JP2003182727A - 包装箱 - Google Patents

包装箱

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JP2003182727A
JP2003182727A JP2001386223A JP2001386223A JP2003182727A JP 2003182727 A JP2003182727 A JP 2003182727A JP 2001386223 A JP2001386223 A JP 2001386223A JP 2001386223 A JP2001386223 A JP 2001386223A JP 2003182727 A JP2003182727 A JP 2003182727A
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薫 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟で変形し易い商品の収容に適し、店頭に
て内部の商品を露出させて展示可能な包装箱を提供す
る。 【解決手段】 外フラップ(第1フラップ10D,10
E)の一方に、幅方向に破断可能な第1破断手段14を
設けるとともに、該第1破断手段14の両端から連続す
る壁面(上壁構成面4A,4B)にかけて延びる一対の
第2破断手段17を設け、外フラップと連続する壁面
(上壁構成面4A,4B)に、第2破断手段17と連続
し反対側の端縁に向けて延びる一対の第3破断手段18
を設けるとともに、これら第3破断手段18の端部を連
続する第4破断手段19を設け、各破断手段14,1
7,18,19によりフラップおよび壁面を破断するこ
とにより、これらフラップおよび壁面の一部を開放可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、商品の輸送用包装
に使用するとともに、店頭で一部を破断して収容した商
品を露出させて展示可能とした包装箱に関し、特に、柔
軟で変形し易い商品を展示するのに好適な包装箱に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】この種の包装箱として、実開平7−31
620号公報に記載されたものが知られている。この包
装箱は、4方を囲繞する壁面の1つが一対の壁面構成部
を繋ぎ合わせて形成され、その一方の壁面構成部に連続
して仕切壁が設けられている。また、4つの壁面のうち
所定の壁面、および、上側開口を閉塞するフラップに
は、破断構造が設けられ、その壁面から上面にかけて開
放させ、内部に収容した商品を露出させて展示できるよ
うにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記包
装箱は、樹脂製の袋材に液体を収容させ、直立状態で載
置可能とした商品(所謂スタンディングパウチ)を収容
する場合、商品が柔軟で変形し易いため、収容作業性が
悪いという問題がある。具体的には、このスタンディン
グパウチは、断面略三角形状をなすため、包装箱の上端
開口から収容させると隣接する商品との間に大きな隙間
が生じてしまう。そのため、包装箱の上端開口を閉塞し
ておき、下端開口を開放した状態で、天地を逆向きとし
た状態で収容作業を行うようにしているが、この方法で
もやはり収容作業性および収容数の点で限界があり、特
に、手作業で収容作業を行う場合には前記と同様の問題
が顕著に現れる。 【0004】そこで、本発明では、柔軟で変形し易い商
品の収容に適し、店頭にて内部の商品を露出させて展示
可能な包装箱を提供することを課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の包装箱は、4方を囲繞する連続した壁面
と、各壁面の両端縁にそれぞれ設けたフラップと、囲繞
された壁面内において対向する壁面にかけて前記フラッ
プと直交方向に延びる仕切壁とを備え、前記フラップの
うち、一対の内フラップを折り曲げた後、一対の外フラ
ップを折り曲げて蓋をする断面略H型の包装箱におい
て、前記外フラップの一方に、幅方向に破断可能な第1
破断手段を設けるとともに、該第1破断手段の両端から
連続する前記壁面にかけて延びる一対の第2破断手段を
設け、前記外フラップと連続する壁面に、前記第2破断
手段と連続し反対側の端縁に向けて延びる一対の第3破
断手段を設けるとともに、これら第3破断手段の端部を
連続する第4破断手段を設け、前記各破断手段によりフ
ラップおよび壁面を破断することにより、これらフラッ
プおよび壁面の一部を開放可能としたものである。 【0006】前記包装箱では、内部に商品を収容する際
には、従来と同様に、壁面に設けたフラップの一端側を
閉じる一方、他端側を開放した状態で、開放したフラッ
プの側を上向きに配置した状態で行う。この際、柔軟で
変形し易い商品を収容する場合には、例えば蓋を構成す
るフラップを側方に位置させて配置する。そうすると、
商品は横向きに収容させることになり、その結果、その
商品は、包装箱内において均一的に偏平した状態になる
ため、各商品間に隙間を生じさせることなく、作業性よ
く収容することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の実施形態に係る断
面H型の包装箱1を示す。この包装箱1は、上下方向に
かけた4方を囲繞する壁面2,3A,3B,4(4A,
4B)を備え、その両端の開口を閉塞するフラップ10
A〜10E,12A〜12Eと仕切壁6とを一体に成形
し、図1の下段に示す収容状態から上段に示すように一
部を開放し、内部に収容した商品を展示可能としたもの
である。 【0008】具体的には、この包装箱1は、紙器打抜装
置(図示せず)によって段ボール紙を打ち抜き、連続し
た一枚の展開状態で打ち抜いて成形される。なお、前記
段ボール紙は、一対の表紙および裏紙の間に波状の中し
んを配設した周知のものである。 【0009】展開状態の打抜製品1’は、図2(A)に
示すように、略中央に位置する幅方向に長尺な下壁面2
の両側に、一対の側壁面3A,3Bが連続するととも
に、これら側壁面3A,3Bの両側に、上壁面4を構成
する上壁構成面4A,4Bが連続するように設けられて
いる。なお、各壁面2,3A,3Bおよび上壁構成面4
A,4Bとの境界部分には、一点鎖線で示すように、段
ボール紙の肉厚を圧縮して成形した折曲線5が設けられ
ている。 【0010】前記上壁構成面4A,4Bは、図中左側の
上壁構成面4Aの幅を前記下壁面2の幅の略半分とし、
右側の上壁構成面4Bの幅を下壁面2の幅の半分より大
きく形成されている。そして、包装箱1の組立時には、
上壁構成面4Bを上壁構成面4Aの外側に重畳させ、糊
付けにより貼着するとともに、その重畳部分を圧縮し、
重畳していない部分の肉厚と略同等となるように構成さ
れる。 【0011】前記下壁面2、側壁面3A,3B、およ
び、上壁構成面4A,4Bのうち、左側端部に位置する
上壁構成面4Aには、仕切壁6が連続するように設けら
れている。この仕切壁6は、前記側壁面3A,3Bと略
同一幅に形成され、その端部には糊代部7が設けられる
とともに、その境界部分に折曲線8が設けられている。
そして、包装箱1の組立状態では、対向する上壁面4か
ら下壁面2にかけて後述するフラップ10A〜10E,
12A〜12Eと直交方向に延びるように位置する構成
としている。また、この仕切壁6と上壁構成面4Aとの
境界部分には、所定間隔をもって直線状に延びる破断ラ
インと、該破断ラインの一端より傾斜して延びるガイド
ラインとからなる片ジッパー9が設けられている。な
お、前記ガイドラインは、上壁構成面4Aの側に延びる
ように設けられている。 【0012】前記下壁面2、側壁面3A,3B、およ
び、上壁構成面4A,4Bの上側端縁には、これらによ
り囲繞された開口を閉塞する第1フラップ10A〜10
Eが設けられ、その境界部分には折曲線11が設けられ
ている。 【0013】そのうち、側壁面3A,3Bと連続する第
1フラップ10B,10Cは、他の第1フラップ10
A,10D,10Eの内側に位置する内フラップを構成
するものである。下壁面2と連続する第1フラップ10
Aは、他の第1フラップ10D,10Eとともに外フラ
ップを構成するもので、その突出長さは、テープにより
貼着で段ボール紙自身が備えた弾性により浮き上がらな
い程度でできるだけ小さい寸法とされている。上壁構成
面4A,4Bと連続する第1フラップ10D,10E
は、上壁構成面4A,4Bと同様に、互いの端部が糊付
けにより貼着され、1つのフラップを構成するもので、
その突出長さは、前記第1フラップ10Aとともに折曲
線11に沿って折り曲げると、互いの突端縁が突き合う
寸法とされている。 【0014】また、前記下壁面2、側壁面3A,3B、
および、上壁構成面4A,4Bの下側端縁には、これら
により囲繞された開口を閉塞する第2フラップ12A〜
12Eが設けられ、その境界部分には折曲線13が設け
られている。 【0015】そのうち、側壁面3A,3Bと連続する第
2フラップ12B,12Cは内フラップを構成し、他の
第2フラップ12A,12D,12Eは外フラップを構
成するものである。なお、第2フラップ12D,12E
は、第1フラップ10D,10Eと同様に、互いの端部
が糊付けにより貼着され、1つのフラップを構成するも
のである。そして、これら第2フラップ12A,12
D,12Eの突出長さは、折曲線13に沿って折り曲げ
ると、互いの突端縁が中央で突き合う寸法とされてい
る。 【0016】本実施形態では、組立状態で1つのフラッ
プを構成する第1フラップ10D,10Eに、第1破断
手段14および一対の第2破断手段17が設けられてい
る。また、これら第1フラップ10D,10Eに連続す
る上壁構成面4A,4Bに、一対の第3破断手段18お
よび第4破断手段19が設けられている。 【0017】前記第1破断手段14は、1つの外フラッ
プを構成する第1フラップ10D,10Eを幅方向に破
断するもので、図2(B)に示すように、幅方向(切断
方向)に沿って所定間隔をもって直線状に延びる破断ラ
インaと、各破断ラインaの一端から同方向に傾斜して
延びるガイドラインbを対称に一対設けたジッパーから
なる。なお、前記ガイドラインb,bは、互いに近接す
る方向に延びるように設けられている。また、この第1
破断手段14は、各第1フラップ10D,10Eの縁と
の間に、テープを貼着可能な間隔を有する位置とされて
いる。組立状態において、この第1破断手段14の左側
端部に位置する第1フラップ10Dの端部には、略H字
形状の破断始点部15が設けられている。この破断始点
部15は、平行に延びる破断ラインの間が摘み部15a
を構成する。また、第1破断手段14の右側端部に位置
する第1フラップ10Eの端部には、その端の破断ライ
ンa,aを連続させる破断終点部16が設けられてい
る。 【0018】前記第2破断手段17は、前記第1破断手
段14の両端の破断始点部15および破断終点部16か
ら、連続する前記上壁構成面4A,4Bとの境界部分
(稜部)にかけて高さ方向に延びるもので、所定間隔を
もって直線状に延びる破断ラインaと、各破断ラインa
の一端から延びるガイドラインbを設けた片ジッパーか
らなる。なお、この第2破断手段17では、ガイドライ
ンbが内側に向けて延びるように設けられている。ま
た、この第2破断手段17は、各第1フラップ10D,
10Eの縁との距離が、内フラップを構成する第1フラ
ップ10B,10Cの突出長さより広く形成されてい
る。 【0019】前記第3破断手段18は、前記第2破断手
段17の端部から連続して反対側の端縁(稜部)にかけ
て延びるもので、第2破断手段17と同様に、破断ライ
ンaとガイドラインbとを設けた片ジッパーからなる。
この第3破断手段18では、ガイドラインbは内側に向
けて延びるように設けられている。 【0020】前記第4破断手段19は、前記第3破断手
段18の端部を連続するもので、隣接する第2フラップ
12D,12Eとの境界部分である稜部に沿って所定間
隔をもって延びる破断ラインaと、上壁構成面4A,4
B内である内側に向けて延びるガイドラインbとを設け
た片ジッパーからなる。 【0021】前記構成の打抜製品1’からなる包装箱1
は、内部に柔軟で変形し易いスタンディングパウチなど
の商品を収容する場合には、各フラップ10A〜10
E,12A〜12Eが側方に位置するように配置して使
用する。この場合、上下方向に延びる面は、各フラップ
10A〜10E,12A〜12Eによる蓋部分、側壁面
3A,3Bおよび仕切壁6である。 【0022】ここで、この種の段ボール紙からなる包装
箱1は、上下方向に延びる面の中しんが上下方向に延び
るように構成することにより、上下方向の圧縮強さが強
くなる一方、中しんが横方向に延びるように構成するこ
とにより、上下方向の圧縮強さが弱くなる。 【0023】しかし、前記フラップ10A〜10E,1
2A〜12Eによる蓋部分と、側壁面3および仕切壁6
とは、互いに直交する方向に中しんが延びるようにな
る。そのため、本実施形態では、図1に示すように、側
壁面3および仕切壁6を構成する面の中しんが上下方向
に延びるように構成している。 【0024】次に、前記打抜製品1’の組み立てについ
て説明する。まず、前記打抜製品1’の裏紙側を上向き
に位置させた状態で、仕切壁6の端に設けた糊代部7に
酢酸ビニルエマルジョン系の接着剤などを塗布する。 【0025】その後、側壁面3Aと上壁構成面4Aとの
間の折曲線5に沿って上壁構成面4Aの側を折り曲げ、
糊代部7を下壁面2上に重畳させ、圧着することによ
り、糊代部7と下壁面2とを貼着するとともに、重畳し
た肉厚を圧縮する。なお、この状態では、図3に示すよ
うに、糊代部7と上壁構成面4Aとの間に設けた折曲線
8が、下壁面2の略中央に位置する。 【0026】ついで、連続した上壁構成面4B、第1フ
ラップ10Eおよび第2フラップ12Eの縁に前記と同
様の接着剤を塗布した後、下壁面2と側壁面3Bとの間
の折曲線5に沿って上壁構成面4Bの側を折り曲げる。
これにより、前記上壁構成面4B、第1フラップ10E
および第2フラップ12Eの縁が、上壁構成面4A、第
1フラップ10Dおよび第2フラップ12Dの上に重畳
する。そして、この重畳部分を圧着することにより、こ
れらを貼着するとともに、重畳した肉厚を圧縮する。 【0027】このように組み立てられた包装箱1は、こ
の状態で、所定のメーカに納品され、この製造メーカに
て、商品を収容して梱包される。 【0028】この収容作業では、例えば、まず、第2フ
ラップ12A〜12Eのうち、内フラップを構成する第
2フラップ12B,12Cを折曲線13に沿って内向き
に折り曲げた後、外フラップを構成する第2フラップ1
2A,12D,12Eを折曲線13に沿って内向きに折
り曲げる。そして、第2フラップ12A,12D,12
Eの突き合った先端部分をテープにより貼着して蓋をす
る。 【0029】この状態で、図4に示すように、開放した
第1フラップ10A〜10Eの側を上向きに配置し、所
定の商品を収容する。この際、本発明の包装箱1は、蓋
を構成するフラップ10A〜10E,12A〜12Eを
側方に位置させて配置する構成としているため、収容す
る商品は横向きに収容させる。 【0030】そのため、柔軟で変形し易いスタンディン
グパウチなどの商品を収容する場合には、その商品は、
包装箱1内において自重により均一的に偏平した状態に
なる。その結果、各商品間には隙間が生じることなく、
作業性よく収容することができる。 【0031】このようにして商品を収容した包装箱1
は、第1フラップ10A〜10Eのうち、内フラップを
構成する第1フラップ10B,10Cを折曲線11に沿
って折り曲げた後、外フラップを構成する第1フラップ
10A,10D,10Eを折曲線11に沿って折り曲
げ、その突き合った先端部分をテープにより貼着して蓋
をする。 【0032】前記包装箱1に収容した商品を販売する販
売店の店頭では、例えば図1に示すように、フラップ1
0A〜10E,12A〜12Eを側方に位置させ、第3
および第4破断手段18,19を設けた上壁構成面4
A,4Bが上方に位置するように包装箱1を積み上げ、
その最上段の包装箱1を開放状態とする。 【0033】具体的には、まず、側面に位置する第1フ
ラップ10Dの破断始点部15の摘み部15aを把持
し、第1破断手段14を破断終点部16の方向に引っ張
る。これにより、図5に示すように、ガイドラインbに
より外方向に破断方向が広がることなく、破断ラインa
に沿って第1フラップ10Dおよび貼着した第1フラッ
プ10Eを横方向に破断する。なお、この破断は、破断
終点部16に至ることにより止まる。 【0034】ついで、破断により開放した第1破断手段
14の部分から手を差し込み、第1フラップ10D,1
0Eを上向きに引き上げることにより、両側の第2破断
手段17に沿って第1フラップ10D,10Eを垂直方
向に破断する。 【0035】そして、第2破断手段17による破断が上
壁構成面4A,4Bの稜部まで至ると、引っ張る方向を
第2フラップ12A〜12Eの側に変更することによ
り、両側の第3破断手段18に沿って上壁構成面4A,
4Bを破断すると同時に、仕切壁6と上壁構成面4Aと
の間に設けた片ジッパー9に沿ってこれら仕切壁6と上
壁構成面4Aとを破断する。 【0036】その後、第3破断手段18による破断が隣
接する第2フラップ12D,12Eの綾部まで至ると、
破断した上壁構成面4Aの縁を把持し、破断始点部15
の側から破断終点部16の側へ上壁構成面4Aおよび貼
着した上壁構成面4Bを引っ張る。これにより、第4破
断手段19に沿って上壁構成面4A,4Bを破断し、図
1の上段に示すように、側部および上部の一部を開放状
態とする。 【0037】この開放状態では、内部に収容した商品を
露出させることができるため、店頭にて棚などの陳列台
を設置することなく、商品を展示することができる。し
かも、本実施形態では、下壁面2と連続する第1フラッ
プ10Aの突出長さをできるだけ小さい寸法としている
ため、広い露出領域を確保することができ、その結果、
販売促進効果を得ることができる。 【0038】また、前記包装箱1は、連続した一枚の打
抜製品1’からなるため、部品点数の削減を図ることが
でき、製造に係る作業性、保管に係る製品管理、収容ス
ペースなど、種々の面で好適であり、大幅にコストダウ
ンを図ることができる。 【0039】さらに、前記包装箱1は、フラップ10A
〜10E,12A〜12Eを側方に位置させて配置する
ため、側方に位置する面の段ボール紙を構成する中しん
の延び方向が異なるが、側壁面3A,3Bおよび仕切壁
6の3面の中しんが上下方向に位置する構成としている
ため、上下方向の圧縮強さを損なうことはない。そのた
め、包装箱1を上下方向に積み上げても、下段の包装箱
1が潰れるなどの不都合が生じることはない。勿論、包
装箱1を3段に積み上げ、中段と上段とを図1に示すよ
うに開放状態としても、中段の包装箱1が潰れることも
ない。 【0040】なお、本発明の包装箱1は、前記実施形態
の構成に限定されるものではない。例えば、図6に示す
ように、図2(A)中、切り落とす領域に位置する第2
フラップ12A〜12Eの側に、仕切壁6と連続する折
曲部20を設けるとともに、その境界部分に折曲線21
を設けてもよい。このようにすれば、仕切壁6が断面略
L字形状をなし、この状態で上下方向に延びるため、よ
り上下方向の圧縮強さを向上できる。 【0041】また、前記実施形態では、仕切壁6は、箱
内の中央に位置するように設けたが、その位置は希望に
応じて変更可能である。 【0042】また、仕切壁6は、別体に形成する構成と
し、糊付けや圧入などの方法で設けてもよい。この場
合、前記実施形態のように、上壁面4は、2つの構成面
4A,4Bに分割して形成する必要はない。 【0043】また、仕切壁6の数は1つに限られず、2
以上設ける構成としてもよい。この場合、前記実施形態
のように一体成形したものと、別体に形成したものとを
組み合わせることが好ましい。 【0044】また、前記実施形態では、各破断手段1
4,17,18,19を破断ラインaとガイドラインb
とからなるジッパーまたは片ジッパー構造により構成し
たが、一面に粘着剤が塗布されたPP製のテープを裏面
に貼着し、この樹脂テープの強度により段ボール紙の所
定位置を破断する構成としてもよい。 【0045】また、第3破断手段18は、必ずしも隣接
する第2フラップ12D,12Eとの綾部まで延ばす必
要はない。 【0046】また、前記実施形態では、各破断手段1
4,17,18,19を2つの構成面からなるフラップ
10D,10Eおよび構成面4A,4Bに設けたが、連
続した1つフラップ10Aおよび壁面2に設けてもよ
い。 【0047】また、前記実施形態では、柔軟な商品を収
容させるため、フラップ10A〜10E,12A〜12
Eが側方に位置するように配置したが、変形しない商品
を収容する場合には、フラップ10A〜10Eが上方に
位置するように配置してもよい。このようにしても、前
記と同様の破断作業を行うことにより、包装箱1の側部
と上部の一部を開放し、内部の商品を露出させて展示す
ることができる。なお、この場合には、段ボール紙の中
しんは、図2(A)と直交方向、即ち、フラップ10A
〜10Eからフラップ12A〜12Eにかけて延びるよ
うに構成することが好ましい。 【0048】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の包装箱は、柔軟で変形し易い商品を収容する場合に
は、蓋を構成するフラップを側方に位置させて配置し、
商品は横向きに収容させることができる。その結果、そ
の商品の収容作業時には、商品は、包装箱内において自
重で均一的に偏平した状態になるため、各商品間に隙間
を生じさせることなく、作業性よく収容することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施形態に係る包装箱を示す斜視図
である。 【図2】 (A)は包装箱の展開状態を示す平面図、
(B)は(A)の一部拡大平面図である。 【図3】 包装箱の組立工程の1つの状態を示す斜視図
である。 【図4】 包装箱内に商品を収容する状態を示す斜視図
である。 【図5】 包装箱を開放する工程の1つの状態を示す斜
視図である。 【図6】 変形例の包装箱の展開状態を示す平面図であ
る。 【符号の説明】 1…包装箱、2…下壁面、3A,3B…側壁面、4…上
壁面、4A,4B…上壁構成面、6…仕切壁、10A〜
10E…第1フラップ、12A〜12E…第2フラッ
プ、14…第1破断手段、17…第2破断手段、18…
第3破断手段、19…第4破断手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 BA03 BC02 CB02 CB06 CB16 CB23 CC05 CC42 CE04 CE05 CE07 CE09 CE12 CE18 CE19 CE22 CF05 DA07 DA12 DA30 EA06 EA20

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 4方を囲繞する連続した壁面と、各壁面
    の両端縁にそれぞれ設けたフラップと、囲繞された壁面
    内において対向する壁面にかけて前記フラップと直交方
    向に延びる仕切壁とを備え、前記フラップのうち、一対
    の内フラップを折り曲げた後、一対の外フラップを折り
    曲げて蓋をする断面略H型の包装箱において、 前記外フラップの一方に、幅方向に破断可能な第1破断
    手段を設けるとともに、該第1破断手段の両端から連続
    する前記壁面にかけて延びる一対の第2破断手段を設
    け、 前記外フラップと連続する壁面に、前記第2破断手段と
    連続し反対側の端縁に向けて延びる一対の第3破断手段
    を設けるとともに、これら第3破断手段の端部を連続す
    る第4破断手段を設け、 前記各破断手段によりフラップおよび壁面を破断するこ
    とにより、これらフラップおよび壁面の一部を開放可能
    としたことを特徴とする包装箱。
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