JP2000023801A - 乳幼児保持具 - Google Patents
乳幼児保持具Info
- Publication number
- JP2000023801A JP2000023801A JP10194358A JP19435898A JP2000023801A JP 2000023801 A JP2000023801 A JP 2000023801A JP 10194358 A JP10194358 A JP 10194358A JP 19435898 A JP19435898 A JP 19435898A JP 2000023801 A JP2000023801 A JP 2000023801A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- infant
- bag
- wall
- seat
- holding device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47D—FURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
- A47D13/00—Other nursery furniture
- A47D13/02—Baby-carriers; Carry-cots
- A47D13/025—Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47D—FURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
- A47D13/00—Other nursery furniture
- A47D13/02—Baby-carriers; Carry-cots
- A47D13/029—Baby-carriers with waist-belt only
Landscapes
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウエストバッグと同様の構成を備え、同様の
態様で着用される乳幼児保持具の用途の拡大を図る。 【解決手段】 乳幼児の臀部を受けるための座部8と座
部8の前方端から立ち上がるパッド壁9とを有する乳幼
児位置決め部材5を、バッグ4に対して着脱可能に取付
けるとともに、バッグ4内に位置決めされる芯材を、バ
ッグ4から取り出し可能とする。乳幼児を保持するた
め、乳幼児位置決め部材5を取付けた状態とし、この乳
幼児が成長したときには、乳幼児位置決め部材5を取り
外し、また、乳幼児がさらに成長して抱く必要がなくな
ったときには、芯材をもバッグ4から取り出し、通常の
ウエストバッグとして使用できるようにする。
態様で着用される乳幼児保持具の用途の拡大を図る。 【解決手段】 乳幼児の臀部を受けるための座部8と座
部8の前方端から立ち上がるパッド壁9とを有する乳幼
児位置決め部材5を、バッグ4に対して着脱可能に取付
けるとともに、バッグ4内に位置決めされる芯材を、バ
ッグ4から取り出し可能とする。乳幼児を保持するた
め、乳幼児位置決め部材5を取付けた状態とし、この乳
幼児が成長したときには、乳幼児位置決め部材5を取り
外し、また、乳幼児がさらに成長して抱く必要がなくな
ったときには、芯材をもバッグ4から取り出し、通常の
ウエストバッグとして使用できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウエストバッグ
のような態様で装着されかつ乳幼児の臀部を受ける座部
を与える乳幼児保持具に関するもので、特に、このよう
な乳幼児保持具の用途の拡大を図るための改良に関する
ものである。
のような態様で装着されかつ乳幼児の臀部を受ける座部
を与える乳幼児保持具に関するもので、特に、このよう
な乳幼児保持具の用途の拡大を図るための改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある乳幼児保持具
として、たとえば、本件出願人によって特許出願された
特願平8−232702号(特開平9−135752号
公報参照)に記載されたものがある。
として、たとえば、本件出願人によって特許出願された
特願平8−232702号(特開平9−135752号
公報参照)に記載されたものがある。
【0003】この従来の乳幼児保持具は、着用者の腰の
まわりに装着される腰ベルトと、着用者の下腹部から前
方へ張り出す状態で位置されるように腰ベルトに取り付
けられかつ内部に収納空間を形成するバッグとを備え、
ウエストバッグと同様の形態を有している。そして、こ
の乳幼児保持具は、乳幼児の臀部をバッグの上面壁によ
って受けるようにしながら、乳幼児を位置決めするた
め、バッグの上面壁の前方端から立ち上がるパッド壁を
備えており、それによって、乳幼児保持という機能を果
たすようにされている。また、バッグの収納空間内に
は、芯材が位置決めされ、この芯材は、バッグの上面壁
に沿って延びる上面を有している。したがって、乳幼児
の臀部を受けるバッグの上面壁は、芯材によって支えら
れ、乳幼児の臀部を安定的に保持できるようにされてい
る。
まわりに装着される腰ベルトと、着用者の下腹部から前
方へ張り出す状態で位置されるように腰ベルトに取り付
けられかつ内部に収納空間を形成するバッグとを備え、
ウエストバッグと同様の形態を有している。そして、こ
の乳幼児保持具は、乳幼児の臀部をバッグの上面壁によ
って受けるようにしながら、乳幼児を位置決めするた
め、バッグの上面壁の前方端から立ち上がるパッド壁を
備えており、それによって、乳幼児保持という機能を果
たすようにされている。また、バッグの収納空間内に
は、芯材が位置決めされ、この芯材は、バッグの上面壁
に沿って延びる上面を有している。したがって、乳幼児
の臀部を受けるバッグの上面壁は、芯材によって支えら
れ、乳幼児の臀部を安定的に保持できるようにされてい
る。
【0004】また、上述の乳幼児保持具においては、パ
ッド壁は、バッグの上面壁に沿って延びる状態と当該上
面壁から立ち上がる状態とを選択的にとり得るように、
上面壁に対して回動可能に取り付けられている。したが
って、乳幼児を保持する場合には、パッド壁がバッグの
上面壁から立ち上がる状態とされるが、乳幼児を保持せ
ず、着用者が単に乳幼児保持具を装着しているだけのと
きには、パッド壁は、バッグの上面壁に沿って延びる状
態に倒され、乳幼児保持具の嵩張りを減じることができ
るようにされている。
ッド壁は、バッグの上面壁に沿って延びる状態と当該上
面壁から立ち上がる状態とを選択的にとり得るように、
上面壁に対して回動可能に取り付けられている。したが
って、乳幼児を保持する場合には、パッド壁がバッグの
上面壁から立ち上がる状態とされるが、乳幼児を保持せ
ず、着用者が単に乳幼児保持具を装着しているだけのと
きには、パッド壁は、バッグの上面壁に沿って延びる状
態に倒され、乳幼児保持具の嵩張りを減じることができ
るようにされている。
【0005】上述したパッド壁をバッグの上面壁に沿っ
て倒した状態は、また、乳幼児を抱くときの一時的な支
えとして、この乳幼児保持具を用いる場合、あるいは、
乳幼児が成長した結果、立ち上がるパッド壁がむしろ乳
幼児に対して圧迫感を及ぼすようになり、パッド壁のな
い方がかえって好ましい場合においても適用することが
できる。
て倒した状態は、また、乳幼児を抱くときの一時的な支
えとして、この乳幼児保持具を用いる場合、あるいは、
乳幼児が成長した結果、立ち上がるパッド壁がむしろ乳
幼児に対して圧迫感を及ぼすようになり、パッド壁のな
い方がかえって好ましい場合においても適用することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
乳幼児保持具においては、パッド壁をバッグの上面壁に
沿って延びるように倒した状態とすることによって、乳
幼児の成長に対応することができるが、パッド壁を除去
するのではなく、あくまでもバッグの上面壁に沿うよう
に存在し、乳幼児の臀部に接するので、このようなパッ
ド壁の存在は、乳幼児に対して決して好ましい感触を与
えるものではない。
乳幼児保持具においては、パッド壁をバッグの上面壁に
沿って延びるように倒した状態とすることによって、乳
幼児の成長に対応することができるが、パッド壁を除去
するのではなく、あくまでもバッグの上面壁に沿うよう
に存在し、乳幼児の臀部に接するので、このようなパッ
ド壁の存在は、乳幼児に対して決して好ましい感触を与
えるものではない。
【0007】また、上述のような従来の乳幼児保持具
は、通常のウエストバッグとして使用することも可能で
ある。なぜなら、この乳幼児保持具は、通常のウエスト
バッグと同様、腰ベルトとバッグとを備えているからで
ある。
は、通常のウエストバッグとして使用することも可能で
ある。なぜなら、この乳幼児保持具は、通常のウエスト
バッグと同様、腰ベルトとバッグとを備えているからで
ある。
【0008】しかしながら、前述したように、パッド壁
がバッグの上面壁に沿って延びるように倒せるとして
も、ウエストバッグとして使用する場合には、着用者に
とって、パッド壁による嵩張りは煩わしく感じられるも
のである。
がバッグの上面壁に沿って延びるように倒せるとして
も、ウエストバッグとして使用する場合には、着用者に
とって、パッド壁による嵩張りは煩わしく感じられるも
のである。
【0009】また、バッグの収納空間内には、芯材が位
置されているので、収納空間の実質的部分は、この芯材
によって占有されてしまい、その結果、他の小物を収納
するために使用できる空間はあまり残されていないこと
が多い。この点においても、従来の乳幼児保持具は、こ
れを通常のウエストバッグとして使用するには必ずしも
適しているとは言えない。
置されているので、収納空間の実質的部分は、この芯材
によって占有されてしまい、その結果、他の小物を収納
するために使用できる空間はあまり残されていないこと
が多い。この点においても、従来の乳幼児保持具は、こ
れを通常のウエストバッグとして使用するには必ずしも
適しているとは言えない。
【0010】そこで、この発明の目的は、通常のウエス
トバッグとして使用するのに適した形態に容易に変更す
ることができる、乳幼児保持具を提供しようとすること
である。
トバッグとして使用するのに適した形態に容易に変更す
ることができる、乳幼児保持具を提供しようとすること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乳幼児保
持具は、まず、通常のウエストバッグと同様、着用者の
腰のまわりに装着される腰ベルトと、着用者の下腹部か
ら前方へ張り出す状態で位置されるように腰ベルトに取
り付けられかつ内部に収納空間を形成するバッグとを備
えている。
持具は、まず、通常のウエストバッグと同様、着用者の
腰のまわりに装着される腰ベルトと、着用者の下腹部か
ら前方へ張り出す状態で位置されるように腰ベルトに取
り付けられかつ内部に収納空間を形成するバッグとを備
えている。
【0012】このような乳幼児保持具は、さらに、乳幼
児保持具特有の構成として、乳幼児の臀部を受けるため
の座部および座部の前方端から立ち上がるパッド壁を有
する乳幼児位置決め部材と、バッグの収納空間内に位置
決めされかつバッグの上面壁に沿って延びる上面を有す
る芯材とを備えるとともに、前述した技術的課題を解決
するため、乳幼児位置決め部材の座部がバッグの上面壁
に沿って着脱可能に取り付けられることを特徴としてい
る。
児保持具特有の構成として、乳幼児の臀部を受けるため
の座部および座部の前方端から立ち上がるパッド壁を有
する乳幼児位置決め部材と、バッグの収納空間内に位置
決めされかつバッグの上面壁に沿って延びる上面を有す
る芯材とを備えるとともに、前述した技術的課題を解決
するため、乳幼児位置決め部材の座部がバッグの上面壁
に沿って着脱可能に取り付けられることを特徴としてい
る。
【0013】この発明において、上述の芯材は、収納空
間から取り出し可能とされていることが好ましい。
間から取り出し可能とされていることが好ましい。
【0014】このように、芯材が収納空間から取り出し
可能とされている場合、この発明に係る乳幼児保持具
は、好ましくは、芯材に取り付けられかつバッグの前面
壁を通って引き出される、着用者の肩に掛けるためのサ
ポートベルトをさらに備え、このサポートベルトは、不
使用時には、バッグの収納空間内に収納できるようにさ
れる。
可能とされている場合、この発明に係る乳幼児保持具
は、好ましくは、芯材に取り付けられかつバッグの前面
壁を通って引き出される、着用者の肩に掛けるためのサ
ポートベルトをさらに備え、このサポートベルトは、不
使用時には、バッグの収納空間内に収納できるようにさ
れる。
【0015】同様に、芯材が取り出し可能とされている
場合、芯材の、着用者の下腹部に沿って延びる背面に、
クッション材が取り付けられることが好ましい。
場合、芯材の、着用者の下腹部に沿って延びる背面に、
クッション材が取り付けられることが好ましい。
【0016】また、同様に、芯材が取り出し可能とされ
ている場合、バッグは、その上面壁が開閉可能とされ、
芯材は、この上面壁が開かれることによって形成された
開口を通して収納空間から取り出すことができるように
構成されていることが好ましい。
ている場合、バッグは、その上面壁が開閉可能とされ、
芯材は、この上面壁が開かれることによって形成された
開口を通して収納空間から取り出すことができるように
構成されていることが好ましい。
【0017】また、この発明において、バッグは、収納
空間の一部に小物収納部を形成するとともに、この小物
収納部への小物の出し入れを可能にする開閉可能な口を
備えていることが好ましい。
空間の一部に小物収納部を形成するとともに、この小物
収納部への小物の出し入れを可能にする開閉可能な口を
備えていることが好ましい。
【0018】また、この発明において、パッド壁は、座
部に沿って延びる状態と座部から立ち上がる状態とを選
択的にとり得るように、座部に対して回動可能に取り付
けられることが好ましい。
部に沿って延びる状態と座部から立ち上がる状態とを選
択的にとり得るように、座部に対して回動可能に取り付
けられることが好ましい。
【0019】上述のように、パッド壁が座部に対して回
動可能に取り付けられるとき、乳幼児位置決め部材は、
パッド壁を座部から立ち上がる方向に回動させるように
付勢する弾性部材、およびこの弾性部材の弾性に抗して
パッド壁を座部に沿って延びる状態に維持するための係
止部材をさらに備えることがなお好ましい。
動可能に取り付けられるとき、乳幼児位置決め部材は、
パッド壁を座部から立ち上がる方向に回動させるように
付勢する弾性部材、およびこの弾性部材の弾性に抗して
パッド壁を座部に沿って延びる状態に維持するための係
止部材をさらに備えることがなお好ましい。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、乳幼児の臀部を受け
るための座部およびこの座部の前方端から立ち上がるパ
ッド壁を有する乳幼児位置決め部材を備えており、この
乳幼児位置決め部材の座部がバッグの上面壁に沿って着
脱可能に取り付けられるように構成されているので、乳
幼児位置決め部材を取り付けた第1の使用態様と乳幼児
位置決め部材を取り外した第2の使用態様とを可能にす
る。
るための座部およびこの座部の前方端から立ち上がるパ
ッド壁を有する乳幼児位置決め部材を備えており、この
乳幼児位置決め部材の座部がバッグの上面壁に沿って着
脱可能に取り付けられるように構成されているので、乳
幼児位置決め部材を取り付けた第1の使用態様と乳幼児
位置決め部材を取り外した第2の使用態様とを可能にす
る。
【0021】したがって、第1の使用態様によれば、乳
幼児位置決め部材によって乳幼児を安定的に保持しなが
ら、乳幼児保持具本来の機能を効果的に働かせることが
できる。このとき、乳幼児位置決め部材は、座部とパッ
ド壁とをもって構成され、パッド壁は、座部によって立
ち上がる状態に支えられているので、座部に及ぼされる
乳幼児の体重によって、パッド壁の立ち上がり状態は、
強固に維持されることができ、乳幼児の安定的な保持を
可能にする。
幼児位置決め部材によって乳幼児を安定的に保持しなが
ら、乳幼児保持具本来の機能を効果的に働かせることが
できる。このとき、乳幼児位置決め部材は、座部とパッ
ド壁とをもって構成され、パッド壁は、座部によって立
ち上がる状態に支えられているので、座部に及ぼされる
乳幼児の体重によって、パッド壁の立ち上がり状態は、
強固に維持されることができ、乳幼児の安定的な保持を
可能にする。
【0022】他方、第2の使用態様によれば、乳幼児が
成長した結果、パッド壁の存在が窮屈な状況をもたらす
ことを回避できる。また、乳幼児位置決め部材が取り外
された場合、乳幼児の臀部を保持するための座面がバッ
グの上面壁によって与えられることになるが、この上面
壁は芯材の上面によって支えられるので、この場合であ
っても、座面を実質的に水平状態に保つことができ、応
じて、乳幼児を安定的に保持することができる。
成長した結果、パッド壁の存在が窮屈な状況をもたらす
ことを回避できる。また、乳幼児位置決め部材が取り外
された場合、乳幼児の臀部を保持するための座面がバッ
グの上面壁によって与えられることになるが、この上面
壁は芯材の上面によって支えられるので、この場合であ
っても、座面を実質的に水平状態に保つことができ、応
じて、乳幼児を安定的に保持することができる。
【0023】また、第2の使用態様は、乳幼児がさらに
成長して、抱く必要がなくなったときにも有利に適用さ
れる。すなわち、乳幼児保持具が、その本来の機能を必
要としなくなったとき、乳幼児位置決め部材を取り外
し、それによる嵩張りがもたらす煩わしさを除去するこ
とができる。
成長して、抱く必要がなくなったときにも有利に適用さ
れる。すなわち、乳幼児保持具が、その本来の機能を必
要としなくなったとき、乳幼児位置決め部材を取り外
し、それによる嵩張りがもたらす煩わしさを除去するこ
とができる。
【0024】上述のように、乳幼児保持具が、その本来
の機能を必要としなくなったときには、芯材は、前述し
たように、バッグの収納空間から取り出し可能とされて
いることが好ましい。このように、芯材を収納空間から
取り出すことによって、収納空間に対して、小物を収納
し得る十分な大きさを与えることができ、通常のウエス
トバッグとしての使用に適した状態とすることができ
る。そのため、この乳幼児保持具の用途が広がるととも
に、使用可能な期間を長くすることができるので、極め
て経済的であるという効果も期待できる。
の機能を必要としなくなったときには、芯材は、前述し
たように、バッグの収納空間から取り出し可能とされて
いることが好ましい。このように、芯材を収納空間から
取り出すことによって、収納空間に対して、小物を収納
し得る十分な大きさを与えることができ、通常のウエス
トバッグとしての使用に適した状態とすることができ
る。そのため、この乳幼児保持具の用途が広がるととも
に、使用可能な期間を長くすることができるので、極め
て経済的であるという効果も期待できる。
【0025】また、上述のように収納空間から取り出し
可能とされた芯材に、前述したように、着用者の肩に掛
けるためのサポートベルトが取り付けられ、このサポー
トベルトがバッグの前面壁を通って引き出されるように
され、また、不使用時には、バッグの収納空間内に収納
されるようにされていると、まず、サポートベルトを着
用者の肩に掛けて使用することにより、着用者の体とサ
ポートベルトとの間に乳幼児を位置させることができる
ので、乳幼児をより安全かつ安定的に保持することがで
き、また、長時間の乳幼児の保持に際しても、着用者を
それほど疲れさせないようにすることができる。また、
サポートベルトは、バッグの収納空間内に収納されるこ
とができるので、その不使用時において、たとえば、バ
ッグから引き出されたサポートベルトに煩わされること
がない。さらに、サポートベルトは、芯材に取り付けら
れているので、芯材をバッグの収納空間から取り出した
とき、これも同時にバッグから取り除くことができる。
したがって、通常のウエストバッグとして使用可能な形
態に変更するための操作が容易になる。
可能とされた芯材に、前述したように、着用者の肩に掛
けるためのサポートベルトが取り付けられ、このサポー
トベルトがバッグの前面壁を通って引き出されるように
され、また、不使用時には、バッグの収納空間内に収納
されるようにされていると、まず、サポートベルトを着
用者の肩に掛けて使用することにより、着用者の体とサ
ポートベルトとの間に乳幼児を位置させることができる
ので、乳幼児をより安全かつ安定的に保持することがで
き、また、長時間の乳幼児の保持に際しても、着用者を
それほど疲れさせないようにすることができる。また、
サポートベルトは、バッグの収納空間内に収納されるこ
とができるので、その不使用時において、たとえば、バ
ッグから引き出されたサポートベルトに煩わされること
がない。さらに、サポートベルトは、芯材に取り付けら
れているので、芯材をバッグの収納空間から取り出した
とき、これも同時にバッグから取り除くことができる。
したがって、通常のウエストバッグとして使用可能な形
態に変更するための操作が容易になる。
【0026】また、バッグの収納空間から取り出し可能
とされた芯材の、着用者の下腹部に沿って延びる背面
に、前述したように、クッション材が取り付けられてい
ると、特に、乳幼児を保持した状態において、乳幼児の
体重に基づく着用者の下腹部への圧迫感を緩和すること
ができる。また、クッション材は、この乳幼児保持具を
通常のウエストバッグとして使用するときには特に必要
とせず、むしろ、収納空間をより広く用いるためには、
取り除かれることが好ましい。この点に関して、クッシ
ョン材は芯材に取り付けられているので、芯材の取り出
しと同時に、クッション材も取り除くことができ、クッ
ション材を取り除くための特別な手間が不要となる。
とされた芯材の、着用者の下腹部に沿って延びる背面
に、前述したように、クッション材が取り付けられてい
ると、特に、乳幼児を保持した状態において、乳幼児の
体重に基づく着用者の下腹部への圧迫感を緩和すること
ができる。また、クッション材は、この乳幼児保持具を
通常のウエストバッグとして使用するときには特に必要
とせず、むしろ、収納空間をより広く用いるためには、
取り除かれることが好ましい。この点に関して、クッシ
ョン材は芯材に取り付けられているので、芯材の取り出
しと同時に、クッション材も取り除くことができ、クッ
ション材を取り除くための特別な手間が不要となる。
【0027】また、前述したように、バッグは、その上
面壁が開閉可能とされ、この上面壁が開かれることによ
って形成された開口を通して、芯材が収納空間から取り
出すことができるように構成されていると、芯材の出し
入れを容易に行なうことができる。また、通常のウエス
トバッグとして使用するとき、芯材の出し入れのための
開口は、小物の出し入れのための開口として利用するこ
とができる。
面壁が開閉可能とされ、この上面壁が開かれることによ
って形成された開口を通して、芯材が収納空間から取り
出すことができるように構成されていると、芯材の出し
入れを容易に行なうことができる。また、通常のウエス
トバッグとして使用するとき、芯材の出し入れのための
開口は、小物の出し入れのための開口として利用するこ
とができる。
【0028】また、前述したように、バッグが、収納空
間の一部に小物収納部を形成するとともに、この小物収
納部への小物の出し入れを可能にする開閉可能な口を備
えていると、収納空間内に芯材が位置しているかいない
かに関わらず、小物の出し入れを、この口を通して容易
に行なうことができるようになる。
間の一部に小物収納部を形成するとともに、この小物収
納部への小物の出し入れを可能にする開閉可能な口を備
えていると、収納空間内に芯材が位置しているかいない
かに関わらず、小物の出し入れを、この口を通して容易
に行なうことができるようになる。
【0029】また、この発明において、前述したよう
に、パッド壁が、座部に沿って延びる状態と座部から立
ち上がる状態とを選択的にとり得るように、座部に対し
て回動可能に取り付けられていると、乳幼児位置決め部
材を取り付けた状態であるが、乳幼児を保持していない
ときには、パッド壁を座部に沿って延びる状態としてお
くことにより、乳幼児保持具の嵩張りを減じることがで
き、乳幼児保持具の携帯性をより向上させることができ
る。また、パッド壁を使用したいときには、パッド壁を
回動させるだけで、直ちに使用可能な状態にすることが
できる。
に、パッド壁が、座部に沿って延びる状態と座部から立
ち上がる状態とを選択的にとり得るように、座部に対し
て回動可能に取り付けられていると、乳幼児位置決め部
材を取り付けた状態であるが、乳幼児を保持していない
ときには、パッド壁を座部に沿って延びる状態としてお
くことにより、乳幼児保持具の嵩張りを減じることがで
き、乳幼児保持具の携帯性をより向上させることができ
る。また、パッド壁を使用したいときには、パッド壁を
回動させるだけで、直ちに使用可能な状態にすることが
できる。
【0030】また、上述のように、パッド壁が座部に対
して回動可能に取り付けられる場合、前述したように、
乳幼児位置決め部材が、パッド壁を座部から立ち上がる
方向に回動させるように付勢する弾性部材、およびこの
弾性部材の弾性に抗してパッド壁を座部に沿って延びる
状態に維持するための係止部材をさらに備えていれば、
係止部材による係合を解除したとき、自動的にパッド壁
を立ち上がらせることができるので、この乳幼児保持具
の操作性を向上させることができる。
して回動可能に取り付けられる場合、前述したように、
乳幼児位置決め部材が、パッド壁を座部から立ち上がる
方向に回動させるように付勢する弾性部材、およびこの
弾性部材の弾性に抗してパッド壁を座部に沿って延びる
状態に維持するための係止部材をさらに備えていれば、
係止部材による係合を解除したとき、自動的にパッド壁
を立ち上がらせることができるので、この乳幼児保持具
の操作性を向上させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1ないし図18は、この発明の
一実施形態による乳幼児保持具1を説明するためのもの
である。ここで、図1ないし図4は、乳幼児保持具1の
全体の外観を示す斜視図であり、それぞれ、乳幼児保持
具1がとり得る典型的な形態を示している。また、図5
ないし図11は、乳幼児保持具1の典型的ないくつかの
使用状態をそれぞれ示している。
一実施形態による乳幼児保持具1を説明するためのもの
である。ここで、図1ないし図4は、乳幼児保持具1の
全体の外観を示す斜視図であり、それぞれ、乳幼児保持
具1がとり得る典型的な形態を示している。また、図5
ないし図11は、乳幼児保持具1の典型的ないくつかの
使用状態をそれぞれ示している。
【0032】図1ないし図11を主として参照して、乳
幼児保持具1は、着用者2の腰のまわりに装着される腰
ベルト3と、着用者2の下腹部から前方へ張り出す状態
で位置されるように腰ベルト3に取り付けられるバッグ
4とを備えている。
幼児保持具1は、着用者2の腰のまわりに装着される腰
ベルト3と、着用者2の下腹部から前方へ張り出す状態
で位置されるように腰ベルト3に取り付けられるバッグ
4とを備えている。
【0033】また、乳幼児保持具1は、乳幼児位置決め
部材5を備えている。乳幼児位置決め部材5は、バッグ
4の上面壁6に沿って着脱可能に取り付けられかつ乳幼
児7の臀部を受けるための座部8と、座部8の前方端か
ら立ち上がるパッド壁9とを有している。
部材5を備えている。乳幼児位置決め部材5は、バッグ
4の上面壁6に沿って着脱可能に取り付けられかつ乳幼
児7の臀部を受けるための座部8と、座部8の前方端か
ら立ち上がるパッド壁9とを有している。
【0034】また、乳幼児保持具1は、図16に示すよ
うに、バッグ4の内部に形成された収納空間10内に位
置決めされる芯材11を備えている。芯材11は、バッ
グ4の上面壁6に沿って延びる上面12を有している。
うに、バッグ4の内部に形成された収納空間10内に位
置決めされる芯材11を備えている。芯材11は、バッ
グ4の上面壁6に沿って延びる上面12を有している。
【0035】このように概略的に説明した乳幼児保持具
1の各部分のより詳細について、以下に説明する。
1の各部分のより詳細について、以下に説明する。
【0036】腰ベルト3は、その長手方向の中間部にお
いてバッグ4に取り付けられ、長手方向の各端部には、
図1等に示すように、互いに係合可能なバックル13お
よび14が取り付けられる。この腰ベルト3は、図5等
に示すように、着用者2の腰に回された状態で、バック
ル13および14が互いに連結されることにより、着用
者2の腰のまわりに装着される。バックル13および1
4は、それぞれ、腰ベルト3の任意の位置に取り付ける
ことができるようにされていて、それによって、腰ベル
ト3の有効長さの調整を行なう機能も果たしている。な
お、バックル13および14は、他の形式のベルト連結
部材に置き換えられてもよい。
いてバッグ4に取り付けられ、長手方向の各端部には、
図1等に示すように、互いに係合可能なバックル13お
よび14が取り付けられる。この腰ベルト3は、図5等
に示すように、着用者2の腰に回された状態で、バック
ル13および14が互いに連結されることにより、着用
者2の腰のまわりに装着される。バックル13および1
4は、それぞれ、腰ベルト3の任意の位置に取り付ける
ことができるようにされていて、それによって、腰ベル
ト3の有効長さの調整を行なう機能も果たしている。な
お、バックル13および14は、他の形式のベルト連結
部材に置き換えられてもよい。
【0037】腰ベルト3上には、腰パッド15が設けら
れる。腰パッド15は、腰ベルト3を移動可能に受け入
れる構造を有していて、腰ベルト3上の任意の位置に配
置することができる。腰パッド15は、着用者2の腰に
当接して、腰ベルト3による圧迫を緩和するように作用
する。また、腰パッド15は、好ましくは、小物入れと
しても使用できるように構成される。そのため、内部が
袋状とされ、この内部への小物の出し入れを可能にする
ため、図12に示されているように、スライドファスナ
16が取り付けられた口が設けられる。
れる。腰パッド15は、腰ベルト3を移動可能に受け入
れる構造を有していて、腰ベルト3上の任意の位置に配
置することができる。腰パッド15は、着用者2の腰に
当接して、腰ベルト3による圧迫を緩和するように作用
する。また、腰パッド15は、好ましくは、小物入れと
しても使用できるように構成される。そのため、内部が
袋状とされ、この内部への小物の出し入れを可能にする
ため、図12に示されているように、スライドファスナ
16が取り付けられた口が設けられる。
【0038】乳幼児位置決め部材5に備える座部8は、
前述したように、バッグ4の上面壁6に沿って着脱可能
に取り付けられる。この着脱可能な取付けのため、この
実施形態では、次のような構成が採用される。
前述したように、バッグ4の上面壁6に沿って着脱可能
に取り付けられる。この着脱可能な取付けのため、この
実施形態では、次のような構成が採用される。
【0039】座部8の前方端には、図1ないし図3なら
びに図13ないし図15に示すように、たとえば2つの
取付けベルト17が設けられる。各取付けベルト17の
端部には、スナップボタンの対の一方をなす第1部片1
8が設けられ、このスナップボタンの対の他方をなす第
2部片19は、座部8の下面側に設けられる。また、図
1ないし図4ならびに図13に示すように、バッグ4の
前面壁20の上端縁近傍には、各取付けベルト17を挿
通させるベルト通し21が設けられる。
びに図13ないし図15に示すように、たとえば2つの
取付けベルト17が設けられる。各取付けベルト17の
端部には、スナップボタンの対の一方をなす第1部片1
8が設けられ、このスナップボタンの対の他方をなす第
2部片19は、座部8の下面側に設けられる。また、図
1ないし図4ならびに図13に示すように、バッグ4の
前面壁20の上端縁近傍には、各取付けベルト17を挿
通させるベルト通し21が設けられる。
【0040】したがって、座部8をバッグ4に取り付け
るときには、図13によく示されているように、各取付
けベルト17の端部を各ベルト通し21に下方から挿入
した後、スナップボタンの第1部片18と第2部片17
とを互いに係合させることが行なわれる。
るときには、図13によく示されているように、各取付
けベルト17の端部を各ベルト通し21に下方から挿入
した後、スナップボタンの第1部片18と第2部片17
とを互いに係合させることが行なわれる。
【0041】他方、座部8の後方端縁に沿って、図1
2、図14および図15に示すように、スライドファス
ナ22の対の一方をなす第1テープ23が設けられる。
他方、バッグ4の上面壁6の後方端縁に沿って、図12
および図16に示すように、スライドファスナ22の対
の他方をなす第2テープ24が設けられる。このスライ
ドファスナ22においては、スライダ25がそのスライ
ド範囲の一方端にあるとき、第2テープ24から離脱可
能であり、したがって、第1テープ23と第2テープ2
4とを互いに分離することができる。
2、図14および図15に示すように、スライドファス
ナ22の対の一方をなす第1テープ23が設けられる。
他方、バッグ4の上面壁6の後方端縁に沿って、図12
および図16に示すように、スライドファスナ22の対
の他方をなす第2テープ24が設けられる。このスライ
ドファスナ22においては、スライダ25がそのスライ
ド範囲の一方端にあるとき、第2テープ24から離脱可
能であり、したがって、第1テープ23と第2テープ2
4とを互いに分離することができる。
【0042】座部8をバッグ4に取り付ける場合には、
スライダ25に第2テープ24の端部を結合させてスラ
イダ25をスライドさせ、それによって、第1テープ2
3と第2テープ24とを互いに係合させることが行なわ
れる。
スライダ25に第2テープ24の端部を結合させてスラ
イダ25をスライドさせ、それによって、第1テープ2
3と第2テープ24とを互いに係合させることが行なわ
れる。
【0043】乳幼児位置決め部材5に備えるパッド壁9
は、たとえば図1および図2にそれぞれ示すように、座
部8に沿って延びる状態と座部8から立ち上がる状態と
を選択的にとり得るように、座部8に対して回動可能に
取り付けられる。このことを図14および図15を主と
して参照しながら説明する。
は、たとえば図1および図2にそれぞれ示すように、座
部8に沿って延びる状態と座部8から立ち上がる状態と
を選択的にとり得るように、座部8に対して回動可能に
取り付けられる。このことを図14および図15を主と
して参照しながら説明する。
【0044】座部8は、バッグ4の上面壁6をほぼ覆う
ような形状を有していて、この座部8の形状を維持する
ため、たとえば硬質樹脂のような剛性の比較的高い材料
からなる芯材26が座部8内に位置される。他方、パッ
ド壁9は、その正面形状がT字状をなしていて、このパ
ッド壁9の形状を維持するため、芯材26と同様の材料
からなる芯材27がパッド壁9内に位置される。
ような形状を有していて、この座部8の形状を維持する
ため、たとえば硬質樹脂のような剛性の比較的高い材料
からなる芯材26が座部8内に位置される。他方、パッ
ド壁9は、その正面形状がT字状をなしていて、このパ
ッド壁9の形状を維持するため、芯材26と同様の材料
からなる芯材27がパッド壁9内に位置される。
【0045】座部8のための芯材26の前方端には、ブ
ラケット28が形成され、ここを通る軸29によって、
パッド壁9のための芯材27が回動可能に支持される。
パッド壁9が立ち上がったときの回動の終端は、芯材2
7の一部がブラケット28の一部に当接することにより
規定される。
ラケット28が形成され、ここを通る軸29によって、
パッド壁9のための芯材27が回動可能に支持される。
パッド壁9が立ち上がったときの回動の終端は、芯材2
7の一部がブラケット28の一部に当接することにより
規定される。
【0046】上述した軸29のまわりには、ねじりばね
30が配置される。このねじりばね30は、パッド壁9
を座部8から立ち上がらせる方向に回動させるように付
勢する。なお、ねじりばね30に代えて、コイルばねが
用いられても、あるいは、たとえばゴムのような他の弾
性部材が用いられてもよい。
30が配置される。このねじりばね30は、パッド壁9
を座部8から立ち上がらせる方向に回動させるように付
勢する。なお、ねじりばね30に代えて、コイルばねが
用いられても、あるいは、たとえばゴムのような他の弾
性部材が用いられてもよい。
【0047】上述したように、ねじりばね30によって
立ち上がるように付勢されるパッド壁9を、このねじり
ばね30の弾性に抗して、座部8に沿って延びる状態に
維持するため、スナップボタンが用いられる。より詳細
には、このスナップボタンの対の一方をなす第1部片3
1が、座部8の後方端から延びるストラップ32の端部
に取り付けられ、スナップボタンの対の他方をなす第2
部片33が、パッド壁9の自由端部の外側に向く面に取
り付けられる。
立ち上がるように付勢されるパッド壁9を、このねじり
ばね30の弾性に抗して、座部8に沿って延びる状態に
維持するため、スナップボタンが用いられる。より詳細
には、このスナップボタンの対の一方をなす第1部片3
1が、座部8の後方端から延びるストラップ32の端部
に取り付けられ、スナップボタンの対の他方をなす第2
部片33が、パッド壁9の自由端部の外側に向く面に取
り付けられる。
【0048】図14に示したように、スナップボタンの
第1部片31が第2部片33に係合したとき、ねじりば
ね30の弾性に関わらず、パッド壁9は、座部8に沿っ
て延びる状態に維持される。なお、スナップボタンに代
えて、他の係合手段が用いられてもよい。
第1部片31が第2部片33に係合したとき、ねじりば
ね30の弾性に関わらず、パッド壁9は、座部8に沿っ
て延びる状態に維持される。なお、スナップボタンに代
えて、他の係合手段が用いられてもよい。
【0049】乳幼児位置決め部材5は、全体として布等
からなる表面シート34によって覆われた構造を有して
いる。表面シート34は、乳幼児7に接する表面を与え
るものであるが、乳幼児に対して好ましい感触を与える
ため、表面シート34と前述した芯材26および27と
の間には、クッション材35が装填される。クッション
材35は、たとえばウレタンフォームまたは綿から構成
される。
からなる表面シート34によって覆われた構造を有して
いる。表面シート34は、乳幼児7に接する表面を与え
るものであるが、乳幼児に対して好ましい感触を与える
ため、表面シート34と前述した芯材26および27と
の間には、クッション材35が装填される。クッション
材35は、たとえばウレタンフォームまたは綿から構成
される。
【0050】図16および図17を主として参照して、
バッグ4の収納空間4内には、前述したように、バッグ
4の上面壁6に沿って延びる上面12を有する芯材11
が位置決めされる。芯材11は、バッグ4に対して所望
の形状を与えるため、上述した上面12を形成するとと
もに、着用者2の下腹部に沿って延びる背面36を形成
しており、バッグ4が着用者2の下腹部に接触すると
き、上面壁6あるいは座部8において実質的に水平な面
を維持できるようにされている。
バッグ4の収納空間4内には、前述したように、バッグ
4の上面壁6に沿って延びる上面12を有する芯材11
が位置決めされる。芯材11は、バッグ4に対して所望
の形状を与えるため、上述した上面12を形成するとと
もに、着用者2の下腹部に沿って延びる背面36を形成
しており、バッグ4が着用者2の下腹部に接触すると
き、上面壁6あるいは座部8において実質的に水平な面
を維持できるようにされている。
【0051】上述したような芯材11の機能を効果的に
発揮させるため、芯材11は、たとえば発泡樹脂の成形
品をもって構成され、それによって、軽量でありながら
十分な剛性を与え得るようにされる。芯材11には、以
下に説明するように、いくつかの要素を取り付けなけれ
ばならないが、上述したように発泡樹脂の成形品からな
る芯材11には、直接、これらの要素を確実に取り付け
ることが困難である。そのため、芯材11には、その周
囲を取り巻くベルト37および上面12に沿って延びか
つその両端がベルト37に連結されるベルト38が取り
付けられる。これらベルト37および38は、たとえば
布等から構成され、前者のベルト37を利用して必要な
要素の取付けが行なわれる。
発揮させるため、芯材11は、たとえば発泡樹脂の成形
品をもって構成され、それによって、軽量でありながら
十分な剛性を与え得るようにされる。芯材11には、以
下に説明するように、いくつかの要素を取り付けなけれ
ばならないが、上述したように発泡樹脂の成形品からな
る芯材11には、直接、これらの要素を確実に取り付け
ることが困難である。そのため、芯材11には、その周
囲を取り巻くベルト37および上面12に沿って延びか
つその両端がベルト37に連結されるベルト38が取り
付けられる。これらベルト37および38は、たとえば
布等から構成され、前者のベルト37を利用して必要な
要素の取付けが行なわれる。
【0052】より具体的には、芯材11を収納空間10
内に位置決めするため、図16および図17に示すよう
なスライドファスナ39が用いられ、このスライドファ
スナ39の対の一方をなす第1テープ40が、ベルト3
7に取り付けられる。スライドファスナ39の対の他方
をなす第2テープ41は、バッグ4の上面壁6の内面側
に取り付けられる。スライドファスナ39のスライダ4
2は、そのスライド動作の一方端において、第2テープ
41から離脱可能である。したがって、このようにスラ
イダ42から第2テープ41を離脱させることにより、
第1テープ40と第2テープ41とを互いに分離するこ
とができ、その結果、芯材11は収納空間10から取り
出すことができる。
内に位置決めするため、図16および図17に示すよう
なスライドファスナ39が用いられ、このスライドファ
スナ39の対の一方をなす第1テープ40が、ベルト3
7に取り付けられる。スライドファスナ39の対の他方
をなす第2テープ41は、バッグ4の上面壁6の内面側
に取り付けられる。スライドファスナ39のスライダ4
2は、そのスライド動作の一方端において、第2テープ
41から離脱可能である。したがって、このようにスラ
イダ42から第2テープ41を離脱させることにより、
第1テープ40と第2テープ41とを互いに分離するこ
とができ、その結果、芯材11は収納空間10から取り
出すことができる。
【0053】上述したような芯材11の取り出しのた
め、バッグ4は、その上面壁6が開閉可能とされ、図1
7に示すように、上面壁6が開かれることによって形成
された開口43を通して、芯材11を収納空間10から
取り出すことができるように構成されている。
め、バッグ4は、その上面壁6が開閉可能とされ、図1
7に示すように、上面壁6が開かれることによって形成
された開口43を通して、芯材11を収納空間10から
取り出すことができるように構成されている。
【0054】より詳細には、上面壁6を開閉可能とする
ため、スライドファスナ44が、バッグ4の前面壁20
に取り付けられる。スライドファスナ44は、2つのス
ライダ45および46を備え、これらスライダ45およ
び46のいずれを用いても、スライドファスナ44を開
閉することができる。したがって、図17に示すよう
に、2つのスライダ45および46を、それぞれ、スラ
イドファスナ44の各端部に位置させることにより、上
面壁6を大きく開き、開口43を形成することができ
る。
ため、スライドファスナ44が、バッグ4の前面壁20
に取り付けられる。スライドファスナ44は、2つのス
ライダ45および46を備え、これらスライダ45およ
び46のいずれを用いても、スライドファスナ44を開
閉することができる。したがって、図17に示すよう
に、2つのスライダ45および46を、それぞれ、スラ
イドファスナ44の各端部に位置させることにより、上
面壁6を大きく開き、開口43を形成することができ
る。
【0055】上述のように、芯材11を収納空間10か
ら取り出した後の状態が、図18に示されている。
ら取り出した後の状態が、図18に示されている。
【0056】芯材11には、また、ベルト37を介し
て、サポートベルト47の基端が取り付けられる。サポ
ートベルト47は、図8および図10に示すように、着
用者2の肩に掛けるためのもので、不使用時には、図1
6に示すように、バッグ4の収納空間10内に収納され
る。
て、サポートベルト47の基端が取り付けられる。サポ
ートベルト47は、図8および図10に示すように、着
用者2の肩に掛けるためのもので、不使用時には、図1
6に示すように、バッグ4の収納空間10内に収納され
る。
【0057】サポートベルト47は、使用時には、バッ
グ4の前面壁20を通って引き出される。より具体的に
は、サポートベルト47は、前述したスライドファスナ
44を開くことによって形成された開口43から引き出
される。サポートベルト47が引き出された後は、図3
に示すように、スライダ45および46をサポートベル
ト47の各側縁の近傍にまでスライドさせて、開口43
を小さくしておくことが好ましい。
グ4の前面壁20を通って引き出される。より具体的に
は、サポートベルト47は、前述したスライドファスナ
44を開くことによって形成された開口43から引き出
される。サポートベルト47が引き出された後は、図3
に示すように、スライダ45および46をサポートベル
ト47の各側縁の近傍にまでスライドさせて、開口43
を小さくしておくことが好ましい。
【0058】サポートベルト47は、全体として、ルー
プを形成しており、その基部には、比較的面積の広いパ
ッド部48を形成している。また、パッド部48の近傍
には、サポートベルト47の各側部を互いに連結するブ
リッジベルト部49が形成される。また、サポートベル
ト47には、互いに係合可能なバックル50および51
が取り付けられている。したがって、バックル50およ
び51を互いに分離することにより、サポートベルト4
7のループを開くことができる。これらバックル50お
よび51は、また、サポートベルト47の任意の位置に
取り付けることができるようにされていて、それによっ
て、サポートベルト47の有効長さの調整を行なうこと
もできる。また、サポートベルト47には、肩パッド5
2が取り付けられる。
プを形成しており、その基部には、比較的面積の広いパ
ッド部48を形成している。また、パッド部48の近傍
には、サポートベルト47の各側部を互いに連結するブ
リッジベルト部49が形成される。また、サポートベル
ト47には、互いに係合可能なバックル50および51
が取り付けられている。したがって、バックル50およ
び51を互いに分離することにより、サポートベルト4
7のループを開くことができる。これらバックル50お
よび51は、また、サポートベルト47の任意の位置に
取り付けることができるようにされていて、それによっ
て、サポートベルト47の有効長さの調整を行なうこと
もできる。また、サポートベルト47には、肩パッド5
2が取り付けられる。
【0059】芯材11の背面36には、ベルト37を介
して、クッション材53が取り付けられる。このクッシ
ョン材53は、着用者2の下腹部に沿って延び、乳幼児
7の体重によって及ぼされる芯材11から着用者2の下
腹部への圧迫を緩和する。
して、クッション材53が取り付けられる。このクッシ
ョン材53は、着用者2の下腹部に沿って延び、乳幼児
7の体重によって及ぼされる芯材11から着用者2の下
腹部への圧迫を緩和する。
【0060】上述したように、サポートベルト47およ
びクッション材53は、芯材11に取り付けられている
ので、図18に示すように、芯材11をバッグ4の収納
空間10から取り出したとき、これらサポートベルト4
7およびクッション材53も、これに伴われて取り出す
ことができる。
びクッション材53は、芯材11に取り付けられている
ので、図18に示すように、芯材11をバッグ4の収納
空間10から取り出したとき、これらサポートベルト4
7およびクッション材53も、これに伴われて取り出す
ことができる。
【0061】バッグ4は、図16に示すように、その収
納空間10の一部に小物収納部54を形成している。ま
た、バッグ4の前面壁20上であって、前述したスライ
ドファスナ40の下方には、スライドファスナ55が取
り付けられる。このスライドファスナ55が開かれたと
き、小物収納部54への小物の出し入れを可能にする口
が形成される。
納空間10の一部に小物収納部54を形成している。ま
た、バッグ4の前面壁20上であって、前述したスライ
ドファスナ40の下方には、スライドファスナ55が取
り付けられる。このスライドファスナ55が開かれたと
き、小物収納部54への小物の出し入れを可能にする口
が形成される。
【0062】次に、この乳幼児保持具1の使用方法につ
いて説明する。図5ないし図11には、乳幼児保持具1
の典型的な使用形態がそれぞれ図示されている。
いて説明する。図5ないし図11には、乳幼児保持具1
の典型的な使用形態がそれぞれ図示されている。
【0063】まず、図5に示す使用形態は、乳幼児7を
後で抱く可能性があるが、今は抱かず、着用者2が単に
乳幼児保持具1を装着しているだけのときに採用され
る。この使用形態にあるとき、乳幼児保持具1は図1に
示したような状態をとっている。すなわち、乳幼児位置
決め部材5がバッグ4に取り付けられながらも、パッド
壁9が倒されて座部8に沿って延びる状態とされてい
て、乳幼児保持具1の嵩張りが減じられている。
後で抱く可能性があるが、今は抱かず、着用者2が単に
乳幼児保持具1を装着しているだけのときに採用され
る。この使用形態にあるとき、乳幼児保持具1は図1に
示したような状態をとっている。すなわち、乳幼児位置
決め部材5がバッグ4に取り付けられながらも、パッド
壁9が倒されて座部8に沿って延びる状態とされてい
て、乳幼児保持具1の嵩張りが減じられている。
【0064】上述の状態にある乳幼児保持具1において
は、座部8から延びる取付けベルト17がベルト通し2
1に通された後、スナップボタンの第1部片18と第2
部片19とが係合され、また、座部8の後方端縁に沿っ
て取り付けられたスライドファスナ22の第1テープ2
3とバッグ4に取り付けられた第2テープ24とが互い
に係合した状態となっており、座部8がバッグ4の上面
壁6に取り付けられている。また、座部8から延びるス
トラップ32上のスナップボタンの第1部片31がパッ
ド壁9上の第2部片33に係合し、パッド壁9の倒れた
状態が維持されている。
は、座部8から延びる取付けベルト17がベルト通し2
1に通された後、スナップボタンの第1部片18と第2
部片19とが係合され、また、座部8の後方端縁に沿っ
て取り付けられたスライドファスナ22の第1テープ2
3とバッグ4に取り付けられた第2テープ24とが互い
に係合した状態となっており、座部8がバッグ4の上面
壁6に取り付けられている。また、座部8から延びるス
トラップ32上のスナップボタンの第1部片31がパッ
ド壁9上の第2部片33に係合し、パッド壁9の倒れた
状態が維持されている。
【0065】なお、本来の使用方法ではないが、図5に
示した使用形態において、図示しないが、乳幼児7を抱
くときの一時的な支えとして、バッグ4および乳幼児位
置決め部材5を用いてもよい。
示した使用形態において、図示しないが、乳幼児7を抱
くときの一時的な支えとして、バッグ4および乳幼児位
置決め部材5を用いてもよい。
【0066】次に、図6に示す使用形態は、乳幼児7を
後ろ向きに抱くときに採用される。このとき、乳幼児保
持具1は、図2に示すような状態をとっている。この状
態では、パッド壁9は、座部8から立ち上がる状態とさ
れ、乳幼児7のための背当て面または腰当て面を提供し
ている。
後ろ向きに抱くときに採用される。このとき、乳幼児保
持具1は、図2に示すような状態をとっている。この状
態では、パッド壁9は、座部8から立ち上がる状態とさ
れ、乳幼児7のための背当て面または腰当て面を提供し
ている。
【0067】上述の乳幼児保持具1の状態は、ストラッ
プ32上のスナップボタンの第1部片31をパッド壁9
上の第2部片33から分離することを行なえば、ねじり
ばね30の作用により自動的に実現される。
プ32上のスナップボタンの第1部片31をパッド壁9
上の第2部片33から分離することを行なえば、ねじり
ばね30の作用により自動的に実現される。
【0068】次に、図7に示す使用形態は、乳幼児7を
前向きに抱くときに採用される。この使用形態において
も、上述した図6に示した使用形態の場合と同様、乳幼
児保持具1は図2に示すような状態をとっている。この
状態では、座部8から立ち上がる状態にあるパッド壁9
は、乳幼児7の股間部分の位置決め手段として機能す
る。前述したように、パッド壁9は、正面形状がT字状
とされているので、その上部において乳幼児7を支える
ための比較的幅の広い面を与えることができるととも
に、乳幼児7がパッド壁9に向かって着座しても、乳幼
児7の両脚の無理のない配置を許容する。
前向きに抱くときに採用される。この使用形態において
も、上述した図6に示した使用形態の場合と同様、乳幼
児保持具1は図2に示すような状態をとっている。この
状態では、座部8から立ち上がる状態にあるパッド壁9
は、乳幼児7の股間部分の位置決め手段として機能す
る。前述したように、パッド壁9は、正面形状がT字状
とされているので、その上部において乳幼児7を支える
ための比較的幅の広い面を与えることができるととも
に、乳幼児7がパッド壁9に向かって着座しても、乳幼
児7の両脚の無理のない配置を許容する。
【0069】なお、上述した図6および図7に示した使
用形態は、いずれも、比較的短時間での使用に限定する
ことが好ましい。
用形態は、いずれも、比較的短時間での使用に限定する
ことが好ましい。
【0070】乳幼児7の支えとして、この乳幼児保持具
1を比較的長時間使用する場合には、図8に示す使用形
態を採用することが好ましい。図8に示した使用形態で
は、乳幼児保持具1は図3に示すような状態をとってい
る。この状態では、スライドファスナ44のスライダ4
5および46を操作することにより、サポートベルト4
7がバッグ4の開口43から引き出され、かつ、図8に
示すように、乳幼児7を後ろ向きに抱く状態で乳幼児位
置決め部材5上に乗せ、サポートベルト47が着用者2
の肩に掛けられる。このようにして、パッド壁9の存在
とともに、サポートベルト47の助けにより、比較的長
時間にわたって乳幼児7を安定的に保持することができ
る。
1を比較的長時間使用する場合には、図8に示す使用形
態を採用することが好ましい。図8に示した使用形態で
は、乳幼児保持具1は図3に示すような状態をとってい
る。この状態では、スライドファスナ44のスライダ4
5および46を操作することにより、サポートベルト4
7がバッグ4の開口43から引き出され、かつ、図8に
示すように、乳幼児7を後ろ向きに抱く状態で乳幼児位
置決め部材5上に乗せ、サポートベルト47が着用者2
の肩に掛けられる。このようにして、パッド壁9の存在
とともに、サポートベルト47の助けにより、比較的長
時間にわたって乳幼児7を安定的に保持することができ
る。
【0071】次に、乳幼児7が成長して、乳幼児位置決
め部材5の特にパッド壁9の存在が窮屈な状況をもたら
すようになったときには、乳幼児位置決め部材5がバッ
グ4から取り外される。これによって、乳幼児保持具1
は図4に示すような状態をとる。この状態を得るため、
取付けベルト17上のスナップボタンの第1部片18が
第2部片19から外され、取付けベルト17がベルト通
し21から抜かれるとともに、スライドファスナ22を
開き、そのスライダ25を第2テープ24から離脱させ
ることが行なわれる。
め部材5の特にパッド壁9の存在が窮屈な状況をもたら
すようになったときには、乳幼児位置決め部材5がバッ
グ4から取り外される。これによって、乳幼児保持具1
は図4に示すような状態をとる。この状態を得るため、
取付けベルト17上のスナップボタンの第1部片18が
第2部片19から外され、取付けベルト17がベルト通
し21から抜かれるとともに、スライドファスナ22を
開き、そのスライダ25を第2テープ24から離脱させ
ることが行なわれる。
【0072】図9に示す使用形態は、乳幼児位置決め部
材5を取り外した状態において、乳幼児7を後ろ向きに
抱くときの一時的な支えとして乳幼児保持具1を用いる
ときに採用される。このとき、乳幼児7の臀部は、直
接、バッグ4の上面壁6上に乗せられる。
材5を取り外した状態において、乳幼児7を後ろ向きに
抱くときの一時的な支えとして乳幼児保持具1を用いる
ときに採用される。このとき、乳幼児7の臀部は、直
接、バッグ4の上面壁6上に乗せられる。
【0073】図10に示す使用形態は、乳幼児位置決め
部材5を取り外した後の乳幼児保持具1を、乳幼児7の
支えとして比較的長時間使用する場合に採用される。こ
の場合には、前述した図8に示した使用形態の場合と同
様、サポートベルト47がバッグ4から引き出され、か
つ、乳幼児7を後ろ向きに抱く状態でバッグ4上に乗
せ、サポートベルト47が着用者2の肩に掛けられる。
このようにして、サポートベルト47の助けにより、乳
幼児7を比較的長時間にわたって安定的に保持すること
ができる。
部材5を取り外した後の乳幼児保持具1を、乳幼児7の
支えとして比較的長時間使用する場合に採用される。こ
の場合には、前述した図8に示した使用形態の場合と同
様、サポートベルト47がバッグ4から引き出され、か
つ、乳幼児7を後ろ向きに抱く状態でバッグ4上に乗
せ、サポートベルト47が着用者2の肩に掛けられる。
このようにして、サポートベルト47の助けにより、乳
幼児7を比較的長時間にわたって安定的に保持すること
ができる。
【0074】なお、図6ないし図10に示したいずれの
使用形態においても、乳幼児7に対する安全性を高める
ため、これらの図面に示すように、着用者2の少なくと
も片手を乳幼児7の体に添えておくことが推奨される。
使用形態においても、乳幼児7に対する安全性を高める
ため、これらの図面に示すように、着用者2の少なくと
も片手を乳幼児7の体に添えておくことが推奨される。
【0075】図11に示す使用形態は、乳幼児位置決め
部材5を取り外した状態において、乳幼児7を後で抱く
可能性はあるが、今は抱かず、着用者2が単に乳幼児保
持具1を装着しているだけのときに採用されるが、これ
ばかりでなく、乳幼児7がさらに成長して、乳幼児7を
抱く可能性がなくなったときにも採用される。すなわ
ち、乳幼児保持具1を通常のウエストバッグとして使用
したいときにおいても採用される。
部材5を取り外した状態において、乳幼児7を後で抱く
可能性はあるが、今は抱かず、着用者2が単に乳幼児保
持具1を装着しているだけのときに採用されるが、これ
ばかりでなく、乳幼児7がさらに成長して、乳幼児7を
抱く可能性がなくなったときにも採用される。すなわ
ち、乳幼児保持具1を通常のウエストバッグとして使用
したいときにおいても採用される。
【0076】上述の使用形態にあるとき、乳幼児保持具
1は、外観的には、図4に示すような状態をとっている
が、この状態にある乳幼児保持具1においては、芯材1
1が、サポートベルト47およびクッション材53とと
もに、バッグ4の収納空間10から取り出される。その
ため、図17に示すように、スライドファスナ44を操
作することによって、開口43を形成するように上面壁
6が開かれ、スライドファスナ39のスライダ42をス
ライドさせて、第2テープ41をスライダ42から離脱
させる。このようにして、芯材11を収納空間10から
取り出すと、図18に示すように、収納空間10に対し
て、小物を収納し得る十分な大きさを与えることができ
る。
1は、外観的には、図4に示すような状態をとっている
が、この状態にある乳幼児保持具1においては、芯材1
1が、サポートベルト47およびクッション材53とと
もに、バッグ4の収納空間10から取り出される。その
ため、図17に示すように、スライドファスナ44を操
作することによって、開口43を形成するように上面壁
6が開かれ、スライドファスナ39のスライダ42をス
ライドさせて、第2テープ41をスライダ42から離脱
させる。このようにして、芯材11を収納空間10から
取り出すと、図18に示すように、収納空間10に対し
て、小物を収納し得る十分な大きさを与えることができ
る。
【図1】この発明の一実施形態による乳幼児保持具1の
全体の外観を示す斜視図である。
全体の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した乳幼児保持具1においてパッド壁
9を座部8から立ち上がらせた状態を示す、図1に相当
の図である。
9を座部8から立ち上がらせた状態を示す、図1に相当
の図である。
【図3】図1に示した乳幼児保持具1においてパッド壁
9を座部8から立ち上がらせるとともにサポートベルト
47を引き出した状態を示す、図1に相当の図である。
9を座部8から立ち上がらせるとともにサポートベルト
47を引き出した状態を示す、図1に相当の図である。
【図4】図1に示した乳幼児保持具1において乳幼児位
置決め部材5を取り外した状態を示す、図1に相当の図
である。
置決め部材5を取り外した状態を示す、図1に相当の図
である。
【図5】乳幼児保持具1の第1の使用形態を示す図であ
る。
る。
【図6】乳幼児保持具1の第2の使用形態を示す図であ
る。
る。
【図7】乳幼児保持具1の第3の使用形態を示す図であ
る。
る。
【図8】乳幼児保持具1の第4の使用形態を示す図であ
る。
る。
【図9】乳幼児保持具1の第5の使用形態を示す図であ
る。
る。
【図10】乳幼児保持具1の第6の使用形態を示す図で
ある。
ある。
【図11】乳幼児保持具1の第7の使用形態を示す図で
ある。
ある。
【図12】図1に示した状態にある乳幼児保持具1を背
面側から示す斜視図である。
面側から示す斜視図である。
【図13】図1に示した状態にある乳幼児保持具1の乳
幼児位置決め部材5とバッグ4との取付け部分を一部断
面で示す拡大側面図である。
幼児位置決め部材5とバッグ4との取付け部分を一部断
面で示す拡大側面図である。
【図14】乳幼児位置決め部材5の内部構造を透視して
示す側面図であり、一部を拡大して示している。
示す側面図であり、一部を拡大して示している。
【図15】図14に相当の図であって、パッド壁9を座
部8から立ち上がらせた状態を示す。
部8から立ち上がらせた状態を示す。
【図16】バッグ4の内部構造を透視して示す側面図で
あり、その一部を拡大して示している。
あり、その一部を拡大して示している。
【図17】乳幼児保持具1のバッグ4の上面壁6を開い
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図18】図17に相当の図であって、芯材11を取り
出した後の状態を示す。
出した後の状態を示す。
1 乳幼児保持具 2 着用者 3 腰ベルト 4 バッグ 5 乳幼児位置決め部材 6 上面壁 7 乳幼児 8 座部 9 パッド壁 10 収納空間 11 芯材 12 上面 17 取付けベルト 18 スナップボタンの第1部片 19 スナップボタンの第2部片 20 前面壁 21 ベルト通し 22 スライドファスナ 29 軸 30 ねじりばね 31 スナップボタンの第1部片 32 ストラップ 33 スナップボタンの第2部片 36 背面 39 スライドファスナ 43 開口 44 スライドファスナ 47 サポートベルト 53 クッション材 54 小物収納部
Claims (8)
- 【請求項1】 着用者の腰のまわりに装着される腰ベル
トと、 着用者の下腹部から前方へ張り出す状態で位置されるよ
うに前記腰ベルトに取り付けられかつ内部に収納空間を
形成するバッグと、 前記バッグの上面壁に沿って着脱可能に取り付けられか
つ乳幼児の臀部を受けるための座部および前記座部の前
方端から立ち上がるパッド壁を有する乳幼児位置決め部
材と、 前記収納空間内に位置決めされかつ前記上面壁に沿って
延びる上面を有する芯材とを備える、乳幼児保持具。 - 【請求項2】 前記芯材は、前記収納空間から取り出し
可能とされている、請求項1に記載の乳幼児保持具。 - 【請求項3】 前記芯材に取り付けられかつ前記バッグ
の前面壁を通って引き出される、着用者の肩に掛けるた
めのサポートベルトをさらに備え、前記サポートベルト
は、不使用時には、前記収納空間内に収納される、請求
項2に記載の乳幼児保持具。 - 【請求項4】 前記芯材の、着用者の下腹部に沿って延
びる背面には、クッション材が取り付けられる、請求項
2または3に記載の乳幼児保持具。 - 【請求項5】 前記バッグは、前記上面壁が開閉可能と
され、前記芯材は、前記上面壁が開かれることによって
形成された開口を通して前記収納空間から取り出すこと
ができるように構成されている、請求項2ないし4のい
ずれかに記載の乳幼児保持具。 - 【請求項6】 前記バッグは、前記収納空間の一部に小
物収納部を形成するとともに、前記小物収納部への小物
の出し入れを可能にする開閉可能な口を備える、請求項
1ないし5のいずれかに記載の乳幼児保持具。 - 【請求項7】 前記パッド壁は、前記座部に沿って延び
る状態と前記座部から立ち上がる状態とを選択的にとり
得るように、前記座部に対して回動可能に取り付けられ
る、請求項1ないし6のいずれかに記載の乳幼児保持
具。 - 【請求項8】 前記乳幼児位置決め部材は、前記パッド
壁を前記座部から立ち上がる方向に回動させるように付
勢する弾性部材、および前記弾性部材の弾性に抗して前
記パッド壁を前記座部に沿って延びる状態に維持するた
めの係止部材をさらに備える、請求項7に記載の乳幼児
保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194358A JP2000023801A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 乳幼児保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194358A JP2000023801A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 乳幼児保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000023801A true JP2000023801A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16323258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10194358A Pending JP2000023801A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 乳幼児保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000023801A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016114801A1 (en) * | 2015-01-15 | 2016-07-21 | Lehan Lisbeth Hals | Child carrier having adjustable seat coupling |
JP2018126347A (ja) * | 2017-02-08 | 2018-08-16 | 株式会社ジャナ・ジャパン | 乳幼児保持具 |
JP2019146556A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 千尋 岸 | ファスナー付き虫取り網 |
JP2021000264A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 株式会社大東通商 | 乳幼児保持具 |
JP2021013406A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-12 | 株式会社アップデイト | ヒップシート及びベビーキャリア |
-
1998
- 1998-07-09 JP JP10194358A patent/JP2000023801A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016114801A1 (en) * | 2015-01-15 | 2016-07-21 | Lehan Lisbeth Hals | Child carrier having adjustable seat coupling |
JP2018126347A (ja) * | 2017-02-08 | 2018-08-16 | 株式会社ジャナ・ジャパン | 乳幼児保持具 |
JP2019146556A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 千尋 岸 | ファスナー付き虫取り網 |
JP2021000264A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 株式会社大東通商 | 乳幼児保持具 |
JP2021013406A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-12 | 株式会社アップデイト | ヒップシート及びベビーキャリア |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5934528A (en) | Waist bag usable as a baby holder | |
TWI527541B (zh) | 幼兒背負裝置 | |
US7886946B2 (en) | Baby carrier | |
AU696981B2 (en) | Baby holder | |
JP2001070107A (ja) | パッド付ベビーキャリア | |
JP2014176493A (ja) | 子守帯 | |
WO2006025126A1 (ja) | ベビーキャリア | |
JP2000023801A (ja) | 乳幼児保持具 | |
JP3130476B2 (ja) | 乳幼児保持具 | |
JP2000225041A (ja) | 乳幼児キャリア用ヘッドサポートおよびそれを備える乳幼児キャリア | |
EP3995051A1 (en) | Child carrier | |
JP3029567B2 (ja) | ベビーホルダー兼用ウエストバッグ | |
JP3725610B2 (ja) | ウエストバッグ兼用ベビーホルダー | |
JP3130455B2 (ja) | 乳幼児保持具 | |
JP2004358005A (ja) | 幼児保持具 | |
JP3396586B2 (ja) | 乳幼児保持具 | |
JP4591999B2 (ja) | 乳幼児の保護具 | |
KR200283988Y1 (ko) | 베이비 슬링 | |
KR960000070Y1 (ko) | 아기띠 | |
JP2004358004A (ja) | 収納可能な幼児保持具 | |
JP2005312759A (ja) | ベビーキャリア | |
JP2024115133A (ja) | 多機能バッグ | |
JP3136266B2 (ja) | ベビーホルダー兼用ウエストバッグ | |
JP3116742U (ja) | ベビーホルダー | |
JP2004358002A (ja) | 幼児保持具 |