JP2002120618A - シート及びそのシートを備えたベビーカー - Google Patents

シート及びそのシートを備えたベビーカー

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JP2002120618A
JP2002120618A JP2000317120A JP2000317120A JP2002120618A JP 2002120618 A JP2002120618 A JP 2002120618A JP 2000317120 A JP2000317120 A JP 2000317120A JP 2000317120 A JP2000317120 A JP 2000317120A JP 2002120618 A JP2002120618 A JP 2002120618A
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frame
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cushion
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JP2000317120A
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Kenji Ishikawa
健司 石川
Hidenori Akura
秀範 阿倉
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量にして通気性が高く、しかもシートカバ
ーを取り外すことが可能なシートを提供する。 【解決手段】 周囲を取り囲むシートフレーム10にネ
ット31を張設することによってチャイルドシート1を
構成する。また、シートフレーム10を包み込むように
被覆するループ状のシートカバー60を設ける。シート
カバー60は内周側が開口された断面略袋状に形成さ
れ、開口端末部にはシートカバー60をシートフレーム
10に対してネット越しに着脱することが可能な樹脂フ
ック61を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに係り、特
に幼児を自動車に同乗させるときに好適なシート及びそ
のシートを備えたベビーカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の幼児同乗用の安全シート、すなわ
ちチャイルドシートは、全体形状をシートバック部とシ
ートクッション部とを一体化したバケット型とし、かつ
シートバック部からシートクッション部にかけてY字形
のショルダーベルトを設けたものが一般的であり、この
ようなチャイルドシートは、例えば実開平5−6753
3号公報に記載されている。上記公報に記載されている
バケット型のチャイルドシートは、シートクッション部
及びシートバック部を一体に成形したバケット型のフレ
ーム、その表面にセットされるチップウレタンやスラブ
ウレタンのような発泡体からなるクッションパッド、そ
してそのクッションパッド及びフレームを覆うように被
せられる表皮等によって構成されている。そして、バケ
ット型のフレームは、射出成形あるいはブロー成形等に
よる樹脂製品が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チャイルドシートは、
自動車に備え付けの車両用シートの上に置かれ、車両用
シートベルトで固定された状態で使用されるが、上記構
成のバケット型フレームは、製品全体にわたって存在す
る構成、つまりシートクッション部及びシートバック部
の全体を包み込む構成であるため、重量が大となって使
い勝手が悪く、しかも、通気性に乏しく、幼児が蒸れる
という点に問題がある。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、軽量に
して通気性が高く、しかもシートカバーを取り外すこと
が可能なシート及びそのシートを備えたベビーカーを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載の通り
の構成を備えた。請求項1に記載の発明に係るシートに
おいては、シートフレームに張設されるネットを備えた
ことにより、結果としてシートフレームは中抜き構造と
なり、重量が従来のバケット型に比べて大幅に減少する
ことができる。このため、シートの大幅な軽量化が達成
される。また、ネット構造としたことにより通気性の高
い天板部が構成されることになり、幼児の尻や背中を蒸
れから解放し、快適な座り心地を与えることができる。
上記のようなシートにおいて、シートフレームは天板部
に対応する部位がくり抜かれたループ状のシートカバー
によって被覆されるため、ネット構造の良さを活かすこ
とができる。そして、シートカバーはシートフレームに
対して着脱できるため、汚損時の洗濯あるいは別のシー
トカバーとの交換が可能となる。
【0006】また、請求項2に記載の発明においては、
留め具を、複数のフックが並設されたオス側のプレート
と、前記フックが抜脱可能に弾性係合する複数の係合孔
を有するメス側のプレートとから構成したものである。
従って、シートカバーをシートフレームに被せた状態
で、ネットの編み目を通してフックを係合孔に差し込む
ことによって留めることができる。すなわち、シートカ
バーをネット越しに留めることができる。
【0007】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1又は2に記載の発明によって得られる作用効果を
もつシートを備えたベビーカーを提供することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1〜図10に基づいて説明する。この第1の実施の
形態は、幼児を自動車に同乗させるときに用いられるチ
ャイルドシートを対象としたものである。図1はチャイ
ルドシートを示す前方斜視図、図2は同じく後方斜視図
である。本実施の形態に係るチャイルドシート1は、シ
ートクッション部1a及びシートバック部1bを、シー
トフレーム10に張設されたネット表皮30によって形
成するとともに、シートフレーム10を着脱可能なシー
トカバー60にて被覆することで構成されている。
【0009】先ず、シートフレーム10及びネット表皮
30の構造を説明する。図3はシートフレーム10の分
解斜視図である。図示のように、シートフレーム10
は、円形断面の金属パイプからなる左右2本のサイドフ
レーム11と、両サイドフレーム11を長さ方向の中間
部において相互に結合するとともに後側の脚部(座部)
を構成する金属パイプ製のリヤフレーム12と、サイド
フレーム11の下端部間に組み付けられて前側の脚部
(座部)を構成するクッションフレーム17と、サイド
フレーム11の上端部間に組み付けられるヘッドレスト
21とから構成されている。
【0010】リヤフレーム12は、略凹形に折り曲げら
れるとともに、その左右上端部が左右のサイドフレーム
11における上下方向の略中程にリベット27等の結合
手段にて接合される。具体的には、図3に示すように、
サイドフレーム11に対してリヤフレーム12の端部及
び補強プレート13を重ねた状態で、それらを化粧用と
しての樹脂製のアウタカバー14によって左右両側から
挟み込み、複数箇所をリベット27にて固着される。す
なわち、サイドフレーム11とリヤフレーム12は、側
面視で略「人」字形に組み付けられる。
【0011】クッションフレーム17は、例えばポリプ
ロピレン製の硬質樹脂成型品であり、シートクッション
部1aの前側上面を占める平面広さを有し、その上面の
両サイド部内にサイドフレーム11の下端部が差し込ま
れた状態でリベット18等の接合手段にて連結される。
また、クッションフレーム17は、所定の高さを有する
とともに、中央部を後側に凹ませ上下部を前方に突き出
した断面略コ字形(図7参照)に形成されて意匠上の外
観見栄えを確保しており、その下面が接地面となってい
る。そして、クッションフレーム17の凹部17aに
は、幅方向の3箇所にネット取付作業用としての切欠状
の開口部17bが設定されている。
【0012】ヘッドレスト21は、例えばポリプロピレ
ン製の硬質樹脂成型品であり、断面略楕円形の中空状に
形成され、その両側の孔部に左右のサイドフレーム11
の上端部が差し込まれてリベット22等の結合手段にて
固着される。
【0013】図4はシートフレーム10に取り付けられ
た状態のネット表皮30を示している。図示のように、
ネット表皮30は、シートクッション部1a及びシート
バック部1bを構成する縦長の略バケット型に形成され
たネット31を主体に構成されている。ネット31は、
例えば立体的に裁断された複数のピースを縫製等の適宜
接合手段によって接続することによって、シートクッシ
ョン部用の平面部、シートバック部用の縦面部及び左右
の側面部とを持つバケット形状に仕上げることができ
る。
【0014】ネット31のシートバック部1b側の端末
(上端)には、その端末の幅方向に沿って硬質樹脂製の
細長い補強用のプレート33を巻き込んで縫製等の接合
手段にて固着してある(図6参照)。また、ネット31
の両サイド部の端末には、所定長さに亘って袋部32が
設けられている(図8参照)。また、ネット31のシー
トクッション部1a側の端末には、J形フックを一体に
備えた硬質樹脂製の細長いプレート34(以下、Jフッ
クという)が重ねられて縫製等の接合手段にて固着され
ている(図7参照)。なお、Jフック34は、幅方向に
おいて3個に分割されている。更に、ネット31は、シ
ートクッション部1aとシートバック部1bとの境界部
における背面側には、硬質材料製の棒状部材としてのパ
イプ38が挿入された吊り袋39を全幅にわたって備え
ている(図2参照)。吊り袋39内のパイプ38には、
2本の取付ベルト40が取り付けられ、その取付ベルト
40には、リヤフレーム12への取付用としてのワイヤ
41が取り付けられている。
【0015】上記のように構成されるネット表皮30
は、シートフレーム10に対して該シートフレーム10
組み付けと並行して組み付けられる。先ず、左右のサイ
ドフレーム11をネット31の左右の袋部32に挿通す
る。その後、サイドフレーム11の上端にはヘッドレス
ト21を、下端部にはクッションフレーム17をそれぞ
れ組み付けるとともに、サイドフレーム11の中間部位
(袋部32より下側の剥き出し部位)にリヤフレーム1
2を組み付ける。しかる後、ネット31のシートバック
部1b側の端末をプレート33と共にヘッドレスト21
にリベット35にて結合する(図6参照)。次に、ネッ
ト31のシートクッション部1a側をクッションフレー
ム17の上段の凸部に巻き付くように上面に被せるとと
もに、上面から3個のJフック34をクッションフレー
ム17の当該開口部17b内に挿入するとともに、開口
部17bのエッジに引っ掛ける(図7参照)。次いで、
取付ベルト40のワイヤ41をリヤフレーム12に設け
た取付孔に差し込んで係止する。
【0016】かくして、シートフレーム10を構成する
サイドフレーム11、ヘッドレスト21、クッションフ
レーム17及びリヤフレーム12に対してネット表皮3
0が所定の張力を与えられた状態で張設され(図4参
照)、シートクッション部1a及びシートバック部1b
を共にネット31によって形成したチャイルドシート1
が組み立てられる。
【0017】次に、チャイルドシート1のシートカバー
60を説明する。本実施の形態に係るシートカバー60
は、シートフレーム10の外面を包み込むように被覆す
るものであって、該シートフレーム10に対してネット
越しに取り付けられるようになっている。図5はシート
カバー60を示す斜視図である。シートカバー60は、
例えばニット(織物)のような、柔軟性がありかつ肌触
りの良い素材を主体に構成されており、必要に応じて裏
面にスポンジ等のクッション材を重ねた積層構造に構成
される。シートカバー60はシートクッション部1a及
びシートバック部1bに対応する天板部がくり抜かれた
ループ状に形成されており、該シートカバー60の各部
断面形状は、図6〜図8に示す通りである。すなわち、
シートカバー60は、シートフレーム10の当該部位、
つまりサイドフレーム11、ヘッドレスト21、クッシ
ョンフレーム17に被せることができるように内周側が
開口された略袋状の断面形状に設定されている。なお、
シートカバー60における、サイドフレーム11とリヤ
フレーム12との接合部位に対応する箇所には、切欠6
0aが形成されている。
【0018】シートカバー60の内周側には、開口端末
に沿って図9に示すような樹脂フック61が取り付けら
れている。樹脂フック61は、並列する複数のフック6
2aを一体に備えた細長いオス側のプレート62と、そ
れらフック62aが弾性係合可能な複数の係合孔63a
を備えた細長いメス側のプレート63とからなり、シー
トカバー60の内周におけるサイドフレーム11とリヤ
フレーム12との結合部位を除いた領域(図1及び図5
に斜線で示す領域)に設けられている。すなわち、両プ
レート62,63は、開口端末における合わせ面として
の内面に、対向し合うように縫着されている。
【0019】ただし、クッションフレーム17を被覆す
るカバー部に関しては、図7に示すように、オス側のプ
レート62がシートカバー60の表面(上面)側の端末
内面に縫着されるが、メス側のプレート63は、図7及
び図4に示すように、ネット31に縫着されている。そ
して、シートカバー60の裏面(下面)側の端末内面
は、図7に示すように、クッションフレーム17の下端
縁との間に配設されたマジックテープ(登録商標)64
を介して着脱可能となっている。なお、樹脂フック61
の配設はコーナー部を含むため、このコーナー部の曲面
に対応させるために両プレート62,63には、図9に
示すようなV字状のスリット62b,63bが設定さ
れ、コーナー部の追従性を得ている。上記の樹脂フック
61及びマジックテープ64が本発明でいう留め具に対
応する。
【0020】本実施の形態におけるシートカバー60
は、上記のように構成されている。従って、前述の如く
組み付けられたシートフレーム10の全体(リヤフレー
ム12を除く)にこれを包み込むように被せたのち、ネ
ット31の編み目を通してオス側のプレート62のフッ
ク62aをメス側のプレート63の係合孔63a内に差
し込むことによってシートフレーム10に簡単に取り付
けることができる。
【0021】このほか、本実施の形態に係るチャイルド
シート1は、該チャイルドシート1を車両用シート上に
固定するとともに、幼児の腹部を保護するための、図1
に示すようなインパクトシールド45を備えている。こ
のインパクトシールド45は、左右のサイドフレーム1
1の間隔よりもやや広い横幅と、幼児の腹部に対応する
縦幅を有する略ブロック状に形成されており、サイドフ
レーム11の前方に配置された状態でヘッドレスト21
にピン49を介して上下方向に回動可能に後付けされる
略門形のシールドホルダー48によって保持される構成
となっている。
【0022】また、インパクトシールド45は、前面側
に凹部46を持つ側面視で略コ字形に形成されており、
後面側(幼児の腹部側)がクッションパッド及びそれを
被覆する表皮からなる柔軟部45aによって形成され、
前面側が硬質樹脂製のパネルからなるベルトガイドとし
ての硬質部45bによって形成されている。そして、イ
ンパクトシールド45は、凹部46をシールドホルダー
48のフロントバー48aに嵌め込むことによって保持
される。また、硬質部45bの幅方向両サイド部には、
車両用シートベルトSを挿通可能な係合溝47が形成さ
れている。
【0023】上記のように構成されたチャイルドシート
1は、車両用シート上に車両用シートベルトSを介して
セットされる(図10参照)。すなわち、その使用に当
たっては、ヘッドレスト21の後端面を車両用シート
(図示省略)のシートバック部に当接させた状態で車両
用シートのシートクッション部上にリヤフレーム12及
びクッションフレーム17を載置する。その状態で、チ
ャイルドシート1に幼児を座らせてから、シールドホル
ダー48のフロントバー48aにインパクトシールド4
5の凹部46を嵌め込むとともに、該インパクトシール
ド45をサイドフレーム11上に当たる(又は幼児の腹
部に当たる)ように配置する。次に、車両側に装備され
ている3点支持式の車両用シートベルトSを引き出して
固定する。すなわち、図10に示すように、ラップベル
トS1及びショルダベルトS2を引き出し、両ベルトS
1,S2を重ねてインパクトシールド45の係合溝47
に通したのち、ベルト端部のタングプレートTをバック
ルBにロックする。かくして、チャイルドシート1はイ
ンパクトシールド45を介して車両用シートベルトSに
よって拘束され、チャイルドシート1と共に幼児が車両
用シートに固定されて車両走行時における幼児の安全が
図られる。
【0024】本実施の形態に係るチャイルドシート1に
おいては、シートクッション部1a及びシートバック部
1bを共にネット31によって構成したので、幼児の尻
部及び背部に関しての通気性が確保される。このため、
幼児を蒸れから保護することができる。また、シートフ
レーム10におけるサイドフレーム11をパイプにより
構成しているため、幼児との接触面を減少して高い通気
性を確保することができる。また、本実施の形態におい
ては、サイドフレーム11をパイプ製とし、その上端部
間をヘッドレスト21にて結合し、また下端部間をクッ
ションフレーム17にて結合してシートフレーム10を
構成したので、シートフレーム10が中抜き構造とな
り、重量が従来のバケット型フレーム構造に比べて大幅
に減少する。その結果、軽量化されたチャイルドシート
1が提供される。
【0025】また、上記のようなチャイルドシートにお
いて、シートフレーム10は天板部に対応する部位がく
り抜かれたループ状のシートカバー60によって被覆さ
れる構成としたので、上述したようなネット構造の良さ
を活かすことができる。この場合、留め具を、複数のフ
ック62aが並設されたオス側のプレート62と、複数
の係合孔63aを有するメス側のプレート63とからな
る樹脂フック61によって構成したので、シートカバー
60をネット31越しに留めることができる。すなわ
ち、シートカバー60をシートフレーム10に巻き付け
る如く被覆した状態で、ネット31の編み目を通してフ
ック62aを係合孔63aに差し込むことによって確実
にしかも綺麗に留めることができる。また、樹脂成形品
としての樹脂フック61は、量産が可能であって、安価
に得ることが可能であり、しかも少ない部品点数で済む
とともに、取り扱い易いといった良さがある。そして、
上記のように取り付けられるシートカバー60は、例え
ば汚損時においては、シートフレーム10から簡単に取
り外し、洗濯あるいは別のシートカバーと交換すること
ができる。
【0026】次に、本発明に係る第2の実施の形態を図
11に基づいて説明する。この第2の実施の形態は、第
1の実施の形態に記載したチャイルドシートをベビーカ
ーのシートに適用したものである。
【0027】図11に示すように、第2の実施の形態に
係るベビーカー100は、シート部101と、そのシー
ト部101を支える車輪102付き脚部103とから構
成されている。そして、シート部101には、ショルダ
ーベルト、股ベルト及び腰ベルトからなるチャイルドシ
ートベルト104が備えられるほか、ヘッドレスト部に
手押し用のハンドル105(前述したチャイルドシート
1の場合のシールドホルダー48に相当)が固定的又は
収納性を考慮して折り畳み(回動)可能に備えられる。
なお、シート部101は、シートクッション部及びシー
トバック部を、周囲を取り囲むシートフレームに張設さ
れたネットによって形成し、そして、シートフレームを
着脱可能なシートカバーによって被覆する構成であり、
前述したチャイルドシート1の場合と全く同様に構成さ
れている。従って、その詳細な構造についての説明は省
略する。上記のように構成される第2の実施の形態に係
るベビーカー100によれば、前述したチャイルドシー
ト1の場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0028】なお、本発明は、図示の実施の形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変更が可能である。例えば、シートカバー60をシー
トフレーム10に対してネット越しに固定する留め具
は、前述した実施の形態で記載した樹脂フック61に限
定されるものではなく、他のものを用いることが可能で
ある。例えば、対をなす凹凸2部品からなる丸形金属製
のホックを用いることが可能であり、その場合、ホック
は細長い樹脂製のプレートあるいは布製のリボン等に並
設した状態で用いることが好ましい。また、留め具とし
てマジックテープを利用することも可能である。ただ
し、マジックテープの場合は、ネット31の表裏両面に
それぞれオス側又はメス側のテープを張り付け、そのテ
ープにシートカバー60に設けたテープを留めるという
形態を採用することで成立することができる。更に、留
め具として紐類を用いることも可能である。
【0029】また、実施の形態では、ネット表皮30
は、シートフレーム10に対して固定的に設けられてい
るが、このネット表皮30についても着脱可能に構成す
ることが可能である。このような着脱構造は、ネット表
皮30の端末に、例えば実施の形態で記載したようなJ
フック34を設け、フレーム側には、そのJフックが係
止するプレートを設けることで達成できる。また、実施
の形態では、シートクッション部1aとシートバック部
1bの両方をネット表皮30を主体に構成したが、その
いずれか一方のみをネット表皮30にて構成することも
可能である。更に、第2の実施の形態で説明したベビー
カー100は、シート部101に対して脚部103を着
脱できるように構成すれば、脚部103から離脱された
シート部101をチャイルドシートとして使用すること
ができる。すなわち、チャイルドシート1を兼用するベ
ビーカーとすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
軽量にして通気性が高く、しかもシートカバーを取り外
すことが可能なシートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るチャイルドシートを示
す前方斜視図である。
【図2】同じく後方斜視図である。
【図3】シートフレームを示す分解斜視図である。
【図4】シートフレームにネットが張設された状態のチ
ャイルドシートを示す斜視図である。
【図5】シートカバーを示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線断面図である。
【図9】樹脂フックを示す斜視図である。
【図10】チャイルドシートの使用態様を示す斜視図で
ある。
【図11】第2の実施の形態に係るベビーカーを示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 チャイルドシート 1a シートクッション部 1b シートバック部 10 シートフレーム 11 サイドフレーム 17 クッションフレーム 21 ヘッドレスト 31 ネット 60 シートカバー 61 樹脂フック(留め具) 62 オス側のプレート 62a フック 63 メス側のプレート 63a 係合孔 100 ベビーカー 101 シート部 102 車輪 103 脚部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション部及びシートバック部
    を備えるとともに、周囲を取り囲むシートフレームに対
    して張設されるネットを備えたシートであって、 前記シートフレームを包み込むように被覆するループ状
    のシートカバーが備えられ、該シートカバーは内周側が
    開口された断面略袋状に形成されるとともに、開口端末
    部には、シートカバーをシートフレームに対して着脱可
    能に固定する留め具が備えられていることを特徴とする
    シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートであって、前記
    留め具は、複数のフックが並設されたオス側のプレート
    と、前記フックが抜脱可能に弾性係合する複数の係合孔
    を有するメス側のプレートとからなり、前記シートカバ
    ーを前記シートフレームに被せた状態で、前記フックを
    前記ネットを通して前記係合孔に挿入することによって
    取り付ける構成としたことを特徴とするシート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のシートを備えた
    ことを特徴とするベビーカー。
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