JP3130476B2 - 乳幼児保持具 - Google Patents

乳幼児保持具

Info

Publication number
JP3130476B2
JP3130476B2 JP08232702A JP23270296A JP3130476B2 JP 3130476 B2 JP3130476 B2 JP 3130476B2 JP 08232702 A JP08232702 A JP 08232702A JP 23270296 A JP23270296 A JP 23270296A JP 3130476 B2 JP3130476 B2 JP 3130476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infant
pad wall
pad
holding
baby
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08232702A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09135752A (ja
Inventor
幸代 片岡
由紀夫 柿本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aprica Kassai KK filed Critical Aprica Kassai KK
Priority to JP08232702A priority Critical patent/JP3130476B2/ja
Publication of JPH09135752A publication Critical patent/JPH09135752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3130476B2 publication Critical patent/JP3130476B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウエストバッグ
のような態様で装着されかつ乳幼児の臀部を受ける座面
を形成する保持台を備える乳幼児保持具に関するもの
で、特に、乳幼児の姿勢の安定を図るための改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある乳幼児保持具
が、たとえば実公平4−46619号公報に記載されて
いる。この乳幼児保持具は、乳幼児の臀部を受ける座面
を形成する保持台を備え、保持台は、着用者の腰のまわ
りに装着される腰ベルトに取り付けられている。また、
この乳幼児保持具は、座面の前部から延びる手掛けバン
ドを備えていて、この手掛けバンドに着用者の手首を掛
けながら持ち上げた状態としておくことにより、乳幼児
保持具によって保持された乳幼児の落下を防止しかつ安
定に乳幼児を抱き抱えることができるようにされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
手掛けバンドを用いて、乳幼児の落下を防止しかつ安定
に乳幼児を抱き抱えることを可能にする状態を実現する
には、手掛けバンドに手首を掛けながら持ち上げた状態
に維持しておかなければならない。なぜなら、手掛けバ
ンドには、自立性がなく、そのため、着用者の力を借り
なければ、乳幼児を支える作用を果たし得ないからであ
る。
【0004】その結果、着用者の片手は常に手掛けバン
ドに拘束されてしまい、乳幼児を保持している間、着用
者は両手を自由に使うことができない。また、手掛けバ
ンドは任意の方向に比較的容易に変形してしまうので、
着用者の手の位置によっては、乳幼児に無理な姿勢を強
いることもあり得る。そこで、この発明の目的は、上述
したような問題を解決し得る乳幼児保持具を提供しよう
とすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、着用者の腰
のまわりに装着される腰ベルトと、乳幼児の臀部を受け
る座面を形成するものであって、前記腰ベルトに取り付
けられかつ着用者の下腹部から張り出すように位置され
る保持台とを備える、乳幼児保持具に向けられるもので
あって、上述した技術的課題を解決するため、保持台に
は、座面から立ち上がるパッド壁が設けられ、このパッ
ド壁は、座面に沿って延びる状態と座面から立ち上がる
状態とを選択的にとり得るように、保持台に対して回動
可能に取り付けられていることを特徴としている。
【0006】
【発明の効果】この発明によれば、座面から立ち上がる
ようにパッド壁が設けられているので、乳幼児の臀部が
座面上でずれることを防止でき、したがって、乳幼児が
保持台から落下することを防止できる。また、パッド壁
には、十分な剛性を有する芯材を装填するなどして自立
性を与えることができるので、着用者の力を借りること
なく、パッド壁は、上述のような機能を発揮する。した
がって、着用者は、両手を自由に使えるようになり、た
とえば危険に対しても迅速に対処することができ、安全
性を高めることができる。
【0007】また、パッド壁の存在により、乳幼児の背
骨が異常に曲がることを防止でき、乳幼児の姿勢を常に
正常に保つことができる。したがって、乳幼児の健康に
も貢献し得る乳幼児保持具を提供することができる。
た、パッド壁は、座面に沿って延びる状態と座面から立
ち上がる状態とを選択的にとり得るように、保持台に対
して回動可能に取り付けられているので、保持台上に乳
幼児を乗せていないときには、パッド壁を座面に沿って
延びる状態としておくことにより、乳幼児保持具の嵩張
りを減じることができ、乳幼児保持具の携帯性をより向
上させることができる。また、パッド壁を使用したいと
きには、パッド壁を回動させるだけで、直ちに使用可能
な状態にすることができる。
【0008】上述したように、パッド壁を使用しないと
きの乳幼児保持具の嵩張りを減じることを可能にするた
め、パッド壁は、保持台から取外し可能とされてもよ
い。また、パッド壁が保持台に対して回動可能に取り付
けられる場合、パッド壁を座面から立ち上がる方向に回
動させるように付勢する弾性部材、およびこの弾性部材
の弾性に抗してパッド壁を座面に沿って延びる状態に維
持するための係止部材をさらに備えていてもよい。この
ような構成によれば、係部材による係合を解除したと
き、自動的にパッド壁を立ち上がらせることができるの
で、この乳幼児保持具の操作性を向上させることができ
る。
【0009】また、パッド壁は、高さ調整可能とされて
もよい。このように、パッド壁が高さ調整可能とされる
ことにより、乳幼児の成長に合わせてパッド壁の高さを
変えることができるとともに、乳幼児の体格に比べて高
すぎるパッド壁の存在のため、乳幼児保持具が不必要に
嵩張ることを防止できる。また、パッド壁は、前後方向
の位置が調整可能とされてもよい。このように、パッド
壁の前後方向の位置が調整可能とされることにより、乳
幼児の成長に合わせてパッド壁の位置を調整することが
できる。
【0010】また、パッド壁は、正面形状がT字状とさ
れるのが好ましい。これによって、パッド壁に向かうよ
うに、すなわち着用者に背を向けるように、乳幼児を前
向きに保持する使用状態と、パッド壁に背を向けるよう
に、すなわち着用者に向かうように、乳幼児を後ろ向き
に保持する使用状態との双方を、問題なく実現すること
ができる。すなわち、T字状のパッド壁は、その上部に
おいて乳幼児を支えるための比較的幅の広い面を与える
とともに、乳幼児がパッド壁に向かって着座するときに
は、乳幼児の両脚の無理のない配置を許容する。
【0011】また、パッド壁は、上面形状において、そ
の両端部が着用者側に近接する方向に湾曲しているのが
好ましい。これにより、パッド壁を乳幼児の体により適
合させることができ、また、乳幼児をより安定的に支え
ることができる。また、座面およびパッド壁の、少なく
とも乳幼児の体に接する領域には、第1のクッション
材、第1のクッション材の背面側に配置されかつ第1の
クッション材より大きい弾性係数を有する第2のクッシ
ョン材、および第2のクッション材の背面側に配置され
かつ第2のクッション材より大きい弾性係数を有する第
3のクッション材が装填されるのが好ましい。このよう
に、3層のクッション材を含むクッション構造によれ
ば、通常の状態では、実質的に第1のクッション材のみ
が変形して、乳幼児に対して好ましい感触を与えること
ができるとともに、より大きな衝撃に対しては、第2お
よび第3のクッション材が、順次、衝撃吸収機能を果た
すように作用するので、衝撃吸収機能に対する高い信頼
性を期待することができ、当該乳幼児保持具の安全性を
一層高めることができる。
【0012】また、パッド壁は、その幅方向寸法が調整
可能とされてもよい。これによって、乳幼児の成長に合
わせてパッド壁の幅方向寸法を変えることができるとと
もに、乳幼児の体格に比べて幅方向寸法が大きすぎるパ
ッド壁の存在のため、乳幼児保持具が不必要に嵩張るこ
とを防止できる。また、この発明に係る乳幼児保持具
は、パッド壁と座面との間に形成される内角部分におい
て、乳幼児の臀部に沿う曲面を形成するための曲面形成
部材をさらに備えていてもよい。このような曲面形成部
材によれば、乳幼児に対して好ましい感触を与えなが
ら、乳幼児の臀部をより安定させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1ないし図12は、この発明の
一実施形態による乳幼児保持具1を説明するためのもの
である。ここで、図1ないし図3は、乳幼児保持具1の
全体の外観を示す斜視図であり、それぞれ、乳幼児保持
具1がとり得る典型的な状態を示している。また、図4
ないし図7は、乳幼児保持具1の典型的な使用方法を示
している。
【0014】図1ないし図3ならびに図4ないし図7を
参照して、乳幼児保持具1は、着用者2の腰のまわりに
装着される腰ベルト3と、乳幼児4の臀部を受ける座面
5を形成するものであって、腰ベルト3に取り付けられ
かつ着用者2の下腹部から張り出すように位置される保
持台6とを備えている。さらに、この発明の特徴的構成
として、保持台6には、座面5から立ち上がるパッド壁
7が設けられている。
【0015】この実施形態では、パッド壁7は、その正
面形状がT字状とされる。また、パッド壁7は、保持台
6に対して回動可能に取り付けられている。それによっ
て、パッド壁7は、図1および図4に示すように、座面
5に沿って延びる状態と、図2、図3ならびに図5ない
し図7に示すように、座面5から立ち上がる状態とを選
択的にとることができる。パッド壁7は、座面5から立
ち上がる状態とされたとき、座面5との間でたとえば1
00度の角度を形成するようにされる。
【0016】以下に、図1ないし図7とともに、図8な
いし図12をも参照しながら、乳幼児保持具1のより詳
細について説明する。図8および図9は、保持台6の内
部構造を透視して示す側面図である。保持台6は、好ま
しくは、バッグ8によって覆われた構造を有している。
バッグ8は、その内部に適当な空間9を形成し、この空
間9内には、保持台6に所望の形状を与えるための保持
芯材10が収納されている。保持芯材10は、軽量であ
りながら十分な剛性を与えるため、たとえば発泡樹脂の
成形品から構成される。保持芯材10は、座面5と平行
に延びる上面11および着用者2の下腹部に沿って延び
る背面12を形成しており、保持台6が着用者2の下腹
部に接触するとき、座面5において実質的に水平な面を
維持できるように作用している。好ましくは、保持芯材
10の上面11と背面12とは、鈍角、たとえば100
度程度の角度で交わるようにされる。なお、保持芯材1
0は、図10および図11にも図示されている。
【0017】保持芯材10の上面11には、たとえば硬
質樹脂からなるカバー部材13が固定される。カバー部
材13の前方端には、ブラケット14が形成され、ここ
を通る軸15によって、パッド壁7の形状を維持するた
めのパッド芯材16が回動可能に支持される。パッド芯
材16が立ち上がったときの回動の終端は、パッド芯材
16の一部がブラケット14の一部に当接することによ
り規定される。パッド芯材16は、パッド壁7に十分な
剛性を与えるためのもので、たとえば硬質樹脂から構成
される。このようにして、パッド壁7は、保持台6に対
して回動可能に保持される。なお、カバー部材13は、
保持芯材10と一体に成形されても、保持芯材10を成
形するときに金型内にインサートされてもよい。
【0018】上述した軸15のまわりには、ねじりばね
17が配置される。このねじりばね17は、パッド壁7
を座面5から立ち上がらせる方向に回動させるように付
勢する。なお、ねじりばね17に代えて、コイルばねが
用いられても、あるいは、たとえばゴムのような他の弾
性部材が用いられてもよい。上述したように、ねじりば
ね17によって立ち上がるように付勢されるパッド壁7
を、このねじりばね17の弾性に抗して、座面5に沿っ
て延びる状態に維持するため、対をなすホック18およ
び19が設けられる。ホック18は、パッド壁7から延
びるストラップ20の端部に取り付けられ、他方、ホッ
ク19は、保持台6から延びるストラップ21の端部に
取り付けられる。図8に示すように、ホック18がホッ
ク19に係合されたとき、ねじりばね17の弾性にかか
わらず、パッド壁7は、座面5に沿って延びる状態に維
持される。なお、ホック18および19に代えて、たと
えばベルベットファスナ等の他の係止部材が用いられて
もよい。
【0019】前述したバッグ8内の空間9は、保持芯材
10以外の物品も収納できる大きさを有している。たと
えば、ハンカチ、ティシュペーパー等の小物を収納する
ためにも、空間9を利用することができる。図1ないし
図3に示すように、バッグ8には、開閉可能なスライド
ファスナ22、23および24が設けられ、上述した小
物の出し入れに際しての便宜が図られる。
【0020】さらに、この乳幼児保持具1は、図3およ
び図7に示されるように、サポートベルト25を備えて
いる。サポートベルト25は、不使用時には、バッグ8
内の空間9に収納される。サポートベルト25は、使用
時には、スライドファスナ22および23の間の開口2
6から引き出される。サポートベルト25は、全体とし
て、ループを形成しており、その基部には、比較的広い
面積のパッド部27を形成している。また、パッド部2
7の近傍には、サポートベルト25の各側部を互いに連
結するブリッジベルト部28が形成される。また、サポ
ートベルト25は、好ましくは、その有効長さが調整可
能とされ、詳細な図示を省略するが、そのための長さ調
整機構29が設けられている。
【0021】図10および図11は、保持台6、特に保
持芯材10と腰ベルト3との関係を説明するためのもの
で、図10は正面図であり、図11は上面図である。腰
ベルト3は、保持芯材10の前面側を通る前面ベルト部
30と同じく背面側を通る背面ベルト部31とを備え
る。前面ベルト部30と背面ベルト部31とは、保持芯
材10の両側において互いに連結されている。
【0022】前面ベルト部30は、保持芯材10の前面
側であって比較的上部位置に固定される。この固定に
は、たとえば、接着剤、または図示しないがリベット等
が用いられる。このように、保持芯材10が、その前面
側において前面ベルト部30で固定されることにより、
腰ベルト3を着用者2の腰に装着したとき、保持芯材1
0の姿勢が安定し、座面5が不所望にもその前部を下げ
るように傾斜することが抑制され、座面5の水平状態を
適正に維持することができる。なお、背面ベルト部31
は、保持芯材10に対して固定されても、固定されてい
なくてもよい。
【0023】腰ベルト3の各端部には、互いに係合可能
なバックル32および33が取り付けられ、着用者2の
腰にまわされた状態で、これらバックル32および33
が互いに連結される。図10に示されるように、バック
ル33は、腰ベルト3の任意の位置に取り付けることが
できるようにされていて、それによって、腰ベルト3の
有効長さの調整を行なう機能も果たしている。なお、バ
ックル32および33は、他の形式のベルト連結部材に
置き換えられてもよい。
【0024】この実施形態では、背面ベルト部31が腰
ベルト3の主たる部分を構成し、背面ベルト部31の端
部にバックル32および33がそれぞれ取り付けられる
とともに、この背面ベルト部31に前面ベルト部30の
両端部が接合されたが、逆に、前面ベルト部30が腰ベ
ルト3の主たる部分を構成し、前面ベルト部30の端部
にバックル32および33がそれぞれ取り付けられると
ともに、この前面ベルト部30に背面ベルト部31の両
端部が接合されてもよい。さらに、前面ベルト部30お
よび背面ベルト部31の双方がバックル32および33
の位置まで延ばされてもよい。また、背面ベルト部31
を備えず、前面ベルト部30のみをもって腰ベルト3が
構成され、前面ベルト部30の端部にバックル32およ
び33がそれぞれ取り付けられてもよい。
【0025】再び図8および図9を参照して、カバー部
材13の上面ならびにパッド芯材16の両面をそれぞれ
覆うように、クッション材34、35および36が装填
されている。これらクッション材34、35および36
は、たとえばウレタンフォームまたは綿から構成され
る。クッション材34は、バッグ8によって覆われ、座
面5に対して柔らかい感触を与える。クッション材35
および36ならびにパッド芯材16は、図12にも図示
されている。図12は、図9の線XII−XIIに沿う
切断部端面図である。クッション材35および36は、
パッド壁7の表面シート37によって覆われ、パッド壁
7の両面に対して柔らかい感触を与える。
【0026】図12によく示されているように、パッド
壁7は、その上面形状において、その両端部が着用者2
側に近接する方向に湾曲している。これにより、パッド
壁7を乳幼児4の体により適合させることができ、ま
た、乳幼児4をより安定的に支えることができる。な
お、この実施形態では、上述の湾曲する形状が、図12
に示すように、クッション材35および36によって与
えられたが、パッド芯材16の両端部を湾曲させ、これ
によってパッド壁7に湾曲する形状を与えてもよい。
【0027】次に、この乳幼児保持具1の使用方法につ
いて説明する。図4ないし図7には、乳幼児保持具1の
典型的な使用形態がそれぞれ図示されている。乳幼児保
持具1は、図4ないし図7に示した各使用形態に供され
るとき、図1ないし図3のいずれかの状態をとってい
る。まず、図1に示す状態は、着用者2が単に乳幼児保
持具1を装着しているだけのときに採用される。この状
態では、パッド壁7が倒されて座面5に沿って延びる状
態とされていて、乳幼児保持具1の嵩張りが減じられて
いる。パッド壁7は、図8に示すように、ホック18お
よび19が互いに係合されることにより、この状態が維
持される。
【0028】上述の状態において、図4に示すように、
乳幼児4を後ろ向きに抱くときの一時的な支えとして、
保持台6を用いてもよい。このとき、パッド壁7の上に
乳幼児4の臀部が置かれるが、パッド壁7においては、
その外側の面に沿ってもクッション材36が装填されて
いるので、乳幼児4に対して柔らかい感触を与えること
ができる。
【0029】次に、ホック18および19の係合を解除
したとき、図2に示すように、パッド壁7が座面5から
立ち上がった状態とされる。この状態では、図5に示す
ように、乳幼児4を後ろ向きに抱いたとき、または、図
6に示すように、乳幼児4を前向きに抱いたときの支え
として、保持台6が用いられる。このとき、パッド壁7
は、図5の状態では、乳幼児4のための背当て面を提供
し、図6の状態では、乳幼児4の股間部分の位置決め手
段として機能する。前述したように、パッド壁7は、正
面形状がT字状とされているので、その上部において乳
幼児4を支えるための比較的幅の広い面を与えることが
できるとともに、図6に示すように、乳幼児4がパッド
壁7に向かって着座するときには、乳幼児4の両脚の無
理のない配置を許容する。
【0030】上述した図5および図6に示した使用形態
は、いずれも比較的短時間での使用に限定することが好
ましい。乳幼児4の支えとして、この乳幼児保持具1を
比較的長時間使用する場合には、図3に示すように、サ
ポートベルト25が保持台6から引き出され、かつ、図
7に示すように、乳幼児4を後ろ向きに抱く状態で保持
台6上に乗せられ、サポートベルト25が着用者2の肩
に掛けられる。このようにして、パッド壁7の存在とと
もに、サポートベルト25ならびにそれに備えるパッド
部27およびブリッジベルト部28の助けにより、比較
的長時間にわたって乳幼児4が安定的に保持されること
ができる。
【0031】なお、図4ないし図7のいずれの使用状態
においても、乳幼児4に対する安全性を高めるため、着
用者2の少なくとも片手を乳幼児4の体に添えておくこ
とが推奨される。図13は、(a)パッド壁7を備える
場合と、(b)パッド壁を備えない場合とにおける、乳
幼児4の背骨38の状態を比較して示す図解的側面図で
ある。図13(b)に示すように、パッド壁を備えない
場合には、着用者ないしは保護者が十分な注意を払わな
ければ、乳幼児4の背骨38が異常に曲がることがあ
り、乳幼児4の健康上好ましくない影響を与えることが
あり得るが、図13(a)に示すように、パッド壁7に
よって乳幼児4の背を支えるようにすれば、背骨38が
異常に曲がることを防止でき、乳幼児4の正しい姿勢を
容易に維持することができる。また、パッド壁7は、乳
幼児4の臀部が座面5からずれることを防止し、乳幼児
4の臀部を座面5に対して安定的に位置決めする機能を
も果たしている。
【0032】図14ないし図28には、それぞれ、この
発明の他の実施形態が示されている。なお、これら図1
4ないし図28において、前述した図1ないし図13に
示す要素に相当する要素には、同様の参照符号を付し、
重複する説明を省略する。図14には、座面5およびそ
れに関連する構成の各一部が断面図で示されている。前
述した実施形態におけるクッション材34に代えて、こ
の実施形態では、第1のクッション材39、その背面側
に配置される第2のクッション材40、およびさらにそ
の背面側に配置される第3のクッション材41からなる
3層構造が適用される。第2のクッション材40は、第
1のクッション材39より大きい弾性係数を有し、第3
のクッション材41は、第2のクッション材40より大
きい弾性係数を有している。より具体的には、第1のク
ッション材39、第2のクッション材40および第3の
クッション材41のそれぞれに用いられる材質の組合せ
としては、ウレタンフォーム、ウレタンチップおよびポ
リエチレンビーズ発泡材の組合せ、綿、ウレタンフォー
ムおよび発泡スチロールの組合せ、綿、ウレタンフォー
ムおよびウレタンチップの組合せ、などがある。
【0033】このように、3層のクッション材39、4
0および41を含むクッション構造によれば、通常の状
態では、実質的に第1のクッション材39のみが変形し
て、乳幼児に対して好ましい感触を与えることができる
とともに、より大きな衝撃に対しては、第2および第3
のクッション材40および41が、順次、衝撃吸収機能
を果たすように作用するので、衝撃吸収機能に対する高
い信頼性を期待することができ、このような乳幼児保持
具の安全性を一層高めることができる。
【0034】また、図示しないが、上述した3層のクッ
ション構造は、パッド壁7に装填されたクッション材3
5および36(図8、図9および図12参照)に対して
も適用することができ、それによって、同様の効果を期
待できる。次に、図15に示すように、パッド芯材16
が立ち上がる方向に回動したときの終端をより確実にか
つより強固に規定するため、パッド芯材16とカバー部
材13とを相互に連結するテンションベルト42が設け
られてもよい。テンションベルト42は、その一方端が
リベット43によってパッド芯材16に取り付けられ、
その他方端がリベット44によってカバー部材13に取
り付けられる。
【0035】次に、図16および図17に示すように、
パッド芯材16が前後方向に移動可能とされ、それによ
ってパッド壁7の前後方向の位置が調整可能とされても
よい。すなわち、パッド芯材16を取り付けているカバ
ー部材13aは、保持芯材10aの上面11aに沿って
前後方向に移動可能とされ、このように移動の結果得ら
れた各位置において、ボルト45によって固定される。
【0036】このように、パッド壁7の前後方向の位置
が調整可能とされることにより、乳幼児の成長に合わせ
てパッド壁7の位置を調整することができる。また、こ
の実施形態では、ボルト45を外すことにより、パッド
壁7を保持台から取り外すことも可能にする。パッド壁
7を比較的長期間にわたって使用しない状況となったと
きには、パッド壁7を取外すことにより、乳幼児保持具
の嵩張りを一層減じることができる。
【0037】次に、図18ないし図20に示すように、
パッド壁7aは、保持台6aに対して上下方向に移動可
能とされ、それによって高さ調整可能とされてもよい。
図18は正面図であり、図19は図18の線XIX−X
IXに沿う断面図であり、図20は底面図である。図1
8ないし図20を参照して、保持台6aの前方端には、
上下方向に貫通するガイド穴46が設けられ、パッド壁
7aから下方に延びるガイド脚47は、ガイド穴46に
上下方向にスライド可能に受け入れられる。ガイド脚4
7の中央には、弾性的に変形可能な係合片48が設けら
れ、係合片48には、係合突起49が形成される。他
方、保持台6aには、係合突起49の位置に対応して、
複数個たとえば2個の係合穴50および51が上下方向
に並んで設けられる。したがって、係合突起49を係合
穴50および51のいずれかに係合させることにより、
パッド壁7aの高さを調整することができる。
【0038】このように、パッド壁7aが高さ調整可能
とされることにより、乳幼児の成長に合わせてパッド壁
7aの高さを変えることができるとともに、乳幼児の体
格に比べて高すぎるパッド壁の存在のため、乳幼児保持
具が不必要に嵩張ることを防止できる。上述の係合穴5
0および51は外面側にテーパを形成する形状とされ、
また、係合突起49にもテーパが付与されることが好ま
しい。これによって、係合穴50または51への係合突
起49の係合を解く操作の容易化が図られ、また、係合
穴50または51へ係合突起49が容易に係合し得るよ
うになる。
【0039】この実施形態によっても、パッド壁7a
は、保持台6aから取り外すことができる。したがっ
て、上述した実施形態と同様、パッド壁7aを比較的長
期間にわたって使用しない状況となったときには、パッ
ド壁7aを取外すことにより、乳幼児保持具の嵩張りを
一層減じることができる。次に、図21には、保持芯材
10および腰ベルト3aが側面図で示されている。腰ベ
ルト3aは、保持芯材10の前面側を通る前面ベルト部
30aおよび同じく背面側を通る背面ベルト部31aを
有している。これら前面ベルト部30aと背面ベルト部
31aとは、前述した前面ベルト部30および背面ベル
ト部31の場合と同様、保持芯材10の両側において互
いに連結されている。
【0040】この実施形態では、前面ベルト部30a
は、保持芯材10の前面側において比較的下部の位置を
通るようにされ、この前面ベルト部30aの、保持芯材
10の前面側での高さは、背面ベルト部31aの、保持
芯材10の背面側での高さより低くなるように選ばれ
る。このように、前面ベルト部30aの高さ位置が選ば
れることにより、保持芯材10の前方端を持ち上げる力
を、前面ベルト部30aによって、より大きく及ぼすこ
とができる。したがって、座面の実質的水平姿勢を維持
するように、前面ベルト部30aをより効果的に作用さ
せることができる。
【0041】次に、図22ないし図24に示すように、
パッド壁7bは、その幅方向寸法が調整可能とされても
よい。図22は、パッド壁7bの正面図であり、図23
は、図22の線XXIII−XXIIIに沿う断面図で
あり、図24は、図22の線XXIV−XXIVに沿う
断面図である。図22ないし図24を参照して、パッド
壁7bは、座面5から立ち上がる支柱部52、ならびに
この支柱部52の各側へそれぞれ張り出す翼部53およ
び54を備える。支柱部52には、その両側において開
口した貫通スロット55が設けられる。翼部53および
54は、それら各一部がこの貫通スロット55内に挿入
され、この状態を維持しながら、図22において実線で
示す位置と想像線で示す位置との間で移動可能である。
この移動によって、パッド壁7bの幅方向寸法が変更さ
れる。
【0042】上述した支柱部52ならびに翼部53およ
び54は、たとえば樹脂成形品によって与えられる。翼
部53および54には、樹脂が有する弾性により弾性的
に変形可能な係合片56および57がそれぞれ設けら
れ、これら係合片56および57には、係合突起58お
よび59が形成される。他方、支柱部52には、係合突
起58の位置に対応して、複数個たとえば2個の係合穴
60および61が横方向に並んで設けられるとともに、
係合突起59の位置に対応して、複数個たとえば2個の
係合穴62および63が横方向に並んで設けられる。
【0043】したがって、係合突起58および59をそ
れぞれ係合穴60および62に係合させることにより、
図22において実線で示すように、パッド壁7bを比較
的幅の狭い状態に維持でき、他方、係合突起58および
59をそれぞれ係合穴61および63に係合させること
により、図22において想像線で示すように、パッド壁
7bを比較的幅の広い状態に維持できる。
【0044】このように、パッド壁7bの幅方向寸法が
調整可能とされることにより、乳幼児の成長に合わせて
パッド壁7bの幅方向寸法を変えることができるととも
に、乳幼児の体格に比べて幅方向寸法が大きすぎるパッ
ド壁の存在のため、乳幼児保持具が不必要に嵩張ること
を防止できる。上述の係合穴60〜63は外面側にテー
パを有する形状とされることが好ましい。これによっ
て、係合穴60〜63への係合突起58および59の係
合を解く操作の容易化を図ることができる。
【0045】次に、図25に示すように、パッド壁7と
座面5との間に形成される内角部分において、乳幼児の
臀部に沿う曲面を形成するための曲面形成部材64が設
けられてもよい。図25は、パッド壁7の背面側から乳
幼児保持具1の一部を示す斜視図である。図25を参照
して、曲面形成部材64は、布等の可撓性シート材から
構成され、パッド壁7の上端部を受け入れる袋状部65
を形成している。曲面形成部材64の、袋状部65が形
成された側とは反対側の端部には、ストラップ21と干
渉しないように、2つの舌片66および67が形成さ
れ、これら舌片66および67には、ホック68および
69が設けられる。他方、バッグ8側には、これらホッ
ク68および69に着脱可能にそれぞれ係合するホック
(図示せず。)が設けられる。
【0046】図25に示したような曲面形成部材64の
取付け状態は、図5または図7に示した使用形態におい
て採用される。これらの使用形態において、曲面形成部
材64は、乳幼児4の臀部に沿う曲面を形成し、それに
よって、乳幼児4に対して好ましい感触を与えながら、
乳幼児4の臀部をより安定させることができる。他方、
図4に示した使用形態においては、曲面形成部材64
は、パッド壁7とともに折り畳まれる。この状態におい
て、図8に示すように、ホック18とホック19との係
合を許容するため、曲面形成部材64の袋状部65に
は、ストラップ20の引き出しを可能とする穴(図示せ
ず。)が設けられている。また、図6に示した使用形態
では、比較的幅の広い曲面形成部材64は、乳幼児4の
股間を圧迫することになるので、取り除かれるのが好ま
しい。
【0047】次に、図26ないし図28には、乳幼児保
持具のさらに他の実施形態が示されている。ここに示し
た乳幼児保持具1aは、パッド壁7cの幅方向寸法が調
整可能であるとともに、上述した曲面形成部材64に対
応する2つの曲面形成ベルト70および71を備えるこ
とを特徴としている。パッド壁7cは、座面5から立ち
上がる支柱部72、ならびにこの支柱部72の各側へそ
れぞれ張り出す翼部73および74を備える。翼部73
および74は、図26および図27の双方を参照すれば
わかるように、支柱部72に対してヒンジ75および7
6を介して回動可能に連結され、それによって、パッド
壁7cは、その幅方向寸法が調整可能である。支柱部7
2ならびに翼部73および74は、たとえば樹脂から構
成され、ヒンジ75および76は、このような樹脂の肉
薄部によって与えられることができる。
【0048】図26に示すように、翼部73および74
が支柱部72の各側方へ張り出した状態を維持するた
め、たとえば、次のような構成が採用される。一方の翼
部74について説明すると、図28に示すように、支柱
部72内には、側方へ突出可能なように軸線方向に移動
可能とされた横棒77(想像線で示す。)が保持され
る。横棒77には、操作つまみ78が取り付けられ、こ
の操作つまみ78は、支柱部72に設けられた長穴79
を貫通しかつ長穴79内で移動可能とされる。他方、翼
部74には、横棒77が突出したとき、これを受け入れ
る穴80が設けられる。したがって、翼部74を支柱部
72の側方へ張り出した状態としながら、操作つまみ7
8を操作して、横棒77を穴80に嵌合させれば、この
張り出した状態が維持される。
【0049】他方の翼部73についても、上述した翼部
74と実質的に同様の構成によって、支柱部72の側方
へ張り出した状態が維持される。図28には、上述した
操作つまみ78および長穴79にそれぞれ対応する操作
つまみ81および長穴82が図示されている。曲面形成
ベルト70および71は、翼部73および74とバッグ
8の背面との間にそれぞれ連結される。これら曲面形成
ベルト70および71は、図26に示した状態におい
て、乳幼児の臀部に沿って延び、それによって、乳幼児
に対して好ましい感触を与えながら、乳幼児の臀部を安
定的に保持する。図26に示した状態は、図5または図
7に示した使用形態において採用される。この状態にお
いて、曲面形成ベルト70および71には、乳幼児4の
体重がかかるため、翼部73および74には、曲面形成
ベルト70および71を介して引き寄せられる力が及ぼ
されるが、前述した横棒77等の作用により、翼部73
および74の、支柱部72の側方へ張り出した状態が維
持されることができる。
【0050】他方、図27および図28に示した状態
は、図4に示した使用形態において採用される。この状
態において、曲面形成ベルト70および71は、支柱部
72および座面5にほぼ沿って延び、乳幼児4の股間を
圧迫することがない。以上、この発明を図示したいくつ
かの実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内
において、さらに他の実施形態も可能である。
【0051】たとえば、図示の実施形態では、保持台6
がバッグ8によって覆われ、このバッグ8内に保持芯材
10が収納されたが、バッグを備えず、保持芯材自身が
保持台を構成するようにされてもよい。また、パッド壁
7は、正面形状がT字状とされたが、他の形状とされて
もよい。図示の実施形態では、乳幼児4を、図5および
図7に示すように、後ろ向きに抱くときと、図6に示す
ように、前向きに抱くときとの双方に適合するように、
パッド壁7の形状がT字状に選ばれたが、乳幼児保持具
が後ろ向きに抱いた乳幼児を保持するために専ら用いら
れる場合には、パッド壁は、比較的広い一様な幅を有す
る形状のものであってもよい。他方、乳幼児保持具が前
向きに抱いた乳幼児を保持するために専ら用いられる場
合には、パッド壁は、比較的狭い一様な幅を有する形状
のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による乳幼児保持具1の
全体の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した乳幼児保持具1においてパッド壁
7を座面6から立ち上がらせた状態を示す、図1に相当
の図である。
【図3】図1に示した乳幼児保持具1においてパッド壁
7を座面6から立ち上がらせかつサポートベルト25を
引き出した状態を示す、図1に相当の図である。
【図4】図1に示した状態にある乳幼児保持具1を装着
しながら後ろ向きに抱いた乳幼児4を当該乳幼児保持具
1によって保持した状態を示す図である。
【図5】図2に示した状態にある乳幼児保持具1を装着
しながら後ろ向きに抱いた乳幼児4を当該乳幼児保持具
1によって保持した状態を示す、図4に相当の図であ
る。
【図6】図2に示した状態にある乳幼児保持具1を装着
しながら前向きに抱いた乳幼児4を当該乳幼児保持具1
によって保持した状態を示す、図4に相当の図である。
【図7】図3に示した状態にある乳幼児保持具1を装着
しながら後ろ向きに抱いた乳幼児4を当該乳幼児保持具
1によって保持した状態を示す、図4に相当の図であ
る。
【図8】乳幼児保持具1の保持台6およびパッド壁7の
内部構造を透視して示す側面図である。
【図9】図8に相当の図であって、パッド壁7を座面5
から立ち上がらせた状態を示す。
【図10】保持台6の内部に収納される保持芯材10お
よび腰ベルト3を示す正面図である。
【図11】保持芯材10および腰ベルト3を示す上面図
である。
【図12】図9の線XII−XIIに沿う切断部端面図
である。
【図13】乳幼児4の背骨38の状態を、(a)パッド
壁7が存在する場合と(b)パッド壁が存在しない場合
とで比較して示す図解的側面図である。
【図14】この発明の他の実施形態による乳幼児保持具
に備える保持台6の座面5部分を示す断面図である。
【図15】この発明のさらに他の実施形態による乳幼児
保持具におけるパッド芯材16およびカバー部材13を
示す側面図である。
【図16】この発明のさらに他の実施形態による乳幼児
保持具におけるパッド芯材16および保持芯材10aを
断面で示す側面図である。
【図17】図16に示したパッド芯材16および保持芯
材10aを断面で示す背面図である。
【図18】この発明のさらに他の実施形態による乳幼児
保持具に備える保持台6aおよびパッド壁7aを示す正
面図である。
【図19】図18の線XIX−XIXに沿う断面図であ
る。
【図20】図18に示した保持台6aおよびパッド壁7
aを示す底面図である。
【図21】この発明のさらに他の実施形態による乳幼児
保持具に備える保持芯材10および腰ベルト3aを示す
側面図である。
【図22】この発明のさらに他の実施形態による乳幼児
保持具に備えるパッド壁7bを示す正面図である。
【図23】図22の線XXIII−XXIIIに沿う断
面図である。
【図24】図22の線XXIV−XXIVに沿う断面図
である。
【図25】この発明のさらに他の実施形態による乳幼児
保持具1の一部を示す斜視図である。
【図26】この発明のさらに他の実施形態による乳幼児
保持具1aの一部を示す斜視図である。
【図27】図26に示した乳幼児保持具1aにおいて、
そのパッド壁7cの幅方向寸法を小さくした状態を示
す、図26に相当の図である。
【図28】図27に示した状態にある乳幼児保持具1a
の一部を別の角度から示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1a 乳幼児保持具 2 着用者 3,3a 腰ベルト 4 乳幼児 5 座面 6,6a 保持台 7,7a,7b,7c パッド壁 10,10a 保持芯材 15 軸 16 パッド芯材 17 ねじりばね 18,19 ホック 39 第1のクッション材 40 第2のクッション材 41 第3のクッション材 45 ボルト 46 ガイド穴 47 ガイド脚 49 係合突起 50,51 係合穴 52,72 支柱部 53,54,73,74 翼部 64 曲面形成部材 70,71 曲面形成ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47D 13/02 A45F 3/02 A45F 4/02 A45C 13/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着用者の腰のまわりに装着される腰ベル
    トと、乳幼児の臀部を受ける座面を形成するものであっ
    て、前記腰ベルトに取り付けられかつ着用者の下腹部か
    ら張り出すように位置される保持台とを備える、乳幼児
    保持具において、 前記保持台には、前記座面から立ち上がるパッド壁が設
    けられ、前記パッド壁は、前記座面に沿って延びる状態
    と前記座面から立ち上がる状態とを選択的にとり得るよ
    うに、前記保持台に対して回動可能に取り付けられる、
    乳幼児保持具。
  2. 【請求項2】 前記パッド壁を前記座面から立ち上がる
    方向に回動させるように付勢する弾性部材、および前記
    弾性部材の弾性に抗して前記パッド壁を前記座面に沿っ
    て延びる状態に維持するための係止部材をさらに備え
    る、請求項に記載の乳幼児保持具。
  3. 【請求項3】 前記パッド壁は、高さ調整可能とされ
    る、請求項1または2に記載の乳幼児保持具。
  4. 【請求項4】 前記パッド壁は、前後方向の位置が調整
    可能とされる、請求項1ないしのいずれかに記載の乳
    幼児保持具。
  5. 【請求項5】 前記パッド壁は、前記保持台から取外し
    可能とされる、請求項1ないしのいずれかに記載の乳
    幼児保持具。
  6. 【請求項6】 前記パッド壁は、正面形状がT字状とさ
    れる、請求項1ないしのいずれかに記載の乳幼児保持
    具。
  7. 【請求項7】 前記パッド壁は、上面形状において、そ
    の両端部が着用者側に近接する方向に湾曲している、請
    求項1ないしのいずれかに記載の乳幼児保持具。
  8. 【請求項8】 前記座面および前記パッド壁の、少なく
    とも乳幼児の体に接する領域には、第1のクッション
    材、前記第1のクッション材の背面側に配置されかつ前
    記第1のクッション材より大きい弾性係数を有する第2
    のクッション材、および前記第2のクッション材の背面
    側に配置されかつ前記第2のクッション材より大きい弾
    性係数を有する第3のクッション材が装填される、請求
    項1ないしのいずれかに記載の乳幼児保持具。
  9. 【請求項9】 前記パッド壁は、その幅方向寸法が調整
    可能とされる、請求項1ないしのいずれかに記載の乳
    幼児保持具。
  10. 【請求項10】 前記パッド壁と前記座面との間に形成
    される内角部分において、乳幼児の臀部に沿う曲面を形
    成するための曲面形成部材をさらに備える、請求項1な
    いしのいずれかに記載の乳幼児保持具。
JP08232702A 1995-09-11 1996-09-03 乳幼児保持具 Expired - Fee Related JP3130476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08232702A JP3130476B2 (ja) 1995-09-11 1996-09-03 乳幼児保持具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-232151 1995-09-11
JP23215195 1995-09-11
JP08232702A JP3130476B2 (ja) 1995-09-11 1996-09-03 乳幼児保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09135752A JPH09135752A (ja) 1997-05-27
JP3130476B2 true JP3130476B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=26530310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08232702A Expired - Fee Related JP3130476B2 (ja) 1995-09-11 1996-09-03 乳幼児保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3130476B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101048758B1 (ko) * 2008-09-10 2011-07-14 윤진주 육아용품
KR20220002465U (ko) * 2021-04-06 2022-10-13 주식회사 다이치 접이식 힙시트

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5839352B2 (ja) * 2011-06-14 2016-01-06 憲二 佐藤 バッグ兼抱っこ補助具
KR101502580B1 (ko) * 2013-09-03 2015-03-16 (주)블렛유 유아용 힙시트
US9314113B1 (en) 2015-01-15 2016-04-19 Lisbeth Hals Lehan Child carrier having adjustable seat coupling

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101048758B1 (ko) * 2008-09-10 2011-07-14 윤진주 육아용품
KR20220002465U (ko) * 2021-04-06 2022-10-13 주식회사 다이치 접이식 힙시트

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09135752A (ja) 1997-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3148150B2 (ja) ベビーホルダー兼用ウエストバッグ
KR100212590B1 (ko) 유아 홀더
US5333769A (en) Infant carrier apparatus and method
US7886946B2 (en) Baby carrier
US5020709A (en) Convertible child carrier
EP0480573B1 (en) Waist bag
US4712258A (en) Baby changing mat
JP2001070107A (ja) パッド付ベビーキャリア
US5382074A (en) Detachable stroller tray
WO2007133328A2 (en) Child carrier belt
JP3130476B2 (ja) 乳幼児保持具
CA2734742A1 (en) Adjustable back support device
JP4145982B2 (ja) 子守帯
US20050225137A1 (en) Infant restraint systems and methods
JP3130455B2 (ja) 乳幼児保持具
US5720520A (en) Detachable child seat
JP2000023801A (ja) 乳幼児保持具
JP3396586B2 (ja) 乳幼児保持具
JP2504071Y2 (ja) 幼児用抱き具
GB2343104A (en) Baby carrying aid
JP3136266B2 (ja) ベビーホルダー兼用ウエストバッグ
KR200283988Y1 (ko) 베이비 슬링
KR960000070Y1 (ko) 아기띠
JPH09299198A (ja) ウエストバッグ兼用ベビーホルダー
JP2022122207A (ja) 乳幼児保持具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees