レニウム、モリブデン、タングステン、ガ
リウム、クロムの各イオンを挙げることができる。中で
も鉄、イリジウム、白金、ルテニウム、ガリウム、オス
ミウムの金属イオンが好ましい。
【0084】これらの金属イオンは、塩や、錯塩の形で
ハロゲン化銀乳剤に添加することが出来る。
【0085】前記重金属イオンが錯体を形成する場合に
は、その配位子またはイオンとしてはシアン化物イオ
ン、チオシアン酸イオン、シアン酸イオン、塩化物イオ
ン、臭化物イオン、沃化物イオン、硝酸イオン、カルボ
ニル、アンモニア等を挙げることができる。中でも、シ
アン化物イオン、チオシアン酸イオン、シアン酸イオ
ン、塩化物イオン、臭化物イオン等が好ましい。
【0086】本発明に係るハロゲン化銀乳剤に重金属イ
オンを含有させるためには、該重金属化合物をハロゲン
化銀粒子の形成前、ハロゲン化銀粒子の形成中、ハロゲ
ン化銀粒子の形成後の物理熟成中の各工程の任意の場所
で添加すればよい。前述の条件を満たすハロゲン化銀乳
剤を得るには、重金属化合物をハロゲン化物塩と一緒に
溶解して粒子形成工程の全体或いは一部にわたって連続
的に添加する事ができる。
【0087】本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は任
意のものを用いることが出来る。好ましい一つの例は、
(100)面を結晶表面として有する立方体である。ま
た、米国特許4,183,756号、同4,225,6
66号、特開昭55−26589号、特公昭55−42
737号や、ザ・ジャーナル・オブ・フォトグラフィッ
ク・サイエンス(J.Photogr.Sci.)2
1、39(1973)等の文献に記載された方法等によ
り、八面体、十四面体、十二面体等の形状を有する粒子
をつくり、これを用いることもできる。さらに、双晶面
を有する粒子を用いてもよい。
【0088】本発明に係るハロゲン化銀粒子は、単一の
形状からなる粒子が好ましく用いられる。
【0089】本発明に係るハロゲン化銀粒子の粒径は特
に制限はないが、迅速処理性及び、感度など、他の写真
性能などを考慮すると好ましくは、0.1〜1.2μ
m、更に好ましくは、0.2〜1.0μmの範囲であ
る。
【0090】この粒径は、粒子の投影面積か直径近似値
を使ってこれを測定することができる。粒子が実質的に
均一形状である場合は、粒径分布は直径か投影面積とし
てかなり正確にこれを表すことができる。
【0091】本発明のハロゲン化銀粒子の粒径の分布
は、好ましくは変動係数が0.22以下、更に好ましく
は0.15以下の単分散ハロゲン化銀粒子であり、特に
好ましくは変動係数0.15以下の単分散乳剤を2種以
上同一層に添加する事である。ここで変動係数は、粒径
分布の広さを表す係数であり、次式によって定義され
る。
【0092】変動係数=S/R (ここに、Sは粒径分布の標準偏差、Rは平均粒径を表
す。) ここでいう粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合は
その直径、また、立方体や球状以外の形状の粒子の場合
は、その投影像を同面積の円像に換算したときの直径を
表す。
【0093】ハロゲン化銀乳剤の調製装置、方法として
は、当業界において公知の種々の方法を用いることがで
きる。
【0094】本発明に係るハロゲン化銀乳剤は、酸性
法、中性法、アンモニア法の何れで得られたものであっ
てもよい。該粒子は一時に成長させたものであってもよ
いし、種粒子を作った後で成長させてもよい。種粒子を
作る方法と成長させる方法は同じであっても、異なって
もよい。
【0095】また、可溶性銀塩と可溶性ハロゲン化物塩
を反応させる形式としては、順混合法、逆混合法、同時
混合法、それらの組合せなど、いずれでもよいが、同時
混合法で得られたものが好ましい。更に同時混合法の一
形式として特開昭54−48521号等に記載されてい
るpAgコントロールド・ダブルジェット法を用いるこ
ともできる。
【0096】また、特開昭57−92523号、同57
−92524号等に記載の反応母液中に配置された添加
装置から水溶性銀塩及び水性ハロゲン化物塩水溶液を供
給する装置、ドイツ公開特許2,921,164号等に
記載された水溶液銀塩及び水溶性ハロゲン化物塩水溶液
を連続的に濃度変化して添加する装置、特公昭56−5
01776号等に記載の反応器外に反応母液を取り出
し、限外濾過法で濃縮することによりハロゲン化銀粒子
間の距離を一定に保ちながら粒子形成を行なう装置など
を用いてもよい。
【0097】更に必要で有ればチオエーテル等のハロゲ
ン化銀溶剤を用いてもよい。また、メルカプト基を有す
る化合物、含窒素ヘテロ環化合物または増感色素のよう
な化合物をハロゲン化銀粒子の形成時、または、粒子形
成終了の後に添加して用いてもよい。
【0098】本発明に係るハロゲン化銀乳剤は、金化合
物を用いる増感法、カルコゲン増感剤を用いる増感法を
組み合わせて用いることが出来る。
【0099】本発明に係るハロゲン化銀乳剤に適用する
カルコゲン増感剤としては、イオウ増感剤、セレン増感
剤、テルル増感剤などを用いることが出来るが、イオウ
増感剤が好ましい。イオウ増感剤としてはチオ硫酸塩、
アリルチオカルバミドチオ尿素、アリルイソチアシアネ
ート、シスチン、p−トルエンチオスルホン酸塩、ロー
ダニン、無機イオウ等が挙げられる。
【0100】本発明に係る金増感剤としては、塩化金
酸、硫化金等の他各種の金錯体として添加することがで
きる。用いられる配位子化合物としては、ジメチルロー
ダニン、チオシアン酸、メルカプトテトラゾール、メル
カプトトリアゾール等を挙げることができる。
【0101】本発明に係るハロゲン化銀乳剤の化学増感
法としては、還元増感法を用いてもよい。
【0102】本発明に係るハロゲン化銀乳剤には、ハロ
ゲン化銀写真感光材料の調製工程中に生じるカブリを防
止したり、保存中の性能変動を小さくしたり、現像時に
生じるカブリを防止する目的で公知のカブリ防止剤、安
定剤を用いることが出来る。こうした目的に用いること
のできる好ましい化合物の例として、特開平2−146
036号公報明細書7ページ下欄に記載された一般式
(II)で表される化合物を挙げることができ、さらに好
ましい具体的な化合物としては、同公報の8ページに記
載の(IIa−1)〜(IIa−8)、(IIb−1)〜(II
b−7)の化合物や、1−(3−メトキシフェニル)−
5−メルカプトテトラゾール、1−(4−エトキシフェ
ニル)−5−メルカプトテトラゾール等の化合物を挙げ
ることができる。これらの化合物は、その目的に応じ
て、ハロゲン化銀乳剤粒子の調製工程、化学増感工程、
化学増感工程の終了時、塗布液調製工程などの工程で添
加される。
【0103】本発明にかかわるハロゲン化銀乳剤として
は、画像露光により表面に潜像を形成する表面潜像型ハ
ロゲン化銀乳剤を用いて、現像を行うことによりネガ画
像を形成する乳剤を用いてもよい。又、粒子表面が予め
かぶらされていない内部潜像型ハロゲン化銀乳剤を用
い、画像露光後カブリ処理(造核処理)を施し、次いで
表面現像を行うか、又は画像露光後、カブリ処理を施し
ながら表面現像を行うことにより直接ポジ画像を得るこ
とが出来る乳剤を用いることが出来る。尚、内部潜像型
ハロゲン化銀乳剤とは、ハロゲン化銀結晶粒子の主とし
て内部に感光核を有し、露光によって粒子内部に潜像が
形成されるようなハロゲン化銀粒子含有の乳剤を言う。
【0104】本発明の写真記録材料には、イラジエーシ
ョン防止やハレーション防止の目的で種々の波長域に吸
収を有する染料を用いることができる。この目的で、公
知の化合物をいずれも用いることが出来るが、特に、可
視域に吸収を有する染料としては、特開平3−2518
40号公報308ページに記載のAI−1〜11の染料
および特開平6−3770号公報明細書記載の染料が好
ましく用いられ、赤外線吸収染料としては、特開平1−
280750号公報の2ページ左下欄に記載の一般式
(I)、(II)、(III)で表される化合物が好ましい
分光特性を有し、ハロゲン化銀写真乳剤の写真特性への
影響もなく、また残色による汚染もなく好ましい。好ま
しい化合物の具体例として、同公報3ページ左下欄〜5
ページ左下欄に挙げられた例示化合物(1)〜(45)
を挙げることができる。
【0105】これらの染料を添加する量として、鮮鋭性
を改良する目的には感光材料の未処理試料の680nm
における分光反射濃度が0.7以上にする量が好まし
く、さらには0.8以上にする事がより好ましい。
【0106】本発明の写真記録材料をカラー写真感光材
料として用いる場合には、イエローカプラー、マゼンタ
カプラー、シアンカプラーに組み合わせて400〜90
0nmの波長域の特定領域に分光増感されたハロゲン化
銀乳剤を含む層を有する。該ハロゲン化銀乳剤は一種ま
たは、二種以上の増感色素を組み合わせて含有する。
【0107】本発明に係るハロゲン化銀乳剤に用いる分
光増感色素としては、公知の化合物をいずれも用いるこ
とができるが、青感光性増感色素としては、特開平3−
251840号公報28ページに記載のBS−1〜8を
単独でまたは組み合わせて好ましく用いることができ
る。緑感光性増感色素としては、同公報28ページに記
載のGS−1〜5が好ましく用いられる。赤感光性増感
色素としては同公報29ページに記載のRS−1〜8が
好ましく用いられる。また、半導体レーザーを用いるな
どして赤外光により画像露光を行う場合には、赤外感光
性増感色素を用いる必要があるが、赤外感光性増感色素
としては、特開平4−285950号公報6〜8ページ
に記載のIRS−1〜11の色素が好ましく用いられ
る。また、これらの赤外、赤、緑、青感光性増感色素に
特開平4−285950号公報8〜9ページに記載の強
色増感剤SS−1〜SS−9や特開平5−66515号
公報15〜17ページに記載の化合物S−1〜S−17
を組み合わせて用いるのが好ましい。
【0108】これらの増感色素の添加時期としては、ハ
ロゲン化銀粒子形成から化学増感終了までの任意の時期
でよい。
【0109】増感色素の添加方法としては、メタノー
ル、エタノール、フッ素化アルコール、アセトン、ジメ
チルホルムアミド等の水混和性有機溶媒や水に溶解して
溶液として添加してもよいし、固体分散物として添加し
てもよい。
【0110】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
用いられるカプラーとしては、発色現像主薬の酸化体と
カップリング反応して340nmより長波長域に分光吸
収極大波長を有するカップリング生成物を形成し得るい
かなる化合物をも用いることが出来るが、特に代表的な
物としては、波長域350〜500nmに分光吸収極大
波長を有するイエロー色素形成カプラー、波長域500
〜600nmに分光吸収極大波長を有するマゼンタ色素
形成カプラー、波長域600〜750nmに分光吸収極
大波長を有するシアン色素形成カプラーとして知られて
いるものが代表的である。
【0111】本発明の写真記録材料に好ましく用いるこ
とのできるシアンカプラーとしては、特開平4−114
154号公報明細書5ページ左下欄に記載の一般式(C
−I)、(C−II)で表されるカプラーを挙げることが
できる。具体的な化合物は、同公報明細書5ページ右下
欄〜6ページ左下欄にCC−1〜CC−9として記載さ
れているものを挙げることができる。
【0112】本発明の写真記録材料に好ましく用いるこ
とのできるマゼンタカプラーとしては、特開平4−11
4154号公報明細書4ページ右上欄に記載の一般式
(M−I)、(M−II)で表されるカプラーを挙げるこ
とができる。具体的な化合物は、同公報明細書4ページ
左下欄〜5ページ右上欄にMC−1〜MC−11として
記載されているものを挙げることができる。上記マゼン
タカプラーのうちより好ましいのは、同号公報明細書4
ページ右上欄に記載の一般式(M−I)で表されるカプ
ラーであり、そのうち、上記一般式(M−I)のRMが
3級アルキル基であるカプラーが耐光性に優れ特に好ま
しい。同公報明細書5ページ上欄に記載されているMC
−8〜MC−11は青から紫、赤に到る色の再現に優
れ、さらにディテールの描写力にも優れており好まし
い。
【0113】本発明の写真記録材料に好ましく用いるこ
とのできるイエローカプラーとしては、特開平4−11
4154号、3ページ右上欄に記載の一般式(Y−I)
で表されるカプラーを挙げることができる。具体的な化
合物は、同3ページ左下欄以降にYC−1〜YC−9と
して記載されているものを挙げることができる。中で
も、一般式〔Y−1〕のRY1がアルコキシ基であるカ
プラーまたは特開平6−67388号記載の一般式
〔I〕で示されるカプラーは好ましい色調の黄色を再現
でき好ましい。このうち特に好ましい化合物例としては
特開平4−114154号、4ページ左下欄に記載され
ているYC−8、YC−9、および特開平6−6738
8号、13〜14ページに記載のNo(1)〜(47)
で示される化合物をあげることができる。さらに最も好
ましい化合物は特開平4−81847号、1ページおよ
び同、11ページ〜17ページに記載の一般式〔Y−
1〕で示される化合物である。
【0114】本発明の写真記録材料に用いられるカプラ
ーやその他の有機化合物を添加するのに水中油滴型乳化
分散法を用いる場合には、通常、沸点150℃以上の水
不溶性高沸点有機溶媒に、必要に応じて低沸点及び/ま
たは水溶性有機溶媒を併用して溶解し、ゼラチン水溶液
などの親水性バインダー中に界面活性剤を用いて乳化分
散する。分散手段としては、撹拌機、ホモジナイザー、
コロイドミル、フロージェットミキサー、超音波分散機
等を用いることができる。分散後、または、分散と同時
に低沸点有機溶媒を除去する工程を入れてもよい。カプ
ラーを溶解して分散するために用いることの出来る高沸
点有機溶媒としては、ジオクチルフタレート、ジイソデ
シルフタレート、ジブチルフタレート等のフタル酸エス
テル類、トリクレジルホスフェート、トリオクチルホス
フェート等のリン酸エステル類、が好ましく用いられ
る。また高沸点有機溶媒の誘電率としては3.5〜7.
0である事が好ましい。また二種以上の高沸点有機溶媒
を併用することもできる。
【0115】また、高沸点有機溶媒を用いる方法に代え
て、または高沸点有機溶媒と併用して、水不溶性かつ有
機溶媒可溶性のポリマー化合物を、必要に応じて低沸点
及び/または水溶性有機溶媒に溶解し、ゼラチン水溶液
などの親水性バインダー中に界面活性剤を用いて種々の
分散手段により乳化分散する方法をとることもできる。
この時用いられる水不溶性で有機溶媒可溶性のポリマー
としては、ポリ(N−t−ブチルアクリルアミド)等を
挙げることができる。
【0116】写真用添加剤の分散や塗布時の表面張力調
整のため用いられる界面活性剤として好ましい化合物と
しては、1分子中に炭素数8〜30の疎水性基とスルホ
ン酸基またはその塩を含有するものが挙げられる。具体
的には特開昭64−26854号公報明細書記載のA−
1〜A−11が挙げられる。またアルキル基に弗素原子
を置換した界面活性剤も好ましく用いられる。これらの
分散液は通常ハロゲン化銀乳剤を含有する塗布液に添加
されるが、分散後塗布液に添加されるまでの時間、およ
び塗布液に添加後塗布までの時間は短いほうがよく各々
10時間以内が好ましく、3時間以内、20分以内がよ
り好ましい。
【0117】上記各カプラーには、形成された色素画像
の光、熱、湿度等による褪色を防止するため褪色防止剤
を併用することが好ましい。特に好ましい化合物として
は、特開平2−66541号、3ページ記載の一般式I
およびIIで示されるフェニルエーテル系化合物、同3−
174150号記載の一般式IIIBで示されるフェノー
ル系化合物、特開昭64−90445号記載の一般式A
で示されるアミン系化合物、同62−182741号記
載の一般式XII、XIII、XIV、XVで示される金属錯体が特
にマゼンタ色素用として好ましい。また特開平1−19
6049号記載の一般式I′で示される化合物および、
同5−11417号記載の一般式IIで示される化合物が
特にイエロー、シアン色素用として好ましい。
【0118】発色色素の吸収波長をシフトさせる目的
で、特開平4−114154号、9ページ左下欄に記載
の化合物(d−11)、同10ページ左下欄に記載の化
合物(A′−1)等の化合物を用いることができる。ま
た、米国特許第4,774,187号に記載の蛍光色素
放出化合物を用いることも出来る。
【0119】本発明の写真記録材料には、現像主薬酸化
体と反応する化合物を感光層と感光層の間の層に添加し
て色濁りを防止したりまたハロゲン化銀乳剤層に添加し
てカブリ等を改良する事が好ましい。このための化合物
としてはハイドロキノン誘導体が好ましく、さらに好ま
しくは2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノンのよう
なジアルキルハイドロキノンである。特に好ましい化合
物は特開平4−133056号記載の一般式IIで示され
る化合物であり、同13〜14ページ記載の化合物II−
1〜II−14および17ページ記載の化合物1が挙げら
れる。
【0120】本発明の写真記録材料中には紫外線吸収剤
を添加してスタチックカブリを防止したり色素画像の耐
光性を改良する事が好ましい。好ましい紫外線吸収剤と
してはベンゾトリアゾール類が挙げられ、特に好ましい
化合物としては特開平1−250944号記載の一般式
III−3で示される化合物、同64−66646号記載
の一般式IIIで示される化合物、同63−187240
号記載のUV−1L〜UV−27L、特開平4−163
3号記載の一般式Iで示される化合物、同5−1651
44号記載の一般式(I)、(II)で示される化合物が
挙げられる。
【0121】本発明の写真記録材料の感光層には、バイ
ンダーとしてゼラチンを用いるが、必要に応じて他のゼ
ラチン、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子のグラ
フトポリマー、ゼラチン以外のタンパク質、糖誘導体、
セルロース誘導体、単一あるいは共重合体のごとき合成
親水性高分子物質等の親水性コロイドもゼラチンと併せ
て用いることができる。
【0122】本発明の写真記録材料の感光層に含有され
るゼラチン量の総和は、処理工程の迅速化、乾燥工程の
迅速化から7g/m2以下が好ましく、6.5g/m2
下がより好ましい。下限については特に制限はないが、
一般的には物理特性もしくは写真性能の面から4.0g
/m2以上であることが好ましい。ゼラチンの量は、パ
ギイ法に記載された水分の測定法で、11.0%の水分
を含有したゼラチンの質量に換算して求められる。
【0123】本発明の写真記録材料の感光層に用いられ
るゼラチンは、石灰処理ゼラチンであっても、酸処理ゼ
ラチンであってもよく、又、牛骨、牛皮、豚皮などのい
ずれを原料として製造されたゼラチンでもよいが、好ま
しくは牛骨、豚皮を原料とした石灰処理ゼラチンであ
る。
【0124】これらバインダーの硬膜剤としてはビニル
スルホン型硬膜剤、クロロトリアジン型硬膜剤、高分子
硬膜剤、カルボキシル基活性型硬膜剤を単独または併用
して使用する事が好ましい。特開昭61−249054
号、同61−245153号公報記載の化合物を使用す
る事が好ましい。また写真性能や画像保存性に悪影響す
るカビや細菌の繁殖を防ぐためコロイド層中に特開平3
−157646号公報記載のような防腐剤および抗カビ
剤を添加する事が好ましい。また感光材料または処理後
の試料の表面の物性を改良するため保護層に特開平6−
118543号公報や特開平2−73250号公報明細
書記載の滑り剤を添加する事が好ましい。
【0125】本発明の写真記録材料を用いて、写真画像
を形成するには、ネガ上に記録された画像を、プリント
しようとするハロゲン化銀写真感光材料上に光学的に結
像させて焼き付けてもよいし、画像を一旦デジタル情報
に変換した後その画像をCRT(陰極線管)上に結像さ
せ、この像をプリントしようとするハロゲン化銀写真感
光材料上に結像させて焼き付けてもよいし、デジタル情
報に基づいてレーザー光の強度を変化させて走査するこ
とによって焼き付けてもよい。
【0126】本発明は現像主薬を写真記録材料中に内蔵
していない感光材料に適用することが好ましく、特に直
接鑑賞用の画像を形成する写真記録材料に適用する事が
好ましい。例えばカラーペーパー、カラー反転ペーパ
ー、ポジ画像を形成する感光材料、ディスプレイ用感光
材料、カラープルーフ用感光材料をあげる事ができる。
特に反射支持体を有する感光材料に適用する事が好まし
い。
【0127】本発明において用いられる芳香族一級アミ
ン現像主薬としては、公知の化合物を用いることができ
る。これらの化合物の例として下記の化合物を上げるこ
とができる。
【0128】(CD−1) N,N−ジエチル−p−フ
ェニレンジアミン (CD−2) 2−アミノ−5−ジエチルアミノトルエ
ン (CD−3) 2−アミノ−5−(N−エチル−N−ラ
ウリルアミノ)トルエン (CD−4) 4−(N−エチル−N−(β−ヒドロキ
シエチル)アミノ)アニリン (CD−5) 2−メチル−4−(N−エチル−N−
(β−ヒドロキシエチル)アミノ)アニリン (CD−6) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−
N−(β−(メタンスルホンアミド)エチル)−アニリ
ン (CD−7) N−(2−アミノ−5−ジエチルアミノ
フェニルエチル)メタンスルホンアミド (CD−8) N,N−ジメチル−p−フェニレンジア
ミン (CD−9) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−
N−メトキシエチルアニリン (CD−10) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル
−N−(β−エトキシエチル)アニリン (CD−11) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル
−N−(γ−ヒドロキシプロピル)アニリン 本発明においては、上記は色現像液を任意のpH域で使
用できるが、迅速処理の観点からpH9.5〜13.0
であることが好ましく、より好ましくはpH9.8〜1
2.0の範囲で用いられる。
【0129】本発明に係る発色現像の処理温度は、35
℃以上、70℃以下が好ましい。温度が高いほど短時間
の処理が可能であり好ましいが、処理液の安定性からは
あまり高くない方が好ましく、37℃以上60℃以下で
処理することが好ましい。
【0130】発色現像時間は、従来一般には3分30秒
程度で行われているが、本発明では40秒以内が好まし
く、さらに25秒以内の範囲で行うことがさらに好まし
い。
【0131】発色現像液には、前記の発色現像主薬に加
えて、既知の現像液成分化合物を添加することが出来
る。通常、pH緩衝作用を有するアルカリ剤、塩化物イ
オン、ベンゾトリアゾール類等の現像抑制剤、保恒剤、
キレート剤などが用いられる。
【0132】本発明の写真記録材料は、発色現像後、漂
白処理及び定着処理を施される。漂白処理は定着処理と
同時に行なってもよい。定着処理の後は、通常は水洗処
理が行なわれる。また、水洗処理の代替として、安定化
処理を行なってもよい。本発明に係るハロゲン化銀写真
感光材料の現像処理に用いる現像処理装置としては、処
理槽に配置されたローラーに感光材料をはさんで搬送す
るローラートランスポートタイプであっても、ベルトに
感光材料を固定して搬送するエンドレスベルト方式であ
ってもよいが、処理槽をスリット状に形成して、この処
理槽に処理液を供給するとともに感光材料を搬送する方
式や処理液を噴霧状にするスプレー方式、処理液を含浸
させた担体との接触によるウエッブ方式、粘性処理液に
よる方式なども用いることができる。大量に処理する場
合には、自動現像機を用いてランニング処理されるの
が、通常だがこの際、補充液の補充量は少ない程好まし
く、環境適性等より最も好ましい処理形態は、補充方法
として錠剤の形態で処理剤を添加することであり、公開
技報94−16935号に記載の方法が最も好ましい。
【0133】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらに限定されない。 実施例1 以下の方法で支持体A〜Cを作製した。
【0134】[支持体A]坪量170g/m2の紙パル
プの両面にポリエチレンをラミネートし、紙支持体を作
製した。但し、乳剤層を塗布する側には、表面処理を施
したアナターゼ型酸化チタンを13質量%の含有量で分
散して含む溶融ポリエチレン30g/m2をラミネート
とし、厚さ220μmの反射支持体Aを作製した。
【0135】[支持体B]坪量170g/m2の紙パル
プの両面にポリエチレンをラミネートし、紙支持体を作
製した。但し、両面に表面処理を施したアナターゼ型酸
化チタンを13質量%の含有量で分散して含む溶融ポリ
エチレン30g/m2をラミネートとし、厚さ220μ
mの反射支持体支持体Bを作製した。
【0136】[支持体C]坪量170g/m2の紙パル
プの両面にポリエチレンをラミネートし、紙支持体を作
製した。但し、両面に表面処理を施した硫酸バリウムを
13質量%の含有量で分散して含む溶融ポリエチレン3
0g/m2をラミネートとし、厚さ220μmの反射支
持体支持体Cを作製した。
【0137】(試料101の作製)前記支持体Aの乳剤
塗布側の反対側をコロナ放電処理した後、以下の組成の
塗布(支持体側がB−1層、外側がB−3層となる様に
同時塗布)を行い、インクジェット受像層を設けた。
【0138】 〈インクジェット受像層〉 B−1層 ゼラチン 1.0g/m2 B−2層 ゼラチン 3.0g/m2 ポリメチルメタアクリレート微粒子(平均粒径4μm) 1.0g/m2 B−3層 ゼラチン 2.0g/m2 ポリメチルメタアクリレート微粒子(平均粒径4μm) 2.0g/m2 ゼラチン硬膜剤(H−1) 0.3g/m2 尚合成ポリメチルメタアクリレート微粒子は、下記ベタ
イン界面活性剤BT−1の0.1質量%水溶液に添加し
た後、高速攪拌機で分散して分散液を作製した後、塗布
液に添加し塗布を行った。
【0139】《ベタイン系界面活性剤BT−1》 C1327CONH−(−CH2−)3−N+(CH3
2(CH2COO-) 上記インクジェット受像層塗布液には、塗布助剤として
界面活性剤(SU−2)を添加し、表面張力を調整し
た。
【0140】次に支持体の乳剤層側をコロナ放電処理し
た後、ゼラチン下塗層を設け、更に以下に示す構成の各
層を塗設し、写真記録材料を作製した。塗布液は下記の
ごとく調製した。
【0141】(第1層塗布液)イエローカプラー(Y−
1)23.4g、色素画像安定化剤(ST−1)3.3
4g、(ST−2)3.34g、(ST−5)3.34
g、ステイン防止剤(HQ−1)0.34g、画像安定
剤A5.0g、高沸点有機溶媒(DBP)3.33gお
よび高沸点有機溶媒(DNP)1.67gに酢酸エチル
60mlを加え溶解し、この溶液を20%界面活性剤
(SU−1)7mlを含有する10%ゼラチン水溶液2
20mlに超音波ホモジナイザーを用いて乳化分散させ
てイエローカプラー分散液を作製した。この分散液を下
記条件にて作製した青感性ハロゲン化銀乳剤と混合し第
1層塗布液を調製した。
【0142】第2層〜第7層塗布液も上記第1層塗布液
と同様に表1および表2の塗布量になるように各塗布液
を調製した。
【0143】又、塗布助剤としては、界面活性剤(SU
−2)、(SU−3)を添加し、表面張力を調整した。
また各層に防黴剤Fを全量が0.04g/m2となるよ
うに添加した。こうして得られた試料を試料101とし
た。
【0144】
【表1】
【0145】
【表2】
【0146】SU−1:トリ−i−プロピルナフタレン
スルホン酸ナトリウム SU−2:スルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)・ナ
トリウム塩 SU−3:スルホ琥珀酸ジ(2,2,3,3,4,4,
5,5−オクタフルオロペンチル)・ナトリウム塩 DBP:ジブチルフタレート DNP:ジノニルフタレート DOP:ジオクチルフタレート DIDP:ジ−i−デシルフタレート PVP:ポリビニルピロリドン H−1:テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタン HQ−1:2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン HQ−2:2,5−ジ−sec−ドデシルハイドロキノ
ン HQ−3:2,5−ジ−sec−テトラデシルハイドロ
キノン HQ−4:2−sec−ドデシル−5−sec−テトラ
デシルハイドロキノン HQ−5:2,5−ジ[(1,1−ジメチル−4−ヘキ
シルオキシカルボニル)ブチル]ハイドロキノン 画像安定剤A:p−t−オクチルフェノール
【0147】
【化7】
【0148】
【化8】
【0149】
【化9】
【0150】
【化10】
【0151】(青感性ハロゲン化銀乳剤の調製)40℃
に保温した2%ゼラチン水溶液1リットル中に下記(A
液)及び(B液)をpAg=7.3、pH=3.0に制
御しつつ30分かけて同時添加し、更に下記(C液)及
び(D液)をpAg=8.0、pH=5.5に制御しつ
つ180分かけて同時添加した。この時、pAgの制御
は特開昭59−45437号記載の方法により行い、p
Hの制御は硫酸又は水酸化ナトリウム水溶液を用いて行
った。
【0152】 (A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ml (B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ml (C液) 塩化ナトリウム 102.7g K2IrCl6 4×10-8モル/モルAg K4Fe(CN)6 2×10-5モル/モルAg 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ml (D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ml 添加終了後、花王アトラス社製デモールNの5%水溶液
と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用いて脱塩を行っ
た後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径0.71μ
m、粒径分布の変動係数0.07、塩化銀含有率99.
5モル%の単分散立方体乳剤EMP−1を得た。又(A
液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添
加時間を変更した以外はEMP−1と同様にして平均粒
径0.64μm、粒径分布の変動係数0.07、塩化銀
含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−1B
を得た。
【0153】上記EMP−1に対し、下記化合物を用い
60℃にて最適に化学増感を行った。又EMP−1Bに
対しても同様に最適に化学増感した後、増感されたEM
P−1とEMP−1Bを銀量で1:1の割合で混合し、
青感性ハロゲン化銀乳剤(Em−B)を得た。
【0154】 チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モルAgX 塩化金酸 0.5mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 3×10-4モル/モルAgX 安定剤 STAB−2 3×10-4モル/モルAgX 安定剤 STAB−3 3×10-4モル/モルAgX 増感色素 BS−1 4×10-4モル/モルAgX 増感色素 BS−2 1×10-4モル/モルAgX (緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製)(A液)と(B液)
の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変更す
る以外はEMP−1と同様にして平均粒径0.40μ
m、変動係数0.08、塩化銀含有率99.5%の単分
散立方体乳剤EMP−2を得た。又(A液)と(B液)
の添加時間及び(C)液と(D)液の添加時間を変更し
た以外はEMP−2と同様にして平均粒径0.50μ
m、変動係数0.08、塩化銀含有率99.5%の単分
散立方体乳剤EMP−2Bを得た。
【0155】上記EMP−2に対し、下記化合物を用い
55℃にて最適に化学増感を行った。又、EMP−2B
に対しても同様に最適に化学増感した後、増感されたE
MP−2とEMP−2Bを銀量で1:1の割合で混合
し、緑感性ハロゲン化銀乳剤(Em−G)を得た。
【0156】 チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/モルAgX 塩化金酸 1.0mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 3×10-4モル/モルAgX 安定剤 STAB−2 3×10-4モル/モルAgX 安定剤 STAB−3 3×10-4モル/モルAgX 増感色素 GS−1 4×10-4モル/モルAgX (赤感性ハロゲン化銀乳剤の調製)(A液)と(B液)
の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変更す
る以外はEMP−1と同様にして平均粒径0.40μ
m、変動係数0.08、塩化銀含有率99.5%の単分
散立方体乳剤EMP−3を得た。又(A液)と(B液)
の添加時間及び(C)液と(D)液の添加時間を変更し
た以外はEMP−3と同様にして平均粒径0.38μ
m、変動係数0.08、塩化銀含有率99.5%の単分
散立方体乳剤EMP−3Bを得た。
【0157】上記EMP−3に対し、下記化合物を用い
60℃にて最適に化学増感を行った。又、EMP−3B
に対しても同様に最適に化学増感した後、増感されたE
MP−3とEMP−3Bを銀量で1:1の割合で混合し
赤感性ハロゲン化銀乳剤(Em−R)を得た。
【0158】 チオ硫酸ナトリウム 1.8mg/モルAgX 塩化金酸 2.0mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 3×10-4モル/モルAgX 安定剤 STAB−2 3×10-4モル/モルAgX 安定剤 STAB−3 3×10-4モル/モルAgX 増感色素 RS−1 1×10-4モル/モルAgX 増感色素 RS−2 1×10-4モル/モルAgX STAB−1:1−(3−アセトアミドフェニル)−5−メルカプトテトラゾ ール STAB−2:1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール STAB−3:1−(4−エトキシフェニル)−5−メルカプトテトラゾール 尚、赤感性乳剤には、SS−1をハロゲン化銀1モル当
たり2.0×10-3添加した。
【0159】
【化11】
【0160】
【化12】
【0161】(試料102の作製)試料101の支持体
を支持体Bに変更した以外は同様な試料102を作製し
た。
【0162】(試料103の作製)平均粒径が約0.0
7μmの表面がアニオン性の超微粒子シリカ粉末160
gを純水1000ml中に添加し、高速ホモジナイザー
で分散した。次にこのシリカ水分散液(I)中に、平均
重合度が1700でケン化度が90%の5%ポリビニル
アルコール水溶液(II)1000mlと界面活性剤スル
ホコハク酸ジ(2−エチルヘキスル)ナトリウムの0.
3質量%水溶液600mlの混合液を徐々に添加した。
得られた液を高速ホモジナイザーにて分散した後、下記
化合物(混合物)の20質量%水溶液を40ml添加
し、更に硬膜剤として4ホウ酸ナトリウムの5質量%水
溶液を30ml添加し、再度高速ホモジナイザーで分散
した。
【0163】
【化13】
【0164】得られた液を塗布液として、前記試料10
1と同様に支持体Aの乳剤側とは反対側にコロナ放電処
理した後、湿潤膜厚100μmになるように塗布、乾燥
して空隙量22mg/m2のインクジェット受像層を設
けた。
【0165】空隙量の評価は、インクジェット受像層を
形成した後で、支持体の乳剤層側にゼラチン下塗層を設
ける以前に行い、評価方法はインク吐出量を制御できる
オンデマンド型インクジェットプリンタを用い、YとM
のベタ領域に、白抜け(未印字)の細線パターンを印字
し、インクが溢れることなく細線が明瞭に識別し得る最
大のインク量を空隙量として求めた。
【0166】更に支持体Aの乳剤層側をコロナ放電処理
した後、ゼラチン下塗層を設け、さらに試料101と同
様な乳剤層側を構成する各層を塗設し、写真記録材料1
03を作製した。
【0167】(試料104の作製)試料103の支持体
をBに変更した以外は同様な試料104を作製した。
【0168】(試料105の作製)試料103の支持体
をCに変更した以外は同様な試料105を作製した。
【0169】(試料106の作製)試料104の乳剤層
側の第7層の二酸化珪素0.9g/m2に添加量を変更
した以外は同様な試料106を作製した。こうして作製
した試料について、以下の評価を行った。
【0170】(両面の白地の差)各試料を未露光のまま
下記処理工程を行い、乳剤面側とインクジェット受像層
側の白地を、カラーアナライザー(607型、日立製作
所製)で380〜750nmにおける濃度を測定し、そ
の結果得られた乳剤層側とインクジェット受像層側のb
*値の差の絶対値を求めた。この値が小さい程両面の白
地の差が小さく優れることを表す。
【0171】(生試料の保存性)ウェッジサイズ試料を
乳剤面を上にして5枚重ねて、黒のポリエチレン袋2重
で包み、65℃、40%RH条件下で10日間保存した
試料を、25℃50%の環境下に1日放置し、未露光で
下記現像処理工程で処理した。得られた試料うち、保存
時に5枚重ねの1番下にあった試料の真ん中をXライト
社製310RTにより、反射濃度を測定した。青色光で
反射濃度が低い程、イエローのカブリが少なく、生試料
の保存性に優れる。得られた結果を表3に示す。
【0172】 (現像処理工程) 処理工程 処 理 温 度 時 間 補充量 発色現像 38.0±0.3℃ 45秒 80ml 漂白定着 35.0±0.5℃ 45秒 120ml 安定化 30〜34℃ 60秒 150ml 乾 燥 60〜80℃ 30秒 現像処理液の組成を下記に示す。
【0173】 発色現像液タンク液及び補充液 タンク液 補充液 純水 800ml 800ml トリエチレンジアミン 2g 3g ジエチレングリコール 10g 10g 臭化カリウム 0.01g − 塩化カリウム 3.5g − 亜硫酸カリウム 0.25g 0.5g N−エチル−N−(βメタンスルホンアミドエチル)−3−メチル−4 −アミノアニリン硫酸 6.0g 10.0g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 6.8g 6.0g トリエタノールアミン 10.0g 10.0g ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム塩 2.0g 2.0g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体) 2.0g 2.5g 炭酸カリウム 30g 30g 水を加えて全量を1リットルとし、タンク液はpH=1
0.10に、補充液はpH=10.60に調整する。
【0174】 漂白定着液タンク液及び補充液 ジエチレントリアミン五酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 65g ジエチレントリアミン五酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100ml 2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール 2.0g 亜硫酸アンモニウム(40%水溶液) 27.5ml 水を加えて全量を1リットルとし、炭酸カリウム又は氷
酢酸でpH=5.0に調整する。
【0175】 安定化液タンク液及び補充液 o−フェニルフェノール 1.0g 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.02g 2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.02g ジエチレングリコール 1.0g 蛍光増白剤(チノパールSFP) 2.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 1.8g 塩化ビスマス(45%水溶液) 0.65g 硫酸マグネシウム・7水塩 0.2g PVP 1.0g アンモニア水(水酸化アンモニウム25%水溶液) 2.5g ニトリロ三酢酸・三ナトリウム塩 1.5g 水を加えて全量を1リットルとし、硫酸又はアンモニア
水でpH=7.5に調整する。
【0176】
【表3】
【0177】表3の結果より本発明は比較に対して優れ
ている。尚、実施例1は請求項1に関する実施例であ
る。
【0178】実施例2 (試料201の作製)実施例1の試料101のインクジ
ェット受像層のB−1に酸化チタンを0.25g/m2
添加した以外は同様な試料201を作製した。
【0179】(試料202の作製)実施例1の試料10
3のインクジェット受像層の塗布液に酸化チタンを含有
させた液を作製した。支持体に近い方にこの液を湿潤膜
圧25μm、その上に試料103のインクジェット受像
層の塗布液を湿潤膜圧75μmになるように、同時塗布
した。尚、酸化チタンは0.2g/m2の付量になるよ
うにした。
【0180】更に支持体の乳剤層側をコロナ放電処理し
た後、ゼラチン下塗層を設け、さらに試料103と同様
な乳剤層側を構成する各層を塗設し、写真記録材料20
2を作製した。
【0181】(試料203の作製)試料202の層構成
とは逆で、即ち試料202の塗布液を使用し、酸化チタ
ンを含有した塗布液を上層に湿潤膜圧25μmになるよ
うに、酸化チタンを含有していない塗布液を下層に湿潤
膜圧75μmになるように同時塗布した以外は同様な試
料203を作製した。
【0182】(試料204の作製)試料202の酸化チ
タンを硫酸バリウムに変更した以外は同様な試料204
を作製した。
【0183】(試料205の作製)試料202の支持体
を支持体Bに変更した以外は同様な試料205を作製し
た。
【0184】(試料206の作製)試料205の乳剤層
側を、試料106と同様な層を塗布した以外は全く同じ
試料206を作製した。
【0185】こうして作製した試料を、実施例1と同様
な評価を行った。得られた結果を表4に示す。
【0186】
【表4】
【0187】表4の結果より本発明は比較に対して優れ
ている。尚、実施例2は請求項2に関する実施例であ
る。
【0188】実施例3 以下の方法で支持体D、Eを作製した。
【0189】[支持体D]支持体Aの乳剤層を塗布する
側のポリエチレン層に、下記化合物が0.05質量%
になる様に添加した以外は同様な支持体Dを作製した。
【0190】
【化14】
【0191】[支持体E]支持体Dのインクジェット受
像層を塗布する側のポリエチレン層にも、前記化合物
が0.05質量%になる様に添加した以外は同様な支持
体Eを作製した。
【0192】尚、支持体D、Eの詳しい製造方法は、特
開平9−204001号等に記載されている。
【0193】(試料301の作製)実施例1の試料10
3から写真記録層の第2層のW−1を除いた以外は同様
な試料301を作製した。
【0194】(試料302の作製)試料301の支持体
を、支持体Dに変更した以外は同様な試料302を作製
した。
【0195】(試料303の作製)実施例1の試料10
3の支持体を、支持体Eに変更した以外は同様な試料3
03を作製した。
【0196】(試料304の作製)実施例1の試料10
3のインクジェット受像層に、化合物F−10下記の如
く分散した後、100mg/m2添加した以外は同様な
試料304を作製した。
【0197】(F−10の微粒子分散方法)本発明のF
−10を200g秤量し、これを純水750mlに加え
た後、ノニオン性界面活性剤ポリオキシエチレン(10
モル付加)ノニルフェニルエーテルの10%溶液30m
lを加えた後、この水溶液を40℃に調温して高速攪拌
型分散機を用いて8000rpmにて60分間にわたっ
て分散後に1000mlに仕上げて、F−10の固体微
粒子分散液を得た。得られた分散液の平均粒径は0.5
μmであった。
【0198】(試料305の作製)試料304の支持体
を、支持体Bに変更した以外は同様な試料305を作製
した。
【0199】(試料306の作製)試料305の乳剤層
側を、試料106と同様な層を塗布した以外は全く同じ
試料306を作製した。
【0200】こうして作製した試料について、以下の評
価を行った。 (経時での両面の白地の差)各試料を未露光のまま実施
例1と同様な処理工程を行い、得られた白地を40℃、
40%RH下に1週間保存し、乳剤面側とインクジェッ
ト受像層側の白地を、カラーアナライザー(607型、
日立製作所製)で380〜750nmにおける濃度を測
定し、その結果得られた乳剤面側とインクジェット受像
層側のb*値の差の絶対値を求めた。この値が小さい程
両面の白地の差が小さく優れることを表す。得られた結
果を表5に示す。
【0201】
【表5】
【0202】表5の結果より本発明は比較に対して優れ
ている。尚、実施例3は請求項3に関する実施例であ
る。
【0203】
【発明の効果】本発明により、写真記録面とインクジェ
ット面の白地の差が小さく、生試料の保存性に優れ、更
に経時での写真記録面とインクジェット面の白地の差が
小さい写真記録材料を提供することができた。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上の片面に写真記録層を有し、そ
    の反対の面に少なくとも一層の親水性コロイド層から成
    るインクジェット受像層を設けた写真記録材料におい
    て、該インクジェット受像層の少なくとも一層が親水性
    バインダーと無機微粒子の軟凝集で形成された空隙層を
    有しており、かつ該支持体が基紙の両面に白色顔料を含
    有する耐水性樹脂被覆層を持つことを特徴とする写真記
    録材料。
  2. 【請求項2】 支持体上の片面に写真記録層を有し、そ
    の反対の面に少なくとも一層の親水性コロイド層から成
    るインクジェット受像層を設けた写真記録材料におい
    て、該インクジェット受像層の少なくとも一層が親水性
    バインダーと無機微粒子の軟凝集で形成された空隙層を
    有しており、かつ該インクジェット受像層の少なくとも
    1層に白色顔料を含有することを特徴とする写真記録材
    料。
  3. 【請求項3】 支持体上の片面に写真記録層を有し、そ
    の反対の面に少なくとも一層の親水性コロイド層から成
    るインクジェット受像層を設けた写真記録材料におい
    て、該インクジェット受像層の少なくとも一層が親水性
    バインダーと無機微粒子の軟凝集で形成された空隙層を
    有しており、かつ該支持体が基紙の両面に耐水性樹脂被
    覆層を持っており、かつ該写真記録層側の少なくとも1
    層または耐水性樹脂被覆層に蛍光増白剤を含有すること
    を特徴とする写真記録材料。
  4. 【請求項4】 インクジェット受像層のうち支持体に最
    も近い層に白色顔料を含有することを特徴とする請求項
    2記載の写真記録材料。
  5. 【請求項5】 支持体が基紙の両面に白色顔料を含有す
    る耐水性樹脂被覆層を有することを特徴とする請求項2
    又は4記載の写真記録材料。
  6. 【請求項6】 白色顔料が酸化チタンであることを特徴
    とする請求項1、2、4又は5記載の写真記録材料。
  7. 【請求項7】 写真記録層側に少なくとも1層の蛍光増
    白剤を含有した親水性コロイド層を有することを特徴と
    する請求項3記載の写真記録材料。
  8. 【請求項8】 インクジェット受像層側の少なくとも1
    層またはインクジェット受像層側の支持体の耐水性樹脂
    被覆層の少なくとも1層に蛍光増白剤を含有することを
    特徴とする請求項3又は7記載の写真記録材料。
  9. 【請求項9】 インクジェット受像層側の少なくとも1
    層に蛍光増白剤を含有することを特徴とする請求項7又
    は8記載の写真記録材料。
  10. 【請求項10】 少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀
    粒子を含有する感光層を有することを特徴とする請求項
    1〜9のいずれか1項記載の写真記録材料。
JP2000014432A 2000-01-24 2000-01-24 写真記録材料 Pending JP2001209149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000014432A JP2001209149A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 写真記録材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000014432A JP2001209149A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 写真記録材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001209149A true JP2001209149A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18541888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000014432A Pending JP2001209149A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 写真記録材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001209149A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0980675A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JP2002031866A (ja) ハロゲン化銀乳剤及びそれを含有するハロゲン化銀写真感光材料ならびに画像形成方法
JP2001209149A (ja) 写真記録材料
JP2000351273A (ja) 写真記録材料
JP3658941B2 (ja) ハロゲン化銀乳剤、ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法
JP3409224B2 (ja) ハロゲン化銀乳剤
JP3692727B2 (ja) ハロゲン化銀乳剤及びハロゲン化銀写真感光材料
JP2001201820A (ja) 写真記録材料
JP2000122209A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料および画像形成方法
JPH11143011A (ja) 写真用添加剤並びにハロゲン化銀写真乳剤及び写真感光材料
JPH10123655A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2000122224A (ja) 写真記録材料ならびに該記録材料から作製されたポストカード及び名刺プリント
JPH1083039A (ja) ハロゲン化銀乳剤、マット剤および写真用支持体
JPH1090822A (ja) 写真用水中オイル分散液及びハロゲン化銀写真感光材料
JPH09325443A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び画像形成方法
JP2000122202A (ja) ハロゲン化銀乳剤の製造方法、ハロゲン化銀乳剤及びハロゲン化銀写真感光材料
JP2000010239A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法
JPH11231468A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びカラープリント
JP2000019692A (ja) ハロゲン化銀乳剤の製造方法、ハロゲン化銀写真感光材料及びカラー画像形成方法
JP2000056426A (ja) 疎水性写真用有用化合物の乳化分散方法、疎水性写真用有用化合物の乳化分散物、画像形成方法及びハロゲン化銀写真感光材料
JP2000066320A (ja) ハロゲン化銀乳剤の製造方法及びハロゲン化銀写真感光材料
JPH0895200A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JP2002131856A (ja) ハロゲン化銀乳剤、それを含有するハロゲン化銀写真感光材料および画像形成方法
JP2000338630A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2001166425A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料