JP2001206115A - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

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JP2001206115A
JP2001206115A JP2000014307A JP2000014307A JP2001206115A JP 2001206115 A JP2001206115 A JP 2001206115A JP 2000014307 A JP2000014307 A JP 2000014307A JP 2000014307 A JP2000014307 A JP 2000014307A JP 2001206115 A JP2001206115 A JP 2001206115A
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Japan
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seat
child
child seat
belt
headrest
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Application number
JP2000014307A
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English (en)
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Hidenori Akura
秀範 阿倉
Kenji Ishikawa
健司 石川
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/027Baby-carriers with rigid frames

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】背負子として使用することができるチャイルド
シートにおいて、軽量化及び小型化が図れるチャイルド
シートを提供する。 【解決手段】背負子用幼児拘束部材44は、背当て部4
5、座部46及び腹当て部47で構成されると共に連結
ベルト48にて互いに連結されている。その背負子用幼
児拘束部材44は、チャイルドシート1のヘッドレスト
31背面に設けた収納袋42に収納されている。そし
て、背負子として使用する場合、背当て部45、座部4
6及び腹当て部47を収納袋42から引き出し、ヘッド
レスト31の前面に位置させる。幼児の背中に背当て部
45を当て、かつ、幼児の腹部に腹当て部47を当てた
状態で幼児を座部46に座らせる。チャイルドシート1
は背負子として担がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幼児を自動車にの
せるときに用いられるチャイルドシートに係り、詳しく
は背負子として使用できるチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幼児を自動車内にて着座させるた
めに、チャイルドシートが使用されている。このチャイ
ルドシートは、幼児が着座するための座部と、背もたれ
部から構成されている。又、車外に出るときに、このチ
ャイルドシートをそのまま背負子として利用できるよう
にしたものも種々提案されている。例えば、特開平7―
266949号公報、特開平9―39627号公報等に
背負子として利用できるチャイルドシートが記載されて
いる。
【0003】特開平7―266949号公報に記載され
たチャイルドシートは、一般的に使用されているチャイ
ルドシートの背もたれ部背面に背負い紐を設けたもので
あった。そして、この背負い紐を肩に担いで、チャイル
ドシートをそのまま背負子として利用するものであっ
た。又、特開平9―39627号公報に記載されたチャ
イルドシートは、チャイルドシートの背もたれ部背面に
背負い紐を設け、それに加え、座部が上下移動できるよ
うに取り付けられたものであった。そして、幼児の座高
の高さに合わせて座部の高さを調節した後に、背負い紐
を肩に担いで、チャイルドシートをそのまま背負子とし
て利用するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7―266949号公報に記載されたチャイルドシート
は、座部、背もたれ部及び保持部(ヘッドレスト)が一
体的に形成されたバケットタイプであるため取り外しが
できず、背負子として使用した場合、非常に重量がある
ものとなっていた。従って、背負い時に、背負う人が大
変であるとともに、かさばってしまうという問題があっ
た。しかも、このタイプのチャイルドシートにおいて
は、重心が比較的低くなるため、背負い時に、背負う人
の腰にかかる負担は大きいものであった。
【0005】又、特開平9―39627号公報に記載さ
れたチャイルドシートは、座部の高さを調節すること
で、チャイルドシートの重心を上げることはできるもの
の、上記した特開平7―266949号公報に記載され
たチャイルドシートと同様に一種のバケットタイプであ
って取り外しができず、背負子として使用した場合、非
常に重量があるものとなっていた。従って、背負い時
に、背負う人が大変であるとともに、かさばってしまう
という問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は軽量化及び小型化が図
れ、かつ、背負子として使用することができるチャイル
ドシートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上下に延びる左右対のフレームを有する枠体には、
下部にて着脱自在にシートクッションが固定され、その
上方にはヘッドレストが支持されるとともに前記フレー
ム間に表皮を張ることでシートバック部が形成されてお
り、前記シートバック部は裏側に背負子用背負いベルト
を備え、表側に、その背負子用座部が前記シートクッシ
ョン部より上方に離間して支持される背負子用幼児拘束
部材を備えたチャイルドシートをその要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のチャイルドシートにおいて、前記背負子用幼児拘束部
材はヘッドレストに付設されるとともに、前記ヘッドレ
ストの背部には、前記背負子用幼児拘束部材の不使用時
には同拘束部材を収納する収納袋を設けたことをその要
旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載のチャイルドシートにおいて、前記背負子
用幼児拘束部材は、折り畳み可能な背当て部と、その背
当て部の他端に対して一端が連結された座部と、その座
部の他端に対して一端が連結された折り畳み可能な腹当
て部とからなり、その背当て部、座部及び腹当て部は、
両端がヘッドレストに連結された一対の連結ベルトに縫
着されていることをその要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のチャイルドシートにおいて、前記座部は使用時におい
て幼児の背中が前記ヘッドレストに位置するように設け
られていることをその要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
のチャイルドシートにおいて、腹当て部には、両端部が
前記左右一対のフレームに着脱可能に連結されるサイド
ベルトが前記肩ベルトに直行する方向に縫着されている
ことをその要旨とする。
【0012】(作用)請求項1の発明によれば、シート
バック部が表皮で形成されたチャイルドシートを背負子
としての使用する場合、シートクッションを取り外し、
シートクッション部より上方に支持させた座部に幼児を
座らせる。そして、背負子用ベルトにてチャイルドシー
トを担ぐことにより、同チャイルドシートは背負子とし
て背負わされる。
【0013】請求項2の発明によれば、ヘッドレストに
付設された背負子用幼児拘束部材の不使用時には、ヘッ
ドレスト背部に設けられた収納袋に収納される。請求項
3の発明によれば、背当て部、座部及び腹当て部は、連
結ベルトにて縫着しているので、背当て部、座部及び腹
当て部は互いに強固に連結されることになる。
【0014】請求項4の発明によれば、チャイルドシー
トを背負子として使用するとき、拘束部材により固定さ
れた幼児の背中が前記ヘッドレストに位置する。請求項
5の発明によれば、チャイルドシートを背負子として使
用するとき、腹当て部に縫着されているサイドベルトに
より、幼児の側部が支持される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を具体化したチャイル
ドシートの一実施形態を図面に従って説明する。
【0016】図1において、チャイルドシート1は、車
両用シート2のシートクッション部3とシートバック部
4に支持され車両用シートベルト5にて拘束支持されて
いる。
【0017】このチャイルドシート1は、本来のチャイ
ルドシートとしての使用様態の他に、図2に示す背負子
として使用する使用様態と、図3に示すベビーカーとし
て使用する使用様態が可能になっている。このように3
つの使用様態が可能なチャイルドシート1の構成を以下
に説明する。
【0018】図4は、チャイルドシート1の骨組み構造
を示す。枠体としてのメインフレーム6は、フレームと
しての左右一対のサイドフレーム7と、その一対のサイ
ドフレーム7の上端を連結する逆U字状の上部連結アー
ム8とを有している。サイドフレーム7及び上部連結ア
ーム8は、アルミ製のパイプで形成されている。上部連
結アーム8の両端部には棒状の連結バー9が固着されそ
の連結バー9がそれぞれサイドフレーム7の上端部筒内
に摺動可能に嵌挿されている。そして、図示しない位置
決め固定部材にて、サイドフレーム7と上部連結アーム
8の位置決め調整をすることができるようになってい
る。つまり、チャイルドシート1を、図1のチャイルド
シートと図2の背負子として使用する時には、完全に連
結バー9をサイドフレーム7に嵌挿させ固定する。又、
チャイルドシート1を、図3に示すベビーカーとして使
用する時には、連結バー9に沿って上部連結アーム8を
上方に所定の長さ引き上げて固定する。
【0019】又、左右一対のサイドフレーム7の上端部
間には、アルミ製のヘッドレストプレート10が連結固
定されている。ヘッドレストプレート10は、左右一対
のサイドフレーム7間に配置される背板部11と、その
背板部11の両端部からそれぞれ屈曲形成された側板部
12とからなる。そして、各側板部12がそれぞれサイ
ドフレーム7にリベット13にて固定されることによ
り、ヘッドレストプレート10は、サイドフレーム7に
対して強固に支持される。
【0020】さらに、左右一対のサイドフレーム7の下
端部間には、スチール製の前軸14が連結固定されてい
る。詳述すると、前軸14の両端はそれぞれ対応するサ
イドフレーム7に対して貫通している。そして、前軸1
4のサイドフレーム7より内側の外周面に形成した図示
しない突起とサイドフレーム7から外方に突出した前軸
14の端部に取着したキャップナット(図示せず)と
で、前軸14の両端部がサイドフレーム7に対して外れ
ないように連結固定されている。
【0021】前記前軸14の両端部には、それぞれ操舵
付き車輪15を備えた前脚体16が回動可能に支持され
ている。前脚体16は、平断面コ字状をなし、それぞれ
サイドフレーム7を挟んでその側板部17が前軸14に
対して回動可能に連結されている。
【0022】左右一対のサイドフレーム7の中間位置に
は、それぞれサブフレーム18の基端部が連結されてい
る。左右一対のサブフレーム18はアルミ製のパイプで
あって、その先端部間にはスチール製の後軸19が連結
されている。その後軸19と前記前軸14との間には、
メインフレーム7及びサブフレーム18の内側におい
て、それぞれ前後連結プレート20が連結されている。
【0023】前記後軸19の両端部は、それぞれ対応す
るサブフレーム18に対して貫通している。そして、サ
ブフレーム18から外方に突出した後軸19には、それ
ぞれ後脚体21が回動可能に連結されている。後脚体2
1はその下端に後輪22を回転可能に取着している。左
右一対の後脚体21間には、スチール製の連結板23が
連結固定されている。従って、左右一対の後脚体21
は、一体的に後軸19を回動中心として回動することに
なる。
【0024】左右一対の後脚体21の前側部には、アー
ム24が延出形成されている。アーム24の先端部は、
リンクプレート25の先端部と平リベットよりなる連結
軸26を介して回動可能に連結されている。リンクプレ
ート25の基端部は、前記前脚体16の側板部17の下
部と支持軸27を介して回動可能に連結されている。
【0025】前記平リベットよりなる連結軸26は、折
り畳み操作レバー28を前記アーム24及びリンクプレ
ート25とともに回動可能に支持している。折り畳み操
作レバー28は、平板であって、その外側面と平リベッ
トよりなる連結軸26の頭部との間に配設された図示し
ないバネによって弾性力が付与されている。この弾性力
が付与された折り畳み操作レバー28によって、アーム
24とリンクプレート25が圧接される。
【0026】そして、図4に示す状態において、折り畳
み操作レバー28の下面はアーム24の下面から外方に
屈曲形成された図示しない爪に係合され、折り畳み操作
レバー28の上面はリンクプレート25の上面から外方
に延出形成された係合片29の下面と係合する。つま
り、折り畳み操作レバー28により、アーム24及びリ
ンクプレート25が回動可能にロックされ、アーム24
とリンクプレート25が一直線上に連結された状態(開
脚状態)に保持される。
【0027】一方、折り畳み操作レバー28の下面から
外方に延出形成した操作片29を外方に操作することに
より、折り畳み操作レバー28は前記爪との係合が外れ
るともに前記バネに抗して外方に移動する。この移動に
より、アーム24とリンクプレート25との圧接状態が
解かれる。この圧接状態が解かれた状態から、アーム2
4とリンクプレート25とに連結部分を上方に向かって
力を加えると、アーム24(後脚体21)は後軸19を
中心に回動し、リンクプレート25は支持軸27を中心
に回動する。アーム24とリンクプレート25の回動に
伴って、前脚体16も前軸14を回動中心として回動す
る。そして、図5に示すように、前脚体16及び後脚体
21は、サイドフレーム7とサブフレーム18の間に折
り畳まれた収納状態に保持されるようになっている。
尚、この収納状態から前記開脚状態にする場合には、後
脚体21の後側部に延出形成させた第2の操作レバー3
0を操作してアーム24とリンクプレート25を回動さ
せることによって可能となる。
【0028】そして、本実施形態では、チャイルドシー
ト1をベビーカーとして使用する時には、前脚体16及
び後脚体21を図4に示すように開脚状態にして使用
し、チャイルドシート1を本来のチャイルドシート又は
背負子として使用するときには、前脚体16及び後脚体
21を図5に示す収納状態にして使用される。
【0029】上記ヘッドレストプレート10には、図1
に示すように、同プレート10と連結されている部分の
サイドフレーム7とともにヘッドレスト31が形成され
る。ヘッドレスト31は、図9に示すように、前記ヘッ
ドレストプレート10を芯材とし、その前面に配置され
るポリプロピレンビーズ発泡体あるいはポリプロスチレ
ンビーズ発泡体のような発泡体からなるクッション材3
2及びそれらを被覆するカバー33等で構成される。
【0030】左右一対のサイドフレーム7、ヘッドレス
トプレート10及び後軸19によって囲まれる空間に
は、表皮としてのネット34が張設されている。即ち、
図9に示すように、ネット34の上部は、前記ヘッドレ
ストプレート10に連結されている。又、ネット34の
左右両側部は、図7に示すようにそれぞれ左右両側のサ
イドフレーム7に連結されている。さらに、ネット34
の下部は、後軸19に連結されている。
【0031】すなわち、本実施形態では、チャイルドシ
ート1におけるシートバック部に相当する部分は、ネッ
ト34を張設することによって構成されている。前記前
軸14及び後軸19には、シートクッション体35が着
脱可能に支持されている。図6に示すように、シートク
ッション体35は、クッション本体36と、合成樹脂製
のベルトガイド37によって構成されている。クッショ
ン本体36は、ポリプロピレンビーズ発泡体あるいはポ
リプロスチレンビーズ発泡体のような発泡体をカバーで
覆って形成されている。ベルトガイド37は、クッショ
ン本体36の下面を支持するとともに、その後部両側部
には、シートクッション体35を単体でジュニアシート
として用いるときに、シートベルトをかけるための支持
アーム部38が前方に向かって延出形成されている。な
お、支持アーム部38は、幼児が着座したときその幼児
の側部を支持する役目も果たす。
【0032】又、ベルトガイド37の底面前側には、前
部取り付け溝37aが形成されている。さらに、ベルト
ガイド37の後側部には、後部取り付け溝37bが形成
されている。そして、チャイルドシート及びベビーカー
として使用する場合には、前部取り付け溝37aを前記
前軸14に、後部取り付け溝37bを前記後軸19に嵌
合させることによって容易にシートクッション体35が
チャイルドシート1に装着される。
【0033】又、背負子として使用する場合には、前軸
14と後軸19との嵌合を外すことによって、容易にシ
ートクッション体35が取り外されて、背負子として使
用することができる。
【0034】チャイルドシート1を本来のチャイルドシ
ートとして使用する時には、図1に示すように、インパ
クトシールド39が使用される。インパクトシールド3
9は、前述のクッション本体36と同様な発泡体と、そ
れを被覆するカバー等によって構成されており、その前
面側には車両用シートベルト5が係合するための係合溝
40が形成されている。又、インパクトシールド39の
後部両側部には図示しない切り欠き部が上下方向に切り
欠き形成され、使用時には、サイドフレーム7と係合す
る。
【0035】サイドフレーム7、サブフレーム18、ア
ーム24及びリンクプレート25に囲まれる空間には車
輪収納カバー41が設けられている。この車輪収納カバ
ー41は三角形の袋状のものである。この車輪収納カバ
ー41は下辺部が開口していて、前記前脚体16及び後
脚体21が図5に示すように折り畳まれたとき同カバー
41内に前脚体16、後脚体21、アーム24及びリン
クプレート25が収納される。
【0036】前記ヘッドレスト31の背部には、図7及
び図9に示すように、収納袋42が設けてある。この収
納袋42は、長方形の袋体であって、前記ヘッドレスト
31のカバー33に縫着されて袋体をなしている。収納
袋42の上部開口部の内側面には、同開口部を閉じるた
めの面ファスナー43が設けられている。
【0037】前記収納袋42内には背負子用幼児拘束部
材(以下、拘束部材という)44が収納されている。拘
束部材44は、図8に示すように、背当て部45、座部
46、腹当て部47及び左右一対の連結ベルト48にて
構成されている。
【0038】背当て部45は略台形状に形成された布で
あって、幼児の背中を支持する。背当て部45は、左右
一対のベルト48に縫着されている。左右一対のベルト
48の基端は、図9に示すように、カバー33と収納袋
42の間を通ってカバー33の下端に縫着されている。
尚、一対のベルト48に縫着された背当て部45は、図
9に示すように、収納袋42から取り出したヘッドレス
ト31の前側に配置した時、その下端部はヘッドレスト
31より若干下方に位置するサイズに形成されている。
従って、背当て部45は、背負子として使用したときに
は、ヘッドレスト31と同じ高さに位置される。背当て
部45の下側部には座部46が縫着されている。
【0039】座部46は半円形状であって、幼児の尻部
を支持する。座部46は、補強板とクッション部材を布
製カバーにて被覆して形成されている。座部46は、前
記背当て部45を縫着したベルト48が交差するように
縫着されている。座部46の下側部には腹当て部47が
縫着されている。
【0040】腹当て部47は、略菱形に形成された布で
あって、幼児の腹部を支持する。腹当て部47には、前
記座部46を縫着したベルト48が縫着されている。ベ
ルト48に直行する方向にサイドベルト49が縫着され
ている。サイドベルト49の左右両端部には、フック5
0が取着されている。そのフック50は、サイドフレー
ム7に形成された係合部材51に係合されることによっ
て、幼児の両側部を支持する。
【0041】前記腹当て部47に縫着された左右一対の
連結ベルト48は、同腹当て部47から延出していて、
その延出部分を肩ベルト52としている。そして、その
肩ベルト52の先端部には、連結部材53が取着されて
いる。その連結部材53は、支持ベルト54の先端部に
取着された連結部材55と着脱可能に連結される。支持
ベルト54の基端は、図9に示すように、ヘッドレスト
31の上部において前記連結ベルト48に縫着されてい
る。
【0042】そして、これら背当て部45、座部46、
腹当て部47を連結ベルト48及び支持ベルト54とと
もに折り畳めば、前記収納袋42に収納することができ
る。前記左右一対の連結ベルト48の基端部には、それ
ぞれ背負いベルト56の上端部が縫着されている。背負
いベルト56の下端部は、図7に示すように、前記後軸
19に連結されている。
【0043】次に、上記のように構成したチャイルドシ
ート1の使用方法について簡単に説明する。 (本来のチャイルドシートとしての使用)図1に示すよ
うに、チャイルドシート1は車両用シート2のシートク
ッション部3とシートバック部4に支持される。その状
態で、幼児をシートクッション体35上に座らせる。幼
児の胸部前方にインパクトシールド39を持ってくる。
そして、インパクトシールド39の下部がシートクッシ
ョン体35のベルトガイド38の上部に支持され、イン
パクトシールド39の両サイド部の切欠き部がサイドフ
レーム7に係合された状態で、インパクトシールド39
の係合溝40に車両用シートベルト5を通してチャイル
ドシート1と共に幼児が車両用シート2に固定される。
【0044】(背負子としての使用)ヘッドレスト31
の背部に設けてある収納袋42内に収納されている背負
子用幼児収納部材44を取り出し、ヘッドレスト31前
面に持ってくる。その時、肩ベルト52側の連結部材5
3と支持ベルト54側の連結部材55を離した状態にし
ておく。図2に示すように、同拘束部材44の座部46
に幼児を座らせる。離した状態にしてある連結部材53
と連結部材55を連結し、幼児を固定する。さらに、拘
束部材44のサイドベルト49の左右両端部に取着され
たフック50をサイドフレーム7に形成された係合部材
51にそれぞれ係合し、幼児の側部を支持する。前軸1
4及び後軸19に支持されているシートクッション体3
5を取り外す。背負いベルト54を用いてチャイルドシ
ート1を担ぐ。この時、座部46は、ヘッドレスト31
より若干下方に位置し、背当て部45は、ヘッドレスト
31と同じ高さに位置される。従って、幼児の背中がヘ
ッドレスト31に位置し、幼児のお尻が、担ぐ人の肩よ
りも若干下側に位置した状態で担がれることになる。つ
まり、幼児の重心は担ぐ人の腰より上方に位置するた
め、担ぐ人は負担が軽減される。
【0045】(ベビーカーとしての使用)後脚体21の
後側部に延出形成された第二の操作レバー30を操作し
て、図3に示すように、アーム24とリンクプレート2
5が一直線上に連結された開脚状態に保持する。連結バ
ー9に沿って上部連結アーム8を上方に所定の長さ引き
上げて固定する。幼児をシートクッション体35上に座
らせる。上部連結アーム8によりチャイルドシート1を
ベビーカーとして操縦する。
【0046】又、本実施の形態におけるシートクッショ
ン体35は、チャイルドシート1から取り外し、それ単
独でジュニアシート(一般的には4〜10歳位)として
使用することが可能である。この時は、図10に示すよ
うに、シートクッション体35を車両用シートクッショ
ン3の上に乗せて子供の座高を高くした状態で使用する
ものであって、この場合の車両用シートベルト5の使い
方は、大人の場合と同様である。
【0047】即ち、図示はしないが、子供の大腿部及び
シートクッション体35を横切るように引き出されるラ
ップベルトと、肩から腹部を斜めに横切るように引き出
されるショルダベルトとによって拘束することになる
が、このとき、ラップベルトは、クッション本体36と
ベルトガイド37との間を潜り抜けて大腿部を上方から
押え込むように通される。
【0048】次に、上記のように構成したチャイルドシ
ート1の特徴を以下に記載する。 (1)シートクッション体35は取り外しができるの
で、背負子として使用するときに、軽量化及び小型化が
図れる。
【0049】(2)シートバック部に相当する部分をネ
ット34にて張設したので、軽量化が図れ、背負子とし
て使用した場合に、背負う人の負担が軽減される。 (3)拘束部材44を収納袋42に収納できるので、本
来のチャイルドシート及びベビーカーとしての使用する
ときに、拘束部材44が邪魔にならない。
【0050】(4)拘束部材44の背当て部45及び腹
当て部47が折り畳み可能なので、拘束部材44を小さ
く畳むことができ、収納袋42に収納するのが容易にな
る。 (5)背当て部45、座部46及び腹当て部47は、連
結ベルト48にて縫着しているので、背当て部45、座
部46及び腹当て部47は互いに強固に連結されること
になる。
【0051】(6)背負子としての使用するときに、幼
児の背中がヘッドレスト31に位置するので、幼児を乗
せたチャイルドシート1の重心が高くなり、担ぐ人の腰
への負担が少なくて済む。
【0052】(7)腹当て部47のサイドベルト49に
より、幼児の側部が支持されるので、幼児が側方に落ち
るのを防止できる。 (8)肩ベルト52によって、幼児の肩が支持されるの
で、幼児が前面に落ちるのを防止できる。
【0053】(9)取り外し可能なシートクッション体
35がジュニアシートとしても使用できるので、幼児が
大きくなっても使用が可能である。 (10)3種類(チャイルドシート、背負子、ベビーカ
ー)の使用様態があるので、様々な状況に対処しやす
い。
【0054】(11)連結ベルト48及び支持ベルト5
4に連結部材53及び連結部材55が取着されているの
で、両連結部材を着脱することによって幼児を拘束部材
44で固定する作業が容易になる。
【0055】(12)左右一対の背負いベルト56の上
端部は、前記左右一対の連結ベルト48の基端部と共
に、ヘッドレスト31のカバー33に縫着したので、製
造工程が簡単になる。 発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるもので
はなく、以下のように実施してもよい。
【0056】○上記実施形態では、拘束部材44すなわ
ち、背当て部45、座部46及び腹当て部47を互いに
連結する連結ベルト48をヘッドレスト31のカバー3
3に縫着したが、例えば、ヘッドレストプレート10に
直接連結してもよい。より強固に固定することができ
る。
【0057】又、新たな支持部材を両サイドフレーム7
間に設けて、そこに連結ベルト48を連結させてもよ
い。 ○上記実施形態では、背負いベルト56をヘッドレスト
31のカバー33に縫着したが、例えば、ヘッドレスト
プレート10に直接連結してもよい。より強固に固定す
ることができる。又、新たな支持部材を両サイドフレー
ム7間に設けて、そこに背負いベルト56を連結させて
もよい。 ○上記実施形態では、肩ベルト52と支持ベルト54
(連結ベルト48)をそれぞれ別体で構成したが、肩ベ
ルト52と支持ベルト54を一つのベルトで構成しても
よい。この場合、連結部材53,55が不要になる。
【0058】○連結部材53及び連結部材55の代わり
に、長さ調節部材を用いてもよい。この場合、幼児の体
格に合わせて固定することができる。 ○上記実施形態では、連結ベルト48と背負いベルト5
6をそれぞれ別体で構成したが、連結ベルト48と背負
いベルト56を1つのベルトで構成してもよい。この場
合、製造工程が簡単になる。
【0059】○上記実施形態では、チャイルドシート1
におけるシートバック部に相当する部分をネット34を
張設することによって構成したが、織布やシートで構成
してもよい。この場合も軽量化及び小型化を図ることが
できる。
【0060】○上記実施形態では、チャイルドシート1
をベビーカーとして使用できるものに具体化したが、前
脚体16と後脚体21を設けないで、背負子としてのみ
使用できるチャイルドシートに応用してもよい。この場
合は、ベビーカーとして使用することができないもの
の、前脚体16と後脚体21を設けないので、さらにチ
ャイルドシートを軽量及び小型にすることができる。
【0061】○上記実施形態では、ジュニアシートとし
て使用可能なシートクッション体35を用いたが、シー
トクッション体にはジュニアシートとして用いることが
できない、単に着脱可能なシートクッション体を使用し
てもよい。この場合、シートクッション体に対し、剛性
に関する要求が下がるため、ベルトガイド37を省略
し、発泡体とカバーのみで形成できる。なお、前記構造
の場合、着脱可能な固定手段としては、適時面ファスナ
ー等を用いればよい。
【0062】次に、上記実施形態から把握できる特許請
求の範囲に記載された技術的思想以外の技術的思想を以
下に記載する。 (1)請求項3に記載のチャイルドシートにおいて、前
記ヘッドレストと前記連結部材との間に背負いベルトを
設け、その背負いベルトの上端部は連結ベルトと共にヘ
ッドレストに連結されたチャイルドシート。この場合、
背負いベルトと連結ベルトは同時にヘッドレストに縫着
できるので、製造工程は簡単になる。
【0063】
【発明の効果】請求項1〜5に記載の発明によれば、チ
ャイルドシートを背負子として使用するとき、軽量化、
及び小型化が図れる。
【0064】加えて、請求項2の発明によれば、チャイ
ルドシートを背負子として使用しないときには、背負子
用幼児拘束部材を収納袋に収納することにより、邪魔に
ならないようにすることができる。
【0065】加えて、請求項3の発明によれば、背負子
用幼児拘束部材としての背当て部、座部及び腹当て部は
互いに強固に連結することができる。加えて、請求項4
の発明によれば、チャイルドシートを背負子として使用
するとき、担ぐ人の負担を軽減することができる。
【0066】加えて、請求項5の発明によれば、チャイ
ルドシートを背負子として使用するとき、幼児の側部を
確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本来のチャイルドシートとしての使用を示すチ
ャイルドシートの斜視図。
【図2】背負子としての使用を示すチャイルドシートの
斜視図。
【図3】ベビーカーとしての使用を示すチャイルドシー
トの斜視図。
【図4】チャイルドシートの骨組み構造を示す斜視図。
【図5】背負子としての使用状態を示すチャイルドシー
トの要部斜視図。
【図6】シートクッション体を示す斜視図。
【図7】背負子としての使用状態を示すチャイルドシー
トの背面図。
【図8】背負子用子供拘束部材を説明するための展開
図。
【図9】背負子としての使用状態を示すチャイルドシー
トの要部側断面図。
【図10】シートクッション体の使用方法を説明するた
めの説明図。
【符号の説明】
1…チャイルドシート、6…枠体としてのメインフレー
ム、7…フレームとしてのサイドフレーム、14…前
軸、19…後軸、31…ヘッドレスト、34…表皮とし
てのネット、35…シートクッションとしてのシートク
ッション体、42…収納袋、44…背負子用幼児拘束部
材、45…背当て部、46…座部、47…腹当て部、4
8…連結ベルト、49…サイドベルト、55…背負いベ
ルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B087 CA19 CE07 DE10 3D051 AA02 AA08 AA23 BA03 BA05 BB13 CA04 CA10 CA15 CB02 CG07 CJ08 DD11 DD18 DD23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に延びる左右対のフレームを有す
    る枠体には、下部にて着脱自在にシートクッションが固
    定され、その上方にはヘッドレストが支持されるととも
    に前記フレーム間に表皮を張ることでシートバック部が
    形成されており、前記シートバック部は裏側に背負子用
    背負いベルトを備え、表側に、その背負子用座部が前記
    シートクッション部より上方に離間して支持される背負
    子用幼児拘束部材を備えたチャイルドシート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のチャイルドシートに
    おいて、前記背負子用幼児拘束部材はヘッドレストに付
    設されるとともに、前記ヘッドレストの背部には、前記
    背負子用幼児拘束部材の不使用時には同拘束部材を収納
    する収納袋を設けたチャイルドシート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のチャイ
    ルドシートにおいて、前記背負子用幼児拘束部材は、折
    り畳み可能な背当て部と、その背当て部の他端に対して
    一端が連結された座部と、その座部の他端に対して一端
    が連結された折り畳み可能な腹当て部とからなり、その
    背当て部、座部及び腹当て部は、両端がヘッドレストに
    連結された一対の連結ベルトに縫着されているチャイル
    ドシート。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のチャイルドシートに
    おいて、前記座部は使用時において幼児の背中が前記ヘ
    ッドレストに位置するように設けられているチャイルド
    シート。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のチャイルドシートに
    おいて、腹当て部には、両端部が前記左右一対のフレー
    ムに着脱可能に連結されるサイドベルトが前記肩ベルト
    に直行する方向に縫着されているチャイルドシート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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