JP2002245648A - 光ピックアップスライダ - Google Patents

光ピックアップスライダ

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JP2002245648A
JP2002245648A JP2001039028A JP2001039028A JP2002245648A JP 2002245648 A JP2002245648 A JP 2002245648A JP 2001039028 A JP2001039028 A JP 2001039028A JP 2001039028 A JP2001039028 A JP 2001039028A JP 2002245648 A JP2002245648 A JP 2002245648A
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optical pickup
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Application number
JP2001039028A
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English (en)
Inventor
Junichi Takahashi
淳一 高橋
Takashi Yatsui
崇 八井
Motonobu Korogi
元伸 興梠
Genichi Otsu
元一 大津
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Kanagawa Academy of Science and Technology
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Kanagawa Academy of Science and Technology
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】(集光するレンズ主情報記録媒体と平行に設置
することで)基板との距離を最適な値に設定する。 【解決手段】 光ピックアップスライダ5は、サスペン
ション6を介してアーム7に取り付けられている。情報
記録媒体8が回転すると、空気の粘性により情報記録媒
体表面8に空気流が生じる。これにより光ピックアップ
スライダ5に浮力が生じ、先端が持ち上がる。このと
き、先に形成した微小開口4を有するプローブ先端面9
が情報記録媒体表面8と平行になるように、光ピックア
ップスライダ5の形状、情報記録媒体8の回転数などを
設計しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ピックアップ
スライダに関する。
【0002】
【従来の技術】“日経エレクトロニクス,1997.3.10(n
o.684),p141-151,柳沢雅弘著,「HDDのコンタクト
記録技術で、信頼性確保にメド 面記録密度20Gビッ
ト/(インチ)に向ける」”に開示の技術では、図1
に示すような光ピックアップスライダを用い、図2に示
すように、記録/再生素子と情報記録媒体の表面との間
の距離を小さくするために、両者を接触させる手段を採
っている。この場合、磁気記録/再生素子の底面と情報
記録媒体表面とは平行に設置されることとなる。
【0003】図3には、従来の一般的な磁気ハードディ
スクのフライングヘッドを示している。光ピックアップ
スライダの後端に磁気記録/再生素子が取り付けられて
いるもので、空気流により光ピックアップスライダ底面
の圧力が高まり、光ピックアップスライダは浮上する
が、そのとき、先端(情報記録媒体が向かって来る方
向)が後端よりも持ち上がり、情報記録媒体の表面から
の距離が大きくなる。しかし、記録/再生素子は光ピッ
クアップスライダの後端に取り付けられているので、情
報記録媒体の表面からの距離は離れない。したがって、
線記録密度が低くなることなく、記録/再生が行われ
る。
【0004】特開2000-03425公報には、図4に示すよう
に、前記した図3の技術を近接場光プローブ光ピックア
ップスライダに適用したものが開示されている。この近
接場光プローブ光ピックアップスライダには、高屈折率
材料で作製された突起型近接場光プローブ201が光透
過性基板205に設けられている。このプローブ201
へは対物レンズ202によりレーザ光線が集光される。
情報記録媒体204に情報を書き込む、あるいは、読み
取るのに充分な近接場光がプローブ201から情報記録
媒体204に対して発せられるためには、プローブ20
1の光透過性基板205側面に照射される光エネルギー
を高くしなければいけない。そのためには、レーザ光を
集光する対物レンズ202の開口数はある程度高く(概
略0.65以上)なければいけない。光透過性基板205は
強度的な強さも必要なので、その厚みは0.4mm程度必要
である。この対物レンズ202の開口数と光透過性基板
205の厚みから、突起型のプローブ201は基板端面
203から数百μm以上は離れていなければいけない。
【0005】図5は、前記した図1、図2に開示の技術
のコンタクト型磁気ヘッド(光ピックアップスライダ)
を近接場光プローブの応用したものを示す。符号206
がプローブ、符号207はプローブ206へレーザ光線
を集光させる対物レンズである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した従来技術
では、先に述べた理由により、突起型プローブ201は
光透光性基板205の後端から数百μm離れたところに
設置されている。したがって、実際の光ピックアップス
ライダでは、図4とは異なり、基板205の後端が情報
記録媒体204に接触してしまい、プローブ201の先
端は情報記録媒体204の表面から数十μm程度、遠く
離れてしまう。近接場光メモリに要求されている記録密
度からすると、光スポット径は500nm以下でなければい
けない。一方、近接場光は光スポット径の大きさとほぼ
同じ距離まで到達することができない。したがって、プ
ローブ201先端と情報記録媒体204表面間の距離は
500nm以下でなければいけない。しかし、前記の理由に
より、これを満たすことができない。
【0007】これを避けるために、図6に示すように、
光透光性基板205の後端に近い部分208を、情報記
録媒体204に接触しないように削ることが考えられ
る。
【0008】しかし、このようにしても、プローブ20
1をアレイ化した場合、光ピックアップスライダ先端に
近い近接場プローブの先端と情報記録媒体204間の距
離は遠くなってしまい、先に述べた問題が生じる。ま
た、プローブ201先端の面と情報記録媒体204の表
面とは平行にならない。この場合、プローブ201先端
に存在する近接場光の一部しか情報記録媒体204に到
達せず、光利用効率のよい記録/再生が行われなくな
る。
【0009】このような不具合を解決するために、図5
で示したように、コンタクト型光ピックアップスライダ
を採用することが考えられる。しかし、この手段は、プ
ローブ206と情報記録媒体209の表面とが接触する
ため、摩擦・摩耗(いわゆるトライボロジー)の点で困
難な面が多く、未だ充分な信頼性、耐久性が得られな
い。
【0010】また、図7に示すように、光ピックアップ
スライダ210のプローブ215の先端面211とその
反対側の面212との両方が、光ピックアップスライダ
210の浮上中に情報記録媒体213と平行になってい
ない場合を考える。このような構成の場合、対物レンズ
214が情報記録媒体213に平行に設置されると、プ
ローブ215の光透光性基板218側の面216で集光
光に収差が生じる。このため、プローブ215から先端
に生じる近接場光217の光利用効率が悪くなったり、
あるいはスポット径が大きくなったり(つまり記録密度
が低下する)する。これを逃れるため、図8のように対
物レンズ214を情報記録媒体213とは非平行にし
て、光透光性基板218へのレーザ光の入射角を傾ける
手段が考えられる。
【0011】しかし、この角度を制御するために微妙な
角度調節が必要など、製造上の工程が複雑になる。
【0012】この発明の目的は、プローブをアレイ化し
た場合でも使用可能で、光利用効率、信頼性、耐久性の
点でも問題がない光ピックアップスライダを提供するこ
とである。
【0013】この発明の目的は、記録光又は再生光を集
光するレンズも情報記録媒体と平行に設置し、複雑な角
度調節を必要としないようにすることである。
【0014】この発明の目的は、記録光又は再生光を集
光するレンズも情報記録媒体と平行に設置し、複雑な角
度調節を必要としないようにして、近接場光、伝搬光を
発生させることを可能とすることである。
【0015】この発明の目的は、基板に入射する光から
開口部分で近接場光、伝搬光を発生させることである。
【0016】この発明の目的は、プローブを基板より屈
折率が大きい突起形状で実現することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、アームに支持されて情報記録媒体の記録光又は再生
光を照射する浮上型の光ピックアップスライダにおい
て、前記情報記録媒体の回転により発生する空気流によ
り生じる浮力で前記情報記録媒体に対して浮上している
ときには、当該光ピックアップスライダの前記記録光又
は再生光の照射を行うプローブの先端部分の面は前記情
報記録媒体の表面とほぼ平行に位置することを特徴とす
る光ピックアップスライダである。
【0018】したがって、プローブの先端部分の面と情
報記録媒体の表面とをほぼ平行にできるので、プローブ
をアレイ化した場合でも使用可能で、光利用効率、信頼
性、耐久性の点でも問題がない光ピックアップスライダ
を提供できる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光ピックアップスライダにおいて、前記浮上の際には
前記記録光又は再生光の入射面も前記情報記録媒体の表
面とほぼ平行に位置することを特徴とする。
【0020】したがって、記録光又は再生光の入射面も
情報記録媒体の表面とほぼ平行に位置するので、記録光
又は再生光を集光するレンズも情報記録媒体と平行に設
置し、複雑な角度調節を必要としないようにすることが
できる。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の光ピックアップスライダにおいて、前記プロー
ブは非透光性材料で形成されて開口が設けられており、
この開口は入射する光から当該開口の部分で近接場光及
び伝搬光の少なくとも一方を発生させるものである。
【0022】したがって、記録光又は再生光を集光する
レンズも情報記録媒体と平行に設置し、複雑な角度調節
を必要としないようにして、近接場光、伝搬光を発生さ
せることができる。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の光ピックアップスライダにおいて、非透光性材
料で形成されて開口が設けられている前記プローブが光
透過性の基板に設けられて成り、前記開口は前記基板に
入射する光から当該開口部分で近接場光及び伝搬光の少
なくとも一方を発生させるものである。
【0024】したがって、基板に入射する光から開口部
分で近接場光、伝搬光を発生させることができる。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の光ピックアップスライダにおいて、前記プローブは前
記基板より屈折率が大きく突起形状である。
【0026】したがって、プローブを基板より屈折率が
大きい突起形状で実現することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]この発明
の一実施の形態を発明の実施の形態1として説明する。
【0028】図9は、発明の実施の形態1である光ピッ
クアップスライダの製造方法を経時的に説明する説明図
である。
【0029】(a)まず、基板としては光透過性のガラ
ス基板1を用いる。これに金属など、本光メモリに用い
る光源の波長において、光を遮光する特性を有する材料
の膜2を形成する。これはスパッタ、蒸着、CVDなど
により行う。
【0030】(b)この後、情報記録媒体と平行に対向
する部分の領域にのみレジストパターン3を形成する。
ただし、近接場光を生じさせる微小開口となる部分4の
レジストも除去する。
【0031】(c)レジストパターン3が施されている
部分以外の遮光膜2を除去する。これは、ウエットエッ
チング、リアクティブ・イオン・エッチング(RIE)、ECR
エッチング等で行う。
【0032】(d)レジストパターン3をアッシングや
剥離液で除去する。
【0033】(e)浮上型の光ピックアップスライダの
使用時における先端部持ち上がり角度(予め設計してお
く)に合わせて研磨加工などをして、光ピックアップス
ライダ5の形状に仕上げる。
【0034】(f)こうして、光ピックアップスライダ
5が完成する。
【0035】このようにして作製した光ピックアップス
ライダ5は、図10に示すように、サスペンション6を
介してアーム7に取り付けられ、光ピックアップ10が
完成する。情報記録媒体8の表面に対向させて用いられ
る。情報記録媒体8が回転すると、空気の粘性により情
報記録媒体表面8に空気流が生じる。これにより光ピッ
クアップスライダ5に浮力が生じ、先端が持ち上がる。
このとき、先に形成した微小開口4を有するプローブ先
端面9が情報記録媒体表面8と平行になるように、光ピ
ックアップスライダ5の形状、情報記録媒体8の回転数
などを設計しておく。符号11はレーザ光を集光する集
光レンズ、符号12は近接場光を示している。
【0036】光ピックアップ10によれば、その微小開
口4が情報記録媒体8から離れることのない、浮上型の
光ピックアップスライダ5を実現することができる。ま
た、微小開口4をアレイ状に並べても、これが形成され
ているプローブ先端面9が情報記録媒体8の表面と平行
であるため、その微小開口4のいずれもが情報記録媒体
8の表面に近接することができる。また、浮上型の光ピ
ックアップスライダ5であるから、摺動、摩耗・摩擦の
面でも信頼性が高い。
【0037】以上のことから、アレイ化した場合でも使
用可能で、光利用効率、信頼性、耐久性の点でも問題が
ない光ピックアップを実現することができる。
【0038】[発明の実施の形態2]別の実施の形態を
発明の実施の形態2として説明する。
【0039】図11は、発明の実施の形態2である光ピ
ックアップスライダの製造方法を経時的に説明する説明
図である。
【0040】(a)まず、基板としては光透過性のガラ
ス基板1を用いる。これに金属など、本光メモリに用い
る光源の波長において、光を遮光する特性を有する材料
の膜2を形成する。これはスパッタ、蒸着、CVDなど
により行う。
【0041】(b)この後、情報記録媒体と平行に対向
する部分の領域にのみレジストパターン3を形成する。
ただし、近接場光を生じさせる微小開口となる部分4の
レジストも除去する。
【0042】(c)レジストパターン3が施されている
部分以外の遮光膜2を除去する。これは、ウエットエッ
チング、リアクティブ・イオン・エッチング(RIE)、ECR
エッチング等で行う。
【0043】(d)レジストパターン3をアッシングや
剥離液で除去する。
【0044】(e)浮上型の光ピックアップスライダの
使用時における先端部持ち上がり角度(予め設計してお
く)に合わせて研磨加工などをして、光ピックアップス
ライダ5の形状に仕上げる。ここでは微小開口4が形成
されているプローブ先端面9と、その反対側の面13
が、情報記録媒体8の表面と平行になるように加工す
る。一般的には光透過性のガラス基板1の両面は精度良
く平行に作製されているので、そのままでよい。
【0045】このようにして作製した光ピックアップス
ライダ5は、図12に示すように、サスペンション6を
介してアーム7に取り付けられ、光ピックアップ10が
完成する。情報記録媒体8の表面に対向させて用いられ
る。情報記録媒体8が回転すると、空気の粘性により情
報記録媒体表面8に空気流が生じる。これにより光ピッ
クアップスライダ5に浮力が生じ、先端が持ち上がる。
このとき、先に形成した微小開口4を有するプローブ先
端面9が情報記録媒体表面8と平行になるように、光ピ
ックアップスライダ5の形状、情報記録媒体8の回転数
などを設計しておく。符号11はレーザ光を集光する集
光レンズ、符号12は近接場光を示している。
【0046】光ピックアップ10によれば、その微小開
口4が情報記録媒体8から離れることのない、浮上型の
光ピックアップスライダ5を実現することができる。ま
た、微小開口4をアレイ状に並べても、これが形成され
ているプローブ先端面9が情報記録媒体8の表面と平行
であるため、その微小開口4のいずれもが情報記録媒体
8の表面に近接することができる。また、浮上型の光ピ
ックアップスライダ5であるから、摺動、摩耗・摩擦の
面でも信頼性が高い。
【0047】また、微小開口4に照射されるレーザ光が
入射する光ピックアップスライダ5の上面13と微小開
口4を有するプローブ先端面9、情報記録媒体8の表面
が互いに平行であるので、レンズ11を情報記録媒体8
に平行に設置し、複雑な角度調節を必要とせず、かつ前
記の光利用効率やスポット径の増大を生じることがな
い。また、アレイ化した場合でも使用可能で、光利用効
率、信頼性、耐久性の点でも問題がない光ピックアップ
10を実現することができる。
【0048】[発明の実施の形態3]別の実施の形態を
発明の実施の形態3として説明する。
【0049】図13は、発明の実施の形態3である光ピ
ックアップスライダの製造方法を経時的に説明する説明
図である。
【0050】(a)まず、基板として非光透過性材料か
らなる遮光性基板31を用いる。これに何らかの方法で
貫通孔32を開ける。この貫通孔32はテーパ形状にな
っていて、片方の開口径は使用するレーザ光の波長以
下、あるいは波長とほぼ同じ程度にする。
【0051】(b)(c)次に、浮上型光ピックアップ
スライダの使用時における先端部の持ち上がり角度(予
め設計しておく)に合わせて研磨加工などをして、光ピ
ックアップスライダ33の形状に仕上げる。
【0052】このようにして作製した光ピックアップス
ライダ33は、図10を参照して前記したものと同様に
サスペンションを介してアームに取り付けられ(何れも
図示せず)、情報記録媒体(図示せず)の表面に対向さ
せて使用される。情報記録媒体が回転すると、空気の粘
性により情報記録媒体の表面に空気流が生じる。これに
より光ピックアップスライダ33に浮力が生じ、先端が
持ち上がる。このとき、先に形成した微小開口35が開
いたプローブ先端面34が情報記録媒体の表面と平行に
なるように、光ピックアップスライダ33の形状、情報
記録媒体の回転数などを設計しておく。
【0053】このようにすることにより、プローブ先端
面34の微小開口35が情報記録媒体から離れることな
く、浮上型光ピックアップスライダ33を構成すること
ができる。また、微小開口35をアレイ状に並べても、
これが形成されているプローブ先端面34が情報記録媒
体の表面と平行なのであるから、その微小開口35のい
ずれもが情報記録媒体の表面に近接することができる。
また、浮上型の光ピックアップスライダ33であるか
ら、摺動、摩耗・摩擦の面でも信頼性が高い。
【0054】以上のことから、アレイ化した場合でも使
用可能で、光利用効率、信頼性、耐久性の点でも問題が
ない光ピックアップを実現することができる。
【0055】図14は、光ピックアップスライダ33の
別の例についての製造方法を経時的に説明する説明図で
ある。
【0056】(a)まず、基板として非光透過性材料か
らなる遮光性基板31を用いる。これに何らかの方法で
貫通孔32を開ける。この貫通孔32はテーパ形状にな
っていて、片方の開口径は使用するレーザ光の波長以
下、あるいは波長とほぼ同じ程度にする。
【0057】(b)(c)次に、浮上型光ピックアップ
スライダ33の使用時における先端部の持ち上がり角度
(予め設計しておく)に合わせて研磨加工などをして、
光ピックアップスライダ33の形状に仕上げる。ここで
は微小開口35が開いたプローブ先端面34と、その反
対側のレーザ光が入射する面36とが平行になるように
加工する。一般的には光透過性基板31の両面は精度良
く平行に作製されているので、そのままでよい。
【0058】このようにして作製した光ピックアップス
ライダ33は、図12を参照して前記したものと同様に
サスペンションを介してアームに取り付けられ(何れも
図示せず)、情報記録媒体の表面に対向させて用いられ
る。情報記録媒体(図示せず)が回転すると、空気の粘
性により情報記録媒体の表面に空気流が生じる。これに
より光ピックアップスライダに浮力が生じ、先端が持ち
上がる。このとき、先に形成した微小開口35が形成さ
れたプローブ先端面34及びレーザ光が入射する面36
が、情報記録媒体の表面と平行になるように、光ピック
アップスライダの形状、情報記録媒体の回転数などを設
計しておく。
【0059】このようにすることにより、微小開口35
が情報記録媒体から離れることなく浮上型光ピックアッ
プスライダ33を構成することができる。また、微小開
口35をアレイ状に並べても、これが形成されているプ
ローブ先端面34が情報記録媒体表面と平行なのである
から、その微小開口35のいずれもが情報記録媒体の表
面に近接することができる。また、浮上型光ピックアッ
プスライダ33であるから、摺動、摩耗・摩擦の面でも
信頼性が高い。また、アレイ化した場合でも使用可能
で、光利用効率、信頼性、耐久性の点でも問題がない光
ピックアップを実現することができる。
【0060】図15は、光ピックアップスライダ33の
別の例についての製造方法を経時的に説明する説明図で
ある。
【0061】以下では、開口部の部分だけを拡大して図
示、説明するが、実際の基板は図示以外にも大きな部分
が存在する。
【0062】(a)基板としては、270μm厚の熱酸
化膜42を両面に形成した(100)面方位を持つシリ
コン単結晶基板41を用いる。
【0063】(b)この熱酸化膜42に開口43をフォ
トリソグラフィー、エッチングで作製する。符号44は
フォトレジストである。この大きさは後述するシリコン
結晶軸異方性エッチングにより、反対面に所望(使用す
るレーザ光の波長以下あるいはほぼ同じ径)の微小開口
ができるよう決める。
【0064】(c)この後、フォトレジスト44を除去
後、34重量%の濃度で80℃のKOH溶液により、シリ
コンの単結晶異方性エッチングを行う。これにより(1
11)面に囲まれた逆ピラミッド状の孔形状ができる。
これにより、裏面に前記した大きさの微小開口45が形
成される。
【0065】(d)熱酸化膜42を除去する。
【0066】(e)遮光性をより完全にするために、遮
光膜46として金をスパッタする。
【0067】この後の工程は、図13、図14を参照し
て前記したように浮上型光ピックアップスライダの使用
時における先端部の持ち上がり角度(予め設計してお
く)に合わせて研磨加工などをして、光ピックアップス
ライダ形状に仕上げる。
【0068】図16は、光ピックアップスライダ33の
別の例についての製造方法を経時的に説明する説明図で
ある。
【0069】以下では、開口部の部分だけを拡大して図
示、説明するが、実際の基板は図示以外にも大きな部分
が存在する。
【0070】(a)出発材料は図15を参照して前記し
たものと同じである。
【0071】(b)基板41を薄くする部分を作るため
に酸化シリコンの熱酸化膜42を大きくエッチングす
る。
【0072】(c)いったん、シリコン単結晶基板41
の開口を設ける部分の厚みを薄くする。
【0073】(d)酸化する。
【0074】(e)底に開口を設けるエッチングを行う
ための酸化シリコンのパターン47を形成する。
【0075】(f)異方性エッチングにより微小開口4
3を設ける。
【0076】(g)遮光性をより完全にするために、遮
光膜46として金をスパッタする。
【0077】この後の工程は、図13、図14を参照し
て説明したように浮上型光ピックアップスライダ33の
使用時における先端部の持ち上がり角度(予め設計して
おく)に合わせて研磨加工などをして、光ピックアップ
スライダ33の形状に仕上げる。
【0078】図17は、光ピックアップスライダ33の
別の例についての製造方法を経時的に説明する説明図で
ある。
【0079】基本的には図16を参照して説明した
(a)〜(g)の工程と同じであるが、微小開口43の
径精度を高めるために絶縁膜48を挟んだシリコン単結
晶基板41であるSOI(Silicon on Insulator)基板
を用いる。
【0080】この後の工程は、図13、図14を参照し
て説明したように、浮上型光ピックアップスライダ33
の使用時における先端部の持ち上がり角度(予め設計し
ておく)に合わせて研磨加工などをして、光ピックアッ
プスライダ33の形状に仕上げる。
【0081】[発明の実施の形態4]別の実施の形態を
発明の実施の形態4として説明する。
【0082】図18は、発明の実施の形態4である光ピ
ックアップスライダの製造方法を経時的に説明する説明
図である。
【0083】(a)基板としては、厚み数百μmの単結
晶Si(シリコン)基板51上に約1μmのSiO(酸
化シリコン)層52と約10μmの単結晶Si層53が積
層されている、所謂SOI基板を用いる。層の一番上に
は膜厚数百nmのSiO層55がある。そして、開口を
作製したいところのSiO層55をフォトリソ、エッ
チングにより除去する。除去する部分の寸法は、開口の
寸法が数十から数百nmになるように見込んで決める。
【0084】(b)単結晶Si層53をアルカリエッチ
ングによりエッチングする。このときのエッチャントと
しては、ヒドラジン(N・HO)、KOH、N
aOH、CaOH、EDP(Ethylene diamine Pyrocat
echol(water))、TMAH(tetramethyl ammoniumhydr
oxide、(CHNOH)などの結晶軸異方性エッ
チャントを用いる。エッチャントの温度は50〜80℃ぐら
いにする。これらのエッチャントは結晶軸異方性エッチ
ャントであり、これにより(111)面に囲まれた逆ピ
ラミッド状の孔56の形状ができる。先端部分がちょう
どSiO層52になるようにすると、孔56の底面が
正方形又は長方形になる。この一辺が数十から数百nmに
なるように最初のSiOのパターニング寸法を決めて
おく。
【0085】(c)最上層のSiO層55を弗酸など
で除去する。
【0086】(d)ガラス57を単結晶Si層53の上
に乗せ、Si層53とガラス57に電極54,54を圧
接させる。このガラス57としては、例えば米国コーニ
ング社製#7740を用いる。その厚みは0.1mm〜3mmぐらい
が望ましい。窒素ガス中あるいは真空中で350℃に加熱
した状態で、単結晶Si基板51側に正の300V程度
の電圧を10分程度印加する。このような方法によりガラ
ス57は単結晶Si層53に接合される。Si基板51
と単結晶Si層53の間には絶縁層であるSiO層5
2があるが、温度が高く、電圧も高いので、電流が突き
抜けたり、漏れて、接合に必要な電流が流れる。この接
合方法を陽極接合という。
【0087】(e)この接合された基板を再びアルカリ
エッチャントの中に入れる。単結晶Si基板51はアル
カリエッチャントによりエッチングされる。たとえばKO
HはSi以外にSiO(ガラスの主成分)もエッチン
グするが、ガラスは非常に厚いので、全てエッチングさ
れることはない。また、単結晶Si層53とガラス57
は非常に強固に接合されているので、両者間にエッチャ
ントが侵入することはないので、単結晶Si層53がエ
ッチングされることはない。よって、単結晶Si基板5
1のみがエッチングされる。SiOはアルカリエッチ
ャントに対するエッチングスピードがSiの1/100
以下であるので、単結晶Si基板51がエッチングされ
きったところで,エッチングを止めることができる。
【0088】(f)SiO層52を弗酸で除去するこ
とにより、微小開口58が形成される。この後ダイシン
グソーで所望の大きさに切る。
【0089】この後は、浮上型光ピックアップスライダ
の使用時における先端部持ち上がり角度(予め設計して
おく)に合わせて研磨加工などをして、光ピックアップ
スライダ形状に仕上げる。
【0090】このように作製された光ピックアップスラ
イダ61には、図19に示すようにして光を照射する。
すなわち、ガラス57側からレーザ光62をレンズ63
により集光させ、開口58に照射する。ガラス57の反
対側の微小なレーザ光の波長以下の開口58から近接場
光64が染み出し、開口58の径とほぼ同じ寸法まで近
づいた情報記録媒体65に開口58の径とほぼ同じある
いはそれより小さい大きさのマークを書き込んだり、マ
ークを読み取ったりすることができる。なお、ここでは
開口作製方法と光照射の説明をするために、この部分だ
けを拡大して図示、説明したが、実際の基板は図示した
部分以外にも大きな部分が存在する。
【0091】このように作製した光ピックアップスライ
ダの特長は以下のとおりである。
【0092】.厚さ数十μm程度のSi層53の厚み
精度は、厚さ数百μmのSi基板51のそれよりも遥か
に高い。従って、開口58を高い寸法精度で作製でき
る。
【0093】.開口58を作製するためのSiO
55のパターニングの際、周辺に段差がないためにレジ
ストのたまりができることがなく、高い精度で開口58
を形成できる。
【0094】.数百μmの厚みのガラス57が支えと
なっているので、厚み10μm程度のSi層53が破損す
ることがほとんどない。
【0095】.フォトリソ・エッチングによるパター
ニングが一回で済み、工程が簡略化され、コストダウン
になる。
【0096】つまり、破損が少なく、かつ、高い精度と
再現性で微小な開口を作製できる。このようにすること
により、微小開口58が情報記録媒体65から離れるこ
となく浮上型光ピックアップスライダ61を構成するこ
とができる。また、微小開口58をアレイ状に並べて
も,これが形成されているプローブ先端面66が情報記
録媒体65の表面と平行なのであるから、その微小開口
58のいずれもが情報記録媒体65の表面に近接するこ
とができる。また、浮上型光ピックアップスライダ61
であるから摺動、摩耗・摩擦の面でも信頼性が高い。さ
らに、アレイ化した場合でも使用可能で、光利用効率、
信頼性、耐久性の点でも問題がない光ピックアップスラ
イダ61を実現することができる。
【0097】図20は、光ピックアップスライダ61の
別の例についての製造方法を経時的に説明する説明図で
ある。
【0098】(a)ここでは数百μm厚のp型Si基板
71に、数十μm厚のn型Si層72が積層されてい
る。最上層のSiO層73の開口を作製したい部分
を、フォトリソ、エッチングにより除去する。除去する
部分の寸法は開口の寸法が数十から数百nmになるように
見込んで決める。
【0099】(b)Si層72をアルカリエッチングに
よりエッチングする。このときのエッチャントとして
は、ヒドラジン(N・HO)、KOH、NaO
H、CaOH、EDP(Ethylene diamine Pyrocatecho
l(water))、TMAH(tetramethyl ammoniumhydroxid
e、(CHNOH)などの結晶軸異方性エッチャ
ントを用いる。エッチャントの温度は50から80℃ぐらい
にする。これらのエッチャントは結晶軸異方性エッチャ
ントであり、これにより(111)面に囲まれた逆ピラ
ミッド状の孔78の形状ができる。孔78の先端部分が
ちょうどn型Si72とp型Si71の境界になるよう
にすると、境界での孔78の形状の一辺が数十〜数百nm
の正方形又は長方形になる。この一辺が数十〜数百nmに
なるように最初のSiO層73のパターニング寸法を
決めておく。
【0100】(c)最上層のSiO層73を弗酸など
で除去する。
【0101】(d)ガラス74を単結晶Si層72の上
に乗せ、Si層72とガラス74に電極75,75を圧
接させる。このガラス74としては、例えば米国コーニ
ング社製#7740を用いる。その厚みは0.1mm〜3mmぐら
い。窒素ガス中あるいは真空中で350℃に加熱した状態
で、単結晶Si基板71側に正の300V程度の電圧を
10分程度印加する。このような方法によりガラスは単結
晶シリコン層に接合される。この接合方法を陽極接合と
いう。
【0102】(e)この接合された基板を再びアルカリ
エッチャントの中に入れる。但し、このとき、Si層7
2とエッチャントの中に置かれた参照電極76の間に電
圧を印加しながらエッチングを行う。このエッチング方
法の概略を、図21を参照して説明する。図21におい
て、符号78がエッチングの対象となるSiウエファで
ある。このようなエッチングの方法を電気化学エッチン
グという。単結晶Si基板71はアルカリエッチャント
によりエッチングされる。たとえばKOHはSi以外にS
iO(ガラスの主成分)もエッチングするが、ガラス
74は非常に厚いので、全てエッチングされることはな
い。また、単結晶Si層72とガラス74は非常に強固
に接合されているので、両者間にエッチャントが侵入す
ることはないので、単結晶Si層72がエッチングされ
ることはない。よって、単結晶Si基板71のみがエッ
チングされる。電気化学エッチングでは、n型Si層7
2が露出するとそれ以上ほとんどエッチングが進まなく
なるため、p型Si基板71がエッチングされきったと
ころでエッチングを止めることができる。
【0103】(f)図20に示すように、この後ダイシ
ングソーで所望の大きさに切る。
【0104】この後、浮上型光ピックアップスライダの
使用時における先端部持ち上がり角度(予め設計してお
く)に合わせて研磨加工などをして、光ピックアップス
ライダ61の形状に仕上げる。
【0105】このように作製された光ピックアップスラ
イダ61の特長、効果及び使用方法は図18、図19の
例と同じである。なお、ここでは開口77の作製方法と
光照射の説明をするために、この部分だけを拡大して説
明したが、実際の基板は図示した部分以外にも大きな部
分を有している。
【0106】図22は、光ピックアップスライダ61の
別の例についての製造方法を経時的に説明する説明図で
ある。
【0107】(a)ここでは、数百μm厚の高濃度p型
又はn型Si基板81に、数十μm厚の低濃度p型又は
n型Si層82が積層されている。不純物濃度の濃い、
薄いが重要で、p型、n型の組み合わせはどのようにし
てもよい。しかし、望ましくは低濃度側がn型Siの方
がよい。これは陽極接合の電圧印加の時に、pn接合が順
バイアスされた方が接合されやすいからである。高濃度
のSi基板81の不純物濃度は約1017/cmより多く
する。逆に低濃度のそれは約1017/cm以下にする。
そして、開口を作製したいところのSiO層83をフ
ォトリソ、エッチングにより除去する。除去する部分の
寸法は開口の寸法が数十〜数百nmになるように見込んで
決める。
【0108】(b)単結晶Si層82をアルカリエッチ
ングによりエッチングする。このときのエッチャントと
しては、ヒドラジン(N・HO)、KOH、N
aOH、CaOH、EDP(Ethylene diamine Pyrocat
echol(water))、TMAH(tetramethyl ammoniumhydr
oxide、(CHNOH)などの結晶軸異方性エッ
チャントを用いる。エッチャントの温度は50〜ら80℃ぐ
らいにする。これらのエッチャントは結晶軸異方性エッ
チャントであり、これにより(111)面に囲まれた逆
ピラミッド状の孔84の形状ができる。この孔84の先
端部分がちょうどSi基板81とSi層82の境界にな
るようにすると、境界での孔84の形状の一辺が数十〜
数百nmの正方形又は長方形になる。この一辺が数十〜数
百nmになるように最初のSiO層83のパターニング
寸法を決めておく。
【0109】(c)最上層のSiO層83を弗酸など
で除去する。
【0110】(d)ガラス85を単結晶Si層82の上
に乗せ、Si基板81とガラス85に電極86,86を
圧接させる。このガラス85としては、例えば米国コー
ニング社製#7740を用いる。その厚みは0.1mm〜3mmぐら
いである。窒素ガス中あるいは真空中で350℃に加熱し
た状態で、単結晶Si基板81側に正の300V程度の
電圧を10分程度印加する。このような方法により、ガラ
ス85は単結晶シリコン層82に接合される。この接合
方法を陽極接合という。
【0111】(e)このように接合された基板を弗酸硝
酸のエッチャントに漬ける。エッチャント組成はHF:HN
O3:H2O=1:3:8(体積比)又はHF:HNO3:CH3COOH=
1:3:8(体積比)とする。このエッチャントは不純物
が約1017/cmより少なくなると、それより多い場合
よりもエッチング速度が1/150になる。このエッチ
ャントはSi以外にSiO(ガラスの主成分)もエッ
チングするが、ガラス85は非常に厚いので、全てエッ
チングされることはない。また、単結晶Si層82とガ
ラス85は非常に強固に接合されているので、両者間に
エッチャントが侵入することはないので、単結晶Si層
82がエッチングされることはない。よって、単結晶S
i基板81のみがエッチングされる。先のエッチャント
により、Si基板81がエッチングされ、低濃度Si層
82がエッチャントに露出されても、先に延べた理由に
より、それ以上ほとんどエッチングが進まなくなるた
め、高濃度Si基板81がエッチングされきったところ
でエッチングを止めることができる。この後、ダイシン
グソーで所望の大きさに切る。
【0112】この後、浮上型光ピックアップスライダの
使用時における先端部の持ち上がり角度(予め設計して
おく)に合わせて研磨加工などをして、光ピックアップ
スライダ33の形状に仕上げる。
【0113】このように作製された光ピックアップスラ
イダ61の特長、効果及び使用方法は、図20、図21
を参照して前記した例と同じである。なお、ここでは開
口87の作製方法と光照射の説明をするために、この部
分だけを拡大して図示、説明したが、実際の基板は、こ
こに図示した部分以外にも大きな部分を有している。
【0114】図23は、光ピックアップスライダ61の
別の例についての製造方法を経時的に説明する説明図で
ある。
【0115】(a)ここでは,数百μm厚のn型Si基
板81に、数十μm厚の高濃度p型Si層82が積層さ
れている。P型Si層82の濃度はn型Si基板81の
エッチングにKOHを用いる場合は、約1020/cmより
多くする。またEDPを用いる場合は約1019/cmより
多くする。開口を作製したいところのSiO層83を
フォトリソ、エッチングにより除去する。除去する部分
の寸法は開口の寸法が数十〜数百nmになるように見込ん
で決める。
【0116】(b)単結晶Si層82を、図22の参照
して前記したような弗酸硝酸エッチャント又はRIEによ
りエッチングする。n型Si基板81と高濃度p型Si
層82の境界での孔84の形状の一辺が数十〜数百nmの
正方形又は長方形になるようにエッチングを行う。
【0117】(c)最上層のSiO層83を弗酸など
で除去する。また、陽極接合時に高濃度p型Si層82
に電圧がかかるように、n型Si基板81の一部を除去
し電極(金属電極膜)88を形成する。
【0118】(d)ガラス85を単結晶Si層82の上
に乗せ、Si層82とガラス85に電極86,86を圧
接させる。シリコン基板81側は先に形成した電極88
を介して、高濃度p型Si層82と電源Vbが接続され
る。このガラス85としては,例えば米国コーニング社
製#7740を用いる。その厚みは0.1mm〜3mmぐらいとす
る。窒素ガス中あるいは真空中で350℃に加熱した状態
で、単結晶Si基板81側に正の300V程度の電圧を
10分程度印加する。このような方法によりガラスは単結
晶シリコン層に接合される。この接合方法を陽極接合と
いう。
【0119】(e)金属電極膜88を除去後、この接合
された基板を再びアルカリエッチャントの中に入れる。
エッチャントとしてはヒドラジン(N・H
O)、KOH、NaOH、CaOH、EDP(Ethyle
ne diamine Pyrocatechol(water))、TMAH(tetram
ethyl ammoniumhydroxide、(CHNOH)など
を用いる。単結晶Si基板81はアルカリエッチャント
によりエッチングされる。たとえばKOHはSi以外にS
iO(ガラスの主成分)もエッチングするが、ガラス
85は非常に厚いので、全てエッチングされることはな
い。また、単結晶Si層82とガラス85は非常に強固
に接合されているので、両者間にエッチャントが侵入す
ることはなく、単結晶Si層82がエッチングされるこ
とはない。よって、単結晶Si基板81のみがエッチン
グされる。高濃度p型Si層82が露出するとそれ以上
ほとんどエッチングが進まなくなるため、n型Si基板
81がエッチングされきったところでエッチングを止め
ることができる。この後、ダイシングソーで所望の大き
さに切る。
【0120】この後、浮上型光ピックアップスライダ6
1の使用時における先端部の持ち上がり角度(予め設計
しておく)に合わせて研磨加工などをして、光ピックア
ップスライダ61の形状に仕上げる。
【0121】このように作製された光ピックアップスラ
イダの特長、効果及び使用方法は、図22を参照して前
記した例と同じである。なお、ここでは、開口87の作
製方法と光照射の説明をするために、この部分だけを拡
大して図示、説明したが、実際の基板はここに図示した
部分以外にも大きな部分を有している。このように作製
された光ピックアップスライダ61の特長及び使用方法
も図22を参照して前記した例と同じである。
【0122】[発明の実施の形態5]別の実施の形態を
発明の実施の形態5として説明する。
【0123】図24は、発明の実施の形態5である光ピ
ックアップスライダの製造方法を経時的に説明する説明
図である。
【0124】(a)SOI(Silicon on Insulator)基
板を用意する。このSOI基板は、Siからなる活性層
101と、活性層下に形成された中間層であるSi0
層102と、Si0層102下に形成されたSi支持
基板103とからなる。ここで、活性層101は、膜厚
が約10μm程度であり、彼長が約800nm程度の光
に対する屈折率が約4程度である。ここで、活性層10
1の表面は、Si突起部、及び、図24において図示し
ないが、これを囲むバンク部が形成される面なので、そ
の高さが均一であることが必要である。
【0125】(b)次に、SOI基板の活性層101に
ガラス基板104を陽極接合する。ガラス基板104と
しては、コーニング社の#7740や#7070、ある
いは、岩城硝子のSW‐3等を用いることができる。こ
こで、ガラス基板104はNa+イオンを含有してい
る。そして、SOI基板の活性層101とガラス基板1
04とを接触させ、真空中あるいはN2,Ar2等の不
活性ガス中で、350℃〜450℃に加熱したまま、S
i支持基板103側を陽極として、Si支持基板103
とガラス基板104との間に電極105,105で20
0V〜100OVの電位差を与える。ガラス基板104
の融点以下の温度でも正のNa+イオンはガラス基板の
中で動きやすくなるので、負電界に引かれてガラス基板
14表面に到達する。ガラス基板14中に残った多量の
負イオンが活性層(Si)101との接着面に空間電荷
層を形成して、Si活性層101、ガラス104間に吸
引力を生じ、化学結合させる。
【0126】(c)SOI基板からSi支持基板103
をKOH水溶液やテトラメティルアンモニュウムハイド
ロオキサイド(TMAH)、弗酸・硝酸混合液等などに
よるエッチング、あるいは機械的研磨、あるいは化学機
械研磨(CMP)により除去する。これにより、SiO
層102の表面が露呈することになる。
【0127】(d)Si支持基板103を除去したこと
により露呈したSiO層102の表面に対してリソグ
ラフィによりバターニングする。パターニングするとき
には、Si突起部及びバンク部の先端部分を配設する位
置にSiO層102を残すように行う。これにより、
SiO層102からなるパターンを活性層101上に
形成する。ここで、各Si突起部を形成するための各先
端部分に対応するパターンとしては、一辺が約10〜1
5μmの四角形状又は同等の大きさを有する丸形状のも
のが使用可能である。また、この後のエッチングでRIE
のようなドライエッチングを行うときは、SiO層1
02を除去したのち、レジストパターンを形成し、これ
を残すようにしてもよい。
【0128】(e)SiO層102のパターンが形成
された面に対して、例えばKOH水溶液、NaOH水溶
液、ヒドラジン−水和物、エテイレンジアミンーバイ口
力テコール−水の混合液(EPW)、TMAH等のエッ
チャントを用いて異方性エッチングを行う。これによ
り、Si02層102のパターンが形成されていない部
分にのみ異方性エッチングを施す。
【0129】例えば、エッチング溶液としてKOH溶液
(34wt%、80℃)にインブロピルアルコール(I
PA)を混ぜた溶液を用いた場合、活性層101の側面
の傾斜が一段階のプローブを作製することができる。こ
のとき、各SiO層102により形成されるパターン
の形状は丸形状でも四角形状であっても変化はしない。
【0130】(f)活性層101上及びその側面、活性
層12上及び活性層12が残存していないガラス基板1
4上、及び、残存するSiO層102上に金属層(メ
タル)106を形成する。
【0131】(g)希フッ酸によりSiO層102を
除去する。これと同時にSiO層102上の金属層1
06も剥がれ(いわゆるリフトオフ)、突起先端のみ金
属層107が存在しない構造ができあがる。また、レジ
ストパターンを用いてシリコンをエッチングした場合
は、この上に金属層106が乗ることになるので、この
場合はアセトンなどを用いてリフトオフを行う。ここで
は単一のプローブについて述べたが、プローブアレイの
ように複数のプローブを一括に作製する場合にも適用で
きる。
【0132】図25は、光ピックアップスライダの別の
例についての製造方法を経時的に説明する説明図であ
る。これはGaPを用いたプローブアレイ又は単一プロ
ーブの作製方法である。
【0133】なお、図24を参照して説明したプローブ
アレイ又は単一プローブの製造方法で説明した手法は、
以下に示すプローブアレイ又は単一プローブを製造する
場合に適用することもできる。
【0134】(a)まず、中間層として酸化膜142が
付された単結晶Siウェハ141に直接接合又は常温接
合により単結晶GaPウェハ143を接合する。単結晶
GaPウェハ143の厚さをエッチングやCMPにより
5〜10μmにした基板を用意する。
【0135】(b)ガラス基板144と単結晶GaPウ
ェハ143とを陽極接合あるいは直接接合あるいは常温
接合により接合する。
【0136】(c)単結晶Siウェハ141を除去す
る。
【0137】(d)SiO層からなるSiOパター
ン142Aを単結晶GaPウェハ143上に形成する。
ここで、各SiOパターン142Aは、後の工程でG
aPからなる突起部を形成するために適切なパターン、
寸法とする。
【0138】(e)パターン142Aをエッチングマス
クとして単結晶GaPウェハ143をRIEや液体のエ
ッチャントにより、GaP突起部143Aを形成する。
ここで、Si0層をエツチングマスクとせずにレジス
トパターンのみをエッチングマスクとしてGaP突起部
143Aを作製してもよい。
【0139】(f)GaP突起部143A及びGaP突
起部143Aの側面、GaP突起部143Aが残存して
いないガラス基板144、及び、残存するSiOパタ
ーン142A上に金属層(メタル)145を形成する。
【0140】(g)希フッ酸によりSiOパターン1
42Aを除去する。これと同時にSiOパターン14
2A上の金属層145も剥がれ(いわゆるリフトオ
フ)、突起部143A先端のみ金属層145が存在しな
い構造ができあがる。また、レジストパターンを用いて
シリコンをエッチングした場合は、この上に金属層14
5が乗ることになるので、この場合はアセトンなどを用
いてリフトオフを行う。ここでは単一のプローブについ
て述べたが、プローブアレイのように複数のプローブを
一括に作製する場合にも適用できる。これにより、Ga
Pからなる突起部143Aを複数有する突起型のプロー
ブ及びプローブアレイを作製することができる。なお、
GaPのみならず、TiO等の他の材料を用いた場合
でもほぼ同様な工程により突起部を備えたプローブアレ
イを作製することができる。
【0141】GaPやTiOからなる突起部143A
を複数備えたプローブアレイは、Siからなるプローブ
アレイよりも、短波長側に高い光透過域があるので、短
波長域での光吸収が少なく、より高い光利用効率を得る
ことができる。また、Siの場合よりも短波長の光を用
いることができるので、より小さい光スポットを形成す
ることができ、例えば情報記録媒体に記録するときの記
録密度を向上させることができる。
【0142】つぎに、SOI基板以外のSiウェハを用
いてプローブアレイを製造するときの一例について図2
6を参照して説明する。
【0143】(a)数百μmの厚さを有するp型Si層
151に、5〜10μmの厚さを有するn型Si層15
2が形成されている基板を用意する。ここで、n型Si
層152は、p型Si層151上にエビタキシャル成長
させて形成しても良く、固層拡散、イオン注入等により
p型Si層151表面にn型の不純物を拡散して形成し
てもよい。また、p型Si層151とn型Si層152
とを張り合わせることにより作製してもよい。
【0144】(b)ガラス基板153を用意し、ガラス
基板153と、p型Si層151及びn型Si層152
からなる基板のn型Si層152の表面とが接するよう
に陽極接合する。ここで、ガラス基板153のn型Si
層152と接しない面及びp型Si層151のn型Si
層152と接しない面に電極154を形成し、又は電極
板を乗せ、各電極154間に電位差Vbを与える電源1
55を設けて陽極接合する。このとき、陽極接合とは異
なる直接接合や常温接合を用いてガラス基板153とn
型Si層152とを接合してもよい。
【0145】(c)p型Si層151を機械的研磨ある
いは化学機械研磨(CMP)により概ね除去した後、ヒ
ドラジン(N・HO)、KOH水溶液、NaO
H水溶液、CaOH水溶液、EDP(Ethylene
diamine Pyrocatechol(wate
r))、TMAH(TetramethyI Ammo
niumhydroxide、(CHNOH)、
等のアルカリエッチャントによるエッチングを行う。但
し、このとき、n型Si層152とエッチャントの中に
おかれた参照電極156の間に電圧Veceを印加する
電源157を設けてエッチングを行う。
【0146】このようなエッチング方法(電気化学エッ
チング)を実現するためのエッチング装置の慨略を図2
7に示す。このエッチング装置では、上記参照電極15
6に相当するPt電極161、上記電源157に相当す
る電源162、電流計163、上記n型Si層152と
ガラス基板153からなる基板に相当するエッチング材
料(Siウエファ)164が直列に接続されて、Pt電
極161及びエッチング材料164がエッチャント16
5中に配置された構造となっている。このエッチング装
置では、エッチャント165がスターラ166により礎
拝され、ヒータ167により90℃に保たれている。
【0147】このようなエッチング装置を用いることに
より、例えばアルカリエッチャントはp型Si層151
以外にSiO(ガラス基板153の主成分)もエッチ
ングするが、ガラス基板153は非常に厚いので、全て
エッチングされることはない。また、n型Si層152
とガラス基板153とは非常に強固に接合されているの
で、両者間にエッチャントが侵入することはなく、n型
Si層152がエッチングされることはない。したがっ
て、p型Si層151のみがエッチングされる。前記の
弗酸硝酸エッチャントでは、n型Si層152が露出す
ると、それ以上ほとんどエッチングが進まなくなるの
で、p型Si層151がエッチングされきったところで
エッチングを止めることができる。
【0148】図26を参照して、(d)n型Si層15
2の表面に、プラズマCVD法あるいは熱CVD法等に
よりSiOあるいはSi等のアルカリエッチャ
ントにエッチングされ難いパターン形成層158を形成
する。
【0149】(e)パターン形成層158を所定の形状
とすることで、n型Si層152上にパターン形成層1
58からなるパターン158Aを形成する。ここで、パ
ターン形成層158は、各Si突起部152Aを形成す
るために適切なパターン、寸法とする。
【0150】(f)ヒドラジン、KOH水溶液、NaO
H水溶液、CaOH水溶液、EDF、TMAH等のアル
カリエッチャントを用いて、Si突起部152Aを形成
する。ここで、パターン158Aをエッチングマスクと
せずに、レジストパターンのみをエッチングマスクとし
てRIEでSi突起部152Aを作製してもよい。
【0151】(g)Si突起部152A及びSi突起部
152Aの側面、Si突起部152Aが残存していない
ガラス基板153、及び、残存するSiO上に金属層
(メタル)145を形成する。
【0152】(h)希フッ酸によりSiOを除去する。
これと同時にSiO上の金属層145も剥がれ(いわ
ゆるリフトオフ)、突起部152A先端のみ金属層14
5が存在しない構造ができあがる。また、レジストパタ
ーンを用いてシリコンをエッチングした場合は、この上
に金属層145が乗ることになるので、この場合はアセ
トンなどを用いてリフトオフを行う。ここでは単一のプ
ローブについて述べたが、プローブアレイのように複数
のプローブを一括に作製する場合にも適用できる。
【0153】つぎに、プローブアレイ又は単一プローブ
を製造するときの更に別の一例について図28を参照し
て説明する。
【0154】(a)先ず、数百μmの厚さを有する高濃
度p型又はn型Si材料からなる高濃度Si層171
に、5〜10μmの厚さを有する低濃度p型又はn型S
i材料からなる低濃度Si層172が形成されている基
板を用意する。ここで、低濃度Si層172は、高濃度
Si層171上にエピタキシャル成長させて形成しても
良く、固層拡散、イオン注入等により高濃度Si層17
1表面にこれと反対の型の不純物を拡散させて、補償効
果により実効的に不純物濃度を低濃度にしてもよい。ま
た、高濃度Si層171と低濃度Si層172とを張り
合わせることにより作製してもよい。
【0155】ここで、高濃度Si層171と低濃度Si
層172とは、不純物濃度が高い、低いが重要であり、
p型、n型の組み合わせは任意である。但し、低濃度S
i層172側と高濃度Si層171側とが異なる伝導型
を有する場合は、低濃度Si層172側がn型Si材料
であることが望ましい。これは、陽極接合の電圧印加時
にpn接合が順バイアスされた方が接合されやすいから
である。高濃度のSi基板の不純物濃度は約1.17/
cmより多くする。逆に低濃度のときの、Si基板の
不純物濃度は約1.17/cm以下とする。
【0156】(b)次に、ガラス基板173を用意し、
ガラス基板173と、低濃度Si層172の表面とが接
するように陽極接合する。ここで、ガラス基板173の
低濃度Si層172と接しない面及び高濃度Si層17
1の低濃度SI層172と接しない面に電極174を形
成し、又は電極板を乗せ、各電極174間に電位差Vb
を与える電源175を設けて陽極接合する。このとき、
陽極接合とは異なる直接接合や常温接合を用いてガラス
基板173と低濃度Si層172とを接合してもよい。
【0157】(c)高濃度Si層171を機械的研磨あ
るいは化学機械研磨(CMP)により概ね除去した後、
粥酸硝酸のエッテャントに漬ける。エッチャントの組成
は、HF:HNO:CHCOOH=1:3:8(体
積比)とする。このエッチャントは不純物が約1.17
/cmより少なくなると、それより多い場合よりもエ
ッチング速度が1/150となる。このエッチャント
は、Si以外にSiO(ガラスの主成分)もエッチン
グするが、ガラス基板173は非常に厚いので、全てエ
ッチングされることはない。また、低濃度Si層172
とガラス基板153とは非常に強固に接合されているの
で、両者間にエッチャントが侵入することはなく、低濃
度Si層172がエッチングされることはない。したが
って、高濃度Si層171及び低濃度Si層172のみ
がエッチングされる。HF:HNO :CHCOOH
=1:3:8(体積比)をエッチャントとして用いたエ
ッチングでは、高濃度Si層171を先にエッチングし
低濃度Si層172が露出すると、それ以上ほとんどエ
ッチングが進まなくなるので、高濃度Si層171をエ
ッチングしきったところでエッチングを止めることがで
きる。
【0158】(d)低濃度Si層172の表面に、プラ
ズマCVD法あるいは熱CVD法等によりSiOある
いはSi等のアルカリエッチャントにエッチング
され難いパターン形成層178を形成する。
【0159】(e)パターン形成層178を所定の形状
とすることで、低濃度SI層172上にパターン形成層
178からなるパターン178Aを形成する。ここで、
パターン形成層178は、単一突起部又は各Si突起部
を形成するために適切なパターン、寸法とする。
【0160】(f)ヒドラジン、KOH水溶液、NaO
H水溶液、CaOH水溶液、EDP、TMAH等のアル
カリエッチャントを用いて、Si突起部172Aを形成
する。ここで、パターン178Aをエッチングマスクと
せずに、レジストパターンのみをエッチングマスクとし
てRIEでSi突起部172Aを作製してもよい。
【0161】(g)Si突起部172A及びSi突起部
172Aの側面、Si突起部172Aが残存していない
ガラス基板、及び、残存するSiO上に金属層(メタ
ル)145を形成する。
【0162】(h)希フッ酸によりSiOを除去する。
これと同時にSiO178A上の金属層145も剥が
れ(いわゆるリフトオフ)、突起部172A先端のみ金
属層145が存在しない構造ができあがる。また、レジ
ストパターンを用いてシリコンをエッチングした場合
は、この上に金属層145が乗ることになるので、この
場合はアセトンなどを用いてリフトオフを行う。ここで
は単一のプローブについて述べたが、プローブアレイの
ように複数のプローブを一括に作製する場合にも適用で
きる。これにより、SOI基板を用いることなく、突起
部がSiからなる突起型のプローブアレイ又は単一プロ
ーブを作製することができる。
【0163】つぎに、プローブアレイ又は単一プローブ
を製造するときの更に別の一例について図29を参照し
て説明する。
【0164】(a)先ず、数百μmの厚さを有するn型
Si材料からなるn型Si層181に、5〜10μmの
厚さを有しn型Si層181より不純物濃度が高い高濃
度p型Si材料からなる高濃度p型Si層182が形成
されている基板を用意する。ここで、高濃度p型Si層
182の濃度はn型Si層181のエッチングにKOH
を用いる場合は約1.20/cmより多くする。ま
た、EDPを用いる場合には約1019/cmより多
くする。高濃度p型Si層182は、n型Si層181
上にエピタキシャル成長させて形成しても良く、固層拡
散、イオン注入等により高濃度Si層171表面にこれ
とp型の不純物を拡散させて形成してもよい。また、n
型Si層181と高濃度p型Si層182とを張り合わ
せることにより作製してもよい。
【0165】(b)次に、ガラス基板183を用意し、
ガラス基板183と、高濃度p型Si層182の表面と
が接するように陽極接合する。ここで、ガラス基板18
3の高濃度p型Si層182と接しない面に前記図28
(b)の例と同様に電極板184aを乗せる。あるいは
より確実には、電極184aを形成するとともに、高濃
度p型Si層182に電圧が印加されるようにn型Si
層181の一部を除去して電極184bを形成し、各電
極184a、184b間に電位差Vbを与える電源18
5を設けて陽極接合する。このとき、陽極接合とは異な
る直接接合や常温接合を用いてガラス基板183と高濃
度p型Si層182とを接合してもよい。
【0166】(c)電極184a,184bを除去した
後、n型Si層181を機械的研磨あるいは化学機械研
磨(CMP)により概ね除去した後、アルカリエッチャ
ントによりエッチングする。エッチャントとしては、ヒ
ドラジン、KOH水溶液、NaOH水溶液、CaOH水
溶液、EDP、TMAHなどのアルカリエッチャントを
用いる。このエッチャントは、Si以外にSiO(ガ
ラスの主成分)もエッチングするが、ガラス基板173
は非常に厚いので、全てエッチングされることはない。
また、高濃度p型Si層182とガラス基板183とは
非常に強固に接合されているので、両者間にエッチャン
トが侵入することはなく、高濃度p型Si層182がエ
ッチングされることはない。したがって、n型Si層1
81のみがエッチングされる。高濃度p型Si層182
が露出すると、それ以上ほとんどエッチングが進まなく
なるので、n型Si層181がエッチングされきったと
ころでエッチングを止めることができる。
【0167】(d)高濃度p型Si層182の表面に、
プラズマCVD法あるいは熱CVD法等によりSiO
あるいはSi等のアルカリエッチャントにエッチ
ングされ難いパターン形成層188を形成する。
【0168】(e)パターン形成層188を所定の形状
とすることで、高濃度p型Si層182上にパターン形
成層188からなるパターン188Aを形成する。ここ
で、パターン形成層188は、単一突起部又は各Si突
起部を形成するために適切なパターン、寸法とする。
【0169】(f)RIEでSi突起部182Aを形成
する。ここで、パターン188Aをエッチングマスクと
せずに、フォトリソで作製したレジストバターンのみを
エッチングマスクとしてRIEでSi突起部182Aを
作製してもよい。
【0170】(g)に示すように、Si突起部182A
及びSi突起部182Aの側面、Si突起部182Aが
残存していないガラス基板183、及び、残存するSi
188A上に金属層(メタル)145を形成する。
【0171】(h)希フッ酸によりSiOを除去する。
これと同時にSiO上の金属層145も剥がれ(いわ
ゆるリフトオフ)、突起部182A先端のみ金属層14
5が存在しない構造ができあがる。また、レジストパタ
ーンを用いてシリコンをエッチングした場合は、この上
に金属層145が乗ることになるので、この場合はアセ
トンなどを用いてリフトオフを行う。ここでは単一のプ
ローブについて述べたが、プローブアレイのように複数
のプローブを一括に作製する場合にも適用できる。
【0172】これにより、SOI基板を用いることな
く、突起部182AがSiからなる突起型のプローブア
レイ又は単一プローブを作製することができる。
【0173】以上のようにして作製した高屈折率材料で
できた突起を有する光透過性基板を、浮上型光ピックア
ップスライダの使用時における先端部の持ち上がり角度
(予め設計しておく)に合わせて研磨加工などをして、
光ピックアップスライダ形状に仕上げる。
【0174】このように作製された光ピックアップスラ
イダには図30に示すようにして光を照射する。すなわ
ち、ガラス183側からレーザ光191をレンズ192
により集光させ、突起部182Aの根本に照射する。突
起部182A先端の微小なレーザ光の波長以下の開口1
93から近接場光194が染み出し、開口径とほぼ同じ
寸法まで近づいた情報記録媒体195に開口径とほぼ同
じあるいはそれより小さい大きさのマークを書き込んだ
り、マークを読み取ったりすることができる。
【0175】突起は高屈折率材料でできているので、こ
の中での波長は空気中よりも屈折率分の一になってい
る。したがって、突起部182A先端から効率よく、し
かも小さな出射スポット径が得られる。つまり、高速か
つ高密度なメモリが実現できる。
【0176】なお、ここでは開口作製方法と光照射の説
明をするためにこの部分だけを拡大して図示、説明した
が、実際の基板は図示部分以外にも大きな部分を有して
いる。
【0177】更にまた、本発明を適用した各実施の形態
では、突起部を形成する高屈折率材料として、主として
Siを用いた一例について説明したが、これに限られ
ず、C(ダイヤモンド)、アモルファスSi、マイクロ
クリスタル(微小結晶)Si、多結晶Si、Si
(x、yは任意)、TiO、TeO、Al
、LaS、LiGaO、BaTi
、SrTiO、PbTiO、KNbO、K
(Ta,Nb)O(KTN)、LiNbO、LiT
aO、Pb(Mg1/3Nb2/3)O、(Pb,
La)(Zr,Ti)O 、(Pb,La)(Hf,T
i)O、PbGeO、LiGeO、MgAl
、CoFe、(Sr,Ba)Nb、L
Ti、NdTi、BaTiSi
12、PbGe11、BiGe 12
BiSi12、YAl12、 GdFe
12、(Gd,Bi)Fe12、BaNa
NbO15、Bi12GeOO、Bi12SiO
Ca12Al1433、LiF、NaF、KF、Rb
F、CsF、NaCl、KCl、RbCl、CsCl、
AgCl、TlCl、CuCl、LiBr、NaBr、
KBr、CsBr、AgBr、TlBr、LiI、Na
I、KI、CSi、Tl(Br,I)、Tl(Cl、B
r)、MgF、CaF 、SrF、BaF、Pb
、HgCI、FeF、CsPbCl、Ba
MgF、BaZnF、NaSbF、LiClO
・3HO、CdHg(SCN)、ZnS、ZnS
e、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、α‐Hg
S、PbS、PbSe、EuS、EuSe、GaSe、
LiInS 、AgGaS、AgGaSe、TiI
nS、TiInSe、TlGaSe、TlGaS
、As、AsSe、AgAsS、Ag
SbS、CdGa、CdCr、TlT
、TlTaSe、TlVS、Tl
sS、TlPSe、GaP、GaAs、GaN、
(Ga,Al)As、Ga(As,P)、(lnGa)
P、(lnGa)As、(Ga,AI)Sb、Ga(A
sSb)、(lnGa)(AsP)、(GaAI)(A
sSb)、ZnGeP、CaCO、NaNO、α
−HIO、α−LiIO、KIO、FeBO
、FeBO、KB・4HO、BeSO
・2HO、CuSO・5HO、LiSO・H
O、KHPO,KDPO、NH
、KHAsO、KDAsO CSHAs
、CsDAsO、KTiOPO,RbTiO
PO、(K,Rb)TiOPO、PbMoO、β
−Gd(MoO、β−Tb(MoO
PbMoO、BiWO、KMoOS・KC
l、YVOCa(VO、Pb(GeO
(VO、CO(NH,Li(COOH)・
O、Sr(COOH)、(NHCHCOO
H)SO、(NDCDCOOD)
,(NHCH COOH)BeF、(NH
・HO、C、C
NO、C(NO)、CNOBr、C
NOCI、CNONH、C
(NH)OH、C(COHCs、C
(COHRb、CNOCH
、CCH(NH、C12
OKH(C)、C1OH11N
[CH・CF]nも使用可能である。
【0178】前記した各実施の形態では、本発明を特に
近接場光を発生させるプローブアレイ又は単一プローブ
について説明したが、本発明は、伝搬光(近接場光でな
い光)を出射するプローブアレイ又は単一プローブにも
適用することができる。
【0179】このプローブアレイ又は単一プローブは、
先端の開口の大きさを情報記録媒体にエネルギーを供給
する手段によって変化させる。このプローブアレイ又は
単一プローブでは、例えば、本願出願人が特開平11‐
271339号公報に開示の技術で提案したようなファ
イバープローブのように主として通常の光(伝搬光)の
形態でエネルギーを供給する場合には、先端の関口の大
きさを、出射する光の波長程度又はそれ以上とする。ま
た、プローブアレイ又は単一プローブでは、エバネッセ
ント光(近接場光)の形態でエネルギーを供給する場合
には、先端の閉口の大きさを、出射する光の波長より小
さく形成させておく。これにより、内部集光型プローブ
であっても、本発明を適用することができる。
【0180】本発明は上述した近接場光、伝搬光を発生
させるもののどちらの形態であっても適用可能である。
また、近接場光と伝搬光の両方の光が同時に突起部の先
端から発するものであってもよい。
【0181】また、上述の実施の形態でプローブアレイ
又は単一プローブを作製するときには、結晶成長により
作製されたSOI基板を用いる一例について説明した
が、直接接合等による単結晶シリコンウェハの張り合わ
せの後に活性層側のシリコンを研磨して所望の厚みに仕
上げる張り合わせ法や、酸素イオンのイオン往入により
酸化膜を基板表面下に形成するSIMOX法等を用いて
作製したものでもよい。これらの場合でも原子レベルの
活性層12膜厚の均一性は得られている。
【0182】更に、透光性を有するガラス基板として、
コーニング社の#7740や岩城硝子のSW−3を挙げ
たが、他の基板を用いてもよい。具体的には、上述の常
温の直接接合を用いる場合は、石英基板や、透光性の樹
脂を用いることもできる。特に石英を用いた場合は、高
温の直接接合により透光性の基板とSi層を接合するこ
とができる。この方法は、基板の表面を充分に洗浄し
て、表面のゴミや汚れを除去して乾燥させ、正常な雰囲
気中で面同士を接触させる。この後、900℃以上の熱
処理を窒素中で行うことにより、基板が接合される。
【0183】上述の各実施の形態では、SOI基板の活
性層とガラス基板とを接合する方法として、陽極接合に
よる一例を説明したが、他の接合方法であってもよい。
すなわち、活性層とガラス基板とを接合する手法とし
て、常温の直接接合(常温接合)を用いてもよい。上記
常温接合は、鏡面研磨したシリコンウェハやガラス基
板、金属基板をいわゆるRCA洗浄した後、10−9
orr雰囲気中の真空チャンバ内でArのFAB(Fa
st Atomic Beam)を2枚の基板にそれぞれ
に300sec程度、同時に照射した後、10MPaの
圧力で圧着する。これにより、大気中に戻した後の接合
強度は、12MPa以上となる。
【0184】活性層と石英基板であるガラス基板とを上
記常温接合することにより本発明を適用したプローブア
レイを作製することもできる。
【0185】また、上記の接合の例においては、活性層
12と透光性を有するガラス基板14との接合以外に
も、上述したGaPやTiO層、n型Si層52、低
濃度Si層72、高濃度p型Si層82と透光性基板の
接合により本発明を適用したプローブアレイを作製する
ことができる。上記RCA洗浄とは、RCA社が提案し
た過酸化水素水をベースとした洗浄方法である。
【0186】低融点硝子(フリットガラス)を用いた硝
子接合によりSi層と透光性のガラス基板とを接合する
こともできる。
【0187】接着剤により開口を作製した層と透光性の
ガラス基板の接合を行うこともできる。この場合、ガラ
ス基板を用い、ガラスと屈折率が等しくなるように作製
された光学用接着剤(例えば駿河精機製V40−J9
1)を用いることができる。更にまた、上述の実施の形
態では、Si突起部を作製するためにKOH等の異方性
エッチングを用いたが、リアクティブイオンエッチング
(RIE)等のドライエツチングを用いてもよい。
【0188】上述した各実施の形態では、突起部となる
高屈折率材料をガラス基板上に接合により形成していた
が、蒸着法、スバッタ法、プラズマCVD(chemi
cal vapor depoSition)法、熱CV
D法、光CVD法等の薄膜形成技術により高屈折率材料
からなる薄膜を形成してもよい。
【0189】本発明を適用した実施の形態では、ガラス
基板上に複数のSi突起部が搭載されるプローブアレイ
を示したが、ガラス基板上に一つのSi突起部が搭載さ
れた場合でも、本発明の効果を発揮することができ、本
発明に含まれる。
【0190】本発明を適用した各実施の形態では、Si
突起部の形状が四角錐形状である場合についてのみ述べ
たが、これに限られず、円錐形状や円錐台形状であって
もよい。
【0191】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、プローブの先
端部分の面と情報記録媒体の表面とをほぼ平行にできる
ので、プローブをアレイ化した場合でも使用可能で、光
利用効率、信頼性、耐久性の点でも問題がない光ピック
アップスライダを提供できる。
【0192】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光ピックアップスライダにおいて、記録光又は再生光
の入射面も情報記録媒体の表面とほぼ平行に位置するの
で、記録光又は再生光を集光するレンズも情報記録媒体
と平行に設置し、複雑な角度調節を必要としないように
することができる。
【0193】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の光ピックアップスライダにおいて、記録光又は
再生光を集光するレンズも情報記録媒体と平行に設置
し、複雑な角度調節を必要としないようにして、近接場
光、伝搬光を発生させることができる。
【0194】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の光ピックアップスライダにおいて、基板に入射
する光から開口部分で近接場光、伝搬光を発生させるこ
とができる。
【0195】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の光ピックアップスライダにおいて、プローブを基板よ
り屈折率が大きい突起形状で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術を説明する説明図である。
【図2】同説明図である。
【図3】同説明図である。
【図4】同説明図である。
【図5】同説明図である。
【図6】同説明図である。
【図7】この発明の課題を説明する説明図である。
【図8】同説明図である。
【図9】この発明の実施の形態1である光ピックアップ
スライダを説明する説明図である。
【図10】同説明図である。
【図11】この発明の実施の形態2である光ピックアッ
プスライダを説明する説明図である。
【図12】同説明図である。
【図13】この発明の実施の形態3である光ピックアッ
プスライダを説明する説明図である。
【図14】同説明図である。
【図15】同説明図である。
【図16】同説明図である。
【図17】同説明図である。
【図18】この発明の実施の形態4である光ピックアッ
プスライダを説明する説明図である。
【図19】同説明図である。
【図20】同説明図である。
【図21】同説明図である。
【図22】同説明図である。
【図23】同説明図である。
【図24】この発明の実施の形態5である光ピックアッ
プスライダを説明する説明図である。
【図25】同説明図である。
【図26】同説明図である。
【図27】同説明図である。
【図28】同説明図である。
【図29】同説明図である。
【図30】同説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 遮光膜 3 レジストパターン 4 微小開口 5 光ピックアップスライダ 7 アーム 8 情報記録媒体表面 9 プローブ先端面 10 光ピックアップ 11 レンズ 12 活性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 興梠 元伸 神奈川県横浜市旭区若葉台4−28−905 (72)発明者 大津 元一 東京都品川区豊町6−21−5 Fターム(参考) 5D118 AA13 BD01 EA08 5D119 AA39 CA06 JB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームに支持されて情報記録媒体の記録
    光又は再生光を照射する浮上型の光ピックアップスライ
    ダにおいて、 前記情報記録媒体の回転により発生する空気流により生
    じる浮力で前記情報記録媒体に対して浮上しているとき
    には、当該光ピックアップスライダの前記記録光又は再
    生光の照射を行うプローブの先端部分の面は前記情報記
    録媒体の表面とほぼ平行に位置することを特徴とする光
    ピックアップスライダ。
  2. 【請求項2】 前記浮上の際には前記記録光又は再生光
    の入射面も前記情報記録媒体の表面とほぼ平行に位置す
    ることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップス
    ライダ。
  3. 【請求項3】 前記プローブは非透光性材料で形成され
    て開口が設けられており、この開口は入射する光から当
    該開口の部分で近接場光及び伝搬光の少なくとも一方を
    発生させるものである請求項1又は2に記載の光ピック
    アップスライダ。
  4. 【請求項4】 非透光性材料で形成されて開口が設けら
    れている前記プローブが光透過性の基板に設けられて成
    り、前記開口は前記基板に入射する光から当該開口部分
    で近接場光及び伝搬光の少なくとも一方を発生させるも
    のである請求項1又は2に記載の光ピックアップスライ
    ダ。
  5. 【請求項5】 前記プローブは前記基板より屈折率が大
    きく突起形状である請求項4に記載の光ピックアップス
    ライダ。
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