JPH0999842A - クッション構造 - Google Patents

クッション構造

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JPH0999842A
JPH0999842A JP7286453A JP28645395A JPH0999842A JP H0999842 A JPH0999842 A JP H0999842A JP 7286453 A JP7286453 A JP 7286453A JP 28645395 A JP28645395 A JP 28645395A JP H0999842 A JPH0999842 A JP H0999842A
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

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  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体をコンパクトに構成しつつ良好なクッシ
ョン性を確保し、さらに生産コストの上昇を抑制する。 【解決手段】 乳幼児キャリア1のキャリア本体2に用
いられるクッション構造を、表地2aおよび裏地2b
と、これら表地2aおよび裏地2bの外周端部よりも部
分的に突出した外周端部51,52を有するクッション
材50とから構成する。この場合には、クッション材5
0の上に表地2a,裏地2bを順に重ね合わせ、表地2
aおよび裏地2bの各外周端部をクッション材50に縫
合し、クッション材50に縫合されていない下端部56
から裏地2bをクッション材50の裏面側に裏返すとと
もに、裏返された裏地2bの下端部56をクッション材
50および表地2aに縫合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クッション構造に
関し、詳細には、乳幼児を収容するための乳幼児キャリ
アまたは乳幼児を着座させるためのシートに用いられる
クッション構造に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】図16および図17に示
すように、従来の乳幼児キャリア(子守帯)100は、
前当て部101,股当て部102および背当て部103
を有し、背当て部103には、乳幼児の頭部を支持する
頭当て部104が一体に設けられている。また、前当て
部101,股当て部102および背当て部103内に
は、一般にクッション材が充填されている。
【0003】前当て部101および背当て部103間に
はファスナー105が配設されており、該ファスナー1
05を閉めることにより乳幼児キャリア100が袋状に
形成される。子守者Pの両肩には肩掛ベルト106が配
設され、乳幼児の肩越しには、乳幼児の脱落を防止する
ベルト片107,108が配設されている。
【0004】ところで、乳幼児の腋や内股の部分は、血
管や神経が集中している個所であり、このため、乳幼児
キャリア100において乳幼児の腋の部分が接触する斜
線領域A′の部分や、乳幼児の内股の部分が接触する斜
線領域B′の部分は、できるだけ柔らかく構成されてい
る方が好ましい。
【0005】そこで、前当て部101,股当て部102
および背当て部103内に充填されるクッション材の厚
みを全体に厚くしてクッション性を良くすることが考え
られる。ところが、この場合には、乳幼児キャリア全体
がかさばり、コンパクトに折り畳みにくくなる等の不具
合が生じる。また、乳幼児キャリア100のA′および
B′の部分に後からクッション材を余分に入れて、これ
らの部分のクッション材の厚みを他の部分より厚くする
方法もあるが、この場合には、クッション材を後から追
加するという工程が余分に必要になるため、生産コスト
が上昇するという問題が生じる。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、全体をコンパクトに構成しつつ良好な
クッション性を確保でき、しかも生産コストの上昇を抑
制できるクッション構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクッション
構造は、乳幼児を収容するための乳幼児キャリアまたは
乳幼児を着座させるためのシートに用いられるクッショ
ン構造であって、表地および裏地と、これら表地および
裏地の外周端部よりも少なくとも一部分が突出した外周
端部を有するクッション材とを備えるとともに、前記ク
ッション材の上に前記表地を配置し、前記表地の上に前
記裏地を重ね合わせ、前記表地および裏地の各外周端部
をその一部を除いて前記クッション材に縫合し、前記裏
地を、前記クッション材に縫合されていない端部から前
記クッション材の裏面側に折り返しつつ、前記クッショ
ン材の前記突出した外周端部を前記表地および裏地内に
おいて折り畳ませてなることを特徴としている。
【0008】この場合には、裏地を折り返したときに、
表地と裏地の境界部分で、クッション材の突出外周端部
の部分が折り畳まれた状態で表地および裏地内に収納さ
れることになる。したがって、予め所望の部分、たとえ
ば乳幼児キャリアの場合には乳幼児の腋や内股が接触す
る部分について、クッション材の外周端部を突出させて
おくようにすれば、当該部分のクッション材の厚みを局
部的に厚くすることができ、良好なクッション性を確保
することができる。
【0009】しかも、この場合には、表地と裏地の境界
部分のみの厚みが部分的に厚くなるだけなので、全体を
コンパクトに構成できる。さらに、クッション材を後か
ら追加するというような余分な工程を必要としないの
で、生産コストの上昇を抑制できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図11は本発明の一
実施態様によるクッション構造が採用されたベビーキャ
リア(乳幼児キャリア)を示している。図1はこのベビ
ーキャリアの展開状態の表面図、図2はその裏面図、図
3ないし図8はベビーキャリアのキャリア本体のクッシ
ョン構造を説明するための図、図9はベビーキャリアの
組立状態の正面図、図10はその側面図、図11はベビ
ーキャリアの使用状態の一例を示す図である。
【0011】図1および図2に示すように、ベビーキャ
リア1は、乳幼児の腹部,股部,背部をそれぞれ支持す
るための前当て部3,股当て部4,背当て部5を一体に
連設してなるキャリア本体2を有している。キャリア本
体2内には、後述するように、クッション材が挿入され
ている。
【0012】前当て部3には、下方に延びる一対のショ
ルダーベルト6,6′が設けられており、各ショルダー
ベルト下端にはベルト部材11,11′を介してワンタ
ッチバックル12,12′が装着されている。各ショル
ダーベルト6,6′の上部には、略D字状のリング部材
40,40′が取り付けられている。各リング部材4
0,40′の取付部分には、ベルト部材41,41′を
介してカバー付バックル42,42′が装着されてい
る。
【0013】股当て部4の下部には、斜め下方に延びる
ベルト部材15,15′が設けられており、各ベルト部
材先端には、ワンタッチバックル12,12′に着脱自
在に係合し得るワンタッチバックル16,16′が装着
されている。
【0014】ベルト部材15,15′は、股当て部4か
ら背当て部5にかけて斜め上方に配設された部材であ
り、股当て部4および背当て部5に固着されている。各
ベルト部材15,15′の上端には、カバー付バックル
42,42′が着脱自在に係合し得るワンタッチバック
ル21,21′が装着されている。
【0015】背当て部5の上部には、乳幼児の体側部を
支持するサイドサポート25,25′が側方に張り出し
て設けられている。各サイドサポート25,25′には
係止ホック26,26′が設けられており、これらの係
止ホック26,26′は、前当て部3の各係止ホック2
7,27′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0016】背当て部5の上部両端には、リング部材4
0,40′が係脱自在に係合し得るフック部材44,4
4′が取り付けられている。また、背当て部5の上部中
央には、乳幼児の頭部を後方から支持するヘッドサポー
ト30が着脱自在に取り付けられている。ヘッドサポー
ト30の両側部32,32′には係止ホック33,3
3′が取り付けられており、これらの係止ホック33,
33′は、ショルダーベルト上部の各係止ホック19,
19′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0017】次に、キャリア本体2のクッション構造に
ついて図3ないし図8を用いて説明する。キャリア本体
2は、表地,裏地およびこれらの間に充填されるクッシ
ョン材とから構成されている。図3は縫製前のキャリア
本体2の表地2aまたは裏地2bを、図4はクッション
材50をそれぞれ拡大して示している。これらの図から
分かるように、クッション材50は、表地2aまたは裏
地2bとほぼ同一の形状をしているが、キャリア本体2
の背当て部5に相当する部分において上方に突出する外
周端部51を有し、またキャリア本体2の股当て部4に
相当する部分において左右両側方に突出する外周端部5
2を有している。
【0018】キャリア本体2を縫製する際には、図5お
よびその VI-VI線断面図である図6に示すように、ま
ず、クッション材50の上に表地2a,裏地2bを順に
重ね合わせ、次に、表地2aおよび裏地2bの各外周端
部をクッション材50に縫合する(同各図のステッチ5
5参照)。このとき、表地2aおよび裏地2bの外周端
部のうちの一部、たとえば前当て部3の下端部56は縫
合しないでおく。
【0019】次に、裏地2bを下端部56からクッショ
ン材50の裏面側に裏返す。すると、図7およびその V
III-VIII線断面図である図8に示すように、クッション
材50の各外周端部51,52が表地2aおよび裏地2
b内で折り畳まれる。これにより、背当て部5の上部お
よび股当て部4の左右両側部において、クッション材5
0の厚みを局部的に厚くすることができ、良好なクッシ
ョン性を確保できる。
【0020】しかも、この場合には、表地2aと裏地2
bの境界部分のみの厚みが部分的に厚くなるだけなの
で、キャリア本体2全体をコンパクトに構成できる。さ
らに、クッション材を後から追加するというような余分
な工程を必要としないので、生産コストの上昇を抑制で
きる。
【0021】なお、裏地2bを裏返した後は、前当て部
3の下端部56を縫合することにより(図7のステッチ
57参照)、キャリア本体2の縫製が完了する。
【0022】次に、このようなクッション構造のキャリ
ア本体2を有するベビーキャリア1の組立方法について
簡単に説明する。この場合には、まず、ベビーキャリア
1の表面側(図1)を子守者側に向けた状態で、ショル
ダーベルト6,6′を子守者の両肩に掛け、ショルダー
ベルト先端の各ワンタッチバックル12,12′をベル
ト部材15,15′の各ワンタッチバックル16,1
6′にそれぞれ係合させる(図1,図2一点鎖線参
照)。
【0023】この状態から乳幼児を抱き、一方の腕でキ
ャリア本体2の背当て部5を持ち上げて、背当て部5ご
と乳幼児を抱き寄せ、次に、背当て部5の各フック部材
44,44′をショルダーベルト6,6′の各リング部
材40,40′に係合させる(図9参照)。
【0024】次に、カバー付バックル42,42′を各
ワンタッチバックル21,21′に係合させる(図9お
よび図10参照)。また、ヘッドサポート30の各係止
ホック33,33′をショルダーベルト上部の各係止ホ
ック19,19′に係合させるとともに、サイドサポー
ト25,25′の各係止ホック26,26′を前当て部
3の各係止ホック27,27′に係合させる。このよう
にして、ベビーキャリア1が組み立てられ、ベビーキャ
リア1内に乳幼児が収容されることになる(図11参
照)。
【0025】このとき、上述のように、ベビーキャリア
1において乳幼児の腋が接触する部分である背当て部5
上部(図10の斜線領域Aの部分)や、乳幼児の内股が
接触する部分である股当て部4両側部(同図斜線領域B
の部分)は、内部のクッション材50が局部的に厚く構
成されており、これにより、当該部分と接触する乳幼児
の腋や内股の部分の血管や神経を十分に保護することが
できる。また、当該部分には、従来のようなバイアステ
ープが使用されていないため、当該部分の吸汗性が向上
している。
【0026】なお、前記実施例では、本発明がベビーキ
ャリアに適用された例を示したが、本発明の適用はこれ
に限定されず、乳母車や乳幼児用椅子、または自動車用
子供安全シート(いわゆるテャイルドシート)のシート
クッション構造にも同様に本発明を適用できる。
【0027】図12ないし図15は、このようなシート
クッション構造を説明するための図であって、各図は前
記実施態様の図5ないし図8にそれぞれ対応している。
このクッション構造のシートを縫製する際には、図12
および図13に示すように、外方に部分的に突出する外
周端部71,72,73,74を有するクッション材7
0の上に、表地60,裏地61を順に重ね合わせる。な
お、この場合には、裏地61が二つの部分61a,61
bから構成されている点が前記実施態様と異なってい
る。また、これらの部分61a,61bは各端面62,
63が若干量オーバラップして配置される(図13参
照)。
【0028】次に、表地60および裏地61の各外周端
部をクッション材70に縫合する(図12,図13のス
テッチ75参照)。なお、このとき、裏地61の各端面
62,63部分は縫合しないでおく。
【0029】次に、図14および図15に示すように、
裏地61の二つの部分61a,61bを各端面62,6
3からクッション材70の裏面側にそれぞれ裏返す。す
ると、クッション材70の各外周端部71,74(他の
外周端部72,73についても同様)が表地60および
裏地61内で折り畳まれる。これにより、表地60およ
び裏地61の外周に沿ってクッション材70の厚みを局
部的に厚くすることができ、前記実施態様と同様に、所
望の部分について良好なクッション性を確保できるばか
りでなく、全体をコンパクトに構成でき、さらに生産コ
ストの上昇を抑制できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明に係るクッション構
造によれば、所望の部分についてクッション材の厚みを
局部的に厚くすることができるので、全体をコンパクト
に構成しつつ良好なクッション性を確保でき、しかも生
産コストを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるクッション構造が採
用されたベビーキャリアの展開状態の表面図。
【図2】前記展開状態のベビーキャリアの裏面図。
【図3】ベビーキャリアのキャリア本体を構成する表地
または裏地の全体図。
【図4】ベビーキャリアのキャリア本体を構成するクッ
ション材の全体図。
【図5】前記キャリア本体の縫製の仕方を説明するため
の図。
【図6】図5の VI-VI線断面図。
【図7】前記キャリア本体の縫製の仕方を説明するため
の図。
【図8】図7の VIII-VIII線断面図。
【図9】ベビーキャリアの組立状態の正面図。
【図10】前記組立状態のベビーキャリアの側面図。
【図11】ベビーキャリアの使用状態の一例を示す図。
【図12】本発明によるクッション構造が適用されたシ
ートの縫製の仕方を説明するための図であって、前記実
施態様の図5に相当する図。
【図13】図12の XIII-XIII線断面図。
【図14】前記シートの縫製の仕方を説明するための図
であって、前記実施態様の図7に相当する図。
【図15】図14の XV-XV線断面図。
【図16】従来のベビーキャリアの使用状態を示す図。
【図17】前記従来のベビーキャリアの側面図。
【符号の説明】
1 ベビーキャリア(乳幼児キ
ャリア) 2 キャリア本体 2a 表地 2b 裏地 3 前当て部 4 股当て部 5 背当て部 50 クッション材 51,52 外周端部 55,57 ステッチ 56 下端部(裏地端部) 60 表地 61 裏地 62,63 端面(裏地端部) 70 クッション材 71,72,73,74 外周端部 75 ステッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳幼児を収容するための乳幼児キャリア
    または乳幼児を着座させるためのシートに用いられるク
    ッション構造であって、 表地および裏地と、これら表地および裏地の外周端部よ
    りも少なくとも一部分が突出した外周端部を有するクッ
    ション材とを備えるとともに、 前記クッション材の上に前記表地を配置し、 前記表地の上に前記裏地を重ね合わせ、 前記表地および裏地の各外周端部をその一部を除いて前
    記クッション材に縫合し、 前記裏地を、前記クッション材に縫合されていない端部
    から前記クッション材の裏面側に折り返しつつ、前記ク
    ッション材の前記突出した外周端部を前記表地および裏
    地内において折り畳ませてなる、ことを特徴とするクッ
    ション構造。
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