JP2001206441A - 組立家具等の部品包装体 - Google Patents
組立家具等の部品包装体Info
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Abstract
装体を改良して、組立作業が正確に且つ能率良く行える
ようにすること。 【解決手段】 家具等の組み立てに使用される複数種類
の部品(蝶番取付ねじ15、マグネットキャッチ9の取
付ねじ16、側板固定用ビス19、ジョイントシャフト
10、スクリュー釘22等)がそれぞれ開封可能な複数
の包装単体27,29,30〜32に種類別に分けて収
納され、これら複数の包装単体27,29,30〜32
が、被包装部品(蝶番取付ねじ15、マグネットキャッ
チ9の取付ねじ16、側板固定用ビス19、ジョイント
シャフト10、スクリュー釘22等)が組み立て時に使
用される順番に並ぶように連結された構成。
Description
される複数種類の部品の包装体に関するものである。
ントや木ねじ類等の多種類の部品が使用される。従来
は、これら多種類の部品を一まとめにするか又は、種類
ごとに分けて袋等の包装体で包装し、組み立て手順を説
明する説明書等に於いて、使用部品の一覧表と各種類ご
との個数等を記述しておくと共に、組み立て手順の説明
の各項に於いて、どの部品を使用してどのように組み立
てるかを記述していた。
品の包装方法では、組立家具等の箱詰め発送業者側や組
立作業者側(エンドユーザーを含む)に於いて、必要な
全ての部品が揃っているか否かのチェックに多大の手間
と時間を要するばかりでなく、組立作業者が組み立て作
業を行う際に、説明書に記述されているその組立段階で
の必要部品を捜し出すのにも手間がかかる。更に、説明
書に記述された正規の組立順序を守らないで思いつくま
ま組み立てることもあって、途中で組立作業をやり直さ
なければならない事態も生じる恐れがあった。
来の問題点を解消し得る組立家具等の部品包装体を提供
することを目的とするものであって、その手段を後述す
る実施形態の参照符号を付して示すと、家具等の組み立
てに使用される複数種類の部品(蝶番取付ねじ15、マ
グネットキャッチ9の取付ねじ16、側板固定用ビス1
9、ジョイントシャフト10、スクリュー釘22等)が
それぞれ開封可能な複数の包装単体27,29〜32に
種類別に分けて収納され、これら複数の包装単体27,
29〜32が、被包装部品(蝶番取付ねじ15、マグネ
ットキャッチ9の取付ねじ16、側板固定用ビス19、
ジョイントシャフト10、スクリュー釘22等)が組み
立て時に使用される順番に並ぶように連結された構成と
なっている。
29〜32を帯状につながるように連結することができ
る。又、各包装単体27,29〜32を独立した袋34
から構成する場合、各袋34を、開口側辺が重なるよう
に積層すると共に、重なる開口側辺を塞ぐように綴じ針
一体に綴じることにより連結することができるし、各袋
34の開口側辺を部品収納後に閉じておき、この各袋3
4を、リング等の連結具により連結することができる。
更に、各包装単体には、その被包装部品の使用方法を記
載することができるし、使用の順番を示す番号を記載し
ておくことができる。
付図に基づいて説明すると、図1及び図2は、組立家具
の一例としての収納家具を示すもので、左右両側板1、
天板2、地板3、背板4、固定棚板5、可動棚板6、及
び左右一対の扉7から構成されている。扉7は、左右両
側板1にそれぞれ上下2つの調整蝶番8を介して開閉自
在に枢着され、閉じたときの位置を決めるマグネットキ
ャッチ9が天板2の下側前端に取り付けられている。
又、固定棚板5の左右両端には、左右両側板1から突出
する前後2本のジョイントシャフト10の先端にそれぞ
れ係合する前後2つの締結金具11が埋設されている。
可動棚板6の左右両端には、左右両側板1に上下方向適
当間隔おきに設けられた前後2つのダボ孔12に嵌合さ
せた棚受けダボ13に上から嵌合する前後2つの凹部1
4が設けられている。
すると、先ず、左右各側板1の内側面前端近傍の上下2
箇所の所定位置に調整蝶番8を専用の蝶番取付ねじ15
により取り付けると共に、天板2の下側前端部にマグネ
ットキャッチ9を専用の取付ねじ16により取り付け
る。
固着する。即ち、天板2及び地板3の左右両端面と左右
両側板1の上下両端内側面との互いに当接する部分の
内、少なくとも一方に接着剤を塗布した状態で、天板2
及び地板3の左右両端面から突設されている複数本の接
合用ダボ17を左右両側板1の上下両端内側に設けられ
ているダボ孔18にそれぞれ嵌合させる。そして、専用
の側板固定用ビス19を左右両側板1の上下両端の前端
部に設けられている結合用孔20に外側から挿通させて
天板2及び地板3の端面にねじ込みみ、天板2及び地板
3を左右両側板1の上下両端間に固着する。
及び地板3とから成る矩形枠を構成したならば、左右両
側板1の所定高さにある前後2つのダボ孔12を利用し
てジョイントシャフト10を取り付けた後、当該ジョイ
ントシャフト10に固定棚板5の左右両端に埋設されて
いる前後2つの締結金具11を係合させるように固定棚
板5を配置し、各締結金具11の締結用カムを操作して
当該締結金具11とジョイントシャフト10とを結合
し、固定棚板5を左右両側板1間の所定高さに架設す
る。この後、左右両側板1、天板2、地板3、及び固定
棚板5の後端面と背板4の内側面との互いに当接する部
分の内、少なくとも一方に接着剤を塗布した状態で、背
板4を左右両側板1、天板2、及び地板3で構成された
矩形枠の背面側に当接させ、当該背板4に予め設けられ
た下孔21(無くとも良いし、背板4の背面側に目印を
設けておくだけでも良い)を利用して、背板4の背面側
から専用のスクリュー釘22を打ち込み、左右両側板
1、天板2、地板3、及び固定棚板5の後端面と背板4
とを当該スクリュー釘22で互いに結合する。
は、左右両側板1それぞれに取り付けられている上下2
つの調整蝶番8の扉側取付片8aのカップ部8bを扉7
の内側面に形成されている取付用孔23(図1参照)に
嵌合させた状態で、各調整蝶番8の扉側取付片8aを取
付用ねじ(図示省略)により扉7に取り付けることによ
り、開閉扉7を備えた収納家具が完成する。可動棚板6
を取り付けるときは、左右両側板1の可動棚板取り付け
高さに位置する前後2つのダボ孔12に棚受けダボ13
を嵌合させ、この棚受けダボ13に左右両端の前後2つ
の凹部14が嵌合するように、可動棚板6を配置すれば
良い。
マグネットキャッチ9を除いて、蝶番取付ねじ15、マ
グネットキャッチ9の取付ねじ16、側板固定用ビス1
9、ジョイントシャフト10、スクリュー釘22、及び
扉7への調整蝶番取付用ねじ(図示省略)等が組立用部
品として、この順番に使用される。なお、調整蝶番8の
取り付けとマグネットキャッチ9の取り付けの作業順序
は、逆であっても良い。これら各部品は、図3に示すよ
うに包装される。
い軟質プラスチックシート等から構成されたチューブ状
素材の一端をヒートシールにより閉じると共に組立家具
名称や型番等が記載された表示部24を形成し、この表
示部24に隣接して開封用ミシン目25を設け、表示部
24に隣接するチューブ内に、最初に使用する1種類の
部品、即ち、蝶番取付ねじ15を必要本数だけ収納した
後、ヒートシール部26で閉じて1番目の包装単体27
を形成する。ヒートシール部26の外側に隣接する位置
には、切り離し開封兼用のミシン目28が設けられる。
次に、第一の包装単体27に隣接するチューブ内に、2
番目に使用する1種類の部品、即ち、マグネットキャッ
チ9の取付ねじ16を必要本数だけ収納した後、ヒート
シール部26で閉じて2番目の包装単体29を形成す
る。ヒートシール部26の外側に隣接する位置には、切
り離し開封兼用のミシン目28が設けられる。
界がヒートシール部26と切り離し開封兼用のミシン目
28とで仕切られて帯状につながった包装単体27,2
9〜32が形成され、3番目の包装単体30には、3番
目に使用される必要本数の側板固定用ビス19が収納さ
れ、4番目の包装単体31には、4番目に使用される必
要本数のジョイントシャフト10が収納され、5番目の
包装単体32には、5番目に使用されるスクリュー釘2
2が必要本数収納されている。先の組立例に於いて6番
目に使用される扉7への調整蝶番取付用ねじの包装は、
省略している。
9〜32には、その包装部品の使用順番、従って、包装
単体27,29〜32の並ぶ順番に、番号27a,29
a〜32aが記載されると共に、包装部品の使用方法が
記載された使用方法記載部27b,29b〜32bが設
けられている。従って、先の組立例に従って組立収納家
具を組み立てるとき、作業者は、1番目の包装単体27
の使用方法記載部27bに記載されている内容から1番
目の組立作業内容を確認した後、当該1番目の包装単体
27のミシン目25を利用して表示部24を切り離すと
共に開封することにより、当該包装単体27に包装され
ている蝶番取付ねじ15を取り出し、調整蝶番8を両側
板1に取り付ける作業を行う。次に、2番目の包装単体
29の使用方法記載部29bに記載されている内容から
2番目の組立作業内容を確認した後、当該2番目の包装
単体29のミシン目28を利用して1番目の包装単体2
7を切り離すと共に開封することにより、当該包装単体
29に包装されているマグネットキャッチ9の取付ねじ
16を取り出し、マグネットキャッチ9を天板2に取り
付ける作業を行う。
から取り出した側板固定用ビス19により天板2及び地
板3を両側板1間に架設する3番目の組立作業、4番目
の包装単体31から取り出したジョイントシャフト10
を両側板1に取り付ける4番目の組立作業、そして、5
番目の包装単体32から取り出したスクリュー釘22で
背板4を取り付ける4番目の組立作業を行うことができ
る。
蝶番8やマグネットキャッチ9等も部品として、使用順
番に相当する位置にある包装単体に包装しても良い。
又、上記実施形態に於ける、帯状の包装体では、部品の
収納作業と包装単体間を区切るヒートシール部26及び
切り離し開封兼用のミシン目28の形成作業とを交互に
行う必要があるが、図4に示すように、例えば透明なプ
ラスチック薄膜や薄い軟質プラスチックシート等の帯状
素材を長さ方向に沿って二つ折りにし、各包装単体2
7,29〜32間を区切るヒートシール部26及び切り
離し開封兼用のミシン目28を設けて、一側辺がそれぞ
れ開かれた状態で帯状につながる包装単体27,29〜
32を形成し、各包装単体27,29〜32に開放され
ている一側辺から部品を収納した後に、当該開放一側辺
をヒートシール部33で閉じるようにしても良い。
の何れに於いても、切り離し開封兼用のミシン目28は
必須要件ではなく、鋏等で切り離しと開封とを行うよう
にしても良い。又、上記各実施形態では、開封される包
装単体は、残りの帯状につながっている包装単体群の端
末につながっている状態であり、次の包装単体を開封す
るときに切り離されるように構成しているが、包装単体
のつなぎ順(包装部品の収納順序)を逆にして、使用す
べき部品が収納されている包装単体の開封により、残り
の帯状につながっている包装単体群の端末から切り離さ
れるように構成することもできる。勿論、前記表示部2
4は必須要件ではない。
29〜32を独立した袋34から構成し、これら各包装
単体27,29〜32(袋34)に部品を収納した後、
収納部品の組立作業時の使用順番と同一順番で、各袋3
4の開口側辺を重ねるように各包装単体27,29〜3
2を積層すると共に、各袋34の開口側辺を閉じるよう
に紙等から成るカバー材35を被せて閉じ針36等によ
り綴じることにより、各包装単体27,29〜32(袋
34)を一体化することができる。この場合、前記カバ
ー材35に前記表示部24を設けたり、各包装単体2
7,29〜32(袋34)に切り離し開封兼用のミシン
目37を設けることができるが、このミシン目37を設
けないで、袋34をカバー材35から引きちぎるか又
は、鋏等で切り離すことにより、開封されるように構成
しても良い。
を独立した袋34から構成する場合、図6に示すよう
に、これら各包装単体27,29〜32(袋34)に部
品を収納した後、各袋34の開口側辺をヒートシール部
38等により閉塞すると共に、切り離し開封兼用のミシ
ン目37を設け、収納部品の組立作業時の使用順番と同
一順番に重ねた状態で、各包装単体27,29〜32
(袋34)の端部をリング等の連結具39で一体化する
こともできる。この場合、連結具39から各包装単体2
7,29〜32(袋34)を引きちぎるようにし、ミシ
ン目37は開封専用としても良いし、各包装単体27,
29〜32(袋34)の切り離しや開封は鋏等で行うよ
うにしても良い。
単体を切り離さないで、開封のみ可能に構成することも
できる。例えば、各包装単体(独立した袋を含む)の片
面に例えばコの字形の開封用ミシン目を設け、この開封
用ミシン目を利用して切り目を入れることにより、各包
装単体(独立した袋を含む)の片面の略全体を開いて部
品を取り出せるように構成することができるし、各包装
単体(独立した袋を含む)の一側辺を、切り離し用ミシ
ン目を利用するか又は鋏等で切って開封するように構成
することもできる。又、使用部品の種類が非常に多い場
合、種類べつに部品が収納された数多くの包装単体の全
てを一体に連結する必要はなく、必要に応じて複数グル
ープに分け、各グループごとに複数の包装単体を連結一
体化しても良い。
具等の部品包装体によれば、家具等の組み立てに使用さ
れる複数種類の部品が種類別に包装単体に分けて収納さ
れているだけでなく、これら複数の包装単体が、被包装
部品が組み立て時に使用される順番に並ぶように連結さ
れているので、組立家具等の箱詰め発送業者側や組立作
業者側(エンドユーザーを含む)に於いて、必要な全て
の部品が揃っているか否かのチェックが簡単容易に行え
るばかりでなく、組立作業者が組み立て作業を行う際
に、そのときに必要な部品を多種類の部品の中から捜し
出す手間が不要であり、単に、連結されている順番に各
包装単体を開封して収納部品を取り出し、その取り出し
部品を使用する組立作業を行うことにより、正規の組立
順序に従った組立作業を極めて能率良く正確に行え、途
中で組立作業をやり直さなければならない不都合が生じ
る恐れも解消する。
記各包装単体が帯状につながっているので、使用部品が
揃っているかどうかのチェックも容易であるし、平らに
延ばした状態や適当長さに折り畳んだ状態等、荷姿を自
由に変えることができるので、箱詰め等にも好都合であ
る。
的な袋を利用して本発明を実施することができるだけで
なく、各袋(包装単体)の開口側辺を各別に閉じる必要
がない。更に、請求項4に記載の構成によれば、一般的
な袋を利用して本発明を実施することができるだけでな
く、各袋(包装単体)の数が多くとも、その連結一体化
が簡単容易に行える。
付の説明書による組立作業手順の説明を省いたり簡略化
することができるだけでなく、組立作業者による組立作
業手順の確認が容易であり、正確な組立作業を能率良く
行わせることができる。更に、請求項6に記載の構成に
よれば、各包装単体に記載されている番号により、組立
行程中の現在の段階を確認することができるばかりでな
く、連結されている包装単体を後ろから開封してしまう
不都合も回避し易くなる。
側面図である。
り、B図は同正面図である。
る。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】家具等の組み立てに使用される複数種類の
部品がそれぞれ開封可能な複数の包装単体に種類別に分
けて収納され、これら複数の包装単体が、被包装部品が
組み立て時に使用される順番に並ぶように連結されてい
る、組立家具等の部品包装体。 - 【請求項2】前記各包装単体が帯状につながっている、
請求項1に記載の組立家具等の部品包装体。 - 【請求項3】前記各包装単体が独立した袋から構成さ
れ、各袋が、開口側辺が重なるように積層されると共
に、重なる開口側辺を塞ぐように一体に綴じられてい
る、請求項1に記載の組立家具等の部品包装体。 - 【請求項4】前記各包装単体が独立した袋から構成さ
れ、各袋は、開口側辺がそれぞれ閉じられた状態で、連
結具により連結されている、請求項1に記載の組立家具
等の部品包装体。 - 【請求項5】各包装単体には、その被包装部品の使用方
法が記載されている、請求項1〜4の何れかに記載の組
立家具等の部品包装体。 - 【請求項6】各包装単体には、使用の順番を示す番号が
記載されている、請求項1〜5の何れかに記載の組立家
具等の部品包装体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000019963A JP3337452B2 (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 組立家具等の部品包装体 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Country Status (1)
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2000
- 2000-01-28 JP JP2000019963A patent/JP3337452B2/ja not_active Expired - Lifetime
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