JP2001208672A - プローブ及びプローブの製造方法、プローブアレイ及びプローブアレイの製造方法 - Google Patents

プローブ及びプローブの製造方法、プローブアレイ及びプローブアレイの製造方法

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JP2001208672A JP2000115825A JP2000115825A JP2001208672A JP 2001208672 A JP2001208672 A JP 2001208672A JP 2000115825 A JP2000115825 A JP 2000115825A JP 2000115825 A JP2000115825 A JP 2000115825A JP 2001208672 A JP2001208672 A JP 2001208672A
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Motonobu Korogi
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Genichi Otsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率かつ高分解能のプローブアレイ又は単
一プローブであって、先端部分の寸法精度を向上させ、
各突起部の高さを一定に制御する。 【解決手段】 光透過性を有するSi突起部3と、基板
2よりも屈折率が高いSiからなり、ガラス基板2上に
形成された複数のSi突起部3とを備え、ガラス基板2
から光を入射して、各Si突起部3の先鋭部分で近接場
光又は伝搬光(近接場光でない光)又は両方を発生させ
る。光透過性を有するガラス基板2と、SiからなるS
OIウエハ、SOIウエハ上に積層されたSiO2
と、SiO2層上に積層されたSi支持基板からなるS
OI基板と、を陽極接合により接合し、SOI基板に含
まれるSi支持基板を除去し、SiO2層をパターニン
グし、SOIウエハをエッチングし、パターニングされ
たSiO2層を除去して、ガラス基板2上にSiからな
る複数のSi突起部3を備えるプローブアレイ1を作製
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射された光を集
光して例えば被測定試料及び記録媒体に光を照射するの
に用いて好適なプローブ及びプローブの製造方法、プロ
ーブアレイ及びプローブアレイの製造方法に関し、詳し
くは、入射された光を集光して近接場光や伝搬光を発生
させることができるプローブ及びプローブの製造方法、
プローブアレイ及びプローブアレイの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば近接場光学顕微鏡及び近接
場光記録用光ヘッドに備えられる複数の突起型プローブ
を作製するには、これまでに複数の凹部アレイの転写に
よる作製方法が提案されていた。
【0003】この近接場光学顕微鏡及び近接場光記録用
光ヘッドは、各突起部と試料との距離を、試料の測定を
行うときに用いる光の波長よりも小さくするように突起
型プローブアレイを配設する。これにより、近接場光学
顕微鏡は、各突起部と、試料との間に近接場光を発生さ
せて試料の物性測定を行うことが多い。
【0004】上記突起型プローブアレイを製造するとき
には、先ず、例えば面方位が(100)面のSi基板に
対して異方性エッチングを行うことでSi基板に複数の
凹部からなる凹部アレイを作製する。次いで、作製した
凹部アレイを用いて他の材料(例えば金属材料や誘電体
材料)に凹部を転写する。このとき凹部アレイの表面を
例えば金属や誘電体等のSiとは異なる他の材料で覆
い、その後他の材料からSi基板を除去する。これによ
り、金属材料や誘電体材料からなる突起部を複数備えた
突起型プローブアレイを作製する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した近接場光学顕
微鏡に備えられる突起型プローブアレイは、光の波長以
下の距離で各突起部と試料とを近接して使用されるの
で、各突起部の高さを制御することが重要となる。
【0006】ここで、上述したように、凹部アレイを用
いて金属材料等を転写して突起型プローブアレイを作製
する場合、各突起部の高さHは、図29に示すように、
凹部アレイ1000の凹部1001の深さにより決定さ
れる。各凹部1001の深さは、凹部1001がSi
(111)面によって囲まれることにより、凹部100
1の幅W=2H/tan54.74゜≒1.414Hに
よって決定される。
【0007】しかし、凹部1001の幅は、電子ビーム
露光装置を用いたとしても、機械的な精度に揺らぎが発
生するために、各凹部1001で約10nm程度の誤差
が発生してしまう。したがって、凹部アレイ1000を
用いて作製される突起型プローブアレイの各突起部の高
さを均一にすることが不可能であった。
【0008】また、プローブアレイでなく、単一の突起
型プローブを作製する場合は、単一の突起を作製するの
で、複数の突起の高さを均一にすることは考慮すること
はない。しかし、次のような問題がある。
【0009】先ず、各突起の先端は完全に先鋭化されて
いる訳ではなく、実際には、突起先端部が平面に仕上げ
られていて、突起は錐台形状になっている。従来技術に
より錐台形の突起を作製する場合、図30(a)に示す
ように、先ず、錐台状の凹部2001を作製する。これ
を転写して突起を作製するわけであるが、このときの突
起先端の平面度は前記凹部の平面度に反映される。底面
2002を持つ凹部2001を作製する場合は、凹部2
001を構成する面が全て(111)面になる(底面が
無くなる)前に、異方性エッチングの時間を管理して、
エッチングを停止して作製する。この場合、底面200
2の平面度は、ヒロック等の発生により、その平面度は
非常に悪いことが多い。
【0010】突起型プローブの先端としては、例えば出
射する光の波長をλとすると、λ/8以下の平面度が必
要であるが、従来技術で作製した凹部2001の底面2
002の平面度はこれに遠く及ばない。したがって、従
来技術で突起型プローブを作製することはできない。
【0011】次に、図30(b)に示すように、エッチ
ストップ層2003を凹部2001の底面2002に予
め作製しておいて時間管理をせずに底面2002を作製
する場合もある。この場合、エッチストップ層2003
の充分な平面度を得ることができるので、平面度の点で
は要求を満たす突起を作製することが可能となる。
【0012】しかし、この場合は、凹部2001の開口
幅Wと凹部2001の深さHとから作製する突起の開口
径Dが定まり、深さHは局所的な平面度という点では上
述したように充分な精度を有しているが、一枚のウェハ
内あるいはウェハ間の揺らぎは数百nm程度と非常に大
きいことが多い。
【0013】従って、一定の開口幅Wで凹部2001を
作製すると、底面2002の径(すなわち突起先端の開
口径D)は深さHの揺らぎに応じて変動する。
【0014】このことに対応するには、開口幅Wを深さ
Hの揺らぎに合わせて変化させることが挙げられるが、
深さHを正確に測定することは不可能である。また、実
際はフォトマスクの寸法を変化させることは不可能であ
る。
【0015】以上より、従来技術には、複数の突起の高
さを均一にすることを考慮する必要のない、単一の突起
型プローブを作製する場合にも、寸法精度上の大きな問
題があった。
【0016】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、寸法精度を飛躍的に向上
させたプローブ及びプローブの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0017】また、本発明は、高効率かつ高分解能であ
って、プローブアレイに設けられる各突起部の高さが一
定に制御されたプローブアレイを提供することを目的と
する。
【0018】また、本発明は、プローブアレイを製造す
るときに、高効率かつ高分解能であって、各突起部の高
さを一定に制御することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプローブ
は、上述の課題を解決するために、光透過性を有する基
板と、上記基板上に形成され、上記基板よりも屈折率が
高い材料からなる突起部とを備える。このプローブにお
いて、上記突起部は、上記基板からの光を入射して、先
端部分で近接場光、或いは伝搬光、或いは近接場光及び
伝搬光の両方を発生させる。
【0020】本発明に係るプローブの製造方法は、上述
の課題を解決するために、光透過性を有する第1の基板
と、上記第1の基板よりも屈折率が高い高屈折率層、上
記高屈折率層上に積層された中間層、上記中間層上に積
層された支持層からなる第2の基板と、を上記第1の基
板と上記高屈折率層とを接触させて接合し、上記第2の
基板に含まれる支持層を除去し、上記支持層を除去して
露呈した上記中間層をパターニングし、パターニングし
て露呈した上記高屈折率層をエッチングして第1の基板
上に錐状の突起部を形成し、上記パターニングされた中
間層を除去して、第1の基板上に高屈折率層からなる錐
状の突起部を備えるプローブを作製する。
【0021】本発明に係る他のプローブの製造方法は、
上述の課題を解決するために、光透過性を有する第1の
基板と、支持層、上記支持層上に形成された中間層、上
記中間層上に形成されGaP層からなる第2の基板と、
を上記第1の基板と上記GaP層とを接触させて接合
し、上記第2の基板に含まれる支持層を除去し、上記支
持層を除去して露呈した上記中間層をパターニングし、
パターニングして露呈した上記GaP層をエッチングし
て第1の基板上に錐状の突起部を形成し、上記パターニ
ングされた中間層を除去して、第1の基板上にGaP層
からなる錐状の突起部を備えるプローブを作製する。
【0022】本発明に係る他のプローブの製造方法は、
上述の課題を解決するために、光透過性を有する第1の
基板と、上記第1の基板よりも屈折率が高く所定量の不
純物が混入した低濃度層、前記所定量の不純物よりも多
い不純物が混入した高濃度層からなる第2の基板と、を
上記第1の基板と上記低濃度層とを接触させて接合し、
上記第2の基板に含まれる高濃度層を除去し、上記高濃
度層を除去して露呈した上記低濃度層の表面にパターニ
ング用材料を形成して当該パターニング用材料をパター
ニングし、パターニングして露呈した上記低濃度層をエ
ッチングして第1の基板上に錐状の突起部を形成し、上
記パターニングされたパターニング用材料を除去して、
第1の基板上に低濃度層からなる錐状の突起部を備える
プローブを作製する。
【0023】本発明を適用した他のプローブの製造方法
は、上述の課題を解決するために、光透過性を有する第
1の基板と、上記第1の基板よりも屈折率の高いn型S
i層とp型Si層からなる第2の基板と、を上記第1の
基板と上記n型Si層とを接触させて接合し、上記第2
の基板に含まれるp型Si層を除去し、上記p型Si層
を除去して露呈した上記n型Si層の表面にパターニン
グ用材料を形成して当該パターニング用材料をパターニ
ングし、パターニングして露呈した上記n型Si層をエ
ッチングして第1の基板上に錐状の突起部を形成し、上
記パターニングされたパターニング用材料を除去して、
第1の基板上にn型Si層からなる錐状の突起部を備え
るプローブを作製する。
【0024】本発明に係る他のプローブの製造方法は、
上述の課題を解決するために、光透過性を有する第1の
基板と、上記第1の基板よりも屈折率の高い高濃度p型
Si層とn型Si層からなる第2の基板と、を上記第1
の基板と上記高濃度p型Si層とを接触させて接合し、
上記第2の基板に含まれるn型Si層を除去し、上記n
型Si層を除去して露呈した上記高濃度p型Si層の表
面にパターニング用材料を形成して当該パターニング用
材料をパターニングし、パターニングして露呈した上記
高濃度p型Si層をエッチングして第1の基板上に錐状
の突起部を形成し、上記パターニングされたパターニン
グ用材料を除去して、第1の基板上に上記高濃度p型S
i層からなる錐状の突起部を備えるプローブを作製す
る。
【0025】本発明に係るプローブアレイは、上述の課
題を解決するために、光透過性を有する基板と、上記基
板上に形成され、上記基板よりも屈折率が高い材料から
なり、先端位置が揃った錐状の複数の突起部とを備え、
上記各突起部は、上記基板からの光を入射して、先端部
分で近接場光、或いは伝搬光、或いは近接場光及び伝搬
光の両方を発生させる。
【0026】本発明に係るプローブアレイの製造方法
は、上述の課題を解決するために、光透過性を有する第
1の基板と、上記第1の基板よりも屈折率が高い高屈折
率層、上記高屈折率層上に積層された中間層、上記中間
層上に積層された支持層からなる第2の基板と、を上記
第1の基板と上記高屈折率層とを接触させて接合し、上
記第2の基板に含まれる支持層を除去し、上記支持層を
除去して露呈した上記中間層をパターニングし、パター
ニングして露呈した上記高屈折率層をエッチングして第
1の基板上に錐状の突起部を複数形成し、上記パターニ
ングされた中間層を除去して、第1の基板上に高屈折率
層からなる錐状の突起部を複数備えるプローブアレイを
作製する。
【0027】本発明に係る他のプローブアレイの製造方
法は、上述の課題を解決するために、光透過性を有する
第1の基板と、支持層、上記支持層上に形成された中間
層、上記中間層上に形成されGaP層からなる第2の基
板と、を上記第1の基板と上記GaP層とを接触させて
接合し、上記第2の基板に含まれる支持層を除去し、上
記支持層を除去して露呈した上記中間層をパターニング
し、パターニングして露呈した上記GaP層をエッチン
グして第1の基板上に錐状の突起部を複数形成し、上記
パターニングされた中間層を除去して、第1の基板上に
GaP層からなる錐状の突起部を複数備えるプローブア
レイを作製する。
【0028】本発明に係る他のプローブアレイの製造方
法は、上述の課題を解決するために、光透過性を有する
第1の基板と、上記第1の基板よりも屈折率が高く所定
量の不純物が混入した低濃度層、前記所定量の不純物よ
りも多い不純物が混入した高濃度層からなる第2の基板
と、を上記第1の基板と上記低濃度層とを接触させて接
合し、上記第2の基板に含まれる高濃度層を除去し、上
記高濃度層を除去して露呈した上記低濃度層の表面にパ
ターニング用材料を形成して当該パターニング用材料を
パターニングし、パターニングして露呈した上記低濃度
層をエッチングして第1の基板上に錐状の突起部を複数
形成し、上記パターニングされたパターニング用材料を
除去して、第1の基板上に低濃度層からなる錐状の突起
部を複数備えるプローブアレイを作製する。
【0029】本発明に係る他のプローブアレイの製造方
法は、上述の課題を解決するために、光透過性を有する
第1の基板と、上記第1の基板よりも屈折率の高いn型
Si層とp型Si層からなる第2の基板と、を上記第1
の基板と上記n型Si層とを接触させて接合し、上記第
2の基板に含まれるp型Si層を除去し、上記p型Si
層を除去して露呈した上記n型Si層の表面にパターニ
ング用材料を形成して当該パターニング用材料をパター
ニングし、パターニングして露呈した上記n型Si層を
エッチングして第1の基板上に錐状の突起部を複数形成
し、上記パターニングされたパターニング用材料を除去
して、第1の基板上にn型Si層からなる錐状の突起部
を複数備えるプローブアレイを作製する。
【0030】本発明に係る他のプローブアレイの製造方
法は、上述の課題を解決するために、光透過性を有する
第1の基板と、上記第1の基板よりも屈折率の高い高濃
度p型Si層とn型Si層からなる第2の基板と、を上
記第1の基板と上記高濃度p型Si層とを接触させて接
合し、上記第2の基板に含まれるn型Si層を除去し、
上記n型Si層を除去して露呈した上記高濃度p型Si
層の表面にパターニング用材料を形成して当該パターニ
ング用材料をパターニングし、パターニングして露呈し
た上記高濃度p型Si層をエッチングして第1の基板上
に錐状の突起部を複数形成し、上記パターニングされた
パターニング用材料を除去して、第1の基板上に上記高
濃度p型Si層からなる錐状の突起部を複数備えるプロ
ーブアレイを作製する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0032】本発明は、入射された光を集光する単一プ
ローブ、例えば図1に示すような複数の単一プローブを
有するプローブアレイ1に適用される。
【0033】このプローブアレイ1は、近接場光学顕微
鏡の光ヘッドや、記録媒体に近接場光を照射するための
光ヘッドとして用いられる。例えばプローブアレイ1を
近接場光学顕微鏡の光ヘッドとして使用した場合、プロ
ーブアレイ1は、被測定試料との距離が、被測定試料に
照射する光の波長以下の位置に配設される。このような
状態において、プローブアレイ1は、被測定試料との間
で近接場光を発生させる。
【0034】このプローブアレイ1は、図1に示すよう
に構成される。プローブアレイ1は、図1(b)に示す
ように、ガラス基板2と、ガラス基板2上に形成された
複数のSi突起部3と、Si突起部3の周囲に設けられ
たバンク部4と、Si突起部3及びバンク部4上に形成
された金属層5とからなる。このプローブアレイ1にお
いて、ガラス基板2と、Si突起部3及びバンク部4と
は、陽極接合等の手法を用いて接続されている。なお、
上記陽極接合については、プローブアレイ1の製造方法
の説明で詳述する。本実施の形態において、プローブア
レイ1を構成するSi突起部3は、上記単一プローブに
相当する。
【0035】ガラス基板2は、図1(a)に示すように
例えば縦寸法t1が約3mm、横寸法t2が約4mmであ
って、図1(b)に示すように厚さ寸法t3が約1mm
に成形されている。
【0036】Si突起部3は、ガラス基板2よりも屈折
率が非常に高い高屈折率材料からなる。この実施の形態
では、例えばSi材料からなる。このSi突起部3は、
図1(a)に示すように、バンク部4に囲まれて、縦方
向及び横方向の2次元に配列されて形成されている。各
Si突起部3は、底面をガラス基板2側に形成した四角
錐形状となってガラス基板2上に形成される。各Si突
起部3は、図1(b)に示すように、高さ寸法t4が約
5〜10μmで形成されている。
【0037】また、各Si突起部3は、図2に示すよう
に、底面の一辺の長さt7が約10μm、高さ寸法t4
約10μmとなっているとき、先端部分(頂点)のなす
角度θが約90度とされて形成される。このSi突起部
3の側面は、光が四角錐の底面側から入射されたとき、
先端部分で光強度が大きくなるように設計されている。
【0038】更に、Si突起部3は、後述するが、側面
が2段階に変化されたときには、高さ寸法t4が約3μ
m、底面の一辺の長さが約2μm、先端部分(頂点)の
なす角度が約30度とされて形成される。また、このS
i突起部3は、先端部分の開口径が100nm程度に形
成されることで先端部分に近接場光を発生させるように
設計され、先端部分の開口径が光の波長程度に形成させ
ることで先端部分に近接場光でない伝搬光を発生させる
ように設計される。
【0039】バンク部4は、Si突起部3と同じくSi
材料からなる。このバンク部4は、縦寸法t5及び横寸
法t6が約100μmの正方形状に形成され、高さ寸法
がSi突起部3と同じく5〜10μmで形成される。
【0040】このバンク部4は、縦方向及び横方向の2
次元に配列されて2上に形成される。このバンク部4が
2次元方向に配列されることで、各Si突起部3は、ガ
ラス基板2上に2次元方向に配列される。
【0041】金属層5は、例えばAl等の遮光性材料か
らなり、例えば蒸着法等の薄膜形成技術により、光を透
過させない程度の膜厚に形成される。この金属膜5は、
例えばAl材料を用いた場合、約30nm程度の膜厚で
形成される。この金属層5は、ガラス基板2及びSi突
起部3の側面に形成される。
【0042】このようなプローブアレイ1では、上記近
接場光学顕微鏡に備えられ、試料との距離が光の波長以
下の位置に配設される。このプローブアレイ1は、ガラ
ス基板2側から光が入射されると、金属層5で光を散乱
させてSi突起部3の頂点での光強度が大きくなるよう
に集光し、各Si突起部3と試料との間に近接場光を発
生させる。
【0043】つぎに、上述のプローブアレイ1の製造方
法について説明する。なお、以下に説明するプローブア
レイ1の製造方法は、単一のプローブ、すなわち、単一
のSi突起部3を製造するときにも適用することができ
る。
【0044】プローブアレイ1を製造するとき、先ず、
図3に示すようにSOI(SiliconOn Insulator)基板
10を用意する。このSOI基板10は、Siからなる
活性層11と、活性層11上に形成された中間層である
SiO2層12と、SiO2層12上に形成されたSi支
持基板13とからなる。ここで、活性層11は、膜厚が
約10μm程度であり、波長が約800nm程度の光に
対する屈折率が約4程度である。ここで、活性層11
は、Si突起部3及びバンク部4が形成される面では表
面が均一であることが必要である。
【0045】次に、図4に示すように、SOI基板10
とガラス基板14とを陽極接合する。ガラス基板14と
しては、コーニング社の#7740や#7070、或い
は岩城硝子のSW−3等を用いる。ここで、ガラス基板
14はNa+イオンを含有している。そして、SOI基
板10の活性層11とガラス基板14とを接触させ、真
空中或いはN2、Ar2等の不活性ガス中で、350℃〜
450℃に加熱したまま、Si支持基板13側を陽極と
してSi支持基板13とガラス基板14との間に200
V〜1000Vの電位差を与える。ガラス基板14の融
点以下の温度でも正のNa+イオンはガラス基板14の
中で動きやすくなるので、負電界に引かれてガラス基板
14表面に到達する。ガラス基板14中に残った多量の
負イオンが活性層11(Si)との接着面に空間電荷層
を形成して、Si−ガラス間に吸引力を生じ、化学結合
させる。
【0046】次に、SOI基板10からSi支持基板1
3をKOH水溶液やテトラメティルアンモニュウムハイ
ドロオキサイド(TMAH)、弗酸・硝酸混合液等など
によるエッチング、或いは機械的研磨、或いは化学機械
研磨(CMP)により除去する。これにより、SiO2
層12の表面が露呈することになる。
【0047】次に、図5に示すように、Si支持基板1
3を除去したことにより露呈したSiO2層12の表面
に対してリソグラフィによりパターニングする。パター
ニングするときには、例えば図1で示したように、Si
突起部3及びバンク部4の先端部分を配設する位置にS
iO2層12を残すように行う。これにより、SiO2
12からなるパターンを活性層11上に形成する。ここ
で、各Si突起部3を形成するための各先端部分に対応
するパターンとしては、一辺が約10〜15μmの四角
形状又は同等の大きさを有する丸形状のものが使用可能
である。
【0048】次に、図6に示すように、SiO2層12
のパターンが形成された面に対して、例えばKOH水溶
液、NaOH水溶液、ヒドラジン−水和物、エティレン
ジアミン−パイロカテコール−水の混合液(EPW)、
TMAH等のエッチャントを用いて異方性エッチングを
行う。これにより、SiO2層12のパターンが形成さ
れていない部分にのみ異方性エッチングを施す。
【0049】例えばエッチング溶液としてKOH溶液
(34wt%、80℃)にイソプロピルアルコール(I
PA)を混ぜた溶液を用いた場合、活性層11の側面の
傾斜が一段階のプローブアレイ1を作製することができ
る。このとき、各SiO2層12により形成されるパタ
ーンの形状は丸形状でも四角形状であっても変化はしな
い。
【0050】更に具体的には、SiO2層12を10μ
m角の正方形状とし、エッチャントとしてKOH(40
g、85%)、水(60g)、IPA(40cc)を混
ぜ、80℃でエッチングをしたとき、開始から180s
ec、360sec、540sec、750secの時
間エッチングをしたときの活性層11の変化は、それぞ
れ図7(a)、図7(b)、図7(c)、図7(d)に
示すようになる。これにより、図6に示すように、四角
錐形状のSi突起部3となる活性層11aを形成すると
ともに、バンク部4となる活性層11bをガラス基板1
4上に形成する。
【0051】次に、図8に示すように、活性層11a及
び活性層11b上に残存するSiO2層12を除去し、
活性層11a及び活性層11bの側面、及び、活性層1
1a及び活性層11bが残存していないガラス基板14
上に金属層15を形成する。
【0052】また、図9に示すように、活性層11b及
びガラス基板14の活性層形成面、或いは上記活性層1
1bのみに金属層15からなる遮光膜を形成する。この
ように製造されたプローブアレイ1では、Si突起部3
の先端から発生する光以外の光を遮断することができ、
読みとり信号のS/Nを向上させることができる。
【0053】ここで、金属層15の厚さは、材料として
Alを使用するときには約30〜50nm程度とし、材
料としてAuを使用するときには約100nm程度に形
成する。すなわち、金属層15は、ガラス基板2からS
i突起部3に入射して光を発生させることができるスキ
ンデプス程度の厚さに形成される。
【0054】したがって、上述した図4〜図8、及び図
9で説明した工程を行うことにより、図1に示すよう
な、ガラス基板2上にSi突起部3を複数備えるプロー
ブアレイ1又は単一のSi突起部3からなる単一プロー
ブを製造することができる。
【0055】このプローブアレイ1によれば、Siから
なる活性層11をガラス基板14に接合・転写すること
により、各Si突起部3の先端の高さを均一にし、Si
突起部3の先端の平面度を向上させて、先端に発生させ
る近接場光及び伝搬光を高効率、高分解能で出射するこ
とができ、さらには、開口径制御を容易にする。
【0056】また、プローブアレイでなく、単一の突起
型プローブを作製する場合には、特に錐台状突起型プロ
ーブの先端面の平面度をλ/8以下の、非常に高いもの
にすることができる。また、突起先端の開口径Dは突起
を作製するエッチング時間により容易に制御できる。
【0057】このようなプローブアレイ1は、SOI基
板10を用いて製造することができるので、各Si突起
部3の先端部分の高さの誤差がSOI基板10の膜厚精
度により決定される。ここで、結晶成長技術により作製
されたSOI基板10の膜厚精度は、原子レベル程度の
誤差しかないので、各Si突起部3の先端部分の高さの
誤差も原子レベル程度と推定される。したがって、この
プローブアレイ1の製造方法によれば、従来の転写を用
いた製造技術と比較しても、高精度で高さの制御をする
ことができ、先端位置が均一に制御されたSi突起部3
を製造することができる。
【0058】更に、このプローブアレイ1によれば、各
Si突起部3の高さが一定であるので、記録媒体に対し
て記録再生を行うに際して、記録媒体と各Si突起部3
の先端との距離を各Si突起部3について一定とするこ
とができ、全Si突起部3を近接場光を発生させるのに
必要な位置とすることができる。すなわち、このプロー
ブアレイ1によれば、各Si突起部3ごとに近接場光が
発生しなかったり、発生したりするようなことがない。
【0059】また、このプローブアレイ1は、SOI基
板10とガラス基板14とを陽極接合して製造されるの
で、SOI基板10のみを用いて製造された場合と比較
して強度が向上されている。
【0060】更に、例えばガラス基板14に代えてSi
からなる基板を用いたときには、充分な機械的強度を得
るために数百μmの厚みは必要なので、Siが可視光に
対して伝搬損失があるため、Si突起部3に光を入射す
ることが不可能となる。これに対し、プローブアレイ1
では、Si突起部3がガラス基板14上に形成されてい
て、Si突起部3の高さも5〜10μmである。5〜1
0μm厚のSiは780〜830nm程度の波長では数
10%の透過率を有しているので、各Si突起部3に入
射する光量を多くして、先端部分で発生する近接場光の
光強度を高めることができる。
【0061】したがって、このプローブアレイ1によれ
ば、Si突起部3がSiからなり、各Si突起部3の先
端位置が均一であるので、各Si突起部3の効率が均一
となり、これまで両立が困難であった高効率性と高分解
能性を兼ね備えるものであると言える。すなわち、この
プローブアレイ1によれば、Si突起部3がSiのよう
な高屈折率材料を用いることで、Si突起部3での伝搬
光の波長が実効的に短くなることにより、Si突起部3
から外部にしみ出す光を抑制して光利用効率を向上させ
るとともに、光スポット径を小さくすることができる。
【0062】また、Si突起部3の間でそれらの高さが
均一であるため、各Si突起部3について、その先端で
近接場光が存在する範囲内に記録媒体が接近できる。従
って、全てのSi突起部3の高効率性と高分解能性を同
時に達成できる。
【0063】また、このプローブアレイ1によれば、S
i突起部3の高さと同じ高さを有し、Si突起部3の周
囲を囲む位置に配されたバンク部4を備えているので、
記録媒体への記録再生時に際して、Si突起部3及びバ
ンク部4が記録媒体に対向したときに、Si突起部3及
びバンク部4が記録媒体に接触したときでも、Si突起
部3に加わる圧力を減らし、Si突起部3の損傷を低減
することができる。
【0064】また、このプローブアレイ1によれば、作
製時において、Si突起部3及びバンク部4と同じ材料
にして同時にエッチングすることで同じ高さとすること
ができるので、Si突起部3及びバンク部4が記録媒体
に対向したときに、Si突起部3及びバンク部4が記録
媒体に接触したときでも、Si突起部3に加わる圧力を
減らし、Si突起部3の損傷を低減することができる。
【0065】ここで、図6及び図7を用いて説明したよ
うに、エッチングを行ってSi突起部3及びバンク部4
を製造するときには、図5を用いて説明したときの、S
iO2層12をエッチングするときのパターンを変化さ
せることで、ガラス基板14に対する傾斜角度が複数と
なされたSi突起部3を形成することができる。
【0066】すなわち、活性層11の側面の傾斜角を複
数とするときには、SiO2層12からなるマスクの形
状を丸形状とすることが望ましい。更に、エッチングを
行うときのエッチング液をKOH溶液(34wt%、8
0℃)や、NaOH、EPW、TMAHとして作製す
る。
【0067】更に具体的には、SiO2層12を10μ
m角の正方形状のパターンとし、エッチャントとしてK
OH(34wt%、80℃)を用いたとき、開始から6
0sec、150sec、405sec、483sec
の時間エッチングをしたときの活性層11の変化がそれ
ぞれ図10(a)、図10(b)、図10(c)、図1
0(d)に示すようになり、活性層11aをガラス基板
14上に形成する。これにより、図10(d)に示すよ
うに、活性層11aの外壁を、傾斜角(テーパ角度)が
異なる複数の傾斜面11c、11dとすることができ
る。
【0068】このように、活性層11aの外壁に複数の
傾斜面11c、11dを設けたSi突起部3では、傾斜
面11dを有した第1の錐状領域では先鋭角を大きく
し、傾斜面11cを有した第2の錐状領域では、先鋭角
を小さくするように構成されている。したがって、この
ように作製されるSi突起部3では、上記第1の錐状領
域では光の損失を小さくして高効率で光を伝搬し、第2
の錐状領域では、第2の錐状領域からの光を絞って先端
部分から小さいスポットの光を出射する。したがって、
このようなSi突起部3によれば、高効率、且つ光分解
能の光を取捨することができる。
【0069】上述したSi突起部3では、光ファイバを
先鋭化した光ファイバプローブのコア径の最適化手法を
適用してその開口径を決定することができる。ここで光
ファイバプローブのコア材料は、屈折率が1.53のガ
ラス材料からなる。
【0070】すなわち、光ファイバプローブの最適化に
おいて、コア内部での電界分布解析方法を用いる。この
電界分布解析方法によれば、クラッドを光の漏洩のない
理想金属と仮定し、コア内部に存在する光のモードをT
1nモード(n=1〜6)と、TM1nモード(n=1〜
6)のみとしたときに、図11に示すようなコア径と、
コアの中心における電界強度との関係を得る。図11に
よれば、光ファイバプローブのコア内においては、図1
1(a)に示すように複数のモードが存在し、図11
(b)に示すようにそれぞれのモードの重ね合わせによ
って電界分布が形成されていることが分かる。
【0071】図11(a)は、コア径を変化させたとき
の、各モードの電界強度及び等価屈折率を示す。図11
(a)によれば、等価屈折率が0に集束するコア径を示
すカットオフ径において、各モードの電界強度(振幅
比)が最大となる。
【0072】図11(b)は、コア径を変化させたとき
の、各モードの電界強度の和と、各コア径におけるスポ
ット径を示し、但し、複数のピークが存在する場合には
コア中心におけるピークのスポット径を示している。こ
の図11(b)によれば、各モードのカットオフ径にお
いて、電界強度が極大値を有するのみならず(図11
(a))、小さいスポット径のピークが得られることが
分かる。
【0073】これらの各モードのカットオフ径におい
て、TE11モードの光を伝達するためのカットオフ径に
おいては、より開口径が小さい、すなわち、伝搬距離が
長いために損失が大きくなる。また、TE13モードのカ
ットオフ径においては、情報再生に適用した場合、得ら
れるピークの数が多くなるので(5つのピーク)、その
影響によって余分な情報まで検出してしまうことにな
る。そこで、伝搬距離、ピーク数を勘案すると、TE12
モードのカットオフ径の光ファイバプローブとすること
が望ましい。
【0074】このような解析結果に基づいて、光ファイ
バプローブのコア内に伝搬するモードをTE12モード
となるようなカットオフ径のコア径(900〜920n
m、光の波長λ=830nm)としたときの実験結果を
図12に示す。
【0075】図12(実線:実験結果)によれば、スポ
ット径が約150nmとなるとともに、ピーク中心にお
ける電界強度が1[a.u]となっており、図11での
解析結果(点線)によるスポット径(175nm)、電
界強度(1[a.u])となり、コア径をTE12モー
ドのカットオフ径としたときにおいて電界強度の極大
と、微小スポットが得られることが分かる。また、スポ
ット形状については、実験結果と解析結果とで非常に良
い一致が得られている。
【0076】このような光ファイバプローブを用いた解
析結果、実験結果を本例のSi突起部3の材料である高
屈折率媒質であるSiをコアの材料にして計算した結果
を図13に示す。
【0077】図13によれば、コア材料をSiとした場
合、SiからなるコアをTE12モードのカットオフ径
(0.4μm)に一致させることにより、微小スポット
径(約75nm)を形成するとともに、電界強度の極大
を得ることができる。
【0078】したがって、Si突起部3の開口径をTE
12モードのカットオフ径とすることにより、光ファイ
バプローブと同様に、微小スポット径を形成するととも
に、電界強度の極大を得られるプローブアレイ1又は単
一プローブを作製することができる。また、プローブア
レイ1又は単一プローブでは、損失が小さく、ピーク数
が小さい、情報記録再生に最適なものとすることができ
る。
【0079】また、金属層15を形成するに際して、図
1に示すように、活性層11bの傾斜面及び基板の突起
部形成面、或いは突起部の傾斜面のみに遮光膜を形成し
ても良い。
【0080】Si突起部3の傾斜面のみに金属層5を形
成したプローブアレイ1を作製するときには、SiO2
層12からなるマスクの形状を、図14に示すように、
作製するSi突起部3の先端位置上のSiO2層12の
中央部分12aを所定の厚さとし、Si突起部3の先端
位置上以外のSiO2層12の周辺部分12bを所定の
厚さ以下の厚さとする。例えば、中央部分12aの厚さ
を少なくとも200nm程度とし、周辺部分12bの厚
さを中央部分12aの厚さの1/5〜1/10程度の厚
さとする。
【0081】このような形状のSiO2層12及び活性
層11をエッチャントを用いて図14(a)、図14
(b)、図14(c)に示すようにエッチングし、図1
4(d)に示すように最終的には活性層11aの先端部
分のみに中央部分12aを残存させる。そして、残存し
た中央部分12aをキャップとして金属層15を形成
し、図14(e)に示すように、中央部分12aをウェ
ットエッチングにより除去することにより、活性層11
aの先端部分に金属層15が形成されないものを作製す
ることができ、活性層11aの傾斜面だけに金属層15
を形成することができる。
【0082】このように製造されたプローブアレイ1で
は、Si突起部3の先端から発生する光以外の光を遮断
することができるので、図9に示した場合と比較して
も、更に発生させる光強度を向上させる。
【0083】つぎに、上述したように製造されたプロー
ブアレイ1での光効率について説明する。プローブアレ
イ1の光効率を測定するときの測定装置を図15(a)
に示す。この測定装置は、レーザダイオード21から波
長が830nmのレーザ光を出射し、コア22、クラッ
ド23、金属被膜層24からなり先端が先鋭化された光
ファイバプローブの先鋭部25(開口径=100nm)
に近接場光を発生させる。そして、プローブアレイ1で
は、光ファイバプローブの先鋭部25に発生した近接場
光を検出し、Si突起部3、ガラス基板2を通過した光
をフォトディテクタ26で検出するように構成されてい
る。ここで、光ファイバープローブの先鋭部25の開口
径は100nmである。このような測定装置では、光フ
ァイバプローブからレーザ光を入射したときに、Si突
起部3の先端部分で発生する近接場光の光強度を測定す
ることができ、これにより、近接場領域におけるプロー
ブアレイのスループットを求めることができる。また、
プローブアレイ1のスループットと分解能を評価するた
めに、ファイバプローブとして高スループット(10
%)・高分解能(150nm)の特性を持つ内部集光プ
ローブ(開口径D=920nm)も併せて測定した(図
15(b))。
【0084】このような測定装置を用いて、フォトディ
テクタ27で検出した光の強度[a.u.]と光の検出
位置[μm]との関係を図16に示す。この図16にお
いて、特性A(実線)は上述した工程で作製したプロー
ブアレイ1についての測定結果であり、特性B(点線)
は内部集光型プローブの測定結果である。特性Aと特性
Bとを比較すると、プローブアレイ1は10%の効率を
持ち、内部集光型プローブよりもスループットが大きく
(約15%)、75nmの分解能を有することがわか
る。
【0085】したがって、上述したような製造方法で製
造されたプローブアレイ1によれば、高効率で光を集光
し、Si突起部3の先端部分に光強度の高い近接場光を
発生させることができると同時に高分解能で試料測定を
行うことができる。
【0086】また、このプローブアレイ1によれば、例
えば記録媒体への光照射を行って記録媒体に信号を記録
及び/又は再生を高記録密度かつ、高S/Nで実現する
ことができる。
【0087】つぎに、プローブアレイ1又は単一プロー
ブを製造する他の一例について説明する。なお、上述の
プローブアレイ1又は単一プローブの製造方法で説明し
た手法は、以下に示すプローブアレイ1又は単一プロー
ブを製造する場合に適用することもできる。
【0088】上述したプローブアレイ1の製造方法で
は、ガラス基板14上に作製する突起部の材料はSiに
限られることなく、ガラス基板14よりも屈折率の高い
材料であればよい。Siよりも短波長側に光透過領域が
あり、かつ、屈折率の高い材料としては、GaPやTi
2(通称ルチル)等がある。GaPは530nm〜1
6μmに光透過域があり、当該光透過域での屈折率が
3.35となっている。また、TiO2は450nm〜
6μmに光透過域があり、当該光透過域での屈折率が
2.61〜2.90である。
【0089】図17にGaPを用いたプローブアレイ又
は単一プローブの作製方法を示す。なお、上述のプロー
ブアレイ1又は単一プローブの製造方法で説明した手法
は、以下に示すプローブアレイ1又は単一プローブを製
造する場合に適用することもできる。
【0090】先ず、図17(a)に示すように、中間層
として酸化膜42が付された単結晶Siウェハ41に直
接接合又は常温接合により単結晶GaPウェハ43を接
合する。単結晶GaPウェハ43の厚さをエッチングや
CMPにより5〜10μmにした基板を用意する。
【0091】次に、図17(b)に示すように、ガラス
基板44と単結晶GaPウェハ43とを陽極接合或いは
直接接合或いは常温接合により接合する。
【0092】次に、図17(c)に示すように、単結晶
Siウェハ41を除去する。
【0093】次に、図17(d)に示すように、SiO
2層からなるSiO2パターン42Aを単結晶GaPウェ
ハ43上に形成する。ここで、各SiO2パターン42
Aは、後の工程でGaPからなる突起部を形成するため
に適切なパターン、寸法とする。
【0094】次に、図17(e)に示すように、パター
ン42Aをエッチングマスクとして単結晶GaPウェハ
43をRIEや液体のエッチャントにより、GaP突起
部43Aを形成する。ここで、SiO2層をエッチング
マスクとせずにフォトリソのみをエッチングマスクとし
てGaP突起部43Aを作製しても良い。
【0095】次に、図17(f)に示すように、GaP
突起部43A上に残ったSiO2パターン42Aを希弗
酸等で除去する。
【0096】次に、図17(g)に示すように、GaP
突起部43Aの側面及びGaP突起部43Aの無いガラ
ス基板44面に金属層45を形成する。
【0097】これにより、GaPからなる突起部を複数
有する突起型のプローブアレイを作製することができ
る。なお、GaPのみならず、TiO2等の他の材料を
用いた場合でもほぼ同様な工程により突起部を備えたプ
ローブアレイを作製することができる。
【0098】GaPやTiO2からなる突起部を複数備
えたプローブアレイは、Siからなるプローブアレイよ
りも、短波長側に高い光透過域があるので、短波長域で
の光吸収が少なく、より高い光利用効率を得ることがで
きる。また、Siの場合よりも短波長の光を用いること
ができるので、より小さい光スポットを形成することが
でき、例えば記録媒体に記録するときの記録密度を向上
させることができる。
【0099】つぎに、SOI基板以外のSiウェハを用
いてプローブアレイを製造するときの一例について図1
8を参照して説明する。なお、上述のプローブアレイ1
又は単一プローブの製造方法で説明した手法は、以下に
示すプローブアレイ1又は単一プローブを製造する場合
に適用することもできる。
【0100】先ず、図18(a)に示すように、数百μ
mの厚さを有するp型Si層51に、5〜10μmの厚
さを有するn型Si層52が形成されている基板を用意
する。ここで、n型Si層52は、p型Si層51上に
エピタキシャル成長させて形成しても良く、固層拡散、
イオン注入等によりp型Si層51表面にn型の不純物
を拡散して形成しても良い。また、p型Si層51とn
型Si層52とを張り合わせることにより作製しても良
い。
【0101】次に、図18(b)に示すように、ガラス
基板53を用意し、ガラス基板53と、p型Si層51
及びn型Si層52からなる基板のn型Si層52の表
面とが接するように陽極接合する。ここで、ガラス基板
53のn型Si層52と接しない面及びp型Si層51
のn型Si層52と接しない面に電極54を形成し、ま
たは電極板を乗せ、各電極54間に電位差Vbを与える
電源55を設けて陽極接合する。このとき、陽極接合と
は異なる直接接合や常温接合を用いてガラス基板53と
n型Si層52とを接合しても良い。
【0102】次に、図18(c)に示すように、p型S
i層51を機械的研磨或いは化学機械研磨(CMP)に
より概ね除去した後、ヒドラジン(N24・H2O)、
KOH水溶液、NaOH水溶液、CaOH水溶液、ED
P(Ethylenediamine Pyrocatechol(water))、TMA
H(Tetramethyl Ammoniumhydroxide、(CH34NO
H)、等のアルカリエッテャントによるエッチングを行
う。但し、このとき、n型Si層52とエッチャントの
中におかれた参照電極56の間に電圧を電圧Veceを
印加する電源57を設けてエッチングを行う。
【0103】このようなエッチング方法(電気化学エッ
チング)を実現するためのエッチング装置の概略を図1
9に示す。このエッチング装置では、上記参照電極56
に相当するPt電極61、上記電源57に相当する電源
62、電流計63、上記n型Si層52とガラス基板5
3からなる基板に相当するエッチング材料64が直列に
接続されて、Pt電極61及びエッチング材料64がエ
ッチャント65中に配置された構造となっている。この
エッチング装置では、エッチャント65がスターラ66
により攪拌され、ヒータ67により90℃に保たれてい
る。
【0104】このようなエッチング装置を用いることに
より、例えばアルカリエッチャントはp型Si層51以
外にSiO2(ガラス基板53の主成分)もエッチング
するが、ガラス基板53は非常に厚いので、全てエッチ
ングされることはない。また、n型Si層52とガラス
基板53とは非常に強固に接合されているので、両者間
にエッチャントが侵入することはなく、n型Si層52
がエッチングされることはない。したがって、p型Si
層51及びのみがエッチングされる。前記の弗酸硝酸エ
ッチャントでは、n型Si層52が露出すると、それ以
上ほとんどエッチングが進まなくなるので、p型Si層
51がエッチングされきったところでエッチングを止め
ることができる。
【0105】次に、図18(d)に示すように、n型S
i層52の表面に、プラズマCVD法或いは熱CVD法
等によりSiO2或いはSi34等のアルカリエッチャ
ントにエッチングされ難いパターン形成層58を形成す
る。
【0106】次に、図18(e)に示すように、パター
ン形成層58を所定の形状とすることで、n型Si層5
2上にパターン形成層58からなるパターン58Aを形
成する。ここで、パターン形成層58は、各Si突起部
を形成するために適切なパターン、寸法とする。
【0107】次に、図18(f)に示すように、ヒドラ
ジン、KOH水溶液、NaOH水溶液、CaOH水溶
液、EDP、TMAH等のアルカリエッチャントを用い
て、Si突起部52Aを形成する。ここで、パターン5
8Aをエッチングマスクとせずに、フォトリソのみをエ
ッチングマスクとしてRIEでSi突起部52Aを作製
しても良い。
【0108】次に、図18(g)に示すように、Si突
起部52A上に残存したパターン58Aを希弗酸等で除
去する。
【0109】次に、図18(h)に示すように、Si突
起部52Aの側面及びSi突起部52Aが形成されてい
ないガラス基板53上に金属層59を形成する。
【0110】これにより、SOI基板を用いることな
く、突起部がSiからなる突起型のプローブアレイ又は
単一プローブを作製することができる。
【0111】つぎに、プローブアレイ又は単一プローブ
を製造するときの更に他の一例について図20を参照し
て説明する。
【0112】先ず、図20(a)に示すように、数百μ
mの厚さを有する高濃度p型又はn型Si材料からなる
高濃度Si層71に、5〜10μmの厚さを有する低濃
度p型又はn型Si材料からなる低濃度Si層72が形
成されている基板を用意する。ここで、低濃度Si層7
2は、高濃度Si層71上にエピタキシャル成長させて
形成しても良く、固層拡散、イオン注入等により高濃度
Si層71表面にこれと反対の型の不純物を拡散させ
て、補償効果により実効的に不純物濃度を低濃度にして
も良い。また、高濃度Si層71と低濃度Si層72と
を張り合わせることにより作製しても良い。
【0113】ここで、高濃度Si層71と低濃度Si層
72とは、不純物濃度が高い、低いが重要であり、p
型、n型の組み合わせは任意である。但し、低濃度Si
層72側と高濃度Si層71側とが異なる伝導型を有す
る場合は、低濃度Si層72側がn型Si材料であるこ
とが望ましい。これは、陽極接合の電圧印加時にpn接
合が順バイアスされた方が接合されやすいからである。
高濃度のSi基板の不純物濃度は約1017/cm3より
多くする。逆に低濃度のときのSi基板の不純物濃度は
約1017/cm3以下とする。
【0114】次に、図20(b)に示すように、ガラス
基板73を用意し、ガラス基板73と、低濃度Si層7
2の表面とが接するように陽極接合する。ここで、ガラ
ス基板73の低濃度Si層72と接しない面及び高濃度
Si層71の低濃度Si層72と接しない面に電極74
を形成し、または電極板を乗せ、各電極74間に電位差
Vbを与える電源75を設けて陽極接合する。このと
き、陽極接合とは異なる直接接合や常温接合を用いてガ
ラス基板73と低濃度Si層72とを接合しても良い。
【0115】次に、図20(c)に示すように、高濃度
Si層71を機械的研磨或いは化学機械研磨(CMP)
により概ね除去した後、弗酸硝酸のエッテャントに漬け
る。エッチャントの組成は、HF:HNO3:CH3CO
OH=1:3:8(体積比)とする。このエッチャント
は不純物が約1017/cm3より少なくなると、それよ
り多い場合よりもエッチング速度が1/150となる。
このエッチャントは、Si以外にSiO2(ガラスの主
成分)もエッチングするが、ガラス基板73は非常に厚
いので、全てエッチングされることはない。また、低濃
度Si層72とガラス基板53とは非常に強固に接合さ
れているので、両者間にエッチャントが侵入することは
なく、低濃度Si層72がエッチングされることはな
い。したがって、高濃度Si層71及び低濃度Si層7
2のみがエッチングされる。HF:HNO3:CH3CO
OH=1:3:8(体積比)をエッチャントとして用い
たエッチングでは、高濃度Si層71を先にエッチング
し低濃度Si層72が露出すると、それ以上ほとんどエ
ッチングが進まなくなるので、高濃度Si層71をエッ
チングしきったところでエッチングを止めることができ
る。
【0116】次に、図20(d)に示すように、低濃度
Si層72の表面に、プラズマCVD法或いは熱CVD
法等によりSiO2或いはSi34等のアルカリエッチ
ャントにエッチングされ難いパターン形成層8を形成す
る。
【0117】次に、図20(e)に示すように、パター
ン形成層78を所定の形状とすることで、低濃度Si層
72上にパターン形成層78からなるパターン78Aを
形成する。ここで、パターン形成層78は、単一突起部
又は各Si突起部を形成するために適切なパターン、寸
法とする。
【0118】次に、図20(f)に示すように、ヒドラ
ジン、KOH水溶液、NaOH水溶液、CaOH水溶
液、EDP、TMAH等のアルカリエッチャントを用い
て、Si突起部72Aを形成する。ここで、パターン7
8Aをエッチングマスクとせずに、フォトリソのみをエ
ッチングマスクとしてRIEでSi突起部72Aを作製
しても良い。
【0119】次に、図20(g)に示すように、Si突
起部72A上に残存したパターン78Aを希弗酸やドラ
イエッチング等で除去する。
【0120】次に、図20(h)に示すように、Si突
起部72Aの側面及びSi突起部72Aが形成されてい
ないガラス基板73上に金属層79を形成する。
【0121】これにより、SOI基板を用いることな
く、突起部がSiからなる突起型のプローブアレイ又は
単一プローブを作製することができる。
【0122】つぎに、プローブアレイ又は単一プローブ
を製造するときの更に他の一例について図21を参照し
て説明する。
【0123】先ず、図21(a)に示すように、数百μ
mの厚さを有するn型Si材料からなるn型Si層81
に、5〜10μmの厚さを有しn型Si層81より不純
物濃度が高い高濃度p型Si材料からなる高濃度p型S
i層82が形成されている基板を用意する。ここで、高
濃度p型Si層82の濃度はn型Si層81のエッチン
グにKOHを用いる場合は約1020/cm3より多くす
る。また、EDPを用いる場合には約1019/cm3
り多くする。高濃度p型Si層82は、n型Si層81
上にエピタキシャル成長させて形成しても良く、固層拡
散、イオン注入等により高濃度Si層71表面にこれと
p型の不純物を拡散させて形成しても良い。また、n型
Si層81と高濃度p型Si層82とを張り合わせるこ
とにより作製しても良い。
【0124】次に、図21(b)に示すように、ガラス
基板83を用意し、ガラス基板83と、高濃度p型Si
層82の表面とが接するように陽極接合する。ここで、
ガラス基板83の高濃度p型Si層82と接しない面に
図20(b)と同様に電極板を乗せる。或いはより確実
には、電極84aを形成するとともに、高濃度p型Si
層82に電圧が印加されるようにn型Si層81の一部
を除去して電極84bを形成し、各電極84a、84b
間に電位差Vbを与える電源85を設けて陽極接合す
る。このとき、陽極接合とは異なる直接接合や常温接合
を用いてガラス基板83と高濃度p型Si層82とを接
合しても良い。
【0125】次に、電極84a、84bを除去した後、
図21(c)に示すように、n型Si層81を機械的研
磨或いは化学機械研磨(CMP)により概ね除去した
後、アルカリエッチャントによりエッチングする。エッ
チャントとしては、ヒドラジン、KOH水溶液、NaO
H水溶液、CaOH水溶液、EDP、TMAHなどのア
ルカリエッチャントを用いる。このエッチャントは、S
i以外にSiO2(ガラスの主成分)もエッチングする
が、ガラス基板73は非常に厚いので、全てエッチング
されることはない。また、高濃度p型Si層82とガラ
ス基板83とは非常に強固に接合されているので、両者
間にエッチャントが侵入することはなく、高濃度p型S
i層82がエッチングされることはない。したがって、
n型Si層81のみがエッチングされる。高濃度p型S
i層82が露出すると、それ以上ほとんどエッチングが
進まなくなるので、n型Si層81がエッチングされき
ったところでエッチングを止めることができる。
【0126】次に、図21(d)に示すように、高濃度
p型Si層82の表面に、プラズマCVD法或いは熱C
VD法等によりSiO2或いはSi34等のアルカリエ
ッチャントにエッチングされ難いパターン形成層88を
形成する。
【0127】次に、図21(e)に示すように、パター
ン形成層88を所定の形状とすることで、高濃度p型S
i層82上にパターン形成層88からなるパターン88
Aを形成する。ここで、パターン形成層88は、単一突
起部又は各Si突起部を形成するために適切なパター
ン、寸法とする。
【0128】次に、図21(f)に示すように、RIE
でSi突起部82Aを形成する。ここで、パターン88
Aをエッチングマスクとせずに、フォトリソで作製した
レジストパターンのみをエッチングマスクとしてRIE
でSi突起部82Aを作製しても良い。
【0129】次に、図21(g)に示すように、Si突
起部82A上に残存したパターン88Aを希弗酸やドラ
イエッチング等で除去する。
【0130】次に、図21(h)に示すように、Si突
起部82Aの側面及びSi突起部82Aが形成されてい
ないガラス基板83上に金属層89を形成する。
【0131】これにより、SOI基板を用いることな
く、突起部がSiからなる突起型のプローブアレイ又は
単一プローブを作製することができる。
【0132】つぎに、本発明を適用した他のプローブア
レイについて説明する。なお、以下に説明するプローブ
アレイでは、上述したプローブアレイで説明した構成を
適用しても良く、更には単一プローブであっても良い。
【0133】平面図を図22(a)に示すプローブアレ
イ100は、図22(b)に示すように情報を記録する
回転型記録媒体(光ディスクD)に突起部101の形成
側が対向して配設され、回転する光ディスクDに対して
光を照射して情報の記録再生を行う。
【0134】このプローブアレイ100は、光ディスク
Dが回転することで、一方端100aが媒体進入端とさ
れ、他方端100bが媒体退出端とされる。このプロー
ブアレイ100は、光ディスクDが回転することで、光
ディスクDから発生する空気流を受けて光ディスクDに
接触して光ディスクDに光を照射してコンタクト型の記
録再生をする。なお、本実施の形態に係るプローブアレ
イ100では、光ディスクD上を一定の浮上量で浮上す
る浮上型にも適用することができる。
【0135】このプローブアレイ100では、突起部1
01の周囲を囲む位置に配され、光ディスクDが回転す
ることで発生する空気流の流出側が開口部102aとさ
れたバンク部102を備える。
【0136】このようなプローブアレイ100では、一
方端100aから流入した空気流をバンク部102の開
口部他方端100bに向かって空気流が流れ、開口部1
02aを介して他方端100b側に流出させる。
【0137】これにより、このプローブアレイ100に
おいて、バンク部102として、空気流発生方向(媒体
回転方向)と直交したバンク102cが突起部101の
一方端100a側に設けられることにより、一方端10
0aから他方端100bに向かって流入する塵等が突起
部101に流入するのを止めることができる。
【0138】また、プローブアレイ100では、装置内
に存在する塵やゴミが空気流とともにバンク部102内
部に流入しても、開口部102aから流出するので、突
起部101の近傍に塵等が堆積することが無い。
【0139】更に、このプローブアレイ100では、他
方端100b側にバンク部102を設けないので、突起
部101を他方端100b側に形成させることができ
る。これにより、プローブアレイ100では、突起部1
01の先端部分を光ディスクDに近づけて突起部101
と光ディスクDとの距離を小さくすることができ、光デ
ィスクDに照射する光のスポット径を小さくし、光ディ
スクDへの記録密度を高くすることができる。
【0140】更にまた、このプローブアレイ100にお
いて、バンク部102は、他方端100bの端部102
bに、一方端100aから他方端100bに向かって傾
斜したテーパ部102bを有する。このテーパ部102
bの頂点部分は、ガラス基板の短軸方向において、突起
部101の先端と一直線上となっている。これにより、
プローブアレイ100では、記録再生時において、テー
パ部102bの頂点部分が光ディスクDと接触しても、
バンク部102の頂点部分の圧力を拡散して破損を抑制
することができる。
【0141】更にまた、このプローブアレイ100にお
いて、バンク102cの一方端100a側が一方端10
0a側から他方端100b側に向かって傾斜したテーパ
部102dとなされている。これにより、プローブアレ
イ100では、光ディスクDが進入して光ディスクDバ
ンク102cと接触しても、光ディスクDとの衝撃を吸
収して、光ディスクDの破損を抑制することができる。
【0142】更にまた、このプローブアレイ100にお
いて、バンク部102として、空気流発生方向(媒体回
転方向)と略平行であって、光ディスクDの径方向と直
交したバンク102e、102fを有し、光ディスクD
の径方向において傾斜したテーパ部102g、102h
を備える。これにより、プローブアレイ100では、光
ディスクDへの記録再生時において、径方向に移動した
ときにバンク102e、102fが光ディスクDと接触
しても、光ディスクDとの衝撃を吸収して、光ディスク
Dの破損を抑制することができる。
【0143】更にまた、このプローブアレイ100は、
他方端100b側にガラス基板が突出してなる突出部1
03を備える。この突出部103は、突起部101から
他方端100bに向かって長さt8だけ突出してなる。
この突出部103の長さt8は、記録再生時において、
光源から出射された光を最も他方端100b側の突起部
101に入射することができるように設定されている。
すなわち、突出部103の長さt8は、ガラス基板の厚
さ、ガラス基板の屈折率、突起部101に光を入射する
光学素子(対物レンズ)104の開口数に基づいて、決
定される。これにより、プローブアレイ100は、決定
した長さt8を最適な長さとし、突起部101を他方端
100b側に配置して、光ディスクDとの距離を小さく
することができ、光ディスクDに小さいスポット径の光
を集光する。
【0144】更にまた、プローブアレイ100は、図2
3に示すように、突出部103のバンク102f及びバ
ンク102eが多段階となされていても良い。このよう
なプローブアレイ100によれば、他方端100bから
一方端100aに向かってテーパ部102b、テーパ部
102iが形成され、短軸方向においてテーパ部102
iの頂点位置と突起部101の先端が一直線上となって
いる。
【0145】このようなプローブアレイ100によれ
ば、光ディスクDと接触しても、テーパ部102b及び
テーパ部102iの頂点部分が光ディスクDと接触し、
一点が光ディスクDと接触する場合と比較して光ディス
クDに与える力を分散し、突起部101の損傷を抑制す
るとともに、光ディスクDの損傷を軽減することができ
る。
【0146】また、このようなプローブアレイ100に
よれば、バンク部102が多段階とされており、光ディ
スクDと接触して記録再生をするときにおいて、テーパ
部102b及びテーパ部102iが接触することで、記
録再生時の全体の傾きを防止することができる。
【0147】更に、このようなプローブアレイ100に
よれば、バンク部102が多段階とすることにより、光
ディスクDとの接触面積を小さくすることで静止摩擦係
数を小さくして、バンク部102の摩耗量を抑制するこ
とができる。
【0148】また、プローブアレイ100と記録媒体
が、空気流発生方向に対して2点で接触しているので、
この方向にばたつく、いわゆるピッチングが生じにくく
なる。
【0149】つぎに、本発明を適用した更に他のプロー
ブアレイについて説明する。なお、以下に説明するプロ
ーブアレイでは、上述したプローブアレイで説明した構
成を適用しても良く、更には単一プローブであっても良
い。
【0150】平面図を図24(a)に示すプローブアレ
イ110は、図24(b)に示すように情報を記録する
回転型記録媒体(光ディスクD)に突起部111の形成
側が対向して配設され、回転する光ディスクDに対して
光を照射して情報の記録再生を行う。
【0151】このプローブアレイ110は、突起部11
1と同じ高屈折率材料(例えばSi)からなり、各突起
部111の周囲を囲む位置に配されたバンク部112
と、突起部111と同じ材料からなるパッド部113と
光ディスクDと対向する面に備えている。
【0152】このようなプローブアレイ110は、上述
したように、突起部111、バンク部112及びパッド
部113を作製するときに、単一の高屈折率層上にパタ
ーンエッチングがなされるエッチング層(例えばSiO
2)が形成され、突起部111、バンク部112及びパ
ッド部113に対応したパターニングがされて、同時に
エッチングされて作製される。
【0153】このようなプローブアレイ110は、突起
部111、バンク部112及びパッド部113が光ディ
スクDと接して、突起部111からの光を光ディスクD
に照射し、光ディスクDに情報の記録再生をする。
【0154】このように作製されるプローブアレイ11
0は、同一材料で同時にエッチングをするので、突起部
111、バンク部112及びパッド部113を同一の高
さとすることができ、記録再生時において、スライディ
ングの安定性を向上させることができ、突起部111の
破損を抑制することができる。
【0155】このようなプローブアレイ110におい
て、突起部111を100個配置し、各突起部111に
波長が830nmの光を入射して先端で近接場光を発生
させて、相変化型の光ディスクDを0.43m/sの線
速度で回転させたときのマーク長[μm]とCN比[d
B]との関係を図25に示す。図25によれば、プロー
ブアレイ110により記録したときのマーク長は最小で
110nmとなり、再生したときのCN比は約10dB
となる。この結果によれば、各突起部111では、伝搬
光では不可能であった回折限界以下の記録マークを記録
するとともに再生することができる。
【0156】これに対し、開口数が0.4の対物レンズ
により伝搬光を光ディスクDに照射して記録をしたとき
の最小マーク長は515nmであり、再生したときのC
N比は約10dBとなる。
【0157】このような結果より、プローブアレイ11
0によれば、100個の突起部111により並列して記
録再生することにより、記録再生速度を1Gbpsの超
高速として記録再生を行うことができるとともに、マー
ク長を小さくして、超高密度の記録再生をすることがで
きる。
【0158】つぎに、本発明を適用した更に他のプロー
ブアレイについて説明する。なお、以下に説明するプロ
ーブアレイでは、上述したプローブアレイで説明した構
成を適用しても良く、更には単一プローブであっても良
い。
【0159】平面図を図26(a)に示すプローブアレ
イ120は、図26(b)に示すように情報を記録する
回転型記録媒体(光ディスクD)に突起部121の形成
側が対向して配設され、回転する光ディスクDに対して
光を照射して情報の記録再生を行う。
【0160】このプローブアレイ120は、突起部12
1と同じ高屈折率材料(例えばSi)からなり、各突起
部111の周囲を囲む位置に配されたバンク部112
と、突起部121と同じ材料からなるパッド部123と
光ディスクDと対向する面に備えている。プローブアレ
イ120は、バンク部122、パッド部123が光ディ
スクDと接して、情報の記録再生をする。
【0161】パッド部123は、プローブアレイ120
の一方端120aと他方端120bとの間の中心位置に
おける中心線上、若しくは中心位置から全体長さを1と
したときの±0.1の範囲の位置にその中心位置が配さ
れるように形成される。すなわち、パッド部123は、
プローブアレイ120を光ディスクDに接するように押
圧する押圧部材124とプローブアレイ120が接し、
押圧部材124の押圧方向(プローブアレイ120の厚
さ方向)の直下に配設される。これにより、パッド部1
23は、押圧部材124の押圧力を光ディスクDに伝達
し、プローブアレイ120を光ディスクDに押圧させ
る。これにより、プローブアレイ120は、更にスライ
ディングの安定性を向上させることができる。また、こ
のパッド部123は、中心位置が上記所定の位置に形成
される場合のみならず重心位置を所定の位置に形成して
も良い。
【0162】すなわち、プローブアレイ120によれ
ば、上述のプローブアレイ110と比較して光ディスク
Dに対して記録再生をしているときの跳躍量を抑制す
る。以下に、パッド部を媒体進入側に設けたプローブア
レイ110と、パッド部を中心位置に設けたプローブア
レイ120との跳躍量の比較をする。
【0163】比較に際して、図27に示すような跳躍量
測定装置130を用いた。この跳躍量測定装置130
は、FFT(fast Fourier transform)測定器131、
ドップラー振動計132、光ディスクDを回転するモー
タ133を備え、プローブアレイを光ディスクD上に配
置してプローブアレイの振動を測定するものである。
【0164】この跳躍量測定装置130によれば、モー
タ133により光ディスクDをCLV方式(線速度=
0.43m/s)で回転させるとともにプローブアレイ
を光ディスクD上に配置させた状態で、光源141から
レーザ光をビームスプリッタ142、光ファイバケーブ
ル143を介してプローブアレイに照射し、その反射レ
ーザ光を光ファイバケーブル143、ビームスプリッタ
142、AOM144、ビームスプリッタ145を介し
て光検出器146で検出する。また、この跳躍量測定装
置130は、光源141から出射したレーザ光をビーム
スプリッタ142、147、光ファイバケーブル148
を介して光ディスクDの表面の記録層に照射し、その反
射レーザ光を光ファイバケーブル148、ビームスプリ
ッタ147、ミラー149、ビームスプリッタ145を
介して光検出器146に入射する。ここで、ビームスプ
リッタ145に入射されたプローブアレイからの反射レ
ーザ光と、光ディスクDからの反射レーザ光とは、合成
されて光検出器146に入射される。FFT測定器13
1には、プローブアレイの跳躍に基づく検出信号にフー
リエ変換処理をしてプローブアレイ1の跳躍量を求め
る。
【0165】このような跳躍量測定装置130により求
めた跳躍量の結果を図28に示す。図28は、プローブ
アレイ110、120の跳躍量を縦軸に示し、測定時間
を横軸に示し、上段にプローブアレイ110の跳躍の様
子、下段にプローブアレイ120の跳躍の様子を示す。
【0166】図28によれば、跳躍量の標準偏差をσと
したとき、プローブアレイ110については2σ=約
1.0nmとなるのに対し、プローブアレイ120につ
いては2σ=0.6nmとなる。
【0167】したがって、プローブアレイ120によれ
ば、パッド部122を中心位置に配置することにより、
プローブアレイ110と比較して跳躍量を低減させ、安
定したスライディングを実現できる。
【0168】上述した実施の形態では、本発明を特に近
接場光を発生させるプローブアレイ1又は単一プローブ
について説明したが、本発明は、伝搬光(近接場光でな
い光)を出射するプローブアレイ又は単一プローブにも
適用することができる。このプローブアレイ又は単一プ
ローブは、先端の開口の大きさを記録媒体にエネルギー
を供給する手段によって変化させる。このプローブアレ
イ又は単一プローブでは、例えば本願出願人が先に特開
平11−271339号公報で提案したようなファイバ
ープローブのように主として通常の光(伝搬光)の形態
でエネルギーを供給する場合には、先端の開口の大きさ
を、出射する光の波長程度又はそれ以上とする。また、
プローブアレイ又は単一プローブでは、エバネッセント
光(近接場光)の形態でエネルギーを供給する場合に
は、先端の開口の大きさを、出射する光の波長より小さ
く形成させておく。これにより、内部集光型プローブで
あっても、本発明を適用することができる。
【0169】本発明は上述した近接場光、伝搬光を発生
させるもののどちらの形態であっても適用可能である。
また、近接場光と伝搬光の両方の光が同時に突起部の先
端から発するものであっても良い。
【0170】また、上述の実施の形態でプローブアレイ
1又は単一プローブを作製するときには、結晶成長によ
り作製されたSOI基板10を用いる一例について説明
したが、直接接合等による単結晶シリコンウェハのはり
あわせの後に活性層11側のシリコンを研磨して所望の
厚みに仕上げる張り合わせ法や、酸素イオンのイオン注
入により酸化膜を基板表面下に形成するSIMOX法等
を用いて作製したものでも良い。これらの場合でも原子
レベルの活性層11膜厚の均一性は得られている。
【0171】更に、透光性を有するガラス基板14とし
て、コーニング社の#7740や岩城硝子のSW−3を
挙げたが他の基板を用いても良い。具体的には、上述の
常温の直接接合を用いる場合は、石英基板や、透光性の
樹脂を用いることもできる。特に石英を用いた場合は、
高温の直接接合により透光性の基板とSi層を接合する
ことができる。この方法は、基板の表面を充分に洗浄し
て、表面のゴミや汚れを除去して乾燥させ、正常な雰囲
気中で面同士を接触させる。この後、900℃以上の熱
処理を窒素中で行うことにより、基板が接合される。
【0172】更に、上述の実施の形態では、SOI基板
10の活性層11とガラス基板14とを接合する方法と
して、陽極接合による一例を説明したが、他の接合方法
であっても良い。すなわち、活性層11とガラス基板1
4とを接合する手法として、常温の直接接合(常温接
合)を用いても良い。上記常温接合は、鏡面研磨したシ
リコンウェハやガラス基板、金属基板をいわゆるRCA
洗浄した後、10-9Torr雰囲気中の真空チャンバ内
でArのFAB(Fast Atomic Beam)を2枚の基板にそ
れぞれに300sec程度、同時に照射した後、10M
Paの圧力で圧着する。これにより、大気中に戻した後
の接合強度は、12MPa以上となる。活性層11と石
英基板であるガラス基板14とを上記常温接合すること
により本発明を適用したプローブアレイを作製すること
もできる。また、上記の接合の例においては、活性層1
1と透光性を有するガラス基板14との接合以外にも、
上述したGaPやTiO2層、n型Si層52、低濃度
Si層72、高濃度p型Si層82と透光性基板の接合
により本発明を適用したプローブアレイを作製すること
ができる。上記RCA洗浄とは、RCA社が提案した過
酸化水素水をベースとした洗浄方法である。
【0173】更にまた、低融点硝子(フリットガラス)
を用いた硝子接合によりSi層と透光性のガラス基板1
4とを接合することもできる。
【0174】更にまた、接着剤により開口を作製した層
と透光性のガラス基板14の接合を行うこともできる。
この場合、ガラス基板を用い、ガラスと屈折率が等しく
なるように作製された光学用接着剤(例えば駿河精機製
V40−J91)を用いることができる。
【0175】更にまた、上述の実施の形態では、Si突
起部3を作製するためにKOH等の異方性エッチングを
用いたが、リアクティブイオンエッチング(RIE)等
のドライエッチングを用いても良い。
【0176】更にまた、上述した実施の形態では、突起
部となる高屈折率材料をガラス基板上に接合により形成
していたが、蒸着法、スパッタ法、プラズマCVD(ch
emical vapor deposition)法、熱CVD法、光CVD
法等の薄膜形成技術により高屈折率材料からなる薄膜を
形成しても良い。
【0177】更にまた、本発明を適用した実施の形態で
は、ガラス基板2上に複数のSi突起部3が搭載される
プローブアレイを示したが、ガラス基板2上に一つのS
i突起部3が搭載された場合でも、本発明の効果を発揮
することができ、本発明に含まれる。
【0178】更にまた、本発明を適用した実施の形態で
は、Si突起部3の形状が四角錐形状である場合につい
てのみ述べたが、これに限られず、円錐形状や円錐台形
状であっても良い。
【0179】更にまた、本発明を適用した実施の形態で
は、突起部を形成する高屈折率材料として、主としてS
iを用いた一例について説明したが、これに限られず、
C(ダイヤモンド)、アモルファスSi、マイクロクリ
スタル(微小結晶)Si、多結晶Si、Sixy(x、
yは任意)、TiO2、TeO2、Al23、Y23、L
22S、LiGaO2、BaTiO3、SrTiO3
PbTiO3、KNbO3、K(Ta,Nb)O3(KT
N)、LiNbO3、LiTaO3、Pb(Mg1/3Nb
2/3)O3、(Pb,La)(Zr,Ti)O2、(P
b,La)(Hf,Ti)O3、PbGeO3、Li2
eO3、MgAl24、CoFe24、(Sr,Ba)
Nb26、La2Ti27、Nd2Ti27、Ba2Ti
Si128、Pb5Ge311、Bi4Ge312、Bi4
312、Y3Al512、Gd3Fe512、(Gd,B
i)3Fe512、Ba2NaNbO15、Bi12GeO
20、Bi12SiO20、Ca12Al1433、LiF、N
aF、KF、RbF、CsF、NaCl、KCl、Rb
Cl、CsCl、AgCl、TlCl、CuCl、Li
Br、NaBr、KBr、CsBr、AgBr、TlB
r、LiI、NaI、KI、CsI、Tl(Br,
I)、Tl(Cl、Br)、MgF2、CaF2、SrF
2、BaF2、PbF2、Hg2Cl2、FeF3、CsPb
Cl3、BaMgF4、BaZnF4、Na2SbF5、L
iClO4・3H2O、CdHg(SCN)4、ZnS、
ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、α
−HgS、PbS、PbSe、EuS、EuSe、Ga
Se、LiInS2、AgGaS2、AgGaSe2、T
lInS2、TlInSe2、TlGaSe2、TlGa
2、As23、As2Se3、Ag3AsS3、Ag3Sb
3、CdGa24、CdCr24、Tl3TaS4、T
3TaSe4、Tl3VS4、Tl3AsS4、Tl3PS
4、GaP、GaAs、GaN、(Ga,Al)A
s、Ga(As,P)、(InGa)P、(InGa)
As、(Ga,Al)Sb、Ga(AsSb)、(In
Ga)(AsP)、(GaAl)(AsSb)、ZnG
eP2、CaCO3、NaNO3、α−HIO3、α−Li
IO3、KIO22、FeBO3、Fe3BO6、KB58
・4H2O、BeSO4・2H2O、CuSO4・5H
2O、Li2SO4・H2O、KH2PO4、KD2PO4、N
42PO4、KH2AsO4、KD2AsO4、CsH2
sO4、CsD2AsO4、KTiOPO4、RbTiOP
4、(K,Rb)TiOPO4、PbMoO4、β−G
2(MoO4)3、β−Tb2(MoO4)3、Pb2
oO5、Bi2WO6、K2MoOS3・KCl、YVO4
Ca3(VO42、Pb5(GeO4)(VO42、CO
(NH22、Li(COOH)・H2O、Sr(COO
H)2、(NH4CH2COOH)32SO4、(ND4
2COOD)32SO4、(NH4CH2COOH)32
BeF、(NH4224・H2O、C4334、C4
9NO3、C64(NO22、C64NO2Br、C6
4NO2Cl、C64NO2NH2、C64(NH4)O
H、C64(CO22HCs、C64(CO22HR
b、C63NO2CH3NH2、C63CH3(N
22、C6125・H2OKH(C844)、C10
1136、[CH2・CF2nも使用可能である。
【0180】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るプローブは、光透過性を有する基板と、上記基板上に
形成され、上記基板よりも屈折率が高い材料からなる突
起部とを備え、突起部先端の寸法精度を飛躍的に向上さ
せることができる。
【0181】本発明に係るプローブの製造方法は、光透
過性を有する第1の基板と、中間層をパターニングし、
パターニングして露呈した高屈折率層をエッチングして
第1の基板上に錐状の突起部を形成するので、突起部先
端の寸法精度を飛躍的に向上させることができる。
【0182】本発明に係る他のプローブの製造方法は、
中間層をパターニングし、パターニングして露呈したG
aP層をエッチングして第1の基板上に錐状の突起部を
形成するので、突起部先端の寸法精度を飛躍的に向上さ
せることができる。
【0183】本発明に係る他のプローブの製造方法は、
低濃度層の表面にパターニング用材料を形成して当該パ
ターニング用材料をパターニングし、パターニングして
露呈した低濃度層をエッチングして第1の基板上に錐状
の突起部を形成するので、突起部先端の寸法精度を飛躍
的に向上させることができる。
【0184】本発明を適用した他のプローブの製造方法
は、n型Si層の表面にパターニング用材料を形成して
当該パターニング用材料をパターニングし、パターニン
グして露呈したn型Si層をエッチングして第1の基板
上に錐状の突起部を形成するので、突起部先端の寸法精
度を飛躍的に向上させることができる。
【0185】本発明に係る他のプローブの製造方法は、
高濃度p型Si層の表面にパターニング用材料を形成し
て当該パターニング用材料をパターニングし、パターニ
ングして露呈した高濃度p型Si層をエッチングして第
1の基板上に錐状の突起部を形成するので、突起部先端
の寸法精度を飛躍的に向上させることができる。
【0186】本発明に係るプローブアレイは、基板上に
形成され、基板よりも屈折率が高い材料からなり、先端
位置が揃った錐状の複数の突起部とを備えるので、高効
率且つ高分解能の光を出射することができる。
【0187】本発明に係るプローブアレイの製造方法
は、中間層をパターニングし、パターニングして露呈し
た高屈折率層をエッチングして第1の基板上に錐状の突
起部を複数形成するので、各突起部の高さが中間層で一
定に制御されたプローブアレイを製造することができ
る。
【0188】本発明に係る他のプローブアレイの製造方
法は、中間層をパターニングし、パターニングして露呈
した上記GaP層をエッチングして第1の基板上に錐状
の突起部を複数形成するので、各突起部の高さが中間層
で一定に制御されたプローブアレイを製造することがで
きる。
【0189】本発明に係る他のプローブアレイの製造方
法は、低濃度層の表面にパターニング用材料を形成して
当該パターニング用材料をパターニングし、パターニン
グして露呈した上記低濃度層をエッチングして第1の基
板上に錐状の突起部を複数形成するので、各突起部の高
さがパターニング用材料で一定に制御されたプローブア
レイを製造することができる。
【0190】本発明に係る他のプローブアレイの製造方
法は、n型Si層の表面にパターニング用材料を形成し
て当該パターニング用材料をパターニングし、パターニ
ングして露呈したn型Si層をエッチングして第1の基
板上に錐状の突起部を複数形成するので、各突起部の高
さがパターニング用材料の高さで一定に制御されたプロ
ーブアレイを製造することができる。
【0191】本発明に係る他のプローブアレイの製造方
法は、高濃度p型Si層の表面にパターニング用材料を
形成して当該パターニング用材料をパターニングし、パ
ターニングして露呈した上記高濃度p型Si層をエッチ
ングして第1の基板上に錐状の突起部を複数形成するの
で、各突起部の高さがパターニング用材料の高さで一定
に制御されたプローブアレイを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を適用したプローブアレイの平
面図を示し、(b)は本発明を適用したプローブアレイ
の断面図を示す。
【図2】本発明を適用したプローブアレイに備えられる
Si突起部を示す断面図である。
【図3】本発明を適用したプローブアレイを製造すると
きに用意するSOI基板の断面図である。
【図4】本発明を適用したプローブアレイを製造すると
きに、SOI基板とガラス基板とを陽極接続することを
説明するための断面図である。
【図5】本発明を適用したプローブアレイを製造すると
きに、SiO2層に対してパターニングを行うことを説
明するための断面図である。
【図6】本発明を適用したプローブアレイを製造すると
きに、SOIウエハに対してエッチングを行ってSi突
起部及びバンク部を作製することを説明するための断面
図である。
【図7】本発明を適用したプローブアレイを製造すると
きに、SOIウエハに対してエッチングを行ってSi突
起部が形成されるときの作製過程を示す側面図であり、
(a)はエッチング開始から180sec経過後の活性
層の形状、(b)はエッチング開始から360sec経
過後の活性層の形状、(c)はエッチング開始から54
0sec経過後の活性層の形状、(d)はエッチング開
始から750sec経過後の活性層の形状を示す。
【図8】本発明を適用したプローブアレイを製造すると
きに、SOIウエハ及びガラス基板上に金属層を形成す
ることを説明するための断面図である。
【図9】本発明を適用したプローブアレイの断面図であ
る。
【図10】本発明を適用したプローブアレイを製造する
ときに、SOIウエハに対してエッチングを行って複数
の傾斜を有するSi突起部を形成するときの側面図であ
り、(a)はエッチング開始から60sec経過後の活
性層の形状、(b)はエッチング開始から150sec
経過後の活性層の形状、(c)はエッチング開始から4
05sec経過後の活性層の形状、(d)はエッチング
開始から483sec経過後の活性層の形状を示す。
【図11】(a)は光ファイバプローブのコア径と等価
屈折率との関係を示し、(b)は光ファイバプローブの
コア径とスポット径との関係を示す図である。
【図12】光ファイバプローブの検出位置と電界強度と
の関係を示す図である。
【図13】光ファイバプローブのコア径と、電界強度及
びスポット径との関係を示す図である。
【図14】本発明を適用したプローブアレイ又は単一プ
ローブを作製するときの他の一例を示す工程図である。
【図15】(a)は本発明を適用したプローブアレイの
光効率を測定するための測定装置を示す図であり、
(b)は光ファイバプローブの光効率を測定するための
測定装置を示す図である。
【図16】光ファイバプローブで発生させる近接場光の
検出位置と光強度との関係を実線Aで示し、本発明を適
用したプローブアレイで検出した光の検出位置と光強度
との関係を点線B示す図である。
【図17】GaPを用いたプローブアレイの作製方法を
示す図であり、(a)は単結晶Siウェハに単結晶Ga
Pウェハを接合することを示す図であり、(b)はガラ
ス基板と単結晶GaPウェハとを接合することを示す図
であり、(c)は単結晶Siウェハを除去することを示
す図であり、(d)はSiO2パターンを単結晶GaP
ウェハ上に形成することを示す図であり、(e)はGa
P突起部を形成することを示す図であり、(f)はSi
2パターンを除去することを示す図であり、(g)は
金属層を形成することを示す図である。
【図18】SOI基板以外のSiウェハを用いたプロー
ブアレイの製造方法を示す図であり、(a)はp型Si
層にn型Si層が形成されている基板を示す図であり、
(b)はガラス基板とn型Si層の表面とが接するよう
に陽極接合することを示す図であり、(c)はp型Si
層を除去した後にエッチングを行うことを示す図であ
り、(d)はn型Si層の表面にパターン形成層を形成
することを示す図であり、(e)はn型Si層上にパタ
ーンを形成することを示す図であり、(f)はエッチン
グしてSi突起部することを示す図であり、(g)はS
i突起部上に残存したパターンを除去することを示す図
であり、(h)はガラス基板上に金属層を形成すること
を示す図である。
【図19】電気化学エッチングを実現するためのエッチ
ング装置を示す図である。
【図20】本発明を適用したプローブアレイを製造する
ときの更に他の一例について説明するための図であり、
(a)は高濃度Si層に低濃度Si層が形成されている
基板を示す図であり、(b)はガラス基板と低濃度Si
層の表面とが接するように陽極接合することを示す図で
あり、(c)は高濃度Si層を除去した後エッチングを
施すことを示す図であり、(d)は低濃度Si層の表面
にパターン形成層を形成することを示す図であり、
(e)は低濃度Si層上にパターンを形成することを示
す図であり、(f)はエッチングをしてSi突起部を形
成することを示す図であり、(g)はパターンを除去す
ることを示す図であり、(h)は金属層を形成すること
を示す図である。
【図21】本発明を適用したプローブアレイを製造する
ときの更に他の一例について説明するための図であり、
(a)はn型Si層に高濃度p型Si層が形成されてい
る基板を示す図であり、(b)はガラス基板と高濃度p
型Si層の表面とが接するように陽極接合することを示
す図であり、(c)はn型Si層を除去した後、エッチ
ングをすることを示す図であり、(d)は高濃度p型S
i層の表面にパターン形成層を形成することを示す図で
あり、(e)は高濃度p型Si層上にパターンを形成す
ることを示す図であり、(f)はSi突起部を形成する
ことを示す図であり、(g)はパターンを除去すること
を示す図であり、(h)は金属層を形成することを示す
図である。
【図22】本発明を適用したプローブアレイ他の一例を
示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図23】本発明を適用したプローブアレイ他の一例を
示す側面図である。
【図24】本発明を適用したプローブアレイ他の一例を
示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図25】図24に示すプローブアレイにより光ディス
クに記録をしたときのマーク長と、再生したときのCN
比との関係を示す図である。
【図26】本発明を適用したプローブアレイ他の一例を
示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図27】プローブアレイの跳躍量を測定する跳躍量測
定装置を示すブロック図である。
【図28】図24及び図25に示した本発明を適用した
プローブアレイの跳躍量を示す図である。
【図29】従来のプローブアレイを製造するときに用い
る凹部アレイの断面図である。
【図30】従来のプローブアレイを製造するときに用い
る凹部アレイの断面図である。
【符号の説明】
1 プローブアレイ、2 ガラス基板、3 Si突起
部、10 SOI基板、11 SOIウエハ、12 S
iO2層、13 Si支持基板、14 ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01B 11/30 G01R 1/073 F G01R 1/073 G12B 1/00 601C 31/302 G01R 31/28 L (72)発明者 大津 元一 東京都品川区豊町6−21−5 (72)発明者 高橋 淳一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2F065 AA49 DD16 GG15 JJ26 LL03 PP24 2G011 AA16 AA21 AB00 AD02 AF07 2G032 AF02 AF07 AL03 5D119 AA11 AA43 JA34 NA05

Claims (188)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性を有する基板と、 上記基板上に形成され、上記基板よりも屈折率が高い材
    料からなる突起部とを備え、 上記突起部は、上記基板からの光を入射して、先端部分
    で近接場光、或いは伝搬光、或いは近接場光及び伝搬光
    の両方を発生させることを特徴とするプローブ。
  2. 【請求項2】 上記突起部は、上記基板よりも屈折率が
    高い単結晶材料からなることを特徴とする請求項1記載
    のプローブ。
  3. 【請求項3】 上記突起部は、上記基板よりも屈折率が
    高い単結晶Si(硅素)からなることを特徴とする請求
    項1記載のプローブ。
  4. 【請求項4】 上記突起部は、GaP層からなることを
    特徴とする請求項1記載のプローブ。
  5. 【請求項5】 上記突起部は、上記基板よりも屈折率が
    高い材料に所定量の不純物が混入した材料からなること
    を特徴とする請求項1記載のプローブ。
  6. 【請求項6】 上記突起部は、上記基板よりも屈折率の
    高いn型Si材料からなることを特徴とする請求項1記
    載のプローブ。
  7. 【請求項7】 上記突起部は、上記基板よりも屈折率の
    高い高濃度p型Si材料からなることを特徴とする請求
    項1記載のプローブ。
  8. 【請求項8】 上記突起部は、その外壁に複数のテーパ
    角度を有することを特徴とする請求項1記載のプロー
    ブ。
  9. 【請求項9】 上記突起部の高さと同じ高さを有し、上
    記突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部を更に備
    えることを特徴とする請求項1記載のプローブ。
  10. 【請求項10】 上記突起部と同じ材料からなり、上記
    突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部を更に備え
    ることを特徴とする請求項1記載のプローブ。
  11. 【請求項11】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブであって、 上記突起部の周囲を囲む位置に配され、上記回転型記録
    媒体が回転することで発生する空気流の流出側に開口を
    設けたバンク部を更に備えることを特徴とする請求項1
    記載のプローブ。
  12. 【請求項12】 上記突起部は、その先端と上記バンク
    部の回転型記録媒体退出側の端部とが、回転型記録媒体
    進入方向と直交する方向において一致する位置又は回転
    型記録媒体進入側の位置に設けられることを特徴とする
    請求項11記載のプローブ。
  13. 【請求項13】 上記バンク部は、回転型記録媒体退出
    側の端部に、上記基板の回転型記録媒体進入側から上記
    基板の回転型記録媒体退出側に向かって傾斜したテーパ
    部を有することを特徴とする請求項11記載のプロー
    ブ。
  14. 【請求項14】 上記バンク部は、回転型記録媒体進入
    側のバンクに、上記基板の回転型記録媒体進入側から上
    記基板の回転型記録媒体退出側に向かって傾斜したテー
    パ部を有することを特徴とする請求項11記載のプロー
    ブ。
  15. 【請求項15】 上記バンク部は、回転型記録媒体進入
    方向と略平行なバンクに、回転型記録媒体の径方向に傾
    斜したテーパ部を有することを特徴とする請求項11記
    載のプローブ。
  16. 【請求項16】 上記基板の回転型記録媒体退出側の端
    部と上記突起部の先端との長さは、その厚さ、屈折率及
    び光を入射する光学素子の開口数に基づいて決定される
    ことを特徴とする請求項11記載のプローブ。
  17. 【請求項17】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブであって、 上記突起部と同じ材料からなり、上記突起部と同じ高さ
    であり、上記突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク
    部と、 上記突起部と同じ材料からなり、上記突起部と同じ高さ
    であり、回転型記録媒体対向面と接するパッド部とを更
    に備えることを特徴とする請求項1記載のプローブ。
  18. 【請求項18】 上記パッド部は、上記基板の回転型記
    録媒体の進入端と回転型記録媒体の退出端との間の中心
    位置、若しくは中心位置から全体長さを1としたときの
    ±0.1の範囲の位置に形成されることを特徴とする請
    求項17記載のプローブ。
  19. 【請求項19】 上記突起部及び基板の突起部形成面、
    或いは上記突起部のみに遮光膜を形成したことを特徴と
    する請求項1記載のプローブ。
  20. 【請求項20】 上記突起部の傾斜面及び基板の突起部
    形成面、或いは突起部の傾斜面のみに遮光膜を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のプローブ。
  21. 【請求項21】 光透過性を有する第1の基板と、上記
    第1の基板よりも屈折率が高い高屈折率層、上記高屈折
    率層上に積層された中間層、上記中間層上に積層された
    支持層からなる第2の基板と、を上記第1の基板と上記
    高屈折率層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれる支持層を除去し、 上記支持層を除去して露呈した上記中間層をパターニン
    グし、 パターニングして露呈した上記高屈折率層をエッチング
    して第1の基板上に錐状の突起部を形成し、 上記パターニングされた中間層を除去して、第1の基板
    上に高屈折率層からなる錐状の突起部を備えるプローブ
    を作製することを特徴とするプローブの製造方法。
  22. 【請求項22】 上記第2の基板は、上記高屈折率層が
    Siであって、上記中間層がSiO2であることを特徴
    とする請求項21記載のプローブの製造方法。
  23. 【請求項23】 上記第2の基板は、上記高屈折率層が
    GaP層であって、上記中間層がSiO2であることを
    特徴とする請求項21記載のプローブの製造方法。
  24. 【請求項24】 上記第2の基板は、上記高屈折率層が
    単結晶材料であって、上記中間層がSiO2であって、
    上記支持基板がSiであることを特徴とする請求項21
    記載のプローブの製造方法。
  25. 【請求項25】 上記第2の基板は、上記高屈折率層が
    単結晶Siであって、上記中間層がSiO2であって、
    上記支持層がSiであることを特徴とする請求項21記
    載のプローブの製造方法。
  26. 【請求項26】 上記エッチングを行うに際して、外壁
    に複数のテーパ角度を有するように突起部を形成するこ
    とを特徴とする請求項21記載のプローブの製造方法。
  27. 【請求項27】 上記エッチングを行うに際して、突起
    部の高さと同じ高さを有し、上記突起部の周囲を囲む位
    置に配されたバンク部を更に形成することを特徴とする
    請求項21記載のプローブの製造方法。
  28. 【請求項28】 同一の高屈折率層にエッチングを行っ
    て、上記突起部と同じ材料からなり、上記突起部の周囲
    を囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを特
    徴とする請求項21記載のプローブの製造方法。
  29. 【請求項29】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 上記エッチングを行うに際して、上記突起部の周囲を囲
    む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転することで
    発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更に
    形成することを特徴とする請求項21記載のプローブの
    製造方法。
  30. 【請求項30】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型記
    録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退出
    側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項29記載のプローブの製造
    方法。
  31. 【請求項31】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項29記載のプローブの製
    造方法。
  32. 【請求項32】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録媒
    体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項29記載のプローブの製造
    方法。
  33. 【請求項33】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学素
    子の開口数に基づいて上記基板の回転型記録媒体退出側
    の端部と上記突起部の先端との長さが決定される第1の
    基板を用いることを特徴とする請求項29記載のプロー
    ブの製造方法。
  34. 【請求項34】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 同一の高屈折率層にエッチングを行って、上記突起部
    と、上記突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部
    と、回転型記録媒体と接するパッド部とを上記第1の基
    板の回転型記録媒体対向面に形成することを特徴とする
    請求項21記載のプローブの製造方法。
  35. 【請求項35】 上記エッチングを行うに際して、上記
    第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒体
    の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全体
    長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パッ
    ド部を形成することを特徴とする請求項34記載のプロ
    ーブの製造方法。
  36. 【請求項36】 上記中間層を除去した後、上記突起部
    及び基板の突起部形成面、或いは上記突起部のみに遮光
    膜を形成することを特徴とする請求項21載のプローブ
    の製造方法。
  37. 【請求項37】 上記中間層を除去した後、上記突起部
    の傾斜面及び基板の突起部形成面、或いは突起部の傾斜
    面のみに遮光膜を形成することを特徴とする請求項21
    記載のプローブの製造方法。
  38. 【請求項38】 上記中間層をパターニングするに際し
    て、作製する突起部の先端位置上の中間層を所定の厚さ
    とし、突起部の先端位置上以外の中間層を所定の厚さ以
    下の厚さとすることを特徴とする請求項21記載のプロ
    ーブの製造方法。
  39. 【請求項39】 光透過性を有する第1の基板と、支持
    層、上記支持層上に形成された中間層、上記中間層上に
    形成されGaP層からなる第2の基板と、を上記第1の
    基板と上記GaP層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれる支持層を除去し、 上記支持層を除去して露呈した上記中間層をパターニン
    グし、 パターニングして露呈した上記GaP層をエッチングし
    て第1の基板上に錐状の突起部を形成し、 上記パターニングされた中間層を除去して、第1の基板
    上にGaP層からなる錐状の突起部を備えるプローブを
    作製することを特徴とするプローブの製造方法。
  40. 【請求項40】 上記エッチングを行うに際して、外壁
    に複数のテーパ角度を有するように突起部を形成するこ
    とを特徴とする請求項39記載のプローブの製造方法。
  41. 【請求項41】 上記エッチングを行うに際して、突起
    部の高さと同じ高さを有し、上記突起部の周囲を囲む位
    置に配されたバンク部を更に形成することを特徴とする
    請求項39記載のプローブの製造方法。
  42. 【請求項42】 同一のGaP層にエッチングを行っ
    て、上記突起部と同じ材料からなり、上記突起部の周囲
    を囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを特
    徴とする請求項39記載のプローブの製造方法。
  43. 【請求項43】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 上記エッチングを行うに際して、上記突起部の周囲を囲
    む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転することで
    発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更に
    形成することを特徴とする請求項39記載のプローブの
    製造方法。
  44. 【請求項44】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型記
    録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退出
    側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項43記載のプローブの製造
    方法。
  45. 【請求項45】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項43記載のプローブの製
    造方法。
  46. 【請求項46】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録媒
    体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項43記載のプローブの製造
    方法。
  47. 【請求項47】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学素
    子の開口数に基づいて上記基板の回転型記録媒体退出側
    の端部と上記突起部の先端との長さが決定される第1の
    基板を用いることを特徴とする請求項43記載のプロー
    ブの製造方法。
  48. 【請求項48】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 同一のGaP層にエッチングを行って、上記突起部と、
    上記突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部と、回
    転型記録媒体と接するパッド部とを上記第1の基板の回
    転型記録媒体対向面に形成することを特徴とする請求項
    39記載のプローブの製造方法。
  49. 【請求項49】 上記エッチングを行うに際して、上記
    第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒体
    の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全体
    長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パッ
    ド部を形成することを特徴とする請求項48記載のプロ
    ーブの製造方法。
  50. 【請求項50】 上記中間層を除去した後、上記突起部
    及び基板の突起部形成面、或いは上記突起部のみに遮光
    膜を形成することを特徴とする請求項39記載のプロー
    ブの製造方法。
  51. 【請求項51】 上記中間層を除去した後、上記突起部
    の傾斜面及び基板の突起部形成面、或いは突起部の傾斜
    面のみに遮光膜を形成することを特徴とする請求項39
    記載のプローブの製造方法。
  52. 【請求項52】 上記中間層をパターニングするに際し
    て、作製する突起部の先端位置上の上記中間層を所定の
    厚さとし、突起部の先端位置上以外の上記中間層を所定
    の厚さ以下の厚さとすることを特徴とする請求項39記
    載のプローブの製造方法。
  53. 【請求項53】 光透過性を有する第1の基板と、上記
    第1の基板よりも屈折率が高く所定量の不純物が混入し
    た低濃度層、前記所定量の不純物よりも多い不純物が混
    入した高濃度層からなる第2の基板と、を上記第1の基
    板と上記低濃度層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれる高濃度層を除去し、 上記高濃度層を除去して露呈した上記低濃度層の表面に
    パターニング用材料を形成して当該パターニング用材料
    をパターニングし、パターニングして露呈した上記低濃
    度層をエッチングして第1の基板上に錐状の突起部を形
    成し、 上記パターニングされたパターニング用材料を除去し
    て、第1の基板上に低濃度層からなる錐状の突起部を備
    えるプローブを作製することを特徴とするプローブの製
    造方法。
  54. 【請求項54】 上記エッチングを行うに際して、外壁
    に複数のテーパ角度を有するように突起部を形成するこ
    とを特徴とする請求項53記載のプローブの製造方法。
  55. 【請求項55】 上記エッチングを行うに際して、突起
    部の高さと同じ高さを有し、上記突起部の周囲を囲む位
    置に配されたバンク部を更に形成することを特徴とする
    請求項53記載のプローブの製造方法。
  56. 【請求項56】 同一の低濃度層にエッチングを行っ
    て、上記突起部と同じ材料からなり、上記突起部の周囲
    を囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを特
    徴とする請求項53記載のプローブの製造方法。
  57. 【請求項57】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 上記エッチングを行うに際して、上記突起部の周囲を囲
    む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転することで
    発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更に
    形成することを特徴とする請求項53記載のプローブの
    製造方法。
  58. 【請求項58】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型記
    録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退出
    側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項57記載のプローブの製造
    方法。
  59. 【請求項59】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項57記載のプローブの製
    造方法。
  60. 【請求項60】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録媒
    体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項57記載のプローブの製造
    方法。
  61. 【請求項61】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学素
    子の開口数に基づいて上記基板の回転型記録媒体退出側
    の端部と上記突起部の先端との長さが決定される第1の
    基板を用いることを特徴とする請求項57記載のプロー
    ブの製造方法。
  62. 【請求項62】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 同一の低濃度層にエッチングを行って、上記突起部と、
    上記突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部と、回
    転型記録媒体と接するパッド部とを上記第1の基板の回
    転型記録媒体対向面に形成することを特徴とする請求項
    53載のプローブの製造方法。
  63. 【請求項63】 上記エッチングを行うに際して、上記
    第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒体
    の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全体
    長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パッ
    ド部を形成することを特徴とする請求項62記載のプロ
    ーブの製造方法。
  64. 【請求項64】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記突起部及び基板の突起部形成面、或いは上記突
    起部のみに遮光膜を形成することを特徴とする請求項5
    3記載のプローブの製造方法。
  65. 【請求項65】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記突起部の傾斜面及び基板の突起部形成面、或い
    は突起部の傾斜面のみに遮光膜を形成することを特徴と
    する請求項53記載のプローブの製造方法。
  66. 【請求項66】 上記パターニング用材料を形成するに
    際して、作製する突起部の先端位置上を所定の厚さと
    し、突起部の先端位置上以外を所定の厚さ以下の厚さと
    することを特徴とする請求項53記載のプローブの製造
    方法。
  67. 【請求項67】 光透過性を有する第1の基板と、上記
    第1の基板よりも屈折率の高いn型Si層とp型Si層
    からなる第2の基板と、を上記第1の基板と上記n型S
    i層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれるp型Si層を除去し、 上記p型Si層を除去して露呈した上記n型Si層の表
    面にパターニング用材料を形成して当該パターニング用
    材料をパターニングし、 パターニングして露呈した上記n型Si層をエッチング
    して第1の基板上に錐状の突起部を形成し、 上記パターニングされたパターニング用材料を除去し
    て、第1の基板上にn型Si層からなる錐状の突起部を
    備えるプローブを作製することを特徴とするプローブの
    製造方法。
  68. 【請求項68】 上記エッチングを行うに際して、外壁
    に複数のテーパ角度を有するように突起部を形成するこ
    とを特徴とする請求項67記載のプローブの製造方法。
  69. 【請求項69】 上記エッチングを行うに際して、上記
    突起部の高さと同じ高さを有し、上記突起部の周囲を囲
    む位置に配されたバンク部を更に形成することを特徴と
    する請求項67記載のプローブの製造方法。
  70. 【請求項70】 同一のn型Si層にエッチングを行っ
    て、上記突起部と同じ材料からなり、上記突起部の周囲
    を囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを特
    徴とする請求項67記載のプローブの製造方法。
  71. 【請求項71】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 上記エッチングを行うに際して、上記突起部の周囲を囲
    む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転することで
    発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更に
    形成することを特徴とする請求項67記載のプローブの
    製造方法。
  72. 【請求項72】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型記
    録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退出
    側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項71記載のプローブの製造
    方法。
  73. 【請求項73】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項71記載のプローブの製
    造方法。
  74. 【請求項74】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録媒
    体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項71記載のプローブの製造
    方法。
  75. 【請求項75】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学素
    子の開口数に基づいて上記基板の回転型記録媒体退出側
    の端部と上記突起部の先端との長さが決定される第1の
    基板を用いることを特徴とする請求項71記載のプロー
    ブの製造方法。
  76. 【請求項76】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 同一のn型Si層にエッチングを行って、上記突起部
    と、上記突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部
    と、回転型記録媒体と接するパッド部とを上記第1の基
    板の回転型記録媒体対向面に形成することを特徴とする
    請求項67記載のプローブの製造方法。
  77. 【請求項77】 上記エッチングを行うに際して、上記
    第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒体
    の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全体
    長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パッ
    ド部を形成することを特徴とする請求項76記載のプロ
    ーブの製造方法。
  78. 【請求項78】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記突起部及び基板の突起部形成面、或いは上記突
    起部のみに遮光膜を形成することを特徴とする請求項6
    7記載のプローブの製造方法。
  79. 【請求項79】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記突起部の傾斜面及び上記第1の基板の突起部形
    成面、或いは突起部の傾斜面のみに遮光膜を形成するこ
    とを特徴とする請求項67記載のプローブの製造方法。
  80. 【請求項80】 上記パターニング用材料を形成するに
    際して、作製する突起部の先端位置上を所定の厚さと
    し、突起部の先端位置上以外を所定の厚さ以下の厚さと
    することを特徴とする請求項67記載のプローブの製造
    方法。
  81. 【請求項81】 光透過性を有する第1の基板と、上記
    第1の基板よりも屈折率の高い高濃度p型Si層とn型
    Si層からなる第2の基板と、を上記第1の基板と上記
    高濃度p型Si層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれるn型Si層を除去し、 上記n型Si層を除去して露呈した上記高濃度p型Si
    層の表面にパターニング用材料を形成して当該パターニ
    ング用材料をパターニングし、 パターニングして露呈した上記高濃度p型Si層をエッ
    チングして第1の基板上に錐状の突起部を形成し、 上記パターニングされたパターニング用材料を除去し
    て、第1の基板上に上記高濃度p型Si層からなる錐状
    の突起部を備えるプローブを作製することを特徴とする
    プローブの製造方法。
  82. 【請求項82】 上記エッチングを行うに際して、外壁
    に複数のテーパ角度を有するように突起部を形成するこ
    とを特徴とする請求項81記載のプローブの製造方法。
  83. 【請求項83】 上記エッチングを行うに際して、突起
    部の高さと同じ高さを有し、上記突起部の周囲を囲む位
    置に配されたバンク部を更に形成することを特徴とする
    請求項81記載のプローブの製造方法。
  84. 【請求項84】 同一の高濃度p型Si層にエッチング
    を行って、上記突起部と同じ材料からなり、上記突起部
    の周囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成するこ
    とを特徴とする請求項81記載のプローブの製造方法。
  85. 【請求項85】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 上記エッチングを行うに際して、上記突起部の周囲を囲
    む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転することで
    発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更に
    形成することを特徴とする請求項81記載のプローブの
    製造方法。
  86. 【請求項86】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型記
    録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退出
    側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項85記載のプローブの製造
    方法。
  87. 【請求項87】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項85記載のプローブの製
    造方法。
  88. 【請求項88】 上記エッチングを行うに際して、回転
    型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録媒
    体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形成
    することを特徴とする請求項85記載のプローブの製造
    方法。
  89. 【請求項89】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学素
    子の開口数に基づいて、回転型記録媒体進行方向におけ
    る長さが決定される第1の基板を用いることを特徴とす
    る請求項85記載のプローブの製造方法。
  90. 【請求項90】 上記突起部の先端側に、情報を記録す
    る回転型記録媒体が配されるプローブの製造方法であっ
    て、 同一の高濃度p型Si層にエッチングを行って、上記突
    起部と、上記突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク
    部と、回転型記録媒体と接するパッド部とを上記第1の
    基板の回転型記録媒体対向面に形成することを特徴とす
    る請求項81記載のプローブの製造方法。
  91. 【請求項91】 上記エッチングを行うに際して、上記
    第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒体
    の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全体
    長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パッ
    ド部を形成することを特徴とする請求項90記載のプロ
    ーブの製造方法。
  92. 【請求項92】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記突起部及び基板の突起部形成面、或いは上記突
    起部のみに遮光膜を形成することを特徴とする請求項8
    1記載のプローブの製造方法。
  93. 【請求項93】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記突起部の傾斜面及び基板の突起部形成面、或い
    は突起部の傾斜面のみに遮光膜を形成することを特徴と
    する請求項81記載のプローブの製造方法。
  94. 【請求項94】 上記パターニング用材料を形成するに
    際して、作製する突起部の先端位置上を所定の厚さと
    し、突起部の先端位置上以外を所定の厚さ以下の厚さと
    することを特徴とする請求項81記載のプローブの製造
    方法。
  95. 【請求項95】 光透過性を有する基板と、 上記基板上に形成され、上記基板よりも屈折率が高い材
    料からなり、先端位置が揃った錐状の複数の突起部とを
    備え、 上記各突起部は、上記基板からの光を入射して、先端部
    分で近接場光、或いは伝搬光、或いは近接場光及び伝搬
    光の両方を発生させることを特徴とするプローブアレ
    イ。
  96. 【請求項96】 上記各突起部は、上記基板よりも屈折
    率が高い単結晶材料からなることを特徴とする請求項9
    5記載のプローブアレイ。
  97. 【請求項97】 上記各突起部は、上記基板よりも屈折
    率が高い単結晶Si(硅素)からなることを特徴とする
    請求項95記載のプローブアレイ。
  98. 【請求項98】 上記各突起部は、GaP層からなるこ
    とを特徴とする請求項95記載のプローブアレイ。
  99. 【請求項99】 上記各突起部は、上記基板よりも屈折
    率が高い材料に所定量の不純物が混入した材料からなる
    ことを特徴とする請求項95記載のプローブアレイ。
  100. 【請求項100】 上記各突起部は、上記基板よりも屈
    折率の高いn型Si材料からなることを特徴とする請求
    項95記載のプローブアレイ。
  101. 【請求項101】 上記各突起部は、上記基板よりも屈
    折率の高い高濃度p型Si材料からなることを特徴とす
    る請求項95記載のプローブアレイ。
  102. 【請求項102】 上記各突起部は、その外壁に複数の
    テーパ角度を有することを特徴とする請求項95記載の
    プローブアレイ。
  103. 【請求項103】 上記各突起部の高さと同じ高さを有
    し、上記各突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部
    を更に備えることを特徴とする請求項95記載のプロー
    ブアレイ。
  104. 【請求項104】 上記各突起部と同じ材料からなり、
    上記各突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部を更
    に備えることを特徴とする請求項95記載のプローブア
    レイ。
  105. 【請求項105】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイであっ
    て、 上記各突起部の周囲を囲む位置に配され、上記回転型記
    録媒体が回転することで発生する空気流の流出側に開口
    を設けたバンク部を更に備えることを特徴とする請求項
    95記載のプローブアレイ。
  106. 【請求項106】 上記各突起部は、その先端と上記バ
    ンク部の回転型記録媒体退出側の端部とが、回転型記録
    媒体進入方向と直交する方向において一致する位置又は
    回転型記録媒体進入側の位置に設けられることを特徴と
    する請求項105記載のプローブアレイ。
  107. 【請求項107】 上記バンク部は、回転型記録媒体退
    出側の端部に、上記基板の回転型記録媒体進入側から上
    記基板の回転型記録媒体退出側に向かって傾斜したテー
    パ部を有することを特徴とする請求項105記載のプロ
    ーブアレイ。
  108. 【請求項108】 上記バンク部は、回転型記録媒体進
    入側のバンクに、上記基板の回転型記録媒体進入側から
    上記基板の回転型記録媒体退出側に向かって傾斜したテ
    ーパ部を有することを特徴とする請求項105記載のプ
    ローブアレイ。
  109. 【請求項109】 上記バンク部は、回転型記録媒体進
    入方向と略平行なバンクに、回転型記録媒体の径方向に
    傾斜したテーパ部を有することを特徴とする請求項10
    5記載のプローブアレイ。
  110. 【請求項110】 上記基板の回転型記録媒体退出側の
    端部と上記各突起部の先端との長さは、上記基板の厚
    さ、屈折率及び光を入射する光学素子の開口数に基づい
    て決定されることを特徴とする請求項105記載のプロ
    ーブアレイ。
  111. 【請求項111】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイであっ
    て、 上記各突起部と同じ材料からなり、上記各突起部の周囲
    を囲む位置に配されたバンク部と、 上記各突起部と同じ材料からなり、回転型記録媒体と接
    するパッド部とを更に備えることを特徴とする請求項9
    5記載のプローブアレイ。
  112. 【請求項112】 上記パッド部は、上記基板の回転型
    記録媒体の進入端と回転型記録媒体の退出端との間の中
    心位置、若しくは中心位置から全体長さを1としたとき
    の±0.1の範囲の位置に形成されることを特徴とする
    請求項111記載のプローブアレイ。
  113. 【請求項113】 上記各突起部及び基板の突起部形成
    面、或いは上記各突起部のみに遮光膜を形成したことを
    特徴とする請求項95記載のプローブアレイ。
  114. 【請求項114】 上記各突起部の傾斜面及び基板の突
    起部形成面、或いは上記各突起部の傾斜面のみに遮光膜
    を形成したことを特徴とする請求項95記載のプローブ
    アレイ。
  115. 【請求項115】 光透過性を有する第1の基板と、上
    記第1の基板よりも屈折率が高い高屈折率層、上記高屈
    折率層上に積層された中間層、上記中間層上に積層され
    た支持層からなる第2の基板と、を上記第1の基板と上
    記高屈折率層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれる支持層を除去し、 上記支持層を除去して露呈した上記中間層をパターニン
    グし、 パターニングして露呈した上記高屈折率層をエッチング
    して第1の基板上に錐状の突起部を複数形成し、 上記パターニングされた中間層を除去して、第1の基板
    上に高屈折率層からなる錐状の突起部を複数備えるプロ
    ーブアレイを作製することを特徴とするプローブアレイ
    の製造方法。
  116. 【請求項116】 上記第2の基板は、上記高屈折率層
    がSiであって、上記中間層がSiO2であることを特
    徴とする請求項115記載のプローブアレイの製造方
    法。
  117. 【請求項117】 上記第2の基板は、上記高屈折率層
    がGaP層であって、上記中間層がSiO2であること
    を特徴とする請求項115記載のプローブアレイの製造
    方法。
  118. 【請求項118】 上記第2の基板は、上記高屈折率層
    が単結晶材料であって、上記中間層がSiO2であっ
    て、上記支持層がSiであることを特徴とする請求項1
    15記載のプローブアレイの製造方法。
  119. 【請求項119】 上記第2の基板は、上記高屈折率層
    が単結晶Siであって、上記中間層がSiO2であっ
    て、上記支持層がSiであることを特徴とする請求項1
    15記載のプローブアレイの製造方法。
  120. 【請求項120】 上記エッチングを行うに際して、外
    壁に複数のテーパ角度を有するように各突起部を形成す
    ることを特徴とする請求項115記載のプローブアレイ
    の製造方法。
  121. 【請求項121】 上記エッチングを行うに際して、各
    突起部の高さと同じ高さを有し、上記各突起部の周囲を
    囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを特徴
    とする請求項115記載のプローブアレイの製造方法。
  122. 【請求項122】 同一の高屈折率層にエッチングを行
    って、上記各突起部と同じ材料からなり、上記各突起部
    の周囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成するこ
    とを特徴とする請求項115記載のプローブアレイの製
    造方法。
  123. 【請求項123】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 上記エッチングを行うに際して、上記各突起部の周囲を
    囲む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転すること
    で発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更
    に形成することを特徴とする請求項115記載のプロー
    ブアレイの製造方法。
  124. 【請求項124】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項123記載のプローブア
    レイの製造方法。
  125. 【請求項125】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転
    型記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体
    退出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を
    形成することを特徴とする請求項123記載のプローブ
    アレイの製造方法。
  126. 【請求項126】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録
    媒体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項123記載のプローブア
    レイの製造方法。
  127. 【請求項127】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学
    素子の開口数に基づいて、回転型記録媒体進行方向にお
    ける長さが決定される第1の基板を用いることを特徴と
    する請求項123記載のプローブアレイの製造方法。
  128. 【請求項128】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 同一の高屈折率層エッチングを行って、上記各突起部
    と、上記各突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部
    と、回転型記録媒体に接するパッド部とを上記第1の基
    板の回転型記録媒体対向面に形成することを特徴とする
    請求項115記載のプローブアレイの製造方法。
  129. 【請求項129】 上記エッチングを行うに際して、上
    記第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒
    体の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全
    体長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パ
    ッド部を形成することを特徴とする請求項128記載の
    プローブアレイの製造方法。
  130. 【請求項130】 上記中間層を除去した後、上記各突
    起部及び基板の突起部形成面、或いは上記各突起部のみ
    に遮光膜を形成することを特徴とする請求項115記載
    のプローブアレイの製造方法。
  131. 【請求項131】 上記中間層を除去した後、上記各突
    起部の傾斜面及び基板の突起部形成面、或いは上記各突
    起部の傾斜面のみに遮光膜を形成することを特徴とする
    請求項115記載のプローブアレイの製造方法。
  132. 【請求項132】 上記中間層をパターニングするに際
    して、作製する上記各突起部の先端位置上の中間層を所
    定の厚さとし、上記各突起部の先端位置上以外の中間層
    を所定の厚さ以下の厚さとすることを特徴とする請求項
    115記載のプローブアレイの製造方法。
  133. 【請求項133】 光透過性を有する第1の基板と、支
    持層、上記支持層上に形成された中間層、上記中間層上
    に形成されGaP層からなる第2の基板と、を上記第1
    の基板と上記GaP層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれる支持層を除去し、 上記支持層を除去して露呈した上記中間層をパターニン
    グし、 パターニングして露呈した上記GaP層をエッチングし
    て第1の基板上に錐状の突起部を複数形成し、 上記パターニングされた中間層を除去して、第1の基板
    上にGaP層からなる錐状の突起部を複数備えるプロー
    ブアレイを作製することを特徴とするプローブアレイの
    製造方法。
  134. 【請求項134】 上記エッチングを行うに際して、外
    壁に複数のテーパ角度を有するように上記各突起部を形
    成することを特徴とする請求項133記載のプローブア
    レイの製造方法。
  135. 【請求項135】 上記エッチングを行うに際して、上
    記各突起部の高さと同じ高さを有し、上記各突起部の周
    囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを
    特徴とする請求項133記載のプローブアレイの製造方
    法。
  136. 【請求項136】 同一のGaP層にエッチングを行っ
    て、上記各突起部と同じ材料からなり、上記各突起部の
    周囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成すること
    を特徴とする請求項133記載のプローブアレイの製造
    方法。
  137. 【請求項137】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 上記エッチングを行うに際して、上記各突起部の周囲を
    囲む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転すること
    で発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更
    に形成することを特徴とする請求項133記載のプロー
    ブアレイの製造方法。
  138. 【請求項138】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項137記載のプローブア
    レイの製造方法。
  139. 【請求項139】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転
    型記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体
    退出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を
    形成することを特徴とする請求項137記載のプローブ
    アレイの製造方法。
  140. 【請求項140】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録
    媒体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項137記載のプローブア
    レイの製造方法。
  141. 【請求項141】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学
    素子の開口数に基づいて、回転型記録媒体進行方向にお
    ける長さが決定される第1の基板を用いることを特徴と
    する請求項137記載のプローブの製造方法。
  142. 【請求項142】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 同一のGaP層にエッチングを行って、上記各突起部
    と、上記各突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部
    と、回転型記録媒体に接するパッド部とを上記第1の基
    板の回転型記録媒体対向面に形成することを特徴とする
    請求項133記載のプローブアレイの製造方法。
  143. 【請求項143】 上記エッチングを行うに際して、上
    記第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒
    体の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全
    体長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パ
    ッド部を形成することを特徴とする請求項142記載の
    プローブアレイの製造方法。
  144. 【請求項144】 上記中間層を除去した後、上記各突
    起部及び基板の突起部形成面、或いは上記各突起部のみ
    に遮光膜を形成することを特徴とする請求項133記載
    のプローブアレイの製造方法。
  145. 【請求項145】 上記中間層を除去した後、上記各突
    起部の傾斜面及び基板の突起部形成面、或いは上記各突
    起部の傾斜面のみに遮光膜を形成することを特徴とする
    請求項133記載のプローブアレイの製造方法。
  146. 【請求項146】 上記中間層をパターニングするに際
    して、作製する上記各突起部の先端位置上の上記中間層
    を所定の厚さとし、上記各突起部の先端位置上以外の上
    記中間層を所定の厚さ以下の厚さとすることを特徴とす
    る請求項133記載のプローブアレイの製造方法。
  147. 【請求項147】 光透過性を有する第1の基板と、上
    記第1の基板よりも屈折率が高く所定量の不純物が混入
    した低濃度層、前記所定量の不純物よりも多い不純物が
    混入した高濃度層からなる第2の基板と、を上記第1の
    基板と上記低濃度層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれる高濃度層を除去し、 上記高濃度層を除去して露呈した上記低濃度層の表面に
    パターニング用材料を形成して当該パターニング用材料
    をパターニングし、 パターニングして露呈した上記低濃度層をエッチングし
    て第1の基板上に錐状の突起部を複数形成し、 上記パターニングされたパターニング用材料を除去し
    て、第1の基板上に低濃度層からなる錐状の突起部を複
    数備えるプローブアレイを作製することを特徴とするプ
    ローブアレイの製造方法。
  148. 【請求項148】 上記エッチングを行うに際して、外
    壁に複数のテーパ角度を有するように上記各突起部を形
    成することを特徴とする請求項147記載のプローブア
    レイの製造方法。
  149. 【請求項149】 上記エッチングを行うに際して、上
    記各突起部の高さと同じ高さを有し、上記各突起部の周
    囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを
    特徴とする請求項147記載のプローブアレイの製造方
    法。
  150. 【請求項150】 同一の低濃度層にエッチングを行っ
    て、上記各突起部と同じ材料からなり、上記各突起部の
    周囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成すること
    を特徴とする請求項147記載のプローブアレイの製造
    方法。
  151. 【請求項151】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 上記エッチングを行うに際して、上記各突起部の周囲を
    囲む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転すること
    で発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更
    に形成することを特徴とする請求項147記載のプロー
    ブアレイの製造方法。
  152. 【請求項152】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項151記載のプローブア
    レイの製造方法。
  153. 【請求項153】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転
    型記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体
    退出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を
    形成することを特徴とする請求項151記載のプローブ
    アレイの製造方法。
  154. 【請求項154】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録
    媒体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項151記載のプローブア
    レイの製造方法。
  155. 【請求項155】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学
    素子の開口数に基づいて、回転型記録媒体進行方向にお
    ける長さが決定される第1の基板を用いることを特徴と
    する請求項151記載のプローブの製造方法。
  156. 【請求項156】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 同一の低濃度層にエッチングを行って、上記各突起部
    と、上記各突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部
    と、回転型記録媒体に接するパッド部とを上記第1の基
    板の回転型記録媒体対向面に形成することを特徴とする
    請求項147記載のプローブアレイの製造方法。
  157. 【請求項157】 上記エッチングを行うに際して、上
    記第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒
    体の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全
    体長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パ
    ッド部を形成することを特徴とする請求項156記載の
    プローブアレイの製造方法。
  158. 【請求項158】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記各突起部及び基板の突起部形成面、或いは上記
    各突起部のみに遮光膜を形成することを特徴とする請求
    項147記載のプローブアレイの製造方法。
  159. 【請求項159】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記各突起部の傾斜面及び基板の突起部形成面、或
    いは上記各突起部の傾斜面のみに遮光膜を形成すること
    を特徴とする請求項147記載のプローブアレイの製造
    方法。
  160. 【請求項160】 上記パターニング用材料を形成する
    に際して、作製する上記各突起部の先端位置上を所定の
    厚さとし、上記各突起部の先端位置上以外を所定の厚さ
    以下の厚さとすることを特徴とする請求項147記載の
    プローブアレイの製造方法。
  161. 【請求項161】 光透過性を有する第1の基板と、上
    記第1の基板よりも屈折率の高いn型Si層とp型Si
    層からなる第2の基板と、を上記第1の基板と上記n型
    Si層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれるp型Si層を除去し、 上記p型Si層を除去して露呈した上記n型Si層の表
    面にパターニング用材料を形成して当該パターニング用
    材料をパターニングし、 パターニングして露呈した上記n型Si層をエッチング
    して第1の基板上に錐状の突起部を複数形成し、 上記パターニングされたパターニング用材料を除去し
    て、第1の基板上にn型Si層からなる錐状の突起部を
    複数備えるプローブアレイを作製することを特徴とする
    プローブアレイの製造方法。
  162. 【請求項162】 上記エッチングを行うに際して、外
    壁に複数のテーパ角度を有するように上記各突起部を形
    成することを特徴とする請求項161記載のプローブア
    レイの製造方法。
  163. 【請求項163】 上記エッチングを行うに際して、上
    記各突起部の高さと同じ高さを有し、上記各突起部の周
    囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを
    特徴とする請求項161記載のプローブアレイの製造方
    法。
  164. 【請求項164】 同一のn型Si層にエッチングを行
    って、上記各突起部と同じ材料からなり、上記各突起部
    の周囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成するこ
    とを特徴とする請求項161記載のプローブアレイの製
    造方法。
  165. 【請求項165】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 上記エッチングを行うに際して、上記各突起部の周囲を
    囲む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転すること
    で発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更
    に形成することを特徴とする請求項161記載のプロー
    ブアレイの製造方法。
  166. 【請求項166】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項165記載のプローブア
    レイの製造方法。
  167. 【請求項167】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転
    型記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体
    退出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を
    形成することを特徴とする請求項165記載のプローブ
    アレイの製造方法。
  168. 【請求項168】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録
    媒体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項165記載のプローブア
    レイの製造方法。
  169. 【請求項169】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学
    素子の開口数に基づいて、回転型記録媒体進行方向にお
    ける長さが決定される第1の基板を用いることを特徴と
    する請求項165記載のプローブアレイの製造方法。
  170. 【請求項170】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、同一のn型Si層にエッチングを行っ
    て、上記各突起部と、上記各突起部の周囲を囲む位置に
    配されたバンク部と、回転型記録媒体に接するパッド部
    とを上記第1の基板の回転型記録媒体対向面に形成する
    ことを特徴とする請求項161記載のプローブアレイの
    製造方法。
  171. 【請求項171】 上記エッチングを行うに際して、上
    記第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒
    体の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全
    体長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パ
    ッド部を形成することを特徴とする請求項170記載の
    プローブアレイの製造方法。
  172. 【請求項172】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記各突起部及び基板の突起部形成面、或いは上記
    各突起部のみに遮光膜を形成することを特徴とする請求
    項161記載のプローブアレイの製造方法。
  173. 【請求項173】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記各突起部の傾斜面及び基板の突起部形成面、或
    いは上記各突起部の傾斜面のみに遮光膜を形成すること
    を特徴とする請求項161記載のプローブアレイの製造
    方法。
  174. 【請求項174】 上記パターニング用材料を形成する
    に際して、作製する上記各突起部の先端位置上を所定の
    厚さとし、上記各突起部の先端位置上以外を所定の厚さ
    以下の厚さとすることを特徴とする請求項161記載の
    プローブアレイの製造方法。
  175. 【請求項175】 光透過性を有する第1の基板と、上
    記第1の基板よりも屈折率の高い高濃度p型Si層とn
    型Si層からなる第2の基板と、を上記第1の基板と上
    記高濃度p型Si層とを接触させて接合し、 上記第2の基板に含まれるn型Si層を除去し、 上記n型Si層を除去して露呈した上記高濃度p型Si
    層の表面にパターニング用材料を形成して当該パターニ
    ング用材料をパターニングし、 パターニングして露呈した上記高濃度p型Si層をエッ
    チングして第1の基板上に錐状の突起部を複数形成し、 上記パターニングされたパターニング用材料を除去し
    て、第1の基板上に上記高濃度p型Si層からなる錐状
    の突起部を複数備えるプローブアレイを作製することを
    特徴とするプローブアレイの製造方法。
  176. 【請求項176】 上記エッチングを行うに際して、外
    壁に複数のテーパ角度を有するように上記各突起部を形
    成することを特徴とする請求項175記載のプローブア
    レイの製造方法。
  177. 【請求項177】 上記エッチングを行うに際して、上
    記各突起部の高さと同じ高さを有し、上記各突起部の周
    囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成することを
    特徴とする請求項175記載のプローブアレイの製造方
    法。
  178. 【請求項178】 同一の高濃度p型Si層にエッチン
    グを行って、上記各突起部と同じ材料からなり、上記各
    突起部の周囲を囲む位置に配されたバンク部を更に形成
    することを特徴とする請求項175記載のプローブアレ
    イの製造方法。
  179. 【請求項179】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 上記エッチングを行うに際して、上記各突起部の周囲を
    囲む位置に配され、上記回転型記録媒体が回転すること
    で発生する空気流の流出側に開口を設けたバンク部を更
    に形成することを特徴とする請求項175記載のプロー
    ブアレイの製造方法。
  180. 【請求項180】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体退出側の端部に、上記第1の基板の回転型
    記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体退
    出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項179記載のプローブア
    レイの製造方法。
  181. 【請求項181】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入側のバンクに、上記第1の基板の回転
    型記録媒体進入側から上記第1の基板の回転型記録媒体
    退出側に向かって傾斜したテーパ部を有するバンク部を
    形成することを特徴とする請求項179記載のプローブ
    アレイの製造方法。
  182. 【請求項182】 上記エッチングを行うに際して、回
    転型記録媒体進入方向と略平行なバンクに、回転型記録
    媒体の径方向に傾斜したテーパ部を有するバンク部を形
    成することを特徴とする請求項179記載のプローブア
    レイの製造方法。
  183. 【請求項183】 厚さ、屈折率及び光を入射する光学
    素子の開口数に基づいて、回転型記録媒体進行方向にお
    ける長さが決定される第1の基板を用いることを特徴と
    する請求項179記載のプローブアレイの製造方法。
  184. 【請求項184】 上記各突起部の先端側に、情報を記
    録する回転型記録媒体が配されるプローブアレイの製造
    方法であって、 同一の高濃度p型Si層にエッチングを行って、上記各
    突起部と、上記各突起部の周囲を囲む位置に配されたバ
    ンク部と、回転型記録媒体に接するパッド部とを上記第
    1の基板の回転型記録媒体対向面に形成することを特徴
    とする請求項175記載のプローブアレイの製造方法。
  185. 【請求項185】 上記エッチングを行うに際して、上
    記第1の基板の回転型記録媒体の進入端と回転型記録媒
    体の退出端との間の中心位置、若しくは中心位置から全
    体長さを1としたときの±0.1の範囲の位置に上記パ
    ッド部を形成することを特徴とする請求項184記載の
    プローブアレイの製造方法。
  186. 【請求項186】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記各突起部及び基板の突起部形成面、或いは上記
    各突起部のみに遮光膜を形成することを特徴とする請求
    項175記載のプローブアレイの製造方法。
  187. 【請求項187】 上記パターニング用材料を除去した
    後、上記各突起部の傾斜面及び基板の突起部形成面、或
    いは上記各突起部の傾斜面のみに遮光膜を形成すること
    を特徴とする請求項175記載のプローブアレイの製造
    方法。
  188. 【請求項188】 上記パターニング用材料を形成する
    に際して、作製する上記各突起部の先端位置上を所定の
    厚さとし、上記各突起部の先端位置上以外を所定の厚さ
    以下の厚さとすることを特徴とする請求項175記載の
    プローブアレイの製造方法。
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